紙智子

かみともこ

比例代表選出
日本共産党
当選回数4回

紙智子の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月20日第190回国会 参議院 本会議 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子です。  日本共産党を代表して、二〇一四年度決算について質問いたします。  二〇一四年度予算の特徴は、消費税率を五%から八%へ三%引き上げたことです。二〇一四年度決算の税収は、消費税が十六兆二百八十九億円と、前年度から一・五倍に増えています。歳出...全文を見る
02月10日第190回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  調査会、久しぶりの調査会ということになりまして、前回以降でいいますと、昨年の十月五日に大筋合意が政府から発表されまして、つい先日、二月四日に調印式が行われました。また、TPPの担当大臣であった甘利明議員が政治とお金の疑惑で辞任せざ...全文を見る
○紙智子君 今確認しましたけれども、要するに、約束の対象から除外される規定と、それから見直し等の対象とはならないということで確認をいたしました。  それで、これについて、日豪EPA協定が審議されたときには、政府は、米については関税撤廃などの対象から除外したと、胸を張ってそういう...全文を見る
○紙智子君 確認いたしました。関税に係る義務を負わないという意味というふうに思います。  そこでなんですけれども、次にお聞きしたいのはTPPについてなんですが、TPP協定の第二の四条、ここに附属書二―Dに従ってと、関税を撤廃する時期を定めているわけです。附属書の二―Dは、多くの...全文を見る
○紙智子君 今確認をさせていただきました。つまり、TPP協定においては、関税に係る各国の約束について除外という用語は用いられていないということです。  それで、なぜそれは用いられていないんでしょうか。
○紙智子君 そこのところがよく、言葉は使っていないけれども例外を確保できるというのは、一体何をもってそう言えるのかというのがよく分からないですよね。それであれば、なぜその言葉を使わないのかというふうに思いますけれども、いかがですか。
○紙智子君 いろいろ納得しないところはありますけれども、除外規定は、どっちにしても、日豪EPAのときには使っていたけれども、TPPでは除外規定はないと。除外規定がなければ関税撤廃のこのレール、軌道に結局乗らざるを得なくなるというふうに思うんです。国会決議では重要五品目は除外すると...全文を見る
03月07日第190回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  TPP協定の署名が二月五日に行われました。政府は、明日にもこの協定と関係法案を提出しようとしております。TPP協定には全面的な関税撤廃に進んでいく仕組みが入っておりますから、これは、私たちは認めることはできません。断固反対です。 ...全文を見る
○紙智子君 例外と言いましたけれども、除外できたんですかとお聞きしたんです。もう一度お答えください。
○紙智子君 今、明確に除外はないと言いましたよね。重大な問題ですよ。国会決議の重みも何と捉えているのかという話ですよ。  それで、除外というのはどういう意味かということなんですけれども、次のパネルを御覧ください。  これは日豪EPAの協定文書です。これ全部じゃない、抜粋ですけ...全文を見る
○紙智子君 総理、例外、しっかり例外と言いましたけど、しっかりしていようがしていまいが、例外と除外は違うんですよ。例外というのは関税の見直しの対象になるけれども、除外というのは見直しの対象からは外れるんですよ。国会決議に例外というふうには書いていないわけです。政府は国会決議を後ろ...全文を見る
○紙智子君 今聞いたことは、要求したのかと聞いたんですよ。今の話だと、最初からテーブルにのっていると。ということは、最初から除外してほしいということをおっしゃっていないということですか。
○紙智子君 ちょっとおかしいですよね。テーブルに今はのっていない、ということは最初から要求しなかった、しかし国会決議は守っているって、おかしいじゃないですか。国会決議は除外と書いてあるわけですよ。これは本当にちぐはぐですよ。しかも、交渉内容については触れられないと言ったけど、もう...全文を見る
○紙智子君 例外を繰り返し言われる。別段の定めがあるのを除いてはと言って、だから例外確保できたというふうに説明をされるわけですけれども、やっぱり除外とは違う、国会決議に反していると。  総理、この除外規定がないということは、全て関税に関して見直しの対象になるということですよ。今...全文を見る
○紙智子君 幾らそういうふうに言っても、米国は何て言っているか。米通商代表部、去年の十二月ですけれども、管轄下にある、この米通商代表部ですね、貿易のための農業政策諮問委員会というのがあります。ここの報告の中では、我々はどの物品も除外されなかったことに留意し、TPPの適用範囲を称賛...全文を見る
○紙智子君 前回は撤廃するということを前提だったけれども、今回は例外が認められたと言うんですよね。そして、対策を取るからだと言うんですよね。  それで、ちょっと具体的に見てみます。  これは十九品目の農林水産省の試算から作った表ですけれども、農業産出額は八兆五千七百四十八億円...全文を見る
○紙智子君 農水大臣、ありますか。──いいですか。  そういうことも答えられないのかなと思いますけれども、そんな説明だから納得できないし、みんなが不信感を抱くんですよ。  試算の方法を見ますと、全ての農林水産物を対象としたものではないわけです。試算対象品目は、関税率一〇%以上...全文を見る
○紙智子君 総理は、こういう本当にいいかげんな試算をお認めになったんですか。総理は、多くの農家の皆さんが不安を抱いておられるというふうに認識を語られたわけですけれども、それであったら、たった十九品目の農産物、それから十四品目の林水産物だけの試算では少な過ぎると思われませんか。
○紙智子君 全然納得できません。  農林水産大臣にお聞きしますけれども、これまでさんざん政府が守る守ると言ってきた農産品の重要五品目も三割が関税撤廃になっていますけれども、どういうものが撤廃になりましたか、具体的に言ってください。(発言する者あり)
○紙智子君 調製品だとか加工品なんかも入っているんじゃないですか。いかがですか。
○紙智子君 重要五品目の中の撤廃、三割撤廃した部分のほとんどは調製品ですよ。本当に輸入実績が少ない、影響が少ないと言えるのでしょうか。  私は輸入実績を調べてみました。牛肉の調製品等が約五十八万トン、牛肉の輸入量が七十三万トンです。豚肉の調製品等は約八十五万トン、豚肉の輸入量は...全文を見る
○紙智子君 試算の中に入れているのかと聞いたんです。
○紙智子君 入れてないんですよ、結局、試算に調製品は。今言ったところだけですよ、入れているのは。  それで、加熱したり衣を付けたものは調製品になるわけです。例えば豚肉に衣を付けて輸入すれば豚カツですけれども、これ調製品です。合意内容を見ていきますと、豚カツの関税は二〇%から〇%...全文を見る
○紙智子君 影響は低くないです。それで、やっぱりちゃんとこれを全部試算に入れるべきだと、そうじゃなかったら納得できないということですよ。  もう一つ、ちょっと表の下の方を見てほしいんですけれども、これはJA長野中央会が試算した十九品目以外の生産減少額の一部です。  そこに品目...全文を見る
○紙智子君 とにかく、政府のやった試算を信用していないですよ。何よりも、十九品目についても政府の言うことを丸ごと信じることはできないと、自治体で今自分たちで次々と計算していますよ。それで……
○紙智子君 明日は、そういう意味では、TPPの関連法案などを閣議決定するということ自身がこんなでたらめの計算やったままでやることは許されないと、これはもう是非中止していただきたいということを強く申し上げて、質問を終わらせていただきます。
03月10日第190回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  明日三月十一日は、東日本大震災、原発事故から五年目を迎えます。震災で亡くなられた方に改めてお見舞いを申し上げるとともに、復旧復興のために日々奮闘されている関係者の皆さんに心から敬意を申し上げたいと思います。  まず、農業について...全文を見る
○紙智子君 原発事故、原子力災害から五年、この間、本当に様々なことがあったと思います。やっぱり今まで行ってきた施策の在り方をしっかりと必要な見直しをしていく、検証する、見直しをするということが求められていると思うんです。  そこで、原発事故による農業被害についてなんですが、原発...全文を見る
○紙智子君 森林・林業についてもお聞きしたいと思うんですけれども、昨年十二月に環境省は、生活圏から二十メートルの範囲と日常的に人の出入りがあるキャンプ場などを除いて除染しない方針を固めたことから、福島県や農林漁業者から、政府はなぜ山の問題を放置し続けるのかと怒りの声が噴出しました...全文を見る
○紙智子君 今の御発言は、困難だということで今まで区切っていたところを除染区域を広げるということで確認をしてよろしいでしょうか。  そして、今ずっといろいろおっしゃったんですけれども、例えば落ち葉の除去だとか、あるいは放射線量のマップの作成とか、間伐なんかも含めてやるということ...全文を見る
○紙智子君 区域もそれでは今までよりも広げてということではあるわけですよね。
○紙智子君 生活再建、林業の復興に直結する問題だと思うんですね。現場の声に応えてやっぱり方針を見直されたというふうに理解をしています。引き続き現場の声に寄り添った対策をお願いしたいと思います。  現場の要望に敏感に丁寧に対応するということは、これは福島の復興のためにますます大切...全文を見る
○紙智子君 今大臣紹介された農業生産工程管理、GAPですね。これは、実は自己管理が基本なわけですよね。だから、自営業でやっておられる農家の皆さんは自分でやってくださいという話なわけですよね。  政府は、二〇一七年の三月に、避難指示解除の準備区域、それから居住制限区域については避...全文を見る
○紙智子君 担い手の問題は、これずっと長い間壁になっていまして、たくさん要求はあるんだけれども、やっぱりそこのところで今までも抑えられてきているんですけれども、実際の現場の実態を見れば、担い手がたくさん余っているわけじゃなくて、足りない、不足しているという現実があるわけですから、...全文を見る
○紙智子君 とてもコントロールされているような状況だというように言える状況じゃないというように思うんですね。復興の道筋を示して、やっぱり福島の漁業を再建するための特別の手当てが必要だと思います。もう五年間漁をできないままの人たちも、本当に苦しみを抱えながらやっているということにな...全文を見る
○紙智子君 一度やってみてほしいなと実は思うんです。それで出してみてほしいなというふうに思います。  それで、大臣にお聞きしますけれども、このFTAの影響評価をGTAPモデルで試算した場合に、日本の米や砂糖などの生産量が減少するという指摘もあるんですよね。農水省の試算では生産量...全文を見る
○紙智子君 これは大臣に聞きました。農林水産省との整合性だから。
○紙智子君 様々なやり方もあるんだというふうに聞いていますので、是非いろんなやり方をしていただきたいなと思うんです。  次に、予算委員会でお聞きした牛肉、豚肉の調製品の試算についてお聞きします。  私は、牛肉、豚肉の調製品の数量を農林水産統計を使って紹介をしました、先日ですね...全文を見る
○紙智子君 今そういうふうに大臣は答えた。要するに、影響が少ないという話で、試算には入れていないというわけですよね。  実は、予算委員会でもやりましたけれども、重要五品目の中の三割が関税撤廃になったと。その中のほとんど調製品というふうに私たちは思っているわけですけれども、そんな...全文を見る
○紙智子君 予算委員会でもやったんですけれども、要するに、限られた品目で試算をしているんですよ。そこから外れているものについては分からないわけですよ、みんな。県独自にその範囲に入っていないものも含めて試算しているところありますけれども、長野県とかその他の県でもありますけれども、極...全文を見る
○紙智子君 はい。  今の答弁では全然納得できません。やっぱり全てやるべきだということをこれからも引き続き要求していきます。ということで、質問を終わります。
