山本幸三

やまもとこうぞう

小選挙区(福岡県第十区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数8回

山本幸三の2010年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月16日第174回国会 衆議院 予算委員会 第12号
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○山本(幸)委員 自由民主党の山本幸三です。  きょうから確定申告が始まったわけであります。全国の第一線の税務署長は、大変困惑して今回の確定申告の作業をやっているわけですね。なぜならば、政権与党のナンバーワンとナンバーツーについて脱税疑惑がある、総理については平成の脱税王とまで...全文を見る
○山本(幸)委員 長妻大臣は奥さんがやっておられるということでありますが、私は毎年自分で書いて出しているんですね。それをやるとよくわかるんですよ。  確定申告書というのをなぜ出さなきゃいけないかというと、日本の税制は申告納税制度というのができているんですね。申告納税制度というの...全文を見る
○山本(幸)委員 大臣ですから、ちょっとそれぐらいはっきり認識しておいてもらいたいんですが。  申告納税制度のエッセンス、本質というのは、自分の所得というのは自分の責任において正確に把握して計算して、そして税務署に申告するというのが申告納税制度の本質なんですよ。だから、自分の所...全文を見る
○山本(幸)委員 だから、本来は御本人たちがやってくれと申し入れてやるのが一番いいんですね。これは、表向きはそうだろうけれども、ちゃんとやれという指示をやるのが、あなたの本当の政治的リーダーシップですからね。そうしなければ、日本の税務行政は崩れちゃうんです。  次に、税務行政の...全文を見る
○山本(幸)委員 全く答弁していない。やる気がない。こういう問題がもう既に出ていることがはっきりしているじゃないですか。山梨県でもあった。それについて、こういう問題が起こったら文科大臣としてどう考えますかという一般論でもいいですよ。それ自体もないんですか。  それから、資金につ...全文を見る
○山本(幸)委員 私は、その資金の流れ等について調べられないというのは納得できない。こういうことが公然と行われていれば、先生方は、カンパと言って集めて、裏金で政治活動をやるんですよ。それは教員の中立性に反することは明らかだ。それをちゃんと文部科学行政でやらなかったらどうするんです...全文を見る
○山本(幸)委員 十二日の有罪判決の中に、連合の裏金を使ったとちゃんと認定されているんですよ。  この北教組というのは、連合の傘下で、その関係者が選挙の担当もやっていたんでしょう。だから裏金なんですよ。これをちゃんと調べて報告してもらわなければ、我々は文部行政に信頼を置くことは...全文を見る
○山本(幸)委員 それでは、本題に入りますが、きょうは日銀総裁に来ていただいていますので、しっかりやりたいと思います。文科大臣、結構です。  私は、日本経済の最大の問題はデフレだと思っているんですね。デフレがある限り、何をやってもうまくいかないんですよ。これは菅さん、後でちょっ...全文を見る
○山本(幸)委員 そのデフレのところ以外は評価できないというのは、例えばグリーンイノベーション、環境分野で、これによって二〇二〇年までに五十兆円超の新規市場をつくる、百四十万人の環境分野の新規雇用をつくると言っていますね。これはちゃんとできるんですか。
○山本(幸)委員 これがどういうことを意味しているかというのはわかっていますか。五十兆円の付加価値をつくるというわけだ。  では、五十兆円のうち労働者の手取りは幾らだ。通常の労働分配率で見ると七割、三十五兆円ですね、労働者の取り分が。三十五兆円を百四十万人で割る。つまり、一人当...全文を見る
○山本(幸)委員 もちろん、それは所得になっていないけれども、付加価値が……(発言する者あり)違う、違う。計算すればそうなるんだよ。付加価値が出て、そして新規雇用が出れば、それは手取りが幾らになるかという計算じゃないですか。そういう計算になるんでしょう。どうですか。
○山本(幸)委員 いやいや、市場がふえるというのは付加価値がふえるということなんでしょう。違うんですか。新規の市場というのは付加価値がふえるということじゃないんですか。
○山本(幸)委員 だから、付加価値をこういう雇用者で割るとそういう取り分になるんじゃないですか。そんなことができるんじゃないですか。  では、そうじゃない、私の解釈がおかしいというのなら、それを証明してくださいよ。どう解釈したらいいんですか。
○山本(幸)委員 では、付加価値以外で何ですか。
○山本(幸)委員 コストになるようなものが入ってそうなるというわけですね。  では、それはまあいいや。これは、要するに、そういうきちっとした分析までできていないということがはっきりわかったので、今度詳しくやるということですから、ちゃんと示してください。詰めたことをやっていないと...全文を見る
○山本(幸)委員 全く答えになっていないんだけれども、それは機械的な試算ですよ。だけれども、あなたは、もうすぐ六月までに出すんでしょう。これとそう違ったものを出せますか。そんなもの出せませんよ。(発言する者あり)  私は、言葉の遊びなんかどうでもいいんだよ。私が信頼するのは緻密...全文を見る
○山本(幸)委員 物価が下落していく状況。一度だけ下落したものをデフレと言いますか。
○山本(幸)委員 デフレ宣言をするんだったら、デフレの定義ぐらいきちっと理解してからやってくださいよ。  デフレというのは物価の継続的な下落をいうんですね。そこで、継続的というのはどれぐらいの期間をいうんですか。(発言する者あり)
○山本(幸)委員 それは結構だと思います。まさにデフレを、定義がぐらぐらしたら議論できなくなるんですよ。だけれども、ある人はデフレと言い、ある人はデフレじゃないと言ったら、議論にならないじゃないですか。そこで、一応の定義をきちっとしておかなきゃいけない。それからいうと、おっしゃっ...全文を見る
