山井和則

やまのいかずのり

比例代表(近畿)選出
立憲民主党・無所属
当選回数7回

山井和則の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月29日第189回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○山井委員 二時まで安倍総理に質問をさせていただきたいと思います。  全て、十一項目、質問通告を安倍総理にさせていただきましたので、基本的なこの国のあり方、社会保障、雇用のあり方、格差拡大について質問をさせていただきたいと思います。  本日は、フランスのピケティ教授が来日をさ...全文を見る
○山井委員 今回の成長戦略の目玉は、法人税減税、実質来年度二千億円というふうに聞いておりますが、やはり一部のもうかっている大企業に対して支援をする、もちろんそれは財源が十分にあるんだったらいいわけですけれども、一方では、介護報酬についても二・二七%、これは物価高というものを勘案す...全文を見る
○山井委員 一言最初に言っておきますが、累進課税の強化は、安倍政権ではなく民主党政権でやることを決めたわけですから、そのことはしっかりそこまで言ってもらわないとだめです。私たちがそれを決めたわけです。  それで、今の件ですが、本当に介護職員の賃金が上がるのか。私、今ちょっと気に...全文を見る
○山井委員 安倍総理、結論を聞いているんですよ、システムじゃないんです。一万二千円上がると先ほどおっしゃいましたよね。これは全国の方がテレビで見ておられます。本当に介護職員の賃金、一万二千円上がるんですか。  というのは、なぜこんなことを聞くのかというと、もし上がるのであれば、...全文を見る
○山井委員 これは難しい話じゃないんです。過去最大で、介護報酬という介護事業所に入る収入は減らしているんです。減らしているんですよ。減らしているのに、賃金が一万二千円、月給が上がるようにしますと言ったって、普通、信用できないですよ。  ちなみに、六年前に三%介護報酬を上げました...全文を見る
○山井委員 いろいろ加算をつけたとおっしゃっていますが、このフリップにありますように、トータルの収入は二・二七%も過去最低で下げているんですよ。その下げた内訳で何か加算をつけたといっても、それは内訳の問題ですから、トータルは減っているんですよ。これは安倍総理、非常に深刻ですよ。 ...全文を見る
○山井委員 安倍総理、お答えください。  一万二千円、介護職員の賃金を上げるというのは約束ですか、願望ですか。全国の方にそこを言ってください。
○山井委員 いや、これは要請してもらっても困るんです。現場の立場としたら、それなりの財源がついてくるんだったらいいけれども、過去最大に収入を減らしておいて、賃金を上げてくださいと言われても困るんです。  例えば、介護の労働者のクラフトユニオンの方々のアンケート調査によると、報酬...全文を見る
○山井委員 そういうのを机上の空論というんです。トータルの収入を下げておいて、どうやって賃金を上げるんですか。常識で考えたらわかるでしょう。もし賃金を上げてくれというのならば、収入を上げるのが普通じゃないですか。  この問題で、今、介護職員はどんどん集まらなくなっています。これ...全文を見る
○山井委員 私は、極めて不適切な今の発言だと思います。なぜならば、もちろん一部、会社でもあるいは福祉事業者でも、もうかりのするところは企業であろうがどこであろうが一部あるでしょう。しかし、それをもって全体の介護報酬や障害者報酬を下げるというのはどういうことですか。一生懸命赤字で頑...全文を見る
○山井委員 安倍総理、既にもうイメージ低下になっているんです。消費税を上げたにもかかわらず、過去最大幅で介護報酬を下げて、現場に不安を広げて、おまけに、それとセットで、先ほど言ったように国連からも警告を受けているような技能実習制度で外国人をさせる。そして、今検討されている案は、小...全文を見る
○山井委員 今回、物価高を勘案したら過去最高の下げ幅ですが、このことによって、今十万人の介護離職がさらにふえる、あるいは、一歩間違うと介護心中すらふえかねません。収入が減るということは、提供するサービスの、例えば、ある老人ホームは、建てたけれども、職員が不足しているのでベッドが半...全文を見る
○山井委員 実際これは、ドイツでも同様の、それまであった、派遣は一年や二年という上限を撤廃する改革を二〇〇三年にやったんですね。安倍総理、見てくださいよ、これ。そうしたら、四年間で派遣労働者が倍増しているんですよ、倍増。それで、ドイツは、ワーキングプア、貧困の若者がふえて、この改...全文を見る
○山井委員 安倍総理の言っていることは、全く説得力がないんです。  実際、今回の法改正で正社員化、どういう方法にしてなれるか、安倍総理、御存じですか。ここに資料がありますが、説明しましょうか。  どういう形で雇用安定化措置、正社員にするか。  一番目、派遣先への直接雇用の依...全文を見る
○山井委員 安倍総理、なぜ私はこの問題にこだわっているのかというと、若者の人生がかかっているんです。  派遣の方の結婚しておられる割合は、無期の安定雇用の約半分です。例えば女性の派遣の方は、育児休業を取得されている方は四%、正社員の女性は四〇%。十倍も違うんです。臨時的、一時的...全文を見る
○山井委員 まとめになりますが、私は非常に無責任だと思います。これだけ本当に若者が安定雇用につきたいと思っている中で、こういう派遣労働者をふやす改革を成長戦略といって強行しようとする。何としても阻止せねばと思っていますし、トリクルダウンの安倍政権の格差拡大ではなく、ボトムアップで...全文を見る
02月23日第189回国会 衆議院 予算委員会 第8号
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○山井委員 私は大切な子供の貧困対策の質問をしようと思っていたんですが、今の安倍総理の説明を聞いてびっくりしました。  玉木議員が西川農水大臣を追及する重要な質問をされているときに、日教組というやじを言われて、私びっくりしましたが、これは議事録にも、やじ、残っていますよ。玉木議...全文を見る
○山井委員 改めて明確に答弁してください。  日教組は補助金をもらっているということを、NHK全国生中継で安倍総理は答弁されました。その答弁は正確なんですか、間違っているんですか。間違っているというんだったら、きっちり謝罪をしてください。
○山井委員 もう一点、教育会館から献金をもらっている議員が民主党にはおられるという答弁をされています。これは本当なんですか。これもNHK全国生放送で発言されましたが、教育会館から献金をもらっている議員が民主党におられる、この安倍総理の答弁は事実なんですか、間違っているんですか。間...全文を見る
○山井委員 安倍総理、内閣総理大臣のNHK国会中継での発言の重みをみずからわきまえてください。あなたがおっしゃったんですよ、教育会館から献金をもらっている議員が民主党におられる。それが何ですか、今、詳細はわからない。わからないで答弁されたんですか。これは確認してもらうまで質問でき...全文を見る
○山井委員 安倍総理、見苦しいですよ。自分じゃないですか。正しいかわからないことを国会で内閣総理大臣として答弁しておきながら、あれからもう週末も越している、にもかかわらず確認もしていない。  これは委員長、内閣総理大臣が答弁したことが、みずからが事実かどうかわからないとおっしゃ...全文を見る
○山井委員 教育会館から献金をもらっている議員が民主党におられるということを安倍総理は答弁をされたんです。その事実関係。
○山井委員 ということは、その教育会館から献金をもらっている議員が民主党におられるというのは、うその答弁、間違った答弁だったということですか。  それだったら、間違ったということを認めて謝罪してください。
○山井委員 私が確認したところでは、一般財団法人の日本教育会館は議員に関して献金もしておりませんし、パーティー券も買っておりません。  総理が確認していないんだったら、確認するまで質問できません。
○山井委員 これは、最も格好悪い、みっともない言いわけですよ。こういうのは謝罪と言わないんです。内閣総理大臣が全国放送で、間違った答弁、うその答弁をしておきながら、撤回と謝罪に関してはだらだらだらだらと言いわけをして、全く反省の色が見えない。  これでは総理大臣の品格が問われま...全文を見る
○山井委員 子ども貧困対策法も下村大臣のリーダーシップのもと成立し、一歩前進をしたわけですが、まだまだ実効性が残念ながら十分ではないと思います。文部科学省の取り組みはかなり進みましたが、まだまだ一人親家庭の方々への現金給付という部分はおくれています。  実際、この五ページの資料...全文を見る
○山井委員 今のメニューは、奨学金にしろ、貸与、貸すから将来返してくれということなんですね。しかし、もちろん返すことは重要に決まっていますが、この資料にもありますように、奨学金が返せなくて、今、自己破産されてしまう若者がふえているんです。なかなか、正社員になれないと、非正規雇用だ...全文を見る
○山井委員 もちろん、二人親でも貧困な家庭はあります。そこはそれでもちろん支援をすべきだと思います。  しかし、安倍総理もおっしゃっていますように、子供たちの未来が家庭の経済事情によって左右されるようなことがあってはなりません、希望すれば専修学校、大学にも進学できる環境を整えま...全文を見る
○山井委員 安倍総理が施政方針演説で、家庭の経済事情によって子供たちの未来が左右されることがあってはなりません、希望すれば専修学校、大学にも進学できる環境を整えますと演説をされたことは、全国の、今、将来の夢を諦めようかどうしようかと悩んでいる貧困家庭の子供たちの、大きな、本当に希...全文を見る
○山井委員 考えていきたいということで、ぜひ前向きに検討をしていただきたいと思います。  それで、今、二十までの延長が年九十一億円、そして、多子加算、二人目五千円アップが百九億円、合わせて年間二百億円という話をしました。  先日、ピケティ教授と直接お話をする機会がありました。...全文を見る
○山井委員 もう時間が来ましたので終わらせていただきますが、超党派で子ども貧困対策法が成立をしました。やはり、子ども貧困対策法が成立して、希望すれば進学がかなう、そういう社会に日本がなった。一人親家庭の相対的貧困率が世界最悪である、そういう恥ずかしいことを脱していく。そのために、...全文を見る
03月09日第189回国会 衆議院 予算委員会公聴会 第1号
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○山井委員 四人の公述人の方々、大変貴重なお話をお聞かせいただきまして、ありがとうございました。特に、格差問題、子供の貧困の問題、地方創生、子ども・子育て支援、非常に多岐にわたって重要な御指摘をいただきました。  私からは、主に雇用労働分野について、高橋公述人を中心に質問をさせ...全文を見る
○山井委員 今のことに関連して、昨年の六月二十日、超党派、全ての政党が賛成ということで、過労死防止法というものが成立をいたしました。年間百人以上の方々が過労死でお亡くなりになっておられ、また、こういう職場の労働環境関係でお亡くなりになっている方は約二千人とも言われる中で、過労死を...全文を見る
○山井委員 ありがとうございます。  確かに、長時間労働や過労の問題というのは非常に深刻になっておりまして、私も今、個人的に、過労によってうつ症状になられて休職をされている、仕事を休んでおられる方の相談に乗っているんですが、結局、一度過労で体調を壊してしまうと、骨折したというん...全文を見る
○山井委員 ありがとうございます。  それでは最後に、労働者派遣法について高橋公述人にお伺いしたいと思います。  昨年の国会で、維新の柿沢先生や井坂先生を中心につくられた同一労働同一賃金法という均等待遇の法案、民主党も一緒になって提出をさせていただきました。きょうも格差の議論...全文を見る
○山井委員 どうも大変ありがとうございました。終わります。
03月10日第189回国会 衆議院 予算委員会第五分科会 第1号
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○山井分科員 三十分間質問をさせていただきます。派遣法と残業代ゼロ法案についてであります。  まず、配付資料をごらんいただきたいんですが、この一枚目の配付資料、フリップにもしてまいりました。  ある人材派遣会社が事務職の常用型派遣事業を本格展開しておるわけであります。それで、...全文を見る
○山井分科員 これは塩崎大臣のおっしゃるとおりだと思うんですが、ただ、これは、就職する側にとったら、割と人生を左右する話なんですよね。  先ほども言いましたように、派遣ではなくて正社員になりたい、こういう願望が若者に非常に強いんですよ。ところが、いざ正社員だと思って入ったら、今...全文を見る
○山井分科員 そこは明確にお答えいただきたいんですが、既にこれは募集をされているんです。  私は、この一社が問題だということじゃないんですね。この会社以外にも、常用型派遣の労働者を人材派遣会社が雇う場合には正社員として求人を出しているんです。既に今起こっているんです。それで、正...全文を見る
○山井分科員 そうしたら、この件について調査をしていただけますか。正社員という呼び名が誤解を招くのか招かないのか。いかがですか。
○山井分科員 これは本質的な問題なんです。  今の答弁を聞いている限りでは、では、塩崎大臣、常用型派遣で一生派遣として働く方も正社員と呼んで差し支えないということに塩崎大臣の答弁はなりますが、それでいいんですか。一生派遣で働く人を正社員と呼んでも差し支えないんですか。
○山井分科員 明確に否定されないのであれば容認されたと受け取りますが、改めてお聞きしますが、常用型派遣で一生、厚生労働省の定義による派遣労働者として働かれる方も正社員と呼んで差し支えないということになりますが、それを否定されますか。それでいいんですか。もし明確におっしゃらないんだ...全文を見る
○山井分科員 ということは、塩崎大臣、一生派遣になる労働者は絶対出ないということでいいんですか、今おっしゃいましたが。(発言する者あり)いや、それはあり得ますよ。可能性としてはあり得るじゃないですか。それも否定されますか。
○山井分科員 認識が非常に甘いんですね。今問題になっているのは、一生派遣の方が今ふえようとしているんですよ。その認識がないというのは、私はびっくりいたしました。  今の一連の答弁で、今後、もし一生派遣の派遣労働者がこの常用型派遣で出てきても、それを正社員と呼んでも、別に否定はさ...全文を見る
○山井分科員 質問に答えていないじゃないですか。  私が聞いているのは、一千万なり一千七十五万円以上の方々の中で高度プロフェッショナルになり得る人は、ここに線が引いてあるように、半分以上なのか半分以下なのか、大まかなイメージを教えてくださいというんですよ。  年収要件はわかり...全文を見る
○山井分科員 だから、私は、なり得る方は半分以上ですかと聞いているんですよ。そのうち何割が希望するかは別ですよ。高度プロフェッショナルという方々のベースとしてあるのは一千万円以上の半分以上ですか、半分以下ですかと聞いているんです。  そのうち希望するかしないかは、大臣がおっしゃ...全文を見る
○山井分科員 びっくりしました。もう今は法案の作業に入っているのに、高度プロフェッショナルの可能性がある人が半分以上か半分以下か担当大臣がわからない。そんな無責任な法案を出さないでください。  ところで、一千万以上とか一千七十五万以上と言われておりますが、これは法律にはどう書か...全文を見る
○山井分科員 政府として提案する可能性はあるんですか、全くないんですか。
○山井分科員 ということは、五年以内にまた法改正して年収要件を下げるという可能性に関しては否定をされないんですか。  否定されるんですか、されないんですか。されないんだったら結構です、そういうふうに理解をしますので。
○山井分科員 昨年、超党派で、自民党も賛成して過労死防止法を通したわけですね。残業代というのは何のためにあるか。これは長時間労働の歯どめをかけるという最大のブレーキなんですよ、唯一、最大のブレーキ。ところが、この法案でそれを外すということは、過労死がふえる危険性がある。人の命がか...全文を見る
○山井分科員 変える可能性はあるんですか、ないんですか。そこを答えてください。
