山本有二

やまもとゆうじ

比例代表(四国)選出
自由民主党
当選回数11回

山本有二の1993年の発言一覧

開催日 会議名 発言
05月12日第126回国会 衆議院 建設委員会 第10号
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○山本(有)委員 今、政治改革が叫ばれまして、特別委員会でも終盤の様相でございます。これはまさしく戦後の政治の制度疲労でございますし、また国家のすべての制度が疲労してきでおるというようにも思えるわけでございます。そんな昨今の中で、実は連休、新聞を見ておりましてあっと気づくようなそ...全文を見る
○山本(有)委員 二百四十一件ということでございますが、果たしてこれが多いか少ないかということは別として、国民は、談合しているからとにかく不正だというような、そんな頭でございます。したがって、捜査を十分にやっていただいて、もうこれで不正な談合、罰を受けられるべき談合というのはこれ...全文を見る
○山本(有)委員 しかし、国民はそれを期待しておるわけでありますから、もしそういう事実等があれば、厳正に対処をしていただきたいと思います。  次に、公正取引委員会にお伺いいたします。  刑法の談合罪というものと、独禁法三条あるいは八条の一項、こういうもので取り締まっております...全文を見る
○山本(有)委員 大体わかったわけでありますけれども、受注者をいざなうようなそういう談合は許されない。  そこで、こういうような談合について厳正に取り締まっておいでのところであろうと思いますが、例えば統計上の暗数というような観念がございます。暗い数、すなわち把握できない実態があ...全文を見る
○山本(有)委員 なかなか手厳しい取り締まり、そして処置、そういう決意も見られる数であり、また御意見でございました。  ただ、ここで公取に再度確認しておきたいことが一つございます。それは、現在の公共事業等の入札制度が指名競争入札という方法をとっておりますが、しかし一方で、会計法...全文を見る
○山本(有)委員 いわゆる入札方式、一般か指名かということだけで考えられるものではないというような御意見であろうと思います。公正取引委員会にも、以後、談合の不正に対して厳しい目で見ていただいて、健全な業者、そしてまじめにやっている公共事業に携わる人たちにあらぬ誤解や、あるいは社会...全文を見る
○山本(有)委員 指名競争入札をこれからも堅持し、またその方がいいのだという局長の御意見でありました。しかし、諸外国は必ずしもそうでないというように聞いております。  そこで、諸外国について、特にアメリカ等では一般競争の方がいいというように判断されておるようでございますので、そ...全文を見る
○山本(有)委員 聞いておりますと、指名でも一般でも、やはりそこには公正を保とうという何らかの工夫が凝らされているというような感じを受けるわけでありますが、一方の雄であります一般競争入札をとっているアメリカ、これが日本と極端に違うところだろうと思うのです。  そこで、アメリカに...全文を見る
○山本(有)委員 アメリカでも公正取引委員会の力は強くて、一般競争入札だから談合がない、こういうわけにはなかなかいかない、そう私も理解しております。そのとおりであろうと思います。  そこで、今までは全部公共工事の発注、そして契約についてお伺いしてきました。民間では、やはり企業経...全文を見る
○山本(有)委員 企業経営をする民間会社でもほとんどが随意契約で、一般競争入札なんというものはとっていないというようにお伺いできたわけでありますが、そういう意味におきますと、指名競争入札の中でやって、しかも公正を担保できれば、客観性を担保できれば、むしろ公共事業もその方がいいとい...全文を見る
○山本(有)委員 去る十日にまとめられました入札手続改善検討委員会、この報告書がございます。この委員会のメンバーは、委員長が技監で官房長やら局長さん、官房技術審議官さんまで、ずっと十名近い方々で構成されておられる。そういうエキスパートが指名基準を具体化した。今まで八項目、抽象的な...全文を見る
○山本(有)委員 なかなか御努力の跡がうかがえる力作だろうと思いますので、あとはこれに基づいて、余り苦情も出てこないし、トラブルも起こらなかったし、まさしく政治と業界の癒着だとか言われることがもう二度とないというような運用をお願いいたしたいと思います。  この指名基準の具体化と...全文を見る
○山本(有)委員 新しいその方式で、なお実を上げていただきたいと思います。  建設省の直接発注が五兆円と聞いておりますが、それの倍以上、十二兆円が地方公共団体からの発注だということであります。そこで、今回のこういう御努力をいかに地方公共団体等の発注機関に徹底していかれるのか、そ...全文を見る