○山本(幸)委員 物価の下落、継続的な下落をいうんですけれども、物価とは何を指すんですか。
○山本(幸)委員 これがというのは何ですか。消費者物価指数のことを言っているんですか。
○山本(幸)委員 そこはちょっと注意しておかなきゃいけないんだけれども、物価には基本的に三種類あるわけですね、消費者物価指数とGDPデフレーターと企業物価指数、この三つを大体見るんですが、消費者物価指数だけを見ているとデフレじゃないというような状況になっていることもあるわけですね...全文を見る
○山本(幸)委員 わかりました。  ぜひ知っておいてもらいたいんですが、消費者物価指数というのは、消費者物価三千幾らの品目を集めてやるんですが、五年に一回しか改定しないんですね。そのようなバスケットをつくっているわけです。それを五年に一回しか改定しないから、その途中の年次では本...全文を見る
○山本(幸)委員 おっしゃるとおりで、この日本の関係を過去三十年間さかのぼってとってみたら、実にきれいなフィリップス・カーブができ上がるわけですね。つまり、雇用対策で雇用調整助成金とかをふやすとかなんとかいろいろやっていますが、根源的な失業対策というのはデフレを解消することなんで...全文を見る
○山本(幸)委員 そうですね。インフレ率に応じて、消費者物価指数に応じて、年金というのは、消費者物価指数が上がれば上がるし、下がれば下がるんです。過去三回、もう既に年金は下がったんですね。本当はもっと下がっているんだけれども、ちょっとそれを特例でとめているわけだ。だけれども、今度...全文を見る
○山本(幸)委員 その議論はこれからやりますから。  まず、日銀総裁、あなたの年収は幾らですか。
○山本(幸)委員 公表しているならちゃんと数字を答えてもらいたいと思うんですが。  各年収は、総裁は三千四百九十二万、アメリカのバーナンキの倍ですよ。副総裁二千七百五十九万、審議委員二千六百四十六万、理事二千百三十二万。理事でも国会議員より高いんだね。大変な高額ですよ。それだけ...全文を見る
○山本(幸)委員 今の日銀総裁の説明について、菅大臣、納得されますか。
○山本(幸)委員 納得しちゃだめなんだよ。これから議論しますから、よく聞いておいてくださいよ。  まず、バランスシートが比率が小さい。これはどうして小さいんだよ。  それは、名目GDPが二十年前から全然ふえていないからですよ。日銀の政策でデフレがずっと続いて、二十年間GDPが...全文を見る
○山本(幸)委員 サイズで議論すべきじゃないとかそんなことはいい。だから、最初でそんな、比率が大きいからといって威張る話じゃないでしょう。それを言いなさんなというんだ。(発言する者あり)それはこれからやりますから、心配しなさんな。  それで、次に、これはちょっと大臣の指摘したこ...全文を見る
○山本(幸)委員 見ていると言っているけれども、本当はやっていないんだよ、見ていないんだよ。株を買ったとか、社債、CPを買ったとか、微々たるものじゃないですか、アメリカに比べれば。百年に一度の危機、これは昭和恐慌に匹敵するというぐらいの危機。昭和恐慌だって、輸出ががんと落ちたから...全文を見る
○山本(幸)委員 それは納得できない。だって、アメリカは物価はプラスなんだからね。では、三・五で、僕はちょっとアメリカのGDPデフレーター知らないけれども、消費者物価指数を見たら二・五ぐらいだ、三・五から二・五を引けば、一じゃないか。あるいは短期だったら、ゼロから〇・二五でやって...全文を見る
○山本(幸)委員 全く納得できません。  海外は、それは量的緩和という言葉は使っていませんよ。信用緩和と言っているんだな。それでいいんですよ。だけれども、マネタリーベースを物すごくふやしているんだよ。これをふやさなければ、しかも貨幣乗数が非常に小さい場合にはよりふやさなきゃ実体...全文を見る
○山本(幸)委員 あなたは学者ではなくて実務家で、ある一つのものに従えないと言っているけれども、私から見ると、あなたはこの本に書いたことしかやっていないんですよ。  この本には、量的緩和というのは金融システム安定化に効果があった、それは時間軸効果というのだけはあった、こう書いて...全文を見る
○山本(幸)委員 私はそう思わないんだけれどもね。だって、ワルラスが言っているのは、ある分野で超過供給があったら、他の分野では超過需要が起こっているということを言っているわけでしょう。それで、全体を見れば均衡しますよ、そういうふうに価格が調整しますよと言っていると私は理解している...全文を見る
○山本(幸)委員 当座預金の量じゃないと言っている、それはそうですよ。だって、目標は物価の安定だからね。そうなると、では、物価の安定目標をつくってもらわなければいけない。  それから、デフレの脱却は日本銀行だけでできないんだったら、日本銀行総裁をやめてくださいよ。日本銀行ができ...全文を見る
○山本(幸)委員 逆で、一番悪いところだけをとっているんですよ。  だって、G7で、イギリス、カナダは確かにインフレターゲットを持っている。では、ほかの国は持っていないと言うんだけれども、EUはもうちゃんと持っていますよ。二%で、二%に近いところを目指すと言っているんだ。アメリ...全文を見る
○山本(幸)委員 非常に大事な答弁だったので、ぜひ、しかも一というのは、日銀がずっと低いことをやっていたから、今まで低かったからそれをベースにしているんだけれども、本当は足らないんだ、危ないんだ。だから、一から三ぐらいのものに行かないと間に合わないし、IMFはもう四ぐらいにしろと...全文を見る
03月01日第174回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○山本(幸)委員 おはようございます。自由民主党の山本幸三です。  きょうは、日銀総裁、亀井大臣、急遽のお呼び立てにもかかわらず御出席になりまして、ありがとうございました。また、菅大臣は、先ほども分科会で、大変御苦労さまでございました。  早速本題に入りたいと思いますけれども...全文を見る
