山本幸三

やまもとこうぞう

小選挙区(福岡県第十区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数8回

山本幸三の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月12日第142回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第1号
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○山本(幸)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、赤松広隆君を委員長に推薦いたします。
○山本(幸)委員 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名されることを望みます。
08月04日第143回国会 衆議院 石炭対策特別委員会 第1号
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○山本(幸)委員 動議を提出いたします。  委員長の互選は、投票によらないで、高木義明君を委員長に推薦いたします。
○山本(幸)委員 動議を提出いたします。  理事の員数は八名とし、委員長において指名されることを望みます。
09月01日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第6号
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○山本(幸)委員 自由民主党の山本幸三です。  まず、今回の集中豪雨で大変な被害に遭われたわけでありますが、亡くなられた方もおられますし、また、家財を失い、避難を余儀なくされた方もたくさんおられるわけでありますが、心からお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。  そしてま...全文を見る
○山本(幸)委員 そのことはおっしゃるとおりだと思います。当然、ただ債権放棄でまけてやればいいということはあり得ないので、いろいろな条件がつかないとお互いの合意が得られないだろうというふうに思いますね。  その意味では、例えば放棄するかわりに第三者割り当て増資を銀行が受けるとか...全文を見る
○山本(幸)委員 そのとおりだと思うのですね。アメリカはもちろんプロジェクトファイナンス、ノンリコースローンですから、担保を処分してしまったらもう全部終わりというのは常識なんですね。日本ではそうなっていない。そういう意味で、これは徳政令批判あるいはモラルハザード批判、当然あると思...全文を見る
○山本(幸)委員 ぜひ大いに頑張っていただきたいなというふうに思います。そして、この法案の実が上がるようにしていただきたいなと思います。  先ほど申し上げたように、そういう意味で、この金融問題というのは、ちょっと常識と違うことを考えなければいかぬことがある。法律的な常識とちょっ...全文を見る
○山本(幸)委員 ぜひお急ぎいただきたいと思います。  最後に、ちょっと違う問題ですが、この委員会でもなるべく早く結論を得なければいけないんですが、野党の方の対案が出るということでありますが、今骨子案だけ示されております。ただ、ちょっと一覧しただけでは、例えば株主の財産権を侵害...全文を見る
○山本(幸)委員 どうもありがとうございました。ぜひ早くまとめていただきたいものだと思っております。  ありがとうございました。
09月07日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第10号
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○山本(幸)委員 自由民主党の山本幸三です。  時間が限られておりますのですぐ本題に入りたいと思いますが、私は、野党案を見て、不良債権問題の解決ということをちっとも考えていない、そういうふうに思っておりますけれども、この点についてどうですか。
○山本(幸)委員 ということは、破綻した銀行だけの不良債権を回収すれば、不良債権問題は解決したと思っているのですか。
○山本(幸)委員 そこのところがはっきりわかりません。  まず、それでは不良債権問題の解決というのは、どういうことをやったら解決するのですか。
○山本(幸)委員 回収できるところは回収しなければいかぬ、そうですね。どういうふうにして回収するのですか。
○山本(幸)委員 要するに、破綻した部分だけは日本版RTCでやりましょう、その部分は日本版RTCで回収できるからいいじゃないですか、そういうことですね。  そうすると、大半の、破綻してない銀行の不良債権というのは勝手にやれ、そう言っているわけですね。
