紙智子

かみともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

紙智子の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月10日第174回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、三人の皆さん、ありがとうございます。  それで、私は、この会自身が少子高齢化と、非常にこれが、これからの行く先としては、統計上とか数字の上では確かにそういう見通しになるよということなんですけど、やっぱり大変な事態であり、...全文を見る
○紙智子君 もう一点、三人の方にお聞きしたいんですけれども、短くということになりますけれども、先ほどの汐見先生のお話の中で家族政策という角度が出てきて、それで、フランスでは女性のいろんな能力を高く評価をして社会に出ていくということが必要だと、そういうふうになったときに従来のように...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。
○紙智子君 時間がまだ許せば。いいですか。大丈夫ですか。
○紙智子君 最後に一つだけあとお聞きしたかったんですけれども、汐見先生にお聞きしたいんですけれども、オランダですよね、一九七〇年代の施策を支えたオランダということで、いわゆる一・五政策というのを紹介されているんですけれども、これ自体は働く環境ですとか、それから労働政策をかなり大胆...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。
02月17日第174回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第2号
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○紙智子君 今日は、四人の参考人の皆さん、ありがとうございます。日本共産党の紙智子でございます。  私は、平成の大合併を地域コミュニティーという角度からお伺いしたいと思うんですね。  それで、全国町村会が「平成の合併をめぐる実態と評価」というのをまとめているわけですけれども、...全文を見る
○紙智子君 地域の活性化とコミュニティーについて次に伺いたいんですけれども、地域の活性化というと、どうしても、これまでだと企業を誘致するとか、あるいは大型公共事業に依存する傾向というのはあったと思うんです。そういう流れに依存せずに持続可能な地域づくりをどう進めていくかということを...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。
02月19日第174回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  先日、十七日に我が党としても大臣のところに畜産・酪農経営を維持発展させるための申入れをさせていただきました。今日は、その内容に沿いながら質問させていただきます。  まず第一に、加工原料乳の生産者補給金についてですけれども、現在、...全文を見る
○紙智子君 現場から上がっている要求といいますか、ここは受け止めていただいて、そこをしっかりと踏まえて対応していただけるようにというふうに思います。  次は、国内の酪農製品の需要が今のデフレ経済の下で低迷していると。そういうときに、カレントアクセスということで、農畜産業振興機構...全文を見る
○紙智子君 ちょっと今の答弁だと全然納得できないんですよね。  いろいろな、カレントアクセスをめぐる解釈もいろいろあると言われたんですけれども、これはやっぱりあくまでも国家貿易という範囲ではないと思うんですよ。やっぱり、そのやりようによっては自由に調整できるものだというように思...全文を見る
○紙智子君 前政権がやってきたことなんだけれども、政権が替わったわけですから、今やっぱりそういう意味ではもう一度検討し直すチャンスのときだというように思うわけですよね。  それで、実際に、じゃ日本の国内で入れているものもその時々で違いがあるというんですけれども、それであれば、具...全文を見る
○紙智子君 ちょっとね、せっかく多くの農民の皆さんが期待をしているわけですよ。民主党政権に替わったと、自分たちの願いを前進させてくれるんじゃないかと期待しているのに対して、反する今のちょっと答弁だなというふうに思っているわけです。もうちょっと前向きな答弁が出てくるのかなと実は思っ...全文を見る
○紙智子君 先日、鳩山総理大臣自身も、今やっぱり雇用が大事だと、いのちを守るんだという中で内部留保という問題についても触れて、やっぱりこれもよく考えなきゃいけないということを発言されているわけで、まさに今この乳業の関係をめぐっても、本当に乳業メーカーだって私たちつぶれちゃいけない...全文を見る
○紙智子君 この制度ということでは、分かりやすく簡素にということについては、使いやすくするというのはこれは私も賛成なんですけれども、ただ、やっぱり現状を、現場が混乱しないように、よくやっぱり実情を聴き取って、そしてかみ合う形に考えなきゃいけないというように思うわけです。  それ...全文を見る
○紙智子君 また酪農問題に戻るんですけれども、酪農ヘルパー、今年度の事業が終了ということです。それで、酪農経営を維持するために不可欠な事業なんですけれども、これも延長すべきだし、酪農ヘルパーの広域利用などの支援内容を充実すべきだと。  それから、民主党としてコンクリートから人へ...全文を見る
○紙智子君 最後、一問だけになりましたけれども、中長期的な畜産・酪農経営を守るために、これもちょっと出されていますけれども、畜種ごとの必要な所得を確保することを目的としての価格・所得補償制度の導入が必要だと私たちも思っております。この点について、やっぱり、自民党さんからもいろいろ...全文を見る
○紙智子君 終わります。
02月24日第174回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  それで、私は三人の方にお聞きしたいのは、ちょっと答えの中でもうダブっちゃっているところもあるかもしれないんですけれども、NPOの活動というのは社会や地域の課題を解決する、そ...全文を見る
03月05日第174回国会 参議院 予算委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  戸別所得補償制度のモデル事業をめぐって、今各地での説明が行われています。今、米農家にとって最大の経営上の問題は、〇九年産の米の米価が下落しているということです。ちょっと見ていただきたい。(資料提示)これ、去年の十一月で、このグラフ...全文を見る
○紙智子君 総理はちゃんと素直に答えられて、要するに、下がっているかどうかという認識を聞いたわけで、総理は下がっているということを認識されているという話だったと思います。  それで、参議院の本会議のときに我が党の市田書記局長が米価下落問題を指摘して、生産費を基本とした米の政府買...全文を見る
○紙智子君 米価が下がり続けているときに、それを止めるための対策を取らないのかなというふうに思って今聞いていたわけです。  それで、戸別所得補償政策で、それでやるんだということを言われるんだけれども、それはあくまでも今年の秋に取れる米以降の話なんですよ。その手前の、去年取れた九...全文を見る
○紙智子君 そういう答弁されるから、日本農業新聞に何て書いてあるかというと、かみ合わぬ米価論争ですよ。先の話じゃなくて今の話をしているのに、今言ったことは全部先の話でしょう。だから、日本農業新聞に何て書いてあるかというと、市場に滞留する過剰在庫の解消策は不透明なまま論戦を終えたと...全文を見る
○紙智子君 私、それを言うんだったらミニマムアクセス米をやめたらいいと思うんですけれども。  それで、今まではやっぱり需給調整は昔は国が責任を持っていたわけですよね。これまで、主要食糧法の改正以降も少なくとも需給状況を見ながら、やっぱり大変だということになったら備蓄米の制度をそ...全文を見る
○紙智子君 だから、棚上げ方式賛成だと言っているわけでね。減反緩和や米価の下支えという点で私は非常にこれ大事だと思うので、それは賛成なんですよ。ですから、二月の二十三日に衆議院の方で赤松大臣が答弁されているわけですけど、回転備蓄に転換するという、これは賛成だと。速やかにやるべきだ...全文を見る
○紙智子君 総理も同じお考えということでよろしいですか。
