紙智子

かみともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

紙智子の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月08日第166回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  現在ほど畜産、酪農をめぐって非常に厳しい状況に置かれているときはないんじゃないかというふうに思っています。  酪農家の離農がどんどん進んできています。乳用牛の飼養農家数ですね、この十四年間で半減しました。それから、乳用牛の飼養頭...全文を見る
○紙智子君 今、お話の中で、加工原料乳の補給金の単価ということで、十五銭ですかね、十五銭、今日の日本農業新聞にも出ていたんですけど、私はそれでは今の酪農家の経営を守ることできないというふうに思うんですね。  北海道などで釧根地域、酪農中心の地域なわけですけども、酪農家の方に聞き...全文を見る
○紙智子君 まあ算定基準どおりにやっているというお話なんですけど、現実の実態は、この区域全体の農協に入っている組合員さんのところなんか見ても、大体四割が赤字になっているんですね。ですから、やっぱりそういうことで、本当に酪農経営を守っていくということのためには、これは従来のやっぱり...全文を見る
○紙智子君 大臣がいらっしゃらないかもしれないというので副大臣にしたので、是非、大臣、お答えいただきたいと思うんですけど。  えさを海外に依存していると、こういういろんな環境の状況の変化の中で、日本の畜産、酪農の経営の安定も、さらにその存立の基盤も脅かされかねないということで、...全文を見る
○紙智子君 ちょっと後ろが詰まってきたので、ちょっと合わせて質問したいんですけれども、今その基本計画で戦略的にということで十七年度から二十七年という話されたんですけれども、実は基本計画で二〇〇三年のときにこの飼料作物の作付面積を二〇一五年までに増やすという計画があったわけだけれど...全文を見る
○紙智子君 じゃ、時間ということですので。  今、有効だということで、その後やられるということで、私たちも、一遍に百やれというのはできないかもしれないけれども、とにかく今はゼロなわけですから、そこをやっぱり実際やって、そしてうんと広げていくということが大事だと思っていますので、...全文を見る
03月13日第166回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  冒頭、松岡農水大臣の問題についてですが、私は、昨年の臨時国会で、大臣が最初に大臣になられたときの所信のときに政治と金の問題について質問をいたしました。  この通常国会に入りまして、さらにまた事務所費の問題、政治と金の問題が取りざ...全文を見る
○紙智子君 それでは質問に入ります。  今地球温暖化の問題が国民の大変大きな関心事になっています。この問題が日本の食料に対してどういう影響を与えるのか、その温暖化の問題と食料の関係について総理のお考えを最初にお聞きしたいと思います。
○紙智子君 食料の六割をカロリーで海外に依存している日本が、この地球温暖化の進行の中で国民の食料を確保できるのかどうかと。カロリーの大半は我々穀物や食肉などで取っているわけですけれども、食肉の生産にとっては、飼料ですね、このえさの生産というのは不可欠なわけです。  それで、ちょ...全文を見る
○紙智子君 温暖化防止策に全力を挙げると、このことが非常に大事ですけれども、同時に、やはり食料自給率の引上げ、これが待ったなしの課題になっているということは言うまでもないと思うんです。ところが、そういうときに、この食料自給率を引き上げるんじゃなくて、逆に引き下げる、北海道や日本の...全文を見る
○紙智子君 それで、この影響は農業だけではないわけですね。  それで、もう一つお見せしたいんですけれども、これは北海道の道庁が計算したものです。  先ほども議論になっておりまして、パネルにしてきたわけですけれども、この豪州農産物の関税撤廃による北海道経済への影響ということでは...全文を見る
○紙智子君 影響を受けないようにということをおっしゃるわけですけれども、果たして本当にできるのかというふうに思うわけですね。皆さんが願っていることはもうストップしてほしいと、そういうふうに思っているわけです。  そもそも、この経済財政諮問会議が議論した中でこういうことが言われて...全文を見る
○紙智子君 本当に食料を守り自給率引き上げるという気があるのであれば、私はやっぱり具体的なところで対策を取って、例えばえさ米を作っていく問題ですとか、財政負担も含めて引上げのために全力を挙げてほしいし、差別、選別をして小さい農家は切り捨てるようなことはやめてほしいということを最後...全文を見る
03月15日第166回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私は先日、予算委員会で松岡農水大臣の証人喚問を求めました。これが、きちっとやっぱりそういう場を是非設ける必要があるというように思っているわけですけれども、本委員会でもそのことについて一言触れさせていただきたいと思います。  それ...全文を見る
○紙智子君 予想どおりの同じ答弁が繰り返し出されてまいりました。  与党内からも、やはりちゃんと説明すべきなんじゃないのかと、やっぱりあれでは分からないよねということが出ているわけですから、そこはまた改めてといいますか、証人喚問という場を是非設置をしてやっていきたいというふうに...全文を見る
○紙智子君 申し訳ありませんが、答弁は短めにお願いいたします。  では、この食料自給率の引上げにとって、この今お話があった品目横断的経営安定対策は役立つ制度なのでしょうか。実態に即して見てみたいんですけれども、この制度の基本というのは過去の生産実績に基づく交付金の交付ですよね。...全文を見る
○紙智子君 WTO法上黄色になっちゃいけないんだということが理由として言われて、それはちょっと後でまたやりますけれども、この過去の生産実績を柱としている品目横断経営安定対策では、食料自給率は上がるどころか逆に下がりかねないと思うんですね。品目横断の導入で、麦、大豆の価格支持制度と...全文を見る
○紙智子君 逆というか、面積とそれからやっぱり価格の面でそれが増えていくってならないと、これは増えていかない、作れない、作る意欲につながらないですよ、まず。  それで、その計算というのは北海道庁がやっているものなんですけれども、実際にやっぱりこれは東京の近郊の埼玉の麦の農家の人...全文を見る
○紙智子君 それ以降も続けるということで受け取ってよろしいんですか。
○紙智子君 農水大臣、今の厚生労働省の答弁を聞かれてどのようにお考えでしょうか。これでいいのかなと私は思うんですけど、本当にいいのかなと思うんですけれども。  国民は、全頭検査があって安心して肉をこの間食べているわけです。来年の六月からは各自治体が勝手に判断してやってくださいと...全文を見る
○紙智子君 それじゃ全然足りないと思うんですね。だって、流通にかかわってくる、流通だって混乱しかねないということになってくるわけですから、そこは、我々としては物が言えないということじゃなくて、積極的に発言をしていただきたいというふうに思うんです。この問題は今後も引き続き取り上げて...全文を見る
○紙智子君 この問題というのはもうずっと繰り返されていて、今調査中ですと、回答を待っていますと言いながら、もう全然そういうことが明らかにならないまま来ているんですよ。本当に問題だと思うんですね。我が党は何度も国会で指摘してきているわけですけども、米国産牛肉の安全性についてはやはり...全文を見る
○紙智子君 日本と同様のそういう体制をやっぱり要求しなきゃ駄目だと思うんですよ。生産ラインについても日本向けに、今どの国も一緒のラインでやるという形になっていると思うんだけれども、日本向けにはちゃんと分けるとか、十分に時間を掛けて食肉の処理ラインをちゃんと回すようにするとか、それ...全文を見る
○紙智子君 とにかく、食品安全委員会で審議をするということだと思うんですけれども、アメリカの方はちょっと間違ったというか、その程度の感覚なんですよね。本当にこれは良くないと思うんです。日本の国民の食の安全ということであれだけ議論して、あれだけ手間暇掛けて、お金も掛けて、そして築い...全文を見る
03月19日第166回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  日ロ領土交渉について最初にお聞きします。  この間、初めての日ロ戦略対話が行われたということです。二月末にはロシアのフラトコフ首相が来日をして安倍総理と会談をし、エネルギーや貿易投資等、経済分野を中心とした連携強化が合意をされた...全文を見る
○紙智子君 非常に、何というんでしょうか、地域の皆さんから見ますと、特に根室などは領土問題が未解決であるがためにこれまでも様々な問題がやっぱりのし掛かってきているわけです。銃撃事件の問題もそうですし、それから漁業をやっている方の漁具被害の問題なんか含めて、そういう不利益を受けてい...全文を見る
○紙智子君 再構築提言については、またそれに基づいて、その中で言われていることとの関係で、地元の要求なども含めて次回の委員会でもう少し取り上げさせていただきたいというふうに思っています。  続いて、米軍訓練の移転問題なんですけれども、両大臣とも所信で、沖縄の基地負担軽減に取り組...全文を見る
