山本幸三

やまもとこうぞう

小選挙区(福岡県第十区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数8回

山本幸三の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月30日第151回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○山本(幸)委員 自由民主党の山本幸三でございます。  私は、きょうこの日を大変楽しみにしておりました。速水日銀総裁と直接議論ができるのはなかなかありませんので、この委員会ぐらいしかじっくり話ができる機会がないので、大変楽しみにしてまいりました。きょうは、金融政策について速水総...全文を見る
○山本(幸)委員 ゼロ金利解除は失敗ではなかった、間違いではなかった、そう強弁されるわけですね。その根拠は、要するに、昨年の数字はよかった、株もゼロ金利解除しても月末まで上がったじゃないか、そういうことが一つ根拠。それから、日本経済がおかしくなったのは昨年の末からであって、それは...全文を見る
○山本(幸)委員 いろいろ言いわけ、責任逃れに聞こえるようなことばかり申されましたが、しかし、倒産した企業経営者や失業の憂き目に遭った方々に対する言葉が全くなかった、そのことは私は大変残念に思います。  最近、ある人の話を聞いて、リーダーの条件というのは三つある。一つは責任の所...全文を見る
○山本(幸)委員 率直にお認めになったのでびっくりいたしました。つまり、最終目標は物価の上昇率だと。物価の安定が最終目的であるということですね。  では、この政策は何だ。インフレターゲティング政策そのものじゃないですか。インフレターゲティング政策というのは、あなたは記者会見でイ...全文を見る
○山本(幸)委員 事務局が書いたものを読まざるを得ないからそういう答えになっちゃうんだけれども、私が言っているのは、あなたが勝手に決めつけているインフレターゲティングというのは、それはインフレターゲティングのやり方の一つですよ。最もオーソドックスなインフレターゲティングでしょう。...全文を見る
○山本(幸)委員 それじゃあれですか、最初にお答えになったように、最終目標は何かと聞かれたら、あなたは最終目標は消費者物価が安定的にゼロ%以上になることと答えられたじゃないですか。それを今や撤回されるんですか。そして、最終目標はわけがわからない、そういうふうに言われるんですか。ど...全文を見る
○山本(幸)委員 私は、そういうわけのわからぬ政策をやるのはいかぬと言っているんですよ。そんなものを言うんだったら、それはまやかしであり目くらましになっちゃうから、だめだと言っているんです。  政策というのは、何を目がけてやるんだ、何を達成しようとしてやるんだという目標がなけれ...全文を見る
○山本(幸)委員 はい、わかりました。お認めになりましたね。物価の安定、つまりゼロでの安定というのを目標にするんだという話ですね。それは、一般的な定義からいって、インフレターゲティングそのものですよ。その一種。  では、それ以上言っても、ああでもないこうでもないとまた言うでしょ...全文を見る
○山本(幸)委員 インフレでもないデフレでもないというのはトートロジーであって、定義とか説明にならないのですよ。ゼロ%とおっしゃった。数字が出てきて初めて議論になる。ではゼロ%が適切かどうかという話を次にやらなきゃいかぬことになるのです。  では、CPIでゼロ%が望ましい水準か...全文を見る
○山本(幸)委員 全く私の質問に答えていないですね。どうしてですか。私は理論的な話をしているのですよ。CPIゼロ%というのは、実際はマイナス一%ぐらいですよというのが実務家の間でも学者の間でも共通した理解です。それを、ゼロ%というのを主張されるのだったら、実際はデフレ状態であると...全文を見る
○山本(幸)委員 当座預金残高というのは、今のお答えから見ると中間目標だと考えているようですね。(発言する者あり)中間目標でもいいし操作目標でもいいですよ。そう考えているようですね。  そうしたら、大事なことは、その中間目標、操作目標というものと最終目標との間の関係がちゃんとい...全文を見る
○山本(幸)委員 ありがとうございました。時間が足りないので詰め切れませんでしたが、いろいろ重要な指摘をいただきました。  しかし私は、やはりはっきりと、しかももっと、デフレ状況じゃない目標をしっかり持って、そのためには別に当座預金とか金額は制限する必要もないし、やれることは何...全文を見る
05月29日第151回国会 衆議院 法務委員会 第13号
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○山本(幸)議員 ただいま議題となりました債権管理回収業に関する特別措置法の一部を改正する法律案について、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、債権回収会社の取扱債権の範囲を大幅に拡大し、あわせて債権回収会社の業務に関する規制の一部を緩和するためのも...全文を見る
06月01日第151回国会 衆議院 法務委員会 第14号
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○山本(幸)議員 そこのところが、私どもがこのサービサー法をぜひつくりたいということに立ち至った経緯の一つでもございます。  まさに金融機関は自分で貸して回収するというのが業務でありますけれども、不良債権化してしまいますと、これはなかなか、金融機関が大変な労力もかかる。しかも、...全文を見る