○山本(有)委員 今回の一連の国民の政治不信の中で言われておりますのは、公共工事とお金、特に政治家へのお金、その中で特にやみ献金、すなわち建設業者の使途不明金というところでありまして、そこでこの使途不明金の実態を国税庁にお伺いしたいと思います。国税庁はその使途不明金が建設業界に多...全文を見る
○山本(有)委員 いろいろな会社がありますけれども、建設業という産業だけが使途不明金が多額であって、その使途不明金の中身は八割わからないということなんでありますが、それがすべて政治家に流れでいるというような、いわば誤解を受けているような気がいたすわけでございます。建設省にその中身...全文を見る
○山本(有)委員 この使途不明金は本当に請負業というものの片務性、つまり、現地生産、そして用地買収のときに発注者から出せないから受注者の請負業者がそれをかわって出したとかいうようないろいろな事実があると思うのですよ。そういうことが積み重なってくるにつれて、業界に不信がだんだん出て...全文を見る
10月26日第128回国会 衆議院 政治改革に関する調査特別委員会 第9号
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○山本(有)委員 まず、政治改革法案を取り巻く現在の状況、特に中選挙区と決別し得るかどうかというこの瀬戸際に当たっての状況をお伺いしたいと思います。  ことしの七月十八日は投票日でありました。選挙戦は、政治改革をめぐっての議論がほぼその主要な論点でございました。そういう中で、選...全文を見る
○山本(有)委員 同じ質問を担当大臣にお伺いいたします。
○山本(有)委員 同じ質問でございますが、自民党にお願いいたします。
○山本(有)委員 それぞれのお立場で中選挙区制度には決別をするという共通項は見出されたようでありますが、さらにもう一項、もう一つ突っ込んでさらにこの問題についてお伺いしますけれども、中選挙区の先ほど申しました弊害、中選挙区の弊害イコールお金のスキャンダルということだけに限ってみれ...全文を見る
○山本(有)委員 ちょっと問いと答えがきちっとしているかどうかわかりませんけれども、一応その中選挙区への決別の意思は十分わかりました。  次に、担当大臣にお伺いいたしますが、自民党案にしろ政府案にしろ、まだまだ距離があるわけであります。しかし、この国会を乗り切る責任というのは、...全文を見る
○山本(有)委員 御答弁の趣旨を総括して私の質問と対比すると、やはり比較して連立与党が自民党よりも成立に向けての努力をしなきゃいかぬ、こういうようにおっしゃっていられる、こう理解するわけでございます。  そして、そのときに、十項目の隔たりが詰められている、こうおっしゃられたわけ...全文を見る
○山本(有)委員 それは難しい問題ではありますが、そこを乗り切るかどうかがまさしく与党第一党の責任なわけですから、そこはもう明確に今週中にしていただかなければ時間切れになってしまいます。  官房長官に続いてお伺いしますけれども、特に細川総理が年内成立発言をあえて言ったことについ...全文を見る
○山本(有)委員 担当大臣にお伺いいたします。  けさの朝刊で公表されました与党首脳会談、この与党首脳会談では総理が改革の決意を改めて述べられたそうですが、そのまた与党の代表者会議、ここにおいては官邸主導で妥協案を模索しているのはけしからぬという発言があったそうであります。それ...全文を見る
○山本(有)委員 代表者会議の方には出られてなかったということですから、楽観的に見たいという気持ちはわかるのですけれども、やはりそこが最大の問題点であります。  そこで、もう一回あえて、しつこいのですけれども、修正案を模索するならば、窓口と妥協案のいわば最終決定権者というものは...全文を見る
○山本(有)委員 山花大臣も御苦労されているところだろうと思いますけれども、ともかく理事という話が出てまいりましたが、この特別委員会の理事の間でぜひ具体的に詰められるような、そんなふうなことを進めていただいたらというように思います。  自民党にお伺いしますけれども、社会党も毎日...全文を見る
○山本(有)委員 よろしくお願いいたします。  次に、基礎配分というのでしょうか、一人均等配分というのでしょうか、定数配分のときに都道府県に配分をする作業と地方代表の問題等について各論をお伺いいたします。  まず、各都道府県へ一人均等配分した根拠というのはどこにあるのか、自治...全文を見る
○山本(有)委員 自民党にも同様に、四十七都道府県に配分するというその理論的根拠、これをお伺いいたします。
○山本(有)委員 しかし、私は、小さな県への配慮というわけでありますが、都道府県とこういうわけでありますから、東京都にも一つ配分しておるわけですね。それから、道、道というのは面積的には大きいところでありますし、だから、そういうような意味においてはどうしても過疎県、ミニ地域だけに配...全文を見る