○山本(幸)委員 強制執行の部分はいいと。つまり皆さん方は、不良債権だったら、銀行が自分で強制執行かけろ、競売かけろ、そう言っているのですか。それだけですか。
○山本(幸)委員 それは当然だということですけれども、じゃ、なぜ今日本のシステムの中で、これは大半の、みんな破綻していませんよ、まだ。破綻してない銀行で大量に不良債権が滞って、これが景気回復に一番の支障になっているのじゃないですか。
○山本(幸)委員 不良債権問題というのは、簡単に考えると、こう考えているのです。  つまり、ある企業が、建設とか不動産業者が多いでしょう、百億の金を借りた、百億の土地を買った、これが資産が二十に落ちちゃった、そういう状況があるからにつちもさっちもいかなくなって、これが不良債権化...全文を見る
○山本(幸)委員 じゃ、引き当ては銀行が自由にやる、そういうことでいいのですね。
○山本(幸)委員 再生委員会がガイドラインをつくって、それに大体従え、そういうことですね。  そのとき、その引き当ては有税でやりますか、無税でやりますか。
○山本(幸)委員 最後の、税の話と引き当てが別だというのはちょっとよくわかりませんが、ガイドラインをつくって有税で引き当てさせる、それはそれでいいのですね。ほかの党の方も、後で違いますということは言わないでくださいよ。  そうすると、分類をして、そして再生委員会が基準をつくって...全文を見る
○山本(幸)委員 基本的に、現状の税法に従って、引き当てを積むときは有税でやるんだということで理解しておきます。しかし、それは恐らく銀行経営に大きな影響を与えるだろうということも言っておきます。  回収を図るときに、破綻銀行の場合、日本版RTCでやるんだと言っておられますね。日...全文を見る
○山本(幸)委員 つまり、RTCに移したときに時価分しか払いませんね、買い取るときに。時価で払っているのだけれども、債権としては、おっしゃったように丸々回収する権利を移譲するわけですね。そのときに、借り手の方から見て、それで回収にかかったときにうまくいくかどうか。  皆さん方の...全文を見る
○山本(幸)委員 そうすると、それは日本版RTCでも債権放棄をやることは大いにあるということですね。  そのときに、RTCがそれをやるときに、税制上の取り扱いとかどうなるかというのは考えていますか。
○山本(幸)委員 そんなことはあり得ない。利益を与えておいて発生しないことなんてあり得ないので、そういうことが詰まっていないような法案を出さないでください。  それから、破綻のやつは日本版RTCでいいでしょう。私は、我が政府・与党の案は、本当は、破綻したところでRTCに持ってい...全文を見る
○山本(幸)委員 今、自己資本だけをふやしたって貸し渋り、上がらないのだとおっしゃった。でも、さっき谷口さんは、景気がよくなって株価が上がり、あるいは円高になれば、自己資本の数字が上がるからいいのじゃないかとおっしゃったばかりじゃないですか。自己資本をふやすということと同じことで...全文を見る
09月08日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第11号
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○山本(幸)委員 自由民主党の山本幸三です。  昨日、少し議論させてもらいましたので、その続きをやりたいと思いますが、それと同時に、きょう、いろいろ答弁の中でおもしろいこともありましたので、その点も確認するようにしたいと思います。  私は、今回の金融危機、これの最大の問題は不...全文を見る
○山本(幸)委員 大変前進して、私は大変うれしく思っておりますが、ただし、そういう問題についてはまだ十分考えていないと。怠慢ですよ。我々は十分に考えてある。そして、これは本筋の問題じゃないとおっしゃいました。これは全く誤解だと私は思います。そういうふうに考えているんだったら、私は...全文を見る
○山本(幸)委員 私は、きのう聞いたときは、健全な、正常な銀行のものは銀行が勝手にやるのが資本主義の建前でしょう、そこでやるんだと言っておられたから、そういうことだけでは解決できない、その問題意識を持っているから言っているんですね。  そして、今、じゃ、それは例えば不動産関連権...全文を見る
○山本(幸)委員 そう、当事者間で合意ができないから民事調停というのはできないんですね。だから、民事調停というのは使えないんですよ。それは、銀行が望まないから。  じゃ、なぜ銀行は望まないんだ。銀行は、そういう処理をする、債務免除をやるというときに、嫌だと言うための言いわけを幾...全文を見る
