紙智子

かみともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

紙智子の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月25日第164回国会 参議院 本会議 第3号
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○紙智子君 私は、日本共産党を代表して質問をいたします。  まず初めに、今回の豪雪の大変大きな痛手を受け、御苦労されている皆さんに、私も雪国出身の一人として心からお見舞いと、そしてこの対策のために力を尽くすことを述べさせていただきたいと思います。  国の予算が本当に国民のため...全文を見る
02月03日第164回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初にちょっと大臣にお願いをしておきたいんですけれども、答弁はできるだけ簡潔にお願いをいたします。  最初に、事実関係について確認をしたいと思います。  先ほどもお話しになっていました十一月十八日のBSEの質問主意書の答弁書で...全文を見る
○紙智子君 それは、後から言った方の発言になるんですか。
○紙智子君 まあしかし、本当にその直前の三十一日のときに、正式な記者会見として次官が述べていたと。で、私は、これは石原次官自身の個人的な発言ではなくて、やっぱり農水省を代表しての発言だったというふうに思うんですよ。  で、それが、事前の審査はしないという考え方できたわけだけれど...全文を見る
○紙智子君 ですから、答弁書の中身ですよ。次官そのものは、今までは輸入再開前はあり得ないって言っていたわけですけれども、しかし、議論の結果、そこを変えさしたわけですから、それは大臣がそういうふうに判断をしてやったということで、責任を持ってやられたということですよね。
○紙智子君 よく分かりました。農水大臣の責任においてこういう判断をしたということですよね。で、中川大臣の責任でわざわざ変えさして答弁書をそういうふうに書いたといって閣議決定もやったと。  ところが、実際にはその中身についてはやらなかったというのは、これはやっぱり大きな責任だと、...全文を見る
○紙智子君 先ほどもこのやり取り、昨日もありましたし先ほどもやり取りありましたけど、やっぱりその責任というのは免れないと思いますよ。まあ、いろいろ説明されるけれども、これはやっぱり国民が聞いても納得できない話だというふうに思いますよ。  それで、この問題のやっぱり重要なかなめと...全文を見る
○紙智子君 ちょっと聞いている趣旨、御理解いただきたいんですけれども、私が指摘していることは、要は米国の側が指定したところだけを見て評価しなさいと言われているんじゃないんですかっていうことですよ。それでいいのかということなんですよ。
○紙智子君 先ほども現地に行かれた話がるる述べられましたよね。それで、結局、アメリカがこういうふうに設定したところだけを日本が見ていて、実際にいろいろ問題あったとしても、それが本当に点検できるのかということなんですよ。これでは全く安全を担保することにならないんじゃないですか。私は...全文を見る
○紙智子君 私は、多くの国民の皆さんが不安に思っていることを代弁して言っているんですよ。それを、そういうふうな開き直りを言ってほしくないというふうに思いますよね。  それで、今、そのオーディットの言葉はどうとしてというふうに言いましたけど、これがやっぱり肝心なことだと思いますよ...全文を見る
○紙智子君 そういうふうにおっしゃいますけど、実際に食品安全プリオン専門委員会の吉川先生はそういうふうに言っていませんよ。オーディットということで、これ結局形式的なものにすぎないと、きちんとした査察を示すインスペクションに変えるべきだって言っていますよ。  そして、この食品安全...全文を見る
○紙智子君 言葉は違っても違いないと言うんだったら、じゃ、アメリカの方も名前、言い方変えたらいいんじゃないですか。その文書自身もね。  結局、なぜこういうふうに違いになっているかといえば、事前の話合いの中で、恐らくアメリカはいろいろと要求されたことに対して、合わせてこれでどうか...全文を見る
○紙智子君 厳しいことを日本としても要求しているんだって言いますけど、少なくとも、例えば混入しないような、ラインを別々に造らせるとか、あるいはトレーサビリティーなんかも、これ要求しないんですか。
○紙智子君 いずれにしても、小泉総理は、今度の日米合意、ルールを遵守しなかったアメリカ側のルール違反が、それが問題で責任があると。で、日本側の政府の対応は問題ないという言い方をしているわけですよ。しかし、今いろいろ指摘させていただきましたけれども、日本政府の対応自体にやっぱり責任...全文を見る
03月08日第164回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私は、BSEの調査で先ごろ米国に行ってまいりました。米農務省と会談し、そして関係者、関係団体との聞き取り、そして日本に問題となった危険部位を輸出してきたニューヨークにありますアトランティック社にも行ってまいりました。この中で、米国...全文を見る
○紙智子君 はい。
○紙智子君 これは八月に出されているものなわけですけれども、これを日本はいつ米国から入手をされているのか、そして食品安全委員会にはその原本を提示して議論はされたんでしょうか。
○紙智子君 議論はされましたか。
○紙智子君 なぜ議論をされなかったのかと思うわけですけれども、つまりその概要は報告をされていると。しかし、原本は示されていないので、実際にはリアルなこのアメリカの食肉処理の実態が、皆さんちゃんと把握されていたんでしょうか。
○紙智子君 これは、御本人はお読みになられていますか。それから、これは厚生大臣、農水大臣、中身はお読みになっていますか、原本は。
○紙智子君 私は、なぜこれ自体のことが議論にならなかったのかというのが非常に不思議なわけです。実は、こんな重要な資料をちゃんとこう原本として出さなかったというのはこれはなぜなのかなと思うんですよ。  今日、皆さんにお配りしている資料は、実はこの中のごく一部、それも日本に向けた工...全文を見る
○紙智子君 これのどこが是正されたって言えるんですか。繰り返されているんですよ。
○紙智子君 プリオン専門委員会でも、検討する資料がまだまだ少ないという意見が出てたわけです。そこにきちっとこういうリアルな中身で報告もされて提出されていたら、当然議論になっていたし、これ出た結論も違っていたんじゃないかと。そうじゃありませんか。
○紙智子君 私は、こんな重大なことを概要だけで、リアルな全貌も示さないで、それでこういう形で輸入再開を急いだ政府の責任というのは非常に大きいと思いますよ。  やっぱり私はこれ、輸入の再開を判断したということ自体が誤りだったんじゃないかと。違いますか、農水大臣。
○紙智子君 非常にそっけない返答なんですけれども、なかなかお認めにならないようですけれども。  大臣自身が、今回の米国の報告を受けて、特異な例というふうに思わない方がいいというふうに言われているようですけれども、そのとおりなんですよ。この違反記録は、二月に米国農務省の監査局が発...全文を見る
○紙智子君 まだ、実はこれだけじゃないんですね。  違反が起きないように歯止めになるべき米国食品安全検査局、検査官ですね、これが十分な事実確認をしないまま署名をする事例が少なからずあるという実態もあるわけです。  それで、今日お配りしている資料に付いていますニューズウイークで...全文を見る
○紙智子君 今回、米国で私は直接、この中に登場してまいります全米連邦獣医官協会の法律顧問ウィリアム・ヒューズさんから直接証言をいただいたんです。  それで、彼は、これまで輸出証明書の署名に必要な条件を満たしていないと拒否したことが理由になって処分をされた何人かの獣医官を弁護して...全文を見る
○紙智子君 とにかく、やはりまともにこの問題をきちっと議論もしない。そして、米国がクリアされたと言えばそのとおり信じて、きちっと調べもしない。そういう中で輸入再開をやってきたという日本政府のやっぱりずさんさに対しては、私は本当に責任を問うてこの質問を終わらせていただきます。
03月09日第164回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日はBSEの問題はまた次回にということで、今日は、加工原料乳の問題などについて質問をさしていただきたいと思います。  それで、農水省は加工原料乳の限度数量二百三万トンへ二万トンの削減ということと、それから補給金据置きということ...全文を見る
○紙智子君 農家の、生産者の立場から見ますと、過剰だというふうに言われる。で、過剰在庫の筋道をつくるということで言われるわけですけれども、過剰と言いながらですね、この乳製品のウルグアイ・ラウンドの際に決められたカレントアクセス数量については、毎年、全量を輸入しているわけですね。 ...全文を見る
○紙智子君 せっかく今日、資料を配らせていただいたんで、今、中川大臣がずっと先の方まで話してくださったんですけれども、この表を見ていただくと、米国、EUですね。で、日本のところは、これは換算が生乳換算になっていないんですけれども、この毎年カレントアクセス数量で、日本でいえば十三万...全文を見る
○紙智子君 そうだとすれば、やっぱり国内で非常に減産という形で大変だと言われて減らされている中で、一方では入ってきているということでありますから、そこはもう少しこの日本の国内の事情に応じてといいますか、他の国がやっぱり国内の事情に応じて必要であれば輸入するけれども、必要でなければ...全文を見る
○紙智子君 今非常に大臣は重要な発言をされたと思うんですよ。やっぱり現地の皆さんの感覚からいうと、減産減産で来て、更にまたこの後も減らされるのかということでは、非常に危機感を覚えているわけですよね。  そういう中で、こういうやっぱり発言をしているというわけですから、そこは是非、...全文を見る
○紙智子君 ちょっと、じゃ、少し読まさせていただくんですけれども。「カレントアクセスも反映させると、状況はさらに厳しくなる。」と。それで、バターで換算した場合、限度数量は二百万トンを切ると、脱粉、粉乳なら百九十万トンを下る計算なんだということをはっきり、まあこれ新聞に書かれている...全文を見る
○紙智子君 じゃ、ちょっともう一度確認しますけれども、毎年ですね、毎年十三万トン、まあ十三万七千トンですね、生乳換算ベースで毎年やっているんですけれども、これについて調整するということなんですか。
○紙智子君 やっぱり結論のところというのは、十三万七千トンは変えないというふうな方向の結論というか回答だというふうに思うんですね、中で調整するけれども。だけど、それだったら、国内生産に影響しないと言いますけれども、やっぱりするんですよ。そこは、私は検討いただきたいというふうに思い...全文を見る
○紙智子君 確認します。現行どおりということで確認してよろしいですね。
○紙智子君 じゃ、これで質問を終わります。  ありがとうございました。
03月16日第164回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、BSEの問題についてお聞きします。  三月十三日に香港でもアメリカ産牛肉から除去すべき部位が混入している牛肉が見付かって輸入停止になりました。当然、輸出証明書も書かれていたんでしょうし、また検査官のサインもされていたんだ...全文を見る
