山本幸三

やまもとこうぞう

小選挙区(福岡県第十区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数8回

山本幸三の2012年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月02日第180回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○山本(幸)委員 自由民主党の山本幸三でございます。  きょうは、日銀総裁にも来ていただいて、円高、デフレ対策、私はこれが日本経済の最大の問題だと思っているので、この点についてお伺いしたいと思います。  時間が短いので、端的に進めます。  まず、今の超円高の原因は何ですか、...全文を見る
○山本(幸)委員 リーマン・ショック以降に世界経済が不確実になった、それは日本だって一緒じゃないですか。どこの国の通貨だって弱くなるのに、何で円だけ強くなるんですか。そんなのは説明にならない。
○山本(幸)委員 財務大臣、その説明で納得しますか。
○山本(幸)委員 短期的にはそういうことがあるかもしれませんが、問題は中期的な動きなんですね。  お配りした図を見ていただきたいんですけれども、これを見れば一目瞭然なんですよ。  リスクの話とか債務危機の話とかいうのは超短期の動きであって、そんなものはちょっとした時間が過ぎれ...全文を見る
○山本(幸)委員 何をばかなことを言っているんですか。中国との経済規模は中国が大きいと。中国が日本を抜いたのはつい最近ですよ。日本の方が大きかったんだよ、今までは。それなのに、中国の方がどんどん伸ばしたんですよ。何の説明にもならない。日本の方が大きかったんだよ、経済の規模は。去年...全文を見る
○山本(幸)委員 大体四百七十兆円ちょっとだよ。それは一九九一年のレベルだ。(安住国務大臣「十七年」と呼ぶ)二十年だ。そんなことは財務大臣の基本、常識ですよ。名目GDPが税収を決めるんだよ。その名目GDPを知らないで、あなた、税収を担当する大臣が務まりますか。  この名目GDP...全文を見る
○山本(幸)委員 三十倍はちょっと大き過ぎるね。十二倍、二十年で。  アメリカは二・四、五倍になったんだ、二・四倍か二・五倍。だから、アメリカが二・五倍になって、今の比率は日本とほとんど同じなんだから。GDP比率だよ。圧倒的に日本が何もしていないということなんですよ。それを、い...全文を見る
○山本(幸)委員 十分やっていないということを認識して、何でやらないのかと言うのがあなたの仕事ですよ。  まあ、日銀の連中も、言いわけするのは、それなりに頭がいいからいろいろ考えるんだよ。後からいろいろ、これから、時間があったら幾らでもやるけれども、でたらめばかり言っているんだ...全文を見る
○山本(幸)委員 ストックだけで、九〇年代、日本はやっていて、ほかの国はやっていなかった。だって、ほかの国はデフレなんかに陥っていないんだもの、する必要なんかありませんよ。  日本は、いろいろな指標があるけれども、GDPデフレーターでは九四年から、CPIでは九八年からデフレです...全文を見る
○山本(幸)委員 おっしゃるとおり、マンデル・フレミング理論はそのとおりで、だから、財政支出を拡大したってだめなんですよ、変動相場制のもとでは。デフレ対策にならない。  だから、デフレをなくして円高をなくすことができるのは日銀しかいないんですよ。その日銀にどうさせるか。ほってお...全文を見る
○山本(幸)委員 あなたは、バーナンキがインフレターゲットじゃないと言ったと言いますが、バーナンキはどういう発言をしているんですか。
○山本(幸)委員 日銀は一生懸命根回しをしているんだ。バーナンキはインフレターゲットではないと言っていますよ、記者会見でと。持ってこいと言って、それを見たら、びっくり仰天したよ。誤訳だよ。  バーナンキはこう言っているんだ。  インフレターゲターということによって、もしあなた...全文を見る
○山本(幸)委員 いや、全然違いますよ。あなたが最初説明したように、最初の文章は、要するに、物価だけを目標としてやるようなことがインフレターゲットというんだったらそうじゃない、自分たちは二つの目標をやるんだから、別の形のインフレターゲットですよとある意味で言っているんだよ。それを...全文を見る
○山本(幸)委員 何でそれをやらないんですか。緊密な連携をとりながらって、何もしていないじゃない。(安住国務大臣「やるようにしています」と呼ぶ)何もしていないよ。  どうしてやらせるんですか。では、何をやるんだよ。何をやらせるんだよ。