○山井分科員 全国の方々が、年収要件が下がったらどうしようと。例えば経団連は四百万以上と言っているわけですよ。これは、残業代が下がったら、賃金が下がるだけじゃなくて、本当に過労死がふえますよ。本当にこれは切実な問題ですから。それに対して、今後年収要件が下がるということを否定されな...全文を見る
○山井分科員 この三つのうちのどれかの措置を講ずるというラストは、「四週間を通じ四日以上かつ一年間を通じ百四日以上の休日」なんですが、これでいくと、四週間、二十八日のうち四日間休めばいいということは、二十四日間連続で働く、二十四時間働き続ける、つまり五百七十六時間働き続けるという...全文を見る
○山井分科員 今やじで、死んじゃうじゃないか、めちゃくちゃじゃないかとおっしゃったけれども、まさにそれが許される……(発言する者あり)あり得ないって、あり得るんですよ、残念ながら。
○山井分科員 申しわけありませんが、それがあり得るから私たちはびっくりしているんですよ。読めちゃうし、そういう内容になっているんですよ、塩崎大臣。(発言する者あり)なっているんですよ。なっていないんだったら、何によって歯どめがかかるか、明確に言ってください。
○山井分科員 はい。  塩崎大臣も、法律の中で、今の、二十四日、二十四時間連続、五百七十六時間連続勤務、殺人的です、これは。そういう働き方が、残業代ゼロ、休日手当ゼロになれば可能になるんです。  だから、自民党の方々も、やじを飛ばされるのであれば、党内審議をもう一回やった方が...全文を見る
03月13日第189回国会 衆議院 予算委員会 第17号
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○山井委員 民主党・無所属クラブの山井和則です。  私は、民主党・無所属クラブを代表し、ただいま議題となりました政府提出の平成二十七年度予算三案について、反対の立場から討論いたします。  審議の中で、補助金等を差配できる大臣が補助金の交付先から献金を受けていたことが発覚しまし...全文を見る
03月25日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第4号
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○山井委員 二十八分間、過労死の防止、そして、今回提出がうわさされております残業代ゼロ法案、その中でも、特にきょうは裁量労働制の営業職などへの拡大、そのことについて御質問をさせていただきたいと思っております。  きょうは、傍聴席の左の端に山下照之さんにお越しをいただいております...全文を見る
○山井委員 そういう机上の空論の答弁をされるだろうと思って、御本人もお見えになっているわけですよ。御本人を前にしてそういう答弁をされる。  割り増し賃金が深夜残業で出ると言っているけれども、会社側は平均十時間しか認めていなくて、パソコンの記録は消去しているわけですよ。  さら...全文を見る
○山井委員 いや、法律にはそんなことは全然書いてないですよ。法律に書いてないことを説明されて。  それではお聞きしますが、今、二百万円もあり得ないとおっしゃいましたが、三百万円もあり得ないですか。それと、二十代の若者はこの法案の対象にならないということは、今ここに、十一ページに...全文を見る
○山井委員 本当に、気楽だとしか言いようがないですね。多分省令でそうなるだろう。でも、省令なんて国会の審議を経ずに何度でも今後変えられますよ。  さらに、常識的にはとおっしゃるけれども、では、過労死で亡くなられた二十四歳の脇山さん、新入社員で裁量労働制で、三百六十五日ずっと働か...全文を見る
○山井委員 この委員会審議というのは、塩崎大臣に実態を私が授業をする場じゃないんですよ。実態と余りにもかけ離れています。  繰り返しになりますが、今言ったじゃないですか、四二%の人が労働時間不明なんですよ。労災もおりないんですよ。過労死にも認定されないんですよ。割り増し賃金も払...全文を見る
○山井委員 私は、この残業代ゼロ法案は特に与野党対立する法案では本当はないと思っているんです。私も、多様な働き方、それがふさわしい人もいるとは思います。  問題は、この法改正の今の安全確保措置では、長時間労働がふえますよ。アメリカの例でも、オバマ大統領も、ホワイトカラーエグゼン...全文を見る
○山井委員 委員長、そうおっしゃるんだったら、塩崎大臣の長い答弁を注意してください。理事会でこのことも協議してください。
○山井委員 それで、この八ページにもありますように、一つ問題提起しておきますが……
○山井委員 三月十九日に企画業務型で一人自殺をされたというデータが、四日後に変わって、企画業務型の過労死はゼロに、四日間でなぜかゼロに厚生労働省のペーパーが変わっておりますので、このことも今後なぜか私は聞いていきたいと思います。  何よりも、過労死防止法が成立したわけですから、...全文を見る
03月30日第189回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○山井委員 二十五分間、雇用、労働問題について質問をさせていただきます。  特に、この国会では、生涯派遣を可能にする労働者派遣法の改悪や、また、これから質問をします残業代ゼロ法案、新しい労働時間法制、さらに、規制改革会議では解雇の金銭解決という、この三点セットが審議、議論されよ...全文を見る
○山井委員 営業職は全国で今三百万人おられます。その中で、下手をすれば百万人、二百万人にもふえかねないわけであります。  安倍総理、改めてお伺いしますが、二十代の若者や年収三百万円台でもこれは対象になるんですよね。確認です、安倍総理。質問通告もしてありますから。
○山井委員 今、塩崎大臣もお認めになりましたように、年収要件も収入要件もありませんから、二十代の若者でも、年収三百万円台でも二百万円台でも、この対象になり得るわけですね。  でも、お母さんのこの書類にも書いてありますけれども、こちら、八ページにお母様が書かれておられます。「会社...全文を見る
○山井委員 非常に、私は無責任な答弁だと思います。低所得者や若者が対象になるとは考えにくい、にくいとおっしゃいますが、この法律、今、法案の要綱、残業代ゼロ法案、新しい労働法制の要綱と建議というものが労働政策審議会そして厚生労働省から出ておりますが、年収要件も年齢要件も一切入ってい...全文を見る
○山井委員 全く答えていない。  安倍総理、私はシンプルなことをお聞きしているんです。  二十代の所得も低い営業マンの方々に裁量労働制を来年四月から導入する法案を提出する。もちろん、もしかしたら過半数の人が満足されるかもしれません。しかし、一人でも二人でも過労死をされたら、こ...全文を見る
○山井委員 はい。  今の健康確保措置も労働時間の把握も、全く不十分で実効性がないんです。  最後に申し上げますが、一生派遣を可能にする派遣法の改悪、今言った過労死をふやしかねない残業代ゼロ法案、さらに、規制改革会議で議論する解雇の金銭解決、お金さえ払えば解雇が自由にできる、...全文を見る
04月24日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第12号
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○山井委員 おはようございます。三十分間、質問させていただきます。  国保法、医療の質問の前に、ちょっと塩崎大臣の発言についてお聞きをしたいと思います。  昨日、参議院で石橋議員も質問されたかと思うんですが、講演会で企業の経営者の方々に、高度プロフェッショナルについて、千七十...全文を見る
○山井委員 二十日というと、きょうが二十四日ですから、まだ四日前の話ですよね、四日前。  それで、私も漏れ聞くところなんですが、千七十五万円は高過ぎるけれども我慢してほしいという趣旨のことをおっしゃったと聞いているんです。私も未確認ですが、そういう趣旨の話はされていませんか。
○山井委員 対象がちょっと少ないけれどもとか、そういうことはおっしゃっていませんか、高度プロフェッショナルの。
○山井委員 ということは、塩崎大臣、将来、千七十五万円を下げるということはないということですか。
○山井委員 極めて無責任な答弁だと思います。三倍から二倍にするというのは、一行か二行の改正で済むかもしれませんよ。そうしたら、結局、来年にでも簡単に変えられるということじゃないですか。そういう考え方なんですか、塩崎大臣。あとはもう知りませんと。  ということは、千七十五万円が将...全文を見る
○山井委員 ということは、将来、法改正で三倍が二倍になったら、年収要件は七百万円に下がるということですか。
○山井委員 塩崎大臣、現場のことをわかっておられないんじゃないですか。私はこの労政審を毎回傍聴させていただきました。最後の決めるときも傍聴させていただいて、その場にいました。労働側が大反対と言っている中を押し切って決めているんじゃないですか。全然、労使で合意して決めていませんよ。...全文を見る
○山井委員 ちょっと私、ひっかかるんですけれども、お静かにしていただいてというのは、結局、経済界の方々が本音の、千七十五万円は少な過ぎると言えば、法案審議に差しさわりがある、とにかく、法案が通ってからは広げるから、法案が通るまでは静かにしておいてくれ、そういう趣旨なんじゃないです...全文を見る
○山井委員 なぜこの発言が問題になっているのかというと、将来、年収要件を下げるんじゃないか、そういう見方が高まっているんですよ。  塩崎大臣の中で、最初に質問もしましたが、もうこの千七十五万は絶対なんだ、将来も下げないんだ、ごく一部の人の話ですよという決意が全然感じられないんで...全文を見る
○山井委員 私ももちろんその場にいたわけではないですが、では将来、年収要件を拡大する、あるいは対象を拡大するというような含みを持たせたような発言はされていないということでいいですか。
○山井委員 では、これは重要なポイントですから、その議事録、そしてテープ、どこか探せば私はあると思うんです、大臣の講演ですから。それを一回探していただいて、それを理事会に提出していただけますか。
○山井委員 いや、だから、その大臣の真意を知りたいんですよ、私たちは。  多分、厚生労働省は持っていると思いますよ。議事録とテープと、あれば出してください。いや、なかったらしようがないですよ。あれば出してください。
○山井委員 ぜひ探す努力はしていただきたいと思います。  このことはまた今後議論したいと思いますが、議事録やテープがある可能性は、とにかくいろいろ探してみてください。
○山井委員 限られた時間ですので、次に移ります。  医療、国保の質問の前に、もう一点だけお聞きしたいんです。  四月二日、安倍総理は、官邸で、子供の未来応援国民運動発起人集会を開かれまして、その中でこう語っていられるんですね。経済的に厳しい一人親家庭や多子世帯の自立を応援して...全文を見る
○山井委員 ちょっとここは重要なところなのであえて確認させていただきたいんですが、子ども貧困対策法、この衆議院厚生労働委員会で二年前に成立をいたしました。そんな中で、昨年も、子供貧困対策大綱をつくるための検討会議が何度も開かれた。その中で、当事者の方々や一人親家庭の方々からの最大...全文を見る
○山井委員 これは、子ども貧困対策法、全ての党派で、この厚生労働委員会で成立させた。しかし、一番の悲願である児童扶養手当の拡充というものがまだ実現していない。やはりこれは本当に党派を超えて実現をせねばならないと思っております。  そして、国保法に関連してなんですが、私、医療費適...全文を見る
○山井委員 安倍総理は予算委員会で、間違いなく一万二千円上げるようにしますと、間違いなくとNHK全国放送でおっしゃったわけですよね。でも、この通達によったら、収支が赤字である、資金繰りに支障が生じた場合は賃金を下げていいということになっているんですよ。  それに、民主党政権と一...全文を見る
○山井委員 塩崎大臣、わざと私の質問に答えておられません。私はシンプルに聞いているんですよ。  黒字でも、資金繰りに支障が生じた場合は賃下げが認められる可能性はあるんですか。イエスなんですか、ノーなんですか。
○山井委員 私、びっくりしましたね、本当に。予算委員会で、安倍総理が全国の国民に一万二千円間違いなく上がりますと言って、今、黒字であっても下げてもいいと。  先日の中島委員の質問の資料によると、中島委員が山梨県で特養のアンケートをされたら、二十の介護施設の中で、黒字になるのは七...全文を見る
○山井委員 もう質問は終わりますが、今聞いてもらったらわかるように、聞いていないことまでだらだらだらだら答弁して、それで結局申し合わせの時間が来ましたからって、これは質問妨害ですよ、聞いていないことをどんどんどんどんしゃべるのは。  私もこれで終わりますが、ただ、塩崎大臣、塩崎...全文を見る
05月13日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第13号
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○山井委員 二十五分間質問をさせていただきますが、こういう職権という形で委員会が立てられ、お経読みがされようとしていることに、まず抗議をさせていただきます。  早速質問させていただきますが、きょうの配付資料にもありますが、五月四日、ドイツに塩崎大臣、行かれました。  御記憶に...全文を見る
○山井委員 この議事録、あるはずです。大臣が公式に訪問して、議事録がないなんてことはあり得ませんから。これは理事会に提示してください。委員長に要求します。
○山井委員 それでは、もう一点に移ります。  今回、一つ、私たちが審議に応じられないと言っている大きな理由は、厚生労働省の担当者が派遣法を早期に成立させないと大量の失業者が出るという虚偽のペーパーを国会議員にばらまいた、こういう大事件が起こっているわけです。その実物はここにあり...全文を見る
○山井委員 公式な見解じゃないペーパーをどうして配っているんですか。  では、大量の派遣労働者が失業するというこれは、厚生労働省の見解じゃないんですか。  厚生労働省の見解ではない、この法案が早期に成立しなかったら派遣労働者が大量に失業する、そういう厚生省の見解でもないペーパ...全文を見る
○山井委員 ということは、部長と局長は知らなかったということは、派遣法の担当課長が独断でこのペーパー、つまり、大量の派遣労働者が失業するという虚偽のペーパーを課長が独断でつくって国会議員に配付したと。  そんなことが許されていいんですか。うそのペーパーじゃないですか。  これ...全文を見る
○山井委員 厚生労働省のペーパーというのはそんな軽いものじゃないですよ。このペーパーを見たら、大量の派遣労働者が失業するというペーパーを見たら、この法案を通さないとだめだと普通思うじゃないですか、そんなもの。これは大変な虚偽ペーパーですよ。そんなうそのペーパーを担当課長が配って国...全文を見る
○山井委員 これは、二枚の比較をしてもらったら、何が違うか。もともとの課長ペーパーでは、「訴訟が乱発するおそれ」となっているんです。こっちでは乱発というのがなくなっているんです、訴訟のおそれになっている。さらに、「派遣事業者に大打撃」とか、「派遣先は迅速に必要な人材を確保できず、...全文を見る
○山井委員 今、塩崎大臣は使っていなかったとおっしゃいますが、私はかなり多くの議員から、このペーパーで説明を受けたという話も聞きましたよ。だから、誰に説明に行ったのか、何枚使ったのか、いつつくったのか、しっかり説明してください。  さらに、今回の改正案、九月一日施行ですよ。今五...全文を見る
○山井委員 だから、何枚、誰に配られて、どういう使い方をしたのかということを理事会に報告してください。それが審議の前提です。  さらに、ここに「経済界等の懸念」と書いてあるんですよ。ところが、聞いてみると、配付資料の六ページにあるように、では、労働界はこの一〇・一問題についてど...全文を見る
○山井委員 はっきり言いますが、与党の皆さんもこれはばかにされているんですよ、間違ったペーパーを配られているんですから。大体、与党の皆さんも、大量の派遣労働者が失業というペーパーを見て、変なペーパーだと思わないとだめですよ、こんなものは。  そういう意味では、私は、与野党を超え...全文を見る
05月15日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第14号
