紙智子

かみともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

紙智子の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第171回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、ちょっとよんどころない事情で、今日、途中から参加をさせていただいたものですから、藻谷参考人のお話がちょっとほとんど聞けなくて申し訳ありません。  ちょうど話を、お二人の方のところ聞けて、最後の方の小川の庄の権田さんの方か...全文を見る
02月25日第171回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  最初に川上参考人にお聞きしたいと思います。  川上参考人がお出しになった資料の中で、高齢化率の高まりを問題視をして改革の必要が言われるんだけれども、そもそも高齢者が社会被扶養者で...全文を見る
○紙智子君 終わります。
03月04日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  既に今いろいろ議論をされてきました。それで、その中で、国際的な穀物価格の高騰などの要因によって畜産、酪農が大きな打撃を受けているというのは共通のものとして示されてきましたし、この間の離農の数字なども含めて示されたわけです。そして、...全文を見る
○紙智子君 いつも、この質問すると、判で押したように機械的な答弁が返ってくるんですよね。要するに、計画的、算定に基づいてという話をされるんですけれども、本当にそれでいいのかというふうに思うんですよ、今の現状に照らして。そこをもっと変えてほしいということを私は強く言いたいわけです。...全文を見る
○紙智子君 先ほども北海道の酪農とそれから都府県とは違いがあるということを言われているんですけれども、やっぱりどっちも成り立たなきゃいけないわけですよね。北海道の酪農家の人は北海道さえ良ければいいなんて全然思っていなくて、なぜかというと、北海道でどんどん牛を増やしてやっていくとき...全文を見る
○紙智子君 ちょっと時間になってしまったんですけれども、やっぱりその関連対策ももちろん必要だからやらなきゃいけないと思うし、その不足払い制度の当時がすべて良かったのかというと問題もあったと、それもそうだと思うんですよ。だけど、やっぱり実際にこの間やってきたことの検証と今言われたの...全文を見る
03月10日第171回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今、食料と農業をめぐっては国際的にも国内的にも大変切実で、そして注目されている分野だと思います。そこで、今政府が進めようとしている農政改革とはどういうものなのか、最初にお答え願います。
○紙智子君 農政改革関係閣僚会議というのを設けて今議論を始めているわけですけれども、この趣旨はどういうことでしょうか。
○紙智子君 財界のシンクタンク、日本国際フォーラムが発表しましたグローバル化の中での日本農業の総合戦略、この政策提言というのを大臣は御存じでしょうか。
○紙智子君 この中では、中長期的に、食料基地は百五十万ヘクタールを想定、百ヘクタール規模の農業経営体一万程度を核とする。また、農地の所有、利用共に自由な権利移動を可能とする。中省略しますけれども、米などの生産調整への参加、不参加も自由とする。緊急に取るべき施策として、撤退する農業...全文を見る
○紙智子君 国民が願っていることというのは、まず食料自給率を上げると、そして安全、安心な食料を国民に提供してもらいたいという願いです。そのためには、やはり農業の多面的機能を有している日本農業を発展させることだと。そのためには、小さな家族経営も含めて多様な農業の総力を集中して発展さ...全文を見る
○紙智子君 大臣のお考えを更に聞きたいと思うんですけれども、今、販売農家戸数で百八十一万戸と言われていますね。農業経営体がこの提言の中で言いますと一万程度ということは、それを主体にするということはほとんどが外れていくということになるわけです。それでいいかということが一つ。  そ...全文を見る
○紙智子君 全部はくみするものじゃないというふうなことを言われました。そして、いかにセーフティーネットが必要かという話されたんですけど、私、違うと思うんですよね。大事なことは、今現に頑張っておられる方々が続けられるようにいかに支援するのかというのが政治の果たす役割だというふうに思...全文を見る
○紙智子君 アドバイザリーの位置付けというのはどういう位置付けなんでしょうか。
○紙智子君 その人たちの主張を十分勘案して選任されたんでしょうか。
○紙智子君 ただとにかく議論すればいいということじゃないと思うんですよね。  私は、その中のお一人、あえて名前は言いませんが、Oさんといいますが、この方の論文読みますと、これまで農水省も譲れないとしてきた幾つかのテーマに対して真っ向から否定をしているわけですよ。国境措置をなくし...全文を見る
○紙智子君 最終的には判断をしていくということなんですけれども、しかし、ここで議論されているこの主張を受け入れるということになりますと、今実際に現にWTOで非常に日本は大変厳しい立場に立たされているわけですけど、この交渉をやる上でも、これまでやってきた交渉の論拠そのものがそれと矛...全文を見る
○紙智子君 私は、やはりいろんな議論があったとしても、主体の側がどういうところに落ち着くかということではきちっとした主体を持っていなくちゃいけないと思うわけですよ。  それで私は、この農水省が二月に出した新たな食料情勢に応じた中間取りまとめ、これ、ちょっと読ませていただきました...全文を見る
03月17日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私は、農政改革について、一体これどういうことをやろうとしているのかということをお聞きしたくて、十日の予算委員会で大臣に質問をいたしました。時間もわずかということでもあって十分ではありませんでしたので、改めてもう少しお聞きしていきた...全文を見る
○紙智子君 そうじゃないと思うんですよね。実現可能かどうかは私は言えないということじゃないと思う。  大臣自身が、こういうことがどうなのか、どう思うのかということを聞いたわけで、いや、これは実現が難しいんじゃないですかとか、あるいは、いや、これはここまでは極端だけれども、もうち...全文を見る
○紙智子君 やっぱり大臣としてはどういうふうに思っているのかということが今のお話聞いていても、規模拡大をしないとしたらどうなんだろうかというクエスチョンマークが付いているだけで、自分としてはこういう方向に行くべきなんだと、日本は日本らしいやり方があるんだからこうすべきだとかという...全文を見る
○紙智子君 はっきりといいとは思わないということだったので、それはそれでいいと思うんですけれども。  それで、もう一つここで、提言している中身で大臣に更にちょっと突っ込んで意見をお聞きしたいんですけれども、大臣は自給率について五〇%、二〇一七年までに達成するということを目標に掲...全文を見る
○紙智子君 もう一つ、この政策提言にかかわってですけれども、この中でWTO農業交渉の問題で、「WTO農業交渉の決着に向けてリーダーシップを発揮せよ」というふうに書いているんですよね。それで、ドーハ・ラウンドの決裂直前の事務局長案の受諾をここで要求しているわけです、受け入れるべきだ...全文を見る
○紙智子君 先日、衆議院の質問で我が党の議員が質問をした際に、百十四万トン、目安という話をされております。  それで、この数字というのはどういう数字なのかということなんです、百十四万トン。これ、大臣は北海道の米の生産の量というのは御存じでしょうか。大体、約というか六十五万トンぐ...全文を見る
○紙智子君 WTOの交渉というのは、もう本当に、またやるということになったらすぐかかわってくるわけですから、そんな遠い先の話じゃなくて、もう絶えずそういう、どういう対応をしなきゃならないかということではやっぱり求められる中身ですから、そこをよほど、やっぱり本当にこれを入れなくても...全文を見る
○紙智子君 やはり一度も多分言ってないと思うんですよ、相手に対して。それで、国内で、いや、それは難しいということでぶつけていないわけで、やっぱりこれを国際会議の場でぶつけられたらいいと思うんです。  それで、やっぱりWTOそのものの状況というのも大きく、もう十三年ですか、たって...全文を見る
○紙智子君 もう時間がちょっと迫ってきているので、最後ですけれども。  各省庁を巻き込んで、あらゆる角度から議論を深めることが大事だというふうに大臣言われてきたんですけれども、実際に農政改革の特命チームのこの間の議論の中身を読ませていただいております。それで、それを読みますと、...全文を見る
03月23日第171回国会 参議院 予算委員会 第17号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今回の雇用保険法の改正に関連して、季節労働者対策についてお聞きします。  派遣、期間工など非正規労働者の対策として、雇い止めの場合、過去六か月保険料を納めれば九十日分の失業給付を受けられるなどの改正案が衆議院を通りました。  ...全文を見る
○紙智子君 通年雇用は長年季節労働者の皆さんにとっても願いだったんですね。しかし、実態はなかなかそうなってないというのがあるわけです。  どれだけ実態をつかんでおられるかなというふうに思うわけですけど、北海道の建設政策研究所が今年一月にやったアンケートで、例えば苫小牧の三十七歳...全文を見る
