紙智子

かみともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

紙智子の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第177回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第1号
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○紙智子君 三人の方々、お話、ありがとうございます。  やはり、地球規模の問題で、そういうときに私たち自身がどういう国際的には問題が起こっているかということをきちっと把握をして、そこから私たち日本の位置を確認をし、日本が何をやるべきなのか、何ができるのかということをちゃんと考え...全文を見る
○紙智子君 まだ時間ありますか。
○紙智子君 はい。  先ほど沖先生のお話の中で、自給率の話で、食料自給率一〇〇%はちょっと難しいんじゃないかという話があったんですけど、水の例えば自給率でいうと、どのぐらいが適当というのがもしおありだったらお聞かせ願いたいなということと、もう一つ、ちょっとこちらの参考資料の中で...全文を見る
02月23日第177回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第2号
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○紙智子君 三人の参考人の方、今日はありがとうございます。  私、二つ質問したいんですけれども、一つ目のところ、ちょっと時間もありますので、中山参考人と吉村参考人にお聞きしたいと思います。  それで、バーチャルウオーターの話が先ほども出ました。輸入製品を日本で作った場合にどれ...全文を見る
○紙智子君 先ほどちょっと時間がなくて聞けなかったんですけれども、去年六月に新成長戦略でパッケージ型インフラ海外展開を進めるというのがあるんですね。そこに、自治体の水道局等の公益事業体の海外展開策を策定・推進するといって、二〇二〇年までに十九・七兆円の市場規模を目指すということが...全文を見る
03月08日第177回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  TPP問題について質問いたします。  地球温暖化の影響による異常気象は深刻な食料不足に拍車を掛け、飢餓人口を半減させるどころか、逆に十億人にまで拡大をしています。そして、再び原油価格や食料価格の上昇が起こって、この事態がますます...全文を見る
○紙智子君 衆議院の予算委員会で我が党の志位委員長は、食料自給率五〇%と関税ゼロをどうやって両立するのかという質問に対して、菅総理は、農業改革の方向性が出てくる中で五〇%の自給率というものも両立できる方向性を目指したいというふうに答えられました。  これ、具体的に中身はどういう...全文を見る
○紙智子君 総理、総理の答弁をお願いします。
○紙智子君 なかなかどう両立するかの中身が伝わってこないんですが、次に農水大臣にお聞きします。  昨年、閣議で決めた食料・農業・農村基本計画、この中身について、「食料自給率向上に向けた取組」というところがあります。そこのところを読み上げていただきたいと思います。
○紙智子君 今かいつまんでお話ししていただいたように、つまり、平成三十二年度までにカロリーベースでいうと四一%から五〇%にと。今、生産額の目標もありましたけれども、そのための言わば戦略作物として小麦の生産拡大を位置付けているわけですよね。  現在、国内の小麦の生産量というのが八...全文を見る
○紙智子君 それで、菅総理にお聞きしますけれども、このTPPで関税が撤廃ということになったらこの国産の麦というのは増やせなくなるんじゃないでしょうか。
○紙智子君 答えになってないんですけれども、関税を撤廃した場合に、やっぱり戦略的に穀物で引き上げようということで麦を一つ中心に置いているわけで、関税が撤廃されたらそれを上げるということはできなくなるんじゃないでしょうか。もう一度お願いします。
○紙智子君 もしTPPに参加した場合に、これは、小麦は今でさえも九割輸入していますよね。だから少ないんですけれども、これ自身も増やせないということになると、自給率は上がるどころか逆に下がるんですよ。だから、二十二日の衆議院の公聴会のときに全中の冨士専務が来て、小麦の国家貿易がなく...全文を見る
○紙智子君 じゃ、輸出すれば自給率は上がると言ったのはどうしてですか。
○紙智子君 関税撤廃になって、これ結局、政府が戦略作物と位置付けている小麦の輸出というのは望めないということになると。  それから、米でいえば、米国では日本に輸出できる米を今四百万トンも作っているわけですよ。日本の価格の四分の一だということになると、勢い入ってくるわけですね。こ...全文を見る
○紙智子君 総理も同じお考えでしょうか。
○紙智子君 玄葉大臣が輸出すれば自給率が上がりますと言ったんですが、それ違うんですね。それはお認めになりますか。
○紙智子君 私は、いいものを作って輸出するということを否定するつもりはないんですよ。ただ、やっぱりもう限定されるものなんですね。そんなに今簡単じゃないと言いましたけれども、やっぱり希望的観測だけで物を言っていたら間違えると思います。農家の方たちは、米についても輸入量を上回るような...全文を見る
○紙智子君 ですから、今お話しいただいたように桁が違うんですよ。片や何百万トンというのが入ってくるかもしれないときに何百トンでしょう。全部合わせても今千八百九十八トンということで二千トンにも届いていないんですよ。  だから、ずっと前から、松岡農水大臣の時代からこれはもう攻めの農...全文を見る
○紙智子君 食料自給率をやっぱり本当に上げていくというところを中心に据えて、それを本当に確保するためにも、今現役で頑張っている農家を支えるということ、そのことが本当にめどが立つようになってこそ若い担い手もそこに向かっていくわけですから、そのことを最後に強調いたしまして、質問を終わ...全文を見る
03月22日第177回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  この度の東日本大震災で犠牲になられ、亡くなられた方々に心から哀悼の意を表したいと思います。同時に、被災者の皆さんにお見舞いを申し上げたいと思います。  今回の大地震、そして津波、そして原発事故は、これまでで大変大きな未曽有の災害...全文を見る
○紙智子君 被災者の生活再建に対する公的支援について、南三陸町の町長さんが被災者生活支援の支援金の支援額を増額してほしいなどの要望をしておりますけれども、これなどは直ちにこたえるべきだと思いますが、これについていかがでしょうか。
○紙智子君 従来の枠を超えてやはり対策をしていくということを考えるならば、要望されていることというのは枠の中の話であって、是非積極的にこたえていただきたいというふうに、調整をしながらこたえていただきたいというふうに思います。  それから、東副大臣に伺います。  第一回目の実務...全文を見る
○紙智子君 そこで、まずガソリンについてなんですけれども、これ、被災地に燃料や支援物資を届けるためにも、医療支援を行うためにも、肝心のガソリンがないということが共通して出されていて、今も届いていないという声が上がっているわけです。  最初、現状について報告をいただきたいと思いま...全文を見る
○紙智子君 今、タンクローリーも増やしてそういう全力を挙げているという話あったんですが、現場に届くことが大事なんですね。  そうすると、例えば陸前高田市のようにガソリンスタンドそのものがもう破壊されてしまっていると。そこから先どうするのかということがやっぱり問われているんです。...全文を見る
○紙智子君 例えば、自治体なんかも機能が壊れてしまっているところもあるわけですよね。ですから、どういうふうなルートで最後まで行き着くかというところをやっぱり手のひらに乗せて、どこで滞っているのかということを手のひらに乗せて、そこをやっぱりつなげるということが必要だと思いますが、い...全文を見る
○紙智子君 阪神・淡路大震災のときは、やっぱり滞っているところをちゃんとはっきりさせてやるという、人まで配置してやったという話も聞いていますので、そういう手当ても含めてやっていただきたいと思います。  次に、避難所の問題です。  避難所におられる方で今問題になっていることは、...全文を見る
○紙智子君 もう一人ですね。
○紙智子君 もう一つ、障害者、特に精神的な障害を持っておられる方への配慮も必要で、この点についてきめ細かい対策を求められていると思いますけれども、これについてはどのように対応されているでしょうか。
○紙智子君 それと、避難所を出て生活されている方も今いらっしゃいますし、元々自宅で生活している人もいるんですけれども、そこで問題になっているのは、ガスや水道などのライフラインが被害を受けていて復旧までは数か月掛かるということが一方であるわけです。  そこで、これが回復しなければ...全文を見る
○紙智子君 次に、原発事故とのかかわりについてお聞きします。  福島を中心に県外に避難する人が急増しています。双葉郡八町村は役場の機能の一部を福島県内の他の自治体へ、それから他県に移転しているところもあります。南相馬市の住民は新潟県に避難をしています。  こうした人々への対応...全文を見る
○紙智子君 これは自治体任せにせず、国が本当に責任を持ってやっていっていただきたいと思います。  それからもう一つ、放射能被害についてなんですが、放射線のモニタリング、水道水の検査、それから被曝状況検査の体制を強化すること、モニタリングの箇所を大幅に増やして一元的に公開すべきだ...全文を見る
○紙智子君 もう一つ、牛乳や野菜や、これも既にお話出ているんですけれども、農産物への放射能の汚染についてです。  現時点で放射能濃度を測るモニタリングの基準と調査箇所を示してください。
○紙智子君 これから増やすということなんですけれども、やっぱりモニタリングの箇所についてはもっと増やすべきだというふうに私たちも思います。  放射性物質の分析を進めて、やっぱり基準を明確にして対応すべきだと。基準値を超えて出荷できないものが出ているわけですけれども、これは生産者...全文を見る
○紙智子君 今のお話で確認しますけれども、速やかにやはりきちっと被害者の方に補償がされるためには、滞っている場合には国自身もそれを担保するということですね。
○紙智子君 福島県が県としても生産者の自粛を指示したんですよね。これによって、汚染されていない区域まで出荷できないというようなことがあって収入の道が断たれるというところもあるわけです。そういう農家への補償も必要だと。  それと併せて、広い範囲で風評被害、これを防止するための対策...全文を見る
○紙智子君 時間が参りましたので、本当に今回の大変な大きな事態でもありますので、そういう意味で枠を超えた対策もしていかなければならないという点で、引き続き我々も全力で頑張りますので、是非政府の方も頑張っていただきたいということを申し上げまして、質問を終わります。  ありがとうご...全文を見る
03月24日第177回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私からも、この度の災害で被害に遭われた皆さんにお見舞いを申し上げたいと思います。  メドベージェフ大統領の国後島の訪問など、日ロ領土問題が非常に重大な局面にありながら、当委員会は昨年の臨時国会で開催されず、大臣の所信質疑さえ行わ...全文を見る
○紙智子君 十五分で短いので、簡潔にできるだけ答えをお願いします。  それで、政府の対ロ交渉が暗礁に乗り上げているというのは、これは領土問題、領土返還の交渉の基本がやっぱりボタンを掛け間違ったまま来ているということに関連しているというふうに思うんですよ。政府の基本スタンスという...全文を見る
○紙智子君 それで、その中に、例えば自由貿易ゾーン、ビザなし特区というのも提言書の中の柱にあるわけです。これ、今までの枠組みを超える話なんですよね。  例えば、北隣協を窓口にした組立てを政府としても更に検討できないかということで、未解決の領土問題があるよということはちゃんとお互...全文を見る
○紙智子君 是非そういったことでも努力をしていただきたいというふうに思います。  それから、領土問題未解決の一環として、これまでの交流そのものも、今度はまた十六回行うということで合意はされたということなんですけれども、ビザなしのその枠組みも元島民それから関係者ということで来てい...全文を見る