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○山井委員 四十分間質問をさせていただきます。  まず最初は、四十分間ということで質問をさせていただきますが、きょうは一般質疑ということで、今回の一〇・一虚偽ペーパー問題、それによって、今回は法案審議に入れない。なぜならば、前代未聞の大事件で、今回の労働者派遣法改正法案が通らな...全文を見る
○山井委員 国会の答弁、国会の議事録は重いんですよ。さっき言ったように、私たちのこの一問一問で、若者の雇用、労働者の人生がかかっているんですから。  では、大臣、改めて確認します。  なぜ部長、局長は知らなかったと答弁したんですか。この問題が一カ月、二カ月前から問題になってい...全文を見る
○山井委員 この五ページの議事録のもう一つの赤線のところで大臣はどう答弁しているか。担当課において、施行日の補足資料として作成されましたものであって、厚生労働省の公式見解ではございませんと。  今、作成経緯を知らなかった等々の答弁でしたけれども、では、担当の部長、局長は、このペ...全文を見る
○山井委員 国民が聞いたら不思議に思うんじゃないですか。何で配らない資料をかばんに入れておくんですか、この虚偽の資料を。配らないのに何でかばんの中に入れているんですか。  それと、やはり大臣、もう身内をかばうのはやめられた方がいいですよ。そこで大臣、局長や部長も配ったんじゃない...全文を見る
○山井委員 火曜日の参議院の石橋議員の質問に対して、局長は、三ページ、こう答弁していますね。担当課の判断で法案の施行日の説明を行う際の補足資料としてつくったと。部長も、今安定局長が答弁したのと同じでございますと。  局長、部長は無関係だと言っています。この答弁は修正するんですか...全文を見る
○山井委員 塩崎大臣、担当課の判断で使ったということは、今修正する必要はないとおっしゃいましたね。部長と局長もみずから配って説明していたということになれば、この答弁は違ってきますよ。そこはいいんですね、塩崎大臣。
○山井委員 塩崎大臣、これは、局長、部長も配ったということになれば、組織ぐるみということになりますよ、課長だけではなくて。これは完全に公式ペーパーということになりますよ。  塩崎大臣、これは調べていただいて、正式に理事会で回答してください、配ったのか配っていないのか。一言つけ加...全文を見る
○山井委員 この問題の最終責任は厚生労働大臣なんですよ。調べてください。これは理事会で協議してください、委員長。
○山井委員 いや、だめですよ、それは。答弁が違っているかもしれないんですから。  この問題は、ぜひとも理事会で協議していただきたいと思います。部長と局長が配ったのか配っていないのか、そして、これは、配ったのであれば、組織ぐるみですからね。  そして、これは予算委員会で配付され...全文を見る
○山井委員 結局、派遣労働者を、物扱いだと言った。物扱いしているのは厚生労働省じゃないですか、こういうことを見たら。派遣労働者を応援しようというかけらも感じられない。  それで、二月二十三日、予算委員会でこのペーパーを見たんですよね。塩崎大臣、即問題だと思われて、この説明を配っ...全文を見る
○山井委員 使っていなかったじゃないでしょう。間違った説明をしたんですよ。そして、安倍総理にもこのペーパーは手渡っているんですよ。  間違ったペーパー、塩崎大臣がこれがおかしいと思ったら、担当者に言って、どこに配ったんだ、間違ったペーパーだったら正しいペーパーを配って認識を変え...全文を見る
○山井委員 その認識が間違っていますよ。  既に多くの議員に配付され、予算委員会で予算委員全員に配付され、安倍総理にも配付されているわけです。それに対する、これがうそだったという修正を全くやっていないじゃないですか。そして、本当に違うペーパーを出し出したのは、問題になってからじ...全文を見る
○山井委員 世間一般では、こういうのは虚偽と言うんですよ。大量の派遣労働者が失業しないのに、厚生労働省の幹部がそれを国会議員や安倍総理の目にも届くようなところで配付する。こういうのは虚偽と言うんです、一般的には。  塩崎大臣、今回、局長も部長もこのペーパーをかばんに入れて持ち歩...全文を見る
○山井委員 でも、何度も言いませんが、局長からもらったという議員は複数おられますよ。これは、記憶がないと言って済む問題じゃないですよ。どうするんですか、もらった議員がペーパーを出して、何月何日にもらいましたと言ったら。そうしたら、言っちゃ悪いですけれども、おとついも、火曜日も、き...全文を見る
○山井委員 配った記憶がないというのと、配っていないは全然違うんですよ。  そうしたら、配った可能性もあるということは、塩崎大臣、お認めになりますね。
○山井委員 私は、この間、本当に気になるのは、結局、局長も一緒になって活用しているという声が実際出ているにもかかわらず、国会答弁では、課長がやった、担当課の責任だ、そう答弁をする。そして、塩崎大臣も、自分はわからない、局長がこう答弁していると。責任者は、塩崎大臣、あなたですよ。 ...全文を見る
○山井委員 私は、この会社そのものを批判しているわけじゃないんです。厚生労働省の見解を聞いているんです。  今の答弁によると、驚いたことに、派遣労働者の求人を正社員として出すことに関して塩崎大臣は否定をされませんでしたね。誤解を招かないようになんて。私は誤解を招くと思います。派...全文を見る
○山井委員 後で議事録を精査した方がいいですよ。今、明確に、派遣ではない正社員とおっしゃったじゃないですか。でも、派遣を正社員として求人しているのはいいと一方では答弁しながら、国会答弁でいう正社員には派遣は含まれませんというのは、意味がわからない。  つまり、皆さん、わかってい...全文を見る
○山井委員 はい。  ですから、もう委員会はとまらない、虚偽答弁の修正をしないということをしっかり確約してもらわなければ、また今回の、局長が本当に配付していないのか、配付しているとしたら組織ぐるみですからね、議事録が完全にこれは修正になります。そのことがどうなのかということをき...全文を見る
○山井委員 以上で終わります。
05月20日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第15号
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○山井委員 五十分間質問をさせていただきます。  まず最初に、連日、こういう職権という形で、委員会が不正常に、重要広範議案という重要法案であるにもかかわらず行われますことに強く抗議をしたいと思います。  きょうの西村議員、岡本議員、阿部議員の質問でも明らかになりましたように、...全文を見る
○山井委員 ということは、常用型派遣であれ、有期、一年契約とか二年契約とか、有期の派遣を求人で正社員と書くことは適切でないということでよろしいですか。
○山井委員 ということは、残るは派遣の無期ですね。今、有期の派遣は正社員として求人を出すのはだめだという明確な答弁が出ました。残るは無期です。  では、無期の派遣労働者を正社員として求人するのはオーケーですか、だめですか。  配付資料二十二ページ、職業安定法四十二条、新聞、雑...全文を見る
○山井委員 いや、誤解は生じるんですよ。  今、大臣、否定されませんでしたね。無期の派遣労働者を正社員として求人するということをだめだとおっしゃいませんでしたね。  改めて確認しますよ。  もし大臣がそういう答弁であれば、今後、派遣会社の無期雇用の派遣労働者の求人広告は、全...全文を見る
○山井委員 塩崎大臣、大丈夫ですか、そういう答弁をして。無期の派遣労働者は正社員として求人をして本当にいいんですか。  誤解を招くと私は思いますよ。誤解を招きますよ、どう考えたって。学生が正社員になりたいというのは、言いかえれば、直接雇用されたいということと基本的に同義であって...全文を見る
○山井委員 それは完全にダブルスタンダードじゃないですか。ハローワークでは定義しているじゃないですか。正社員は派遣労働者であったらだめだ、無期でもだめだと今定義をおっしゃったじゃないですか。ハローワークではだめだと。  ということは、先ほど大臣は、ハローワークでは無期の派遣労働...全文を見る
○山井委員 塩崎大臣、これは学生、若者の人生にかかわる話ですよ。私は、どう考えても誤解を招くと思いますよ。厚生労働省の解釈で、ハローワークではそうはしていないと。でも、一般の求人広告で無期の派遣労働者を正社員と求人するのは別に構わない。それはやはり問題じゃないですか。これは問題。...全文を見る
○山井委員 いや、だめだとかだめでないとか言っていないじゃなくて、委員会というのはそれをはっきりさせる場なんですよ。  若者のために、これから就職する若者が、正社員だと思って入ったら派遣労働者だった。やはり誤解する人はいますよ。  例えば、正社員だと思って入ったら一カ月給料が...全文を見る
○山井委員 私は、誤解を招くと思います。派遣労働者を正社員として求人するのは誤解を招くと思います。だから質問しているんです。だから、全ての若者、全ての人材派遣会社の方々にわかりやすく答弁してください。  無期の派遣労働者を正社員として、派遣先で働く派遣労働者を無期の場合に正社員...全文を見る
○山井委員 いや、全く理解できません。ケース・バイ・ケースというのはどういう意味ですか。  では、どういうケースが無期の派遣労働者でも正社員として求人を出してよくて、だめなケースを教えてください。そうしないと、国民にも誰にもわかりません。大臣。
○山井委員 それは余りにも無責任じゃないですか。  これから人生の夢を持って安定雇用につきたいという若者に、行ってみたら、労働契約を結んだら派遣だった。でも、そんなことは、全ての若者が私たちみたいに職業安定法を勉強しているわけではありませんよ。ほとんどの人はわかりませんよ。余り...全文を見る
○山井委員 これは大変な答弁ですね。  無期の派遣労働者を求人で正社員に、もしケース・バイ・ケースとおっしゃるなら、ハローワークでもそうされたらいいじゃないですか。  では聞きますが、ハローワークでもケース・バイ・ケースで、ハローワークでも無期の派遣労働者で正社員と求人を出し...全文を見る
○山井委員 今後議論を深めていきますが、一つだけ、では例を言います。  正社員として入社した方が、派遣先が見つかるまでに時間がかかりますよね。最初の一カ月、派遣先が見つからないからということで給料が出ない、こういうのは正社員としての求人でもいいんですか、だめなんですか。
○山井委員 いや、休業手当って、まだ働き出していないんですよ。正社員として派遣会社に無期雇用を派遣労働者としてされて、まず探さないとだめなんですよ。  そうしたら、今の話だと、正社員として雇った以上は、派遣先が見つかるまでの最初の一カ月も、見つからなかった一カ月も休業手当を払わ...全文を見る
○山井委員 これは、時間に限りがありますから今後もやりますが、私は本当にびっくりしました。ハローワークでは、無期も含め派遣労働者は正社員として、そんなことはだめだと言いながら、一般の求人広告ではそれもオーケーという、こんな……(塩崎国務大臣「オーケーなんて言っていない」と呼ぶ)ま...全文を見る
○山井委員 塩崎大臣、さらっと雇用安定措置があるとおっしゃいましたが、全く実効性はありません。  繰り返し言いますが、この方も、ほかの私の知り合いで相談に来られている方も、正社員で直接雇用してくれというのは何度も言っていて断られて、それはもう無理です、言っては悪いけれども。無理...全文を見る
○山井委員 もう一回答えてください。  だから、努力義務になっているから、では講じなくても罰則はないんですねということを聞いているんじゃないですか。
○山井委員 なら、結局それではだめなんじゃないですか。今言っている、実効性がほとんど全くない雇用安定化措置すら義務にもならないじゃないですか。  今言ったような、三年後に雇いどめになるというふうに通告された方は、三年後に雇いどめになるんだったらもう次の仕事を探さないとだめだと思...全文を見る
○山井委員 これで終わりますが、最後に聞きますが、私が聞いたのは……
○山井委員 雇用契約の前じゃないんです、塩崎大臣。三年後に雇いどめと言われたから、そうしたら、今から、一年以内でも雇用安定化措置というものは、直接雇用の依頼はしてもらうことはできるんですか。  というのは、直前に直接雇用の依頼をされても、それまでに違う仕事をもう探さなければなら...全文を見る
○山井委員 もう一回、終わらせるために言いますが、私が言っているのは、三年後に雇いどめと言われたから、もう次の仕事を探そうとされているわけです。だから、もし直接雇用してもらえるんだったら早く言ってもらわないとだめなんですよ。三年の直前に直接雇用しますと言われたって、もうほかの仕事...全文を見る
○山井委員 これで終わりますが、手前で聞くことというのは、全く今の答弁は、どこにも法案にも書いてありませんし、本当ですか。  今後やりますが、本当に手前で。今の答弁録、見ますよ。では、一年で直接雇用の依頼をしてもらうことは可能ということは、努力義務という法文に反しますからね。
○山井委員 こういうふうに、本当にこの法案は全然詰まっていないし、さっきの正社員の答弁にしても、一〇・一ペーパーの答弁にしても、審議の前提が整っていないので、まず一〇・一問題等の集中審議を行っていただいて、その後での法案審議にしていただきたいと思います。  以上で終わります。
05月27日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第16号
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○山井委員 山井です。四十分質問をさせていただきます。  まず最初に、昨日、理事会に提出されたこの一〇・一虚偽ペーパーのおわびなるものでありますけれども、これについては、大量の派遣労働者が失業する、そういうとんでもない不正確なことを書いている、そのことに関する明確な謝罪もない。...全文を見る
○山井委員 それともう一つ、本会議で井坂議員の質問に対して、これも議事録が出てきておりますが、この雇用安定化措置で本当に正社員がふえるのかという質問に対して、キャリアアップ助成金などの拡充とか、キャリアアップ助成金で正社員をふやすということを答弁しておられます。  きょうの配付...全文を見る
○山井委員 びっくりしましたね。正社員化、正社員化と言いながら、予算獲得は三千二百七十五人。百二十六万人いるんですよ。百二十六万人のうちで、三十万人ぐらい正社員にしたいと考えているのかと思ったら、三千二百七十五人。〇・二%、五百人に一人じゃないですか。五百人に一人。つまり、言って...全文を見る
○山井委員 これは、もしかしたら皆さん、ちょっとわかりにくかったかもしれませんが、今、すごい答弁をされたわけです。  ここの八ページにありますように、既に人材派遣会社は、「正社員(派遣)」という求人広告を出しているんです。「正社員(派遣)」ですよ。意味わかりますか。それで、「正...全文を見る
○山井委員 塩崎大臣、私は平易に聞いているんです。  つまり、明示している労働条件等から派遣労働者として働くことがわからなかったらだめということは、派遣労働者です、これは無期の派遣労働者ですと明記してあったら、正社員として求人広告を出していいということですか。
○山井委員 早急とおっしゃっていますが、これはもう法案審議を始めようとおっしゃっているわけですから、あしたの理事懇までに出していただきたいと思います。  なぜならば、私は、これは昨年の秋から厚生労働省に言っていますし、三月にも予算委員会で、既に塩崎大臣に二カ月前にも質問していま...全文を見る
○山井委員 わかりました。  塩崎大臣、これはささいな問題じゃないですよ。つまり、今回の法案では、雇用安定化措置で、派遣会社が雇う無期雇用に誘導すると言っているんですよ。その誘導する人たちは、今の塩崎大臣の答弁でいえば、求人広告では正社員と求人していいということになるんですよ。...全文を見る
○山井委員 これは、検討というか、既にそういう広告は出ているんですよ。応募している人もいるんですよ。おまけに、万が一この法案が通って無期雇用に誘導するようになれば、この無期派遣労働者で正社員の求人広告はこれからどっとふえますよ。オーケーならば、ふえますよ。だめだったら、ふえません...全文を見る
○山井委員 ダブルスタンダードで、おかしいですよ。明確に派遣労働者は正社員じゃないと言いながら、何で求人広告で派遣を正社員と書くのがだめだと答弁できないんですか。おかしいじゃないですか。全く理解できません。  求人広告というのは、若者や人の人生にかかわるんですよ。正社員と思った...全文を見る
