紙智子
かみともこ
比例代表選出
日本共産党
当選回数4回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月30日 | 第201回国会 参議院 農林水産委員会 第1号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 まず初めに、各会派の御理解を得てこうした質問の機会を与えていただきまして、心から感謝を申し上げます。 それでは、早速ですけれども、提案者に伺います。 この改正案の大きなポイントは、アフリカ豚コレラ、豚熱というふうに変えると...全文を見る |
○紙智子君 今お話もいただいて、予防的殺処分を導入するという場合、慎重な判断が必要なわけですけれども、同時に、アジアでASFに感染が拡大し、昨年の九月の段階で韓国に広がり、また、海を渡ってフィリピンやインドネシアまでということです。日本の国内の空港で既にウイルスの遺伝子検査で八十...全文を見る | ||
○紙智子君 口蹄疫の際に、口蹄疫特別対策措置法は時限立法として作って、家畜伝染病予防法の見直しを求めていました。政府に必要な対策を求めておいて、私どもの質問といたします。 ありがとうございました。 | ||
03月10日 | 第201回国会 参議院 農林水産委員会 第3号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 私からも、新型コロナウイルスについてまずお聞きします。 最初に、亡くなられた方々に御冥福をお祈りすると同時に、今まさに治療に当たられている方に対してもお見舞いを申し上げておきたいと思います。 安倍首相が、新型コロナウイルス...全文を見る |
○紙智子君 やっぱり閣僚のそういう対策本部の会議の場ですから、本来だったら、これ大変じゃないかなというふうに思ったときにはやっぱり物を言わなくちゃいけないんではないかと思うんですね。やっぱり国民にどういう影響が出るかということを考えるならばそういう態度に取るべきだったのではないか...全文を見る | ||
○紙智子君 農林水産分野では、休校によって大きな影響を受けるのは学校給食ということなんですけれども、先日、農民運動全国連合会などが大臣に要請に来られました。その際に、大臣に小中学校による給食の材料キャンセル被害状況についてという一覧表をお渡ししたと思います。私も見せてもらったわけ...全文を見る | ||
○紙智子君 ちゃんと把握するということがとても大事、難しいんですけど大事だというように思います。 ちょっと具体的に何点か聞きます。 野菜を扱っている生産組織、生産者の組織は学校以外に販売先がないと、販売先を例えば紹介するとかマッチングだとか、そういうことなんかも含めて必要...全文を見る | ||
○紙智子君 それからもう一つ、お米なんですけれども、お米を扱っている生産者団体は、これは玄米で販売する方法もあるんだけれども、精米よりも安いので差額が減収になってしまうと。販売先を探す手間も掛かり、これ減収にもなるということで、これらに対しての対策も要請があったと思うんですけれど...全文を見る | ||
○紙智子君 今検討中ということなんですけれども、学校給食がストップしたということ自体は、やっぱり関係省庁との調整も、周知することの時間も取らずに一気に総理の政治判断でやったということでもありますから、自然災害とは違って、やっぱり政権がきちっと責任を持つように強く求めておきたいとい...全文を見る | ||
○紙智子君 衆議院の答弁で、カロリーベースの食料自給率が大黒柱だというようにおっしゃっているのは、私も見て知っております。 それで、ちょっと聞いたのは、要するに、元々の基本計画、基本法ですね、基本計画のところでやっぱりその柱に据わっているのは、その当時でいえば、食料の政策は、...全文を見る | ||
○紙智子君 基本法から二十年たっているんですよね。二十年たっていても、食料自給率の低下というのは、むしろ下がっているわけですから、生産者や消費者の中での不安というのは今も変わっていないんだと思うんですね。国民に対する食料の安定供給というのが、国内生産の増大を図るということが基本な...全文を見る | ||
○紙智子君 ちょっとその辺の議論は、また時間あるときにやらなきゃいけないのかなと思うんですけど。 私は、安倍政権になってから農政が大きく変わっているというふうに思うんですね。それは、やっぱりこの間、一連のメガFTA、EPAに合わせて日本の農政を転換していると。政府の農林水産業...全文を見る | ||
○紙智子君 今の大臣が言われた主張と果たして合っているのかなというふうには思うんです。 それで、日本の農業の基軸は、農業基本法の理念を示したプログラム、つまり食料・農業・農村基本計画でいくのか、それとも安倍政権が目指している規制改革推進会議の意向を酌んだプログラムなのかと、ど...全文を見る | ||
○紙智子君 安倍政権の下で、元々のこの農業基本計画が目指した理念や方向から、率直に言ってずれてきているんじゃないかというふうに思うわけです。基本法に基づくプログラム、基本計画から規制改革推進会議の意向を酌んだプログラムに農政を変質させてきているんじゃないかというふうに思うんですね...全文を見る | ||
○紙智子君 ちょっと時間の関係で二つ、まだたくさんあるんですけれども、そのうち二つだけ質問しておきたいんですけれども。 丸森町によりますと、公共土木や農業などの被害額の合計が四百億円以上で、基幹産業の農業被害が百七十六億円余り、同町の二〇一九年度予算額約九十億円をはるかに超え...全文を見る | ||
○紙智子君 ありがとうございました。 ちょっと時間になりましたので、残りはまた次回させていただきたいと思います。 終わります。 | ||
03月18日 | 第201回国会 参議院 農林水産委員会 第4号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日、二十分ということですので、答弁はできるだけ簡潔にお願いをしておきたいと思います。 まず、新型コロナウイルス対策についてです。 我が党として、昨日、政府に対して、全国一律休校要請による子供、国民の混乱と被害に対する責任...全文を見る |
○紙智子君 補助率もありますよね。 | ||
○紙智子君 事務所で聞き取りをしたところ、食材のキャンセル分の支払を決めていない自治体もあれば断ったところもあると。それで、補助金があるといっても、財政力が小さい自治体では四分の一でも大変だと。国庫補助があっても、私立学校については、今お話があったように、四分の一は自らが払うかあ...全文を見る | ||
○紙智子君 ちょっと私立とか公立で差が出てくるというのはいかがなものかなというふうに思いますので、是非検討していただきたいというふうに申し上げておきたいと思います。 それから、学校給食の納入業者は、減農薬の農産物を扱ったり、地産地消に取り組んで地域で雇用をつくっている業者も結...全文を見る | ||
○紙智子君 しっかり行っていただきたいと思います。 それで、大臣に伺うんですけれども、給食納入業者は、これ、支援を受けるために、自治体、それから政府金融公庫、労働局、税務署などを回って多くの提出資料も書かなきゃいけないというふうに、大変だという話をしております。農林水産物の輸...全文を見る | ||
○紙智子君 できるだけ努力をしたいということですので、よろしくお願いしたいと思います。 続きまして、丸森町の台風被害で、前回のちょっと続きなんですが、今日は、台風十九号の被害の山林被害のところについてお聞きいたします。 七割が山と言われる丸森町は、台風による大雨で、山の沢...全文を見る | ||
○紙智子君 二つ目に聞いた、小規模山地災害対策促進補助金があるというふうに聞いているわけですけれども、これの交付対象や補助率はどうですか。 | ||
○紙智子君 あと、補助金交付要綱では、県は小規模な山地災害から人命、財産を保護し、民生の安全を図るため、市町村が行う小規模な事業に対して補助金を交付するというふうになっています。 災害で崩壊及び荒廃渓流においてこれを放置した場合に直接被害を与え、与えることが確実と認められるも...全文を見る | ||
○紙智子君 是非、前向きに取り扱っていただきたいというふうに思います。 それから、山林崩壊で阿武隈急行もストップしました。それで、今日配っている一枚目の写真を見てください。これ、線路がありますけれども、線路の見て左側のところが山になっているんですけど、山がどっと崩れてきて、ホ...全文を見る | ||
○紙智子君 是非よろしくお願いします。 それで、あと、ちょっと時間との関係で二つまとめて聞いてしまいますので。国土交通省に来ていただいているんですが、河川の問題です。河川の復旧についてです。 それで、丸森町では、内川、新川、五福谷川という三本の川の氾濫で、市内のところとい...全文を見る | ||
○紙智子君 時間になりましたので。 それで、元々は田畑の復旧をどうするかということで現地に入ったんですけど、それをやるためにはまずそこから手を着けないとどうにもならないということだったので質問させていただきましたけれども、それを受けて田畑の方も復旧できるようにということをお願...全文を見る | ||
03月19日 | 第201回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 衛藤大臣に伺います。 沖縄振興予算の一括交付金というのは、沖縄の自立的な発展を促進するための自由度の高い交付金として国から県へ交付をされるものです。しかし、県が交付金を使い切れない不用額があるとして、二〇一五年から減額し続けて...全文を見る |
○紙智子君 総額は確保したと言うんだけれども、この一括交付金が減っているというのは本当に重大だというふうに思うんですね。 それで、県では玉城デニー知事が、市町村共に強く要望していた一括交付金の増額が認められず、四年連続ですよ、大幅減で過去最低になったことは残念だと述べている。...全文を見る | ||
○紙智子君 いろいろ市町村から上がってくる要望に応えるのは別にいいと思いますよ。だけど、この県の裁量で活用できる一括交付金、これは減らしておいて、国の裁量で決められる特定事業推進費、これを増やせば、県と市町村の間あるいは市町村間の間に分断を持ち込むことになりはしないかという心配が...全文を見る | ||
○紙智子君 沖縄県がやっている経済効果について、重要なことだというふうにお話をされました。 それで、しかし、先月、衆議院で我が党の赤嶺衆議院議員が、政府の資料から、普天間飛行場の移設先である辺野古について、工期や工事の費用など新たな見積りが出されたと。工期を当初の五年から二倍...全文を見る | ||
○紙智子君 強調して言われたんだけれども、大臣はやっぱり振興に責任を持つ大臣ですよ。ですから、そういっても、実際、現実には相反することがやられている中で、普天間飛行場のこの存在自体が大きな経済発展の弊害になっているというふうに思うんですね。保育所や学校への落下物による命の危険とい...全文を見る | ||
○紙智子君 ちょっと、時間になりましたので、最後、一つだけお聞きします。 日ロ交渉についてですけれども、北海道新聞が二月十四日付けで、安倍首相が北方領土問題の解決を棚上げした形で新たな条約を模索しているという観測があると報道があったんですけれども、これ、ちょっとびっくりして見...全文を見る | ||
○紙智子君 こういう報道一つ一つが非常に大きな波紋を広げるし、不安にさせているわけですよね。 今年、北方領土返還要求大会で安倍首相の挨拶がちょっと変わったなという印象をみんな持っているわけです。昨年は、領土問題を解決して平和条約を締結するという順位があったんだけれども…… | ||
○紙智子君 今年は、北方領土問題の解決と平和条約の締結の実現というふうに並列しているということ自体も、元島民の皆さんを含めて、もう何というか、変わってきているんじゃないかというふうに不安になるわけで、やっぱりこういうことを含めてしっかりと、島民の皆さんに対してもそうだし、国民に対...全文を見る | ||