○紙智子君 十三日は米国で三頭目のBSEが発生確認されました。十四日にOIG報告書にかかわる米国への日本からの照会事項に対する回答があって、その中でSRM除去の遵守状況ですね、不適切な事例の調査の後、調査対象となった十二の施設のうち三施設が日本向けの輸出証明プログラムの認定施設に...全文を見る
○紙智子君 先日、予算委員会で大臣に対しても私質問しましたけど、米国食品安全検査局が出したいわゆるノンコンプライアンスレコードですか、このBSE違反記録ですね、これによっても是正されたということを言っているんですけれども、中身を見てみると、繰り返されているというのがあるわけですよ...全文を見る
○紙智子君 今度の香港の問題も今いろいろ聞き取っている途中ということでもありますので、いずれにしても、正確な認識を得られるようにしっかり調査をしていただいて、やっぱり報告すべきだし、非常に大事な問題なんで、やっぱり繰り返しこの委員会でも取り上げて審議していただけるように委員長にも...全文を見る
○紙智子君 これからそういう議論にもなるだろうということなんですけれども、一つ焦点になるのが重要品目のミニマムアクセスの問題で、この問題は高橋議員も衆議院で取り上げているんですけれども、ちょっと角度を変えて聞きたいんですが、まず米のミニマムアクセスの問題です。  現在、ミニマム...全文を見る
○紙智子君 私どもは、以前からこのミニマムアクセスというのは最低輸入機会の提供だと、だから輸入義務ではないということを主張してきました。たとえ民間貿易であっても、それから国家貿易であっても同様だと。WTO協定のどこを読んでも義務だというようには書いてないわけですよね。  それで...全文を見る
○紙智子君 いや、そういうことを聞いたんじゃないんですよ。こうやって実際の天候不良で不作だということで減ったということについて、減ったから増やさなきゃならないというふうなことは何もないのに、わざわざ一方では国内で豊作で米余ったといって減らせというようなことをやりながら、もう一方で...全文を見る
○紙智子君 国家貿易だというふうにすぐおっしゃるんだけれども、そういう国家貿易だからといって、絶対七十七万トン日本はやらなかったら駄目だというふうにはなってないと思うんですよ。いかがですか。
○紙智子君 だから、各国の状況を見ると、きっちりと約束数量に対して守ってなくても別にどうこう問題になってないわけですよ。日本だけはいつもきっちりとその部分やっていると。私はそこまでやる必要ないんだと思うんですよ。  ミニマムアクセス米の在庫数量の国別の内訳を見てみますと、圧倒的...全文を見る
○紙智子君 だから、需要に応じてと言うんですけれども、売れてないというか、評価は低いわけだから。アメリカ産の米を入れ続けて、売れないのに残して、それがだんだん積み重なっていって財政的な負担にもなっているということだから、これやっぱり削減する方がいいんじゃないですか。そのおつもりあ...全文を見る
○紙智子君 その九九年のときというのは私はまだ議員じゃありませんでしたので、大臣は大臣おやりになっていたと思いますけれども、まだ私は国会に来ていませんでしたけれども。ただ……
○紙智子君 党としてね。その当時、我が党としてはやっぱり論戦で大いにやっていたと思いますけど、いずれにしても、やっぱりミニマムアクセスという形、そもそも関税化という方向に踏み切ったということ自体が、これ限りなくゼロの方に近付けていくということではありますから、当然日本の国内に非常...全文を見る
○紙智子君 義務じゃないと言いましたよ。
○紙智子君 確かにそのカレントアクセスとこれとは違いますよね。乳価とは違うわけだけれども、しかし、WTOの協定上は義務だというふうに書いてないと、国家貿易なんだと言うんですけれども、そこは、条約上は書いてないということでは、やっぱり日本は日本の実情に立って物事必要なことは主張すべ...全文を見る
03月16日第164回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○紙智子君 今日はどうもありがとうございます。日本共産党の紙智子でございます。  最初に、小川公述人にお聞きしたいと思うんですけれども、先ほど来のお話の中でも日米同盟が非常に重要だというお話をされています。それで、アメリカから見て日本というのは、非常にこの価値があるといいますか...全文を見る
○紙智子君 はい。
○紙智子君 もう一点聞きたいんですけれども、今そういうお話もあったんですけど、つまり、要は日本の主体性といいますか、日本自身がどう判断して物を言うかというところもあるんじゃないかと。別の委員会で以前いろいろ参考人の方にお聞きしたときに、むしろ日本がはっきりしないために米側の方が困...全文を見る
○紙智子君 それでは、渡辺公述人にお聞きしたいと思います。  先ほどもお話しの中で、日米関係がうまくいけばすべてうまくいくということはないというふうにお話しになっていて、日本は太平洋諸国・地域の秩序形成にむしろリーダーシップを発揮しなきゃいけないという趣旨のことを言われていると...全文を見る
○紙智子君 じゃ、時間ですので、どうもありがとうございました。
03月22日第164回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず最初に、このお配りした資料の図を見ていただきたいと思います。  これ、私の地元、北海道のずっと北の方ですね、北部です。で、太い線が天塩川で、その上流に名寄から分かれた名寄川、さらにその支流にサンル川があって、ここにダムの建設...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。  北海道の水産白書の中でも、今後は河川での生き残りを高めていくためのこの河川環境の保全なども含めた総合的な対策が必要だというふうに指摘をしています。地元からは、このサクラマスについては細々と続けてきたふ化事業を断念せざるを得ない状況になって...全文を見る
○紙智子君 魚道を造ればそんなに影響は出ないというような形で進めようということでやってきているわけですけど、開発局の調査で分かったのは、例えば二風谷ダムの魚道、これはサクラマスが平成八年から十六年までに年間で四匹から十三匹遡上する、二匹から百六匹下降したと。八年間の調査の中でそう...全文を見る
○紙智子君 だから、そんなに大した変化がないという、そういうやっぱり本当にいい加減な調査だけで中途半端な結論を出して進めてほしくないわけですよ。もっとやっぱり厳密にそういう調査も行うとか、いろんな幅広い専門家の人たちも含めた意見を聴取するとか、やっていただきたいと思うんです。そし...全文を見る
○紙智子君 やっぱり、流域委員会ももちろんそういう議論するんですけど、それだけじゃ駄目です。やっぱり地域住民の皆さんや専門家も含めてやるべきだと思いますし、いろんな角度から慎重にやっぱり明らかにしていくと。やっぱりダム造って、その結果サクラマスが激減してしまったということになった...全文を見る
○紙智子君 今いろいろおっしゃったんですけれども、結局概要ですよね。概要と資料を出しているという話と、その整備計画についても出しているということなんですけど、結局出してきているものは一部なんですよ。ですから、どういう根拠でそういう数値になっているのかと、で、どういうふうな手法でそ...全文を見る
○紙智子君 全然説明なんかしてないですよ。出してないですよ、そもそも。私だって何度も要求しているけど、全然出してこなかったんですよ、資料を。  それで、具体的に示されてないと。だから、結論だけは出すわけですよ、それで。これが結論ですといって図とか数字とか出してくるんだけれども、...全文を見る
○紙智子君 縦断的に示してるって言うんですけど、実際には示されてないから地域住民の人たちがやっぱりいろいろ問題にしているわけですよ。  今回のこの治水計画では、取りあえず当面の目標として昭和五十六年洪水ですか、このときが一番大変だったってことなんですけど、その規模に対処しようと...全文を見る
○紙智子君 私も資料を要求したときに、いや、ホームページに載ってますからというふうにいって、開いて見たところが出てなかったりとかあるんですよ。本当に、そういう意味では誠実に対応してもらわないと納得できないですよね。  ちょっと最後に、大臣にお聞きしたいんです。  今のやり取り...全文を見る
○紙智子君 大臣、今いろいろお答えいただいたんですけれども、やっぱり公開してる、してると言いながら、実際にはやっぱり明らかになっていないし、納得するというか、疑問を残したまま進めてはならないというふうに思いますので、そこのところは最後に再度申し上げて、質問を終わらしていただきたい...全文を見る
03月23日第164回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、領土問題の解決に向けた取組についてお聞きしたいと思います。  根室市など北方領土隣接地域振興対策連絡協議会が、先月、北方領土問題の解決に向けた取り組み、再構築提言書をまとめました。これ、御存じだと思いますけれども。政府に...全文を見る
○紙智子君 それで、私もこの提言書から幾つか要望をしたいというふうに思うんですけれども、まず、北方四島在住のロシア人への医療支援ということで人道支援という形でこれまでも行われてきているんですけれども、四島の医療水準が非常に低いということで、根室市の市立病院が中心になって患者受入れ...全文を見る
○紙智子君 地元の根室も市立病院の受入れを拡充したいと、アフターケアのための遠隔地診療もできるような機材もそろえたいということを要望しているわけですけど、この医療機器ということでいいますと、北特法に基づく北方基金の果実で補助できることになっているわけですよね。ところが、御承知のよ...全文を見る
○紙智子君 まあ、基金の目減り問題ですから。
○紙智子君 やはりその一億の予算なんかも組まれて、これ自体は非常に歓迎もされているというふうに思うんですけれども、やっぱり全体の中でいうと非常に大変なわけで、更なる検討をしていただきたいというふうに思います。  それから、北方領土隣接地域振興のための連絡協議会が国と道と自治体を...全文を見る
○紙智子君 是非積極的にこれはやるべきではないかというふうに思います。  それで、共同観測ということ、共同ということでいいますと、もう一つ共同事業として、北方四島周辺海域での水産資源の増大に向けた共同調査研究、これも是非実現に向けていくべきじゃないかというふうに思うんです。やっ...全文を見る
○紙智子君 ほかの国との関係ではそういう実際に共同でやっているという例もあるわけで、やっぱり前進さしていくという必要があるというふうに思います。  それから、あわせて、漁業協力金の支払の問題についてなんですけれども、これ、去年も小池大臣にお聞きしたんですね。元々日本の領海だと、...全文を見る
○紙智子君 一言。
○紙智子君 状況変わってないと言うんですけれども、長期化するという見通しの下で、やっぱり本当に耐えている人たちに対する温かい御支持、御支援を考えていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。
03月24日第164回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に防衛庁にお聞きします。防衛庁は、米軍再編での米軍戦闘機訓練の移転について、千歳、三沢、百里、小松、築城、新田原、この六基地関係の自治体に二十一日から一斉に説明に入りました。その内容について私も昨日防衛庁からレクを受けました。...全文を見る
