紙智子

かみともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

紙智子の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第182回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日の最後の北海道出身の質問者ということになります。どうぞよろしくお願いいたします。  今日、林大臣に初めて質問するわけですけれども、畜産問題ですけれども、まずちょっと冒頭触れておきたいことがあります。  それは、二十二日、先...全文を見る
○紙智子君 自民党さんが昨年の総選挙に当たって、TPPについては聖域なき関税撤廃なら参加に反対だということを訴えられて、言わば支持を得て政権に戻られたわけですけれども、ところが、その政権の中での閣僚の中で、例えば高市政調会長は、交渉に参加しながら条件が合わなかったら脱退する選択肢...全文を見る
○紙智子君 注文しないこともあり得ると、あるいは貸切りバスに乗らない選択もあるというふうにお答えになったかなというふうにとらえてよろしいですか。よろしいですか。
○紙智子君 それでは次に、今回の乳価の問題についてお聞きしたいと思います。  申入れの中でも触れているんですけれども、配合飼料価格が昨年来の国際価格の高騰で値上げをされまして、もう既に酪農、畜産経営に打撃を与えていると。それに加え、今日もいろいろ出されていましたけれども、アベノ...全文を見る
○紙智子君 そういう範囲でしかお答えにならないのかなと思うんですけれども、実際に一円円安で、さっきもトン当たり三百円配合飼料でいうとアップするという話がありました。先日、北海道の酪農家の方で大体百頭近い牛を飼っている、北海道で百頭ぐらいというと小さな方の規模なんですけれども、その...全文を見る
○紙智子君 先ほど幾つか、今取られている対策のお話もありました。  今年、トウモロコシの国際価格の高騰に起因して配合飼料が高くなっているということで、いろいろ一覧表なんかも、資料も私たちの手元にも寄せていただいているんですけれども、それでずっと見ていきますと、四千七百五十円も値...全文を見る
○紙智子君 ちょっと、今の答弁だと余りにもちょっと簡単過ぎて、現場にとっては非常に大きな不安の中で繰り返し現場でも交渉しているわけです。  例えば、東電との関係でいっても、私たちが申し入れて聞きますと、いや、請求されたものについては八割方、今、支払が進んでいると、こういう話で回...全文を見る
○紙智子君 はっきりしたものというのになるわけで、それにかかわるものも含めて広範囲にわたっているというところをしっかりと受け取って補償するということで、是非手だてをしっかり打っていただきたいということを申し上げまして、質問といたします。  ありがとうございました。
02月06日第183回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第1号
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○紙智子君 ありがとうございます。  私は、水道事業と大規模災害対応について、総務省さんとそれから厚生労働省さんに聞きたいと思います。  間もなく東日本大震災からは二年になるわけですけれども、震災直後に全国の五百を超える事業体が給水車あるいは応急給水、水道施設復旧のための支援...全文を見る
○紙智子君 先ほどの質問に対しての答えがなかなかちょっと要領を得ていないというか。  私が聞いたのは、阪神・淡路大震災のときの教訓をどういうふうに生かせたのかということが検証されたのですかというふうにお聞きしたんですよ。どういうふうに検証しているのかということが一つと。実際にや...全文を見る
○紙智子君 先ほど聞いたのは厚生労働省と総務省だったんですけれども。
○紙智子君 十分だったと。
○紙智子君 一言言わせてもらうと、総務委員会で去年議論になったときに、大臣は、やっぱり継承していくというのは、機械や何かは、マニュアルがあればそれで済むというわけじゃなくて、機械はあれだけれども、だけど人のものというのはそう簡単ではないから、そこはもっと重視してやらなきゃいけない...全文を見る
02月19日第183回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、TPPの問題で安倍総理に質問をしたいと思います。  さきの総選挙で、自民党はTPPについて、聖域なき関税撤廃が前提である限りTPP参加は反対ということでの公約を含めて、六項目ですね、全部で、公約を示して、そして政権に復帰...全文を見る
○紙智子君 この今六項目ということで話があったんですが、しかし、先週の衆議院での予算委員会において政府統一見解なるものが出されました。その見解は、この一番目の聖域なき関税撤廃を前提とする限り、交渉参加に反対するという一項目だけであって、それ以外の二項目から下のものは、これ含まれて...全文を見る
○紙智子君 国民向けにされた公約ということでは、これ六つがセットになっていると思うんですよ。ですから、これ一項目しか政府統一見解として示されないということになると、これは、国民から見ると、どうしたんだと、あれっ、公約は違ったのかという話になるんじゃないんですか。おかしいんじゃない...全文を見る
○紙智子君 質問していることの意味をちゃんと理解していただきたいんですけれども、六つのことをワンパックで、これが承認されてこそ参加に至るんだろうなと、いや、それがクリアされなければ参加にならないんだろうなというふうにみんな受け止めているわけですよ。それとの関係で、これワンパックじ...全文を見る
○紙智子君 林農水大臣にお聞きしますけれども、林農水大臣は二月十二日の閣議後の会見で、この公約の六項目を堅持されない限り交渉に参加するのは厳しいという御認識を示されておりますよね。ちょっと確認します。
○紙智子君 御認識を確認しました、農水大臣の認識はそういうことだと。  ということは、政府統一見解ということで出す場合には皆さんの一致がないと出せないと思うんですけれども、賛成されたということですか。    〔委員長退席、理事小林正夫君着席〕
○紙智子君 ということは、やっぱり六項目ワンパックでと、こういう立場というのは変わりないということでよろしいんですか。
○紙智子君 それで、もう一回総理にお聞きしますけれども、総理は、これ六つの項目を全てクリアしなければ参加交渉に入れないというお考えでよろしいですか。
○紙智子君 そうしますと、JAの皆さんなどもこれまで何度も、再三にわたってこの六項目全てをやっぱりちゃんと守っていただきたいと。これに対しては、はっきりとそのことを約束するというふうにおっしゃられるということですか。
○紙智子君 それでは、この六項目の中にありますこの四番目、「食の安全安心の基準を守る。」ということがあります。それで、これはTPPの二大原則、例外なき関税撤廃ということと、もう一つは非関税障壁の撤廃というのがあって、この非関税障壁にかかわるところなわけですね。  それで、確認し...全文を見る
○紙智子君 そういうふうに言われるんですけれども、これ既に米国産牛肉についてもTPPの先取りで検査を二十か月齢から三十か月齢に緩和しているわけですね。まさにこの消費者の選ぶ権利さえも奪われてしまう問題で、これ食の安全を脅かす大問題だというふうに思うんです。だからこそ自民党のこの公...全文を見る
○紙智子君 次に、この三番目にあります「国民皆保険制度を守る。」というのが入っています。これ、日本医師会は、TPPにおいて将来にわたって日本の公的医療保険制度を除外することを明言すること、また、医療の安全、安心を守るための政策、例えば混合診療の全面解禁を行わないこと、それから、医...全文を見る
○紙智子君 そのように答えられているんですが、水面下では牛肉の緩和と同じように地ならしが進んでいるんじゃないかと。特に政府の規制改革会議では混合診療の拡大を更に打ち出しているわけです。だから、日本医師会は反対をしているというふうに思うんですね。ですから、関税をゼロにする、例外なき...全文を見る
○紙智子君 六項目踏まえるという話をするんですけれども、当然これ一体のものとしてやるということで確認をしていきたいと思います。  そこで、政府の統一見解のこの聖域なき関税撤廃を前提にする限り交渉参加に反対するということについて聞きますが、これも実は大きな問題があると思っておりま...全文を見る
○紙智子君 いや、だから例外を認めさせるんだという話されているわけだから、何を例外として認めさせるんですかということですよ。
○紙智子君 もう二十一、二十二と行かれるわけですよね。首脳会談やるつもりじゃないですか。そこで話されるんじゃないんですか。  じゃ、麻生副総理と、それから茂木経済産業大臣にもお聞きします。選挙のときに出されている公約見ましたけど、同じように聖域なき関税撤廃の話書いていますよね。...全文を見る
○紙智子君 それで、ですから、何を一体省いていくのかということをめぐって、頭にないまま交渉するつもりなんですか。それで交渉になるんですか。
○紙智子君 じゃ、ちょっと質問を変えます。  TPPの根本問題について林農水大臣にお聞きしますけれども、農水大臣はTPPにおける例外措置ということについてどのように認識されていますか。
○紙智子君 ちょっと聞いた趣旨違っていて、例外という措置の中身を聞いたんですけど。  林農水大臣は、二〇一一年の十一月十一日の参議院の予算委員会で、当時は民主党政権でしたけれども、野田総理とTPP問題についてやり取りをされています。その中で、例外措置というのは、今私が知り得る限...全文を見る
○紙智子君 そのときの認識と今は変わっているということですか、それじゃ。
○紙智子君 変わっていないということですね。
○紙智子君 TPPは二〇〇六年にまずは四か国から出発しています。その協定に明記されているのが例外なき関税撤廃であり、現在の十一か国の交渉はこの協定に参加していくということで、TPP協定の更なるレベルを上げていくという交渉になっているわけです。ですから、これに例外措置を求めるという...全文を見る
○紙智子君 ということになりますと、総理、やっぱりTPP交渉に参加しないという選択肢しかないんじゃありませんか。いかがですか。
○紙智子君 総理は、オバマ大統領との会談で感触を得て判断するというふうに言われているんですけれども、聖域について確認するということは、じゃ、ないんですか。
○紙智子君 ニュージーランドは日本の交渉参加を現時点でも認めていません。なぜかというと、日本も例外を認めるように求めているからです。ニュージーランドはTPP協定の最初の原協定国です。例外なき関税撤廃の主導国でもあるわけです。それで、ニュージーランドは米国の乳製品や砂糖の例外措置化...全文を見る
○紙智子君 外務大臣には聞いていなかったんですが、関税撤廃だけじゃなくて、やっぱり非関税障壁の撤廃も含めて、これ日本の主権を損なうものだと、だから国民は非常に不安に思っているわけです。自民党が示した六項目全てを満たすと、これ本当に満たすということになりますと、そもそもTPP協定そ...全文を見る