○紙智子君 今言われたように、かつて失業保険法のときには冬場の失業期間に見合う九十日間、給付がされていました。雇用保険法になって五十日分の特例一時金に減らされたわけですけれども、冬期援護制度があって一定の所得保障の追加がされていたわけです。ところが、二年前から四十日に削られた、冬...全文を見る
○紙智子君 今回のこの法改正の趣旨からいうと、当然私は季節労働者もここに含まれてしかるべきだというように思うわけです。今大臣よく知っているとおっしゃられたんですけれども、是非一度北海道に来ていただいて、事情をやっぱりよく聞いてほしいと。今、今もう本当に求められている、そういう痛切...全文を見る
○紙智子君 三月上旬に、障害者団体との意見交換の最中にもかかわらず国会提出という話が流れて批判の声が上がりました。障害者団体は、障害者に同年齢の市民と同じ権利を保障し、障害に基づく差別を禁じたこの条約に基づいて国内法制を見直すことを強く求めています。批准は当然なんですけれども、拙...全文を見る
○紙智子君 その障害者権利条約と一番相入れないのが自立支援法だと思います。障害があることが自己責任だと言わんばかりに、生きるために必要な支援や作業所で働くことが利益を受けているとして定率負担を原則に利用料を取るということは障害のある人には耐えられないことなんです。  今回、政府...全文を見る
○紙智子君 厚生労働省の原案では一割負担は残していますでしょう。もう一度。
○紙智子君 やはり一割負担の火種を残したまま少し手直しをして応能負担だと言われても、到底納得はできないわけです。二度にわたる負担軽減措置がとられても、障害者にとっては生きるために重い負担が掛けられるという制度の根幹が変わらないと解決にならないわけです。  札幌では重度のダウン症...全文を見る
○紙智子君 更なる改善というふうに言ったんですけれども、本当にこの九割の人が無料だったところまで改善するのかどうか、これもう一度、大臣、いかがですか。
○紙智子君 小手先の見直しで、やはり応能負担というふうに言い逃れることは私は本当にこれは許されないというふうに思っています。  四月に、旭川市で、聴覚障害に知的障害、それから自閉症、この重複の障害の二十八歳の青年とその御両親が自立支援法は違憲だということで提訴に踏み切ります。彼...全文を見る
03月24日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、事故米の問題についてお聞きいたします。  大臣は、去年の十月三十一日に事故米問題で大臣談話を発表しました。その中で、国の在庫保管中に問題が生じた場合はこれを廃棄処分すると明言をされました。また、米のトレーサビリティーを導...全文を見る
○紙智子君 長々とお話をされて煙に巻こうということなのかな、ごまかすんじゃないかというふうに思うわけですけれども、大臣談話も、それから計画課長も明確に廃棄というふうに言っているわけですよね。  それで、ちょっともう一回確認しますけれども、これ農水相の談話ですよ、大臣の談話ですよ...全文を見る
○紙智子君 大臣がお答えになったことと同じ答えじゃないですか。  あのですね、このやり取りの場面にいろんな方が参加していたわけですけど、このやり取りをしたわけですよね。それで皆さん、そうかというふうに思ったわけですけれども、ここに参加されている阿南さんや全農の方だとか大学の先生...全文を見る
○紙智子君 問題じゃないですか。だれも知らないですよ、それじゃ。このときに話したことのとおりに進めているんだろうと思っていたら、勝手にどこかで方針が手のひらを変えてしまったと。  この阿南さんという方に私の秘書が電話を掛けたんですよ。お聞きになりましたかと言ったら、びっくりして...全文を見る
○紙智子君 そういうやり方自身が問題だということですよ。全く説明なしに勝手に変えて、それでこれでやりますというプレスリリース出して事済むことではないと思うんですよ。  そして、これ、飼料用にはその基準値以下でも食用にはアフラトキシンが残留しているものというのは、これは食品衛生法...全文を見る
○紙智子君 それでは防げないし、消費者は安心できないですよ。だって、今説明されたことというのは三笠フーズの繰り返しじゃないですか。立入検査してずっと見ていると言うんだけど、結局あのときだって、九十何回ですか、繰り返し行ったけれども発見できなくてこういう事態になったわけですから、そ...全文を見る
○紙智子君 マニュアルさえ作ればいいということではないですよ。  それで、やっぱり三笠フーズの事件の教訓なわけですけれども、このアフラトキシンの汚染米というのは決して食用には回してはならないと。だから、焼却するのが最も食の安全、安心の上からはベストの対応なんですよ。  同じ問...全文を見る
○紙智子君 だから、その横流れすることはないという根拠が大体はっきりしないじゃないですか。  それで、カドミ米についてはどうして着色したんですか。
○紙智子君 だから、変なんですよ。売らないと言うけれども、基準値以下のものは飼料用に回すというわけでしょう。それがだから横流れする可能性がある中で、大臣、なぜ着色して分けるという防止策を取らないのか。
○紙智子君 飼料用に販売……
○紙智子君 ちょっとよく分からないんですけれども、分からないんですけれども、売らないと言うんですけれども、食品衛生上違反だというものについては売らないと、もちろん売らない、流さないと。だけれども、飼料安全法に基づいてということでいえば、これは飼料用に回すという話でしょう。飼料安全...全文を見る
○紙智子君 じゃ、売らないと、もうとにかく、ということですね。焼却廃棄ということですね。
○紙智子君 はい、分かりました。(発言する者あり)煙に巻かれていない。  最後、そしたら、ちょっと時間になりましたけれども、農水省の、大臣は去年からずっとこの食の、汚染米の問題をめぐっては、農林水産省の職員一人一人が消費者のことを真剣に考えて、食の安全を守ると強い意思を持って政...全文を見る
03月25日第171回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  この二月に当委員会の派遣で根室に行きまして、現地の皆さんから様々な要求をお聞きしました。それで、まず、このときの北隣協の要望書から、北特法の七条関係と周辺海域漁業についてお聞きしたいと思います。  北特法、今もありましたけれども...全文を見る
○紙智子君 ですから、やっぱり財政規模の一〇%というのはなかなか大規模な、人口も多いし財政規模が多いところは届かないわけですよね。だから制度はあっても使えないということできていたわけですけれども、現地の人たちは何かこれ、特別、領土のための補てんのためにというか、そこを応援するため...全文を見る
○紙智子君 本来、議員立法ということがあって、これまで質問のたびにそれは議員立法でありましてということだったんですけれども、やっぱりやむにやまれず議員立法でもって作ってやったということがあるわけで、本来、やっぱり領土に絡む問題ですから国が積極的にもっとやるべきだというふうに思いま...全文を見る
○紙智子君 今御説明ありましたけれども、日本の二百海里内についても漁獲量が更に減って、一方でロシアに払う協力金が引き上げられているということですよね。それから、ロシアの二百海里内の操業についてもこの十年間の話がありまして、ちょっと出してもらったので一覧表で計算してみたら、漁獲割当...全文を見る
○紙智子君 領土交渉でやっぱりどれだけ頑張るかということなんですけれども、見ているとじりじりじりじりともう縮小されているというのが現実ですから、そこは本当に心してやってほしいことと、やっぱりその下で損害を受けているわけですから何らかの温かい対策が必要だというふうに、これも繰り返し...全文を見る
○紙智子君 終わります。
04月02日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、発議者である民主党の方にお聞きしたいと思います。  我が党としては、この農協などの協同組合については、そもそもやはり組合員の自発的な意思と相互扶助を原則とするものであって、ですから特定政党のために利用してはならないという...全文を見る
○紙智子君 はい、分かりました。  それでは続いて、まあちょっとこれとは少し離れるんですけれども、石破大臣にお聞きしたいと思うんですが、農協が本来の役割を果たしていく上で農協の経営問題というのは非常に大きな問題だというふうに思います。それで、現在やはり避けて通れない問題、金融の...全文を見る
○紙智子君 農林中金の四十六兆円に上る資金の運用について、八割、その約八割が有価証券投資と、約七割が国際部門の有価証券投資になっていて、ドル建ての運用が五割に上るということですから、アメリカへの有価証券投資にのめり込んでいたということは明らかなわけですよね。  それで、現に、サ...全文を見る
○紙智子君 大臣はいかがお考えでしょうか。
○紙智子君 国内のほかの金融機関では全くそういうふうになっていなかった中で、農林中金についてはそういう事態だということが言われているわけで、やはりもちろん個々のということで、農林中金さんの判断だとおっしゃるかもしれませんけれども、農水省はやっぱり監督する責任があるわけですから、そ...全文を見る
○紙智子君 今詳細に把握して、そういうことが起こらないようにということもお話しされたんですけど、実際に聞こえてきている話があって、毎月きちっと返済しているのに、農協の方がやっぱり厳しい状況の中で、すぐに全額を返してほしいというふうに言われたということもあるわけですよね。ですから、...全文を見る