○紙智子君 それでは、最後に一問。  私も、この度の東日本震災で津波の被害が、領土返還の、言ってみればその返還運動の支えになっている地域がやっぱり元気でなきゃいけないわけですけど、だんだん元気がなくなってくる状況で、今回もまた大きな被害を受けて、先ほどもお話があったから繰り返し...全文を見る
03月24日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、東日本震災の被害に遭われた皆さんに心からお見舞いを申し上げたいと思います。そして、やはりこういう事態を目の前にして、本当に国民の皆さんと一緒になって我々全力を挙げて何としても乗り越えるということで努力をしなければなりません...全文を見る
○紙智子君 日本農業新聞も、三月十六日の論説でこういうふうに言っているわけです。菅政権は、地方に一方的な犠牲を強いかねない貿易自由化を進める開国論議の前に、目の前の惨状に立ち向かう救国こそを最優先すべきであると。それからまた、三月二十三日の論説でも、政府は地域社会の苦境に追い打ち...全文を見る
○紙智子君 今回の地震、津波、そして原発の事故、これでもって農林水産分野での被害の大きさも、もう未曽有の被害を受けていると今まで議論があるわけですけれども。それで、この水産あるいは農作物、施設の被害、林野、それぞれの被害の状況というのはまだ全部が全部把握し切れているわけじゃありま...全文を見る
○紙智子君 このモニタリングの箇所などについてや、どのようなデータの発表の仕方とか、その辺のところをもう少しお話しください。
○紙智子君 このモニタリングの箇所についてはもっとたくさんやる必要があるんじゃないかと、そして詳細なデータを示すべきじゃないかと思いますけれども、いかがですか。
○紙智子君 水産物についてもモニタリングをしてデータを示すということが大事だと思います。これは厚生労働省でしょうか。それから、海水も必要だと思うんですけれども、これは水産庁だと思うんです。それから、土壌については文部科学省だと思うんですけれども、それぞれどのようにされているのか説...全文を見る
○紙智子君 水産庁、来てなかったですかね。
○紙智子君 そうです。海水ですね。水産庁は海水を調べているんです。
○紙智子君 水産物は厚生労働省です。
○紙智子君 ああ、そうですか。
○紙智子君 文科省で土壌の二十キロ外のということで、実際に出ている中で、四十キロ圏内の飯舘村の土壌が高濃度のセシウムが検出されて、通常の六倍とか、沃素については四倍。四十五キロ圏内の川俣町も高い比率ですし、あと南相馬市も高い濃度で出ていたと思うんです。風向きによってはもっと、五十...全文を見る
○紙智子君 文科省にお聞きしますけれども、基準値を超えたものは流通させないということになるわけですけれども、それと、出荷自粛の対策を取っているところも含めて、出荷できないことで収入減となるところについては当然補償すべきなわけですけれども、これについて、これまでもちょっと議論の中で...全文を見る
○紙智子君 今後の食料増産という問題で、これは予算委員会でも話題になりましたし、今日も議論になっているんですけれども、やっぱり被災地を復興させるということで、もちろんこれ自身非常に大事なんですけれども、津波を受けた農地あるいは放射能の汚染ということではすぐに使えない状態、特に放射...全文を見る
○紙智子君 これからの作付けということでは既にもう手掛けていかなきゃいけないということも現場からも上がっていますので、是非そこをよろしくお願いしたいと思います。  それから、必要な食料を被災地に届けるために必要なガソリン、軽油などの手当てが必要だというので、これがやっぱりなかな...全文を見る
○紙智子君 これも先ほども出ていた話ではあるんですけれども、米の供給を増やすために民間にずっと要請して出してもらっているというのはあるんですけれども、国が保有する備蓄米も積極的に使ったらいいじゃないかというのがさっき出ていて、取りあえず民間でもって今やっていて、まだ国の備蓄までは...全文を見る
○紙智子君 あと、畜産・酪農関係でいいますと、今度の災害で、家畜への給水とか搾乳ですね、これは毎日やらないといけないわけです。畜舎や施設などにも自家発電の燃料が必要ですし、飼料やそれから家畜輸送車ですね、これも走らせなきゃいけない。それから集乳車も走らなきゃいけないんですけれども...全文を見る
○紙智子君 じゃ、最後、一つだけなんですけれども、計画停電ということなんですね。  それで、命のところが優先されるんですけれども、食品産業とか乳業メーカーとか飼料工場とか、ストップしてしまうと供給することに事欠いてしまうということで、この問題についてもそこを何とか配慮していただ...全文を見る
03月25日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  家畜伝染病予防法改正案について質問いたします。  口蹄疫、高病原性インフルエンザ等の家畜又は疑似患畜について特別手当金を交付し、通常の手当金と合わせて評価額全額とするということは農業関係者の念願でありまして、それが実現することは...全文を見る
○紙智子君 今回の、家畜の所有者が家畜伝染病の発生を予防し、蔓延を防止することに重要な責任を有していることを法律で明記するということはこれ重要なことだと賛成できます。それから、家畜の所有者が毎年飼養状況や、あるいは衛生管理の状況を都道府県知事に報告させるということも、全国の衛生管...全文を見る
○紙智子君 宮崎県は、家畜防疫員の確保の水準が全国的に見ても低くて、今回のこの口蹄疫被害に際しても、最初から最後まで家畜防疫員が人的不足ということの中で混乱を招いたということもあります。そして、全国的な獣医師の派遣を求めざるを得なかったということもあったわけです。  今回の法改...全文を見る
○紙智子君 それこそ、BSE発生のときからこのことずっと問題になってきたので、是非力を入れてやっていただきたいというふうに思います。  それからもう一つの大きな問題ですけれども、飼養衛生管理基準に埋却地の確保について規定する問題なんです。宮崎でもこの埋却地の確保が大問題になって...全文を見る
○紙智子君 やっぱりもっと立ち入って、実際の現場では、埋却しなきゃいけないということはみんな分かっていたけれども、実際に掘り出してみたら水が出てできなかったとか、それから、国有地の提供なんかも含めてこちらも提起しましたし、現場でやっぱりそこがなかなかうまくいかなかったということも...全文を見る
○紙智子君 中身としては非常に大事な、今後の畜産ということで考えたときに大事な中身でもあると思うので、是非応援する方向でやっていただきたいというふうに思います。  次に、畜産、酪農経営をめぐってです。  それで、我が党は三月の十日にこの畜産、酪農経営について農水大臣に対して八...全文を見る
○紙智子君 なかなか現場では、もっとやっぱり何とかならないかという思いが本当に強いというふうに思いますし、この後も引き続きそこは検討していただきたいと思います。  それから、配合飼料の価格安定制度についても、これもずっとやっぱり問題になってきているんですけれども、生産者負担分に...全文を見る
○紙智子君 ちょっと通告していなかったんですけれども、最後に、この度の災害を受けて、畜産、酪農分野でいってもやっぱり影響、打撃というのは本当に大きいものがあって、畜産、酪農分野を本当に手当てしていく上でも、今回の被害というのは未曽有のものですし、特に風評被害ということでいいますと...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。終わります。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今度の大震災に際して、福島、宮城、そして続いて北海道にも入りまして津波被害の調査を行いました。船は流されて養殖施設や港の施設が壊れるということでは、経験したことのない甚大な被害だというふうに思います。特に、東北地方の水産業は壊滅的...全文を見る
○紙智子君 北海道を回ったわけですけれども、どこに行っても、お金と時間があれば何とかなるから頑張るという話をして、是非東北地方にも応援に行きたいということも言われたんです。私、こういう思いになっているということは大事だというふうに思うんですね。やっぱり、ともすると、いや、東北の大...全文を見る
○紙智子君 養殖施設の減損価格ということで判定をして、その九割までが補助の対象になるということなんですけれども、例えば、年数を経て、一千万ぐらいの施設を造っていて、残存価格がずっと減って百万ぐらいになったとすると、九割補助というと九十万ぐらいなんですね。新たな施設を買うのに、そう...全文を見る
○紙智子君 今回の津波で漁船の被害というのもまた本当に、先ほどもお話出ていましたけれども、膨大な隻数も打撃受けているということなんです。北海道だけでも漁船の被害で七百件超えているということになっていて、この点では共同利用小型漁船、この建造費の補助というものがありますけれども、この...全文を見る
○紙智子君 三分の一補助ということなんですけれども、その中の要件といいますか、五トン未満というのがありますよね。それで、東北もそうですし北海道もそうなんですけれども、今回の漁船の被害でいうと、五トン未満の船にとどまらないと思うんですよ。ですから、やっぱり今までの制度にとどまらず、...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。是非よろしくお願いします。  それと、函館も行ったんですけれども、ここは養殖施設、水産物の卸売市場の被害と、それから、あそこ観光の名所になっている、地域経済を支えている朝市、小さなお店がいっぱい入っているんですけれども、この朝市も海水につかって...全文を見る
○紙智子君 今、大臣お聞きになっているように、結局資金の融資ということの範囲なんですよね。  それで、まさに漁業が基幹産業というふうにして地域経済を支えている重要な役割を果たしている、そういうところでお店が撤退したり観光客が激減するということになると地域経済に与える影響は計り知...全文を見る
○紙智子君 次に、新年度から始まる漁業所得補償についてお聞きします。  この制度は、公共事業の比率が高かった水産予算を漁業者の手に直接渡る仕組みに変えた点で評価できるというふうに思っています。ただ、改善すべき点もあると。  まず、漁業所得補償の位置付けなんですけれども、農業の...全文を見る
○紙智子君 なぜこのことをお聞きしたかといいますと、漁業の所得補償は共済制度ですから、魚価水準が下がり続けると、結局、基準額とか補償額下がるわけですよね。それから、漁業共済というのは任意加入というふうになっていますから、積立ぷらすは共済に加入しないと対象にならないということがある...全文を見る
04月14日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、震災被害とその対策、対応ということで質問をいたします。  四月十日現在で林野関係被害状況が九百六十九億円ということで報告をされました。林地荒廃、治山施設被害と合わせると、被災地域に拠点のある木材加工・流通施設の被害が七十...全文を見る
○紙智子君 私の地元、北海道なんですけれども、この北海道のある地域でも、大手の木材業者二か所から発注を受けて下請なんかやっているわけですけど、どちらもこの合板の供給が止まっていて、その資材供給の見通しがめどがなかなかまだ見えないという話を聞かされるものですから、その作業途中になっ...全文を見る
○紙智子君 よろしくお願いしたいと思います。  今、例えば岩手県の住田町というところで、陸前高田とか大船渡から避難されてきた住民向けの仮設住宅をこれ地元産材の、あそこは気仙杉というのが有名なんですよね、気仙杉でベニヤを使わないで建てていると。町独自ではやっぱり負担が大きいという...全文を見る
○紙智子君 あと、仮設住宅の建設が地域の復興や雇用にも少しでもつながるように、被災各県が施工業者を公募して県内に本店や営業所のあるところの業者に仕事を回すと、それから地元中小企業の活用に取り組んでいるわけです。  これも非常に重要で、よりこの充実に努めてほしいということで、これ...全文を見る
○紙智子君 最後の質問の前に、一言でちょっと答えてほしいんですけれども、改正案の、法改正にかかわってなんですけれども、面的に計画を立てて集約化をして路網整備進める方向性、搬出間伐を増やすということは、これは重要だと思っております。それで、補助金も、今後は一ヘクタール当たり平均十万...全文を見る
○紙智子君 じゃ最後になりますけれども、私も、外資による森林買収の実態把握という問題をお聞きしたいと思うんです。  修正案の中にも新たな森林所有者の届出が盛り込まれましたけれども、今その森林所有者の把握が重要課題になっていると思うんですね。北海道で他県に先駆けて、国土利用計画法...全文を見る
