山花郁夫

やまはないくお

比例代表(東京都)選出
立憲民主党・無所属
当選回数4回

山花郁夫の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月03日第154回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○山花委員 民主党の山花郁夫でございます。  森山法務大臣におかれましては御案内のことかと思いますけれども、私、亀井静香会長のもとで死刑廃止を推進する議員連盟の事務局次長をやっておりますので、きょうはそのことに関連をいたしまして少し御質問申し上げたいと思います。私は死刑廃止論者...全文を見る
○山花委員 ちょっとわかりづらいというか、大変お答えも難しいことだということは理解できないことはないんですけれども、もう少し明確にならないのかなという気もするところであります。  つまり、人の命を絶つという、本当に重要な話なわけでありますから、今までのケースでも、例えば判決が古...全文を見る
○山花委員 中段から後段部分については、私としては余り満足できないお答えだったんですが、ただ、間に一言、考慮すべき一つの要素であるというお話があったかと思いますけれども、ことしに入りまして、一月の二十八日のことですが、砂防会館で死刑執行についての抗議集会というものが開かれました。...全文を見る
○山花委員 ちょっと個別のケースを参考にしながら一般論として伺いますが、執行命令が出た後の外部交通についてでございます。  今回の事件を担当された稲垣弁護士なんですけれども、恩赦の出願を準備しておりました。ただ、準備していた資料が一つだけ間に合わなくて、長谷川死刑囚に資料の到達...全文を見る
○山花委員 明確に、ないということですね。万が一あったら大変なことだと思いますので。  また違った論点、面会についてのお話をしたいと思います。  被害者遺族が死刑の執行に反対しているこの原田さんのケースというのは非常に珍しいのかもしれませんけれども、初めてのことではありません...全文を見る
○山花委員 個別のケースによっては、拘置所長の裁量というか、通達の範囲内で可能だというふうに理解をいたしました。  その次、ちょっと時間も押してまいりましたので、死刑の告知についてお伺いいたします。  長谷川死刑囚に対して、確定後、原田さんは三回お会いしているんですけれども、...全文を見る
○山花委員 当日の朝にいきなり告知されて数時間ということで、ちょっとこれはどうかなと思うんですが、確認をいたしますけれども、こういった遺書が残せているということは、告知後、遺書を書くぐらいの時間は与えられていると理解してよろしいんでしょうか。
○山花委員 こういったことについて、まず、執行当日の朝に告知ということは、私は別に告知を事前にすれば死刑はどんどんやっていいなんと言うつもりは全くないんですが、ただ、運用として、ちょっと人道的にどうかなという思いがあります。  例えば、当日の朝に告知を受けて、全然心の準備もでき...全文を見る
○山花委員 九八年の法務大臣の答弁より少し後退したような印象を受けます。つまり、当時は、事前告知をするかどうかを検討するという形で答弁されております。  あと、国連規約人権委員会からの、そうは文章では書いてありませんけれども、今は死刑を執行している国の方が、全体としては、国の数...全文を見る
○山花委員 そういうことですので、ぜひ委員会としてやっていただきたいという御要望を委員長にも申し上げますとともに、法務大臣には、ことしは抗議に行かなくていいような年になりますよう要望を申し上げまして、質問を終わります。ありがとうございました。
04月08日第154回国会 衆議院 決算行政監視委員会第四分科会 第1号
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○山花分科員 民主党の山花郁夫でございます。  長時間にわたりましてお疲れさまでございます。約三十分ほどおつき合いのほど、お願いを申し上げます。  今の原陽子議員の大変大きな議論に比べると、ややもすると技術的なことかもしれませんけれども、平成十年の建築基準法改正に伴いまして導...全文を見る
○山花分科員 当時、年間六百件だったのが四百件ほどということでございますし、またこれから民間のそういった機関がふえてくれば、恐らくその件数も減っていくのでありましょう。また従来、少し時間がかかり過ぎると言われていたこういった建築確認行政についても、スピーディーな形で確認がおりるこ...全文を見る
○山花分科員 今、地区計画の活用などというお話がございましたし、目的を異にするのだということですよね、まちづくりという話と建築確認ということとは。それは、一応そういうことなんだろうなという気はするんですけれども。  ここのところ、一方では、例えば行政手続の透明化ということで行政...全文を見る
○山花分科員 今の府中の話し合いがやっていたのも、言われるとおり、紛争予防条例などに基づいてということなんです。  通告をしていないことですが、ちょっと確認をしたいんですけれども、今の真ん中辺ぐらいのところで、要するに建築確認をおろすに際して、こういうことを守らないと出さないよ...全文を見る
○山花分科員 それはそうですよね。例えば要綱をつくること自体がいけないであるとか、あるいは背景に強制力を持たずに、協力してくださいと要請すること自体は、恐らくどこの自治体でもある程度やられていることではなかろうかと思いますので、そのこと自体は恐らく否定されないんだと思います。 ...全文を見る
○山花分科員 今の指導の中身にも関連することなのかもしれません。法律を改正するときに、この指定確認機関をつくるに当たっては、中立性とか第三者性について多少議論があったと記憶しております。例えば、ゼネコンなんかがリストラをしたような社員を集めてこういった会社をつくるんじゃないかとか...全文を見る
○山花分科員 時間が参りましたので、質問を終わりにします。どうもありがとうございました。
04月17日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第7号
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○山花委員 民主党の山花郁夫でございます。  本日は、この道路関係四公団民営化推進委員会の設置法案ということで、既に三人の委員の方が質問されました。二巡してこれで三巡目ということですので、いろいろと石原大臣の御議論などもお聞かせいただいたわけであります。  それをずっと拝聴い...全文を見る
○山花委員 今のような御答弁を先日石原大臣の方もされているんですよね。八条委員会には、もちろん同意があるものもありますし、ないものもあるわけですけれども、まず一つ、その八条委員会の中身に注目して、ちょっと通告しているあれではないかもしれませんが、今の熊代副大臣の御答弁に関連して申...全文を見る
○山花委員 まだ少し納得できていないところがあるんです。  例えば、私も先ほど指摘をさせていただきましたし、今御答弁があったように、八条委員会の中でも同意人事になっているものとなっていないものがあるわけでありまして、八条委員会という形で組織をつくるからといって国会同意人事という...全文を見る
○山花委員 八条委員会ですから行政の内部組織なんだというお話ですが、ちょっと後でそのことと関連して議論させていただきたいと思います。  二条の方にちょっと移っていきたいと思います。二条の方にといいますか、この法律なんですけれども、一条に設置のことがあって、二条に所掌事務という形...全文を見る