○紙智子君 是非ともこれ早くやってほしいということと、それから量については我が党はまた考え方ありまして、ミニマムアクセス除いて純粋の国産で百五十万トンはというふうに思っていますけれども、その点も述べておきたいと思います。  それと加えて、流通大手による買いたたきが横行していると...全文を見る
○紙智子君 流通大手による買いたたきが今始まっていると。
○紙智子君 生産者の中では様々な不安があるわけですけれども、そういう中で共同通信の報道が更に不安をあおっているということがあるんです。  それで、最後、仙谷大臣にお聞きしますけれども、共同通信の二月二十八日付けで、成長戦略について触れて、具体的な政策に踏み込んだ検討が始まったと...全文を見る
○紙智子君 一切全くそういうのはなっていないという話なんですけど、記事としていえば具体的なんですよね、書いてある中身が。  農業の戸別所得補償制度をてこに農産物の関税を引き下げ、自由貿易協定、FTAを推進。法人税率を引き下げ、企業の海外移転を防ぐことも盛り込んだと。そのほかにも...全文を見る
○紙智子君 はい。  赤松大臣、そのことについて一言。
○紙智子君 日米FTAあるいはオーストラリアとのEPAについては、我が党としては、これは本当に断固としてそういう動きが出れば阻止をするということで、最後に申し上げまして、質問を終わります。
03月16日第174回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  大臣の所信に対しての質問をいたします。  それで、二月の乳価に対する質問のときにも取り上げたんですけれども、日本のミニマムアクセスあるいはカレントアクセスなどのWTOの貿易ルールに関する問題についてお聞きします。  大臣はWT...全文を見る
○紙智子君 まずはWTO協定上は規定はないわけですよね。
○紙智子君 それから、国家貿易の話がありましたけれども、国家貿易であるならば、アクセス数量が義務輸入数量になるという規定がこのWTO協定上ありますか。
○紙智子君 ですから、WTO協定上は規定されていないんだけれども、我が国でそのことを決めていると。だから、言ってみれば、前政権、自民党政権の時代に、WTO協定上は書いていないけれども、自分たちで解釈をして政府の統一見解ということで決めたわけですよね。だとすると、なぜそういうWTO...全文を見る
○紙智子君 ちょっと質問した意味というか、質問したことというのは、要するに、協定上は規定がないのに、言ってみれば勝手に解釈して、それで国内で決めて義務だという形でやってきた。そのことというのを、なぜ民主党政権が、政権が替わった中で同じようにその上に乗っかってやるのかと。政権が替わ...全文を見る
○紙智子君 当時は自社さ政権で受け入れたということがあるのでということなのでしょうか。
○紙智子君 細川政権ですか。  このWTO協定上義務だという規定があるんですかという質問は、実は今初めてしたわけじゃなくて、もう随分前、私たちの先輩の、共産党の先輩の議員が、当時WTO協定した後に同じ質問したんですね。当時は、とにかくミニマムアクセスは義務なんだと。義務だ義務だ...全文を見る
○紙智子君 我が党は、予算委員会の要求資料で、毎年、WTO加盟国のうち国家貿易で食料輸入を行っている国の名前と、それから輸入品目、それからアクセス数量、それから実際に輸入している量を資料を要求して、資料を出していただいているんですね。  それを見ると歴然とするんですけれども、例...全文を見る
○紙智子君 時間がすごく過ぎてきている、そして状況も変わってきている。情勢を踏まえてやっぱり新たな改革が必要なものについては見直しの方向も打ち出すという柔軟な対応でやっていくことが今やっぱり必要だというふうに思うんですよ。  国際社会全体も、そういう意味では、それぞれ各国がWT...全文を見る
○紙智子君 議論としてはあり得ない話ではなくて、あり得る話だけれども、ただ、相手があるからいろんな準備が必要だということなんでしょうか。今、郡司議員が言われたことというのは、大臣は同じなんでしょうか。
○紙智子君 今まで政権が続いてきて変わらない中でまた交渉となったら、今までの経過があってなかなか急に変えられないという側面はあるんでしょうけど、政権が替わって、我々の考え方はこうなんだということに立って、日本の現状も見たときに、自給率四〇%そこそこということで、ここを上げていくと...全文を見る
○紙智子君 今、当面するところでいうと、四%だとか具体的な数字が突き付けられていて、そこを守っていくというところで精いっぱいの交渉というのが今の実態なのかもしれませんけれども、そういう中で、私たち日本共産党が前政権のときも提案してきましたけれども、米のミニマムアクセスについてはE...全文を見る
○紙智子君 我が党がそういうやり方にしたらどうかという提案をした背景といいますか、それは、やはり米の問題でいいますと、日本は既に七十七万トンミニマムアクセスで入れなきゃいけないと。ところが、その何%ということで、これから後の交渉でいうと更に大きな米を入れなきゃいけなくなる可能性も...全文を見る
○紙智子君 もっと議論したいところですけれども、あともう一問お聞きしたいことがありますので、次に行きます。  それで、米の戸別補償モデル事業についてなんですけれども、この事業をめぐって全国の市町村から悲鳴のような声が上がっているわけです。  それで、この戸別所得補償モデルの事...全文を見る
○紙智子君 あくまでも協力を求めるということであれば、やっぱり市町村の立場に立って見ていただきたいんですよね。  それで、御承知だと思いますけど、やっぱり合併などをして相当人も削減されていて回らない状況がただでさえある中で更にそういうことで増えるということですから、是非、これは...全文を見る
○紙智子君 終わります。
03月17日第174回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○紙智子君 初めに、三月末が期限となっています東富士使用協定についてお聞きします。  米軍普天間の訓練移転をめぐって、協議が中断した理由と再開に至った経過を防衛省にお聞きします。
○紙智子君 中断した理由と再開した経過。
○紙智子君 この問題で、御殿場市長に対して、地元選出の細野豪志議員と榛葉防衛副大臣が、東富士に今以上の負担はない、安心してほしいと電話で伝えたという報道がされていますけれども、御本人からその事実を確認したいと思います。
○紙智子君 報道されていることは事実なのかということなんです。
○紙智子君 今以上の負担はない、安心してほしいと言ったかどうかということです。
○紙智子君 協議再開に至ったのはこの電話があったからだというふうに市長が述べているわけですけれども、それは違うということですか。
○紙智子君 誠実に対応した結果、結局裏切ることになったということはありませんか。
○紙智子君 外務大臣と防衛大臣に対して、地元に対してこのような問題でどのようにおっしゃるつもりでしょうか。納得させられるんでしょうか。
○紙智子君 外務大臣。
○紙智子君 そのような対応では地元は不安は払拭できないというふうに思います。はっきりと明言すべきだと思います。  あわせて、地元が長年不信感を抱いている秘密協定についてお聞きします。  私は、二〇〇五年の三月に予算委員会で、資料一にありますアメリカ統合参謀本部の公開された外交...全文を見る
○紙智子君 今おっしゃった防衛大臣の答弁を聞きますと、要するに、なかったという今までの政府の対応だったんですけれども、あったことを認めることになるわけですよね。あったというふうにお認めですか。
○紙智子君 今の発言、非常に重要だと思います。認めたと、秘密文書が外国の文書であったということを認めたということであって、極めて重要な発言だというふうに思います。  それで、今お話しになった点ですけれども、資料の二、三、四を見てください。日米間の会談が頻繁に行われています。一九...全文を見る
○紙智子君 しかし、今紹介したように、六六年のコマンドヒストリーには受け入れた内閣の決定が伝えられたとあるわけです。これに対してはどうですか。
○紙智子君 いったん留保したんだけれども、二つの提案をアメリカ側にしていて、そのうちの、一緒に二つを解放するか、それとも東富士だけ先にするかどうかということをめぐっての提案がされていて、保留になっていたけれども後で受け入れたということです。
○紙智子君 十分調べないで憶測で物を言ってもらっては困るんですね。  それで、資料の五を見てください。これはアメリカの上院外交委員会の議事録です。外務省にお聞きします。これどういう性格の議事録ですか。
