紙智子

かみともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

紙智子の2008年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月05日第169回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、中国製ギョーザの中毒問題についてお聞きいたします。  現在、真相は究明中ということなわけですけれども、輸入食品の検査体制について、昨日この委員会で福田総理は、自民党の西島議員の質問に対して、水際でチェックする体制の必要性...全文を見る
○紙智子君 二月一日の日に我が党議員団として福田総理あてに申入れをいたしました。そこで、輸入食品の検査率を、今一〇%なんですけれども、五〇%以上に引き上げるべきじゃないかと、伴って監視員の増員も必要なわけですけれども、これらについてはどのようにお考えでしょうか。
○紙智子君 効果的にと言うんですけれども、やっぱり輸入量が物すごく増えているわけですから、それに伴って増員するとか増やすということは考えてないんですか。
○紙智子君 輸入加工品の方なんですけれども、こちらは二〇〇三年に食料衛生法が変わって、コーデックスの基準があるもの、それから冷凍野菜のような原形で確認できるものを除いて、それを除いて一律残留農薬基準〇・〇一ppmということが適用されているんですけれども、にもかかわらず、この間、全...全文を見る
○紙智子君 結局やってこなかったということなんですけど、それでこのままでいいのかというと、そうじゃないと思うんですけれども、どうされるおつもりでしょうか。
○紙智子君 福田総理は、食の安心、安全ということでこういうプロジェクトを発表されましたよね。この中でも、本当に水際の検査の問題も指摘をしているわけですけれども、まさにこのことが今やっぱり具体的に対応を求められているというふうに思うんです。日本は食料で六割外国に頼っているという中で...全文を見る
○紙智子君 経営の効率化ということも言われるんですけれども、地方、特に過疎地域ですね、こういうところで採算性だけでは測れない公立病院の重要な使命があるというふうに思いますけれども、これについてはいかがですか。
○紙智子君 総理にちょっとお聞きしたいと思うんですけれども、北海道が国のガイドラインを先取りした形で自治体病院の広域化・連携構想案というのを出しました。九十四公立病院があるわけですけれども、そのうち三十八病院を診療所化する、九病院は規模縮小を求めるもので、この構想を実際に地図に落...全文を見る
○紙智子君 総理です。総理の感想を。
○紙智子君 総理、お願いします。
○紙智子君 実情を踏まえてというお話されたんですけれども、該当する自治体に対して事前のヒアリングも全くないんですね。それで診療所化を提案するという一方的なやり方が現場ではあると。  これ、北海道だけじゃないんです。北海道がどうしてこういう構想を出したかといいますと、やっぱり医師...全文を見る
○紙智子君 私が行ってきた上川町という大雪山のふもとの町です。ここは日赤病院があったんですが、なくなっちゃったんです。もう本当に病院、町立病院一つで、あとは普通の診療所といいますか、小さな病院なんですけれども。  こういう状況の中で、町長を始め町民の皆さんと懇談しましたけれども...全文を見る
02月20日第169回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の参議院議員紙智子でございます。  最初に、今日はいろいろ御配慮いただきまして、ほかの委員会と重なっているんですけれども、先に発言させていただくことを許していただきまして、ありがとうございます。  また、今日、三人の参考人の皆さん、大変貴重なお話をありが...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  それで、そういう本当に身につまされる状況をお話しいただいたわけですけれども、本当に人間らしい暮らしを保障するために、やっぱり緊急時の対応も含めてどのような制度を整備すべきだというふうにお考えでしょうか。
○紙智子君 ありがとうございました。
02月20日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  国際的な穀物価格の高騰によって、全国の畜産・酪農農家が非常にその経営を維持できない大変な事態になるということで、私、昨年も大臣に質問させていただきました。  耐え切れずに、黙っていたらえさ代がもう高く付くので牛を売ってしまうと。...全文を見る
○紙智子君 算定ルールに基づいてということがいつも決まって返ってくるんですけれども、やっぱりちょっと低過ぎるんじゃないかなと思うんですよね。  時々、申し入れしますと、いや、BSEのときでも七十銭という話がされるんですけれども、実際に〇三年から〇六年までもこれ引下げだったり維持...全文を見る
○紙智子君 やはり生産者の実感からして、これだけ朝から晩まで苦労して頑張って働いてもそんなものなのかという思いが、さっき本当に痛ましいお話ありましたけど、もう本当にそういうやっぱり生きる希望すら奪われてしまうような事態に立ち至ってしまうんだと思うんですね。働いても借金が残るという...全文を見る
○紙智子君 もちろん、そういう経営ごとにやっていくということなんですけど、再生産できるそういう対策ということでやっていかなきゃいけないんだろうというふうに思うんです。  これ先ほども議論になっていたんですけれども、私もあえて言わせていただきますが、都府県で、今度飲用向けで酪農生...全文を見る
○紙智子君 ずっと先ほど来議論聞いていまして大体共通の認識なんじゃないのかなと思っているんですけれども、配合飼料の価格安定制度についてです。  これ、全畜種の平均で、一—三月期で一トン五万八千円になっていて、前年の同時期に比べますと、生産者の負担というのがトン当たりで七千七百円...全文を見る
○紙智子君 ちょっと時間が詰まってきたので二問をひっくるめてちょっとやらせていただきますけれども、これも議論されてきているわけですけれども、飼料米の問題ですね、飼料の自給を高めていくという問題で、これもずっと続けて質問させていただいているんですけれども、飼料用米の方は結構……
○紙智子君 はい。  やられているんですが、飼料米ですね、米粒の方。こっちの方はなかなか強調されないんですけれども、こっちの方もすごく大事な話で、先ほど大臣が紹介されていた例ですけれども、実際にこれをやっているところでいいますと、今本当に効果を発揮しつつあるということでもありま...全文を見る
02月27日第169回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第3号
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○紙智子君 三人の参考人の方、どうもありがとうございます。私も、先週も参考人の質疑でもって外国人労働者の置かれている現実というか、厳しい現実があるということもお聞きもして、胸も痛みましたし、この調査会で愛知の豊橋、私一緒に行かせていただいて、現場で実際に外国人、ブラジル人の子供た...全文を見る
03月25日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今、食料と農業をめぐって世界情勢が激変をしているということですけれども、そういう中でまさに日本農業の再生が求められています。  最初に外務省にお聞きしたいんですけれども、よろしいですか。二〇〇四年に国連人権委員会が採択をした食料...全文を見る
○紙智子君 人道上もといいますか、各国の食料の権利を認めていくということだと思うんですね。つまり、国民の一人一人が例えば飢餓というような、そういう食料への権利を損なうような事態になったときには、その国民の権利を守るためにその国が何らかの対策をするということも認めるということだと思...全文を見る
○紙智子君 実際に大臣自身もそういう発言をされて、やっぱり食料を守っていく国家としての責任、食料主権ということはそういう意味では相通ずるものがあるというふうに受け止めたわけですけれども、理解できるということだと思うんですけれども。  そこでお聞きするんですけれども、大臣は先日の...全文を見る