03月16日第190回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  東日本大震災と福島原発事故から五年がたちました。改めまして、被災者の皆様にお見舞いを申し上げますとともに、復興のために粘り強い努力をされている皆さんに心から敬意を表したいと思います。  今年二月に、参議院の復興・原子力特別委員会...全文を見る
○紙智子君 仮設住宅から自宅や災害公営住宅などに移り、日常的な暮らしが始まってこそ街も復興されると思います。  そこで、現状についてお聞きします。  現在の避難者の数、原発事故による自主避難者、応急仮設住宅等の入居状況、被災三県の恒久住宅の現状、そして完成戸数、進捗率について...全文を見る
○紙智子君 進捗率はおっしゃいましたか。
○紙智子君 民間住宅用の宅地二万八千戸で、その進捗率。
○紙智子君 今御報告がありましたように、五年たつわけですけれども、まだ多くの仮設住宅に入居されているわけです。  そこで、災害公営住宅についてお聞きします。  被災者から災害公営住宅に入居できないという悲痛な声を聞きました。私たちの新聞ですけれども、しんぶん赤旗で被災地を継続...全文を見る
○紙智子君 数だけじゃなくて実態もということを言ったんですけれども、実際にそういう把握をされるということですか。
○紙智子君 市町村に把握してもらうということじゃなくて、国も把握しなきゃ駄目だというふうに思うんですよ。実態つかまないと、今被災者が求めている支援はできないというふうに思うんですね。  災害公営住宅の入居対象として、滅失した住宅に居住していた者というふうになっているわけですよ。...全文を見る
○紙智子君 それじゃ、具体的にお聞きしますけれども、先ほど紹介しましたように、住んでいたアパートが解体されていないと。それで、災害公営住宅にそういう場合、入れるんでしょうか。
○紙智子君 もう一つ、宮城の県民センターも相談活動しているんですけれども、仙台市のある女性は、一部損壊判定だったので災害公営住宅の入居要件を満たさないというふうに言われたと。一部損壊判定だった被災者は、これは災害公営住宅に入れないのでしょうか。
○紙智子君 可能であると言うんだけれども、自治体からは入れないと、満たさないと言われたということなんですよ。その場合、一体、被災者はどうしたらよろしいんでしょうか。
○紙智子君 災害公営住宅に入居できる対象者というのは、今もおっしゃいましたけれども、全壊、全流出、それから全焼又は半壊又は大規模半壊であって、解体を余儀なくされたものだというふうになっているわけですよね。この滅失した住宅というふうになっているために、住宅がなくなっていない人という...全文を見る
○紙智子君 自治体が個別に判断しているんだろうというんだけれども、結局書いてあることが、法律上書かれているということですよね。  それで、整備戸数を造るときにその滅失ということが入っているわけですけれども、造るときの基準ということが実質上入居の基準になってしまっているということ...全文を見る
○紙智子君 追加をして広げたんだという話なんだけど、現に救われていない人がいるわけですよね。だから、やっぱりそこを現状に合わせて、実情に合わせて変えられるようにするべきじゃないかと。なぜ、それできないんですかね。
○紙智子君 繰り返しになっているんですけど、やっぱり柔軟に対応してもらうんであれば、やっぱり国が書いているところを若干変えると。それを是非やって、その縛りをなくすべきだということを強く申し上げておきたいと思います。  次に、仙台市ですけれども、当初の計画から大幅に建設計画減らし...全文を見る
○紙智子君 今の借り上げの公営住宅としてできるというのは、それはいいと思うんですよ。ただ、やっぱり広さとか耐久性とか、構造的な基準があると。それから、入居資格も限られているわけですよね。資格のない人は入れないと。  仮設住宅の退去の期間が三月末、それから五月末、七月末ということ...全文を見る
○紙智子君 それは、今入っているところのみなしを借り上げというふうにできるということですか。
○紙智子君 可能ということでよろしいですね。  それでは、仮設住宅から自宅や災害公営住宅にスムーズに移れない事情というのを今紹介してきたんですけれども、被災地、被災者にとって必要なのは、やっぱり制度で被災者を縛るということではなくて、被災者に合わせて制度の縛りを、もう五年たって...全文を見る
○紙智子君 次に、在宅被災者についてお聞きします。在宅被災者という定義はあるのでしょうか。
○紙智子君 災害救助法に基づく住宅応急修理制度というのがあるんですけれども、これについて説明お願いします。
○紙智子君 この住宅応急修理制度を活用した被災者は仮設住宅に入ることできないんですよね。  国土交通省にお聞きしますけれども、滅失でない住宅に住んでいる被災者でも災害公営住宅に入居できるでしょうか。
○紙智子君 震災後、経験したこともない大変な混乱だったと。その中で、ある男性は住宅支援だと聞いて応急修理制度を使ったわけです。しかし、この制度を使ったら仮設住宅に入れなくなるということを知らなかったわけですね。修理代の三十七万円返すので災害公営住宅に入りたいというふうに言ったら、...全文を見る
○紙智子君 自治体支援というだけじゃなくて、国として調べていただきたいということを最後に強く申し上げまして、質問を終わります。
03月22日第190回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  まず、那覇市内で十三日に発生した米兵による女性暴行事件、またしてもというふうに思いましたけれども、これまでも幾度となく繰り返されてきました。人権と尊厳を踏みにじる卑劣な犯罪であり、許されることではありません。  沖縄県議会は、米...全文を見る
○紙智子君 繰り返されているわけですよね。だから、機能していないんじゃないかと、これまで何回もそういうことをお話しになっているのにまた繰り返されると、機能していないんじゃないかということを指摘をしているわけですよ。ですから、踏み込んで、提案の中身になっていますから、そこを本当にや...全文を見る
○紙智子君 今お話しになりましたけれども、命を支える食事さえも十分に買うことができていない沖縄の子供の貧困の深刻さが浮き彫りになっているというふうに思います。  全国的にも今、子供の貧困が問題になっています。二〇一二年の厚生労働省の調査で、国内の子供の貧困率は一六・三%と、子供...全文を見る
○紙智子君 それで、なぜこれ沖縄県は独自に調査をしたというふうに思われますか。独自の調査をなぜやられたと思われますか。
○紙智子君 これ、二〇一三年に子どもの貧困対策推進法が全会一致で成立をしました。都道府県の責務として、子供の貧困対策について計画を定めるように努めるというふうにされたわけですね。  だから、一三年にこれ決まっているわけですよ。沖縄県が全国に先駆けて、その意味では、みんなが決まっ...全文を見る
○紙智子君 県の青少年・子ども家庭課は、貧困率は対策の前提となる数字なんだと、全国の数値は沖縄の実情には合わず、有効な対策を打ち出すためにも県独自に算出する必要があったと言っているんですね。大枠を提示する貧困率と実態を示すアンケートが合わさることで、貧困の現状を実感することができ...全文を見る
○紙智子君 かねてから沖縄県は貧困という問題が指摘をされています。子供の貧困を解決するために私どもの日本共産党の議員団の皆さんも努力をしてきたと思うんですね。しかし、全国に比べて一人当たりの県民所得が最少とか、非正規の職員・従業員率、母子世帯の出現率など全国一位とか、貧困率が高い...全文を見る
○紙智子君 基地か経済かということを言われて、そしてその行政の手が届いていないということを言われたんだけど、私はやっぱり基地問題が背景にあるというのは本当に大きいと思いますよ。  それで、子供の貧困問題解決するためにも、今そういう中でいろいろ努力を重ねてきて、全国にも先駆けとな...全文を見る
○紙智子君 基地問題とリンクしないということは、これずっとそういう立場で来たと思うんですよ。それで、そう言われたとしても、誤解を与える発言をしたというのはちゃんと是正しないといけないというふうに思うんですね。  やっぱり過去にもこういうことが議論になることはありましたけれども、...全文を見る
03月23日第190回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  消費税の増税に伴う軽減税率、インボイスの制度について今日はお聞きをいたします。  それで、まず財務省にお聞きしますけれども、二〇一七年の四月から消費税は八%から一〇%に増税するとしています。同時に、軽減税率が導入されるのに伴って...全文を見る
○紙智子君 簡潔にはしてほしいと言ったけど、余りにも簡潔過ぎて、ちょっと一回聞いただけじゃよく分からないなという感じがあるんですけど、もうちょっと丁寧に言ってもらえませんか、分かりやすく。
○紙智子君 少しは分かりやすくなったと思うんですけど、要するに、複数の税率という話がありましたけど、事業者が行っている経理のやり方で消費税率が一〇%、八%という品目ごとに異なるということが出てくることから、適格請求書等保存方式というインボイスを発行して納税額を正確に把握するという...全文を見る
○紙智子君 事務負担が増えるということをおっしゃいましたし、それから免税事業者がいろいろな、何というんでしょうか、面倒な事態ということもお話しにはなっていると思うんですけれども、農家が生産するのは食料品だけじゃありませんよね。多岐にわたると思います。例えばお米や花などを生産してい...全文を見る
○紙智子君 花のことを先にお願いします。
○紙智子君 今、聞いたことに物すごくたくさん答えていただいたんですけど、観賞用の花は一〇%ということですよね。次にまた聞くんですから。  それじゃ、お米なんですが、お米というのは食用に出荷するものもありますけど、飼料用に出荷するお米もあるし、お酒用に出荷するお米もありますよね。...全文を見る
○紙智子君 お酒用は、これ、ちょっと問い合わせたら一〇%というふうに最初答えられたんですけど、今、八%とおっしゃいましたよね。整理されたんですか。
○紙智子君 いろいろ聞いていると、すごく複雑なんですよね。  それで、来年四月からお酒用に係る消費税が一〇%と、最初お聞きしたときそういうふうにおっしゃっていたんですよね。それで、お酒といってもいろいろありますよね。日本酒もあれば焼酎もあるし、それから各地で造られている地ビール...全文を見る
○紙智子君 いろいろ今対処していきたいという話なんですけど、やっぱり事務量は増えるということですよね。事務量は増えるし、やっぱり人材も必要になるんじゃないかと。そこは、ちょっと確認しますけど、そうですよね。
○紙智子君 そこで、もう一度今の表を見てほしいんですね。  仕入れのところなんですけれども、種子、肥料、燃料、それからこん包するための材料など、仕入れには一〇%の消費税が掛かります。次に出荷のところを見てほしいんですけれども、食料品は八%と。農家は自分で販売価格を決めるのは困難...全文を見る
○紙智子君 なかなかちょっと伝わりづらいかなと思うんですけど。  昨年の米価は生産費を大きく落ち込んで赤字だったわけですよね。収入は減っているのに、アベノミクスで生産コストや仕入れの価格は増えていると。消費税を一〇%に引き上げて増税分を価格に転嫁できなければ、ますます農家の手取...全文を見る
○紙智子君 課税の売上高が一千万円以下の事業者は消費税の納税を免除する、小規模な事業者の事務負担や税務執行コストを軽減するという制度だというふうに理解しています。  それで、次に、仕入れ税額控除なんですけれども、課税事業者が売上げに掛かったとされる消費税額から仕入れに掛かった消...全文を見る
○紙智子君 ということは、取引先が仕入れ税額控除をやりたいときには農家にインボイスを発行してもらうことになるということですよね。
○紙智子君 ちょっと農協の話はまた後でやりますから。先へ先へと行っちゃう。  それで、仕入れ税額控除の要件ですけれども、現行の制度では、免税事業者からの仕入れ税額控除というのは現行では可能になっているんだけれども、インボイスを導入した後は免税事業者からの仕入れ税額控除というのは...全文を見る
○紙智子君 取引先がJAなら問題ないということで、JAが七割だとしても、JAがインボイスを代理発行するだけですから、JAの事務負担は膨大になるということがあるわけですよね。それから、JAと取引していない農家もあるわけですよ。そういうところは影響を受けることになるというふうに思いま...全文を見る