○山本(幸)委員 聞かれた以外の余計なことは答えないで結構なんですよ。信用スプレッド、そんな話だって当然知っていますよ。だけれども、あなたは世界一低いと言って、私は世界一高いと言って、いかにも私が間違ったようなことを言ったんだから、まずこれを決着つけるんだ。  それで、日銀がコ...全文を見る
○山本(幸)委員 私が間違っているわけじゃないということをはっきり確認されたので、ちょっと留飲を下げておきます。  しかも、長期のところは、比較すること自体が妥当かどうかというのがあるわけですね。つまり、日本銀行はコントロールしていないんだから。それとも、あなたは長期金利をコン...全文を見る
○山本(幸)委員 そこのところはおっしゃるとおりなんですが、とりあえず、私の方が正しかったということだけは確認しておきますよ。  それから、今おっしゃったように、長期の金利というのは、おっしゃったような条件で決まっていくんですが、長期金利というのは、そういう意味では、デフレ期待...全文を見る
○山本(幸)委員 どの中央銀行も、実際にやっていることは違うんですと口だけは言うんですよ、いろいろ。あなたもそうだろう。まあいいや、金利の話は私の方が正しかったということが確認できたので、次に行きます。  あなたは十八日、金融政策決定会合後の記者会見で、財政の持続可能性に関する...全文を見る
○山本(幸)委員 それでは、日本のことじゃないということなんですか。そうしたら、日本で国債を日銀はもっと買えばいいじゃないかという議論についてはどうなんですか。
○山本(幸)委員 ということは、日銀総裁は、今回の予算編成、この政権の財政規律については非常に問題がある、深刻な状況にあると言っていると書かれていますけれども、これは大変だ、もっとしっかり財政規律を確保するような方針が出なきゃだめだ、そういうことをおっしゃりたいんですか。
○山本(幸)委員 国会に来ると、いかにも政府の財政を批判したんじゃないんですよというようなことを言いながら、記者会見では明らかに批判しているんですよ。だって、どの新聞を見たって、財政運営、財政規律について心配していると。下手に財政ファイナンスなんかやらされたら大変なことになります...全文を見る
○山本(幸)委員 使い分けているんですよ。  それで、最初に申し上げたように、デフレが解消して名目経済成長率が高くならない限り、成長戦略の三%なんてあり得ないし、税収も上がらない。  デフレを解消もできなくて、日本銀行は十分に緩和的な政策をやっています、日本銀行の今の政策が一...全文を見る
○山本(幸)委員 日銀の金融政策も、これは政治家もそうなんですが、結果責任なんですよ。あなたが一生懸命まじめにやっていますと、姿勢だけ、やっていますなんて言ったってだめなんだ。結果が出なきゃ、何もやっていないということと同じことなんですよ。私に言わせれば、デフレが解消しないという...全文を見る
○山本(幸)委員 予算委員会のときには、一%、あるいはそれを上回るような目標でやってもらわなきゃ困るというように答弁されましたけれども、それでいいんですか。
○山本(幸)委員 その際に大事なのは、大体いつごろまでだというのがないと政策の見通しがつかないんですね。これについては、菅大臣、いかがですか。
○山本(幸)委員 これは非常に大事な御答弁をいただいたと思います、ことしいっぱいにデフレ脱却、一%強を目標として、実現してもらわないかぬと。  この点については亀井大臣にもお伺いしたいんですけれども、大臣がおつくりになられた金融円滑化法、あれがどういうぐあいになっているのかとい...全文を見る
○山本(幸)委員 大変興味深い御指摘もいただきました。ただ、菅大臣が示された目標、期間、これは非常に大きな意味を持っているわけなんですね。まずそこからスタートしないと。それをやるために、それを本当にやるんだったら、それを実現するために、日銀国債引き受けでもやられたらいいんですよ。...全文を見る
○山本(幸)委員 要するに、物価上昇をまず早く一%強にしなきゃいかぬ、ことしいっぱいには何とかまずそれをやってもらう、そこからだということについてです。
○山本(幸)委員 それは結構ですよ。ことしじゅうにはぜひプラスに持っていってもらいたい。そして、目標は一ちょっと、これもそんなにまた二年も三年もたってもしようがないので、来年の中ごろか、大体一年半とか最長二年ですよ、どこの国も。それでやってもらう、それは結構だと思いますよ。  ...全文を見る
○山本(幸)委員 菅大臣はよくそういう話をされるんですけれども、実は、公共投資というのは効果があるんですよ。あるんだけれども、それが相殺されちゃうんです。何で相殺されるかというと、日銀の金融政策がついていかないから、円高になっちゃって相殺されるんですよ。これはマンデル・フレミング...全文を見る
03月01日第174回国会 衆議院 予算委員会第三分科会 第3号
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○山本(幸)分科員 自由民主党の山本幸三です。おはようございます。早朝から御苦労さまでございます。  きょう、私は暫定税率の話をしようかなと思っていたんですが、十時から財務金融委員会の方の質疑もありますので、朝早くから余り細かい話をする気もしませんので、きょうはちょっとその前の...全文を見る
○山本(幸)分科員 納税者番号制度は私も必要だと思うんですけれども、ただ、これは社会保障と税で共通して使うということもあるでしょう。しかし、その納税者番号制度を入れたからといって万能かというと、そうではないんじゃないかという疑問を私はずっと持っています。  では、納税者番号制度...全文を見る
○山本(幸)分科員 ある程度は恐らくそういうことが言えるんだろうと思いますが、では、所得の把握が番号制度が入ったからといって本当にきちっとできるのか。例えば商店業主あるいは農業者、そういう人の所得というのは、本当に番号ができたからといって把握できるんでしょうか。