03月25日 | 第201回国会 参議院 予算委員会 第14号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 最初に、新型コロナウイルスの国内感染確認について質問いたします。 北海道では、二月末に知事の緊急事態宣言が出されました。それによる北海道経済への影響は大きく、北海道経済部観光局、札幌市経済観光局は、新型コロナウイルス感染症によ...全文を見る |
○紙智子君 非常に深刻なわけですね。 札幌市にある定山渓温泉ってあるんですが、ここで営業されているホテルの影響をお聞きしました。新型コロナウイルスによる中国の団体旅行禁止で海外のお客さんが完全に消え、最後に北海道による緊急事態宣言で二日間で千五百件のキャンセルが出たと。国内の...全文を見る | ||
○紙智子君 現在も、この今紹介したところは、ランチをストップさせて、それでとにかく必要最小限で営業を回すということで耐え忍んでいる状況なんですね。観光業や宿泊業への経営支援というのは待ったなしで急がれる課題だと、急速な支援を重ねて求めたいと思います。 今大臣のお話にもありまし...全文を見る | ||
○紙智子君 これも本当に深刻だと思うんですよ、それぞれ大事なんですけれども。 先ほど紹介したホテルの専務さんは、目下の最大の課題として雇用の維持ということを挙げています。雇用調整助成金は、北海道の場合は、緊急特定地域ということで助成率が五分の四ということで、一日当たり上限が八...全文を見る | ||
○紙智子君 声も聞かれているし、状況を見ながらという話なんですけれども、これ、議論されているのであれば、是非この切迫した状況を受け止めていただいて拡充を求めたいというふうに思います。 それから、旅行客の減少による影響が大きい、とりわけ、いろいろあるんですけれども、とりわけ貸切...全文を見る | ||
○紙智子君 これも北海道バス協会から営業への影響と要望をお聞きしたわけです。 それで、二月以降、空港アクセスバス、都市間バス、定期観光バスなど、路線バスの利用者が減少していると。さらに、学校の休校に伴ってスクールバスは休止、路線バスは通学利用がなくなり、ダイヤ変更などによって...全文を見る | ||
○紙智子君 やっぱり従業員のこの解雇しないで頑張っている業者に是非とも対処していただきたいし、検討していただきたいと思います。 政府は、TPPや日米貿易協定などで農産物の自由化をこれまで進めてきました。担い手も、規模拡大、効率化を優先する余り、技能実習生頼みにならざるを得ない...全文を見る | ||
○紙智子君 私の質問した趣旨というのは、やっぱり実習生頼みになっている労働力が一気になくなっているということもあったので、そういうことも含めてどうかというふうにお聞きしたんですが。 | ||
○紙智子君 私が質問している趣旨をちゃんと受け止めて、それから答弁してほしいと思うんですよ。 農繁期をこれから迎えるわけですよね。技能実習生など働く人が不足して、現場は大変だということになっているわけですよ。農業、漁業、そうですけれども、生産基盤を維持するために、これ緊急の雇...全文を見る | ||
○紙智子君 働く人が少ないために規模を縮小せざるを得ない場合、これ、農林漁業の経営を維持するために経営支援策も検討すべきじゃないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 | ||
○紙智子君 それで、食料問題も本当に心配なわけですよね。カロリーベースの食料自給率は今三七%です。お配りした資料のとおり、過去最低になっているわけです。 二十年前に農業・農村基本法を作ったときに、なぜカロリーベースを重視したのかと。食料・農業・農村基本問題調査会、ここが一九九...全文を見る | ||
○紙智子君 今紹介あったように、答申では、カロリーベースは分かりやすい指標だと、食料政策の方向や内容を明示するものとして意義があると指摘をしているんです。ちょうどこれ、ガット・ウルグアイ・ラウンドの農業合意があって輸入が増えて、生産者や消費者が食料供給に対する不安から、国内農業生...全文を見る | ||
○紙智子君 自由化が影響がないわけではないということを言われたわけですよね。 それで、二枚目の資料を御覧いただきたいと思うんですが、日本の農業は生産基盤が弱体化をし、自前で生産する力が弱まっているために国内生産量を維持することさえできない状況になっていると。まさに、いざという...全文を見る | ||
○紙智子君 今カロリーベースで過去最低になっているのに、今回の基本計画のところでは、新指標といって飼料自給率を外した自給率に変更するとしているわけですね。 確かに、それをやると、数字だけ見ると、カロリーベースの食料自給率は三七%から四五%か六%まで上がるということですけれども...全文を見る | ||
○紙智子君 今、大臣は、カロリーベースの食料自給率はこれまでとも何ら変わらないんだと、この間の議論でいうと大黒柱なんだと、変わることはないんだというふうに言われましたけれども、それであれば変える必要はないんじゃないかと思うわけですよ。 それで、今話の中でも、要するに飼料自給率...全文を見る | ||
○紙智子君 関係者の意見を尊重する、有害なもの又は疑いのあるものは避けるとなっています。 学校給食に使われているパンのグリホサートの検査はしていますか。 | ||
○紙智子君 検査していますかと聞いたんですよ。 | ||
○紙智子君 つまり、設置者でやっていると、国はそれを分かっていないわけですよね。 それで、先日、江藤大臣に、日米貿易協定のときの連合審査のときに、学校給食のパンからグリホサートが出ていると、これ対策が必要じゃないかというふうに質問をしたら、子供の学校給食はステージが違うと思う...全文を見る | ||
○紙智子君 ちょっと、ちょっと残念なんですけどね。 やっぱり、食品安全委員会は少量だから大丈夫だということを言っているわけですよ。だけど、やっぱり発がん性が指摘されているグリホサートが少量であっても入っているということは間違いないわけですから、入っていない国産小麦のパンを使う...全文を見る | ||
○紙智子君 やっぱり輸入から本格的に国産に置き換えるべきだと思います。 攻めの農政というのは、生産基盤の弱体化、食料自給率の低下、食の安全、安心からいっても行き詰まっていると思うんですよ。世界が困難に直面しているときに、攻めの農政では対応できないんですね。攻めの農政ではなくて...全文を見る | ||
03月26日 | 第201回国会 参議院 農林水産委員会 第6号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 豚熱が二〇一八年の九月に発生して以降、一年半が過ぎました。一度これ過去に撲滅したはずの豚熱の発生が起こったということは、政府の水際対策の甘さにあったんではないかというふうに思うわけです。 そこで、水際対策が強化されてきているわ...全文を見る |
○紙智子君 家畜保健所の獣医師、家畜防疫員ですかね、この充足率について説明をいただきたいと思います。 | ||
○紙智子君 ですから、充足率を聞くと、いろいろなことが言われていて、結局は把握できていないということなんですよね。 今までに何度か、どうなんでしょうかということで、都道府県でやっているものをやっぱり国も把握して、それでちゃんと足りているのかどうかということはやる必要がないのか...全文を見る | ||
○紙智子君 要するに、防疫あるいは検査、そして行政側の体制をきちっと整備しないといけないという趣旨なんだと思います。 そこで、改正案で、生産者は家畜の伝染性疾病を予防し、当該家畜に起因する家畜の伝染病の蔓延を防止することについて第一義的責任を有していることを自覚するように求め...全文を見る | ||
○紙智子君 やっぱりちゃんと把握するべきだというふうに思うんですね。 それで、獣医師の不足は、これワクチン接種にも影響を与えると思うんです。法定伝染病のワクチン接種は、民間の獣医師さんはできないですよね。それで、家畜保健所の獣医師に接種を依頼するときにも、これ対応できないとい...全文を見る | ||
○紙智子君 昨年、ワクチンの接種が始まったときに、これ、依頼してもすぐにワクチンが接種できなかったという事態もありました。ですから、防疫体制を強化していただきたいということを求めておきたいと思います。 それから、ワクチンの接種費用についてお聞きするんですが、都道府県によって農...全文を見る | ||
○紙智子君 やっぱり県によって違うというのは、今の話で、国は二分の一出すんですけど、それぞれ県によって違いが出ているということなんですけれども。 やっぱり養豚農業振興法の第七条、国、都道府県は、豚の伝染性疾病の発生を予防し、伝染性疾病が養豚農家の経営に及ぼす影響を緩和するため...全文を見る | ||
○紙智子君 第八条の二は、消毒設備の設置等の義務が今度は衛生管理区域内における消毒設備の設置等の義務というふうに、消毒設備から衛生管理区域内におけるというふうに変わるわけですけれども、これはどう変わるんでしょうか。 | ||
○紙智子君 それからもう一つ、家畜の所有者の責務が強化されているわけですけれども、第十二条の三、第十二条の三の二、第七十条が変わりますけれども、これについて御説明ください。 | ||
○紙智子君 家畜所有者に対する責任が相当これ強化をされるということだと思うんですね。 それで、飼養衛生管理基準が強化されることに伴って、このウイルスの侵入を防止するために、畜舎の改修などの経費や設備投資に費用が掛かるわけです。それで、殺処分した養豚農家は、新たな豚を徐々に導入...全文を見る | ||
○紙智子君 後押しする規定ということで、設備投資が必要になる養豚農家への支援ということなんですね。 それで、そういう趣旨なわけですけれども、もう一度政府参考人にお聞きしますけれども、具体的にはどのように行うのでしょうか。 | ||
○紙智子君 昨年イノシシに起因する豚熱が発生した早期出荷推進地域ってありますよね。そこで消毒のためのシャワーゲートの支援が全額行われたということなんですけれども、イノシシに起因しない地域はその支援はなかったというふうに聞いているんですが、なぜそういう違いが出たんでしょうか。 | ||
○紙智子君 同じ豚熱で苦しむ農家で支援策に差が出てしまってはいけないと思うんですね。やっぱり行政への不信につながらないように対策をしていただきたい。これからは差別なくということでもありますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、殺処分の家畜に対する手当金についてお聞...全文を見る | ||
○紙智子君 それはなぜなんですか。 | ||
○紙智子君 これ、私、殺処分して今やり直している方にお話聞いたんですね。 それで、殺処分家畜に対する手当金というのは、六か月出荷すると平均で大体三万七千円から三万八千円ぐらいだと、手当金がですね。それで、手当金は、だから百頭いると約四百万円、それから、一千頭だと四千万円になる...全文を見る | ||
○紙智子君 いや、口蹄疫のときもやっぱり甚大な影響を与えると、あのときも次々と広がっていって殺処分をしたと、それで、もう地域全体が、経済が本当に破綻しかねないような大変な甚大なそういう影響が出るので、だから、当時、議員立法もありましたけれども、やったと思うんですよね。 今回、...全文を見る | ||
○紙智子君 やっぱり多くの方々がそういう苦しみ持ちながらそういう問題提起もしていただいているわけで、それに応えていかなきゃいけないと思うんですよ。今国の法律ではこうなっているからそれに合わせるんじゃなくて、実情に合わせて柔軟に変えていくというのが今求められているというふうに思うん...全文を見る | ||
04月02日 | 第201回国会 参議院 農林水産委員会 第8号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 初めに、新型コロナウイルスの感染症の対策についてお聞きします。 全国の小中学校一斉休校に伴って学校給食が中止になったことで、食材を納入している納入業者、生産者の経営が直撃を受けたことから、文部科学省は支援制度をつくりました。学...全文を見る |