○紙智子君 実施計画を作るわけですよね。そうすると、こういうすべての訓練で自衛隊六基地を使えるということになることですよね。そうですよね。
○紙智子君 今否定されなかったんで、そういうことだと思うんですよ。  次に、防衛庁は、移転先は当面はこの六基地としつつも、その後で日米両国は将来における日米共同訓練のための自衛隊基地の使用拡大に向けて努力するというふうに説明をしているんです。このことは、名前の挙がっていない六基...全文を見る
○紙智子君 非常に重大な発言だというように思います。結局、更にそういう意味では広がる可能性というか、全土に米軍基地が広がっていくという可能性があるというわけですから。  で、六基地ですね、この訓練日数の拡大、それから制限撤廃の将来の可能性という点ではどうなんですか。
○紙智子君 今それについては考えてないということなんですけれど、今の説明を聞いていきますと、自衛隊基地の使用拡大、この説明というのは際限のない基地強化だというふうに思いますよ。  で、訓練移転の完全な実施のために追加的な施設が必要になる可能性ありとして、実施について計画をすると...全文を見る
○紙智子君 施設を造りますと、これは長年もつわけですよ。そうすると、訓練も恒常化するということは想像するのはもう当たり前だというふうに思うんです。  それで、今回の説明にも、一体この移転訓練の規模がどうなるのか、それから訓練回数、戦闘機数、それから兵の移転、配置数など、具体的に...全文を見る
○紙智子君 今いろいろ質問してきたわけですけれども、やはりこの間の、本当に各地方自治体で難しいというふうに懸念を示してきているわけで、これを、日程を先に同意を得ようということでごり押しすることはもう絶対あってはならないというふうに思います。  それで、次に外務大臣にお聞きをした...全文を見る
○紙智子君 今協議中だと、進行中だということですけれども、一方で各地方自治体に説明をして回っていると。今まで幾ら聞いても明らかにならなかったことがこの間、地方自治体に説明がされているということを聞きますと、やっぱりかなりはっきりされてきているんじゃないかというふうに思うわけですよ...全文を見る
○紙智子君 大臣は去年十二月に、私、質問をしました、十二月の六日の質問だったと思いますけれども、このときに、関係自治体の意向をできる限り尊重してというふうに答弁をされたと思います。  住民の意思や自治体の意向をやはり尊重するということは、アメリカ側に伝えて交渉するというのは大臣...全文を見る
○紙智子君 米軍のこの戦闘機はイラクやあるいはアフガニスタン、世界じゅうをまたに掛けてアメリカの先制攻撃戦略に参加をすると、こういう日本防衛と無縁の殴り込み部隊なわけです。そういう米軍の出撃体制強化のために協力できないというのは当然だというふうに思います。騒音や事故と隣り合わせに...全文を見る
03月24日第164回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  介護保険が改悪をされて、昨年の十月からこの介護施設における居住費、食費、いわゆるホテルコスト、この施設利用者本人の負担が掛かるようになりました。介護の現場では当初から心配をされていて、高額の負担に堪えられない高齢者の方が退所するよ...全文を見る
○紙智子君 今そういうふうに総理もおっしゃられたわけです。ところが、実際には心配する事態、必要な介護が受けられない事態が現実に生まれている。  これは、私、札幌で聞いてきたんですけれども、認知症の九十六歳のお母さん、そして七十二歳の妻と暮らしていますけれども、六十五歳のAさん。...全文を見る
○紙智子君 今のお答えで、まず実際に現実に、こういう人たちはむしろ減っているというふうにおっしゃるわけだけど、現実に二万円プラスということで、できないという状況があるわけですよ。それなのに、そういうことは余り聞いていないとか個別の問題だと言うんですけど、だったら個別に対応するんで...全文を見る
○紙智子君 追い出されることないんですか。実際に今入っている人が絶対出されることないって言えるんですか。
○紙智子君 もう時間になりましたけれども、やはり、私は本当に所得の格差がこういう生命の格差につながるということは絶対に許されないということを最後に申し上げて、質問を終わります。
03月27日第164回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。食の安全とBSE問題について質問いたします。  今年、米国産牛肉が輸入が再開されて、直後に危険部位が入った、この危険部位の脊柱ですね、入った牛肉が入ってきて輸入停止となりました。で、二か月を今既に超えています。二か月以上になります。 ...全文を見る
○紙智子君 そんなことは理由にならないんですね。やはり参加している委員からも公表すべきだという声が出ていたということは、議事録の中に出ているんですよ。  アメリカからの牛肉輸入のリスク評価をやってきた食品安全委員会も、この間、ほとんどの資料と議事録は公開していると、すべて。もし...全文を見る
○紙智子君 検討会に出していなかったですよね。技術検討会には出していなかったんですね。
○紙智子君 出されてもいないし、検討されてもいないということだったと思うんです。  この二つの報告書にじゃどういうことが書いてあったのかということで、もう一つこれ見てほしいんですけれども、(資料提示)ごらんのように、一つは医薬局の調査、飼料工場における肉骨粉の牛の飼料への混入防...全文を見る
○紙智子君 今、私、総理に聞いたんです。EUはこういう対応を取ってきたけど、日本ではこれ食べ続けていたということに対してどう釈明するんですか。総理。
○紙智子君 それじゃ全然納得できないですよ。ちょっと、もう一回ちゃんとやってください。
○紙智子君 いろいろ言われましたけど、全然理由にならないですよ、はっきり言って。実際に国民の中ではそのことを知らされないで食べされ続けていたわけです。検討会に出されていて議論になっていたら、もっと早くストップすることできていたわけです。そのことに対する反省が全然ないと。  それ...全文を見る
03月28日第164回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、今回の組織の見直し、非公務員化は一昨年からの政府全体の方針の中で決められたものですけれども、農水省は当初、法人の統合ではなくて現行の体制の維持を主張して、非公務員型への移行で業務が停滞するんじゃないかという懸念をしていたとい...全文を見る
○紙智子君 今いろいろ言われて、農林水産研究の特性、特徴からして、政府全体の方向にある組織の縮小や民間活用、短期に成果を求めるというような独法の方針というのは、やっぱり検討を要するというように思うんです。  今回、農業・生物系特定産業技術研究機構と農業工学研究所、食品総合研究所...全文を見る
○紙智子君 昨年、筑波で懇談をしたときに、ある理事長さんが、統合で効率化が迫られているんだけれども、研究面で国民のサービスの継続に支障が出ては困ると、今でも研究の芽が途中で打ち切られる例があるんだということも率直に出されていて、統合や効率化で研究後退の懸念があるという声も寄せられ...全文を見る
○紙智子君 研究にとって、やっぱり研究費といいますか予算というのが非常に大事な確保の問題があると思います。  国は外部資金の導入や自己収入を奨励するということなんですけれども、農林水産研究は民間でできないやはり公的な研究という性格からして、外部からの収入がほとんど見込まれないと...全文を見る
○紙智子君 例えば、中越地震のときにため池が揺すられて崩れてしまったり地すべりという事態があって、これをどう防止するかとか、こういう研究なんかも本当大事だなというふうに思うわけですけれど、地方自治体からの依頼は多いけれども、しかしこういう分野って民間からの資金は少ないということも...全文を見る
○紙智子君 ちょっと、だんだん詰まってきたんですけど、もう一つ。  農水省関連の独法に今七十七人の任期付職員がいるんですけれども、非公務員ならば何回も任期付きの更新ができるわけです。農水省は、非公務員型になるメリットとして人事交流の活発化ということを言うんですけれども、こういう...全文を見る
○紙智子君 既に一足早く非公務員化されたほかの研究所で、この任期付臨時職員が急増傾向にあるんですね。若い人たちが任期付きで採用されて、三年から五年単位で更新を常に気にしながら働くことになるわけです。大変不安定なんですね。更新されない場合も出てくると。こういう状況で本当に安定した研...全文を見る
○紙智子君 ちょっと時間がなくなったので、最後一つだけお聞きしておきたいんですけれども、さけ・ます資源管理センターに関連した、三陸、岩手のアキサケの不漁の原因の調査と、これに対する国としての取組というか、支援といいますか、これについて通告してあるんですけれども、一言お願いします。
○紙智子君 終わります。
○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人に係る改革を推進するための農林水産省関係法律の整備に関する法律案に反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、農業・生物系特定産業技術研究機構など四法人の統合は、研究上の必要性からではなく、研究機関の組織縮小、公務員減らしの...全文を見る
04月18日第164回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今度の国会の最大の目玉になっています品目横断的経営安定対策の問題で質問いたします。  最大の問題はこれまでの品目別の価格制度を廃止をするということです。政府が限定して政策を集中しようとする対象というのは、個別経営と法人経営を含む...全文を見る
○紙智子君 今、現時点の見込みということでお聞きした中で、販売農家でいうと三割、農地カバー率ということでいうと大体五割ということなわけで、そうすると、今の時点でいうと三割を除く七割というのが対象から外れると。それから、五割、カバー率五割ということは、これ大きく見積もっているんじゃ...全文を見る
○紙智子君 麦はあれですよね、六十キロ当たりにすると、今までだったら九千二百円だったのが二千三百円になりますよね。今大豆の話もあったわけですけれども、これだと再生産できないですよね。
○紙智子君 もう一度続けて、再生産することはできないですよね。それは困難になりますよね、それだけでいくと。
○紙智子君 差があることは事実だということは、やっぱり非常に困難だということを答えているに等しいというふうに思うんですよ。これは重大だというふうに思うんですね。  じゃ、再生産できないと。今の時点で農地のカバー率で五割ということですし、それ以外は外れると。それから、農家の戸数で...全文を見る
○紙智子君 違うんですよね。  麦にしても大豆にしても作って赤字になると、これは採算が合わないということになったら、これ作らないんじゃないですか。やめて米にシフトしようということになるんじゃないですか。現場ではそういう心配の声が出ているわけです。そうすると、米の需給調整が崩れる...全文を見る
○紙智子君 現場では、そうなったらやっぱり米にシフトする人が出るんじゃないかと、赤字になることが分かっているということでの声が出ているわけですよ。実際にやはり、その懸念は当たらないと言うんですけれども、そういう懸念が非常に大きくあるわけです。今、北海道の例出されたんですけれども、...全文を見る