○紙智子君 外為法の報告は値上がりを目的とした土地取得ですとかあるいは投機的な取引と見られていて、この情報も活用して実態把握を進めてほしいと思うんですよ。篠原副大臣が衆議院の議論の際に、実態把握は非常に重要だという話もされていたと思うんです。市町村や都道府県任せにせず、やっぱり政...全文を見る
○紙智子君 終わります。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  震災から一か月過ぎようとしているわけですけれども、被災された皆さん、もう本当に懸命な復興への努力と、それから被災者救済のために本当に日夜分かたず頑張っておられることに対して敬意を申し上げたいと思います。  その上でですけれども、...全文を見る
○紙智子君 東京電力がこの賠償責任を負うということをもし否定した場合には、否定することになると、これは農産物や水産物の補償の枠組みそのものが崩れてしまうということでありまして、政府としてやっぱり東電の賠償責任という問題を改めて明確にすべきだと。今おっしゃいましたけれども、改めて、...全文を見る
○紙智子君 それで、福島原発の事故から一か月過ぎようとしているわけなんですけれども、それにもかかわらず、被害農家にとっては、これ一円の補償金もまだ支払われていないんですね。議論はされているんですよ。必要だと議論はされているんだけれども、まだ支払われていないと。それから、つなぎ資金...全文を見る
○紙智子君 今、つなぎ資金の話も出されました。間に合わない中でまずそこを早く手当てをしようということで、つなぎ資金が当座の運転資金になるわけですけど、この資金が急がれるんだけれども、まだその申請書類も、だから農家の側から見ればどう申請していいのかということも分からないという状況も...全文を見る
○紙智子君 今お答えになっているんですけれども、外れているところも含めてちゃんと乗せてやってほしいということをちょっと改めて申し上げておきたいと思います。  それから次は、新たな計画的避難区域の設定ということにかかわってなんですけれども、農業関係の被害補償の問題についてですが、...全文を見る
○紙智子君 公共の牧場ですとかそれから空き牛舎なんかも探しているという話も聞いているんですけど、やっぱりめどというか示していただかないと非常に不安だと思うんですね。そこを是非やってほしいと思います。  それともう一つ、農家の補償の問題で、二十キロ圏内の避難指示を受けているところ...全文を見る
○紙智子君 いろんな減免制度だとか、それから保険料の、何というんですか、先送りということだとか、いろんな措置が受けられるのに知らないで、自己申請ということになると、知らないで、それも受けられないということになりかねないので、そこは丁寧にやっていただきたいと思います。  それから...全文を見る
○紙智子君 最後の質問になりますけれども、これも大臣にお願いしたいんですが、TPP問題についてです。  それで今、国を挙げて復興をやろうということで懸命に努力をしているわけですけれども、復興しても、例えば三陸のワカメのように、もしTPPということになると、これ九九%がワカメが駄...全文を見る
○紙智子君 表現としては、一点集中という話があったんですけれども、それであれば是非中止ということも言っていただきたいということを最後に改めて強調しまして、質問を終わります。
04月27日第177回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第3号
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○紙智子君 三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。日本共産党の紙智子でございます。  前回の調査会で、私は、水道事業の海外展開で果たして利益が上がるのだろうかということをお聞きしたんですね。なぜならば、水道事業は、浄水場やそれから水道管などの整備や更新などにすごくお金が掛...全文を見る
05月01日第177回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず初めに、この度の震災で亡くなられた皆さんの御冥福をお祈りすると同時に、被災をされた全ての皆さんにお見舞いを申し上げたいと思います。  その上で、総理、計画的避難区域の問題についてお聞きいたします。  この公表を受けて、住民...全文を見る
○紙智子君 農水大臣にお聞きいたします。  飯舘村を始め、川俣町、それから葛尾村、浪江町、南相馬市などの計画的避難区域の設定に伴う、これ農業関係でいいますと、農家数でいいますと八千六百四十八戸、水田は七千六百二十六ヘクタール、肉用牛で一万四千百六十頭、乳用牛で二千七百十頭、豚は...全文を見る
○紙智子君 総理にもう一度お聞きします。  四月十八日の予算委員会で質問に答えられて、福島原発に関して、三か月後の更に三か月から六か月たった段階で多くの人ができるだけ戻れるようにいろいろな形で努力するのが私の考えですというふうに答えられているんですが、これは確認しますけれども、...全文を見る
○紙智子君 抽象的な話では困るわけですよね。  今回の計画避難区域の設定問題というのは深刻な事態があるわけです。今回、文部科学省が発表している土壌の放射線物質のモニタリングの数値ですけれども、一時的とはいえ、チェルノブイリの原発事故の数値の何倍も超えるような、こういう数値が示さ...全文を見る
○紙智子君 今研究中という話なんですけれども、やはり放射性物質が減少させられるのかどうか、それから環境を回復させることができるのか、また住めるようになることができるのか、こうしたことを含めて、じゃ、どういうことができるのかというのは、もう本当に世界中の知恵を集めながら総力を挙げて...全文を見る
○紙智子君 総理にも聞いています。本当は二人に聞いたんですよ。
○紙智子君 全面賠償ということについて聞いているんですよ、総理。
○紙智子君 答えていないんですよ。だから、実際に事故に遭わなかったらちゃんと収入得られた分が減ったと、この分を全部丸々補償するんですねということを聞いたんですよ。どうですか、再度、総理と東京電力社長、ちゃんと答えてください。
○紙智子君 それは全部出すんですか。
○紙智子君 全然みんなが思っている関心に答えていないですよ。減った分、差額を全部やるのかということを聞いているわけですよ。社長、もう一回お願いします。具体的にもう少し踏み込んでください。
○紙智子君 原子力損害賠償紛争審査会のこの一次指針、これ文部大臣にお聞きしますけれども、この指針の中に今回、農業、漁業を含めた風評被害が入っていないわけですけれども、これなぜなんですか。  汚染されていないのに、福島というだけで野菜も牛乳も受取拒否だと。売れないんだったら、いっ...全文を見る
○紙智子君 一体どれだけ時間たっていると思うんですか。風評被害というんですけれども、出荷停止と同じだけの損害を受けているわけですよ。しかも、一般的じゃないんですよ。やっぱり、農業や漁業については少なくとも雲をつかむような話じゃないんですよ。はっきりしているんですから、現れているん...全文を見る
○紙智子君 最後に、総理にお聞きします。  今、農水大臣も次の指針に入るようにということです。
○紙智子君 七月じゃ遅過ぎますから、何としても五月の次の段階で入れてほしいということを、最後に一言、決断お願いします。
○紙智子君 終わります。
05月02日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  この度のこの土地改良法の特例に関する法律案については、土地改良に除塩事業を創設をして早期に営農を再開できるとするものということで、賛成できます。それから、海区漁業調整委員会及び農業委員会等の選挙の特例法についても、この大震災による...全文を見る
○紙智子君 能力アップということも言われているんですけれども、その辺も考慮されていますでしょうか。
○紙智子君 それから、除塩作業を進めるためには上流で水を流すことができないということで、本当でいえば作付けできるのに、そこをあえてやらずに、その除塩作業を進めるために協力する地域があるんですね。  これもちょっと地図をもらって見てきたんですけど、こちらが海なんですけど、この赤で...全文を見る
○紙智子君 私は、できたらこの対策の中で被災者農家の経営再開支援事業の中に、要するに農業者が地域で行う復旧とか取組、土を作ったりとか、そういった作業をする際に支援できると、十アール当たり三万五千円出るというのがあるというふうに聞いているんですけど、これに含めていただいたら随分助か...全文を見る
○紙智子君 ちょっと時間がもうなくなるので、あともう一つ、これも先ほど山田先生がお話しになっていて、私もそこに行ってきて、それでイチゴのブランドをやっていて、本当においしくてもう一つ食べたくなるので「もういっこ」という名付けをして、そういう品種ということで頑張って作ってきたという...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。はい、終わりました。  ありがとうございます。
05月10日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、東日本大震災での漁業被害の問題で質問をしたいと思います。  それで、先日、当委員会で調査に入りました宮城県の女川町で、帰り際に、漁業というのは裾野が広いんだと、そのことを非常に強くお話をされていました。そのことをやっぱり...全文を見る
○紙智子君 漁港内、それから漁場というのは、津波の引き波でもう相当の陸上からの瓦れきが流れ込んでいるわけですが、その上、大量の砂もたまっているということです。海の中の瓦れきの処理というのは、これはどれぐらい掛かるのかということについて、環境省と水産庁にお聞きしたいと思います。
○紙智子君 環境省にお聞きしますけれども、地方自治体に対して四月三十日に、災害廃棄物の処理の促進についてということでの依頼文書を出しているわけです。生活環境に支障が生じる災害廃棄物については、今年の八月末を目途に生活環境に支障のない場所に移動すべく格段の御配慮をという文書ですよね...全文を見る
○紙智子君 それで、大臣にお聞きしますけれども、漁港や漁場の海の中の瓦れきもこれ生産活動に支障がない場所に移動させるという見通しですね、これについて示すべきだと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○紙智子君 漁業者の皆さんは、養殖の収穫は一年から四年ぐらいだって言っていますよね。だから、ワカメは八月にやると来年収穫できると。それから、ウニなんかは六月に間に合わせたいということもあるわけですよね。ですから、そういう本当にやりたいという思いがある中で、やっぱりそれを勇気付ける...全文を見る
○紙智子君 これは、中古船を確保するということでも可能になるんでしょうか。
○紙智子君 この被災した船ですね、これ修理、修繕するためには、被害状況を調査をして、それで使えるならば引き揚げるというようなことがやらなきゃいけないんですけれども、このときに現況調査したり、あるいはその引揚げ費用の支援はないというふうに聞いているんですけれども、今後支援すべきでは...全文を見る
○紙智子君 この事業は、漁協の負担が三分の一なんですよね。それで、漁協は債務超過で経営大変という、非常に、存続できないというような事態のところもあるわけで、踏み込んでやっぱり支援してほしいと。今、検討されると言いましたんで、是非そのことをお願いをしたいと思います。その点、もう一言...全文を見る
○紙智子君 次に、養殖の施設についてなんですけれども、今回の被害で財産をなくして、借金を抱えて、まさにマイナスからのスタートになるということで、漁業を続けるかどうかということを非常に迷っている漁師の方も多いわけですよね。やっぱり出てくる声というのは、せめてゼロからのスタートをと。...全文を見る
○紙智子君 難しいことに対してという話があったんですけど、ただやっぱり、今十分の九まではということですよね。実際に三陸の漁業者の皆さんの状況を聞きますと、去年チリ地震があったわけで、その津波の影響もあったわけですよね。それで、そのときには養殖の被害額が、養殖関係だけでいうと二十五...全文を見る
○紙智子君 この間、私たちの党も何班にも分かれて現地に入って、聞く声というのはやっぱり共通して、ここの思いというのは本当に何度も何度も出されていることなんですね。ですから、是非引き続きそういうことで検討、努力していただきたいというように思います。  それから、加えてなんですけれ...全文を見る
