山花郁夫

やまはないくお

比例代表(東京都)選出
立憲民主党・無所属
当選回数4回

山花郁夫の2003年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月14日第156回国会 衆議院 本会議 第8号
議事録を見る
○山花郁夫君 山花郁夫です。  私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました平成十五年度における公債の発行の特例に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案について質問いたします。(拍手)  初めに、財政状況の悪化についてお尋ねいたします。  政府は...全文を見る
02月18日第156回国会 衆議院 予算委員会 第13号
議事録を見る
○山花委員 山花郁夫でございます。  法務大臣、ここのところ刑務所の過剰収容というのが大変問題となっておりまして、この点について、今度の予算でも拘置所の新設であるとか刑務所の増設など、予算がついていることは承知をいたしておりますが、まず、法務委員会でも指摘をさせていただいており...全文を見る
○山花委員 この事件について、起きた当時、死亡当日、保護房に収容していた受刑者が急性心不全で死亡という内容の電話連絡が恐らく本省にあったのだと思います。そして、翌一月十六日に、当時の久保名古屋刑務所長の名前で死亡報告書が法務省に届いているはずです。内容は、急性心不全、解剖医の所見...全文を見る
○山花委員 先ほどの御報告でもありましたけれども、保護房に収容されている人を、およそ懲らしめの目的で何かするなんということは違法なわけでありまして、もちろん、暴れたりいろいろしたときに制圧する必要があることはあるかもしれませんけれども、およそ懲らしめの目的で消防用のホースを持って...全文を見る
○山花委員 二十メートルのものが三十本あるということですけれども、これはもちろん、今捜査の対象になっていることですから、機微に触れることはお答えできないんでしょうけれども、客観的な建物の構造の話で伺いますが、保護房があるところとホースが備えつけられているところと、一番近い距離とい...全文を見る
○山花委員 七十メートルですよ。私は、いいとは言わないですけれども、もちろん違法だから絶対いいことじゃないですけれども、例えば受刑者が暴れている、制圧するために思わず手が出てしまったとか足が出てしまったとか、それはいいことじゃないですけれども、了解はしないですけれども、まだ理解は...全文を見る
○山花委員 これは、そんな長期間入れていて、そもそもいいんですか。保護房というのは、本当に暴れていて急をしのぐために入れるためのものであって、そんな長時間入れるものではないですよね。  当委員会ではないですけれども、法務委員会などでも、保護房というのはあくまでも一時的に使うもの...全文を見る
○山花委員 ともかく、本来的には三日を超えてはならない。あるいは更新するについて適法だったという御説明なのかもしれませんけれども、ただ、ぎりぎり適法だったとしても、これだけ長期間拘束されて、あげく、暴れたかもしれませんけれども、引きずり出されて殺されたという話ですから、これは大変...全文を見る
○山花委員 いや、今の答弁は全然おかしいですよ。私は、例えば捜査上問題があるということはわかりますよ、わかりますが、例えば捜査の端緒になるようなことが発覚した、それを省内全部に知らせろなんという話をしているわけじゃないですよ。  いいですか、これは記者会見をする、例えば、それな...全文を見る
○山花委員 いや、大臣、冷静にお話しされていますけれども、もっと怒った方がいいですよ。言ってみれば、BSEのときにいろいろなことがあったけれども、農水大臣に全然報告されないで官僚が勝手にやっていたというのと話一緒じゃないですか。  いいですか、それこそいろいろなところでいろいろ...全文を見る
○山花委員 では、大臣は何のためにいるんですか。大臣もべらべらよそにしゃべるかもしれないから、そういう答弁ですよ、今のは。拡散の対象なんですよ。法務大臣、ちょっと、何で怒らないんですか、それは。
○山花委員 本当、答弁が理不尽なんで、このままじゃ質問できないですよ。
○山花委員 さっきから捜査捜査ということを言われますけれども、私は、捜査の必要があって、その情報がある程度漏れちゃいけないということは、それはわかりますよ。わかるけれども、大臣に報告する必要がないというのは一体どういうことだということを問題にしているわけですよ。  それともう一...全文を見る
○山花委員 午前中に引き続きまして、質疑をさせていただきたいと思います。  この十二日に逮捕者が出ました名古屋刑務所の事件でありますけれども、大変午前中は、別に嫌みではなくて、本当に驚いたような答弁が幾つかあったんですけれども、まず、矯正局長から、今回のこの案件については法務大...全文を見る
○山花委員 法務大臣、今こういうお話があったわけですけれども、私、法務大臣の午前中の御答弁もちょっと問題があるんじゃないかと思いますよ。つまりは、今こうやっていわば訂正というか撤回というか、不適切だったという御発言がありましたけれども、午前中は何か別にそれでいいような答弁をされて...全文を見る
○山花委員 ちょっと午前中も言われていたようなことで非常に不思議なお話があるんですけれども、午前中、矯正局長は、法務大臣には、少なくとも午前中の時点ではですよ、情報を入れる中身であるとは認識していない、報告すべきでないとおっしゃっておられたのに、大臣は、一月に何か報告があったとお...全文を見る
○山花委員 矯正局長、先ほど言われていたことと話が全然違うじゃないですか。要するに、やはりこの場でもうそをつかれていたんですか。どういうことですか。
○山花委員 大臣、情報、入っていたんですよ。でも、十四日午前、閣議後の記者会見で大臣は、この事件を初めて知ったのは逮捕されたときだと記者会見されていますね。大臣も何かおかしなことを言われているんじゃないですか。どういうことですか、これは。
○山花委員 ですから、十四日の閣議後の記者会見で、この事件を初めて知ったのは逮捕されたときだと答えているわけですよ。午前中から何を信用していいんだかよくわからない話なんですけれども、この逮捕されたときに初めて知ったというのと今の御説明がどういう関係なのか、ちょっとよくわからないの...全文を見る
○山花委員 ちょっと一〇〇%納得できないんですね、これは。だって、この事件を初めて知ったのはいつなんだということで、逮捕されたときだということで、これは随分マスコミ各社も、逮捕されたとき初めて知ったんだというふうに報じていますよね。ちょっと今のはおかしいんじゃないですか。言ってみ...全文を見る
○山花委員 少なくとも、誤解を招くような表現だと思いますよ。私、ちょっと今の説明でも一〇〇%は納得はしていないですけれども。  少なくとも私は、仮に今のような経緯だったといたしましょう。ただ、大臣、やはり今回のこの問題に関して、あるいは五月事件、九月事件があったときの調査チーム...全文を見る
○山花委員 ともかく本当に、結局、役所に投げたままになってしまっていると思うんですよ。もっと指示を出されないと、結局役所のなすがままで、役人天国じゃないですけれども、本当にそういう状態になってしまうんじゃないですか。  ちょっと幾つか聞きたいことがあるんですけれども、時間の関係...全文を見る
○山花委員 要するに、十二日、事件が発覚した日ですね、総務局長、保安課長が記者レクされました。この時点では、知らないと言っているんじゃないですよ、この人たちは。そういう事実はないと言っているんですよ。翌日の東京新聞で内部告発があったんじゃないかということが報じられて、翌日の記者会...全文を見る
○山花委員 要するに、あれもまずかったというお話ですよね。それは認められるということでよろしいですね。  つまり、答え方として、存在しませんとかありませんと言うんじゃなくて、いや、機微に触れることだから答えられないと答えればよかったはずじゃないですか。それを、ないとか、断定的に...全文を見る
○山花委員 あと、午前中の質疑の中で、私、大変不思議な話を聞いたんですけれども、告発者、告発があったかどうかについてはお答えできないということでありますね。なぜかといえば、要するに、情報の提供者にいろいろ不利益があるといけないからということで、何となくわかるようで、でも、大変私は...全文を見る
○山花委員 だから、ちょっと論点が少しずれてきましたけれども、結局検察任せなんですよ。だから、今回の件も、検察が動かなかったら全然わからなかったという話じゃないですか。  法務大臣。法務大臣だって結局、今回検察のそういうふうに動きがなかったら多分御存じなかったんじゃないかと思い...全文を見る
○山花委員 今、委員内からも、やじで、刑務所というのは、人権のレベルというのはそれでわかるんだというのがありましたけれども、要するに、その国の人権水準というのはある程度刑務所を見ればわかるというのはよく言われる話なんですよ。これだけむちゃくちゃなことをやっているというのは、我が国...全文を見る
○山花委員 藤井首席であるとか、山本次席などがいらっしゃったということは大変議会軽視であるということを申し上げて、これについて、本当、これは大問題だと思いますので、これだけで終わらないということを申し上げて、終わりたいと思います。
02月21日第156回国会 衆議院 予算委員会 第16号
議事録を見る
○山花委員 山花郁夫でございます。  過日の予算委員会でも、最後のところで、これで終わる話ではないということを申し上げましたが、改めてこの問題について取り上げたいと思います。  また、法務大臣、今までいろいろと意見の合うところもあったんですが、これから大変残念なことをいろいろ...全文を見る
○山花委員 今回、この件があってから、随分刑務所についてはひどいことが行われているのではないかということが指摘をされております。また、NGOなども、かねてより刑務所問題について一生懸命やっているところもあったわけですが、矯正職員による人権侵犯事件の統計を見ますと、平成十年から十四...全文を見る
○山花委員 要するに、限界があるから、それでも人権擁護局はよく頑張っていたという答弁だと思うんですけれども、結局、よく頑張ったって出てこないわけですよ。もしこれでというか、よく頑張ったって出てこないだけ、それだけ、言ってみれば、指摘されています、矯正局の中で何かあったときの隠ぺい...全文を見る
○山花委員 ちょっと納得できませんね。九月事件、五月事件のとき、当時の、これは刑務所長さんですけれども、更迭をされました。今回のこの十二月事件が起きたときの所長は久保さんですか、久保勝彦さん、今広島の矯正管区長をやっているようです。また、当時の矯正局長鶴田六郎さん、法総研にいるよ...全文を見る
○山花委員 手法として私は間違いだと思います。もしやるのであれば、人心を一新して新たな形で徹底してやらないと。だって、結局、今のメンバーでやったら、部下を守るようなおそれだってあるわけですよ。もちろん、みんなそのつもりがあるかどうかわかりませんけれども、こういうことをやるときには...全文を見る
○山花委員 十分は納得しませんけれども、その処分については過去の方々たちも含まれるということでよろしいでしょうか。御答弁をお願いします。
○山花委員 まず、先ほど来の議論の中でも私は矯正局の問題は大変重大だと思っておりまして、先ほど矯正局長は、いつ知ったかということについて、いろいろ言い方は工夫されるんでしょうけれども、事件だということがわかったのは当日で、大変びっくりしたとおっしゃっていましたけれども、結局、捜査...全文を見る
○山花委員 一般論じゃないですよ、私が聞いたのは、このときのは。  特別調査チームとかつくって、今回の案件は耳に入らなかったんですかと。それで、矯正局長の、大臣には言う必要がないという、あれはどう思われますか、先ほどの答弁はどうですかと聞いているんです。それに対して、いや、物に...全文を見る
○山花委員 ちょっと、おっしゃるとおりというのは、どういうことですか。撤回をされるということですか。
○山花委員 ちょっと、さっきから多過ぎるんじゃないですか、言い直しが。  ちょっと、時間戻してください。こんな、審議したって、撤回されちゃうんじゃ、時間むだですよ。時間、とめてください。
○山花委員 撤回されるということは、それはそれとして受けとめますが、ただ、何か委員会で審議していて、さっきから、いや、あれは間違いでした、勘違いでした、撤回します、これじゃ、ちょっとこっちも驚いちゃうんですけれども。本当にそれは大変問題であるということを申し上げて、その部分は保留...全文を見る
○山花委員 答えていないじゃないですか。政治責任はどうですかということですから。
○山花委員 驚くのですけれども、例えば受刑者の気持ちになって考えてください。それだけひどい目に遭って、法務大臣ならわかってくれると思って、申しわけないで済むと思いますか。私はそんなことで法務大臣は務まらないと思いますよ。  では、何ですか、こういう判こというのは勝手に押すことが...全文を見る
○山花委員 もう時間が何か来たみたいですが、ちょっと待ってください。  一つは、監獄法の規定にこれは違法なんじゃないですか。先ほど矯正局長は、大臣の御指示に基づいてと言ったけれども、それはあくまでも本来の形に戻すというだけの話であって、今、何ですか、では、今回のあれは違法でした...全文を見る
○山花委員 違う法務大臣によって、あなたではない方によって、情願が違う大臣によって読まれるべきだということを申し上げて、質問を終わります。
02月26日第156回国会 衆議院 予算委員会 第19号
議事録を見る
○山花委員 民主党・無所属クラブの山花郁夫でございます。  きょうは、また引き続きまして、名古屋刑務所の事件について何点か御質問を申し上げたいと思います。矯正局長、いらっしゃっていますか。  名古屋の件だけではなくて、刑務所の中で正常じゃない形で亡くなる方がいらっしゃるようで...全文を見る
○山花委員 もともと、保護房の中で亡くなるというのはちょっと正常な話ではないと思うんですよ。しかも、仮にたまたま保護房にいたときに亡くなられたにしても、横須賀の件は脳腫瘍だというじゃないですか。一体刑務所の医療はどうなっているんですか。大変不思議に思うんです。  そこで、私たち...全文を見る
○山花委員 きょうのさっきのことですからそういう御答弁かもしれませんけれども、本当に、直ちにでもこれは御協力いただくように指示していただきたい。していただけないでしょうか。
○山花委員 長の権限ということですから、矯正局は、たしか組織的には法務省の長たる大臣の機関ということになるんでしょうか。大臣、法務省のトップなんですから、お約束いただきたいと思います。
○山花委員 それはぜひ協力していただきたいと思います。  ところで、幾つかあるんですけれども、あらかじめ、刑事訴追を目的とした質問ではないということを御理解いただいた上でお答えいただきたいと思いますが、客観的な施設の状況についてお伺いをいたします。  名古屋の刑務所について、...全文を見る
○山花委員 今の御答弁ですと、四十六年、五十三年に設置されて、一年ないし三年の間に監視カメラが設置されたと。目的は施設内の状況を監視するためであるということは、つまりは事件当時、つまり九月事件、新たに発覚しました十二月事件の当時も、監視カメラがついていたという認識でよろしいわけで...全文を見る
○山花委員 監視カメラが状況を監視するためであるということは、それについて私が見に行ったときも何人かの方がモニタリングされていましたけれども、当然何人かの方が、二十四時間体制なんでしょうか、見ているという認識でよろしいわけでしょうか。
○山花委員 見ている人がいるという認識でよろしいわけですね。つまりは、ただ映しているだけでだれも見ていないんじゃ意味ないですよね、施設の状況を監視するためということですと。見ている人がいるという認識でよろしいですね。
○山花委員 私もその現場を見たことがありますので、画面が切りかわって、ただ、どういうことが起きているのかは見れる状況にあるということは理解しているつもりですが、やはり事件当時そういう状態にあったということだけ、まず一点確認をさせていただいたと思います。  その次ですが、これも単...全文を見る
○山花委員 消防用ホースで室内を洗浄したことがあるということですが、本当に洗浄だけで済んだかどうかについてはやや私は疑問を持っておりますが、ただ、もう一つ確認をさせていただきたいことがあります。  今、消防用のホースというのは、運搬が大変しづらいものであり、後処理に時間がかかる...全文を見る
○山花委員 別に、私はこの場で何か刑事訴訟の現場を再現しようとしているわけではないので、今回の具体的な状況について、例えばだれがどうしたという話を問題としようとしているわけではありません。  ただ、恐らく、今の話を聞いて皆さんお感じになったと思いますけれども、消防用のホースとい...全文を見る
○山花委員 つまり、こういう条項があって、告発をしなければいけないというふうに義務になっているわけですけれども、全く出てこない。つまりは、個別の今回のホースの件を離れても、ほかにも九月事件、五月事件とあって、それについても告発だったという話は聞いたことがございません。いかに矯正局...全文を見る
○山花委員 今、場内からも御指摘がございましたけれども、そのICレコーダーは一体個人のものなのか刑務所のものなのか。大変大きな違いだと思います。押収されているということで詰めませんが。  ただ、矯正局長、もう一度御答弁。違う論点ですが、以前矯正局長は、情願制度は不服申し立て制度...全文を見る
○山花委員 今の御答弁で少し驚いたことがあるんですが、昨年大臣が指摘をしていた情願制度について、何でことしになって初めて見るんですか、今まで見たことないというのに。法務大臣、何でことしまで見なかったんですか、指摘を自分でしていたにもかかわらず。
○山花委員 少なくとも、しかし、私はあるらしいというのも問題だと思いますが、あるらしいと思ったときに、あれだけ事件が起きていたわけですから、その時点で見るべきだったと思うんです。  ただ、今のお答えですと、従来からの慣行があってということですので、従来の慣行はどうなっていたんで...全文を見る
○山花委員 ちょっと確認ですけれども、大臣が決裁するか次官が決裁するかということについて、特に重要だとか、重要だとか、言葉ではあるけれども、全然基準がない、今までなしで運用はやっていた、そういうことですか。お答えください。
○山花委員 ただ、そういうイメージで言われたにしても、大臣に上がることなんてほとんどあり得ないじゃないですか。つまり、法令改正が必要か、必要であれば確かに重要は重要なんでしょうけれども、およそホースを使って人を殺そうなんというのは法令改正の話じゃないですよ。違法なことをやっている...全文を見る
○山花委員 その中でも指摘をされているんですけれども、例えば、刑務所の中でかんかん踊りというのを御存じですか、大臣。