○紙智子君 はっきり約束してほしいわけですけれども、それも言えないんですかね。私、本当にしっかりと約束をしていただきたいというふうに思うわけです。  間もなく東日本大震災からは二年になろうとしていますよ。今現地では本当に復興に向けて必死の思いで取り組んでいるわけですよ。漁業にし...全文を見る
02月27日第183回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第2号
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○紙智子君 三人の参考人の皆さん、ありがとうございます。  まず、小田参考人にお聞きしたいと思います。先ほどお話を伺っていて、非常に驚いたというか、すごく簡単に言ってみれば飲める水を造れるということですから、お金も掛からずにこういう形でできるということはすごいことで、利用できる...全文を見る
○紙智子君 ちょっと今のお話も聞いて、やっぱりすごい放射能を除去するというのは本当に切実ですよね。だから、そういうことでいうと、それで本当に、実験するということも含めて、いや、調査会としても政府に対して言ってもいいぐらいだなというふうにちょっとお話聞きながら思っていたということと...全文を見る
03月07日第183回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第3号
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○紙智子君 四人の参考人の皆さん、どうもありがとうございます。  それで、私、まず鈴木先生にお伺いしたいんですけれども、この調査会で以前、バーチャルウオーターということで沖大幹先生にも来ていただいて話をいただいたことがあって、輸入製品を自国で作ったらどれぐらいの水が必要になるか...全文を見る
03月13日第183回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  東日本大震災からちょうど二年がたちました。大震災を踏まえて、あえて水道事業の大規模災害に対する対応についてお聞きしたいと思います。厚生労働省と総務省にお聞きします。  二月六日の調査会のときにも命の水ということでお話をさせていた...全文を見る
○紙智子君 先ほどの私の質問に対しての答えなんですけど、ちゃんとお答えになっていただいていないなと。  災害の応急体制がつくられたときから、要するに、職員の体制が半減した中でどこまでできたのかと、あるいはできなかったのかということについてはやっぱり検証が必要じゃないのかというこ...全文を見る
○紙智子君 総務省と。
03月21日第183回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私もこのTPP問題で質問をしたいと思います。この問題を抜きにはやっぱりこれからの日本農業を語れないというふうに思っております。  それで、最初に、安倍総理のこのTPP参加表明に対して一斉に抗議と怒りの声が上がって、日々広がってい...全文を見る
○紙智子君 国民の目から見ますと、やはり公約を破ったということでの意識というのは、いろいろ説明されてもそれは動かないというふうに思います。そして、自民党が去年の選挙で公約した中身、今も議論がありましたけれども、六項目公約をして、それがクリアされていないのに、言ってみれば最終的には...全文を見る
○紙智子君 予算委員会でのやり取りの中では、今も認識は変わっておりませんというふうにお答えになっているんですよ。  以前、野党のときはそういうことだったかもしれないけど、今は変わっていますかと聞いたら、変わっていないと思いますというふうにお答えになっていたわけで、そこは非常に矛...全文を見る
○紙智子君 だから、統一した経過でなくて、目的としていることというのは、メリット、デメリットを国民の前に明らかにして是非を判断するということですよね、その試算を出すというのは。
○紙智子君 だとすると、TPP加入による経済効果で、農林水産物の生産額では三兆円減少というふうにあるんですけれども、多面的機能ですね、これについては含まれていないと。  ずっと資料を読みますと、後ろの方に参考というふうに、多面的機能の喪失で一兆六千億円喪失額が示されているんです...全文を見る
○紙智子君 だから、参考ということではなくて、ちゃんと前面に出してきちっと示すべきだというふうに思うんですよ。  そのほかにもいろいろあるんですね。例えば注意事項というのがあるんですけど、ここには、米はベトナムなどの新しい輸出国になる国の輸出余力は考慮していないと書いてあるんで...全文を見る
○紙智子君 前提をこう置いていると言うけれども、大きな目で見ると、それが、じゃ、何かほかの対策取ればまた救われるようなことになるのかというと、決してそんな甘い話ではないと思いますよ。  併せて言うならば、牛乳、乳製品も生産減少額ということでいうと四五%、鮮度が重視される生クリー...全文を見る
○紙智子君 単純な前提を置けばと言うんですけれども、この水産に当たっては重要品目にも入っていませんからね、即時ゼロですから、これは認めているというわけですからね。  これ、いろんな前提によってはどうこうなるかという問題ではないわけですよ。本当にこれ重大な問題だと思っています。 ...全文を見る
○紙智子君 じゃ、もう時間になりましたけれども、やっぱりどこから見てもこれTPPに参加することは農業を崩壊させるということが明らかだと思うんですよ。攻めの農業と言うけれども、TPPに参加しないで攻めの農業と言っているんだったらまだ何とかなるかなと思いますけれども、もうこれTPP参...全文を見る
03月26日第183回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、震災の復興問題についてお聞きします。  東日本大震災から二年がたちました。それで、気仙沼市や宮古市など幾つか私も回りましたけれども、まだ復旧復興には程遠いという実感です。そして、被災者のニーズは変化をしていまして、今の段階...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  今、震災関連で二十件中十二件という話がありましたけれども、大臣、この数字余りにも少ないと私は思うんですけれども、どういうふうにお感じになりますか。
○紙智子君 岩手県の宮古の漁業水産業者の方からお聞きしますと、やっぱりこのグループ補助金の四分の一の自己負担分、ここを工面しようと必死になってこの間頑張っているんですけれども、とうとう工面できずに再建を諦めたという会社の社長さんの話も私はお聞きしているんですね。民業圧迫という議論...全文を見る
○紙智子君 いろいろな場合があるんですよね。ですから、やっぱり遡及適用を求める要望が出ている以上は、きちっとやっぱり調査をしていただいて、ちゃんとしっかり手の上に乗せて対応していただきたいというふうに思います。  いずれにしても、やっぱり想定外の本当に大変な災害を受けていること...全文を見る
○紙智子君 そこまでは聞いていないです。
○紙智子君 今、前倒しはできないという話があったんですけれども、これやっぱり、長崎の関係もちろんあって、協議をしなければいけないというのはそうだと思いますけれども、初めから十二月でいいというのではなくて、やっぱり十月に開門できる方法を示すべきだと、あらゆる手だてを尽くして示すべき...全文を見る
○紙智子君 それはいいです。
○紙智子君 タンクの話も今したんですけれども、そういう、いろいろ知っていますよ、そういうふうに言っているのは。だけど、本当にあらゆる手だてを、できないということを理由を挙げるんじゃなくて、やれることが何かないかということで探してほしいということを言っているわけですよ。  元々で...全文を見る
○紙智子君 はい。  よろしくお願いしたいと訴えて、質問を終わります。
04月03日第183回国会 参議院 国際・地球環境・食糧問題に関する調査会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子です。  この三年間、様々な角度から水問題について議論してきましたけれども、三点に絞って意見を述べたいと思います。  一つは、農産物の輸入はその生産に要した水も一緒に輸入しているという、バーチャルウオーターという、言い方を変えればですね、そういう...全文を見る
04月25日第183回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず法案から行きます。  本法案はアフリカ諸国に対する食糧援助に関する問題ですけれども、以前から食糧支援の在り方について、これが単なる物資の支援よりも、当該対象国の農業生産の増産に向けて技術や生産基盤の強化の支援の方が望ましいし...全文を見る
○紙智子君 今ちょっと入りかけましたけれども、その中でネリカ米についてお聞きしたいんですが、ネリカ米は病気、乾燥に強いアフリカ稲と高収量のアジア稲を交雑させたアフリカ陸稲の新しい有望品種ということで、日本と国連開発計画等の支援の下で、西アフリカ稲開発協会によって開発されたものなわ...全文を見る
○紙智子君 そうすると、百七十万人にすると言っていたことについては、どういうふうになっておりますか。
○紙智子君 ネリカ米の作付けが進んでいるわけですけれども、アフリカでは二〇〇八年の五月からアフリカ稲作振興のための共同体、CARDですね、これが発足をして、サブサハラ・アフリカの米生産を向こう十年間で倍増することを目標にしているわけです。  この点、今日外務省に来ていただいてい...全文を見る
○紙智子君 外務省から今明らかにされましたけれども、CARDの事務局にJICAの職員が入っていて、この職員の人件費と活動費を外務省が負担をすることによって支援をしているということですよね。  それで、農水省として、このCARDの活動に対する支援というのはどうなっているのか、この...全文を見る
○紙智子君 農水省としても、今御紹介あったことなんですけれども、地味だけれども、例えば統計情報管理に対する支援なんかも、これも重要だと思います。  ただ、農水省は、米の生産、流通、管理の、世界でいえばトップクラスのノウハウを持っているわけで、もちろん押し付けてはいけないというふ...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  それで、ちょっと最後もう少し時間残りましたので、TPPの問題についてお聞きしたいと思います。  それで、四月十二日に行われた日米の事前協議、合意文書も出されておりますけれども、これ、USTRがアメリカに報告している中身の文書も出されており...全文を見る
○紙智子君 今の答弁も、その事前協議の中身でアメリカの関心事について残っていたものをやったんだと言われるんだけれども、それ以外のものもありますよね。非関税障壁の問題については、これまでアメリカが言ってきたような三条件以外にももう様々な分野にわたっての非関税障壁の問題もやっているわ...全文を見る