○山本(幸)委員 中央銀行の独立性というのは、考え方を整理しなきゃならない。  目標の設定の独立性と政策手段選択の独立性と二つあるんです。主要国は、目標設定の独立性は政府ですよ。政府、あるいは政府と中央銀行が合意してやる。そして、完全に独立性を認めるのは政策手段の選択の独立性で...全文を見る
○山本(幸)委員 何を言っているかよくわからないじゃない。だって、あなたは、政府が目的を示すのはよくわかっています、主要国はそうやっているんだ、普通のことですと言ったんだから、それを早く実現しなさいよ。これは法律で書きゃいいんだよ。何でそれができないんだ。  それをやらないから...全文を見る
○山本(幸)委員 手段について言うとは言っていないんだ。目標だけを決めろと言っているんですよ。それだけやればいいんですよ。  またいずれ、本予算のときなり、しっかり時間をとっていただいてやりたいと思いますので、きょうはこれで終わります。
02月29日第180回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○山本(幸)委員 自由民主党の山本幸三でございます。  まず最初に、こういう質問の時間をとっていただいて、委員長初め与野党の理事の皆さん方に心から御礼を申し上げたいと思います。  デフレの問題は私のライフワークともいうべきものだと思っておりまして、私は予算委員会にも属している...全文を見る
○山本(幸)委員 目標が出て、そしてある程度の時間軸があることがインフレ目標政策の本質じゃないんですね。  インフレ目標政策には、おっしゃるように、これだというのはありませんが、エッセンスは共通しているわけでありまして、それは、責任が明確になるということと、政策運営、政策のやり...全文を見る
○山本(幸)委員 ちっともよくやってないじゃないの。  また、もう一個問題は、めどというのを英語でゴールと訳しているんだね。今度は逆に英語辞書を見ると、ゴールの訳は目的か目標ですよ。それがない。  これは、白川総裁、二枚舌を使っているんですか。海外ではゴール、日本では責任を伴...全文を見る
○山本(幸)委員 私は、明らかな二枚舌だと思いますね。  ゴールを使うのなら、目標と言えばいいじゃないですか。機械的にやるというようなことを考えている人は誰もいませんよ。それはそう説明すればいいんだから。インフレターゲット政策といったって、機械的にやるなんて思っている人は今誰も...全文を見る
○山本(幸)委員 別にターゲットを使えと言っていないんだよ。ゴールでいいから、ゴールの日本語訳は目標なんだから、日本語で目標と言いなさい。どうしてそれができないんですか。どうしてできないんだ。目標と言えばいいじゃないか。  それをあなたはめどと言って、めどと言えば、逃げていると...全文を見る
○山本(幸)委員 全く逃げているとしか思えない。何で目標という言葉ではいけないんですか。それは責任をとりたくないからですよ。  では、あなた、これを達成できなかったら、これはまた期間とも関係するからあれだけれども、責任を持って一%をやる、できなかったら責任をとるんですね。
○山本(幸)委員 いろいろほかのところの背景説明をするんだけれども、責任をとるかどうかと聞いているんだよ。責任を持って達成しますと言えないじゃないか。だから信用できないんですよ。バーナンキは責任を持って達成すると言っているんだよ。あなたは何でそれが言えないんですか。
○山本(幸)委員 説明する説明すると、できないことの説明ばかりやっているだけでしょう。  イングランド銀行は、今、四・五だよ、目標は二だ。だけれども、去年、消費税を上げたんだから。それから、輸入価格、エネルギー価格が上がっているんだから。きちっと説明できるんですよ。しかし、年末...全文を見る
○山本(幸)委員 FRBが現在の時点での見通しで、経済の状況が変われば変えていくのは当たり前じゃないですか。それが何でおかしいんですか。それはそうでしょう。現時点での見通しで言うに決まっているじゃないですか。現時点での見通しだけれども、きちっと年限を区切って言っているんですよ。 ...全文を見る
○山本(幸)委員 それで、CPI総合、あるいは場合によっては、予測を立てているときは生鮮食品を除いたものでやっていますよね。そのGDPデフレーターと総合の間にはかなり差がある。年によって違いますけれども、大体過去十五年間ぐらいでは、GDPデフレーターとCPI総合の間には〇・八%違...全文を見る