○山本(幸)分科員 所得がきちっと何らかの形で発生してそれが振り込まれるとか、そういうときには恐らく簡潔に把握できるでしょうね。だけれども、発生するところをつかみようがない自営業者、これを本当につかめるのか。  では、例えば預金とかいうような話にすれば、つかめるということになる...全文を見る
○山本(幸)分科員 むしろ逆で、医療とか介護を含めてそういう負担の公平を保ちたいという考えはいいですよ。だけれども、おっしゃったように、番号があるからといって、資産のところ、ストックだけのところというのはなかなかつかめないんですね。それは動くと言ったけれども、動いたときはわかりま...全文を見る
○山本(幸)分科員 先ほど申し上げた幻想があると、これはうまくいくんじゃないかということから始まるんですが、ところが、番号ができたからといって革命的に全部把握できるようにならないんですね。  それは名寄せだって難しいんですよ。一つの銀行だけのものだったらある程度できるかもしれな...全文を見る
○山本(幸)分科員 これから検討されるときにそういう観点をぜひ置いていただきたいなと思います。  これは、我が自民党内にも対立があるんですね。給付つきの税額控除制度を入れた方がいいんじゃないか、そして納番制度を入れたらいいじゃないか、できるというグループと、むしろ執行の方の問題...全文を見る
○山本(幸)分科員 それは、一昨年上がったときが百六十円だった、そういうことですか。
○山本(幸)分科員 百六十円がどうして国民生活に問題があるのだと。何か根拠がないと、それは法律に書けないはずですからね。何かありますか。
○山本(幸)分科員 今の答弁を類推すると、要するに、一番上がったときの上半期で見た平均が百六十七円だったから、百六十円を超えるというのは一番大変なときに当たる、私が類推するのもおかしいんだけれども、そういう話なんですか。これはまたいずれ確認しますから、ちょっとその辺をあれしておい...全文を見る
○山本(幸)分科員 これは今聞いただけでも相当いろいろ問題がありますので、また詳しいことは財務金融委員会でやりたいと思います。きょうは、分科会ではこの辺にしておきます。  終わります。
03月17日第174回国会 衆議院 財務金融委員会 第9号
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○山本(幸)委員 同じ山本でありますけれども、私は幸三の方であります。  私は、質問するときは必ず日銀総裁に大体来てもらうんですけれども、きょうはちょっと時間が短いのと、政策委員会が開かれているということでちょっと遠慮いたしました。そこはちゃんとやってもらうという期待と、やって...全文を見る
○山本(幸)委員 大変結構だと思いますので、ぜひしっかりとやってもらうように、今後も日銀に対して申し入れてもらいたいと思います。  それから、日銀の独立性、国会から独立なんて何もないんですからね。国会ではがんがんやりますから、その点はお任せをいただきたいというふうに思います。 ...全文を見る
○山本(幸)委員 そうすると、外為特会の金利収入とかいうところに、それがゼロだから上がっていなかったということになるわけですね。では、もうちょっと外為特会の余裕金が出てきて、場合によっては埋蔵金として使われたかもしれないということなんですね。わかりました。それは、いずれまた別途の...全文を見る
○山本(幸)委員 そこが私は納得できないんですね。  こういう国際交渉というのは、金を出すというのは、全体が合意して動き出すときに初めて金を出すということをしなければ、ただ出しただけでほかは何も動かないといったら全く意味がないし、それは国民の税金の無駄遣いじゃないですか。  ...全文を見る
○山本(幸)委員 もう一回確認しますよ。  つまり、こういう合意の大事なことは、はっきり言えば、中国とアメリカがしっかり入って、排出についての責任ある義務を自分たちも履行しますよという合意がある程度納得できる形で取りつけられたら、それは結構ですよ。それだったら世界全体のためにな...全文を見る
○山本(幸)委員 ちょっと待ってください。全然なっていないんだけれども。  中国はどれだけ削減すると約束しているんですか。事務方だって何だっていいよ。
○山本(幸)委員 それで、日本としてはこのレベルで満足するんですか。日本は九〇年比で二五%削減ですよ。それを二〇〇五年比で、GDP比でやるなんて、そういう約束だったら日本だって下げればいいじゃないですか。日本と同じように、日本がやるようなことに対するぐらい、最大排出量なんだから、...全文を見る
○山本(幸)委員 全然わからないんだけれども、では、まず聞きましょう。  鳩山イニシアチブが、日本としては二五%削減というのを約束するけれども、それには、その前提条件として主要排出国云々の話があるわけですね。中国が一番ですよ。その中国がどういうところまで約束したら前提条件が満た...全文を見る
○山本(幸)委員 そんなのは全く納得できませんよ。  前提条件はこうだと言って、日本はこれだけやりますよと約束するわけでしょう。その前提条件がはっきりしなかったら何だってできるじゃないか。そんなばかな話がありますか。国際交渉も何も始まりませんよ、スタートラインが。  そして、...全文を見る
○山本(幸)委員 前提条件が満たされなくてもやりますなんて、そんなばかな話がありますか。では、前提条件って何なんだ。  そんないいかげんなことで税金を使ってもらっては困りますよ。そう思いませんか。与党の皆さん、それでいいんですか、そんなことで。だめですよ、そんなの。前提条件が満...全文を見る
○山本(幸)委員 だって、前政権のときは二五%削減なんて言っていないんだから。ちゃんとできるところの、無理のないところでこれだけやりますよと、最大限できると判断したもので、一九九〇年比八%、それから二〇〇五年比一五%、それで言っていたわけですからね。  それを、前提の二五%削減...全文を見る
04月20日第174回国会 衆議院 財務金融委員会 第15号