○紙智子君 大きな見方でいうと、やっぱり本当に全力を挙げて自給率を上げていくということで、もちろん国民も含めてといいますか、そういうことを話ししながらやっていくということはそうだと思うんです。  その次なんですけれども、それを本当にやっていこうと思うのであれば、私はやっぱり国内...全文を見る
○紙智子君 私も、かつての食管制度のような、全量を国が買い上げてもう厳しく管理するというものに戻るというような話では全然ないんですよね。今のやっぱり市場の流通で定着しているわけですから、その現状に即してやっていくというやり方が必要だとは思うんですけれども。  やはり今の農業の現...全文を見る
○紙智子君 日本の場合、アメリカ、EUもそうですけれども、そのAMS、国内助成はWTOの協定の中でも認められた中身で、アメリカでいいますと八八%実績、約束水準の枠内で八八%まで実績上げてますし、それからEUも七〇%を超えていると。そういう中で、日本は約束水準の一九%というのが今実...全文を見る
○紙智子君 オーストラリアで食料自給率二三七%ですよね。カナダで一四五%、米国で一二八%、フランスで一二二%、みんなそういう高い自給率を持っているわけですよね。日本は四割を割っていると。本当に何かのことがあったら、もし輸入ストップしたら、そのときにはもう日本の国というのは本当に食...全文を見る
○紙智子君 これ、四月一日のエコノミストなんですけど、ここで特集しているんですね。それで、飽食というけれども、食料自給率三九%の危機と。日本が飢え死にするということで、特集でいろいろな方が書いておられますけれども、その中で、競争力を付けるために保護はなくすべきだという主張は誤りだ...全文を見る
03月27日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今回提案されております法案については、原料の高騰やあるいはこの原油高で厳しい経営を強いられている水産加工業者に対しての制度資金を拡充していくというもので、これ評価できるというふうに考えております。  その上で、今日は漁業経営安定...全文を見る
○紙智子君 そうしますと、所得要件の推計でどれぐらいになるのか、また二〇〇八年度の予算の積算、そこでどのぐらいの目当て、目標としているのか。
○紙智子君 最初聞きましたときに二割ぐらいという話もありましたし、一割から二割なのかなということなんですけれども、北海道でいいますと、北海道の漁連が行った調査を基に、現在農水省が示している要件でこの制度の利用可能な漁業者がどれぐらいかというと、法人、個人合わせて千六百と言っている...全文を見る
○紙智子君 北海道で一割しか加入できないということは、先ほども質問があったんですけれども、ほかの都府県なんかでいえばもっと割合は減るということで、それで農水省の想定の半分にしかならないというのは、加入要件自体がやはり漁業者の実態に合ってないんじゃないかというふうに思うわけです。 ...全文を見る
○紙智子君 やっぱり先ほど来議論になってきていますけれども、まずここからスタートなんだということなんですけれども、ただ、この後の条件として、実際に漁業者の経営状況というのは今燃油の問題などで大変厳しい状況にあるわけで、この後、じゃ所得を伸ばしていくことができるのかということになる...全文を見る
○紙智子君 どれだけの漁業が実際に制度に加入できるかというのは四月以降になるともっとはっきりしてくるんだと思うんですけれども、やはり想定から見ても非常に現実は厳しいという見込みもある中で、やはり制度そのものをやりつつも、やっぱり必要な見直しをどんどんしていって実態に合うようにして...全文を見る
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  食の安全、安心についてお聞きします。  昨年の偽装表示、そして全国に衝撃を与えた中国製ギョーザの薬物中毒事件などを通じて、国民の食の安全、安心に対する関心がかつてなく高まっています。今、国民生活審議会の生活安心プロジェクト、ここ...全文を見る
○紙智子君 併記することについては前向きにという回答が今ありました。
○紙智子君 それで、いや、それで私は……
○紙智子君 いや、いや、ちょっと、いいです。  お話聞いていると、要するに、製造メーカーからいうと、やっぱり古くなって売れなくなると困るというのがあるわけですよね。だから、製造年月日を出すことによって、やっぱり古いものから売れなくなってしまうということがあるということを一つ懸念...全文を見る
○紙智子君 結局、だから連邦法にない、政府としてはだからない、州レベルではあるかもしれないけれども、食品の期限表示がないと。  結局、国としての食品の期限表示がない、そういう意味では概念もないということだと思うんですけれども、そういう米国にとってみれば、それこそ期限表示自体が非...全文を見る
○紙智子君 州ですね。
○紙智子君 要するに、アメリカではそういったものが……
○紙智子君 いや、私が問題にしているのはアメリカなんだけれども……
○紙智子君 いや、EUもそう……。  それにしても、日本がそういうふうになってそちらに合わせようと思うと、日本ではできなくなっちゃうじゃないですか。問題は、農林水産省が表示問題が対象となるこの食の安心ということに最も後ろ向きな省庁であっては困るということなんですよ。  伺いま...全文を見る
○紙智子君 だから、一見するともっともそうに聞こえるんですけれども、なぜあえて外さなくてもいい安心を外したのかということには思惑が働いていたと思うんです。  元々、二〇〇三年の四月に発表された食の安全・安心のための政策大綱では、食の安全と安心の確保に向けて改革に真剣に取り組むと...全文を見る
○紙智子君 例えば科学者や政府は、安全ということではもう担保しているんだと、安全ということではお墨付きを与えたから、それで後は何がそれを安心に感じられるかとなったら、これは個々人の受け取り方の問題だから、それ自身を目標にするのはしんどいということでそれを外してしまうというのでは違...全文を見る
03月28日第169回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子です。  先月、沖縄県の北谷町で起きた米海兵隊による女子中学生暴行事件、これに本当に強い怒り、私も感じますし、ちょうど委員会、委員派遣で現地に二日目に行きましたけれども、そこでやっぱり肌でその怒りというものを感じました。その後、被害者がもうそっとし...全文を見る
○紙智子君 我が国の犯罪統計の強姦とか強制わいせつの認知件数というのは、人口一万人当たりで発生率が〇・八件ということなんですけど、米兵の性犯罪の発生率というのは一万人当たりで十八件ということで、二十二倍になるわけですね。  沖縄には基地の七五%が集中していると。それで、基地内外...全文を見る
○紙智子君 ちょっと余りにも認識が甘いというか、やっぱり親しい隣人じゃないわけですよ。もう事は、やっぱり本質がそういう殺人をするということの中で、そういう精神状況を持ってやっている、訓練をしているというわけですから、そういうものに対する感覚というのか、そういう認識がやっぱり本当に...全文を見る
○紙智子君 大臣は、今回の事件後、県知事と会談をされていますけれども、その際に、沖縄県民の皆様の怒り、いかばかりかと推察申し上げると、アメリカに対し強く働きかけなければならないというふうに述べられたと思います。  それで、外務省が二月の事件後に米側に照会、聞いたところが、国別の...全文を見る
○紙智子君 しっかり情報収集して、言うべきことはきちっと言うと。日本だけが突出しているというのはやっぱりおかしいですよ。いや、どこでもない方がいいに決まっていますけれども、そういうことを是非厳しくやっていただきたいということと、それから、沖縄の県民集会が先日開かれているわけですけ...全文を見る
○紙智子君 各地からの予算要望も出されましたけれども、是非今後とも振興を進めて、やはり基地撤去ということを強く進めながらやられることを是非心から指摘をしまして、質問を終わります。