○紙智子君 この続きはまたやらせていただきますけれども、いずれにしても、本当に日本で取れるものを取るというふうに言いながらほとんど何も確保されていないという中では、私は、やっぱり初めからこれは乗ってはいけないことであって、やっぱりもう早々に撤退をするべきだということを申し上げまし...全文を見る
05月08日第183回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  TPP問題で総理に質問いたします。  TPPへの参加表明に対して、北海道では、オーストラリアや米国から安い農産物が入れば、小麦やてん菜、ビートですね、など多くの農産品の生産が成り立たなくなる、長年培った輪作体系も、これ一度壊れた...全文を見る
○紙智子君 何もまだ取れていないと、約束取れていないということですか。
○紙智子君 これからという話をされるんですけど、私はおかしいなと思うんですよ。今回の合意内容で、米国通商代表部、USTRのこの公表文書によりますと、日本は高い基準での協定受入れを表明とあるわけです。資料をお配りしていると思います、英文のものとそれから日本訳のものですけれども。 ...全文を見る
○紙智子君 私、日米の二国間の中でそういう話やっていないのかということを聞いているわけですよ。  二月の共同声明のときには、自民党の重要五品目の除外という決定はなかったんですね。三月になってそれが決められて、その後、安倍総理のTPP参加表明というふうになったわけですよ。当然、日...全文を見る
○紙智子君 本当にちょっと考えにくいなと。これだけ国内でみんなが声を上げて農業を守れるのかという話しているときに、一切それを持ち出さないわけですか、今まで。ちょっと考えにくいわけです。まあそれはいいですよ。  それで、結局今の話聞いていますと、日本の農産品の重要五品目は守れる保...全文を見る
○紙智子君 そういうことをおっしゃるんですけど、でも実際には、例えば自動車工業会の豊田社長なんかは、この方、推進の立場だと思いますけれども、言っていますよね、関税撤廃について、期限については残念だとおっしゃっているじゃないですか。いや、それにしたって撤廃するというふうにアメリカは...全文を見る
○紙智子君 二国間の協議の中でアメリカが国内向けに表現というか、報告している中身について、日本との協議をこう言っているわけですよ、アメリカが。しかも、これ米国はこれでもまだ足りないという話をしているんじゃないですか。日本の自動車販売網が閉鎖的だとか、軽自動車の税金を安くしているの...全文を見る
○紙智子君 TPPと関係ないと言われるんですけど、でも、このアメリカのUSTRの文書の中で何て書いているかというと、アメリカ政府はアメリカの保険会社が日本郵政の保険との関係において、日本の保険市場で平等な基準で取り扱われていないことを強調してきたんだと言っているわけですよ。それに...全文を見る
05月09日第183回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、まず福島原発事故で大きな被害を受けた原木シイタケの問題について質問をいたします。  岩手県から鳥取県まで二十都府県で百八十九万本のシイタケ原木が不足しています。私は先日、シイタケの出荷量が全国五位の栃木県、栃木に行って話...全文を見る
○紙智子君 ちょっと、もう一回確認します。そうすると、賠償としてそれに掛かる経費は東電に求めるというふうに今おっしゃったんでしょうか。
○紙智子君 原発事故によって必要となった、生産について言っても必要となった対策だったら、これはやっぱり税で全額する必要というのはないんじゃないか、やっぱりちゃんと賠償を求めていかなきゃいけないんじゃないかというふうに思うわけですね。  それで、このキノコ原木の増産対策の補助率と...全文を見る
○紙智子君 それで、栃木県の話に戻しますけれども、西日本からシイタケ原木を調達するには掛かり増し経費が発生すると。それで、生産拡大に伴う価格の高騰分、それから輸送費ですね、原木を傷つけないように運ぶために枠を作らなきゃいけない、それからトラックターミナルなどの場所代ですね、森林組...全文を見る
○紙智子君 農家の皆さんは放射能の被害に苦しんで、生産を続けるかどうかということも迷っておられるわけですよね。  半額は東電に賠償を求めればいいという話なんだけれども、東電は、取引が終わった後に請求書に基づいてやるというふうに言っているわけですよ。だから、もうとにかく出して、そ...全文を見る
○紙智子君 今の仕組みでフル活用というふうに言うと、結局は二分の一は国が出すけどあとはというふうになっちゃうんじゃないのかと。やっぱり生産者の苦境を本当に真剣に考えれば、やめるかどうかと悩んでいるわけですからね、続けてもらうためにはこれまでの従来の枠を超えた対策が必要だということ...全文を見る
○紙智子君 農家の原木を届けるまで先行投資が要るということで、森林組合の皆さんもいろいろ努力されているので、是非、よく要望を聞いていただきたいというふうに求めたいと思います。  それから、シイタケ山をどう再生するかというのも大変重要な問題だと思うんですが、現在のままほうっておく...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、最後に、漁業の燃油高騰問題についてお聞きします。  いわゆるアベノミクスで円安が進行して、燃油価格等の急激な上昇でもって漁業経営が危機に直面していると。漁業経営セーフティーネット構築事業では補填されてはいるんですが、この制度だけでは救済されない状況だと。そ...全文を見る
○紙智子君 全漁連や水産団体は、セーフティーネット構築事業の制度拡充、それから来年度予算での対応では今の異常高騰に対応できないというふうに言っているわけですね。迅速な対応が求められているわけです。これは、アベノミクスということで、経済政策によって急速にそういう事態が生まれたという...全文を見る
○紙智子君 終わります。
05月10日第183回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。十分なので答弁は簡潔にお願いいたします。  今年度から五年間の第七期隣接地域振興計画が国交大臣の同意を受けてスタートするわけですけれども、第七期はこれまでと違って、国が五つの重点施策を設けて集中的に予算を投下し、地域の発展を目に見える...全文を見る
○紙智子君 藻場の造成を毎年秋にきちんと行うことで、この主要産品、昆布の収量ですね、これを確保しているわけです。それで、必要な事業量をこれ確保できなければ収量は低下するんですね。これはなりわいにとってすごく大事な話なんです、実は。  それで、地元は、もしそのハードとパッケージが...全文を見る
○紙智子君 地元では、これ、パッケージ化ということでは頭を悩ませているんですね、実は。それで、HACCP対応の港湾整備で輸出をという重点施策も、これ実は距離感があると。もちろん手を挙げたいという、資本のあるところはそうだと思うんだけれども、みんながそうなるかというと、決してそうじ...全文を見る
○紙智子君 是非、引き続き提起もしたいと思いますし、考えていただきたいと思います。  それから、最後になりますけど、これ、根室市のハッタラ浜にあります千島の電信回線・海底ケーブルの陸揚げ庫なんです。非常に歴史的建造物でもあって、かつて根室と国後それから択捉を結ぶ海底ケーブルとい...全文を見る
○紙智子君 誰か行っているということですか。
○紙智子君 ありがとうございました。終わります。
05月13日第183回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私、大間原発について質問いたします。青森県のこれは下北半島大間町に建設中の電源開発の原子力発電所ですけれども、これ、二〇〇八年の五月に着工し、そして二〇一一年三月の東日本大震災の影響で工事が中断をし、昨年十月に反対の声を無視した形...全文を見る
○紙智子君 総理、私が総理にお聞きしたのは、住民の皆さんが非常に不安を感じていると、そのことに対しての、その不安の気持ちに対して、総理、どのように思われますかというふうにお聞きしたんです。もう一度お願いします。
○紙智子君 不安に対する気持ちです。
○紙智子君 それで、様々な本来ちゃんとやらなきゃいけないこともやらないまま、何事もなかったかのように、あれだけの深刻な事故を経験しながら建設が進められているということで非常に不安があるわけですけれども、そこで原子力規制委員会の田中委員長にお聞きするんですが、この大間原発には活断層...全文を見る
○紙智子君 私は、今年、その建設現場に行きました。それで、電源開発の方からいろいろ説明聞いたときに、活断層の調査したんですかと言ったら、していませんと、特にまだ何もやるように指示はいただいていないという話があったわけですよ。自主的に第一義的には事業者がやると言われたんですけれども...全文を見る
○紙智子君 だから、まだできてないから、ちゃんとその活断層だとかフルMOXの安全性だとか検査、検証しなきゃいけないじゃないですか。できないから、まず造ってしまってからやるってなったら、結局要らなくなったときにやめるといっても無駄じゃないですか。今判断しなきゃいけないときじゃないん...全文を見る
○紙智子君 凍結を求めているわけですよ。無期限凍結を現地から求めているわけです。それで、官邸に直接出かけていって総理に対しても要請しているわけですね。これにちゃんとこたえるべきじゃないんですか。総理、これに対してもう一度ちゃんと答えてください。
○紙智子君 不安は本当に広がるばかりの状態なわけですよ。それで、そもそも造る必要がない原発だと。要らないんですよ。核燃料サイクルは既に破綻していると。周辺自治体、住民の声も、やっぱり必要ない、なくしてほしい、造らないでほしいと言っているわけで、是非この大間原発の建設はきっぱりやめ...全文を見る
05月20日第183回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  東日本大震災から、その被災から二年が過ぎて、住宅問題はどの被災地でも切実な問題になっています。今日は、福島原発事故によって放射線量が高く、帰還困難となっている区域の賠償問題について質問いたします。  まず、この地図を見ていただき...全文を見る
○紙智子君 今賠償しているというふうに言いましたけれども、賠償するといっても、これ宅地については公示価格、つまり固定資産税評価額で補償するということですよね。ちょっと確認します。
○紙智子君 今いろいろと言われたんですけれども、要は公示価格ですよね。もう一回はっきり言ってください。公示価格ですよね。
○紙智子君 宅地。
○紙智子君 答えていないですよ。公示価格ってはっきりおっしゃってください。そうでしょう。それ以外ないじゃないですか。ちゃんと答えてくださいよ。