○紙智子君 減ってはいないと思うわけですよね。実際にはF22が新たに配備をされていると。で、所属機は増えているわけですよ。そして、移転訓練中、残ったF15やF22が轟音を響かせて離着陸を繰り返していると。で、地元の新聞報道なんか見ましても、例えば北谷町の砂辺地区では今年二番目の騒...全文を見る
○紙智子君 地元ではそういうふうに受け止めていないわけですね。この一回だけ見ても、負担軽減どころか逆にやっぱり騒音被害というのがあると。極めて、そういう意味では、減っているどころか負担感が大きいということなわけです。それで、訓練移転は、むしろ爆音の被害などを全国に、減らす減らすと...全文を見る
○紙智子君 最初のころのお話と違ってきていると思うんですよ。西側だと東側より騒音が大きくなって市民生活に更に重大な影響を与えるということでは千歳の市当局も言っているわけですね。  それで、私は、去年十一月に質問主意書を出したわけです。政府は、米軍機を含めて東側を主として使うんだ...全文を見る
○紙智子君 いろいろ訓練はもう受け入れて一緒にやることも考えるという、そのことを話し合うというふうには言っていますけれども、実際に騒音の被害が出てくるということになるわけで、米軍が来てこの市街地に近い西側の滑走路を使用すると、それではもう理解は住民としては得られないというふうに思...全文を見る
03月19日第166回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今、医療の現場では看護師不足の事態が深刻です。日勤で残業し、数時間の休息で寝る間もなくまた夜勤に入ると。月に三回も休日を出勤した、熱が出ても点滴を打って出勤したなど、医療の安全を脅かす勤務状況になっています。病棟閉鎖や訪問看護ステ...全文を見る
○紙智子君 この七対一の配置基準を設けたことは手厚い看護を求める国民の願いにこたえるものだと思いますけれども、問題は、看護師の絶対的な不足の下で看護師を増やすための何らの具体的な改善策もなく、総額で一兆円とも言われる診療報酬の大幅削減をしたことにあります。この診療報酬の引下げの中...全文を見る
○紙智子君 この七対一の基準は、やはり行き届いた看護のためには後退させるべきではないというように思うわけです。  高齢化が進んで医療の技術が進展をする中で、安全、安心の医療、看護のために現場の看護師さんは本当に頑張っていると思うわけですね。しかし、医師、看護師不足の中で、現場は...全文を見る
○紙智子君 それじゃ逆行しちゃうんですよね。  そもそも需給見通しが余りにも現実と食い違っていたわけですから、それ自体見直すべきじゃないかと思うわけです。  我が党は、こういう問題解決のためには、今述べた実態調査をちゃんとやって、一つは、安全で行き届いた看護ができるように、す...全文を見る
○紙智子君 二〇〇六年に国は離職の防止と言うけれども、実際には公立、日赤などの院内保育所の運営費の補助金も廃止しているわけですよ。増やすというんだったら、やっぱりそこを復活させるとかいうことも含めてやらなきゃいけないと思いますし、やっぱり、そもそも医療費にお金を掛けな過ぎるという...全文を見る
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  北海道の夕張市が破綻いたしました。夕張市の破綻は一自治体の問題にとどまらないと思います。そして同時に、格差ということでいいますと、今一番困難に直面しているのがこの夕張市の市民だと思います。政府はこの財政再建計画を承認し、夕張市は、...全文を見る
○紙智子君 市民に過酷な負担を押し付けることになったのは、市や道の責任もありますけれども、私は国の責任も大きいと思うわけです。  国のエネルギーの政策転換でこの炭鉱が閉鎖をされたと。当時、夕張市は、撤退する北炭から膨大な土地や住宅や病院、施設などを借金して買い上げたわけです。こ...全文を見る
○紙智子君 市の責任を否定しているわけではないのです。その責任は当然あるわけです。ただ、こういう不自然な融資を行った金融機関に対しての社会的、道義的責任がどうなんだということをお聞きしたわけですよね。やはり、大臣は衆議院の方の答弁の中でも触れられているし、記者会見でも貸手責任とい...全文を見る
○紙智子君 後退する発言をしてもらっては困るわけですけれども。  それで、じゃ一体夕張市はこれらの大銀行に幾ら利息を払ったのかと。これも実は市当局が口を閉ざして答えないわけですけれども、仮に地方債で最も多い利息である二%で計算すると、これ、みずほとUFJ信託の二つの銀行だけでこ...全文を見る
○紙智子君 大企業が破綻したら銀行は債権放棄をするわけですよね。大銀行とこの自治体との問題というのは夕張だけの問題にとどまらないことですよ。それで、この借金の拡大の真相が明らかにならない中で、負担だけが市民は負わなきゃいけないと。私、これやっぱりおかしいと思います。せめて借金拡大...全文を見る
03月20日第166回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  鳥インフルエンザの問題で質問をいたします。  一月十一日に宮崎県で鳥インフルエンザが発生して三か月以上が経過しました。それで、二月二十八日にはそれぞれの移動制限措置も終わって、課題は原因究明と補償措置及び制度改正ということに移っ...全文を見る
○紙智子君 次に補償措置ですけれども、発生農家及び移動制限区域内の農家に対する支援状況及び宮崎県、岡山県及び関係市町村の財政負担に対する特別交付税措置について、どのように進展をしているのか、残されている問題はないのか、明らかにしていただきたいと思います。
○紙智子君 それでは、今回の鳥インフルエンザの発生なんですけれども、これは全国一のブロイラー産地で発生したという点ではこれまでの日本で発生してきた鳥インフルエンザとはちょっと異なる様々な問題を提起しているというふうに思います。それで、それが現在の家畜伝染病予防法が予期しない課題も...全文を見る
○紙智子君 現地の方が細かくちゃんと計算して、計算が困難というんですけど、計算して、これこれにこれだけ掛かってそれで大変なんだということを話をされているわけですから、やっぱりそこをちゃんと見ていただいて、すぐにもう無理ですということではなくして、検討いただきたいなと。現地で我が党...全文を見る
○紙智子君 こういう大規模なところでというのは今まではなかなか直面してこなかったわけですけど、そういう事態ということでは是非この後の検討課題に入れていただきたいなというふうに思います。  それから、自治体の負担の問題なんですけれども、鳥インフルエンザは突発的に発生すると。それで...全文を見る
○紙智子君 それでは次ですけれども、本来、鳥インフルエンザの問題は人類にも脅威を与える国家的な問題だということで、本来国がきちんと責任を負うべき問題ではないかと。国民に惨禍をもたらしてはならないという考え方に立てば、今、国二分の一、都道府県二分の一という考え方なんですけど、これ自...全文を見る
○紙智子君 そういうふうに言われるんですけど、実際に被害に遭った知事さんなんかも、前回ですかね、山口の知事さんなんかも、できたらやっぱり国の方でもうちょっとやってほしいということも出されていますし、それが現実の声だというふうに思うんですよ。そこは是非引き続き、やっぱり国の負担を増...全文を見る
○紙智子君 この間、鳥インフルエンザというこういう大変なことに直面して、議論もしてきているわけですけれども、やはり、鳥から人へと、人から人という、そういうことなんかも非常に心配されている中で、今回の対応で見ると、かなり素早く対応されているということはあったと思うんですけれども、引...全文を見る
03月22日第166回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、北方四島の医療支援を中心的に行っています市立根室病院の医師不足が今深刻な事態になっているんですが、これまでも四島からの患者三十四人を受け入れて、このうちの心臓疾患や気管支ぜんそくなどの患者二十六人、八割近く患者を受け入れてき...全文を見る
○紙智子君 根室市とこの隣接地域は返還運動の中心的な役割をこれまでも担ってきているわけですけれども、北方担当大臣としてこの事態に対してどのように認識をされているのか。また、現地から要請もされているわけですけど、この体制整備について厚生労働省などに要請などをされているのかどうか、そ...全文を見る
○紙智子君 ここは、昨年、内科クリニックが閉鎖していますし、同時期に長期療養病床を七十五床持っていた根室隣保院というのがあったんですけれども、ここも閉院となっているんですね。  さらに、今回のような事態になってきていて、本当に、今領土返還の側面からとおっしゃったんですけれども、...全文を見る
○紙智子君 根室に限らず本当に困っている自治体が、今確保しなきゃならない、急いで確保しなきゃならないというときに、本当、市長さん自身が走り回っているわけですよね。あっちへ行ったりこっちへ行ったりして、何とかめどが立たないかということで、これ各自治体が今やっているんですけど、これ自...全文を見る
○紙智子君 厚労省として足りている足りているというふうに言ってきているんだけれども、実際に現場に行くと、こういう過疎のところって本当に足りない中で、もう過労死するかどうかという中で、本当に重荷を背負いながらやっている、過労死を本当に生むような事態の中で何とかやっているという状況で...全文を見る