○山本(幸)議員 まず、このサービサーには、取締役に弁護士を必ず一名入れなければならないことになっております。したがいまして、厳密な法律問題については、その弁護士である取締役が責任を持ってやるということでございます。  ただ、日常業務をやっております場合に、おっしゃいましたよう...全文を見る
○山本(幸)議員 ちょっとただいまの答弁を補足させていただきたいと思います。  このサービサーの目的でありますけれども、私ども、社会経済の中で与信という機能に注目して、そしてその与信というものが潤滑に行われるということが社会経済の活力を生む大きな原動力になっているというように考...全文を見る
○山本(幸)議員 先生御指摘のところは、一番重要なところだと私ども考えております。  サービサーをつくった趣旨は、まさに債権管理回収業から暴力団等陰の勢力をむしろ排除して、債務者にも利便が図られる、そしてきちっと監督された中で、おかしな取り立てじゃなくて、お互いに最大限の条件を...全文を見る
○山本(幸)議員 御指摘のとおり、今回、ノンバンクの債権を全部扱えるようにしたわけであります。これは、金融機関とノンバンクの実態を見ておりますと、サービサーの方々から聞きますと、不良債権処理でバルクセールというのが日常的に行われているわけでありますが、その際、区別して、これはいい...全文を見る
○山本(幸)議員 まさにゆゆしき事件だったというように思っております。  したがいまして、そういうことが絶対に行われないようにしていかなければいけない。そのために、このサービサー法で、許可を受ける会社は一切そういう威迫あるいは脅迫というようなことはしてはならないという規定も置い...全文を見る
○山本(幸)議員 先生御指摘の、気に入らないということのようでありますけれども、もともとサービサー法をつくるときにいろいろ議論をやりました。私どもとしては、当初からできるだけ対象を広くということでありましたけれども、そのときの議論で、先生御存じでありますけれども、とにかくスタート...全文を見る
○山本(幸)議員 譲り受け価格等は、基本的には当事者同士の自由な契約によって決まるということでございます。また、手数料についても、市場原理のもとで、サービサーと債権者との間で自由な契約によって決まる。  それは、具体的にはいろいろ考え方があるようでありますけれども、債権データ管...全文を見る
○山本(幸)議員 そういう考え方も当然あると思いますけれども、ただ、最近は規制緩和の流れの中で、証券の手数料も自由化していく、銀行の金利も自由化というような、むしろ、そういうものは当局がこうしなさいというように決めるんじゃなくて、個々の実態を反映して、市場原理で、当事者同士の契約...全文を見る
○山本(幸)議員 御指摘のとおり、利息制限法の制限利息を超過する利息等の定めのある債権について、超過分の元本繰り入れというものは、これは最高裁の判例で既に認められておりまして、当然、サービサーが譲り受けた場合にも当てはまることになります。  ただ、サービサーがこういう債権を譲り...全文を見る
○山本(幸)議員 御指摘のとおりです。  そういうふうにきちっと計算をし直す、そのための資料をちゃんと持っておいて、検査したときにそれを示せる、それができなければそういうものは扱ってはならぬということでございます。
06月05日第151回国会 衆議院 法務委員会 第15号
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○山本(幸)議員 委員御指摘の点は、今回の法改正をする場合におきまして一番問題になったところでありまして、特に、日弁連と最終的な詰めをやりましたときに、最も懸念が示されたところでございます。我々も、当然の懸念であるし、これはきちっとしなければいけないと思って対応いたしました。 ...全文を見る
○山本(幸)議員 このサービサー法では、基本的に与信機能というところに注目しておりますので、金融機関、ノンバンク、それからSPC、法的倒産ということでありまして、逆に外れているのは何かといいますと、通常の事業会社が有する売買債権とかあるいはゼネコン等の請負代金債権、こういうものは...全文を見る
○山本(幸)議員 私は、サービサーを育てていくということの大きなポイントに、そういうことをぜひやってもらいたいというように思っているわけです。つまり、民間のサービサーが育つことによって、通常簡単に放棄してくれないようなものも、買い取るときの値段等の関係でいえば、かなり柔軟に対応し...全文を見る
○山本(幸)議員 御指摘のように、この現サービサー法は、平成十年八月五日に、自由民主党による議員立法としてまず国会に提出されたわけであります。  当初の自民党案では、特定金銭債権というのは、金融機関あるいは農協及び保険会社の有する貸付債権、それからリース・クレジット債権、それか...全文を見る
○山本(幸)議員 おっしゃるとおりでございます。  ただ、そういう分類をどうするかという話については、これは銀行の方の経営上重要な話としてあるのだろうと思いますが、これをサービサーに売るときには、今度サービサーの方から見れば、それは銀行経営の話と別のことですから。サービサーにと...全文を見る