○紙智子君 ですから、やっぱり当然農業の発展のためにということなんですけれども、そうであれば、やっぱり今回のような海外での投資ファンドのような、そういう資金運用の在り方というものを見直していかなきゃいけないんじゃないかということを申し上げたいわけです。  それで、今、米国政府に...全文を見る
○紙智子君 それぞれの機関で決めているということなんですけど、実際末端の部分では、今ちょうど三月期で総会などの時期ですよね。やっぱり専らその中で出ているのは、どうしてこうなったのか、その責任とか原因も十分説明されないまま事だけ進行していって、我がところの信連からは幾ら出すんだ、農...全文を見る
○紙智子君 はい。  いずれにしても、農林中金というのはやっぱりその目標に照らして本当にふさわしい形で運用されなきゃいけませんし、そういう意味では国民の不信を買うようなことというのはあってはならないわけで、そういう意味では農林水産省としてのしっかりとした監督を行っていただきたい...全文を見る
04月06日第171回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、主に中曽根外務大臣を中心にお聞きしたいと思います。  まず、北方四島への出入国カードの問題についてですけれども、北方支援事業がロシア側の出入国カードの提示要求で中止をされて二か月以上たっています。地元では不安が募っていま...全文を見る
○紙智子君 墓参や防災やあるいは生態系の保護の問題など、本当に共同事業で多方面にわたる重要な課題もある中で、やっぱりこれをきちっと解決をして臨むということを求めておきたいと思います。  次に、沖縄の米軍基地の問題ですけれども、中曽根外務大臣は所信の中で、在日米軍の兵力態勢の再編...全文を見る
○紙智子君 今の御答弁の中で、嘉手納では軽減されていないということはお認めになったということで受け止めてよろしいんですよね。
○紙智子君 そういう声が上がっていることは認識していると言われるんですけれども、軽減されていないということをはっきりとお認めいただきたいと思うんですよ。  それで、先ほど来、米軍の再編とグアム移転で全体としては軽減されるというふうに言われたんですけれども、現実には軽減されていな...全文を見る
○紙智子君 平成十九年でいいますと、千歳では延べで六千人以上の自衛隊員が訓練したということを聞いているわけですけれども、米軍との共同演習で更にこの連携強化をしているわけです。  一月に私はこの千歳に調査に行きましたけれども、訓練はそのときはやっていなかったんですけれども、写真が...全文を見る
○紙智子君 様々なことに対応してということなんですけれども、結局、北海道が、負担を軽減するということを言いながら全国にこういう形で訓練を拡大をしていって、先ほど示した図のように北海道が全国一の言わば施設、地域を抱えている、訓練なども行って、結局、負担軽減ではなくて広がっているとい...全文を見る
○紙智子君 時間ですということなんですけれども、私は大臣に最後に申し上げておきたいんですけれども、これは把握もしていないというのは非常に問題だというふうに思うんですよ。国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウオッチは白燐弾というのは焼夷弾だというふうに位置付けているわけで、人体への被...全文を見る
○紙智子君 はい。  是非そのことにしっかり積極的に対応していただきたいということを申し上げて、終わりたいと思います。
04月07日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  特定農産加工法は、輸入自由化によって影響を受ける加工業者を支援をし、そのことで地域農業の発展にも寄与しようとするもので、五年間の延長ということでは賛成です。  しかしながら、農産加工品の輸入自由化は、加工業だけではなく、原料の農...全文を見る
○紙智子君 そのリンゴなんですけれども、一大産地である青森県で、昨年の春先は、これは霜とひょう害があって、それに加えて九月にほぼ同じ地域でまたひょうの害に見舞われると。さらに、十一月には記録的な降雪ということで枝折れということが発生したわけですよ。過去に例を見ない気象災害に襲われ...全文を見る
○紙智子君 不法投棄は犯罪なわけですけれども、安い輸入果汁を利用する業者が増えている、先ほど来話がありましたけれども。そういう中で、一時は在庫が積み上がって加工場の入荷を拒否されたり、それから余りにも低価格で出荷できずに苦労している農家も多いというふうに聞いてきたわけです。被害果...全文を見る
○紙智子君 結局、だから、六百ヘクタールと言いましたよね。ということは、被害面積の四・七%ということですよね。どうですか。
○紙智子君 そういうことなんですよ、本当に一部ということなんですけれども。  それで、結局、制度はあるんだけれども、ここからちょっと大臣にお聞きしたいんですけれども、制度があってもそれで農家が救済されないということであれば、制度自身が現状に合っていない、機能していないということ...全文を見る
○紙智子君 今御答弁あったように、青森だけの問題ではないわけですよね。  それで、実際にいろんな形で、防風ネットであれば軽減するとかという形でやってきているけれども、実際にそれで加入促進でやってきて今どうなっているかというと、最初のときにちょっと紹介ありましたけれども、この間、...全文を見る
○紙智子君 いろいろな共済で八割減の評価とかということも言われるんですけれども、実際には加工用果実というのは数円にしかならないと。それで、通常の生果用の価格の二十分の一以下ということでは、やっぱり救済というのにはなかなか結び付いていないというのが現実なんですね。  元々このリン...全文を見る
○紙智子君 いろいろと難しいことを言わないで、できるところから急いでやるというふうにしていただきたいということを最後に申し上げて、終わります。
04月08日第171回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第4号
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○紙智子君 紙智子でございます。  今日は四人の参考人の皆さんのお話、それからその後のやり取りを聞きながら、非常に地域をどう再生する、つくっていくのかということでの本当に熱い思いが伝わってきましたし、それを聞いてこちらの方も熱くなってくるという感じで、今ずっとお聞きして思ってき...全文を見る
○紙智子君 鈴木さんからお願いします。
○紙智子君 済みません、ちょっと追加でもう少し聞きたかったのが、石垣参考人にお聞きしたくて、学校給食のところに、先ほど何か七校に三千五百食と言いましたか、かなりすごいことだなと思ったんです。  それで、そこのところが、実際に例えば供給するとなると、いろんな出来不出来の年もあるし...全文を見る
04月14日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  主要食糧法の、最初、一部改正の問題で質問をいたします。  この改正は、汚染米の不正規流通事件が大きな動機となって、その改善のための改正ということです。米穀の出荷又は販売の事業を行う者が遵守すべき事項の規定を整備するとともに、立入...全文を見る
○紙智子君 事故米の不正規流通事件が起こったその原因の一つは、やはり必要のないミニマムアクセスを輸入して、在庫になってたまって、これを何とか処理しようとしたということがあるわけです。それからもう一つは、米の流通の規制緩和が行われたと。  特に、これ二〇〇三年のときの主要食糧法の...全文を見る
○紙智子君 私は、法を改正すると、もっと良くしなきゃいけないというのはそれはいいと思いますけれども、やっぱり根本的な本質的な反省がなかったら本当の意味で的の当たった対策にならないというふうに思うわけですよね。  それで、去年の段階で、大臣は、十月でしたけれども、この問題をめぐっ...全文を見る
○紙智子君 事務的な話じゃないですよ。
○紙智子君 やはり把握できない状態のままでいろんなことが起こったということについて、結局そこのところをきちっとじゃどうやって打開しなきゃいけないかということを出さなきゃいけないのに、実際には無届けのままの人たちが今も手を付けられないままいるということになっているわけですよ。  ...全文を見る
○紙智子君 今の答弁では全然納得できないです。やっぱり擦り抜けることできますよ。いろんなこと今言いましたけれども、やっぱりそういう様々な業者が目を付けて、法の網をくぐってやるというところに対してきちっと手を打たなければ、なかなかやっぱりこれは止めることができないというふうに思うわ...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、続いて、酒、みそ、しょうゆなども含めてもっと広げる対象ということで、先ほどの中でお酒については大臣も述べられたんですけれども、今の国税庁の話も受けながら、大臣としていかがでしょうか。
○紙智子君 それじゃ次、米を含む食品、加工品についてもどこまで対象にするのかということが問われてくるわけですけれども、衆議院では、対象を米関係以外の飲食料品にも広げることを今後検討するということを内容とする法案の修正が行われたわけです。消費者が極力やはり表示を求めているわけで、更...全文を見る
○紙智子君 この趣旨を受けて、農水大臣、これに対してどのように対応してやっていくでしょうか。
○紙智子君 では次に、米穀の出荷又は販売の事業を行おうとする者が、あらかじめ農林水産大臣に届出を行うことが義務付けられているわけですけれども、米穀事業者というのはどういうものを対象にするのか、具体的に示していただきたいと思います。