○紙智子君 時間ですので、終わります。
03月29日第166回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今、独立行政法人となった研究機関で問題になっているのがポストドクター、博士課程修了後の非常勤研究員ですね、ポストドクターや任期制研究者などの短期雇用の職員の処遇問題です。  農林水産研究独立行政法人におけるポストドクターと任期制...全文を見る
○紙智子君 現実に置かれている皆さんが不安を抱えながらやっているということありますし、やっぱり必要なときは活用するけれども終わったらはい御苦労さんということでは、本当に長期的に見て、有能な研究者、やっぱり時間掛けて十分しっかりやっていく、腰を落ち着けてやるという、そういう有能な研...全文を見る
○紙智子君 今の御答弁でもありましたけれども、国家公務員と、それからその職務の性質上貸与することが適当である者として各省庁、長が協議して申し入れるという、だから非常勤の場合であってもそれは検討することできるということだというふうに思うんです。  それで、法人に移管された筑波大学...全文を見る
○紙智子君 私、これ答弁いただいて、実は現場に要求が上がっているということで独法の方に行きましたところが、認識が、いや無理なんじゃないかというふうにはなから思っていて、最初から、だから申請できないと思っているわけです。そこのところはやっぱり誤解を解いて、実際上は制度上こうなんです...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  次に、肥飼料検査所の輸入飼料の検査体制についてお聞きしたいと思います。  この輸入飼料の安全性が私たちの食の安全性に直結しているということは言うまでもないと思うんですね。輸入飼料の残留農薬が、えさを通じて食肉に残留農薬が移行するということ...全文を見る
○紙智子君 法令に基づいてということで平成十五年のときに議論しているんですけれども、しかし、それはすべての輸入じゃないんですよね、範囲になっていなくて限定していますし、結局はモニタリングということですから水際で止めるというふうにはならないと思うんです。  私、実はこの肥飼料検査...全文を見る
○紙智子君 このやり取りは昨日もやっていたんですけれども、問題は、だから、こうしたリスク管理の在り方ということで、これで本当にこのままずっとこの先もいいのかということについては、せめて食品安全委員会で諮問もして議論してもらうという、そのぐらいはやっぱり必要だと思われませんか。最後...全文を見る
○紙智子君 終わります。
○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、独立行政法人に係る改革を推進するための独立行政法人農林水産消費技術センター法及び独立行政法人森林総合研究所法の一部を改正する法律案に反対の立場から討論を行います。  反対の第一の理由は、今回の法改正が、二〇〇五年度末に中期目標期間が終了し...全文を見る
04月10日第166回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  種苗が海外に不当に、不法に持ち出されて、そこで作られて逆輸入してくると、そのことが日本の農業に対して大きな打撃を与えると、それが頻発するという、後を絶たないという、そういう事態の下でこの新品種の育成者権を適正に保護するというのは、...全文を見る
○紙智子君 現状の把握とよく意見を聴き取るということだと思うんですけれども、農家は冷害や干ばつなどが繰り返される長い農業の歴史の中でといいますか、そういう中で自家増殖を行って再生産を行ってきたというふうに思うんです。自家採種ということでいいますと、新しい品種を短期間で普及する、そ...全文を見る
○紙智子君 よく把握して取扱いを検討していくということだと思うんですけれども、自家採種を含めた有機の種苗確保の体制というのは、これはすごく大事なことだというふうに思っているんです。  それからもう一つ、有機農家の皆さん、関係者の皆さんからは、やっぱり種苗供給に対しての要望という...全文を見る
○紙智子君 種子に限りませんけれども、有機農業でいうと三十年余り民間が蓄積してきた技術や理論というのがあるわけです。国や自治体の研究機関や普及機関において多くが共有されていないという現実もあると思うんですね。民間が積み上げてきた知見や情報の収集をやはり関係者と協力して早急にやって...全文を見る
○紙智子君 エコファーマーなどについてなかなか対象になりにくいという問題は、既にもうクリアしちゃっているということがあるわけですよね、ずっとやってきていて。だから、一〇〇%ほとんどそれに近くやっているためにその要件から外れちゃうというのがあって、これはやっぱり是正して対象になりや...全文を見る
04月24日第166回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今、中央競馬そして地方競馬とも売上げが落ちていると。特に地方競馬それから馬産地が非常に厳しい経営状況にあるんですね。  私もいろいろ話を聞いて回っているわけですけれども、先日はJRAの美浦のトレーニングセンターまで行ってきました...全文を見る
○紙智子君 北海道の軽種馬の生産者からいいますと、これまで本当にいい馬をつくろうといってたくさん馬をつくって、そして搬出してきたと、言わば競馬事業全体を支えてきたという、そういう思いがあるわけです。中央競馬はもう毎年三千億近く国庫に納付しているわけですけれども、現地の声としては、...全文を見る
○紙智子君 北海道や岩手などの七団体から具体的な要求上がっていて、単年度収支が赤字のときの交付金の還付とか、あるいは公営企業金融公庫の納付金の猶予などを要求し続けてきていまして、これについては是非検討していただきたいということを申し上げたいと思います。  それから、改正案の一つ...全文を見る
○紙智子君 次に、競馬会と子会社、関係会社との随意契約の問題でお聞きしたいと思います。  前回の改正のときも、質問の中で、総務省行政監察の結果を基に指摘をさせていただいたわけです。そのときに農水省は、JRAの子会社、関係会社とのリース契約等について随意契約の見直しを指導するとい...全文を見る
○紙智子君 公正確保上という話をよくされるわけですけれども、そういうふうに言うとそこだけ聖域になってしまうという面もあると思うんですね。そこも含めてこの見直しをするのかどうかということもあるわけですけど、競馬会から、子会社、関係会社に、十二社あるわけです、ここには役員が天下ってい...全文を見る
○紙智子君 どれが本当に適切にやられているかどうかということはやっぱり明らかにならないといけない。随意契約をずっとやっていれば、なかなかその中身というのは判断ができないという問題があるわけで、これはやっぱり見直すべきだというふうに思うんです。経営委員会ができても余り手が付けられな...全文を見る
○紙智子君 じゃ、最後に大臣にお伺いしますけど、今そういう答弁もあったわけですけど、やっぱりこの経営委員会が効率化最優先という形でコストカットを実現したけれども、結局、今まで競馬を支えてきた、そういう携わってきた人たちの労働条件が極端に悪化したり、そういうことがあってはならないん...全文を見る
○紙智子君 終わります。
○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、競馬法及び日本中央競馬会法の一部改正案について反対の討論をいたします。  反対の理由は、日本中央競馬会に経営委員会を設置し、経営の基本方針、目標等の決定、役員の職務執行の監督、目標達成状況の評価などを行わせるということは、日本中央競馬会に...全文を見る
05月08日第166回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初、法案審議に先立ちまして、さきの臨時国会に引き続き、緑資源機構、林道談合疑惑法人及び林野公益法人、政治連盟からの松岡大臣への政治献金の問題についてお聞きしたいと思います。  資料をお配りいただいていると思います。この資料のま...全文を見る
○紙智子君 端的に。
○紙智子君 今、一枚目のところについては団体も個人も返却しているということですよね。返却をしたということですよね、受け取ったやつについては。
○紙智子君 ものはしたということですよね。二枚目については、これは政治資金規正法に基づいているから問題はないという回答ですよね。  今まで、やはりKSDの問題にしても日歯連の事件にしても、結局……
○紙智子君 いや、一緒にしないでくれって言うんですけど、公益法人と政治連盟について、代表者も同じ、その場所も同じと。だから本当にコインでいうと裏と表の関係で、裏と表は顔は違っても一つのものだと、同じ。そういうこの表裏一体ということがあのときにも大きな問題になったわけですよ。だから...全文を見る
○紙智子君 結局そういう答弁になるわけですよね。  私はやっぱり、松岡大臣自身が元は林野庁におられて、こういう談合のシステムといいますか、それから天下りの役割ということなんかも実は知っていたんじゃないのかというふうに言われても仕方がないと思うんですよ。やっぱり、そういうことを本...全文を見る