○山花委員 同じような御答弁なんですが、要するに、特殊法人という形で置いておいたりすると問題があって、例えば、今回の採算性の確保ということでいえば、私は別に民営化を否定しているわけではないですが、考え方として、今までの公団というやり方ではまずかったと、組織として反省があるというこ...全文を見る
○山花委員 そこの部分は多分はっきりされているんだと思うんですよ。民営化ということであるとか、これもその特殊法人等整理合理化計画にありますけれども、償還制というのがいいかどうかというのはまた別の話ですが、償還制を採用して五十年という上限、キャップをはめるというようなことは割とはっ...全文を見る
○山花委員 今、上下分離・一体についてもデメリット、メリット、両方あるんだという話がございました。  恐らくおっしゃるとおり税の問題があるということはよく承知いたしておりますが、今の段階で石原大臣が、どちらもメリット、デメリットがあるんだなということで、どちらというはっきりとし...全文を見る
○山花委員 少し条文に沿って話を進めてまいりたいと思いますが、この第二条の第三項では、委員会が意見を述べる期間というものが切られております。平成十四年の十二月三十一日までに述べると書いてあるわけですけれども、これについて私は、本当に意見集約がこの時点までできない可能性というのも指...全文を見る
○山花委員 ですから、担保がやはりないじゃないですか。  もうちょっと、ちょっと技術的なことを聞きますけれども、室長、お願いします。  第二条の第一項によりますと、「内閣総理大臣に意見を述べる。」と書いてあります。第二条の第一項は、調査審議した結果について「内閣総理大臣に意見...全文を見る
○山花委員 意見、勧告、意見よりも勧告の方がニュアンスとしてやや強いのかなという印象を受けました。ただ、それにしても、勧告というのは、これも一般論になりますけれども、法的な拘束力というのはないものですね。これは、従わないというケースもあり得るわけです。  少し議論を整理いたしま...全文を見る
○山花委員 それはそのとおりなんだと思いますけれども、要するに、これで改めてよくわかることは、八条委員会ですからそれぐらいの権限だということなんだと思うのです。つまり、委員会の権限というものはそもそもそんなに強いものではなくて、先ほど私は、強いものだから国会同意人事とすべきではな...全文を見る
○山花委員 確信を持っておられるということですが、では、もう一つ観点を変えて質問をさせていただきたいと思います。  これも室長あるいは副大臣でお願いできればと思いますが、第五条の委員長ですけれども、「委員会に、委員長を置き、委員の互選によりこれを定める。」とあります。  なぜ...全文を見る
○山花委員 今、少し先に、せめて委員長はという話が出てきたようですけれども、そうなんです。「委員会に、委員長を置き、」ということですが、この委員会として意見を述べるのが平成十四年の十二月三十一日までという期間が切られております。そう長い期間ではないと思います。これから五十年先、物...全文を見る
○山花委員 必ずしもその点はちょっと意見が合わないようであります。  そういたしますと、石原大臣、改めてもう一回御意見をお願いしたいんです。  これは可能性の問題ですけれども、今ずっと随分こだわって話をさせていただきましたけれども、委員会の中で議論が分かれる、例えば三対三には...全文を見る
○山花委員 どうもやはり、今まで議論をしてきて、もともと我々は三条委員会がいいと思っているところから始まっておりますので、少しかみ合わないのかなという気はいたします。  そういたしますと、ちょっと全然色の違った話をさせていただきたいと思います。  第三条「委員会は、委員七人以...全文を見る
○山花委員 熊代副大臣、内閣府の副大臣でありますから、もちろんこの問題は非常に重要なことであると御認識いただいているものと思っております。当委員会のメンバーの方もそういう方々がそろっているのだと信じておりますが、この三条ですけれども、委員会、七人の委員のうち、これはジェンダーバラ...全文を見る
○山花委員 任命権者は総理ですから、総理の判断ということになるんでしょうけれども、ぜひこの点は、本当に、今の御答弁の線で副大臣からも御努力いただきたいということを申し上げておきたいと思います。  今、三条に来ましたけれども、四条のところに移りたいと思います。  これは、「委員...全文を見る
○山花委員 入らないということでよろしいかと思います。  ちょっと時間が押してまいりましたので、六条の関係で少し伺いたいんです。委員会の権限なんですが、先ほども少し申し上げましたが、「資料の提出、意見の開陳、説明その他必要な協力を求めることができる。」など、いろいろ権限が定めら...全文を見る
○山花委員 そこで、この委員会のということではないですが、当内閣委員会の方でいろいろ議論がございました本四であるとか東京湾アクアラインの需要予測、余りにもひどかったんじゃないかという議論がありましたけれども、あの需要予測について、何でこれほどまでに失敗したのか、どういう総括をされ...全文を見る
○山花委員 いろいろとそういった説明はされるんですけれども、例えばアクアの例でいいますと、今後の需要見通しについて、私は、これも前原委員もやっておりましたけれども、ちょっとにわかには信じられないんです。説明されればいろいろとおっしゃるんでしょうけれども、例えば、ずっとこれまで需要...全文を見る
○山花委員 今ざっと説明をされただけでは、私が道路のそういう専門家ではないからよくわからないのかもしれないですが、すっとは落ちないところがあるんです。恐らくいろいろな計算をされているんでありましょう、GDPがどうだとか、人口も一つの要素で。  それこそ、これは最後にもう一回申し...全文を見る
○山花委員 道路公団の話と一緒だと思うんです。二億円、これは予算ですから、予算として計上されているというだけで、使わなきゃいけないというものじゃないですから、ぜひむだのないようにお願いを申し上げまして、時間が参りましたので、質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
05月29日第154回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第4号
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○山花議員 お答えを申し上げます。  まず、質問、二点ほどあったかと思いますけれども、保護法益に関して、刑法の第二十五章「汚職の罪」、百九十三条以下の保護法益について、公職にある者の廉潔性ということが保護法益だという御指摘がございましたけれども、わいろ罪のケースですと、正当な職...全文を見る
○山花議員 まず、恐らく私設秘書などについては公務員ではないのだからということであろうかと思いますが、刑法上身分犯と呼ばれるときに、ある身分を持たないとそもそも法益を侵害し得ないという身分犯もございます。例えば強姦罪などのようなケースでは、主体は男性に限るというのは、これは男性で...全文を見る
○山花議員 先ほどの保護法益のこととも関連をいたしますが、本罪の保護法益は、公職にある者の廉潔性とそれに対する国民の信頼、被あっせん公務員が行う公務の公正さに対する国民の信頼ということでありますから、この保護法益が侵害されるかどうかということで考えてみますと、今のようなケースでも...全文を見る