○紙智子君 断言できるんですかと聞いたわけですけど、やっぱりそういう影響が可能性としては残っているということですよね。絶対そんなことはあり得ないと言えないわけですよね、そこは。確認しておきたいと思います。  それで、この制度というのは、品目ごとに税率や税額や事業者番号を記載する...全文を見る
○紙智子君 この後また続きをやります。  終わります。
03月29日第190回国会 参議院 財政金融委員会 第8号
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○紙智子君 日本共産党を代表して、所得税法等改正案に対し、反対の討論を行います。  反対理由の第一は、消費税の軽減税率の導入とともに、その前提である消費税一〇%の増税に反対だからです。消費税は逆進性を持った最悪の大衆課税です。応能負担の原則を壊し、格差拡大を進める消費税一〇%へ...全文を見る
○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  関税定率法等の一部改正案について質問いたします。  法改正では、給食に使用される脱脂粉乳に対する関税減税措置の対象に義務教育学校を追加することになっています。つまり、義務教育学校でも無税の脱脂粉乳の使用が認められるということにな...全文を見る
○紙智子君 第二次食育推進基本計画、文科省の、ありますけれども、この中で、学校給食における国産の食材を使用する割合を平成二十七年度までに八〇%以上とすることを目的に掲げているわけです。ですから、脱脂粉乳についても輸入は極力抑えて国産に置き換えるということが必要だと。  今、ある...全文を見る
○紙智子君 今、大臣の認識として、やっぱり家族経営が大事だということで、そこも含めてしっかりやらなきゃいけないということを言われたので、是非予算的にもそこのところを御配慮いただきたいなというふうに思います。  次になんですけれども、先ほど所得税法は採決をされ採択をされましたけれ...全文を見る
○紙智子君 これから聞こうかなと思うところも含めて今返答いただいているんですけれども、要は、いろいろ質問もされる、それからいろんなケースが考えられるということでは、十分まだ整っていない部分もたくさんあるんだというふうに思うんですね。解決できないままやってしまっているということでい...全文を見る
○紙智子君 農水委員会でも、JAを通せば大体大丈夫だと言うんだけれども、大体JAを通さないところも結構あるんですよ。例えば三割ぐらいあると考えたら、大体戸数にすると四十数万戸ぐらいの農家はそこに入らないことになると、非常に大きな影響を受けるということがあるんですね。  最後にち...全文を見る
○紙智子君 いずれにしても、非常に複雑になるということでは……
○紙智子君 こういう軽減税率とインボイスはやるべきじゃないということを申し上げて、質問を終わります。     ─────────────
03月31日第190回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  ちょっと時間切れでやり残しているのもありまして、そこから幾つかやっていきたいと思います。  まず、豪雪被害についてお聞きします。  本年一月に、関東一円で大雪によって農業用ビニールハウスが倒壊する被害が発生しました。ある農家の...全文を見る
○紙智子君 園芸施設共済をやったという話があるんですけれども、共済を拡充したからこの被災農業者向けの経営体育成事業は使わなくていいんだというふうに聞こえるんですけれども、気象条件ですけれども、経営体育成支援事業実施要綱で、今局長も紹介されていますけれども、こういうふうに定めている...全文を見る
○紙智子君 今のお話でも、特に定義はないという話で、いろいろ判断しているということなんだけど、甚大な気象災害を判断するのは結局のところ経営局長なんですね。  発動基準が実態に合っていない、あるいはハードルが高いという受け止めがあるわけです。実際に受けた被害は二年前とも余り変わら...全文を見る
○紙智子君 近年、異常気象が言われて、大雪だけじゃなくて、竜巻の被害なんかも局地的にそれこそ出ている、発生しているわけです。それで、激甚災害でも局地激甚というのもあります。  前回の被害で農林水産省がつくったいい制度があるわけですよね。それで、発動条件で被災者を縛るということで...全文を見る
○紙智子君 やっぱり今ある制度を被災者に合わせて柔軟に発動すべきだということを再度求めておきたいというふうに思います。  それで、今のままでいきますと、やっぱりもう二重に被害を受けている方もいらっしゃるわけで、産地の縮小も懸念されるわけです、もう続けられないと。地域農業を支える...全文を見る
○紙智子君 輸入量は増えないんですか。
○紙智子君 分からないというふうにおっしゃるわけですよ。もう聞いていても全然分からないですよ。だって、言う人自身が分からないと言うわけだから。  それで、輸入量は増えないなんというのは本当おかしい話で、大体、オーストラリアにしてもニュージーランドにしてもアメリカにしても、日本に...全文を見る
○紙智子君 何回聞いても、EPAによってどういうふうに日本が影響を受けているのかなという、聞いても全然分からないわけですよね。やっぱり一般論的にやるんじゃなくて具体的に検証することが必要だと思うんですよ。  過去締結した十四のEPAで輸入額も輸入量もこれは増えている、これ資料を...全文を見る
○紙智子君 全体、一般的にじゃなくて、具体的に。さっき言ったじゃないですか。
○紙智子君 一概には言えないということで、そのまま、全然影響分からないまま来ているということが問題だというふうに思うんですよ。  それで、為替の動向の話もあるんだけど、為替の動向によっても輸入額、輸入量は変動するというわけですよね。影響試算の輸入価格の取り方なんですけれども、牛...全文を見る
○紙智子君 よく分からないです。  それで、二〇一〇年の円相場で、対米ドルでいうと八十七・七五円、二〇一三年は九十七・七一円、二〇一四年は百五・七九円。牛肉の国際価格というのは、二〇一〇年のときには四百四円、二〇一三年は五百八円、二〇一四年は六百三十三円ですよ。ですから、四百四...全文を見る
○紙智子君 やっぱりこの試算の取り方というか、いろいろみんな疑問を持っているわけですよ。業者は為替相場を見ながら調達先を変えるというふうに思いますので、一つの影響試算だけではなかなか納得できないというふうに思います。  それで、本当はちょっとこの後食料自給率の話も併せて聞きたか...全文を見る
04月05日第190回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  漁業二法について最初にお聞きします。  漁船損害等補償法改正案と漁業災害補償法改正案は、本来、個別法として提出をし、審議すべきものだと思います。法案の審議は、趣旨説明、そして質疑、採決という形で進められて、少なくとも二日以上、趣...全文を見る
○紙智子君 漁船損害等補償法は、事実上の抜本改正です。ですから、関係者の意見も踏まえて充実した質疑をすべきだと。  このところ、政府はこの一括法のような形で審議を進めるケースが多くなっているというふうに思うんですね。これ、国会軽視になりかねないということをまず指摘をしておきたい...全文を見る
○紙智子君 漁業を安心してやっぱり取り組めるというようにすることは非常に大事だというふうには思っております。  それで、漁船保険組合は、営利を目的としない相互保険と言われます。また、中小漁船所有者の負担を軽減をし、保険への加入を促進するために、総トン数で百トン未満の漁船を対象に...全文を見る
○紙智子君 では、次に漁業災害補償法の改正案についてお聞きします。  改正案は、養殖共済の全員加入制度を廃止するとともに、内水面養殖業を追加するものです。全員加入制についていえば、例えば漁業者が十人いるとすると、今年で漁業をやめるつもりなのでもう共済に入らないという人もいれば、...全文を見る
○紙智子君 漁船保険にしても共済にしても、審査基準が厳しいという意見もよく聞くわけです。是非制度を充実をさせて、漁業経営に役立つ制度に更にしていただきたいというふうに思います。  次に、新規の漁業就業者対策についてお聞きします。  日本は周りが海に囲まれた漁業に恵まれた国です...全文を見る
○紙智子君 それで、漁業なんですけれども、青年就業準備給付金、長期研修は漁家の子弟を対象にしているでしょうか。
○紙智子君 親元から離れていないと駄目だということがずっと壁で、もうちょっとそこを柔軟にしてほしいという要求がいつも上げられているんですけれども、三月十日の所信の質疑のときにもちょっと実はこの問題は取り上げて、そのときの大臣答弁で、財源が限られているということも言われました。 ...全文を見る
○紙智子君 実情をよく見た上で、是非もう一歩進めていただきたいなということで要望しておきたいと思います。  次に、TPPの水産物の合意内容についてお聞きいたします。  農林水産省は、関税一〇%以上かつ国内生産額十億円以上の水産物について、影響は限定的と見込まれると、長期的には...全文を見る
○紙智子君 ですから、肉などの関係で相関関係を分析した方がいいんじゃないのかというふうに申し上げたわけです。  個別品目ごとという縦割りではなくて、関連性も示さないと、やっぱり、限定的なんだというふうに幾ら言われても、本当にそうなのかなということで信じられないんじゃないかと思い...全文を見る
○紙智子君 今の説明だったら、限定的としたことの中身というのがよく分からないわけですよね。  それで、日本とチリのEPAでは、二〇〇七年から順次関税を削減して十年間で撤廃することになっています。それで、関税率が小さいからそんなに大したことないというふうに言うのかもしれませんけれ...全文を見る
○紙智子君 国内対策を打つから維持されるという話は繰り返し出されるわけですけれども、この大手食品会社の分析ではこういうふうにも言っているわけですよ。サケ・マス製品の輸出相手国は、中国、タイ、ベトナムの三か国が主要相手国ですが、消費国というより加工国で、加工された調製品が再び日本に...全文を見る
○紙智子君 影響は限定的だと繰り返されるんですけれども。  ヒラメ・カレイ類についてもちょっとお聞きしますけれども、今回、影響試算の対象に入っていませんね、これは。それで、関税は即時撤廃されるわけです。国内生産量は約五万トン、輸入量も約五万トンと、国産と競合するんじゃありません...全文を見る
○紙智子君 余り影響はないんだとまた繰り返し言われているんだけれども。  それで、元々、水産物は関税率が低いとか、輸出できるんだという話がずっとされてきているわけです。しかしながら、いち早く直面する、今直面する問題は、百二十七品目が即時関税撤廃されることなんですね。これまで関税...全文を見る
○紙智子君 水産物で即時関税撤廃する品目が百二十七あると先ほども言いましたけど、TPPによって魚価が下がれば、これ、担い手を増やすことも困難になると思うんですよ。中小漁業者が切り捨てられて、漁村地域が崩壊する危険性があると。  影響は限定的と言うのであれば、やはりこの即時関税撤...全文を見る
04月13日第190回国会 参議院 東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  東日本大震災原発事故から五年が経過しました。東京電力福島第一原発の事故で避難を余儀なくされた方は、五年たった今も多くの悩みを抱えながら生活をされています。  今日、原発事故に伴う自主避難者の住まいの問題について質問します。  ...全文を見る
○紙智子君 自主避難者、今一万八千人というふうにおっしゃられたんですけど、私どもの自治体で活動している議員などが、含めて三万人という話もあります。  それで、子ども・被災者支援議員連盟で、この聞き取りですとか、あるいは札幌などで自主避難者からお話を聞いてきましたけれども、この避...全文を見る
○紙智子君 自主避難者で仮設住宅の無償提供の継続を求めている方というのはどれぐらいいらっしゃいますでしょうか。
○紙智子君 自主避難者に関わってのことは通告をしております。  それで、具体的にやっぱりつかむべきだと。母子で避難している方は、子供は小学生だから義務教育が終わるまでは避難先で生活したい、住宅の無償提供を続けてほしい、こういうふうにおっしゃっているわけですし、ある方は、避難先の...全文を見る