○紙智子君 本筋のやっぱり活性化のやり方というか、本当に考えなくちゃいけないと思うわけですけれども。  やっていると言われるんだけれども、実際に今目の前に日豪のEPAの交渉が行われていて、四月二十四日ですか、やられたわけですけれども、このEPAが実施されるということになると、国...全文を見る
○紙智子君 やっぱり本当に活性化ということを考えるんだったら、このまま自由化を進めるべきでないということを指摘をさせていただいて、次の質問に移りたいと思います。  これは前回、先日も質問したんですけれども、輸入飼料のアフラトキシン汚染の問題なんです。これはその後反響が大きくて、...全文を見る
○紙智子君 厚生労働省の輸入食品の命令検査で、二〇〇七年の一月、二月、三月というふうにアメリカ産トウモロコシの検査しているんですけど、一月も二月も三月もですけど違反が出ていて、一月は二件、二月は三件、一二ppbとか一五ppbとか四〇ppbとか出ています。三月は十二件の違反が出てい...全文を見る
○紙智子君 前回質問して、一定の対策ということで一歩前進なんだけど、ちょっとそれでもまだ足りないから、やっぱり輸入届出制度を確立してやるべきなんじゃないかということをちょっと本格的に検討していただきたいなというふうに思うんです。  そして、カビ毒ということでいうと、このアフラト...全文を見る
○紙智子君 では、最後にもう一問だけお聞きします。  BSEの問題なんですけど、四月二十四日に松岡大臣と米国の農務長官との電話会談の結果が発表されました。それ見ますと、対日輸出基準遵守に問題のない施設については、検査を行って問題のない施設については全箱検査を終了すると。さらに、...全文を見る
○紙智子君 構造的な問題がないと、単純ミスというのはアメリカの言い分であって、国民は本当にそういうふうに思っていませんし、やっぱりその言い分をそのままうのみにしてやるというのは問題だというふうに思います。やっぱりこの問題も引き続きまた追及したいと思いますので、これで質問を終わりま...全文を見る
05月22日第166回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず初めに、先月の四月十七日に宮城県と福島県のちょうど県境のところの沿岸で発生したロシアの貨物船の座礁の事故対策についてお聞きしたいと思います。  もう一か月以上になるわけです。依然として船体から油膜が流れて、漁業被害や環境汚染...全文を見る
○紙智子君 二点目。
○紙智子君 ということは、その状況によってはこの四十二条の発動も含めてということですね。
○紙智子君 ちょっと、大臣には通告していなかったんですけれども、大臣からも、今の状況お知りだと思いますけれども、これについて、関係の地域の漁民は今まともに漁にも出られないと、そして今後の被害、非常に心配しているという中で、大臣としても一刻も早い対応を業者に要請していくということで...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、法案について質問いたします。  国が直轄で漁場整備事業をできるようにしているわけですけれども、その場合に、著しい効果があるときというふうになっているわけですね。この著しい効果があるときという、この判断をだれがどういう手続でやるのかということなんですが、この...全文を見る
○紙智子君 途中でやめるという場合もあるかもしれないんですが、そのときにやっぱり放置されて結局は迷惑が掛かるようなことにならないようにしなきゃいけないというように思うので、そこをしっかりやっていただきたいということですね。  それから、関連して、カキやホタテの貝殻による漁場整備...全文を見る
○紙智子君 最後にお伺いします。  漁港の衛生的な施設整備にも漁民の方が努力されているんですけれども、どこかでノロウイルスが発生するということになると、これは風評被害などを含めて、カキ業者は泣かされるわけです。生産段階でのノロウイルス対策ということでは漁民も努力をしていますし、...全文を見る
○紙智子君 終わります。
05月28日第166回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、ナキウサギの天然記念物の指定の問題でお聞きします。  ナキウサギは、今から三万五千年から四万年前の氷河期にシベリアから北海道に渡ってきたと見られております。その後、北海道が海に囲まれていたため、涼しい山岳地帯などで生き残...全文を見る
○紙智子君 満たしているというふうに今おっしゃいましたでしょうか。済みません。
○紙智子君 ナキウサギは大雪や沙流川原始林以外にも生息をしているということもありまして、種としての指定が必要だということでの声が上がっています。北海道が昨年十月から、空知・上川支庁の管内市町村にこのエゾナキウサギ保護に関する市町村の意向調査というのをやっています。  そうします...全文を見る
○紙智子君 この問題で長年にわたって活動しているナキウサギふぁんくらぶってあるんですけれども、四万三千の署名を集めて大臣に提出をされていると思うんです。  指定されることになりますと、例えばその生息地である土地の改変なんかの際に、例えば大規模林道などを、そういうときに際して大臣...全文を見る
○紙智子君 やはり、こういう問題というのはきちっと検証しないと徹底されていかないということがあるんですね。  それで、防衛省自体が、人事院と比べても非常にそういう意味では、一回意識調査やったのみということですから、そもそもやっぱり十分でないというふうに思うわけです。同じ国家公務...全文を見る
○紙智子君 制度がこれ実際に始まってからもう大分たつわけですから、今の時点でちょっと今のような大臣の答弁ですと、やっぱりまだ甘いというふうに言わざるを得ないんですね。本当に深刻な問題としてとらえなきゃいけないというふうに思うわけです。  それで、次に、もう一枚の資料を見ていただ...全文を見る
○紙智子君 その事態そのものということも含めて、もう一つの最近の例も言ったわけですから、やっぱりかなり甘い対応があるんじゃないかということについて、大臣、いかがですか。
○紙智子君 通達で、これは防衛庁の通達ですけれども、職員に対してどういうふうに言っているかというと、セクシュアルハラスメントの問題が起きたら行動をためらわないこと、トラブルメーカーというレッテルを張られたくない、恥ずかしいなどと考えがちだが、被害を深刻なものにしない、他に被害者を...全文を見る
○紙智子君 相談員を置いていて、やっているというのが今のお答えなんですけれども、実際でも現実に起こっている問題は、相談しても、ちょっと自分に相談されても困るということを担当者が言っているという事例も出ているわけで、やっぱりそこはちゃんと一つ一つ、これでもう済んでいるということじゃ...全文を見る
○紙智子君 セクハラの相談を受ける側の対応がひどい場合、二次被害、三次被害というふうになる場合もあるわけです。是非精査して、相談を受ける幹部の研修にも役立てるという観点で検討すべきだと思います。  次に、防衛省の処分が適切かどうかということなんですけれども、この本、「軍事組織と...全文を見る
○紙智子君 ちょっとその認識が本当に、基準が違うなというふうに思うわけですよね。  それで、ほかの省の場合どうなのかということでいろいろ見たんですけれども、他省庁の類似の処分例でいいますと、例えば郵政公社は、女性職員にキスをした特定局長は停職一か月、抱き付いて同様の行為をした課...全文を見る
○紙智子君 ちょっと、やっぱり大臣の認識がそれだから駄目だと思うんですね。被害を受けた方の立場に立って、それをはっきりさせないといけないというふうに思いますし、是非、研究するということなんですけれども、この処分の在り方も見直しを是非やっていただきたいというふうに思います。  そ...全文を見る
○紙智子君 最後に、今回提訴した原告に対する不利益の取扱いについてなんですけれども、訴訟の翌日、原告に対して、物置として使われている部屋に移動を命じているんですね、その現場で。それとか、インターネットの2ちゃんねるに原告について、訴訟で訴えたものですから公になったということもあっ...全文を見る
○紙智子君 いずれにしても、とにかくやっぱり対応が非常に遅れているということでもありますから、そこはしっかりと対応していただきたいことを最後にお願いいたしまして、私の質問を終わります。     ─────────────
○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇五年度予備費五件について討論を行います。  まず第一に、平成十七年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)について、承諾することに反対であります。  その理由は、第一に、イラク特措法を根拠にした自衛隊派遣は、米...全文を見る
05月29日第166回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、松岡利勝農水大臣の御冥福を心からお祈りしたいと思います。  質問いたします。  水産基本法は、我が国の漁業生産の拡大を図ることを基本に、国民に水産物を供給するとしています。このたび水産白書では、世界的な水産物の需要の拡...全文を見る