○山花議員 請託の要件の部分についてお答えをいたします。  これもやはり保護法益との関係で申しますと、請託の有無ということは、請託がなかったとしても保護法益を侵害し得るということでございます。請託を仮に要件といたしますと、かえってこの点で立証や認定が非常に困難となるということで...全文を見る
○山花議員 お答えを申し上げます。  私どもの考え方といたしましては、本法の罪というのは、公職にある者の廉潔性ということとこれに対する国民の信頼とともに、被あっせん公務員が行う公務の公正さに対する国民の信頼ということを保護法益としているわけであります。  公職にある者の廉潔性...全文を見る
○山花議員 お答え申し上げます。  全く委員の御指摘のとおりでございまして、私どもの法案の方には第三者供与の処罰規定を置いております。特に、公職にある者の場合は、一般の公務員と比べましても、政党本部あるいは支部、政治資金管理団体、後援会、後援団体等、対価としての利益を脱法的に受...全文を見る
05月31日第154回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○山花委員 民主党の山花郁夫でございます。  今週の月曜、火曜と、司法人権セミナーを開催させていただきまして、法務委員長、法務大臣、ごあいさついただきまして、ありがとうございました。法務大臣のごあいさつの中身は、ちょっと気になるところもあったわけでありますけれども。  あと、...全文を見る
○山花委員 大変ふえておりますね、平成四年に三百四十三人だったのが、十三年のところで二千三百十五ということですから。  私、府中も選挙区でして、この法案の質疑をさせていただくに当たりまして府中刑務所の中の施設などを見させていただきました。収容の状態も大変厳しいんだなということが...全文を見る
○山花委員 日本で受刑している欧州評議会受刑者移送条約締約国の出身者数が百三十二で、欧州評議会受刑者移送条約国における日本人の受刑者数が三十二ということでよろしいんですね。  ただいまそういう数字がございましたけれども、これで現実に、例えば身柄が本国に戻る、あるいはこっちに帰っ...全文を見る
○山花委員 この過剰収容の原因ということで、今、新受刑者がふえているということ、あるいは平均の刑期が延びているというお話がございましたけれども、私は、恐らく背景に、ここのところ厳罰化という風潮があって、裁判所が言い渡す刑も少し延びているような印象を持っておりますし、また、無期刑に...全文を見る
○山花委員 ですから、一部議論される方の中で、十数年で出てきてしまうというようなことを言われる方もいらっしゃるんですけれども、ここのところ二十年を超えているということは明らかだと思いますし、また、今五年間の御報告がありましたけれども、仮釈の数でいいますと、かつてと比べると半分以下...全文を見る
○山花委員 一番長い人で五十二年入っているというわけですから、いつの時点での犯罪を犯された人かわかりませんけれども、刑務所に入るということで、十八ないし二十歳ぐらいであったとしても、もう七十、八十というような年の方なんだろうなと思うわけであります。また、上位の数字を五つほど挙げて...全文を見る
○山花委員 法務大臣にお尋ねをしたいと思いますが、このように、刑務所のところで非常に人が、あふれていると言うとちょっと大げさかもしれませんけれども、タイトになっているわけです。先ほど、収容率でいうと一〇二・八%であるとか一一二%だとか、そういう数値が出ておりますけれども、見た目の...全文を見る
○山花委員 今後とも努力をされるというお話ですけれども、代用監獄のことでいうと、確かに、監獄法に基づけば適法であるということはよく承知をいたしておりますが、ただ、今、刑務所の話と拘置所の話をさせていただきましたが、留置場の方も大変過剰な収容の状態になっているというふうに思うわけで...全文を見る
○山花委員 結局、拘置所に行かないで留置場で、じゃ、とりあえず代用しておこうかと思っても、このような状況なわけですよ。これも重ねて申し上げますが、本来であれば拘置所というところに身柄を——もちろん代用監獄に入っているからといってそれ全部がいけないのではないんだと思います。本犯のほ...全文を見る
○山花委員 今までも御努力をいただいていることは理解をいたします。  私は法務委員でありますとともに内閣委員でもありまして、内閣委員会の方でつい少し前に道路公団の民営化推進委員会の設置法案というものを議論していたときに、東京湾アクアラインですとか本州四国のあの道路にあれだけのお...全文を見る
○山花委員 そうあるべきだと私も思います。  今後恐らく、拘置所なり刑務所なりについては新設ということを本当に真剣に検討しなければいけない時期が来るのではないかと思っております。  ただ、つくるということになりますと、先ほども、お金のかかる話ですから、箱をつくるだけじゃなくて...全文を見る
○山花委員 ぜひそうしていただきたいと思います。  ところで、これは警察庁にお尋ねをしたいと思いますけれども、今、警視庁がつくろうと考えているのかどうかよくわかりませんが、聞くと、まだコンクリートされた話ではないというようなお答えしかいただいておりませんけれども、東京の渋谷区原...全文を見る
○山花委員 今、一般論としてということでありますけれども、こういう施設をつくるに当たっては、やはりしっかりと理解をしていただくということが本当に必要だと思いますので、警視庁もそういうふうな形でやっていただきたいなと思っております。  ここに、これは国会の会議録ではなくて、ことし...全文を見る
○山花委員 従来より努力されているということはそれなりには理解をいたしますし、法務大臣も頑張るという御発言がありましたけれども、ただ、もう少しペースを上げていかないと、要するに都知事が言うには、国がやってくれないからその被害を都民が受けているんだというような表現なわけです。  ...全文を見る
○山花委員 刑務所に行きましたときに、お話を聞いてああそういうことなのかなと思ったことがあるんですけれども、刑期を勤め終えて送り出すときには、お世話になりましたと頭を下げて出ていく。その人たちが本当にちゃんと社会復帰できるように今まで矯正の現場の方が努力されてきて、送り出すときは...全文を見る
○山花委員 少し技術的なことについてお尋ねをしたいと思います。  この受刑者移送法ということなんですが、法文は、もちろん手続的なことも書いてございますが、いわば実体的な要件についてが中心となっております。例えば送出移送をするときに、移送の端緒は一体どこなのかだとか、あるいは告知...全文を見る
○山花委員 済みません、通告していないんですが、移送の際に、出すときも入れるときもそうなんですけれども、飛行機代がかかりますよね。旅費はどこが負担するんですか。
○山花委員 移送については、例えば、こういう制度があります、移送を希望しますかというときの、あなたの身柄を移送するとすると旅費も自分の負担ですよというのも要するに告知の中身となっているというふうに考えてよろしいわけですね。
○山花委員 今回の国際受刑者移送法案というものは、既に刑が確定していて、これの執行、先ほど、自由刑の執行についての国際共助の観点からというお話がございましたけれども、国際共助というお話でいいますと、今後、受刑者だけではなくて捜査共助などについても検討されていくべきではないかと思い...全文を見る
○山花委員 今のことと少し関連するんですが、ちょっと事実関係について確認をしたいことがございます。  一九九二年四月のことですが、東京都渋谷区のマンションでスタイリストが殺害されるという事件が起きております。警視庁が、国際刑事警察機構、いわゆるICPO、これを通じて指名手配をし...全文を見る