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○山本(幸)委員 自由民主党の山本幸三でございます。  きょうは、また改めて日銀総裁と議論できることを大変うれしく思っておりますが、菅大臣もお忙しいところ御出席いただきましてありがとうございます。ぜひ大臣にも聞いてもらいたいし、大臣と日銀総裁、対決してもらいたいものですから、よ...全文を見る
○山本(幸)委員 長期停滞といった場合に、どこからどこが停滞したというレンジで考えておられるんですか。  というのは、これは週刊ダイヤモンドの記事なんですけれども、九〇年代から二〇〇〇年代にかけて、むしろ全要素生産性はちゃんと伸びたんだ、成長率が落ちたのは、労働投入量が非常に落...全文を見る
○山本(幸)委員 実はそこは非常に大事なところで、成長率がどうして落ちたかということの原因で、供給サイドで落ちたという話の理論的な一つの根拠ですよね。それは日銀総裁がずっと言っているわけだ。  ところが、おっしゃったように、成長会計の論議に関してはいろいろあります。そうではなく...全文を見る
○山本(幸)委員 もうこれ以上は言いませんが、需要が非常に大事なことであって、それがむしろ供給に影響して、そして成長率を低めているという面が非常に強いというのは、私はそう思っているんです。そういう有力な話もあるので、供給だけで決まるんだというような話、私は、期待成長率だって需要も...全文を見る
○山本(幸)委員 あなたは、デフレはリーマン・ショックが起きたから起こったと言うんですか。デフレは九五年から続いていますよ、GDPデフレーターでは。CPIでは九八年の末からだ。企業物価からいえば九一年からだ。まあ譲ってもいい、CPIは九九年から。ただ、超えたのは、原油が上がった二...全文を見る
○山本(幸)委員 おわび申し上げますって、じゃ、デフレはずっと続いていて、その原因は何なんだ、これからそれに対してどうするんだという答えを言ってくださいよ。
○山本(幸)委員 何にも答えになっていないんだけれども、あなたはデフレ脱却のために何をやろうとしているんですか。これをやるという姿勢なり方針なりはないんですか。
○山本(幸)委員 日本銀行が緩和的な環境を維持しているなんて言っているんだけれども、みんな、それにだまされているわけだ。  あなたは本当に日本銀行は緩和的な環境をつくっていると思いますか。何を理由に、何を根拠にそう言うんですか。
○山本(幸)委員 もうちょっとしっかりしてもらいたいと思うんですね。  日本銀行は緩和的な環境を維持していると言っているんだけれども、その根拠は、世界一金利が低いと日銀総裁は言ったんだ。それに対して私はこの委員会で、あるいは予算委員会で、うそでしょう、実質金利は世界一高いじゃな...全文を見る
○山本(幸)委員 私と日銀総裁との議論を承知しているということは、日銀総裁は認めたけれども、日本の実質金利は一番高いんだということをお認めになるということですね。
○山本(幸)委員 委員長、しっかり答えるように言ってくださいよ。  認めるんですか、認めないんですか、どっち。
○山本(幸)委員 では、なぜさっき存じていますと言ったんですか。どっちなんだ。認めるんですか、認めないんですか。はっきりしてください。
○山本(幸)委員 これからいろいろ議論しますが、実質金利は、それは長期はほかの要素があるし、日銀はコントロールできないんだから、日銀がコントロールできる短期金利のところで比べれば、それは将来の予想で、理論的にはそうなんだけれども、でもそんなものはだれも正確にはわかり得ないんだから...全文を見る
○山本(幸)委員 結構です。  そういう意味では、今、日本の金融の状況は厳しいんですよ、緩和的じゃないんだ。そのことをよく認識した上で、これからしっかりと審議委員としてやってくださいよ。またそのうち来てもらいますからね。宮尾審議委員にはこれだけにします。  さて、そこで、総裁...全文を見る
○山本(幸)委員 いや、だって、菅大臣がこれは政府の目標だとはっきり言明されたのは、あなたもいるところで私の質問に答えてそう言われたんですよ。それは政府の目標なんですよ。それを達成するのはあなた方の責務だ。そういうことを認識してちゃんとやっているんですかと聞いているんです。
○山本(幸)委員 何か随分弱気になりましたね。それは見通しはそうかもしれないけれども、その見通しがあったら、それをどうするかというのが政治の役割でしょう。それがなきゃ、政治家、財務大臣菅直人になりませんよ。  私は菅さんを大変評価しているのは、それをはっきり言ったから評価してい...全文を見る
○山本(幸)委員 菅大臣の立場で徹底的にやるのは、これは目標だと言い続ければいいんですよ。それは内閣じゃなくて財務大臣の目標でいいんだから。これは私の目標だよ、日銀はそれに応じてやれと言っていればいいんですよ。  そこで、また私が頭にきているのが、日銀は最近、金融を引き締めてい...全文を見る
○山本(幸)委員 そこが最大の問題なんだ。アメリカは、バーナンキがそんなこと言っていませんよ。バーナンキは、予想される経済成長に合った物価水準より低くなるおそれがあるから金を出さなきゃいけないと言ってやっているんですよ。彼らは量的緩和解除という言葉は使いませんよ。信用緩和という言...全文を見る
○山本(幸)委員 だって、ほかの国はデフレで困っているわけじゃないんだから。しかも、信用緩和といって直接マーケットに金を出していますよ。それを日本銀行はやらないでいて、マーケットに直接金を出すようなことをやらないでいて、そして当座預金に金利をつけたら、皆さん、もうほかは使わないで...全文を見る
○山本(幸)委員 そういう説明にだまされちゃだめだというんですよ。だって、ゼロ金利、量的緩和のときは、手数料もコストがあるから〇・〇〇三とかになるんだけれども、やって何の問題もなかったわけですよ。短資会社がちょっと損をしたかもしれないけれども、仕事がなくなったかもしれないけれども...全文を見る
○山本(幸)委員 もう全然答えになっていないんだけれども。  要するに、危機が起こったときには、基本的にやらなきゃいかぬことが三つあるわけですよ。一つは、金融システムがおかしくなれば、それを救わなきゃいかぬから、潤沢に準備を供給しなきゃいかぬわな。これはアメリカもやった、日本も...全文を見る