○紙智子君 トレーサビリティーの実施時期について、先ほども風間議員の方からのやり取りがありましたけれども、これは公布からの一年半後と、それから産地表示について二年半という極めて長い期間が、非常に長いなというのが見た実感なんですけれども、なぜこんなに掛かるのかということについてお聞...全文を見る
○紙智子君 もう最後になりますけれども、そういうこの間の議論、いろんな業者の方や、様々な反対意見や抵抗などもあるということも聞いておりまして、その長い期間の中、先ほどできるだけ短くするという話がありましたけれども、その中で、やっぱり骨抜きにならないようにそのことはしっかりとやって...全文を見る
04月15日第171回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  地域コミュニティーの再生をテーマに滋賀県の調査や参考人からの意見を聴取してきましたが、長野県の小川の庄の取組や栄村の取組、宮城県の鳴子の米プロジェクト、由布院観光協会などを始め、それぞれの地域にある資源を生かし地域を元気にする取組...全文を見る
○紙智子君 ちょっと二回目になりますけれども。  私も、先ほどの結城さんの発言やそれから小川の庄のおやきの話もお聞きして、本当に何というんでしょうか、感激をして、すばらしい取組をやられている、そういう努力に対して本当に敬意を表したいというふうに思ったし、やっぱり学んでいけるとこ...全文を見る
04月16日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  米穀の新用途への利用促進ということで、米粉、飼料米ということについて今日は聞きたいと思います。  それで、食料自給率を引き上げていくためにも、国産飼料の増産ということや輸入麦の依存度を下げていくということ、これ不可欠ですし、水田...全文を見る
○紙智子君 飼料自給率の目標を達成していくために、増産の具体的な計画ですね、それによって食料自給率がどんなふうに上がっていくのか、つながっていくのかと、その手順についてやっぱりはっきりしていないとお題目に終わってしまいかねないと思うんです。そこのところがどうなのかということについ...全文を見る
○紙智子君 米のフル活用ということが言われているわけですけれども、今まで、例えば生産調整をするということで水田の中で植えない部分をつくったりということをやっていて、そこを今はそうじゃなくてフルに使っていこうということですよね。それは当然のことだと思うんですけれども、農地の利用率を...全文を見る
○紙智子君 先ほど、飼料米でもって増やすということで今計画立てられている農水省の計画でいうと、大体十万ヘクタールですか、それで計算されるところで自給率が〇・一%というふうな程度ということで、これではやっぱりまだまだ少ないということで、もっともっとそこを増やしていくということを考え...全文を見る
○紙智子君 今日の冒頭で視察の報告の中にも触れてありますけれども、現場でお話になったときに、畜産農家からは、トウモロコシ価格はキロ当たり四十円を切っているという中でキロ五十円だというんですよね。これでは採算が合わないと。飼料の方を作る方は採算が合わないと言うし、出す方はそれではち...全文を見る
04月23日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、法案に入る前に、先日、委員長提案で当委員会に提出をされて、そして採決、成立をしました農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法案、JAS法の一部改正について質問をしておきたいと思います。  それで、法改正に至った背景に...全文を見る
○紙智子君 全会一致で通っているので、その実施ということで、それはそうなんですけれども、ただ、それでもってすべて網羅されるということではなくて、今後の問題としてまだこういう問題もあるということを指摘をさしていただいて、改善をしていかなきゃいけないと思っております。  それで、今...全文を見る
○紙智子君 漁業共済は、中小漁業者が相互の救済を図る保険であるということと同時に、やはり水産基本法に基づいて国の漁業災害対策の重要な柱としての性格も持っているというふうに思うんです。  それで、農業共済の掛金に対する国庫負担というのが五〇%から五五%というふうになっているのに対...全文を見る
○紙智子君 やっぱり、現場にとって一番どういう形がいいかということで、引き続き追求していただきたいというように思っています。  それから、次なんですけど、ちょっとお配りした資料を見ていただきたいんです。これは、北海道の噴火湾、室蘭だとかああいうところを挟んだ噴火湾で行われている...全文を見る
○紙智子君 よく実態を調べてという話で、今、最初お答えになったところは既に今までもやられている対策であって、その範囲では足りないということでお話をさせていただいたんですよね。  今回、ザラボヤなんですけれども、例えばトド被害なんかも延々ともうとにかく格闘が続いていると言ったらい...全文を見る
○紙智子君 最後、もう一つだけ質問したいんですけれども、漁業安定対策の問題で積立ぷらすですね。これでもって、先ほども話が出ていましたけれども、元々水産庁が一万一千経営体で約一割の加入を想定していたということなんですけれども、加入実績という点では千七百二十六件で沿岸漁業者の一・五%...全文を見る
○紙智子君 終わります。
04月27日第171回国会 参議院 決算委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  都市計画法改正問題について、特に都市農業にかかわる観点からお聞きしたいと思います。  現在、国土交通省として都市計画法の抜本的見直し作業が進められているというふうに聞いておりますけれども、最初に、その経緯と現状についてまず明らか...全文を見る
○紙智子君 要するに、現行の都市計画法が高度経済成長期に作られているもので、その前提が都市人口が急増すると、都市への機能の集中ということで、それにこたえるものだったわけですけれども、それがこれからでいうと都市の人口減少、それから高齢化が進むと、そういう現行の都市計画法が想定してい...全文を見る
○紙智子君 今、途中までお答えになりましたけれども、現行の都市計画法は、この高度経済成長の中で都市に集中する人と機能に対して、市街化区域という線引きを持ち込んで、その市街化区域内に取り込まれた農地を宅地や商業施設や、あるいは様々な都市機能に必要な用地に転用するということで都市需要...全文を見る
○紙智子君 今私が申し上げました意見というのは、同じような意見は、現在、都市計画法の見直し作業を進めております都市政策の基本的課題と方向という検討小委員会でも出されていることですよね。  この小委員会の第八回小委員会、これ三月十九日に開催されたものですけれども、ここに提出されて...全文を見る
○紙智子君 大臣に伺いたいんですけれども、今いろいろ議論の途中ということを話されているんですけれども、三月二十六日の日本都市計画学会で、国土交通省の大臣官房審議官の石井喜三郎氏の「都市計画制度の抜本的見直しに向けて」という講演が行われていますよね。その資料を見せていただいたんです...全文を見る
○紙智子君 是非大臣としてのイニシアチブを発揮していただいて、今せっかく議論しているわけですから、やっぱり前に向かって進められるようにしていただきたいということを申し上げたいと思います。  それで、次に、大臣にお聞きしたいんですが、全国の市街化区域内の農地面積ですけど、これは九...全文を見る
○紙智子君 二〇〇六年の十一月に東京都の都市農業検討委員会、ここで貴重な都市農地の保全に向けてということで報告書を発表しております。その中で、これまで都市開発によって減少してきた都市農地について、今後は都市に重要な役割を果たすものとして農業政策と町づくりの両面から明確に位置付け、...全文を見る
○紙智子君 終わります。
05月26日第171回国会 参議院 予算委員会 第25号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  政府の新型インフルエンザ対策の基本的対処方針が改定をされましたが、その中に経済的な損失への対策は触れられておりません。しかし、非常に深刻な事態がなっていて、支援が求められています。とりわけ関西中心に、修学旅行や一般旅行を含めて二府...全文を見る
○紙智子君 旅館関係も大変でありまして、これは近畿の国際観光旅館連盟やそれから全国旅館生活衛生同業組合からも陳情が上がっているわけです。こういう事態によって資金繰りが悪化をして倒産することがないようにということで緊急融資などの対策を求めているわけですが、これに対しての国土交通省と...全文を見る
○紙智子君 言わば行政措置によって要請が上がって中止になったという経過がありますから、緊急融資というだけではなくて、やはり損失補てんなども含めたきめ細かい手当てを是非考えていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  それから、今回の運用指針の基本的考え方で、目的の...全文を見る
○紙智子君 などでは駄目だと思うんですね。その一連の中の並列的にということではなくて、やはりアメリカの事例からいっても、その分析がされていますけれども、非常にやっぱり深刻な事態になっているわけで、WHOも特に注意すべき感染者として妊婦とそれから糖尿病患者を挙げて、そこにはタミフル...全文を見る