○紙智子君 これはアメリカの世界戦略の見直しを議論するところで、東富士の現状が次のように報告されています。アンダーラインが引いてあるところですけれども、在日米軍は毎年二百七十日使用する権利を有すると。このように、一九六二年の秘密協定案、六五年のコマンドヒストリー、そして七〇年のア...全文を見る
○紙智子君 日本にはないというんですけれども、米国の議会で日本のことが話をされているわけですよ。だから、調査すべきじゃありませんか、最低でも。
○紙智子君 全く納得できません。  これはやっぱり調査をして、その資料を提示すべきだと思いますけれども、もう一度お願いします。
○紙智子君 現実がどうであろうと、そういうものが残っているかどうかということが問題なんですよ。  それで、これ、静岡新聞が二月十八日に一面でこの問題書きました。それぐらい地元にとっては非常に切実な問題だからですよ。現地にとっては東富士の演習場の使用協定というのは、演習場の全面返...全文を見る
○紙智子君 今、外務大臣が改めて確認をしますということですか。
○紙智子君 いずれにしても、現地の不安は引き続き残っているわけで、やはりこの問題については重要な問題ですので引き続き追及をしたいと思います。  終わります。
03月19日第174回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日はチリ地震による津波被害の対策をめぐって、前回のこの委員会でも質問されていたんですけれども、私も、この被害状況については、実は三月の六日と七日に岩手県の三陸とそれから宮城県の塩竈の方に行ってきました。船に乗って海上まで出て、そ...全文を見る
○紙智子君 それから、共済についてなんですけれども、これもそこの支所で話を聞いたときに、ホタテでこの地域だと四千七百万円の水揚げ、一回ですね、あるところなんだけれども、これが九割方流失してしまったと。さらに、イシカゲガイというのをやっているというんですね。イシカゲガイというのは、...全文を見る
○紙智子君 加えてなんですけれども、養殖共済に入っていない人が結構多い、ばらつきがあって、気仙沼なんかは本当に入っていない人が多くて大変だという話聞いたんですけれども。  入っていないということは、やっぱり厳しい経営状況の中で、結局無事な状況がずっと続くと掛け捨てみたいになって...全文を見る
○紙智子君 それから、被害を受けた養殖施設の処理の問題なんですけれども、津波でいかだなどの養殖施設の被害がかなり深刻で、これはもう多分片付いていると思うんですけれども、塩竈の港のところに揚がった状態なんですよ。これ、昆布とかワカメがもう絡まって、それで折れた、何というか、つい立て...全文を見る
○紙智子君 環境省は頑として、事業者の責任によるものだから、あくまでも、例えば津波でもって一般の家庭からそういうものが出たときにはやるけれども、漁業者の人が事業でやったやつは一切見ないというのが、ちょっとやり取りしてがっくりしてしまったんですけれども、そういうことなので、ちょっと...全文を見る
○紙智子君 それで、最後なんですけれども、これからの予防策ということで考えなきゃいけない点で、被害を最小限に抑えるための対策として、今お話のあった養殖いかだなど、流されないようなあらかじめ強いアンカー、強力なものに切り替えておくということなんかも大事なんだというふうに思うんですけ...全文を見る
○紙智子君 是非、地元というか、地域によっても違いも特徴もあると思うので、やっぱり使い勝手が現地にとっていいというものを考えていただいてということをお願いして、質問を終わります。
03月23日第174回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  泡瀬干潟の埋立て問題についてお聞きします。  今も議論がありましたけれども、前原大臣は先日、就任後二度目の沖縄訪問をされ、次期沖縄振興計画の重要性について、コンクリートから人へと、いかにソフト面を定着をさせ、文化、伝統、自然を含...全文を見る
○紙智子君 踏み込んでお話をされてくださったんですけれども、この干潟は底生生物やトカゲハゼなどの生息、生育の場でもあると。それから、干潮時には多くのシギやチドリ、サギ類が飛来をして、良好なえさ場であり休息の場にもなっていると。  政府は、生物多様性国家戦略の下で各種の生態系保全...全文を見る
○紙智子君 環境裁判とか行政裁判で自治体の支出が差し止められたのは極めて画期的なものなわけです。それで、泡瀬干潟でやられようとしていることは貴重な干潟の埋立てであり、採算性の検証も極めて困難と。ですから、この判決を真摯に受け止めるならば、本来沖縄市は、この事業を無理に進めるのでは...全文を見る
○紙智子君 指摘されたように、経済合理性がなく市民が納得できないような案は当然認められないということですよね。
○紙智子君 今大臣は市の計画を見てということなんですけど、本来きっぱりとこれはやめるべきだというふうに思います。  そもそもこの泡瀬干潟の埋立ての発端というのは、中城新港地区の工業団地、特別自由貿易地域の設定にあるわけです。そこに隣接して大型船が着岸できる深い護岸を建設をして航...全文を見る
○紙智子君 西港湾の利用状況がだんだん増えてきているという話されるんですけれども、しかし、貨物量、入港船舶共にこれ港湾計画を下回っているというのが現状なわけです。それで、入港船舶は最大で一千三百四十八隻と、外航船舶は九百八十五隻を見込んでいたのに対して、大型船舶ですね、外国船です...全文を見る
○紙智子君 今の大臣の発言を聞いていますと、民主党の沖縄ビジョン、これともちょっと違ってくるなというふうに思っているんですけれども。沖縄ビジョン二〇〇八年では、今ずっとるる私が指摘したことと同じことを書いているわけですよ。それで、埋立事業は特別自由貿易地域新港地域のしゅんせつ土砂...全文を見る
○紙智子君 最初の段階で述べられていたこと、それから沖縄に度々行かれてお話しになっている中で、やっぱりこの事業をやった結果、採算が合わずにその負担というのは結局は県民のところに行かざるを得ないわけで、そういう形で港湾を整備して巨大な釣堀と言われるところというのは各地にあるわけです...全文を見る
04月01日第174回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  農業改良資金助成法等の一部改正ということでお聞きしますが、この農業改良資金の融資実績について件数で見ますと、二〇〇八年度で百五十七件と。ピーク時というのは七二年で六万五十三件だったわけですから、わずか〇・二%ですね。新規貸付額とい...全文を見る
○紙智子君 今、重要性に触れて、国としてもしっかりやっていくということでいうと、減らすんじゃなくて増やす方向でということでよろしいですか。
○紙智子君 非常に大事な役割を果たしていると思いますので、そこはしっかりと対応していただきたいと思います。  それから、今回の法改正の最大の動機というふうに思うんですけれども、食料安定供給の特別会計、これを、積立金を国庫に返還させるということにあると思うわけです。  問題は、...全文を見る
○紙智子君 特別会計は特別会計としての意味があったわけで、やっぱりそれなりに農林水産予算の一環として位置付けられていたわけです。不要な積立金があったとしたらこれを活用するというのは当然だというように思うわけですけど、あくまでもやはり農林水産予算として使われなければ意味がないという...全文を見る
○紙智子君 今、予算の問題では戸別所得補償政策で最大のという話をされたんですが、しかし総枠でいうと、これ農林水産に関連する予算でいうと、今年の予算は二兆四千五百十七億円ですから、これ前年比で九五・八%と。これは、三十四年前、一九七六年以来の低水準の予算なわけですよね。  これ、...全文を見る
○紙智子君 やはり、農林水産業という問題では、これをどういうふうに国の政治の中に位置付けるかという位置付けの問題でもあると思うんですね、予算の枠を取るということは。そういう意味では、今所得補償政策を示しているわけですけれども、この目標でやろうと思っても補償水準が低ければやっぱり達...全文を見る
○紙智子君 大臣が言われる国際約束というのは、WTO協定で要するにミニマムアクセスと言ったのは輸入機会の提供だと、そのことについての約束という意味を言われたんですか。だとすると、七十七万トンどんなことがあっても毎回のように入れなきゃいけないということは、これは国際約束にはなってい...全文を見る