○山本(幸)議員 先生御指摘の、銀行が貸し手責任をしっかりとらなければいけないというのは、私は全く同感であります。これまで何となく、借り手が責任一〇〇%で、貸し手の責任はゼロというような風潮が一部にありましたけれども、それはおかしい。やはり今日の状況を招いたのは、銀行が、本当は買...全文を見る
○山本(幸)議員 サービサー法は、先ほどのお話からのちょっと経緯がありますが、おっしゃるように、金融機関が貸し手責任を感じて、そして債務者との間でうまく話し合いがつけば、これが一番いいにこしたことはありません。しかし、現実はなかなかそういうふうにいかない。それは、もともとの債権金...全文を見る
○山本(幸)議員 委員御指摘のとおり、本改正案の立案作業におきましては、私ども、当初はネガティブリスト方式でいった方がいいのじゃないかなという考えもありまして、そういう議論を始めました。それは、サービサーというものが根づいてきて、むしろこれから金融機能の健全化、再生に寄与し得る、...全文を見る
○山本(幸)議員 そこは、ネガティブとして何を持ってくるかという判断の問題になるわけですね。  もう本当に限定的なものだけをネガティブにすればいいじゃないかという判断からいえば、明らかに問題になる債権についてだけ外すということだけ書けばいいという立場もありますし、定型的に、既に...全文を見る
○山本(幸)議員 暴力団を排除するというのは、ポジティブであろうがネガティブであろうが、決して許してはならないという立場で一緒でありまして、どちらの方式だから難しいということはないと思います。どちらにしても、これは徹底しなければいかぬ。  そこは、当初の原案の立案の過程から、少...全文を見る
○山本(幸)議員 これは、個人的な意見になるのかもしれませんけれども、中坊さんがそういう話をされたことはあったと思いますが、その結果、今代表取締役社長さんに弁護士がなっているのは整理回収機構だけなのですね。そのほかは、そうでありませんで、通常の取締役と。  いろいろなそういう再...全文を見る
○山本(幸)議員 今日の経済金融社会におきまして、ノンバンクの重要性が高まっているわけですが、不良債権処理も喫緊の課題になっておるわけです。このときに、ノンバンクの不良債権処理をやるときに、事業者向け、個人向けで貸付債権として変わりがあるわけではないわけでありまして、個人向けも当...全文を見る
06月07日第151回国会 参議院 法務委員会 第11号
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○衆議院議員(山本幸三君) ただいま議題となりました債権管理回収業に関する特別措置法の一部を改正する法律案について、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  この法律案は、債権回収会社の取扱債権の範囲を大幅に拡大し、あわせて債権回収会社の業務に関する規制の一部を緩和す...全文を見る
06月12日第151回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○衆議院議員(山本幸三君) このサービサーという言葉はアメリカの用法からきていると思うんですけれども、アメリカでは不良債権の管理回収等の金融関連サービスを提供する会社が多数ありまして、この種の会社がサービサーと一般的に呼ばれております。したがいまして、そのことを受けて、我が国でも...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) サービサーの業態につきましては、外資系とか銀行系のサービサーは、主に金融機関の大口の不良債権について担保不動産の競売あるいは任意売却等によって回収する、そういう形態が一つあります。あるいは一方、信販系サービサー等は、主として小口のクレジット債権など一般...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) この点は今回の改正作業で一番大きな課題になったところでございます。  ユーザー団体は、サービサー協会等ですが、事業の遂行上、ぜひネガティブリスト方式にして原則自由に扱わせてもらいたいという意見が大変強うございました。私も個人的に含めて、そういうことの...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 御指摘の点はよくわかりますが、実態といたしまして、既にケイマン諸島のようなタックスヘーブンに所在する外国会社であるSPC、特別目的会社を利用した債権の流動化、証券化というのが相当行われておりまして、私も個人的にも、ケイマン諸島の債権者が私の近所のゴルフ...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 実は、改正案の議論の過程でそういう意見もございました。倒産処理の手法としては、法的倒産手続で、債権者、債務者間の手続によらずに、債権者、債務者間の交渉でそれを整理するいわゆる私的整理がよく利用されている実情にあることは承知しているわけでございます。 ...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 二十二号に規定しているわけでありますが、これは、その前の各号に掲げている特定金銭債権に性質上同じようなものだというようには言えないが、しかしその発生原因等を見ておりますと、扱われる特定金銭債権と密接な関連を有しているというようなものでございます。  ...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 御指摘の点はよくわかります。  ただ、二つの意見があると思いますが、回収委託を受けてやる場合は債権放棄するかどうか、あるいは和解に応じるかどうかというのは債権者が決めないと、これはサービサーとしては選択権がないわけでありますので、一概にどういう傾向か...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 御指摘のとおり、報酬や手数料については特段規定を置いておりませんで、市場原理のもとでサービサーと債権者の自由な契約によって取り決められると。これはいろんなケースがございますものですから、むしろそういう市場原理に任せた方がいいだろうという判断をしたわけで...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 基本的な考え方は、私は個人的には全部扱えるようにしたらいいという議論をしていたんですが、今回はそうなりませんでした。  そのときの整理する基本的な考え方は、いわゆる与信機能というものに注目して、与信の金融的な部分に着目して、そういうものはぜひすべて扱...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 六号で「販売業者等」と書いてあるわけでありますけれども、この「販売業者等」というのは前の五号を受けているわけでありまして、五号に言います「特定の販売業者又は役務の提供の事業を営む者」ということでございまして、これはいわゆるクレジット契約における加盟店だ...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 十二号に掲げておりまして、最初にその限定をしているわけでありますが、「株式会社若しくは有限会社又は外国会社」ということですが、それは借り入れ等による資金調達、当該調達資金による資産の取得、当該資産の管理、処分により得られる金銭による当該借入金の返済を、...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 私どもも政令で日本育英会を入れようとも思っておりますが、これは先ほど申し上げましたように、与信機能を果たしているものについては、それに着目してできるだけ広く拾っていこうというように考えておるわけでありまして、育英会だけじゃなくて、今、各省にそういうもの...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 現行のサービサー法が提案されましたときは、私どもの当初案ではできる限り広く対象としようということで出したわけでありますが、あの金融国会のときに野党側の修正案が出まして、制限されるという形になってきたわけでございます。その中の代表的なものというのは貸金業...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 御指摘のとおり、政府の緊急経済対策におきまして不良債権処理がなかなか進まないと。正確な数字はわかりませんが、私の理解しているところでは、まさに金融国会のときと不良債権の額というのは余り減っていないんですね。したがって、不良債権処理がやっぱり進んでいない...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 正常債権でありましても、特定金銭債権であればサービサーが扱うことは可能でございます。これは弁護士法の特例ということでございますもので、これが直接、正常債権かあるいは不良債権かという区別としてはないわけであります。  ただ、もともとこの法案の成立経緯か...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 近時、大型破産等が増加しておりまして、それがまた不良債権をなかなか減らさない原因になっているわけでありますが、この破綻企業等の倒産処理を適切、迅速に行うことは非常に重要なことでございます。  ただ、その場合に、破綻企業等が有する資産を一括して引き受け...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) いや、そういうことを目的としているわけではございません。  それから、先ほどからの御意見でございますけれども、こういうサービサーがふえることによって、中小企業等がむしろ逆に倒産に追い込まれて、そして苦しくなるんじゃないかという御意見でございました。 ...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) この点は、先ほども法務省からお答えいたしておりますように、もともと利息制限法でその元本あるいは利息の経緯、支払いの実績等をちゃんと資料として残して、譲り渡すときにはそれを示さなきゃいけないことになっておりますが、法律上は当然そうなっているわけであります...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 当然そういうことでございます。それをちゃんとやらなければ処分の対象になるということで私ども考えておりまして、そこは監督するときに、その点は厳しく、利息制限法のことはまさに一番問題になったところでありますので、サービサー協会に対しても、これはきちっとちゃ...