○紙智子君 早く言ってくださいよ。最初からそう言ってほしい。  それでは買えないんですよ。地元では、現場では、この東電の査定では福島市や郡山市などの中通りで土地を買って家を建てようと思っても無理だと言っているわけですよ。私が聞いた方の場合は、帰還困難区域で、六百九十坪、農業をや...全文を見る
○紙智子君 指針に沿っていると言うんですけれども、ちょっと文科省にお聞きします。  原子力損害の範囲の判定に関する中間指針第二次追補、これについて、政府による避難地域等の見直し等に係る損害と、これどうなっていますか。
○紙智子君 このパネルにも書かせてもらいましたけれども、このとおりですよ。同等の建物ということで言っているわけです。それで、公示価格でいいなんということは一言も書いていないわけですよ。それなのに、なぜ公示価格で、それでやろうとするんですか。おかしいんじゃないですか。
○紙智子君 全然配慮しているというふうには言えないと思うんですよ。  それで、今、国の指針にも基づいてという話があったんですけれども、経済産業省が来られているんですけれども、エネ庁の長官にお聞きしたいと思います。  それで、資源エネルギー庁、この中で、帰還困難な被災者は新たに...全文を見る
○紙智子君 現場では、公示価格、固定資産税の評価額で基準としたら、これ新しい土地を手に入れて家を建てるのは無理だというふうに怒っているわけですよ。ずっと怒っているわけですよ。  それで、今お話ありましたけれども、エネルギー庁の基準が中間指針の追補で言っている趣旨と違うんじゃない...全文を見る
○紙智子君 本当は自分の生まれたところというか、自分の家に戻りたい、土地に戻りたい、本当はそうですよ。だけど、戻れないわけですよ、非常に数値が高くて。何年先に戻れるか分からないと、現実には。そうすると、今どうしても別のところに家を構えて住むということをしなければ、元どおりの生活に...全文を見る
05月21日第183回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私、今のやり取りを聞いていまして、大臣の答弁が変わっているなと、前回私が質問させていただいたときと随分変わっているなというふうに思って聞いていたわけですが、それはちょっとまた違う機会にやらせていただいて、また私も違う角度から質問し...全文を見る
○紙智子君 米国との二国間の協議の中でもこの話というのはされているはずなんですけれども、それをめぐってもまだ何ら要するにそういう話合いができていないということの表れだと思うわけですよ。だって、オバマ大統領と安倍総理が二月に共同声明を上げたときに、要するに例外なき関税撤廃が前提では...全文を見る
○紙智子君 今の答弁からいうと、結局これは全然そのことに対してアクションしていないということですよね。言われるままに今従っているというようなことだったのかなというふうに思っているわけです。  それで、あれはアメリカ向けの国内向けに出しているものだからという話するんですけど、その...全文を見る
○紙智子君 今のお話聞いていても、全然見通しが見えないわけですよ。何の勝算もなくTPP交渉に参加しようとしているじゃないかとしか言えないわけですね。  米国政府は、これ五月七日に交渉方針を策定すべく、日本のTPP交渉への参加に関連する全ての要素についてパブリックコメントを求める...全文を見る
○紙智子君 私は、もうちょっと見通し持てないなというふうに思いますよ、率直に言って。ですから、是非撤退すべきだと。農水大臣はそのことを是非閣僚会議の中でも言っていただきたいし、その立場で力を尽くすべきだと思います。  あとはまたやりますけれども、今日もう一つ最後に質問しておきた...全文を見る
○紙智子君 趣旨は、やっぱり実際に開けて調査しなきゃいけないと。その結果、改善されるかもしれないわけですよね。改善されても止めてしまうわけですか。改善されたらやっぱり開けて、もっとやっぱりそれに、確かめられた中身に基づいて進んでいくというのは当たり前であって、それをもう最初から、...全文を見る
○紙智子君 全く納得できないわけで、今、長崎側に閉めることを説明してきたんだというんだけれども、実際に原告団は全然説明を受けていないわけですよね。本来だったら、これ勝訴した側の意見もちゃんとやり取りして、その後拘束されていないというんだったら余計話し合わなきゃいけないはずなのに、...全文を見る
○紙智子君 はい。  農業も漁業も大事ですから、農水大臣としてはその立場でやっていただきたいということを、撤回していただきたいということを最後に申し上げまして、質問を終わります。
05月23日第183回国会 参議院 農林水産委員会 第8号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今回の改正案は、間伐延長に加えて、特定増殖事業という事項が追加されています。間伐促進の延長については、林業、木材産業振興の一環として期待が強いと。諸団体から要望をいただいてきましたが、特定増殖事業は特に聞いておりませんでしたが、林...全文を見る
○紙智子君 北海道で、トドマツ、エゾマツなどの伐採後、またそれらを造林できるかということ。それからまた、トドマツ、エゾマツ、クロマツ、アカマツ、グイマツというのもあるんですけど、北海道の林種も今後特定母樹に指定されるでしょうか。
○紙智子君 母樹の多様性は非常に重要なわけですけれども、杉、ヒノキ、カラマツの特定母樹は何クローンあるのか、遺伝的多様性は保たれるのかということについてもお答え願います。
○紙智子君 林木育種は、高速、速くやる育種ですね、今回の、に対し集団選抜法もあって、これからも注目をしていきたいというふうに思います。  それで、成長が早いエリートツリーが、これ五十年後どう育つのか、条件が悪い林地でも育つのかと。先のことってなかなか読めないわけですけれども、森...全文を見る
○紙智子君 多面的で長期的なデータを是非提供していただきたいと思います。  今までの答弁の中で、森林所有者の意思の尊重や広葉樹林を増やすという話もあったと思います。しかし、出されている指針案では、原則として全て特定母樹とし、所有者等への種苗の普及に努めるというふうになっておりま...全文を見る
○紙智子君 単一の樹種の造林というのは病害虫の耐性も弱いということで、林野庁も単層林を減らす方向であれば、この特定増殖事業においても生物多様性の保全を位置付けていただきたいというふうに思います。  さて、エリートツリーについてですけれども、大手企業が強い関心を示していて、特定増...全文を見る
○紙智子君 業界の関係者からも、一ヘクタールでモザイク状などが必要だというような指摘もあります。大面積皆伐は厳しく規制すべきだという声があります。  それから、住友林業だけでも実はこれ北海道、四国、九州に総計で約四万二千ヘクタールの森林を所有しています。一方、公営の採種園、採穂...全文を見る
○紙智子君 特定の母樹だけでなくて、やっぱり地方の育種の次世代化ということに対しての支援もお願いをしたいと思います。  それで、この種苗生産についてなんですけれども、これは気候風土に密着した業であると。北海道で生産された種苗で見ても、例えば道東の厚岸というところがありますけれど...全文を見る
○紙智子君 じゃ、質問を終わります。ありがとうございました。     ─────────────
05月24日第183回国会 参議院 本会議 第22号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私は、二〇一一年度決算について質問いたします。  二〇一一年は、三月十一日の東日本大震災と東京電力福島第一原発によって多大な犠牲者と被災者、そして避難者を生み、一刻も早い復興を成し遂げることが国民的課題でした。しかし、被災地では...全文を見る
05月29日第183回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず冒頭、米軍嘉手納基地の所属のF15戦闘機が沖縄の本島東側百二十六キロの太平洋上に墜落事故を起こしたことに対して、厳重に抗議をいたします。F15はこれまでも、沖縄では二〇〇二年の八月、二〇〇六年の一月に墜落事故を起こしておりまし...全文を見る
○紙智子君 そうです。全体の、オスプレイも含めて。
○紙智子君 原因究明だけじゃ駄目で、やっぱり繰り返されているわけですから、二度と起こさないということを強く言わないと。これは結局同じことを何回も言っているわけですよ。もう絶対許されないということをもう一言申し上げておきたいと思います。  その上で、今度は北方の関係です。内閣府、...全文を見る
○紙智子君 参加する人たちが幅が広がるということ、これは大事だとは思うんですけど、顔見知りが増えるというだけではないんじゃないかなと思うんですよね。  現地のロシアの方と人間同士の交流が深まって、やっぱりロシアの人たちにも日本人の歴史とか愛着がしみ込んでいる土地だということがよ...全文を見る
○紙智子君 ビザなし交流は、日ロ間に領土問題が存在しているということのあかしでもあると思います。ですから、是非、ロシアの方と知り合って領土返還まで着実に進めるということで、今検討されているということなんですけれども、やっていただきたいなと思います。  それから、ビザなし交流の受...全文を見る
○紙智子君 根室というやっぱり北方の玄関口としての地の利を生かした、そういう取組にできないかというふうに思うわけですよね。  地元から上がっている声としては、実は今、根室の西高という高校が生徒数が減っていて、存廃について今年度議論が行われるんですけれども、根室市には二つ高校があ...全文を見る
○紙智子君 是非やってほしいんですよね。  これ、文科省とか北海道が独自に考えて企画できるかというと、そういうテーマではないと思うんですよ、領土のかかわりでいうと。是非、地元にとって、これ高校の存廃って大きな問題なんですけど、それだけじゃなくて、大きな視野で見たときに、やっぱり...全文を見る
○紙智子君 その辺のところはずっと議論になって平行線なのかもしれませんけど、やっぱり調整機関と、内閣府が、これでもって限界があって、もちろん議員立法で議員自身がいろいろ問題提起して改善してやっていくというのはそのとおりなんですけれども、やっぱり主権にかかわる問題ですよね。領土の問...全文を見る
○紙智子君 ちょっと時間になりましたので、またこの問題は続いてやらせていただきたいと思います。終わります。
06月13日第183回国会 参議院 農林水産委員会 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、法案の質問に先立ってTPP問題ですけれども、十七日、政府のTPP交渉に関する業界団体への説明会が非公開で開かれることが報道されておりますけれども、これは一般国民向けの説明会はないと、パブリックコメントも予定されていないという...全文を見る
○紙智子君 そういう説明会は非公開じゃないんでしょうか。広く一般の国民も含めて参加できる、要請があれば参加できるようになっているんでしょうか。そこのところを今お聞きしたんですが。