○山本(幸)委員 消費税とエネルギーについて考慮するということをはっきり言明したことは結構ですが、事実を間違って言っては困るんだ。  あなたは、日本人の物価観というので、八〇年代の終わりは平均一・三だったと言いますが、これもおかしいんです。要するに、低いときしかとっていないんで...全文を見る
○山本(幸)委員 つまり、三・一とか三・三とかになっているんだけれども、それを打ち消すために、プラザ合意で円高不況に陥って物すごくデフレになったとき、マイナスじゃないからデフレとも言えないな、〇・一とか〇・六とかになった八六年、八七年、八八年をわざわざ入れて平均するからそうなるん...全文を見る
○山本(幸)委員 いやいや、これはインフレ率と失業率ですから、インフレ率が上がると失業率も下がる。だから、インフレ率が二%、つまりCPI総合が二%を下がると、失業率ががっと上がっちゃうんです。そこはぜひ理解しておいてもらわないと困る。  それから、政府は一生懸命、成長戦略、成長...全文を見る
○山本(幸)委員 一々反論したいので、やりたいんですから、余りたくさん言いなさんなよ。覚えられなくなる。  まず最初に言っておきますが、バーナンキが関係ないとあなたはいつも発言するんだけれども、間違っている。僕は調べたんだよ。バーナンキの発言を全部調べましたよ。それは、バーナン...全文を見る
○山本(幸)委員 物価連動国債で確かにやっているんだけれども、物価連動国債が少ないというのは知っています。しかし、きちっとやはりあなた方の政策に応じて動いているんですよ。しかも、今、日本では、客観的に予想インフレ率を計測するのはこれしかないんだ。あとは、おっしゃったように、日銀短...全文を見る
○山本(幸)委員 金科玉条のように使っていないなんて、全部それしか使っていないじゃない。去年の十月に出した経済・物価情勢の展望でも、長期予想インフレ率はコンセンサスフォーキャストだ。あなたの講演のときだって、それしか使っていませんよ。ほかに何を使っているんだよ。  それで、僕は...全文を見る
○山本(幸)委員 IMFや世銀やOECDが出しているのは、そんな五年、十年先のものを出していますか、インフレ率について。
○山本(幸)委員 だから、二年、三年までは出しているけれども、五年以上出しているところなんかありませんよ。  それから、IMFや世銀やOECDだったら、大体誰が出しているかわかるんだから、エコノミストは誰が出ているか。だけれども、このコンセンサスフォーキャストというのは、誰が出...全文を見る
○山本(幸)委員 ECBがそんなことを採用したって、それは勝手だよ。だけれども、我々の監視下にある日本銀行が、誰がやっているかわからないものをやってもらっちゃ困るんだよ。  しかも、アメリカにしろヨーロッパにしろ、物価連動債というのがあって、ちゃんと機能しているんだよ。そこで予...全文を見る
○山本(幸)委員 言っている数字なり仮説が信用できるかどうかというのは、検証可能性があるかどうかですよ。あなた方が使っているコンセンサスフォーキャストは検証可能性がないんだ。私は、金を払ってそんなものを見ようとは思いませんよ。一般の国民がどうしてわかるんだよ。そういう検証可能性の...全文を見る
○山本(幸)委員 日銀総裁に戻りますが、私は、岩田さんが計算したように、制約はあるけれども、物価連動債で見れば、マネタリーベースと予想インフレ率の間に密接に関係がある。それから、予想インフレ率と円・ドルレート、これは株についても言えるんだけれども、密接な関係がある。その相関係数は...全文を見る
○山本(幸)委員 短観の話はいいんだよ。短観というのは、ある程度わかるんだから、我々だって。あなた方がどこの企業に尋ねているかわかりますよ。それはいい。だけれども、短観だけでこんな予想インフレ率はわからないんだから、DIしかないんだから。  だけれども、あなた方が堂々と中長期的...全文を見る
○山本(幸)委員 コンセンサスフォーキャストという外国の会社が出している結果だけを使うのは到底許しがたい。しかし、それを撤回しようとしない。何だ、この日銀総裁は。  では、あなたが、そういう組織があるというなら、全部私のところに持っていらっしゃいよ。そんなものは出しませんでした...全文を見る
○山本(幸)委員 何を言っているか、わけがわからない。生産性の上昇とインフレ率は関係ないというのは認めたんですね。では、これからそんなことは、講演なんかしなさんなよ。生産年齢人口は関係ない。  それから、ちょっと時間がなくなってきたので、大事なことを指摘しておきますが、日本銀行...全文を見る