03月31日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  官製談合の摘発を受けて、緑資源機構の廃止の方向が出されました。我が党は、以前からやはりこの大規模林道、緑資源幹線林道の余りにもひどい自然破壊、生態系破壊、そして官製談合についても追及してきたので、これ廃止は当然だというふうに思って...全文を見る
○紙智子君 いろいろなこれからの対策をしますということなんですけど、十分解明されたというふうにお思いですか。
○紙智子君 その認識は本当に不十分だというように思います。  松岡元大臣、それから緑資源の機構の元理事らがかぎを握っていると言われていたわけですけど、こういう当事者の皆さんの自殺もあって結局立ち消えになっているという側面もあるわけです。十分解明できていない。あるいは、緑資源機構...全文を見る
○紙智子君 従来より適切なやり方をしてきたと言うんですけれども、これらの環境調査をやってきたのは、もう無理をして進めてきているわけですけれども、その調査をやってきたのが林野庁、緑資源が多数天下りしていた公益法人なわけです。そして、その企業なわけですね。そこが補助金を受けて、地質に...全文を見る
○紙智子君 そもそも、この大規模林道の契約や調査など官製談合の実態から見れば、地方移管じゃなく中止じゃないかという声もあるわけですけれども、それを地方が判断するという形で継続する、このこと自体もどうなのかという声も上がっているわけです。  それで、私の地元の北海道の大規模林道の...全文を見る
○紙智子君 いずれにしても、やっぱり相当無理していろんな声があったにもかかわらず推し進めてきたということがありますから、そのしりぬぐいを市町村にさせることがないように、そのことを改めて強く申し上げまして、質問を終わります。
04月09日第169回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、参考人の皆さん、本当に貴重な御意見ありがとうございます。  それで、ずっとお話も聞いていて、やっぱり外国人の子供たちというのは親の労働環境といいますか、不安定な状況であればそれに左右される形で学ぶ機会そのものを奪われてし...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、この次はちょっと個々別々になんですけれども、山田参考人にですけれども、外国人の生徒の多い学校への教員の加配ということで、地方の財政負担、配置が単年度単年度ということで、長期的なシステムをつくりづらいという問題なども指摘されているわけですけれども、現在の国の対...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。
04月10日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今回のこの生糸輸入調整法の廃止、これは生糸生産の国内事情に基づくものではなくて、昨年の十二月に閣議決定された独立行政法人整理合理化計画によって、農畜産業振興機構が現行の中期目標の期限の終了時にこの蚕糸関係の業務について廃止するとさ...全文を見る
○紙智子君 昨年の三月に今後の蚕糸業のあり方に関する検討会最終報告書というのが取りまとめられていますよね。これ、ありますよね。それで、国産ブランドの確立を基本的な方向とする今後の蚕糸業振興の基本戦略をこの中で打ち出しているわけです。それで、打ち出したばかりというか、この中で打ち出...全文を見る
○紙智子君 政府部内でという話がありましたけれども、要するに、この蚕糸業振興の基本戦略話し合って、この中では、生糸の輸入調整法の存続、それから農畜産振興機構による蚕糸関係業務の継続というのは、この話のときには前提になっていたんじゃないですか、元々は。
○紙智子君 生糸の輸入調整法は、第十二条と第十三条、ここで、外国産繭と外国産絹糸の輸入急増によるこの生糸生産被害防止のための規制措置がとれる規定がありますよね。これらの規定と輸入調整機能を持っているこの生糸輸入調整法を廃止するということは、今本当に存亡の危機にある日本の生糸の生産...全文を見る
○紙智子君 どうも私はそういうふうに思えないんですけどね。やっぱり、結局じり貧の方向に行くんじゃないかという気がしますし、補正予算で三十五億円措置しているんだけど、結局、これ法案廃止の言わば手切れ金のようなものじゃないのかなというふうに思うわけです。継続的にこれが日本の生糸の生産...全文を見る
○紙智子君 今回のこの法案の廃止ということが蚕糸業界そのものにとってやっぱりプラスにはならないというふうに思います。そういう意味では、やっぱり賛成できないなということを申し上げまして、質問を終わります。
○紙智子君 生糸の輸入に係る調整等に関する法律を廃止する法案に反対の立場で討論いたします。  反対の第一の理由は、生糸輸入調整法は、生糸の輸入調整を行い、輸入に際し、関税相当量を課すことによって国内生糸生産を保護する機能を持っています。さらに、第十二条と第十三条で、外国産繭と外...全文を見る
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。今日は、全農さん、全中さん、四人の参考人の皆さん、大変御苦労さまでございます。  既に各委員の方から、このたびの米価下落に伴う緊急対策、そして今後の対策、生産調整にかかわっての質問などが行われています。  それで、我が党も、昨年米価...全文を見る
○紙智子君 これからの対策の問題も話いろいろされていて、二十年度産の計画生産の実効ということもお話しされているわけです。  生産調整というのは、なかなかやっぱり現実は本当に大変だというふうに思いますね。これまでもずっとそういうことというのはあるわけですけど、やっぱりいろいろ苦労...全文を見る
○紙智子君 我が党は、三月七日の日に農業再生プランというのを発表しました。これは全中さんにもお届けしていろいろ説明させていただいたんですけれども、この中でやっぱり生産調整について、米については転作作物への手厚い支援と並行して実施するということを提言しているわけです。  それで、...全文を見る
○紙智子君 せっかくの機会なのでもう一つお聞かせ願いたい、意見を聞きたいと思うんですけど、我が党の再生プランの中で食料主権ということについて押し出しています。それで、食料主権ということでいうと、各国が輸出のためではなくて自国民のための食料生産を最優先にして、実効ある輸入規制や価格...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。
04月16日第169回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  ちょっと今の質問の関連になる形なんですけど、最初に石河参考人にお聞きしたいんですけど、今の話の中で、要するにNPOから出発してということなんですけど、行政の位置付けというか、それがどういうふうになっているのか。  それで、身分保...全文を見る
○紙智子君 はい。
○紙智子君 はい、分かりました。  それじゃですね……
○紙智子君 それでは、今度、三人に同じ質問をいたします。  それで、社会保障制度から国籍条項がなくなったとはいっても、実際に間接雇用者とか研修生とか興行ビザの入国者とかそれからオーバーステイとか、多くの外国人が制度の網の目からこぼれてしまっているというのがあるわけです。そのため...全文を見る
○紙智子君 子供の場合もですか。
○紙智子君 あと、そうしたら、もう一つだけ手塚参考人にお聞きしますけれども、外国人労働者受入れの国としての日本と西欧諸国の中で、例えばスウェーデン、オランダの話もありましたけど、統合に向けての諸方策の担い手が多数存在しているということで、政府や自治体や住民や市民の支援と並んで、受...全文を見る
04月23日第169回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私は、最初に厚生労働副大臣にお伺いしますけれども、外国人の社会保障の問題の中でも特に医療問題というのはすごく深刻だと思います。急いで対応しなければならないというふうに思うわけですけれども、例えば雇用主である派遣元、業務請負業者が保...全文を見る