○山本(幸)委員 私は、理論的には、高校無償化だからCPIが下がるとは思わないんですよ。それは、実際はちょっと一時的に出てくるかもしれないけれども。  なぜか。だって、高校無償化して、家計がその分、金が浮くわけでしょう。浮いたら、ほかのものを買うに決まっているじゃないですか。ほ...全文を見る
○山本(幸)委員 いや、私はそれを、経済学を教えていた先生だからそういう議論ができるんじゃないかと思って聞いているわけですよ。
○山本(幸)委員 審議委員は独立して見識を持ってやってもらわなきゃ困るので、日銀を気にする必要はないんだ。理論的にこうだと思ったら、はっきり主張してくださいよ。  私は、理論的に考えたらそういうことしかない。つまり、相対価格は変わるけれども、絶対価格、一般物価水準は変わらない。...全文を見る
○山本(幸)委員 そういうふうに聞こえるんですよ。  しかも、あなたはしきりに、インフレーションターゲットは常に短期の物価の動きにとらわれてやるからおかしくなるなどということを言うけれども、今ごろ世界じゅうのインフレターゲットを使っている国でそんなことをやっている国なんかありま...全文を見る
○山本(幸)委員 ありがとうございます。  最後に、委員長にお願いしたいんですけれども、やはり審議委員もどういう考えを持っているかというのをそれぞれ聞きたいんです。だって、重要な政策をやっているのでね。だから、ぜひ審議委員をそれぞれ呼んでいただいて、もう法案もなくなったわけです...全文を見る
○山本(幸)委員 終わります。
10月26日第176回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○山本(幸)委員 自由民主党の山本幸三でございます。  きょうは、野田大臣と初めて議論をすることができますので大変うれしく思っておりますが、ちょっと厳しいことも申し上げますので、お許しいただきたいと思います。また、日銀総裁にわざわざおいでいただきまして、ありがとうございます。 ...全文を見る
○山本(幸)委員 その上で、ガイトナーさんが言っているのは、経常収支に不均衡があって、これを直さなきゃいかぬという話が前提になっているわけですね。  野田大臣は、行かれる前に、厳密な数値目標はいかがかと思うけれども参考値程度ならいいのではないかというような発言をされたということ...全文を見る
○山本(幸)委員 おっしゃるように、財政については政府がコントロールできますね。経常収支にはできない。そのとおりだと思いますね。だけれども、それを、何らかの合意を得ることができなきゃ通貨安競争みたいな話になりかねないから、しようがないから認めたというようなことでありますが、これも...全文を見る
○山本(幸)委員 大規模だったら黒字や赤字は問題ですか。
○山本(幸)委員 今の大臣の答弁には二つ問題があります。一つは、貿易均衡を考えなきゃいかぬという話をされました。貿易収支均衡をどうしてしなきゃいけないんですか。
○山本(幸)委員 答弁になっていませんが、もう一つの問題。経常収支についても、大幅なものがあると問題だというように考えているようでありますが、どうして問題なのか。  私は、これは、まだ大臣が副大臣のときに、ここで藤井大臣とやりましたよ。経常収支なんて、幾ら黒字になろうが赤字にな...全文を見る
○山本(幸)委員 私は、そんなガイドラインなんかをつくるようなことを声明に入れちゃだめだというふうに言っているんです。そこから一歩やられていくんですよ、ガイトナーに。  私、参考資料を出しましたけれども、経常収支というのは簡単で、国内の貯蓄から投資を引いたもので出てくるんですね...全文を見る
○山本(幸)委員 私の質問にはっきり答えていません。  私は、大臣は、経常収支の話がこんなふうに出てきたんだけれども、経常収支の黒字というものはその国の通貨高の原因になると考えておられるのかどうかということを聞いているんです。どうですか。
○山本(幸)委員 おっしゃるとおりで結構だと思います。  経常収支でその分の外貨が多くなるから、そのバランスで円高になるんだという議論をする人がいますが、それはもう昔の話で、今や経常収支が黒字だったら資本収支は赤字になるんだから。つまり、資本取引がこれだけ大きくなると、経常収支...全文を見る
○山本(幸)委員 それだとちょっと議論がしにくいので、期間を挙げます。為替レートの動きというのはいろいろありますが、短期、中期、長期、通常はこの三つに分けて考えることがよくわかりやすい。  短期というのは、いろいろな、おっしゃったようなマクロ、ファンダメンタルズが変わるまでの時...全文を見る
○山本(幸)委員 短期では投機。投機とは何ですか。
○山本(幸)委員 よく聞いておいてください、そのとき。あのとき藤井大臣は、投機とは何ですかと聞いたら、投機は投機だと言って、もうそれ以上回答を拒否した。  そのときに私は申し上げましたけれども、投機というのは為替リスクを負うことですね。つまり、何らかのヘッジをしないで為替リスク...全文を見る
○山本(幸)委員 それぞれの主体、たくさんあります。では、どんな人か。みんなやっているんですよ。  短期の為替レートというのは、ファンダメンタルズが変わらないんだから、それは株価と一緒ですね。アセットとしての価格形成のやり方で決まってくる。そのときに為替リスクはだれが負うかとい...全文を見る
○山本(幸)委員 いや、だから、短期というのはそういうものなので。  そうすると、短期というのは、為替リスクを負っている人が、将来の円の動きはどうなるかということをみんなが予想を立てて動き出すわけだ、株価がどんどん動くように。  短期では、過度で無秩序な動きをするのが為替レー...全文を見る
○山本(幸)委員 だって、過度なんて説明できないでしょう。説明できますか。
○山本(幸)委員 根拠のない動きであるなんというのは、だれもわからない。大臣に、わかるというなら教えてもらいたいと思いますよ。  つまり、これだけ多くの為替リスクを負わなきゃいけない日本の市場なんだ。そこで何か短期的な動きが出たときに、それはなかなか大変ですよ、それを変えようと...全文を見る