○紙智子君 今、最後に質問したのは、住宅の無償提供が最大の支援だと、やっぱりそれを切られたら困るという、こういうことになるんじゃないか、最大の支援じゃないかというふうに聞いたんです。その御認識についてお願いします。
○紙智子君 私は、福島県がやるのはもちろんやっていますけれども、国としてということを言いたいわけですよ。東京災害支援ネットが全国の広域避難者を対象にして二〇一四年の夏に実施した実態調査なんですけれども、それによりますと、避難世帯の七三%が生活費用にあえいでいる、負担が増えているこ...全文を見る
○紙智子君 福島の判断なんだということだと思うんですけどね。  そこで、ちょっと防災副大臣と復興大臣にもお聞きしたいんですけれども、福島原発事故による放射性物質による被害というのは二年三か月で収まるというふうにお考えでしょうか。
○紙智子君 防災副大臣は、今私が聞いた二年三か月で放射性物質の影響というのは収まると思いますかといったら、収まると思っていなかった、だから五年延長したという話があったんですけど、今、高木大臣はお答えになっていなかったんですけど、二年三か月でこれは収まるというふうに思っていたわけで...全文を見る
○紙智子君 ですからということは、収まらないんじゃないかという認識があったということですかね、そう捉えてよろしいんでしょうか。
○紙智子君 聞いていることに直接答えられないんですけど。  要するに、福島原発事故の直後、セシウム134の半減期は二年だと、137の半減期は三十年という、これは常識だったわけですよ。みんなそのことを分かっていたわけですよ。二年三か月で放射性物質による被害が収まるというふうに考え...全文を見る
○紙智子君 災害救助法で仮設住宅提供していくというのは、これは必要なことですよ。  この応急仮設住宅の提供期限がなぜ二年三か月なのかと。これ、平成二十六年版の災害救助の運用と実務というところに、大規模な災害を除けば二年三か月の間に一般的な恒久住宅の建設が可能であることが、考慮の...全文を見る
○紙智子君 私は、政府の責任は大きいと思うんですよね。  政府の原子力災害対策本部は、昨年六月十二日に、避難指示解除準備区域、居住制限区域については、二〇一七年の三月までに避難指示を解除する方針を、方向を出したわけです。これに合わせるかのように、福島県は六月十五日に、二〇一七年...全文を見る
○紙智子君 時間になりました。  福島原発事故の責任は国と東電に、これは責任は国と東電にあるわけです。避難指示を解除するというのであれば、国は自主避難者と災害救助法の後の対策についても協議すべきだし、それもやらずに一方的な仮設住宅の無償提供の打切り方針は撤回することを求めて、質...全文を見る
05月10日第190回国会 参議院 農林水産委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私からも、熊本地震について質問をさせていただきたいと思います。  熊本県、大分県地方を中心に大規模な地震が発生をして、今も余震が続いています。まず、被害に遭われた皆さんのお見舞いを申し上げますと同時に、地震対策に奮闘されている皆...全文を見る
○紙智子君 省庁の縦割り越えてというか、できる限りのという話をされて、この点では気持ちは一緒だなというふうに思いながらお聞きしました。  それで、余震がまだ続いていますので、やっぱり緊急を要する支援ということとともに、中長期的に使える支援が必要だというふうに思いますので、よろし...全文を見る
○紙智子君 端的にお答えいただきたいんですが、農機具なんかはどうでしょうか。
○紙智子君 どうもありがとうございます。  それでは次に、菊池市、菊池市の場合は中山間地域なんですけれども、ここに、非常に急斜面地で棚田を造っているところに行きました。三町五反で主に米とゴボウを生産している農家を訪問したんですが、今日お配りした資料の写真の一枚目がその場所なんで...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。応急復旧とそれからやっぱり本格的な復旧と、両面でやっていただきたいと思います。  訪問させていただいた棚田なんですけれども、乗用車でも行けないような本当に急なところを細い道を通っていったところにあって、ちょうど輪作でゴボウが植わさっていたんで...全文を見る
○紙智子君 どこを訪問しても、亀裂や水路の断裂というんでしょうか、非常に深刻だと思いました。迅速な復旧対策をお願いしたいと思うんですけれども、それでも作付けが困難になる地域も相当出るんじゃないかということも懸念をされています。阿蘇市では、亀裂は相当深いものがある、安易に再開すると...全文を見る
○紙智子君 是非よろしくお願いします。これ柔軟に考えていただいて、当面する展望が、希望が持ってやっていけるようなことを是非検討していただきたいと思います。  続きまして、次は福島の問題について、農業の再生の問題でお聞きしたいと思います。  カリウムの問題なんですけれども、福島...全文を見る
○紙智子君 そうしますと、把握したのはその二十六日でしょうか。
○紙智子君 なぜそういうふうに起こっているのかという原因についてはいかがでしょうか。
○紙智子君 この件で東京電力に賠償を求めたそうなんですね。そうしたら、弊社としては当件に関する賠償は応じかねると判断しましたので御理解いただきますようお願いしますという回答があったと聞いているんですが、こういうことについて、この事実については御存じでしょうか。
○紙智子君 福島の酪農家は、原発事故による放射性物質の汚染で苦しんで、その後の除染をめぐっても営農をめぐっても非常に苦しみが続いているわけですね。  なぜ牛が死亡する事態になったのかということについては今調査をするということではありますので、被害に遭った農家はもちろん、やっぱり...全文を見る
○紙智子君 事故が起きて直後というのはみんな本当に混乱していて、何とかしなきゃいけないということで指導があって、カリウムをずっとまいたと思うんですね。そういう意味ではやっぱり指示をしたと。しかしながら、それに対応策も出しているけれども、それが果たしてどのぐらい徹底されたかという問...全文を見る
○紙智子君 要するに、獣医さんとか農家からも、被害遭ったというところからもお聞きになるということでよろしいですか。
○紙智子君 今大臣おっしゃいましたけど、死亡原因の把握と予防措置、これをとっていかなきゃいけないというふうに思います。  福島の復興を加速させるというのが政府の方針でありますから、酪農家が営農をいち早く安心して続けられるようにするということでは早急な対策を打つべきだと思います。...全文を見る
05月11日第190回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  本来であれば、昨年の内閣改造が終わった後に、沖縄北方担当大臣になられた島尻大臣に質問したかったわけなんですけれども、安倍内閣は臨時国会も開かず、八か月たって、今ようやく所信質疑ということになりました。  そこで、初めに島尻大臣の...全文を見る
○紙智子君 存じていますということなんですけど、そのことの中身について、どうですか。
○紙智子君 マスコミは、二〇〇九年の十二月末に大臣のブログがあって、そのブログの中で、島尻あい子カレンダーを配布しております、欲しいという方は後援会事務所までというふうに書き込んでいて、不特定多数の希望者への配布を呼びかけていたんじゃないかというふうに報じているわけです。  現...全文を見る
○紙智子君 誤解と言われるんですけれども、誤解というのはどういうことなのかなと。誤解ではなくて、カレンダーだと違法だと認識したのでブログから削除したんではないんですか。  沖縄の新聞もいろいろ書きましたけれども、識者の意見を紹介しています。ポスターであれば削除する必要はない、違...全文を見る
○紙智子君 なかなか今の説明だけ聞いているとよく分からないと。  無償で配布、言ってみれば、いつでも言ってきてくださいという形で不特定多数に呼びかけるブログがあったわけで、今二百から三百ぐらいという話があるんですけれども、実際にはどうなのかと。二千枚から三千枚印刷していたわけで...全文を見る
○紙智子君 過去のものであっても、一枚でも結構ですから、残っていたら出していただきたいんですけど、ポスター。
○紙智子君 今そういう発言がありましたので、委員長、是非提出するようにということを検討していただきたいと思います。
○紙智子君 次に、日ロの領土交渉についてお聞きします。  五月六日、安倍総理はソチに行かれて、プーチン大統領と三時間十分にわたる日ロ首脳会談を行ったことが報じられています。新たな発想に基づくアプローチでなどと言われているんですけれども、ロシア側は、具体的な打開案作りが進んだわけ...全文を見る
○紙智子君 この後、もっと掘り下げていろいろやらなきゃいけないというふうに思いますけれども、今日のところはこの問題はここでおいて、次に行きます。  経済運営に位置付けられているサケ・マスについてなんですけれども、二つお聞きしたいんです。  ロシア二百海里におけるサケ・マス流し...全文を見る
○紙智子君 つまり、継続を求めなかったということですね。代替でもう既に話を進めてしまっているということなんですね。代替漁法でいうと、これ漁獲量が大幅に下がるというのは明らかなんですね。  先ほどもちょっと質問されていましたけれども、五月十日から日ロの漁業交渉がもう既に始まってい...全文を見る
○紙智子君 いずれにしても、やっぱり安倍政権の政策とそれから外交姿勢というのが問われているというふうに思います。是非思い切った対応策を取っていただきたいということを最後に申し上げまして、質問を終わります。
05月11日第190回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  調査会は参議院選挙が終わった後に設置されますが、本調査会は一年半が経過してから設置されました。それは、環太平洋経済連携協定、TPPの秘密交渉を続ける政府に対し、野党がTPP特別委員会の設置を求めましたが、与党が受けず、議院運営委員...全文を見る
05月12日第190回国会 参議院 農林水産委員会 第7号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今回の法改正は、森林・林業基本計画を踏まえて、国産材の安定供給体制の構築、森林資源の再造成の確保、森林の公益的機能の維持増進を一体的に図るためとして、関係する五つの法律を一括して改正するものとなっています。  私は、森林・林業に...全文を見る
○紙智子君 つまり、森林組合の事業の継続と従事者の就労の安定に資することを目的にしながら、集落の言わば共同の財産を管理しているということだと思うんですね。  それで、生産森林組合を株式会社に移行することができるということなんですけれども、そもそも株式会社化というのを誰が望んでい...全文を見る
○紙智子君 事業を多角化するということも言われたんですけど、既に六次産業化を進めることは可能なわけですよね。それから、林業者と建設業者が連携して路網の整備ですとか間伐などの森林整備を実施する林建共働ということも進んでいるところもあるわけです。ですから、強い要望がないのにあえて株式...全文を見る
○紙智子君 木材の価格の低迷で経営が逼迫している組織、組合も多いわけです。  二〇一三年の森林組合統計では、生産森林組合三千七十九のうち二千九十二組合が平均で六十四万円の赤字となっているわけですね。株式会社になったとして、この赤字が解消できるのかどうかと、それからまた、経営が破...全文を見る
○紙智子君 うまくいっているところもあるからそういうことなんだと思うんだけど、そうじゃないところもたくさんあるわけですよね。それで、もし破綻したときに誰が責任を取るのかといったら、これは結局自己責任の世界になるんだと思うんですよ。  組織変更をめぐって例えば異論がある人が出た場...全文を見る
○紙智子君 選択肢というのは常に規制緩和を進める手法でもあるわけです。この手法を協同組合に当てはめていいのかどうかというのは、関係者の意見をよく酌み尽くす必要があるんじゃないかというふうに思います。  それから、次に木材安定供給特措法についてお聞きします。  都道府県域を超え...全文を見る
○紙智子君 それで、木質バイオマス発電の現状についてもお聞きしたいんですけれども、現在認定しているバイオマス発電の数、それに木材がどれだけ必要になるのかということについてお答えください。