○紙智子君 やはり少なくとも先進国という我が国において、是非早急にそういう体制というか、現実にはやっぱりなかなか対応し切れていないということですので、それは急いで検討していただきたいというように思います。  次に、文部科学副大臣にお伺いいたします。  国際人権規約、そして子ど...全文を見る
○紙智子君 やはり考え方の基本に、日本の子供たちはもちろん日本の中でやるけれども、外国人についてはその国で基本的にはやりなさいというのが基本にあるんだと思うんですよ。でも、実際に、日本のような国の場合は財政力も結構ある方だと思うんですけど、そうじゃない国からの子供たちの場合はなか...全文を見る
04月24日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  ちょっと質問時間が短いので、答弁も極力簡潔にお願いしたいと思います。  それで、最初に、食品安全部長に来ていただいています。米国産牛肉の危険部位の混入についてなんですけれども、昨年の四月、当時は安倍総理でしたけど、訪米前に、厚生...全文を見る
○紙智子君 全く納得できないです。国民も納得できないし、安心できないと思います。やっぱり、抽出率を高めただけでは全然足りないと思いますし、前回のときもそれは成田で発見されて全面禁止にしたわけですから、やっぱり毅然とした対応を取って、米国にちゃんと対応させるべきだというふうに思いま...全文を見る
○紙智子君 IPCCの第四次評価報告書で、地球温暖化に対する森林の貢献ということで、一つは森林面積の維持増加と、そして、次に森林蓄積の維持増加ということで、ここに着目して人工林の間伐を進めるということで温暖化の緩和策というのが進める方向だと思うんですけれども、そういうふうに言いな...全文を見る
○紙智子君 そういうことを言われるんですけれども、実際上はやっぱり山のずっと奥で作業をしているものですから目に触れないわけですよ。分からないところで、保護団体の方が調査をして初めて明らかになるというケースが多いわけです。しかも、天然記念物のクマゲラのえさの木があったり、生息が明ら...全文を見る
○紙智子君 風倒木処理と言うんですけど、やっぱり納得していないですよね。  それで、やっぱりいろいろ手続上問題ない、やっているやっているという話なんですけれども、実際には全部が倒れていたわけじゃないんじゃないかと。やっぱり健全な木もあったのに倒木処理を隠れみのにして根こそぎ切っ...全文を見る
○紙智子君 やっぱり真摯に受け止める必要があると思いますし、天然林の伐採量というのは長いスパンでは減っているわけですけれども、実態としては、まだまだお金になるということで伐り過ぎの面もあるんですね。  だから、やっぱりもっとそこのところは大切に慎重に縮小していく必要があると思い...全文を見る
05月13日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私は、最初冒頭、これちょっと通告していなかったので要請ということにしたいと思いますけれども、今お米のお話が出ておりました。それで、MA米ですね、ミニマムアクセス米については我が党としてはこれずっと輸入やめるべきだと。義務だというふ...全文を見る
○紙智子君 今回のことは、食品衛生法でヨーネ病に感染した牛からの牛乳・乳製品は流通が禁止されているということが言ってみればその根拠になっているわけですけど、ヨーネ菌に汚染された牛乳・乳製品が人体にどういう影響を与えるのかということが明確になっているのかどうか、あるいはこのリスク評...全文を見る
○紙智子君 リスク評価についてはどうでしょうか。
○紙智子君 そういうふうに言われるんですけど、様々な議論があって、確定しているようなそういう知見というのはあるわけじゃないと思うんですよ。そして、そのリスク評価、結局はやる必要ないということでやっていないわけですよね。評価はしていないということがあるわけですよ。そういうふうな明確...全文を見る
○紙智子君 今の御答弁ですと、食品安全委員会の諮問ということでは、必要があればそれも選択肢の一つというふうに言われたと思うんです。是非、これ必要だと思いますのでやっていただきたいというように思います。それから、米国、諸外国のことについても情報をしっかり集めるということですから、そ...全文を見る
○紙智子君 負担がないようにということでよろしくお願いしたいと思います。  それで、もう時間になりましたので、ちょっと牛肉の問題やろうと思っていましたけれども、それは次回にしたいと思います。  ありがとうございました。
05月14日第169回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  この間の調査会の議論を通じまして、意見を表明させていただきたいと思います。  外国人労働者の受入れを拡大しようという議論が活発になっておりますが、今必要なことは、現在日本で暮らし働く外国人が地域の構成員として共に人間らしく生きて...全文を見る
05月20日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、ミニマムアクセス米の問題についてお聞きします。  平成十九年度の第十回MA一般輸入米の入札で、入札予定数量六万二千五百二トンのうち、四万一千五百二トンについては入札がなくて不成立、二万一千トンについては価格が高騰している...全文を見る
○紙智子君 この事態というのは、現在の穀物価格の高騰、また世界的な食料危機問題の中で起こっている問題なわけです。  それで、世界的な米の価格は、麦や大豆、小麦や大豆、トウモロコシの価格の高騰のレベルを超えるほど米について言いますと高騰しているわけです。  先ごろのミャンマーで...全文を見る
○紙智子君 本来、このミニマムアクセスというのは輸入機会の提供ということなんですよね、輸入義務ではないというふうに思うんです。政府は、国家貿易だから輸入義務なんだと、義務だ、義務だということを言ってきたわけですけれども、そういう規定はそもそもWTO協定の中にはどこを見ても書いてい...全文を見る
○紙智子君 国際的に負っている約束はやらなきゃいけないというお話されるんですけど、しかし、この状況がやっぱりこれからどうなるかということについてはそう簡単にもう来年から、再来年から収まるというわけではないわけで、非常にそういう意味では不安定な中で、例えば、国際的な約束だというけれ...全文を見る
○紙智子君 このことは我が党だけが言っているわけじゃないんですよね。先日、五月十二日の日本農業新聞ですけれども、ここでは、MA米異変と、日本の輸入、時代に逆行というふうに書いていて、焦って調達するのは禁物なんだと。しょうちゅうだとかみそだとか使われるMA米だけど、国内ではそもそも...全文を見る
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  バイオ燃料の法案について質問いたします。  食料、飼料と競合しない地域の未利用資源を使い、そして地域循環型のバイオエネルギー生産を目指す取組は重要であって、それを支援することは必要だと思います。また、第二世代と言われるセルロース...全文を見る
○紙智子君 農産物を利用してバイオ燃料の生産を行う場合に、食料、飼料との競合を避けるためにはどういう基本方針を示すのかというのはかぎになるわけです。基本方針で、食料、飼料と競合を避けるためにどのような条件を付けるのかということをまず具体的に示してほしいということが一つです。  ...全文を見る
○紙智子君 耕作放棄地や減反で作付けしていない農地を、どのようなものであってもこのバイオマス生産ができるように耕地に戻すということはこれは必要だと思うんですが、しかし、もし米作りが復活できるのであれば、これも先ほど来議論があるところですけれども、まず食料や飼料に利用できるように誘...全文を見る
○紙智子君 大臣はセルロース系への移行を強調されているわけですけれども、危惧を覚えるのは農水省の広報誌で「あふ」、農業、林業、水産業の頭文字、AFF、「あふ」っていうこの雑誌、これ去年の二〇〇七年の一月号なんですけれども、この中に、未来のエネルギーは水田、畑から生まれるというとこ...全文を見る