○紙智子君 全部をカバーしなきゃならないかのようなという話をするんですけれども、これでもって実際にカバーしていくといいますか、それはむしろごく一部ですよ。多くのところが外れていくという、そういう形になっていかざるを得ないというのが今の現状だというふうに思いますよ。  集落営農で...全文を見る
○紙智子君 そういうふうに幾ら説明しても、現場では理解できないと、聞いているけれどもよく分からないという声が出てきますし、それからこれ、今、品目横断の安定対策のポイント、ナンバー七ですか、もう一から始まって次々とこう変わっていくと、説明聞くたびに中身が変わるというようなことも含め...全文を見る
○紙智子君 いや、下がらないと言うんですけれども、一応その基準年で、二〇〇三年、米でいえば九五%から目標年の二〇一五年には九六%にするとか、あるいは麦類でいうと一二%から一四%にするとか、大豆は四%から六%にするとか、そういうのを決めているわけですけど、これ絶対に下がらないですか...全文を見る
○紙智子君 農水大臣だけの責任ではなく、国民みんなでというお話なんですけれども、やっぱり政府としての責任というのは大きいわけです。  食料・農業基本法に基づいてという話ありましたけど、食料・農業・農村基本法、これを議論した一九九九年当時というのは、この九九年当時もこの法律で果た...全文を見る
○紙智子君 あの九九年当時の議事録を読んでみましたけど、そのときから一貫して、やっぱりなぜ自給率が上がっていかないで下がってきたのかということに対する反省ということがないと思うんですよ。そのときからもやっぱり消費者の食べ方が変わったと、それから生産者のニーズに合ってないんだという...全文を見る
04月24日第164回国会 参議院 行政監視委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  道路建設などの公共事業の進める際の自然環境保護や地域住民への説明の在り方についてお聞きします。質問時間が短いものですから、答弁は簡潔にお願いをいたします。  お配りしておりますちょっと資料をごらんいただきたいと思うんですが、これ...全文を見る
○紙智子君 ちょっと確認なんですけれども、環境省のマニュアルですと、この営巣中心域から半径一・二キロの環境の改変を避けるように努めるべきというふうにされていますよね。一言、確認だけ。
○紙智子君 オジロワシも非常にデリケートな動物ということになっているわけですね。それで、北見バイパスのルートは、トンネルの入口から巣まで七百メートルくらいと、それから生活上の重要な場である止まり木、えさを捕るところは工事箇所のトンネル坑口から最も近いところで四百メートルと、こうい...全文を見る
○紙智子君 なぜこのルートを選んだのかということです。
○紙智子君 今、環境の問題というふうに言うんですけれども、今言いましたように、貴重な猛禽類がいるということの中で、その今言った理由がそうなんですか。選んだ理由なんですか。理由になっていないですよ。
○紙智子君 学識経験者と言うんですけれど、猛禽類とか鳥類の専門家、いないじゃないですか。で、非常に影響を過小評価していると思うんですよ。  この区域の重要性というのは、実は北見の環境白書というのが出ているんですけども、この中でも、十一万都市で、北見市の中心から約三・五キロのとこ...全文を見る
○紙智子君 なぜ造らなきゃならないかという理由が希薄なんですね。  で、皆さんが出しているパンフレットがあるんだけど、このパンフレットを見ても、交通渋滞が起きているからなんだというところがあって、その使っている写真というのは現地の人から見るとこれは全然違うよと。実はこの先にはス...全文を見る
○紙智子君 当初は、住民への説明といっても町内会長しか呼ばないとか、本当に知らせる範囲も狭かったということがあるわけですよ。何でちゃんと質問したことに答えないのかという住民の皆さんからの声もあるわけです。やっぱりきちっと説明もするし、住民の納得のないまま事業を続行するのは本当に問...全文を見る
○紙智子君 最後に一言。  本来、この事業評価も受けていない工事がどんどん進められるというのはおかしいことだと思うんですね。評価結果が出るまで工事は差し止めていただきたいということを強く要望して、私の質問を終わります。
05月18日第164回国会 参議院 行政改革に関する特別委員会 第9号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は四人の公述人の皆さん、本当にありがとうございます。非常に率直な御意見を出していただいているなというふうに思っていて、お話を聞きながら共感するところも多々あります。  最初に、片山知事からお聞きしたいんですけれども、この間、...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、ちょっと時間が迫ってきたんですけれども、次に、西尾公述人にお聞きしたいんですけれども、同じく市場化テストの問題で、このことによって民間事業者に落札した場合に、その事業に従事してきた公務労働者には異動や派遣や解雇という問題が出てきますし、臨時とか非常勤というこ...全文を見る
○紙智子君 はい。
○紙智子君 はい。じゃ、ちょっと、時間で申し訳ないんですけれども、あと柴田参考人に最後お聞きしたい。  今のお話の中で、やっぱり文化とか芸術とか、ここの分野というのは本当に大切な分野というふうに思いますし、お話聞いて非常に共感もしてきたわけですけれども、やはりこの分野で実際には...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。
05月23日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第19号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  基本的には大臣にお答えいただきたいと思っています。  まず、中央即応集団についてですけれども、この中央即応集団の司令部については、米軍再編の最終報告で二〇一二年までにキャンプ座間に移転するということが明記をされました。ところが、...全文を見る
○紙智子君 米軍再編でキャンプ座間にこの中央即応集団司令部をつくることが決まっていると、いながらそのまま朝霞に司令部をつくらせてほしいと、予定どおりに今年度末に部隊を立ち上げたいというのは、これ通用するんでしょうか。本当だったらですね、本当だったら朝霞の司令部の庁舎の建設は中止を...全文を見る
○紙智子君 司令部をしかし座間に移すというわけですよね。じゃ、座間に司令部を移した後、朝霞につくった司令部の庁舎というのはどうなるんですか。
○紙智子君 そういう予算の使い方というのは認められていいんでしょうか。七億五千万も掛けて朝霞に司令部をつくると、つくりたいということで予算を付けながら、結局この座間に移転するということになると、これは元々の目的外使用になるんじゃないですか。そもそもこのキャンプ座間に米軍と自衛隊の...全文を見る
○紙智子君 我が国の主体的なというお話されるんですけれども、防衛庁は朝霞に置くということで予算要求したと。朝霞に置くということで予算要求しているけれども、同時に座間に置くことを考えたんですか。そんなことないと思うんですけれども。結局、アメリカから自衛隊も離れたところにいないで座間...全文を見る
○紙智子君 おかしいですよね、当初言っていたことがそういうふうに変わって、予算も要求していたのに今度は移ることを前提にいろいろ考えてやりたいというような話なわけで。  じゃ、中央即応集団司令部がキャンプ座間に移転する際に新たな施設を建設することになるんですか。どういう施設を造る...全文を見る
○紙智子君 ちょっと、ちょっともう一回、はっきり、ちょっと聞き取れないので、はっきり答えてください。
○紙智子君 司令部用、庁舎ですか。
○紙智子君 それだけですか。
○紙智子君 中央即応集団の司令部は今約二百人というように聞いているんですけれども、それだけの人員を収容できる自衛隊の施設がキャンプ座間にあるんですか。
○紙智子君 いずれにしても、また新たに予算が必要になってくるんじゃないですか。  じゃ、米軍の方はどうなのかということなんですけれども、米軍の方は第一軍団の移転に伴ってキャンプ座間に米軍のどういう施設が必要になるんですか。それは日米のどちらの負担で造ることになるんですか。
○紙智子君 米軍の負担というふうに今言われましたね。  最終報告では、これらの案の実施における施設整備に要する建設費その他の費用は、明示されない限りは日本政府が負担するものであると述べていますよね。キャンプ座間の施設については、これ、今言われたこと以外のことというのはどういうふ...全文を見る
○紙智子君 ちょっと確認しますけれども、日本の自衛隊をそこに移した場合には、そこに新しく庁舎を造ると、それはどっちの負担なんですか。
○紙智子君 結局、両方とも日本の負担になるということですよね。  様々なそういう変化というか、そのことに基づいて造らなきゃならないものというのは、またそうすると新たに日本の出費でもって、負担でもってやるということになるのはおかしいんじゃないですか。何か米軍が言われることに振り回...全文を見る
○紙智子君 だんだんそうやって際限なく増やしていくわけですか。結局、書かれていないものについては、明示されていないものについては日本が負担すると。中身が具体的にどういうもの、どういうものが必要なのかということがはっきりされないで、しかし負担だけは日本側に出すということが決まってい...全文を見る
○紙智子君 戦闘指揮訓練センターというのはどういう施設なんでしょうか。これ日本で造ろうと思ったら造れるものなんですか。
○紙智子君 米軍は、現在この同様の施設を日本国内にほかに持っているんでしょうか。あるいは、国外ではどこかに持っているんですか。
○紙智子君 もう一度、国外ではどこですか。
○紙智子君 ハワイ。  米軍再編に伴うこの施設整備というのは、原則日本負担というふうにされながら、わざわざそうでないものが幾つかあると。どういう理由でそうなったのか、何を基準にしているのか、これはどうですか。
○紙智子君 要請していないものだって、はっきりしていないものは日本の負担になっちゃうんじゃないですか。
○紙智子君 ちょっと言われていることがよく分からないんですけれども、いろいろ聞きまして答え聞いていますけれども、結局日本としても主体的に判断したなんていうふうに言われるんですけれども、実際には米軍が言われるままに、最初は朝霞なんだと言っていたのに座間に移すことになったり、結局それ...全文を見る
○紙智子君 私は、日本共産党を代表し、防衛庁設置法等一部改正案に反対の討論を行います。  日米両政府は、今月一日、いわゆる米軍再編の最終報告に合意し、米軍と自衛隊の一体化と基地の再編強化を進めようとしています。本法案はこの動きと一体のものであり、アメリカの先制攻撃戦略の下で、自...全文を見る
05月30日第164回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私は、この法案をめぐって北海道や東北の現地を調査いたしまして、直接現地の農業者の皆さんの声を聞いてまいりました。また先日、さきに行われた衆議院での地方公聴会、この議事録も取り寄せまして、ずっと目を通させていただきました。やっぱり読...全文を見る
○紙智子君 大きな違いがないというふうに今お答えになっているんですけど、じゃ大臣にお聞きしますけれども、もし大臣が農業者だというふうに考えたときに、今、豆だとか大豆だとか輪作体系で作っているわけですけれども、例えば牧草地といいますか、酪農で離農した人のを買い入れてやる場合に、そこ...全文を見る