○紙智子君 私が質問しているのは、要するに、政府統一見解というふうに言うのは国内で話をしたことで、WTO協定上そのことについて約束が決まったということはないわけですよね。にもかかわらず、それが国際約束であるかのように発言されたんで、それは違うのであれば違うんだと是正していただきた...全文を見る
○紙智子君 質問していることに答えていただきたいんですけれども、今おっしゃったことは、国内でそう考えて、これからの対応を考えたら心配だから守っていくことがいいんじゃないかという話をされるんだけれども、WTO協定上は七十七万トンずつ必ず入れなければならないと、それをしなければ違反す...全文を見る
○紙智子君 ミニマムアクセス米については、これはあくまでも米を生産しているすべての国が日本に輸出する権利を持つということになっていて、特定の国に限られているわけじゃないわけですよね。ところが、アメリカだとかそういうところから入れるということに対して、こことは絶対にこれは守らなきゃ...全文を見る
○紙智子君 規定がないということはお認めになったと思います。それで、これからの交渉についてはまた私どもとしても、前回も質問していますけれども、提案する中身というのはありますから、また大いに議論をしていきたいということを申し上げて、質問を終わります。
04月07日第174回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第4号
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○紙智子君 今日、三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  それで、私は、非常に気になることでもあり、早く何とかしなければならないと思っていることの一つで今日はちょっと考えたいと思うんですけれども、介護施設の火災事故が続いているわけですけれども、昨年の三月は群馬県の有料老...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  御自身の体験も踏まえてお話しいただきまして、一人体制では介護する側も物すごいプレッシャーだと思うし、やっぱり責任が掛かっているので持てないと思うんですよね。そういう意味でも、最低でもやっぱり夜間はそういうところでも二人体制とか複数体制にする...全文を見る
○紙智子君 とりわけ教育ということで。
○紙智子君 ありがとうございました。
○紙智子君 はい、結構です。ありがとうございました。
04月08日第174回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  基本計画について質問いたします。  今回、新たな基本計画として、食料自給率を今後十年間で五〇%に引き上げるということを明記したことは前進だというふうに思います。それを具体的に進める手だてについてお伺いいたします。  それで、耕...全文を見る
○紙智子君 なぜ減ったかという理由で大事なことを一言も触れなかった問題があるというふうに思うんですね。  それで、大臣にお聞きしたので、郡司さんは大臣ではないと思うので、これから大臣にと言ったら大臣がお答えいただきたいと思います。  それで、今は全然触れなかった問題として重要...全文を見る
○紙智子君 今のお話ですと、置き換えていくということをやっていくというお話だったと思うんですね。それであれば、これまでずっと言われてきた、WTO協定になかったけれども、国内でこれまでずっと国家貿易ということで入れればカレントアクセスもミニマムアクセスも全量輸入だというこの見解とい...全文を見る
○紙智子君 やっぱり交渉をする際に、もっとはっきりと立場を表明される方が分かりやすいと思うんですよね。要するに、置き換えていくということを考えているわけですよ。そうしないと自給率は上がっていかないわけですから。  その際に、今までの約束、約束というかアクセス量として入れると言っ...全文を見る
○紙智子君 米とはまた別ですよね。米と一緒にしないでちょっと、したいんですけれども。結局、政権の中で十年後に食料自給率を五〇%に上げると、柱は小麦で百万トン増産するんだと、それも二毛作でやるんだというふうに言っているわけですよね。  それであれば、これまでカレントアクセスで五百...全文を見る
○紙智子君 米の話はしていないです。
○紙智子君 だから、私が言いたかったのは、要するに九割ももう小麦入っているんだから、たくさんの枠入っているんだから、少しぐらい減って取り替わったとしてもそんなに言われないんじゃないかということなのかもしれないんですけれども、そうじゃなくて、やっぱりはっきりと我が国の方向としては切...全文を見る
○紙智子君 範囲内においてというお話されるんですけれども、今のところは日米FTAは入っていないですよね、交渉に。もしこれ交渉して受け入れるということになったら、米でいえば八二%生産減少になるということが言われているわけで、入っていないんだけれども、こういう形で、実際にアジア太平洋...全文を見る
○紙智子君 今お答えしている中身というのは実は前政権のときに、二〇〇五年に農産物の輸入自由化を促進したときに食料・農業・農村基本計画というのが作られて、EPAの交渉に際しては、食料安全保障や食の安全、安心の確保、農林漁業、食品産業の共存共栄の実現、農山村の発展や貧困削減といった面...全文を見る
○紙智子君 官僚の方から説明聞くとそれと同じことを言われるんですけれども、国連では人権委員会で既に食料主権ということをもっとやっぱりしっかりと打ち出す必要があるということで決議もされていますし、そういう今の実際に国際社会の中で進んできている現実があるので、そういうことを議論された...全文を見る
○紙智子君 ちょっとこの問題だけでまた時間取れないので、是非、今後そこのところも進めていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  次、米国産牛肉の問題なんですが、今日、先ほども赤松大臣から報告ありましたけれども、米国の農務長官と米国産牛肉の輸入条件の緩和問題でも話...全文を見る
○紙智子君 時間ですね。  ちょっと時間が来てしまいましたので、六次産業化の問題は法案も出されるようなので、そのときにまた質問したいと思います。
04月14日第174回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子です。御苦労さまです。  私は、今日、少子化の問題と、あとDV法の改正問題でお聞きしたいと思います。  少子化の方なんですけれども、内閣府は少子化社会対策大綱で国の取組への評価というのをまとめているわけですけれど、その特徴についての大臣の認識につ...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、ちょっと時間なのでDVの問題をもう一つお聞きします。  それで、これまでも福島大臣自身が改正に取り組んでこられたわけですけれども、本調査会の理事会でもDV法の改正、第三次改正に向けて超党派でやっていこうということで、是非これは実現させていきたいというふうに...全文を見る
○紙智子君 じゃ、時間ですので結構です。
○紙智子君 ちょっとまだ時間ありそうなので、もう一つ。  先ほど時間なくて聞けなかったところで、DV防止教育で、例えば十代でもやっぱり悲惨な事件につながっている例があって、やっぱりちゃんと教育の中で、意識してこれがDVということなんだということを教えることで気が付いて、これは駄...全文を見る
04月21日第174回国会 参議院 少子高齢化・共生社会に関する調査会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  本調査会のテーマは「コミュニティの再生」ですけれども、貧困と格差あるいはドメスティック・バイオレンスの議論もいたしましたので、それらについても意見を述べたいと思います。  「コミュニティの再生」のうち、少子高齢社会への対応、また...全文を見る
○紙智子君 ちょっと先ほど言い切れなかった部分もあるので、併せて発言をさせていただきたいと思います。  この少子高齢化・共生社会調査会ということで私も参加をして、やっぱりこの問題はどう考えたらいいんだろうというようなことをいろんな角度からやっぱりフリーに、よく視察もしたりしなが...全文を見る
05月12日第174回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、岡田外務大臣に普天間問題について質問いたします。  四月二十五日に沖縄県県民の大会が開かれて、ここには県下四十一自治体すべての市町村長さんが参加をすると。九万人の方々が参加をされて、そこで普天間基地の閉鎖、そして撤去、県...全文を見る