○山本(幸)委員 今お答えになったのは、引き当てをするときのものがどうかという話で、私の聞いたことに答えておられない。  銀行は、最初にお答えになったように、そんな調停をやろうといったって、課税関係が無税にしてくれるのかどうかわからないようなものは乗りませんよ、まずそう言うんだ...全文を見る
○山本(幸)委員 また大分進展したのでうれしく思っていますが、法人税基本通達、我々要請して直してもらったんですよ。債務免除というのがはっきりとうたわれないと現実に困るんです。そして、早くスピードを上げてやらなきゃいけないから、早くできるものは基本通達でやってほしい、しかし、この基...全文を見る
○山本(幸)委員 ばかにしないでほしい。間接償却と債権買取機構、そんな、形式的に違うというのはわかっているんだ。  だけれども、共国債権買取機構に移して何をやっているんですか。今度新しくやるときは買い切りにするけれども、結局最後は、二次ロスが出たら買い取って銀行がロスを見ること...全文を見る
○山本(幸)委員 お褒めいただいたのはありがたいのですが、具体的なお答えはなかったように思います。  私の理解では、スウェーデンは、この金融支援措置を始めて一年間の間に九〇%の担保の不動産を代物弁済で市場に出したんだ、回収して。それは債務免除と組み合わされて代物弁済させたんだ。...全文を見る
○山本(幸)委員 ここは見解の相違だからこれ以上はやりませんが、そういう均衡価格を早く見つけなきゃいかぬ、そのためには土地が市場に出てこないとそんなことできない、わからないんだから。じゃ、土地を早く出さない限り日本経済の再生の最初の一端は開かれない、そう思っているのです。もちろん...全文を見る
○山本(幸)委員 なぜ、どこの企業が第二分類に入っているということを開示する必要はないというふうにお考えになるのですか。開示するとやはり問題が起こると思っているんでしょう。
○山本(幸)委員 例えば、古川議員が企業を経営していて、自分の企業が第二分類に分類されているということがわかったら困ると思いませんか。
○山本(幸)委員 それも実体経済をよく御存じないなというように思うのです。  自分の企業が第四分類、第三分類に分類されているということを知られてしまったらアウトですよ。第二分類はグレーゾーンだ。だけれども、今の状況ではかえって困ることになる。それも現実の企業に聞いてみればわかり...全文を見る
○山本(幸)委員 これまた実体経済をよく知らないと思うのですね。  借り手の人が新しい銀行に行って金貸してくださいと言ったときに、何も聞かないで貸すと思いますか。あなた、何で私のところに借りに来たのですかという話が必ず出るのです。そうすると、第二分類だったという話になるのです。...全文を見る
○山本(幸)委員 まだまだやりたいのですが、時間が来ましたのでやめますが、いろいろ問題はもう大分浮き彫りになってきたと思います。ぜひ、与野党で協議を進めてよい成案を得たいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。
10月08日第143回国会 衆議院 本会議 第18号
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○山本幸三君 岡田議員にお答え申し上げます。  経営責任や株主責任の明確化等の具体的内容についてのお尋ねでございますけれども、株式等の引き受け等の要件といたしまして、本法律におきまして、経営健全化計画の確実な履行等を通じて、金融再生委員会が定めて公表する経営責任、株主責任の明確...全文を見る
○山本幸三君 西川議員にお答え申し上げます。  資産評価の方法についてのお尋ねでございますけれども、先ほどの岡田議員の質問に対しまして宮澤大蔵大臣がお答えされましたように、信用収縮の状況や国際会計基準の動向等を勘案しながら、中長期的に検討すべき課題と考えております。  なお、...全文を見る
○山本幸三君 谷口議員にお答え申し上げます。  まず、経営健全化計画についてのお尋ねでございますけれども、本法案におきましては、株式の引き受け等の申請に際しまして、金融機関等は、経営の合理化、経営責任、株主責任、信用供与の円滑化の取り扱いに関する方策を盛り込んだ経営の健全化のた...全文を見る
○山本幸三君 春名議員にお答え申し上げます。  予算措置についてのお尋ねでございますけれども、附則第四条本文におきまして、平成十年度、金融機能早期健全化業務及び金融再生業務のために、合計で十兆円の範囲内で債務保証ができる旨を規定しております。  一方で、ただし書きにおきまして...全文を見る
10月09日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第20号
