紙智子

かみともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

紙智子の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月31日第180回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初にお願いしておきますけれども、時間が十分間ということですので、御答弁簡潔にお願いをしておきたいと思います。  TPP参加に向けた事前協議をめぐって野田総理にお聞きします。  総理は、TPP交渉参加については、国民にきちんと...全文を見る
○紙智子君 昨日の本会議の答弁と同じものを読み上げているだけだと思います。今の答弁ですと、APECのときにあなたが明言をされたきちんと情報公開をするという約束、これ果たせないということじゃありませんか。  そして、相手が出せない情報というのは、日本にとってはこれ不利なことですよ...全文を見る
○紙智子君 外務省流の理屈だと思いますけれども。  これは、大事な情報を隠したまま交渉を進めれば必ず矛盾を来すことになるんですよ。  韓国で、米韓のFTAを締結をして、これ批准に至る過程でも、議会にもそれから国民にも明らかにならない部分があったわけですよ。そういう中で今、大統...全文を見る
○紙智子君 日本と無関係じゃないんですよ。  だって、先日、総理、バーシェフスキー元米国の通商代表は、これ日本経済新聞のインタビューで何と言っているかというと、日本との関係では韓国から引き出した以上の譲歩を求めたいと、こういってコメントしているんですよ。にもかかわらず、その中身...全文を見る
○紙智子君 私も読みましたけれども、驚くべき中身ですよね。  今一部触れましたけれども、日本への要求というのはあらゆる分野にかかわっていますよ。そして、例えばその中でも、今紹介ありましたけれども、全米精米連盟は全ての米の関税をなくして残留農薬検査についても緩和すべきだということ...全文を見る
○紙智子君 断固として守るというふうに言っていただきたかったんですよね。なぜそこを言えないのかと。私は、抽象的なことではこれ終わらない話なわけです。  結局、米国の多国籍企業が日本の農産物の関税の撤廃だけじゃなくて非関税障壁も含めてこれ撤廃を要求していると、さらに政府調達や保険...全文を見る
02月15日第180回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第1号
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○紙智子君 今日は三人の参考人の皆さんありがとうございます。最初に、森参考人からお聞きしたいと思います。  私も、実は一昨年前にODAの調査でベトナムとそれからカンボジア、ラオスというふうに行きまして、まさにメコン流域のところの水をろ過して、飲める水にしていこうということでの事...全文を見る
○紙智子君 はい。  そういうのもあるので、そういう中でその課題となることというか、その現状と課題についての御意見を伺いたいということが一つです。  それと、山田参考人と竹谷参考人には、ゲリラ的豪雨ということで、今和歌山の話もありましたけれども、結構あちこちで起こってきていて...全文を見る
02月22日第180回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  参考人の皆さん、今日はありがとうございます。  私、最初に清水参考人にお聞きしたいと思うんですけれども、中央アジアの水問題ということで最初にいただいたこの資料の中に書いてありますけれども、その七ページに、「水を巡る今日の問題で注...全文を見る
○紙智子君 ちょっと先ほど時間がなくてお聞きできなかったんですけど、窪田参考人にお聞きしたいんですけれども、実は去年、調査会でこの場所に沖大幹先生に来ていただいてお話聞いたことがあったんですけど、その中で化石地下水を利用し続けることは深刻な問題をはらむという話がありまして、窪田参...全文を見る
02月29日第180回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子です。  三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  最初に、服部参考人にお聞きします。  ヴェオリア・ウォーター・ジャパンの役員をされておられるということで水戦略は詳しいと思うんですけれども、それで、この資料の中で、ヴェオリア・ウォーター...全文を見る
03月15日第180回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は泊原発について質問いたします。  枝野大臣に質問いたします。  三月初めに北海道新聞が道民調査を行いましたが、ここでは、停止中の泊原発一号機、二号機の再稼働について、認められないというのと現状では認められないを合わせます...全文を見る
○紙智子君 この調査では大多数が極めて慎重であるということです。  それで、現在、泊原発の耐震安全性の評価で、経済産業省として、これ北電に対して海域の活断層の連動性などについての再評価を指示しています。なぜそういうふうにすることになったのか、お話し願います。
○紙智子君 ちょっと今の説明だと分かりづらいんですね。もう少し中身についてかいつまんで分かりやすくお話ししていただきたいと思います。
○紙智子君 この今の指摘というのは、正確にちょっと確認したいんですけれども、いつ専門家の皆さんから指示をされたものですか。
○紙智子君 ということになりますと、結局、去年の二月の時点でその指摘を受けて、北電も政府も知っていたわけですよね。それをやらなければ危険だということを指摘されていながら、結局、八月の十七日、プルサーマルの泊三号機の本格運転に移行したということなんですか。
○紙智子君 個々別々に活断層について評価していたものをつなげて評価しないといけないということが提起されながら、結局、そのことについて直ちに取り組まなければいけないのに、横に置いたまま、若しくはその提起がありながらまだそのことについての結論が出ないまま、三号機の稼働にオーケーを出し...全文を見る
○紙智子君 政府は、ストレステストの結果を踏まえて、総合的に判断して再稼働の判断をするというふうに言っているわけですけれども、そもそもストレステストというのは机上の計算ですよね。活断層の連動など、抜本的な地震対策は含まれていないんじゃないですか。
○紙智子君 そのバックチェックなどを含めてやったら安全になるというふうに大臣はお考えですか。
○紙智子君 ストレステストを一、二やってバックチェックをやったら、それでもう安全だというふうになれば、これは新たな安全神話を生み出すことになると思いますよ。まだ福島の事故の原因すら解明されていないわけですから、そこは固く申し上げておきたいと思います。  それで、泊原発においては...全文を見る
○紙智子君 これまでやられてないんですよね。  やっぱり、繰り返し言いますけれども、やらせの問題の不信というのは今も本当に強いわけですよ。ですから、改めて、今第三者も含めてとおっしゃいましたけれども、ちゃんと公開の場でやるように重ねて要求しておきます。  次に、大間原発にかか...全文を見る