○山本(幸)委員 金利について働きかけるというのは全く予想インフレ率に影響しない。それはFRBのバーナンキがやっていることと全く違います。  しかし、時間が来たので、終わります。委員長初め皆さん方、ありがとうございました。
02月29日第180回国会 衆議院 予算委員会 第18号
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○山本(幸)委員 自由民主党の山本幸三でございます。  きょうは三十分しかありませんので、簡単にやりたいと思います。  この予算委員会の審議を聞いていて、要するに、財政再建あるいは年金の問題、消費税の問題にしろ、その第一歩はデフレを脱却しない限り何も進まないということなんです...全文を見る
○山本(幸)委員 半分正解で、半分足りないのですが。  要するに、数値を出すということが大事なんですね。数値を出すことで、中央銀行がどういう金融政策をやるかということが透明化される。つまり、政策の透明性が図られる。政策が透明になると、それが妥当かどうかの判断ができるということで...全文を見る
○山本(幸)委員 だから、違うんだから、そんなこと言いなさんなと言っているんですよ。そのために、私は比較表をつくりました。これは結構大変だったんだから、全部読んでもらわなきゃ。  それで、「評価」のところは私の個人的な評価でもありますが、ただ、これは学習院の岩田先生にもチェック...全文を見る
○山本(幸)委員 復興国債というのは、赤字国債、特例国債、普通国債ですね。
○山本(幸)委員 今年度は赤字国債で賄いましたと。では、来年度はどうして赤字国債で賄わないんですか。
○山本(幸)委員 あなたは、これまでの国会で何と発言していたんですか。消費税というしっかりした財源を用意しているから、交付国債でやりますと言っているんですよ。消費税をちゃんと上げてやるということが、しっかりした財源なんでしょう。どう違うんですか。全く同じじゃないですか。
○山本(幸)委員 あなた、赤字国債と建設国債の違いがわかっていないぞ。復興債は赤字国債じゃないんですか。
○山本(幸)委員 では、財政法の四条、何と書いてあるんだ。
○山本(幸)委員 財政法四条で建設国債と書いてある。そうですね。財政法はそれしか書いていないんだよ、国債は。本来はそれしか発行してはいけない。だけれども、それ以外を特例公債といって発行するんですが、建設国債以外のものは一般財源として使うんだから、それを赤字国債というんですよ。違い...全文を見る
○山本(幸)委員 では何、所管大臣だからそんなことを言うわけ。私は国債の性格について質問しているんだよ。国債の性格でいえば二つしかない。要するに、普通国債があって、その中は建設国債か赤字国債しかないんですよ。そうすると復興債は赤字国債でしょうと。違いますか。
○山本(幸)委員 では、特例公債と復興債はどう違うんだよ。だって、特別の法律でそういう国債を発行するから特例公債といっているんでしょう。復興債も、特別の法律をつくって発行したんだから特例公債ですよ。復興債は特例公債に入らないとあなたは言うんですか。
○山本(幸)委員 そういう常識的なことを早く認めて、だから、ことしは復興債という形の特例公債を発行して賄ったんですよ、その二分の一との差額は。だから同じことをやればいいじゃないかと言っているんですよ。何で違うことをやるんですか。消費税というしっかりした財源を用意しているとあなたは...全文を見る
○山本(幸)委員 全然説得力がない。消費税というしっかりした財源を担保にしてやるんでしょう。そういうことだったら、復興債も、復興増税というちゃんとした財源を担保にして、復興債という赤字国債を発行してやったんですよ。同じことをやればいいじゃないですか。  それは、おっしゃるように...全文を見る
○山本(幸)委員 全然わかっていないんだよ。少しは役人が書いたことも勉強してきなさいよ。  交付国債とは、出資金の支払いや慰弔金の支払い等のために、次が大事なんだ、債券の発行による発行収入金を伴わない、伴わずに、国が金銭の給付にかえて交付する国債をいうんですよ。つまり、発行収入...全文を見る
○山本(幸)委員 戦後の混乱期の歳入がないときと今は違うんだよ。  あなた、財務大臣として何を責任を持ってやらなきゃいけないか。財務大臣というのは、いかに歳出を要求から厳しく査定して歳出を膨らまないようにして、そして収入をしっかりと確保して、それをコントロールするのが財務大臣な...全文を見る