○紙智子君 私、余り難しいことを聞いているんじゃなくて、何払いがどうのこうのというんじゃなくて、もし耕作する側の立場だったら、実績が付かないものをわざわざ買って手間暇掛けてそれをやる気になるかどうかという現場の立場に立って考えたときどうなのかということなんですよ。
○紙智子君 作ったらそれが支払の対象になるっていうふうにおっしゃいました。ならないですよ。(発言する者あり)  じゃ、局長、ちょっと答えてください。
○紙智子君 実際現場で何度も説明を受けて、それでその人たちが、十勝の場合で、大臣の地元の十勝で言っても、結局はその実績にならないのは買わないということになって、実績があるところは買うかもしれないけれどもね、買わないし、実際に買った人がいるわけですよ。既に、この制度が決まる前に、奥...全文を見る
○紙智子君 今の話はいいとしても、予算措置という話があったんですけれども、何で法律に書かないんですか。予算措置でとどめるんですか。
○紙智子君 規模拡大をしていかなきゃいけないということなんですけれども、もう一つ、私が調査に伺った北海道の空知、今度は空知なんですけれども、空知の方で米と麦で三十四ヘクタールを経営している大規模経営の農家の方なんですけれども、この方からは実は衝撃的な話が出たんですね。今回の生産条...全文を見る
○紙智子君 大臣が言われている例というのは、言ってみれば日本の中で最も拡大して大きな規模のところでやっている農家ですよね、言わば。私もいろいろ何度も足も運んで、本当に資産もたくさん持っているし、それはよく知っていますけれども、今挙げたこの空知の方なんかも、言わば優良農家というふう...全文を見る
○紙智子君 今言った問題と併せて、今、北海道の話でお話をしたんですけれども、これ、こういう形のお話というのは北海道以外でも起こってくるというふうに思うんです。  これまで、大豆や麦というのは転作作物として生産伸ばしてきたという経過があります。それから、集団で転作をするということ...全文を見る
○紙智子君 前回、私質問したときにも、その対象から外される人というのは、今でいえば補てんされているお金がありますからやりくりできるけれども、それこそ二千三百円台ぐらいにぐっと低くなるわけですよね、一俵当たりですか。そうすると、とても再生産できなくなると。そうなったら、今言ったよう...全文を見る
○紙智子君 今いろいろと考えてやっているところだから道がないということなんですけど、非常にそういう意味では不安も出されている中で、これに対してのやっぱりきちんとした回答というか、そういうのをやっぱり用意すべきだというふうに思います。  それから、現地調査の中で出された問題でもう...全文を見る
○紙智子君 分かりました。  じゃ次に、東北の調査で明らかになった問題なんですけれども、日本でも一番集落営農が進んでいるというふうに言われている岩手県の花巻市に調査に入りました。そこでも今回の法案が極めて評判が良くないんです。ここは百五十五の集落営農ビジョンを作っているところな...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、日本で一番目に特定農業団体に指定された胆沢町の集落営農のリーダーの方にも話を聞いたんですけれども、主たる従事者に集積する点について、息子が将来、定年後、農業やりたいというふうに言っているので集積に乗れないと。特定の人だけでいい思いをするということにもなりかね...全文を見る
○紙智子君 じゃ、もう時間なくなりましたので、実際に大臣も足を運んでいただいて、現地の皆さんの声を聞いていただきたいと思います。  それで、今ある集落営農の多くは、やっぱり小さな農家を守りつつ、集落を維持することを第一にして、関係者の本当に大変な努力でつくられてきていると思うん...全文を見る
05月31日第164回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。今日は四人の参考人の皆さん、本当にありがとうございます。  お話を聞きながら、また、やり取りを聞きながら、私自身もこの間ずっと足で歩いてあちこち状況を聞いてきましたし、そういう意味では本当に、現場でいろいろ実際に農業をやりながら今回の...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。  今回出されているこの品目横断的な経営安定対策によって、この品目別の価格、今までは品目別の価格の制度があったわけで、これを廃止すると。で、議論があったように、限定した施策を集中する対象を決めてやるということなんですけれども、この間の議論でい...全文を見る
○紙智子君 もう一つお聞きしたいんですけれども、先ほどもお話の中にあったんですけれども、過去実績ですね、過去実績ということで、これが三年間で固定されるということで、そうすると、これから新しく作付けしていってから作ったとしても、それが乗っかっていかないということになると土地がそもそ...全文を見る
○紙智子君 ずっとお聞きさせていただいて、今の山田参考人のお話というのは私も全くそういうふうに思っていまして、やっぱりWTOとのかかわりで、そこにとにかく合わせないといけないというような形で今回こういうことをやられているんだけれども、おっしゃるように、枠の中で考えてみてもいろいろ...全文を見る
06月01日第164回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、糖価調整法の問題で質問いたします。  この糖価調整法の改正で、てん菜、サトウキビなどの甘味資源作物、それからバレイショ、カンショなどのでん粉原料用の芋については、これまですべての生産者が最低生産者価格制度の対象になってき...全文を見る
○紙智子君 今六十四万トンというふうにおっしゃったわけです。  昨年の三月に、私、この委員会で生産努力目標が今後のビートの生産の上限になってしまって、今後はそれ以上買い取らないということになるんじゃないかというふうに質問したときに、当時の局長はそれを否定したわけですね。そうはな...全文を見る
○紙智子君 前回そうならないと言ったのに、どうしてそういうふうにころころ変わるんでしょうかね。どうですか。
○紙智子君 それはそちらの言い分だと思うんですよ。  ビートは豊作のとき、凶作のときで物すごくこの差が、変動が激しいと思うんですね。ここ数年でいいますと豊作が続いていると。生産量は、二〇〇三年、四年、五年ということで見ると、六百十四万トン、そして翌年四百六十六万トン、四百二十万...全文を見る
○紙智子君 今いろいろ、るる言われたんですけど、私が聞いたのは、面積を減らさなきゃいけなくなるんじゃないですかって聞いたんです。
○紙智子君 ちょっとひどい答弁ですよね、そんな。実際にはこの間のいろいろな現地の議論があって、面積を減らさないっていうふうにしてきているわけですよ。それで、削減が必要だっていうふうには認識していないっていうふうにこの間言っておられたんじゃないんですか。事務方の方はどうですか。
○紙智子君 畑作農家の方が高額なペナルティーまで負担しながらビートを生産続けているのは、やっぱり、おっしゃっていますように、ビートの面積を維持するということが結局輪作体系そのものを維持していく上で不可欠だからですよ。面積を維持することが輪作体系を維持する上で不可欠だからですよ。だ...全文を見る
○紙智子君 先ほど言った言葉というのは現地の生産者の皆さんから出てくる言葉なんです。確かに生産調整と言えばいいですよ、きれいな言い方ですよ。でも、実態としては作りたいわけですけれども、それがやっぱりできなくされているということでは、思いとしてはそういう思いがあるということも是非御...全文を見る
○紙智子君 自給率向上にはつながらないんじゃないですか。やっぱり、それでは私は、担い手育成どころか、この畑作自身を、輪作体系を維持して生産基盤をしっかりつくっていくというふうにはならないと思いますよ。  それはちょっとおいておいて、次のサトウキビの話にも入りたいんですけれども、...全文を見る
○紙智子君 ちょっと全然分からないですね。相当の規模の人が対象になるというんですが、根拠は何なんですか、それは。
○紙智子君 一ヘクタール以上の農家がどれだけいて、一定の作業規模を有する共同利用組織に参加している者、それから一定規模を有する受託組織に基幹作業を委託している者、要件ですよね、この要件にかなっている人たちが現時点でどういうふうになっているのかというのは分からないんですか。
○紙智子君 それは何。
○紙智子君 支援対象の限定と、制度が大きく変わるわけですよね。そういう施策の対象が生産者にどれだけカバーできるのかというのは、これ重大な問題だと思うんですよ。それを明らかにしないで議論しろというのも、これやっぱり無理な話だと思うんですよ。サンプリング調査もしていると思うんですけど...全文を見る
○紙智子君 ですから、やっぱりすごく苦労していると思うんですよ、現地では。そう簡単じゃないと思うんですよ。だから、それだけに、本当に三年切ってそれでやって担い手が育つのかという問題でもあると思うんです。やっぱり三年後の特例廃止ありきということでは、大方の農家がやめざるを得ないこと...全文を見る
○紙智子君 そこはやっぱりちゃんとその状況を見て、もう少しちょっと言い方ないですかね。  私、去年沖縄に行ってきて、実際製糖会社ですとか農家の人とか話を聞いているんです。これまでも規模拡大とか機械化一貫体系の促進ということで組織化の努力はされてきているんですよ、今までも。だけど...全文を見る
○紙智子君 聞いたことには直接なかなか答えられていないという感じがするんですけど。  要するに、本当に今までで言えば、やっている経営者の方が水管理など含めてずっと今までやってきたという歴史があるわけだけれども、それをあえてこういう形で水管理や農地管理を行わせるということで作ると...全文を見る
○紙智子君 今日の午前中、午後の議論の中でも、中山間地の支払の話も出ましたけど、こちらの方は今五年区切りということで、もう切れないように、また延ばしてほしいということで、やっぱり生産者の皆さんは非常に不安になって、そしてやっぱり延ばしてほしいということで要求するわけですよ。結局そ...全文を見る
○紙智子君 じゃ、ちょっと時間がなくなりましたので、また続きはこの次にやらせていただくことにして。  いずれにしても、これは財政を負担してもらいたいと言うけれども、実際には、もう自治体の財政はそんな、大変ですから、非常に厳しいということを申し上げまして、質問を終わります。  ...全文を見る
06月08日第164回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。今日は、四人の参考人の皆さん、本当に参考になる御意見を伺っておりました。  この間の参考人質疑と、それから地方公聴会ということで先日北海道の方に行きました。それで、賛成で推進をしていただきたいという方も含めて、やっぱり懸念ということが...全文を見る
○紙智子君 先ほども議論になっていて、前回の参考人質疑のときにもやっぱり出されたものでもあったんですけれども、やっぱりWTOとのかかわりを非常に気にして、国内の言わば生産者にとっては非常に厳しい施策を取っているということを、もうちょっと何とかならないのかという思いといいますか、こ...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。  それじゃ、梶井参考人にお聞きしたいと思うんです。  先ほど、実は聞きたいと思っていたことを既に聞かれたというのはありますので、ちょっと梶井参考人には、この出されている資料の中に書いてある論文の中にあったんですけれども、ばらまき批判という...全文を見る