○紙智子君 何度かこれ聞いていて、なかなか分かりづらくて、林野庁としてはそういうことなんですけれども、現在の国内生産量がどれぐらいで、そのうち未利用木材というのはどのぐらいかというのは、ちょっと端的に数字だけお答え願えますか。
○紙智子君 それで、木質バイオマス発電、発電に必要な木材というのは四千万立方に上ると。現在の日本の生産量の二千四百万立方、先ほど言われましたけれども、と比べても二倍近くになっていると。そうすると、従来製紙用に使われていたものの一部がバイオマス発電の燃料に転用されるなどの問題も生じ...全文を見る
○紙智子君 要するに、既存の利用に影響を及ぼさないようにするんですよということを促すために出したんだと思うんですよね。しかし、ガイドラインというのは、やっぱりあくまでもラインを示してここを守ってくださいというふうに自覚を促す程度のものなので、歯止めにはならないんじゃないでしょうか...全文を見る
○紙智子君 本来、水源林の涵養などの公共事業は、やっぱり国の責任を果たす、国の責任においてやるべきじゃないかと。ある県の担当者が今回見て、緑資源機構の事業を法的に明確にしただけだと思うという感想を言っているんですけれども、廃止した機構の看板を付け替えて復活するようなものになっても...全文を見る
○紙智子君 林業産出額全体で見ると、栽培キノコというのは増えているんですよね。  それで、林業経営の状況なんですけれども、杉人工林において、五十年生までの造林及び保育に掛かる経費というのは、二〇〇八年、平成二十年度でいいますと、一ヘクタール当たり約二百三十一万円だと、経費は二百...全文を見る
○紙智子君 今指摘した点、そしてお答えになった点というのは白書の中でも認めているところだと思うんですよ。  それで、TPPの合意内容ですけれども、マレーシア産の熱帯木材合板、それから広葉樹の合板は、現在の関税が六%から一〇%あるわけです、残っているわけですけれども、発効時は三%...全文を見る
○紙智子君 現在の森林・林業基本計画は平成三十二年における木材自給率を五〇%以上としています。TPPが発効しますと、この目標の達成が困難になるんじゃないでしょうか、いかがでしょうか。
○紙智子君 今大臣は計画どおりやったら五〇%になるんだという話をされたんですが、しかし今検討している計画案、これは自給率目標を見直して四〇%に引き下げることを検討しているんですけど、いや、本当にそれでいいのかというふうに思うんですよ。  自由化で影響があったわけですから、やっぱ...全文を見る
○紙智子君 ちょっともう時間になりましたので、僅かに残った関税まで撤廃する必要はないじゃないかというふうに思います。国会決議は、国内の温暖化対策や木材自給率向上のために、森林整備に不可欠な合板、製材の関税に最大限配慮するというふうにあります。即時撤廃される品目の影響を含めて説明が...全文を見る
○紙智子君 日本共産党を代表し、森林法等の一部を改正する法律案に反対の討論を行います。  日本の森林は、戦後造成されてきた人工林の半数以上が主伐期を迎え、森林資源の有効活用と計画的な再造林を進めるべき時期を迎えています。一方で、木材価格が低迷し、人件費を始めとする経営コストが増...全文を見る
05月24日第190回国会 参議院 内閣委員会、農林水産委員会連合審査会 第1号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  国家戦略特区は岩盤規制を突破するためにつくられた制度です。農地法において岩盤とは何をいうのか、何を突破するということなんでしょうか、石破大臣に伺います。
○紙智子君 安倍内閣の方針である日本再興戦略で、国家戦略特区は国の経済成長に大きなインパクトを与えるものとされています。国家戦略特区法の目的は、産業の国際競争力の強化及び国際的な経済活動の拠点の形成を図ることにあると、改正案の説明もそういうふうになっています。  第十八条、ここ...全文を見る
○紙智子君 今説明がありましたけれども、国家戦略特区というものは岩盤規制を打破するものだと。それで、中山間地域の振興の話もされているんだけれども、地方創生ということは入っていないですよね。  そこで、第十八条の二なんですけれども、特定地方公共団体の要件を定めています。一つは、農...全文を見る
○紙智子君 実際に、目的のところに、十八条のところにその満たす要件のところで書いていない、これはなぜなのかと聞いたんですけれども。
○紙智子君 そうしますと、国家戦略特区は国際競争力強化と経済活動の拠点づくりが目的だと、耕作放棄地の解消が目的ではないわけですね。目的と特定地方公共団体の指定要件のずれというか、整合性がないんじゃないかというふうに思うわけですよ。  なぜ国家戦略特区という形で企業による農地所有...全文を見る
○紙智子君 別に企業が入ったからそれが解決されるということでもないと思いますよ。今現に頑張っている人たちが随分大変な努力をされているわけで、何か企業が入ったらバラ色になるかのようなそういう言い方というのも、私は、なかなかこれは納得できないものなわけですよ。  なぜ企業に農地所有...全文を見る
○紙智子君 私が質問したのは、要するに、懸念があるからいろいろな歯止めをするというんだけれども、そういう懸念材料がなくなった場合には企業参入を拒めなくなるんじゃないのかというふうに聞いたわけですよ。  日本再興戦略の改訂二〇一四年で、農地を所有できる法人の見直しを行うことになっ...全文を見る
○紙智子君 今回の改正案は、問題が発生すれば結局自治体が責任を持つ、自治体に責任を負わせるというものですね。  今回、特区の対象になるのが養父市だというふうに言われていて、安倍総理は、養父市は企業からの積立金を徴収し、仮に農地を農地として維持できなければそれを没収する条例を作っ...全文を見る
○紙智子君 もう時間になりましたけれども、農地法の目的というのは、農地は限られた資源だと、地域における貴重な資源だと。その限られた資源を守り維持するのが国の責務であって、試験だと称して、一時的であったってこういう、株の運用でもあるまいし、こんな危険にさらすことは絶対許されないと。...全文を見る
10月11日第192回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  先週の八日に熊本の阿蘇山が三十六年ぶりの噴火ということで、またしても多くの灰をかぶって、被害が出ています。被害に遭われた皆様に対しお見舞いを申し上げたいと思います。  また、今年八月、九月に北海道では史上初めて四つの台風が上陸、...全文を見る
○紙智子君 是非よろしくお願いいたします。  それから、農業を始め被害を受けた方々から、当面の資金繰りが大変で消費税など国税を納めるのが困難という話もありました。熊本地震の際にも行われた措置など、財務大臣としても対応していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○紙智子君 もう一つ、国土交通大臣にお聞きします。  JR北海道の復旧の問題ですけれども、公共交通機関の復旧が急がれていて、これJR、道民の足を守るという点でも、それから農産物を輸送するという点でも、観光にとっても本当に急がれていると。  鉄道の災害復旧補助を活用するのは当然...全文を見る
○紙智子君 非常に不自由な状態がずっと続いているということではありますので、JR任せではなく、やっぱり国が乗り出して支援をいただくように強く求めておきたいと思います。  次に、TPPと輸入米の問題について質問いたします。  SBS米をめぐって業者間で輸入価格を実際よりも高く見...全文を見る
○紙智子君 SBSというこの米の輸入制度というのは、国産米に悪影響を与えないために農林水産省が、マークアップですね、事実上の関税を取って管理する制度なわけです。  ちょっとパネルを御覧いただきたいと思います。(資料提示)調整金によるこの輸入米の取引のイメージ図を、これは東京地裁...全文を見る
○紙智子君 答弁の中では、調査したら国産米に影響していないというところにすぐ結論が行くんですけど、その前に、農水省の調査では、金銭のやり取りは国、輸入業者、卸業者の三者の契約の外で行われたと書いてあるわけですよ。しかし、国がつくった公の取引の外でこのお金のやり取りがあったというこ...全文を見る
○紙智子君 なかなかよく分からないんですけど、要するに任意の調査で強制力もなくて限界もあったということをお認めになっているわけですよ。クリアになっていないと。そう言いながら、これからは禁止するぞというふうになっているというところが飛躍しているというふうに思うわけですよ。もっとちゃ...全文を見る
○紙智子君 今回の調査で国産米の価格に影響を与えた事実は確認できなかったというふうにおっしゃいました。卸業者は幾らで国内市場に流したのか調査されましたか。
○紙智子君 問題は、これ現場でどうなっているか、実際の現場がどうなっているかということを明らかにすることが求められているわけです。実態を示さないで、国産価格に影響を与えたかどうか、これは疑惑は晴れないというふうに思うわけですよ。  政府の調査から明らかになったことは、国がつくっ...全文を見る
○紙智子君 政府はSBSの取引は国家貿易だと、政府は国家貿易が維持されるから国内価格には影響しないと説明してこられました。しかし、調整金の存在が明らかになったことで、これ国家貿易の信頼性が根底から崩れたということです。TPPの影響試算の根拠が崩れたと。ですから、試算のやり直しをす...全文を見る
○紙智子君 影響はないという結論ありきの話を繰り返しされているわけですね。国産米は八百万トンあって十万トンのSBSだからとか、あるいは一万トンなんだから影響ないというふうにおっしゃるけれども、よく見なければいけないのは、このSBS米と業務用米の関係なんですよ。それで、業務用米を多...全文を見る
○紙智子君 業務用の価格の関係について聞いたわけですよね。業務用米がどのぐらい流通しているかということも含めてずっと資料を要求していたわけだけれども、出てこないわけですよ。とにかく調査中だから待ってくれと。で、出てきたものを見たら、それについて、今のような話はあるけれども、聞き取...全文を見る
○紙智子君 結局、全体像が全然見えてこないわけですよ。安倍政権になってから生産者米価というのは六十キロ当たりで約一万六千円台から一万二千円台に四千円も下がっているんですよ。農家はみんな米の暴落に対して怒っているわけです。根拠もきちんと示さないでSBS米が国内産の米価に影響を与えて...全文を見る
○紙智子君 当時も国会で随分議論になりましたけれども、民間業者のモラルも問題になったけれども、何より農水省の責任が重大だということも議論されたわけですよ。食の安全よりもMA米を早く処理しようというふうに、検査を擦り抜けられてしまうということを許したと。あるいは、二〇〇三年に主要食...全文を見る
10月27日第192回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私は、まず最初に、山本農水大臣のこの強行採決をめぐる発言についてお聞きをいたします。  大臣は、十八日の夜の自民党の佐藤勉衆議院議員、議運委員長の政治資金パーティーに参加をされて、TPP協定の承認案、関連法案について、強行採決す...全文を見る
○紙智子君 今聞いたことに対しての答えというのはよく分からないわけですね。  大臣の発言は、強行採決をするかどうかを決めるのは佐藤さんだと、だからはせ参じたと言われたわけで、これ強行採決する権限を持っているのは佐藤さんなんだと、したがって強行採決も言わばできるということであって...全文を見る
○紙智子君 謝罪していることの中身が分からないんですよね。  何が誤解されてどこが悪かったからというふうに思われたのかというのが分からないんですけど、もう一度ちょっとおっしゃってください。
○紙智子君 強行って一体どういうことなんだというふうに改めて見てみると、権力や威力で無理に抑え付けると。強行採決というのは、権力、威力で無理に採決することだと。  行政側の大臣がですね、大臣は行政側の大臣なわけですけれども、立法府に介入して、この強行採決をけしかけたことになるん...全文を見る
○紙智子君 私は、農林水産大臣が、所管する法律案が議論されているときにこの強行採決を促すというのは大問題だと思うんですよ。農林水産大臣としてあってはならない発言だというふうに思うんですね。  以前の政権の閣僚であれば、その大臣の発言の重みを真摯に受け止めて、やっぱり辞任していた...全文を見る