○山本(幸)委員 私の質問にまともに答えないで、少し焦点をずらしましたが、私も賛成しますよ、財政政策出動して。だけれども、それは、一緒に金融政策をやっているからきくんですよ。金融政策が出なかったら、財政政策だけやったらききませんよ。それは納得されるはずですよ。  それから、私は...全文を見る
○山本(幸)委員 いろいろな資産のリスクを考える、アセットバランスアプローチみたいな話が大事なことはよくわかりますよ。だけれども、今日、世界じゅうで支持されて、そして、実際に見ても、大きく為替レートの動きを説明しているのは、このマンデル・フレミング理論じゃありませんか。  つま...全文を見る
○山本(幸)委員 それは一九三〇年代の話を言っているのかもしれないが、それはちょっと歴史の教訓としては正確じゃない。  ちょっとその前に理論的な話をしますが、実は、変動相場制のもとでは各国独自にやるのが一番いいという結論がもう出ているんです。それは、この三のところで、ゲームの理...全文を見る
○山本(幸)委員 逆で、理論はしっかり理解した上で、その上で、どういう現実的な話ができるかということを考えていかないと、国益を損しますよ。  僕は、この議論がいつも出て、新聞紙上ではそのレベルの議論ばかりやるので困るんだけれども、金融緩和した国から新興国に資金が流れて、その国の...全文を見る
○山本(幸)委員 だから、そういう議論が行われたら、それは間違っていると言わなきゃだめなんです。  なぜかというと、ある日本人が外国に投資したい、外国の証券を買いたいといったときに、実際にはどういう行動をすると思いますか。彼は、別に円をトランクに詰めて持っていって買うわけじゃな...全文を見る
○山本(幸)委員 だから間違っていると言っているんだ。だめだよ、そんな間違ったことを受け入れて書いたら。それは、その国の責任だと言えばいいんですよ。おまえたち、そんなことを言うんなら、自分の責任だ、ちゃんと自分で管理すればいいじゃないかと。  なぜそういうことが起こるかというと...全文を見る
○山本(幸)委員 円、ドルなりのレートの動きについて協力するなんてどこに書いていますか。
○山本(幸)委員 動きを監視するというのが介入まで含めているというのは、そういう解釈がどうしてできるんですか。
○山本(幸)委員 この部分が非常に大事なんですね。介入についての大臣の姿勢がしっかりしていないとこれから困ることになりますよ。  そこでお尋ねしますが、ここの部分は、日本語で「動きを監視する。」とあるんですが、英語では「ウイル ビー ビジラント アゲンスト」となっていまして、こ...全文を見る
○山本(幸)委員 この文章からいくと、受動形をわざわざ使われている。それから、ビジラントという、ちょっと普通は使わないような言葉を使われている意味で、これは、介入なんかしちゃいかぬよ、しかし、おまえらは見られるぞ、そういうふうに解釈されると私は危機感を持っています。  ところで...全文を見る
○山本(幸)委員 最初から申し上げているように、過度で無秩序な変動というのは起こるんです。そんなものを直すためにやっているんだったら、そんなものはすぐ消えちゃいますよ。  そうじゃなくて、実質実効為替レートが、交易条件が下がっているときにこれが上がるということについて、介入とい...全文を見る
○山本(幸)委員 時間をとって申しわけありませんが、では、きょう指摘したことの少し理論的な、理論武装をしてもらいたい。そして、徹底介入してもおかしくないんだとアメリカにちゃんと言えるように、今度首脳会合を行ったときにも、日本の国益を縛られることのないように、交渉して、そういう文言...全文を見る
11月15日第176回国会 衆議院 予算委員会 第9号
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○山本(幸)委員 自民党の山本幸三でございます。  きょうは時間が余りありませんから、まず事実確認からいきたいと思いますので、簡潔に御答弁をお願いしたいと思います。  中国漁船の尖閣諸島沖での衝突事件のビデオ映像流出事件に関してであります。  まず、馬淵国土交通大臣にお伺い...全文を見る
○山本(幸)委員 後で追及しますが、大変おもしろいことを言いました。そのことは後でやります。  次に、総理。総理は、十日の当予算委員会のお昼休み、十二時から一時までですね、その間に秘書官から聞いたというように答えておられますが、それは大体十二時何分ぐらいですか。
○山本(幸)委員 次に、仙谷官房長官。官房長官もお昼休みに聞いたと答弁しておられますが、それは十二時何分ぐらいでしょうか。しかも、それは、総理は秘書官から聞いたと言っておられますけれども、官房長官はどなたから聞いたのか。
○山本(幸)委員 非常に問題がありますね。  この件に関する責任者は官房長官ですよ、ビデオの資料については。その官房長官がお昼休みに聞いたと。しかし、既にその一報は、九時四十分には国交大臣は聞いているんですよ。  あなたは、何でこんなに遅いんだというふうに怒らなかったんですか...全文を見る
○山本(幸)委員 そうすると、官房長官、あれですか、海保は容疑者を告発していまして、そうすると、そういう情報は、本来は海保から上がってくるような話ではない、捜査機関から上がってくるような話だ、そういうことですか。
○山本(幸)委員 馬淵大臣は秘書官を通して官邸に伝えたということですが、今、総理、官房長官が答えられた時間に合うような形、つまり十二時過ぎ、すぐですね、そのころ、秘書官を通じて官邸に伝えろと指示されたんですか。
○山本(幸)委員 ちゃんと答えてください。昼過ぎというのは何時ですか、何分ですか。
○山本(幸)委員 では、十二時十分過ぎですね。  ところで、あなたはもううそを始めた。これは二番目のうそだから二番目にやろうと思ったけれども、最初に言っちゃったから、そっちから先にやりますよ。  あなたは今、十二時十分過ぎに事情聴取に入るということが確実になったから報告したと...全文を見る
