山花郁夫

やまはないくお

比例代表(東京都)選出
立憲民主党・無所属
当選回数4回

山花郁夫の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月22日第166回国会 衆議院 日本国憲法に関する調査特別委員会公聴会 第1号
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○山花公述人 前衆議院議員、そしてJPU総合研究所の特別研究員の山花郁夫でございます。  本日は、こうした公述の機会をお与えいただきましたことを感謝申し上げる次第でございます。  また、以前先生方の方の席に身を置いていた者として、こういった公聴会とかが開かれると、そろそろ採決...全文を見る
○山花公述人 一般論として言うと必要であるという答えになります。  ただ、中身については、ぜひ今言ったような方向で検討していただきたいという立場です。
○山花公述人 はい、そのとおりです。
○山花公述人 繰り返しになってしまうかもしれませんけれども、議会制民主主義の根幹にかかわるとか、あるいは代表民主制をとっているんだからとか、そういった抽象度の高いセリフで言われると何かそうかなという感じになってしまうんですけれども、むしろ、先ほど申し上げましたように、事実上拘束力...全文を見る
○山花公述人 そういう質問をされると少し立場的な答えになってしまうかもしれませんけれども、現に当委員会で両案が出ている、そして民主党案についてはその部分が入っているわけですから、別建てでやったらどうだと言われるのであれば、自民党さん、公明党さんで対案の形でこの場にお示しをいただけ...全文を見る
○山花公述人 公務員、教育者の地位利用によって、憲法改正あるいは国民投票の結果に不都合な影響が生じるという御懸念については、私は余りそういう懸念を持っていないものですから。  と申しますのも、もちろん、その地位を利用して何かおかしなことをしようとする人もいるかもしれない。ただ、...全文を見る
○山花公述人 理想としては、メディアの自主規制だけでできるということが私は理想だと思います。ただ、ペーパーのメディアであれば、広告なり何なり、多少大げさなキャッチコピーを書いたとしても、後から冷静にちょっとどうだろうと思ったりとか、あるいは細かな字で注意書きでも書いてあれば、ああ...全文を見る
○山花公述人 申しわけありません、私も、午前中の江橋先生の御議論というのは拝聴いたしておりませんものですから適切なコメントができませんけれども、ただ、一般論として申し上げれば、合同審査会というようなものをつくらないと、それぞれの、例えば総務委員会で地方分権の憲法の議論をしろといっ...全文を見る
○山花公述人 中川先生の御指摘については、ほとんど同じような感想を持っているということが一つです。  あと、議論のあり方については、私は最近の空気というのはよく承知いたしておりませんけれども、もし何か変わってきたということであれば、どうしちゃったのかしらと。今まで随分といろいろ...全文を見る
○山花公述人 私は、中川先生の御議論ですけれども、つまるところは、憲法解釈でいうと、憲法四十一条が国会が唯一の立法機関だと言っているというところをどう考えるのかということによるんだと思います。  その上で、くどいようですけれども、あくまでも諮問的なものですから、立法の契機になる...全文を見る
○山花公述人 予備的国民投票というお話でございますけれども、多分、テーマを憲法にかかわることにするかどうかという話なのであって、もともと民主党案に書かれている国政の重要問題についての国民投票と恐らく法的な性質は同じものになるのではないかと思います。つまりは、間口が広いか特定のテー...全文を見る
○山花公述人 私も、本来であれば現行憲法が制定された直後に制定されるべきものだったのだろうというふうに思っております。  これは言ってもせんないことなので、つまりは、制定直後に、直後といいましょうか、その後、朝鮮情勢などがいろいろあって警察予備隊が組織され、保安隊となりという、...全文を見る
○山花公述人 憲法審査会のというか、今の合憲性審査権であるとか基本法制に関する審査権についてですけれども、これは評価をされてよいことだと思います。  実は、こういった仕組みをとらないと、私はかねてより、かつて、この場でというのはちょっと違うんですけれども、憲法調査会の方で発言を...全文を見る
○山花公述人 一応私も申し上げたつもりではあったんですけれども、原理原則としては、私は国民投票を何でもかんでもやれというのは非常にネガティブです。むしろ、代表制民主主義の根幹ということでいえば、そんなのはめったにやるべきことだとは思っておりませんということが一つ。  ただ、話が...全文を見る
○山花公述人 つまりは、憲法を対象とする予備的な投票であったとしても、私が七割とかそういう数字を出しちゃったから混乱してしまっているのかもしれませんけれども、そうでないものであったとしても、諮問的なものであって、例えばそれをクリアしたから法律をつくらなければいけない、あるいは憲法...全文を見る
○山花公述人 御指摘については、今本田先生が言われたのと全く同じ印象を持っております。これまでも、国会の方で主導してやってきたわけでありますから、特に憲法にかかわるそういった国民投票法という極めて重要な法律は、あくまでも議会の方でやるんだということで今後も貫いていただきたいと思っ...全文を見る