○山花委員 この問題で、被害者の遺族の方も大変憤っているところもあるんですが、今も御説明がありましたけれども、私が承知しているところによれば、スウェーデンに対して身柄をよこせということを言ったんだけれども、スウェーデンは、日本に送ると死刑になるかもしれないからということで、だめだ...全文を見る
○山花委員 この点については何度かやりとりをさせていただいておって、大体言われることはそういうことかなとは思っておりましたが、ただ、国民世論についても、私は世論の設問の立て方も少し問題があると思っているんです。といいますのも、要するに、設問の立て方が、どんな場合であっても死刑は廃...全文を見る
06月28日第154回国会 衆議院 内閣委員会 第16号
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○山花委員 民主党の山花郁夫でございます。  冒頭、今の吉井委員の質問と関連いたしまして少々質問をさせていただきたいと思います。  総務大臣、今、調査の結果、情報提供したという事実、そして圧力をかけたという事実は一切ないんだという御答弁だったかと思いますが、もう一度確認をお願...全文を見る
○山花委員 それで、先ほどの質疑の中で、役所の方の担当者からヒアリングをしたということをおっしゃっておられましたが、私も、きのう夜の時点で聞いたときには、四名の方からヒアリングをしているんだと。四人の人と、あと関係の団体と言っていましたから、恐らく行政書士会なんでしょう。ただ、担...全文を見る
○山花委員 要するに、四名の方から事実についてヒアリングを行ったということですね。  ただ、先ほど私、総務大臣、御答弁の中で、ちょっと発言で気になったことがあったんですけれども、なぜ行政書士会の会長さんがこの情報公開請求について知り得たかということについて、情報公開請求をした行...全文を見る
○山花委員 ですから、そのことは私は別に否定していないですよ。つまり、そういう可能性があったと。  つまりは、情報公開請求があったということを総務省の方から日行連の会長の方に言わなかったとしても、そういうふうな形で、ファクスを送られたりとか、理事の方に送っていたとか何か言われて...全文を見る
○山花委員 そのことと、要するに、私が大臣に言っていることは、御発言の中で、会長が知り得たかどうかという事実とはまた別の次元で、情報公開請求をした、先ほど吉井委員は名前も挙げられておりましたよ、その中で総務大臣は、最初、芳山局長がお答えになる前に、その行政書士の人はファクスを送っ...全文を見る
○山花委員 時間的な話で、例えば、今口頭でいろいろ聞いて、こっちもメモとっているぐらいであれですけれども、十三日にセットの写しがあったりとか、結構、日にちのこと、経過のお話がいろいろあるじゃないですか。  委員長、これを報告書の形で、ペーパーの形で出していただくように求めたいと...全文を見る
○山花委員 それはお願いいたします。  この問題はとりあえず一たん切りまして、法律の入り口のところで少し議論させていただきたいと思いますが、今回、民間の方の個人情報の保護法制というものと総務省から出されている行政の方の個人情報の保護法というものが出ております。同時に今この委員会...全文を見る
○山花委員 つまりは、今回の、個人情報保護法という内閣官房から出されているのが基本法制で、総務省から出されている方が個別法であると。つまり、いわばもう表裏一体、密接不可分のものである、そういうことであると理解をいたしますが、この点について、これを前提にして、後、少し議論させていた...全文を見る
○山花委員 内閣官房から出されている方についてはどうでしょうか。
○山花委員 いや、だって、先ほどこれは両者表裏一体のものだと言われましたから、行政の方を読めば、「行政の適正かつ円滑な運営を図りつつ」と、これに対応するのが個人情報の有用性に配慮するというふうに読めるわけですよ。  だから、今いろいろ言われましたけれども、本来、この書き方につい...全文を見る
○山花委員 ちょっとこの点についてはもう少し詰めた議論をさせていただきたいと思います。  当然のことだと思いますが、竹中大臣も福田官房長官も、当然この点については同じ認識だということでいらっしゃいますよね。——うなずいていらっしゃいますから、そうだというふうに受けとめさせていた...全文を見る
○山花委員 法の立て方が違うということはわかりますよ。それはわかりますが、結局、行為をする態様の観点から見たときに、つまり、罰則を設けるということは、それによって応報感情の回復を図るとかそういう議論もありますが、一方で、今場内からもありましたけれども、抑止効果というところがあるわ...全文を見る
○山花委員 今の御説明で、公務員の場合は職員の意識などに頼るところがあると言いましたけれども、そういう答弁からしても、この間の防衛庁のリストの問題は何なんですか。  つまり、官僚は悪いことをしないなんという前提に立ってそういうふうな議論をされると困るんですよ。民間の方は、要する...全文を見る
○山花委員 冒頭の御答弁と、ちょっとおかしいんじゃないですか。  今回のこの法律というのは、あくまでも主たる目的は個人の情報である、個人の権利利益である。そうであるとすれば、ここに出ているような行為というのは個人の権利利益の侵犯として見なきゃいけないわけですよ、服務規律違反だと...全文を見る
○山花委員 やはりちょっとよくわかっていないんじゃないですか。  いいですか。つまりは、国家公務員法というのは、あくまでもそれは国家公務員の規律に違反したということが違法なわけでしょう。例えば、警察官が警察官職務執行法などに反して一般の民間人に対して暴行を行ったりとかすれば、刑...全文を見る
○山花委員 答えになっていないと思うんですよ。  公務員には法令遵守義務があるというのは、それはそのとおりでしょう。私が先ほどから申し上げているのは、その例で言うと、さっきの警察官の話になるんです。  つまり、警察官だって公務員ですよね。法令遵守義務がある上に、例えば警察官職...全文を見る
○山花委員 いや、ですから、結局、もう少しざくっとした言い方をすれば、今言われたように、そういうふうに、結果として個人情報が守られるというような現象は起こるかもしれない。今の御答弁というのは、ちょっとくどいようですけれども、わかりやすく同じ例で申し上げますと、警官がいます。(片山...全文を見る
○山花委員 いや、答えてないじゃないですか。罰則があるのかないのかという、つまり、プライバシーとかそういう個人情報保護法を侵犯したことについて、イエス、ノーで答えられるじゃないですか。今回、政府提出のものは罰則はありませんねということを言っているんですよ。
○山花委員 これは先ほどから申し上げていますように、守秘義務違反というのは、結果としてプライバシーとか個人情報が保護されることはあるでしょうよ。あるでしょうけれども、守秘義務違反というのは、それだけですか。外交機密を漏らしたとか、そういうことが守秘義務違反じゃないんですか。守秘義...全文を見る
○山花委員 ですから、何でわからないんですか。守秘義務違反というのは私も認めていますよ、個人的な法益が入ることもあると。ただ、私が聞いているのは、それはあくまでも一般的なルールですよねということです。それでさっきから何度も警察官の例を出しているわけです、別に警官に敵意があるわけじ...全文を見る
○山花委員 要するに、今の御答弁というのは、慎重に検討しなきゃいけないということですから、今回の法律にはないという話ですよね。そうですよね。  ちょっとこだわりますが、今の御答弁はちょっと気になりますね。守秘義務違反とか秘密漏せつ罪とか、それは、でも刑法じゃないですか。(片山国...全文を見る