○紙智子君 資源が減っているというのはどこでも出てくる、聞くわけですけれども、少ない資源の奪い合いということになるとみんな共倒れになってしまうわけです。資源回復、増大は漁業者自身の切実な課題なわけです。いろいろと規制措置をとって努力はしているんですけれども、なかなかはかばかしくな...全文を見る
○紙智子君 それは、適切にと言うんですが、拡大していくということでよろしいんですか。
○紙智子君 漁業法の改正案で、指定漁業許可に当たり経営状況の勘案ということを盛り込んでいるわけです。減船等の助成措置もしないで、これ、赤字続きの経営を落としていくということになるんじゃないかと。ただ倒れていくのを待っているということになりませんかね。これは副大臣、どうですか。
○紙智子君 共補償の範囲ということになるのかなというのを聞いたんですけれども、やっぱり続けられるような形での対策を取っていかないと続けられないと思いますので、そこはお考えいただきたいと思います。  それから、資源問題で、沿岸の漁業者から根こそぎ漁獲をする大型トロールの規制が要望...全文を見る
○紙智子君 次に、資源状況に見合う生産構造をつくる上で、水産庁が始めた漁船漁業構造改革というのは一定の期待が持たれているわけです。漁協などの事業主体に用船料を助成して生産体制の改革を行うもうかる漁業創設支援事業ですね、それに漁協が調達した漁船をリースする事業なわけですけれども、ま...全文を見る
○紙智子君 多くのところが活用できるようにしていただきたいと思います。  それから、選択と集中という方向がこの経営安定対策にも表れているんですけれども、新たな水産基本計画で打ち出された漁業経営安定対策の導入は沿岸漁民からも期待されているわけですけれども、同時に、予算の関係で当初...全文を見る
○紙智子君 沿岸漁民のうち主業的漁家は約四割の四万八千です。ここから更に所得で絞り込むことになるんじゃないかと。北海道でも対象となるのは三割ぐらいだと言われているんです。余りにもこれは少ないと。ただでさえ減少した漁業者を更に絞り込んで減少に拍車を掛けることになるんじゃないかと思う...全文を見る
○紙智子君 昆布は外れることはないですよね。ちょっとその辺は。
○紙智子君 是非これを外れないようにお願いしたいと思いますということを申し上げまして、質問を終わります。
05月31日第166回国会 参議院 農林水産委員会 第15号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私、最初に高木委員会報告についてお聞きしたいと思います。財界のシンクタンクであります日本経済調査協議会が二月に出した提言について、生前の松岡大臣は四月十日の衆議院の農水委員会で大変大事な御提言であると、我々もそういった提言を受け止...全文を見る
○紙智子君 この水産業への企業の参入の自由化等について、漁業関係者からも強い批判が出されております。  それで、北海道で意見を伺ったんですけど、漁業団体の幹部の方はどういう言い方しているかといいますと、大型店が地方に出店して、もうからないとすぐ撤退して地元の商店がみんなつぶれた...全文を見る
○紙智子君 いずれにしても、現場ではそういう声が出されておりますから、そこはちゃんと耳を傾けていただきたいというように思います。  それから次に、昆布の問題なんですけれども、私、今回の質疑を前に、ずっと浜を歩いて、北海道でも漁協や漁民の方に伺ったんですけど、昆布巻きなどの昆布加...全文を見る
○紙智子君 今のお答えあるんですけれども、昆布その他加工品、IQ品目で輸入が制限されているわけですけど、この昆布巻きはサケ・ニシン調製品で入ってきているわけですよね。その制限の対象にならないという中で、このサケ・ニシン調製品というのは、一九九九年から見てきますと、それを一〇〇とい...全文を見る
○紙智子君 済みません、短めにお願いしますね。
○紙智子君 こういうところで新たに共済事業をしようと思っても、やっぱり出資金が足りないというので、それが現状でいえばできなくなるんじゃないのかと思うわけですけれども、いかがですか。
○紙智子君 最後、お願いします。  共済は単協では受付とか掛金を集めているだけで、共済事業の運用については、保険金の支払などは全国団体の共水連一本でやっていると思うんですよ。そういう中で、どうして単協の出資金に最低限度の規定を入れる必要があるのかなと、今まで全然問題なくやってき...全文を見る
○紙智子君 変わりないんですか、手数料とかは。
○紙智子君 終わります。
06月12日第166回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、政治姿勢の根本にかかわる問題として赤城大臣にお聞きしたいと思います。  それで、大臣は、前大臣の政治と金の問題が未解明の中で農水大臣を就任をされました。農水大臣の任命の際に、安倍総理から政治と金の問題について何らかの指示...全文を見る
○紙智子君 政治と金にかかわっての指示なり注意があったかというふうにお聞きしたんですけれども。
○紙智子君 ちょっと驚きますね。これだけやっぱり政治と金の問題で大きな不信を、大きくその要因になっているわけですから、その問題に対して安倍総理から何も指示がないというのはちょっと驚きです。  今現在、問題となっている議員会館に所在しています資金管理団体の事務所費の問題あるいは光...全文を見る
○紙智子君 大臣は、今月の八日の閣議後の記者会見で、先ほど話出ていましたけれども、林業関連の政治団体の林土連の懇話会からの献金四十万円と、それから特森懇からの献金二十六万円について返却したと述べたわけですけど、この二つの政治団体からの献金を返却した理由、端的にお答えください。再度...全文を見る
○紙智子君 それもういいです。分かります。いいです。
○紙智子君 要するに、今いろいろ返したという理由を述べられているんですけれども、結局、林業関係の政治団体からの献金はこの二団体だけじゃないわけですよ。  それで、ちょっと資料をお配りしていただきたいんですけれども。あっ、配ってありますね。ちょっと見ていただきたいんですけれども、...全文を見る
○紙智子君 非常に何というか分かりづらい答弁なんですよね。それで、やっぱりこういうことについて逐一、本来秘書に任せておくんじゃなくて自分でちゃんと把握しなきゃいけないと、それが責任だというふうに思います。  それで、この徳友会は大臣の資金管理団体と、それから自民党の茨城県第一支...全文を見る
○紙智子君 ちょっと通用しない答弁なんですね。通告していましたよ、ほかにそういうところないのかということを、そしてちゃんと調べておいてほしいと、それで答えを求めるということを言ってあったわけで、どういうふうなことか知らないというのはこれは通用しない話だと思いますよ。  それで、...全文を見る
○紙智子君 ちょっと詳細について知らないというのは本当に驚きですね。大臣であるわけですから、そんなことも知らないというのは本当に情けないことだと思いますよ。  それで、大臣のこの政党支部の収支報告書を見せていただいたんですけれども、この寄附の中に大臣が所管する農業団体からの献金...全文を見る
○紙智子君 答弁書を見ながらじゃなくて、今指摘されたことをちゃんとよく受け取っていただいて、どうすべきなのかということで大臣らしい答弁をいただきたいと思うんですよ。  中央酪農会議や全国の農業協同組合連合会が農水省から補助金を受けているということを知らないはずないと思うんですね...全文を見る
10月17日第168回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。私は、生産者米価の暴落問題についてお聞きいたします。  二〇〇七年産のお米の十月十日の価格センターの落札価格は、平均で昨年の同月に比べますと七・九%下落と。これ、六十キロ当たりで一万四千四百三十四円で、昨年の同月と比べますと千二百三十...全文を見る
○紙智子君 さっき農水大臣のは聞きましたから、総理の感想を。
○紙智子君 総理。
○紙智子君 生産者の安定ということを言われたわけです。  それで、対策なわけですけれども、生産者の皆さんの声を代表して、先日、農民連の皆さんが政府に対しての要請をいたしました。備蓄制度の活用による政府の買入れやってほしいということを言いました。若林農水大臣は十月二日の記者会見の...全文を見る
○紙智子君 最初のところで産地づくり云々かんぬんという話もありました。  それで、備蓄の問題は後ほどまたお聞きしますけれども、品目横断で対応、一つはしていくという話ですよね。  そこでお聞きしますけれども、品目横断対策に入っている米の生産農家、これ米生産農家の何%ありますか。
○紙智子君 担い手以外の対策で稲作構造改革促進交付金というのがあります。実際には産地づくり交付金の方に回してしまっていて、米価下落の対策に回す資金はないという話も聞いているわけですけれども、実際にはどれだけの地域がこれ活用できるんでしょうか。
○紙智子君 ですから、全体の中で実際にもう使ってしまって使えないというところがあって、使えるところはどれだけなのかということを聞いたんです。推定で結構です。
○紙智子君 もう一つ聞きます。  品目横断対策の対象になっているところでこの値下げ幅が一〇%を超えて下がった場合に、その分については補てんできますか、できませんか。
○紙智子君 たくさんのことを説明いただいたんですけど、結論は、米農家の八五%は対象外と。それから、稲作構造改革促進交付金も使えない地域が半数あるわけですよ。それから、品目横断にのっているところも、下落幅が大きければその分の補てんはされないと。これでは農家は救われないわけです。しか...全文を見る