○紙智子君 つまり、キャンセルということになった事態に対しては支援の対象になるということだったと思います。 それで、なかなかちょっと決まらなかったというのもあって、食材納入業者がどこまで補償されるのかということで学校設置者に何回も聞いたと。そうしたら、そんなに言うんだったらも...全文を見る | ||
○紙智子君 それで、この食材の納入業者と学校設置者との間でなぜ混乱が生まれたのかということで、ちょっと調べてみたんですけれども、文科省の通知が分かりにくいということがあったんだと思うんですね。つまり、文部科学省の補助金交付要領には目的が書かれているんですが、学校給食費返還等事業、...全文を見る | ||
○紙智子君 四月以降については今後検討ということなんですけど、やっぱりもうスピーディーにやらないと、それこそ自己破産を選択しようかというところが出ているわけですから、急いでいただきたいと。 それから、同じように農水省にもお聞きします。この給食納入業者や生産者にも収入減少分は補...全文を見る | ||
○紙智子君 一斉休校にしたのは安倍総理の政治判断ですから、納入業者や生産者が被った被害は国が責任を持って補償すべきだと思います。 同時に、四月からの学校再開に向けて既に契約が始まっているというのもあるし、一方、引き続き感染症が広がって休校せざるを得ない場合に対応できるように予...全文を見る | ||
○紙智子君 今のお話しになったのは、現象面なんですよね。荒廃農地の増大とか、だんだん昭和一桁が多くて高齢化になっているというのは、現象はそうなんですよ。そうじゃない、現象じゃなくて、なぜ減ってきているのかというその理由の根本のところですね、それをどういうふうに考えているのか、お聞...全文を見る | ||
○紙智子君 若い人でもやっぱり離農する人がいるわけですよね。これから働き盛りという人でも離農する人がいると。それで、農業では生活できないということだとか、あるいは将来的に今の自由化路線で行ってしまったら見通しが立たないということから途中でやめてしまうということがあるわけで、私はや...全文を見る | ||
○紙智子君 集約そのものは、必要なところは集約すると思うし、話合いが大事だという話もそのとおりだと思うんですよ。ただ、やっぱり政府として構造政策そのものがうまくいっていないから生産基盤の弱体化が進んできたんだと思うんです。 それで、新たな食料・農業・農村基本計画では、農業分野...全文を見る | ||
○紙智子君 中小・家族経営を大事にするというのはいいことです、何回も言いますけど。じゃ、所得は確保できるのかというのが次に来る問題で、効率的、安定的な農業経営は、他産業従事者と遜色のない水準の生涯所得を確保し得る経営というように言っているんですけれども、じゃ、中小・家族経営の位置...全文を見る | ||
○紙智子君 中小・家族経営が大事だということ、これは言われていると思うんですけれども、やっぱり位置付けが本当にちゃんとなっているのかなというふうに思うわけですね。しかも、この農業生産基盤強化プログラムでは、海外で高まるニーズを捉え、輸出を更に拡大するとともに、こうした新しい需要に...全文を見る | ||
○紙智子君 だから、どうして明記しないのかなというのが疑問なんですけど、国連決議は、家族農業十年に向けて五つの取組を提起したわけですよね。日本からも参加して賛成していると思うんだけれども、そのうちの一つとしては、全ての国家に対して家族農業に関する公共政策を策定し、改善し、そして実...全文を見る | ||
○紙智子君 国連が家族農業年を決めたきっかけというのは、二〇〇七年のリーマン・ショックによる世界的な経済危機だったんですよね。貿易を自由化すれば貧困、飢餓問題は解決されるという考え方だったけれども、現実には逆に貧困、飢餓が更に深刻になってきていたと。気候変動を含めて、持続可能な社...全文を見る | ||
○紙智子君 基本法の第二条で、国民に対する食料の需給及び貿易が不安定な要素を有していることに鑑み、国内の農業生産の増大を図ることを基本にすると。この基本法の位置付けが、私、変わってくるように思うんですよね。基本計画が規制改革推進会議の意向を酌んだ農業生産基盤強化プログラム、この考...全文を見る | ||
○紙智子君 時間になりましたので、攻めの農政ではなくて、やっぱり人と環境に優しい農政に変えていただきたいということを呼びかけまして、私の質問を終わります。 ありがとうございました。 | ||
04月07日 | 第201回国会 参議院 農林水産委員会 第9号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 新型コロナ感染拡大によって生まれている問題でありますけれども、農繁期を迎えて、技能実習生に頼っている農林漁業の現場は、働く人が不足して、雇用対策が緊急の課題になっています。私の事務所にも、これ相談が増えています。 三月二十五日...全文を見る |
○紙智子君 北海道のある農協は百八十人来日の見通しがないというふうに言っているわけなんですけれども、群馬県でも、ある村では百七十人とか、別の産地では二百人とか、来日の見通しが立たないというふうに言っています。人手不足が深刻になりつつあると思います。 そこで、JAや地域でこれ臨...全文を見る | ||
○紙智子君 レタスとかキャベツの収穫時期は、六月下旬が大体そういうふうになるんですけど、今農作業をしながらコミュニケーションを図って、六月頃にトップギアに上げていくというふうに言っているんですね。そういう関係つくっていくんだと、実習生の場合ですね。葉物の収穫というのは、人の手で丁...全文を見る | ||
○紙智子君 ちょっと今まで経験していないというか、そういう事態でもあると思うので、是非、固定資産税を減免するとか、あるいは税制を含めて、営農が継続できる、そういう支援についても検討するように求めたいと思います。 次に、シロシストセンチュウの問題について質問します。 シロシ...全文を見る | ||
○紙智子君 なかなか感染ルートがいつも明らかにならないということなんだけれども、どの辺から来ているかというのは、何となくこういう状況ではあるんだけど、そこがいつも本当に気になるところなんですけど、やっぱりどう封じ込めるのかというのが重要だと思うんです。 網走で、寄主植物という...全文を見る | ||
○紙智子君 有識者会議が行われていて、防除区域を分割することが可能かどうか検討するというのがあります。大字というくくりですね、大字というくくりを見直すということも言われているんでしょうか。 | ||
○紙智子君 ちょっと現場からも、大字の単位でやられると物すごく広いので非常に大変だという話も出されておりました。 防除区域の見直しは、これは今は大字で、もっと細かくやれるということにもなるんですけれども、これは網走以外でも検討するということになるんでしょうか。 | ||
○紙智子君 発生を封じ込めるということとともに、やっぱり現実的な対応が必要だというふうに思います。 それから、シロシストセンチュウは、〇・六ミリほどの大きさで硬い殻に覆われている、乾燥や低温に強くて、最大で二十年程度は土の中に残るということですよね。土壌消毒でも根絶は難しいと...全文を見る | ||
○紙智子君 実用化の時期というのはどうなるんでしょうか。 | ||
○紙智子君 ジャガイモの価格は、でん粉用にするでん原用のバレイショの価格というのが元々安いし、生食用で低く価格は安定した状況ではあると思うんです。とはいえ、これが作れなくなると農家にとっては大変大きな打撃になると思うんですね。 それで、北海道にとっては、ジャガイモは輪作体系で...全文を見る | ||
○紙智子君 是非よろしくお願いしたいと思います。 それで、今日緊急事態宣言が出されるということも報道されているんですけれども、やっぱりその際には国民全体に対しても丁寧なよく分かる説明をしないと、やっぱり混乱を来しても困るので、そこをお願いしたいことと、それから、やっぱり現場の...全文を見る | ||
04月14日 | 第201回国会 参議院 農林水産委員会 第10号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 まず初めに、新型コロナウイルスの感染症対策についてお聞きします。 政府は、四月七日に緊急事態宣言を発するとともに、経済対策を公表しました。農林水産省も補正予算の概要を公表しました。そこで、その中で肉用牛の対策についてお聞きしま...全文を見る |
○紙智子君 もう一つ、川上から川下への流通の流れを維持しながらこの牛肉の供給量が国内で過剰にならないようにするというのが大事なわけですけれども、三月の輸入量について、政府参考人に三月の輸入量をお聞きしたいと思います。 | ||
○紙智子君 これ、ちょっと古いやつなんですよね、だから。 それで、四月八日付けの日本農業新聞で、TPP参加国とアメリカから合わせた三月の牛肉の輸入量が前年同月を一九%上回る四万六千六百八十三トンだということが、これ財務省のまとめで分かったというふうに報じているわけです。 ...全文を見る | ||
○紙智子君 需要がすぐに増える見込みがないのにもかかわらず輸入が増えているって、これ生産者側から見ると、国産でしっかり自分たち作っているものについてはたまっているわけで、そういうときに外から入ってくるというのは、生産者側から見たら、何だこれはというふうに思うわけですよね。 そ...全文を見る | ||
○紙智子君 いろんな営業やっている方に対して今自粛を要請しているわけですから、そういう、ここだけはというのも何か難しいんじゃないのかなと思うわけです。やっぱり政府は国難と言っているわけで、平時のときじゃないわけですよね。ですから、それにふさわしく輸入はやっぱり自粛してもらうと。輸...全文を見る | ||
○紙智子君 実質的にはそういう四分の一の分も、何というんですか、考えられるということではあるんですよね、実質的には。 | ||
○紙智子君 すぱっと免除すると言うといいと思うんですけど、ここまでにしておきます。 それから、飼養農家、生産者が新型コロナウイルスに感染した場合、先ほどもちょっとありましたけれども、餌やりが、生きているものなので、飼育する人のめどが立っていないというふうに聞いています。これも...全文を見る | ||
○紙智子君 酪農ほど肉牛のヘルパーさんの形って整っていないというふうにも聞いていますので、単価がどうなるかということも気になるところですけれども、是非、緊急事態宣言によってインバウンドの減少に加えてこの業務用需要が大きく減少している中で、前例にとらわれないで、やっぱり生産者の経営...全文を見る | ||
○紙智子君 やっぱり人工授精師さんが誇りを持って仕事をできるように応援すべきだというふうに思うんですね。 そこで、現行法の第三条の三項で、都道府県知事が、当該都道府県において家畜の改良を促進していく上での指針というのは、国の改良増殖目標に即して自主的に家畜改良増殖計画を定める...全文を見る | ||
○紙智子君 それで、今度の改正案ですね、改正案の第二条二項の規定ですけれども、国や都道府県が行う改良増殖の促進に必要な施策に協力しなければならないの意味について、衆議院での我が党の田村議員の答弁で、家畜改良増殖目標の実現に向けた家畜の遺伝的能力評価を始めとする施策や遺伝的多様性の...全文を見る | ||
○紙智子君 協力しなければならないというふうにあるものですから、拘束されるんじゃないかという不安もあったので、今確認をしました。 規模が小さくても、個人でも自由な取組によって質の良い種雄牛の造成につながるということもあるわけですから、不正流通しないように協力するのは当然としな...全文を見る | ||
○紙智子君 一定掛かる、一定は必要になるということだと思うんですけど、検討会で、関係者の理解を得つつ過度な負担とならないように配慮するというふうに言っています。負担にならないように是非求めたいと思います。 精液の流通管理をどうするかということが大事になるわけですけれども、現行...全文を見る | ||