○山花委員 だから、それは現象として、つまり結果としてそうなるという話だということを申し上げているんですよ。  いいですか。単なる事実の、今回の事実認識としてはないですねという、でもそれはお認めになるわけですよね。(片山国務大臣「言っている意味がわからない」と呼ぶ)意味がわから...全文を見る
○山花委員 時間が来ましたので、終わります。
10月30日第155回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○山花委員 山花郁夫でございます。  法務大臣は、今回内閣改造がございましたけれども、また御留任ということで、引き続きよろしくお願いを申し上げたいと思います。  きょうは、昨日ございましたごあいさつに関連をいたしまして、法務行政であるとか国内治安の問題を中心に質疑をさせていた...全文を見る
○山花委員 従前の方針どおりということでございますので、法務大臣、かつてはこの場で、できるだけ早い時期にとおっしゃっていましたので、そこは改めてお願いを申し上げたいと思います。  ところで、昨日のごあいさつの中でこういったくだりがございます。「犯罪情勢の悪化を背景として、刑事司...全文を見る
○山花委員 こちらからもそういう方針でやっていただきたい旨申し上げましたので、その点については率直に評価をさせていただきたいと思います。  その際にも少々議論させていただきましたけれども、余りにも収容がいっぱいいっぱいになって、挙げてもどうせ入らないとかそういうことで、結局現場...全文を見る
○山花委員 大変なことだと思いますよね。  それで、一二〇とか一一四とか申しましても、実感としては恐らくもっと多いんじゃないかと思います。つまりは、例えば、二人部屋なんだけれども女子しか入れられないので女子が一名いるというケースだとすると、それでいっぱいいっぱいになってしまいま...全文を見る
○山花委員 全体の数からいっても、六千四百、大変多いなという印象を持ちますが、そういったやはり背景があって今度の新設という話になってきたんでありましょう。  今、八割から九割ぐらいが本来適正だというお話がございましたけれども、結局、これから恐らくロースクールの法案の審議も始まる...全文を見る
○山花委員 定員だけではなくて、新設についてもぜひ御検討いただければと思います。  ところで、少し論点を移してまいりたいと思いますが、私も今治安の話をさせていただきましたが、法務大臣のごあいさつの中で、「最近における国内の犯罪情勢を見ますと、」ということで、刑法犯の認知件数がふ...全文を見る
○山花委員 今までも御尽力されていることも承知をいたしております。  ただ、今お認めになられたとおりかと思いますが、外国、例えばアメリカの多くの州では既に憲法上、被害者の権利ということが明記されていたりとか、イギリスなどでは、被害者憲章、イギリスは成文の憲法典がございませんので...全文を見る
○山花委員 時間が参りましたので終了したいと思いますが、この点についてはまた改めて議論させていただきたいと思います。  どうもありがとうございました。
11月08日第155回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○山花委員 民主党の山花郁夫でございます。  参考人の皆様におかれましては、早朝よりありがとうございました。  五人の参考人の皆様お一人お一人に伺いたいと思います。予備試験の位置づけについてどういう御認識かということについてであります。  このことについてお問い立てをする前...全文を見る
○山花委員 時間がなくなってしまいましたので終わりますが、ただ私自身ちょっと感想として、予備校の教育の中身自体にも問題があるのも確かなんでありましょうが、私自身は公務員科でしたので、法学部の学生だけではなくていろいろな学部の方がいらっしゃいました、ただ、今回の構想のお話と非常に似...全文を見る
○山花委員 山花でございます。よろしくお願いいたします。  法務大臣にお伺いをしたいと思います。  連合審査を行った際の法務大臣の御発言で少し気になったところがあったんです。予備校がはびこっているというような表現があったように記憶をいたしておりますが、私、以前というか議員にな...全文を見る
○山花委員 私自身は、三年ぐらい前まで教壇に立っておりましたので、学生とかとも接しておりました。ただ、資格試験の予備校の中でもセクションが違って、司法試験ではなくて公務員試験の受験生を教えておりましたので、法務省で去年とかことし入省された方には、もしかしたら教えていた子がいるのか...全文を見る
○山花委員 もっと言えば、本来的には、やはり文科省が関与する形で高等教育機関という位置づけをしているところに少しそういった問題が出てきてしまっているような気がしますが、一応感想を述べるだけにとどめたいと思います。  少しこれは角度を変えたお話ですけれども、法務大臣、現行の司法試...全文を見る
○山花委員 つまりは、現行の司法試験というのは、合格をしたとしても法曹資格を得られるわけではなくて、研修所に入れますよという資格を得るわけで、いわゆる何かイメージするところの資格試験というのとはちょっと違うのかな。要するに、司法試験を受かったからといって何か免許がもらえるとか、そ...全文を見る
○山花委員 時間が来ましたので、終了します。ありがとうございました。
11月12日第155回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○山花委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     法科大学院の教育と司法試験等との連携等に関する法律案並びに司法試験法及び裁判所法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、両法の施...全文を見る
11月13日第155回国会 衆議院 法務委員会 第7号
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○山花委員 民主党の山花郁夫でございます。  今回の、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案の中身についてお伺いをしたいと思います。  まず、法務大臣、昨日趣旨の御説明はいただきましたので、私自身は、検察官というのも...全文を見る
○山花委員 ちょっと事実関係についてお尋ねをしたいと思います。  日本国憲法になってから初めてのことでありましょうから、少しこの点についてお話を聞いてみたいと思うのですが、大日本帝国憲法のもとで、裁判官の報酬の保障というのは、憲法上の規定はなかったと思いますが、その憲法下での裁...全文を見る
○山花委員 減俸とともに、裁判所構成法第七十三条というのは、「転官転所停職免職又ハ減俸」という形ですから、いわゆる裁判官の身分保障というのを、憲法原則ではなかったにしても法律上定めていたということなわけであります。  ところで、その時代に裁判官の報酬の引き下げを行おうとしたこと...全文を見る
○山花委員 もちろん新憲法になっておりますので、そのまま当てはめるのは適切でないというのはおっしゃるとおりだと思いますが、ただ、旧憲法下と現行憲法のもとでの憲法実例と申しますか、運用の仕方ですけれども、人権の部分に関しては明らかに変わっておりますが、この国会、例えば衆議院、参議院...全文を見る