○紙智子君 業界団体でそのやり取りする場面というのは当然必要ですけれども、一般の国民の皆さんも含めて説明の場所をつくるべきだし、野田内閣のときにも、情報公開がされていない、国民に納得いくようなことがされていないということで批判があったわけですし、やっぱり当時は野党だった自民党さん...全文を見る
○紙智子君 それでは、HACCP法案について質問します。  厚生労働省に、この間、HACCPを採用している企業の過去十年間の食中毒事件について報告を求めたところ、ありませんでしたということだったんですね。しかし、二〇〇八年に大手食品企業の伊藤ハムの東京工場でウインナー製造に使わ...全文を見る
○紙智子君 この伊藤ハムの役員からの聞き取りで明らかになったもう一つの問題点というのがあって、HACCPマークがないと営業ができない、あるいは作っても業務用にしか売れないという、営業部門からそう言われるんだという認識があったわけです。結局、売上げを上げる活動の道具としてHACCP...全文を見る
○紙智子君 HACCPの導入が、先ほども議論になっていましたけれども、中小企業に進まないというのはある意味当然とも言えるわけです。  なぜかといえば、本来、このHACCPというのは衛生設備の問題ではないわけですよね。衛生設備の問題ではないのに、それがセットになっていると。それか...全文を見る
○紙智子君 自己目的化すべきでないというふうに今言いましたけれども、それで、最後、大臣にこの問題で、法律があるからといって、自己目的にHACCP導入を中小企業に押し付けるべきではないというふうに思うんですが、企業の自主的取組の中でやっぱり当該企業が必要だと判断したときに支援をする...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  それでは、次、燃油の問題について質問をいたします。  それで、先ほどもちょっとこれも話ありましたけれども、アベノミクスで円安が進んで燃油価格が高騰したと。水産庁として六月五日に対策を出して、漁業用燃油緊急特別対策ということで発表されたわけ...全文を見る
○紙智子君 漁業者は、現在の発動ライン、一キロリットル当たり八万円でも経営が苦しいっていうふうに言っているんですよね。それで、八万円から九万五千円の間でもしこの価格が推移した場合に、漁業者への新たな支援があるのかって聞いたら、これ現行制度で行うっていう答弁になるんですけれども、こ...全文を見る
○紙智子君 もちろん入ってもらうようにするというのはそうだと思うんですけれども、今現状では、乗り切るのが大変だっていう現状があるので、そこは、たしか自民党さんの中でもまだこれでも不足だからもっと上げようっていう話が議論されているというふうに聞いていますけれども、是非そこは現場の皆...全文を見る
○紙智子君 終わります。
11月05日第185回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、TPPについてお聞きします。  日本政府は今年の七月末にTPPに参加したばかりですが、にもかかわらず、十月のバリ島でのTPP首脳声明で、年内妥結を目的に困難な課題の解決に取り組むことを確認したということで、この年内妥結に前...全文を見る
○紙智子君 十月二十四日の参議院の予算委員会で、与党議員、これ山田さんですけれども、質問に答えて甘利大臣が、別にこれは党が勝手にやっていると突き放すつもりはありません、党の方は党の方でいろんなリスクを考えて取り組んでいただいているんだと思います、それについては、政府は、情報提供は...全文を見る
○紙智子君 情報提供をさせていただいているということです。  大臣は所信で、交渉に当たっては、米、麦、牛肉・豚肉、乳製品、甘味資源作物等の重要品目の聖域を確保すること等の衆参両院の農林水産委員会での決議を踏まえ、国益を守り抜くよう全力を尽くしてまいりますというふうにおっしゃって...全文を見る
○紙智子君 決議に書いてあるといって言わなかったんですけれども、重要五品目というのは五百八十六品目なんですよ。聖域ということはそれに手を付けないということなんですよ。その重要品目の聖域にまさに手を突っ込んで、加工品や調製品の関税撤廃対象品目をピックアップする作業というのは、これ与...全文を見る
○紙智子君 バリの会議は実は私も現地に行っておりました。そこで西川対策委員長は、年内妥結に向けてスピードを上げてやらなければならないというふうにおっしゃった。五品目の中から抜けるか抜けないか急いで検証するというふうに言われているわけです。何のために検証するのかといったら、それは聖...全文を見る
○紙智子君 大臣に聞いています。
○紙智子君 確保できなければ脱退も辞さないと、これ本気でやる覚悟はおありになるのかどうか、これはお聞きしたいと思いますよ。だって、選挙のときだって、自民党の議員の皆さんそうですけど、さんざん言われていたわけですよ。選挙が終わった直後に、北海道でもそうですけど、マスコミの方からもし...全文を見る
○紙智子君 守れなければ脱退を、農水大臣は総理に対しても、それからほかの閣僚に対してもはっきりと主張するということで確認をしてよろしいですか。
○紙智子君 既に国民から見ると、非常に条件的な闘争に入っているんじゃないかというふうに心配しているわけです。これをめぐって、やっぱり農水大臣が本当に日本の農業を守るという立場からしっかりと行動していただかなければ国民の公約は全くほごにされるということになるわけで、これはもう絶対許...全文を見る
○紙智子君 ということは、自給率を向上させるということは変わらないと、基本方針変わらないということでよろしいんですか。
○紙智子君 私は、入っていなかったことが、TPPで関税を撤廃した場合に、これは食料自給率が下がることが免れないわけですよね。だから言わなかったのかなと一瞬思いました。しかし、そうではないということであるならば、もっと今の時期こそそのことをはっきりと明言しなきゃいけないときじゃない...全文を見る
○紙智子君 収入保険を導入して賄っていくということも言われて、さっきも議論になりましたけれども、この仕組みというのは、農家が自ら積み立てる保険料を基にして農産物の急激な価格下落による収入減のときに支払える仕組みということなんじゃないかと。そうすると、負担できない農家は入ることでき...全文を見る
○紙智子君 まだ細目がはっきり見えるわけじゃないので、またこの次この問題については議論させていただきますけれども、やっぱり地域を支えている小規模、中規模ですね、こういうところが離農促進を促すようなことにならないようにということを強調しておきたいと思います。  それで、最後ですけ...全文を見る
○紙智子君 大臣に私、御認識を伺ったわけです。それで、これ、もし決まっていて、確定判決を履行しないことになったら、これはちょっと前代未聞のことになると思うんですけれども、大臣の御認識、お聞かせください。
○紙智子君 先日、参議院本会議の質問で安倍総理は、諫早湾干拓堤防については、国は本年十二月までに開門すべき義務を負っているというふうに答弁をされました。つまり開門義務があると。それが開門しないということになれば、これは総理の政治責任ということに、そういう性格の問題だというふうに思...全文を見る
○紙智子君 国が確定判決を履行しなかったことというのは憲政史上ないんですよね。ないというふうに言われているわけです。ですから、総理が本会議でもそういうふうに答弁をして、義務があると言っていることが、やれないということになれば、これは本当に大きな、大変なことにならざるを得ないという...全文を見る
○紙智子君 それで、長崎県は、開門の対策工事に対して強く抗議する、対策工事の着手を取りやめて開門方針の見直しを強く要請するということで、知事の記者会見もありまして、非常に強い姿勢で反対をしていると。このことがあり、開門のめどが立たない状況が今続いているわけです。  そこで、長崎...全文を見る
○紙智子君 そういう状態がずっと続いてきたということなわけですから、やっぱりそれを、同じことを繰り返していたんでは仕方がないわけですよね。そこをやっぱり本当に踏み込んで、強い、もう一つ強いメッセージを出して、何とかやっぱり折り合い付くようにというか説得をするという努力をしていただ...全文を見る
11月12日第185回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、東日本大震災からの復旧復興について質問いたします。  それで、大臣は、被災地域の皆様と話し合いながら農林水産業の一日も早い復旧復興に全力で取り組んでまいりますと述べられています。まず、福島県の特産品であるあんぽ柿について...全文を見る
○紙智子君 ところが、これ、今新たな壁にぶつかっているということがあります。  同じ生産者でも、線量の値で加工を再開できる圃場とそれからできない圃場と、この両方を持っている方がいらっしゃるんですね。圃場が混在していると。それで、損害賠償がどうなるかといいますと、加工できない圃場...全文を見る
○紙智子君 年内に支払しなきゃいけないというのもあるんですよね。そこに手元にないと困るわけですよ。だから、是非年内に極力払うように改めて指導していただきたいということで、よろしいですね、一言で、いいと。
○紙智子君 加えて、モデル地区についてお聞きします。  全額賠償は、経費を除いて七六%となっています。モデル地区は、逸失利益、つまり事故に遭わなければ得られた利益、その部分が補償されるわけです。しかし、東電任せにしているとこれ事務処理に時間が掛かるということで手間が掛かるので、...全文を見る
○紙智子君 やっぱりブランドのこの柿を消してはいけないという思いで再開している生産者であり、そこを支援していくということで国がやっぱり役割を果たすべきだと。段階を追ってきているわけですよね。だから、壁にぶつかったんであればその壁を乗り越えられるように、やっぱり東電を指導していきた...全文を見る
○紙智子君 それで、経産省にもお聞きするんですけれども、外国の事業者から検査の要請がある場合、どういうふうに対応されていますか。
○紙智子君 要するに、外国から要請があったら二重検査をやって、ちゃんとその分は賠償を払うという仕組みだと思うんですけど、それだったら、私はやっぱり国内でも個別の事情に関して丁寧に話を聞いて対応するのが本当じゃないかと思いますけど、いかがですか。
○紙智子君 今のお話ですと、個別にちゃんと丁寧に聞き取ってということですよね。  それじゃ、検査費用が、これ、いろいろ聞きますと、一検体当たり、一キロ当たりの検査料で五千円掛かるんだそうですね。だから、本当にたくさん数が増えると相当お金が掛かるということもあって、是非そこのとこ...全文を見る
○紙智子君 譲渡されている場合も、実際には掛かっている費用だとかということがあるわけですから、是非できることを検討していただきたいというふうに思います。  それから、譲渡されたケースは譲渡された時期に遡って賠償すべきではないかというふうに思うわけですけれども、休業して生産を委託...全文を見る