○紙智子君 今、被災県とそれから独立行政法人という連携というお話あったんですけれども、やっぱり是非国の責任でやっていただきたいと、やるべきではないかと思うんですけれども、いかがですか。
○紙智子君 海の中の瓦れきを撤去した後、養殖を始めるに当たって施設の環境を、その基準というんですかね、そういう基準というのはどういうふうになっているでしょうか。ありますでしょうか。
○紙智子君 是非、安心して養殖を再開できるように、安全な水産物を供給するためにも、関係者や専門家の意見をよく聞いてというか、よく意思疎通をしながらそうした環境基準を作るということも是非御検討いただきたいということを最後に申し上げまして、質問を終わります。  ありがとうございまし...全文を見る
05月11日第177回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は私は、沖縄の泡瀬干潟の埋立問題について、これ枝野沖縄担当大臣に対してお聞きしたいと思います。  政府として、先月の四月二十六日に沖縄の泡瀬の埋立事業の計画変更を沖縄県に対して申請をしました。それで、枝野大臣は、国が示した留...全文を見る
○紙智子君 今回の東日本大震災は、津波被害の大きさと、それから埋立地が液状化ということでは極めて脆弱な土地ということが、私たちみんなが目の当たりにしたというふうに思うんですね。  それで、ところが、県の防災計画の見直しをこれからやろうとしているんだけれども、これも待たずに言わば...全文を見る
○紙智子君 それであれば、申請を出しているんですけれども、これは一旦取り下げるということでしょうか。
○紙智子君 そもそもこの埋立ての事業というのは、元々自然破壊ということでの批判も強くありまして、これ二〇〇九年ですけれども、福岡高裁が、経済合理性が認められない、公金の支出は違法だということで判決を下しているものです。その上に今回のこの大災害を日本全体が体験をして、いかにしてこの...全文を見る
○紙智子君 一たび大地震が起きたときには、例えば沖縄の中部の地域でも、沖縄市のこの泡瀬からうるま市の州崎まで含めて埋立地域一体が水没するということで警鐘が出されているわけです。  それで、地元紙にはいろんな読者の方が声を載せていますけど、液状化や津波を連想させる土地をわざわざ購...全文を見る
○紙智子君 余り長くないように。
○紙智子君 県の需要予測の八掛けなんだから堅いんだという話なんだけど、八掛けだからいいというものじゃなくて、実際に需要予測自体をもっと現実に即してこれ見直すべきだというふうに思うんですよ。  変更計画では、埋立面積が百八十七ヘクタールだったわけですけれども、今度小さく半減したと...全文を見る
○紙智子君 この泡瀬干潟は、環境省が昨年の九月に、ラムサール条約登録湿地の条件を満たしている湿地であるということでこれ候補地に選定した干潟ですよね。それで、この計画進めるに当たって、干潟の消失分が最初の一八%から二%まで減るんだから大丈夫だという話もあったんですけれども、これはや...全文を見る
○紙智子君 時間になりましたけれども、経済合理性から見ても、それから今度の地震災害や環境への影響から見ても、埋立事業から撤退するというのが私は今の段階で政府の取るべき選択だというふうに思いますし、そのことを強く申し上げまして、質問を終わります。
05月18日第177回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第4号
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○紙智子君 二つお聞きしたいと思っていますので、一つは、福島原子力発電所の事故で水道水から国が定めた基準を上回る放射性沃素が検出されて、妊婦さんや乳幼児がいる世帯でこれ大問題になって、ペットボトルを買いに走るという事態になったわけです。それで、やっぱりきちっと調べてちゃんと公表し...全文を見る
○紙智子君 これまで参考人質疑などで伺った意見の中で、水道事業の海外展開について、維持管理に入っていってリターンがあるかといったらそんなにないという声とか、水ビジネスは大きくもうけるようなビジネスではないという発言もあったんですね。それで、政府の新成長戦略で位置付けているこの水道...全文を見る
○紙智子君 ODAとどう違うんですか。
○紙智子君 調査会でこの間やって感じたことを発言したいと思うんですけど、二点です。  一つは、今のちょっと主濱さんのとも重なる部分もあるんですけれども、今後、世界的に水の使用が増えていくということの中で日本がどうあるべきかということです。それで、日本の食料自給率四〇%と。これ、...全文を見る
05月18日第177回国会 参議院 本会議 第16号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子です。  私は、日本共産党を代表して、憲法審査会規程案に反対の討論を行います。  なぜ今、憲法審査会規程なのでしょうか。そもそも憲法審査会は、四年前、改憲手続法の制定に伴う国会法改定で改憲を目的とした憲法の調査を行い、憲法改正原案を審査し提出する...全文を見る
05月19日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、五月十七日に閣議決定をした政策推進指針についてお聞きします。  この政策推進指針は日本再生の方針を提示するというものですけれども、日本再生に向けた再始動に当たっての基本七原則を明示しています。その中に、七原則と、それから二...全文を見る
○紙智子君 既にもう前回入れているからと、当たり前なんだと、だから入れていないということでもあると思うんですけれども、そうではないと思うんですね。  やはり今回本当に大きなダメージを受けたわけで、むしろこれまでよりも一層そういう意味では強調しないといけないし、そのことを含めるこ...全文を見る
○紙智子君 問いに答えてないと思うんですね。はっきりとTPPはもうやめるべきじゃないかとなぜおっしゃらないんでしょうか。
○紙智子君 現地を歩きますと、必ず漁業者、農業者の皆さんから出てくる中に、あのTPPだけはやめさせてくれというのが出てくるわけですよね。そして、これ米国自身が、この大震災の上、TPPで追い打ちを掛けることはできないと、アメリカ自身がこう言って、言わばTPPが日本を苦しめる、そうい...全文を見る
○紙智子君 東電側が払うということについて、はっきりしているものについては払われるわけですから、例えばもうそれを前倒しという形にということなんですけれども、例えばJAなどがつなぎ融資ですか、やっているわけですけれども、これを使って直ちに、もう明日、あさってぐらいには手元に渡るよう...全文を見る
○紙智子君 とにかく早く手渡るということが今本当に必要だというふうに思うんです。  それで、五月末から払い始めるという話が先日も出されているんだけれども、実際に請求が上がっていないといけないという話もあるわけですよね。それで、その手続なんかも含めて、東電の仮払いの人員体制という...全文を見る
○紙智子君 その期間についてもできるだけ短縮していくということでは、その補充も、今増やしてきているということなんですけれども、大事だというふうに思うんです。  それから、支払方法もできるだけ、順々にだんだん行くというんじゃなくて、もうストレートに生産者のところに行くような仕組み...全文を見る
○紙智子君 よろしくお願いします。一刻も早くということです。  それから、問題は、風評被害の補償の問題なんですけれども、第二次指針でこの風評被害の検討に入るようなんですけれども、前回、私、予算委員会でこの風評被害を被害補償に含めるべきだということを言って、菅総理自身も、自分もそ...全文を見る
○紙智子君 これも本当に急いでいただきたいということを申し上げておきたいと思います。  最後に、大臣、生産者について言いますと、現在もこの風評被害で苦しめられている状況が続いているわけです。それで、私たち共産党としても、先ほど紹介した申入れの中にも、この風評被害を含む全面賠償を...全文を見る
○紙智子君 終わります。
05月26日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。今日は、皆さん、本当にありがとうございます。  それで、最初に佐藤富志雄参考人にお伺いいたします。  実は私も、先日、名取市からずっと海岸線を歩きまして、今日お話あった、配られている資料の、もう土地改良区の方からもいただいて、それで...全文を見る
○紙智子君 大豆を作付けでやるというふうになったんですけれども、同じようにというか、今まで、通常の土地と同じような形ででき上がるかどうかという心配というのは、これはどうなんでしょうね。
○紙智子君 ありがとうございました。  じゃ、次に、三野参考人にお伺いします。  今のお話とも重なるんですけれども、除塩の作業ですね、これやっぱりすごく急がれるわけですけれども、実際に地盤が下がっているところについていうと、先ほどの説明ですと、やっぱり海の塩との関係というのは...全文を見る
○紙智子君 いずれにしても、これ挑戦していかなきゃいけないことだというふうに思います。  次に、八木参考人に伺います。  先ほどもちょっとお話が出ていましたけれども、環境、経済、社会という三つの視点からということでお話があったわけですけれども、三つ目の環境面についてという中で...全文を見る
○紙智子君 それで、ちょっと時間がすぐ来ちゃって、済みません、最後、宮下参考人にお聞きします。  ホットスポットという問題について、これ、一応避難区域というふうに指定されているところ以外にも部分で存在しているということで、実はチェルノブイリのときもそういう分布の仕方というのがあ...全文を見る
○紙智子君 そのためには検査の体制というのをもっと増やさなきゃいけないと思うんですね。それで、多分、検査体制というのは非常に不足していると思うんでそこを強化すべきだと思いますけれども、それについても一言お願いします。
05月31日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第11号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  TPPの問題について質問します。  二十六日にTPPに関しての重大発言が相次ぎました。一つは日米首脳会談における総理の発言であり、もう一つは第十七回国際交流会議のアジアの未来における松本外務大臣の講演です。それで、菅総理はTPP...全文を見る
○紙智子君 非常にこう何となく煙に巻かれるような、一体どっちなんだろうと聞いていて思う、そういう答弁なんですよね。  それで、大変な時期で復興のことで遅れているから、先送りしたからいいという話じゃないんですよ。要するに、ここではっきり言っているのは、これは参加しないという方向で...全文を見る
○紙智子君 それで、松本外務大臣の発言、さっきもありましたけれども、これは本当に重大だなと思うんですよ。  それで、今この震災復興をTPP参加の口実に使おうという動きが水面下で動いているわけです、水面下とも言えないですけれども、動いているわけですけれども、外務大臣の講演の中身と...全文を見る
○紙智子君 松本外務大臣は、外交の問題だけ言っているわけじゃないんですよね。所管外の農林水産業の再生まで言及しているわけです。  それで、被災地域の第一次産業の復旧はもとより、世界に開かれて日本の再生と共存し得る力強い農林水産業として再生できるよう、経営の大規模化や参入機会の拡...全文を見る
○紙智子君 この一連の発言の背景には、私は、日本経団連の復興・創生マスタープランというのがこの度出されていますけれども、この考え方があるというふうに思うんですよ。  被災地域全域を震災復興特区という形で指定をして構造改革路線を進めると、そういう産業改革を提起するわけですけれども...全文を見る
06月03日第177回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  初めに、不信任決議をめぐって、昨日の国会のあのごたごたを被災地の多くの方々はあきれています。今、国会がやるべきことは、真っすぐに、スピード感を持って被災者の救援と原発事故の解決を図ることです。  震災から間もなく三か月になろうと...全文を見る
○紙智子君 それで、この復興への本当に対策が急がれているというときに、その一方で、TPPの交渉参加を早期にというようなとんでもない話が出ているわけです。現地は怒りに満ちていました。  農水大臣、昨年、農水省が発表している国境措置撤廃による水産物生産等への影響試算というのがありま...全文を見る