○紙智子君 是非、位置付けているというのであれば、きちっと書くということを今後検討もしていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  それから、透析医療の問題についてなんですけれども、この間、日本透析医学会からも要請が出されています。新型インフルエンザに感染した慢性...全文を見る
○紙智子君 透析の患者さんは治療を止められないですよね。とにかく続けなきゃいけないということがありますし、感染時に重篤となるということではそういうハイリスクを負っていますから、是非関係者の皆さんの話をよく聞き取って対応していただきたいということを申し上げたいと思います。  それ...全文を見る
○紙智子君 遅くとも、毒性が強まって第二波が来ることを想定して、それに間に合うように全力を挙げていただきたいというふうに思います。    〔理事岩永浩美君退席、委員長着席〕  それから、ワクチンの配布も、基礎疾患や妊産婦に優先するなどの社会的コンセンサスをこれやはり得られるよ...全文を見る
○紙智子君 発熱外来について、今回患者が増加した地域では一般外来でも受診できるように広げたわけです。それによって新型インフルエンザが疑われる患者と一般の患者が交わらないようにということなんですけれども、そうすると、例えば窓口では当然マスクをして対応しなきゃいけないとなるんですけれ...全文を見る
○紙智子君 一番必要なところに迅速に行き渡るということで是非対策をしていただきたいと思います。  それから、大臣は、日本は島国であるという地勢上から日本の検疫の有効性ということで強調をされていました。それはそのとおりだというふうに思うんですね。  同時に、四月二十八日の、これ...全文を見る
○紙智子君 終わります。
06月09日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第13号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  農地法の改正案が衆議院で修正をされて本院に送られてきました。修正をしても、農地の利用権についての規制を取り払って農外企業の進出を自由にするというこの改正案の最大の眼目に変更はないと思います。いずれは所有権の自由化につながっていくこ...全文を見る
○紙智子君 いかに使われていないところを利用するかという話をされていますけれども、これは先ほども議論になっていましたけれども、この法律を、今回農地法をどうして改正するのかというときにずっと言われていたことは、やっぱり耕作放棄地が広がっていることが非常に重大なんだと、そこを解決しな...全文を見る
○紙智子君 今大臣御自身が、やっぱりもうからないからだと、最大の問題はというふうにお認めになったわけですよね。  私は、そうすると思うわけですけれども、じゃ、何のために農地法を改正しなきゃならないのかと。農地法に問題があったから耕作放棄地が増えたというのであれば、これは農地法を...全文を見る
○紙智子君 私は、もちろん参入する企業がすべてこうだというふうに思いませんよ。もちろん、まじめにやっているところも中にはあるというふうに思うわけですけれども、やっぱり企業の論理としてはもうからなければ撤退するということになっているわけですよね。それが実態だと思うんです。それで、や...全文を見る
○紙智子君 どうやって防ぐかというのはなかなか今のお話を聞いていてもよく分からなかったんですけれども、もう一つ聞いておきたいのは、優良農地にも参入できるということになりますと、既存の認定農業者との競争になるんじゃないのかと。そうすると、今まで苦労して農地の集積を行ってきたような認...全文を見る
○紙智子君 法律上、今三条の二項の七号とかいろいろおっしゃって、それはないよりはいいとは思うんですよ。しかしながら、やっぱり参入する方はいい条件のところが欲しいわけですよね。  それで、これは参考人で、あさってですかね、来られるんですけれども、資料が配られて見て、その中にワタミ...全文を見る
○紙智子君 ちょっと時間になっちゃったんですけど、ちょっと今の答弁ではなかなか納得できません。また次回、続きについてはやらせていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。
06月10日第171回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  法務副大臣と、それから厚労の副大臣にお聞きしたいと思います。  それで、外国人の研修、そして技能実習生の制度についてお聞きします。  それで、これは元々途上国への技術移転ということが目的なんですけれども、実際にはそれを隠れみの...全文を見る
○紙智子君 はい。  じゃ、厚労副大臣。
○紙智子君 今お話しになった、法務省が指針を出されていて、それで厚労省も都道府県にもその通知を出して、今おっしゃられたような、やむを得ない事柄であるのかどうなのかということも含めてきちっとしたことをやるように出してはいるんですけれども、今その法改正ということも分かっているんですけ...全文を見る
○紙智子君 ちゃんとチェックされているかどうか。
○紙智子君 今三十七社ですか、実際にはこれ、二百八十一人が実際に移籍できるようにと申し込んでいるわけですけど、そのうち五十人ぐらいしか移籍できていないというのを聞いているんですよね。だから、二千二百人の人はもう既に帰ってしまっているということで、対応できているのはわずかしかないと...全文を見る
○紙智子君 二回目になりますけれども、ちょっと先ほど言い切れなかったことも含めて。  先ほど神本委員が質問されて、そこでやり取りした中で、帰国に対する支援ということで、途中でやめざるを得なくなって帰られる方の帰国の支援ということで、公的な資金でという話だったわけですけれども、そ...全文を見る
○紙智子君 分かりました。その旅費については分かりましたけれども、実際には物すごくお金を掛けて、途中でこういう帰らなきゃいけないという場合に借金になっちゃうわけじゃないですか、保証金の問題とか。これについてはどうですか。厚労省の方。
○紙智子君 もう、ちょっと時間終わりだというんですけれども、いいですか、今のに対して。  法務省、じゃ先に。
○紙智子君 ありがとうございました。
06月11日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  それで、私は最初に清水参考人にお聞きしたいと思います。  それで、今回の改正では、農地を所有とそれから利用とに分けて、貸借については、借りれば農外の企業でも自由に借りられる...全文を見る
○紙智子君 この事前に配られました資料を読んでいまして、清水参考人は、農業の担い手の高齢化が進行する中で、その受皿として今集落営農や大規模な稲作経営を育成していくという方向で、そのこと自体はそれほど間違ってはいないと。しかし、それを規制緩和とか市場原理で進めるべきだという経済財政...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、次に武内参考人にお聞きしたいと思います。  武内参考人は、以前、有機農業の議員連盟の学習会のときにたしか来ていただいたことがあると思います。そのときにも随分率直なお話されていて、それで今回も、御発言もいろいろ問題提起もされているというふうに思っているわけで...全文を見る
○紙智子君 私も、今現役の農業者の方だって本当に長い間悪戦苦闘しながらやってきているわけですよ。だから、中には大ざっぱな経営やっていることもあるかもしれないけど、でも、私の知っている限り、多くの農家の皆さんはやっぱり必死の思いで、それこそ労賃も出ない中で、家族のですね、労賃も出な...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、この次に松本参考人にお伺いしたいと思います。  私も、この農業委員会の役割ということで、おとといですか、ちょっと議論になって、実際に農業委員会が形骸化してしまっていて十分役割を果たし切れていないことなんかも指摘もされていたんですけれども。  聞いてみます...全文を見る
○紙智子君 もう一つ、これ先ほどもちょっと風間先生の方からお話があって、事後処理ということですよね。  これ事後処理、本当にできるのかなというのは正直言って私思っていまして、どんなふうにすれば、事後でなくてやっぱり事前のところで食い止めないと、もういったんクリアしてしまった後に...全文を見る
○紙智子君 あともうちょっと、一分ぐらいありますね。じゃ、あともう一つお聞きします。  下限面積の弾力化という問題で、転用目的に道を開くんじゃないのかと。そうならないようにするためには地域を限定するべきじゃないかという御意見がありますけれども、これ、具体的にどういう問題かという...全文を見る
○紙智子君 終わります。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  二回目の質問になりますけれども、最初に、ここにちょっと持ってきました署名です。これは団体署名でありまして、これで二次分ですから、もう一次分は既に出しているものです。それで、良識の府として是非とも慎重の上にも慎重に審議をしていただい...全文を見る
○紙智子君 そして、企業の参入も認める、今回認めるわけですけれども、修正で入った耕作者の中には一般の企業というのは位置付けられないということなんだと。  そして、一般法人の利用権の取得については、役員の一人が耕作又は養畜の事業に常時従事することを求めているわけですけれども、その...全文を見る
○紙智子君 短めにしてください。