○紙智子君 多くの皆さんが集まったということを受け止めるわけですか。そこで示された民意についてどう思うのかと聞いたんです。
○紙智子君 重く受け止めたというふうにおっしゃったんですね、今。──はい。  今日、今もお話ありましたけれども、政府は普天間問題で米国と日米実務者協議をすると、そういうものはないということも今話されていましたけれども、いうことだと。ここで何を交渉するのかというふうに私も思うわけ...全文を見る
○紙智子君 先ほど、民意については重く受け止めると、そういうふうに言いながら、引き続き県民に対して県内移設を押し付けるということは、これ、はっきり申し上げて県民に対しての裏切りだというふうに言わざるを得ないんですけれども、いかがですか。
○紙智子君 しかし、実際には、総理自身が現地に行かれて、そして県外というふうに言ったにもかかわらず、最低でも県外と言ったにもかかわらず、やっぱり県内だということを話しに行ったわけですよね。それはもうはっきり言って県民の皆さんを失望させているわけですけれども、これ押し付けじゃないん...全文を見る
○紙智子君 いつも岡田外務大臣は、そういう前提に立っていると、安保反対だからということで言われるということを言うんですけれども、決してそうじゃないですよ。いや、もちろん反対はしていますけれども、基本的にはそうですけれども、しかし、今言っているのは、県民の皆さんとの関係で、県民の皆...全文を見る
○紙智子君 それは総理に聞いてくれという話ですけれども、余りにも無責任だなと。  じゃ、そういう計画は全くないということを言えるんですか。
○紙智子君 直接の回答を逃れるというのは本当にひどいなと思うんですけれども、一言言っておきますと、このくい打ちの計画にしても、これは九六年、SACOの最終報告のときに浮上してきた案です。打ち込むくいは、当時でいえば八千本ですかね。だから、埋立てよりもむしろ大きい影響があるんじゃな...全文を見る
○紙智子君 あのね、本当に現場の痛み分かってないですよ。そういうことをおっしゃるということ自体、私は本当に怒りに思います。  それで、時間がちょっと詰まってきたんですけれども、県民の皆さんがこの間署名集めたり集会も開いてきているのは、やっぱり閉鎖を、撤去を早くしてほしいと、たら...全文を見る
○紙智子君 理屈はそういうことを言うんでしょうけれども、幻想だと思いますね、私は。  やっぱり抑止力ということをいつも言うんだけれども、アメリカの海兵隊の任務については日本の防衛のためにあるわけではないということは、この海兵隊の任務を規定したアメリカの法律の中にもあるわけですよ...全文を見る
○紙智子君 災害救助のために海兵隊がいるなんというのもちょっと本当に初めて聞きましたけれども。  やはり私が申し上げたいことは、そういう今の説明も説得力を持たないと思うんです。私は、やはりこの間の沖縄の問題、普天間の問題、この問題については、やはり現地の人たちとの約束したことを...全文を見る
05月13日第174回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私ども日本共産党も、四月二十七日に宮崎県に調査に入って、日帰りでしたけれども、二十八日に郡司副大臣に対して申入れをさせていただきました。あの時点でまだ五例目、六例目だったわけですね。  それで、現地に行きましたら、やっぱりここで...全文を見る
○紙智子君 私どもも、このような甚大な被害が主要畜産県で広がって、この口蹄疫の更なる広がりを許せば日本全国にも飛び火しかねないと。そういう意味では、日本の畜産業の正念場のときに、やっぱり陣頭指揮に立つべき大臣が農産物の輸入拡大につながりかねないようなEPA、FTAの会議に海外出張...全文を見る
○紙智子君 私も、どこでもいいわけじゃなくて、やっぱりきちっとした基準を示して、それで現地の協力も得られるようにしていくべきだというふうに思います。  それから、昨日、我が党の仁比議員が宮崎に行きまして関係者から現時点での実情を聞き取っているんですけれども、埋却場所についてはや...全文を見る
○紙智子君 やはり、今までの枠内の中だけだと本当に対応し切れないという実情があるので、そこは枠を超えてもできないかということは是非検討していただいて、今後の対策に生かしていただきたいというように思います。  それから、口蹄疫の押さえ込みと同時に、やっぱり焦点になっている問題だと...全文を見る
○紙智子君 この問題では、衆議院の審議の中で山田副大臣が、被災された方々が再び畜産や牛豚を飼って再生できるように、前例にとらわれず、あらゆる措置を図っていきたいと述べられていると思うんですね。ですから、是非そのとおり、前例にこだわらず、本当にどうやって希望を持って、じゃこれからも...全文を見る
○紙智子君 それで、これも昨日現地で仁比議員が聞いている中で、要は評価額の問題というのがあって、それで、本来、育てて、そして一定の大きさにして売るわけですけれども、子牛だったり、その評価額で考えられるとすごく下がってしまうということもあったりして、現場の生産者の立場に立った、そう...全文を見る
○紙智子君 もう時間なくなりました。  最後一つだけお聞きしたいんですけれども、感染経路の解明の問題で、到達点とこれからの見通しということをちょっと最後にお聞きして、終わりたいと思います。
05月17日第174回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  PCBの廃棄物処理事業についてお聞きします。  二〇〇一年にPCB廃棄物処理特別措置法を作って、二〇一六年までに処理を終わらせることになっているわけですけれども、今年二月時点の処理の進捗率が一二・六%ということです。  政府が...全文を見る
○紙智子君 順調に進んでいるようなお話がされたんですけれども、私の地元北海道のJESCO、室蘭にあるんですけれども、ここは二〇〇八年の五月に処理を開始したんですが、その後トラブル続きで、進捗率は六・四%、今年二月に地元の監視円卓会議に出された事故トラブル情報を見ますと、〇八年四月...全文を見る
○紙智子君 安全にやるということはもちろんそれはもう大事なことだ、最優先のことだと思いますけれども、本来、このPCB廃棄物の処理というのは、汚染者負担の原則でPCBの製造や使用企業の責任で行うと。国は安全性について規制、監視するのが本筋だったというように思うんです。  それから...全文を見る
○紙智子君 処理施設を受け入れた地元の説明とか情報公開も、実はJESCO北海道は極めて不十分という問題が起きていたんです。昨年の十一月までは事故情報というのはわずか八件だったんですね。ところが、十二月に北海道新聞が報じて三百件以上のトラブルが明らかになりました、三百八件ですけれど...全文を見る
○紙智子君 北海道ではこのJESCOの事故情報隠しへの厳しい批判を受けて、その後、改善されてきているということはあるんです。トラブル事象や不具合事象、連絡・公表区分に該当しない不具合事象などが円卓会議の委員に示されるようになっているんですね、それが、だからすごく増えて量が多いわけ...全文を見る
○紙智子君 今までどおりの延長線ではやっぱりいかないんじゃないかというふうに思うんですね。やっぱり早く処理しなきゃいけないという側面もあるわけですから、新しい枠組みということで是非考えていただきたいというふうに思うんです。  それから、少量、低濃度のPCBを含む器具などを今プラ...全文を見る
○紙智子君 大臣の所見をお聞きしたんですね。  それで、要するにそういうやり取りがあって、結局はその高い方に、受け取っているんだから地元に落とせということで、高いものを国費を払ってやっていくというふうになるのかならないのかというところは、ちょっとこれはやっぱり国民の目線から見て...全文を見る
○紙智子君 それから、その保管、管理の問題についてなんですけれども、経済的な理由でPCB処理に出せない企業とか、あるいは倒産になった企業からのPCBどうするのかとか、それから企業の中には時間がたっていて、自分のところにPCB入りの容器が存在していることを忘れているところもあるわけ...全文を見る
○紙智子君 制度の説明としてはそういうことでしょうけれども、実際に廃校になった学校からPCBの廃棄物などの事故例が起きているんですよね。処理作業の遅れというのがPCBの廃棄物の散逸を引き起こすことにもなりますから、やっぱり長期保管を安全にするためにも、保管状況とそれからその事故事...全文を見る