○紙智子君 よく事情をつかんで指導していただきたいというように思います。  それから、最後になるんですけれども、漁業の問題でお聞きしたいと思います。  それで、大臣は、被災地の復興とともに六次産業化も支援してまいりますということを所信で述べられています。被災地で、震災からの復...全文を見る
○紙智子君 それでは、今日は復興庁から小泉さんに来ていただいておりますので、一言お願いいたします。
○紙智子君 いろいろ紹介させていただいて、実は制度があってもなかなか使えないと、やっぱり最初のころと違って段階を踏んで要求も変化、発展しているんですよね。それにやっぱりこたえていかなきゃいけないと。  六次化を進めるために、例えば製氷施設などを整備したと。製氷施設に海水を運ぶパ...全文を見る
○紙智子君 終わります。
11月14日第185回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  農林漁業の健全な発展と調和のとれた再生可能エネルギー電気の発電の促進に関する法案ということで質問したいと思います。  それで、この再生可能エネルギーを推進することについて我が党は賛成です。そこで、今問題の焦点になっていることは、...全文を見る
○紙智子君 もう少し小泉前総理の言葉を紹介したいんですけれども、経済界では大方が原発ゼロは無責任だと言うが、核のごみの処分場の当てもないのに原発を進める方がよほど無責任だ。原発の必要論者は、将来はゼロにする方がいいが、今は駄目だと言う。しかし、早く方針を出した方が企業も国民も原発...全文を見る
○紙智子君 現安倍政権においてはそういう方向で行くんだという話なんですけれども、小泉氏の発言は、首相の権力は強いと、それを原発即時ゼロに使うべきだということで、安倍首相に対してこれ繰り返し要求をしているんですね。だから、総理が決断したら、これはできるんだということを言っておられて...全文を見る
○紙智子君 この問題はやっぱり日本の進路にかかわっていく、これからの問題として非常に大事な問題で、引き続いて私どもとしては主張していきたいなと思っています。  そこで、法案の関連について質問に入ります。  まず、この法律のスキームは、あくまでも農山漁村地域でのスキームというこ...全文を見る
○紙智子君 メガ太陽光パネルのトラブル事例ということで調べますと、市街地の住民とのトラブルが多いという印象があるわけです。住宅地に隣接してメガパネルが突然できると、それによって太陽光の反射光で住環境が悪くなるとか景観が悪くなって住宅地としての価値が下がるとか、こういうトラブルにな...全文を見る
○紙智子君 この法案の審議に当たって、私、福島県の福島県農民運動連合会とNPO法人自然エネルギー市民共同発電に参加している大阪や東京などの都市住民の皆さん全部で七十人が共同出資でやっている伊達市に行きました。そこに設置されている出力五十キロワットの太陽光発電所を視察したんですね。...全文を見る
○紙智子君 現在、日本農業を取り巻く環境は、TPP問題や高齢化や担い手の不足など非常に厳しいものがあるわけです。その中で、いかに食料自給率を上げていくかというこの重大な課題を抱えているわけです。  そのためには、耕作放棄地をいかに減らして耕地を増やしていくかという課題があります...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  次に、太陽光パネルの廃棄物処理の問題についてお聞きしたいんですが、太陽光パネルが広範囲に設置された後の廃棄物処理ないしリサイクル問題について、太陽光パネルにはカドミウムが含有されているというふうにも伝えられていて、今からきちんとした処理体制...全文を見る
○紙智子君 今、造る方で頭いっぱいなんですけれども、後のことを考えると本当に大事な問題なので、現状把握と同時にやっていただきたいと思います。  最後になりますけれども、ちょっと法案から離れます。十一月五日に林農水大臣の記者会見が行われたんですが、これについてお聞きしたいと思いま...全文を見る
○紙智子君 検討しているかしていないかということについても言えないですかね。そこのところが非常に私は重大だと思っているわけです。  さらに、この記者会見では、記者の方が、石破幹事長が二日に米の関税率について、関税を下げていっても国内の農業が打撃を受けない水準はある、七七八%が唯...全文を見る
○紙智子君 決議を守るという立場でこの間繰り返し発言されている大臣の立場からいえば、そういうふうに幹事長が言っておられるということ自体、やっぱり黙っていられないはずなんですね。それはどうかと、例えば抗議をしたり問い合わせるということをなさらなかったんでしょうか。
○紙智子君 私は、非常に農水大臣の立場としては問題だと思いますね。やっぱり本当に体を張って、それに対して覆す立場に立って頑張ってもらわないと、国民の皆さん、安心できませんよ。  あれだけ繰り返し約束してきたわけですし、この委員会においてもそうだし、言われてきているわけですから、...全文を見る
11月25日第185回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  この間の農政の在り方をTPPの関連で質問いたします。  安倍総理は、今年三月十五日に国民の反対を押し切ってTPP交渉への参加を表明してから八か月が過ぎました。参加表明のときに国民に約束した一つは、国民への丁寧な情報提供ということ...全文を見る
○紙智子君 今総理は、状況については御説明しているとか、いろいろ説明した、説明したという話がありましたけれども、全然これ中身については言っていないわけですよ。  私が八月に質問主意書で、TPP交渉に参加したマレーシア会合で農林水産分野の五項目を関税撤廃から除外する日本の方針を説...全文を見る
○紙智子君 開き直るつもりですか。ひどい話ですよ。総理の国民に対する丁寧に情報を公開すると言った約束はどうなったんですか。肝心なことは何にも言っていないですよ。本当にひどい話だと思いますよ。  それからもう一つ、国民との約束は守るとおっしゃってきました、総理は。それについてです...全文を見る
○紙智子君 本当に守れるんですか。もうアメリカは完全撤廃だと言ってきているわけですよ。守れるんですか。  西川公也自民党のTPP対策委員長は、十月八日のバリ島のこのTPPの会合のときに、重要五品目に立ち入って、加工品や調製品の関税撤廃に向けて検討を開始することを表明して、その作...全文を見る
○紙智子君 もう守れない状況になっているということを私はさっきから指摘しているわけですよ。  それで、高知県の自民党は、重要五項目の五百八十六品目について関税撤廃の検討を表明した西川氏の発言を到底受け入れ難いと言っているんです。ある幹部は、西川発言のやり方では重要品目は守れない...全文を見る
○紙智子君 守るべきものを守ると言いながら、実際には譲り始めているわけですよ。そのことを私は繰り返し指摘させていただいているわけですけれども、ちょっとこのパネルを見てください。(資料提示)これ、農林水産分野の重要品目と自由化率です。  それで、政府が重要五項目の五百八十六品目全...全文を見る
○紙智子君 情報は得ていないと言いましたけれども、それだったらどうして新聞報道なんかで出ているんですか。(発言する者あり)新聞が間違っているんですか。それはちょっと信じ難いですね。  じゃ、ちょっと次行ってください。本当に何を聞いてもまともに答えないですよね。  それで、次の...全文を見る
○紙智子君 抜くことが前提でないというんだったら、そもそも検討しなくたっていいじゃないですか。検討するのは、なぜ検討するかといったら、抜くためじゃないんですか。  私は、バリのときにそこに行っていました。それで、西川委員長はそのインタビューに答えて、とにかく年内妥結だと、スピー...全文を見る
○紙智子君 つまり、TPPで国内の農林水産物の生産は減少する、加工品、調製品の関税撤廃、関連産業でも大きな影響が出るということです。  総理、このようなこの重要五品目の加工品、調製品の関税を撤廃するということは、これは衆参の農林水産委員会の決議、農林水産分野の五品目などについて...全文を見る
○紙智子君 今おっしゃいましたけれども、やっぱりやっていることは決議に反する中身ですよ。日本政府は、これ米国の政府に対して関税撤廃リストを渡したということも報道されていますけれども、これ事実でしょうか。
○紙智子君 はい。
○紙智子君 どうかということはよく分かりませんけれども、重要五品目の加工品、調製品、この関税を撤廃するということは、繰り返しになりますけれども、衆参の委員会決議や、これまで総理が守るべきは守ると言ってきた、このことに反するのはもう明らかだというふうに思います。  それから、次、...全文を見る
○紙智子君 総理に聞きました。
○紙智子君 どういう試算かという話ししましたけど、私はやっぱり政府の試算だって本当に都合のいい机上の試算だと思いますよ。現場から見たら大変な深刻な状況ですよ、ビートが作れなくなったら全体の輪作体系が回らなくなるんですから。順々に連作障害出ないようにやってきたわけで、小麦が少しでも...全文を見る
○紙智子君 聖域なき関税撤廃が前提でないことが分かったっていまだにおっしゃっているんですか。実際にはもうどんどん崩されてきているじゃないですか。  それで、交渉参加各国はそれぞれ国と国民にどういう影響があるのかということをよく吟味して、国益に沿わない場合は、マレーシアの前首相の...全文を見る
11月28日第185回国会 参議院 国土交通委員会 第9号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私も北海道の人間ですので、JRは頻繁に利用させていただいている一人であります。  それで、二〇一一年の五月のあの石勝線事故の直後に私も現地に調査に行きました。それで、非常に無残な車両の姿を見て衝撃を受けました。乗客自らの判断で避...全文を見る
○紙智子君 社長に、社長に質問。
○紙智子君 新聞報道で、これは読売の十一月二十三日ですけれども、ここに、取材して書かれているんだろうと思いますが、上部組織の函館保線所長だったことが同社関係者の取材で分かったというふうに書かれていますけれども、これは事実なんですか。
○紙智子君 それでは、その検査ですけれども、本線、副本線、側線、分岐器、それぞれのやり方が違うというふうに聞いています。この四つのうち、どの箇所の検査データが改ざんされたのかということを明らかにしてください。社長、お願いいたします。
○紙智子君 そのことも新聞報道で書かれている中身でありますよ。  それで、もう調査しているということがずっと専ら、先週、衆議院の質問のときからも今調査中でという回答になっているんですけれども、私は本当に事の重大さを分かっているのかなというふうに言わざるを得ないんですね。外部から...全文を見る
○紙智子君 今、側線と分岐器のところという話もあったわけですけれども、その前の聞いた上部からの指示があったのかということも含めて午前中もずっと議論ありましたよ。だけど、それについては明らかにしていないと。だけど、私は、これ私だけじゃなくて多くの国民、道民の皆さんは、勝手にそれぞれ...全文を見る