○山本(幸)委員 いや、何を言っているのかよくわからないな。要するに、茂木さんに返事したように、できればやりたくなかった、あなた、そうおっしゃいましたね。そうなんですよ、やはりおかしいんだよ。  こんな粉飾を財務大臣がやるようだったら、本当、恥ずかしいと思う気持ちがなきゃだめな...全文を見る
○山本(幸)委員 いや、あなたは正直なんだよ。やはり私は、あなたほどの人が、所管外の話だからといって、そう簡単に失言するとは思わない。  あなたは、結局、消費税が難しい状況になったということを見て、何かしなきゃいかぬと。だって、与野党合意しなきゃ消費税法案なんか通らないんだから...全文を見る
○山本(幸)委員 随分苦しい言いわけをしていますが、あなたの認識は非常に正解だと思いますよ。  官房長官、要するに、閣内に、消費税の見通しは困難だと認識している大臣もいるんですよ。それから予算修正もあり得ると認識している大臣もいるんだ。交付国債取り下げは当然その一環としてあり得...全文を見る
○山本(幸)委員 中川さんはそんなことは百も承知で発言しているんですよ。  この問題はいずれまた取り上げることになると思いますが、その中で大事なことは、一つ最後に聞きたいんだけれども、安住大臣、この前、もし消費税法案が通らなければどうなるんだという質問に対して、三分の一に戻りま...全文を見る
○山本(幸)委員 では、三分の一に戻るということは、今年金を払った人から取り上げるということですか。財源がないんだから、余分に払ったものは取り上げるということですか。そうじゃないでしょう。役人の説明だと、違いますよ。どうなんですか。(安住国務大臣「いや、私もそうです」と呼ぶ)では...全文を見る
○山本(幸)委員 つまり、通らなくても年金支払いは行われるんだ。それは、積立金が取り崩されて、年金財政をまさに従来の計画からおかしくしてしまう。つまり、年金財政をがたがたにして、やるということになるんですよ。そういうことですね。
○山本(幸)委員 あなたは今、重大発言をされましたね。そのときに積立金を取り崩すことは特段の問題はない。大問題ですよ。  そんなことを財務大臣が平気で言うから、年金をもらっている人は心配でしようがなくなるんだよ。自分たちの年金財政ががたがたになるんだから。あなたはそういうことを...全文を見る
○山本(幸)委員 そうであれば、中川さんの言っているような話がまともになってくるんですよ。そこをしっかり、官房長官初め内閣できちっと緊張感を持ってやらなきゃ、こんなものはうまくいきませんよ。  そのことを申し上げて、私の質問を終わります。
03月05日第180回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○山本(幸)分科員 自由民主党の山本幸三です。  きょうは、敬愛する自見大臣にわざわざ来ていただきまして、分科会は個別の案件を取り扱ってもいいということになっていますので、少し個別の案件の話をさせてもらいたいと思うんですが、最初に、証券取引等監視委員会の問題であります。  実...全文を見る
○山本(幸)分科員 八条委員会との関係で限界もあると思いますけれども、これはぜひやっておいていただきたいと思います。そういう改善が、ある程度のルールづくりというのが必要だと思いまして、特に期間に対しては。それぞれについて改善が行われないということになると、いずれ金商法の審議がある...全文を見る
○山本(幸)分科員 自見先生は、お医者さんをやっておられて、患者の痛みがわかる。本当に、まさに苦しんでいる人もいるわけですよ。場合によっては自分の一生を潰しちゃうわけですから。あるいは、AIJなんか、年金をもらえなくなるような人は大変なことになるのでね。これは、痛みのわかる自見大...全文を見る
○山本(幸)分科員 全く通常どおりの取引が行われなかったんですよ。海外でやっているからといって、株というのは、需要と供給がいろいろな考え方が交差しているときに意味があるんだけれども、一気に落ちるということが確実なときにはそんなことは言えない。  どういうことが起こったかというと...全文を見る
○山本(幸)分科員 それは、海外の証券会社とかヘッジファンドとかは歓迎するんですよ。だって、もうけたんだから。一方は暴落するときに証券会社に何の連絡もとれなくて手の打ちようがない、他方はばんばん売っちゃえば大もうけしたんですよ。オプション取引というのはゼロサムゲームなんだから、大...全文を見る
11月07日第181回国会 衆議院 財務金融委員会 第2号