○紙智子君 それでは次、三条の三項三号の修正案のところですけれども、法人の場合、一人以上の者が耕作又は養畜の事業に常時従事するというように要件を課しているわけですけれども、個人の場合、常時従事要件というのは一切課すことなく利用権の取得を認めているわけですけれども、これはなぜでしょ...全文を見る
○紙智子君 しかしながら、例えば個人として農地を借り参入するそのときに、例えば産廃の業者、社長さんが個人として借りたいと言って参入してきた場合に、それも、何というんでしょうか、善意の人だったらいいんですけれども、最初から思惑を持って、悪用しようということで入ってきた場合にこれを排...全文を見る
○紙智子君 今回の法改正では、企業でも個人でも、農地を適正に利用するという形を取れば、これはそこに住んでいなくても原則自由に農地を借りることができるわけですよね。  それで、農業委員会の方にいろいろお話を聞いたんですけれども、現行制度でも、営農計画の書類を整えればこれ不許可にす...全文を見る
○紙智子君 罰金というふうに言われたんですけれども、どれぐらいなんですか。それから、行政代執行といった場合にどのぐらいの、どんなふうにどういう形でやられるんですか、効果あるんですかね。
○紙智子君 いずれにしても、やっぱり実際に入口のところで規制なかなかできない、よく分からないまま入られてしまうと。その場合に、入られたら後の祭りで、どんなにお金を払いなさいとか言っても、いやお金は払えないというようなことになってきちゃうと本当に大変な事態だというふうに思うんですよ...全文を見る
○紙智子君 終わります。
06月16日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第15号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  この間、農地法等の改正をめぐって二回審議をし、参考人質疑を一回やってきているわけですけれども、今回のこの法改正が何のための改正なのかということをめぐっては疑問は依然として大きいし、懸念されている内容が審議で解決されていっているのか...全文を見る
○紙智子君 受け手をつくるという点では、私は、何も変えなくても、今の現状の法律のままでも農業生産法人つくれば参入できてきたわけですし、そういう形でやって何も矛盾ないというふうに思うんですよ。確かに借りやすくなるとかということはあるかもしれませんけれどもね。しかし、今までの枠を維持...全文を見る
○紙智子君 そのようにおっしゃるわけですけど、この間の衆参の議論の中で、衆議院での議論を、議事録を読ませていただいていますけれども、言ってみれば推進の側に立つ議員の方に対して大臣が答えているところがあるわけですよ。  四月十五日の衆議院の議論で、自民党の小野議員ですけれども、そ...全文を見る
○紙智子君 もう一つお聞きしたいんですけれども、担い手の対象の問題です。  それで、賃借権を与えられた一般企業は担い手に位置付けられるかどうかということについて、これも先日、他の委員の方が質問したのに対して、大臣は、農地を効率的に利用し、継続的、安定的に農業経営を目指す者であれ...全文を見る
○紙智子君 大臣は、一般企業と農業生産法人と優先順位とかは付けないのかということがやり取りされた際に、優先順位が云々ということではなくて、両方一緒に進めていかなければならぬものというふうに言われているわけです。そうなると、結局、農地を効率よく利用するならだれでもいいということにな...全文を見る
○紙智子君 私は、ここのところを、この切れ目をあいまいにしていくと、結局、農地法そのものの存在意義を失わせていくことになるんじゃないかというふうに指摘をしておきたいと思います。  次に、農業生産法人の要件の見直しなんですけれども、二条第三項二号関係についてです。  総株主の議...全文を見る
○紙智子君 そうならないようにと言うんですけれども、やっぱり農業生産法人というのは農地取得権を持っているわけで、その中の半分以上という、二分の一ですか、ということはやっぱりやりやすくなっていくんじゃないのかというふうに思います。  それから、ちょっとだんだん詰まってきているので...全文を見る
○紙智子君 今お答えになった中で今の現実に合わないからだという話をされたんですけど、しかし、農業委員会のお話聞きますと、この小作料は一定の目安を示すということで不当に高くなることを抑制する働きがあったと、それが廃止されたら抑制が利かなくなって高い方に流れていくんじゃないかという心...全文を見る
○紙智子君 私は、この二つの問題というのは、全然現場からは要求は上がっていないと。求めていないのにどうしてこういうことを決めるのかなという、非常に不思議に思っていまして、結局はこれは財界からの要求なのかなというふうにも思うわけです。  最後になりますけれども、農業委員会の役割に...全文を見る
○紙智子君 終わります。
○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、農地法等一部改正案に反対の立場から討論を行います。  反対の第一の理由は、大企業を含む国内外の企業に農地の利用権を全面的に認めたことです。このことにより、様々な困難を日本農業と農村にもたらすことは必至です。  優良農地に進出した企業は、...全文を見る
06月17日第171回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、総務省が政策評価ということで出されたこともありまして、今回こういう形で調査会としてDV防止法の議論をできるというのは本当に良かったなと、いいことだなというふうに思っております。  それで、最初に総務省の政策評価に関してな...全文を見る
○紙智子君 そうです。
○紙智子君 どこも対応しないんですか。全体を総括してというのはないんですか。総務省は調査をしただけ。
○紙智子君 やっぱり基本的なところだと思うので、そこはちょっとよろしくお願いしたいと思います。  それからもう一つ、各機関での被害者の対応についてというので、この評価の中に書かれてあるので見ますと、被害者が相談した機関に対しての満足度というのが出ていますよね。それで、それを見る...全文を見る
○紙智子君 その研修の仕方という前に、そういうふうな順番になっていると、不満が多いというところについてもちょっと認識を言っていただいて。
○紙智子君 はい。
○紙智子君 じゃ、ちょっと、二回目ですけど。  これからの課題の問題でちょっと更にお聞きしたいんですけど、先ほどもお話が出ていました若年層へのDV防止教育ということで、内閣府が平成十八年と十九年に全国の九府県市でDV予防教育の委託調査をやられていると思うんです。  自治体の経...全文を見る
○紙智子君 委託研究を行った自治体の経験のところでちょっと読ませていただいたわけですけど、デートDVの相談を受けている先生が半数近くいる、そして付き合ったことのある高校生の三分の一が何らかの暴力を受けたことがある、身近で暴力を見聞きした経験も二割の人があると。  そういう形で広...全文を見る
○紙智子君 是非そこのところをもっと踏み込んでやっていただきたいというふうに思います。  それで、保護命令制度についてなんですけれども、これまでも一応拡充はされてきているんですけれども、接近禁止命令で六か月、住居から退去で二か月という期間を延長をしてほしいという要望が上がってい...全文を見る
06月19日第171回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、ブレナー先生、御出席本当にありがとうございます。ずっと一人に続けてお聞きしているのでお疲れかと思いますけれども、もう少しよろしくお願いしたいと思います。  それで、御承知かと思いますけれども、沖縄には我が国に駐留する在日...全文を見る
○紙智子君 それじゃ続けさせていただきます。  この構想をまとめた当時の尾身大臣が、二〇〇二年ころですけれども、沖縄に優秀な先生が来るかどうかのかぎは、給料にもよりますが、情報格差をなくすことだと思います、沖縄で情報が収集できず、社会に取り残されてしまうのではないかと心配される...全文を見る
○紙智子君 先生は、二〇〇五年の整備機構発足式で、最も優秀な若者を引き付けることができる大学院大学にしたいと、日本は構造的な問題から本来の潜在力を発揮していない、全く新しく始めることで我々のやり方がスタンダードになるようにすると述べられております。  日本の構造的問題とは具体的...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  では、沖縄の振興ということにかかわってですけれども、沖縄振興法の中でこの法案、位置付けられて進められているわけです。  それで、沖縄の歴史の中で、自然科学の研究と沖縄の産業とをしっかり結び付けた成功例として沖縄県が歓迎しているものにウリミ...全文を見る
○紙智子君 もう一つお聞きします。  知的クラスターの形成ということを政府は言っているわけですけれども、今、日本の国内では余りこの知的クラスターということでは成功しているというふうに、そういう例がまだ余り生まれていないというふうに思うわけです。  それで、沖縄で知的クラスター...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。
06月25日第171回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  与野党そろって本当はやるべきものだと思っていたので非常に残念ですけれども、しかし質問させていただきます。  それで、この児童扶養手当法の一部改正について、当然、父子家庭も含めるべきだというふうに思っていますので、今回の出されてい...全文を見る