○山花委員 刑務所で、受刑された方には大変有名な話で、身体検査をするときに全裸にして、手を上げさせられたりとか、いわば性器であるとか肛門の中まで検査をするということが行われております。これはどこの刑務所でもやられています。こういうことを、つまりはこのことについてはアムネスティなど...全文を見る
○山花委員 その他、革手錠の使用案件についても随分いろいろと出てくるんです。  革手錠については法務委員会でも議論させていただきましたが、必要であるというのが矯正局の認識のようですが、きょう、警察庁を呼んでいるんですが、警察の方ではこんな革手錠みたいなものを使っていますか、どう...全文を見る
○山花委員 結局、矯正局に聞くと、革手錠みたいなあんな堅固な、しかも絞め殺しちゃうようなことが起きるようなものを、それでも必要だということを言われるんですよ。でも、警察だって、同じように身柄を捕まえて勾留するときには、あんなむちゃくちゃなものを使っていないですよ。布製のもっとやわ...全文を見る
○山花委員 いえいえ、御答弁、ちょっと違うと思います。  ごらんになるのは、それはそれとして評価はいたしますが、議会の方が資料要求をして出せないということに対して、昨日いろいろ矯正局の方と議論させていただき、だめだということですから、長たる大臣に出すように御指示いただけないです...全文を見る
○山花委員 残りの時間は筒井委員にお譲りをいたしますが、改めて、委員長、この点については、院として、これは議会が行政をチェックしようという話ですから、恐らく与党の方も反対されるような話じゃないと思いますが、ぜひこれは検討いただくよう要請をいたします。
○山花委員 終わります。
03月18日第156回国会 衆議院 法務委員会 第1号
議事録を見る
○山花委員 山花郁夫でございます。  本来であれば、私は、予算委員会でも法務大臣はその任にはないのではないかと申し上げてまいりましたので、ただ、審議はしなければいけません、その点は留保しながら、ただ、再度、その責任などについては明確にしてまいりたいと思います。  昨日、私ども...全文を見る
○山花委員 ぜひ前向きにやっていただきたいと思います。  ところで、きょうは行刑施設に関する問題ということで集中審議を行うわけでありますけれども、行刑施設から外れますが、矯正施設というふうに広げますと、何か事故があったようですね。法務大臣、情願のことについては随分と議論させてい...全文を見る
○山花委員 ですから、少年院の子供たちというのは、もちろんまだ少年ですから、人権という感覚がまだ先鋭化していなかったり、したがって、多少殴られたりけられたりしても、そういうものだと思っている節があります。また、保護房のことは随分当委員会でも問題となっておりますけれども、少年院の子...全文を見る
○山花委員 済みません、外務省の方、もう結構ですので。それと、文科省もそれで結構です。  この事故が、事故というか、私は事件のような気がしますね。つまり業務上過失傷害かもしれません。この子は、この少年は、身体障害者等級表一級相当の四肢体幹機能障害の後遺障害を負っています。親御さ...全文を見る
○山花委員 警察に通報しなかったどころじゃないですよ、今回のは。警察が中でプール見せてくれと言っても、少年院は断っているんですね。  ちょっと警察庁の方に聞きますけれども、矯正施設内部での事故とか事件について警察は現場検証もできないんですか。そんなことないですよね。一般論として...全文を見る
○山花委員 つまり、任意の協力を求めるというケースでしょうから、公道での現場検証とは違うので承諾が要るということなんですけれども、これは、親御さんもプールを、現場を見せてくれと言ったところ、親御さんに対しても拒否をしております。また、警察も親御さんと一緒に行って見せてくれと言って...全文を見る
○山花委員 そんな、ちゅうちょしたといっても、結局、警察官が来て現場を見せてくれと言って、帰しているんですよね。それは拒否じゃないですか。拒否をしたということですよね。ちゅうちょ、ちょっと今の説明はよくわかりませんね。拒否をしないで、向こうがちゅうちょしているからといって、警察は...全文を見る
○山花委員 では、ごめんなさい、余り警察を突っ込むつもりはなかったんですが、警察はそういう機会、ではわかりましたと言って帰っちゃうものなんですか。
○山花委員 ちょっとその点について、これは統一見解を出していただけないでしょうかね、委員長。政府に対して、この点について拒否したのかどうか、あるいは、警察としてそういうケースで、了解したと言って帰ってしまうものなのかどうかについて。そこは、だって、何か言い分が違うようにも感じます...全文を見る
○山花委員 まだちょっと、たくさん聞きたいことがあるので、その点について、また別途御説明をいただきたいと思います。  ところで、今賠償の問題などについてということがあったので、法務大臣、少し前向きな議論をさせていただきたいと思います。  例えば、学校などでプールの事故が、プー...全文を見る
○山花委員 先ほどの警察と少年院の話ですけれども、私は、ある意味警察が引っ込んで、引っ込んでというか帰られたのは、かなり少年院側が強く言ったのではないかと推測をしております。それ以上のことは申し上げませんが。  なぜなら、この親御さんたちにも大変不誠実な対応をしているように私は...全文を見る
○山花委員 今回のこの問題について、委員会の部屋からも参考人を呼べという声がかかっておりますが、私は、今回のケースで、少年院長ではなくて矯正管区の方からお話を聞きたいですね。  今回、現場の人たちは、つまり少年院側は会おうかなという感じはあったようです、私がその御両親の方からお...全文を見る
○山花委員 弁護士さんもそのように証言しています。  少年院から聞いたときに、会わせてほしいというときには、矯正管区からの指示だというふうに言われて、今、違うという御認識ですから、委員長、これは呼んで、参考人として来ていただかなければいけないと思いますが。
○山花委員 矯正施設というか少年院だけじゃないですね。  この少年の両親は、リハビリ施設の充実した所沢の国立身体障害者リハビリテーションセンターに転院しようとしました。九月二十五日、少年院の次長と母親が行きました。相手方のドクターはオーケーというのを出したのですけれども、厚労省...全文を見る
○山花委員 矯正局長、この一点だけに限っては、私はあなたの味方をしたいと思うことがあります。  名前は伏せますが、少年院の次長さんですけれども、センター側からこう言われたと言っています。あなたも役人だからわかるよね、院生というのは困るんだと。つまり、センター側はそのことを理由に...全文を見る
○山花委員 矯正局長、どうですか。ということは、つまりこの次長はこの親御さんに対してうそをついている、こういうことになるんでしょうか。
○山花委員 そうなんですよね。少年院の方は、できるだけ行き先を探そうとしているんです。その後、少年院の方も、これはつまりは、私はリハビリテーションセンターがひどいことを言ったんじゃないかと思っていますよ、北総病院とか少年院の側から、いやこれは退院、病院じゃなくて少年院を出る、退院...全文を見る
○山花委員 ちょっとこれは、状況によっては少年院の次長と庶務課長とセンター医事管理課長を呼んでお話を聞かないと、これもわからない話ですね。  委員長、ケースによってはそういうことを求めたいと思います。
○山花委員 お裁きありがとうございます。  今回のこの件ですけれども、きょうは人権擁護局を呼んでおりませんけれども、ただ、一点、持ち上げたり落としたり大変あれですが、矯正局長、仮にこれが事実だったとすれば、これは人権擁護局に通報すべき話じゃないですか。つまり、もし院生であること...全文を見る
○山花委員 少し一般論に戻りますが、この事件後に全国の少年院で水泳における逆飛び込みの練習は禁止されたようですが、いつからでしょうか。また、そういった通知が出ているのであれば、内容について御報告ください。
○山花委員 先ほど来、重大な事故だ、重大なという言葉が使われておりますけれども、こういった重大な事案について、一体どこまで報告が上がっていたんでしょうか。管区まででしょうか、それとも矯正局長のところに行っていたんでしょうか。
○山花委員 先ほど、こういったケースにおいて災害共済給付制度のようなものはありませんというお話があって、なぜかといえば、今までにこんなケースはなかったと。つまりそれだけ重大な事件だということだと思うんですが、法務大臣、報告は聞いていましたか。
○山花委員 新聞の記事というのはきのうの東京新聞の夕刊のはずですから、つまりは、この事故は去年の八月二十六日にあったわけです。先ほど来重大な事故だ重大な事故だとよく認識されているにもかかわらず、そういうことなんですか。つまりは、大臣に報告すべきではないと判断された、だれがそういう...全文を見る
○山花委員 それはまたまずい話ですよね。  法務大臣、五月事件、九月事件でいろいろ処分されましたけれども、ちょっと矯正局長に対する処分、軽過ぎるんじゃないですか。いかがですか。
○山花委員 私は、御自身のことも含めて考えていただきたいと思っております。  さて、ところで、今回のケースについて、つまりこれだけ重大な事故である、過失の有無について、私は、法務省という役所の中で、中の施設である少年院が過失がなかったとおっしゃっている意味がさっぱりわからない。...全文を見る
○山花委員 それは、でも、おかしいですよ。  公表の仕方なんて幾らだってあるじゃないですか。何も少年院の場所とかそういうことを特定しなくたって、少年院でこういう事故がありましたと。公の機関としては、そういった事故があったら、むしろ積極的に、そういった少年の保護とか家族の名誉につ...全文を見る
○山花委員 結局、私は、それも大変疑問があるんです。だって、後に通知を出して、プールの飛び込みをやめさせたりとか、一生懸命そういうことをやっていたじゃないですか。つまりは、内部的に処理しようということは一生懸命されるんですけれども、対外的な批判を受けるようなことというのは公表して...全文を見る
○山花委員 この問題については、まだ幾つか通告をしていたこともあるんですけれども、一たん切らせていただきたいと思います。  きょうは、官房長、いらっしゃっていますね。こうやって、何か、私は、矯正局初め刑務所関係でも、何か物事を隠されているなという印象を非常に受けているんですけれ...全文を見る
○山花委員 いや、名古屋についてあるかどうかわかりませんからと言われましたけれども、当時、理事懇談会では、ないとおっしゃっておられましたよ。
○山花委員 矯正局長、お願いします。
○山花委員 それはそれで、特別調査チームは一体何をやっていたんだという話になると思いますよ。これだけいろいろ問題になっていて、死亡帳すら見てなかった、つまりは取り寄せてなかったという話ですよね。  ただ、一方で、私、最初から大変気になっていたんです。「行刑問題に関する資料(第一...全文を見る
○山花委員 きょうの資料でお渡ししてあります四番のが、死亡帳の原本をコピーしたものです。  私、どうもおかしいなと思っていたんです。それで、たしか法務省にも富士通のゼロックスのファクス、コピー機が入っていると思うんですが、これは専門家が見ても、ファクスなのかコピーなのかというの...全文を見る
○山花委員 いや、しかしこれは重大なことですよ。つまりは、出せ出せと言っていた資料を、ずっとそういうことを言っていて出さなかった。もしこれが本省にあったのだとすれば、今まで隠していたという話ですからね。  もう一度御答弁いただきたい。つまり、だれに、どなたから聞いているんですか...全文を見る
○山花委員 ただしかし、もしそうだとすると、だって、これはもしかすると改ざんされているかもしれないくらいの話じゃないですか。これに基づいてこれから今質疑をしようとしているのに、ちょっとこれじゃ質問できませんよ。
○山花委員 午前中の答弁とは変わっていると思いますし、また、経過の説明も、到底これは納得できるような合理的な話だと思いません。  これ以上、質疑を続行することは困難だと考えます。
03月19日第156回国会 衆議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○山花委員 民主党・無所属クラブの山花郁夫でございます。  大変長い名称の法律でありますけれども、債権譲渡円滑化法というふうに略させていただきたいと思います。この債権譲渡円滑化法でありますが、もともとは平成十年でしょうか、与党の金融再生トータルプランというものでしょうか、ここで...全文を見る
○山花委員 この法律で言いますところの特定債権回収機関、RCCとかこういったものですけれども、現在議論されている産業再生機構というのは、これは含まれるんでしょうか、含まれないんでしょうか。
○山花委員 ごめんなさい。ちょっと今の御答弁、よく理解できなかったんですが、産業再生法についての賛否については留保させていただきたいんですけれども、ただ、先ほど杉浦先生からお答えいただいたように、この債権譲渡円滑化法というのが大変よく利用されていて、それだけ活用されているのであれ...全文を見る
○山花委員 杉浦先生にお伺いしたいんですが、これは通告していないんですけれども、先ほどの質問の御答弁の中で、当時、民法本体の方を変えたらどうか、そういうことをおっしゃっておられたということなんですが、何か御自身の経験でそういう思いがあるようなんですけれども、せっかくですから、その...全文を見る
○山花委員 時間が来ましたので、最後、一問だけ、一点だけお伺いしたいんですけれども、現在検討されている閣法の民法改正、その担保・執行法制が、改正がもし、まだ先の話ですけれども、それが成立したときには、今回のこの法律はもう重要でなくなると言うと何か失礼な言い方かもしれませんけれども...全文を見る
○山花委員 時間が来たので終わります。その閣法が出てきた折には、また別途議論をしたいと思います。終わります。
03月25日第156回国会 衆議院 法務委員会 第3号
議事録を見る
○山花委員 山花郁夫でございます。  前回は、当委員会におきまして、法務省から提出されました資料について紛糾をいたしましたが、その点につきましては後ほど少し議論させていただきたい点があるわけでありますけれども、それとは別に、前回取り上げました八街少年院の問題で積み残した課題が幾...全文を見る
○山花委員 このことについて、警察側の話というのは、私はきのう個別にお伺いしましたけれども、それはそれとして理解ができる話なんですね。  と申しますのも、事故があったその日のまさに当日に通報を受けたわけではなくて、後日親御さんと少年院側と後の医療についてどうするという話をしてい...全文を見る
○山花委員 次に、この問題は、幾つか国の関係するところが問題があるような気がしております。過日、これはやや厚生労働省——ごめんなさい、警察庁、結構ですので。ありがとうございました。  過日質疑をした際に、この院生の側が所沢の国立身体障害者リハビリテーションセンターに移転しようと...全文を見る
○山花委員 少年院の院生であるからということを理由に拒否したととられてもやむを得ない発言があったという話ですけれども、今後のことは注意をしていただきたいと思いますし、また、二十四時間の付き添い体制と申しましても、これ、病院の側が二十四時間看護しなきゃいけないという話ではなくて、少...全文を見る
○山花委員 あと、少年院の問題について、一点確認をさせていただきたいことがございます。  少年院の面会時間の問題なんですけれども、これは矯正局長が御答弁されるのでしょうか。例えば少年院処遇規則などによりますと、面会は、矯正教育に害があると認める場合を除き、許可しなければいけない...全文を見る
○山花委員 ちょっともう一度確認をさせていただきたいのですけれども、弾力的にやっているのじゃないかなと、少し希望的観測のような気がするのですけれども、本来、弾力的に運用するということでよろしいのですね。本来、つまり、三十分で画一的に切るべきではなくて、弾力的に運用する、ただ、ケー...全文を見る
○山花委員 今回の少年院のケースですけれども、大臣にお話をお聞きしたいと思いますけれども、今回のケースでも、少年院についても、処遇そのものと申しましょうか、処遇そのものではないのかもしれませんけれども、少し問題があるような気がする事件があったわけでありまして、今回、行刑運営に関す...全文を見る
○山花委員 済みません、厚生労働省、ありがとうございました。  それでは、本題と申しましょうか、今回の行刑問題に関するテーマに移ってまいりたいと思います。  私どもが資料要求をいたしまして、三月七日に行刑問題に関する資料として提出をいただきましたもののうち、横須賀の死亡事案に...全文を見る
○山花委員 そうなんですよね。だから、これ、恐らくお医者さんが書いたものじゃないんですよ。  ただ、何で、あくまでも立場としては役所の御説明にいらっしゃっている方が、一生懸命、いや、医者はこういうことを書くかもしれないというふうに、少なくとも当時の医療体制についてよく承知されて...全文を見る
○山花委員 内科のお医者さんでもいろいろ個性があって、カルテの書き方も人によって随分違うようですけれども、余り、大臣も今お手元にあるようですから一枚めくっていただいて、五月二十二日は恐らくお医者さんが書いたような感じですけれども、二十三日になりますと、「本日、あけ方頃に尿失禁あり...全文を見る
○山花委員 多分そうなんでしょうね。つまり、このカルテを見ると、五月十八日の時点で「下垂体腫瘍」という言葉が一番最初のところに見受けられます。五月十八日、「新入」、サブジェクト、オブジェクトのことが書いてあって、「S58クモ膜下出血 S59下垂体腫瘍 opeせず」、つまり、恐らく...全文を見る
○山花委員 事件性の有無は別としてということで留保させていただきましたけれども、ただ、今回少し気になる話がありますね。  資料では出てきておりませんけれども、この事案について、刑事局長、司法解剖がされております。司法解剖した折に、直接の死因は脳腫瘍だったようでありますけれども、...全文を見る
○山花委員 ちょっと嫌な話でありまして、つまり、直接の死因ではないにしても、後頭部打撲傷、左前頭部に皮内・皮下出血が認められたということですから、もちろん自分で何かやってしまったこともあるかもしれませんけれども、これだけいろいろ起きておりますので、調査されるということですので、そ...全文を見る
○山花委員 いや、ちょっと、通告していませんけれども、法務大臣、今のを伺って、ちょっとこれはひどいですよね。調査検討委員会などでしっかり調査するということでしたけれども、場合によっては、これは関係者の方、何らかの責任、けじめをとっていただかなければいけないようなケースではないでし...全文を見る
○山花委員 ともかく、こうやって調べていくとびっくりするような話がいろいろ出てくるんですけれども、大臣に、医療部門の民間委託を検討すべきではないかという点について、少し議論させていただきたいと思います。これは恐らく法務大臣としてというお立場もありましょうけれども、政治に身を置く者...全文を見る