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○山本(幸)委員 自由民主党の山本幸三でございます。久しぶりに質問させていただきます。  城島財務大臣が誕生したんですけれども、私は、今もお話がありましたが、今の政府にとって一番大事なこの赤字国債法案を抱える財務大臣を何で交代させたんだというのが不思議でならない。だって、交代さ...全文を見る
○山本(幸)委員 あなたは財務大臣として今多くの懸案を抱えている、これをちゃんとやっていく、そして日本の経済を立て直す、そういう自信があるんですか。
○山本(幸)委員 誠心誠意、全力で頑張るなんて誰だってできますよ。自信があるんですか、ないんですか。
○山本(幸)委員 結果が出なかったらどういう責任をとりますか。
○山本(幸)委員 最大限努力するぐらいしか言えないんですか。そういう新しい財務大臣を何でつくるんだ。私は不思議でしようがないんですね。  そこで、きょうは日銀総裁も来ていただいていますけれども、基本は大臣の所信に対する質問ですから、ちょっと厳しくやりたい。  というのは、あな...全文を見る
○山本(幸)委員 何を誠心誠意努力したんですか。我々はこういう条件を満たせば協力できますよと言っていながら、それを強行採決して、そして廃案にしたんですよ。廃案にしなきゃ、またゼロから始まる必要なんかなかったんですよ。政府がこの赤字国債法案についてまともに考えている、そういう姿が全...全文を見る
○山本(幸)委員 私は、それが大問題だというんですよ。  IMF・世銀総会というのは、世界各国の財務相、中央銀行総裁が集まる、しかも日本で開かれるという重要な国際舞台だ。そこで各国が国益をかけて議論し合う、交渉し合うんですよ。そのときに、中国から財務大臣も中央銀行総裁も来なかっ...全文を見る
○山本(幸)委員 残念ですというような話じゃだめなんだよ。  あなたは、尖閣諸島の問題について、あれは領土問題だと言ったというんですけれども、本当ですか。
○山本(幸)委員 一瞬でもそういう認識がぽろっと出ちゃうから問題なんですよ。  尖閣の問題について、こっちは外交問題、向こうは領土問題と、そのことはまああり得るでしょう、外交上のいろいろな紛争として。しかし、問題は、それに伴って中国で暴動が起こり、日本の企業が攻撃され、略奪され...全文を見る
○山本(幸)委員 バイの会談でこそこそ言ったってだめなんだよ。総会の、全員がいるところで言わなきゃだめですよ。それが政治なんだ。こんなものは役人が書けませんよ、あなたの応答要領、発言要旨に。しかし、政治家として、中国に対して、不当なことをやられていたらそれに対してきちっと抗議をす...全文を見る
○山本(幸)委員 情けないね。もっと堂々と総会の発言として言わなきゃだめですよ。G20で何を言ってきたかはこれからまた後でやりますけれども。  これからあなたがやるべきことはそういうことなんだ。国際会議に出たら、役人の書いていることだけ読んだってだめですよ。これから対中関係につ...全文を見る
○山本(幸)委員 厳しい認識の方が強いなら、そう書かなきゃだめですよ。全く違うんだ。底がたさが引き続き見られるけれども、将来、リスクがあって弱目になるかもしれないというのと、現状、もう既に後退していると見るのとでは、経済政策のやり方が全く違ってくるんですよ。その認識が間違っている...全文を見る
○山本(幸)委員 では、何でそう書かないんだ。  きょうかな、景気動向指数九月分が出ましたが、全部落ちている。一致指数の、九つある。一つは見込みだけれども、マイナスだ。一つだけ、大口電力使用量が九月に上がったんだけれども、八月より落ちている。だから、そういう意味では全部の指標が...全文を見る
○山本(幸)委員 厳しい状況にあると言うんじゃなくて、後退局面に入っていると認めるのか、それとも、まだ将来を見ないとわからないと言っているのか、どっちですか。
○山本(幸)委員 可能性がある。もう後退局面ですよ。内閣府もそう言っているんだよ、暫定的に。あとは、この数字というのは一年ぐらいかかるんだよ。でも、もう全部この指数がマイナスになってきたら、明らかな景気後退局面ですよ。そうしたら、やることが違うんですよ。  あなた方は、予備費を...全文を見る
○山本(幸)委員 間断なくというのは、何ですか、それは。本格的な補正予算が必要ですよ、景気が後退しているんだから。そういう認識を財務大臣として持たないんですか、財務大臣。
○山本(幸)委員 そういう、後退局面であるという厳しい状況にあるにもかかわらず、あなたは主体的に何もしようとしないんですね、財務大臣として。総理から言われたら、それだけやる。しかも、予備費と、為替の金利のお金が少し浮いてくるでしょう、そういうのでちょぼちょぼとやる。そんなものでこ...全文を見る