○紙智子君 工場が被災に遭ったために入れたいんだけれども入れられなかったものについては、今協議中という話がありました。  それで、工場との契約がもし不履行になったりすると、これ生産者に損失が発生するわけですよね。既に先行投資でやってきたわけで、支払ができないことになったり、ある...全文を見る
○紙智子君 営農が継続できるように、是非検討していただきたいと思います。  それで、次に、農地の復旧についてお聞きします。  十月二十四日に災害特別委員会の委員派遣に私も参加をいたしました。その際、十勝地区の農協組合長会から、農地については行政が主体となって作物を作付けできる...全文を見る
○紙智子君 限度額超えないようにコストが安くなるような努力をという話がありました。北海道は大規模な農家が多いので、農家の負担額というのは非常に膨らんでいくという可能性がありますので、是非この負担を軽減する努力をお願いしたいと思います。  それと、農地の復旧費についてなんですけれ...全文を見る
○紙智子君 今鋭意検討中ということでありますので、是非それを進めていただきたいというように思います。  既に北海道はもう初雪というか雪も降ってきていて、これから本格的な冬を迎えることになります。農家の方は、冬が来ても次は春が来ると、春が来ればまた頑張れるというふうに言ってきたわ...全文を見る
○紙智子君 その聞き取りの仕方もよく分からないなと思うんですけれども、ヒアリングをしながら、特に定めていなかったけれどもいろいろ聞き取ったと。普通、私たちいろいろ聞き取りするときに、必ず何をはっきりさせるかということで項目を決めて聞くんですけど、当然そういうやり方しているんだろう...全文を見る
○紙智子君 大臣に聞いているので、今事務方が答えられたんですけどね。  何を見て、書類とか御覧になったんですか。何で確認をされてあのような答えになったんでしょうか。
○紙智子君 だから、何か調査書を見たわけでなくて、相手の言われたことをそのまま聞いてうのみにしているということになるんじゃないかと。  マークアップ契約のとおりに徴収していなかったらこれ大問題で、マークアップがもっと取れたんじゃないかと、調整金を少なく見せかけたんじゃないかとい...全文を見る
○紙智子君 開示と言うんですけど、御覧になっていないでしょう、聞いただけですよね。それ、開示というように言わないと思うんですよ。  書類を確認したという事実があるんだったら、それは納得というか分かるわけですけれども、それもやらずに、適正に処理されているというふうな言い方で問題を...全文を見る
○紙智子君 ちょっと今の説明聞いているだけでは全然分からないんですよね。  要するに、三者でもって契約をして進めてくるという中で名義卸ということがあるとすると、これ、SBS契約の三者契約に反することにならないのかなというふうに思いますし、食糧法に違反することにならないのかなとい...全文を見る
○紙智子君 関係者から話を聞いているんですけれども、卸業者と総合商社がタッグを組んで入札に参加すると。この二者だけで何枚もの札を入れることができないので、落札を確実にするために二社、三社の名義を借りて入札に参加するというふうに言っているわけです。この名義卸というのは名義貸しの可能...全文を見る
○紙智子君 これ、やっぱりきちっと調査する必要があるんじゃないですか。調査すべきだと思うんですけど、いかがでしょうか。
○紙智子君 ちょっとよく分からないです。これ、引き続き追及していきたいと思うんですけれども。  調整金とか名義貸しとか、SBSのこの取引というのは不明朗な点が多過ぎると。ブラックボックスだというふうに思うんですね。  それで、今後の方向について農水省として出したわけですけれど...全文を見る
○紙智子君 その認識というのは全く私、共有できませんね。本当によく分からないというふうに思いますし、これ予算の関わる問題という認識がそもそも全くないなというふうに思います。  農業新聞が聞き取り調査をしているわけですけれども、調整金でかさ上げされた分、マークアップが拡大するとい...全文を見る
11月11日第192回国会 参議院 本会議 第10号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子です。  日本共産党を代表し、環太平洋パートナーシップ協定及び関連法案について、安倍総理に質問いたします。  TPP協定と関連法案は、衆院の特別委員会において強行採決が行われました。国会審議を損なわせた最大の要因は、言うまでもなく山本農水大臣によ...全文を見る
11月15日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  TPP協定で新たに今回設置することになるTPP委員会について、今日はお聞きをしたいと思います。  今、もう国会ではTPP協定等関連法案を議論しておりますけれども、TPPが仮に発効されるということになると、TPP協定の運営はTPP...全文を見る
○紙智子君 それは閣僚でなきゃならないということはないわけですか。
○紙智子君 このTPP委員会は、日本の国内組織ではなく、TPPに参加している十二か国でつくる組織ということでよろしいでしょうか。
○紙智子君 TPP委員会のそうすると本部はどこにつくるとかいうようなことはお決まりでしょうか。
○紙智子君 それはまだ、そうすると、全く話にはなっていないということでしょうか。
○紙智子君 それでは、TPP委員会を設置する目的、そして役割、これについて御説明をお願いします。
○紙智子君 つまり、TPP委員会は協定の改正あるいは修正を検討すると。三年以内に、その後五年ごとに、貿易と投資を拡大するために見直すということなわけですね。  TPP交渉では、閣僚会議が大筋合意ということで言われたように、重要なことを閣僚会議で決定をしたわけです。先ほど、必ずし...全文を見る
○紙智子君 TPP委員会は協定の改正、修正などを行うわけだけれども、閣僚でなくても決定できるということだと思うんですけど、これはちょっと驚きです。  それで、ちょっとパネルを見てください。(資料提示)  この間、TPP協定の組織図、実際にこの統治機構ってどうなるんだろうかと、...全文を見る
○紙智子君 説明を受けていたということであります。  それで、TPP委員会とこの二十二の小委員会、作業部会とがどういう関係にあるのかということも、石原大臣、お聞きしたいと思います。
○紙智子君 今パネルのとおりに言っていただいたんですけれども、TPP委員会が問題を付託する、そして小委員会が提起する問題を検討することになるわけです。  それで、通商交渉でこれまでこれだけ多くの小委員会をつくったことというのはあったんでしょうか。
○紙智子君 そうしますと、国民生活に関わる多くのことが扱われることになるわけですね。  それで、パネルをちょっと御覧いただきたいんですけれども、食の安全に関わる衛生植物検疫小委員会、食品の表示に関する貿易の技術的障害小委員会、自由職業サービス作業部会とか、それからビジネス一時的...全文を見る
○紙智子君 結果論というのはどういうことですか。どんな議論があって結果になったんですか。
○紙智子君 全然分からないんですけれども。  これ、ちょっと途中になっているのは何でなのかなと。関税に入るんですか、それとも非関税障壁に入るんですか、どちらに入るんですか。
○紙智子君 ずっと中身を読んでいくと、農業貿易小委員会の下につくられているというふうに文書あったんですけど、関税なんですか、非関税なんですか。
○紙智子君 なぜ農業に、この下につくられたんでしょうか。変わっていますよね、これ。今までは衛生植物検疫のところに入っていたと思うんですけど、変わっていますよね。
○紙智子君 これは条文に書いてあることなので、てきぱきと答えていただきたいと思います。  そこで、TPP委員会の任務があるんですけれども、そこで注目したことは、協定の運用の見直しに当たり、非政府の者又は団体の助言を求めることというふうになっているわけです。これ、二十七章の二条四...全文を見る
○紙智子君 なぜこういう方々から意見を聞くのでしょうかというふうにお聞きしています。
○紙智子君 幅広い方々から意見を聞かなきゃいけないんだというお話なんですけれども、民間人の意見は聞くということなんですけれども、国民の代表である国会の意見を聞く規定というのはあるんでしょうか。国会の関与についてということなので、総理の方からお答えください。
○紙智子君 見直しの結果、改正する必要があるときは聞くというか、国会の承認ということなんですけれども、国会の関与の仕方で、いろんなことについて議論されるんだけれども、これ全部話し合ったことを全部国会の承認を得るんですか。ということにはなっていませんよね。
○紙智子君 改正するというのは、例えばどういうことをですか。
○紙智子君 法律に関わる問題とか、あるいは財政事項に関わる問題とか、あるいは政治的に重要な問題とか、そういうことということですか。
○紙智子君 その国会にかけなきゃいけないかどうかということは誰が判断するんでしょうか。
○紙智子君 条文が変わるということになればと言いましたけど、それ以外にもたくさんありますよね。いろんなことが議論されるんですけど。
○紙智子君 それ以外についてはどうでしょうか。条文以外。
○紙智子君 このTPP委員会は、もうこういうふうにたくさんのことをいろいろ議論する、検討すると。それについては条文に関わらない部分もたくさんあるわけですけど、関わらないけれども、この中で話し合われて決まったことというのはどんどん進んでいくということになるんでしょうか。
○紙智子君 民間の方たちですとか団体の意見をいろいろ聞くというふうになっていて、国会との関わりということでいうと、どういう案件を、じゃ、どうするのかというところというのはなかなかはっきり見えてこないわけですよ。  それで、国民の健康や命や暮らしに関わる二十二の分野というのは、も...全文を見る
○紙智子君 つまり、初めてつくられた、設けられたということですよね。  それで、この規制整合性小委員会の目的と役割を御説明ください。
○紙智子君 パネルをこれもちょっと見ていただきたいんですけれども、上から二列目の第二十五章の三条のところ、対象規制措置の範囲というところです。それで、締約国は速やかに自国の対象規制措置の範囲を決定する、各締約国は、当該対象規制措置の範囲を決定するに当たり、相当な範囲を対象とするこ...全文を見る
○紙智子君 全然、だからまだ何も範囲というのは入っていない、何も決まっていないんですか。各国が定めるということは、それは全然煮詰まっていない、これからという話なんですか。
○紙智子君 各国の判断に任せるということはちょっと怖い話ですよね。  農業でいえば、企業の農地参入を認めろという意見も国内的にも議論されているわけですけど、アメリカはJAの金融事業を特別扱いしないで民間の金融と同じように扱うように要求をしています。これも相当な範囲に入るのかどう...全文を見る
○紙智子君 総理も。責任者なので。
○紙智子君 それだけでは分からなくて、我々が決めていることは影響されないという話されるんだけど、各国の判断によってそれは決まってくる。これからというわけですよね。(発言する者あり)自分の判断。ちょっと、いろいろ聞いていてもよく分からない。各国の判断でとおっしゃいましたけど、まだ決...全文を見る
○紙智子君 相当な範囲についてどこまで入るのかということがよく分からない不確かな中で、安心なんてできないわけですよ。  次、パネルのこの二十五章の八のところを見ていただきたい。利害関係者の関与というところがあります。規制整合性小委員会は、締約国の利害関係者が規制の整合性の推進に...全文を見る
○紙智子君 安倍総理、私は、もしかすると、民間人が多く入っている規制改革推進会議のようなそういうイメージなんじゃないのかなというふうにも思うんですけど、いかがですか。
○紙智子君 TPP協定については交渉過程が秘密なわけですよ。知らされていなかった。どんなやり取りがあったのか分からなかったわけですよ。それで、出された協定も今後どうなるかということは、今のこのやり取りだけでも、まだ各国に委ねられるところもあったりしてよく分からないと。TPPは生き...全文を見る
○紙智子君 ブレーキが利かなかったりしたら本当にこれは恐ろしいことになるなと思います。  TPPというバスは、私はどこに行くか分からないと。国会の関与も分からないと、具体的に。しかし、はっきりしていることは、やっぱりこの経済団体、多国籍企業、利害関係者が関与していく、そこで意見...全文を見る