○山花委員 このほかにもいろいろ準備をしてきて、通告をして、御準備いただいたと思うんですけれども、あと時間が若干しかございません。  ところで、昨日、十二月事案の処分などについての、いろいろあったようですし、法務大臣も御自身、三カ月のまた給与の返上ということをされたようでありま...全文を見る
04月09日第156回国会 衆議院 法務委員会 第6号
議事録を見る
○山花委員 民主党・無所属クラブの山花郁夫でございます。  資料配付をお願いしていますので、よろしくお願いをしたいと思いますが——ちょっと待っていてもらえますか。
○山花委員 山花郁夫でございます。  資料配付について、済みません、私も少し不手際があったようで、おわびを申し上げます。御尽力いただきまして、ありがとうございました。  当委員会におきまして、かつて一度、私の質疑の際に、質疑が紛糾をいたしまして、休憩になって、そのままとまった...全文を見る
○山花委員 ただ、ちょっと書き方として、これは書面で残っていますから、「他のファックス機器による送信を思い付かず、」なんというのはちょっといただけないと思いますよ。  ですから、これがもし本当に職員の人がそんな状態だとすると、それもそれで問題な気がしますよ。だって、一台調子が悪...全文を見る
○山花委員 これだけのことで余り時間をとろうとは思いませんけれども、ただ、ちょっとこの表現はいただけないと思いますよ。今後、今後というか、これを今すぐ削除するの何のとはお答えできないにしても、ちょっと検討いただきたいと思います。  ところで、私はそれより以前に持っていなきゃいけ...全文を見る
○山花委員 過日、同僚議員からも指摘がございましたけれども、私も、今回の件があって知り合いの検事の方であるとか、お話を伺いましたら、余り、刑事局長も従前から御存じだったわけではないという率直な御答弁がございましたけれども、検事の方だからといって死亡帳なるものの存在をみんな知ってい...全文を見る
○山花委員 ところで、死亡帳の点についてはこれで一たん切らせてもらいますが、マスコミなどにも出ておりますし、参議院の法務委員会でも問題となっておりましたけれども、府中刑務所で文書が紛失をしておりますね。中には、身分帳のうちの視察表であるとか非常に重要なものがなくなっているわけです...全文を見る
○山花委員 ただしかし、参議院の方では、三月に質疑があったときに、月内にでも場合によっては刑事告訴も一つの選択肢だぐらいの話があったと思いますけれども、四月に入って、まだこれからも探すということですか。何か後退しているんじゃないですか、それは。
○山花委員 故意によるか過失によるかわからないということなんですけれども、ということは、当初、官房長がお答えになった時点では、刑事告訴も一つの、告発も一つの選択肢みたいなことを言われていたわけですから、当初は故意によるものであるという疑いの方が強いという認識だったのでしょうか。
○山花委員 ただ、今回の件は非常におかしいんですね。なくなっているケースについても不自然な感じもいたしますし、また、これについて個別にお話を聞くと、いや、身分帳というのはいろいろ動くこともあるので、例えば、府中に入っていた人が一回出所します。また再犯を行って違う刑務所に入ることに...全文を見る
○山花委員 ただ、なくなったということがわかったのが二月二十日なんでしょうけれども、それ以前に間違いなく存在していた時期はあるわけですよね。いつの時点まであったのかということは聞いておりませんか。
○山花委員 今のお話ですと、二月二十日の時点になって初めて欠落していることが発覚して、要するに、当該受刑者が死亡されてから、その時点から追っていって、すべてが一たんそろったかどうかを調べてみなければわからないというようなお話ですけれども、それだとすると、とうにそんなことは調べがつ...全文を見る
○山花委員 府中の、府中のと申しますか、保護房で亡くなられて、過去三年で五件ある、こういうことは既に従前から指摘があったわけで、その指摘に対して、資料を出す出さないは別です、府中の刑務所として、そういう資料があるかどうかについて点検をされていると思うんですが、その際には、なかった...全文を見る
○山花委員 それと、横田さんに文句を言ってもしようがないのかもしれませんが、この「行刑問題に関する資料」ということで、先ほど日にちを申し上げましたけれども、出てきたのが三月七日なんですよ。二月の二十日にはなくなったことがわかっていたんですよね。何でそういうことを報告しないんですか...全文を見る
○山花委員 局長になられる前の話ですけれども、ただ、それもいいとも思いませんよ。少なくとも、具体的にこれを出してほしいと言って、その時点で、見当たりません、理由についてはこれから考えなければいけないという説明があってしかるべきだと思いますよ。  大臣、突然振ってあれですけれども...全文を見る
○山花委員 この点については、とりあえず以上にしたいと思います。  その次に行きます。川越の少年刑務所の案件であります。本日配付をいたしております資料のA—4というのとBというものであります。  もう既に新聞報道で出ているものですけれども、川越の少年刑務所で平成七年に亡くなら...全文を見る
○山花委員 これは七年のものですから、業務上過失致死ですと、刑法の二百十一だから、五年以下の懲役で、公訴時効五年ですから、既に時効にかかっているケースだと思います。したがって、例えばそのチームで検察官を入れるとか入れないとかいう話がありますけれども、検事の方が見ても、もうこれから...全文を見る
○山花委員 そこはしっかりやっていただきたいと思います。  ただ、ただというか、ちょっと話が戻りますけれども、この死亡帳についてなんですけれども、川越の少年刑務所のこの死亡帳、大変不審な点がございまして、一つは、死体検案書と死亡帳との死亡時刻が随分乖離をしているんですね。死体検...全文を見る
○山花委員 つまり、この部分はワープロ打ちされたものが張りつけられているということのようですけれども、ただ、もう既に「行刑問題に関する資料」でいただいているところでも、これから注意しなければいけないということで書かれていますが、本来は、だって、これは「法務技官 医師」とあって、医...全文を見る
○山花委員 今回のこの報告の中で、書きぶりについて大変気になることがございます。  と申しますのも、今までいろいろ、ちゃんと調査しろとか資料を出せとか申し上げてきましたので、御努力いただいたことはそれはそれとして評価はいたしますが、先ほど河村委員からもいろいろと具体的個別の刑事...全文を見る
○山花委員 しかし、そういうことでしょうか。刑事局長、被告人は有罪判決を受けるまでは無罪と推定されるんじゃないですか。いかがですか。
○山花委員 刑事局長、済みません、もう一言。  それはやはり人権にかかわる問題ですよね。つまり、何条のという話ではありませんけれども、刑事手続上の人権という意味では、無罪推定原則というのは刑事手続上の人権ですね。
○山花委員 そうですよ。だったら、ちゃんとこれは検察官の冒頭陳述によるとと書いてくれないと、今官房長いろいろ言われましたけれども、それははっきり言って法務省の人権意識の低さをあらわしているという話ですよ。刑事手続上の人権を全く無視しているじゃないですか、この書き方は。  調査チ...全文を見る
○山花委員 私は、書いている内容について文句を言っているんじゃないですよ。書き方がこんなことじゃいかぬでしょうと言っているんですよ。  こういう報告が詳し過ぎていけないとかそういうことを言っているんじゃなくて、法務省という名前で、先ほど大臣も御答弁ありました、究極的には私の責任...全文を見る
○山花委員 ともかく注意していただきたいと思います。例えば、そういう断り書きを書くとか、こういう嫌疑があるとか、こういう嫌疑で今公判中であるとかそういう書き方をすればいいのに、これは全部断定しているんですよ。そこは注意をしてほしいと思います。  ちょっと、時間がなくなってきまし...全文を見る
○山花委員 ありがとうございます。よろしくお願いをしたいと思います。  もう時間がなくなりましたけれども、最後にちょっと申し上げたいことがあるんですけれども、これは法務省全体にかかわることだと思います。  「行刑運営の実情に関する中間報告」ということで、これは三月三十一日にい...全文を見る
○山花委員 時間ですので、終わります。
04月15日第156回国会 衆議院 法務委員会 第7号
議事録を見る
○山花委員 山花郁夫でございます。  道参考人、永井参考人、朝早くからありがとうございます。  永井参考人にお伺いしたいんですけれども、今の議論の中でも、大学の自治についての議論がございました。仮に現職の判検あるいは役人としての身分を持った人が来たとしても、教授会としては、教...全文を見る
○山花委員 私は、恐らくそうだと思うんですけれども、問題があるとすると、そういうふうに、例えば大学側が、言ってみれば今回の派遣法のスキームというのは、ある検事の方、ある判事の方に、個別にこの人に来てほしいというシステムではなくて、裁判所なり検察なりにお願いをして来てもらうという形...全文を見る
○山花委員 ですから、あくまでも大学の側はそういう中身のことで期待をされているということなのであって、余り大学の運営について、大学によっては参加してほしいところもあるかもしれませんけれども、そういうことに多くを期待しているのではないのではないのかな、そういう印象を受けたんですけれ...全文を見る
○山花委員 この点については、ちょっと時間がなくなりましたので、区切りたいと思います。  道参考人にお伺いしたいと思います。  給与補てんの問題であります。給与補てんの要件は明確かつ具体的にという御指摘がございましたけれども、どういった要件で補てんをすべきだと考えておられるの...全文を見る
○山花委員 時間が参りましたので終わります。  どうもありがとうございました。
○山花委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     法科大学院への裁判官及び検察官その他の一般職の国家公務員の派遣に関する法律案に対する附帯決議(案)   政府並びに最高裁判所は、本法の施行に当たり...全文を見る
04月15日第156回国会 衆議院 本会議 第22号
議事録を見る
○山花郁夫君 山花郁夫でございます。  私は、民主党・無所属クラブを代表して、ただいま議題となりました裁判の迅速化に関する法律案について質問をいたします。(拍手)  アメリカによるイラク攻撃の終結が近いと言われております。しかし、バグダッドでは略奪などが頻発し、無秩序状態に陥...全文を見る
04月18日第156回国会 衆議院 法務委員会 第8号
議事録を見る
○山花委員 山花郁夫でございます。  質問に先立ちまして、法務大臣、先日の本会議の質疑の中でも少し驚いたんですけれども、例のイラク攻撃があったときの閣議の話であります。  小泉総理は、イラク攻撃が、米国によります攻撃が始まってから数時間後に、その方針を支持するという声明を出さ...全文を見る
○山花委員 私、まだ一期目の議員なのでよくそういったことはわからないんですが、ただ、非常に不思議な感じがするんですよ。つまり、かなりこれは日本国にとって、どういう選択をするのかということは重要な問題だと思うんですけれども、そういうことについて閣僚の皆さんに意見を諮られていないと。...全文を見る
○山花委員 ただ、我が国は大統領制をとっているわけではありませんから、議院内閣制をとっていて、政府の方針といったときには、大統領の方針ではなくて内閣の方針、一体性を持った内閣の方針のはずであります。ですから、確かに外務大臣には相談をされたかもしれませんし、一々個別、本当に、例の名...全文を見る
○山花委員 今、有事の関連の議論もございますけれども、安全保障にかかわるときには、我々のスタンスはやや政府とは違うのかもしれません。つまり、今、今回の決定について必要な方には諮ったのかもしれないというお話でしたけれども、米国の攻撃を支持するということは、間接的には我が国もテロの対...全文を見る
○山花委員 このように、民事は、十年前が十・一月が、八・三月になってきております。刑事事件は三・四から三・二で、誤差の範囲内かもしれませんけれども、若干短くなっております。  だんだん短くなっている傾向にあるのをさらに加速させるということなのかもしれませんけれども、しかし、資料...全文を見る
○山花委員 必ずしも納得のできる話ではないんですよ。  というのは、今の御答弁からも明らかなように、まず一つは、国民の耳目に触れるような事件というのは大変長いものがあると。それはそのとおりだと思います。本会議でも申し上げましたけれども、過日結審いたしましたリクルート事件の裁判な...全文を見る
○山花委員 わかりませんね。  つまりは、最近非常に事件が長期化しているという傾向があって、五年、十年かかる事件が物すごくたくさんあるというのでこういう発言が出てきたのならまだわかりますよ。そして、そういった状況があって、ひど過ぎる、できるだけ短くしましょうと。方向が同じだと、...全文を見る
○山花委員 だから、今回のこの問題については、本当に、どうして二年という数字が出てきたのか、非常にわからないところがあります。  また、先ほどの山内委員からの指摘もございました。では、もう一度、改めて伺いますけれども、二年という数字は、法的な効果、つまりは、当事者の訴訟追行行為...全文を見る
○山花委員 個々の法律であればということですけれども、先ほど来質疑を聞いておりましても、気になることがございます。例えば、当事者に責務を課すという話であります。  法務大臣に本会議でお伺いしたときに、当事者の責務ということで、これは刑訴法とか民訴法の規則にもこういうのがあるんだ...全文を見る
○山花委員 この当事者の問題について、特に本人のケースを想定してみたいと思います。  私は、責務を課される人として、裁判所とか検察官のような、もっと言えば当事者の代理人でありますけれども、弁護士のような資格を持っているプロの方々が責務を課されるというのは、それはそれとしてあり得...全文を見る
○山花委員 権利乱用にわたってはならないのは当然のことを前提とします。ただ、今回のスキームでいえば、当事者、つまり本人にも責務を課しているわけです。法的な効果がないんだ、ないんだと言われても、しかし、疑念は残ります。つまり、死刑を求刑されている被告人に対しても、二年以内で終わらせ...全文を見る
○山花委員 しかし、例えば、今回の法案は裁判の迅速化ということをうたっているわけですけれども、それは、年間何万件かあれば、一件かそこらもしかしたらあるのかもしれませんけれども、私は、当事者が、特に本人が、誠実に責務をあるいは権利行使をしなかったということによって裁判が長期化した、...全文を見る
○山花委員 それにしたって、一回、二回の期日が延びることはあっても、二年も延びることは私はないと思います。  また、今、当事者のことについてお話がございました。私はきのう、ある弁護士さんに会ってまいりました。私は、この事件は冤罪の可能性があると思っているような事件なんですけれど...全文を見る
○山花委員 だんだん時間が押してまいりました。ほかにも、裁判官のてん補の問題であるとか、あるいは開廷日の問題とか、まだまだあるわけでありますけれども、恐らく最後の質問になるのかもしれません。  裁判所と、刑事局長、突然で恐縮ですけれども、今までこういった個別の話を申し上げました...全文を見る
○山花委員 終わります。ありがとうございました。
04月23日第156回国会 衆議院 法務委員会 第9号
議事録を見る
○山花委員 山花郁夫でございます。  質疑の通告をしていないんですが、官房長、ちょっとお答えいただきたいと思います。  今、河村委員からいろいろ質問があって、ただ、物によっては答えられないものがいろいろあったようですけれども、先日指摘をさせていただきましたように、「行刑問題に...全文を見る
○山花委員 あと、これも通告していないんですけれども、刑事局長、ちょっと感想だけ伺いたいと思います。  私は、河村委員とはややスタンスが違うところもあるんですけれども、ただ、過日名古屋の刑務所を視察に行ったときに、今出ていたホースの問題ですけれども、それが少し議論になりました。...全文を見る
○山花委員 一般論としてはそうなんでしょうけれども、それは刑事局としてはそういうお答えになるんでしょうけれども、ただ、よく考えてみると、検察側が立証するに対してこれで十分だということで、そこで一つの節目があるのかもしれませんけれども、弁護側の方のことを考えると本当に、それは刑事局...全文を見る
○山花委員 その医療の点については、午後に質疑をさせていただきたいと思います。  ただ、私の持っている感想では、私は法務大臣ではありませんから、その情願を直接読む立場にはございませんけれども、いただく手紙の中で、大変、懲罰であるとかそういったものをすぐ受けると。自分が嫌がらせを...全文を見る
○山花委員 午後の質疑の中でもいろいろ申し上げたいことがあるんですけれども、先にある程度結論を先取りするようなことを申し上げておきますけれども、例えば、十分な医療を受けたいという気持ちがあったとしても、だから、本当はあそこが専門の病院だということがわかっていても、受刑者の方ですと...全文を見る
○山花委員 午前中に引き続きまして質疑をさせていただきたいと思います。  いろいろ課題はあるんですけれども、まず、四十五分ございますので、今回の一連の事件であるとか、あるいは事件が疑われるものについて、いろいろ出てきました。その中で、一つは、制圧などに付随する形で、行き過ぎた制...全文を見る
○山花委員 当時の資料等ももう古いものですから必ずしも十分残っていないということですので、今後これを調査するにしても、かなり限界があるような気がいたします。  ただ、いただいている関係書類を見ても若干気になるところがありまして、この亡くなった方ですけれども、食べたのかどうかはよ...全文を見る
○山花委員 なぜ気になるかというと、死亡時間について、死体検案書と死亡帳と書かれている時間がちょっと違うのではないかという話があります。  視察をした記録によりますと、視察ですからほかの書類とは時間が若干ずれているものもあるんですが、八時五分のところで革手錠及び金属手錠を右手前...全文を見る
○山花委員 一方的に意見を述べるだけになっちゃうかもしれませんけれども、厚生労働省の医政局が死亡診断書の記入マニュアルというのを出しておりまして、一枚めくっていただいて、まさに死亡診断書とか死体検案書の同じものがこれに出ております。これには書き方について、いろいろこう書くべきだと...全文を見る
○山花委員 この具体的なケースについて、刑事事件としては起訴はされなかったわけですけれども、制圧のやり方として、今の一般論をお聞きしても本来余りやるべき行為ではないと思いますし、少なくとも、これは行き過ぎた制圧があったのではないかということを疑わせるような二枚の死亡帳と死体検案書...全文を見る