○山花公述人 今の住民投票についての御指摘ですけれども、住民投票についてはもともと地方自治法などで規定があって、それを利用しているというか、ああ、こういう方法があったのかと気がついた人たちが随分ふえてきたのかなと。我田引水かもしれませんけれども、先ほど申し上げましたように、それだ...全文を見る
○山花公述人 質問にお答えする前に、先ほど私ちょっと不正確なことを申し上げましたので、訂正をさせていただきたいと思います。  住民投票は地方自治法にというような言い方をしましたけれども、申し上げたかったのは、地方公共団体の場合は地方自治法があって、そもそも首長と議会も二元代表だ...全文を見る
○山花公述人 権威ということで言うと、今御指摘があったことと重複をするところがありますけれども、しっかりと審議をし、また、これまでこの委員会の中でも、賛否はいろいろあるんでしょうけれども、それでもオープンな場で議論が行われて、そして、お互い歩み寄るとか、提出者同士で修正すべきとこ...全文を見る
○山花公述人 私は、今提案されている期間で十分なのではないかというふうな印象を持っております。  と申しますのも、例えば、今郵政解散の話が出ましたけれども、ああいうケースですと、ぱっと解散という話になる。それまでも国会で審議していたといえば審議していたんですけれども、あのときの...全文を見る
○山花公述人 テレビのキャスターの例を挙げられましたので、その範囲でお答えをいたします。  スポットCMとかについては、先ほど申し上げたとおり、一定の期間について、視覚に訴えるもので、かつ、流れてしまいますから、制限をした方がよいのではないかということを申し上げましたが、テレビ...全文を見る
05月11日第166回国会 参議院 日本国憲法に関する調査特別委員会 第12号
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○公述人(山花郁夫君) 前衆議院議員、そしてJPU総合研究所の特別研究員の山花郁夫でございます。  本日は、こうした発言の機会を与えていただきましたことに感謝を申し上げたいと思います。また、是非、こうした公聴会での意見聴取を踏まえて今後とも議論を深めていただきたいと思います。 ...全文を見る
○公述人(山花郁夫君) 最低投票率について少し時間がなかったので、御配慮いただきまして感謝を申し上げます。  余りにも少ない投票率で憲法が改正される可能性があるのはいかがかという指摘は、私も趣旨は理解はできます。  ただ、少し丁寧に申し上げますと、例えばどれぐらいの数にするの...全文を見る
○公述人(山花郁夫君) 私は、十八歳ということを支持したいと思います。  子どもの権利条約でも十八歳というのが一つの分水嶺になっております。また、憲法の中身についても、未成年者も人権享有主体でございますし、例えば諸外国というか、アジアでも最近、犯罪被害者の権利を憲法にうたう国が...全文を見る
○公述人(山花郁夫君) よく聞いていただきました。  まず、両院協議会のことなんですけれども、憲法学のイロハのイぐらいだと思います。憲法というのは授権規範であり、かつ制限規範であると大学で勉強された方もいらっしゃると思います。  つまり、憲法四十一条で国会に立法権が付与されて...全文を見る
○公述人(山花郁夫君) ボイコット運動については、立法事実が我が国では少なくとも確認できませんので適切なコメントはしづらいかと思います。  ただ、御指摘がありましたように、地方の小さな、今まで類似のケースで立法事実を探るとすると、ボイコット運動を誘発するということはあったのかな...全文を見る
○公述人(山花郁夫君) 私は、公務員、教育者の地位利用の部分については、萎縮的効果が働くということも言えますでしょうし、想像力が貧困なのかもしれませんけれども、我が国において国民投票はまだ一回も実施をされておりませんから、何か本当に弊害があるという立法事実は確認されていないわけで...全文を見る
○公述人(山花郁夫君) 放送法などを使って、できるだけ公正にやってくださいというのがぎりぎりのところではないかと思います。  例えば憲法九条を改正するかしないかという話ですと、それは賛否がいろいろ分かれるでしょうけれども、例えば裁判官の報酬は減額できないと規定されている部分を、...全文を見る
○公述人(山花郁夫君) テレビ、ラジオ等のスポットCMについては、これはほかの国でもそうなんですけれども、やっぱり一定の規制があるということはあり得るんだと思います。  新聞等ですと、例えば大きなキャッチフレーズで、ある電話の会社ですけれども、幾ら使ってもこんだけよという宣伝を...全文を見る
○公述人(山花郁夫君) その間、憲法改正の中身ではなくて、個々の法案の審議の際に憲法上の疑義が出たような場合にその審査会を活用するという方法もあるのではないかと思います。  先ほど例に挙げました裁判官の報酬を減額する法律案を審議をしたときに、私は衆議院の法務委員会の理事をしてお...全文を見る
○公述人(山花郁夫君) 願わくば、せっかくこうやって地方で公聴会を開くわけですから、何か月も前というと難しいかもしれませんけれども、できるだけ事前に周知をしていただければなと思います。  特にこの法案というのは、憲法そのものではありませんけれども、その改正をするときの手続法とい...全文を見る
○公述人(山花郁夫君) 公務員、教育者と並んでおりますけれども、教育者について申し上げますと、そもそも国民投票の対象年齢が十八以上ですから、子供たちに働き掛けたとしても有権者じゃない方々にやっているわけですから、違法という価値判断はそもそもできないのだろうというふうに思っておりま...全文を見る