○紙智子君 手続上は、これ本当は輸出できることになっているんですよね、多分。しかし、家畜衛生条件で合意する国がないということで止まっているということだというふうに理解しているんですけれども。 それで、いろいろ報道があるんですけれども、例えば群馬県の畜産農家の元に華僑やシンガポ...全文を見る | ||
○紙智子君 実際上は家畜伝染予防法の中で止まっているということの中で、これ自身も不正な流通につながる可能性があるわけです。生産者に接触する怪しい事業者がいれば、農水省の地方局が業者と連絡を取るということです。これからも国外流出を防いで日本の和牛ブランドを守るべきという趣旨は、これ...全文を見る | ||
○紙智子君 時間というふうになってしまって途中になるんですけれども、要するに、農水省が去年十一月から北海道や仙台や名古屋や熊本や五か所を回って県や獣医師やその関係者を集めて説明会を開いたときに、その契約書のひな形を出しているということなんですよね。 留意点として、ひな形は拘束...全文を見る | ||
○紙智子君 今の答弁ですと、海外に流出はもうとにかくやらないと、それは必須ということで、その範囲においては抑えるというか押し付けるものじゃないということでいいんですよね。返事だけ、では。(発言する者あり) | ||
○紙智子君 はい。 じゃ、終わります。ありがとうございました。 ───────────── | ||
04月15日 | 第201回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第4号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 まず初めに、新型コロナウイルスの感染症についてお聞きします。 震災から九年が経過いたしました。今年の三月十一日は、私、宮城県の岩沼市の追悼式に伺う予定だったんですけれども、新型コロナの影響で追悼式は中止になりました。多くの被災...全文を見る |
○紙智子君 新型コロナウイルスの影響ということでは、被災地の暮らしやなりわいにも本当に甚大な影響を及ぼしていると思います。 それで、報道によりますと、まだ感染者が唯一出ていない岩手県でもやっぱり影響が出てきていて、盛岡市の接客業の経営者の方が街頭で休業補償の充実を求める署名を...全文を見る | ||
○紙智子君 感染を防止するためにはできるだけ会わないようにしなきゃいけないと。そのためには、やっぱり仕事の上でもそこを止めなきゃいけないということになっているわけで、そこを止めるとやっぱり大変だと、潰れてしまうということの中で多くの人が苦しんでいるわけで、やっぱりこの自粛要請と補...全文を見る | ||
○紙智子君 宮城県の石巻市や仙台弁護士会の調査では、在宅被災者は、自宅の屋根が崩壊していて、近隣住民に瓦が落ちると危険だと指摘をされて応急修理制度を利用したところ、応急仮設住宅には入れなくなったと。その後、加算支援金も使ったけれども、お風呂も直せず、加算支援金をもらうと、この支援...全文を見る | ||
○紙智子君 そのことを内閣府に勧告をしたということであります。 それで、調査結果から言えることは、今の制度では対応できない、限界があるということではないんでしょうか。これ、いかがですか。 | ||
○紙智子君 つまり、災害救助法では告示という形で対応は可能だと、ただ、それは内閣府が対応することであるということだと思うんですね。 そこで、内閣府にお聞きします。 今回の調査を受けて、災害救助制度を見直すべきではないんでしょうか。 | ||
○紙智子君 今現在検討を進めているということですけれども、在宅被災者を把握する仕組みが今のところないんですよね。 それで、この総務省の報告書で、これ出されている報告書で示されているわけですけれども、在宅被災者の支援は、国において統一的な考え方が示されていないこともあり、実態や...全文を見る | ||
○紙智子君 やはり恒常的に在宅被災者を把握する仕組みがないと、これ迅速な対応にならないというふうに思いますので、そういうふうに是非やっていただきたいというふうに思います。 それから、復興大臣にお聞きするんですけれども、総務省の勧告を受けて在宅被災者の課題を解決することは必要な...全文を見る | ||
○紙智子君 被災者生活再建支援制度の支給額で今三百万なんですけど、これも何度も私たち言っているんだけれども、これじゃ足りないと、やっぱり引上げをするように求めておきたいと思います。 次に、福島第一原発事故によって発生している汚染水の処理についてお聞きをいたします。 二月十...全文を見る | ||
○紙智子君 今、農業者の声なんですけれども、それだけじゃ、あっ、漁業者です、だけではないわけですね。それで、森林組合の連合会の会長さんは、福島県の森林・林業は、原発事故による放射性物質の汚染によって、森林整備、これが約五割程度に停滞していると、森林の公益的機能の低下も危惧している...全文を見る | ||
○紙智子君 トリチウム水の大気放出や海洋放出をスケジュールありきで押し付けるんじゃなくて、あらゆる可能性を検討すべきだと思うんですよ。 福島のJA中央会の会長は、二つに選択肢を絞ってどちらかにするかと迫るんじゃなくて、トリチウム分離処理技術の開発を要望しているんですね。具体的...全文を見る | ||
○紙智子君 少なくともそれぐらいは言っていただきたいということを申し上げて、質問を終わります。 〔委員長退席、理事木戸口英司君着席〕 | ||
05月12日 | 第201回国会 参議院 農林水産委員会 第11号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 政府は、四月七日に新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて緊急事態宣言を出して、五月四日に期限を今月三十一日まで延長しました。感染症を封じ込めるために人の接触を減らそうということで、各方面で努力がされていると思います。こういう努力さ...全文を見る |
○紙智子君 調整保管に要しての保管料とか、それから入出庫料、それから運搬料、これらについて二分の一の助成というのがあるというように聞いていますけれども、そうなんでしょうか。 | ||
○紙智子君 今のところ二分の一の助成ということを話されたんですが、そうすると残りが漁業団体が負担をするということになるわけです。 ホタテの需要が落ち込んでいるのに、これ保管するために二分の一負担しなければならないということでは、この新型コロナ感染症の終息が、これすぐ終わればい...全文を見る | ||
○紙智子君 だけど、その先がなかなか見えていないわけですから、やっぱり状況を見て、ずっと長引く状況になれば、その状況に応じながら考えていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 | ||
○紙智子君 団体のやっぱり重荷にならないように考えていただきたいということを求めておきたいと思います。 そこで、水産庁長官にお聞きしますけれども、特定水産物供給平準化事業の対象魚種について教えてください。 | ||
○紙智子君 つまり、魚種は特に決めてはいないということですよね。はい。 特定水産物供給平準化事業は、かつて水産物の調整保管事業とか需給変動調整事業というふうに言われていました。ところが、二〇一七年の行政事業レビューで事業者の自助努力又は地方公共団体により行われるべきという指摘...全文を見る | ||
○紙智子君 三十年度ホタテで、その前はホタテのほかにマグロとかホッケとかもあったと思うんですけど。あっ、いいです、いいです、いいですよ。三十年度はホタテが外れているということですよね。 それで、全国に流通する水産物なのに、これ自助努力、地方自治体で行うように求めて予算と対象魚...全文を見る | ||
○紙智子君 是非検討してほしいと思うんですね。特定水産物供給平準化事業として補正予算で対応したことは前進だとは思うんですけれども、現場の苦難に応えるように拡充するように求めておきたいと思います。 そこで、現場の苦難に応えるために、総額一兆円、新型コロナウイルス感染症対策地方創...全文を見る | ||
○紙智子君 本来、内閣府とかに聞かなくちゃいけない、総務省とか言わなきゃいけないんですけれども、是非、やっぱり水産の町でもありますので、それが成り立たないと全体大変ということでもありますので、是非イニシアチブを発揮していただきたいと思います。 それから、沿岸漁業者、そして産地...全文を見る | ||
○紙智子君 ちょっと確認なんですけれども、積立ぷらすの基金積み増したことは聞いているんですけれども、新たに漁業者の自己積立金の仮払いとか、あるいは契約時の積立猶予を行っているというようにも聞いたんですが、それは間違いないですか。確認します。 | ||
○紙智子君 急いで手にしたいという場合にはそういうことも有効かなとは思います。是非更に拡充していただきたいと思います。 それから、積立ぷらすは減収分が全額補填されるわけではないということもあり、漁業共済未加入者も中にはいると。それらも含めて是非支援策の拡充を考えていただきたい...全文を見る | ||
○紙智子君 緊急事態宣言を出しているのは政府なわけですから、対応は違うといっても、この飲食店とか居酒屋の臨時休業をしたことから影響が出ているというのは明らかだと思うんです。 卸売や仲卸の経営実態がどうなっているのかというのはちょっと全体把握しないとよく分からないということもあ...全文を見る | ||
○紙智子君 終わります。 | ||
05月14日 | 第201回国会 参議院 農林水産委員会 第12号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 まず初めに、新型コロナ対策の持続化給付金についてお聞きします。 コロナ感染防止のために、飲食店の休業などによって今いろんな分野が影響を受けているんですけれども、例えば木炭の出荷も大きく減少していると。北海道のある木炭の製造業を...全文を見る |
○紙智子君 つまり、前年と比較する場合、前年がゼロなので比較するものがないということだったんだけれども、もっとその前から比較することができるということで、対象になるということだと思います。 余り知られていないのがあって、対象となる方が申請から漏れることのないように、やっぱり引...全文を見る | ||
○紙智子君 コロナの影響で相当大変な思いしている人がたくさんいらっしゃると思いますので、是非受け取れるように、閣僚の一員としてそのことを強く求めていただきたいと思います。 それから、森林組合法の改定案についてお聞きします。 先ほど森議員も質問されていましたけれども、未来投...全文を見る | ||
○紙智子君 今回の法案は未来投資戦略の具体化というふうにも言えると思うんですね。 そこで、国産材の年間消費量が五万立方メートルから十五万立方メートル規模の大規模な製材工場なんですけど、これ、二〇〇八年のときは十六か所だったんです。それが二〇一七年には五十か所と、三倍以上になっ...全文を見る | ||
○紙智子君 大規模製材工場や輸出に向けて素材生産量を増加させるために言わば森林組合を巻き込む、担わせていくということになるわけですけれども、そうなると、山づくり、山村地域はどうなるのかなということなんですね。 山づくりについてお聞きしますけれども、安倍政権は、森林所有者は経営...全文を見る | ||
○紙智子君 お配りしている一枚物の資料ですけれども、これ見てほしいんですけれども、今おっしゃったことですね。安倍政権になって三年間で、この造林未済地、つまり木を切った後造林されていない山林が二千五百二十八ヘクタールも増えているわけですよね。 なぜ再造林されないのかということを...全文を見る | ||
○紙智子君 感じておりますという最後なんですけど。 私これ最初に聞いたときに把握していなかったんですよ、何でそういうことになっているのかということを。いや、数字は集めているけれども、なぜそうなっているかというところまでは分析されていないんですよ、もう驚いたことに。それなのに皆...全文を見る | ||