○紙智子君 今の現状がどうなっているにせよ、これ中止になっているわけじゃありませんから。それで、長い間、大間原発についてはずっと議論されているわけですね。動いていないとはいっても議論されているわけですよ。それで、住民は大変大きな不安にさらされているわけです。  そういう中で原発...全文を見る
○紙智子君 函館の市長さんのことについては、是非大臣から電源開発に対して言っていただきたいということを最後に申し上げまして、質問を終わります。
03月21日第180回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私は、初めに領土交渉について玄葉大臣にお聞きします。  ロシアの大統領選挙でプーチン氏が当選をされて新政権がスタートをすると。それで、プーチン政権になればこの領土問題の解決に進むかのような話ですとか、あるいは、先ほども議論の中で...全文を見る
○紙智子君 その中身について注視してというようにおっしゃいましたけど、この列挙している中のヤルタ協定ですね、これは、アメリカ、そしてイギリス、ソ連が秘密のうちに言わば千島の引渡しを合意したものです。そして、それは国際法に照らしても領土不拡大の原則に反すると。こういうことをやったが...全文を見る
○紙智子君 キャンプ桑江に残されたPCB含有のコンデンサーが、これ三百三十八台、この処理費用と運送費、それから恩納通信所の跡地ですね、返還された、恩納分屯基地に残されて、まだこれ処理されずに保管してある、保管中のPCB汚泥は何トンですか。
○紙智子君 今お話しのように、この返還基地のPCB等の汚染、汚泥が合わせて三百二十二トンと。  それで、環境省に今度お聞きしますけれども、PCB処理は政府が全額出資したJESCOを設立をして処理をさせているわけですけれども、このJESCOのPCB汚泥の処理費は幾らでしょうか。そ...全文を見る
○紙智子君 沖縄の米軍基地のPCB汚泥というのは北九州事業所で処理をすることになっているわけですけれども、このPCB汚泥の量というのが三百二十二トン、北九州事業地域で処理する総量というのは五百十八トン、ですから六割占めるわけですよね。それから、費用を単純計算しますと、これ三百二十...全文を見る
○紙智子君 そういうことが言われるんですけれども、しかし、米軍基地の土壌汚染というのは過去にも繰り返し問題が起きているわけですよ。そのたびに米軍に処理を求めてきた経過があるわけです。ところが、その後も返還前の汚染状況を政府は把握せずに、跡地からは続々と汚泥が、汚染が見付かっている...全文を見る
○紙智子君 もう今お聞きのように、結局、大臣、全然これ入って把握するなんていうこともやっていないわけですよ。それで、現在も政府機関としてはこの汚染実態を把握していないと。宜野湾市に聞いたんですね、宜野湾市に聞きましたら、土壌調査を申し入れても米軍は認めないと。普天間基地で〇九年に...全文を見る
○紙智子君 やられていないですよね。だから、本当にその判断も米軍の側に任されているという状況がありますし、実際に入れるのは、私たちも調査に行ったときに現地で話になりましたけれども、お墓があるんです、普天間の基地の中に、お墓については年に一回だけ。それも、向こうが工事しているときに...全文を見る
○紙智子君 かつて一九七三年のときには、恩納村でPCBが出たときには立入調査したことあるんですよね。だから、本当にそこは是非立入調査、事前にですね、やるように、そのことを強く求めていただきたいということを、最後、玄葉大臣、ありますか。
○紙智子君 終わります。
03月22日第180回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  畜産物価格の問題についてまずお聞きします。  私ども日本共産党として三月の二日に大臣のところにこの畜産物価格問題について申入れをいたしました。それで、この中で、日本の畜産、酪農経営の現状が、飼料価格や灯油、軽油価格の高止まり、そ...全文を見る
○紙智子君 畜産、酪農経営について見ますと、経営に直接影響を与える燃料の価格は、円高にもかかわらず、ガソリン価格でいうと、二〇一一年、去年の一月で百三十六・七円、それが今年三月で百五十・九円、かなり上がっているわけです。それから、軽油も同様に、百十七・三円だったんですけれども、百...全文を見る
○紙智子君 是非、途切れることなく、どういう形でやっぱり元気付けられるかということで工夫を考えていただきたいと思います。  それから、大雪の被害の話は先ほどもありました。北海道を始め全国各地で深刻な被害なわけですけれども、被害金額で、北海道でいいますと全体で十九億三千四百万円と...全文を見る
○紙智子君 堆肥の施設。
○紙智子君 とにかく、やっぱり壊れてしまったら罰則になってしまうと困ると、それはちゃんと。
○紙智子君 是非徹底していただきたいと思います。
○紙智子君 それから、酪農家が心配しているのは、酪農ヘルパー事業の円滑化事業が、これ二〇一三年度で終了してしまうということなんですね。まだ間があるだろうというんですけれども、酪農家の皆さんにしてみたら、やっぱり非常に不安なわけです。  それで、社会生活を営む上でヘルパーを必要と...全文を見る
○紙智子君 自立的なという言葉があるんですけれども、実態は、本当に大変な中で結局基金を出し合ってやりなさいという話ですよね、自分たちで。だから、今取り崩してだんだんなくなっていったら後は、この後はもう自分たちで自立的にやりなさいという話だと思うんですけれども、そういうことでは、や...全文を見る
○紙智子君 これは私は本当に責任が重いと思うんですね。そういう国としての取っている政策によってやっぱり展望を失わせているということの責任というのは本当に重いと思うんですよ。  そして、三月八日の日本農業新聞で、これは外務省幹部が民主党経済連携プロジェクトチームの会合で、交渉に参...全文を見る
○紙智子君 承知していないということなんですけれども、民主党の中のPTの中でこういうことが議論されているわけですから、私はやっぱりこれ絶対許せないことだと思っております。ですから、この後の質問に移りますけれども、これはもう本当にはっきりさせていきたいというように思っております。 ...全文を見る
○紙智子君 大臣。
○紙智子君 丁寧に話し合ってということで言われるわけなんですけど、ただ、大方針としてこういう方向で行きますよということになると、いずれやっぱり収れんされていってしまうということを避けられないんじゃないかと思うんですよ。  それで、この間この委員会で六次産業化で頑張っているところ...全文を見る
○紙智子君 ただ、戸別所得補償の経営安定推進事業でやっていくということなんですけれども、ここでマスタープランを作成して農地の集約協力金を出して推進しようという話ですよね。  それで、農地の集約協力金でいうと、ここは、例えば小さな〇・五ヘクタール以下のところ、ここは三十万円、〇・...全文を見る
○紙智子君 よく話し合ってって、話し合うということをもう本当言われるんですけれども、でも実際に、結局は、その話合いの場に農水大臣が行ってそこで話合いに加わってやるというわけではなくて、やるのは市町村がその場を設定してやるんだと思うんですよ。結局市町村が言わば進めるとなると、国が決...全文を見る
○紙智子君 私は、やっぱりこの政策というのは、大臣は、TPPに参加しようとしまいと関係ないと、農業の再生のためにやるんだというふうに言われてきたわけです。  でも、この基本方針、基本計画、これを読みますと、初めにというところでは、我が国の貿易、投資環境が他国に劣後してしまうと将...全文を見る