○山花委員 最高裁にもう少しお聞きしたいんですけれども、その最高裁判所の裁判官会議の中で、報道等によれば、国家財政上の理由などでやむを得ず立法、行政の公務員も減額される場合、裁判官報酬の減額は身分保障などの侵害には当たらず許されるという見解で一致したということのようでありますが、...全文を見る
○山花委員 確認をしたいと思いますけれども、裁判官会議が司法行政上のものであるということが一つ。あとは、法務省として、憲法違反の法律だと思ってつくりましたなんという話は当然あり得ないわけですから、これは法務省の見解がこうであるということと、最高裁判所の裁判官会議とはいえどもこれは...全文を見る
○山花委員 法務省にお聞きしたいんですけれども、国を相手とする訴訟であるとすると法務省が被告となるのかな。ただ、実際の訴え方はどうなるのかわからないですけれども、仮定の話になってしまいますのでお答えしづらいのかもしれませんけれども、仮にそういう訴えがなされるとすると、どういう形の...全文を見る
○山花委員 私はそれも伺おうかなと思っていたことなんですけれども、恐らく学説上違憲だという説があるのはもう御案内のとおりだと思います。過去の、例えば日本国憲法が制定された直後に法学協会というところから出されました「注解日本国憲法」というのが恐らく当時一番権威があった注釈書ではない...全文を見る
○山花委員 そういった形になるのかなということですね。  ところで、今法務大臣からは、今回の改正についてはこれで大丈夫だという御認識をいただきましたけれども、ただ、今回のについては少し縛りをかけておかなければいけないのかなという思いもございます。と申しますのは、今回はいわば一斉...全文を見る
○山花委員 確かに答えづらい設問だったかもしれませんけれども、ただ、何度も御説明いただいている今回の話というのは、あくまでも、ほかの行政職員などが引き下げられたということとリンクして引き下げたということであるということで理解をしたいと思います。  そして、冒頭質問させていただき...全文を見る
○山花委員 今、いろいろと検討されているという前提でという御答弁でありますが、ただ、その前提のところは、本当にぜひ早い段階で、こういった戒具、なくすというのが一番いいんだと思うのですけれども、代替品というものができるのであれば、それは研究をしていただきたいということは申し上げてお...全文を見る
○山花委員 ただ、本来的にはそのやり方については望ましくないと思うんです。  今の御説明ですと、例えばすごく暴れているケースだとか、言葉では恐らくそう説明されるんだと思うんですけれども、ただ、刑務所という極めて密室の中、そういう表現をとると余り愉快ではないかもしれませんけれども...全文を見る
○山花委員 チェックがなされるということですが、ただ、今回の名古屋の刑務所の件というのは、もしそれが徹底して行われていたんだったら起きなかったのではないかと思います。ただ、その点についてはまた後で話をさせていただきたいと思います。  今回のこの名古屋の件を契機といたしまして、十...全文を見る
○山花委員 本当にそれはぜひ徹底してやっていただきたいと思います。  また、少し革手錠のことで具体的な話になりますけれども、もちろん保護房に入れられてしまっている状態になる原因をつくったのはその本人ということなんでしょうけれども、ただ、保護房に入れられてからも、もちろん私自身の...全文を見る
○山花委員 今の御答弁の中でも、少なくとも現在においては直ちに革手錠の廃止はできないというようなお話がございました。  そして、先ほど来、使用した際には件数なども把握するようにしているということでしたけれども、府中、大阪、名古屋などを比べると、やはり名古屋は突出しているような印...全文を見る
○山花委員 ともかく、先ほど来申し上げておりますが、今までだってこうやって点検をしてきても急にふえて、そして、今回の事件があってわかったことも出てきているわけでありますので、その点検の仕方なども、例えば革手錠を廃止してしまえば一つは再発防止の方法なのかなと私は思いますけれども、例...全文を見る
○山花委員 やっていただけるということであれば、結構です。  ありがとうございました。
11月21日第155回国会 衆議院 内閣委員会 第10号
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○山花委員 山花郁夫でございます。よろしくお願いいたします。  まず、原案について質問をいたします。  ただいま修正案の提出者からも、原案については、この法律の位置づけとして規制緩和ということを特区という形で行って、これがもしうまくいったらそれを全国的なものに展開していく、本...全文を見る
○山花委員 そういった御趣旨であるということでございますけれども、結果として地域が活性化するとか、そういうことはあり得るかと思いますけれども、あくまでも本来の目的は、そのような全国一律の規制ということから地域に応じた規制ということで、パイロットケースなどを試した上で成功と評価され...全文を見る
○山花委員 そのことと関連するんですが、例えば、幾つか自治体などが手を挙げて、そして中には一つこれでうまくいきそうだというのが出てきたときに、後発的にまた手を挙げるところも出てくるかもしれませんし、あるいは同時に今手を挙げている中で、極めて類似の内容を有するものもあろうかと思いま...全文を見る
○山花委員 私は、そのように評価ということをはっきりとやはり法律上規定しておいた方が、後で行政の方に任せるということよりもそちらの方が適切なのではないかと思います。  ところで、大臣はただいま、私の調査ということの意味はどういうことだという問いに対しまして、やり方など御説明いた...全文を見る
○山花委員 大変熱意のある御答弁だったと思いますけれども、ここで私も、その方向性については賛成をするものでありますし、また、ぜひそういうふうになっていくべきだと思います。  ただ一方で、今御答弁にもございましたように、やってみなければわからないようなところもありまして、ここはち...全文を見る
○山花委員 別に引っかけをしようと思ったわけでも何でもないんですけれども、ちょっと聞いていただきたいんです。  先ほど鴻池大臣が言われたような御趣旨もよく理解できますし、ただ、先に地方分権一括法というもので、今地方分権がどんどん進んでいっております。これからもっと分権化で、私は...全文を見る
○山花委員 また大臣にお伺いしたいと思います。  先ほど、今回の特区の話はこれで終わりじゃないんだ、第二弾、第三弾と、第三弾まで言われましたけれども、やってみたいというようなお話がございました。今回のは八月に募集をかけたものについてのものという認識をしているんですが、どうも一月...全文を見る
○山花委員 そこもぜひしっかりとやっていただきたいと思います。地方からせっかくきらりと光るものがあって、それを磨いていただくのがお仕事だと思いますけれども、どうも、よその省庁から、磨くのが目が粗いもので何か傷がついたりとか、結局曇りガラスみたいになったものが出てくるようなことがあ...全文を見る
○山花委員 次の質問に移りたいと思います。いわゆるノーアクションレターの問題であります。  このノーアクションレターについてなんですけれども、今回の政府の原案では、法令の解釈について関係行政機関の長に対し確認を求めることができる旨の規定がございます。これに対する行政の側の回答が...全文を見る
○山花委員 今、閣議決定の中で定めていきたいという御答弁があったわけでありますが、これに対しまして、民主党の修正案の方では文書の形式で回答する旨を義務づけておりますが、この点についての趣旨の御説明をお願いしたいと思います。