○紙智子君 今お話しいただいた内訳がこういうことであります。(資料提示)それで、関税率が一〇%以上のもので国内生産額が十億円以上の十三品目と。国産ヒジキやワカメは、御覧のとおりほぼ全滅ということになります。それから、昆布、干しのりは七割減と。それから、ウナギ、サケ、マス、タラ、ホ...全文を見る
○紙智子君 鹿野農水大臣には、農水委員会の中でも度々この問題を質問させていただいています。やはり、明らかにこういう影響を受けるということになったら本当に大変な事態になるわけですよ。そこで農水大臣の役割が大事なんだということを私、何度も言ってまいりました。誰がその判断を間違えないよ...全文を見る
○紙智子君 思いがにじんでいるとは思いますが、そこまで言うのであれば、もう一言、TPPはやめるべきだとおっしゃってください。
○紙智子君 なかなかおっしゃらないんですけれども、その思いを是非言葉にしていただきたいというふうに思います。  それで、そもそもTPPによる影響や対応について、これは水産物や林産物については検討対象から外していたんじゃないかと思うわけです。総理、まともにその検討もしていないのに...全文を見る
○紙智子君 総理に聞いているんです。  それで、その検討会議で言っていると言うけれども、実際上はもう農業の問題でいっぱいでそこまでの余裕はないというようなことがされているわけですよね。ですから、本当に、じゃ、突っ込んでそういう検討がされているかというと、決してそうじゃないと思い...全文を見る
○紙智子君 実態としては、水産物に対する影響等をどうやって食い止めるかという、その対応については十分やられていないですよ。  それで、先ほど農水大臣も答えられていましたけれども、TPPで漁業関連産業を含めて就業機会が十万人を超えて失われるわけですよ。大変なことですよ。今、国とし...全文を見る
○紙智子君 これは、復興へのアクセルを踏みながら、同時にTPPでブレーキを踏むと、全く矛盾したことであって、これはもう絶対許されないということを最後に申し上げまして、私の質問を終わります。
06月06日第177回国会 参議院 決算委員会 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  アイヌ政策について質問いたします。  アイヌ政策推進会議の二つの作業部会が先月末に開催をされまして、それぞれ取りまとめを行いました。民族共生の象徴となる空間部会と北海道外アイヌの生活実態調査部会です。詳細は今月の全体会議で報告さ...全文を見る
○紙智子君 非常に切実な問題でありまして、是非具体化を図っていただきたいと思います。  それから、全国調査を政府が去年初めて行ったというのは、これは重要な取組だったわけですけれども、ただ、回答数が百五十三世帯二百十名で、当初は最大で二千世帯を目安にしていたということから見ると、...全文を見る
○紙智子君 以前、一九八八年に東京都が調査をしたことがあって、このときも機縁法でやったんですね。当時は関東ウタリ会の会員十四名が面接の聞き取り調査をやったんです。それで、五百十八世帯で、世帯員数総数で千百三十四名の回答なんですね。この調査で、東京に居住するアイヌ世帯員の総数が推定...全文を見る
○紙智子君 この意見具申の中では、不適切な行政運営の事例ということで、個人給付的事業の対象者の資格審査が民間運動団体任せとなっている例というのを挙げているんですね。こうした点も踏まえて、やっぱり透明性とか公平性ということを確保するということは大事だと思うんですけれども、もう一点、...全文を見る
○紙智子君 国が主体的というふうに言う場合に、やはり認定の枠組みとか基準を作るということがありますし、あとその認定を行うと、この二つの機能をしっかりと行政が行うということだと思うんです。やっぱり、公金支出ということをやる以上、本当に不正が起きてはいけないわけで、やっぱり傷が付かな...全文を見る
○紙智子君 この伝統文化をしっかり学んだ担い手の方をいかに生活あるいは仕事に結び付けていくのかというのは課題なんですよね。  それで、一期生の方にお聞きしたんですけれども、将来、専門の仕事に就けるかどうか分からないという不安を抱えながら懸命に頑張ったということなんです。それで、...全文を見る
○紙智子君 特にアイヌ語の振興ということでいいますと、これ、二〇〇九年二月に有識者懇談会で千葉大学の中川裕先生が述べられているんですけれども、アイヌ語は数百年にわたる政治的、経済的圧迫によって現在の状況に陥らされたと、そこからの回復は十年、二十年で簡単に達成できるものではないと、...全文を見る
06月07日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第12号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今回の農林水産省設置法の改正案は、今まで農政事務所が行ってきた業務を大きく変えるものです。とりわけ、これまで政府米や小麦の保管、管理、安全性チェック及び販売を行ってきた機能が廃止されます。つまり、現在の農政事務所の所掌事務である政...全文を見る
○紙智子君 今の説明だけでは全然納得いかないんです。  二〇〇八年に発覚した汚染米の問題というのは、農林水産省の政府米の管理不備によるもので、非食用として輸入された汚染米が食用に不正転用されて多くの国民の口に入ってしまったということで、農林水産省は安全管理を含めた体制上の問題が...全文を見る
○紙智子君 人件費節約で人が減っているから仕方ないという、これは私はそうじゃないと思うんですよね。やっぱり必要なところには人は削っちゃいけないということがあるわけです。  それと、今お話あったように、受託業者は自己資本金が十億円以上必要ですから、これ大手になるわけですよね。今回...全文を見る
○紙智子君 つまり、合わせると七百二十社ということですよね。だから、受託業者は三社なんだけれども、この三社が再委託する業者は七百二十社にもなるわけです。  加工用、飼料用のMA米が食用へ転用を防ぐというための指導監督、安全管理を民民の契約でやってもらうということなんですけれども...全文を見る
○紙智子君 今説明あったわけですけれども、これはやっぱり事後のチェックについてはそういう形でやれるかもしれないけれども、流通過程の不正や転用を防止するといいますか、そういうことをどうやって防げるのかということについて疑問なんですが、いかがですか。大臣。
○紙智子君 なかなか聞いていて分かったかなというか、よく分かりづらいと思うんですよ。  それで、結局、いろいろなことを今言われたんですけれども、検査は基本的には書類でやるわけですよね。立入検査もありましたけれども、書類が基本的にはそうなっていて、汚染米の事件では、これ検査をした...全文を見る
○紙智子君 だから、民民でやって、これからは同じようにやってもらうと言うんだけれども、やっぱり基本的なところできちっとかかわってそういうことが二度と起きないようにしていくということでは、これ、一体でやっていたことを反省したわけだから、ちゃんとした体制を取らなきゃいけないじゃないか...全文を見る
○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、農林水産省設置法の一部を改正する法律案並びに地方自治法第百五十六条第四項の規定に基づく承認案件に対する反対討論を行います。  反対する第一の理由は、食の安全、安心に対する国の責任を放棄するものだからです。  本改正案は、農政事務所を廃止...全文を見る
06月17日第177回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  東京電力福島原発の事故によって引き起こされた事態に対して、日本の多くの国民が、このまま二十一世紀もこの原発頼みのエネルギー政策を続けていいのかと真剣な模索をしています。福島県が十五日に、復興ビジョンに、原子力に依存しない社会づくり...全文を見る
○紙智子君 もちろん、収束を一刻も早くしなきゃいけないですけれども、しかし、原発事故がもたらす異常さということは、私たち、改めて認識をしなければいけないというふうに思います。  そして、福島の原発事故を受けて、これ、ドイツの国会では、二〇二二年までに現在の十七基の原発は閉鎖を決...全文を見る
○紙智子君 今総理の答弁の中で、自然エネルギーの再生の問題触れました。それはいいんですよ。しかし、触れなかったのは、やっぱり撤退ということについては一言も言われませんでした。  今回、福島が復興ビジョンで、今回の災害で最も深刻な被害を受けた福島の地において、脱原発という考え方の...全文を見る
07月26日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第14号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、法案の質問に入る前に、米の先物取引の市場試験上場についてお聞きをします。  六月にこの問題で我が党として申入れを要請していたんですけれども、大臣からの返事がないまま、七月一日になっていきなり米の先物取引の市場試験上場を認可...全文を見る
○紙智子君 今、細々と理由を述べられたんですけれども、震災に遭って、本当に必死の思いでみんな復興に向けてそこに集中していて、縦覧期間があったというんですけれども、本当に十分なそういう意味では意見交換とか納得できるような話合いができていたわけじゃないと思いますよ。  それから、試...全文を見る
○紙智子君 先ほどの、投機の対象にしていいかということについては答えられていないんですけれども、二〇〇七年から八年のときに、燃油高騰あるいは穀物の高騰で大変な事態になりましたけれども、あのときにも議論になって、やっぱり基本的に生活に直結するようなエネルギーとか食料とか、こういうも...全文を見る
○紙智子君 二重債務の解決の問題というのは、一次補正のときには到底もう緊急のこれだけの対策では間に合わないと、じゃ二次補正でということですごく期待があったんだけれども、二次補正でもなかなか出てこないという経過があったわけですよね。やっぱり、遅れれば遅れるほど復興に向けた体力も失わ...全文を見る
○紙智子君 二次補正の中で水産共同利用施設復旧支援事業と、この中でちゃんとやっていくということでよろしいですね。ちょっと返事を言ってください。
○紙智子君 ワカメの加工に必要な納屋や、百万円すると言われる塩蔵のかまへの支援も必要だというふうに思います。  それから、今瓦れきの回収が作業をやられているんですけれども、一次補正で予算が付けられたけれども底をついてしまうと。それで、八月にはなくなってしまうという話も出ていたわ...全文を見る
○紙智子君 私もずっと浜を回った際に、瓦れきの撤去が、やっぱり撤去しているんだけれどもまだまだあるという話を聞いているわけですよ。  例えば、牡鹿半島のところの浜があるんですけれども、風向きが変わってくると、今まで大分引っ張り上げて取ったと思っていたんだけれども、また流れ込んで...全文を見る
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  肉牛のセシウム汚染問題についてお聞きします。  まず、はっきりさせたいのは、この問題の責任がどこにあるのかということです。  肉牛生産者はよもや給与している稲わらがセシウム汚染しているとは思わなかったわけです。白河で生産された...全文を見る
○紙智子君 つまりは、あれですよね、事故を起こして放射線を放出させた東京電力という責任があるのと、もう一つは、この稲わらの問題でいうと、周知徹底しなかったという点では、やっぱり農水省、国の責任ということがあるわけですよね。それはそういうことでよろしいんですね。
○紙智子君 その責任を認めて、反省してこれからやっていくという話だったと思います。  それで、生産者団体は全頭検査を求めていて、これ当然な要求だと思います。既に県やJAグループなどが自主的にこれを始めているということでもあるわけですよね。これを進めていく上で、もう議論の中で既に...全文を見る
○紙智子君 それから、今回の肉牛のセシウム汚染問題というのは、これはBSEによる肉牛生産に与えた打撃を上回るんじゃないかということも指摘されているわけですが、この汚染牛の国の買上げ、それから出荷停止となっている福島県内の肉牛生産者への餌代の支援、それから子牛の価格の暴落に対する支...全文を見る
○紙智子君 それから、問題は牛の内臓についてなんですね。牛の内臓も筋肉組織と同じようにセシウムに汚染されているわけです。ところが、牛の肉はトレーサビリティーの対象になっているんだけれども、内臓についてはその対象からは外れているわけです。  これ厚生労働省ということになるんですけ...全文を見る