○紙智子君 今全国でTPPに参加するなということでの運動が広がっています。  例えば、日本医師会も三月十四日に記者会見をして、正式に日本が参加することについては全面的に反対するということでの発表をいたしました。それから、滋賀県では、九十二団体、二百七十九人が参加して県民会議がつ...全文を見る
03月26日第180回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○紙智子君 三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  最初に、北谷町の野国町長さんからお聞きしたいと思います。  さっき御説明もいただいたんですけれども、跡地利用の問題では、これまでSACOの最終報告で返還合意されたキャンプ桑江は九十九ヘクタールだったわけですけれども、...全文を見る
03月26日第180回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  TPP問題について質問いたします。  野田総理、今、農業団体だけではなくて、医師会、有識者の皆さんの間からもTPP参加に向けての懸念が広がるばかりです。TPP事前協議参加の表明に際して、関係各国との協議を開始し、各国が我が国に求...全文を見る
○紙智子君 ところが、このTPP交渉の責任者である古川大臣は、民主党の経済連携プロジェクトチームの会議において、経済連携協定が国益にかなうか否かについては交渉結果によるものだと、交渉が妥結した後で最終的には国会に協定の締結をするか否かの判断をいただくことになると。この協議の段階で...全文を見る
○紙智子君 私のところにある資料を見ますと、どう読んでもこれはTPPに関して今の趣旨で言っているんじゃないかというふうにしか読み取れないんですよ。まあそれはそのままで、この後またいろいろやりますけれども。  次に、総理にお聞きします。  時事通信社の配信によりますと、二十四日...全文を見る
○紙智子君 なかなか理解し難い発言なんですけれども、国民には繰り返し、情報を収集して十分な議論を踏まえて結論を得るというふうにおっしゃっているんですけれども、やっぱり早く参加を決めたいと、この思いがやっぱりにじみ出ているんじゃないかというふうに思うわけですよ。  それで、三月一...全文を見る
○紙智子君 さきの文書の中では、さらに、包括的自由化がTPPの原則であり、全品目の関税撤廃を目指して交渉を行っているんだというふうにはっきり言っているわけですよ。  ですからこれ、これまで総理は守るべきは守るというふうにおっしゃってきたわけで、じゃ、米はこの関税撤廃からは外れる...全文を見る
○紙智子君 米については外れるんですか。それについてはっきりとおっしゃってください。
○紙智子君 今の、全然曖昧な答弁だったんですけれども、現実には何が起きているかということですよ。  それで、大手スーパーの西友が三月十日から輸入米を国産米の三割安で販売を始めました。元々これ輸入米として、ミニマムアクセス米というのは国産米に影響を与えないと、こういう約束で七十七...全文を見る
○紙智子君 もう一度、ちゃんと質問の意味に答えてください。  今実際に起こっていることは御存じだと思いますけれども、こういうやり方でどんどんスーパーの店頭に持ち込まれていったら、日本の米はもろに影響を受けるんじゃないですかと。
○紙智子君 いや、だから、今までは百トン、せいぜい百トンですよね。やっぱり市場を、影響を与えないということで、実際に店頭販売するというのはごく僅かだったわけですよ。それが、今回いきなり千トンになり、今十万トンの枠とおっしゃいましたけど、これまでは加工用だとかいろんなところに回され...全文を見る
○紙智子君 この事態を見て全国の生産者の皆さんがどんな思いでいるかと思いますよ。だって、さんざんWTO移行のとき約束したんですから、もうミニマムアクセス米にして決して市場を侵すようなことをしませんと、影響を与えませんと、もう固くそのことは繰り返し繰り返し言われてきたんですよ。それ...全文を見る
○紙智子君 だから、及んでいるそういう現状認識について、やっぱり真剣に受け止めていただきたいと思うんです。  総理、センシティブ品目に配慮するというふうに言うんですけれども、こういう事態ですよ、現実に。実際に進みつつあるということですよ。農家や医師会などがこの間心配したとおりの...全文を見る
○紙智子君 医療保険の話は議題に上っていないと言うんですけれども、これは日本に対して刺激を与えないために抑えているということだってあるわけですよ、新聞報道によりますとね。実際に国民皆保険制度は守るんだというふうにこの間総理言われましたけれども、その形は残しながら、混合診療という形...全文を見る
○紙智子君 そういうことは今、表向きはそういうふうになっていますけれども、これから先の心配というのが非常に大きいわけですよ。薬価の問題なんかも結局、ジェネリック医薬品については価格をとにかく安くならないようにするために、いろいろその相談をめぐっては、アメリカの薬剤の関係の皆さんは...全文を見る
○紙智子君 なかなかこれは国民の皆さんも理解できないと思いますよ。  それで、この間、各地で説明会ですとかシンポジウムをやられていますけれども、肝心要の聞きたいことに答えていないというのが現場からの批判なんですよ。ですから、本当にそういう意味では、結局国民に理解得ないまま進めよ...全文を見る
03月27日第180回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  沖縄の主要作物であるサトウキビの生産について質問します。  昨年は、春先の低温と、それから五月から八月にかけての度重なる台風被害で、沖縄県のサトウキビの生産量は復帰後で最低となったということです。八十万トン以上が、通常で八十八万...全文を見る
○紙智子君 もちろん対策としてはないよりあった方がいいんですけれども、それでもまだまだ厳しいというのが現地の声なんですね。それで、生産農家は高齢化している上に甚大な被害を受けたということで、交付金の引上げも必要なんですけれども、今年一月に現地に行きまして、現地で大体平均の年収って...全文を見る
○紙智子君 次に、川端大臣にお聞きします。  この沖縄におけるサトウキビの重要性について大臣の御認識はいかがでしょうか。
○紙智子君 この一月に私たち行ったときにも、改めて非常に印象に残ったのが製糖工場の社長さんの話で、サトウキビという作物は、これは優れた作物なんだと、すばらしいものなんだと。つまり、一〇〇%使えるという話ですよね。しかも、ずっと作り続けることで地力を維持することができると。いろんな...全文を見る
○紙智子君 当委員会でも参考人質疑のときに知事自身が、壊滅的な打撃を受けると、もしTPP参加となったら。  そういう意味では、ほかに代替できないものとして、断固としてやっぱり守り抜くという立場で頑張っていただきたいと、主張していただきたいということを最後に申し上げまして、質問に...全文を見る