○紙智子君 ああ、そうですか。  それでこの中に、東大の小宮山宏総長がバイオ燃料の原料としてアジアの米生産のコストは安いからペイすると。で、アジアの水田に着目をして日本も協力してやっていくべきだというふうに述べていて、これに対して、アジアは水田が一番基盤ですからこれを生かしてい...全文を見る
○紙智子君 分かりました。  あと、北海道で進められているモデル実証事業なんですけれども、これ私も行って話を聞いてきました。北海道ではこの間、てん菜の生産抑制が畑作の輪作体系の維持にとって大問題ということで、動機というか、そこら辺もあるということなんですけれども、そのために交付...全文を見る
○紙智子君 経産省に、じゃ、お呼びしていますのでお聞きします。  我が国のバイオ燃料政策について、食料、飼料とは競合しない、環境負荷も考慮すると言うんだけれども、その理念を輸入バイオ燃料にまで及ぼす必要があると。現状では二〇一〇年までに五十万キロリットルという目標なんですけれど...全文を見る
○紙智子君 ブラジルでは日本の輸入に期待を寄せて生産拡大を図ろうとしているわけですけど、サトウキビの生産拡大に伴って大豆の生産地が移動して、それが熱帯雨林の破壊につながっているという懸念がされているわけです。五十万キロリットルだったらまだ影響はないという、そういう問題ではないわけ...全文を見る
○紙智子君 ガイドライン。ガイドラインですね。
○紙智子君 終わります。
05月21日第169回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  夕張の財政再建計画について質問をいたします。  夕張が財政再建団体になって、十八年間で三百五十三億円を返済する計画を開始をしてから一年が経過しました。ちょうど一年目を迎えた三月の初旬には、市内に一か所だけ残した市民プールの屋根が...全文を見る
○紙智子君 以前再建団体だった福岡県の赤池町では、当時一万人の規模の人口だったんですけど、これ減っていないんですよね。ですから、夕張のように人口流出が止まらないというのは、これ大変な事態だと思うんです。それで、これからその分析をという話なんですけど、そういう状況を総務省がまだ行っ...全文を見る
○紙智子君 平成十九年度の歳入不足の原因は、そのほかに見込み違いというのもあるんですよね。地方交付税約四十五億円と見込んでいたんだけれども、結局算出違いで一億四千九百万円減と。それから、南空知ふるさと市町村圏基金出資金の取崩しがこれを見込めなくなったということがあって、これによっ...全文を見る
○紙智子君 今、大臣の答弁の中で、市も責任当然あるけれども、しかし道や国も責任あると思うということをおっしゃいました。  それで、やはり夕張の財政が悪化してきた平成二年それから平成六年の当時の市議会の議事録が残っていて、当時、中田市長それから財政部長らの答弁を見ますと、国や道は...全文を見る
○紙智子君 地域の住民の皆さんにとってみますと、やっぱり納得できない気持ちをずっと持ち続けながら来ているわけです。何でこんなに、そのときの貸し手責任なんかもあるわけだけど、そこは全然問われないで、何で市民だけがこういう重い荷物を負わされてやらなきゃいけないんだろうという思いがずっ...全文を見る
○紙智子君 だから、やっぱり財政問題があるからなんですよ。だから、市において検討した結果、一校で行くということになったと言うんだけど、それはやっぱり計画があるからでしょう。計画変えないでやるとしたら、もしそこを増やすという計画にしたらお金が掛かるわけですから、だからもう泣きながら...全文を見る
○紙智子君 もう一つ、安心して住み続けられるようにするためには最低限の医療サービスの保障ということも非常に大事なんですね。  それで、市立病院が廃止されて診療所として再出発したんですけど、夜間と救急と人工透析というのが真っ先に切り捨てられちゃったんですよ。それで、中でも人工透析...全文を見る
○紙智子君 やっぱり安心して住み続けられないと、もう出ていくしかないんですよね。だから、これも本当に大事な問題で、やっぱり現実的で希望の見える財政再建計画の組替えがどうしても必要だというふうに私は思うんです。  それで、夕張市長はこの間、いろいろマスコミなんかにも記者会見したり...全文を見る
○紙智子君 この冬、独り暮らしのお年寄りで亡くなられた方、孤独死が、判明しているだけで九名いるんですよね。それで、市民の皆さんがゆうばり再生会議というのをつくって、除雪のボランティアを組織したり、市民の創意で何とかしようということで、本当に涙ぐましい努力をしているんです。  そ...全文を見る
05月22日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は食品安全部長さんにも来ていただいていますので、輸入食品の検査体制についてお聞きします。  この問題は、中国製ギョーザの薬物中毒事件を受けて、私ども日本共産党として、政府に対して輸入食品の検査体制の抜本的強化を申入れをいたし...全文を見る
○紙智子君 問題は、現在の輸入食品の検査率がわずか一〇・七%、九割の輸入食品が無検査で輸入されているという実態なわけですね。いかにそこを抜本的に是正するかということだと思います。それは、日本が世界一の食料の純輸入国だと、そして食料自給率がわずか三九%しかないと。六割以上輸入に依存...全文を見る
○紙智子君 だから目標を設定しないというんですよね。今までもずっとそういうふうに言い続けてきていて、確かに企業がきちっとやるとかというのはそれはもっと強めなきゃいけないというのはそのとおりだと思いますけれども、でも、そんなことはもう十年も前からずっと言っていることですよ。自主検査...全文を見る
○紙智子君 だから、今の三百四十一人の衛生監視員の体制でも現場は大変ですよ。この間、横浜にも行ってきましたけれども、実際に残留抗生物質の検査でも、この対象となる肉とか魚介類入ってくるわけですけれども、ほとんど冷凍食品で来ますよね。すごく大きなブロックでも入ってくるわけです。そうす...全文を見る
○紙智子君 ちょこちょこ増やすだけではやっぱり駄目ですよね。もっとやっぱり抜本的なことを考えていかないと、福田内閣としてもう強化するんだということを言っているにもかかわらずいまだにそういうことを言っているようじゃ、本当に信頼を得ることできないと思うんです。  最後に、農水大臣、...全文を見る
05月23日第169回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  冒頭、委員長が異例とも言える質問をされました。それというのも、それぐらいやはり基地があることで住民の皆さんが受けている苦痛や恐怖感やあるいは不安が非常に大きくて、解決が本当に切実に求められているということからだと思います。私はそう...全文を見る
○紙智子君 ですから、ずっと苦痛は続いているわけですよね、住民の皆さんにとっては。レンジ4にその訓練施設ができたときに、米側は小型武器の使用や早朝や夜間の訓練は行わないということを説明していたわけです。ところが、実際には約束は守られていないと。早朝四時から夜間十二時まで訓練をやっ...全文を見る
○紙智子君 次に、外務大臣は、さきの日ロ外相会議の際にシベリア抑留中の死亡者の名簿の提供を受けられました。それで、これは厚生労働省にお聞きしたいんですけれども、九一年以降、計四万九百四十人分の名簿が渡されて、うち氏名が特定できた人が三万二千九人、県を通じて御遺族が判明して埋葬場所...全文を見る
○紙智子君 よろしくお願いいたします。  それから、さきの大戦とシベリア抑留者に関連してもう一つ厚生労働省にお聞きするんですが、サハリンの少数民族、ウィルタ、ニブヒなどが日本軍の軍人軍属として従軍をして、そのことによってソ連からスパイの罪を着せられて、シベリアに戦犯として抑留さ...全文を見る
○紙智子君 サハリンの少数民族と同様に、日本の旧植民地下にあった台湾出身の軍人軍属だった戦病死者、重傷者には、議員立法で一律二百万円の弔慰金が支払われた経過があります。こういう対応と比較しても著しく、この人たちはもう何もないということになるわけで、均衡を欠いていると思うんです。 ...全文を見る
○紙智子君 政治家としてどうでしょうか。