○紙智子君 これ、ずっと分からないまま流れていっていて、それで知らないで食べてしまったら内部被曝ということになるわけですよね。  それで、今お話があったんですけれども、農水省としてもこの流通の内臓のトレーサビリティーを早急に取り組むべきじゃないのかというふうに思うんですけれども...全文を見る
○紙智子君 今、考えていくということなんですけれども、時期的に言うと、じゃ、どの時期でやるのかということなんですけれども、そこまでちょっと。(発言する者あり)そう、急がなきゃ駄目です。
○紙智子君 とにかく国民の健康にかかわる問題ですから、知らないうちにもう食べていたら内部被曝になるわけですから、大急ぎでやっていただきたいということを最後に申し上げまして、質問を終わります。
08月01日第177回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第13号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、総理に伺います。  放射性セシウムに汚染された稲わらが牛に給与され、牛肉から暫定基準値を上回る放射性セシウムが検出され、疑いのあるものを含めて四十六都道府県まで流通した問題というのは国民に大きな不安を与えています。内部被...全文を見る
○紙智子君 時間が短いので、聞かないものに答えないでください。  汚染された肉が食卓に上がらないようにしてほしいと、全頭検査をしてほしい、消費者団体からの要請も上がっています。生産者からも、牛肉の安全、安心の確保のために全頭検査が必要だといって、既に宮城県、それから秋田県、山形...全文を見る
○紙智子君 今の答弁の中で、要するに検査機器や検査料について国が責任を持つということでよろしいですね、確認します。うなずいていらっしゃいますから、そうだと思います。  次に、生産者の被害、これも深刻だと。福島、宮城の出荷停止になった肉用牛は、福島で七万八千二百頭、宮城で九万六千...全文を見る
○紙智子君 今、農水大臣の答弁の中で、この間発表したスキームについておっしゃらなかったですね。簡単に言ってください。
○紙智子君 全頭検査の話、もう終わっているんですよ。ちゃんと聞いたことに答えてください。  政府が発表したスキーム、三つあるんですけれども、そのうちの一つがこれです。(資料提示)信頼回復のための対策スキームというふうになっていまして、これは要するに、スキームそのものを私たちは全...全文を見る
○紙智子君 では、東京電力の社長に今日おいでいただいています。西澤社長に伺います。  それで、今の確認の前に、まずこの問題ですね、放射性セシウムによる汚染の被害の問題について、当然これ東電の賠償責任あると思いますけれども、それについて御認識を伺いたいと思います。
○紙智子君 賠償審査会云々ということじゃなくて、今このスキームが、国が発表したわけですよ、このスキームの中で言われているように、請求されたものは東電が支払をするということでよろしいんですね。そのことについてお答えください。
○紙智子君 話合いをしているということは、受け入れたというふうに理解してよろしいんですか。
○紙智子君 謝罪をされているわけですからね、これ本来、この事故が起こらなかったら起きない問題だったわけですよ。本当に責任があるわけです。  それで私、今話を聞いていておかしいと思うんですけれども、結局、国としてはまだ今話合い途中だと。話合いも決まらないうちから発表されたというこ...全文を見る
○紙智子君 そういただけると思って出しているということ自体が私はおかしいと思うんですよ。発表したのは二十六日でしょう。その時点でどうしてちゃんと合意できていないんですか。ここのところがしっかり確認しなければ、本当に請求されたもの全部行くのかということが宙に浮いちゃうじゃないですか...全文を見る
○紙智子君 いただけるものというふうにおっしゃいましたけれども、じゃ、もう一度社長に伺います。これ、請求されたものについては全額賠償支払をするということでよろしいですか。
○紙智子君 これ聞いていて納得しないと思いますよ。審査会がどうこうという問題じゃないんですよ。今ここに現に社長がいらっしゃるんですから、社長が決断して、全部、全面的にこたえますと、こういう場としてここ設定されているんじゃないですか。もっとはっきりとおっしゃってください。全面賠償い...全文を見る
○紙智子君 総理、最後にお聞きしますけれども、これ、やはり国が、信頼回復のスキームということで国が発表したわけです。そうである以上、東電に賠償責任を果たさせるということでは明言していただけますか。
○紙智子君 今明言をしていただけたものと思います。  やはりこの間、本当に、今回だけじゃないですね、口蹄疫の問題があり、様々なそういう不利益を得ながら……(発言する者あり)時間ですか、なっているわけですけれども、やはり何よりも国民の食の安全、安心のためにも、そして生産者の苦しみ...全文を見る
08月04日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第15号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  米の放射性物質の検査についてお聞きします。  千葉県は、早場米の収穫が八月に行われることもあり、収穫前の米の放射性物質の測定を決めたわけです。農水省も汚染が心配される各都県に打診をして、今十四都県で収穫前の予備調査と収穫後の本調...全文を見る
○紙智子君 流通する前に政府自身が関与して、今それぞれの自主的な中身なんですけれども、政府がやっぱり関与してちゃんと把握できるということが大事だというふうに思いますし、やっぱりこれまた本当に知らないところで流通してしまうということは内部被曝につながることですので、そこはしっかりや...全文を見る
○紙智子君 支援機構法が通ったということも言われたんですけれども、簡単ではないと思うんですね。というのは、請求書を受け付ける東電の側でいいますと、これは指針の範囲しか受けないと。書類の提出だけでもすごく大変だということも出ているわけです。  出荷制限指示などの請求の明細というこ...全文を見る
○紙智子君 これからはもうそういうことではないというふうにとらえていいということですね。  それで、実害部分についてもそういう非常に面倒なことがやられたんだけれども、風評被害ということになるともっと複雑になるんじゃないかと。それで、風評被害の請求に対してまずちょっと最初にお聞き...全文を見る
○紙智子君 今、団体を通じてのものについては払い始められているということなんですけれども、これ農協などに入っていない個人の分はどうなっているでしょうか。
○紙智子君 それはちょっと実態と認識違うと思いますよ。個人の方は請求書も受け取ってもらえていないんですよ。風評被害のやつは受け取ってもらえていないと言っているんです。それで、請求書をどういうふうな形で出すかという、実害のやつはこういう文書出ていますけれども、これすらもないんですよ...全文を見る
○紙智子君 東京電力は、立証責任は被害者という立場なんですけれども、住民に風評被害を立証させようというのは非常に厳しい話なわけです。それで、深刻な放射能汚染の被害をつくった責任というのはそもそも東電にあるわけですから、真摯にやっぱり賠償にこたえていく姿勢を示すべきだと思います。そ...全文を見る
○紙智子君 さらに、被害者に苦しみを上乗せしている事態というのがあるんですよ。これちょっと具体的な話なんですけれども、キノコの農家の話なんです。  原発事故で風評被害を受けて収入が減ったキノコ農家に対して東京電力が、電気料金を滞納しているからということで送電を停止するという通告...全文を見る
○紙智子君 私は、本当に加害者の側がこういう形で、払わないのなら電気切るぞと言うのは本当に血も涙もないというふうに思うわけです。被害を受けた農家から訴えがあったら、送電の停止という通告じゃなくて、やっぱり親身になって相談に乗ってやるというのが本来責任ある企業の姿だと思うんですね。...全文を見る
○紙智子君 キノコを父親の代から受け継いで一生懸命作ってやってこられたわけですよね。それが今本当に停止しなきゃいけないような危機に立たされていて、そういうときに本当に励ましていく、激励していく、逆にですね、そういう対応が必要なのであって、やっぱりこの間、国会で東電の社長さんも直接...全文を見る
08月10日第177回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、北方問題について質問します。  根室海峡周辺海域でのロシア・トロール船による我が国漁船の漁網そして漁具の破損、紛失、流失などの被害の問題は、これは安全操業協定以降毎年起きております。これまでも度々質問をしてきましたし、政府...全文を見る
○紙智子君 今お話あったんですけれども、ロシア側にその都度抗議し、弁償を求めるとか、協定の話合いの際に強く言っているということで、それは当然のことなんですけれども、結果としては、ロシア側からは、確認できないんだといってこれまで一度も弁償されていないんですね。そのために、全ての被害...全文を見る
○紙智子君 実態の把握というだけじゃなくて、こうやって止めているんだということをやっているのであれば、現地の根室を始めとした周辺の方々にもそのことが伝わるようにしてほしいと思うんですね。何かもうやられっ放しじゃないかという不安をますます大きくしているということがあって、そのことに...全文を見る
○紙智子君 煮詰めていく作業というのもあるんだと思うんですけれども、やっぱり一市四町、周りの人たち含めてしっかり意見が反映されるようにしていただきたいということを一言申し上げておきたいと思います。  それと、先日、衆議院の参考人質問で、北対協の融資制度における承継問題についての...全文を見る
○紙智子君 もちろん立法ということでは、議員立法なのでそういうことがあるんだと思うんですが、議員立法だから無関係じゃなくて、やっぱりその担い手をいかに広げていくかという観点で検討していただきたいというふうに思います。  それから次、沖縄の振興について聞きます。  次期の沖縄振...全文を見る
○紙智子君 一九七二年の本土復帰以降、四十年間にわたって、九兆九千億円を投じて沖縄の開発、沖縄振興を行って、道路や空港や港湾やダムなど社会資本整備は進んだんですけれども、その一方で、児童福祉の本土との格差是正が進んでいないという現実があるわけです。  山内参考人は、沖縄振興予算...全文を見る
○紙智子君 沖縄経済の自立のために農業振興も大きな柱だというふうに思います。サトウキビやゴーヤーなどの生産に力を入れてきたわけですけれども、輸送コストが非常に高いという問題がずっと指摘されているわけです。  JA沖縄中央会によりますと、ゴーヤーは経営費の四六%が輸送コストだと、...全文を見る
○紙智子君 沖縄振興対策、これ米軍の問題というのもありまして、基地問題を対象にしていないというのは違和感を感じるわけですけれども、最後、沖縄振興の重要な節目の時期であるということは本当にそのとおりであって、幅広い観点からの議論が必要だというふうに思いますので、衆議院に続いて当委員...全文を見る
08月23日第177回国会 参議院 農林水産委員会 第16号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  放射能汚染から五か月が過ぎました。先週の十九日に、放射能汚染から食品の安全確保と農業生産を守る緊急申入れを鹿野農水大臣に対していたしましたけれども、現場の声を踏まえて質問したいと思います。  十九日に政府は、汚染肉牛が発見されて...全文を見る
○紙智子君 それで、汚染稲わらの管理についてなんですけれども、この汚染稲わらの処理、管理をめぐっては、二転三転して十九日にようやく農水省から文書が出されました。暫定許容値を超える稲わらは、カラースプレーで区別をしてシートで覆って、飼料庫等牛舎の外で保管すると。県の職員は、当該農家...全文を見る
○紙智子君 体外被曝を受けないようにするのは当たり前の話で、やっぱりその掛かっている、やらなくてもいいようなことをやらせてしまうということですから、これに対してはちゃんと、県任せとか農民任せにしないで、国がそれに対して支援をするという形を取ってほしいと思います。  それから、牛...全文を見る
○紙智子君 それともう一つ、出荷先の都道府県の検査体制の強化ということも急がれていまして、宮城も岩手も八割、九割が東京に出荷なんですね。ところが、その東京の屠畜場でも検査できる体制がないと。国は出荷先の自治体と調整すべきであって、そのために必要な検査費用も国が負担すべきだと思いま...全文を見る
○紙智子君 それから、肉用牛の肥育農家の支援対策の問題で、先ほどもちょっと議論になっていましたけれども、喫緊の資金繰りのために畜産関係団体から肥育農家に飼養頭数一頭当たり五万円支援、販売時それから賠償時に返還が求められる仕組みなわけですよね。それで、実質的には餌などに使っていると...全文を見る