03月28日第180回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、沖縄の農業への国の支援強化について質問いたします。  衆議院で川端大臣は、沖縄において農業の振興は極めて大事だとして、国の支援について、資金の確保と同時に、農業者その他の関係者に対する専門的、技術的な助言、指導、その他の援...全文を見る
○紙智子君 研究機関が独法化されたのでもう短い期間で成果を出さなきゃいけないという、そういう環境も厳しいというのはあると思うんですけれども、しかしやっぱり沖縄のカンショを他地域へも出せるようにということを考えると、この問題というのは本当に解決しなきゃいけない問題と思いますので、是...全文を見る
○紙智子君 全国的な制度がありますが、さらに地域限定の通訳案内士制度が設けられたのはなぜなんですか。
○紙智子君 今、六道県とそれから沖縄もそれがあるんだというふうに聞いていますけれども、沖縄県は地域限定の制度もあると。語学、歴史、地理、一般常識、これらを試験によって水準を担保しているわけです。それを今回、クルーズ船でやってくる大量の中国人旅行者らに対応したいということで、沖縄県...全文を見る
○紙智子君 沖縄の歴史や社会や豊かな自然などに精通したガイド、試験できちんと水準を担保された人材が観光振興を担っていくというのが大事なんじゃないかというふうに思うんです。  沖縄県は留学生の在留資格の要件緩和まで要求しているんですけれども、仮に中国人留学生などにこの特例案内士を...全文を見る
○紙智子君 川端大臣に伺いますけれども、この改正案について言いますと、観光地形成促進地域をつくって観光施設整備の高度化を図ると、それに通訳案内士の規制緩和が主要施策になっているんですけれども、もっと沖縄の自然環境のすばらしさに着目した、質の高さをしっかりと追求する必要性があるんじ...全文を見る
○紙智子君 同じような観光施設が競合し合ったりとか、あるいは開発で貴重な自然が失われるということのないように目配りをしていただきたいと思います。  次に、防衛省にお聞きしますけれども、基地の跡地の原状回復の問題です。  衆議院での修正によって、土地区域の全部について支障除去の...全文を見る
○紙智子君 返ってきた後にまた出てきて市町村に迷惑掛けないようにしていただきたい、万全を尽くしてほしいというふうに申し上げます。  次に、公有地の優先取得に関連してなんですけれども、国有地の無償譲渡、無償貸与についてです。  公有地の優先取得は町づくりに非常に重要で、先日も参...全文を見る
○紙智子君 これまでの実績というのはありますでしょうか。
○紙智子君 沖縄振興開発法の時代の一九七五年に一件なんですよね。他の法令と比較しても少な過ぎるというように思うんです。使い勝手が悪いのか、何が原因なのかをよく分析をして、是非市町村の要望に積極的にこたえていただきたいと思います。  それから、この議論の最後に大臣にまたお聞きしま...全文を見る
○紙智子君 それでは最後、玄葉外務大臣に伺います。  まず最初に、先ほどもちょっと議論になっていました普天間の基地の問題ですけれども、固定化は絶対しないというふうにさっきおっしゃっているんですけれども、今、一日も早く返還して跡地の問題どうしようかと活用の問題を検討しているときに...全文を見る
○紙智子君 総量も把握されていないんですか。  沖縄県の知事公室基地対策課が発行しているもので、「沖縄の米軍基地」、二〇〇八年の三月、ここでは、米軍によると、二〇〇二年八月現在、沖縄県に保管されている米軍関係のPCB廃棄物の総量は約三百六十トン、使用中のPCB含有機器の総量は推...全文を見る
○紙智子君 毅然とした態度で強く言わないと、ただ協議というだけじゃなくて、やっぱりちゃんと持ち帰ってほしいということで日本がはっきりと言うべきだというふうに思うんですよ。  やっぱり地位協定があるからということで、持っていってくださいと言われれば、それはなかなか厳しいということ...全文を見る
○紙智子君 この論文では、軍事政権が長く続いた韓国では、基地問題が日本で以上にタブー視されてきたために軍事環境問題の取組というのも遅れざるを得なかった側面があると。軍用機の騒音を見ても、対応が遅れに遅れている分野もあります。しかし、この基地汚染に関しては、僅か十年ほどで日本よりも...全文を見る
○紙智子君 言葉だけじゃ駄目なんですよね。やっぱり毅然とした態度を取らないから、この間、逆にグアムの移転でも、米軍が、これ米国が負担すると最初していた訓練施設の建設費用も肩代わりを言われることになってしまうわけですから、きっぱりとやっぱり拒否をするということで、毅然として示してい...全文を見る
03月28日第180回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  最初に、ちょっと質問の順番を変えます。それで、最初に有明海の漁業と諫早干拓事業についてお聞きしますけれども、今日は、是非、大臣の考えをお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。  それで、まず漁業被害についてなんですけれ...全文を見る
○紙智子君 短くお願いします。
○紙智子君 いつも八割方回復とかという話するんですけど、平均的に言わないでほしいんですよね。やっぱり個々それぞれの地域で全然差がありますし、その漁業者の皆さんの被害状況を是非御覧になっていただきたいと思うんですよ。  それで、昨年改正された有明海などの特別措置、第二十二条、漁業...全文を見る
○紙智子君 可能性については、今ずっと検討されているということでよろしいんですか。共済制度だけじゃなくて、やっぱり実際被害出ているわけですから、それは今検討されているということでよろしいんでしょうか。
○紙智子君 この法律そのものが議員立法で出されているわけですよね。それで、昨年の赤潮発生時にとられた措置を踏まえてということになっていますから、そういう意味では、有明海、そして八代等における赤潮対策、養殖に対する再建支援の緊急対策ですとか、それから地域活性化の交付金による補填とい...全文を見る
○紙智子君 是非対応するようにお願いしたいと思います。  それで、やっぱり、これに続いてなんですけれども、この潮受け堤防の問題をお聞きしたいと思うんですね。それで、この潮受け堤防の排水門の予算についてなんですけれども、農水省は来年の十二月までに開門する義務を負っているわけです。...全文を見る
○紙智子君 固定化することにならないかと聞いたんです。
○紙智子君 これは絶対固定化することがあってはならないというふうに思っております。  それで、そのことについても原告団の皆さんに、固定化させないということなのであれば、きちんとこの全開門に向けた取組を説明すべきだと思いますけれども、いかがですか。
○紙智子君 冒頭のところで申し上げましたけれども、大臣のお考えを是非お聞きしたいと思っておりまして、私は原告団が求める協議に応じてほしいということで要求をしているわけですけれども、大臣はなかなか応じられていないと。それで、どうしてなのかなというふうに思うわけですよ。まだ現地に行っ...全文を見る
○紙智子君 ですから、佐賀にももちろん行ってほしいと思っているんですけれども、原告団の皆さんと直接会って、現地に出向いてお会いしていただきたいと言ったんですけれども、それはなさっていないと。それで、私は、やっぱり原告団に真摯に向き合う考え方、あるいはそれをちゃんとやっていく体制そ...全文を見る