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 弁護士法七十二条と七十三条で、御承知のように債権の管理回収を取り扱うのは弁護士の専業になっているわけでありますが、これを特例法としてその規定を排除してサービサーにはそういうことができるようにしているという、その意味で弁護士法七十二条、七十三条の特例法と...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 我が国の経済社会におきましてノンバンクの役割は大変大きくなっておりまして、それは必ずしも資産規模や出資母体に限定されたものではございません。例えば、金融機関の不良債権処理でバルクセールがよく行われるわけでありますけれども、その場合にノンバンク債権も一緒...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 申しわけありません。  いわゆる、ノンバンクの果たす役割が極めて大きくなっているということでございます。銀行の融資だけではなくて、銀行の融資がノンバンクを通じて行ったり、あるいはノンバンク自体が融資をしたりということで、そこの果たす役割が、これはもう...全文を見る
○衆議院議員(山本幸三君) 大体、先ほど申し上げましたように、大きく広げたわけでありますが、これでもなお除外されておりますのは、一般の事業者の売り掛け債権あるいはゼネコン等の請負代金債権というものが外れております。ただし、その場合でもSPCに行ったりあるいは倒産に入った場合には対...全文を見る
09月21日第152回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○山本(幸)委員 自由民主党の山本幸三です。  私は一年前、ゼロ金利解除などとばかなことはやめろと主張して、そんなことをやれば必ず株は下がって景気が腰折れすると言っておりましたが、速水総裁は、いや、デフレ懸念は払拭されたんだと強弁して断行いたしまして、その結果が今日の状況であり...全文を見る
○山本(幸)委員 全然定義になっていない。ぐずぐずインフレターゲット政策はこうだという説明をされましたが、調整インフレは、高目のインフレ率を目指して、そしてそのためにはあらゆる手段を動員するものだ、これは非常に危険だという価値判断まで入れて言われた。この高目のインフレ率というのは...全文を見る
○山本(幸)委員 あなたは、調整インフレはいけないと言って、それはばかな政策だと言って、はっきり切って捨てたのですよ。そのときに、その対象になっているものが、何を批判したかというのをしっかり定義できないで、そんな議論ができるのですか。これは大変危険だ、これはばかな政策だと。物事の...全文を見る
○山本(幸)委員 では、手段として認められるのは、日銀法三十三条に書いているやつは手段として認められる、それ以外は認められない。まあ今、一応はそうですね。  では、もう一つ。高目の成長率というのは何%ですか。
○山本(幸)委員 今、最後におっしゃったように、私は人によっていろいろ違うと思うのですよ。違うと思うのだけれども、日本銀行総裁が調整インフレ政策はばかな政策だと言ったのだから、あなたにはこの対象となったものをきちっと定義する責任があるのですよ。  これは人によって違うから、そう...全文を見る
○山本(幸)委員 定義になっていないというのですよ。  経済の成長とか整合的じゃないようなやつはだめだと思う、副作用やそういうリスクに目を向けないのはおかしいと思うと。では、それはどういうインフレ率を考えたらそういうことになるのだという判断がなければおかしいじゃないですか。それ...全文を見る
○山本(幸)委員 要するに、日本銀行総裁は調整インフレはばかな政策だと批判したのだけれども、自分の批判した対象が何なのかわかっていない。何を批判したのかわかっていないで、ばかな政策と言い続けているのですよ。そういうことでしょう。もうちょっと時間を上げるから、今度しっかり定義してき...全文を見る
○山本(幸)委員 短期の金利が全面的にゼロになるような状況、これは名目金利ですね。実質金利は高いですよ、デフレだから。あなた方は、では実質金利のことは全然気にしないで、デフレがどんどん進んでいるという状況には関係しないで、短期の金利が全面的にゼロになっていれば、ああ、もうじゃぶじ...全文を見る
○山本(幸)委員 だから、財務大臣の認可を受ければ何でも売買できますね。それは恐らく異常事態になったときでしょう。私は、今日の日本経済は恐慌に入りつつある、しかも不良債権問題で銀行機能がちっとも機能しない、異常事態だと思いますよ。そう思いませんか。そうしたら、財務大臣と相談して、...全文を見る
○山本(幸)委員 最初のバランスシート問題、日本銀行がやれというのは私も賛成しません。そんなことをやれとは決して申しません、不良債権問題、買い取るとか。私は、やるなら、それはあくまでも市場ができている資産でやるべきだというように思いますから、その心配は要りません。  それから二...全文を見る
○山本(幸)委員 最後に一言。  いや、全く危機意識が足りない。大変な事態になりつつあるという問題意識をもっともっと持ってもらいたい。それから、金融政策だけでといいますが、消費者物価をゼロにするのに、我々の持っているシミュレーションでは、マネタリーベースを、今八%、九%ぐらいだ...全文を見る