○山本(幸)委員 できると断言できないんだから、だめでしょう。  そこで、ちょっとほかのことを聞きますが、赤字国債法案についてはいずれまた詳しい質疑が行われると思いますけれども、そもそもこの赤字国債法案がこんなに問題になったのは何でなんだ。  自公政権のときよりも歳出が平均し...全文を見る
○山本(幸)委員 財務大臣が何にもわからないでそんなことを言っているようじゃ、しようがないですよ。  三党間の合意があるんですよ。四つ項目があって、二つは一応けりがついた。あと二つ残っているんだよ。その二つは何ですか。
○山本(幸)委員 答えていない。あと二つは何ですか。
○山本(幸)委員 知らないんだね。四つ項目があって、そのうち二つは何とか一応のけりがついた。あと二つ残っているんだけれども。知らないなら知らないと言ってください。
○山本(幸)委員 そのとおりで、子ども手当は児童手当になって一応処理した。それから、高速無料化というのは基本的にやめた。これはけりがついた。問題は、あと二つの、高校授業料無償化と、それから農業の戸別所得補償ですね。これは、検証してどうするか、削減するなりを考えるということになって...全文を見る
○山本(幸)委員 全然努力していないんですよ。それで政局にしないでくれなんて言ったってだめですよ、そんなの。やるべきことを必死で努力しなきゃ。去年は、私は筆頭理事をしていて、安住さんは必死で努力しましたよ。私のところにも何回も来た。あるいはほかの理事のところにも行った。ほかの野党...全文を見る
○山本(幸)委員 構造的な問題とは何ですか。
○山本(幸)委員 何かよくわからないんだよね。  あなたはマンデル・フレミング理論というのを知っていますか。
○山本(幸)委員 耳にしているけれども、中身はわかっているかどうかわからないということです。  おっしゃったように、日本の円が急激に上がっているのはリーマン・ショック以降ですよ。何でこんなことになったか。簡単なんだ。構造問題じゃない。それは、各国の中央銀行はどんどんお金を出した...全文を見る
○山本(幸)委員 そういうことも含めてさまざまな要因で、では、そのほかにさまざまな要因があるんだったら、あなたがわかっているんだったら言ってくださいよ。その要因がわからなきゃ円高対策がとれないんだから。
○山本(幸)委員 では、物価だね。それがデフレに向かう。それは正しいと思うよ。しかし、物価というのはお金の量で決まるんだからね。  それから、経常収支。経常収支が為替レートに影響を与えるという議論がかつてありましたが、最近はない。最近は資本移動の方が大きいからね。昔はそういう議...全文を見る
○山本(幸)委員 一々詰めていきますからね。  あなたはそれを認めた。では、そのときに、円高を是正するために、どうするんですか。介入するんですか。
○山本(幸)委員 あなたの余りにも急激な変化というのは、どの程度を示すんですか。
○山本(幸)委員 結局、わけがわからぬというわけですね。  リーマン・ショックから、このお金の量の変化を受けて、為替レートは見事に変わっていますよ。円高、最新時点の十月時点とリーマン・ショック直前から見ると、ドルに対しては三八%、ユーロに対しては六〇%、ポンドに対して六三%、ウ...全文を見る
○山本(幸)委員 私は、急激な変化だと誰が見ても思う。あなたは思わないんですか。
○山本(幸)委員 いろいろな見方を聞いているんじゃない、あなたの見方を聞いているんですよ。ほかの人の見方なんかどうでもいい。財務大臣の見方はどうなんですか。
○山本(幸)委員 答え切れない。  そうなると、円高対策はどうするんですか。何もやらないのか。ただ、この文言が入ったから、ああよかったよかったと言っているだけ。そうですか。
○山本(幸)委員 今の発言を聞いて驚きますね。そういう円高に対応できるような強靱な経済をつくる。要するに、円高で構わないから、円高が幾ら起こったって大丈夫なようにする、あるいは円高メリットなりを促進する。  あなたは、円高メリットがあると思っているんですか。円高メリットがあるの...全文を見る
○山本(幸)委員 でも、さっき読んだのと違うじゃない、今言ったことは。どっちが本当なんですか。後から言った認識が本当だったら、景気後退になったら、これは大変ですよ。  今騒がれているパナソニックとかシャープとか、ああいうところで働いている人の、あなたは組合にいたんだから、そうい...全文を見る