○山花委員 まずそういう方の事件であったということですね。  資料としてお配りをしております平成十二年の、これも川越の少年刑務所なんですけれども、死亡帳には、死亡原因が「不明(現在司法解剖にて原因検索中)病理学的には脳表の顕著な浮腫。」とあります。この件について、どういう状況で...全文を見る
○山花委員 司法解剖の結果についてはどうだったんでしょうか、刑事局長。
○山花委員 次に、配付した資料を一枚めくっていただきまして、十三—一の通し番号がついている、これも川越の少年刑務所のケースなんですけれども、この摂食障害による低栄養状態で亡くなられた件につきまして、どういう状況で亡くなられたのかということについて御説明ください。
○山花委員 済みません、今のケースで、入ってきた当時の体重ですとかあるいは血圧について、おわかりになりますでしょうか。私は、体重が三十二・五キログラムで、血圧が、上が七十二、下が四十四と聞いているんですけれども、そのとおりでしょうか。
○山花委員 その次の、十三—一と書かれております、これは大阪の拘置所の死亡帳です。  この死亡帳も、書き方というか、これは余りいただけないですね。大阪の拘置所なんですが、何か後で張りつけたような形になっていますよね。公文書ですから、今後、こういうようなやり方はやめた方がいいので...全文を見る
○山花委員 済みません、刑事局長、先ほどの川越の女性のケースと今回のケースについての司法解剖の結果について、どのようなものだったか、わかるのであればお答えください。
○山花委員 その次、十三—三の通し番号がついているものについて、矯正局長、どういう状況で亡くなられたのか、御説明ください。
○山花委員 引き続きになりますが、次の十三—四の事件、これも大阪拘置所ですけれども、これについても御説明ください。
○山花委員 今、何件か御説明をいただきましたけれども、最初に取り上げました川越の平成七年のケースも精神疾患を持っている方であったようですし、十三—一についても鑑定留置で来ている方、また、大阪拘置所も、十三—三については鑑定留置で来ている方ですし、十三—四についても精神病の通院歴が...全文を見る
○山花委員 どうもありがとうございました。退席をされて結構ですので。  きょうお配りしました資料の、一番最後が警察の検挙状況ということですけれども、その前のページが、「覚せい剤取締法違反・麻薬関係法令違反事件等の起訴人員の推移」ということで、これは法務省の方に提出をしていただい...全文を見る
○山花委員 そのように大変ふえてきているわけであります。  ところで、現在、覚せい剤の事犯の受刑者に対する治療ということを、北九州の医療刑務所が割と一生懸命やっているという話は聞いているんですけれども、例えばこちら関東の方ですと、八王子の医療刑務所と府中の刑務所、府中は医療重点...全文を見る
○山花委員 府中と八王子の医療刑務所で、両方とも割と地理的には近接していて、同じように覚せい剤中毒の人を扱っているということですけれども、役割分担はどういう形になっているんでしょうか。
○山花委員 先ほど、過去の死亡例の中で、例えば鑑定留置で来ている方、拘置所であったり少年刑務所であったりしますけれども、いろいろ御説明を伺っていると、結構簡単に人というのは死んじゃうものだなと驚くようなケースなんですけれども、ただ、話を聞いてみると、精神疾患のケースであるとか、あ...全文を見る
○山花委員 法務大臣、少し考えていただきたいことがございます。  個別にはいろいろあるので、私が聞いているのが余り芳しくなかった、だから話があるんでしょうけれども、そういうケースなんだろうと思います。ただ、例えば川越の十三—一のケースですと、鑑定留置で入ってきた時点で既に三十二...全文を見る
○山花委員 終わります。ありがとうございました。
05月09日第156回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
議事録を見る
○山花委員 山花郁夫でございます。よろしくお願いいたします。  実は、私、調布に地元の事務所を持っているんですけれども、昨年、ピッキングの被害に遭いまして、金額は大した額じゃないので、数万円ということなので、余り金のない事務所でよかったなと思っていますけれども。ですので、ピッキ...全文を見る
○山花委員 特定侵入行為の防止対策の推進などの点については、そういうのも必要だろうなということもわかりますし、それによってピッキングの防止につながる、その部分は大変よくわかります。そして、今の御説明ですと、要するに、この法律は二つ柱があるように思うんですけれども、そういったかぎの...全文を見る
○山花委員 ただ、より直接的には、先ほど来議論にも出ていたように、私も、防犯というためには、販売規制の方がより実効性があるのかな、そんなふうに思っているわけです。つまり、販売規制といっても、極めて厳しいものから緩いものまでありますし、規制の仕方によっては、本人確認ということだけに...全文を見る
○山花委員 あと、少し異なった観点からお聞きしたいと思いますけれども、防止対策の推進ということと別に、この所持の禁止ということですけれども、こういった法律のつくり方をするのも一つのやり方でしょうし、センスの問題かもしれませんけれども、軽犯罪法の一部改正を行うであるとか、あるいは盗...全文を見る
○山花委員 そういった御説明で、先ほど来、建物への侵入ということが何度か言葉の中で出てきておりますけれども、刑法で住居侵入罪というのがございますね。正当な理由がないのに人の住居もしくは人の看守する邸宅、建造物もしくは艦船に侵入したような人を処罰するものですけれども、きょう法務省に...全文を見る
○山花委員 それでは、この特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律の保護法益は一体何になるのでしょうか。
○山花委員 平穏で安全な国民の生活空間ということなんですけれども、これは、私の理解していたというか、私が勝手に理解していたのかもしれないですが、住居侵入罪というのが刑法であって、この法案の用語でも、特殊開錠用具であるとか特殊侵入行為、侵入行為の特殊なものであると。つまり、住居侵入...全文を見る
○山花委員 いや、ちょっと今のよくわからないんですけれども、言ってみれば法務省に聞くべき筋合いのものかもしれませんけれども、予備よりもさらに前段階ということになると、準備という概念がありますね、通貨偽造とかで。今のような説明というのは、それはまさに住居侵入の準備ではないですか。い...全文を見る
○山花委員 一つは、そういうところに結びつくので少しこだわりたいんですよ。つまり、罪数の処理のときに考え方が変わってきますよね。強盗予備罪というのがありますけれども、強盗が既遂になったら強盗罪一罪が成立するだけで、予備罪は消えてなくなります。  例えば、住居侵入、窃盗で牽連犯が...全文を見る
○山花委員 ただ、対象となるのは、これは建物への侵入ということで、行為形態は住居侵入罪とほぼ一緒というか、むしろ住居侵入罪というのが——ごめんなさい。侵入行為について申し上げますと、二条の四号、特定侵入行為に関して申し上げますと、住居侵入罪という刑法百三十条の規定があって、言って...全文を見る
○山花委員 何か十分に納得はまだしていないところもないわけではないですが、犯罪を未然に防止するという趣旨であるとすると、これは既遂になったときに、つまり特定侵入行為が既遂になったようなケースですと、三条、四条違反の罪というのは成立をするんですか。つまり、二条の四号にあります特定侵...全文を見る
○山花委員 失礼しました。少し勘違いがあって、つまり、住居侵入等のケースを尋ねればよかったのだと思いますし、多分、住居侵入については今のお答えになると思うんですが、ただ、住居侵入罪が既遂になったときに、先ほども少しやりとりでお互い誤解をしながらやっていたのかもしれないですけれども...全文を見る
○山花委員 時間がなくなったのでもうやめますけれども、ただ、包丁の場合は、それは殺人だけじゃなくて脅迫にだって使えますし、強盗にだって使えますし、この特殊開錠用具は住居侵入のほかにそれしか用途がないからこそ、まさにこうやって処罰しようとしているわけですから、私は牽連犯になると考え...全文を見る
05月09日第156回国会 衆議院 法務委員会 第11号
議事録を見る
○山花委員 民主党の山花郁夫でございます。  法務大臣に、裁判の迅速化に関する法律案についてお伺いしたいと思います。  本法案は、裁判を迅速に行うということを目的としているようです。  ところで、私ごとで恐縮ですが、三年ぐらい前に父を亡くしまして、アミロイドーシスという病気...全文を見る
○山花委員 私は、お医者さんも裁判所も余り経済的合理性を追求してはいけないような場所ではないのかなと思っているものですから、今のような指摘をさせていただいたんです。  最高裁にお伺いしたいんですけれども、一つは、充実ということと迅速ということと関連すると思うんですけれども、最高...全文を見る
○山花委員 そのことと関連するかしないかということもあるんですけれども、ひとつ、これは最高裁というか裁判所に検討していただきたいことがございます。  裁判をやるということで法廷が開かれるということになると、平日の大体十時ぐらいから五時ぐらいで終わっています。もちろん人がそんなに...全文を見る
○山花委員 ただ、今のお話で土日のところでちょっと気になるんですけれども、キリスト教の文化圏のところで日曜日が休みというのは、それは当たり前のことだと思うんですよ、開廷していないですし。  あと、今言われたような国の特に公民意識と申しますか、ちょっと日本と違うのかなと思うところ...全文を見る
○山花委員 お立場がお立場ですので、最高裁がことし何名ふやしたいとか、そういう話にならないのはそれはわかるんですけれども、ただ、法科大学院のときの連携法のときも非常に不思議だなと思っていたんですけれども、どうも今回のこの司法制度改革については、何か、やってみなければわからないとい...全文を見る
○山花委員 ただ、その数値的なものをできるだけ早い時期に出すよう努力していただきたいと思います。  例えば、法科大学院に今の時点で行きたいと思っている学生さんは結構いらっしゃるんですよ。また、私の知り合いでも、大学を出たんだけれども、今の司法試験を受けようかしら、法科大学院がで...全文を見る
○山花委員 時間がきょうは余りないので、法務大臣に、最後と言うにはちょっと早いかもしれませんけれども、質問をしたいと思います。  迅速化法に関する八条の検証の問題です。  二年以内のできるだけ早い期間に裁判を行うという目標を定めて、そして、どれぐらいできるかということを最高裁...全文を見る
○山花委員 今回のこの法案、八条の方では、最高裁がそういった検証を行うということで、我々も、本来であれば委員会のようなものをつくって検証というものを行うべきではないか、その中に学識経験者なりマスコミの人なり、そういった方に入っていただくのがいいのではないかと思っていたんですけれど...全文を見る
○山花委員 ただいま議題となりました修正案について、提出者を代表して、その趣旨及び概要を御説明いたします。  第一は、裁判の審理の充実は裁判の迅速化の前提であるということを明確にするため、第一条の「目的」について、「公正かつ適正な手続」の表記を「公正かつ適正で充実した手続」の表...全文を見る
○山花委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     裁判の迅速化に関する法律案に対する附帯決議(案)   政府並びに最高裁判所は、本法の施行に当たり、次の事項について格段の配慮をすべきである。  ...全文を見る
○山花委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     民事訴訟法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たり、次の事項について格段の配慮をすべきである。  一 計画...全文を見る
05月14日第156回国会 衆議院 法務委員会 第13号
議事録を見る
○山花委員 民主党の山花郁夫でございます。よろしくお願いいたします。  昨日、裁判の迅速化に関する法律案、その他の法律案も衆議院を通過いたしましたので、本来であればこの法案の審議の際にお尋ねできればよかったのでありますけれども、司法制度改革推進本部の本部長たる小泉総理に改めてお...全文を見る
○山花委員 世間を騒がせた事件だけではなくて、比較的、行政事件の訴訟、行政訴訟関係も長い傾向があるんですね。今後、行政訴訟、行政事件訴訟ということではなくて行政訴訟についても改めていきましょう、そういった方針が示されているようであります。  今、資料配付をさせていただきました。...全文を見る
○山花委員 本部長も全く同じ御認識だということでよろしいですね。一言いただければと思いますけれども、総理。
○山花委員 ところで、今回この行政訴訟法の改正について、資料で配付をさせていただいた二枚目ですけれども、新聞報道などでも、最高裁とすり合わせをして議論の中身をやっているのではないかというような報道がございます。  また、資料の四枚目以降につけさせていただきましたけれども、委員の...全文を見る
○山花委員 透明性のこともそうですけれども、もう一言言っていただきたいのは、検討委員会の議論をこういったことで縛らないで、検討委員会のメンバーの意見をすべてちゃんと酌んで議論をしていただきたい。いかがでしょう。
○山花委員 そのとおり、本部長たる総理も全く同じ認識ということでよろしいですね。一言お願いします。
○山花委員 また、政治改革推進本部の本部長たる、小泉国務大臣なんでしょうか、あるいは、たる総理大臣なのかわかりませんけれども、総理としての立場もおありになりますので、改めて確認をさせていただきたいというか、所見を伺いたいことがございます。  先ほど、同僚の委員からも、法科大学院...全文を見る
○山花委員 最後の質問になるかもしれません。これも総理にお伺いしたいと思います。  先ほど名古屋刑務所の事件のことが少し議論となりました。個別の案件について今申し上げようとするのではありません。これも少し予算が絡むものですから、ぜひ頭に入れておいていただきたいと思うことがござい...全文を見る
○山花委員 ありがとうございます。終わります。
05月16日第156回国会 衆議院 法務委員会 第14号
議事録を見る
○山花委員 山花郁夫でございます。  ただいま佐藤委員からも指摘がございましたけれども、今回のこの死亡帳調査班による調査結果中間報告ですけれども、私だけではないと思います、ほかの理事の先生方もそうだと思うんですけれども、何か十五件ほどあって今後も調査するということは、土曜日の新...全文を見る
○山花委員 しかし、これは落ち度があったということを認められていますけれども、この経緯について、私は、どこか廊下で立ち話とか部屋でお話をしたとか、そういうことならあえて一々申し上げませんけれども、理事会というのはフォーマルな場だと思っています。  官房長、これについて我々がどう...全文を見る
○山花委員 さらに詳細な資料というのは何ですか。どれのことを指していますか。
○山花委員 あんなもの、コピーして配ればすぐ済むようなものじゃないですか。何でそんなに時間がかかるんですか。
○山花委員 確認しますけれども、記者会見の時間とかそういうセットは次官がされたということですね。
○山花委員 全責任は私にございますということですが、つまり、ほかに資料を整理しなきゃいけなくて、まだ点検中のものについて記者会見をしちゃったということですね、今の説明は。
○山花委員 慎重な作業をやった結果出てきたのが、火曜日の午後ですよね。火曜日の午後までチェックしなきゃいけないものを、何で金曜日に発表しちゃうんですか。
○山花委員 いや、しかし、今の説明もずっと聞いていて、でも変ですよ。つまり、ずっとチェックしていたのは本当だ、間違いございませんと。私、チェックしちゃいけないなんということを言っているわけじゃないんですよ。  ということは、今までの説明、ずっと聞いてくると、ずうっと点検している...全文を見る
○山花委員 法務大臣、要するに、議会に対する報告がおくれたと言われていますけれども、以前、前任の矯正局長のときにもありました、大臣にも報告しなかったというケースがあって、名古屋の事件だけじゃなかったですよね。今までこんなケースがなかったから、大問題なんだということを認めていながら...全文を見る
○山花委員 先ほど官房長はああやって弁明はされましたけれども、この間の理事会のときのやりとりの受け取りだと、次官が勝手にやって私は知りませんでしたというふうに私は受けとめたんですよ。  つまり、記者発表については、次官がセットしているものですと。官房長の責任でやったんじゃないで...全文を見る
○山花委員 法務大臣、人権をつかさどる大臣なので、私、手落ちという表現は余り好きではないのですけれども、落ち度があったとかそういう表現にちょっと改めていただきたいと思います。
○山花委員 ほかにも同僚の委員が今後、今後というか、この後控えていますので、この点についてはこれぐらいにしたいと思います。  中間報告の中身について質問したいと思います。  今回の中間報告で、暴行とか医療過誤の可能性があるということで十五件挙げられているのですけれども、これは...全文を見る
○山花委員 先ほど大臣からの説明のときにも若干出ていたようですけれども、これは、恐らく千六百件あるものについて、すべてについて、例えば刑死とか以外について全部、関係当事者についてヒアリングを行ったりとか、そこまではやっていないと思います。  まず書面である程度見て、これはという...全文を見る
○山花委員 その十五件、せめて十五件について、今言われたものを資料として委員会に提出していただけないでしょうか。
○山花委員 ぜひ、委員長、この点について資料要求をしたいと思いますので。
○山花委員 それで、調査はまだ継続するということですけれども、この中の一つの事案についてお伺いしたいと思います。  京都の舞鶴拘置支所が入っています。死亡帳の整理番号でいうと五百九十五番なんですけれども、この件についてなお調査を継続すると言っていますけれども、これは例えばこの件...全文を見る
○山花委員 終わります。
○山花委員 山花郁夫でございます。  午前中、山内委員からも指摘がありましたけれども、今回のこの法案のつくり方なんですが、本来であれば八本別々に出されるべきものと考えます。  改めて、なぜこういう形で提出されたのかをお答えいただきたいと思います。
○山花委員 いや、趣旨、目的が一緒であれば一括でいいかというのは、少し疑問がありまして、つまり、法律案というのができて、国会で審議をして、最終的に賛否については意見が分かれることもありますし、場合によっては、この部分については賛成できるけれども、この部分については問題があるという...全文を見る
○山花委員 いや、それは問題ですよ。別々の法律が幾つもあって、議会の問題だというなら、出されたものが八本別で、当委員会で、理事会で協議をして、八本関連するから一緒にやりましょうと、それはまさに議会の問題だけれども、出すときにもう決まっちゃっているじゃないですか、こういう束ね方をす...全文を見る