○紙智子君 法律の上ではできないけれども、しかし運用上、備蓄制度の運用の中でそれについてはやるということだと受け止めておりますけれども。
○紙智子君 四角四面なんですよね。  ですから、実際の運用でやれるわけですから、実際に、総理にお聞きしたいんですけれども、自民党の対策本部でも、やっぱり政府による買上げは必要だと言っているわけじゃないですか。そして、この備蓄制度は制度設計上は百万トンだと、これ政府の方針ですよね...全文を見る
○紙智子君 市場に悪影響を与えないようにということの趣旨でやる分にはいいと思いますけれども、もうちょっと、やっぱり四角四面じゃなくて、今の実情をとらえて、今本当にこの瀬戸際に立たされている生産者の立場に立って柔軟な対応を取られるべきだと思いますよ。  そもそも、この米の生産がこ...全文を見る
○紙智子君 やはりこの品目横断経営安定対策というのは、WTOの下で、言わばグローバルの流れを前提として、そういう中で縮小再編というふうに言ってもいいものだというふうに思うんです。ですから、本当に小手先の対応では日本の農業は崩壊してしまうというふうに思うんですよ。  食料自給率が...全文を見る
10月25日第168回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に大臣にお願いをしておきますけれども、私の持ち時間は十五分なので、答弁は極力簡潔に、結論の部分を中心にお願いをしたいと、中身は濃くということでよろしくお願いします。  それで、品目横断的経営安定対策の問題でお聞きします。 ...全文を見る
○紙智子君 担い手と言われる人も減収になっているということで、具体的にちょっと言いますけれども、高崎市では主に麦生産について調査したときに、まず出たのが支払の額の問題で、一俵につき七千円の経費が掛かるのに、JAの概算払は一俵五千四百円しかならないと。これでは生産の継続ができないと...全文を見る
○紙智子君 十二月の予定が十月ということでは、これ自体は現地にとってみれば少しでも助かると思うんですけど、このほかにも、時間がないので二つまとめてちょっと質問をしますけれども。  そのほかにもいろいろ出ていまして、例えば書類の煩雑さという問題もあるんですね。過去実績を確定するた...全文を見る
○紙智子君 もっとこのほかにも様々な問題があるんですけれども、今、対策委員会の中で順次できるものから出していくということなので、やっぱりできるだけ早くそういう改善ということで出していただきたいんですけれども、私はやっぱり制度そのものに大きな無理があるというふうに思っています。予算...全文を見る
○紙智子君 終わります。
11月01日第168回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、農業者戸別所得補償法案についてお聞きいたします。  農業政策は本当に総合的なものでありまして、この法案だけで全体をフォローするというものではないと。あくまでも所得補償ということで出されているというように思います。  そ...全文を見る
○紙智子君 農産物の輸入自由化はいろんな形態があります。それで、WTO協定が一番大きなものですけれども、FTAについて見ても、例えば日豪のFTAのように、日本農業にもう壊滅的な打撃を与えかねないという、こういうものもあります。それで、我が党は、この間FTAの協定についても、何でも...全文を見る
○紙智子君 今、日豪のFTAはお答えになったんですけど、メキシコとかフィリピンなどを含めて、これはこれまでどういう対応をしてこられたんでしょうか、その判断といいますかね。
○紙智子君 当然、そういう影響なんかについても分析されているのであれば、それを是非お話しいただきたいということと、それからこの後も、とにかく軒並み並んで待っている状態といいますか、アメリカあるいは中国、それからEU、それからASEAN、こういうそれぞれのところがあるわけですけど、...全文を見る
○紙智子君 我が党も前回いろいろ、フィリピンの関係ですとか検討した際に、やっぱり具体的に、交渉事とは言うんですけれども、その結果どういうふうな影響を受けるのかということによって判断をするということになると、実際、じゃ受け入れざるを得ないとした場合に補償すると言うんだけれども、その...全文を見る
○紙智子君 今答弁をいただいたことというのは、実は民主党さんのマニフェストの中には書いていないことですよね。この中には書いてないと思うんですよ。各国とのFTA締結の促進を両立させますということは明記してありますけれどもね。  それで、民主党さんとしては、我々の認識は輸入促進、推...全文を見る
○紙智子君 私も率直な思いで言いますと、やはり民主党さんの中でも人によっては違うことを言われる人もいるもんですから、やっぱり党として、だれが見ても、それでもって動かないということでのちゃんと担保を取ることをされないといけないのではないかなというふうに思うわけです。
○紙智子君 じゃ、またもう一度後からお聞きしますけれども、ここで政府、農水省に対して質問したいと思います。  それで、飼料価格の高騰問題についてなんですけれども、これは朝日新聞の十月二十日に載った投書なんですね。群馬県の前橋市の方、女性の方が載せているんですけれども、飼料価格が...全文を見る
○紙智子君 幾ら積み増すというような金額も、もしあれでしたらおっしゃっていただけますか。
○紙智子君 積み増す額を言っていただきたいと言ったんですけど。一言で。
○紙智子君 今そういうふうに要求しているという話だったんですけど、率直に言いまして今の対応では追い付かない、間に合わない、今の対応ではもう離農せざるを得ないというところまで現場は追い詰められているというふうに思うんですね。なぜならば、補てん基金が発動されても、農家段階でいいますと...全文を見る
○紙智子君 実際に価格に転嫁することも含めて要請しているという話もあったんですけど、それとつなぎ資金という話あったんですけど、今すぐには手元へ行かないんですよ。それも今要請している段階ですからすぐに反映されるわけじゃないわけで、だから本当に、その一刻も猶予ならない事態ということに...全文を見る
○紙智子君 飼料米については、やはりいろんな温暖化の問題ですとかいろんなことを含めても、今研究されて、いかにコストも下げていくかということをやられてきていると思うんですけど、更に力を入れて取り組んでいただきたいと思います。  それで、これに続いて民主党さんにお聞きしたいんですけ...全文を見る
○紙智子君 時間になりましたので、また続きはこの次にしたいと思います。
11月06日第168回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。前回に引き続きまして、また質問をさせていただきます。  それで、農産物の輸入自由化とこの民主党の戸別所得補償法案ですね、この関係についてもう少し検討させていただきたいと。  仮に、仮にWTO協定で完全自由化になったとした場合に、安い...全文を見る
○紙智子君 なかなか想定しづらい、いきなりというのはねという話ではあるわけですけれども、しかしながら、守るべきは守ると言いつつも、やっぱりWTO、FTAについて一応その推進の立場ということもありまして、交渉によってどういう事態かということもあるわけですけれども、もちろん我々も当然...全文を見る
○紙智子君 そうすると、緊急対策なんだということなわけで、この法律とはまた別枠でということになるわけですよね。  つまり、結局、生産費と販売価格との差額を補てんすることによって食料自給率を引き上げるというこの法案の仕組みというのは、やっぱり現状の国境措置がこれが維持されていて初...全文を見る
○紙智子君 そうなりますと、前回も私ちょっとこの質問をして答弁が返ってきたわけですけれども、そのときにも、例えばWTOでもって一定の譲歩を迫られてしまって下がったと。関税で守るのと関税だけではなくて所得補償というふうなことで言われたんだけれども、関税で守られない場合は直接支払とい...全文を見る
○紙智子君 そうすると、考え方ということで一致しているという話があるんですけれども、やっぱり国境措置ということでいうと、これがなくなってしまったときには、この今の出している民主党さんの法案でやっぱり自給率を上げていくとか維持ということは難しいという点では同じということで考えてよろ...全文を見る
○紙智子君 我が党は、やっぱりすべてもう自由に入ってこれるようにしてやったとして、所得補償一本だけではもう全然、幾らお金が掛かるか分からないということになってしまうわけで、もう破綻してしまうというふうに思っております。そういう点では、国境措置が今の維持されてこそというふうになって...全文を見る
○紙智子君 飼料作物といった場合に、例えば飼料米ですね、飼料の米、こういうことなんかも、今例えば牧草、耕作放棄地などに作付けをしてやるということに注目が今当たってもきていまして、そういうので考えていったときに、やっぱり一定のお金も掛かってくるわけで、一兆円という予算なんかも法案の...全文を見る
○紙智子君 それからもう一つ、これは他党からもこの間質問が出されている問題ですけれども、米の生産数量目標の問題についてです。  それで、我が党は、米の減反ということでいいますと、これは目標割当てを強制するということではなくて、やはり減反して代わりに転作する、作るもの、これによる...全文を見る