○紙智子君 先ほども夜も眠れないという話がありましたけれども、やっぱり精神的に受けたそういうストレスといいますか、体調を崩す人もいるわけで、治療費も掛かったりするわけですし、それからたくさんのやらなくてもいい作業なんかもやっているわけですよ。そういうことを考えると、慰謝料とかある...全文を見る
○紙智子君 仮払い法の枠では二分の一補償ということで、やっぱり国が、国がやっぱり全部賠償して、そして国が東電に請求するという形を是非取っていただきたいと思います。  もうちょっと時間なくなりましたので、循環型の農業に……
○紙智子君 はい。  取り組んできた中で、やっぱりせっかく循環型をやってきたのに、セシウムが入り込んだためにその循環が壊れてしまうし、台なしになるというような声もありますので、こうしたことも含めて、今後しっかり基準も示しながら取り組んでいただきたいということを最後に申し上げまし...全文を見る
08月25日第177回国会 参議院 経済産業委員会、農林水産委員会、環境委員会連合審査会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、法案の質問に先立って、先日の泊原発三号機の営業運転を再開を認めた問題で海江田大臣にお聞きしたいと思います。  この間の経済産業省の対応というのは、これ、やり方においても内容においても営業運転再開先にありきというもので、これ...全文を見る
○紙智子君 今のお話は、三月十一日のあの福島の原発事故を経験して、道民にとっては納得できない話なんですよ。七割の人たちが、やっぱりできればもう原発に頼らない方向に行ってほしいと、そういう願いを本当に強く持っているんですよ。  そして、高橋北海道知事は、保安院だけでなく原子力安全...全文を見る
○紙智子君 これまでの安全神話が完全に崩れ去ったわけですよ。そういう下で、以前の延長線上では納得しないと。福島の事故を踏まえて根本からやっぱりやり直さなきゃいけない。そうしないと納得できませんし、知事の意見を聞いたって言うんですけれども、道民にいかに理解して納得を得るかということ...全文を見る
○紙智子君 時間になりましたけれども、風力だけじゃなくて、ほかのものも含めて、先ほど来の議論を聞いていますと、やっぱりこの電気業界にまだまだ甘いんじゃないかという印象も受けるわけで、そこは、ここが限界と言ったとしても、更にやっぱり必要の中で引き上げるということも是非御検討いただき...全文を見る
10月27日第179回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  TPPについてお聞きします。TPPが我が国と国民にどういう影響をもたらすのか、これいまだに国民には正確な情報が伝わらないままです。与党民主党では学習会が行われたり議論されているようですけれども、肝心の国民への説明責任は果たされてお...全文を見る
○紙智子君 APECまで期限は切らずに、期限を切るということじゃなくということですよね。
○紙智子君 次に、外務省に確認をします。  TPPの基本点についてなんですけれども、TPPのスタートとなったのは四つの国ですよね。シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ、この協定でP4というふうに言っています。あくまでもこのP4協定がベースになって、新たに加盟していくた...全文を見る
○紙智子君 幾つかの例外があると言うんですけれども、即時撤廃ということと、それから十年掛けて外していくとか、そのぐらいの中身ですよね。
○紙智子君 そういうやっぱり曖昧なことを言っていたら駄目なんですよ。やっぱりあくまでもP4の原則を、さっき発展させるというふうに言いましたけれども、それを踏まえているわけですよ。だから、最初から、いや、関税撤廃はやめにしますよと、こんな議論にはならないわけでしょう。やっぱりあくま...全文を見る
○紙智子君 あくまでも原則ということで、P4協定を踏まえるというところが基本にあると思うんですよ。そうでなかったらもうめちゃくちゃになっちゃうわけですからね。もちろんその議論というのはその上に立ってあるわけですけれども、そこを私ははっきり、ごまかしちゃいけない、国民に幻想を与えち...全文を見る
○紙智子君 理屈の上ではあり得るけれども、しかし実際上どうかと聞いたんですよ。  もう一つ聞きますけれども、実際に日本がTPPに加わる場合は、これ仕組みとして、米国議会の同意がなければ入れない仕組みですよね。いかがですか。確認します。
○紙智子君 ですから、理屈の上では離脱もあり得ると言うんですけれども、実際上、アメリカの議会で承認されて入ったと。それを途中で抜けるなんていうことは、もしそういうことになったら大変な事態になるんじゃないですか。政治的にも、それから国際間の信用という問題でも。これは理屈の上ではそう...全文を見る
○紙智子君 今の答弁は全然納得できない議論ですよ。  それで、更に言いますと、TPPの九か国の中で、実はシンガポールもマレーシアもベトナムもチリもブルネイも既に日本とのFTAを結んでいる国ですよね。FTAを結んでいないのはアメリカとオーストラリアとニュージーランドですよ。だから...全文を見る
○紙智子君 ということは、アメリカの要求をのまなければ初めから交渉資格も与えられない可能性もあるわけですよね。  政府の出している想定問答集というのを先ほど山田議員が紹介されて配られていましたけれども、この中身を見ますと、この回答の中で、二番目のぽつのところですけれども、牛肉の...全文を見る
○紙智子君 継続していくという話なんですけれども、いずれにしても、はっきりとそういうふうにはならないんだということは言っていないわけですから、本当にそういう意味ではどうなるかということを含めて先が見えない話になっているわけですよ。  結局、先ほども紹介がありましたけれども、除外...全文を見る
○紙智子君 野田総理自身が高いレベルの経済連携と両立を図るということを言われ、鹿野大臣も参加をしてこれまできた食と農林漁業の再生実現会議、この中で昨年の閣議決定で、包括的経済連携に関する基本方針、この上に立って、高いレベルの経済連携の推進と我が国の食料自給率の向上や国内農業・農村...全文を見る
○紙智子君 ちょっとこれに対するまたあるんですけれども、それはちょっとおいておいて、もう一つ聞きたいのが自給率についてです。  平成二十二年三月の閣議決定で、食料・農業・農村基本計画に基づく自給率五〇%達成を目指すと、これ書いてあるわけですよね。これ自体は、私たちもちゃんと目標...全文を見る
○紙智子君 ですから、先ほどの規模の問題も、いろんな例えば六次産業とかって言ってはおられるんですけれども、大方針がやっぱりこういうふうに二十から三十、あるいは中山間地で十から二十というふうに、大方針としてそういう大規模化の方向に進むということを打ち出しているということは、いやが応...全文を見る
○紙智子君 なぜお会いにならないんですか。
○紙智子君 大臣自身がなぜ会わないのかということを私、聞いたんですよ。副大臣が会っていろいろ話をしているのは私も知っていますけれども、やっぱり直接大臣がお会いになるべきだと思いますよ。  今までだって、例えばC型肝炎とかB型肝炎とかは、訴訟になって、そして判決が出たときには必ず...全文を見る
10月28日第179回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず最初に、普天間基地の移設問題について玄葉大臣にお聞きをしたいと思います。  昨日、沖縄の知事と名護市の市長が参りまして、野田首相と初めて会談をしたと。米軍普天間基地飛行場の辺野古移設に関する日米合意の推進は事実上実行不可能だ...全文を見る
○紙智子君 私は、やっぱり説得する相手が違うと思いますよ。これだけはっきり県民の皆さんが言っているわけですから、そういう意味では、米国に対してこれは無理ですと言って説得しなければならないということですよ。国内の手続にまで口を挟んで、米国の言われるとおりに付き従っていくというのは、...全文を見る
○紙智子君 今の答弁で明らかになったと思うんですけれども、要するに、埋め立ててから検証するという話じゃないですか。県や市と連携してなんて言うんですけれども、まともに沖縄振興局として、国としてかかわって検証しているかといったらそうじゃなくて、聞き取りはやっていますよ、市や県がこれか...全文を見る
○紙智子君 聞いたことに答えていないですよ。私は、大臣に対してこの専門家の指摘をどういうふうに受け止めるんですかって聞いたんです。
○紙智子君 一旦止めて、それで検証してちゃんと結論が出るまで待って進めるというのが本当だと思うんですよ。一方で進めながら、もうどんどんと本格工事入れて、泥を入れていっているわけですから、土砂を、これ、おかしいですよ。  それで、二つのレベルに分けてという話なんだけれども、やっぱ...全文を見る
○紙智子君 とにかく、これ、裁判で審理が始まろうとしているときに埋立てだけはどんどん進んでいくということが本当に妥当なのかと。私は妥当だとは思いませんよ。そういうことはもう絶対許されないと。私は改めて工事を中止すべきだということを重ねて要求しまして、質問を終わります。
11月11日第179回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  APECに参加をされる野田総理に伺います。  TPPの参加交渉について、四十四道府県で今、反対、慎重の意見が上がっています。国民の世論も、八割、九割が説明されていないと感じているわけです。与党の一角である国民新党の亀井代表は反対...全文を見る
○紙智子君 TPPに参加をするということは、全ての農林水産物の関税ゼロ、それを原則とするものです。農水省の試算とシミュレーションでも、関税ゼロになると食料自給率一三%にまで下落をすると。日本の米は九割が輸入米に置き換わり、日本の国土面積の一割に及ぶ百四十六万ヘクタールもの耕作放棄...全文を見る
○紙智子君 アジア太平洋の成長を取り込むと言うんだけれども、これはもう既に何度も議論になって、それはできないということが明らかになっているわけですよ。  それで、この間も度々両立できるようにやっていくんだというお話ありました。しかし、二〇〇七年に、当時、日本とオーストラリアが関...全文を見る
○紙智子君 具体的な中身が全然分からないんですよ、今の話でいいますと。  それで、北海道の道東地域は酪農、畜産の地域なわけですけれども、バターやチーズなどの加工用の原料乳のほぼ全量が外国産に置き換わるんですよ。そして、行き場を失う牛乳は飲用乳として都府県に流れるわけですよ。そう...全文を見る
○紙智子君 全く説明になっていないです。誰も納得できません。やっぱり参加はできないということをはっきりおっしゃるべきだし、私はもう何よりも、今被災して苦しんでいる皆さんがどれだけ懸命になって復興のために頑張っているかと、そのことを潰すようなこのTPP参加は断固として参加しないとい...全文を見る
11月14日第179回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に北方問題からですが、北方四島の新造船がいよいよ来年から交流事業で運航することができるということになりました。船の名前も「えとぴりか」ということで付いたとお聞きします。  それで、私が国会に来たのが二〇〇一年なんですけれども...全文を見る
○紙智子君 よろしくお願いします。  それで、ちょっと二問目はこの次にまたやらせていただくことにして、次、泡瀬干潟の問題について質問をさせていただきます。  前回に続いてなんですけれども、それで今資料をお配りさせていただいていると思うんですけれども、これはラムサール条約の実施...全文を見る
○紙智子君 今お話しいただいたわけですけれども、この泡瀬というのは沖縄本島の中でも大規模な干潟なわけです。多くの絶滅危惧種が生息していて、シギとかチドリ類などの渡り鳥の飛来地として非常に重要な湿地だということです。生物多様性の宝庫というふうに言われているわけです。  それで、も...全文を見る
○紙智子君 ですから、国際的に見ても非常に重要なこの泡瀬干潟を、国内の潜在候補地の中で唯一言わば大規模な埋立てをして今現に壊しつつあるということなわけです。これまでの工事でも、アセスが予測していなかった環境悪化ですとか、あるいは海草藻場の激減、サンゴの劣化ということが既に起きてい...全文を見る
○紙智子君 実際に行かれるということは検討されますでしょうか。
○紙智子君 環境に配慮をしながらという話はよく出されるんですけれども、配慮をしながら埋立てを進めるということは、これはちょっとあり得ないなというふうに思うわけです。  それで、生物多様性国家戦略、これ閣議決定されているわけですけれども、干潟や藻場の保全が言わば政府の目標にもなっ...全文を見る