○山花委員 ですから、分けて採決することもできなければ、個別に、分離して議論するという形にならないんですよ、出すときに工夫していただかないと。つまり、要するに、今回の法律のつくり方は議会の審議に資するためのような形では提出されていない、そういうことじゃないですか。  法務大臣、...全文を見る
○山花委員 今回のことをおいて、ぜひ今後のことはそういうふうに努力をしていただきたいと思います。  ところで、先ほどある議員の方とお話をいたしました。弁護士法の改正に関することです。その方は古川元久さんといいます。我が党の先輩の議員でして、司法試験に受かって五年以上やっている方...全文を見る
○山花委員 希望があるということは、仮にあったとして、ただ、午前中の質疑でも私はよくわからないことがあるんですよ。というのは、弁護士資格を持っている先輩の議員なんかにお話を聞くと、五年たったら修習しなくてもいいということよりも、五年も議員をやったらもう一回修習した方がいいんじゃな...全文を見る
○山花委員 社会に起こる事象についていろいろ解決をしたりということで似ているというお話ですけれども、決定的に違うことがあると思います。  法律家の人たちは法的判断にのっとった解決をしますけれども、議員とか政治の世界にいる人たちは、必ずしも、いや、違法なことをやっているということ...全文を見る
○山花委員 ということは、今の御答弁ですと、今回の法案で、法廷で弁護活動をやろうとする人は研修所に行く、研修所に行っていない人は、国会議員で特例でやる人はADRだけやる、そういう担保があるわけですね。
○山花委員 だから、やはりそれは問題じゃないですか。国会議員だけじゃないと思いますよ。特任検事のケースも同じく私はちょっと問題があると思っていて、ちゃんと研修をしていただいた方がいいと。  先ほど来いろいろ御議論があって、中でも難しい試験をやっているし、経済事件なども取り扱って...全文を見る
○山花委員 私、司法試験を受かってすぐの人がこの事務官の試験とかのを見せたら解けなかったというのを体験していますから。  つまり、私は、司法試験の民事訴訟法というのもちょっとどうかと思っていて、要件事実についての問題というのは余り出されないんですよね。実際に合格した子に解かせる...全文を見る
○山花委員 今回の弁護士法の改正で、現行の弁護士法三十三条二項八号の「弁護士の報酬に関する標準を示す規定。」というのが削除されまして、弁護士法の会則でこれぐらいの事件を請け負ってどれぐらい、一時間とか三十分とか法律相談したらこれぐらいだよという値段が削除されちゃうわけです。  ...全文を見る
○山花委員 ただ、おすし屋さんは一生のうち何回か行くことがあると思うんです。だから、そうやって、あの店は高い割にはおいしくないからやめようとか、あの店は安いけれども大変いいネタを出すから行こう、それが自由主義の経済なのかなと思います。  ただ、例えば東京に住んでいて会社を経営さ...全文を見る
○山花委員 時間ですので終わりますけれども、まだまだたくさん論点がありますので、十分な審議が必要であるということだけ申し上げて、終わりたいと思います。
05月20日第156回国会 衆議院 法務委員会 第15号
議事録を見る
○山花委員 民主党の山花郁夫でございます。参考人の皆様、貴重な御意見、朝早くからありがとうございます。  まず、今回の法改正の一つの事物管轄のことについてお伺いしたいと思います。  まず、成田参考人にお伺いしたいと思うんですけれども、先ほどのお話の中で、例えば不動産については...全文を見る
○山花委員 ただ、窓口で指導して、原告はそうかもしれませんが、被告の側が応訴してしまって陳述してしまうと応訴管轄が発生するので。  我々から裁判所にこうせいというのはなかなか言いづらいんですけれども、弁護士さんの立場からですと、裁判所の方でもそういうふうなことをやっていただきた...全文を見る
○山花委員 成田参考人と北野参考人にお伺いしたいと思います。  両参考人とも、今回の事物管轄の引き上げについては、ぜひ簡易裁判所に人的、物的充実をしてほしい、そういった御意見でした。  ただ、これは最高裁の方に聞きますと、ふえる件数も、つまり引き上げることによって事物管轄が発...全文を見る
○山花委員 三木参考人にお伺いしたいと思います。  今回非常勤裁判官の制度が導入されるということで、大変高く評価をされているようであります。  ところで、法曹三者のうち弁護士さんに関しては、先ほど参考人も御指摘されたように、例えば刑事事件で手弁当で一生懸命頑張っている方もいれ...全文を見る
○山花委員 高中参考人にお伺いしたいと思います。  私は、医師と弁護士というのは利用者からすると結構似ているところがあると思っています。というのは、お医者さんの場合は、場合によっては命について預けなきゃいけない。預けると言うと適切じゃないかもしれませんけれども、最終的には判断を...全文を見る
○山花委員 ありがとうございました。終わります。
05月22日第156回国会 衆議院 本会議 第33号
議事録を見る
○山花郁夫君 近藤議員の御質問にお答え申し上げます。  まず、在留資格の付与について、難民認定希望者に対して在留資格を与えるかどうか、第三国経由により入国した難民に在留資格を与えるかという御質問がございました。  本案は、難民認定希望者の上陸に際し、出入国管理法内に掲げる上陸...全文を見る
05月23日第156回国会 衆議院 法務委員会 第17号
議事録を見る
○山花委員 ただいま議題となりました私外一名提出の修正案について、提出者を代表して、その概要を御説明いたします。  第一に、司法試験合格後、衆議院または参議院の職にあった期間が通算して五年以上になる者を、弁護士資格を有する者から除くものとすること。  第二に、いわゆる特任検事...全文を見る
○山花委員 山花郁夫でございます。  本日、私どもは、今回出されております裁判所法等の一部を改正する法律案の中に含まれております弁護士法の部分について、修正案を出させていただきました。  先ほど枝野議員からもお話がありましたけれども、特に国会議員のところと特任検事のところにつ...全文を見る
○山花委員 ここのところ、議員の特権と言われるようなことに対しては大変世間の目も厳しくなってきておりますね。  先日も、私、党内の議員年金についてどう考えるかというようなプロジェクトチームがあって、そちらの役員をやっているものですから、前議員会の塩崎先生から御意見をいろいろいた...全文を見る
○山花委員 そうやって中身のことがまず先にあって、しっかりとした内容のことをやるということになれば、私は必ずしも研修を行えばいいという立場ではないわけですが、仮に研修をやるとしても、恐らく司法書士の方がやるのよりは相当長い時間になるのだろうなというような、そういった趣旨ではなかっ...全文を見る
○山花委員 そうなんですよ。唯一の立法機関なんですよ。にもかかわらず、政府が法案を提出するということは、これはどう説明されるんでしょうか。政府の方であればどなたでも結構です。
○山花委員 今の答弁に関連をいたしますけれども、では、佐藤幸治という憲法学者を御存じですか。どういう方ですか。
○山花委員 その司法制度改革の審議会の会長をされていた佐藤幸治さんの、私、今手元に教科書がないですから正確ではないかもしれませんけれども、議案の提案権は内閣にもある、その議案の提案権の中に法律案も含まれる、これはあくまでも形式的な理由で、実質的には、今言われたように、立法というの...全文を見る
○山花委員 この場ではもちろんそうだと思いますけれども、議院内閣制のもとですから、政府の方と与党の方がいろいろ意見調整をされて、そして法案を提出されて、その結果、委員会で、今、日本の国会は委員会形式をとっていますから、委員会での議論があって本会議に行って、本会議で最終的にはハウス...全文を見る
○山花委員 野党案じゃなくて、修正協議をしている中身で、時間を入れるのは御勘弁いただきたいということをこの委員会の入り口でおっしゃいましたけれども、それは憲法違反じゃないですか。今の説明、なっていないですよ。ある効果について説明するんじゃなくて、具体的な協議の中身に首を突っ込んで...全文を見る
○山花委員 あなただけじゃないですよ。ほかにもそうやって来られて、どう考えたって私からすれば陳情にしか受け取れないですよ。説明したというだけの話ですか。そういう認識なんですか。もう一回答弁してください。
○山花委員 与党というのは、いろいろ意見も我々とは違うこともありますけれども、立場としては、政府を持って、そして、ただあくまでも国民の代表として政府をコントロールする立場にある方だと思いますし、その中でいろいろ政府と意見交換をして、そして与党の方々だって政府案が出てくるときにはそ...全文を見る
○山花委員 そうしたら、おかしな動きをしないでほしいですね。つまりは、理事の間で協議がされているときに、例えば与党の国対に泣きついたりとか、そうやって何か後で横やりを入れるようなことは、今後やめていただきたいと思います。  おかしな動きをしたら、そもそも憲法上の原則からいえばお...全文を見る
○山花委員 要するに、以後言い方には気をつけたいということは、今、今回のことについてもミスがあったということを認めているわけじゃないですか。気をつけたいで済む話じゃないですよ、法務大臣、いかがですか。責任をとってもらわなきゃだめですよ、こんなのは。  いや、法務大臣、こういうよ...全文を見る
○山花委員 接し方は非常に丁寧なんですよ。それは物腰はやわらかいですけれども、やっている中身が非常に問題だということを申し上げたいと思います。注意では済まないと思いますね。  もちろん、本人を目の前にしてですけれども、寺田さんだけじゃないですよ。ほかにも司法制度改革推進本部の方...全文を見る
○山花委員 いや、ちょっと実態と違いますね、それは。本気で言っていますか、そんなことを。ちょっとルーズになり過ぎているんじゃないですかね。  法務大臣、私は何でこんなに頭にくるかというと、法務大臣のときもそうだったじゃないですか。要するに、政治家というのはお客さんみたいな形で来...全文を見る
○山花委員 言い方として不適切だということは、今言っているように、それは憲法違反なんですよ。公党間の協議に首を突っ込んでいるんですよ、あなたたちが。  法務大臣、注意しますで済む話じゃないですよ、これは。もう一度御答弁いただきたいと思います。
○山花委員 いや、それで済むことでしょうか。つまりは、役所の側がそれだけルーズになっているということですよ、意識に関しても。関係者の処分を求めたいと思います。——では、委員長、当事者がいますので、聞いていただければ結構だと思います。あの方が私にどういう発言をしたのか。寺田さん。
○山花委員 いや、答えていないじゃないですか。与党の方に説明するのは、それは当たり前ですよ。それは説明しなかったら、与党の方だって怒りますよ。それは当たり前ですよ。それをこっちに、あなたが私に対してどういうものを言ったかということを言っているんです。
○山花委員 参考人がこんなうそをつくんだったら、本当に質問できませんよ、これ以上。  あなたは下でそんなこと言ってないじゃないですか。うそをつかないでくださいよ。何をべらべらべらべら、時間をちょっととめてください。そんな、ばかばかしいことを言わないでくださいよ。時間でやるのは勘...全文を見る
○山花委員 その点については、司法制度改革本部からも何度か説明が来ていますよ。それでだめだということを言っているのに、改めてあなたが来て、そういうことを言っているんだから。  いいですか、初めてその話を聞いたわけじゃないですよ。時間の話も、何度もずっとそれは政府の側の方にも話を...全文を見る
○山花委員 形式的な理屈の話じゃないと思いますよ。  いいですか、委員会の審議というのは、例えば、参考人から意見を聞くこともあります。別にそれだって、拘束力を持つものじゃないじゃないですか。いろいろな意見を聞いてというのが審議なんですよ。審議して、そして採決ですよ。それがまさに...全文を見る
○山花委員 もう一度、問題を少し簡単に整理してからほかの点に移っていきたいと思いますけれども、私は、別に与野党の修正協議がうまくいかなかったことを怒っているわけじゃないんですよ。結果としてそういうことはよく、よくあっては余りよくないんですけれども、あり得ることだと思います。  ...全文を見る
○山花委員 全体でいうと六・八%程度の増加ということですけれども、これはあくまでも全体ということで、もちろん偏差があるでしょうから、推測にすぎませんけれども、多いところは一〇ポイント近くいく可能性も、全体で六・八ですから、例えば多いところはもう少しいくようなところもあるんだと思い...全文を見る
○山花委員 要するに、今、始める段階では、地裁から簡裁にシフトするということなので支障はないだろうと。ただ、最高裁の立場でお答えする話じゃないかもしれませんけれども、司法制度改革というのはより身近な司法ということを実現するためにいろいろやっていて、先ほど鎌田委員の話の中でも、裁判...全文を見る
○山花委員 ただ、そうだとすると、人員については恐らくそれでいいんでしょうけれども、例えば箱の方はそれなりの見通しがないと、いきなり、ふえましたので、ではどうにかしましょうというわけにもいかないと思うんですが、物的な点についてはいかがお考えなんですか。
○山花委員 過日、参考人質疑の中で、日弁連、司法書士会の方々からも意見を伺った折に、こういった話が出ていました。今回の事物管轄の引き上げということで、不動産については競合管轄になっていますから、東京だと百四十万の土地というのは余りないかもしれないけれども、地方へ行けばそういうこと...全文を見る
○山花委員 民事調停法とか家事審判法の方に議論を移してまいりたいと思います。  司法制度改革推進本部にお伺いします。  今回の、いわゆる非常勤裁判官制度というふうに言われておりますけれども、正式に、正確にというか、いわゆるですからその辺はルーズでもいいのかもしれませんが、厳密...全文を見る
○山花委員 いわゆる非常勤裁判官制度、まず七庁程度の裁判所で実施するやに聞いておりますけれども、最高裁の方にお伺いしたいと思いますが、これは七庁程度、どこでやろうとしているんでしょうか。また、何でこの七つを選ばれたんでしょうか。
○山花委員 場所を聞きますと、何か日本海側が少ないのかなという印象を受けますし、何で七庁かということを聞くかといいますと、つまりは、これは確かにおっしゃるとおり、これから全く新しく始めるわけですから、いきなり全国展開しても、これはやる方も大変だし、そもそも、そういう弁護士さんがい...全文を見る
○山花委員 個人的なというような、ちょっと限定がついたように思いますけれども、数年ぐらいで三けたぐらいというような形ですので、私どもは、今回のこのいわゆる非常勤裁判官制度創設については特に反対をするものではありませんが、ただ、少し詰めておきたいことがあります。いわゆる非常勤裁判官...全文を見る
○山花委員 調停主任の権限と全く一緒ということですから、ということは、裁判官としての権限と全く一緒という認識でいいんですか。うなずいておられますので、そういうことなんでしょう。  また、今回の民事調停法、家事審判法の改正に関連して、非常勤裁判官の話で申しますと、今後、民事調停、...全文を見る
○山花委員 これは本部にお伺いすることなのか最高裁にお伺いするのか、本部かもしれないですね。今回は、先ほどのお答えですと、非常勤裁判官制度創設の意義というところで、一つは、将来の弁護士任官のワンステップだということもありましたし、民間的な感覚を入れて調停を活性化させるというお話も...全文を見る
○山花委員 ごめんなさい、もう一度。  仮にそういう方向で検討すべきだとすると、大体スパンとしてどれぐらいのものを、要するに、ある程度やってみて結論を出さなきゃいけないでしょうし、いきなりというわけにはいかないと思いますけれども、何年とはさすがにお答えづらいかもしれませんけれど...全文を見る
○山花委員 ある程度やってみないとということなんでしょうけれども。  一方、これは当然のことかもしれませんけれども、過日、衆議院は裁判の迅速化に関する法律というのが通りまして、参議院でとまっていますのでまだ成立はしておりませんが、仮にあれが成立をしたとしての話ですが、少なくとも...全文を見る
○山花委員 いや、期間のことだけで言えば確かにそのとおりでしょうし、迅速化法といっても、迅速化のときに、期間を検証するだけじゃなくて、例えばこういった民事調停とか家事調停が活性化して事件がふえて、そうしたら今度は人的、物的にもやはり足りないじゃないかとか、これは推測ですよ、そうい...全文を見る
○山花委員 その方がいい御答弁なのかなと思います。  この非常勤裁判官制度を導入する趣旨からすると、必ずしも弁護士任官のための第一歩というだけではなくて、ほかにもそういった民間的な感覚を持つ方を入れて、あるいは調停制度をもっと活性化させるんだという趣旨からすると、この非常勤裁判...全文を見る
○山花委員 非常勤裁判官制度についてはとりあえずこれぐらいで終わりにしたいと思います。  外弁法の関係に移ってまいりたいと思います。  今回の外弁法の改正によりまして、日本の弁護士と外国法事務弁護士、いわゆる外弁ですね、この協働を促進しようという趣旨のものであると拝察をいたし...全文を見る
○山花委員 要するに、現行のルールというか原則については全く変化はないという御答弁だったと思います。  そうであるとすると、ちょっと細かな話になりますが、改正案の二条十五号に言いますところの外国法共同事業、つまり、日本の弁護士と外弁が両方の共同経営者として、共同で事務所をつくる...全文を見る
○山花委員 要するに、外弁が、例えばいそ弁と言われるような、そういった方を利用して現行の原則を潜脱するようなことはそもそもできないんだということですね。
○山花委員 今出てまいりました四十九条だとか四十九条の二の権限外法律事務取り扱いについての雇用関係に基づく業務上の命令の禁止等ということですけれども、今のケースだけではなくて、もう少し一般化していいますと、この立法趣旨というのは、外弁が弁護士を雇用したりとかあるいは外国法共同事業...全文を見る
○山花委員 そういった趣旨の条項があるんですけれども、ただ、これらの条項に違反したとしても、例えば刑事罰があったりとか、まあ個別にはあるものもあるのかもしれませんけれども、必ずしも罰則であるとか、あるいは厳しいあれで言うと弁護士資格を剥奪しちゃうとか、もう一度改めて司法修習をやら...全文を見る
○山花委員 今、六十三条の話が出ましたけれども、六十三条は、例えば四号ですと、書面による鑑定ということを刑事罰の対象としていますけれども、裏から言えば、口頭でアドバイスしたりとかいうのは別に刑事罰の対象とならないわけですよね。もちろん、罪刑法定主義の原則がありますから、こういうの...全文を見る