○山花委員 続けて修正案の提出者にお伺いしたいと思います。第四条の第二項のところでありますけれども、構造改革特別区域計画の策定に当たって、実施する特定事業の実施期間を定めるか、または見直しに関する事項を定めるという形にされておりますけれども、つまりは、原案では開始の日しか規定され...全文を見る
○山花委員 つまりは、今回のこの特区をつくったことによって、一定の地域が既得権益を持つような形になってはいけないということだと思います。  大臣、この点について、原案は期間の定めがないわけでありますけれども、恐らく御答弁はいろいろなケースがあるからというお話なんでしょうけれども...全文を見る
○山花委員 質問を終わります。
11月26日第155回国会 衆議院 法務委員会 第12号
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○山花委員 民主党の山花郁夫でございます。  午前中の質疑の中でも、会社更生法の関連で、労働債権の保護についての議論がございました。  そこで、厚生労働省にお伺いしたいんですけれども、賃金確保の手段として賃金不払い罪というものがございますけれども、この賃金不払い罪での送検事件...全文を見る
○山花委員 平成四年が百十四で、平成十三年が五百八ですから、大変ふえてきているわけでありますけれども、厚労省としては、この賃金不払いの事案について、労働者の権利救済の観点からどのような態度をとるべきであるとお考えでしょうか。
○山花委員 法務省、検察庁にお伺いしたいと思います。  賃金不払い罪での起訴率というのがほかの犯罪に比べるとやや低いように感じられるのでありますけれども、これは一体どういう事情によるのでしょうか。  また、労働基準監督署から賃金不払い罪での送検があった場合、厳正に処理すべきと...全文を見る
○山花委員 賃金確保の観点からすると、賃金不払い罪というのは、払えという促進の面からすると一つの制度だと思いますけれども、これがすべてではないと思いますし、また実際払えないケースもあるわけでありまして、このために賃金の立てかえ払いの制度というものがあります。  厚生労働省にお伺...全文を見る
○山花委員 ところで、今、会社更生法の審議をしているわけですけれども、更生法のケースでも破産手続に移行するケースがございます。そこで、破産宣告があった場合、例えば賃金立てかえ払いの請求書のペーパーがありますけれども、そこの賃金の額の証明については、もちろんそれは両者が書くケースが...全文を見る
○山花委員 これはこの委員会でも今まで、破産管財人がいろいろな人がいて、人を得ればいいんだけれども、中にはちょっと困った人もなんという話も出てきたような記憶がございますけれども、中にはやはり困った人がいるケースもあって、そういうときにはなかなか証明書の記載をしてくれないというケー...全文を見る
○山花委員 一般論としてはそのとおりだと思いますが、ただ、監督署の方でもぜひ調査のところで御配慮いただきたいのは、これは申し上げるだけにしておきますけれども、労働者の賃金というのも実はよくわからないケースがあって、というのは、例えば、残業をしたかしなかったかということについて、自...全文を見る
○山花委員 それはそれでそういうことなんだと思うのですが、ただ、この本には、破産管財人は団交に応じなくてもいいような旨の注釈がされているのですけれども、どうも実際に出ている命令等と比べますと、ちょっと違うのかなと。  確かに、最高裁で類似のケースで否定した事案があるのはあるんで...全文を見る
○山花委員 最高裁さん、もう結構です。  厚生労働省にお伺いをしたいと思います。  今の関連なんですけれども、会社が破産宣告を受けたようなケースで、労働者の解雇問題であるとか労働協約の履行問題、あるいは賃金や退職金の支払いなどにつきまして破産管財人に団体交渉の命令が出ているケ...全文を見る
○山花委員 今も御説明があったと思うんですけれども、団交の相手方というのは、破産手続に移行する前であれば、もともと会社が法人格を持っているわけですから、当然使用者と、組合があるケースでは労働組合という形になり、破産手続に移行して破産管財人にすべての権限が移行したケースでは、実際は...全文を見る
○山花委員 もう一回、ちょっとそこのところを確認したいんですけれども、個々の事案で実際地労委などで認められているケースもあるんですが、一般的にということではなくて、個別の事案に当たったときに団交義務があるケースがあるというお話になるんでしょうか、ちょっと確認をお願いします。
○山花委員 では、そうしたら、一般的には難しいということであれば、少し個別の話をさせていただきたいんです。  先ほどの御答弁の中には、破産宣告以前の解雇が争われているようなケースという御指摘がありました。そうであるとすると、ちょっと破産宣告後の話をしたいんですけれども、破産管財...全文を見る
○山花委員 もう一点伺いたいと思いますけれども、破産宣告前の会社との労働協約というものがありますけれども、この労働協約に破産管財人は拘束されると理解してよろしいでしょうか。
○山花委員 法務省にお伺いしたいんですけれども、今度は破産管財人の問題について伺います。  破産手続に移行するときに、債権者が裁判所に対して破産債権の届け出ということを行いますよね。そうしますと、破産管財人の方はどういった届け出があるかという紙が手元に来るわけです。そうしますと...全文を見る
○山花委員 先ほども、破産管財人が証明書を記載しない場合どうするんだという質疑をちょっと聞いておられたと思うんですけれども、同じような話がありまして、労働者側に労働債権の届け出についての立証の資料というのがないことがあるわけです。  普通に働いていて、ある日突然会社がつぶれちゃ...全文を見る
○山花委員 つまり、立証資料の添付がなくても、ないからといって破産管財人はそれだけで債権届け出を認めないという措置をしてはいけないのであって、破産管財人の職務として調査を行うべきだという御答弁だったと思います。  今回、ちょっとこの問題ではっきり確認をしておきたかったと申します...全文を見る
○山花委員 時間が参りましたので、ちょっと要望だけ申し上げておきます。  会社が倒産した場合に、本当に賃金の確保というのは、午前中の質疑の中でも多くの委員の方が指摘されておりましたけれども、国税債権とかその他の債権にも優先され、最後は本当に早い者勝ちの中で落ち穂拾い的にやってい...全文を見る
○山花委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     会社更生法案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たり、次の点につき格段の配慮をすべきである。  一 本法の趣旨、内容、民事再生法と...全文を見る
11月27日第155回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○山花委員 民主党の山花郁夫でございます。  冒頭、ちょっと大臣に確認をさせていただきたいことがあるんですけれども、過日もこの問題について少しお伺いをいたしましたが、そのときには、しかるべきときに報告をしたいという御発言がございました。  ただ、きょう御報告いただいたことにつ...全文を見る
○山花委員 委員長、また別途、その問題については当委員会でもやはりしっかりと点検を行うべきだと思いますけれども、御配慮いただけますでしょうか。