○紙智子君 説得力がないんですよね。 森林組合の方にお話を聞いたんですけど、皆伐した場合は、五十年から六十年の人工林で一ヘクタール当たり三百万から四百万の売上げがあるが、現在、三割程度の還元があって初めて植栽の費用がペイできると、しかし一割しかないというんですね。つまり、現在...全文を見る | ||
○紙智子君 川下の大型木材産業のために皆伐を優先した林業の成長産業化路線では、森林の荒廃に歯止めを掛けることにはならないと思います。 次に、森林組合が一体この先どうなるのかということですけれども、現行法の第四条について聞きます。 森林組合の事業の目的から非営利規定を削除し...全文を見る | ||
○紙智子君 誤解があると言ったんですけど、誤解があるんだったら周知すればいいんですよ。法律から非営利規定を削除する理由にはならないと思うんですね。非営利規定を削除するのは、要は、森林組合が本来の地域を越えて大規模伐採を進めるには四条の非営利規定が邪魔になるからなんじゃないんですか...全文を見る | ||
○紙智子君 ちょっと時間が押してきたので。 第四十四条の十項において、販売事業や法人経営に関する実践的な能力を有する者を理事に置くことを義務付けていると、素材生産者と競争させることになるんじゃないのかと。四千万立方のこの供給目標を達成するのが今の目標だと思うんですけれども、そ...全文を見る | ||
○紙智子君 不利益を受けないように監視しなきゃいけないという話なんだけど、実際に担保できるかどうかというのは分からないですよね。 事業は移ったと、あなたは今まで外で木切ってきたけれども今度は事務になりますよと言われて、いや、自分は事務はできないと、やっぱり引き続き外でやりたい...全文を見る | ||
○紙智子君 一昨年、私、高知県の佐川町というところに調査に行ったんですね。そのときに、町長さん自身が、この町はもう山しかないのでこれで食っていかなきゃならないということで自伐林業に取り組んでいて、地域おこし協力隊の制度を活用しながら若い人を呼び込んで、何組も研修をやって、そして実...全文を見る | ||
○紙智子君 時間になりましたので、終わります。 | ||
○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、森林組合法の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。 安倍政権は、戦後以来の林業改革に挑戦します、意欲と能力のある林業経営者に森林を集約し大規模化を進めますと豪語し、森林経営管理法を制定しました。昨年は、国民の共有財産である国有林...全文を見る | ||
05月18日 | 第201回国会 参議院 決算委員会 第5号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 新型コロナ感染症の拡大に伴う航空便による中小旅行会社及び旅行代理店の影響についてお聞きします。 北海道では、航空券の発券を中小の旅行会社が結構行っているんです。政府から緊急事態宣言が出され、全日空で八割、日本航空で七割の減便に...全文を見る |
○紙智子君 適時適切に対応したいというお話であります。そういう話が寄せられているということもお聞きしていますし、是非、業界としても要望があれば是非対応していただきたいというように思います。 それで、いろんなこの間の打ってきた対策があるのは知っているんですけれども、やっぱり中小...全文を見る | ||
○紙智子君 是非今のこの窮状をしのぐことができるように対策を求めたいと思います。 次に、JR北海道も利用客の大幅減少で減収になっています。二〇一九年度の決算で、JR北海道本体への減収額が四十二億円、ホテルや商業施設などを含めたグループでも六十二億円の減少だというふうに聞いてい...全文を見る | ||
○紙智子君 コロナの影響を加味した形での評価ということだと思います。 今おっしゃいましたけど、緊急事態宣言はまだ解除されないということですから、まだまだ厳しい状況が続いております。是非、緊急事態宣言にふさわしい支援をやっていただきたいと。 そこで、JR北海道の抱える課題に...全文を見る | ||
○紙智子君 要対策土の受入れ候補地とされている、まあこれはまだ決まっていないけれども、候補地に挙がっているこの札幌市ですね、ここは候補地である手稲区の金山地区と厚別区の山本地区で住民説明会を行っておりますけれども、参加した住民から事前の調査に強い反発が起こっています。 機構に...全文を見る | ||
○紙智子君 事前の調査を受けたくないというか、拒否しているわけですよ。なぜそうなのかということなんですね。 それで、私が話を聞いた手稲区の金山地域では、鉱山が近くにあるんですけれども、過去に有害物質が流れ出して地域全体が危険な被害を受けた経験があるんです。掘削有害土の受入れは...全文を見る | ||
○紙智子君 手稲区の金山地区は、実際に、さっきも言いましたけど、鉱山の鉱毒水が流出した事故の経験があるし、厚別の山本町内会は、昭和四十年当時は水害に見舞われていると。早くからごみの処分場を受け入れているんですね。それから、地下鉄の残土も受け入れている。さらに、厚別、白石区の雪の堆...全文を見る | ||
○紙智子君 最初の段階ではアセスはやっているんだけど、受け入れる側の、残土を受け入れる側のやつはやっていないですよね、法的なものやっていないんですよ。 自主調査というふうな形でやっているって聞いたんだけれども、これ、自主調査というのは一体何なのかということなんですよ。それで、...全文を見る | ||
○紙智子君 だから、やっぱり取り決めてなかったということだと思うんですよ。 それで、なぜそう言うかというと、その要対策土の一部を受け入れた北斗市は、機構から住民への説明は一切ないと。だから、北斗市の農業者は、そんなの聞いていないと。それで、川の上流地域で斜面になっているところ...全文を見る | ||
○紙智子君 それで、やっぱり北斗市のようなことがあるので、手稲区の金山や厚別山本でも問題になっていて、ですから、受入れを前提にした、受入れを前提にした調査はやめるべきだと。 大臣、これどう思われますか。 | ||
○紙智子君 やっぱり住民の同意がされていない中ではやめるべきだと思いますし、処分地の候補地は、やっぱりこれだけ住民の声が反対が多いので、一度やっぱり白紙に戻して再度考え直させるというのも国の責任だと思いますので、そのことを最後に申し上げまして、質問を終わります。 | ||
06月03日 | 第201回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第7号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 私からは福島の農業についてお聞きします。 復興・創生期間後の基本方針では、農業分野では原子力災害被災十二市町村において営農面積が三割弱にとどまると述べています。なぜこの営農面積が三割にとどまっているのか、復興大臣にお聞きします...全文を見る |
○紙智子君 今述べられたことだけなのかと、ちょっとそれは、表面的には、現象的にはそうかもしれませんけど、それだけなのかなということ。 次、農水大臣にお聞きしたいんですけれども、農林水産省は、福島県で農地土壌を採取して放射性セシウムの濃度を測定をし、農地土壌分布図を作っています...全文を見る | ||
○紙智子君 これ、三百六十八か所ということで、これ調査数は少ないし、データの分析も不十分だと思うんですね。 福島では、チェルノブイリの教訓を学ぼうということで、チームをつくって現地に行って調査したんですよ。それ見ますと、チェルノブイリでは詳細な土壌マップが作られている。農地は...全文を見る | ||
○紙智子君 これから経年の変化もやっていきたいというお話あったんですよね。 それで、これまでで言うと、経年的に分析して将来の見通しがどうなるかということも示されていないわけです。余りにもやっぱりそういう意味では安全に対する認識が薄いんじゃないかと言われても仕方がないと思うんで...全文を見る | ||
○紙智子君 あのね、もう九年たったわけですよ。それで、安倍総理の閣僚はみんなが復興大臣だと思ってやってくれと言っていたんですよ。だけど全然やっていなかったということがあるわけで、今日、実は農水大臣来てもらったのは、期待を込めて来てもらいました。是非、この問題、先ほどもおっしゃいま...全文を見る | ||
○紙智子君 GAPは私も知っているんですけれども、ちょっと今言われているその経過からいっても是非誠実に応えていただきたいということを申し上げておきたいと思うんです。放射能への不安があるから営農面積がやっぱり三割にとどまっているんじゃないかと。しかも、医療とか買物とか生活のインフラ...全文を見る | ||
○紙智子君 はい。 ということで、是非、復興の主人公、主体者というのは生産者であり市町村でありJAでありそこでやっている人たちだと思うので、加速化といってそこを置き去りにしないように心からお願いしたいと思いますけれども、最後に一言お願いします。 | ||
○紙智子君 置き去りにされないようにお願いします。 終わります。 ───────────── | ||
○紙智子君 私は、日本共産党を代表し、復興庁設置法等の一部を改正する法律案に反対する討論を行います。 東日本大震災、福島第一原発事故から九年三か月が経過しました。今公表されているだけでも、四万人を超える方々が避難生活を余儀なくされています。被災地は、震災による直接的な被害に加...全文を見る | ||
06月12日 | 第201回国会 参議院 本会議 第24号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子です。 会派を代表し、第二次補正予算案に反対の討論を行います。 討論に先立ち、新型コロナウイルス感染症によってお亡くなりになられた方々への心からの哀悼を表しますとともに、入院、治療されている皆様にお見舞い申し上げます。 そして、医療や介護...全文を見る |
06月16日 | 第201回国会 参議院 農林水産委員会 第14号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 五月十二日の日に、私、新型コロナウイルスの感染症の影響を受けている沿岸漁業者に支援を創設、拡充するように求めました。そのときに江藤大臣は、補正の審議が正式に行われることになれば沿岸漁業に対して何ができるか検討したいというふうに述べ...全文を見る |
○紙智子君 資源・漁場保全緊急支援事業の基金を積んでいただいて、そういう中で今のことをやられるということだったと思うんですね。早速支援策を打ち出していただいて、感謝したいと思うんです。同時に、新型コロナウイルス感染症の影響を受けている沿岸漁業者の要望をやはり受け止めて、今後もしっ...全文を見る | ||
○紙智子君 漁協等がこの経営支援機関になって、全国農業会議所を通じてこれは支援することになっているわけですけど、やっぱり敏速に対応していくという点で、事務量が増える団体への支援も求めておきたいと思います。 それから、卸売市場を支えている卸、仲卸業者への支援についても十二日の日...全文を見る | ||
○紙智子君 中小企業庁と連携しながらというお話でありました。 それで、卸売市場には、行政が開設者になっている市場と、それから民間が開設者になっている市場があります。民間の市場も国民の食生活を支える重要な機関であることには変わりないというふうに思うんですね。民間が開設者になって...全文を見る | ||
○紙智子君 びっくりして電話してきた人に、いや、一律じゃないんじゃないのと、ちょっと聞いてみるけれどもということでは酪農の人には話をしたんですけれども。 やっぱりなぜ猛反発が起こったのかということを聞いたわけで、やっぱり唐突な発表で、本当に丁寧な説明とか協議というのが十分やっ...全文を見る | ||
○紙智子君 畜産部会の答申を受けて、今日受け取るということなんですけれども、放牧中止はやっぱり撤回すべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 | ||