○紙智子君 今お話ありました現在の九州農政局長は、本省で諫早干拓事業を担当する農村振興局長だった人物ですよね。福岡高裁の判決の後、昨年夏に九州農政局長に赴任をしたわけです。つまり、農林水産省で諫早干拓を推進して、裁判で争った当事者が、現在、九州農政局において諫早干拓事業を扱う部署...全文を見る
○紙智子君 長崎県で農村整備、諫早干拓を担当する農林部政策監は、農林水産省本省の農村振興局の整備部出身の出向者だということです。こういう布陣で、福岡高裁の判決を本気で履行する気があるのかと、こういう疑問の声が上がっているわけです。  農林水産省がケース三の二を決めたときに、先に...全文を見る
○紙智子君 結局、諫早湾の問題をめぐって、これずっと歴史的に長い問題があるわけですよ。それをめぐって裁判での判決が下されたと。それを本当に履行するというときに、ずっとこれまで要するに干拓の事業を進めてきた人たちが、判決を受けながら、またそこに同じメンバーが行ってやるという構図にな...全文を見る
○紙智子君 この福岡判決の履行をするためにも、一日も早く原告団が求める協議に応じていただきたいと思いますし、やっぱり農業も漁業も両方が成り立つように何とかしなきゃいけないという思いは、みんな同じに持っているわけですよ。ですから、是非、そこのところを求めておきたいというふうに思いま...全文を見る
○紙智子君 本省でもやれるということでよろしいですね。本省でもやれるということで。
○紙智子君 それじゃもう一つ、船の問題になるんですけれども、どういうふうに船を確保するかというのも引き続き大事な問題です。それで、これはちょっと要望にしておきたいと思うんですけれども、漁船保険で修繕はしたんだけれども、ところが実際に海に出したんだけれども操縦が利かずに漁ができなか...全文を見る
04月03日第180回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  国保は国保料が非常に高くて、それゆえに保険料を払うことができず、保険証を取り上げられたり無保険になったりする人が後を絶たないと、深刻な事態も生まれています。  全日本民医連がその実態について調査を行っています。  例えば、北海...全文を見る
○紙智子君 このような深刻な事態を解決するためには、やっぱり保険料の引下げということが必要なわけです。  例えば、所得二百万円の夫婦、子供二人の世帯でどうなるかということを試算しました。札幌市では約三十五万円、介護保険料含めると約四十一万円もの保険料で、所得に占める割合が二割近...全文を見る
○紙智子君 この間やっぱり地方が求めていたのは定率負担の引上げなどの新たな国費の投入であって、地方が国の負担の肩代わりをすることではないというように思うんですね。  国保の場合、自営業者などの中堅層の負担が重いのが特徴で、二百万の所得で三十万から三十五万、介護保険料含めると四十...全文を見る
○紙智子君 消費税を上げれば、ただでさえ苦しい家計がより圧迫されて景気全体を冷え込ませることになると思うんです。そうすると、やっぱり収入も抑えられる、悪化することになるんじゃないか、これもちゃんと考えなきゃいけないことだというように思います。  次に、TPPについて質問いたしま...全文を見る
○紙智子君 予算委員会で大臣は、医療材料について海外の病院が調達している平均的な価格で調達できるようにすべきという質問に、御指摘のとおりだというふうにお答えになっています。  現在の薬価や医療材料の価格決めのルールに、不十分ながらもこの内外価格差を是正するルールが設けられていま...全文を見る
○紙智子君 外国平均価格調整制度というのは、内外価格差を調整するルールであります。市場拡大再算定制度というのは、市場拡大に伴うコスト減を薬価に反映するルールです。一方で、薬価維持加算、実際には新薬創出加算制度のことですけれども、高い薬価を一定期間保証するルールなわけです。  そ...全文を見る
○紙智子君 オーストラリアでは、PBSと呼ばれる薬価償還ルールがTPP交渉の俎上に上って大きな問題になっています。それから、お隣の韓国では、FTA、これでジェネリック導入を遅らせることによって結局医薬品の価格が高くなると、HIVなど難治性疾患の患者の強い反対運動が引き起こされまし...全文を見る
○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、今議題となりました国民健康保険法の一部を改正する法律案への反対の討論を行います。  国民健康保険財源の危機的状況は、保険料の高騰をもたらし、それを支払うことができないため、無保険者を生み出し、保険証の取上げも相次いでいます。無保険者や保険...全文を見る
04月12日第180回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  国有林野事業は、三大使命ということで、一つは国土の保全等公益的機能の維持増進を図るということ、それから二つ目は木材等林産物を持続的、計画的に供給する、三つ目は地域における産業の振興、住民の福祉に寄与するということを掲げているわけで...全文を見る
○紙智子君 計画があるんだということなんですけれども、計画内だったら大丈夫ということではなくて、例えば自然災害が起こったりすることもありますし、計画どおりにいかない場面というのは多々出てくる可能性もあるわけで、やっぱり現場の状況を見て、決して過伐にならないように柔軟な対応をしてい...全文を見る
○紙智子君 表層崩壊の原因になりやすい皆伐、新植というか、新しくまた植えるわけですけれども、できるだけ控えるべきだというふうに専門家も指摘をしているわけです。それで、是非、長伐期化を進めていただきたいということ。  それから、皆伐の状況を林野庁の資料で見ますと、例えば福島県内の...全文を見る
○紙智子君 言われるように、保護区域ということで指定もあることはあるんですけれども、それでも貴重な天然林伐採が止まらないということ自体がやっぱり問題じゃないのかと。ですから、生物多様性の保全ということも今まで言ってきているわけですから、是非そこは重ねて止めを、控えるべきということ...全文を見る
○紙智子君 遠隔地の業者は地域を大事にする地域振興を担う主体になりにくいというのが実態なんですね。  それで、地元の事業体についてはどうかというと、この管理署長が指摘しているんですけれども、全て地元雇用で地域経済への還元性が高く、現地に精通していて案内なども必要ないと。地域の裏...全文を見る
○紙智子君 やっぱり山村地域を本当に振興していくという国有林の役割というところを考えるならば、やっぱり本当にそこに雇用を生み、そこを担っていく人をいかに育てるかという観点から、やり方としてもしっかり検討する必要があるというふうに思うんですよ。そういう意味では、私はやっぱりきちっと...全文を見る
○紙智子君 大日本山林会の会長さんがこういうふうに言っているんですね。地域の森林はその地域に何らかの恩恵を与えるものでなければならない、このことは森林所有者全ての責務であり、国有林であってもしかりであるというふうに指摘しているわけですよね。国有林経営はとりわけ山村地域の人々のより...全文を見る
○紙智子君 希少生物の情報以外は当然これ国民に全面的に開示すべきだというふうに思うんですけれども、なかなか現場の管理署では開示したがらないというのが出ているんですよ。道有林を所有する北海道なんかはすぐに基本的な基礎データを提出して自信を持って対応するんですけれども、最近の国有林は...全文を見る