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○山本(幸)議員 宮本議員にお答え申し上げます。  三月にいわゆる十三兆円スキームに基づきまして資本注入を行ったわけでありますが、これについてはいろいろ評価がありますが、私どもは、それなりの効果は一応あったというふうに考えております。  と申しますのも、当時日本の金融機能につ...全文を見る
○山本(幸)議員 自己資本比率八%以上の銀行でありましても、市場の暴力等によりまして資金調達が困難になるというような状況もあり得ますので、そういうことに対応する等の観点から、私どもは対象として考えるべきだと思っております。  ただ、この場合対象になりますのは、原則といたしまして...全文を見る
○山本(幸)議員 自己資本比率が二%未満、まあ私どもは著しい過少資本行、大体〇から四%を念頭に置いて考えているわけでありますが、そういう銀行、確かに問題があるではないかという指摘はよくわかりますが、ただ、その自己資本の毀損がどういう状況で起こってきたかということは十分考えるべきだ...全文を見る
10月12日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第21号
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○山本(幸)議員 お答え申し上げます。枝野委員の前提は、市場が合理的であるという前提に立って議論しておられるように思いますけれども、市場は常に合理的であるとも限りません。市場の暴力というのは当然あり得るわけでありまして、そのために危機管理ということで公的な介入が必要になる。そのこ...全文を見る
○山本(幸)議員 引き当てはある意味で言えば保険でありまして、いざとなったときに、貸し倒れになったときに、その場合に対処するためのものだと思っております。したがいまして、多ければいいというものではないと思います。どこかの保険金詐欺事件ではありませんけれども、多ければいいというもの...全文を見る
○山本(幸)議員 それは金融監督庁が判断することでありますが、その時点において妥当だと思っております。
○山本(幸)議員 その点が、先ほど申し上げましたように市場は常に合理的でないということでありまして、いろいろな要素を含んで市場は突然暴れ回る、そのことによって金融システムが危機に陥るということは当然あり得るわけでありまして、それに対処しなければなりません。
○山本(幸)議員 これは、ちょうど為替市場が乱高下するのがある思惑によって決まるように、市場参加者が考える話でありますから何らかの理由があるというわけでもありませんし、あるいは投機的な資金が動いていく、そしてそういう動きをする方たちもいる、そういうことで、合理的に説明できるもので...全文を見る
○山本(幸)議員 例えば、いわゆる風説の流布等というのがありますが、そういうことによってある特定の金融機関の株がねらい撃ちされて売り出される、そういうこともありましょうし、あるいは、いわゆる合理的とは考えられないようなジャパン・プレミアムが生じるというようなこともあろうかと思いま...全文を見る
○山本(幸)議員 かつて一%近くであったものが、ことしの三月の資本注入で〇・二%に落ちましたし、今はまた〇・五ぐらいに上がっているという意味で、明らかに合理的とは思っておりません。
○山本(幸)議員 特定のケースについて云々することは好ましくないと思いますが、そういうことがあったと思われるし、そのおそれがあるということで、最近法改正したものと考えております。
○山本(幸)議員 もちろん、自由主義を信奉はしておりますが、いわゆる経済の世界で、市場が常に合理的であれば政府は介入する必要はありませんが、市場が合理的でないことがあり得るということはこれまでの経済学の歴史からどの経済学者も言っていることでありまして、そのときに政府は介入する価値...全文を見る
○山本(幸)議員 もちろん、そういうことも考えなければなりませんし、先般の空売り規制はそうだろうと思います。  ただ、常にそれを講じていきますと、では、資本取引を全部とめてしまえばいいじゃないかとい うような話になってきまして、これは経済の円滑なる運営、そのことから考えると好...全文を見る
○山本(幸)議員 当然、昔からあったと思いますが、最近の金融の資金取引の動きというのは急速に拡大しておりまして、いよいよその暴力の度合いが強くなっているということだろうと思います。
○山本(幸)議員 これは別に日本だけじゃなくて、東南アジアもねらわれましたし、ロシアもねらわれましたし、中南米もねらわれました。日本もその一つだと思います。
○山本(幸)議員 金融機関がそういう暴力に遭いますと、これはとんでもないことが起こり得るということで、貸し渋り等が起こってくるということもあろうかと思います。
○山本(幸)議員 それは、株価が急に下落するなり、あるいは外貨市場で資金が突然調達できなくなるなり、そういうことであります。