○紙智子君 やはり聞き取りは実際にやっているわけで、その証言がどうなのかということは非常に大事なことで、決して曖昧にできないことですから、そこのところはこれからも注目をしたいと思います。  それで、経営陣の責任が問われる事態だというふうに思うんですね。この問題は、国が、特別保安...全文を見る
○紙智子君 元々、通告のときにここは大臣に答えていただきますと言ってありましたので、大臣政務官の出席については、大臣が答えるんだったらいいですよというふうに言っていましたので、そこは守っていただきたいと思います。  大臣、それじゃお願いします。
○紙智子君 前回のこの委員会で我が党の辰已議員も質問しましたけれども、やっぱり見逃してはいけないわけですよね。そういう点で、やっぱり監査の仕方も会社任せにしないで、国自身がしっかりかかわってやるべきだという話をされていると思うんですけれども、命にかかわる安全の問題ですから、そうい...全文を見る
○紙智子君 そういうやっぱり会社が一丸となって本当に変えていこうというところで、国自身もそこをしっかり指導するということを求められていると思うんですけど、一言、大臣、お願いいたします。
○紙智子君 冒頭で北海道新聞の社説を紹介しましたけれども、会社が一丸になるという姿勢がなかなか伝わっていかないということがあります。衆議院の参考人の質疑で社長の発言をとらえて、道新の社説は、「JR国会招致 信頼さらに失墜させた」と書いたということも紹介しました。道民のみならず国民...全文を見る
○紙智子君 先週、衆議院で穀田議員がこのことを提起したときには、それはやるつもりないという答弁だったんですが、この一週間で変わったということになりますけれども、その変わった心境といいますか、どういうことがあってそういうふうに改められたんでしょうか。
○紙智子君 それはいつからおやりになるかと、もう十二月からということになるんでしょうか。
○紙智子君 やはり形だけこういうふうにやりますということじゃなくて、その中身が本当に実質が伴うものでなきゃいけないというように思うんですよ。そういう意味でいいますと、JR西日本でやったときには、それこそ各職種ごとの専門委員会というのをつくって、やっぱり本当にきめ細かく、どうやって...全文を見る
○紙智子君 これから各組合に呼びかけをしてやっていくということになるんですか。社長、今の点について、社長の方から。
○紙智子君 是非、実のあるものとして、本当にそれが改善に向かうようにしていただきたいということを心から言いたいと思います。  もう時間になりましたので、やっぱり人の安全や命にかかわる、そういう問題で情報隠しをするということが不信を広げることになるわけですから、そのことをしっかり...全文を見る
12月03日第185回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子です。ちょっと風邪で低音になってしまいましたが。  まず冒頭、この委員会の持ち方について一言申し上げたいと思います。  それで、私、二〇〇一年に国会に来て、農水委員会にずっと今日まで所属してまいりましたけれども、今回のように、このように空席がある...全文を見る
○紙智子君 新聞各紙の報道でも、米国政府は全ての品目の関税撤廃を日本政府に要求したというふうにされているわけです。それから、甘利担当大臣は、日本はこれ以上一センチも譲歩できないと発言したとされているわけです。このことも、大臣、同席されていて、そういうことだったんでしょうか。
○紙智子君 既に日本政府が、中身については今も語らなかったわけですけど、中身は国民に秘密にしたまま重要五項目の譲歩提案を示したということになったら、これは衆参農水委員会の、この農水委員会の決議、これに対して違反するということは明白になるわけです。  これ以上一センチも譲歩できな...全文を見る
○紙智子君 そこでお聞きいたしますけれども、この日本再興戦略で打ち出された全農地面積の八割を担い手に集約をしと、米の生産コストを四割削減する、法人経営体数を五万法人にするという根拠ですね、何を根拠にされているのかということを明らかにしていただきたいと思います。
○紙智子君 今言われた担い手という中には中小の農家というのは入らないわけですよね。ここで規定されているので言うと、法人経営と大規模家族経営、集落営農、企業と、そこを担い手として、今五割だけど八割までという話ですよね。
○紙智子君 日本再興戦略ですね、三つのアクションプランというのを柱に据えているわけです。その一つが国際展開戦略と。そこでは、グローバルな経済活動のベースとなる経済連携を推進し、貿易のFTA比率を現在の一九%から、二〇一八年度までに七〇%に高めると。このために、特にTPP協定交渉に...全文を見る
○紙智子君 TPPが必ずしも農業に悪影響を与えないというふうに今おっしゃいましたけれども、私は違うと思いますよ。だって、農水省自身が試算をして、結局、農業に与える影響ということで出した中でも、対策を取らなければということを常に言われるんですけれども、実際には三兆円の政府の試算でも...全文を見る
○紙智子君 対策を取ってもこれは下がりますよ、自給率は。  それから、次に行きますけれども、農業委員会は、効率的な農地利用について農業者を代表して公正に審議する行政委員会で、農地の権利移動の許認可、土地転用申請書の受理や意見書の添付、農地の利用状況調査等の業務を執行しています。...全文を見る
○紙智子君 今、大臣おっしゃったんですけれども、規制改革会議は、農地利用配分計画の作成、都道府県知事の認可等の過程において、農業委員会の法的な関与は要しないこととすべきであるという議論をしています。今回の新制度において、農業委員会の法的な関与は求めないこととする一方、そもそも農地...全文を見る
○紙智子君 今までも、結局、市町村がいろんなことをやるにしても、農業委員会、一番現場のことを分かっている農業委員会のやっぱりその活動があって支えている部分というのが本当に大きいわけですよね。  農林水産省として市町村に農業委員会の意見を聴くことを促すというふうにしているわけです...全文を見る
○紙智子君 地方分権を理由にしてやっぱり外すというのは、これは本当にあってはいけないというふうに思います。  今後十年間で全農地面積の八割を担い手にと。企業参入の加速化等による企業経営ノウハウの徹底した活用。企業の参入状況の検証等を踏まえ、農業生産法人の条件緩和など所有方式によ...全文を見る
○紙智子君 農業委員会組織の意見では、公募に応じた農地の借入れ希望者、特に農外からの新規参入者、まあ企業等ですね、ここには農業経営基盤強化促進法に基づく市町村基本構想に即した認定農業者となることを促し、農地のある地域との信頼関係を醸成する仕組みを構築する必要があるというふうにして...全文を見る
○紙智子君 農業委員会組織の意見として出されているものです。
○紙智子君 ちょっとよく分からなかったんですけれども、なぜ採用しなかったんですかというふうにお聞きしたんですよね。採用しなかった理由、意見を。
○紙智子君 ちょっとまた更にやりたいと思うんですけれども。  ちょっと時間もありまして最後になりますけれども、農業委員会組織が危惧しているように、落下傘型の企業が農地のリース方式で五万法人も参入しますと、これは地域との信頼関係も醸成されずに、これまで話合いで農村の農地管理等、水...全文を見る
○紙智子君 衆議院の議論の中でも、例えば参考人の方のお話を聞いても、やはりいろいろ問題が残っていると、今回出された法案の中にですね。そういう実際に土地を本当に集積したり流動化していくということでいえば、地元の意向を踏まえて、本当に現場の協力が得られなければやっぱり成功していかない...全文を見る
12月04日第185回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、復興大臣にお聞きいたします。  子ども・被災者支援法についてですけれども、まずその前に、原発事故の現状についての認識をお聞きしたいと思います。  民主党政権のときには、原子炉の状態がどうなっているのか分からないし、放射能...全文を見る
○紙智子君 民主党政権のときの収束宣言、それから自民党政権のコントロールされている話、言葉は違うんですけれども、やっぱり安全であるかのような言い方をするというのは、被災者の皆さんから見ると非常に不安を感じるわけですね。それで、福島県の浪江町の町議会は、状況はコントロールされている...全文を見る
○紙智子君 私は、八月に復興庁に基本方針の策定状況を聞きました。八月ですね。その際、復興庁は、基本方針策定のめどが立っていないと繰り返しおっしゃっていたわけです。しかし、被災者が国の不作為を問う訴訟を起こすと、一転して、基本方針案を策定したとマスコミが報道したんです。それで、その...全文を見る
○紙智子君 被災者の皆さんはそういう受け止めにはなっていないと思うんです。国がやっぱり勝手にどんどん物事を進めるということがあってはならないと思うわけですけれども、この法律を具体化するに当たって、関係者の意見を聞く、あるいは関係者の同意を得るなどの本当に丁寧な進め方が必要だと思う...全文を見る
○紙智子君 ということは、これから先も、被災者の皆さんからの要請があれば、その声を聞いてほしいし、こういう要望があるということの申入れがあれば、それは大臣としても対応されるということでよろしいですか。
○紙智子君 次に、環境大臣にお伺いいたします。  健康調査の問題、医療の提供の問題です。  法律の十三条の二項で、「国は、被災者の定期的な健康診断の実施その他東京電力原子力事故に係る放射線による健康への影響に関する調査について、必要な施策を講ずるものとする。」というふうにあり...全文を見る
○紙智子君 リスクはないという判断という話なんですけれども、専門家の間では、そこのところは必ずしも結論が出ているわけじゃないと思うんですね。いろいろやっぱり意見というのはあると思うんです。ですから、そこはやっぱり丁寧に慎重にやっていかなければいけない話だというように思うんです。 ...全文を見る
○紙智子君 議員立法そのものは福島県に限定しておりませんから、しっかりそれ以外のところも含めて支援することが必要だというふうに思っています。  それから、来年度から福島近隣の健康把握をするための予算は付けられるんでしょうか。環境大臣。
○紙智子君 来年度からの予算に付けるということは考えていないというお答えだったと思うんですけれども、そうすると……
○紙智子君 来年度予算に……
○紙智子君 ということはやっぱり結論待ちということで、今の段階では付けるということは決まっていないということになるわけですよね。  そうすると、福島県以外の被災者は一体いつになったら健康診査などができるのかということですよ。来年度は予算措置はもし付かないということになったら、二...全文を見る
○紙智子君 現に不安を持って心配でならないと、そのことで病気になる方もいらっしゃるわけですよね。そういう被災者の本当に追い込まれている状況、そこに、立場に立って考えるならば、もう三年、四年そのまま、県外だということで、風評被害になっちゃいけないということでほうっておかれているわけ...全文を見る