○紙智子君 繰り返しになると思うんですけれども、環境に、監視しながら進めるという、そこのところが矛盾してしまうわけですよね。  やっぱり琵琶湖は、先ほども言いましたけれども、大臣御自身が質問をしてから十五年たって、今もこの汚濁のメカニズムが解明されていないということで、みんなが...全文を見る
11月30日第179回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第1号
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○紙智子君 まず初めに、この度のタイの洪水被害を受けた方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。  それで、同時に、復旧復興に向けての生活を支える物資の支援やあるいは医療面での援助など、国際機関やNGOなどとも協力しながら進めていくことや日本の技術を生かすことも重要だという...全文を見る
○紙智子君 時間がまだありそうなので。  これを読んでいて疑問に思ってちょっとお聞きしたいんですけれども、六十七ページにあります日経新聞の記事なんですけれども、タイは頻繁に洪水災害に見舞われていて、治水対策の必要性が長年にわたって指摘されていたと。一九九〇年には日本のJICAが...全文を見る
12月02日第179回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第8号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  復興特区法案の、特に漁業法の特例の問題で質問いたします。  漁業法についてですけれども、漁業管理制度の意味と必要性と、特定区画漁業権の優先順位の第一位が漁協に免許されている理由について最初に御説明を願います。
○紙智子君 そこで、漁業権が設定されている海域というのは浜から何キロまでのところですか。御説明願います。
○紙智子君 いろいろ凸凹はあるけれども、大体押しなべて三キロ程度のところの区域ということだと思います。そこを超えて、その先になると、これは許可漁業の海域になると思います。  今回の被害では二万隻以上の船の被害が出たわけですけれども、言わば地先三キロエリアで二万隻もの船が操業して...全文を見る
○紙智子君 実際の調整を図るということでいうと、そういう公的責任を、非常になかなか大変であるということだと思うんですが、コストや人手が掛かるということもありますよね。
○紙智子君 そうですね。人手が掛かり、それに関してのコストも含めて掛かるし、公的に見ても、やはり具体的にそういう詳しいことを含めてよく現場が分かっている漁協がやることがより合理的ということでそういうふうになったんだと思います。国が、そういう意味では、本来やればいいところをそういう...全文を見る
○紙智子君 一般的には優位するものじゃないというんですけれども、しかし枠としてはそういう可能性をつくるということになるわけですよね。  私、今の説明を聞いていても理解できないんですけれども、現行法をもう一回見てほしいんです。現行法十八条がありますけれども、この現行法十八条では、...全文を見る
○紙智子君 知事がそういうふうに強力に言っているというのはあるんですけれども、漁業者は求めていないということもあるわけですよね。そういうところは非常に、なかなか納得しかねるということであります。  次に、漁業権を設定する流れ、手続についてなんですけれども、知事は、漁業法の十一条...全文を見る
○紙智子君 浜が混乱しないように漁協の同意を得るということをやりますか。
○紙智子君 漁協の確認も得るということでよろしいですか。
○紙智子君 漁協も含めてというふうに思われているというふうに受け止めてよろしいですよね。  それで、加えてなんですけれども、この漁業権を法人が取得した場合に、今まで漁業権を取得していた漁協がどうなるかということや、それから漁業権を得て漁をしていた漁業者が職を失うんじゃないかとい...全文を見る
○紙智子君 知事が最終的に決断を出せば、決まってしまうわけですよ、いろいろな意見を聞いたとしてもね。知事の判断でやるということになりますと、中には雇用できない、失業してしまうという人も生まれかねないという可能性は否定できないというふうに思うんですね。  私は、最後になりますけれ...全文を見る
○紙智子君 離職者を生む可能性もあるということでは、私はこの条文は削除すべきだということを申し上げて、質問を終わります。
○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、東日本大震災復興特別区域法案に対する修正の動議を提出します。  日本共産党は、復興は被災者が主役であり、暮らしとなりわいの再建こそその土台であると主張してきました。今回の大震災では、地震、津波、原子力災害という甚大かつ深刻な被害が広範囲に...全文を見る
12月08日第179回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  野田総理にお伺いします。  福島で、安全宣言を出してから一か月を経て暫定規制値を超える放射性セシウムに汚染された玄米が発見されたということで、現地は大変なショックを受けています。国と県の指示どおりにやったのに涙が出ると、そして、...全文を見る
○紙智子君 三月十一日の前までは、これ日本は原発の安全神話に基づいていますから、事故は起こらないと、これが前提になっていたわけですよ。それで結局、食の安全基準も作っていなかったですし、放射性物質の検査体制も、それから食品の検査機器もなかった。事故が起きてから急遽、これは研究用のも...全文を見る
○紙智子君 今、限界があったということをお認めになりましたけれども、この間、農水省として増やしてきたのはゲルマニウム半導体のこの検出器で、国内用で二十二台、輸出用で十九台ですよ。そしてそれも、国内の体制も不十分なのにもかかわらず輸出に重きを掛けて、それで国際部のこの部長通達では、...全文を見る
○紙智子君 ちょっと、総理、総理もお願いします。
○紙智子君 私は、国がちゃんと買い上げるべきだと思いますよ。そこをやっぱりやって、国が東京電力に出してもらうということをやるべきですよ。それと、生産者には何の責任もないんですから、これは絶対に負担させることはあってはならないということを強く申し上げたいと思います。  それからも...全文を見る
○紙智子君 狭めるようにということを言いましたけれども、やるんですか。そのことについて、ちょっと、最後は総理にちゃんと答えていただきたいと。  検査体制については、広くて擦り抜けたということがあるわけですから、これはちゃんと狭めてやるということや、きちっとした万全の体制を取ると...全文を見る
○紙智子君 いえいえ、最後、総理で結構です。
○紙智子君 終わります。
12月08日第179回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉参加に向けた関係国との協議に関する決議案に反対の立場から意見を表明します。  本決議案は、TPP交渉参加に向けた関係国との協議を行うことを認め、それを前提としていますが、我が党は、TPP交渉参加に向けた関係国との協議に反対す...全文を見る
12月16日第179回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。今日は、参考人の皆さん、ありがとうございます。  最初に、知事に伺います。  跡地利用の推進についてなんですけれども、沖縄の基地については、国際法に違反して戦争の最中にまさに銃剣とブルドーザーで強制的に収用されて造られたと。そういう...全文を見る
○紙智子君 今、もう一つ、新たな跡地の利用に関する法律において、基本理念の中に国の責務を明確にすることについても大事なんじゃないかと思うんですけど、その辺のところ、ちょっとまだ今お答えになっていなかったので。
○紙智子君 もう一点お聞きしたいんです。  実は、私、泡瀬干潟の埋立事業の問題ではこの間度々質問をさせていただいていて、特にその災害対策についてなんですね。それで、委員会でも取り上げてやってきた埋立地の災害対策で、その埋立地が津波防災から見ると適地ではないんじゃないかと。そして...全文を見る
○紙智子君 あともうちょっと時間があるようなので、もう一つお聞かせ願いたいと思います。  先ほどもちょっと出ていたんですけれども、沖縄経済の自立のために農業振興というのは非常に大事な柱だということを知事も言われたんですが、輸送コストの問題で、ゴーヤーはその経費の四六%も掛かると...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。
12月16日第179回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。私もTPP問題について質問いたします。  政府は十三日に、首相官邸で環太平洋戦略的経済連携協定の交渉参加に向けた初の関係閣僚会合を開いて、ここで米国など関係国との協議に臨むための内閣官房に新たに三つの省庁横断チームを設置することを決め...全文を見る
○紙智子君 野田総理は、十分な国民的な議論を行った上で、あくまで国益の視点に立って結論を得るというふうに言っているわけですけれども、この十分な国民的な議論がなければ、これをされなければ結論は出ないということになるわけですけれども、そういう理解でよろしいでしょうか。
○紙智子君 十分されないというふうに国民が感じているということになれば、これはなかなか結論出せないということですよね。
○紙智子君 TPPについては、もう改めて言うまでもなく、農業者、漁業者、林業関係者、それから地域的に見ても北海道を始め四十四道府県、ここで反対の意見書が採択されていますし、さらに日本医師会、労働団体、消費者団体も反対を表明していると。  ですから、一方通行じゃ駄目なんですよね。...全文を見る
○紙智子君 それで、情報をきちっと提供するという話なんですけれども、この情報提供についても、外務省がこの間、関係閣僚会議に提出した資料について出してほしいというふうに要求したわけですよ。ところが、もうほとんどゼロ回答に近い。ホームページに載っていますといって出してきたのは何かとい...全文を見る
○紙智子君 だから、できる範囲でという話なんですけど、これ読んだって分からないですよ、中身は。項目だけなんですから。  会合と交渉の全体像でいうと、投資、サービス、原産地規則だとか知的財産分野、開会されて、市場アクセスに関する二国間の協議も行われたと、二百人集まったと、これだけ...全文を見る
○紙智子君 言葉の上でしっかりと情報公開をしてと、国民的な議論をしてというふうに言葉だけ言ったって駄目なんですよ。もう本当にこういう具体的なところから分かるようなものを出していただかないと、協議段階においても何のためにじゃ協議しているのかということになるわけですから、これはきちっ...全文を見る
○紙智子君 私は農水大臣に農水大臣が考える国益を聞いたのであって、客観的に大体こういうふうに理解されるという話じゃなくて、鹿野農水大臣が国益をどう考えているのかということを聞いたわけですよ。  それで、もうちょっと具体的に聞きますけれども、TPPは例外なき関税撤廃が原則だと。そ...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、そういう国益を損なうという事態に対して、それを上回るような国益というのはあるんでしょうか。
○紙智子君 それぞれの国の生き方というふうに、農水大臣はすぐ後ろに引いて言われるんですよ。そうじゃなくて、日本が、そしてしかも農林水産省に責任を持つ農水大臣がやっぱりそういうことに対する考え方というのをちゃんと持っているのが本当だと思うんですよ。  それで、結局、実際に日本の中...全文を見る
○紙智子君 野田総理は、ですからそういうことを、先ほども外務省の方も国益を守る立場でと、そこを強調するわけですけれども、その中身をどういうものかということをはっきりさせていくということは、農水大臣の立場からいっても大事なことなわけですよ。まだ交渉に参加していないんだと、だからそれ...全文を見る
○紙智子君 野田総理は結局、私は、非常に野田総理の取っている態度というのは極めて問題だと思っているんですけれども、これ日米首脳会談でさきに約束したことをその約束どおりに進めようというふうにしているようにしか見えないわけですよ。  特に、以前から、例えばBSEの牛肉の問題について...全文を見る
○紙智子君 終わります。