○紙智子君 実際にPCBを扱っている労働者は特別健診という形で半年に一度医師の問診や尿検査を行うということが決められているんですけれども、その〇八年二月の試運転のときから働いている派遣労働者が、そういう特殊健診というのは一度も受けたことないって言っているんですね。手作業でPCBを...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  是非やっていただきたいということと、やっぱり当初議論されていたことと、実際に今、大分時間たって薄れてきているというのもありますから、是非よろしくお願いします。  終わります。
05月18日第174回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  冒頭、やはり日々刻々と事態が進行しています口蹄疫の問題で、私も先日も質問させていただいたんですけれども、今の時点でも付け加えて要請しておきたいと思うんですけれども、とにかく、一つは、この今の範囲から広がらないように、蔓延防止という...全文を見る
○紙智子君 それでは、公共建築材の法案について質問いたします。  政府案が衆議院で修正協議を行って、目的規定の中に木材の自給率の向上に寄与するというのを追加をし、木材利用を工作物にも拡大するなど、六項目が加えられて送られてきました。これは我が党も賛成でありまして、私もこの間、北...全文を見る
○紙智子君 次に、国産材の需要拡大に当たって、その基礎となる樹種や木材の蓄積量などの森林資源の情報を林業関係者が把握できるというのは非常に大事だというふうに思うわけです。都道府県によってはこの現状把握にアンバランスがあると。どこにどれだけ木があるのか、成長しているのか、蓄積が進ん...全文を見る
○紙智子君 二〇〇一年から二〇〇六年の民有林の伐採面積、造林面積を見ますと、例えば北海道の十勝地方というのは、二〇〇五年、二〇〇六年の伐採面積が異常に大きいんですね。造林が少ないために、このまま推移すると五十年後は蓄積が三割に落ち込むと、はげ山になってしまうという推定値を研究者が...全文を見る
○紙智子君 その三年以上植林されていない場所で再造林をどう進めるんでしょうか。
○紙智子君 北海道は十勝、網走での皆伐面積というのがすごく広いんですね。百ヘクタール以上の大皆伐をやるわけです。それで、持続的な林業経営に皆伐面積をやっぱり制限していく必要があるんじゃないかというように思うんですけれども、この点、いかがでしょうか。
○紙智子君 それで、どう再造林するかということでは造らせていかなきゃいけないというんだけれども、実際に木材の価格がすごく安過ぎて伐採後の再造林が進まないというのは、これはやっぱり小さなところなんかでいえば、とっても困難であるという話をどこへ行っても聞くわけですよね。  例えば長...全文を見る
○紙智子君 それは例えば森林組合とかで取り組む場合に、大きな規模でやる場合に、集約化、施業の集約化ということの中でやることだと思うんだけれども、私が言っているのは、個々人の山持ちの人なんかで手を掛けたいけれども掛けられないという、農家の方なんかも山を持ってやっているわけですけれど...全文を見る
○紙智子君 やっぱり再造林できるような体制の援助ということは是非考えていただきたいと思います。  それと、北海道では森林面積の五五%が国有林なんですね。国有林の動向が民間には全然情報が入らないという問題も生じています。民間と連携した取組、これは、国がやっぱり国有林は責任持ってや...全文を見る
○紙智子君 国有林の改革でもって経営合理化がされて、地域で国有林を育てるスタッフが不足しているという実態があるわけですね。流域管理に切り替わっているわけですけれども、実態が地域に見えていないと、そういう不安も出ています。それで、森林整備は地域の雇用拡大にも大きな役割を担っているわ...全文を見る
○紙智子君 この問題、非常に大事なので、十分やっぱり意見を取り入れて議論を深めていただきたいというふうに思います。  それから、作業道、路網整備の問題ですけれども、林業の活性化に向けては作業道をより密度を高めて整備をすると。それから、高性能林業機械を効率的に導入するというのは不...全文を見る
○紙智子君 ちょっと時間が詰まってきたのでまとめて質問しますけれども、地域材の活用に取り組む自治体の支援の問題で、これ政務官、答えてほしいんですけれども、林野庁の資料によると、平成二十一年の七月現在で三十七道府県が地域材を利用した住宅建設に助成を行っていて、この助成制度に取り組ん...全文を見る
○紙智子君 最後、木のすばらしさ、木造のすばらしさを大臣に語ってほしいという、広げていく必要があると思うんで、その決意等を語っていただければ。
○紙智子君 終わります。
09月07日第175回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。時間十五分ですので、早速質問に入りたいと思います。  まず、食料自給率引上げの戦略作物になっている小麦の問題についてお聞きをしたいと思います。  今年の三月に民主党政権として食料・農業・農村基本計画を策定をし、食料自給率を二〇二〇年...全文を見る
○紙智子君 今そういう事態を打開していくといいますか、二十三年度からというお話があって、まあそれはそれとしていいんですけれども、問題は今の話なんですね。実際取り組んでおられる農家の方は、要するにもうそのつもりで進めてきたわけで、来年度から予算付いても、今どうするかということになっ...全文を見る
○紙智子君 次の補正というのは、今年度。
○紙智子君 補正に検討しているところというふうに受け止めてよろしいですか。──はい。  それじゃもう一つなんですけれども、口蹄疫の問題です。  終息宣言を受けていよいよ産地の復興が最大の課題ということでありまして、私も実は八月の十六、十七と現地に行ってまいりました。終息に向か...全文を見る
○紙智子君 八月の二十七日に枝野幹事長が宮崎県に行った際に、三百億円の規模の基金について、既存の制度、枠組みの下ではなかなか難しいということを述べられたという報道があったんです。これはどういうことなのかというふうに思うわけですね。既存の制度、枠組みの中では、基金の問題が特措法でも...全文を見る
○紙智子君 補助金の、その補助金適正化法というものに何かちょっとかかわるという話もちょっと耳にもしたんですけれども、それがあるのであれば、そういうことの法改正も含めて考えるべきだというふうに思うんです。  それで、基金の設置の問題は、特措法で全会一致でこれ確認しただけでなくて、...全文を見る
○紙智子君 現地から共通して出されているのは、やっぱり使い勝手がいいやり方ということをおっしゃっていて、それで急がれるということだと思うんですね。それで、本当に、ルールというか、必要な、何でもかんでもとはもちろんならないと思いますけれども、そういうやっぱり全体を復興させていくとい...全文を見る
○紙智子君 一言、終わりに。  いろいろ反論したいですけれども、時間ということなので、またこの後の、閉会中審査があるかどうか分かりませんけれども、そこでやりたいと思います。
09月09日第175回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、普天間の基地の移設問題についてお聞きをします。  日米専門家会合の報告書は、V字案、I字案を併記をし、軍用機の飛行経路は明記しないというものです。地元紙は玉虫色だと書きましたし、県民不在の空文だというふうに報道がされていま...全文を見る
○紙智子君 今の話を聞きますと、飛行経路がより広がる可能性が必ずしもあるとは言えないことも言いつつも、しかし陸上に近づくということですとか、もしかすると広がる可能性も含んでいるわけですよね。  大臣は記者会見で、この米側が主張する飛行経路の見直しは沖縄に導入予定のオスプレイ配備...全文を見る
○紙智子君 米側ははっきりと配備の方針、政策を言っているわけで、そこはやっぱりはっきりと日本側もする必要があるというふうに思います。  オスプレイ配備ということになると、住民生活や環境にどういう影響をもたらすとお考えですか。
○紙智子君 沖縄県民がオスプレイ配備に反対しているのは、やっぱり事故の危険ですとか、あるいは騒音が更に拡大するんじゃないかということなんかもあって、拒否感ですね。そういうやっぱり認識を大臣はお持ちでしょうか。
○紙智子君 オスプレイは、今、克服されているという話しされたんですけれども、九一年から二〇〇〇年の間の主な事故だけでも四件で三十人が死亡しているわけですよね。今年も四月にアフガニスタンで墜落事故があったばかりと。ですから、不安定な構造で事故がやっぱり繰り返されているということで、...全文を見る