○山本(幸)議員 枝野委員はいよいよ市場の合理性を前提にしておられるようでありますが、私どもの前提はそうではなくて、市場は合理的でないことがあり得るということであります。
○山本(幸)議員 かなり引き当てのやり方等は厳密に分類されておりまして、これは債務者でまず区分いたします。正常先、要注意先、破綻懸念先、実質破綻先、破綻先と。そして、それぞれについて自己査定で取れるか取れないかということを判断していって、それが一分類、二分類、三分類、四分類という...全文を見る
○山本(幸)議員 決まっていないと思います。たしか三年とか五年とかそういうことで、各行がそれぞれやるし、各行の融資姿勢等が絡んでくるわけですから、各行でそれぞれ率が違ってくると思います。
○山本(幸)議員 そこのところはおっしゃるとおりだと思います。  したがいまして、これからは再生委員会におきましてそれなりのガイドラインをつくり、二分類はひっくるめてやっておりましたけれども、それも、一分類に近い方、三分類に近い方ということで二つぐらいに分けて、しかも、最近の状...全文を見る
○山本(幸)議員 企業は、決まった企業会計原則というルールに従って経営を行い、財務諸表を作成しているわけでありまして、途中で突然変えるというようなことはそうしたルールに反すると思います。
○山本(幸)議員 市場の暴力がどういう形態で出てくるかによってケースが違うと思います。その場合に、市場の暴力が単に一行だけをねらってそれで問題が済むという判断であれば、それはもうやむを得ないというところもあるでしょうが、そういうことが金融システム全体を揺るがすということになるとき...全文を見る
○山本(幸)議員 それは一〇〇%そうなるということはわかりませんが、少なくとも、何もしないよりは大いに助けになるというふうに思います。
○山本(幸)議員 それはそのどおりだと思います。
○山本(幸)議員 これはちょっと二つの場合を考えないといけないと思いますが、減資なしで増資した場合に株価が上がるかどうかというような議論につきましては、理論的に幾つかあるわけですが、もう決定的だと言われておりますのがいわゆるMM理論というものでありまして、モジリアーニとミラーとい...全文を見る
○山本(幸)議員 その考え方は、従来、伝統的理論と呼ばれている考え方でありまして、経済学的なMM理論では、ある一定の仮定のもとではそうではない、こういうことになっております。
○山本(幸)議員 その点におきましては、今、修正協議の中で、できるだけそういう方向も考えながら交渉が行われているというように理解しておりまして、そうした趣旨を生かしていくことができたらと思っております。
○山本(幸)議員 そのことも修正協議の対象になっていると理解しております。
○山本(幸)議員 資本増強の額、金額を幾らにするかということは、具体的にはこの法律で決めていないわけでありますけれども、実際の運用といたしましては、金融機関から申請があって、それを再生委員会が法律に規定された基準あるいは要件に照らして決めるわけでございます。その場合には、資本増強...全文を見る
○山本(幸)議員 はっきりとそこで切るというようなことはないと思いますが、当然八%以上がそういう基準になるということを念頭に置いて考えるものと思います。
○山本(幸)議員 先生の御趣旨はよくわかりますけれども、そうでありますが、銀行の今の経営はいわゆるBIS基準なりで行われておりまして、あるいは大蔵省の早期是正措置もそういう一応のパーセントの基準がありますので、そういうことをクリアするためにも、本当に資本が少ない場合にはやはりそれ...全文を見る
○山本(幸)議員 この点は、そういう考え方も当然あろうと思います。  ただ、私どもは、受け皿金融機関の自己資本の充実策については、いわゆる金融機関の破綻処理の円滑化にも当然資する、そういうこともあり得るということをこの法案の対象にも考えているということでありますし、あるいは、一...全文を見る
○山本(幸)議員 現在、貸し渋りが大変な問題になっていることは委員御承知のとおりでございますけれども、政府は、政策金融の活用や信用保証枠の拡大というものを思い切ってやっております。しかし、政策金融や保証協会の融資だけでは到底民間の融資を賄い切れるわけではありませんで、私の記憶が正...全文を見る
○山本(幸)議員 そういう仕組みというのは、ただいま申し上げました貸し出し計画、そしてその履行状況のフォローアップということで、その意味では安定化法と同じようなものでありますけれども、現在の状況を見て、貸し渋りが大きな問題であるという認識のもとに、その点に重点を置いたそういう承認...全文を見る
○山本(幸)議員 貸し渋りがどうして起こっているのかということにつきましては、私はこういうふうに考えております。  どんどん不良債権がふえてきている、その中で最大の問題は、そうした不良債権がバランスシートの中に残っている、そのために銀行としては、自己資本比率のことを考えますと、...全文を見る