○紙智子君 この間、必ずそういうふうに別段の定めのところによりどころにしながら例外を確保できたんだというふうに繰り返し言われてきたと思うんですね。それで、だから例外を守れるんだという話をされているんだけれども、しかし、見直しに当たって締約国の非政府の者又は団体が介入することも認め...全文を見る
○紙智子君 不必要な合意はしないんだという話がされるんですけれども、なかなか、やっぱりこれまでの経緯をたどると、本当にそれが貫けるのかというふうな思いになるわけです。  自民党さんは、安倍総理はそうじゃなかったかという話をされましたけど、うそはつかない、TPP断固反対、ぶれない...全文を見る
○紙智子君 今までの扱いについてお聞きしたんですよね。経済連携協定に遺伝子組換え作物が入ったというのは、これは今回、TPPで初めてなんでしょうか。今までは入っていなかったと思うんですけど。
○紙智子君 経済連携協定に遺伝子組換え作物が入ったのは初めてでしょうか。
○紙智子君 遺伝子組換え食品の安全性全般を扱うSPS協定でカバーされていたという話もありましたけれども、なぜTPP協定の農業、物品の分野に入ったんでしょうか。
○紙智子君 大臣、なぜ入ったんですか、その理由です。
○紙智子君 今までは食品安全が問題となる第七章の衛生植物検疫に入っていたものが農業貿易に組み込まれたということですよね。  これからは、だから心配をすると、安全性よりも貿易を優先することになって安全性が後景に押しやられることにならないのかというふうに思うわけですけれども、いかが...全文を見る
○紙智子君 現実に、遺伝子組換え作物が交雑、混入する不安というのがあって、今年の七月三十日にも、アメリカ西部のワシントン州の農地に遺伝子組換え小麦が自生していたということが確認されたばかりです。ほかにもたくさんあります。有機農業をやっている人にとってはこれ非常に深刻で、遺伝子組換...全文を見る
11月18日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第6号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  今日は、三人の参考人の方、本当にありがとうございます。  それで、私からまず最初に、磯田先生にお聞きをしたいと思います。  TPPというのは生きた協定というふうに言われていて、それで、なぜ生きた協定と言うのかということなんかも...全文を見る
○紙智子君 もう一つお聞きしたいのは、四番目のところでお話をされたアメリカの通商促進権限のTPA法、これアメリカで可決をされているわけですけれども、この問題をめぐって、やっぱり安倍総理は再交渉を、新しい例えば大統領から再交渉を迫られてもそれは拒否するんだというふうに言われているん...全文を見る
○紙智子君 もう一つお聞きしたいんですけれども、ISDSの問題についてはこの委員会でも議論になっているところですけれども、この仲裁廷の問題点ですね、先ほど先生が紹介になられたんですが、濫訴防止ということを取っているので、濫訴防止の対策を入れているのでこれについては心配ないというこ...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。  では、次に作山先生にお聞きしたいと思います。先ほど、国会決議との関係で、これが国会決議を守ったとは言えないんじゃないかというお話もあり、実は、私もそこのところは何度もこの質問の中でもやり取りをしてきていて、やはり除外又は再協議というふうに...全文を見る
○紙智子君 ちょっと悪考えをすると、分かっていたのに除外又は再協議ということを決議して、決議を守るという話がずっと続いていたわけで、だからそれが、交渉の結果は例外を確保したと、したがって皆さんとの約束を守れたというのは、これはもう私ははっきり国民に対して違うと、裏切りとも言えると...全文を見る
○紙智子君 残り三分なので一人一分になりますけれども、今、アメリカの大統領選挙の結果、やっぱりTPP反対の国民的な世論が背景にあるということや、アメリカだけではなくてEUとアメリカの協定でもそうですし、そういう多国籍企業の利益のために農業が壊されるとか、食の安全、環境、雇用が脅か...全文を見る
○紙智子君 ありがとうございました。
11月18日第192回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  十月二十四日に災害対策特別委員会の委員派遣で北海道に参加をさせていただきました。今日は北海道を中心に発生した台風被害について質問したいと思います。  早速なんですけれども、加工用のスイートコーンについてです。スイートコーンの加工...全文を見る
○紙智子君 十勝毎日新聞という新聞があります、地方紙ですけれども、コーン缶詰、来期も断念というふうに報じたわけです。工場と農家で話合いが持たれたようなんですけれども、工場は面積に応じて見舞金を出す方針を説明したようです。出席者の一人は、来年もスイートコーンを作りたいと、見舞金は生...全文を見る
○紙智子君 年末をそろそろ迎えようとしているわけですから、農水省が乗り出す時期に来ているんじゃないかと思います。支払がもう迫ってきているということがありますので、安心して年が越せるような支援をお願いをしておきたいと思います。  次に、JR北海道の復旧についてお聞きをいたします。...全文を見る
○紙智子君 その前に一つ答えていないんだけれども、運転をJRは再開する意思があるのかということを聞いたんですけど。
○紙智子君 意思があるのかないのか聞かれていないんですか。
○紙智子君 意思があるということだって言っていましたよ、レクチャーを受けたときには。違うんですか。  じゃ、次行きます。  日高線は、昨年一月、低気圧による暴風雪の災害、九月に台風十七号の高波によって被害を受けたと。被害調査は終わっているんでしょうか。
○紙智子君 それもちょっと答弁がはっきりしない。終わっているって聞いていますよ、終わっていると。終わっているのに復旧工事に入っていない。今年の台風被害でも同じことが繰り返されないかということで住民の皆さんが不安に思うのは当然じゃないんでしょうか。いかがですか。
○紙智子君 ある程度ちゃんと調査もしているというわけなんだけれども、現状では、昨年の被害状況を調査したのに工事は先延ばしに次ぐ先延ばしという状況が続いているわけですね。その結果、復旧費用が膨らみ続けていると。そして、その負担を住民に求めようとしているんですよ。JRは復旧工事を、ま...全文を見る
○紙智子君 ちょっと、余分なことを言われると困るんですけれども。  原形復旧するための事業でしょう、これ。この法律上で言うと、鉄道の復旧事業というのは原形復旧のための事業ですよ。国土交通省は、原形復旧に持続的な運行論を加えて、これ一体論を認めるということなんでしょうか。持続的な...全文を見る
○紙智子君 見守っている状態がずっと続いているわけですよ。実際には進んでいないわけですよ。何でかといったら、JRの方は待て待て待て待てと言っていると。もしかしたら廃止するかもしれないみたいな話まで含めて出ているわけですから、住民の皆さんがどれだけ不便な思いをしているかということで...全文を見る
○紙智子君 できるだけの努力となると、できないことはできないということになってしまうんですよね。  JRは、自然災害をきっかけに線路を廃止する事例というのは各地にありますよ、ここだけじゃなく。JR東日本岩泉線、二〇一〇年の七月の土砂崩れをきっかけに廃止、同じく只見線は二〇一一年...全文を見る
○紙智子君 国土交通省としては、JRが公共交通機関なんだということでのその役割を果たすように指導すべきだということを申し上げて、質問を終わります。
11月21日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第7号
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○紙智子君 四人の公述人の皆さん、本当に貴重な御意見、ありがとうございます。  日本共産党の紙智子でございます。  それで、私も十勝には度々お邪魔をいたしまして、そのたびにいろいろ学ばされることがたくさんあります。先月は、徳永さんとも一緒に、災害特別委員会で台風被害の調査に参...全文を見る
○紙智子君 私も、だからちゃんとよく見極める必要があると。そんな先を急ぐ必要はない、逃げていくわけじゃないわけですからね。ちゃんと見極めるということを落ち着いてやらないといけないんじゃないのかというふうに思います。  それで、今ちょっとお話の中にも出てきたんですけれども、TPP...全文を見る
○紙智子君 済みません、じゃ、東山先生と西原先生に。
○紙智子君 時間ですね。ありがとうございました。  二人の方にちょっと時間なくて聞けなくて、申し訳ありませんでした。
11月22日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  私、十五日の質問のときに遺伝子組換え作物について質問いたしましたけれども、途中になりましたので今日はその続きをさせていただきます。  バイオテクノロジーが、食の安全を扱う衛生植物検疫、SPS措置の章ではなくて、なぜ物品の貿易の章...全文を見る
○紙智子君 なぜ遺伝子組換え作物に対して農家や消費者が不安に思うのかと。現状でも、これ、遺伝子組換え作物が管理できていないということがあるわけです。  二〇一三年の五月には、アメリカ西部オレゴン州の農場で認可していない遺伝子組換え小麦が発見されたと。この小麦は、アメリカのバイオ...全文を見る
○紙智子君 TPP協定は、未承認の遺伝子組換え作物・生産品を貿易するときに、混入があった場合にどうするかということを定めているわけですよね。輸出国、例えばアメリカは、輸入国である日本から要請があり、可能なときには日本に情報を提供すると。可能なときと書いてあるんですけれども、必ずし...全文を見る
○紙智子君 何ら変更がないと言うんだけれども、わざわざ注のところにこの罰則を含まないと、この措置に対して罰則を含まないとわざわざ書き込んでいるということは、なぜそういうふうにわざわざ書き込んでいるんですか。
○紙智子君 そうしますと、その罰則を持っているところと持っていないところとかってあると思うんですけど、それはそれぞれの各国に任されるということになるんじゃないんですかというふうに私は読めるんですけれども。
○紙智子君 つまり、各国の判断ということで、未承認の遺伝子組換え作物が混入しても罰則は科さない、混入が見付かっても罪に問われないというところも出てくると。  これは、やっぱり輸入国、輸出国で違うと思うんですけれども、輸出国に有利にする中身じゃないかと。なぜ輸出国に有利にするよう...全文を見る
○紙智子君 そこのところがなかなか読み取れないですよね。要するに、これ、罰則があるかないかということではそれぞれのところに任せられるということになると、非常に罰則がないということになると輸出国の責任を曖昧にしていくんじゃないのかというふうに思うんです。  農家も消費者も遺伝子組...全文を見る
○紙智子君 そうであれば、しっかりと同じように書くべきだと思うんですね。  それで、なかなかやっぱり不安が消えないと。なぜかというと、根本的にはやっぱりこのTPP協定については秘密交渉でやられてきて、どういうやり取りがあったかということが隠されてきたということがあって、なかなか...全文を見る
○紙智子君 遺伝子組換えでないというふうに表示されても、私たち見て買って食べるわけだけど、実は微量だけど入っているという事態ですよね。こういう事態に対して、やっぱり知って、皆さん驚くと思うんですよ。私びっくりしました、この結果を見て。それで、日本は遺伝子組換え農作物は作っていませ...全文を見る
○紙智子君 ちょっと何回も事前にレクチャーでも聞いていたんですけど、なかなかその根拠というか、科学的な根拠というふうには、なかなかよく分からないなということなんですよね。だから、輸入港だとか港だとか乾燥のところだとか産地だとか、それぞれで積み上げていくというわけだから、具体的には...全文を見る
○紙智子君 日本が、だから、ほかの国の低くしているところに合わせていくということは、やっぱり国民の多くの皆さんはもっと低くしてほしいと言っているわけですよ。これにやっぱり合わせていくということは検討されないんですかね。