○紙智子君 継続するという言い方なんだけれども、是非中止は撤回するように求めたいと思います。 それから、愛玩動物の飼育は禁止ということが書かれていて、けれども、犬というのは、私は農家で育ったので、農家はもうどこでも犬飼っているんですよ、番犬として。愛玩動物じゃないんですよね、...全文を見る | ||
○紙智子君 終わりますけれども、大小多様な農家を支援していただきたいということを述べて、質問を終わります。 ありがとうございました。 | ||
06月19日 | 第201回国会 参議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日は、沖縄の子供の命に視点を当てて質問したいと思います。 質問、順番を変えます。 沖縄振興というのは、沖縄の自主性を尊重し、沖縄の自主的な発展と豊かな住民生活の実現です。そして、安心、安全が保障され、穏やかな暮らしと両輪...全文を見る |
○紙智子君 ですから、配慮するように申し入れたと言うんだけど、どうして依頼を無視したのかということを聞いたんでしょうか。そこがただされなければ、事件や事故というのは止まらないんですね。 子供たちは日々危険な状態にさらされています。二〇一八年の十二月に、沖縄タイムスが、宜野湾市...全文を見る | ||
○紙智子君 今の、子供たちの安全確保というのは教育の大前提だというお答えなわけですけれども、その答弁というのは非常に私大事だというふうに思うんです。前提なんですよね。 それで、衛藤大臣にお聞きしますけれども、このアンケートの実態、こういう実態ですね、沖縄の子供たちは一体いつこ...全文を見る | ||
○紙智子君 やはり、衛藤大臣は、少子化の担当も含めて子供の政策とも関わってきている大臣ですから、是非閣内でもイニシアチブを取って、やっぱり大臣がやらなくて一体誰がやるのかというふうに思うんです。 国には危険な状況を取り除く責任があると思うんですね。しかし、放置されている問題が...全文を見る | ||
○紙智子君 二年過ぎているんですよ。本当にこの現場に立入りもできないまま、分からないままで来ていると。そういうことだからやっぱり不信が生まれるんですね。この部品落下事故を曖昧にしようとしているのかというような声も上がっているわけですよ。これが国の言う豊かな生活の実現なんだろうかと...全文を見る | ||
○紙智子君 いや、もう全然、外務大臣の答弁としてそれでいいんでしょうか。子供の命懸かっているんですよ。何でもっと踏み込んで明らかにできないのかというふうに私思うんですね。 緑ケ丘保育園の園長にお話を伺いました。今月も、六月の十五日十一時頃に、ちょうど保育園で園児たちがお昼を食...全文を見る | ||
○紙智子君 飛行機で墓参できるようになったと、それは良かったと思いますよ。だけど、毎回それ同じことばっかり言っているんですよね。(発言する者あり)そうですか。 島民の最大の願いは、やっぱり島に帰りたいということなんですよ。領土問題の進展を首脳会談のたびに期待するんだけれども、...全文を見る | ||
○紙智子君 いや、交渉は相手があることだから、そんな簡単じゃないということは分かりますよ。 でも、最近は、ロシアのラブロフ外相もプーチン大統領も、これかつて余り言わなかったんですけど、最近は、北方四島というのは第二次世界大戦の結果ロシア領になったんだという主張を繰り返し言って...全文を見る | ||
○紙智子君 見解の違いをちょっと持ち出されると困るんですけれども。 私は、多くの国民の皆さんがそういうやっぱり不安を持っているわけですし、それから、現に私たちは、サケ・マスの流し網のときに、ロシアの法律が変わったことによって、禁止されたことによって日本が影響を受けて、それでき...全文を見る | ||
06月22日 | 第201回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 まず、新型コロナウイルス対策についてお聞きします。 札幌市では四月二十六日に介護老人保健施設茨戸アカシアで入所者が新型コロナウイルスに感染したのが判明し、五月三日には五十一名にまで広がりました。翌日、五月四日に北海道からの依頼...全文を見る |
○紙智子君 やはり、そうはいっても、亡くなられた方や家族の方の苦しみや介護施設を支える職員の気持ちを考えますと、原則入院とする通知を変更したということで何が起こったのか、やはり実情をつかんで見直すべきではないかというふうに思います。 クラスター班についてお聞きします。 ク...全文を見る | ||
○紙智子君 自治体においてということを言われるんですけれども、国のクラスター班が入ったのに収まらないで広がったわけですよ。国が調査に入っているのに、報告なり調査メモを作らないなんてあり得ないと。報告ないんですかと言ったら、それは出せないという話でありまして、なぜかといったら自治体...全文を見る | ||
○紙智子君 私は、現場から出されている、命を軽視しているんじゃないかという意見に対してどう思うかということを聞いたわけですよね。 函館や札幌への移転というのは、これ大移送計画になるんですよ。移送する患者数、移送に関わる人員が何人になる予定なのか。八雲病院だけでは対応できないと...全文を見る | ||
○紙智子君 八月十八日から二十一日までの四日間で、延べ三百人体制だというふうに聞いてきました。医師や職員以外に、移送業者は、これ日本通運の運転手百二十名、車の台数でいうと百二十程度と、大移送計画ですよ。 それで、応援部隊のための宿泊施設も必要になるんじゃないか。患者、あるいは...全文を見る | ||
○紙智子君 PCR検査については今まだ検討しているというふうに、まだ決まっていないということなわけですよね。 病院には、移送の準備をするコンサル会社や引っ越し業者が来ると思います。患者の家族は面会禁止になって今までいるわけですよね。で、業者は、それで病院に入れるのか、患者の部...全文を見る | ||
○紙智子君 それをどうやってやるのか、よく分からないんですよね。 厚生労働大臣にお聞きしますけれども、基本的なことなんですが、新型コロナ感染を防ぐ知見というのは確立されているんでしょうか。 | ||
○紙智子君 今大臣も不明な点が多いというふうに言われました。リスクは、だからあるということですよね、ゼロじゃないわけですよね。 新型コロナウイルス、症状のない人もいると。これがやっぱり難しいところでもあると思うんです。だから、自分が感染しているかもしれないと考えることが大事だ...全文を見る | ||
○紙智子君 やはり、命を優先するのが私は厚生労働省だと思うんですよ。その厚生労働大臣がしっかりと言うべきことは言うというふうにしなきゃいけないと思うんですね。それで、ちゃんと担保できるのかというと、まだはっきりしないわけですよ。しかも、患者、家族、職員の皆さんから繰り返し上がって...全文を見る | ||
○紙智子君 未知という話もありました。そして、知見は、何よりもこの確立されていない中では決して無理をしないようにということを改めて申し上げておきたいと思います。 残り、財務省の方に来ていただいたんですけれども、申し訳ありません、時間がなくなりましたので次回とさせていただきます...全文を見る | ||
11月17日 | 第203回国会 参議院 農林水産委員会 第2号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 通常国会が終わった六月以来の農林水産委員会ということです。コロナ対策で閉会中審査を七月、九月にやる方向で調整していたんですけど、九月に安倍総理が辞任したこともあって、これができなかったんです。 九月になりますと、菅政権が誕生し...全文を見る |
○紙智子君 この問題をめぐっては、国としてはいろいろ、マルキン制度とかなんとかということなんだけれども、やっぱりコロナという状況の中で、従来の対策を活用している範囲ではなくて、新型コロナに対応した対策、そういう意味では公助というのがこういうところで求められていると思うんですけれど...全文を見る | ||
○紙智子君 そういうところが本当にいいかげんだなというふうに言わざるを得ないんですよね。二月、来年二月の段階になって、そうしたら判断するんですか。 日本政府はアメリカがTPPに戻ることを期待しているというふうに思うんですけれども、現行のTPP協定には戻る可能性は低いと言われて...全文を見る | ||
○紙智子君 義務を課すものではないと言うけど、実際、文章にははっきり、特恵的な待遇を追求するというふうに、アメリカ側が日本に対してそういうことができるということが書いてあるわけですから、これ、やっぱり私は、そのままにしておくということ自体問題だと思うんですよ。 日米貿易協定は...全文を見る | ||
○紙智子君 あのね、農家の人の発している声をどう思うかと聞いたんですけどね、気持ちは分かるぐらいは言ってほしいんですよね。 ミニマムアクセス米、輸入米は、七十七万トンもあるわけですよ。国内のどの都道府県よりも多い数量なんですね。しかも、アメリカからの輸入というのは約三十六万ト...全文を見る | ||
○紙智子君 餌を作れというふうに農家の人に言う前に、輸入米を国産に置き換えるという、そういう対策が必要なんじゃないですかと聞いたんです。 | ||
○紙智子君 ちょっと、それ、次の質問の答えになっちゃっていて、今聞いたのは、要するに、農家の人に餌米を作れと言って、そうしておきながら、義務でもないミニマムアクセス米はもう三十六万トンでちゃんちゃんと入ってきているわけですから、そこを国の裁量で、今余るということを言っているわけだ...全文を見る | ||
○紙智子君 コロナで、コロナ禍で過剰になっている中で、農家も農協も努力をしているわけですね。それで、このときに公助、政府の役割が試されているんだと思うんですよ。輸入米に本気になって向き合って対応するということは、これは生産者のプライドを傷つける政策を変える、これが政府の役割なんじ...全文を見る | ||
○紙智子君 だから、それがもう限界に来ているんじゃないですかということを言っていて、自助、共助、公助と言うんだけど、結局公助がないんですよ。米価が下落しているときに政府のセーフティーネットが機能しているかどうかということが問われているわけです。 生産者はこのままでは米作って飯...全文を見る | ||
○紙智子君 もうとにかく口が裂けても絶対備蓄米買うと言いたくないという感じなんですよね。だから、自助、共助は求めるけれども、菅総理が言っている政府のセーフティーネットというのは、結局、その機能を発動しないと言っていることと一緒なんですよね。これ、さっきも話、議論ありましたけど、来...全文を見る | ||
○紙智子君 思い切ってしっかりやってほしいと思うんですよね。 それで、二〇一四年の一月に安倍前総理は世界経済フォーラムのダボス会議に出席して、民間企業が障害なく農業に参入し、作りたい作物を需給の人為的なコントロールなしで作れる時代が来ると、私は岩盤規制を打ち破るドリルになると...全文を見る | ||
○紙智子君 私は、やっぱり岩盤を壊すとか言って自己責任を押し付けてくる、攻めの農政と言ってきましたけど、こういう農政から転換しなきゃいけないと、やっぱり人と環境に優しい農政に転換していく必要があると思います。農村に元気をもたらして、若い人が希望を持ってやれるようにするためにも、家...全文を見る | ||
○紙智子君 やっぱり外交を、ちゃんとこの窓口あるわけですから、外交交渉もしっかりやってもらえるように是非取り組んでいただきたいというふうに思います。 それから、漁業法が十二月に施行されるわけですけど、水産庁は漁業の資源管理を強化するために資源管理の方法とロードマップを公表しま...全文を見る | ||
○紙智子君 国が一方的に押し付ける方法というのは公助とは言わないと思うんですね。 私、昨年と今年、改正漁業法の説明状況と議事録を提出するように求めていました。水産庁は、説明会に参加した団体は網羅的には把握していないと、議事録は作成していないというふうに回答したんですね。 ...全文を見る | ||