○山本(幸)委員 十二時十分ごろから事情聴取に入るということを聞いたので言ったということは、十二時十分より前ですね。確認してください。
○山本(幸)委員 十二時十分からそう遠くない時間ということで理解しておきます。  それから、今、捜査機関の事情聴取と言いましたが、その捜査機関というのは、当然、告発しているわけですから、警視庁ないし東京地検ですね。
○山本(幸)委員 捜査機関は警視庁ということですね。  そこで申し上げますが、十二時十分から始まる、この船員が下船してきたのは何時ですか。この海上保安官がその哨戒艇から神戸港に着いて下船してくるのは十二時十二分過ぎなんですよ。そうなら十分から捜査員が入るわけないじゃない。  ...全文を見る
○山本(幸)委員 そこであなた方はうそをつき始めた。それは、事情聴取に入るということがわかったから、だから報告したと言っているんだね。だけれども、十一月十一日の参議院の国土交通委員会で大臣はどう答えているか。  それは、官邸に対する報告がおくれたことの説明、それは不確かな情報だ...全文を見る
○山本(幸)委員 そうすると、警視庁は十二時過ぎから事情聴取をしたというんですか。
○山本(幸)委員 ちょっと私の知っていることと違うので、これは後で確認をしていきます。(発言する者あり)いや、私が問題なのは、報告がとにかくおくれるというのは問題だ。それは不確かだからだと言って、確定するのは事情聴取が始まってからと。それは、始まったら確かにそうでしょう。だけれど...全文を見る
○山本(幸)委員 それは全然、内閣の危機管理としておかしいと思いますよ。だって、ちゃんと告白したかどうかというのは、調べればわかるんだよ。まあ、いいや。  次に行きますが、あなたは十日の委員会で中谷議員の質問に答えて、中谷さんは、鈴木長官に対して最初の情報をいつ聞いたのと聞いて...全文を見る
○山本(幸)委員 中谷さんの前後のことを見れば、最初の情報はいつ入ったのかと聞いているんですよ。それをあなたははぐらかしたんだ、逃げたんだ、そうでしょう。全く不誠実ですよ。この当委員会できちっといつ聞いたか聞いているのに、それをちゃんと答えないで、そしてはぐらかして、これも大きな...全文を見る
○山本(幸)委員 だれでもわかっているじゃないですか、今。共有フォルダに入れられて、これはアクセスの制限もかかっていないというんですよ。そういう管理をしていたんですか、大臣。
○山本(幸)委員 私は、政治家の責任というのを問いたいから大臣に聞いているんですよ。大臣、どうですか。
○山本(幸)委員 政治家の責任というのは、あなたは今まで、この資料、これは捜査資料だから一般には見れませんよ、たとえ海上保安庁内部でも。そう言ってきたんですよ、捜査資料だからと。だから、大臣名で管理者を決めるとか、そういうことをやったんでしょう。だけれども、実際は見れたというじゃ...全文を見る
○山本(幸)委員 あなた方は、これは厳重に管理されていると何回も強調してきたんですよ。だから一般には出せません、公開できません、そういうロジックを組んできたんです。ところが、その前提が崩れているじゃないかというんですよ。  もともと、ほぼ海保内では公開の状況にあるというのが普通...全文を見る
○山本(幸)委員 しきりに捜査資料だからと言うので、ちょっと確認しておきますが、では、捜査資料になる前はオープンだった、なったのは九月十五日ということでいいんですか、確認します。
○山本(幸)委員 その中の当初というのはどういう意味ですか。九月十五日ですか、違うんですか。
○山本(幸)委員 そうすると、またいよいよ問題じゃないの。全然、九月七日から出てはいけないような資料がオープンだったんです、結構。それは今度、後で柴山議員が、実際に石垣とか那覇とかに行ってきた経験に基づいてやりますからね。  そうすると、あなたは、海上保安大学校でダウンロードさ...全文を見る
○山本(幸)委員 聞いていないことばかりだらだらだらだら言って、時間ばかりとらないでくださいよ。  大臣に聞きますよ。  海上保安大学校、あなたは十月十八日に、管理者を決めるまで厳重に管理しろと言ったんだ、大臣名で。だけれども、実際はそうなっていなかった。そのことについて、ち...全文を見る
○山本(幸)委員 どうしてそういう履歴がわからないんですか。そのぐらい内部調査でできないの。履歴を見ればわかりますよ、そんなものは、出たかどうかの。そういうことが内部調査でできない。そんないいかげんな管理だったんですよ、海上保安大学、だれでも見られた。  ちょっともう一個確認し...全文を見る
○山本(幸)委員 質問に答えてください。  大臣ですよ、大臣ははっきり答えていなかったんだ、十一月五日に。今ビデオは石垣海保と那覇地検にしかないということですが、本当ですか、大臣。
○山本(幸)委員 そうすると、管理をやろうと思っていたけれども結局広がっていた、どうするんですか、この責任は。指揮監督責任は国土交通大臣でしょう。あなたの責任はどうするんですか。
○山本(幸)委員 何を言っているんですか。あなた方は、ちゃんと管理してしかも捜査情報だから出せませんよとずっと言ってきたんだ。ところが、もうユーチューブまで出ちゃったんだよ、ユーチューブまで。そういうのが出ることが可能なように海上保安大学校の共有フォルダにあったわけだな。まさにそ...全文を見る
○山本(幸)委員 もう既に漏れちゃっているんです、たくさん。それは、あなた方の管理が不行き届きだったというのは明らかだ。  そもそも、刑訴法四十七条を盾にいろいろな虚構を組み立ててきた。限定した者しか見られない、捜査資料だから、もう大きく崩れているわけですよ。あなた方の言ってい...全文を見る
○山本(幸)委員 とんでもないんだ。あの前後の議事録を見ればわかりますよ。中谷さんは驚いたんだ。今まで知らなかったのか、そんなことはあり得ないはずだと言って驚いている。それを、修正の答弁もしないで逃げたんだ、あなたは、ごまかして。そんないいかげんな態度をやっているから、こんなふう...全文を見る