○紙智子君 大臣にって最後言っておいたので、一言、ちょっと山守、大事な技術継承ですから、それに一言お願いします。
04月18日第180回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子です。  三人の参考人の先生、どうも今日はありがとうございます。  最初に、滝沢参考人からお聞きしたいんですけれども、水ビジネスの展開の成功に向けてということで事前にいただいている資料の中に書いてありましたが、後半部分のところで、水道経営の成功の...全文を見る
○紙智子君 すごく参考になる御意見をいろいろ共感しながら聞いておりました。  それで、これまで参考人の方が来られたときに度々聞いてきて、それで、水道事業についていろいろ維持管理含めるとどうかというふうに言ったら、リターンについては余りないということですとか、利益はなかなか出にく...全文を見る
05月31日第180回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第5号
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○紙智子君 この間、調査会で議論してきたわけですけれども、水には、命の水とかあるいは水ビジネスなど、いろんな切り口があるということです。それで、まず水問題を考える場合に大事だと思うことについて述べたいと思います。  国連が二〇一〇年七月に水と衛生に対する人権について決議を採択し...全文を見る
06月14日第180回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第8号
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○紙智子君 佐藤信秋議員の御質問にお答えいたします。  原子力災害によって国民の生命そして身体及び財産に危険が生じる場合には、国にはそれらを保護する使命があります。そのために必要な施策を講ずることが求められています。加えて、国がこれまで原子力政策を推進してきたことから、国は今回...全文を見る
06月19日第180回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  郡司農水大臣に、まずはTPPの問題から質問したいと思います。  今、G20で野田総理が参加をしているわけですけれども、今日、昼の速報で、野田総理と米国のオバマ大統領は日本のTPP参加に向けた協議を進展させることを確認したというの...全文を見る
○紙智子君 農業分野のことは農水大臣として発言するけれどもほかの二十一分野については見守るという話なんですけれども、そこで、ちょっとこの間の事前協議をめぐっての認識を伺いたいと思うんです。  九か国との事前協議を経て、TPPの危険性が浮き彫りになっているというふうに思うわけです...全文を見る
○紙智子君 つかんでいない、情報が開示されていないという話があるんですけれども、先日、四月十日ですかね、青森で説明会がやられたときに、政府の説明の中で言っているんですよ。重要品目、例えば米や牛肉、水産物、いろいろあって、重要品目であれば除外するという考え方でこれまではやってきたわ...全文を見る
○紙智子君 もう一つお聞きしますけれども、米国のルールを我が国に押し付ける可能性もますます明確になっているということなんですよね。牛肉の検査基準の緩和という問題や食品添加物の表示、それから遺伝子組換えの表示をやめなさいという話ですとか、あと医薬品や医療機器の価格も維持する仕組みを...全文を見る
○紙智子君 ですから、政府としては、野田総理自身がちゃんと情報を国民に開示して十分な国民的な議論を経て結論を求めていくというふうに言いながら、なかなか開示されないというか、情報がよく分からないまま、この国会においても国会議員自身がそのことがよく見えないと、こういう状況が続いている...全文を見る
○紙智子君 TPPをめぐっては、全国知事会それから市町村会なども拙速な対応については批判もし、やっぱり本当にこの政府の対応については厳しく言っていますよね。自治体の意見書も八割超えていますし、今はどんどんそれが広がっていまして、例えばオール北海道とか、それからオール沖縄、オール滋...全文を見る
○紙智子君 それで、そういうふうに希望を出した農家の皆さんの思いというのは何かというと、やっぱり耕作をやめちゃうと、結局一年たったらもう草ぼうぼうですよね。そうすると、土地が荒れてしまって、もう放置しておけば簡単には元に戻らないということがあるものですから、将来再開するときを考え...全文を見る
○紙智子君 検査機の費用も含めて国が必要なものは負担すると言うんだけれども、現場に行ったらなっていないんですよ、そういうふうには。具体的に今話が進んでいて、例えば一つの事務運営費についてはこれだけ出しますよとか、機械一台分についてはこれだけ出しますよとかという話になっていっている...全文を見る
○紙智子君 国は、いや、その分、立て替えてもちゃんと面倒見るよということまでちゃんと言ってくださらないと。これ、もう一回ちょっと。
○紙智子君 これ元々は、この原発事故が起きなければこんなことをやらなくて済んだわけですよね、起きなければ。それが結局、東電とそれから原発を推進してきた政府の責任でこういうことになったわけで、やっぱり福島ブランドを何とか持っていこうというふうに、安全性をしっかり示そうということで、...全文を見る
○紙智子君 最後、もう一問になりますけれども、諫早干拓の問題についてお聞きします。  午前中、福岡議員が質問されていて、私、大体同感しながら聞いていたんですけれども、この事業については、福岡高裁の判決で来年十二月までに開門することが義務付けられているわけです。しかし、これ十二月...全文を見る
○紙智子君 痛みを被る方が……
○紙智子君 というふうにおっしゃいましたけれども、これ、勝訴した側の権利者は……
○紙智子君 干拓事業でのしわ寄せで被害者なわけですから、そこは逆にならないようによろしくお願いします。  終わります。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  競馬法の改正案について質問いたします。  現在、中央競馬も地方競馬も経営危機に直面しているわけです。不況による売上げ減少の影響が大きいということは言えますけれども、一方、射幸心に頼った増収策が問題だったんじゃないかという指摘もさ...全文を見る
○紙智子君 中央競馬会は、自らの経営責任をこの中央競馬会で働く従事員の賃金の値下げに、今回初めて実は日給の三%引下げを行うということでしわ寄せをしているんです。  そこで、再度確認をしたいと思うんですけれども、二〇〇七年の四月二十四日に私、農水委員会で質問をしています。そのとき...全文を見る
○紙智子君 本当に歴史的にずっと、だから話し合いながらですね、お互いによく話し合いながら進めてきた、それでもって全体を支えてきたという歴史があるんだと思うんですよ。  そうなりますと、やっぱり今年のようにこの従事員の日給の引下げがされると、一方でね、一方的にされるというようなこ...全文を見る
○紙智子君 やっぱり歴史の中でしっかり支えてやってきて、そこに対して一方的に日給だけ下げるというようなやり方はやっぱり正しくないと思いますので、そこはよろしくお願いしたいと思います。  それから、中央競馬と地方競馬の不振の状態というのは馬産地にも深刻な影響を与えていまして、現在...全文を見る