○紙智子君 一律にやったら本当に大変だと思います。私、北海道だけじゃないですから、東北の三陸だとか石川だとかいろいろ回って、漁業の、富山、いろいろ回って意見聞いているわけですけど、やっぱりみんな口をそろえて言うんですよ。意味は分かると、資源は管理しなきゃいけないと、誰も否定しない...全文を見る | ||
11月24日 | 第203回国会 参議院 農林水産委員会 第3号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 今日は、高収益作物次期作支援交付金についてお聞きします。 高収益作物次期作支援交付金は、新型コロナウイルスの影響を受けた農家が営農を断念することなく次期作に前向きに取り組めるように、簡素で弾力的な要件にすることによって支援する...全文を見る |
○紙智子君 だから、分からないというわけですよね。実際、元の予定よりも相当減るということに対して、どれぐらい追加措置でなるのかって分からない状態なわけですよね。 それで、投資して例えばすぐにお金を払ったとか、あるいはこれから発注するという、こういう人については出るということな...全文を見る | ||
○紙智子君 幾ら申し訳ないという言葉を繰り返しても、実際上、今の答えからいうと、当初交付予定額をこれ投資した額を下回れば、これ満額交付されないということなわけですよ。次期作に前向きに取り組めるようにというふうに、そういう交付金なんだというふうに言いながら、結局、今出されている追加...全文を見る | ||
○紙智子君 だから、まだ一円も現場に届いてないですよね。届いていませんよね。そのことをちょっと聞いたんですけど、言ってないから。 | ||
○紙智子君 ですから、まだこれ農家の手元に払われていないということですよね。交付金の運用を見直したことで、これ、農家の経営計画を狂わせる、そういう事態をつくっているわけです。申請締切り後に要件を一方的に変えて、この交付金はいまだに払われていない、更に追加書類の提出も求めているわけ...全文を見る | ||
○紙智子君 ちょっと今の答えだと、どうして十月三十日で線を引くのかということに答えになっていないんですけど。分からないんですよね、何で十月三十日で線引くんですか。 | ||
○紙智子君 ちょっと何言っているかよく分からない。 経営継続補助金は今年の十二月三十一日まで実施期間にしているんですよね。だったら別に十月三十日じゃなくてもいいんじゃないかなというふうに思うわけですよ。 元々の交付金の趣旨というのは、これ、コロナの影響で農家が営農を断念す...全文を見る | ||
○紙智子君 何か長く答えましたけど、全然中身が分からないんですよね。 それで、いや、コロナの影響を受けていないのに申請したというふうに、そういう誤解を持たれると言うんだけど、衆議院の方で我が党の議員が質問したときに、じゃ、影響を受けていない人ってどれくらい申請したんだと聞いた...全文を見る | ||
○紙智子君 七月三十日以降の締切り後に財務省と協議していないということなんですか、大臣。 | ||
○紙智子君 農林水産省として決定したと言うんだけど、大臣、本当に財務省と協議していないんですか。 | ||
○紙智子君 財務省とは協議していないんだというふうに言うんですけど、じゃお聞きしますけれども、事業実施団体である団体が九月九日付けで交付金の申請者に向けて出した文書を入手したんですね。ここには、高収益作物次期作支援交付金審査の遅延についてという見出しで始まるんです。そこにはこう書...全文を見る | ||
○紙智子君 提供するだけだったらそんな時間要しないと思うんですよ。この文書にはっきり、予想を超える金額の申請があったことから現在農林水産省と財務省との間で協議に時間を要しておりと、はっきりこれ書いてあるわけですよ。書いてあるんですよ。これ勝手に書いたとは思われないんですね。やっぱ...全文を見る | ||
○紙智子君 今、答えになっていないんですよね。 それで、事業実施団体が勝手に書くということは考えられないので、他の事業実施団体も同様の文書出しているんじゃないかと思うんですけど、これ調べていただきたいと思います。それで、当委員会に資料提出を求めたいと思います。 | ||
○紙智子君 野上大臣は、このまま交付金をお支払いすることになれば、コロナの影響を受けていないのに交付金が支払われることになりかねず、国民の理解を得ることは難しいというふうに言われたわけですよ。でも、ここで言う理解というのは、これ国民の理解じゃなくて財務省の理解が得られなかったとい...全文を見る | ||
○紙智子君 今回のこういう対策に対する農水省の対応、二転三転したと、生産現場に農政の不信を広げているわけです。 やっぱり、大臣自身が新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた農林水産業の皆様に、関連従事される人たちの基盤を守るために全力を尽くすというふうに述べたわけで、これを...全文を見る | ||
11月26日 | 第203回国会 参議院 農林水産委員会 第4号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 種苗法は、農作物の新しい品種を開発した人や企業に種苗の生産や販売する権利、育成者権を認めるとともに、農業者が収穫物の一部を種苗として使う自家増殖を認めています。これはUPOV九一年条約に沿った対応だと思うんです。 一九九八年に...全文を見る |
○紙智子君 海外流出を防ぐ手だてというのは、農水省自身が、これ何度も出ていますけれども、海外において品種登録を行うことが唯一の対策だと言ってきたわけですよね。それから、衆議院の質疑では、流出を完全に止めることは難しいという答弁をされているわけですよ。ですから、海外流出を防止するた...全文を見る | ||
○紙智子君 まあ、そういうふうに答えるかなと思っていましたよ。育成者をちゃんと保護すれば回り回って農民のためになるんだというような議論だと思うんだけど、私は、やっぱり育成者権と生産者との間に、アメリカのように何でも裁判で争って、ある意味、対立と憎しみを持ち込むようなことというのは...全文を見る | ||
○紙智子君 だから、野菜は生産費の調整やめているんですよね。だから、ばらつきが出てくると思うんですよ。それから、野菜は経営に占める種苗費の割合をこれ系統的には把握できなくなっているんです、今。ただ、それでも米、麦、大豆に比べると種苗のコストの比率が野菜は高くなっていますよね。 ...全文を見る | ||
○紙智子君 公的なものから民間にだんだんこう流れが変わっていったら、やっぱり経費に占める種苗のコストというのは増加するんじゃないかというふうに聞いたわけですよね。ちょっと今の回答では、そこのところが釈然としないわけですよ。 種苗コストが増えていったら影響を受けるのは農家なんで...全文を見る | ||
○紙智子君 答弁になっていないなというふうに思うんですよ。 それで、利用許諾書を交わしていて、なかなか、農研機構のを聞いても、夏からずっと聞いているんだけど出してこないわけですよね。それで、相手先と契約しているからだというんだけど、契約書を出してもらったらただし書があって、そ...全文を見る | ||
○紙智子君 お二人の参考人のお話、本当にありがとうございます。大変、お二人とも大変な御苦労をされながら一生懸命努力して、それでやっぱり実績つくり出してきているというふうに思って、改めて感銘を受けながら聞いていたところです。 それで、ちょっと皆さんずっと聞かれてきているので、本...全文を見る | ||
○紙智子君 ありがとうございます。 多様性ということが大事だという話されていて、私も多様性というのは大事だと思うんですよね、いろんな形でやっていく必要があるんだと思っていて、今、種を作る人と、それから買う人という、そういうちょっと分業化もしている面があって、種苗を買う中に、買...全文を見る | ||
○紙智子君 ありがとうございます。 金澤参考人にお聞きします。 金澤参考人は、花の育種、生産、それから販売ということで、全国品種育成会の会長も務められてきたということですし、国産のラズベリーも作られたということなんですよね。 実は、私、話聞きながら、私、北海道なんです...全文を見る | ||
○紙智子君 済みません、残念ながら時間になってしまいました。 私はやっぱり、育成者も大事だけど、やっぱり生産する側、農家の権利も大事なので、何とかこれをうまく釣合い取れるようにしていくべきだなということをちょっと改めて思ったところです。 どうもありがとうございました。 | ||
12月01日 | 第203回国会 参議院 農林水産委員会 第5号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 二回目の質疑となります。一回目の質疑のときには、種苗法が育成者と農業者の利益のバランス論に立って立法化されたことを踏まえて、この改正案はバランス論を崩すものになることを指摘しました。また、育成者権のみを強化すれば生産者の負担が増え...全文を見る |
○紙智子君 余分なことをいろいろしゃべらなくていいですよ。 実際には、国の研究所は独立行政法人化に伴って自己資金を自ら稼がなきゃいけないので、許諾料の利率も上昇しているということですよね。率、今言わなかったですよね。消費税だって八%から一〇%に上げるときに多くの国民は反対しま...全文を見る | ||
○紙智子君 もう長いだけ言っているけど、全然聞いたことに答えていないんですよ。生産実態にどちらが近いかって聞いたんですよ。 印鑰さんは、農林水産省のデータを活用して算出しています。登録品種が一七%しかないということを言うのであれば、米穀機構のデータではなくて自らのデータで公表...全文を見る | ||
○紙智子君 全然分からないですよね。 私が聞いている生産者も、種苗代がかさむので二〇%とか三〇%、何割かは自家増殖をやっているんだというふうに言っているわけですよ。新たな負担になるというのは、これ明らかだと思うんですね。しかも、米の直接支払がなくなってしまって、生産費を賄うた...全文を見る | ||
○紙智子君 今、第二十八条に裁定条項があるんだという説明なんです。この裁定規定というのは、逐条解説種苗法によると、ある種苗について農業者の需要があるにもかかわらず種苗会社がそれに見合う供給を行わない、つまり種を売らない場合の規定なわけですよ。ですから、意図的に種苗を高くする行為の...全文を見る | ||
○紙智子君 有機農家の農業をやっている人は一般品種が多いからほぼその影響ないということをよく言われるんだけど、私の知っている有機農業の人で、今実際に登録品種なんだけど知らないで使っている人もいるわけですよ。そういう人は新たにまた負担をしなきゃいけなくなるということがあるわけで、新...全文を見る | ||
○紙智子君 今の答弁でも、被害が出たと認定できる事実があるかないかと聞いたら、それはないということだと思うんですね。日本の種苗が海外に流出をして日本農業に被害が出たと認定できる、そういう事実はないと。 種苗法の第二十一条には、新品種の育成その他試験又は研究のために品種を利用で...全文を見る | ||
○紙智子君 やっぱり、自家増殖の農家を結局は悪者にしているというふうに感じてしまうものですから、怒りが止まらないと思うんですね。 改正案は、自家増殖をする生産者から種苗が海外に流出するんじゃないかと、だから、すごいびくびくして、自由な農家の増殖を認めないと、生産者を管理してい...全文を見る | ||
○紙智子君 多様性につながると言いましたけど、私は逆だと思いますよ。 やっぱり、参考人の、この間お聞きして、村上真平さんが、農民は種を取って自分たちで育種し、ずっと続けてきたと、何で種を取っちゃいけないのかという発言がありました。 種取りというのは、農業改良普及所などから...全文を見る | ||
○紙智子君 表示義務はないんですよね。表示がなければ食の安全や安心への不安は高まるばかりだと思います。 世界では、育種、育苗の在り方が大きく変わろうとしていると思うんですね。 農林水産省の元種苗課長の松延洋平さんは、新型コロナを受けて、やっぱり行き過ぎたグローバル化の是正...全文を見る | ||