○山井委員 これは仮定の話をしているんじゃないんですよ。実際、そういう求人広告が以前からあるということをやっているのに、何も動かないじゃないですか。  さらに、このテーマについては、根本的な厚生労働省の方針転換になってしまうわけです。派遣労働者を求人広告で正社員として認めるとい...全文を見る
○山井委員 塩崎大臣の答弁は机上の空論なんです。みんな、三年後、路頭に迷うのではないかと、本当に人生の不安に苦しんでおられるんです。  先ほど言った五十代の女性の方もシングルマザーですよ、お子さんを育てておられる。十五年間ずっと働いてきたところを、新しい派遣先というのは、今まで...全文を見る
○山井委員 確かに、有期の専門業務といっても、雇用が永遠に安定しているかどうかはわかりません。でも、一つ言えるのは、今回、法改正になれば、確実に三年後に切られるということなんです。だから、この方々は、何を余計なことしてくれるのと言うわけですよ。法律さえなかったら、あと三年、五年、...全文を見る
○山井委員 塩崎大臣、この法案で直撃を受ける四十万人の方々の人生がかかっているんですよ。何万人がどうなるかはわからないと。わからない法案なんか出さないでくださいよ。  五十代の方、正社員にはそう簡単になれませんよ。無期雇用も派遣元では無理ですよ、はっきり言いまして。そういう方々...全文を見る
○山井委員 ちょっと待ってください。今、おかしい答弁をされたんじゃないですか。  専門二十六業務、四十万人は、三年上限を決めるという法案ですよ。ということは、三年後に解雇されるということですよ、この法案は。それを、解雇されるとは想定しておりませんという答弁はおかしいんじゃないで...全文を見る
○山井委員 時間が来ましたので締めくくらせていただきますが、残念ながら、塩崎大臣のおっしゃっていることは机上の空論なんです。四十代、五十代の方が、三年が終わって正社員に何%の方が雇ってもらえるんですか、何%の方が無期雇用に派遣元で雇ってもらえるんですか。そんなこと、現場の方々の声...全文を見る
○山井委員 こういう欠陥法案をこのまま通せば本当に問題ですし、そういう救済措置もないということは、私は、審議する以前の欠陥法案だと思います。  以上です。
05月28日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第17号
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○山井委員 民主党の山井和則でございます。  五人の方々には、本当に重要な御指導をいただきまして、まことにありがとうございました。それぞれの御主張に本当に学ぶべき点が多々ありました。  私は、さまざまな立場の違いはあれ、一つ五人の先生方で共通しておられるのは、正規であれ非正規...全文を見る
○山井委員 それぞれの見解があるかとは思いますが、私は、いいきっかけという言葉はやはりちょっと重た過ぎるなという気がするんですね。三年後の上限で、いいきっかけになる人もいるかもしれませんが、それで今まで五年、十年働いていた同じ職場を追われて、それによって人生設計が立たなくなる方も...全文を見る
○山井委員 私は非常に重要な御指摘をいただいたと思ったんですね。やはり四十代、五十代の専門業務の方々に関しては、正社員にも直接雇用の無期派遣にもなりにくいから、別途対策を考えねばならない。本当にこれは与野党を超えて考えないと大変なことに、法改正が人を失業させて生活を壊すなんという...全文を見る
○山井委員 先ほど大久保参考人から、やはりリスクはあると。やはりこの法案を通すわけにはいかず、とにかくそのリスクを除去せねばならないと思っております。  それでは、高橋参考人と大久保参考人、そして最後に関根参考人に同じ質問をしたいと思うんですが、今回の法改正によって、正社員の求...全文を見る
○山井委員 ドイツでは二〇〇三年にハルツ改革、派遣法の改正をして、今回と同じように、期間上限を撤廃したら、四年間で派遣労働者の数は倍増したということがありますので、私は日本でもそうなるのではないかと思っております。  大久保参考人がおっしゃったように、やはり派遣労働者の需要はふ...全文を見る
05月29日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第18号
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○山井議員 中川先生、御質問まことにありがとうございます。  今の御質問についてでありますが、私も以前、スウェーデンに二年間留学して社会保障政策を研究したことがありますが、おっしゃるように、やはりヨーロッパ、EUの諸国と日本においては、結局、産業別賃金になっているのかということ...全文を見る
○山井議員 非常に重要な御質問を、中川先生、ありがとうございます。  私は、雇用の流動化というものは、やはりさまざまな国際競争の中等で高まらざるを得ないのではないかと思っております。  ただ、本法案の中では、やはり非正規労働者が、願わくば、希望する方は正規雇用労働者になれるよ...全文を見る
○山井議員 非常に重要な御指摘、ありがとうございます。  私は、やはり、派遣労働者の均等待遇というものが実現していない大きな理由の一つが、派遣労働者は組合がほとんどなくて、入れないんですね。ですから、違法状態があったとしても、それを是正する、言っていくすべすらないということがあ...全文を見る
○山井委員 五十分間質問をさせていただきます。  本当に、答弁がころころ変わるし、不正確だし、このままでは幾ら審議をやっても深まっていかないのではないかと私は思っております。  特に、けさから多くの同僚議員が質問をさせていただいております、専門業務の有期の方々の問題を取り上げ...全文を見る
○山井委員 それで、塩崎大臣、まず最初にお聞きしたいんですが、そういう、三年後に専門業務の方々はもう雇いどめにしますよ、解雇しますよという告知が派遣会社から実際始まっている、この事実についてどう思われますか。
○山井委員 いや、別に、今言おうが通った直後に言おうが、現実は一緒なんですからね。そういう事態が起こっているということに関しては、つまり、今言うか法案が通ってから言うかという問題じゃないんですよ。根本的には、この法改正によって、このままいけば専門業務で無制限に勤め続けられるかもし...全文を見る
○山井委員 いや、これは、おかしいとおっしゃいますが、実態はもう動いているんですよ。おかしいじゃ済まないんですよ。人の人生が、残念ながらもう狂い出しているわけですよ、人生設計が狂いますからね。  そこで、塩崎大臣が雇用安定化措置と強調されますから、お聞きしますが、その方は五十代...全文を見る
○山井委員 全く現実はそうじゃなくて、三十五歳定年説あるいは四十歳派遣労働定年説と言われるように、四十歳を超えるとがくっと派遣の先が減って、五十代はなかなか新しいのは見つからないんですよ。これはもう派遣のイロハ、常識です。  塩崎大臣、改めてお伺いしますが、では、五十代の女性、...全文を見る
○山井委員 個別じゃありません。五十代の女性が専門業務で雇いどめになるときに、雇用安定化措置で正社員あるいは派遣会社の無期雇用になれる可能性は高いと思われますか、低いと思われますか。この法案のまさに最も重要な質問です。
○山井委員 塩崎大臣、そこは正直にお答えください。  では、例えば三十代の派遣の女性と五十代の派遣の女性の実態、新しい派遣先はどちらが見つかりにくいですか、それとも変わりませんか。どういうふうに現状認識をされていますか、塩崎大臣は。
○山井委員 何かもう、塩崎大臣の答弁を聞いていると人ごとですね。  これは、生身の人間が、実際、五十代、四十代の女性の方々が、三年後に雇いどめするという通知が始まっているんですよ。これは想定の話じゃないんですよ。実際そういう事態が起こっているんですよ。  はっきり言いますが、...全文を見る
○山井委員 正社員に派遣先でも雇ってもらえない、派遣会社の無期雇用でも雇ってもらえないとなれば新しい派遣先ということですが、五十代の女性の方々が、新しい派遣先、それは、より待遇や給料がいいところが見つかるんですか。私は、より悪いところにならざるを得ないんじゃないかというふうに思い...全文を見る
○山井委員 何か本当に、塩崎大臣の答弁を聞いていると人ごとですね。  私も、何十人もの派遣労働者の方々にこの間お目にかかり、毎日、朝から晩までいろいろな派遣労働者の方の話を聞いていますよ。そうすれば、誰から聞いても、四十代より五十代の方が派遣先を見つけるのは一般的には大変だとい...全文を見る
○山井委員 私たちは何も専門二十六業務の方々が安定的だとは言っていませんよ。不安定ですよ。問題は、その四十万人の方々がさらに不安定になるリスクが高まるんじゃないかということを言っているわけですよ。  塩崎大臣、お答えいただきたいんですけれども、合理的な範囲ということですが、繰り...全文を見る
○山井委員 改めて確認します。  四十万人の方々に、日雇い派遣をこの専門業務だった方々に派遣会社が提供するということは、それは雇用安定化措置違反で指導の対象になるということでよろしいですか。
○山井委員 いや、最後、ケース・バイ・ケースとおっしゃるんでしたら、答弁がひっくり返ってしまったわけですけれども、ということは、四十万人の専門業務の方々が日雇い派遣を紹介されて、それで雇用安定措置義務を果たしていますとなり得るケースはあるということですね。
○山井委員 確認します。  今まで日雇い派遣でなかった専門二十六業務の方々が今度三年後に雇いどめになったときに、日雇い派遣を紹介したら、それは雇用安定化措置義務違反で指導の対象になるということでよろしいですか。
○山井委員 繰り返しますよ。そうしたら、その指導の対象になるということでよろしいんですね。二十六業務の人たちに対して日雇い派遣を、それで働くことじゃないですよ、紹介すること自体が、雇用安定化措置義務違反で指導の対象になるということでいいですね。
○山井委員 では、賃金、時給が二割、新たな派遣先の紹介で下がる、これは合理的と言えますか。二割、どうですか。
○山井委員 ということは、二割賃金が下がっても雇用安定化措置義務を果たしたということになるわけですが、そうしたら大きな被害じゃないですか。今のままだったらずっと同じ賃金をもらえていたかもしれないのに、雇用安定化措置だといって賃金が二割下がったら、雇用不安定になっているじゃないです...全文を見る
○山井委員 それは、雇用安定化措置と言いながら、二割賃金が下がっていいというんだったら、派遣当事者にとったら雇用不安化措置じゃないですか。  これは実際、私もきのうお目にかかった二十六業務の方は、三年後に、この法案が通ったら切られてしまう、もう心配で夜も眠れないと。両親を抱えて...全文を見る
○山井委員 直接関係のない、長々と答弁はやめてください。失礼ですよ。  それに、全然、私は今の二十六業務の方々が完璧に安定しているなんて言っていませんよ。ただ、頑張れば三年以上、五年、十年働ける可能性があるんですよ、今の制度だと。それが今度は、幾ら頑張っても三年で切られてしまう...全文を見る
○山井委員 昨日の参考人質疑の中で、維新の党の参考人の大久保さんに私はこの質問をさせていただきましたら、大久保参考人はこうおっしゃいました。確かに、四十代、五十代の専門業務の方々は、これから正社員あるいは派遣会社の無期雇用といってもなかなか難しいと思います、リスクがあります、だか...全文を見る
○山井委員 ということは、全く雇用安定化が図られなくても、ばっさりと三年で切ってしまうという、そんなことは許されませんよ。法改正が人の生活や失業を誘発するなんということは許されないと思います。  このことはこれからも質疑を深めていきますが、きょうの質疑で私は改めてびっくりしたの...全文を見る
○山井委員 何かよくわからない答弁ですが、二点あります。  何でこの法律が施行されたらなんですか。既に、実際、さまざまな求人でトラブルが起こっているわけです。何でこの法律が施行されたらなんですか。この法律とは別途、もうこういう現実があるんですから、今すぐ、先ほども言ったように、...全文を見る
○山井委員 全く理解できません。  今既に紛らわしくて、例えば私が聞いた話でも、それこそきのう会った二人の方、二人ともが、正社員と言われて入ったら派遣労働者で、それでは話が違うということでやめたと。  いっぱいもう既に今問題が起こっているんですよ。すぐに、今おっしゃった、無期...全文を見る
○山井委員 私も民主党政権時代に政務官をやっておりましたが、本当、塩崎大臣の発想が私は全く理解できません。  問題が発覚したら、そして、今でもそういう問題が起こって、就職したのにやめている人が出ているというのを半年前から議論して、それが問題だと認めながらも、まだそれを、法施行と...全文を見る
○山井委員 二〇一一年にそれは改めて期間を短くするということに方針転換したことによって、やはり、上限を再び設定した二〇一一年からは派遣労働者の数は減っているわけですね。  私は、今回の法案、非常に根本的にうそがあると思うのが……
○山井委員 正社員の道を開くと言いながら、正社員の数が減って派遣労働者が大幅にふえる可能性がある、そのリスクのことを全く語ろうとしない、やはりそのことは大きな大きな問題点だと思います。  四十万人のこの専門業務の方々が三年後に雇いどめになる問題、さらにこれは正社員の求人が大幅に...全文を見る
○山井議員 中島委員にお答えをいたします。  二点あります。  一点目は、今も答弁がありましたように、一年以内に均等待遇を実現する法制上の措置を講ずる。やはり、この種のことはさまざまな議論もありますけれども、しっかりと期限を区切って実行していく、このことが重要だと思います。 ...全文を見る
06月02日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第19号
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○山井委員 民主党の山井和則でございます。二十分間質問をさせていただきます。  四人の方々、大変参考になる意見陳述をしていただきまして、まことにありがとうございます。限られた時間ですので、幾つか質問をさせていただきたいと思います。  今も質問がありましたけれども、今回の法改正...全文を見る
○山井委員 私は、ここは非常にこだわるんですね。私も四十万人の中の専門二十六業務の方々の相談にずっと乗っておりますけれども、ある女性の方は、三年後に解雇されるのであれば、仕事のモチベーションも下がっちゃうと。親の介護もしていて、今シングルでおられて、専門業務だとずっと雇ってもらえ...全文を見る
○山井委員 答えづらい質問をしてしまったかもしれません。本当に失礼をお許しいただければと思います。  その点について、廣瀬参考人、法律によって命の期限を切られてしまうという、仕事がなくなるということは、生活していけないということですし、特に四十代、五十代の方にとったら、幾らスキ...全文を見る
○山井委員 廣瀬参考人にもう少しお伺いしたいんですが、当たり前の話、やはり人生設計を派遣労働の方々も立てておられると思うんですよね。今まで四十万人の方々にとっては期限がなかった、それが今回期限を切られることになってしまう。  そういうときに、最悪、どういうふうな事態が、もちろん...全文を見る
○山井委員 廣瀬参考人にさらにお伺いします。  今回、私、深刻な問題だと思うのは、法律なり政治というのは、そもそも、雇用を守ったり、むちゃな解雇をしたらだめですよといって労働者や国民の暮らし、生活、命を守るのが法律だと思うんですが、今回、四十万人の方々が三年後に雇いどめになって...全文を見る
○山井委員 これは本当に、万が一法律が成立して、マスコミにもっと報道されたら、これは四十万人の方はパニックになる危険性があると思います。  秋山参考人にお伺いしたいんですが、印刷会社の社長さんをされているということですが、今回の法改正が成立した場合、御社では派遣労働者をふやす方...全文を見る
○山井委員 今、秋山参考人がおっしゃってくださったように、本当に派遣の方々が、そういう、デザインであれ、スキルを持っておられる専門業務の方というのは、今の日本の社会、企業を支えてくださっている縁の下の力持ちなんですね。逆に言えば、その方々を、今回の法改正で三年後には解雇、雇いどめ...全文を見る
○山井委員 最後に廣瀬参考人にお伺いしたいと思いますが、やはり女性の方々、例えば、子育てを終えて一段落して、家計の補助として短期間派遣で働かれるということはいいと思うんですが、これから家計の中心として働かれる方がふえてくると思うんですね。  そういう意味で、今回、一生派遣という...全文を見る