○紙智子君 はい。そうですね。  お二人の方、済みません、じゃ最後一つだけ。
○紙智子君 ああ、そうですか。じゃ、申し訳ないです、終わります。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  五月三十一日に参考人質疑をやって、六日に旭川での公聴会と、今日午前中、再び参考人質疑をやりました。関係する現場の農業者や、それから農業団体、そして研究者の方々、各方面から本当に率直な意見が聞かれたというふうに思います。本当に出され...全文を見る
○紙智子君 旭川の公聴会のときに、担い手の位置付けの話ですとか基準ということでの議論もあったんですね。その中で、やっぱり担い手はできるだけ多くの人が農村に残って続けられるようにする対策が必要じゃないのかと。これ当たり前のことなんですけど、やっぱり残っていなきゃいけないと、人口がど...全文を見る
○紙智子君 集落営農をやっていくということ自体、非常に困難であるということが一方で出ていたんですけれども、もう一方で、例えば県などが実際に集落営農で努力されているという中で、じゃ全くやらないということなのかというと、そういう努力とかそういう議論というのは確かにこれからもそういう話...全文を見る
○紙智子君 だから、決して押し付けているわけじゃないというふうにおっしゃるんですけど、やっぱり今の話になってきますと、例えばこの前岩手の花巻の話しましたけど、そういう形はもうできていて、もうすぐなんだけど、なかなか手が挙げられないと。それは、米については、その岩手の例でいいますと...全文を見る
○紙智子君 やっぱり柔軟性を持って対応していくということはこれからも続けるということなんでしょうか。  そして、やっぱり要はその地域に残って続けられるということでなければ、結局は、いろいろ言われたけれども、難しいということで、離れて出ていかなければならないような状況になってはい...全文を見る
○紙智子君 前回の参考人質疑、三十一日の日でしたけれども、全中の山田専務さんから出されていて、みんなが言っているということだと思うんですけれども、集落営農や受託組織などを地域ごとにこれまでつくり上げてきた地域の実情に即した担い手が品目横断の経営安定対策の対象になるように努力をして...全文を見る
○紙智子君 ところで、北海道において担い手になっている農家でも経営が厳しいというふうに言っている理由についてなんですけど、ナラシ対策にしても、これまでの水準を引き上げるどころかますます引き下げることになる、そういう不安があるんだと。米については、今までは稲経とか担い手の経営安定対...全文を見る
○紙智子君 麦は今までは拠出なかったんですよね。でも、今度は麦も拠出することになるわけですよね。それでも少なくなるんですか。
○紙智子君 これはちょっと確認をしたいと思います。  それから、生産条件の格差是正対策で、これは前回も大臣に質問をいたしまして、それに答弁があったんですけど、それに対してちょっともう一度聞きたいんですけれども、生産条件の格差是正の対策で大臣が答えられたのは、牧草地については、麦...全文を見る
○紙智子君 ちょっといまいちよく分からないんだけど、それでその後また井出参考人から関連して説明がされたんですけど、過去実績のない農地を取得して、そこで何を作るのかと。野菜を作る場合は制度に乗っていなくても買いたいということになる。また、農地の権利を移動して、それが担い手の規模拡大...全文を見る
○紙智子君 要するに、WTO上生産を刺激する政策はできないと。緑の政策で、いうことで表に出すものと分けて対策をするということなんじゃないのかなと思うわけですけれども、現場の農業者は全くと言っていいほどそういうことは知らない、知らされていない、知らないです。問題は、その話というのは...全文を見る
○紙智子君 それはそういう面もあるだろうと思いますけれども。  それで、さらに、これも全中の山田専務が問題提起されていたんですけれども、十九年度産からの生産者と生産者団体が取り組む新たな需給調整システムへの移行についてということで、豊作分等の過剰米の在庫対策の充実がないと簡単に...全文を見る
○紙智子君 たまたま作況指数が一〇九というようなことで、だけどこれは年によって物すごく変わりますから、そういう意味では、今現在はこうだということだけじゃなくて全体をやっぱり踏まえて対策を考えておく必要があるというふうに思います。  それから、MA米についてなんですけれども、WT...全文を見る
○紙智子君 続きは、じゃまた来週行います。
○紙智子君 四人の公述人の皆さん、本当にありがとうございます。  私は、お話の中身を聞きながら、本当に、特に生産者を代表しての公述人の方の話からも、怒りといいますか、本当にそういう胸に突き刺さるように受け止めながら、やっぱり今のこの日本の農政の置かれている現状といいますか、政治...全文を見る
○紙智子君 はい。
○紙智子君 今のちょっと太田原先生のお話にも関連するんですけれども、実は先日、三十一日の参考人質疑、国会でやった参考人質疑の中でもWTOとのかかわりが一つ議論になって出てきているんです。突き詰めていきますと、やっぱり九五年に受け入れるときにも、これ受け入れなければもう日本は駄目な...全文を見る
○紙智子君 WTOとのかかわりで、結局、価格支持は駄目ですよということががあんとなっていて、それでこの間、日本の対策として、今までの保証していた、例えば品目別にやられていた価格保証をなくしてという方向に来ているわけじゃないですか。そこのところをWTOとのかかわりで、もっと諸外国な...全文を見る
06月13日第164回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、この法案が審議をされる最初のときにお聞きした食料自給率の問題、この法案と食料自給率の問題についてお聞きをしたいと思います。  六月八日の参考人質疑の際に、参考人の方から、政府の農業政策というのは反省もなく進められてきたと...全文を見る
○紙智子君 今、反省をしたからこそ、この法案があるんだというお話がありました。私は、反省をしたということであれば、どういうことが反省されたのかという中身が非常に問われると思うんですね。反省した中身が間違っていたら、出てくる方向も違ってくるというふうに思うわけですけれども、大臣が反...全文を見る
○紙智子君 結局、反省したと言うんですけれども、言われるのはいつもそこなんですよ。消費者、消費面と生産面なんだということで、じゃ、出した政策そのものがどうだったのかということについてのその分析や見返りということがいつも言われないんです。私はそこが問題だというふうに思うんですね。 ...全文を見る
○紙智子君 だれもこれを食べなきゃいけないというふうに押し付けろということをやれと言っているわけじゃありません。  やっぱり現在の食料・農業・農村基本法のこの審議をめぐって、これは一九九九年の通常国会のときに、先ほども大臣も言われていましたけれども、当時、大臣は中川大臣であった...全文を見る
○紙智子君 だから、結局、じゃみんなでやりましょうと。しかし、その法案の中では政府自身の責任ということも当然言われているわけですよ。  もうちょっと具体的に見てみますと、新基本法ができた九九年と二〇〇四年までのこの期間を比べてみますと、品目別の目標自給率でいいますと、米が九五%...全文を見る
○紙智子君 小麦以外が全体が下がっているということについてどうかということは、ここはおっしゃらなかったわけですけれども、じゃこれからということで、この法案が成立した場合に、大臣は二〇一五年の食料自給率目標四五%、これ達成できる具体的な年次別のステップ、どんなふうにして具体的に実現...全文を見る
○紙智子君 目標がいきなりできるわけじゃないと思うんですけど。やっぱり段階踏んで実際にこれだけの引上げのためにこういうことをするということで示していただきたいんですけど、その具体例というのはお示しになれないんですか。
○紙智子君 結局、みんなで作っていろいろ話合いをしようというだけであって、全く具体性も何もないというふうに思うわけですよ。担い手が形成されれば、先日も厚く形成されれば達成されるというふうな話の範囲なわけですから、これは何の説得力もないと思うわけです。  新基本法が成立して以降、...全文を見る
○紙智子君 入ってくださいと言うんですけど、それができればだれもその苦労しないと思いますよ。実際には入れないような状況があるわけじゃないですか。だって、先ほどからのやり取りで聞いていても、結局その全体を、じゃ集落営農に入れるということでそれは認めるのかといえば、全部は対象にするつ...全文を見る
○紙智子君 私はやる気と能力というのは皆さん持っていると思いますよ。本当に必死になって頑張っておられると思います。  前回も質問したんですけれども、担い手を絞り込むことによって、例えば転作の大豆や麦などのブロックローテーションもこれ回していくのが困難になると、対象から外れた農家...全文を見る
○紙智子君 希望的な観測では物事が進まないと思うんですよ。実際にやっぱり具体的な根拠ということでは、いろいろお話はされるんだけれども、あくまでもそういう努力をするということを言われるだけであって、何らやっぱり示されていないというふうに思うわけです。  この法案が仮に実施をされて...全文を見る
○紙智子君 もうそれでは全然納得できませんね、はっきり申し上げまして。結局みんなが納得するような何ら説得力のある説明がされていないというふうに思いますよ、この間。繰り返しそのことは指摘をしてきましたけれども、これではとてもやっぱり食料自給率達成ということにはならないというふうに言...全文を見る
○紙智子君 これについては、当初非常に期待があったと思うんですよ。ところが、実際に具体的な話になってきますと非常に不安の声が出されていて、先日の公聴会もやっぱり全額国負担でやってほしいというような声も出ておりました。  先日、農業委員会の大会があって、その参加者の皆さんも今度の...全文を見る
○紙智子君 全体通じて私は、最初に大臣の答弁にもありましたけど、反省はしたんだと。しかし、その中身は、本当にこれまでの政策の打ち方がどうだったのかということの反省に立たない中身として打ち出されているし、今回のこの最後に聞いたことについても、要望は聞いてということですから、先ほどの...全文を見る
○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付に関する法律案及び砂糖の価格調整に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を改正する等の法律案及び主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律案に対する反対討論を行います。  まず、農...全文を見る
07月20日第164回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、七月十日に米国から輸入された箱入り米国産七面鳥肉等、これに牛肉加工品、ローストビーフですけれども、混載されていた事例についてお聞きしたいと思います。  米国政府は、これについてはささいな問題だとしているんですけれども、確...全文を見る