○紙智子君 非常にやっぱりつらい立場で、結局日本に軍人にされてそういう事態になっているわけですから、こういう問題は、洞爺湖サミットの際にもやっぱりそういうことも持ち出してやっていくということが、働きかけていくということが良いチャンスだと思いますので、そこのところは是非御検討いただ...全文を見る
05月27日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  HACCP法による高度化計画の認定数ですけれども、これ十年でわずか二百五十件ということで、遅々として進んでいないという状況になっているわけですけれども、その原因について、何だとお考えでしょうか。まずお願いします。
○紙智子君 今年の「食品衛生研究」という雑誌の五月号に、HACCPシステムの導入現場における課題という論文があります。  そこで指摘されているのは、一つはHACCPシステムは複雑で難しいということが一つ。それから、導入には費用が掛かり大企業しか対応できないと。今、大臣言われたこ...全文を見る
○紙智子君 望ましいという形で言われていて、特段、だからそのためにということではないという理解だと思うんですけれども、そこにどうして導入には費用が掛かるという意識になるのかというと、やっぱり一つにはゼネコンなどがHACCPシステムの導入の売り込みをしているわけですよね。だから、導...全文を見る
○紙智子君 農水大臣に最後お聞きしたいんですけれども、最初このHACCPを導入するときに、これは一九九五年の食品衛生法の改正で持ち込まれました。それで、そのときは導入企業は食品衛生法の規制を緩和されるというメリット措置があったわけです、実施されたわけです。要するに、規制緩和の一環...全文を見る
○紙智子君 雪印の事件が起こったときに私は、北海道で乳業メーカーの入っている組合ですとかそれから酪農協会ですとか訪問して意見交換したんですよね。そのときに、これ雪印ばかりの問題じゃないと。森永も明治もよつ葉もやっぱりそういう、HACCPって雪印は一番最初に乳業メーカーでは取り入れ...全文を見る
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、有明海の再生への開門の問題で質問をしたいと思います。  それで、五月十二日の決算委員会のときに、我が党の仁比聡平議員が大臣に対して、二〇〇二年、平成十四年の諫早湾の短期開門調査が行われて、そのときに漁民の実感としてタイラ...全文を見る
○紙智子君 それで、今日お配りしている資料をちょっと見ていただきたいと思います。二枚あるんですけれども、このうちの長崎県におけるアサリの漁業量のところを見ていただきたいと思います。それで、大臣は開門できない理由として、短期開門調査に向けて農水省が行ったシミュレーションの結果のみを...全文を見る
○紙智子君 今そういうふうにおっしゃるだろうなと思いましたよ。この表で見ると、確かに他の地域のところでは数字的には減っているところもあるんですよ。  だけど、やっぱりアサリということで見ますと、拠点になっているのが小長井なんですね。やっぱり、元々はアサリじゃなくてほかの魚だとか...全文を見る
○紙智子君 そうやって準備していろいろ書かれたものを大臣読まれて答弁されるんですけど、実際に長い間そこで漁業をやってきて、それで潜水の専門の方もいるんですよ、漁業者の中には。で、潜って海の状況がどうなっているかということを逐一見ているわけですよ。そうしたら、この短期開門調査をやっ...全文を見る
○紙智子君 調査報告書の中身に依拠するということで、ずっと同じことを言い続けてきているんですよ。  それで、先日も仁比議員の質問に対して、諫早湾の潮受け堤防の開門をできない理由についても、平成十六年の元亀井農水大臣のときですね、このときの答弁を同じように繰り返されているんですよ...全文を見る
○紙智子君 裁判にまで立ち上がらなければならなかった漁業者の思いをどういうふうに農水大臣は受け止めておられるのかというふうに思うんですよ。漁業者の皆さんは、有明海のとにかく豊かだった宝の海を取り戻したいと、その一心なんですよね。本当に干拓地ができてしまっているわけですから、それを...全文を見る
○紙智子君 予期せぬ被害が起きるかもしれないからってやらないと言うんですけど、もう既に、大きな予期しない、大きな被害が出ているわけですよ。年間で一千五百万から二千万円の、そういう水揚げがタイラギでもあったわけですよね。それが一切できなくなってしまったから、漁業者の人たちは漁業がで...全文を見る
06月04日第169回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第8号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  この調査会、超党派でこのDV法を作り上げて、そして二〇〇一年に成立をさせ、その後も関係者の皆さんの意見を聴きながら、二〇〇四年、昨年と改正を続けてこられたということには心から敬意を表したいと思います。それで、立法府と関係者がみんな...全文を見る
○紙智子君 分かりました。  私の地元の札幌市で話を聞きますと、やっぱり政令都市でさえも単独で事業を進めるというのは非常に大変だということを言っていまして、是非国としてきちんとした運営費の裏付けをしてほしいということが出ておりまして、補助金の要請などの要望が出されていました。そ...全文を見る
○紙智子君 今お答えあったんですけれども、現実には掛かっている費用の大体半分ぐらいなんだそうです。それで、被害者一人一人に、行ってみますと、電話掛かってくるわけですけれども、非常に丁寧に、一人一人本当に丁寧なケアをしていて、長時間、何度もあるわけですよね。ですから、本当にそれに対...全文を見る
○紙智子君 あと、内閣府が昨年、恋人間のDVについて、いわゆるデートDVですね、調査研究をまとめたわけですけれども、これもなかなか深刻で、例えば北海道なんかの場合でも低年齢化という問題も指摘されているんですけれども、札幌市の例えば女子中学生が、交際中のこれは高校生ですね、男子高校...全文を見る
○紙智子君 時間ですので、終わります。
○紙智子君 加害者対策について、まずちょっと内閣府にお聞きしたいと思うんです。  一昨年、徳島で、接近禁止の保護命令を発令されていた加害者が妻を刺殺した事件、これはもう本当に衝撃だったわけですけれども、今年も一月に、実家に逃げ帰っていた妻が、被害届を出して三日後に夫から殺される...全文を見る
○紙智子君 警察庁にお聞きしたいと思います。  保護命令が発令された加害者に対して、DVの犯罪性や保護命令の内容などについて加害者に徹底するために、各警察署は加害者にどのような対応や接触をしているのでしょうか。
○紙智子君 あらゆる機会をとらえて、加害者に対してはDVの犯罪性について知らせていくというのは非常に大事だと思うんですけれども、加害者に接することが最も多いというのは、やっぱり警察、多いわけですよね。  それで、昨年の審議でも出されていましたけれども、警察とDVセンターが協力し...全文を見る
○紙智子君 政府全体が調査研究、ここに是非協力をして、そういう方向で検討いただきたいなと思うんです。  保護命令の発令件数が、平成十五年の段階で千四百六十八件が、平成十九年に二千百八十六件に対して、保護命令違反の検挙数というのは、平成十五年が四十一件、平成十九年が八十五件という...全文を見る
○紙智子君 終わります。
06月09日第169回国会 参議院 決算委員会 第11号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず初めに、後期高齢者医療制度の問題について総理に伺いたいと思います。  先週の六日、後期高齢者医療制度の廃止法案が参議院で可決されました。ここには国民の皆さんの痛切な願いが反映されているものです。そして、先日、沖縄の県議会議員...全文を見る
○紙智子君 手直しでは駄目だというのが国民の皆さんの声なんですね。やはり、制度の根本的な考え方、年齢で切り分けて、そして医療を抑制する、差別する、こういう制度の根幹そのものに間違いがあるということで国民の皆さんが怒りを上げているわけです。そして、その怒りが、説明されればされるほど...全文を見る