○山井委員 本当は生熊参考人にもお聞きしたかったのですが、本当に大変失礼なことで、申しわけございません。  時間が来てしまいましたので、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。
06月03日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第20号
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○山井委員 二十五分間質問をさせていただきます。質問したいことは山ほどありますが、初日ですので、さわりだけ質問をさせていただきたいと思います。  まず、午前中から質疑をお聞きしていまして、私、極めて問題だと思うんです。なぜならば、これだけの大きな、百二十五万件の年金情報流出をし...全文を見る
○山井委員 いや、委員長の指示ではなくて、これは国民が知りたがっているんです。一体なぜ百二十五万件もの大切な大切な国民の年金情報が公開されたのか。そのことに関して、一行も一枚も、ペーパーすら出していないんですよ、日本年金機構は。余りにもそれは不誠実じゃないですか。そんなことは前代...全文を見る
○山井委員 いや、それは理事長、協議をして検討じゃないんです。言っちゃ悪いけれども、何か隠していることがあるんですか。ないんでしょう。  ありのまま出していただいたらいいんです。もちろん、今の段階で書けること書けないこと、あるのかもしれません。それは別に構いませんよ。一枚でも二...全文を見る
○山井委員 いや、ちょっと納得できません。  検討、検討じゃないんです。百二十五万件も年金情報を流出させて、経過のペーパーも出すと言えないということはあり得ないですよ。  経過のペーパー、出しますと約束してください。
○山井委員 こう言ったらなんですけれども、ちょっと発想がおかしいですよ。説明していますと言うけれども、本来は、これだけの問題を起こしたら、聞かれる前に報告して出すのが当たり前ですよ、それは。国民に対する誠意というものじゃないですか。  とにかく、それが出てこない限りこの集中審議...全文を見る
○山井委員 もちろん、おわびも大切ですけれども、私たちが知りたいのは、なぜこんなことが起こったのか、そして、このままだったら再発する、そういうことなんですね。  ですから、私は、ペーパー一枚、経過を出しておられないということ自体が、五月八日に厚生労働省が今回の事件の第一報を受け...全文を見る
○山井委員 それは何万件、どういう方々にこの手紙をお送りされますか。
○山井委員 今、四情報が流出したのは九千名だということが初めて明らかになりました、受給者。  それでは、被保険者は何名ですか、四情報が流出したのは。
○山井委員 この配付資料の二ページに出ておりますが、四情報が流出した方は約五万二千件ということですね。受給者、要は高齢者ですね、受給者が九千名。  そうしたら、被保険者は何名ですか。要は現役世代ということですね。
○山井委員 ということは、五万二千件ですけれども、人数は、受給者が約九千人、被保険者、現役が約七千人ということですか。
○山井委員 それでは、同様に、基礎年金番号、氏名が流出した方約三万件、基礎年金番号、氏名、生年月日が流出した方約百十六万件、この中の受給者と被保険者の割合、数字、お教えください。
○山井委員 いつわかりますか。あしたぐらいにわかりますか。  というのは、国民の皆さんにとったら、百二十五万件というけれども、何人なのか、そして、その何人というのが受給者、高齢者なのか、現役世代なのかというのは、これは一つ重要なポイントなんです。例えば二十代の若い女性の情報も流...全文を見る
○山井委員 この百二十五万件に対して二週間から三週間ということですが、私はちょっと遅過ぎると思います。要は、それが送り終わるまでは、この情報が流出していない方もわからないわけですから、塩崎大臣、二、三週間というのは遅過ぎると思います。もっとスピードアップすべきじゃないですか。
○山井委員 それと、この中身ですね。私、極めて問題があると思うんです。  この配付資料を見てください。ここにどういう文章になっているかといいますと、配付資料の九ページですが、おわびが書いてあるんですね。「その中にお客様の個人情報が含まれていることが確認されました。」と。今回流出...全文を見る
○山井委員 民主党政権で日本年金機構を設立するとき、長妻大臣、そして担当の政務官は私だったんです。そのときから本当に私は問題だと思っているんですが、全く、国民目線、お客様目線がゼロなんです。  今の答弁を聞かれましたか。「改めてご連絡申し上げます」というのは、郵便で資料を送りま...全文を見る
○山井委員 理事長、きょう送る九千とあした送る七千、一万六千人は間に合わないとおっしゃっていますが、はっきり言って、この情報をとった人たちはその一万六千人の情報を持っちゃっているわけですからね。それはまずいと思うんですよ。  それで、私、ちょっと話を聞いていておかしいと思うのは...全文を見る
○山井委員 大臣、事前にこれを見て、これをオーケーするその感覚が私はわかりません。  だから、本当に一事が万事で、この期に及んでも一枚も説明ペーパー、経過のペーパーは出さない、おわびの手紙を出したら、おわびどころか、逆にオレオレ詐欺の犯罪集団を応援する、あるいはお手伝いするかの...全文を見る
○山井委員 もう終わりますが、今答弁されていないので。  百二十五万件の方々に対する一律の補償、賠償、あるいは、このことの流出が原因でオレオレ詐欺の被害に遭われたときに、補償、賠償を検討されるのか検討されないのか、そのことだけ答弁してください。
○山井委員 時間になりましたが、とにかく、先ほど言った、今までの経過を一旦ちゃんと書面で国民に対して出していただいて、その上でしっかり引き続き集中審議をやりたいと思います。  ありがとうございました。
06月05日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第21号
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○山井委員 二十分間という短い時間ですが、きょうは本当にさわりとして、今後またこの集中審議をずっと続けていく必要がありますから、きょうはさわりとして問題点の一端を質問させていただきたいと思います。  そもそも、今から八年前、消えた年金問題、当時の第一次安倍政権、塩崎官房長官、あ...全文を見る
○山井委員 何か、不正アクセス検証委員会という名前も私はおかしいと思うんですよ。あたかも厚生労働省や日本年金機構が被害者のような形を装っていますが、国民からすれば、年金情報流出問題ですよ、これは明らかに。  そういう意味では、塩崎大臣にお聞きしますが、ということは、こういうコー...全文を見る
○山井委員 いや、私は、今の答弁は決して国民の理解は得られないと思いますよ。そういう現状認識だからおかしいんですよ。  国民の皆さんに迷惑を与えているんですよ。どう考えたって、日本年金機構と厚生労働省の不祥事に決まっているじゃないですか。私たちの大切な個人情報を預かっているのは...全文を見る
○山井委員 驚きました。二十九日の段階で安倍総理も御存じだったんですね。  そう考えたら、八年前の消えた年金の反省を生かして、本来だったら、今回の漏れた年金情報の被害者の立場に立てば、すぐにこの事案を公表すべきだと。そして、もしかしたら、後ほど岡本議員も質問されますが、住所変更...全文を見る
○山井委員 その判断は間違っています。なぜならば、その間に住所変更がされている可能性があるんですよ。あるいは、年金機構と名乗った電話も、今までに八十件も行われているじゃないですか。そういう情報が出て被害を受ける高齢者や、あるいは一歩間違えば、二十代の若い女性の住所、生年月日、年金...全文を見る
○山井委員 どういうことですか。八日からNISCからも警告されているのに、担当課長や審議官が聞いたのが二十五日、十七日後。この危機管理、一体どうなっているんですか。  塩崎大臣、ということは、八日から二十五日まで十七日間は係長一人しか対応していなかったんですか。どういうことです...全文を見る
○山井委員 いや、もう驚きました。めちゃくちゃじゃないですか。十九日の日には、警察に捜査まで依頼しているんですよ。国民の大切な年金情報が漏れているみたいだということで警察に捜査まで依頼を日本年金機構がしているのに、担当課長も知らない、審議官も知らない、局長も知らない、大臣も知らな...全文を見る
○山井委員 もう時間が来ましたので一問だけ最後に質問しますが、きょうの朝の閣議後の発言で、塩崎大臣は、NISCから警告の連絡があった場合には情報を上げるように指示していると。  ということは、今回の事案でも、五月八日にNISCから警告があったときに上げていたら、防げた可能性があ...全文を見る
○山井委員 以上で終わりますが、きょうはまだ入り口ですので、しっかりこの問題を検証し、被害の拡大を防ぐために頑張ってまいります。  ありがとうございました。
06月08日第189回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第4号
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○山井委員 二十五分間質問時間をいただきまして、まことにありがとうございます。  今の原口議員の質問に続きますが、配付資料の十ページにありますように、きょうの産経新聞でも、アメリカでは五月下旬に最大で一万三千件、約四十九億円の詐欺事件が発覚した、個人情報の流出が原因であるという...全文を見る
○山井委員 先週金曜日ですか、この委員室でまさに塩崎大臣とやりとりをしましたが、ただ、指示は年金局の係長が日本年金機構にしたと答弁を金曜日されていましたが、それはそれで答弁は変わっていないんですね。
○山井委員 先週金曜日の質疑では、課長も審議官も、この事態、ウイルスメール感染を聞いたのは二十五日だというふうに塩崎大臣は答弁をされておられます。この玉木議員の配付資料にもありますように、二十五日に初めて審議官、課長が事態を把握という答弁を塩崎大臣はされました。  ということは...全文を見る
○山井委員 質問に答えておられませんが、ルールにのっとって、誰に相談して、日本年金機構に指示をされましたか。
○山井委員 ということは、この係長が、今大臣が説明されたセキュリティーポリシーに従って、誰にも相談せずに、一人の判断で、セキュリティーポリシーに従って日本年金機構に指示をされたということでいいですか。
○山井委員 ということは、この係長さんは、ITやインターネットに詳しい方で、そもそも、こういう事案が起こったときには、この係長さんがセキュリティーポリシーに従って日本年金機構に指示をするというふうに、今回の事案の前から決まっていたということでよろしいですか。
○山井委員 連絡役で済まないんですよ。この初動のミスが今回を招いてしまった可能性があるわけですが、そのときに全てのネットを遮断していたら今回の問題は起こらなかったわけなんですね。  私、不思議に思いますのは、この担当係長さんが二十五日まで課長にも審議官にも相談も報告もしなかった...全文を見る
○山井委員 いや、これは反省どころか、日本じゅうにこんな組織がありますか。十七日間も、こんな、国民の年金の個人情報が流出するかもしれないという深刻な事態で五回もやりとりして、警察の捜査依頼の話も聞いておいて、隣の席の課長補佐にも向かいの席の課長にも、誰にも報告も相談も一切十七日間...全文を見る
○山井委員 これは、NISCの問題もあるとおっしゃいましたが、まさにこれは係長個人の問題じゃないですよ。これは、厚生労働省、組織の体をなしていないじゃないですか。こんな国民の年金の不安、個人情報の不安の問題に関して、係長個人が十七日間も、警察への捜査依頼も上司にも伝えずに対応する...全文を見る
○山井委員 塩崎大臣、全然真相究明する気が、かけらもないんじゃないですか。この係長一人しか知らないんですよ、この十七日間の一番重要な真相を。公表から一週間もたって、二十八日、先々週の木曜日にこの事案を聞かれて、このことの経緯をただ一人知っている係長からなぜ大臣は話を聞かれないんで...全文を見る
○山井委員 再発防止をするためには、真相と原因究明を何よりも急がないとだめです。にもかかわらず、問題が発覚してからもう一週間以上たっているのに、ただ一人の真実を知る担当係長の話も大臣は聞いていない。  私は、日本の年金をつかさどる厚生労働大臣として、塩崎大臣は失格だと思います。...全文を見る
○山井委員 もう時間が来ましたので終わりますが、今後じゃないんですよ、既に一万六千人にはこの犯罪を助長する手紙を送っちゃったんですから、ぜひこれは送り直してくださらないと、そういう姿勢だから、本当に国民の目線、被害者の目線に立っていないということが言われるんです。  このことは...全文を見る
07月01日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第27号
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○山井委員 三十五分間、質問をさせていただきます。  きょうは七月一日、漏れた年金情報の問題が発覚してから一カ月がたちました。  この間、漏れた年金情報百一万人分、百二十五万件の原因究明、何かわかったことはあるんですか。再発防止策は何か出ましたか。検証委員会が二回開かれただけ...全文を見る
○山井委員 理事長、質問に答えてもらっていません。  今確認できているのは百二十五万件、これは誰もがわかっていますよ。問題は、またある日、申しわけありません、四百万件漏れていましたとか、あるいは、四情報以外も漏れていました、そういうことが発表される可能性がないのかあるのか、イエ...全文を見る
○山井委員 今後、四情報以外が出てくる可能性、あるいは、百二十五万件がふえる可能性はあるんですか、ないんですか。同じ答弁はだめですよ。
○山井委員 委員長、だめですよ。だめです。そんなのだめですよ。  何で言えないんですか。
○山井委員 だめですよ。答えていないじゃないですか、質問に。  大西議員にも答えているじゃないですか。理事長。
○山井委員 そうしたら、大西議員が質問して、これがふえる可能性はあるという答弁をされていましたが、その答弁を変えられるんですか。この委員会で答弁されたことですよ。あの答弁を変えるんですか。間違っていたんですか、あの答弁は。理事長。
○山井委員 解明すべく努力しているということは、いつまでに答えが出ますか。もう一カ月たちましたよ。いつまでに百二十五万件以上あるかないか解明ができるんですか。解明の努力をされているんだったら、いつまでにわかりますか。
○山井委員 本当に無責任な答弁であると思います。こういうふうに、百二十五万件以上漏れている可能性もある、四情報以上漏れている可能性もある、全容がまだわからない、一カ月たっても全容がわからない、極めて問題だと思います。  さらに、この原因究明ですね。塩崎大臣に質問通告をしましたが...全文を見る
○山井委員 本当に、民主党政権のときだったらあり得ないですね。こういう大事件が起こったら、即、係長に大臣、政務三役が会って、どういうことだったんだと聞きますよ、それは。即その日に。一カ月たっても係長から話を聞こうともしない、今後も聞く気はないように思いますが、邪推かもしれませんが...全文を見る
○山井委員 いや、驚きました。そこまで丸投げされますか、そこまで。この問題の最高責任者は塩崎大臣じゃないですか。いや、私は驚きました。  これは、今まで記者会見二回、検証委員会の後は事務局長の野村修也弁護士が行っておられましたが、私たちは非常にもやもや感があるんです。委員長の甲...全文を見る
○山井委員 事務局長をされています野村修也弁護士も立派な方だと私は聞いておりますが、でも、厚生労働省の顧問なんですね。身内なんです。応援団とも言えるかもしれません。  そういう意味では、何か、厳密な第三者委員会というより、身内の方々にお願いして、言い方は悪いかもしれませんが、今...全文を見る
○山井委員 これは、そうしたら、塩崎大臣、もしかしたら、きのう賞与を受け取って、全額もらったまま一銭も返さないということも、検証結果のいかんによってはあり得るんですか。幾ら返すかを今検討しているんですか、それとも、そもそも返すか返さないかを検討しているんですか、塩崎大臣。