○紙智子君 もう一つ、対策でもってお聞きしたいんですけれども、農家や農協のリスクを軽減するということで、協会保証基金の言ってみれば再造成ということですね。それから、競走馬の生産振興事業の助成対象範囲を優良牝馬導入に、これは活用、今入っているということなんですけれども、継続していた...全文を見る
○紙智子君 複合、転換の際の……
○紙智子君 だと思います。  ちょっとまた、もし不足でしたら、後でまた。
○紙智子君 あともう一点あるから、済みません。  最後に、ちょっとこれも質問したくてあれなんですけれども、TPPと軽種馬についての大臣の認識をお聞きしたいというふうに思っています。  実は、私も先週、日高の静内町と浦河町まで行ってきたんですけれども、やっぱり軽種馬産業というこ...全文を見る
○紙智子君 今までも、例えば外国からの馬を入れて、やっぱり楽しむ方はいろんな馬が走った方がいいというのはあるんですけれども、だけれども、やっぱり産地を一定程度守らなきゃいけないということでは、出走枠を決めて、そこから出ない範囲でやっていたわけですよ。それなんかも含めて、外されちゃ...全文を見る
07月24日第180回国会 参議院 予算委員会 第23号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  TPP問題について質問いたします。  TPPの原則は二つです。一つは貿易の際の関税をゼロにすることと、もう一つは関税以外の規制や制約などを緩和する非関税障壁の撤廃です。  今まで次々と輸入自由化を進めてきたわけですけれども、米...全文を見る
○紙智子君 そういうふうに言われるんですけれども、現場において説明はこう説明されているわけですよ。それ以外はないという認識なわけですよ。違うんですか。
○紙智子君 この間、ずっと交渉次第であるということを言うんですけれども、でも、外務省の三月一日のこの発表文書を見ても、例外なき関税撤廃を実現し、種々のセンシティビティーへの対応として七年から十年の段階的撤廃により対応することが基本的な原則として全ての交渉参加国で合意されていると、...全文を見る
○紙智子君 そう言うんですけど、そういういろいろな意見も出ているって書いているけれども、でも主は前に書いてある今の文章ですよ。これが政府の姿勢なんじゃないんですか。これは私、やっぱりごまかしちゃいけないと思うんですよ。  これまで、関税撤廃の対象から外すという意味で例外措置もあ...全文を見る
○紙智子君 今の郡司大臣の認識は、撤廃された場合は非常に深刻だという認識だというふうに思うんですよ。だとすると、もし仮にTPPに参加するというふうになった場合は、大臣は反対をされるということですよね。
○紙智子君 反対という意思だというふうに思います。やはりですね……(発言する者あり)違うか。だとすれば、これは関税撤廃ということがはっきりしている中で、日本の農業がどうなるかということが懸かっている問題ですから、私は、見守るという立場ではなくて、もうこの今の時点ではっきりと農水大...全文を見る
○紙智子君 内閣官房の文書の中に今言われたこと書いてあるわけですよね。で、関心事項について話し合っているというんだけれども、水面下ではもっと話しているんじゃないですか。大体新聞で、この間、新聞紙上でも繰り返し取りざたされているわけですよ。  それで、これ、自動車と軽自動車の税金...全文を見る
○紙智子君 カナダやメキシコは特例が認められているわけじゃないじゃないですか。特別に例外が認められているわけじゃないじゃないですか。結局は、関税撤廃という点では何も変わっていないはずですよ。そういう中で、向こうも入っているからという形でやっぱりごまかしちゃいけないと思うんですね。...全文を見る
○紙智子君 私が聞いたことはそのことじゃなくて、TPPに入らなくても八〇%達成できるんですかということを聞いたんです。
○紙智子君 ということは、TPPに参加するということが前提ですよね、ということだと思います。今、一八・六%から八〇%まで増やすとなると、アメリカですとかオーストラリアですとか、こういう経済の大きい主要国が参加しなければこれはいかないということだというふうに思いますよ。  さらに...全文を見る
○紙智子君 FTAAPという話すぐされるんですけれども、さっきも議論になっていましたけれども、元々はアメリカが提案していることじゃないですか。クリントン政権の時代、そしてブッシュ政権の時代、そういう構想の中で、日本もオバマ大統領が日本にやってきたときに乗っかって進めてきている話じ...全文を見る
07月30日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  東日本大震災の被災者を対象とした介護保険料と介護サービスの利用負担の減免がこの九月末で終了いたします。岩手、宮城の両県だけで約十四万人の対象となっています。被災地では、生活環境の変化などで新たに要介護認定を受ける高齢者が増えていて...全文を見る
○紙智子君 特別の財政支援はやめるということですよね。  それで、今お話あった、厚生労働省から事務連絡を出されて今のことを徹底したということなんですけれども、しかし、被災の大きな自治体ほどやっぱりこの免除の費用負担が増えて免除を打ち切る自治体も出てくるんじゃないかと、こういう危...全文を見る
○紙智子君 阪神・淡路のときは一年延長したと、だから今回は一年半ということ、そうじゃなくて、やっぱりなりわいも含めて本当に全部が再建していかないといかないわけですから、やっぱり、回復できていない自治体と被災者にとっては、これ二割ぐらいの負担だというふうにいっても、とてもやっぱり重...全文を見る
○紙智子君 注意深く見ていくということなんですけれども、私は是非再延長するように求めておきたいと思います。  次に、四月から介護ヘルパーの生活支援の基準時間を六十分から四十五分に短縮した問題についてお聞きします。  北海道の民医連が、四十四事業所の利用者を対象に行った調査結果...全文を見る
○紙智子君 長い時間受けられるようになっているんだと、それ今徹底しているという話なんですけど、四十五分を二回やっていいですよという話ですよね。そうすると、利用者の方は利用料が上がるということになっているんじゃないでしょうかね。これ、実は事業者にとっても、利用者のニーズや状況によっ...全文を見る
○紙智子君 ちょっと時間が。
○紙智子君 京都のヘルパー協会とか、大阪の社保協とか、東京でも民間で、実は同じことを調査して同じことが指摘されているわけなんです。ですから、是非これ、厚生労働省として調査をしていただけませんか。
○紙智子君 そもそも、介護保険法には高齢者の尊厳を保持した支援が目的というふうにされていたわけです。ところが、今、これは何のための介護なんだろうかというような、本末転倒になっていると言わざるを得ない状況があるわけですね。  それで、次にちょっと税と社会保障の一体改革の問題でお聞...全文を見る
○紙智子君 いずれにしても、現場では非常にそこのところが混乱しているということがありますので、よく調査をして対応していただきたいというふうに思います。  それから、生活援助、家事援助、これについては、元々はホームヘルパーが二時間程度掛けて高齢者の生活を支える援助ということでやら...全文を見る