○紙智子君 はい。 やっぱり流れに反していると思いますよ、世界の流れに。日本の種子を守る会の八木岡努会長は、これまで開発者の権利を重視するUPOVと、その権利を守りつつ遺伝資源の保全や利用を定めた食料・農業植物遺伝子条約、この理念の間でバランスを取ってきたんだと。やっぱりこの...全文を見る | ||
○紙智子君 私は、日本共産党を代表して、種苗法の一部を改正する法律案に対する反対討論を行います。 反対する第一の理由は、自家採種を認めた第二十一条の二項と三項を廃止し、育成者と農業者の利益のバランスを崩し、国の役割を放棄するものだからです。 一九九八年、UPOV九一年条約...全文を見る | ||
○紙智子君 日本共産党の紙智子です。 産地から寄せられている要望に沿って、裸麦の問題と鳥インフルエンザについてお聞きします。 まず麦ですけれども、今年は西日本では天候に恵まれて、小麦、大麦、裸麦とも二〇一九年産よりも豊作になっています。 愛媛県は裸麦の生産量が全国一位...全文を見る | ||
○紙智子君 追加契約というのは一二〇%までできると聞いているんですけど、そうなんですか。 | ||
○紙智子君 麦への支援策として、畑作のこの直接支払交付金、ゲタ対策と言われているものがありますけれども、交付金は食用として販売されなければ交付されないということで、これ、追加契約してもオーバーした分というのは交付対象にならないということなんでしょうか。 | ||
○紙智子君 だから、追加契約しても、オーバーした分は食用ということでないということになった場合はどうしたらいいんでしょうか。保管とかあるんですか。 | ||
○紙智子君 裸麦の輸入量はアメリカからの輸入というのが急増していて、平成二十七年は二千トン、二十八年は八千トン、二十九年は二万トン、三十年度は二万六千トンなんですよね。 農林水産省、今お話があったように、麦・大豆増産プロジェクトというのを推進しているわけですけど、この国産麦の...全文を見る | ||
○紙智子君 麦は、転作作物としても食料自給率を向上させるためには重要な作物だというふうに思います。豊作がやっぱり喜びになって生産意欲が高まるように、しっかり支援をしていっていただきたいと思います。 それから次に、高病原性鳥インフルエンザについて質問します。 新型コロナウイ...全文を見る | ||
○紙智子君 農水省の家畜衛生部会家きん疾病小委員会で、過去にない続発ということで緊急提案まとめているんですけれども、大臣、この危機感はおありでしょうか。どんなふうに受け止めていますか。 | ||
○紙智子君 私も、香川県の状況については現地の党議員団から状況や要望を聞いています。既に百三十九万羽もの処分が行われていると。被害が出た農家はこの先どうしたらいいのか不安に押し潰されそうになっていて、被害出ていない農家も、いつ自分のところからも出るか分からず恐怖に襲われていると。...全文を見る | ||
○紙智子君 現地からの訴えでいいますと、五事例目までは鳥の埋却も終わって防疫措置は完了したんだけれども、それ以降について言うと、埋却場所の選定について、地元関係住民の同意も必要なために、この場所の確保ができずに困っているという話が出ているんですね。それからさらに、鳥の処分というだ...全文を見る | ||
○紙智子君 そうしますと、もう既に例外協議を行って一定の措置をとってきているということでよろしいんですか。はい、分かりました。 それから、この後、生産者に対する補償だとか支援というのが問題になってくると思うんですけれども、この支援制度についての情報の提供ですとか丁寧な説明がな...全文を見る | ||
○紙智子君 今いろいろと支援の中身言われていて、やっぱり現地全然分からないので、それをきちっと徹底するということが安心につながると思うんです。 それと、最後にちょっと言いましたけど、互助基金のこの制度ってあるんだけど、やっぱり任意なので入れていない人たちがいて、そういう場合、...全文を見る | ||
○紙智子君 時間になりましたので終わります。 ありがとうございました。 | ||
12月03日 | 第203回国会 参議院 農林水産委員会 第6号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 私も冒頭、先ほど田名部議員、そして舟山議員が質問していた、吉川元農水大臣のこの現金を受け取っていたという報道をめぐって疑惑があると。報道では非常にリアルに書いているわけですね。三回渡して、うち一回は大臣室でというような記述まであり...全文を見る |
○紙智子君 先ほど要請もありましたとおり、やっぱり農水委員会としても、この問題、政策がゆがめられたら大変なわけですから、そういうことを検証するということでの対応をしていくということでの提案もありましたので、是非、引き続いてこの問題やっていきたいと思います。 さて、もう一つ、法...全文を見る | ||
○紙智子君 対応できているという話なんですけれども、十八道県にとどまっているというふうに私は思いますね。これ、一層の周知を求めたいと思うんです。高級魚は売れないから操業を打ち切るか自粛しているという話が出てくるんですね。 東京の豊洲市場での二〇二〇年度上半期の取扱高が公表され...全文を見る | ||
○紙智子君 生産現場については実態に合った形で、一方、流通段階で密漁を発見するという仕組み、こういうことだと思うので、これは賛成できるものだと思っています。 そこで、対象魚種についてお聞きしますけれども、特定第一種水産動植物は、国内において違法かつ過剰な採捕が行われるおそれが...全文を見る | ||
○紙智子君 検討会を通じてということになるんですけれども、対象魚種の選定する基準ということで、例えば今ナマコとかアワビというのも話が出たんですけれども、ナマコは対象にするんだけど例えばホヤは対象にならないとするならば、その基準というのは何なのかということなんですけれども。 | ||
○紙智子君 ということは、その基準ということでは特になくて、その検討会でこの後決めていくということになるんですか。 | ||
○紙智子君 取りあえず分かりました。 じゃ、漁業者や事業者に漁獲番号などの記録を作って保存するなどの事務作業が発生すると思うんですね。法律には新たな負担を財政支援する仕組みはないと思うんですけれども、この支援策が必要じゃないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。 | ||
○紙智子君 基本的には、漁業者のところはそんなに負担にはならないということでよろしいんですよね。 それで、北海道では今、ナマコをブランド化して、地域ならではの海産物を提供する取組が行われています。密漁は漁業者のみならず地域経済にもそういう意味では非常に大きな影響を与えますので...全文を見る | ||
○紙智子君 現在、プレジャーボートによるクロマグロ漁というのが問題になっていまして、北海道で漁協と懇談したときに言っていたんですけど、プレジャーボートが津軽海峡で当たり前のように捕っていると。漁師には漁獲ルールを守っているのに、これおかしいんじゃないかという声が出ていました。 ...全文を見る | ||
○紙智子君 ちょっとびっくりなんですよね。把握していないのかというふうに思うんです。漁業者にはクロマグロの漁獲枠を守れと言っているのに、一方では把握していないということです。 それで、ちょっとお聞きするんですけれども、そもそもプレジャーボート、遊漁船の漁獲枠というのはあるのか...全文を見る | ||
○紙智子君 それで、やっぱり現地では非常に困っている声が出ています。青森でも、さっき報告もありましたけど、香川の方でもそうだし、クロマグロもそうなんですけれども、漁業者には現場で資源管理を強化を相当厳しく求めているのに、捕れない一方で、横の方でプレジャーボートでもう揚げていると、...全文を見る | ||
○紙智子君 はい。 新漁業法は施行されたんですけれども、沿岸漁民を置き去りにした改正案という問題は、やっぱり解決していないと思うんです。何のための誰のための漁業法の改正だったのか、沿岸漁業と漁村にちゃんと寄り添ってやっていく必要があるということでは、引き続いて取り組んでいきた...全文を見る | ||
12月08日 | 第203回国会 参議院 農林水産委員会 閉会後第1号 議事録を見る | ○紙智子君 日本共産党の紙智子でございます。 最初に、畜産物価格の問題から聞きます。 今年は新型コロナウイルス感染症拡大で、国民生活も日本経済も大きな影響を受けました。外食需要、インバウンド需要が落ち込んで、保存が利かない生鮮食品は加工品以上に大きな影響を受けました。 ...全文を見る |
○紙智子君 令和元年、二〇一九年の牛乳生産費が公表されましたが、搾乳牛一頭当たりの全算入生産費は前年度よりも増加しています。現行水準以上の設定を求めたいと思います。 次に、新型コロナで生乳は保存の利く乳製品に仕向けました。そのために、バターや脱粉、脱脂粉乳共に在庫量も増加して...全文を見る | ||
○紙智子君 それでは、肉牛についてもお聞きします。 今年九月の牛肉の枝肉卸売価格が、和牛でキロ当たり二千八十七円ですが、交雑種で千三百五十一円、乳牛は九百二十三円です。和牛に比べて交雑種と乳牛の価格というのは戻っていないんですね。保管対策など必要ではないでしょうか。 | ||
○紙智子君 北海道では、この乳牛とか交雑の牛肉というのは多いんですよね。それで、やっぱり低い状況が続いているということですから、是非これ以上下がらないようにしっかりと対策を打っていただきたいと思います。 次に、生乳の流通改革についてお聞きします。 二〇一八年度から加工原料...全文を見る | ||
○紙智子君 異物混入というお話されるんだけど、異物混入は九件のうち三戸だけなんですよね。 それで、安倍総理は、所得が増やせる改革だとも言っていたわけです。しかし、実際にこれ生乳を廃棄した場合に、これで農家の所得が増えるなんというふうには思えないわけで、これで農家の所得増やせる...全文を見る | ||
○紙智子君 何か、異物混入されていたから問題で、今はそれは変えてちゃんと元に戻っていますよみたいな説明されるんだけれども、ちょっと違うと思うんですよね。 生乳のこの需給の安定、あるいはこの畜産経営の安定、これを目指した改正畜安法の趣旨からいっても、これ逸脱する事態だと思うんで...全文を見る | ||
○紙智子君 通過菌対策という問題もあるんですけど、遺伝子検査でふん便中のヨーネ菌の遺伝子が基準に満たない量の場合は、これ患畜扱いはしないわけですよね。しかし、北海道のようにヨーネ病の発生が増えている地域、遺伝子量が少ないというふうには言っても、やっぱり感染拡大を防ぐ対策というのは...全文を見る | ||
○紙智子君 引き続きしっかり対応していただきたいと思います。 では最後に、吉川貴盛元農水大臣の疑惑についてお聞きします。 報道によれば、三回に分けて現金の授受が行われたというふうになっています。一回目は二〇一八年の十一月とされています。この時期というのは、OIEのアニマル...全文を見る | ||
○紙智子君 こういう今の系列、時系列で符合するという話をしたんですけれども、係争中のことだということなんだけれども、コメントを大臣が一人で勝手に判断して出すということはちょっとないと思うんですね。当然、コメントを出すときには議論があったと思うんですけど、農水省で議論はあったんです...全文を見る | ||
○紙智子君 要望を受け取ったということは、これは間違いないんだと思うんですよ。そういう受け取った事実はあるんだと思うんです。 それで、日本養鶏協会が出している日鶏協のニュースというのもあるんですよ、業界のニュースが。そのニュース見ますと、二〇一九年の二月号にアニマルウエルフェ...全文を見る | ||
○紙智子君 疑念が出ているわけですから、やっぱりちゃんと農水大臣として責任を持って調べるべきだと思うんですよ。 そして、加えて言うならば、西川元農水大臣の問題も、先ほどありましたけれども、現在は内閣官房参与で、身分は一般職の非常勤公務員だと、その担当は農林水産省の振興となって...全文を見る |