○山井委員 いや、ちょっと、参議院の厚生労働委員会は聞いていないから答えてください。どう言ったんですか。何と言ったんですか。
○山井委員 私の質問に答えていないじゃないですか。  全額受け取る可能性もあるんですか、それとも、いやいや、幾らかは返納するんです、その額を検証結果を見て判断するのか、そこを答えてください。
○山井委員 そうしたら、塩崎大臣、これは、全容解明が十月以降になって、失礼な話かもしれませんが、もしかしたら大臣の任期が終わってからとか、そういうこともあり得るんですか。  私が大臣だったら、少なくとも自分の任期中に起こった問題に関しては、再任されようが再任されまいが、それまで...全文を見る
○山井委員 非常識なことをやっているのはあなたたちじゃないですか。検証結果がいつ出るかもわからない、一カ月たっても誰の責任もとれない。一般の会社だったら倒産していますよ、会社の社長は首ですよ、一カ月たっても何にもやっていないんだったら。その常識を教えてください。わかりません。 ...全文を見る
○山井委員 いや、本当にこういうのを往生際が悪いというんですよ。全体像以前に、百一万人の人に被害をかけた、これはもう明らかじゃないですか。  私はそうおっしゃるんじゃないかと思って、この配付資料も入れました。六ページ。今まで過去十例、大臣が自主返納した事例。見てください、この中...全文を見る
○山井委員 びっくりしたな。今回、この漏れた年金情報の対策費、一説によれば五十億、百億円ぐらいかかると言われて、それが年金保険料から出される可能性も高いわけですよ。年金が五十億、百億円減るわけでしょう。何を言っているんですか。本当にびっくりしましたよ。  それで、きょうは内閣官...全文を見る
○山井委員 だから、これは全然関係ないことで多少返納はしているけれども、安倍総理三百五十三万円、菅官房長官二百九十四万円、丸ごと受け取っているということでいいですね。審議官、確認です。
○山井委員 これは、安倍総理の責任のとり方も検証委員会任せ。結局、消えた年金のときも、安倍総理も塩崎官房長官も、十分な責任をとっていなかったじゃないですか。  なぜ私がこだわっているのかというと、結局、責任を感じていないわけですよ。国民に対して申しわけないと安倍総理も塩崎大臣も...全文を見る
○山井委員 わかりません。  必ず返納するということですか。非常識なことをやっておられるから、私、常識がわかりませんので、必ず返納を安倍総理も塩崎大臣もするということですか。どうですか。お答えください。
○山井委員 本当に、検証委員会、検証委員会で、おまけにその検証委員会は、では、検証委員会の結果報告、来年になる可能性もあるんですか。
○山井委員 そういうのをお役所仕事というんです。早くという場合、民間だったら必ず締め切りがあります。締め切りがない早くなんという仕事の頼み方がどこの世界にあるんですか。  このおわび状も、塩崎大臣にお伺いしますが、このおわび状、間違っていますよ。最大、ここにありますように、年金...全文を見る
○山井委員 住所が含まれていない約百万人に、何で住所が漏れている可能性があると送っているんですか。不安をあおるものを何で送っているんですか。修正が間に合わないというけれども、二文字抜くだけじゃないですか。  塩崎大臣、これを見ておかしいと思いませんでしたか。幾ら発送に費用がかか...全文を見る
○山井委員 費用は幾らかと質問通告しているでしょう。  さらに、塩崎大臣、今の答弁、間違っていますよ。今回の約百万の中には一人も住所が漏れている人はいませんよ。今の大臣の答弁、間違っていますよ。修正してください。うその答弁をしないでください。
○山井委員 もう時間が来ましたので意見を言って終わりますが、皆さん、今の答弁を聞かれたように、住所が入っている人は約百万人中一人もいないんですよ、漏れている人が。何でそれを、住所が漏れているというものを一億円かけて約百万人に送っているんですか、不安をあおるように。
○山井委員 住所が漏れているか漏れていないかで、被害者の心情は全然違うんです。  もう本当に、これは一カ月たったけれども、真相はわからない、再発防止策はわからない、おまけに、塩崎大臣、私は一回目の手紙でも間違いがあると指摘して、おわびをしましたね。
○山井委員 二回目も指摘をさせていただきました。  だから、時間が延びるから水島理事長の答弁を要らないと言ったのに、こんなことになるわけです。  とにかく、今後、漏れた年金情報の問題、しっかり審議を進めていきたいと思います。  ありがとうございました。
07月03日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第28号
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○山井委員 三十五分間質問させていただきます。  きょうは、私、玉木議員、岡本議員、漏れた年金問題について質問をさせていただきますが、その前に、塩崎大臣がきょう発表されました働き方改革推進チームということで、厚生労働省では、過重労働等撲滅チーム、長時間労働削減推進チームをつくっ...全文を見る
○山井委員 いや、これは明らかに矛盾です。プロジェクトチームで長時間労働、過重労働を撲滅すると言いながら、出してくる法律で、成立したいと言っているのが、長時間労働や過労死をふやすという批判が出ている法律を通す。やっていることと言っていることが違うじゃないですか。  塩崎大臣、で...全文を見る
○山井委員 こういうのを私は官尊民卑と言うんだと思います。労基法の対象に公務員は入っていない、それだったら、そんなにいい残業代ゼロ法案だったら入れたらいいじゃないですか。修正して、出し直してください。まずは公務員の方々を残業代ゼロにする、そういう法案をぜひ先にやって実験してみてく...全文を見る
○山井委員 私は、日本じゅうの民間の方々は、今の答弁を聞いたら怒ると思いますよ。  公務員は公務員で重要な仕事ですよ。でも、民間の方々も、ノルマがあったり、重要な仕事で、帰りたいと思ったら簡単に帰れる、そんな仕事は皆さんされていませんよ。もしかしたら公務員よりももっとハードに、...全文を見る
○山井委員 いや、これは質問通告もしているでしょう、どういう体制でやっておったのかということを。  何日ですか、答えてください。シンプルファクトじゃないですか。答えてください。とめてください、質問通告もしているんだから。ちょっと、とめてください。シンプルファクトじゃないですか、...全文を見る
○山井委員 ということは、一カ月間やったということでいいですか。確認です。
○山井委員 この四ページ目に業務委託契約書があります。この積算をしていきますと、月にすると約八億円ということになります。五ページ、蓮舫議員の議事録にも、その試算は月にすると八億。  ということは、千人体制で一カ月やったということは約八億円の費用がかかっているということでよろしい...全文を見る
○山井委員 一カ月で三億強ということでよろしいですね。いいですね。  ということは、郵送費百万通分一億円、コールセンター三億円、今四億円かかっております。それで、今後また百万人に年金手帳を送られるわけですよね。ここに年金手帳。  御存じのように、年金手帳を送るのは大変なんです...全文を見る
○山井委員 十二・五円で百万通ですから、千二百五十万円ということになるかと思います。  ところで、今回、簡易書留で百万通送るとおっしゃっているんですよね、簡易書留。おわび状が入るんでしょう。おわび状と年金手帳。  郵便局へ行って私は調べてきました。三十五グラムですから九十二円...全文を見る
○山井委員 ということは、コールセンター三億円、郵送料、既に送ったおわび状で一億円、そして今後、年金手帳で四億円、八億円。  さらに、一番でかいのは、百万人分の年金番号を変えるわけですよね。それで、変えた年金番号は古いのもひもづけする、二つの年金番号を管理していく。このシステム...全文を見る
○山井委員 これもかなりの額がかかりますし、何よりも、この方々は、百万人は、今後二つの年金番号を持たねばならなくなってきますから、すごい不便になります。  ところで、一万五千中、四情報の人に送ったら何通、宛先が不明ということで戻ってきましたか。そのパーセンテージは何%でしたか。
○山井委員 ということは、今後百万件送るということは、一・六%を掛けたら、この年金手帳を送ったとしても、恐らく単純計算でいくと一万六千人には届かないということになると思いますが、推計ですけれども、機械的に考えたらそうだと思います。  その推計でいいのかということと、その方々には...全文を見る
○山井委員 一万六千人戸別訪問といっても、これは本当に、ただでさえ年金事務所の現場は人手不足、それこそ非正規の方も多くて、大変な現場なんですよ。それをまた、今回の日本年金機構と厚生労働省のミスによって一万六千人も戸別訪問させられる。さらに、それのみならず、一万六千人の方々は新しい...全文を見る
○山井委員 ということは、年金保険料が使われる可能性があるということですね。これは後ほど玉木議員も質問されますが、今までの区分でいけば、これは年金保険料になる可能性大ですよ。  ということは、何ですか、厚生労働省と日本年金機構が失策して、八億円なり、今後どんどん膨らむ対策費、年...全文を見る
○山井委員 これは保険料になる可能性が高いですし、もし保険料でなくても、国民の税金ですよ。国民負担じゃないですか。  国民にこれだけの損害を与えておきながら、今出ている実損だけで八億円ですよ。でも、これからどんどんどんどん広がりますよ。労力にしても、一万六千人の戸別訪問の人件費...全文を見る
○山井委員 責任を感じて受け取られなかった、保留にされた。やはり責任を感じられたわけですよね。元銀行の副頭取もされていて。私は別に賞与だけが全ての責任のとり方だとは全く思いません。基本的には、その八億円、はっきり言いまして厚生労働省と日本年金機構で責任を持って払ってほしいですよ、...全文を見る
○山井委員 私も、水島理事長という方は今までから本当に御苦労されてきて、社保庁で、大変な組織であったところの立て直しのために本当に私は頑張ってこられたと思っております。そういう方にこういう質問をするのは私は非常につらいです。つらいですけれども、国民の年金に対する信頼を回復するため...全文を見る
○山井委員 ということは、幾ら返納するかという額を今後検討されるんだと理解しました。  私もこういう質問はしたくないんですが、検証委員会で引き延ばしをされるということ自体が国民の不満をあおっているわけです。  塩崎大臣、水島理事長は受け取っておられないんです。なぜ塩崎大臣は受...全文を見る
○山井委員 大臣、四分間も答弁しているじゃないですか。  もう質問はしませんよ、最後に締めくくらせていただきますが、本当に往生際が悪いというか、やはり私、恥ずかしくないのかと思うんですね。今回は実損が出ているんですよ、既に八億円も。私も政務官をやりました。私が政務官だったら、即...全文を見る
○山井委員 民間の感覚がないかということを痛感いたしました。  民間の企業だったら、これだけの八億円以上の損害を与えて、百一万人の年金情報を漏らして、その責任者が一カ月たっても責任を全くとらない、こんなことはあり得ない。国民に対して申しわけないという気持ちがないんですか。本当に...全文を見る
07月08日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第29号
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○山井委員 三十五分間、質問をさせていただきたいと思います。  きょうは本当に多くの傍聴の方々もお越しをいただきまして、立ってまで傍聴をしてくださっております。そういう中でも、今回の社会福祉法人改革、現場にも大きな影響を与えるわけですし、関心の高い分野でございます。  今、白...全文を見る
○山井委員 ちょっと納得できないのが、六月二十七日から一週間ということは、七月三日金曜日までの一週間で二千四百四十九人回られたということですが、では、二千四百四十九人という人数はおいておいて、こういう間違って説明した方がいるから謝罪の戸別訪問をするということは、水島理事長はいつお...全文を見る
○山井委員 不可解なのは、これは大不祥事ですよ、相談に来た方あるいは面談に来た方や電話した方に間違ったことを言ったということは、年金情報を漏らした人に二重の失礼を働いたということですから。だから、理事長としたら、そんなことがあったんだったら、それは何人なんだ、五人なのか、五十人な...全文を見る
○山井委員 これは、七月六日にテレビのニュースで流れた、その日に二千四百四十九人と水島理事長は知ったというのは、私はおかしいと思うんですよ。  なぜならば、六月二十七日から一週間、七月三日には戸別訪問は終わっているんでしょう。戸別訪問が終わっているんだったら、件数はわかるに決ま...全文を見る
○山井委員 さっきの答弁と違うんじゃないですか。さっき、二千四百四十九人と知ったのは七月六日とおっしゃっていたけれども、今の答弁だと、戸別訪問を終えた七月三日の日に二千四百四十九人という人数が固まったということでいいんですか。
○山井委員 これは全員回ったと。それで、全員と面談できたんですか。そして、面談できていない人は何人なんですか。セットで聞きますと、面談できていなくて、まだ、あなたに説明した内容が間違っていましたよと伝わっているか伝わっていないかわかっていない人は、何人おられるんですか。
○山井委員 ということは、二千四百四十九人のうち二百七十二人は、まだ、年金事務所やコールセンターで私は大丈夫と言われた、にもかかわらず、何であなたの情報は漏れていますよというわび状が来るのか、要は説明がなされていないということじゃないですか。  それはやはり問題じゃないですか。...全文を見る
○山井委員 これは、国会でもこれだけ質疑になっているわけですから、余りにも無責任じゃないですか。二千四百四十九人の方に間違った説明をして、おまけに、それからかなりの日数がたっているのに、二百七十二人の方には、間違っていましたという謝罪すらまだできているかできていないかわからない。...全文を見る
○山井委員 マスコミに出るまで、二千四百四十九件、こそっと回って誰にも言わないというのは、そういうのを隠蔽と世の中では言うんです。  そうしたら、これは確認ですが、二千四百四十九人、コールセンターに電話して間違った説明を受けた人だけじゃなくて、年金事務所の電話じゃないですよ、年...全文を見る
○山井委員 これは本当に年金行政の根幹を揺るがす問題ですよ。百一万人の大不祥事を起こした。だから、不安があったら電話してください、年金事務所に来てくださいと。みんな全国で押し寄せたわけですよ、年金事務所、そしてコールセンターがつながらないぐらい。やっとつながった、やっと年金事務所...全文を見る
○山井委員 人数を聞いたのはいつですか。
○山井委員 監督官庁は厚生労働省なわけでしょう。おまけに、年金事務所も今回のコールセンターも、可能性としては国民の年金保険料が使われる可能性が高いんですよ。一カ月で、千本、三億円。国民の保険料を使ってやっておきながら、またそこで間違った説明もする。  塩崎大臣、では、七月六日、...全文を見る
○山井委員 私は塩崎大臣の監督責任は大きいと思いますよ。先ほど言ったように、七月三日の時点では二千四百四十九人という数字が固まっていた。七月六日には理事長も二千四百四十九人というのは知っていた。にもかかわらず、塩崎大臣、なぜすぐに数字を出させなかったんですか。この七月六日の晩、何...全文を見る
○山井委員 そのときにはもう日本年金機構は数字を持っているのに上がってきていないじゃないですか。大臣として全く信頼されていないからじゃないですか。何で民主党の会議に出てくるんですか。おかしいじゃないですか。  そういう意味では、私は、今回、本当に塩崎大臣の監督責任が全く行き届い...全文を見る
○山井委員 だから、逆なんですよね。六月一日に漏れた年金百二十五万件が明らかになったのに、一カ月以上たっても全くけじめもつけていない。そういうゆるゆるで大臣が仕事をしているから、こういう不祥事が次から次へと起こるんじゃないですか。  今回のこのことも、二千四百四十九人に間違った...全文を見る
○山井委員 大臣、今謝罪らしきことをされましたけれども、私はおかしいと思うんですよ。これは国会で今私が言ったから謝ったんですか。では、私が言わなかったら謝らないんですか。謝罪というのはそういうものじゃないでしょう。  だから、私は大臣に言いたい。  今の時点においても、二千四...全文を見る