○山本(幸)議員 委員のお考えはそのとおりだと思いますし、御趣旨はよくわかります。したがいまして、今回の法律の条文でも、資本増強の審査に当たっては、金融機関は資金の貸し付けその他信用供与の円滑化のための方策を定めた計画を提出してもらうことになっております。そして、その中でも特に中...全文を見る
○山本(幸)議員 これは履行状況をフォローアップすることにしておりますし、それを公表することにしております。そして、そうした計画の中に織り込まれた事項が十分に履行されていないというようなことがあれば、当然業務改善命令の対象になると思っております。
10月13日第143回国会 衆議院 金融安定化に関する特別委員会 第22号
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○山本(幸)委員 法律でそのように書いております。
○山本(幸)委員 もう少し補足させていただきますが、資産の査定ですけれども、三条二項で金融再生委員会が定めるところによるということでありまして、基本的には、金融再生委員会がその基本的な方針を決める。ただし、権限の委任の規定のところがありますので、そこの部分、実際はそれぞれの実績率...全文を見る
○山本(幸)委員 それは、金融再生委員会が定めるところによりでございますので、再生委員会が判断することであります。
○山本(幸)委員 私も委員の御意見に賛成したいと思います。  そういう意味で、おっしゃったように、適切なというのは、多くてもいけないし少なくてもいけない、何らかのところがあるはずでありますので、引き当てというのは多くてもこれは不適切なんですね。経営にも過重な負担を与えます。そう...全文を見る
○山本(幸)委員 おっしゃるとおりだと思います。
○山本(幸)委員 再生委員会の方も権限の委任の規定がありますので、それは再生委員会の判断でやろうと思ったらできるわけでございます。同じように、今回の案でも再生委員会が基本的に定めるということでありますが、事柄の内容によっては監督庁の方がそういうデータを持っておりますし、そういうこ...全文を見る
○山本(幸)委員 基本的にそのように考えておりますが、ただ、国際会計基準のところについては一応のスケジュール等が決まっておりますので、それに従っていくというふうに理解しております。
○山本(幸)委員 中小企業に対する金融機関からの融資が非常に重要である、特に大変困っているということで共通の認識を持っておりまして、その意味で、この資金の投入の申請に当たって提出が求められております健全化計画の中に、資金の貸し付けその他信用供与の円滑化のための方策を定めることとな...全文を見る
10月14日第143回国会 参議院 本会議 第17号
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○衆議院議員(山本幸三君) 小池議員にお答え申し上げます。  健全な銀行の合併に係る資本注入につきましてのお尋ねでありますが、早期健全化法案では、健全な金融機関の合併に係る株式等の引き受け申請の承認を、経営の悪化している金融機関との合併等であって、当該合併等の円滑な実施のため、...全文を見る
10月15日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第10号
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○衆議院議員(山本幸三君) 委員御指摘のとおり、地域経済に対して地域金融機関が大変大きな役割を果たしておることを私どもも認識しておりまして、この法律におきましてもそうした地域金融機関についての考慮は十分にいたしておるつもりでございます。金融機関の規模の大小にかかわらず、大変重要な...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 法律技術的な話でございますので、私から答えさせていただきます。  委任することができると書くか委任すると書くかは、その行政組織上の体系がどういうふうになっているかということで決まってくると思います。監督庁は金融再生委員会のもとにありますので、こういう...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) その部分は先ほど御指摘がありましたけれども、七条の経営の状況が悪化している金融機関等との合併、そこのところで読むように考えております。