○紙智子君 そうしますと、生産者にとって、例えば米の生産数量目標ですね、この目標が当初考えていたよりももう減ると、少なくなってしまうということになったときに、ほかの作物に転作しようと思っても、それによって所得が減ってしまうというふうになる場合に、この生産数量目標で取り組めないとい...全文を見る
○紙智子君 米に代わる農産物の生産、今でいうと産地づくり交付金的なものをやるという話なんですけれども、その加算措置の水準とかその中身について明確になっていないんですけれども、それどうするのかなと。これ、例えば政令だとか、どういう形でやろうとしているのかということについて、いかがで...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、法案をめぐってはまたこの次に自給率の問題などを含めて議論したいと思います。  それで、この後、ちょっと政府に対しての質問に変わります。  それで、赤福それから白い恋人などの期限表示の偽装問題が相次いで起こっていると。組織ぐるみの偽装ということで、これ本当...全文を見る
○紙智子君 商品を見ただけでは偽装というのはよく分からない、困難であるということなんですけれども、例えば原産地表示の場合は、外国産を国産と偽った場合はこれは調べれば分かるわけですよね。DNA鑑定だとか科学検査で分かっていくというのがあるわけですけれども、期限の表示についてはこれは...全文を見る
○紙智子君 その過去の経緯というのは、議論はあったというのは当時の議事録読んでいますから分かります。一九九五年以降、それまであった製造年月日を取ってしまったと。そのときに、やっぱり議論になっていた中で、いろいろ労働がどうのという話もあるんですけれども、やっぱり一番大きなものは、ア...全文を見る
○紙智子君 消費者の皆さん、消費者団体の皆さんからずっとちゃんと明記すべきなんだということが要求として出されて今日まで来ているわけです。ですから、総理が言われるような消費者、生活者の視点からということで再点検ということである以上、やっぱりそういう声を真摯に受け止めて、これだけやっ...全文を見る
11月07日第168回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  もうたくさんのことがあるんですけれども、母子家庭の支援の問題に絞って質問をしたいと思います。  それで、副大臣の先ほどの報告の中で、子育て支援、就業支援、それから養育費の確保、経済支援という四本柱という話がありました。実際のその...全文を見る
○紙智子君 三点。
○紙智子君 平均ということで、母子家庭の生活保護の母子加算の削減で均衡を取るというふうに言ってきたんですけれども、母子家庭全体の生活がより一層これによって困窮させることになるんじゃないのかと。段階的に母子加算を削っていくことなんですけどね、が一つと、最後は、実際には児童扶養手当の...全文を見る
11月08日第168回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、参考人の皆さん、今日はお忙しい中、時間をお取りいただきましてありがとうございます。  最初に西原参考人にお聞きいたします。  前回も参考人としてここにおいでくださっていろいろ御意見をいただきましたし、品目横断的経営安定...全文を見る
○紙智子君 これだけやっぱり減収になってしまうと、幾ら担い手が意欲がわくようにといっても、これはそうならないだろうと。本当に減っていくということで心配される中身で、やっぱり本当に打開するということが急がれる中身だというふうに思うわけです。  それからもう一つ、集落営農という問題...全文を見る
○紙智子君 集落の場合も本当に歴史があって、以前から地域で協力し合いながらやってきて、その上に成り立ってやっているところであれば、そこをもっと応援するという施策でいいと思うんだけれども、上から当てはめてやるというやり方がうまくいかないということも随分出されてきましたし、今の時点で...全文を見る
○紙智子君 次に、米の問題なんですけれども、米問題をめぐっては、この間、緊急対策ということでこの暴落に対する対策は取られているんですけれども、本当はもっと抜本的な対策が求められているというふうに思いますけれども、生産調整ですね、この生産調整についてはすごく苦労されていると思うんで...全文を見る
○紙智子君 私は、すべて市場に任せるとやっぱり歯止め掛からないというのか、これには限界があると。そういう意味では、政府が全部放棄してしまって責任を取らないというのは、やっぱりそれは良くないというふうに、そういう考えなんですけれども。  いずれにしても、やっぱりこの問題というのは...全文を見る
○紙智子君 それから不安を持っていることということで、一言ずつお願いいたします。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、食料自給率の問題についてお聞きしたいと思います。  本法案の説明でいいますと、十年後に食料自給率が五〇%で、将来的には六〇%に達するように目標を設定しておりますけれども、二〇〇六年の十二月の政策マグナカルタ、この資料の中...全文を見る
○紙智子君 そうしますと、食料の完全自給ということでいうと、どういう手段で、どういう段取りでそれをやっていこうということなんでしょうか。
○紙智子君 そうしますと、完全自給ということはずっと先の将来、目指すところの先のところの目標ということで、そこに向けて取りあえずは五〇%、そして六〇%というふうにしていくという考え方ということなんでしょうか。  もう一つ、この資料の中に農林漁業再生プランというのが載っていますよ...全文を見る
○紙智子君 私は、この食料自給率を食生活の見直しで引き上げていくということ、もちろん意識して、そういうことをみんな意識するというのはこれは大事なことだとは思うんですけど、しかしながら、引き上げることに重点を置くということはちょっと問題があるんじゃないかなと思っているわけです。それ...全文を見る
○紙智子君 私どもは、我が党としては食料自給率の低下の原因の第一のやっぱり問題というように思っているのは、これ一九六一年ですね、農業基本法にあったというように思っているわけです。なぜかというと、そこで選択的な拡大が決められたと。当時、アメリカの余剰農産物を大量に日本に輸出しようと...全文を見る
○紙智子君 じゃ、大臣の方からお願いします。
○紙智子君 聞いた以上のことをちょっと言われると時間が過ぎちゃいますので、この次また聞きますので。  それで、食生活が変わったということを常に言われるわけですよ、自給率が下がっていることの背景ということで。でも、これはあくまでも現象面だと思うんですよ。なぜ変わったのかというと、...全文を見る
○紙智子君 これまで何度か、食料自給率がなぜ下がったと思いますかということに対して、いつも答弁で政府の方から出てくるのは、一つはやっぱりそういう食べ方が変わったという問題と、それから生産者のニーズに合わない生産の在り方というようなことが返ってきていたわけですけれども、私は、やっぱ...全文を見る
○紙智子君 貿易というのは私も大事だとは思います。ただ、やっぱり本当に、それぞれの国の経済の主権とかあるいは食料の主権とか、そういうところを本当にしっかりと尊重して進めなきゃいけないものだというふうに思うんです。  それで、私、WTOの香港の閣僚会議のときにちょうど議員会議があ...全文を見る
○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、農業者戸別所得補償法案に賛成の討論を行います。  この間の自民党農政、とりわけ圧倒的な農家を切り捨てる品目横断的経営安定対策の強行によって、日本農業、農村は今深刻な事態となっています。このような中で本法案は、米、麦、大豆など主要品目につい...全文を見る
11月21日第168回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  前回の調査会で岸厚生労働副大臣に質問をしてお答えをいただいたんですけれども、その中で、児童扶養手当の削減について、今ちょうど与党のプロジェクトチームで検討中だというふうにおっしゃられたんですよね。    〔理事木俣佳丈君退席、会...全文を見る
○紙智子君 年齢の制限とか、本当は働きたいけれども働けないということに、仕事がないということがあったり、あるいは子供の状況とか、無理に無理を重ねて一日に幾つも掛け持ちでやらなきゃいけなくて体を壊しちゃったとか、そういうことなんかも、個々別々というか、いろいろ事情があると思うんです...全文を見る
○紙智子君 短くですね。
○紙智子君 今、数字挙げておられるんですけれども、確かにこういうメニューは大事だと思うんですけれども、ただ、やっぱりその平均的な件数が伸びているということじゃなくて、実際に受けられない現状があるわけですからね。そこのところを本当にフォローしていくような施策というか、やっぱり実際に...全文を見る
11月28日第168回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、民間空港への米軍機の発着の問題についてお聞きいたします。  米軍の小型ジェット機が、今月十一月の八日に北海道の釧路空港に着陸をしました。この件は、三日前の五日に米軍から国土交通省に、アラスカから米軍岩国基地に飛行する途中、...全文を見る