○山井委員 違いますよ。国民の税金と保険料を使ってやっていることでミスをしているんじゃないですか。どれだけ恥ずかしいことをやっているかわかりますか。  これは本当に、終了五分前と来ていますけれども、私の質問時間を返してほしいですよ。  社福法をあと三分だけさせていただきます。...全文を見る
○山井委員 新たな質問はしませんが、ちょっと答弁漏れがあります。  だから、それの結果厳しい状況が明らかになったら、三年待たずに報酬を上げろとか補正予算とか、それについては答弁されていないですよ。
○山井委員 時間が来ましたので終わりますが、本当にこの社会福祉法人改革のことは、現場は今、報酬引き下げで人手は不足する、賃金は十分に上がらない、私の知り合いの事業所ももう今年度で廃業だとか、大変な状況になっております。そういう厳しい状況について実態把握した上で、しっかり丁寧に慎重...全文を見る
07月10日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第30号
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○山井委員 きょうは、五人の参考人の方々、まことに重要なお話、ありがとうございました。お一人お一人の御発言、そのとおりだなと私は本当に感銘を受けました。  そういう意味では、この四月、介護報酬は、消費税の増税分を差し引きしますと過去最大の引き下げとなりました。また、障害者福祉の...全文を見る
○山井委員 的確に赤松さんがおっしゃってくださったように、言い方は悪いけれども、さまざまな社会福祉法人、ごく一部のもうけているところも、大多数のもうかっていないところも、そして大規模なところも小規模なところも、そこを何かごちゃまぜにしてやっているというところがあると思うんです。私...全文を見る
○山井委員 処遇改善加算をとって職員の方々の賃金を上げる、一方では、報酬のベースが下がっているからということで、大変な御苦労を、やりくりをされているということです。その取り組みには敬意を表したいと思いますが、ただでさえ苦しい思いをしているところに、そういう報酬の大幅ダウンというの...全文を見る
○山井委員 私も二十代のころ介護施設で半年ぐらい実習をさせてもらったことがありまして、本当に、腰痛で倒れましたし、おむつ交換、入浴介助、車椅子への移動、何から何まで大変。でも、さらに大変なのは賃金が安いということで、私は、そういう施設でずっと実習させてもらった経験からいって、本当...全文を見る
○山井委員 どうもありがとうございます。  おっしゃるように、事務がばかにはならないんですよね。本当に、何よりも、施設の、事業所の本来の任務は当事者の方々を幸せにすることでありますから、それ以外のところに係る事務が、今回の報酬改定でも、加算のこととかを含めてかなり事務がふえてい...全文を見る
07月31日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第32号
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○山井委員 三十分間質問をさせていただきます。  きょうは、残業代ゼロ法案、労働基準法改正法案について質問させていただきたいと思いますが、その前に、冒頭に、漏れた年金問題を一つ質問させていただきたいと思います。  といいますのは、これは、検証委員会が八月の中旬に中間報告を発表...全文を見る
○山井委員 今、大臣から、検証委員会の報告の前に、調査委員会は、当事者として日本年金機構は発表すべきだという答弁がありました。  塩崎大臣、その指示はいつ日本年金機構にされましたか。
○山井委員 そうしたら、その自然じゃないかということを伝えたのはいつですか。  というのは、今まで私たちも何度もやりとりしてきましたが、今までは、前に出るのが自然だなんという話は聞いたことがないんです、厚生労働省から、申しわけないけれども。今初めて聞きましたので、いつそのことを...全文を見る
○山井委員 本当にいいかげんな話ですね、何か、間接的に伝わっているんじゃないかとか。本当にこの検証をやる気があるのかと疑わざるを得ない。なぜ、これだけ漏れた年金の問題が深刻になっているのに、監督官庁としての指導義務を果たさないのか。何か、伝わっているんじゃないかと思いますとかです...全文を見る
○山井委員 委員長にお願いしたいんですが、これは非常に深刻な問題で、百一万人の方の年金情報が漏れた。さらに、年金は漏れていないと塩崎大臣はおっしゃいますが、既に今日まで十億円この費用がかかっております。そして、この十億円は恐らく年金保険料から使われる可能性が高い。ということは、年...全文を見る
○山井委員 それでは、残業代ゼロ法案に入らせていただきます。  何か、きのう、きょうの新聞報道を見ると、残業代ゼロ法案、労基法改正の成立を断念したという記事が出ておりますが、まだ、成立は断念しても審議入りは諦めておられないのではないかと思いますが、私は、この残業代ゼロ法案は審議...全文を見る
○山井委員 長々と答弁をして時間を潰すのはやめていただきたいと思います。人の命がかかっている質問をしているんですからね。これは人の命がかかっている。  実際、塩崎大臣のおっしゃっていることは現実と全然違うんですよ。今言った裁判のケースでも、その次の山下さんの事例でも、過労死やあ...全文を見る
○山井委員 会社の名前は挙げませんが、大手企業で、例えば、今、二〇一四年の段階で六千人、企画業務型裁量労働制を適用している、そういう大手企業もあります。ここでは、入社四年目以上の総合系職員、原則入社四年目以上の専門系、技術調査系職員が裁量労働制、本社スタッフのほか、営業にも裁量労...全文を見る
○山井委員 だから、私が言いたいのは、大臣が答弁されていることと現実に起こっていることは全然違うということなんですよ。全然限定がかかっていないじゃないですか。既に営業の人も裁量労働制になって、厚生労働省もそれを認めているじゃないですか、ここのケースなんか。さらに、二万数千人の社員...全文を見る
○山井委員 もう終わりますが、塩崎大臣、言っていることが全く成り立っていないじゃないですか。こういう実態があると言っているのに、監督署が指導しますと。全然指導していないじゃないですか。  だから、拡大解釈でこういう現実があるんですから、そういう現実をまずはなくして、そしてまた、...全文を見る
08月07日第189回国会 衆議院 予算委員会 第20号
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○山井委員 三十分間、質問をさせていただきます。  まず冒頭、二問。  昨年、過労死防止法が成立をいたしました。超党派、安倍総理も含めた全ての議員、政党の賛成で成立をしたわけですが、残念ながら、この国会に出てきております残業代ゼロ法案、労基法改正、そういう中で、逆にこれは過労...全文を見る
○山井委員 重要な答弁です。こういうことが今横行をしております。いざ過労死や労災になろうというときに、会社側がパソコンやメールを消去してしまう、証拠を隠滅してしまう、それで労災さえも、過労死の認定さえもさせない、そういうことがふえているというのはあり得ない話であります。そういうブ...全文を見る
○山井委員 残業代を払わずに、若者を初め労働者の方々を使い倒してしまう、そういうブラック企業が喜ぶような法改正、何よりも一番つらい思いをされている過労死の御遺族の方々や、またそういう過労で倒れられた当事者の方々が心配し、反対している残業代ゼロ制度というのは、ぜひ断念をしていただき...全文を見る
○山井委員 全く答弁になっておりません。  私の知り合いの広島の方からも、非核三原則に安倍総理が式典で触れられなかったことにショックで涙がとまらなかったということをおっしゃっておられました。世界に、唯一の被爆国である日本が、核廃絶をアピールする一番重要な場じゃないですか。  ...全文を見る
○山井委員 全く理解できません。  広島に入れなくて、なぜ長崎で入れるんですか。私は入れるべきだと思いますよ。どう違うんですか。どう違って、なぜ広島で入れなくてよくて、なぜ長崎では入れないとだめなんですか。お答えください。
○山井委員 全く理解できません。  これだけの国是を、あなたは、わざと意図的に抜いたんですよ。世界が、非核三原則の堅持を日本はやめるのかと思うのが当たり前じゃないですか。  そうしたら、お聞きしますが、もとから広島は抜いて長崎は非核三原則を入れる予定だったのか、それとも、広島...全文を見る
○山井委員 いや、全く、ちょっとしたてにをはじゃないですよ。国是じゃないですか。唯一の被爆国であって、世界で一番の苦しみを感じられている広島の被爆者の方々は、もう本当にあきれられ、失望されておられます。  そのことと私は関連するんではないかと思いますが、おととい、中谷大臣は、今...全文を見る
○山井委員 安倍総理、全く答弁されませんね、先ほどの非核三原則にしても。国民の方は、これじゃ理解できませんよ。国民の方が不安に思っているんです。  私たちが今審議しているのは法律なんですから、安全保障法案という法律なんですから、法律上は、今回の安保法案で自衛隊が核兵器を輸送する...全文を見る
○山井委員 安倍総理、今、中谷大臣が答弁されたとおりだと。つまり、法理上は核兵器を自衛隊が今回の安全保障法案で輸送することは排除されていないということをお認めになりました。これは非常に大きなことであります。  昨日も、核兵器を輸送することを認めるということは使用することも容認す...全文を見る
○山井委員 安倍総理の答弁はおかしいと思いますよ。私たちが今、国会で議論しているのは法律ですよ。この法律は、五年、十年、二十年、三十年、将来の日本の国を左右するんですよ。今の政権が政策判断で核兵器は輸送しませんと、そんな答弁じゃ、全く安心も納得もできるはずないじゃないですか。 ...全文を見る
○山井委員 憲法を解釈変更して、憲法違反の安保法案を出している安倍総理があり得ないと言っても、国民は信用しませんよ。あり得ないことをやろうとしているから、国民は不安に思っているんじゃないですか。  では、お聞きしますが、自衛隊が輸送するときに、この中に毒ガスが入っている、普通の...全文を見る
○山井委員 確認を一々、そんなことは本当にできるはずがないわけでありますよ。一々本当に事前に確認するんですね。今の答弁は非常に重要ですよ。一々確認すると私は初めて聞きましたよ。だめですよ、だめですよ、今おっしゃったわけですからね、安倍総理。  それに、国際法上違反していると言う...全文を見る
○山井委員 あり得ない、あり得ないとおっしゃるんだったら、政策判断であり得ないんじゃなくて、安倍総理のあり得ないという言葉ほど説得力のないものはないんですよ、法律で、安倍総理の言葉じゃなくて。  私たち政治家は、後世の子供や孫たちの時代にも戦争のない、核兵器を絶対に輸送もしない...全文を見る
○山井委員 その国是を、きのうの平和式典で非核三原則、国是を言わなかったのはあなたじゃないですか。  その前日に中谷大臣は、法律上、核兵器を輸送できると国会で答弁しているんですよ。日本だけじゃなくて世界じゅうの方々が、核兵器をもしかしたら持つかもしれない、そういう議論を始めるん...全文を見る
○山井委員 法律的にはそのとおりじゃないですか。国民が議論するのは法律ですから。  以上で質問を終わります。
08月21日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第34号
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○山井委員 四十分間質問をさせていただきます。  確定拠出年金法、年金について、大きく、法案そのもの、そして今の漏れた年金情報問題、さらに、先日来堀内議員も追及されておられます、再委託によって日本年金機構の業務をされていた従業員の方々が百十人、二月、三月、二カ月分の給料が不払い...全文を見る
○山井委員 今お聞きになられたとおり、話にならないんですよ。八日に始まって、二十三日に百二十五万件出ている。でも、全く大臣は二十八日まで知らなかった。これは大臣、被害者だと思わないでくださいよ、そういう官庁の責任者があなたなんですから。セキュリティーポリシーにもこれは違反している...全文を見る
○山井委員 この配付資料十枚目、このパネルにもありますように、NISCの今回の報告でも指摘されています。厚生労働省は、報告・対処手順を整備しているが、連絡を受けた担当窓口から、責任者、課長等の幹部に報告が上がっていなかった。  そして、セキュリティーポリシーではどうなっているか...全文を見る
○山井委員 これは深刻ですよね。セキュリティーポリシーに違反して、情参室の係長と年金局の係長、二人が情報を抱え込んで十八日間上げなかった。その間に百二十五万件が流出しちゃった。厚生労働省、監督責任を何も果たしていないじゃないですか。何にもやっていないじゃないですか。私はひどいと思...全文を見る
○山井委員 失礼になるかもしれませんが、これはもう話にならないですよ、こんな重要なことを担当係長二人ともが課長に十八日上げなかったら。年金だけの問題じゃないですよ。そんな組織は日本じゅう探してもあり得ませんよ、本当に。仕事をする気があるのか。もっと言えば、私は、課長なども知ってい...全文を見る
○山井委員 申しわけないですけれども、旧社保庁や日本年金機構がやはり非常に問題が多いということは残念ながら事実なわけですよね。だからこそ、厚生労働省がきっちりと管理監督、指導するという責務を負っているわけです。  だから、私は、今回の漏れた年金情報の問題で一つ明らかになった本当...全文を見る
○山井委員 最終報告がいつ出るかわかりませんので、今の答弁で、中間報告が出たら塩崎大臣も御自分の責任、処分を明らかにされると理解をしました。  ただ、一つ申し上げたいのは、第三者委員会とおっしゃいますが、この検証委員会の事務局長の方は、すばらしい方ではありますけれども、厚生労働...全文を見る
○山井委員 全然厳正じゃないじゃないですか。つい最近の話じゃないですよ。三月から給料を払ってもらえないと言って、それは困るに決まっているじゃないですか。二カ月分給料が入らなかったら、皆さん、生活に困るでしょう。おまけに、やっているのは年金業務ですよ、公的な、国家的事業の。全く厳正...全文を見る
○山井委員 仕事は、日本年金機構の年金の仕事をやってもらっているんですよ。全く関係ない話じゃないんですよ。監督責任というものをどう考えているんですか。そういう悪質なひどい会社を選んだのは、機構であり厚生労働省なんですよ。おまけに、禁止されている再委託を放置していたのも厚生労働省と...全文を見る
○山井委員 私は、元従業員の方々からは、その再委託の話を年金事務センターの和歌山の機構の方にはされたという話をお聞きしております。  きょう配付することはできなかったんですが、私の手元に、KDCキャリアコンサルティングの社員なのに、実際、その機構の現場では共栄データセンターとい...全文を見る
○山井委員 本当にゆるゆるですね。  三月二十五日にこれは発覚しているんですよ。五カ月たっているんですよ。十一月にも問題が起こっている。未払い賃金は払われるめども立っていない。偽装請負かの調査もまだ終わっていない。その理由が、会社と連絡がとれない。ここにホームページもありますが...全文を見る
○山井委員 時間が来ましたのでまとめに入りますが、私は今質問したことというのは全部関連していると思うんですね。要は、係長が上司に上げなかったんじゃないか、漏れた年金情報で。もちろん、大臣にも上がらない。年金局と塩崎大臣、うまくいっていないんじゃないんですか。  結局、株式運用比...全文を見る
○山井委員 こういうことだから、年金の信頼が失われるんです。  以上で質問を終わります。ありがとうございました。
08月26日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第35号
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○山井委員 甲斐中委員長もお越しをいただいて、ありがとうございます。  今、長妻委員からも話がありましたが、漏れた年金問題、びっくりしましたね。三カ月間国会で審議をしてきて、土壇場になって、実は最初の攻撃は厚生労働省だった、そのことを三カ月間隠してきた。私はもうこれは、厚生労働...全文を見る
○山井委員 小数点以下は四捨五入させていただいて、つまり、昨年三月末は、一六%の国内株式の運用比率で二十一兆円、昨年九月末には、それが一八%になって約二十四兆円、そして、ことしの三月末では三十二兆円で約二二%。ということは、昨年三月からことしの三月までで六%運用比率が拡大して、そ...全文を見る