○山本(幸)委員 そういう声が聞きたかったんです。本当ですよ。この円高で国民はみんな困っているんだから。それを変えることができるのはあなたしかいないんですよ。  プラザ合意のとき、確かに急速な円高になった。ただ、あのときは交易条件が一緒によくなった。だから、企業は何とか、原油価...全文を見る
○山本(幸)委員 そういう認識でいいんですね。では、溝口介入みたいに徹底介入しても構わない、あなたにはその腹があるというように期待しておりますよ。  そこで、もう一個御紹介しておきますけれども、よく、通貨安競争をやっておかしくなるというんだけれども、最近の理論は通貨安競争の方が...全文を見る
○山本(幸)委員 これまで日本銀行がやってきた金融政策のやり方、それから今やっていること、あるいはやろうとしていること、それが妥当なものであるということについて認識を共有したんですか。
○山本(幸)委員 そういう意味では、日銀が言っていることを容認したということになるんですね。  そこでお伺いしますが、この三番目のところで政府の話が書いてあるんですが、「政府は、デフレからの脱却のためには、適切なマクロ経済政策運営に加え、デフレを生みやすい経済構造を変革すること...全文を見る
○山本(幸)委員 何でもかんでもずらずら言えばいいというものじゃないんですよ。  今の話からいえば、需給ギャップがあるなんて、こんなの構造問題じゃない、政策の問題ですよ。デフレ予想が固定化している、これも構造問題じゃありませんよ。成長力期待の低下、これは日銀が一番好きなものだか...全文を見る
○山本(幸)委員 何でもかんでも構造問題と言っちゃだめですよ。円高になるのは構造問題じゃありませんよ。デフレだから円高になるんですよ。さっき言ったように、お金の量が足りないから円高になるんですよ。そんなものは変えちゃえばすぐ回復しますよ。  構造問題とは何だ。あなたが言っている...全文を見る
○山本(幸)委員 では、何でこんな共同声明になるわけですか。お互いに容認し合っているから一緒に出しましょうという話になるんじゃないんですか。そうじゃなくて、日本銀行のやっていることが不満だと思っているのなら、こんな共同声明は出さないで、それだけ言えばいいじゃないですか。  最大...全文を見る
○山本(幸)委員 逆の見方というのはどんな見方ですか。
○山本(幸)委員 早期にデフレから脱却する決意を示した。  では、あなたは、日本銀行がやっている一%めど、それでいいと思っているんですか。
○山本(幸)委員 金融政策にいろいろ言えないというような話がありますが、そこは整理しないといけない。何度も言っていますが、私も中央銀行の独立性というのは大事だと思いますよ。しかし、その独立性は、何でもかんでも勝手にやっていいというようなものじゃない。だって、責任が不明確になるから...全文を見る
○山本(幸)委員 その紹介した日銀法の規定がおかしいんですね。つまり、「目的」じゃないんだ、「理念」というところに、物価の安定を通して日本経済の安定に資する。結局、目標がはっきりしていないんですよ。そして、おっしゃったように、目標設定も政策手段の選択も全部日銀が勝手にできますよと...全文を見る
○山本(幸)委員 だからだめなんだよ。だから、この政権では、日銀に取り込まれて、デフレ脱却も円高是正もあり得ませんというふうに判断されちゃったんですよ。我々が政権をとったら日銀法改正をやりますよ。  では、せっかく日銀総裁に来てもらっているので、ちょっとお伺いします。  白川...全文を見る
○山本(幸)委員 いろいろ言いわけを言いましたが、それは、リーマン・ショックもあった、大震災もありましたよ。しかし、リーマン・ショックもヨーロッパの危機も、まあ大震災はほかの国ではない、日本特有であるけれども、ほかの国だって起こったんですよ。もっとショックは激しかった。だけれども...全文を見る
○山本(幸)委員 全く、言いわけばかり言われても困るんですね。なぜそういう結果になっちゃったんだ。これは、金融政策の考え方についてバーナンキとあなたの間では百八十度違うんだね、そこの差が出たんですよ。  これは、財務大臣、よく聞いておいてくださいよ。バーナンキを初め、イギリスの...全文を見る
○山本(幸)委員 はい。  あなたは、バーナンキは言っていないと言うけれども、バーナンキはそんなことを全く言っていませんよ。どこで言っているか、いつでも持ってきてください。むしろ逆のことを言っていますよ。キングだってそうだ。あなたとは、面と向かって批判はしないでしょう。  で...全文を見る