○山花委員 今回の法改正については随分といろいろ各方面から意見もあったようで、例えば弁護士の雇用解禁であるとか、外国法共同事業の自由化というような、従来の特定の共同事業という観点から見ますと大幅な規制緩和というような評価もできるわけで、特に日弁連の方々が言われていたんでしょうか、...全文を見る
○山花委員 今回の改正については、例えば、外国の例を出して本当に大丈夫かというような懸念の声も一部あるようです。  例えばアメリカなんかですと、雇用解禁であるとかあるいは共同事業の自由化までやっているという州は、そうみんながみんなやっているわけではなくて、もちろんやっている州も...全文を見る
○山花委員 今回のこの外弁法の改正については、国内だけの問題なのかどうかというのは少し留保が必要なような気がしております。  というのは、今年度以降、WTOのサービス貿易交渉などがいよいよ本格化しますので、今回の法改正は断固やるべきでないと主張するつもりはありませんけれども、一...全文を見る
○山花委員 非常に交渉のカードとしては前向きなというか、これが後になってから楽天的だったと言われないことをお祈りしたいと思います。  ただ、この外弁のことなんですけれども、どこまでやるつもりなのかというのは、今後の司法制度改革というか、その中でもロースクールの話にも実は関係があ...全文を見る
05月27日第156回国会 衆議院 法務委員会 第18号
議事録を見る
○山花委員 山花郁夫でございます。  仲裁法案についての質疑をさせていただきたいと思います。  今回提案されておりますこの仲裁法案ですけれども、もともとこれはモデル法があって、それに対して司法制度改革審議会などで議論がされてこういう形で出てきたものと承知をいたしておりますが、...全文を見る
○山花委員 今の御答弁にもありましたけれども、裁判というのが司法の中核にあるとして、そのほかにもADR、従来は裁判外での民事紛争の解決というのが一時は余り高く評価されていなかったような時期もあったと思います。つまり、日本人は権利意識が低くて、裁判に訴えるということをなかなかしない...全文を見る
○山花委員 わかりました。  また、モデル法を基準にいたしますと三条の関係ということになりますけれども、今のことも含めて非常に技術的なことが多いんですけれども、書面による通知の制度というものが採用されております。仲裁手続で書面による通知というのが一つ特徴的なものなのかなという印...全文を見る
○山花委員 今度は、仲裁契約に関する事項についてお尋ねしたいと思います。  モデル法の七条一項であるとか一条五項の関係ですけれども、この仲裁の対象となる紛争の要件、紛争の仲裁適格、民事訴訟法のときには当事者適格と呼ばれるものなんでしょうか、これについて、A案とB案とあって、中間...全文を見る
○山花委員 また、モデル法七条二項の関係なんですけれども、仲裁契約については書面でなければならない、つまり、要式契約ということのあれでしょうか、口頭での合意ではいけないわけですけれども、この点について、どういう趣旨で書面に限定されたんでしょうか。
○山花委員 書面性というのは、これは、今までは規定はなかったんですけれども、ほかの民事訴訟の手続の中で、書面が要求されるケースが結構あります。それと同様の趣旨で、書面があるかないかということが新たな紛争の火種となるということを予防する趣旨だと承りました。  ところで、これも中間...全文を見る
○山花委員 そういった立法趣旨からいいますと、これは解釈論になるんだと思うんですが、この十三条にいろいろと挙げられていますが、何と申したらよろしいのか、つまり、余り厳密に狭く解釈すべきではなくて、要するに形に残ればいいという趣旨でしょうから、余り縮小解釈をすべきではない、あるいは...全文を見る
○山花委員 要するに、書面性を要求するといったときに、これはニュアンスで、感じ方の問題かもしれませんけれども、割ときつく感じるようなことが多いんですけれども、むしろこれは、口頭による合意だけでは足りない、何らかのものが残ればという趣旨だということだと思います。  ところで、済み...全文を見る
○山花委員 今の話と少し関連するんだと思うんですけれども、十三条の六項で、これはモデル法十六条にも規定があるような話なんですけれども、仲裁合意を含む契約があって、仲裁合意以外の、いわば当事者の意識からすれば本体的契約の方が無効であるとか取り消しであるとか、そういった場合であっても...全文を見る
○山花委員 それでは、モデル法八条の関係についてお尋ねをしたいと思います。妨訴の抗弁に関することです。  妨訴の抗弁ということですから、民事訴訟、訴えを提起されて、被告の側が、いやいや仲裁の合意があるので、こういったケースだと思うんですけれども、この妨訴の抗弁として仲裁契約の存...全文を見る
○山花委員 この妨訴の抗弁の効果で、十四条によりますと、「訴えを却下しなければならない。」という形になっていますけれども、つまりは、訴訟要件であるという趣旨でよろしいんですね。
○山花委員 モデル法でいいますと、十一条の一項の関係についてお尋ねしたいと思います。  二つの点についてお伺いしたいと思いますが、中間まとめの段階では、仲裁人の資格について、「自然人でなければならないものとするが、その余の資格制限は設けないものとすることはどうか」というような検...全文を見る
○山花委員 趣旨は、それはそれとしてわかるんですが、ただこれは、今までの仲裁の利用実態とは別に、今後、ごくごく普通の、一般の人も仲裁契約を結びましょうかというケースも出てくるという位置づけが、恐らく冒頭の法務大臣のような、つまりADRをもっと評価しましょうという話なんだと思うんで...全文を見る
○山花委員 ただ、今までの例が余りないというお話もありましたけれども、それを言ったら、そもそもこの仲裁というものの利用がいわば特定の業界に限られているというか、そういったことなので、どうなのかなと思ったわけです。  いずれにしても、解釈にゆだねられるということで、一つのケースと...全文を見る
○山花委員 その忌避のところなんですけれども、十八条の四項に非常に変わった条項がございます。失礼、四項もそうですけれども三項もそうですね。仲裁人の方から、自己の公正性に疑いを生じさせるような事実については開示しなければいけない、こういった条項があります。  民事訴訟のケースです...全文を見る
○山花委員 モデル法の十六条の関係についてお尋ねをしたいと思います。  仲裁廷の判断について裁判所に対する不服申し立てについてなんですけれども、原則からいえば、仲裁というのは、その解決について仲裁人にゆだねて、それで終局的な紛争の解決を図るという制度ですから、原則として裁判所に...全文を見る
○山花委員 若干また技術的なことになってきますけれども、モデル法二十一条の関係についてお尋ねをしたいと思います。  仲裁手続の開始時期についてどう考えるかということで、これも検討された上で今回の提案となっているんでしょうけれども、この開始時期についてはいろいろな段階を想定するこ...全文を見る
○山花委員 時効中断の効力とも絡んでいるわけですけれども、このモデル法二十一条の関係で、A案、B案検討された際に、どういった経過から今回のような提案になったのか。消滅時効の中断とかその時期についての立法趣旨について、もう一度ちょっと詳しくお尋ねをしたいと思います。  あと、それ...全文を見る
○山花委員 ただ、仲裁これからやりましょうということ自体については恐らく争いはなかったとしても、それはそれとして、例えば、後で民事で消滅時効が争われるようなケースというのは、それは争いになっているわけですから、何か書面を、もうちょっときっちりとしたものを残した方がいいのかなという...全文を見る
○山花委員 これ、また後日少し細かく聞きたいと思うんですけれども、本体たる契約とは別に仲裁の合意が独立した契約として存在して、それで、例えば仲裁がその契約自体に詐欺とか錯誤とかであれば無効とか取り消し原因ですので、遡及しますから、時効中断効がなくなるというのはまだ理論的にはわかる...全文を見る
○山花委員 時間が来ましたので終わりにしたいと思います。済みません、これの倍をはるかに超える量の通告をしていたんですが、時間が参りましたので終わります。
05月28日第156回国会 衆議院 法務委員会 第19号
議事録を見る
○山花委員 民主党の山花郁夫でございます。  冒頭、法務大臣、過日、先週ですか、この委員会で議論をした際に、警察庁の方においでいただきまして、警察庁としては第三次の覚せい剤乱用期であるという認識があったという話がありました。また、矯正施設でもそういった中毒の方が結構いらっしゃる...全文を見る
○山花委員 前回は、そういう中で、例えば、覚せい剤中毒の後遺症の方が精神疾患のような症状を呈して、十分な医療的な措置がとられているのかどうかということについて私は疑いがあって、やはり、今回いろいろな問題が出てきている一つの問題は、そういった人たちが大声を上げたり暴れたり、そういう...全文を見る
○山花委員 よく聞くのがインターフェロン療法というものなんですけれども、私、医学については全く素人ですが、ただ、少し調べてみますと、C型肝炎といってもいろいろな型があるようで、2b型、2a型、1b型で、日本人に一番多いと言われているのが1b型のようですが、残念ながら、これにはイン...全文を見る
○山花委員 そういうことのようなんですね。つまり、型がいろいろあって、効くケース、効かないケースがあって、2a型と呼ばれるものについては比較的よく効くというか、療法が有効なようであります。ただ、刑務所に入っている方がどういう型なのかということは、それはよくわかりませんし、お医者さ...全文を見る
○山花委員 矯正施設の中で、もう一回確認しますけれども、今、平成十五年の十月一日と言われましたけれども。
○山花委員 十四年の十月一日の時点で、矯正施設、既決、未決合わせて全体で千四百三十三で、未決の方が百七十四、既決の方が千二百五十九。未決の方は皆さん非休養で、既決の方は十名が休養で、非休養が千二百四十九という話でありました。  今厚生労働省の健康局長から、一般的にはC型肝炎に対...全文を見る
○山花委員 平成五年から現在までですから、約十年にわたってということです。先ほどの千二百五十九というのは、平成十四年の十月一日現在で千二百五十九ですから、平成五年から現在まで、要するに、出ていった人もいるでしょうし、亡くなられた方もいるでしょうから、入れかわりがあって、実際の母数...全文を見る
○山花委員 感想ということでしたけれども、やはりちょっとこれは私は結構衝撃的に少ないと思うんですよ、既決で十年間で一名ということですので。もちろんそれは個別いろいろなケースがあるでしょうから、今直ちにこれがいけないことなのかどうなのか、それはわかりませんけれども、ただ、常識的に考...全文を見る
○山花委員 法務大臣、今の数字のこととか、御感想があればお聞かせいただきたいんですけれども、私は本当にこれはちょっと余りにも少な過ぎると思いますし、もし、本来であれば治療すべき人を治療していなかったんだとすると、それはまずいことですし、従来、法務大臣とは箱の話は結構していましたけ...全文を見る
○山花委員 厚労省の高原局長は、どうもきょうはありがとうございました。ただ、こういう委員会ですので感想は求めませんけれども、ちょっと思われるところもあったんじゃないかと思いますし、あと、これ、この委員会で随分、刑務所の医療についてもっと厚労省とタイアップして何かやらなきゃいけない...全文を見る
○山花委員 この抜歯についてなんですけれども、例えば愛知県の歯科医師会が、健康日本21という厚労省とタイアップしたものについて、研究などについて、ホームページにも出ています。  例えば、歯を抜くと、動物実験で抜歯することにより、脳機能のスピードが低下したりとか、特に上顎、何と読...全文を見る
○山花委員 今もお話がありましたように、入れ歯とか差し歯については自己負担の部分もあるということですけれども、要するに、刑務所も結構高齢化が進んでいるというのが一点。  先ほど読みましたけれども、研修教材の「行刑法」の方でも、予防医学的な見地からちゃんとやりましょうということが...全文を見る
○山花委員 厚労省も歯科医師会も一体となって、八〇二〇運動とか、八〇二〇、御存じでしょうか、八十歳まで二十本の歯を残しましょうと。今、できるだけ抜かないように抜かないようにという形に考え方も変わってきていますので、そういった医療的な面についても、私の持論としては、もっと本来は矯正...全文を見る
05月30日第156回国会 衆議院 法務委員会 第20号
議事録を見る
○山花委員 山花でございます。よろしくお願いいたします。  前回の続きという形になろうかと思います。前回、法案の方の第二十九条で、時効中断のところについて後日伺いますというふうに聞いた問題についてです。  二十九条の第二項を見ますと、「仲裁手続における請求は、時効中断の効力を...全文を見る
○山花委員 仲裁という制度は裁判とは違いますので、恐らく、ざくっとした言い方で言うと、裁判手続と和解との間ぐらいのイメージを私は持っているんですけれども、つまり、厳格な証拠法則にのっとって権利関係を確定して、それに基づいて判断するというものではなくて、仲裁ですから、場合によっては...全文を見る
○山花委員 そこでなんですけれども、仲裁廷及び同意を得ることを条件として当事者もということなんですけれども、最も利害関係と申しましょうか、大事な点になるのがその証拠調べの範囲、どこまでできるかということではないかと思います。  この点についても、中間まとめの段階では、A案、B案...全文を見る
○山花委員 その裁判所がお手伝いをするときの要件なんですけれども、これも中間まとめの段階では、また三案あったわけですね。  「裁判所は、証拠調べの必要性については判断せずに、援助の申立てが適法であるか否かのみを審査し、適法であれば、援助するものとする。」これがA案です。「裁判所...全文を見る
○山花委員 今の御説明からも、濫用的な申し立てについては、それは認められないということですが、条文上はないけれども、これは権利濫用であるとか、そういった一般的な法理の上で当然のことであるという趣旨であると理解をいたしました。  ところで、これもモデル法の方で申しますと、二十八条...全文を見る
○山花委員 国内法で衡平と善という言葉が出てくるのは非常に珍しいケースかなと思っておりますけれども、国際私法などで言われている概念で、一般条項的なものだと思いますけれども、こういったことで判断するということのようであります。  第四項に関係することかと思いますけれども、これも、...全文を見る
○山花委員 それはそれで結構です。  「当事者が仲裁判断のよるべき準則を指定しない場合の規律について」ということで、これもモデル法二十八条の関係ですけれども、「当事者が仲裁判断のよるべき準則を指定しない場合の規律につき、どのように考えるか。」というテーマがあって、これもA案、B...全文を見る
○山花委員 そのほかにもモデル法との関係でいろいろテーマはあって、おおむねそのモデル法に従って今回のような法案の書きぶりになったのかなと推察をいたしますが、時間の関係もありますので、以下、モデル法には規定のなかった事項でいろいろと検討された内容についてお伺いをしていきたいと思いま...全文を見る
○山花委員 今の御説明に関連してですが、確認をしたいんですけれども、特別にこの仲裁法という中に仲裁人の責務だとかいうことは書かれていないけれども解釈でというのは、つまりは、当事者の意思解釈等もあるんでしょうけれども、民法の一般原則、つまり債務不履行だとか不法行為だとか、何か問題が...全文を見る
○山花委員 「仲裁廷又は仲裁人による和解の試みについて」ということについても検討がされていたようであります。民事訴訟などですと、和解の勧試などはいつでもできるというような形になっておりますけれども、この仲裁のケースですとどうなるのかということについて、中間まとめの段階では、「仲裁...全文を見る
○山花委員 仲裁が最後まで行きまして、仲裁の判断が行われたといたします。これも、「内国仲裁判断は、当事者間において、裁判所の確定判決と同一の効力を有するものとすることはどうか。」ということが検討されていたようでありますが、この点について、どういった規定になったかということと、確定...全文を見る
○山花委員 済みません、通告をしていないんですけれども、ちょっと細かなことなんですが、仲裁判断が確定判決と同一の効力を有するといったときの時間的な限界と申しましょうか、標準時というのは一体いつになるんでしょうか。例えば、民事訴訟で既判力の標準時といったときには、事実審の口頭弁論終...全文を見る
○山花委員 ありがとうございます。  その次、準拠法の関係についてなんですけれども、これも中間まとめの段階では、「仲裁契約の成立及び効力の準拠法について」ということで、いろいろなことが検討されています。  例えば、準拠法については、「仲裁契約の成立及び効力の準拠法について、第...全文を見る
○山花委員 事物管轄の点についてお尋ねしたいと思います。  事物管轄についても、これは中間まとめの段階では、A案として「地方裁判所に管轄を認めるものとする。」B案として「地方裁判所に管轄を認めることを原則としつつ、事項により簡易裁判所に管轄を認めるものとする。」こういった検討が...全文を見る
○山花委員 この点については、随分と細かなことがいろいろ検討されたようですが、それについては、この場でお尋ねするのは控えさせていただきたいと思います。  次に、多数当事者仲裁ということについてお尋ねしたいと思いますけれども、中間まとめの段階ではいろいろと検討されていて、恐らく民...全文を見る
○山花委員 ということは、例えば民訴で言うところの訴えの併合のような形であるとか訴訟参加のような形であるとか、それはやってはいけないという話ではなくて、改めて関係当事者及び仲裁人との間で合意があればやっても構わないというものと理解してよろしいのですか。
○山花委員 そうすると、恐らく理論的には、今までやってきたのについては一たんなくなって、新たな合意をするという形になるということでよろしいのでしょうか。それとも、つまり、今までやってきた手続を引き継ぐ形であったとしても、合意をしてやっていくことができるということなんでしょうか。ご...全文を見る
○山花委員 済みません、時間がなくなってきてしまいましたので。  あと、仲裁人等の守秘義務についてどう考えるかということで検討されたようですけれども、この点についてはどういう検討をされて今回のような提案となったのか、御説明いただきたいと思います。
○山花委員 次に、これが大変大きな問題となっているわけですけれども、消費者保護に関する特則ということについて、いろいろ意見は出ておりますけれども、検討の経過など、あるいは趣旨などについて御説明をいただきたいと思います。  まず、消費者と事業者との間の仲裁契約の効力については、消...全文を見る
○山花委員 そのことと、「消費者と事業者との間の仲裁契約の方式等について」ということについては、これは中間まとめの段階では、A案、B案、C案、D案、E案と、大変多くの形が検討されたんですけれども、この方式の部分についても、どういった検討の結果、今回の提案となったのか、この点につい...全文を見る