○山井委員 今の答弁で、もちろん正確な額ではないですが、三十二兆円、そして一四%六日間で下落した、約五兆円年金資産が下がっている可能性があるということであります。  だから、もうかったときはもうかったとおっしゃっているけれども、株というのは当然下がるときもあるわけです。もちろん...全文を見る
○山井委員 私は極めて無責任だと思うんですね。長いスパン、長いスパンという言いわけで非常に老後の年金をリスクにさらしているように思えてなりません。  きょうの配付資料の十ページ目にもありますように、例えば、GPIFの株買いはいつまで続くんだと。あした発表になりますけれども、これ...全文を見る
○山井委員 このテーマはこれぐらいにしますが、改めて申し上げますが、今回、アベノミクスと言われる経済政策で株高が演出されていますけれども、それは、GPIFが国内株を数兆円買い増していったまさにその経過でもあるんですね。  ところが、あした発表される数値が二五%に近づいていたら、...全文を見る
○山井委員 そのときの感想、印象を。
○山井委員 先ほどの長妻委員の質問の続きを甲斐中委員長にさせていただきたいんですが、今おっしゃったところは一つの核心なんですが、類似の攻撃だと。これは、類似の攻撃であることは検証委員会が判断されたのか、それともヒアリングの中で厚生労働省の方が類似の攻撃であるということをおっしゃっ...全文を見る
○山井委員 先ほどの塩崎大臣の答弁と違うじゃないですか。類似の内容だというメールが行っているんじゃないですか。  さらに、この配付資料の三ページにありますように、書いてあるじゃないですか、ここに、三ページ一番下。  ただし、厚生労働省統合ネットワークの運用管理者側では、四月二...全文を見る
○山井委員 それで、今回全容解明は委嘱されていないということを甲斐中委員長は昨日も答弁されておりますし、この配付資料にもありますように、二ページ目、今回検証委員会に委嘱されたのは初動及び事後の対応についてであって、全容解明は委嘱されていないんです。全容解明は、先ほどの西村議員や長...全文を見る
○山井委員 塩崎大臣のおっしゃっていることと水島理事長のニュアンスは全然違いますよ。  昨日の参議院の答弁でも、水島理事長は、今後新たな流出が判明する可能性は極めて小さいとは思いますが、ないとは断定できない、さらに、四情報以外の情報についても流出されている可能性としては否定はし...全文を見る
○山井委員 答えていないですし、七割しか共有ファイルサーバーもやっていないんですよ。  申し上げておきますが、これで幕引きなんということはやめてくださいよ。四情報以外も、百二十五万件以外も出てくる可能性もあるわけですし、七割しか共有ファイルサーバーも調べていなくて、報告書に、今...全文を見る
○山井委員 これも変な話で、三月二十五日から賃金未払いが問題になって、そして結局、何ですか、その認定が始まったのが八月二十一日、先週金曜日。連絡があったのが一時半、私の質問が終わったのは十二時十五分。つまり、国会で追及されたら、じゃあそうしましょうと。そんないいかげんな話ですか、...全文を見る
○山井委員 法治国家だから全額払わせるのは当たり前じゃないですか。ブラック企業対策とか言いながら、一番ブラックなのは厚生労働省と日本年金機構じゃないですか。残業代を払えという話じゃないんですよ、これは。全額給料を払うのは当たり前じゃないですか、法治国家で。それを、そんな払わないよ...全文を見る
○山井委員 はい。  株式が今、アベノミクスが始まって以来どんどんどんどん落ちていますが、そういうことを含めても、やはり、こういう株式の運用比率を上げていくということは年金生活者にとって非常にリスクを伴うと私は思います。そのことを強く申し上げまして、私の質問を終わります。  ...全文を見る
08月28日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第36号
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○山井委員 四十分間質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  確定拠出年金法等の一部を改正する法律案についての修正について、きょう配付した資料の中の冒頭に、きょう民主党が提出を予定しております修正案の概要、考え方というものを書かせていただきました。  ここに書い...全文を見る
○山井委員 二年前、超党派で子ども貧困対策法を成立いたしまして、その当時からの積み残し課題がこの児童扶養手当の増額、拡充なんですね。ですから、ぜひともそのことに関しては取り組んでいただきたいし、このことに関しては党派を超えて、民主党も子供の貧困対策としてこの児童扶養手当の拡充とい...全文を見る
○山井委員 その適切の意味ですね。もう一カ月前なんですから。本当に従業員の方々、一カ月後に仕事が切れるんだったら、再就職の作業というか就活をしないとだめなわけですから。もうこれは九月末の話ですからね。きょうは八月二十八日です。  適切ということはあれなんですけれども、きょうから...全文を見る
○山井委員 これだけの深刻な未払い、本当はあってはならないことですよね。未払いの御迷惑をこれだけかけている。それでもう一カ月になっている、契約解除まで。  だから、私が聞いているのは、監督官庁の責任者である塩崎大臣に、きのうも薄井副理事長とも担当の理事の方ともかなり話をしました...全文を見る
○山井委員 私の指摘も踏まえて行われるということなので、直接雇用されるというふうに私は信じております。  そこで、今おっしゃったように、円滑に業務を運営するためには、本当に、やっている従業員の方が、これは専門性の高い仕事ですから、ころころかわるというのは好ましくないわけですね。...全文を見る
○山井委員 この件については、きょうはここで終わりますけれども、やはり日本年金機構の業務を支えておられるのは、ほとんどが現場の非正規の女性なんです。その方々が十時、十一時まで働いて支えてくださっているんですよ。その人たちに対して、賃金は払わない、放置する、払うとしても八割しか払わ...全文を見る
○山井委員 それは違います。  三つの報告書で明らかになったのは、これは多分みんな認識は一緒だと思いますよ。四月二十二日に最初に厚生労働省が同種のドメインの攻撃を受けたなんて知らなかったよというのが、ここにいる国会議員全員の認識だと思いますよ。  どっちがより悪いかわからない...全文を見る
○山井委員 この間、三十四回、民主党ではこの漏れた年金情報の会議をやりました。三十四回やりましたよ。塩崎大臣よりも長時間私たちは議論している自負はありますし、まさに日本年金機構がスタートしたとき、長妻大臣、私は政務官で、二〇一〇年の一月五日には日本年金機構の開所式にも行きました。...全文を見る
○山井委員 五・五%が少ないとおっしゃったのは私はびっくりしました。世界でこんな例はありませんよ。そういう認識なわけですか。  年金独法の中期目標の資料が九ページにありますが、そこにも、「市場の価格形成や民間の投資行動等を歪めないよう配慮すること。」というふうに入っているわけで...全文を見る
○山井委員 いや、私は恐ろしい答弁だと思いますね。結局、国債中心だとなかなか運用利回りが稼げないから、一発、ハイリスク・ハイリターン、株に投資しようと。それはうまくいったらいいですよ。でも、それは言ったら悪いけれども国民の年金のお金ですからね。そんな勝負をかけていいんですか。大損...全文を見る
○山井委員 やはり、二五%がどうのこうのということで運用しているようなことはないというのと、二五%が基本だというのと、全然答弁が違うじゃないですか。  ということは、やはり、二五%を上回ってすぐ売るということはそれはないでしょう、変動幅九%が認められておるわけですし。でも、基本...全文を見る
○山井委員 一言申し上げます。  出口とか入り口とかじゃなくということじゃなくて、あなたが大臣になって、あなたの責任で公的マネーをつぎ込んだわけです。いつかそれが切れたら株が落ちる可能性があるというのは当たり前じゃないですか。  出口も考えずにこんなギャンブル的なことをやると...全文を見る
09月04日第189回国会 衆議院 厚生労働委員会 第38号
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○山井委員 それでは、四十五分間質問をさせていただきます。  青少年雇用促進法、そして、このことに関連して、ブラックバイトの問題を質問させていただきたいと思いますが、株がまた下がっております。冒頭、GPIFの質問をちょっとだけ、株が下がっておりますので、させていただきたいんです...全文を見る
○山井委員 結局、株式に投資することによって非常にリスクが高まっているんですね。  長妻昭衆議院議員の質問主意書に対して、二〇〇八年度のリーマン・ショックのときに約十兆円年金資産が目減りしたと。しかし、同じぐらいの株安になったら、今回の新しいポートフォリオ、つまり国内株式二五%...全文を見る
○山井委員 この結果、先ほど言いましたように、リーマン・ショックのときには、国内株式は十一兆円、外国株式は九兆円、合計二十兆円しか株に投資していなかったんですね、二十兆円、一七%。ところが、今は合計六十二兆円、四二%。最新の六月末の数字では四五%までふやしていっているんです。 ...全文を見る
○山井委員 ここ数日、厚生労働省と同一かどうか調べてくれ、確認してくれと。漏れた年金情報の第一通が厚生労働省だけに来たのか、同じメールが企業年金連合会関係に来ているのか、これは漏れた情報がどうだったのかという事件を解明する上で非常に重要なことじゃないですか。にもかかわらず、何度言...全文を見る
○山井委員 私は、これは隠蔽だと思います。  やはり、百二十五万件もの情報を流出させて、何がその端緒だったのか、何が原因だったのか、全容を解明しないと再発防止策が講じられないじゃないですか。なぜ全容を解明しようとしないんですか。  今回、検証委員会が一カ月任期を延ばされたとい...全文を見る
○山井委員 電話一本で済むことですから、ぜひ確認していただきたい。これは厚労省だけの問題じゃなくて、今回の漏れた年金情報問題で被害をこうむっているのは国民なんです。なぜこんなことになったのか、どうすれば再発防止をできるのか、そのことを知る権利が国民にはあるんですから、ぜひとも調べ...全文を見る
○山井委員 違法ですよね。  私が会った三人の高校生、三人ともコンビニ、ファミレスでこの十五分単位になっていて、それ以下は切り捨てなんです。  深刻なのは、こういう悪徳なアルバイトがあるということじゃないんですよ。それが常態化してしまっているということなんです。  違法だと...全文を見る
○山井委員 調査を今されているということですが、では、その調査の結果、例えばですけれども、十五分単位のケースとか十分単位のケースとか三十分単位のケースがあって、とにかく四捨五入じゃなくて切り捨てられて労働時間が短くなっていると。  これは、団体交渉の結果、一年分を払ってもらった...全文を見る
○山井委員 昨日も、四日ほど前も、高校生の方々を呼んでヒアリングさせていただいて、厚生労働省の担当者の方もお越しをいただいて建設的な議論をさせていただきました。  一つ私がひっかかったことが、こういう違法行為があったら高校生の皆さんも労働基準監督署に申し出てくださいと言われたわ...全文を見る
○山井委員 もちろん、これは団体交渉をしたりしたら確実に勝てるんですけれども、高校生や大学生はそう簡単に団体交渉できないし、そんなモグラたたきじゃなくて、そんなことを本来はしなくても正当な賃金が払われないとだめなんです。  さらに、三つ目。  例えば、求人票やいろいろなフリー...全文を見る
○山井委員 言っちゃなんですけれども、違法だらけなんですよ。それが野放しになっているんですよ。大人だったら、そこは言える人もいるかもしれない。しかし、高校生や大学生はそんな知識もないですよ、残念ながら。おまけに、残念ながら、チェーン店やフランチャイズ、全てがこういうことをやってし...全文を見る
○山井委員 ぜひ、おっしゃるように高校生も多少事情が違いますので、高校生に対する実態調査も大学生とあわせてやっていただきたいと思います。今、年内にやるということで、ぜひやっていただきたい。  それで、大学生のアルバイトの実態調査は十月末までに公表するということですが、問題は、そ...全文を見る
○山井委員 今九月で、十月末までに二カ月も調査とか分析をされるんでしょうから、ぜひ十一月末までには文書要請を出していただきたいと思います。  これは本当に私も考えさせられるんですが、昨日も高校生の方々と話して、ある女子高生の方なんかは、三百六十五日、元旦も含めてアルバイトに入っ...全文を見る
○山井委員 ぜひ、チラシの方も冊子の方も、可能であれば、事例とか漫画とか、やはり漫画のやりとりとかはわかりやすいですよね、そういうものも入れてわかりやすく、高校生、大学生、そして何よりも、事業主の方も悪気があって違法行為をやっておられるとは私は思いませんので、そういうところを徹底...全文を見る
○山井委員 はい。  本当に、一般の労働者も立場が弱いですが、それ以上に高校生、大学生というのは立場が弱いわけで、自分たちで労働基準監督署へ行ったり、そういうことはなかなか難しいわけですから、私たち大人の責任でしっかりと違法行為がなくなるようにしていければと思っております。 ...全文を見る
09月11日第189回国会 衆議院 本会議 第45号
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○山井和則君 まず、今回の豪雨災害で被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。また、犠牲になられた方の御冥福を心よりお祈り申し上げます。  政府に対しては、被災地支援と人命救助に全力を尽くすようお願いするとともに、我が党としても、災害対策本部を立ち上げ、しっかりと対応して...全文を見る
11月10日第189回国会 衆議院 予算委員会 第22号
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○山井委員 今のやりとりも聞いておりまして、私、安倍総理、おっしゃっていることとやっていることが真逆なんじゃないかと思うんです。高木大臣に対して説明責任を果たすべきだと言いながら、まさにその説明責任を果たすべき臨時国会を開こうとしないのは、安倍総理、あなたじゃないですか。説明しな...全文を見る
○山井委員 結局、一年でもとに戻すということは、失敗だったということです。その反省もなく、若者の人生がかかっている問題です、思いつきでやらないでいただきたい。そのことを申し上げます。  そして、今回、また一億総活躍実現社会。これも意味がよくわかりません。これも思いつきじゃないか...全文を見る
○山井委員 報酬の引き下げについては、質問通告をしておりますし、御記憶かと思いますが、本年の一月、この場で、障害者の報酬の引き下げ、介護報酬の引き下げ、こんなことをするのはおかしいじゃないかとこの場で、テレビの前で質問したじゃないですか。そういうことも、障害者の報酬を実質上初めて...全文を見る
○山井委員 いや、全く現状認識が違うじゃないですか。有効求人倍率が過去最大になって、人手不足で、特別養護老人ホームを建てるとおっしゃっていますが、建てても人が集まらない、そういう状況が深刻化しているんです。さらに、うまくいっていると言うけれども、介護事業の倒産は九月の時点までで過...全文を見る
○山井委員 政治は結果責任です。言いわけをいろいろ言ってもらってもしようがないんです。  実際、今まで出生率もふえていた、待機児童も減っていたのに、安倍政権になってそれがマイナスになっているということです。障害者の報酬に関しても、今までずっとプラスだったのがプラマイ・ゼロ、そし...全文を見る
○山井委員 過去、国会で通常国会しか一年の間に開かれなかった例は一回もないんですよ。それに、憲法の五十三条にも違反しています。さらに、自民党の憲法草案では、「二十日以内に臨時国会が召集されなければならない。」と、四分の一以上の要求があったということで。私たちが要求してからもう二十...全文を見る
○山井委員 一億総活躍と言いながら、臨時国会から逃げて、一番活躍していないのは、安倍総理、あなたじゃないですか。  以上で質問を終わります。