○紙智子君 そうしますと、北海道側がこういうふうに困ると、民間の、緊急じゃないときに来てもらったら困るということを言っているんだということは米側には伝えて、それで、その計画については変えられませんかということを言われたんでしょうか。
○紙智子君 だから、伝達だけじゃ駄目なんですよね。伝えて、何と言っているのか。困ると言っているわけだから、それなのに向こうが、いや、困ってもとにかく降ろしてもらうと言ったのか、その辺のところどうなんですか。
○紙智子君 だから、意思疎通と言うんですけれどもね、ただ言っているだけじゃないですか、それじゃ。政府として、やっぱり自治体が緊急事態以外は米軍機の民間使用を自粛してほしいということをはっきり伝えて、そして運用改善をやっぱり求めるべきだと思いますよ。  米軍基地を有する十四都道県...全文を見る
○紙智子君 結局、北海道が管理している、中標津空港は北海道管理なわけですけれども、そこじゃなくて国が管理ということでの釧路空港に降りることになったわけですよ。  米軍による日本国内の民間空港の使用についていいますと、昨年、全国で四百五十五件と。七百件を超えて使っているときもあり...全文を見る
○紙智子君 矢臼別にこの海兵隊の実弾訓練を移転する際に、自治体に対しては夜間訓練も小火器訓練もこれ一切説明をしていないですよ。最初は含んでいなかった訓練を、受け入れた後に、実は一体のものだったんだ、昔やったことあるんだという形でどんどん拡大させていっているわけですよね。ここは酪農...全文を見る
○紙智子君 地元の報道によりますと、百五十五ミリりゅう弾砲は夜間だけで百九十発だと。中核的な、今回中規模の部隊なわけですけれども、今まででいうと過去最大だと地元の人は言っているわけですよ。政府も実態をつかんで、本当にやめさせるように交渉すべきだというふうに思うんですね。沖縄から移...全文を見る
○紙智子君 じゃ、最後、時間になりましたので、沖北担当大臣にも、今のちょっとやり取り聞かれていたと思いますけれども、そういう中で、担当大臣として、政治家としてというか、今のやり取りお聞きになっていてどのようにお思いになられたか、感想を最後一言お願いします。
○紙智子君 終わります。
12月06日第168回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  先日私は、北海道の標茶町という、釧路からもう少し山に入る方ですけれども、ここで開かれました酪農危機突破釧根集会というのに参加をしてきました。そこで出された声は非常に悲痛なもので、過去最悪の赤字だと、このままじゃみんな死んじゃうと、...全文を見る
○紙智子君 私も現地で話を聞いて驚いたんですけれども、酪農家の皆さんは今の飼料や燃料代の高騰で経営のやっぱり展望を見えない状態になっているわけです。  それで、例えば、子牛に飲ませる、生まれてから一週間、二週間、三週間ということで飲ませるミルクですね、代用乳、これについて言いま...全文を見る
○紙智子君 この地域でいうと、農協ごとにも今いろいろ白黒、実際帳簿なんかを見せてもらうわけですけれども、大体一つの農協でいうと六割ないしは七割が赤字ですよ。それで、黒字のところももちろん中にはありますけど、それらも含めて平均しても三百万から五百万の赤字なんですよ。だから、多い人は...全文を見る
○紙智子君 乳業メーカーに対して、もうけるなということは言いません、それは。もちろん利益上げなきゃいけないというふうには思いますけど。ただ、九月末、九月の中間決算の段階で、ある乳業メーカーでいいますと、純利益が三六・三%になっているわけですよ。主にチーズ部門が良好だったということ...全文を見る
○紙智子君 やっぱりもう今度やめちゃおうかどうしようかというふうに悩んでいるところにある中で、何となくあいまいもことしてよく分からないというんじゃなくて、前倒しでやるんだったらやるんだということなんかを含めて、やっぱり希望の持てる方向をもっと打ち出していく必要があるんじゃないかと...全文を見る
○紙智子君 じゃ、時間になりましたけれども、やっぱりしばらくは穀物市場はこの後も高い値段が続くと言われているわけですから、そういう意味では、先を見越して温かい対策を取られることを最後に心から要求いたしまして、質問を終わります。
12月13日第168回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  質問の時間をお与えくださいましてありがとうございます。早速、それでは提案者に質問をしたいと思います。  私ども日本共産党は、野生鳥獣による農作物などの大きな被害が出ている実態がある下で、その被害防止対策というのがこれ必要だと、当...全文を見る
○紙智子君 もう少しお聞きします。  荒廃している奥山や里地などの生息地の管理、それから十分な予算を伴う効果的な防除対策、今一定触れられたところもありますけれども、野生鳥獣保護管理のための専門家の育成ですとか、農業共済による被害補償制度の拡充、それから野生鳥獣との共生を旨とした...全文を見る
○紙智子君 今回の鳥獣被害特措法によりまして、鳥獣捕獲の許可の権限が都道府県から今度は市町村へということで委譲されるわけです。市町村が防止計画を策定をして、そしてその判断で捕獲できるようにすると。そうなりますと、捕獲駆除一辺倒になるおそれも危惧されているわけです。  鳥獣被害の...全文を見る
○紙智子君 私どもといたしましては、この市町村の被害防止計画の策定については、都道府県の鳥獣保護事業計画に基づいて、野生鳥獣の専門家や研究者も参画をして科学的に作成をし、野生鳥獣の個体数の調整を含む特定鳥獣保護管理計画に沿ったものにすべきであると、そして、捕獲の実施に当たっても、...全文を見る
○紙智子君 法律が通りましたらこれで終わりということではなくて、様々な懸念があるわけですから、払拭されるように今後とも努力を心から要請いたしまして、質問といたします。  ありがとうございました。
12月18日第168回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私は、先ほどもやり取りがありましたけれども、BSEの問題でお聞きしたいと思います。  それで、更に確認をする意味でお聞きしたいんですけれども、十二月の六、七と行われました日米次官級の経済対話が行われて、そこでBSEの問題もその話...全文を見る
○紙智子君 それじゃ全然納得できないですよね。国民の皆さんが新聞記事を読んで、それで非常に心配をしているわけですよ。現場にいるあなたがそのことに対して明らかにできないというのはおかしいんじゃないですか。  実際に現場で見て、さっきもこのやり取りの中で幾つか確認されていることある...全文を見る
○紙智子君 あなた自身が現場にいておられて、そのやり取りを聞いていて、どのように思われましたか。ちょっとこれはまずいんじゃないかと、まだ日本の中では話もしていない、決まってもいないことを持ち出すのまずいんじゃないかなと、そんなふうに思われませんでしたか。
○紙智子君 それまたちょっと問題だなと思うんですけど、統一見解の中でということですか。統一見解なんていう中でそんなことのやり取りもいいということになっているんですか。統一見解って何ですか。
○紙智子君 全然納得できないですよ、そんな。統一見解って何ですか。もし、今すぐ出せないというんであったら、ちょっと委員長にお願いしますけれども、後でそれペーパーで出していただくように要求したいと思います。
○紙智子君 非常に、現場にいておられながら、それに対して問題とも思わないということでもあって、非常に私は重大な問題だなというふうに思うわけです。  それで、食品安全委員長、今日お越しいただいているのでお聞きしたいんですけれども、相手国に、食品安全委員会のリスク評価もしていない、...全文を見る
○紙智子君 今の答弁はあれです。やっぱりリスク評価を食品安全委員会で得て、その上で科学的なそういうものの分析の上に立って、それからでないとやっぱり提案しちゃいけないですよね。そういう御見解ですよね。
○紙智子君 ちょっとなかなか私ものみ込めないというか、意味がよく分からないんですけれども、ちょっと時間が押してきますので、ちょっと今のやり取り、まだ納得いかないんですけれども。  農水大臣にお聞きしますけれども、大臣は記者から聞かれて、それで積極的に提案したわけじゃないというこ...全文を見る
○紙智子君 今、諮問することを決めているわけじゃないというんですけど、ちょっと今のそのやり取りを含めて非常に私問題だなと思っているんです。相手国に月齢条件の変更を約束して、それでそのことを食品安全委員会に諮問するというようなやり方はこれおかしいと思うんですよね。
○紙智子君 以前、プリオン専門調査会の委員からも、諮問が出てきた経緯だとか目的だとか、そこは結局はっきり言われないまま、ある意味で公然の秘密のようなことでやっていくことは結局は消費者の食品安全委員会に対する信頼を失うことにつながるという強い批判がこれまでも出ているわけですよ。さら...全文を見る
○紙智子君 はい。  中身について一体リスクコミュニケーションをする意味がなくなると。こういうことを続けていたんじゃ、本当に安全、安心そのものがもう偽物だということに、不信感を買わざるを得ないというふうに思います。  そのことを最後に申し上げまして、質問を終わります。