○山花委員 あと、「国際的な要素を含む消費者仲裁について」、これは日本の消費者保護のためにどう考えるかということで、これについてもA案、B案ありまして、A案は、「仲裁契約が日本に密接に関連する場合には、当事者の合意の有無にかかわらず、仲裁契約の成立及び効力の問題につき日本法が適用...全文を見る
○山花委員 あと、仲裁費用の取り扱いであるとか仲裁人の報酬だとか、こういったことについて中間まとめの段階でかなり詳細な問題提起があったんですけれども、この点について、どういう検討がされて今回法案の形になったか、この点について御説明ください。
○山花委員 ところで、中間まとめの段階では消費者のことを大変問題とされていたんですけれども、労働者についてはこの段階では特に表には出てきておりません。今回のこの仲裁法によりますと、事前の合意は無効であるという規律になっておりますけれども、二つの点についてお尋ねしたいと思います。 ...全文を見る
○山花委員 済みません、あと何問か残してしまいましたけれども、最後に法務大臣、仲裁制度の今回こういったものが、新たなADRのような形で導入されるんですけれども、仲裁制度の利用促進について、政府として何らかの施策を考えられているんでしょうか。その点についてお尋ねして、質問を終わりた...全文を見る
○山花委員 終わります。ありがとうございました。
06月04日第156回国会 衆議院 法務委員会 第21号
議事録を見る
○山花委員 山花でございます。  矯正局長にお尋ねしたいと思います。  前回、歯科医療のことについて質問をさせていただきましたけれども、実際の治療の実態について調査をしてほしいということをお願いいたしました。取り急ぎ、できたところまでで結構ですので、どういった治療がなされてい...全文を見る
○山花委員 治療の中身なんですけれども、義歯の治療であるとかあるいは自己負担で治療したものが何件か、そういうことについてはわからないでしょうか。
○山花委員 抜歯が二百九十七で、義歯についての治療が少なくとも今報告なかったわけですし、また、自己負担が件数がないということは、抜かれてその後歯を入れていないケースが非常に多いのではないかと想定をされるわけであります。前回も少し議論させていただきましたけれども、抜いたままの状態と...全文を見る
○山花委員 歯科医療のことについては一応これで区切りをつけたいと思います。  先日、五月二十九日に入国管理局長名で何か信じられないことが行われているんですが、資料を配付いたしております。  読売新聞の記事に対して抗議の申し入れ書という書面が出されているんですけれども、どういっ...全文を見る
○山花委員 法務大臣、これは法務大臣は了承されていた話なんですか。あるいは事後的に、こんなことをして、ばかなことをするなと注意とかはされたんでしょうか。
○山花委員 是としたということは、了承していた、事後的に了承したということだと思いますが、ちょっと事実関係についてお尋ねしたいと思います。官房長にお伺いします。  こういった申し入れをしたわけですから、官房として、例えば読売新聞の本社であるとかあるいは記者クラブに対して何らかの...全文を見る
○山花委員 全くとっていないわけですね。間違いないですね。もう一回答弁してください。
○山花委員 措置をとっていないということは、読売新聞の東京本社であるとか、あるいは法曹記者クラブの記者に対して、何にもアクセスはしていない、そういうことでよろしいですね。
○山花委員 先ほど来、入管局長も法務大臣も、事実に反し、誤った印象を与えるということを言われていますけれども、これは記事のどこが事実に反しているのでしょうか、私にはさっぱりわからないんですけれども。  つまり、観測、こうなるんじゃないかという観測ですよね。予想が当たるか外れるか...全文を見る
○山花委員 刑事局長にお伺いします。  この手の話というのは、よく刑事事件でもありますよね。週明けにも立件へとかいう記事が出されて、実際それが当たることもあれば外れることもありますよね。そういうときに一々抗議しますか。
○山花委員 もう時間がないのであれですけれども、そうなんですよ。刑事局長が言われるとおりで、表現の自由に配慮しということで、よほどひどいケースについて遺憾であるということを、しかもこんな文書なんか出さないんですよ、せいぜい記者会見の場で言うぐらいの話で、今回だってそういう手法だっ...全文を見る
06月06日第156回国会 衆議院 法務委員会 第22号
議事録を見る
○山花委員 民主党・無所属クラブの山花郁夫でございます。  今回もまた束ね法ということで、民法の部分と執行法の部分、いろいろあるわけですけれども、こういった提出の仕方については、次期国会以降配慮いただきたいということを申し上げまして、法務大臣からもそのように検討したいという答弁...全文を見る
○山花委員 そうなんですよね。大体、家を借りようとすると、保証人をつけてくれと契約書にあります。例えば、離婚をして仕事を今探していたりとか、せいぜいパートだったりとか、収入が十分じゃない、不動産屋さんの方がそう見るケースだと、しようがないから、女性の方がまさかもとの夫に保証人にな...全文を見る
○山花委員 離婚件数が二十九万件ぐらいということですから、大変な数ですよね。一年三百六十五日しかありませんから、もう本当に、数分に一つのカップルが離婚しているというような時代になっています。  私は、別に離婚がふえていることがいいとか悪いとかいうことにはならないんじゃないかと。...全文を見る
○山花委員 法務大臣、法務大臣としてというか、お立場としては、法務大臣であるとともに国務大臣ですから、内閣のメンバーなんだと思います。つまり、法務省の責任者でもありますけれども内閣の一員ですので、この問題については意見が合うかもしれないところだと思っていますので、ぜひ考えていただ...全文を見る
○山花委員 何か最後は法務大臣の立場に戻られてしまいましたけれども、ぜひ厚労省なども御検討いただければと思いますので、よろしくお願いを申し上げまして、終わります。  ありがとうございます。
○山花委員 山花郁夫でございます。  午前中、石原委員からも指摘があった入管の問題について質疑をさせていただきたいと思います。  先日も取り上げましたけれども、読売新聞東京本社編集局長殿ということで抗議の申し入れ書が出ていますが、これは何時ごろ、どういう意思決定の過程を経て出...全文を見る
○山花委員 この書面の内容について、先ほどの質疑の中で、次官までは相談したと言われておりましたけれども、それは何時ぐらいなんでしょうか。
○山花委員 私は先ほどの質疑を聞いていてもよくわからないんですけれども、あの記事のどこに問題があったという認識なんでしょうか。
○山花委員 いやいや、誤りがどうかということを聞いているんじゃないんですよ。要するに、これは表現の自由に対する抑制をしているわけですから、どういう保護法益があって、つまり、守られるべき対象は何だったんですか。
○山花委員 いやいや、今のは大変な答弁ですよ、それは。業務の信頼とかおっしゃいましたね。つまり、あの新聞の記事が役所の側の利益を侵す、そういう答弁ですね。
○山花委員 余計悪いじゃないですか。社会法益でもなければ、いわば国家的な法益に対して表現の自由を抑制したという話ですよね。つまり、国の利益ということですね。余計悪いですよ、それは。  今のは、国の信頼という、そういうことですね。
○山花委員 そういう答弁をすることが恐ろしいですよね、私は。抗議文に書いてあるじゃないですか。「今後このような誤った記事を掲載」、今後のことまで言っているわけですよ。憲法の教科書を見れば、そういうことは事前抑制の原則的禁止の法理ということで書いてありますよ。  いいですか。つま...全文を見る
○山花委員 今、いかに憲法のことをよくわかっていないかお答えになりましたよね。事前に抑制することに当たるとは考えていません、その程度の認識なんですよ。あなた、勉強し直してくださいよ。  事前抑制の原則的禁止の法理というのは、「広義においては、表現行為がなされるに先立ち公権力が何...全文を見る
○山花委員 いやいや、本当に学者に聞いた方がいいと思いますね、これは。こんな答弁を許していちゃいかぬですよ。  いいですか。あなたがどう思うかなんて関係ないんですよ。その辺からしてもう理解ができていないですよね。これを受け取った側がどういう印象を受けるか、それによって萎縮的効果...全文を見る
○山花委員 当然のことかもしれないけれども、それを役所がやっちゃいかぬわけですよ、公権力が。正しいことを言え、そして、これが間違いだ、これが正しいと判断するのが。  本当に正しいかどうかというのは、それは思想の自由市場の中で決するべきことであって、例えば、そのときの記事は、記者...全文を見る
○山花委員 まさに今の一番最後の部分が憲法上問題があると言っているんですよ。何でわからないんですか。公の権力を持っている人がそういうことを言っちゃいかぬのですよ、公権力が、メディアに対して、正確に報じろと。  正確な記事かどうか、つまり、いいですか、もう何かできの悪い受講生に説...全文を見る
○山花委員 ちっとも謙抑的な姿勢じゃないじゃないですか。  つまり、物事にはやはり順序というのがあって、こういう記事が出て、大臣なりしかるべき人が会見されて、違いますということを言えば、それでまず済んだと思いますし、それでもなおいろいろあって、よっぽどのことがあれば、もう一回申...全文を見る
○山花委員 いやいや、それは大変な答弁ですよ。つまりは、事務方が全部決めるから、大臣の指示がなくたって自分たちで全部やるんだ、そういう答弁じゃないですか。そんな、ちょっと中井さんのときとまた話が同じようなことになってきていますよ。  つまり、いいですか、実務がどうかということじ...全文を見る
○山花委員 例えば、理屈というか実務はそうなのかもしれませんけれども、あの日の朝の記事を大臣が読まれて、これはではこうしなさいと指示した可能性の問題です。あるわけじゃないですか。あったとしても、つまり法務大臣がそういう決断をしたとしても、あなた方は、まだそういう事務的なのが整って...全文を見る
○山花委員 それがいかぬのですよ。つまり、そういう気持ちがあったかどうかなんというのは問題じゃないと先ほど来、言っているじゃないですか。そういう答弁はいかぬです。ちょっと整理してください。
○山花委員 後ほど、後ほどなのか後日なのかわかりませんが、理事会で協議をしていただくとして、つまり、どうも私では権威がないようなので、もしあれだったら委員会として憲法学者の方でも呼んでいただいて、これはどうかということをやっていただいても結構だと思います。そんな長時間でなくて結構...全文を見る
06月10日第156回国会 衆議院 法務委員会 第23号
議事録を見る
○山花委員 民主党の山花郁夫でございます。  参考人の皆様方におかれましては、早朝よりありがとうございます。  まず、藤川参考人にお伺いをしたいと思います。  先ほど松森参考人から、執行法制の改正について、特に財産開示手続についてどういうイメージを持って考えるかということが...全文を見る
○山花委員 松森参考人にお伺いしたいと思うのですが、同じような中身です。  要するに、これは使い方を気をつけないと、つまり、制度として全くけしからぬという制度では私はないとは思うんですが、ただ、どうもそういう、やくざまがいというとちょっと言葉がきつ過ぎるかもしれませんけれども、...全文を見る
○山花委員 したがって、財産開示手続については、恐らく運用の面で相当慎重な配慮というものが必要なんだろうなという印象を持ちました。  上原参考人にお伺いをしたいと思います。  若干技術的というか、細かいことなんですけれども、今回、先取特権について、商法並みと申しましょうか、広...全文を見る
○山花委員 時間が来たので、終わります。どうもありがとうございました。
○山花委員 民主党・無所属クラブの山花郁夫でございます。きょうは、参考人の皆様、貴重な御意見どうもありがとうございます。  まず、船越参考人にお伺いをしたいと思います。  短期賃貸借の問題ですけれども、現行の法制度のもとで、短期賃貸借が競売になったとしても対抗できるかどうかと...全文を見る
○山花委員 新川参考人にお伺いしたいと思います。  きょう陳述されたのは別の論点でしたけれども、今回のこの短期賃貸借の問題で、大家さんが破産してしまったようなケースで、抵当権がついていて、それが実行されると三カ月の間に住みかえなければいけないケースが出てくるというものが内容にな...全文を見る
○山花委員 ありがとうございます。もう一問、新川参考人にお伺いしたいと思います。  先ほど、今回の改正は小さな小さな一歩であるという表現をされましたけれども、恐らくそうなんだと思うんです。つまり、今回のは執行法のことですから、ちゃんと養育費の取り決めがされていて、かつ払う相手方...全文を見る
○山花委員 高村参考人にお伺いしたいと思います。  先ほど、会社が倒産というか、事実上の倒産なんでしょうか法的な倒産なんでしょうか、その辺はちょっと正確にはわからなかったんですが、そういうケースでも、組合の方で一生懸命頑張って再建されたという、大変すばらしい事例だったと思うんで...全文を見る
○山花委員 これは再建に向けて頑張ったというケースですけれども、それだけではなくて、今回の全体としての倒産法制の見直しの中で、労働債権の確保をどうしていこうかという問題があります。  民法の個人給料の先取特権について六月という期間を外して、外したのはそれはそれでいいんだと思うん...全文を見る
○山花委員 我が国はILOの百七十三号条約についてまだ十分な取り組みがなされていないように感じておりますが、この一七三号条約は労働者の労働債権の保護条約ですけれども、この点について、政府に対して、どういう取り組みをすべきだとお考えでしょうか。
○山花委員 時間が参りましたので、終わります。どうも貴重な御意見、ありがとうございました。
06月13日第156回国会 衆議院 法務委員会 第25号
議事録を見る
○山花委員 ただいま議題となりました修正案について、提出者を代表して、その趣旨及び概要を御説明いたします。  原案では、現行の短期賃貸借制度を廃止する一方、抵当権者に対抗することができない建物賃借人に対して三カ月間明け渡しを猶予する制度を創設しておりますところ、競売による建物の...全文を見る
○山花委員 今、政府の原案の趣旨について、引っ越しのための期間も必要だということのようでありますが、過日、参考人の質疑の中でも、お年寄りであるとかあるいはシングルペアレントのようなケースでは次の家を見つけるのが大変だという話もございました。また、定期借地借家のようなケースでは六カ...全文を見る
○山花委員 明け渡し猶予期間中の建物使用者というのは、建物について賃借権その他占有権原を有するということになるわけではありません。その猶予期間の満了まで明け渡しをしないことが許されるというところにとどまるわけであります。そして占有者は、明け渡し猶予によって無償で建物を使用すること...全文を見る
○山花委員 この二項については、三カ月を六カ月に延ばしたからといって、繰り返しになってしまいますけれども、占有権原があって、新たな賃貸借契約が買い受け人との間に承継されるわけではありませんから、そうすると、ただ占有していて賃料相当分も払わないようなケースが出てくると、これはやはり...全文を見る
○山花委員 民事執行法の八十三条第二項は、競売不動産の買い受け人は、代金を納付した日から六カ月の間、引き渡し命令の申し立てをすることができるとしております。  修正案では民法三百九十五条第一項の建物明け渡し猶予期間を六カ月に延ばしておりますから、あわせて引き渡し命令の申し立てを...全文を見る
○山花委員 確かに、条文をぱっと見ますと、そのような印象を持たれてしまうのかなという気もいたします。  ただ、この買い受け人が建物使用者に対して明け渡しを求めるためには、一月分以上の不払いがあった後に、相当の期間を定めて催告するということが必要となっております。その催告期間が経...全文を見る
○山花委員 民主党・無所属クラブの山花郁夫でございます。  担保・執行法について質問をしたいと思います。先日来いろいろ議論のあるところですけれども、まず、先取特権のところについて伺いたいと思います。  先取特権で、従来は雇人給料という形になっていたものが、今回は対象が広がった...全文を見る
○山花委員 これは法律によって、例えばの話、全く同じ言葉を使っていても、法律が違えば、場合によっては解釈が違うことというのはあり得るのは承知はいたしておりますが、今回テーマになっております先取特権も、これは労働債権を対象とするものということになりますから、広い意味では、最も広くと...全文を見る
○山花委員 この専門部会報告を拝見させていただきますと、ここで大変詳細に検討されておりまして、例えば、仕事の依頼、業務に従事すべき旨の指示に対する諾否の自由の有無ということで、つまり仕事を依頼されて拒否できるかどうか、恐らく、労働者といったとき、普通は拒否できないでありましょうし...全文を見る
○山花委員 厚労省の方にこれはお願いがあるんですけれども、こんな話を聞いたことがあって、というのは、建設現場で働いている方で、機械によって指を落としてしまった、労災の認定をしてもらおうと思って行ったんですけれども、最初本人が請負だというふうに言っていたものですから、それだけが理由...全文を見る
○山花委員 では、青木審議官どうもありがとうございました。退席されて結構です。  それでは次に、この先取特権なんですけれども、先日来ずっと参考人の質疑でも意見を伺ったりとか、あるいはこの場でも申し上げてきたことですけれども、これを実現しようとするとなかなか手続のところで壁があっ...全文を見る
○山花委員 これは実際の法の解釈とあとは裁判官の心証の問題もあるので、そういう話になってしまうのかなという気はするんですが、改めて、これは民事局長、お伺いしたいと思います。  過日来指摘があるところですけれども、これは余り本当に立証が重くなってしまうようなことがあると、幾ら権利...全文を見る
○山花委員 その点を確認させていただいて、これも先日指摘はしたんですけれども、先取特権をこうやって広げられるのは大変結構なことだとは思いますが、ただ実際、倒産、破産の現場では、ほとんど、これを使おうなんというときには、落ち穂拾い的に残った債権をかき集めてというような現状なわけです...全文を見る
○山花委員 今、国内法がまだ未整備だからというお話なんですけれども、これは外務省にお伺いしたいんですけれども、一般に、条約を結ぶときには、国内法の方を整備してから批准をするというケースもあれば、先に批准をして、それから国内法の整備をするというケースもあるような気が、気がするという...全文を見る
○山花委員 このILOの関係については、昭和二十八年に閣議決定がされているようですね。時の総理大臣吉田茂のころに、ILOの関係については、「批准前に立法の措置を講じ、これにつき国会の議決を求める。これに関する事務は、労働省又は他の所管省の主管とする。」とありますから、今言われたと...全文を見る