○紙智子君 国の責任を後退させないということでしっかりと取り組むように、これからも私たちも注意を向けていきたいと思います。  終わります。
08月06日第180回国会 参議院 社会保障と税の一体改革に関する特別委員会公聴会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、公述人の皆様、貴重な御意見ありがとうございます。  最初に、醍醐先生にお聞きしたいと思います。先ほど時間の関係で全て資料に触れられなかったので、その中で幾つかお聞きしたいと思います。  まず、この資料の二十ページのとこ...全文を見る
○紙智子君 続けてお聞きしたいんですけれども、先ほどお話しになっておりました附則十八条の二項の解釈の問題ありました。三つのケース説明されていたんですけれども、この部分というのは衆議院ではほとんど議論がなく、民主党、自民党、公明党の三党で修正協議が行われて、それで加わって参議院に来...全文を見る
○紙智子君 もう一つお聞きしたいんですけれども、今、消費税増税の前にやるべきことがあるというふうに言う主張もあります。これは、やるべきことをやった後は増税するということになるわけで、私ども日本共産党としては、これ、消費税増税に頼らないで社会保障も充実させるし財源も確保する、その別...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、植草氏とそれから中村公述人とにお聞きいたします。  先ほど来お話をしてきたんですけれども、財源の確保について能力に応じて負担をしていただくということで、もちろん全体をみんなが負担しなきゃいけないということは明らかなんですけれども、まずはやっぱり富裕層からふ...全文を見る
○紙智子君 どうもありがとうございました。終わります。
08月28日第180回国会 参議院 農林水産委員会 第9号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  東京電力福島原発事故による放射能汚染で漁業者も大変な被害を受けております。私は福島県のいわき市に行きまして、漁業関係者から厳しい現実をお聞きしたわけです。今日、それを踏まえて質問いたします。  福島沖では一部で試験操業を始めまし...全文を見る
○紙智子君 今、大臣の方からこれからのことを、再開も含めての話があって、二番目にそこも聞こうと思ったんですけれども、漁業者でいいますと、再建を目指して日々必死に頑張っていて、いろいろなことを試みているわけですね。  例えば、私お話しした漁業者の方は、築地市場に出かけていって、そ...全文を見る
○紙智子君 今ずっとプランクトンというか餌生物という問題なんかも含めてお話しされたんですけれども、採取測点については是非広げていただきたいと。それで、静岡で出た話もありましたけれども、やっぱり北海道とか青森とか岩手とか神奈川とか静岡なんかも含めて測点を設けるべきだというふうに思い...全文を見る
○紙智子君 次に、六ケ所村の再処理の問題についてお聞きします。  六ケ所村のこの再処理工場というのは十月に稼働することになっているわけですよね。それで、経済産業省が今日来ていただいていると思うんですけれども、お聞きしますが、本格稼働すれば放出される放射性物質というのは大気、海洋...全文を見る
○紙智子君 十の十六乗とかっていうと物すごい数値なんですよね。年間そんなに出して大丈夫なのかというふうに思うわけですけれども。  いずれにしても、これは従来、各原発がやっている数値に比べても、再処理の場合は更に放出の濃度が高くなるということは間違いないと思うんですよ。  それ...全文を見る
○紙智子君 経済産業省にお聞きしますけれども、再処理工場は事故が相次いで、これまでもですね、安全だという保証はないわけです。ましてや、アクティブ試験は終わっていないし、国の検査も終わっていないと。十月に本格稼働できる状態なんでしょうか。
○紙智子君 福島県の原発事故の原因もまだ十分解明されていない、それから、原発そのものについてももっと根本的な見直しということが大問題になっている中で、本格稼働はやめるべきだと。そして、農水大臣としては、非常に不安がある中で、これはやめるように働くべきではないかと思います。いかがで...全文を見る
○紙智子君 終わります。
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  法案の質問の前に一点、記録的干ばつによる世界的な穀物の高騰の問題について質問いたします。簡潔にお答えいただきたいと思います。  米国の記録的干ばつと、それからロシア、インドの干ばつで、世界的な穀物価格が高騰しております。米国のト...全文を見る
○紙智子君 それで、もう一点なんですけど、これ、関係団体からも申入れがある話なんですけれども、配合飼料の価格の安定制度についてです。  通常補填の基金が前回の飼料価格の高騰時に資金不足に陥って千百九十二億円の借入れを行って、借入残高が現時点でも七百四十二億円に及んでいるわけです...全文を見る
○紙智子君 それでは、次、法案の方に入ります。  農林水産省が五年ごとに発表している産業連関表の二〇一〇年度版で、最終消費から見た飲食費の部門別の帰属額、そして帰属割合の推移というのがありますが、それを見ますと、食料関連産業の生産額規模というのが、一九八〇年四十八兆円だったのが...全文を見る
○紙智子君 それでは次に、修正案の提出者にお聞きしたいと思います。  六次産業化法は農林漁業者が主体的に行う取組を支援する法律ですけれども、政府が提案した六次化ファンド法にはそうした規定がありませんでした。ですから、六次産業化パートナー企業や地域ファンドが事業の主導権を握るので...全文を見る
○紙智子君 次に、地域ファンドが企業主導になるとの懸念があったわけですけれども、政府提出のファンド法で位置付けがはっきりしなかったサブファンドに対する国並びに機構の関与が強化をされたと。また、機構の支援決定において大臣の関与が強化をされました。その理由についても説明をお願いします...全文を見る
○紙智子君 今お話を聞きましても、修正の結果、農林漁業者が主体的に行う取組であること、地域ファンド等への国の関与が強化されたことなど、企業主導にならないような歯止めが掛かったという点ではこれは評価できます。そういう点では私たち賛成にしたいというふうに思っているわけです。やはり生産...全文を見る
○紙智子君 それで、六次産業化推進整備事業が去年から始まっているんですけれども、農産物の加工場の申請件数を見ると、これ四十五件と。採択件数は二十八なんですね。この事業というのは法人化を基本にしているということなんですけれども、昨年の、二〇一一年十月二十四日に農水省は農産加工場調査...全文を見る
○紙智子君 六次産業化推進整備事業、今年度、これ予算は増やしているんですけれども、ところが、伝統食の農家レストランというのは対象から外しているとかいうのがあるんですよね。それから、六次化法の法認定事業者でないと申請できないというふうになっていて、加えて、五年後は売上げが五%以上増...全文を見る
○紙智子君 やはり頑張る農家を応援するということで、その間口を狭めてしまっては、これは活性化にはつながっていかないというふうに思うんですよ。  農山漁村を回って感じるのは、やっぱり地域のお宝を今探して、我が町のお宝は何だろうかということで必死になって探して、地域資源を生かして、...全文を見る