○紙智子君 輸出証明書が添付されなければ、これそういうふうにならないはずなんですけど、どういう仕組みで、向こうは間違ったという話なんだけど、証明書が添付されなかったわけじゃなくてされていたわけですよね。それをだから確認しているはずなんだけど、それがどうしてそういう事態、数の問題じ...全文を見る
○紙智子君 今年一月の二十日に成田で発見されて脊柱が入っていたと。何でこんなことになったんだということで、二度とそうならないようにということでやっている最中にまたこういう事態になるということはどういうことなのかなというふうに思うわけですよ。  それで、輸出証明書が添付されていた...全文を見る
○紙智子君 そういう企業の名前を明らかにしないという問題はほかの問題でもあって、これ自体も非常に問題だなというふうに思いますけれども。いずれにしても、これ究明をきちっとして、どういう訳でそうなったのかということについてはできるだけ早くこの委員会にも提出をしていただきたいと、資料を...全文を見る
○紙智子君 過去のものもちゃんと見ているということですか。
○紙智子君 ノンコンプライアンスレコードから違反が常習的に行われていたということで繰り返されてきたと。やっぱりその根本問題といいますか、ポイントというのがある程度こう明らかになってくると思うんですね。  それで、どこがどのように問題でそういうことが繰り返されたのかと。そこをどう...全文を見る
○紙智子君 先日ちょっとそのことについて聞いたんですけど、いや、そういう視点ではというふうに言われていまして、いや、本当なのかなと思って、今。間違いないですか。
○紙智子君 韓国が同じように今、査察を行っているわけですね。それで、韓国と日本でいうと、認定されている施設というのは重なるところがかなりあるということで、そういう中で日本の認定施設のうち七施設、これを韓国は韓国への米国産の牛肉の輸出不適合の施設だということで指摘しているわけですよ...全文を見る
○紙智子君 日本に帰ってくるまでは、一度もそういう点では向こうではやり取りないんですか。
○紙智子君 同じBSEのその対策をめぐる問題で、韓国にとっては施設からその米国産牛肉を輸出するには問題があるというふうに言って日本には問題がないと言うことはちょっとあり得ないなというか、おかしいなと思うんですよね。戻ってきてから判断するということで、今のところはよく分からないとい...全文を見る
○紙智子君 何となく逃げられている感じがするんですけど、要するに、日本に帰ってくるまではよく分からないということ自体も私は非常に問題だというふうに思うんですよ。だって、ノンコンプライアンスレコードの中身を読んでいきますと、結局、実際に違反が繰り返されている中身というのは、例えば危...全文を見る
○紙智子君 余り納得いかないんですけれども、次に行きます。  抜き打ち検査、査察についてなんですけれども、六月二十一日の日米共同記者発表で、米国農務省による抜き打ち検査の同行という項目がありますね。先ほど福本先生が質問されていて、ちょっとそれを聞いていてもう一度確認したいと思っ...全文を見る
○紙智子君 査察、二種類、抜き打ち。  それで、その抜き打ち査察ということ、記者発表の中で、同行するという項目、この抜き打ち査察というのは相手方に全く連絡することなく査察をするということなんですか。
○紙智子君 これからアメリカとの間で詰めていくということですよね。
○紙智子君 つまり、事前に通告をしないでいきなり入ると、こういうやり方をアメリカがやろうとするんだけれども、これに一緒に日本も同行させてほしいと。これは、アメリカ側はオーケーと言ったわけですか。
○紙智子君 これも、私は本当にそんなできるのかなというふうに思うわけです。  というのは、二月にアメリカに行って農務省と話をしたときにそのことを聞いたんです。抜き打ちということでなぜできないんだと、やらせてもらえないのかというふうに言ったら、いきなりはできないと、突然訪れてすぐ...全文を見る
○紙智子君 やっぱり抜き打ちのその査察というのは、だれが来ようと来まいと日常的にどういうふうな処理の仕方をしているのかということをやっぱりきちっと点検するということから必要な意味を持っているというふうに思うんですよね。  だから、それがそうじゃなくて、その私が二月に行ったときの...全文を見る
○紙智子君 具体的な煮詰めがされた場合はきちっとそれも明らかにしていただけるんですね。  それじゃ、次に、六月二十二日のプリオン専門調査会で吉川座長が次のように言っています。今回の違反事例が構造上の問題なのかどうか、もし構造上無視できない違反であればリスク評価は成り立たないとい...全文を見る
○紙智子君 大臣の見解は、要するに構造的な問題ではないということなんですか。
○紙智子君 前国会で、予算委員会で農水大臣にお聞きしたわけですけれど、そのときにノンコンプライアンスレコードをお見せして、原本は読まれてなかったわけですけど、その後お読みになりましたか。
○紙智子君 やっぱり読まれるべきだと思いますね。  私は、あれを読まなきゃやっぱり実態が分からないし、それで実は、全部その資料を分析も含めて本にして、多くの人たちに、やっぱりまだ知らない人たくさんいますからということでやったんですけど、改めてこれ読んでみますと、やっぱりそこから...全文を見る
○紙智子君 大臣はどのように思われますか。
○紙智子君 私は、やっぱり日本の国民の安全を最優先に考えるのであれば、こういう今までの問題点ということもしっかり見ていただきたいと思いますし、日本向けの牛肉処理施設というのはやっぱり別ラインを設けさせて間違いが起こらないようにさせるということですとか、それから処理スピードも、先日...全文を見る
○紙智子君 私個人の意見じゃなくて、やっぱり多くの国民の皆さんの大きな不安にこたえていくということから、やっぱり中川大臣は大臣なんですから、大きな権限を持っているわけでね、これからの対処どうするのかということが懸かっているわけですから、そういうことで判断していただきたいと思います...全文を見る
10月26日第165回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。十五分という時間、制限がありますので、前置きは省きまして早速質問に入らせていただきます。  まず、災害についてなんですけれども、六月の六日から北海道、東北を襲いました低気圧の影響で各地で災害が、被害が相次いでいます。先ほどもお話があり...全文を見る
○紙智子君 短めにしてください。
○紙智子君 短めにお願いします。
○紙智子君 短めにお願いします。限られた時間です。簡潔にお願いします。
○紙智子君 答えはできるだけ簡潔にお願いしたいと思います。  それで、結果責任は、やはり励ます会にしても大臣がかかわっているわけですから、やっぱり何らかの結果責任というのはあるわけです。  今回の問題に関連しまして、私、大臣の資金管理団体であります松岡利勝新世紀政経懇話会とい...全文を見る
○紙智子君 この東京林業土木協会というのは、国有林の土木事業を行う一都六県の業者で構成していますよね。例えば、関東の森林管理局内の建設工事やる場合に、その競争入札の参加資格を申請するその書類の頒布先として指定されているところですよ。そうですね。言うなれば、農水省とは密接な関係にあ...全文を見る
○紙智子君 まあ適正にやっているという御認識だということですね。公正なやはり行政をつかさどる大臣としては今の答弁というのは私問題だというふうに思いますね。  更にお聞きしたいんですけれども、大臣の収支報告書を見ますと、公益法人の役員、所在地が同じの政治連盟から多額の寄附を受けて...全文を見る
○紙智子君 そこの大臣の御認識が私は非常にやっぱりおかしいと思うんですね。今までだって適正だって、法律には従っているというんですけれども、これまでも例えば日歯連の事件ですとかKSDの事件ですとか、結局公益法人が政治連盟をつくって言わばそれを隠れみのにして献金を行うということが大問...全文を見る
○紙智子君 ちょっとやっぱり驚くべき認識なわけですよね。日歯連の問題にしてもKSDにしても、やっぱり実態は同じ一つのものであったわけですよ。ですから、本当にちょっとした意識がそこに働きますと、すぐにやっぱりそういう不法な関係というか結び付きが出てくるということがあるわけで、そうい...全文を見る
○紙智子君 適切な判断というのは、要するにやめるということも含めてということなんでしょうか。
○紙智子君 まあ、まだまだ実は、今回触れられなかったんですけれども、疑問が多々ありますので、この次についてまた引き続きこの問題をただしていきたいと思います。今日はこれで、ちょっと時間にもなりましたので、質問を終わります。
11月29日第165回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。私も竜巻の被害の問題で質問をしたいと思います。  最初に、竜巻の被害を受けられた方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。  大臣も早速現地に飛んでいただいたわけですけれども、私も翌日現地に飛びまして、改めて竜巻の被害のその破壊...全文を見る
○紙智子君 今、延長の話もあるんですけれども、さらに、さきの新潟県の中越地震で、その年度の限度額で五十一万九千円を地域の事情にかんがみて六十万円まで引き上げた例があるんですよね。佐呂間町は、要望書の中でも災害救助法の対象基準額の引上げを求めております。  地元と話し合って、今五...全文を見る
○紙智子君 相談があれば応じたいということなので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、全壊世帯の場合、生活再建支援法なんですけれども、これでは撤去費と解体費、ローン利子の支援にとどまっていると。住宅本体の建築、補修には及ばないわけですね。ここでは、ほとんどが高齢者なのでロ...全文を見る
○紙智子君 後ろに下がることはあってはならないということで、是非前に向かっていただきたいというふうに思うんです。  先ほどもお話が出ていましたけど、やっぱり住宅本体の支援というのは盛り込んでいっていただきたいというふうに思うんですね。佐呂間でもそれが中心だというふうに思うんです...全文を見る
○紙智子君 それでは、ちょっと時間が詰まってきたので二つ続けて質問をいたします。  被災地への特別交付税の交付の問題で、これも先ほど来出されているんですけれども、住宅再建本体へ自治体が支援する例が増えているわけです。自治体は苦しい中でこの支援対象を広げているわけです。  しか...全文を見る
○紙智子君 現地は本当に急がれているということでもありますので、是非本当に心の通じる、通い合う、そういう温かい対策を心からお願いいたしまして、私の質問を終わります。
11月30日第165回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  FTA問題ですとか、品目横断的経営安定対策の問題ですとか、いろいろあるんですけど、今日は自給率、食料自給率の問題を中心にいろいろお聞きしたいと思っています。  それで、現在、日本の食料自給率はカロリーベースで四〇%という状況が続...全文を見る
○紙智子君 いろいろ今非常に、先進国の中でも後れて、非常に重大な認識だということではあったと思うんです。  要するに、この日本の食料輸入が何らかの理由で止まってしまうということが起こったときには、結局、国民のカロリー摂取量ですね、これが今の四〇%に落ちるということだと思うんです...全文を見る