○紙智子君 米側はこのオスプレイを配備すれば当然飛行経路というのは変わるという話もされていますから、今、岡田大臣自身もそういう影響なんかも見直さなきゃいけないという話をされたと思うんですけれども、やはり環境アセスメント、これ必要ですよね。
○紙智子君 米国でもこのオスプレイの配備に当たっては環境影響評価が行われて、これ、二〇〇〇年から昨年まで九年間費やしてやってきているわけですよね。ですから、一部とかいうことじゃなくて、やっぱり方法書からやり直して、オスプレイも含めてこれはしっかりとやるべきだと思いますけれども、い...全文を見る
○紙智子君 それと、もう一つお聞きしたいんですけれども、I字案ですね、このI字案で埋立面積を減らせばその分環境が守られるというふうにお考えのようなんですけど、そういうものではないと。埋め立てれば、そこだけでなく周辺にも影響が出るということで、自然保護協会によりますと、I字案は、国...全文を見る
○紙智子君 やっぱりビザなし交流でいいますと、日本とロシアの双方がお互いに領土問題という問題について解決のための意見交換をする、それで理解を深める機会としてきていたわけで、元島民の皆さんが自らの体験とそれから歴史の事実を示して、そしてやっぱり領土返還の思いを伝える場としてもすごく...全文を見る
10月18日第176回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  二〇〇八年度の決算の農業分野にかかわって質問をさせていただきます。  まず、この食料自給率を抜本的に高めようと思うと、米を始め農産物の価格保障、所得補償が必要だと、不可欠だということで、我が党はそれに踏み込む点で不足しているとい...全文を見る
○紙智子君 消費者にとってはやっぱり暮らしのことを考えると安い米の方が有り難いと、これはそう思うと思うんですよ。しかしながら、安過ぎれば生産者が成り立たないですよ。生産者が成り立たないということは、やっぱりお米を作る人や農産物を作る人がいなくなってしまうと。そうしたら結局、国産米...全文を見る
○紙智子君 総理、総理の感想を求めたいと思います、その安さについて。
○紙智子君 ある農家の方が、もっと価格が下がればいいと言うわけですよ。で、びっくりして、なぜですかって聞いたら、もっと下がったらもうやめる踏ん切りが付くというふうに言ったんですよ。これは、私はもう言葉を失います。そういう思いにさせているというのはやっぱり政治の責任だと思うんですよ...全文を見る
○紙智子君 総理。
○紙智子君 書いたものを読まないでいただきたいんですね。本当に現場は大変な思いで、どういう思いでこれまで何度も何度も繰り返し要請しているかということを受け止めていただきたいと思うんですよ。  それで、今農水大臣がおっしゃったけれども、必要のない米を下支えのために買うということを...全文を見る
○紙智子君 ちょっとおかしいですね。これ事前に聞いたら、四十万トン買上げに九百七十億円って聞いていますよ。今の数字間違いじゃないですか。
○紙智子君 ごまかしていますよね。実際に買い上げたら幾ら掛かるかと聞いたのに、プラスして保管料まで入れて数を大きくしてやろうとしているんですけれども。  つまり、言いたいのは、今四十万トンを買い上げてほしいという要求があるわけです。それを買い上げれば、結局、国が戸別所得補償で千...全文を見る
○紙智子君 いいかげんなことを言ってもらったら困るんですね。実際に過去に買い上げたときに変わらなかったって言うけど、そんなことないですよ。下げが止まったんですよ、あのときに。止まったし、実際に農家の人たちは助かったと言って喜んだんですよ。だから、効果はあったんですよ。もちろん、そ...全文を見る
○紙智子君 前政権の鳩山内閣のときにはっきりと棚上げ備蓄やりますというふうにおっしゃったわけで、それはやるわけですよね。やる以上は、これは今までと同じようなことを理由としては言えないと思いますよ。  実際に買い上げたものを使わないものは五年間保管して、五年たったらそれを市場と違...全文を見る
○紙智子君 農家の人たちが困っているときに、できませんって最初から言うわけですか。そして、これからのことだからと言うんだけれども、それがやっぱり政治の責任じゃないんですか。政治の果たす役割として、来年から決まっているものを動かさないということじゃなくて、だから前倒してやったらいい...全文を見る
○紙智子君 この問題は、本当に聞いている皆さんにとっても納得いかないと思いますよ。本当に苦しんでいる、必死の思いで、言わば本当に心の底からの叫びを上げている、そういう農家の皆さんの立場に立ってやっぱりこの問題、取り扱っていただきたいと。何でもかんでも市場に任せばいいわけじゃないわ...全文を見る
10月21日第176回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  所信に対しての質疑を行わせていただきます。  少し記憶をよみがえらせていただきたいんですけれども、鹿野大臣は、現在は民主党なんですけれども、一九八八年、二十二年前、当時は自民党の農林水産大臣を務めておられました。当時、牛肉、オレ...全文を見る
○紙智子君 当時、食料自給率問題についても随分議論になっていました。それで、様々な角度から質問があって、当時の会議録をちょっと読ませていただいたんですけれども、今、民主党内閣は食料自給率を十年間で五〇%に上げるというふうに言っているわけです。で、鹿野大臣の当時の発言を見てみますと...全文を見る
○紙智子君 それは今ですか、その当時ですか。
○紙智子君 その当時、はい。  もう一つ同じようなことなんですけれども、飼料米の問題も述べておられていて、一九八九年の十月二十四日の参議院の予算委員会で、当時、議員の中から減反をしないで飼料米をつくるべきじゃないのかという質問があったわけですけれども、これに対して、現実的にはな...全文を見る
○紙智子君 古い話を持ち出してなぜ聞いたかというと、やっぱりあちこち現場を歩きますと、今の農業、農政には理念がないということを現場の皆さんから上がるわけですよね。ですから、どういう理念に基づいて一貫性を持って農業政策進めるのかということが非常に問われているということで、今言ったこ...全文を見る
○紙智子君 決めているわけじゃないとおっしゃるんですけれども、大臣自身の、大臣自身の考えでTPPに参加するべきだと思っているのか、そうするべきではないと思っているのか、そこがはっきりしないとその先進まないんです。それについてどうですか。
○紙智子君 決めるかどうかは言えないと言うんですけど、御自身はすべきだと思っているのか、そこがすごく大事なんですよ。農業から考えればこれは大変な打撃を受けると、だからもうたとえだれが反対しても自分だけは絶対に駄目だと言って頑張らなきゃいけない立場だと思うんですよ。その点で、大臣自...全文を見る
○紙智子君 国内対策を考えるということは、もう受け入れない場合は、これはもう始めから国内対策なんて言わないんですよ。国内対策を考えるということは、もう一歩進めるという話になっていますし、先ほど私、山田委員の質問に対しても、踏み込む必要があるという話をされたわけで、はっと思ったわけ...全文を見る
○紙智子君 今、篠原副大臣から影響について、まだこれTPPではないですけれども、関税を外した場合の話がありました。ですから、実際に国内対策で防げるのかという話になるとこれ無理だというふうに思うわけですよ。それにやっぱり参加していくということについては農水大臣としてはやっぱり閣僚の...全文を見る
○紙智子君 自給率の話ありましたけれども、この間、民主党政権として、新しい食料・農業・農村ですか、計画を作って、その方向で進めようということに対していえば、今やろうとしている方向というのは、TPPの方向というのはまさに逆行する方向であって、我が党としてやっぱりこれは絶対に反対だと...全文を見る
○紙智子君 農家の皆さんは、今の状態ではもう借金なんかできない状況になっているわけですよね。それで、共済もあるんですけれども、現在の共済制度の範囲では対応できないということもあるものですから、そこのところは実際の損害が解消されるように何とか方策を講じていただきたいということを改め...全文を見る
10月29日第176回国会 参議院 議院運営委員会 第5号
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○委員以外の議員(紙智子君) 日本共産党の紙智子でございます。発言の機会を与えていただき、ありがとうございます。  では、意見を述べさせていただきます。  国会法三十九条は、国会議員が大臣、副大臣、政務官や国会の議決に基づく各種行政委員以外の国、地方の公職に就くことを禁止して...全文を見る