○紙智子君 ほかとの、いろんなケースがあると、それとの整合性ということで言われるのであれば、やっぱりそういう困った人たちをすべて支援するというふうにしなきゃいけないんだと思うんですよ。だから、どうして母子家庭はいいけれどもほかは駄目かというと、やっぱり今の説明を聞いているだけでも...全文を見る
○紙智子君 それと、二〇〇二年の法改正で、五年間受給したら児童扶養手当が一部支給停止と、これも今やり取りはありましたけれども、それで関係者の反対運動があって事実上凍結となって、一定事由に該当する場合は適用除外だと。それでも停止されている家庭が出ているわけですよね。  昨年十二月...全文を見る
○紙智子君 それであれば、やっぱり今までやってきている、わざわざ就労証明だとか、障害があるとか病気だとか、こういう証明の手続を取らせるようなことはやめるべきだというふうに思うんです。  やっぱり、日本の母親世帯の多くがこの児童扶養手当を受給しているというのは、就労意欲がないから...全文を見る
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  十分の質問時間ですので、答弁の方はできるだけ簡潔にお願いしたいと思います。  それで、生活保護の母子加算が就業支援の転換ということを理由にして廃止をされて、十万の一人親世帯、約十八万人の子供たちが一層の貧困を強いられているわけで...全文を見る
○紙智子君 いろいろなことをやっているというふうにおっしゃいました、障害者の加算とか医療の問題とか。でも、それは母子加算に代わるものじゃないんですよ。  それで、やっぱり生活保護を受ける際のハードルってすごく高くて、子供の進学や将来のことを考えると、大体一人親の方は日中と夜とも...全文を見る
○紙智子君 納税者の納得とおっしゃいますけど、多くの世論はどうしてこういうものをほっておくのかというふうになっていると思うんですよ。だから、やっぱり一人一人の実情を見ていただきたいというふうに思うんです。  それで、次に法案の提出者にお聞きしたいと思います。  政府は就労促進...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。  今回のこの法改正で少しでも改善され、そして少しでも希望が持てるように、そのことを願って、質問を終わります。
07月01日第171回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  主任研究員の確保の問題は今もお話がありまして、前回、ブレナー理事長が来られたときにも、ブレナーさんの任期は夏までということなんですけれども、それ以降も含めて開学までには五十人にはできるんだという話がありまして、本当に大丈夫なのかと...全文を見る
○紙智子君 先ほど資金の確保の問題をめぐって、またこれも議論があったところですけれども、企業の共同研究、委託研究という問題についてです。  それで、前回、ブレナー理事長が、業界からの委託研究はコストが安いので、むしろ共同研究を進めることで非常に強力な基盤づくりができるというふう...全文を見る
○紙智子君 ちょっと今の答弁どうなのかなと思うんですよね。  それで、大学と民間企業との共同研究というのは、必要経費は企業から支払われるというのが通常なわけですよね。いろいろある中の一つということじゃないと思うんですよ。例えば、東京大学でいいますと、民間等共同研究取扱規則という...全文を見る
○紙智子君 今、きちっと調査をして報告をするというお話もありましたので、それきっちりやっていただきたいと思うんです。  それで、ブレナー理事長が言われているような共同研究で強力な基盤をつくるためには、企業が研究の直接経費だけでなく、さらに、大学院の運営を支える間接経費を多く提供...全文を見る
○紙智子君 一覧表でその資料をいただいたときにちょっとびっくりしたわけですよね、全然、空欄になっていて、どこからも受け取っていないのかって、二件しかなかったということなので。是非そこのところはしっかりと位置付けてやっていただきたいと思うんです。  それから、政府は知的クラスター...全文を見る
○紙智子君 終わります。     ─────────────
07月02日第171回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  以前、大臣と議論をした際に、ミニマムアクセス米について、入れなくて済むのであればそれにこしたことはないが、ではどうすればいいのかということで、セクター方式はいかがでしょうかということで、続きはまた次回ということになっていましたので...全文を見る
○紙智子君 もしもEUが品目ごとにミニマムアクセスを設定していたら、アクセス数量は豚肉で六十万トン、それから家禽肉で十九万トンに達していたわけですけれども、このセクター方式を導入したので、アクセス数量は豚肉で七万五千六百トン、家禽肉で二万九千トンで済んだということなので、これによ...全文を見る
○紙智子君 はるかに多いというと、羊の肉だったりとか牛肉については高いということだけれども、しかしEUが守らなきゃいけないとしていた養豚の農家やブロイラーについては低く抑えることができたということでは、そこを守る一定の役割は果たしたんじゃないですか。
○紙智子君 一定の役割を果たして、ほかのところは議論はあるかもしれないけれども、しかし果たしたということは事実だというふうに思うわけですよ。  それで、次にちょっとまた審議官にお聞きしたいんですけれども、例えば日本でこのセクター方式を導入した場合についてどうなるだろうかというこ...全文を見る
○紙智子君 セクター方式は選択してないので無理だけれども、しかし、理屈として言えば、今言われたことで言うと、確認するのは、穀物ということになった場合は、一般論として言えば米、麦、飼料作物のトウモロコシということですよね。ちょっとそのことを前提にして、やるかやらないかはまだこれから...全文を見る
○紙智子君 だから、EUは、その相手国とのかかわりがあるけれども、交渉できたわけですよね、やって、関心あるところで。できたということは、そういうことも可能な仕組みなんだということですよね。
○紙智子君 だから、そういうことですよね、一般論として、交渉によってお互いの国がそれで合意すればということだと思うんですけれども。  それで、その飼料用トウモロコシで穀物のミニマムアクセス量を処理するとした場合には、飼料用トウモロコシはこれは国家貿易ではないわけですよね。だから...全文を見る
○紙智子君 だから、やっぱり今の説明を聞いても、一般論としてということですけれども、実際に個々の問題についてお互いに合意し合えば、個別のそういうアクセス数量ということもあるけれども、EUのような形でやることもできなくはないんだということなんだと思うんですよ。  そこでなんですけ...全文を見る
○紙智子君 ちょっと記事を読みますと、もう少し前のことだったかもしれません、この書いた人というのは、二〇〇三年ですからもうちょっと前の話をこのときしているのかもしれません、そこは。ただ、そういうことが、何というんでしょう、俎上に上ったということはないんですか、どうなんでしょう。
○紙智子君 確かに、当時はまだ関税化されていなかったから、米を守らなきゃいけないという観点から取下げということもあったかもしれないけれども、今はもう既に関税化されてしまっていますから状況はその当時と違うわけで、実際、理論としては、EUはやっているわけだし、やっている国もある中で、...全文を見る
○紙智子君 やる前からすべて無理としないでいただきたいというふうに思うのと、前回話しましたけど、実際にミニマムアクセスが今のまま、今七十七万トンですけど、更に百十何万トンとか増える可能性があるわけで、そういうことを心配、考えれば、やっぱり何としても食い止めなきゃいけないという思い...全文を見る
○紙智子君 時間になりましたけれども、やはり、ちょっと今、今年の作についてはまだこれからによっていろいろ変わってくるとも思いますから、是非注視をしていただいて、やっぱり事態をつかんで機敏な対策をお願いをしまして、質問を終わりたいと思います。
11月17日第173回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  この間、世界の食料危機あるいは世界経済危機という下で、食料輸入に依存する、そういう国づくりというのは持続不可能だということを示したというふうに思うんです。それで、我が国の農林水産業と農山漁村の再生というのは待ったなしの国民的な課題...全文を見る
○紙智子君 お聞きしたかったのは、こういうふうにしたいと思っているということではなくて、具体的にそれをやるために、農水省がいろいろ算定されている中で、例えば一%上げるために何をどれだけ増産するかという面積の問題とかもいろいろ算定されていると思うんですけれども、そういうところに照ら...全文を見る
○紙智子君 農水省が出している試算でいうと、例えば米などの場合でいうと、一%上げるために増産する量が三十四万トンだとか、あるいは米粉用米でいうと三十四万トンプラスしなきゃいけない、飼料用米でいうと三百十一万トンだとか、そのために必要な作付面積とか、そういうのが一通り出されてはいる...全文を見る
○紙智子君 私は、この試算の結果見ただけでもやっぱり一%上げるだけでどれだけ大変かということを改めて実感しますし、そのことを本当に現実のものにするための対策、政策というのはいよいよ大事だというふうに思うんです。  その点で、次の質問ですけれども、戸別所得補償政策についてです。 ...全文を見る
○紙智子君 根拠というんですかね、何を根拠にしてこれ出されているでしょうか。