○紙智子君 このようなやっぱり食料輸入が途絶という事態、そういう可能性が指摘されているのが、一つは戦争ということがあるでしょうし、もう一つは大規模な港湾ストですとか、それから大規模な災害ですとか、それから意図的な輸出抑制とか、それに加えて、今視野に入れなきゃいけないというのは、先...全文を見る
○紙智子君 今言われたことまでは多分認識は一緒だと思うんですけれども。ところが、この間、大臣が御発言していることや農水省の動きを見ていますと、緊急であると、大事だと言っている食料自給率の引上げの課題よりも、農産物の輸出、いわゆる攻めの農政というお話をこの間ずっとされていると思うん...全文を見る
○紙智子君 でも、農産物の輸出でもって食料自給率が上がるかというと、そう単純じゃないと思うんですね。野菜にしても果物にしても、幾ら輸出しても、これはカロリーベースの食料自給率は上がらないわけです。それから、食肉にしても、その飼料が輸入飼料に依存している以上、幾ら輸出しても、これは...全文を見る
○紙智子君 米百万トン輸出という話もありますけど……
○紙智子君 仮にですか。それにしても、例えば、じゃその分国内で、今減反してきているわけだけど、じゃ作る計画あるのかといったら、そういうわけじゃないんですよね。  それから、私一番言いたいことは、食料自給率を上げるためには、本当にこれ簡単じゃないと思うんですけど、上げるにはやっぱ...全文を見る
○紙智子君 だから、本筋でやるべきだということであって、飼料作物の問題もそうだし、それから小麦、大豆、これもやっぱり非常に大事ですよね。この生産拡大が食料自給率に直結するわけだけれども、しかし、現に今行われていることは、強引に進められている品目横断的経営安定対策の下で、これ作付面...全文を見る
○紙智子君 時間にもうなったので終わりますけれども、やっぱり食料自給率の問題というのはお題目ではいけないんだと思うんです。本気になってやらないと、本当に大変なことになるというふうに思いますし、そういった意味では、基本計画にもう明記されているわけで、本当に最優先の課題として位置付け...全文を見る
12月04日第165回国会 参議院 決算委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  二〇〇五年度は、連続的な大増税、負担増のスタートの年でありまして、高齢者や障害者など負担能力のない人にまで負担を求めたのが特徴でした。  今日は、その中の障害者支援対策について、二〇〇五年決算を含めてお聞きしたいと思います。 ...全文を見る
○紙智子君 今着実に進んできているが、しかしまだ引き続きやる必要があるというお考えでしょうか。
○紙智子君 そういう総理の御答弁なわけですけれども、二〇〇五年度決算を含めまして、国内総生産に占めます障害者支援の予算も先進国の中では一番実は日本は低いまま推移をしてきたと思うんです。その上、障害者自立支援法で社会参加とは全く逆の事態が今起こっているというふうに思います。障害者が...全文を見る
○紙智子君 私は総理に、推進本部長なんですから、その総理に、今現実にこうなっているという問題をお示しして、どう思いますかというのを聞いたんですよ。もう一度、総理、お願いします。総理じゃないでしょう。総理に聞いたんです。
○紙智子君 時間が短いので、長々とはやらないでいただきたいんです。  それで、今結論のところで総理は、やっぱりこれからその声も聞きながら改善していきたいというお話だったと思うんですけど。そこで厚生労働大臣にお聞きしたいんですが、実施わずかで、我が党が度々この指摘をしてきた矛盾が...全文を見る
○紙智子君 新聞報道などでも出ているのがあるわけで、もう少し踏み込んで言っていただきたいなというふうにあるんですけれども、今言われたことの中でも、一応検討はしてその方向でということなんですけど、現在起こっている深刻な事態を、それに本当に解消できるかどうかということが問題だと思うん...全文を見る
○紙智子君 障害を持った子供の場合、やはり中断しますと発達に深刻な影響があるということがあるわけですね。ですから、そういう意味からでも解決できる負担の見直しをしていただきたいというふうに思います。  それからもう一つ、大臣にお聞きしたいんですけれども、障害者の働く場所である共同...全文を見る
○紙智子君 激変緩和というところではやっぱり大変だと、もっとやっぱり抜本的な対策が必要だというふうに思うんです。  それで、次、財務大臣にお聞きしたいんですけれども、今ちょっとやり取りしましたけれども、お聞きになっておられて、やっぱり障害者の方々への負担の軽減策、緊急課題という...全文を見る
○紙智子君 障害者の置かれている状況というのは、本当に一刻の猶予ならないと。緊急に対処していただかなきゃいけないというふうに思うんです。  それで、検討の中身がなかなか、まだ言われないわけですけれども、総理にお伺いします。  まだ詳しい中身が明らかにはなっていないけれども、し...全文を見る
○紙智子君 総理は繰り返しそういうふうに答弁をされるわけです。でも、実際に現実が示しているように、この応益負担が導入されたことが今現実の障害者の皆さんの生活のやっぱり自立を妨げているということだと思うんですよ。  私、二日前に、二日の日に札幌で障害者のシンポジウムがありました。...全文を見る
○紙智子君 結局、そもそも障害者に対する予算の枠自体が少なかったわけで、やっぱりお金がないと言いながら、もう一方では、バブル期以上の利益を上げている大企業に対しては大減税をやるわけですからね。そこはやっぱりお金の使い方違うんじゃないかということを最後に指摘をさせていただいて、私の...全文を見る
12月12日第165回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。私は、前回の委員会で食料自給率の問題を取り上げて、やっぱり自給率向上ということが国民的な緊急な課題だというふうに明らかにいたしました。  そこで、大臣にお聞きしたいんですけれども、安倍内閣はこのEPAそしてFTA推進ということと、この...全文を見る
○紙智子君 安倍内閣の諮問機関ということでいろんなところで大きな影響を持っています経済財政諮問会議というのがありますけれども、この経済財政諮問会議のこの経済財政運営と構造改革に関する基本方針二〇〇六と。この中に様々な分野のこと書かれていますけれども、ずっと読んでいくわけですけれど...全文を見る
○紙智子君 この中にはEPAの推進というのははっきり書いてあるわけですけれども、そのやっぱり肝心な閣議でも決定された食料自給率という問題は書いてないわけですよね。やっぱり、本来こういうところに出られる機会もあると思うわけで、きちっとやっぱり提起もして入れさせるということも当然本来...全文を見る
○紙智子君 食料自給率三〇%まで下がるというような新聞報道なんかもあるんですけれども、この辺はどうですか。
○紙智子君 一番影響があると言われています北海道で、北海道庁は試算を出しているわけですよね。それで、この影響額でいうと一兆三千七百十六億円、雇用への影響ということでいいますと四万七千人、完全失業率で三・二ポイント上昇すると。これすごい大きいことですよね。かつて拓銀がつぶれたときに...全文を見る
○紙智子君 この間の議論の中でも大臣は、段階的な削減のみならず除外及び再協議を含めすべての柔軟性の選択肢が用いられるものとして開始されるべきである旨の合意が入ったということで、問題ないというふうに言われるわけですけれども、それで安心している人というのはいないんですよね。  それ...全文を見る
○紙智子君 今ざっと言われましたけれども、そういうナシの問題ですとかココアですとかアスパラガスですか、それからマカダミアナッツと言いましたよね、オレンジなど、大麦などなどを今挙げられましたけれども、それら今ざっと出したものを計算しても大体八百億ぐらいですかね、金額にして。だから、...全文を見る
○紙智子君 総合的に見てメリットがあるかどうかという話をされたのと、実際の交渉の段階においては中断もあり得るというようなことをおっしゃったわけですけど、私は本来、日本農業に対して存廃にかかわるような本当に大きな打撃を受けざるを得ない、そういうFTA交渉は入るべきではないと思います...全文を見る
○紙智子君 私は、今度のその交渉というのはやっぱり世界が注目しているんだと思うんですよ。そういう中で、もし日本がこの交渉に入ると、中断もあるという話なんですけど、そういう中で、そもそも交渉自身はまとめるつもりがあって交渉に入るということがあるんだと思うんですけれども、決裂するとい...全文を見る
12月13日第165回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日、私はここに出されております今度の法案の一部改正ということについて言いますと、これは私どもとしては賛成で、長きにわたってやっぱり不利益を受けてきた元島民の皆さんにとってもこういう形で、当然だと思うんですけれども、よかったことだ...全文を見る
○紙智子君 副長官にもお聞きしますけれども、先日、北海道としても八日に札幌防衛施設局に対して今後は公表するようにということで要望されているんですけれども、これにも今後こたえていかれるということでしょうか。
○紙智子君 この被害は米軍機の低空飛行訓練で起きたものなんですね。北海道でこの十年間で米軍機に絡む事故やトラブルが分かっただけでも十二件起きているわけです。全国各地で低空飛行訓練によるガラスの破損などの事故が起きているわけです。この上、米軍機の訓練移転で更に被害が増えるということ...全文を見る
○紙智子君 現時点では考えていないというふうに言われたんですけども、訓練区域というのは定まっているわけですよね。米軍機の訓練移転というのは、年間計画というのを作っていると思うんですよ。作成することになっているし、そうすると、あらかじめどこどこの自治体の辺りかというのは分かっている...全文を見る
○紙智子君 きっちりと検討していただきたいと思います。  それから次に、ロシアによる漁船の銃撃事件の問題です。  私、これ、どこの海域で、ポイントであろうとなかろうと、無防備の漁船が銃撃されていいはずがないというふうに思うんです。船舶に対する銃撃事件で、国際海洋法裁判所が一九...全文を見る
○紙智子君 究明されるということは確認してよろしいですよね、政府としてね、事件の真相を、ということでやっておられると。究明されると、真相を究明されるということでやっているということは確認してよろしいですね。
○紙智子君 漁業者に対しての聞き取りということは海上保安庁が今されているということなんだけれども、やっぱり国際的な判決の視点から、ロシア側の銃撃の問題点については、やっぱり日本国民が亡くなっているわけですから、そういうことではやっぱり真相どうなのかということでは、究明、調査という...全文を見る
○紙智子君 関係部局といってどこなのかなというふうに思いながら聞いていたんですけど。  結果として、解明された結果として、武力行使の国際的判決からしても問題があるということで明らかになった場合には、ロシア当局に対して改めて抗議するとか、必要な対応を取る用意はありますか。
○紙智子君 それで、再発防止の上でこの四島周辺海域での日本漁民が安全に操業できるような拡大していくというのも大事な問題だと思います。今、四島周辺は資源が枯渇していると。現実に、周辺の資源は安全操業協定の枠組みなどで両国が活用しているわけですけれども、したがいまして、この共同の資源...全文を見る
○紙智子君 ちょっと時間がなくなってしまって、水産庁来ていただいていたんですけれども、ちょっと申し訳ないですということを一言申し上げまして、終わります。