11月05日第176回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  午前中の衆議院の農水委員会の中で、菅総理が所信表明演説の中でTPPへの参加を検討するというふうに発言するときに事前の了解を得ていたのかどうかという点で、これは事前の了解を得ていたということを認められたんですね、大臣はね。  とい...全文を見る
○紙智子君 仮定のことであって決まっていないからだと言うんですけれども、これ、具体的に見ていかなければならないわけです。  例えば国内対策で、大臣は別の場所で発言されているんだけれども、例えば大幅に農水予算を拡大するとか、それからいろいろな対策の中の一つに体質改善の問題ですとか...全文を見る
○紙智子君 関税がなくなった場合に、自給率を上げるための戦略作物にしていた麦というのは増やせないわけですよね。だから、どうあろうとも、これから進むかどうかは別としても、一般的に見てもそうですよね。それについては、大臣、認められますか。
○紙智子君 そういう仮定の話は避けるということでずっと先送りしてきているということ自体、非常に問題であるというふうに思うんですよ。  だって、実際に参加を検討すると言っておきながら、具体的な、じゃ、こうなった場合はどうなるかということをめぐって議論を真剣にしようとしているのに、...全文を見る
○紙智子君 今そういうことを言われるんですけれども、やはり多くの人たちが、いきなり総理大臣の所信表明の中で参加ということを言われて、実際にどうなるかということで心配をして、各団体なども含めて心配をして要請をしてきているわけですから、これに対してちゃんとその思いを受け止めてきちんと...全文を見る
○紙智子君 そういうことも忘れてはならないというふうにおっしゃったわけですけれども、このことと併せて、要するに言いたいことは、お金で買い取ってくることができるように思っていると思えばそれはもう全くそうじゃなくて、事態としては極めて深刻だし、だから温暖化に向けての対策も今各国が真剣...全文を見る
○紙智子君 大臣、いかがですか。
○紙智子君 私は、前原外務大臣が先日、一・五%に九八・五%が犠牲になっているという話、これどなたかも取り上げましたけれども、この発言というのは全く逆の話だなというように思うんですよ。今まで豊かだった日本の農林水産、一次産業を一・五までそれこそ切り詰めてきたその政治の責任というのは...全文を見る
○紙智子君 いろんな角度から考えても、TPPへの参加はもう断固反対ということを申し上げて、質問を終わります。
11月25日第176回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  ちょっと時間が短いので、端的に早速お聞きしたいと思います。  農家が農産物を生産、加工、販売している産直運動などは、六次産業化のそれこそ前からというか、既にずっと取り組まれてきていることで、大いに推進、支援していく必要があると思...全文を見る
○紙智子君 原因についての分析というか、なぜ減っているのかという話ですけれども、お願いします。
○紙智子君 輸入が増えているものもありますし、流通、加工というところが増えてきているということがあると思うわけです。  それで、問題は、農業所得の減少が続いてきていて、この六次産業化でもって農家の取り分、一次産業の取り分を増やすものになるかどうかというところが大事です、そこをお...全文を見る
○紙智子君 トータル的に見ると、この表で見ると、確かに、例えば農商工連携をやったと、それによって全体、その分野は増えたと言うんだけれども、しかし農家の手取りの部分は減っているというのが表れているわけですよね。それで、やっぱり実際に六次産業化すれば取り分が、それを増やすということが...全文を見る
○紙智子君 ちょっとその辺の理解というか、違うんですよね。どうして農家の取り分が減少を続けてきたのかということで言うと、生産者の側の努力が足りなかったというんじゃなくて、やっぱり流通とか小売部門とか販売店、ここが力を持って、まあ交渉力といいますか、ここが非常にアンバランスがあって...全文を見る
○紙智子君 小規模な農家の組織的な販売力をもっと強化していくということで、役立てるものにしていかなきゃいけないということが言えると思います。  それともう一つ、加えてお聞きしておきたいのは、TPPとのかかわりなんですね。それで、六次産業化というのが、この農林漁業等の振興や農山漁...全文を見る
○紙智子君 まあ参加するとも参加しないともまだ決めていないというふうに言いながら、でも、しかし、総理大臣がこの間おっしゃってAPECの中で話をしていることは、やっぱり参加に向けて情報収集ということなんだと思うんですよ。やめることもあるのかというと、そういう方向ではないんじゃないか...全文を見る
○紙智子君 日本共産党の紙智子です。  TPP問題について引き続いてお聞きしたいと思います。  この間の菅総理や仙谷官房長官のTPP問題の発言で、農業者が高齢化して、このままでは日本農業は座して死を待つことになるという趣旨の発言が繰り返されました。これ、乱暴な議論だというふう...全文を見る
○紙智子君 この座して死を待つという発言に対してはどういうふうにお考えですか。
○紙智子君 大臣はすごく善意の受け止めをされているなと思うんですけれども、この基本計画そのものがTPP問題が起こる前に策定されたものですよね。その実現に全力を挙げて食料自給率を五〇%に引き上げるというのが民主党政権の役割なわけです。その計画を持ちながら、一方でこの日本の農業は座し...全文を見る
○紙智子君 この間の議論の中で、さらにTPPと日本農業の再生という問題、自給率向上五〇%引上げが両立し得るというような発言も平然と流されているんですが、その根拠についてどこにあるのかということを明らかにしていただきたいと思うんですが。
○紙智子君 そうですね。
○紙智子君 そういう答弁をされるのかなというふうに思ったので、さらに、ちょっとお手元に配付をさせていただいたんですけれども、これ農水省の食料自給率の計算書です。これはFAOで決められた計算方法で、世界的にこれで行われているものです。見ていただければ分かるんですけれども、分母のとこ...全文を見る
○紙智子君 この間の議論の中で、責任ある総理だとかそれから仙谷官房長官なんかも含めて、両立できるようにやれるんだという発言をされてきているわけで、しかし、この自給率で見れば、こういう形でやっぱり入ってくることを止められなくなった場合は下がることは明らかだと。  常に仮定のことな...全文を見る
○紙智子君 農水大臣は、もしやった場合には、何もしなければ一三%まで下がるという話をされているんですけれども、総理やほかの閣僚の中には、そうじゃなくて、いや両立できるんだと、農業、その参加した場合でも両立することは可能だし、国内対策を打つことでやるんだという答弁をされているわけで...全文を見る
○紙智子君 ずっと大臣はそういう形で、まだ決めていないと、いないからそれについては答えられないということで先送りをしているんですけれども、しかし、現に情報収集をしながら、そして国内対策ということも考えながらやってきているわけじゃないですか。で、関係国との交渉は始めていくと、さっき...全文を見る
○紙智子君 じゃ、まあちょっとそれはおいておきます。  先ほど私が紹介した食料自給率の計算方法と、この計算によって、それで実際にこれが計算によって、例えば参加した場合に一年目でこういうふうに下がっていくという、自給率が下がっていくということについてはお認めになりますか。
○紙智子君 だから、その一三%に下がるという話じゃなくて、実際のこの計算上でやったときに、何もしなければと言うんだけれども、何か国内対策をすれば何とか保たれたりするような印象を与えるような答弁がこの間されていることが問題なんですよ。どんなことをやったとしても、国内対策をやったとし...全文を見る
○紙智子君 これ、農水省が出して、農水省から聞いたやり方で計算するとこうなるということを示したわけです。  それで、結局、関税ゼロになると、お米に限らず、これお米でやっていますけれども、重要品目の輸入はその価格差があるわけですから急増していくわけですよね。そうすると、この食料自...全文を見る
○紙智子君 時間になりましたので、この問題は引き続き議論になっていくと思いますけれども、終わらせていただきます。