○山花委員 それでは、この十一月の事件について今御報告があったところに関しまして、少々不明な点もございますので、質問をしていきたいと思います。  今、大臣の御発言によりますと、本件の被害者は、本年二月二十一日に名古屋刑務所に入所しましたが、その後、戒護のため、保護房において革手...全文を見る
○山花委員 保護房が五回で革手錠が七回ということでございますね。  また、大臣の御発言の中で、その過程で刑務官から事情聴取を受けるなどしておりましたということですので、これは何か規律違反があって、それに対して、恐らく面接室か何かで、どういうことだという事情聴取を意味しているんだ...全文を見る
○山花委員 済みません、もう一回ちょっとお願いしたいところがあるんですが、最後、ノートの使用規則違反と言われましたか。ノートの使用規則違反。もう少し具体的に御説明はいただけますでしょうか。あるいは、きょうの時点ではそこまでということでしょうか。ノートの使用で何かまずいことがあるの...全文を見る
○山花委員 かつてこの委員会でも、規律がちょっと厳し過ぎるんじゃないかというような議論もあったと思いますし、今御説明を伺った限りでも、そういう記載をすると確かにそういうおそれ、抽象的なおそれはあるかもしれませんが、そこまで抑制しなければいけないのかとちょっと疑問がございます。ただ...全文を見る
○山花委員 約八十センチの人を最初六十センチで固定しようとしたというんですから、相当これは締め上げないと無理です。七十でも相当きついと思いますね。相当これはひどい事案だったのではないかということが明らかになったのではないかと思います。  その次ですけれども、大臣からの御説明で少...全文を見る
○山花委員 十時四十分に医師が診たということですので、そういたしますと、約一時間後ということになります。  今回の件で、これは大臣にお伺いしたいんですけれども、保護房に収容することについての管轄は今保安部門になっていると思います。これをやはり医務の部門と共管にするか、あるいはも...全文を見る
○山花委員 いや、そうなっているというのはそうなっているんでありましょうけれども、ただ、今回のケースでも、例えば保護房に入れるかどうかという話ではなくて、革手錠の使用についても、今の大臣の御報告ですと、前田副看守長らの進言を受け、同十三年夏ごろ、十三年の夏ですから去年の夏ですね、...全文を見る
○山花委員 ところで、十一月十六日付の東京新聞の記事で、保護房とか革手錠に関する情願、告訴・告発の件数についての記事が出ております。私も同様のものが今手元にありますけれども、報道によれば公式のものではないという話でありますが、情願、告訴・告発の件数というのが、九一年には情願が六百...全文を見る
○山花委員 それは今現在でも同じような認識だということでよろしいでしょうか。つまり、大体こういった数字だと。
○山花委員 ところで、これは革手錠使用のケースではないのですけれども、平成十一年に府中の刑務所で、十二年に横須賀の刑務所で、十四年にまた府中の刑務所で、保護房で収容された方が亡くなっているケースがあるのですけれども、これの死因、どういった形で亡くなられたのかについて御報告いただけ...全文を見る
○山花委員 十二年の横須賀の件は脳腫瘍ということなので、今の御報告からはそんなに違和感はないのですが、十四年の件ですと、十二日間保護房に入っていたということだけでも、私は今ちょっとおやっと思ったのです。  府中のケースですと、局長、今御自身で御報告をされていて、先ほどの医療の部...全文を見る
○山花委員 時間もなくなってまいりましたので、幾つか事前にお答えいただくことをお願いしていたケースがあるのですが、こちらから何件か少しお話を申し上げて、一点だけ。  平成十三年に岡山刑務所、十四年に下関の拘置支所で、保護房に収容されていた者が重病で病院に搬送されたというケースも...全文を見る
○山花委員 ちょっと時間を調整させていただきますので、少し続けさせていただきます。  要するに、千葉の刑務所については続いているというのは間違いないわけで、今回の革手錠での件も、一つ出てきて、後からいろいろ調べてみたらやはりこれだけ問題があったということですので、わからないです...全文を見る
○山花委員 時間が参りましたので、質問を終わります。ありがとうございました。
12月04日第155回国会 衆議院 法務委員会厚生労働委員会連合審査会 第3号
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○山花委員 民主党・無所属クラブの山花郁夫でございます。  政府案と民主党案、そしてこの臨時国会になりまして与党の修正案というものが出てまいりました。与党の修正案の中で幾つか私はまだ疑問があるところがあるんですけれども、その前提として、政府案の方について少々基本的なことをお聞き...全文を見る
○山花委員 つまりは、責任主義がとられているということは、責任能力がなければペナルティーは科し得ないのだと。そうでないとすると、例えば、具体的に今法案で審議になっているケースでいいますと、そういう主義をとらないと、犯罪を犯したから処罰されるのではなくて、心神疾患にかかっているがゆ...全文を見る
○山花委員 少々論点がずれたような気がいたします。問題は、主観的にどう思われるかということよりも、客観的な制度として、それが不利益な扱いになるのではないかどうか、そういうことではないかと思います。  この点については疑義がありますけれども、時間が限られておりますから、その点留保...全文を見る
○山花委員 厚生労働大臣にお伺いしますが、全く同じ御認識ということでよろしいんでしょうか。それとも、もし何か違う理由がございましたら——ないということでよろしいですね。ないということですから、多分これで明らかになったことが一つあると思います。  つまりは、今回のは医療、看護を目...全文を見る
○山花委員 今の御答弁でありますけれども、私は必ずしもちょっと納得ができないんです。つまりは、社会復帰を目的とするというお話ですけれども、法務委員会で森山法務大臣と私は死刑制度の問題であるとかあるいは監獄の問題などについても議論させていただいておりますけれども、刑罰であったとして...全文を見る
○山花委員 法案の具体的な条文についてお伺いをしたいと思います。  その方向性がいいか悪いかはまだ議論の余地はあるんでしょうけれども、今回の政府案のやり方がいいかどうかは別として、論理的に一貫させようとしたら、つまりは、社会復帰を目的として医療を中心として考えるんだということで...全文を見る
○山花委員 ということは、その対象については修正案の中では全く変化がないということだと思います。  もう一点伺いたいと思います。  この三十四条についてなんですけれども、政府案はこう書いてあります。「継続的な医療を行わなくても心神喪失又は心神耗弱の状態の原因となった精神障害」...全文を見る
○山花委員 要するに、政府案と趣旨としては同じように読むのだという御答弁だと思います。ただ、私は、立法技術として、際にというのは、普通はそう読まないと思いますよ。その点は少し疑問があります。際にというのは、その時点でどうであったかという話ですから、そこは少し読み方に疑問があるんで...全文を見る
○山花委員 いや、その法律的な知識、学識経験に基づいて何を判断するかというその中身が問題だと思うんですよ。社会復帰に必要なための医療の継続があるかどうかというのは、それはお医者さんだって判断しますよね。  ちょっと水島委員にその点について。そういうことは医療じゃないのかどうか。...全文を見る
○山花委員 時間が参りましたので終わりますけれども、まだ随分疑問点が残ったなということだけ申し上げまして、質問を終了いたします。ありがとうございました。