○紙智子君 私は、やっぱり人ごとであってはいけないと思うんです。やはり、自分の足下を見なければいけないと思うんですね。  米について言いますと、今世界の米の価格というのは三倍以上に上がっていますよ。そういう中で、アジア諸国では米が不足して手に入らないと。それこそ暴動が起きるよう...全文を見る
○紙智子君 総理に、基本的に総理に。農水大臣は明日、明日委員会ありますので、そこでやりたいと思います。
○紙智子君 総理。
○紙智子君 私が問題にしているのはそういうことじゃないんですね。  結局、世界で今食料が不足していると。不足しているときに、増産しなきゃいけないと呼びかけられているわけですよ。その増産が求められているときに、何で今、日本で輸入を続ける一方で減反しなければならないのかということな...全文を見る
○紙智子君 今問題になっているのは、国際的にいっても、国際的な人々の需給そのものが問題になっているわけですよ。今までとは大きく情勢変わってきているわけですよ。全体に不足している、そういう中でもっと各国は増産しなければならないと、そういう状況になってきているからこそ、EUも減反政策...全文を見る
○紙智子君 今、財政が大変だからということをおっしゃったんですけれども、私は、本当に農業予算そのものも振り返って見てみますと、もうどんどん切り削ってきているんですよ。かつては三兆円超えるだけの農業予算あったわけですよね、農林水産予算が。今はもう補正予算付けなければ二兆円台ですよ。...全文を見る
06月10日第169回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  世界的な食料の逼迫問題は昨日、決算委員会で総理に質問いたしましたので、今日、これも本当に逼迫している問題ですけれども、畜産、酪農の追加対策について大臣にお伺いしたいと思います。五月の二十三日に大臣あてに申入れを行いました。その中身...全文を見る
○紙智子君 私どもも、安全安心な国産牛乳を生産する会というのがありまして、この会の方々から生産現場の実情をお聞きしました。  千葉県で百五十頭搾乳している方は、昨年の生乳の一キロ当たりの経費というのが百八円だったんですね。それが手取り乳価で九十円程度だと。だから、生乳を搾るたび...全文を見る
○紙智子君 それで、飲用乳価ですけれども、乳業メーカーと生産者団体との交渉で、民民ということはいつも言われることなんですけれども、政府としても飼料価格の続騰や燃料価格の高騰などを考慮した単価になるように再度の価格交渉を乳業メーカーに指導すべきではないかと思うんです。先ほどもちょっ...全文を見る
○紙智子君 ドイツも、生産者組合が引上げを求めてずっと一週間にわたる行動をやっているんですね。それで、政府の支持を取り付けて、それこそ、十六州の農業担当者ですね、ここの担当者に対してもずっと理解を求めて、乳価の引上げの要求を政府としても容認しているという記事が載っています。是非、...全文を見る
○紙智子君 例えば、都府県の酪農をやっていらっしゃる方は配合飼料に相当頼ってやってきているわけですよね。ですから、その四%を抑える補てん金を廃止するということによって非常に大きな打撃を受けるというふうに思うんですよ。  今言われたように、基金そのものは生産者、それから飼料メーカ...全文を見る
○紙智子君 現実に、だけど実際に法改正してこんなふうに酪農家が減ってしまっているわけですね、頭数も減っているんですよ。これについてはどういうふうに見ておられるんですか。
○紙智子君 現実の姿にきちっとやっぱり目を向けて、それでそこに真摯にどうやってじゃ対策を取って、本当に続けられるようにするかということで考えていただかないと本当に困ると思うんですね。幾らやっぱりいろいろ言い訳をされても、現場の農業者というのは一番よく分かっていると思うんですよ。 ...全文を見る
○紙智子君 その前提となる議論として、非常に国際的にも様々な今変化が起こってきていて、供給そのものも非常に求められてきている中で、延長線で、これだけやっぱり飼料が高くなるということは想定していなかったわけですから、そういう中で、実際に逼迫する事態になっている中で、やっぱり今までの...全文を見る
09月18日第169回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  午後から様々な角度から議論がされてきたと思います。それらを踏まえて、幾つか私も質問をしたいと思うわけです。  今度の事故米の転用の問題ですね。ミニマムアクセス米として輸入されていた米のうち、事故米の扱いになっているものが、この三...全文を見る
○紙智子君 そんなこと言ってるんじゃない。
○紙智子君 また後戻りですよ、今の答弁では。(発言する者あり)
○紙智子君 答弁後戻りしちゃ駄目ですよ、いろいろ議論こう来ているのに、また先に戻っちゃって。だからそういうことはしようがなかったというわけですか。その事故品として扱われたものをそもそも入れちゃいけなかったと、それを入れたというところが問題だということを言っているのに、それをもし入...全文を見る
○紙智子君 それで、ちょっと厚生労働省にお聞きしたいんですけど、一万トン超える食品衛生法違反のミニマムアクセス米のうち、その多くがカビ発生って書いてあるんですね、全部、見てみると。カビ発生、カビ発生、カビ発生、ずうっと書いてあるんだけど、このカビ発生ということで食品衛生法違反にな...全文を見る
○紙智子君 だから、していないんですよ、要するに。していない、カビに汚染されていた、それもアフラトキシンに汚染されていたかどうかもだから分からないと。そういうものが、一万トンを超えるものが日本国内に輸入されて、その後の流通経路も分からないし、場合によっては主食として転用されていた...全文を見る
○紙智子君 もう食べちゃった人がいるかもしれないわけですよね。そして、どうしてか分からないけれども具合悪いなと、だけれども理由が分からないということだってあったかもしれないわけですよ。本当にその責任というのは重大だと。  農水省は、この非食用の米の工業需要がどれだけあるのかとい...全文を見る
○紙智子君 それで、ちょっと今の答弁も納得できないんですけれども、問題はここにとどまらないんですよね。  こういう事故米が堂々とスーパーで売られていたということは、じゃこれ以外にも、例えば加工米だとかほかのものもそういうことがあるんじゃないだろうかと当然私たち疑問に思うわけです...全文を見る
○紙智子君 それから、もう一つなんですけれども、ちょっと資料も要求しているんですけれどもなかなか出てこなくて、質問までには出してほしいと言っていたんですけれども出てこないんですけれども、小麦です。  小麦について見ても、これ九五年から二〇〇七年にかけてミニマムアクセス米を上回る...全文を見る
○紙智子君 今そういう説明あったんですけれども、これらについても非常に重大な問題ですし、やっぱり本当に分からないところで、もしかこれが回っていたんだとしたら、分からないところでパンになったり、めんになったりしたものを口に入っているということにもなりかねないということだと思います。...全文を見る
○紙智子君 最も国民の食の安全、安心というところで責任を持ってやらなければならないところで、今ずっと議論になって明らかになってきたように、結局は、実態もないのに、やっぱり無理に、もう無理して無理してMA米を買い入れて、その処理でどうするかということでとにかく吐き出したいと、そうい...全文を見る
11月13日第170回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  一昨日の大臣の発言を受けて、まず直面している問題から質問したいと思います。  最初に、麦の計画輸入制度の食品衛生法違反問題についてお聞きします。  農林水産省は十月三十一日に、輸入時に発生した食品衛生法違反の輸入小麦の調査結果...全文を見る
○紙智子君 確認をいたします。調査をしているということですね。  それで、ちょっと確認をしたいんですけれども、輸入業者が食品衛生法違反かあるいはそのおそれがあるという場合、これ厚生労働省に通告していなければ、これは食品衛生法の違反ということですよね。