○紙智子君 そのことを聞いたんじゃなくて、ちょっとお聞きしたところによると、雇用保険法に基づく失業・休業補償制度を念頭にというふうに聞いたんで、これはそうなんですか。
○紙智子君 私は、やっぱり八割という話で、十割にすると努力してもらう分があるんだという話をされるんだけど、実際に現場の農家の人たちの状況というのは今でさえもぎりぎりで、もういつやめてもおかしくない状況の中でやっているというのが現実なんですよね。  だから、更にそれをもっと努力さ...全文を見る
○紙智子君 それからもう一つなんですけれども、二十二年度の水田利活用自給力向上事業の単価が示されています。この根拠についてお聞きしたいと思います。  全国統一単価ということで、麦、大豆、飼料作物が十アール当たり三万五千円、新規需要米が八万円、そば、菜種、加工用米が二万円、その他...全文を見る
○紙智子君 下がる場合もあると、減収になるところもあるというふうには思っているわけですよね。  それで、実際に麦、大豆、飼料作物でいうと、産地づくりの、今までの、現行のでやってきたのが大体五万というふうにすると、三万五千では全然足りないと、実際の水準下がるということがあちこちか...全文を見る
○紙智子君 いろいろ考えて組み合わせればというようなお話なんですけれども、例えば八万円のところの新規需要米のところなんかも、これ期待は八万円というと高いと思うんですけれども、しかし売手が決まらないと作っても余っちゃうわけですよね。だから、売り先がちゃんと定まっているのかというと、...全文を見る
○紙智子君 実際にどうなるかということでは、これからの話なので、いろんな場面が出てくると思うんですけれども、是非やっぱり実態にかみ合う形での修正なり必要な加算なども含めて、また今後検討いただきたいというふうに思います。  それで、もう一つ質問したいと思ってきたのは、現場にとって...全文を見る
○紙智子君 全農がこの間、農家の売渡し、それから卸向けの相対価格なども昨年並みでスタートをしたんだけれども、今のお話の中で弱含みという話ありましたけれども、結局、価格下落が表面化してしまうとこれ良くないということで、懸念をして卸との相対契約を進めたんだけれども、なかなか不調に終わ...全文を見る
○紙智子君 米は年に一度取れるということですよね。それが秋に相場が決まるわけだけれども、そのときに一回価格が下がってしまうと、なかなか元に引き上げていくということが難しいわけですよね。  それで、戸別所得補償政策というのは来年、再来年の話なんだけれども、この今の米価の問題という...全文を見る
○紙智子君 ええ。時間が来ましたので、ちょっと途中でやめなくちゃいけないんですけど。  ミニマムアクセス米の問題は汚染米のことを含めて物すごい議論になって、何であんなお米を入れなきゃいけないのかという話が繰り返し出されてきたし、JAグループの政策提言の中でもミニマムアクセス米の...全文を見る
11月18日第173回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今、子供の貧困という問題が非常に大きい社会問題になってきていると思うんですね。それで、今日の文部科学省の説明の中に、昨今の経済状況の下で子供が経済的理由で十分に教育が受けられなくなる懸念がされていると、それから教育費の負担が少子化...全文を見る
○紙智子君 それは今言ったので、短くしてください。
○紙智子君 私は、やっぱり全世帯という話をされたんだけれども、ちゃんと分析すべきだと思うんですよ。だって、調査しているんだから、調査からこれはどういう傾向なのかと、背景にどういうことがあるのかということを分析しなければ、本当の意味でちゃんとした対策を取ることできないと思うんですよ...全文を見る
○紙智子君 背景や、なぜ全体がそんなふうになっているのかということについてですね。
○紙智子君 ですから、子供の学校の教育に係っての負担が言わば年収で見てこんなに高い比率で大きくなっているというのはどうしてなのかと。元はもっと比率は少なかったと思うんですよ。
○紙智子君 ちょっと数字を見ていて、実際には物価というのは下がっているんですけれども、ところが比率が増えていっているということの中身というのは、よくこれも正確にというか分析もし、やっぱり傾向というか把握して必要なことは対策を取らなきゃいけないんだと思うんです。  それで、文科副...全文を見る
○紙智子君 ちょっと時間になるので、また後ほど、やれなかったところはまたやりたいと思うんですけれども。  それで、やっぱり私自身もこの実態というか、びっくりしたんですよね。何でそんなところまで私費でやらなきゃならないんだろうかというのがあったんだけれども、やっぱり親の負担が増え...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  一回目でちょっとし切れなかったこともあるので、最初に私が質問をした中に、三百万未満の世帯の比率が大きく伸び、大きく広がっているという話をさせていただいたんですけれども、どうしてなのかなということを考えますと、その時期というか、やっぱり働き方...全文を見る
○紙智子君 お願いします、細川副大臣。
○紙智子君 ありがとうございます。  教育の無償ということがずっと言われているんですけれども、現実問題としては有名無実化している事態だと思っていまして、そういうことを含めて、子ども手当もいいんですけれども、やっぱりその根本となるところを手を付けて、そこから解決していくということ...全文を見る
11月19日第173回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日、十五分の質問なので、是非、核心部分を短く返答をお願いしたいと思います。  今月十七日から十回目の交渉が行われています日豪のFTAについてお聞きします。  大臣は、基本的には自由貿易を目指すと、ただ、日本の国益ということが...全文を見る
○紙智子君 オーストラリアは、どこの国に対しても例外を認めないという立場で今までも来ていると思うんですね。  メキシコとのEPA協定が結ばれて結局どういうふうになったかというと、自動車産業は三・二倍に小型のメキシコへの自動車が増えたということがあったんだけど、逆に日本はメキシコ...全文を見る
○紙智子君 ちょっと時間がなかなか足りないので、短くお願いします。  日米のFTAについてなんですけれども、日豪のFTA以上、FTAを上回る影響が予想されているわけですけど、この日米のFTAを締結した場合の影響については大臣はどのように認識をされていますでしょう。
○紙智子君 影響について、日米経済協議会の委託研究で、日米EPA効果と課題ということで分析されているのがあって、関税率が比較的大きく保護された産業において、日本との関係でやると、FTAに伴う生産縮小が観察されると。日本においては、米で八二・一四%、穀物で四八・三%、肉類で一五・四...全文を見る
○紙智子君 ちょっと言いたいことはありますけれども、次にちょっと移りたいと思います。  米国産輸入牛肉の違反に対する対応についてなんですけれども、十月にまたしてもこの米国産牛肉が、危険部位の脊柱が見付かったと。二〇〇六年の七月に輸入再開して以来、違反事例というのは全部で十三件な...全文を見る
○紙智子君 いいです。
○紙智子君 なぜ繰り返されるのかという、ここの問題というのは、私たち構造的な問題点があるというふうに思っているわけです。つまり、この中読んでいくとすごく分かってくるんですけれども、まず食肉処理の驚異的な処理のスピードというのがあるんですね。大量に一日に何千頭というふうに処理してい...全文を見る
○紙智子君 はい。  単純なミスではないんです。繰り返されて現実の問題としてあるわけだから、そこはしっかりと、査察に今行っているから結果見てと言うんですけど、言うとおりになってきちゃ駄目なわけで、そこはやっぱり繰り返されている事実を基にしてきっちりとやってほしいことと、それから...全文を見る
11月25日第173回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  普天間基地の移転問題についてお聞きします。  岡田大臣は、先週、沖縄に入って、自治体首長さんらからも普天間基地の県内たらい回しはやめてほしいという声を聞かれたと思います。嘉手納町では宮城町長から、とてもじゃないけれども統合案はの...全文を見る
○紙智子君 お言葉では、状況の厳しさはよく分かると、早く危険な状況を何とかしなきゃいけないと思っているということを言われるんですけれども、今日の例えば新聞報道などを見ますと、結局県内のたらい回しというような決着を付けようとしているんじゃないかという危機感を率直に言って持たざるを得...全文を見る
○紙智子君 朝日新聞の十七日付けの世論調査を見ますと、普天間基地の移転について、前政権時代に米政府と交わした名護市への移転の合意は守った方がよいか、それとも見直して再交渉した方がよいかという問いに、見直して再交渉した方がよいというのが五四%です。毎日新聞の二十一、二十二日、一番直...全文を見る
○紙智子君 いろいろな議論をしているけれども、海外というのはそもそも話をされていないということなわけですよね。それで、やっぱり県民、国民の多くは一刻も早く危険を取り除いてほしいと願っていると。結局そうすると、アメリカが受け入れそうもないことは初めから提起もしない、結局アメリカの顔...全文を見る
○紙智子君 日米同盟の評価でもって違うという話をされたけど、そういうことではないと思うんですよ。やっぱり今多くの県民、国民がどこのところを一番強く思っているかというそういう声に立って考えたときに、そしてこれまで民主党さん自身が選挙の中で公約もされてきた経過もある中で、やっぱりどう...全文を見る