○紙智子君 実際の不安を抱えている皆さんの立場に立って対応してほしいということを言っているのであって、風評被害を広げようとか、危ない、危ないということで、そういうことをやるということを言っているわけじゃないですよ。  非常に今の答弁に対しては納得できませんけれども、もう一つあり...全文を見る
○紙智子君 分かっています。
○紙智子君 はい。  本当に、やっぱりバランス論じゃなくて、実際困っている人にどう本当にこの手を差し伸べるかということが大事だと思うんです。  自治体の判断で今まで頑張って独自に出しているところもあるわけですけれども、しかし、調べてみましたら、自治体の負担も本当に大きく膨れ上...全文を見る
12月05日第185回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  三人の参考人の皆さん、今日はありがとうございます。  それで、私もあちこち回りますけれども、やっぱり飛び地になっているところを併せて作業しやすくしたりとか、そういう形で集積をするということは、これは必要なことではあるというふうに...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございます。  それでは次に、忠参考人にお聞きします。  この委員会に以前にもおいでいただいて、ありがとうございます。あれからまたずっと頑張っておられるのだなというふうに感銘を受けて聞いておりました。  それで、長年やっぱり地域に根差してやってこられた...全文を見る
○紙智子君 奥村参考人にも同じことをお聞きしたいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○紙智子君 あと一分だけあるので、もう一つだけ。  機構による借り手の選定作業というのは応札者に特段の資格要件を掛けない競争入札となっているわけですけれども、このことが現地に混乱を与える可能性もあるというのが衆議院の参考人の質疑のときにも出されていて、その具体例として言っていた...全文を見る
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  前回に引き続いてなんですけれども、ちょっとまだ声がなかなか出にくいので、少し抑えてというか、ゆっくりやらせていただきます。  前回の質問のときにお聞きしたんですけれども、その中で幾つか大臣の明確な答弁がなかったので、改めてお聞き...全文を見る
○紙智子君 改めて聞いて、いや本当にそういうことでいけるのかなというか、実際現場でこういうふうにコストを下げ、十年掛けてという話なんですけれども、一俵の値段がですか、一万六千円を九千六百円台にということで計算をしたということなども含めて、法人の数もこの間こういうふうに増えているか...全文を見る
○紙智子君 今回のこの中間機構つくるに当たって、議論はされているわけですか。法制局の中で話合いはされたんですか。何か議論をしていなかったというふうに聞いているんですけど。
○紙智子君 だから、特に受けていなかったわけですよね。ほかのことも含めて、全体にあまねくそれが適用されるということになると大問題でありまして、全く今までのあれをはみ出すことになるわけで、これは本当に重大だというふうに思うわけです。  それで、農地法でも農業経営基盤強化促進法でも...全文を見る
○紙智子君 ということは、全体にじゃなくて、一般化しないというか、この問題に限って今回そういう言いぶりだということなんですね。
○紙智子君 ちょっとまだ釈然としないですけれども、次に行きます。  法案について、前回に続いて聞きたいんですけれども、今回の農地中間管理機構法案の検討が行われているときに、市町村の期待は、やっぱりこれで遊休農地の対策や耕作放棄地の対策が進展するんじゃないかという、この期待が大き...全文を見る
○紙智子君 「新たに」という範囲になるんですか、対策。ということなんですか、今までやっているところじゃなくて、新たにする人になるんですかね。
○紙智子君 ちょっとそれももう一つよく分からないんですけれども。  農地中間管理権を取得する農用地の基準で見ると、農地中間管理事業規程において認可要件として、農用地等として利用することが著しく困難であるものを対象に含まない、そのほかの農用地等の形状又は性質に照らして適切と認めら...全文を見る
○紙智子君 先ほど参考人の質疑をやったときに、実際に今経営やられている方からも出ていた話ですけれども、この農地中間管理機構法の問題点の一つとして挙げられているのが、農地中間管理機構法案の第二十条の賃借権又は使用貸借権の解除の問題、農業者が離農して農地を機構に貸し付けても、相当の期...全文を見る
○紙智子君 幾ら中間管理機構における農地の滞留を防ぐためといっても、離農者に返された農地は、今いろいろ言われたんですけれども、耕作者がいないと新たな耕作放棄地が発生することにつながりかねない問題をはらんでいるわけです。耕作放棄地の抜本解消に機能すればいいんですけど、果たして本当に...全文を見る
○紙智子君 ここのところももっと、何というかな、本当に具体的にどうなのかなというのは、もっとやっぱり議論が必要なところなんだというふうに思うんですけれども。五年程度で見ているわけですから、その間に、じゃ、どういうふうに対応ができるのかと、その間税金がどうなるのかとかいうことなんか...全文を見る
○紙智子君 もちろん、法人が、元々は農家が出発して、それで農業法人なんかをつくって大きくなってきているということや、集落営農で、それこそ地域で本当に話し合いながら、協力し合いながらやっていこうということで、家族を単位にしてやっているという形で来ているという、それが大きくなっている...全文を見る
○紙智子君 先日、この委員会でみんなで視察に行って、群馬県の甘楽富岡というところに行ったときに農業委員の人たちやいろんな方たちが来ていて、そのときにいろいろ意見を聞いたときに非常に印象に残った言葉があって、新規の担い手はもちろん大事だと、育てなきゃいけないと思うけど、現に支えてい...全文を見る
○紙智子君 今マンパワーという話もあって、もちろん人は必要なんだけど、誰でもいいわけじゃないわけですよね。結局は地元に長くかかわってきた農業委員の皆さんに力を借りるとかという形があるわけですよ。だから、本当にそういうところを軽視された場合は、実際には回っていかなくなるんじゃないか...全文を見る
○紙智子君 今、大臣は二分の一しかというふうにおっしゃったんですけど、これ今までは全く認めていなかったものが二分の一というのは、これもう明らかに大きな影響を受けることになるわけです。  それで、本来、こういう農地法の改正自身が大変な問題を含んでいると思いまして、農業生産法人の企...全文を見る
○紙智子君 二日間質問させていただきましたけれども、やっぱり本当にまだまだ懸念の問題というのは解決されないままあり、それも最初に冒頭言いましたけれども、僅かの時間の中で、しかもこういうふうに参加もしていない中で、こういう形で本来採決に至るというのは、私は本当に不本意です。  本...全文を見る
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私は、日本共産党として、農地中間管理事業の推進に関する法律案及び農業の構造改革を推進するための農業経営基盤強化促進法等の一部改正案に反対の立場から討論を行います。  反対の第一の理由は、本法案がTPP対応の日本再興戦略として位置...全文を見る
12月18日第185回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  二〇一四年度の畜産、酪農価格問題について質問いたします。  先日、北海道の皆さんが来られて、深刻な訴えがされました。三十歳代、四十歳代の中堅の酪農家の離農が加速していると。その原因は必ずしも経営難というだけではなくて、今年三月の...全文を見る
○紙智子君 TPPの問題がすごく心配で先行きが大変だということを私は指摘したわけですけれども、余りそれには触れられなかったわけですね。  今も議論になってきたわけですけれども、重要五品目を守るといっても、既にこれ、皆さん方は重要五品目の加工品や調製品の関税撤廃を米国政府に対して...全文を見る
○紙智子君 そんなことないですよ。それ以外なんて言うけど、実際には小さな規模でもちゃんと経営が成り立っているところは担い手が戻ってきているところもあるんですから。やっぱり今、本当に目の前にある、これを何とかしなきゃいけないという思いでいっぱいなわけですよ。はっきりした政府からのメ...全文を見る
○紙智子君 ちょっとこれから聞こうと思うところまで答えられちゃって困っちゃうんですけど。  今これから聞こうと思ったのは、つまり、政府の責任で配合飼料価格が高騰しているんだから、政府の責任で加工原料乳の生産者補給金を大幅に引き上げるべきだし、酪農経営を安定させるというのは当然の...全文を見る
○紙智子君 それで、配合飼料価格のこれからの動向も予断を許さないんですけれども、異常補填金の基金の残高が約二十五億円、通常補填基金の残高が約百三億円、合わせると百二十八億円しかないと。これに対して借入残高が九百八十五億円で、約一千億に上るわけですね。これでは安定的な価格安定制度と...全文を見る
○紙智子君 それと、肉用牛の経営安定対策については、肉用子牛の補填基準価格を直近の生産コストの実態を反映した算出方法で再生産可能な水準に引き上げてほしいということが出ていますし、子牛価格の上昇や配合飼料価格の高騰で苦境に追い込まれている肉用牛の肥育経営を支援するための新マル緊事業...全文を見る
○紙智子君 やっぱり現場に行きますと、ずっともう、二年九か月もずっと積んであるわけですよね。そういう状況を早く何とかしなきゃいけないわけで、随時つかんで、絶えずやっぱり状況はどうなっているかということを調べながら改善していくと、どんどん解決していくというようにしていただきたいと思...全文を見る
○紙智子君 それでは、次の問題について質問しますけれども、諫早湾の干拓潮受け堤防の開門についてお聞きします。  福岡高裁判決が義務付けた開門期限十二月二十日まではあと二日です。一方、長崎地裁が十一月十二日に開門差止めの仮処分決定を出しました。  まず、法務省に一般論についてお...全文を見る
○紙智子君 今の御答弁でいいますと、確定判決は再審と、そして仮処分決定は異議申立ての方法があるということですよね。  私、同じ一次産業である農業も漁業も両立をしなきゃいけないというふうに思うんです。やっぱり宝の海、かつて豊かだった宝の海を復活させたいというふうに思うわけです。 ...全文を見る
○紙智子君 福岡高裁判決は、三年間準備期間を設けて開門するように求めてきたわけですよ。農業用水の対策をせずに開門したら農業被害が出るというのは当たり前なんですけれども、だから長崎地裁は開門のための準備を怠った農水省の姿勢を厳しく指摘したわけですね。  開門のための具体策を示して...全文を見る