○山花委員 国税と並ぶという、公的な債権ということですけれども、これは、例えば国税徴収法を主管しているのは財務省だと思うんですけれども、そうすると、財務省が何か壁になっているんでしょうか。そうだとすると、租税債権よりも少なくとも、私債権すべてと申し上げているわけではありません、I...全文を見る
○山花委員 いやいや、これは何かまずいことになってきていまして、つまり、法務大臣、要するに、論理的にいきますと、外務省の立場としては、いや、国内法の整備が先だ、もうそういう閣議決定があるんだという話になっています。国内法上、例えば社会保険との関係ではどうだというと、社会保険は、並...全文を見る
○山花委員 まあまあ、ちょっと答弁書を置いていただいて。ILOの関係は、方向としては日本政府としてもちゃんとやった方がいい。それは、厚労省の皆さんも頑張っておられるわけですから、それに向けて法務省としてもちゃんとやるんだ、そういう指示を出したいということを言っていただけませんか。
○山花委員 今回の件は、対象は広がってはいますけれども、優先順位を上げるというところまではいっていないわけですよ。したがって、これで一区切りとされると、結局またILOの関係では、多分、ほかの役所の方、困ったなという話になってしまいますよ。  順位の引き上げということについて、恐...全文を見る
○山花委員 関係各省とも相談してということですので、ぜひ関係各省の方、期待して、見守っていただければなと思います。  関係各省の方は、御退席されて結構です。ありがとうございました。  それでは、賃貸借の関係でお話を聞いていきたいと思うんですけれども、賃貸借というのは、抵当権設...全文を見る
○山花委員 法律的な表現をすると、そういう話になるんですよね。ただ、経済的な面、法律的にも表現できますけれども、経済的な面でいうと、恐らく建物についての担保価値というのが低くなるんであろう。つまりは、抵当権を設定していざ競落しようと思っても、二十年、三十年絶対に対抗されちゃうとい...全文を見る
○山花委員 今回、短期賃貸借の廃止ということで、従来の賃借権強化の流れからするとちょっとどうかなという疑問もあったんですが、ただ、今回の法改正というのは執行法制の円滑化という観点からのものですので、期間については提案は若干不満があったんですが、それはそれとして、今回は理解はできな...全文を見る
○山花委員 一部そういう大家さんがいるというお答えでしたけれども、ただ、外国人とかお年寄りの方に対してはもともとちょっと民間のケース、かなりひどいケースをいっぱい聞いていますから、それに比べれば一部なのかもしれません。  それでも、結構当事者団体の方なんかからは、いや、結構ある...全文を見る
○山花委員 住宅局長、ありがとうございました。退席されて結構です。  法務大臣、そういうことなんですよ。つまり、そういう施策を講じなければいけないぐらいのそういうグループがあって、大変苦労されている方もたくさんいらっしゃるということでございます。今までこういった女性の問題につい...全文を見る
○山花委員 私は、必要的記載事項とすることは反対なんです。というのは、DVなんかのケースでは、ともかく別れることが先だ、養育費どころじゃないと。人によっては、人によってはというかDVの多くのケースでは、養育費なんかももらうのも汚らわしいという方たちもありますから、書かなきゃいけな...全文を見る
○山花委員 何かその話も私はずっとひっかかっておりまして、でも、どうでしょう、この委員会にいらっしゃる委員各位の皆様も、恐らく婚姻届にも似たような欄があったと思いますけれども、この欄が実は戸籍とは全く関係ない人口動態統計に使われているということを知っている人なんて、ほとんどいない...全文を見る
○山花委員 それと、そういう協力する趣旨でということであれば、人口動態統計というのは厚労省が所管しているのでしょうか、もしそちらの方で養育費についても、では統計としてとりましょうと言ったら、これは書くようになるんですよね。
○山花委員 性質が異なるということですけれども、先ほど、養育費についてはプライバシーにかかわることで書かせるのはいかがかという話でしたけれども、そもそも離婚届を出すこと自体がプライバシーにかかわることだと思いますし、また、人口動態統計に使うといっても、同居の期間がどれぐらいかなん...全文を見る
○山花委員 何か、本当に近づきつつあるんですか。先ほど来もう何年もたったという話がありますけれども、この九六年のなんかは、まさに法務省が立案までしたものについていまだに実現していないんですけれども、それはもうしっかりと政府の責任で提案されたらどうですか。各党のなんて言っていないで...全文を見る
○山花委員 いや、お任せというか、法務大臣なんですから。一時、なられたころは随分と、我が党の議員も質問されたり他の党の同僚委員も質問されて、もっと何か決意のにじみ出るような答弁をされていたと思うんですけれども。  どうですか、何か一部には内閣改造の話なんかも新聞紙上にあったりし...全文を見る
○山花委員 執行法制のことでも、今回、そのときにたまたま当たることができてうれしい気持ちだとおっしゃっていましたけれども、ぜひ、まだもっと大きなうれしい気持ちになるようなことをやっていただきたいと思います。  ところで、養育費に話を戻しますけれども、かつての法務省の改正案では、...全文を見る
○山花委員 監護権といっても、監護に要する費用の分担というのは、法律に書くか書かないかは別として、法律上の義務ではないにしても、本来的には、離婚の際に協議されるべき事柄である。それは、子の福祉のために、養育費についても、どう表現していいのかわからないですけれども、できればしっかり...全文を見る
○山花委員 そうだとすると、離婚届を書く際に、繰り返しになりますけれども、任意的な記載事項として書くということは検討されていいのではないかと思うんです。  というのは、子の福祉と人口動態統計とどっちが大事なことかという話なわけですよ。私は、やはり子の福祉ということは、これは本当...全文を見る
○山花委員 最後のところでまたリセットされてしまったような感じがしますけれども、ただ、書きぶりを工夫すればそこはクリアできるんではないかと思っております。  恐らく、任意的記載事項として、ここに、例えば月三万円、銀行振り込みでと仮に書いてあったとしても、それはそのときの話ですか...全文を見る
○山花委員 それはそれとしてわからないでもないんですが、先ほども申し上げたとおりで、それは書き方で工夫できないかなと思うんです。  例えば、以下の点については届け出時のものにすぎないものですとか、そういうことをちゃんと書いて以後の、要するに、何かそういう注意書きを書いた上で、例...全文を見る
○山花委員 要するに、これを見て何とかできないかと考えていられたという話だと思いますけれども、これが人口動態統計に使われているという話は大臣は御存じでしたか。別に知らなかったからけしからぬという話でもないと思うんですけれども。
○山花委員 検討されるという話ですけれども、やはりこれは、そうやって見ると異質ですよね。上のところは、明らかにこれは戸籍にかかわる事柄であろうと思いますけれども、職業がどうであるとか、同居の期間がどれぐらいかとか。  ですので、局長は少し難しいのではないかとおっしゃっておられま...全文を見る
○山花委員 まあ、眺めているだけではなくて、どこかに工夫して書けないだろうかなということを思っているわけです。  もちろん、離婚届に任意的な記載事項として書かせるというだけではなくて、もっともっとほかにもやらなければいけないことはあるんだと思いますし、ほかにも工夫をしなければい...全文を見る
○山花委員 本来は当然のことが、実は、もう三割、四割は当たり前という、コマーシャルのような数字なわけですから、もう少し引き上げるために、ぜひ努力をしていただきたいと思います。  それでは、養育費については結構頑張ったつもりだったんですけれども、もうちょっと前向きのことを言ってい...全文を見る
○山花委員 もっと言えば、組合の関係で占拠されているというようなケースでは、そもそも、その執行については慎重に、要するに、入り口のところで、正当な活動については、それは慎重な取り扱いをしていただくという前提があっての話だと思いますけれども、その前提部分についてはそういうことでよろ...全文を見る
○山花委員 では、質問を終わります。どうもありがとうございました。
○山花委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。     担保物権及び民事執行制度の改善のための民法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たり、次の事項について格段の配...全文を見る
06月27日第156回国会 衆議院 法務委員会 第27号
議事録を見る
○山花委員 民主党・無所属クラブの山花郁夫でございます。  きょう、いろいろと議論させていただこうと思っていて、こちらから主張しようと思ったことは塩崎議員から随分答弁をいただきまして大変盛り上がっているところですけれども、もう一回、今回の法案の最初のところに戻ってまいりたいと思...全文を見る
○山花委員 先ほど、松本委員からも類似のお話がありましたけれども、違った表現をすれば、前回の改正との関連性の非常に深いものであるという認識でございます。前回の改正の折には、我が党は反対の立場をとっておりまして、当時反対討論を行っております。  理由は大きく分けると二点ありまして...全文を見る
○山花委員 それなりに積極的な意義があったのだという御認識なのだと思います。  ところで、これに、前回の改正の以降でも、各新聞記事であるとかあるいは雑誌等々、いわば外部からの評価ですけれども、急を要する合併のためという形での評価よりも、むしろ株価対策であるとか経済対策として少な...全文を見る
○山花委員 これはバランスとして悩ましい話だと思うんです。というのは、だったら定時総会というのはもうなくして、定款授権で取締役会の方にやらせる、その一本にしてしまうという、ちょっと荒っぽいかもしれませんけれども、そういう考え方もあり得るのかなと。ただ、一方で、そもそも株主とは何だ...全文を見る
○山花委員 ポジティブな面をとらえればそのとおりだと思いますし、私も、個人的には、自社株買いがそもそもいけないのだという発想は持っていないんです。  よく言われますように、適正な水準をだれが判断するかという問題はありますけれども、本来持っている企業の力よりも随分と低い株価がつい...全文を見る
○山花委員 それは、しっかり仕事はしていただいているとは思うんですが、どうも非常に少ない印象を持っております。  例えば、アメリカのSECなどは、年間二けたぐらいの、もちろん制度は違いますけれども、二けたといっても、十の二十のという話ではありません。刑事司法手続にのるような、そ...全文を見る
○山花委員 十倍にはなりませんけれども、もちろん、国土の大きさも違えば、向こうは連邦国ですからという事情もあるのかもしれません。ただ、人数で十倍近い差があり、また告発件数についても、日本の告発に当たる形で正確な対比というのは難しいことは承知をいたしておりますけれども、それにしたっ...全文を見る
○山花委員 私ども、もう二〇〇一年の六月から、証券取引委員会設置法案というものを衆法として提出させていただいております。先ほど松本委員からも、一緒にやりましょうよという話がありましたけれども、必ずしもこの形にこだわるものではありません。もっといいものがある、もっとこうした方がいい...全文を見る
07月01日第156回国会 参議院 法務委員会 第18号
議事録を見る
○衆議院議員(山花郁夫君) ただいま議題となりました法律案に対する衆議院における修正部分について、提出者を代表して、その趣旨及び概要を御説明いたします。  第一は、裁判の審理の充実は裁判の迅速化の前提であるということを明確にするため、第一条の「目的」について、「公正かつ適正な手...全文を見る
07月03日第156回国会 参議院 法務委員会 第19号
議事録を見る
○衆議院議員(山花郁夫君) 第八条の最高裁判所による検証の方法について「客観的」という文言を加えた趣旨でございますけれども、最高裁判所による検証は外部の有識者による客観的な判断が不可欠であるということを明確にするという点にございます。  かつて、宮沢俊義先生だったと思いますが、...全文を見る
○衆議院議員(山花郁夫君) この修正は、第七条に新しく第二項を加えまして、当事者等の責務について、「当事者等の正当な権利の行使を妨げるものと解してはならない。」との規定を加えようとするものでございます。  この趣旨なんですけれども、裁判の迅速化の実現によって当事者の正当な権利義...全文を見る
○衆議院議員(山花郁夫君) 私は、個人的には死刑制度はなくなれば一番いいと思っているんですが、そのことはさておき、死刑求刑が予想されるような事件においては、恐らくはたから見ていると、弁護士さんも、被告人が犯罪事実について認めているケースなんかですと、一生懸命今度は情状の立証をしよ...全文を見る
○衆議院議員(山花郁夫君) 第一条の「目的」について、「公正かつ適正な手続」の表記を「公正かつ適正で充実した手続」の表記に改めた修正の趣旨と申しますのは、裁判の審理の充実は裁判の迅速化の前提であるということを明確にするためでございます。  先ほども角田委員からも大変厳しい御指摘...全文を見る
07月08日第156回国会 衆議院 法務委員会 第30号
議事録を見る
○山花委員 民主党・無所属クラブの山花郁夫でございます。  心神喪失者等医療観察法案に関連して、反対の立場から討論をいたします。以下、その理由を申し述べます。  そもそも心神喪失等医療観察法案は、一昨年の大阪・池田小学校事件における不幸な事件を契機とし、小泉総理の誤った認識に...全文を見る
07月18日第156回国会 衆議院 法務委員会 第33号
議事録を見る
○山花委員 民主党・無所属クラブの山花郁夫でございます。本日は、参考人の皆様、朝早くからありがとうございます。  大森参考人にお伺いをしたいと思います。  別姓の議論の中では、通称使用でいいじゃないかという議論もあるわけですが、これについて、かつて大森参考人は読売新聞などでも...全文を見る
○山花委員 森参考人、榊原参考人にお願いいたします。  我が国では、現在、法律上の婚姻のためには同姓をとるべし、こうなっておりますが、こうした法制度をとっている国は、私は、日本とインドとタイとトルコぐらいしか寡聞にして聞いたことはないわけであります。また、お隣の韓半島では、別姓...全文を見る
○山花委員 民部参考人の御意見には大変共感を持って拝聴いたしましたが、残余の時間につきましては田名部委員の方にバトンタッチをいたしますので、よろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
07月22日第156回国会 参議院 法務委員会 第24号
議事録を見る
○衆議院議員(山花郁夫君) ただいま議題となりました法律案に対する衆議院における修正部分について、提出者を代表して、その趣旨及び概要を御説明いたします。  原案では、現行の短期賃貸借制度を廃止する一方、抵当権者に対抗することができない建物賃借人に対して三か月間明渡しを猶予する制...全文を見る
○衆議院議員(山花郁夫君) 原案では、抵当権者に対抗することができない賃貸借に基づく抵当建物の占有者に対し、建物の競売による売却のときから三か月間は建物を明け渡さなくてもよいこととしております。これは、競売による建物の売却によって、突然に生活であるとか営業の本拠から退去を求められ...全文を見る
○衆議院議員(山花郁夫君) 御指摘がございました三百九十五条第二項を新設する趣旨でございますが、御指摘がありましたように、明渡し猶予期間というのは、これは本当に明渡しを猶予する期間ということであって、賃貸借契約が継続しているということではありません。したがって、建物を使用している...全文を見る
10月03日第157回国会 衆議院 法務委員会 第2号
議事録を見る
○山花委員 民主党・無所属クラブの山花郁夫でございます。  野沢大臣、星野副大臣、まずは御就任おめでとうございます。また、中野政務官におかれましては、留任ということで、引き続きよろしくお願いをいたします。  おめでとうございますと申し上げましたけれども、法務に関しては課題が大...全文を見る
○山花委員 趣旨についてはよくわかりました。ただ、若干、私個人的に疑問を持っていることがございます。  と申しますのも、検察官というのは、行政官、独任制の官庁ですから、人事院勧告という制度があって、公務員の労働基本権の制約の代償として人事院勧告によってその俸給が決まっていくとい...全文を見る
○山花委員 形式的な理屈はそうなんですよね。ただ、実態としては横に並んでいるということについて、ちょっとどうなのかなという意見でございますので。ただ、今回のこの点について、きょうは最高裁の山崎人事局長もおいでいただいていますけれども、喜んでということはないんでしょうけれども、今回...全文を見る
○山花委員 私どもといたしましては、合理的なものと言い切ることにはややちゅうちょをしながらも、法案についてはこういうことでいいのかなという形で採決に臨んでまいりたいと思います。  ところで、今回のこの改定によりまして、本年度予算ではこういった引き下げがないことを前提に予算を組ま...全文を見る
○山花委員 その内訳は大体どれぐらいかわかりますか。
○山花委員 わかりました。  それでは、引き続きまして、先日、野沢法務大臣からごあいさつをいただきましたことに関連をして、質問をさせていただきたいと思います。  先日の当委員会におきまして、ひとつ、先ほど河村委員との間の議論にもありましたけれども、安全な社会の実現維持に取り組...全文を見る
○山花委員 今お話がありましたように、いわゆる重要犯罪、殺人、強盗、放火、強姦、略取・誘拐、強制わいせつなどについていいますと、二件に一件が未解決という、これはゆゆしき状態ではないかと思っておりますし、警察官の増員そのものには私どもも賛成でありますし、むしろ、まだそれでも足りない...全文を見る
○山花委員 ぜひそれはやっていただきたいと思います。  釈迦に説法かもしれませんけれども、男女共同参画社会基本法の前文にもこの共同参画の課題というのは二十一世紀の日本を基礎づける最重要課題であるとうたわれておりますので、その点について今後とも努力をしていただきたいということを申...全文を見る
○山花委員 この問題については、警察と法務との間でうまく連携をしてやっていただかなければいけないことだと思いますので、その点、しっかりと連携をしていただいて、また、必要な予算についてはしっかりと努力をしていただくということかなと思いますので、その点はよろしくお願いを申し上げたいと...全文を見る
○山花委員 時間が参りましたので、終わります。どうもありがとうございました。