○紙智子君 そこで、石破大臣にお聞きしますけれども、この問題は輸入商社と厚生労働省の問題だけでは済まされない問題だと思います。  計画輸入制度というのは、これ厚生労働省に輸入届が出されないものですから、いつ船が入ってくるかということは分からないわけです。厚生労働省には知らされて...全文を見る
○紙智子君 お配りした資料をちょっと見てほしいわけですけれども、これを見ても、実際に現実の問題として食品衛生法違反というふうになっていないものの中でも、実際にこれ水ぬれ、ヒートダメージとか、それから廃棄になっているものですとかオイル漏れ、それから異臭、油漏れと。これは明らかに違反...全文を見る
○紙智子君 商社が第一義的というのは、私もそれは否定しません、そのとおりです。ただ、実際に抜けることがあり得るわけで、そのときに現場にいる農水省が一言連絡すればそれで防げるということを申し上げているわけで、そこは是非検討いただきたいというふうに申し上げておきたいと思います。  ...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、確認しますけれども、要するに、引き続きこうしたところも対象にして調査を進めるということでよろしいんでしょうか。
○紙智子君 そうしましたら、次に、お配りした資料、①のところを見ていただきたいと思います。  これは、平成十九年三月に出された総合食料局長通知で、物品の事故処理要領です。ここに、「事故品については、極力主食用に充当する」という記述があるということ。それからその次に、「主食用不適...全文を見る
○紙智子君 ちょっと最初のところと最後のところは私も今聞いたところではよく分かりませんけど、後でまたお聞きしたいと思いますけど、要するに、袋が破損をしたり、虫や異物が入っていたり、ぬれていたり、色が変わっていると、こういう事故品を極力主食用に回せという考え方を言わば盛り込んでいる...全文を見る
○紙智子君 納得できないんですよね。いやミスだったんですと、本当にそうなのかというふうに思うわけです。  それで、私この問題を指摘したらその後すぐに事故米穀というのは誤記でしたという文書を、総合食料局長名で文書が出されたわけですよね。誤記だと、書き間違いだったんだというわけです...全文を見る
○紙智子君 そういうふうに言われるとまたちょっと矛盾してくるわけですよね。実際に事故品だということで書き換えるということになると、それを当てはめて文書を読むとまたこれが矛盾してくるわけですよ。  それで、この事故米穀を事故品に置き換えるということですけれども、事故品については、...全文を見る
○紙智子君 どう読んでもやっぱり誤記ということではなかったんじゃないかというように思うわけですよ。  それで、やっぱり後からこれを間違いだったということを変えるものですからなかなかこの前後、合わなくなってつながらなくなると、つじつまが合わなくなるわけで、私の立場として、共産党の...全文を見る
11月26日第170回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、米海兵隊が陸上自衛隊矢臼別演習場で行う実弾射撃訓練を今年から公開しないと北海道や別海町などの周辺四町に通知してきた問題について、防衛省にお聞きしたいと思います。  訓練が始まる事前に北海道と厚岸、浜中、別海、標茶町の四町...全文を見る
○紙智子君 ただ伝えているだけなんですか。ホームページで公開なんていうけど、最初のところは日本訳になっていますけど、そのほかのところは英訳のままですよ。勝手に開いて読んでくださいなんていう失礼な話はないと思うんですよ。それに対して、ただ言われるままに、ああそうですかと言って認めち...全文を見る
○紙智子君 十一月の十九日に北海道、それから宮城、山梨、静岡、大分県、関係県がみんなこの公開してない問題に対して情報公開を求めていますよね。要請しているわけです。今話しているところだというお話でしたけれども、やはり厳しく交渉すべきですし、それが訓練移転を受け入れさせた政府の責任だ...全文を見る
○紙智子君 私は、いろいろ新聞の記事等ありますけれども、楽観的、希望的観測ではやっぱり進まないというふうに思うんですね。  これまでの交渉においても、日本の側から譲歩してきた弱点もあるというふうに思っているわけです。歯舞、色丹というのは元々は北海道の一部だったわけです。千島放棄...全文を見る
○紙智子君 今の答弁ではなかなか、よく分からない答弁なんですよね。根本問題としてやっぱりはっきりさせておかなきゃいけないと思うのは、こうした問題が起こっている問題は、当時のスターリンの体制の下で、領土不拡大の原則を踏みにじって一方的に千島、そして歯舞、色丹をソ連に併合してきたこと...全文を見る
○紙智子君 時間なので一言だけ。  やはり財政問題だけでは片付けられない、国の主権が懸かった問題なので、やっぱり適切な意見を国としても言っていただきたいということを最後に申し上げて、終わります。
12月09日第170回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  WTOのドーハ・ラウンドについてお聞きします。  閣僚会議そのものは何となく雲行きとしては少しずれ込みそうな雰囲気がありますけれども、十二月六日にファルコナー議長のテキストが示されて、重要品目の数や取扱いについて原則四%、上乗せ...全文を見る
○紙智子君 重要品目の低関税輸入枠の拡大幅ということで示されている中身は、国内消費量の原則として三%から四%ということです。  米にこれを当てはめますと、ミニマムアクセス米でいうと最低でも毎年、今約七十七万トンですけれども、さらに五十万トン増やす可能性も指摘されているわけです。...全文を見る
○紙智子君 仮定の問題だからということを言われるんですけれども、実際にどういう影響があるのかということは数字だけじゃないわけですよね。  やっぱり全国の農家の皆さんは大変心配されていて、もしそういう形で受け入れたときにどれだけダメージを受けるのかということを具体的な実感でもって...全文を見る
○紙智子君 先日、日本農業新聞に発表された大臣がお出しになった十年後に五〇%にするっていうのを見ますと、米消費、米粉とか飼料あるいは小麦、大豆、野菜、乳製品、それぞれでプラス何%にするってことも示されているわけですよね。こういう具体的なことを示されているということは、そのことを実...全文を見る
○紙智子君 変化を踏まえてということでは同じだと思うんですけれども。  それで、その流れでいいますと、ミニマムアクセス米の取扱いということでももう少しお聞きしたいんですけれども、これまで義務的輸入ということで政府の統一見解としてきたわけですけれども、WTO農業協定との関係でこれ...全文を見る
○紙智子君 私が言ったのは、国内における米の生産あるいは水田を活用してこの後、例えば飼料を作っていくこと、飼料用米なんかも含めて作っていくことはむしろもっと推進すべきだという考えですから、そのことと相反しないと思うんですよ。セクター方式ってことでやれば、EUなんかは結局このやり方...全文を見る
○紙智子君 事故米の問題で明らかになった非食用の輸入の問題についてなんですけれども、私ども、食品衛生法違反となった事故米、事故小麦が非食用輸入されていた問題について、果たして米、麦だけなんだろうかということで調査をしました。  そうしますと、今お配りしましたように、驚くべきこと...全文を見る
○紙智子君 これから消費者庁を指向しているわけですから、そういう意味ではしっかりと踏み込んで言うべきことを言うというふうにしていただきたいというふうに思うんです。  ちょっと最後になりますけれども、厚生労働省にお聞きします。  厚生労働省として、この非食用輸入問題についてどの...全文を見る
○紙智子君 時間になりましたからあれですけれども、とにかく全然甘過ぎるんですよ。大体、何でこんなに時間が掛かったのかという問題もありますし、それから、やっぱりその認識が全然きちっとなっていないと思うんですね。  最後のお話のところでも、計画輸入制度というのが、前回も言いましたけ...全文を見る
○紙智子君 制度そのものが理解されていないということであって、このことを厳しく厳正にやっていただきたいということを改めて申し上げまして、要求しまして、質問を終わります。