○紙智子君 先ほど全国農民連の分析センターの結果を紹介したんですけれども、検査を厳格にする技術というのが日本にはあるわけですよね。それなのに基準が緩いと。消費者の選択権を保障する仕組みにすべきだというふうに思います。  TPPについてそこでお聞きするんですけれども、TPPは、W...全文を見る
○紙智子君 WTOのTBT協定には、この透明性の確保とか貿易の円滑化というのはなかったんですよね。
○紙智子君 規定はなかったというふうに聞いておりました。ちょっと今答弁が違うんですけれども。元は規定はなかったんだと。だけど、今回TPPではある。
○紙智子君 ちょっと、単純に聞いているのに、ぴしっと答えてほしいんですよね。全然ちゃんと、あらかじめ聞いていたわけですから、なかったんだという答えだったわけですよ。  透明性について、そのTPPの八・七条ですか、そこで、各締約国が他の締約国に対して自国の者に与える条件よりも不利...全文を見る
○紙智子君 全然答えていないです。意味聞いたんですよ。合理的な機会を与えとはどういうことか、考慮するとはどういうことかと、意味について聞いているのに全然答えになっていないですよ。時間だけ過ぎちゃうわけですから、ちょっとひどいですよね、これは。  合理的な機会、それから考慮すると...全文を見る
○紙智子君 要するに、これ利害関係者に意見を提出するための機会を与えなきゃならないということですよね。そして、その意見を考慮するということが書かれているわけですよ。これは単にパブコメをやればいいという話じゃなくて、実際には利害関係者の方が直接参加して意見も述べたいということだって...全文を見る
12月08日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第14号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  この間、我が党は、TPP委員会の役割やISDSの危険性、薬価、民泊問題、遺伝子組換えの表示や添加物の規制緩和などを取り上げてきました。それで、今日は、非関税措置に関する日米並行交渉の書簡、いわゆるサイドレターと、TPPと農業問題に...全文を見る
○紙智子君 国際約束ではないんだという話をされるんですけれども、でもやっぱり誠実に履行していこうと、既にそうした取組が始まっているということでよろしいですか。
○紙智子君 日米並行交渉は、二〇一三年の四月に確認をし、その後十二回行われてきました。今年二月に書簡が交わされました。  ちょっとパネルを見てください。(資料提示)  日本側の書簡では、九分野についてアメリカ合衆国との対話に取り組む用意がありますと書いています。それから、アメ...全文を見る
○紙智子君 アメリカのトランプ氏はTPPからの離脱を表明したということでは、これ発効の見通しがないわけですけれども、このサイドレターは生き続けているんでしょうか。
○紙智子君 つまり、生きているということですよね。  それで、九分野のうち保険では、アメリカの要求に応えて全国の郵便局でアフラックのがん保険の販売を認めた上、今後新たな要請に基づいて行動を実施することが確認をされていると。また、投資分野では、わざわざアメリカの投資家や利害関係者...全文を見る
○紙智子君 基準が変わるわけじゃないという話されたんだけれども、日本では、ポストハーベスト農薬は食品添加物として扱われると。添加物部会で審議をされてきたわけです。農薬は農薬・動物用医薬品部会で扱っていると。部会の位置付けに応じて二つの部会で慎重に審議をしてきているわけですよね。ア...全文を見る
○紙智子君 わざわざ誠実にと言う必要はないんじゃないのかなと、我が国のことを決めるのにというふうに思います。  それで、トランプ氏は二国間交渉を強めると言っているわけです。これ、生きているということで、サイドレターは二国間交渉の足場になるんじゃないかということでいえば極めて有害...全文を見る
○紙智子君 全く納得できないんですよね。だって、除外言っていないんですから。除外というのは外してほしいということですよ。それ言わないで、例外を確保したから守ったなんていうのは、それを言っているのは皆さんだけですよ。  この間、参考人質疑でおいでくださった中で、今日、東京新聞にも...全文を見る
○紙智子君 影響が出ないようにとおっしゃいましたけど、ちょっともう一度、表を見てくださいね。関税撤廃率が七三・六%になるわけですよ。この牛肉の関税撤廃ということですけれども、ラインが五十三ある、そして関税撤廃三十九と。撤廃するもの、例えば牛タンなどは関税率を初年度に半減する。牛肉...全文を見る
○紙智子君 大きいもの少ないもの、確かにあると思いますけれども、影響はやっぱり大きいんですよ、全体として。  牛肉は、一九九一年に自由化されて、その後、ウルグアイ・ラウンドを受けて関税を自主的に引き下げたと。自由化と関税率の削減によって牛肉輸入率が増加をして、価格が安い輸入牛肉...全文を見る
○紙智子君 急速に増えないとかいろいろ言うんですけれども、輸入は確実に増えるんですよ、増えるんです。そして、輸入、一旦入ってくると、価格下落には歯止めできないんですよ。セーフガードやったって価格下落は止められないんですよ。しかも、十六年やった後四年間発効しない場合は、セーフガード...全文を見る
○紙智子君 そう言いますけど、私、現場を回って歩きますと、本当にもう批判が相次いで出されています。  千葉の養豚団地に行きました。ここは、母豚五百頭、年間の出荷頭数は一万頭を超える大規模なところです。畜舎を建てたときの借金がまだあって、価格下落、低下した場合は、再生産できなくな...全文を見る
○紙智子君 ミカン農家の方はそんな安閑としていませんよ。本当に必死の思いで、どれだけ大変な思いをしてきたか、今まで、WTO以降もですね。そして、それを一生懸命生き残って、必死の努力続けて今まできたわけですよ。その努力というのは本当に大変なものだということを私は思いましたよ。そうい...全文を見る
○紙智子君 安倍総理、お答えになっていないんですけれども。  安倍総理は、改革推進会議に出席して、それで、そういう意見が出ているということに対して、私が責任を持って実行するというふうに言ったら、農家の人たちは一層不安になるんじゃないですか。農業者のためと言うけれども、本当は企業...全文を見る
12月09日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第15号
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○紙智子君 私は、日本共産党を代表し、環太平洋パートナーシップ協定及び関連法案について反対の討論を行います。  まず、安倍内閣がTPPを最優先課題として、アメリカが離脱を明言した下で、慎重審議を求める国民世論を無視して強引に成立を図ろうとしていることに強く抗議します。  我が...全文を見る
12月12日第192回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  会期延長になってようやっと一回目のこの会議が開けるようになったということであります。ですから、課題はいっぱい、議論しなきゃいけない課題は山積しているという中で、本当は、先ほど民進党の石橋さんが取り上げられたように、機動隊の土人、シ...全文を見る
○紙智子君 日ロのこの領土問題の根本は、やはり領土不拡大という第二次世界大戦の戦後処理の大原則を決めているカイロ宣言ですね、これを踏みにじってヤルタで協定、秘密協定が結ばれたと、そこで千島列島の引渡しを決めて、それに束縛される形でサンフランシスコ平和条約で千島列島の放棄を宣言した...全文を見る
○紙智子君 今数字を紹介していただきましたけれども、サケ・マス漁が禁止される前、水揚げ量でいうと、二〇一〇年から二〇一四年まで五年間の平均しますと、これ六千六百トンなんですよね。水揚げ金額も平均すると約三十億円ということだったわけです。特に水揚げ金額については、これ三十億円だった...全文を見る
○紙智子君 年間通して三十億入っていたやつが七億まで減っているというのは、時期が限られているとはいっても非常にやっぱり大きな減り方なわけですよね。  これがやっぱりどういうふうに影響を与えるのかということでいえば、水産加工業についてもお聞きしたいんですけれども、管内の信用金庫が...全文を見る
○紙智子君 代替漁業における影響で、加工水産業という問題もあるんですけれども、根室市が関連産業から聞き取り調査をやっているんですね。  平成二十六年、二〇一四年のサケ・マス漁とそれから今年の代替漁業の売上高を比較すると、水産加工業でいうとマイナス八八・八%、それから運輸業はマイ...全文を見る
○紙智子君 改めて大事だということを認識していただいたということであるというふうに受け止めます。  やっぱり領土問題という国の主権に関わる問題、日本国民全体の問題を抱えて懸命に頑張って支えてきたわけですよ。そういうことでいえば、一自治体だけでは対応できない問題というのが多々ある...全文を見る
12月13日第192回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。  昨日は、日本共産党の議員団として畜産・酪農問題の申入れを農水省に行いまして、礒崎副大臣に受けていただきました。ありがとうございました。昨日、加工原料乳指定生乳生産者団体の問題や、乳製品や豚肉などの競合する日EUのEPA交渉からの撤...全文を見る
○紙智子君 今、現状についての御認識を伺ったんですけど、後継牛が減っているとか、それは現象面ですよね。やっぱりその背景にあるものでいえば、あのアンケートの結果にあるように、将来不安、漠然とした、この先が見えないという声が出されていて、そこのところがやっぱり問題なんだというふうに思...全文を見る
○紙智子君 単価について、その集めて輸送する、集送乳というんですかね、その経費などを含む生産費と乳製品の取引価格の差を過去三年間の平均価格で算出することになっているということなんですけれども。  そこで、生産費の算定に当たって、副産物、今高騰している子牛の価格をどうするかという...全文を見る
○紙智子君 生産者の皆さんからそういった意見を度々聞くわけです。それで、現在の算定ルールは三年間で平準化されてしまうために実情に合っていないという意見ですね。初年度の算定ルールということなので極めて重要なので、これしっかり対応していただきたいというふうに思います。  その上で言...全文を見る
○紙智子君 今大臣は多様な形が必要なんだという話をされて、それはそのとおりだと思うんですけど、しかし、現実はどうなっているかというと、やっぱり規模拡大することが諸制度の要件になっているわけですよね。だから、皆さんから出るのは、その規模拡大をしなきゃいけないという要件を外してくれと...全文を見る
○紙智子君 今言われましたように、飲用向けと乳製品向けの仕分の調整の実効性を担保できるんだと、そういうふうに言われたわけですよね。  それで、加工原料乳の生産者補給金の交付対象についてお聞きするんですけれども、規制改革推進会議の提言では、指定生乳生産者団体のみを受皿にする制度を...全文を見る
○紙智子君 背景知っているんですかというふうに聞いたんですけれども。  それで、またちょっと農水大臣にお聞きするんですけれども、補給金は飲用向けと乳製品向けの調整の実効性を担保する機能を有しているというふうに先ほど説明いただきました。そこで、いわゆるアウトサイダーと言われる業者...全文を見る
○紙智子君 政府は現在の規制改革推進会議を九月に設置して、九月十三日に農業ワーキング・グループの初会合を開きました。十一月十一日に牛乳・乳製品の生産・流通における意見を出しているわけです。加工原料乳が多い北海道にとっては指定団体の見直しというのは大きな関心事なんですね。酪農協会の...全文を見る
○紙智子君 JA北海道とか中央会とかホクレンはいつ話を聞いたんですか。いつ聞かれたんですか。
○紙智子君 昨日ちょっとレクチャーのときに聞いたときには聞いていないというふうに言っていたんですよ。やっぱり、議論が進んできた段階でちゃんと聞き取るということもやっていないのかというふうに思ったわけですよ。  それで、規制改革推進会議の提言では、関係者の意見を聞いていないのに早...全文を見る
○紙智子君 なぜ自主的な組織に部外者が介入するか、なぜ農林水産省は唯々諾々とそれに従うのか、農水省の役割の放棄としか言いようがありません。  生乳の需給調整や生産者価格の安定、新鮮な牛乳の安定供給に重要な役割を果たしている指定生乳生産者団体制度の見直しを中止するように求めて、質...全文を見る