○衆議院議員(山本幸三君) 破綻の場合は八条で書いているわけでありますけれども、その破綻には至っていない。ただし、これからの金融再編を考えますと、このままいっては再編、効率化ができないという状況の中で経営が悪化してきて、これは合併し再編を図った方がいいと判断される場合であります。...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 健全行同士でやる場合には、これは当事者同士でやっていただくということで、そこを外すために経営の状況が悪化しているということを入れているわけでございます。これは金融再生委員会が判断することになると思います。
○衆議院議員(山本幸三君) 今御指摘のありました株価算定委員会でございますけれども、これは今回の法律ではございませんで、先般成立いたしましたいわゆる金融再生法で決められているものでございます。金融再生法の中で、破綻または破綻に準ずる場合に特別公的管理に入るときに、いわば強制取得を...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 普通株、優先株につきましては、それぞれメリット、デメリットがございます。例えば一普通株の場合には経営に参画が可能でありますけれども、優先株はそれができませんが、逆に商品設計としては結構自由な形が可能でありますし、あるいは大口の増資というものも比較的容易...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 委員御指摘のとおり、BIS基準でそれぞれのどの分野に算入できるかが決まっておりまして、その意味では普通株、優先株、劣後債等の選択があるわけであります。  今の日本の銀行が八%を超えているというけれども本当にそうかということを国際的に判断するときに、八...全文を見る
10月16日第143回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第11号
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○衆議院議員(山本幸三君) 貸し渋りの問題でございますけれども、貸し渋りの解消を図ることを考えるためには、まずその原因を明らかにしなければならないと思います。  私どもは、貸し渋りの主たる原因というのは、銀行のバランスシートにおきまして不良債権が大量に滞っている、これが最大の原...全文を見る
12月11日第144回国会 衆議院 大蔵委員会 第2号
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○山本(幸)委員 自由民主党の山本幸三です。  昨年の五月に、日銀法の議論のときにも質問に立たせていただきまして、そのときに私申し上げましたけれども、日銀の独立性を高めるというのは結構なことだけれども、しかし、それは日本銀行がちゃんとしたことをやるという前提においてである、ちゃ...全文を見る
○山本(幸)委員 総裁、申しわけありませんが、質問に答えてほしいんです。
○山本(幸)委員 だから、第一の質問は、これはコントロールできると思っているのか、イエスかノーか。二番目は、なぜか。
○山本(幸)委員 全く質問に答えていない。  私は、日本銀行は、こういう数字を出す以上は、マネタリーベースをコントロールできると考えているのかどうか、それはイエスかノーか、どっちかでいいんですよ。それが一つ。それから二番目は、なぜ九六年から九七年にマネタリーベースが減ったかとい...全文を見る
○山本(幸)委員 では、マネタリーベースはコントロールはできると考えている、それでいいんですね。しかし、それを直接日本銀行としてはやらない、むしろ金利の方で考えていきますよ、だけれどもやろうと思えばできるんだ、そういうことですね。
○山本(幸)委員 日本銀行のマネタリーベースについて考えることは、少しわかりました。  それでは、次に行きますが、ことしの日本経済において何が起こり、そして日本銀行は何をしたのかということです。  この報告書を読むと、幾つか興味深いことがあるんですが、九月九日に初めて日本銀行...全文を見る
○山本(幸)委員 これは生鮮食料品は除いた消費者物価ですがね。おっしゃるように、実質金利を見るときに、どのデフレーターを使うかの問題はありますよ。では、どれが一番いいかということで、そういう議論をし、そういう試行をやるべきじゃないですか。  私は、本当は実質金利を見るときには、...全文を見る
○山本(幸)委員 これは大変問題があるなと思いますね。  要するに、実質金利を下げるような、あるいはリスクプレミアムを下げるようなことを日本銀行はやらなきゃいけないのに、それに対して何をやりますなんという答えは全然出てこなくて、依然としてコールレートの名目金利だけを見てやる。そ...全文を見る
○山本(幸)委員 いろいろ言葉遣いで大変失礼なことがあったことは、どうぞお許しいただきたいと思います。  質問を終わります。