○山本(有)委員 私は、定数配分のときの理論として、人口比例、さらにこの都道府県、それだけにとどまる必要は日本はないのじゃないかというような気がいたします。  特に、この日本の政治システム、社会構造、そういうものを考えてみますと、一番最初に必要なことは、市場経済主義だろうと思う...全文を見る
○山本(有)委員 もう質問を終わりたいと思いますが、終わるに当たりまして、一冊の本がございます。「一九九二年の日米関係」、これは「ライシャワーセンター年次報告書」、これはアメリカのライシャワーセンターが日米関係の中で日本がどうなっているかということを書いている本なわけでございます...全文を見る
10月27日第128回国会 衆議院 法務委員会 第1号
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○山本(有)委員 現在の世相、あるいは今の政治状況というのは極めて深刻な問題を抱えております。それは、政治が信頼をされていないということでございます。したがって、今こうした時間にも政治改革委員会が開かれて法案が審議され、そして通過を待望しておるわけでありますけれども、その発端とな...全文を見る
○山本(有)委員 わかりました。厳重な抗議をされたということでございます。  我が国の内閣の制度というのは議院内閣制をとっております。議院内閣制というのは、議員がその任にふさわしいとなった場合に総理大臣の任命によって閣僚に入るわけでございます。したがいまして、原則的には衆議院議...全文を見る
○山本(有)委員 はっきり申しまして、本当に売らんかなのこの週刊誌でありまして、このようなことのないように、報道、特に公器とまで言われかねない出版数の多い、信用の高いと言われる雑誌については、厳重な自己規制、正しい方向に国をもっていく報道を期待するところでございます。  続いて...全文を見る
○山本(有)委員 大変たくさんの方々が関与され、また被疑者になったり被告になったりしているわけでありますが、地方公共団体の首長さんと公共事業というのは切っても切れない問題でございます。特に我が国はヨーロッパ諸国に比べまして社会資本の整備が非常におくれております。経済力は世界のトッ...全文を見る
○山本(有)委員 刑事局長さんの御答弁ではわかりにくいかもしれません。しかし、それ以上に踏み込んで言うことは、事件が特殊であり個別であり、そして検察官というのは個々人が独立の機関でありますから、それは仕方がないことだろうと思いますし、よくそこまでお答えいただいたと感謝するところで...全文を見る
○山本(有)委員 ゼネコン疑惑、これについては厳正にやっていただきたい。  他方で、もう一つゼネコン疑惑に関する、これは付随的な影響が世の中にあるような気が私はいたしてなりません。それは景気のことでございます。  今まさに消費が低迷して景気が落ち込んでおりまして、未曾有の大不...全文を見る
○山本(有)委員 わかりました。確かに経済とは直接に関係もありませんし、法務省がこういうものをにらみながら何らかの行為をするということは多少いかがなものかなとも思いますし、その意味では一つのお答えであろうというように思います。  次に、最後になりますけれども、ゼネコン疑惑のこと...全文を見る
○山本(有)委員 ぜひ担当検事さん等に影響のない、そんな間柄であってほしいと希望するものでございます。  次に、紛争解決としての訴訟についてお伺いさせていただきます。特に私は法学部を出ておるわけでありまして、三ケ月先生の御著書を読みながら学校を出た覚えもございますし、その専門家...全文を見る
○山本(有)委員 先進国に比べて日本は約十分の一、さらにアメリカなんかに比べますと百分の一近い、事件数が少ないのです。私は、この事件数が少ないということは紛争が少ないということじゃないと思うのです。紛争はたくさんある、しかし裁判所が開かれていないんじゃないか、そういう向きがある。...全文を見る
○山本(有)委員 大臣の御活躍を御期待申し上げまして、質問を終わります。
11月17日第128回国会 衆議院 地方分権に関する特別委員会 第3号
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○山本(有)委員 会長、それから会長代理、最後の質問でございます。本当にご苦労さまでございます。  私は、きのうの政治改革、選挙制度の改正で、小選挙区二百七十四になった場合に、大変惨めな、たった二議席しか与えられていない四つの県の一つ、高知県の選出でございまして、そんな意味で地...全文を見る
○山本(有)委員 ありがとうございました。  宇野会長代理にお伺いします。  細川内閣が自民党の政策と全く一緒だということに対して、私は非常に期待外れだった。自分は自民党ですけれども、期待外れだった。本来、政権交代したら政策が変わるのは当たり前なんです。それを変えようといって...全文を見る
○山本(有)委員 どうもありがとうございました。