山本有二

やまもとゆうじ

比例代表(四国)選出
自由民主党
当選回数11回

山本有二の1994年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月25日第129回国会 衆議院 法務委員会 第1号
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○山本(有)委員 それでは、この法律改正案について御質問いたします。  まず、この法律案の取り扱いでございますが、この取り扱いについて、日切れ法案であるか否か、随分いろいろもめた経過がございました。あえて毎年これを日切れにしている、それは厳密に言えば日切れではない法律案を日切れ...全文を見る
○山本(有)委員 任官希望者、裁判官になる人の数がふえる年は不況だと言われておるのですが、まさしくそれを反映しているような、そんなことでありますが、いずれにしましても、裁判官の任官がふえることは、事件処理については大変有効なことでありますから喜ばしいわけであります。  もう一つ...全文を見る
○山本(有)委員 毎年毎年、そして日切れで扱うということはもういたし方ない必要性があるように、私もそれはその御説明でも思いますが、なお検討をよろしくお願いいたします。  今度の法律改正案では判事補さん十名を増員するということですが、過去十年ぐらいをずっと見てまいりますと、去年が...全文を見る
○山本(有)委員 御答弁にございましたように、執行事件、破産事件、これはバブルの崩壊という世の中の現象でありますし、そういう世の中の現象に合わせて裁判官を決めていくということでございますから、それに対しては、これは私も認めさせていただくところでございます。  しかし、考えて見ま...全文を見る
○山本(有)委員 やはり裁判所は紛争処理という定めがありますから、この部分を削るわけにはいきませんが、ほかの部分、一生懸命努力していただきたいと思います。  裁判所がそういう臨調、行革審にうたわれている心を体現するならば、裁判所が一生懸命臨調、行革審の魂を具現していこうと努力す...全文を見る
○山本(有)委員 事件の処理のことを聞く上において、やはり今の事件の現状、そういうものを先に聞いた方がいいかとも思いますので、ここで、最近の事件の動向、そして民事、刑事訴訟の事件数、こういったものの推移と、そして原因、対一策、こういったものがわかればちょっと教えてください。
○山本(有)委員 事件の傾向等を御説明いただいて、本当に経済の実態をあらわしているように思います。その意味でも今が難しい時代で、本当に処理について御苦労だろうと思いますけれども、バブル後の後始末というものを裁判所もしっかりやっていただきたいと思います。  それで、このバブル後の...全文を見る
○山本(有)委員 そこで、民訴法改正の作業がどんどん進められていると思うのですが、この改正作業の中で、少額裁判についてどのように御検討されているか、そのことについてお伺いさせていただきたいと思います。
○山本(有)委員 少額事件というのはゆゆしい問題でありまして、五万円貸して、それで毎日毎日訴状や答弁書やそういうものを書かなければならぬという煩わしさ、裁判所まで出向かなければならぬという苦痛、そういったものを考えてみますと、泣き寝入りというものが大変多いと思いますし、やはりそん...全文を見る
○山本(有)委員 なお一層御努力を賜りたいと思います。  その訴訟の迅速な処理ということで、刑事事件でございますが、最近海の向こうのアメリカでおもしろい処理があったので、これについてお伺いします。  「ケリガン事件〝灰色決着〟」と三月十七日の読売の夕刊に載っているのですが、こ...全文を見る
○山本(有)委員 わかりました。またこれは今後の検討課題だろうと思いますが、一つの考え方であろうと思います。  次に、私の部屋に裁判所の方から「訴額通知の見直しについて」、多分委員の皆さん全員のところに配付された文書だろうと思いますが、最近の地価の下落傾向といったことから、それ...全文を見る
○山本(有)委員 そうすると、全国に通知したいということはもう決定されたわけですね。
○山本(有)委員 その通知はいつ、近々というのでなくて、いつということは言えませんでしょうか。
○山本(有)委員 私もこの通知を何らかの形で激変緩和措置として出した方がいいと思っておった一人でございますので、来週早々の通知があるということに対しては心から感謝、御礼申し上げたいと思います。  ただ、これを決定する経過及び決定は非常にわかりにくい。そして、理屈で考えれば無理が...全文を見る
○山本(有)委員 最後に、この効力ですね。これはいつまで続くのですか、通知の効力は。
○山本(有)委員 これで終わるんですが、さらに百日裁判について御質問しようと思ったわけでありますけれども、これは時を改めてまた御質問させていただきます。どうもありがとうございました。
06月03日第129回国会 衆議院 法務委員会 第2号
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○山本(有)委員 大臣におかれましては、突然の御就任で、しかし、にもかかわらず懸命な御努力のもと法務行政を推進されておられますことを、大変感謝を申し上げる次第でございます。しかし、多事多難でございますので、今後、なお一層気を引き締めて御活躍をいただきたいと思います。  そこで、...全文を見る
○山本(有)委員 確かになかなか難しい点ではありますけれども、この把握ができなければそもそも法務行政が成り立たないわけでありますから、ぜひこの点についてしっかりと分析、検討をお願いいたします。  認知件数はふえておりますけれども、減っておるのが検挙人員でございます。検挙人員、す...全文を見る
○山本(有)委員 確かにそういう御遠慮をされることもいいかもしれませんけれども、犯罪白書の冒頭に書いてある検挙人員グラフでして、それでグラフでこうなっているということで、国民もこのグラフ簡単に見ただけで何でかなと思うのが通常なのですよ。それについて、一般的な答弁も控えるというのは...全文を見る
○山本(有)委員 法務は検察行政も含んでおるわけですし、そうすると、捜査権というのもあるし、一番大事な公訴権というのを裏づけるわけですから、その点におきましては遺漏のないようにすべきでありますし、国民の期待というのはそこですから、どうぞひとつこれについては、しつこく聞いても仕方あ...全文を見る
○山本(有)委員 もう少し分析がシャープにいただければありがたいと思うのですけれども、いずれにしましても、犯罪はどんどん増加しているけれども検挙件数は少なくなっている。すなわち、それは社会に不安を起こすわけでありまして、その不安は重圧となって検察の両肩にかかってきている。つまり、...全文を見る
○山本(有)委員 検察の仕事は個々のケースに応じてやるわけだから焦りはないというわけでありますが、これは本当に卑近な例です。六月一日付の朝日新聞夕刊でございますが、金沢元検事に有罪判決があったという記事の中、東京地裁竹崎裁判長の判決理由の中で、「かねてから希望していた東京地検特捜...全文を見る
○山本(有)委員 先ほどの御答弁では、金沢元検事さんの個人の問題である、犯罪者個人の問題である、こういう分析でありましたが、同紙の社会面に署名記事で解説というのが載っておりまして、そこにこのようなことが書かれております。「検察側は、今回の事件が組織や捜査の在り方と関係するのか、あ...全文を見る
○山本(有)委員 こういった事件が新聞で散見されるわけでありますが、法務省当局が最近の検察官の不祥事について把握している近年の実情についてどうであるか、お伺いさせてください。
○山本(有)委員 金沢元検事を含めて三件ある、そしてうち二件が未処理である、こういうわけでございますけれども、職務上行われたこの種の犯罪、未処理も含めて犯罪と呼ばせてもらいますが、これは過去ずっとさかのぼって戦後コンスタントにあったのですか、それともごく最近こういうことが出てきた...全文を見る
○山本(有)委員 金沢元検事というのは特別公務員暴行陵虐致傷罪、こういう罪名でありまして、検事の職務上の行為をめぐって同罪の成立が認められたのは初めてなんですね、職務上検事さんが調べている相手方に暴行陵虐を加えたのは。有罪も初めて。  そうすると、これを考えてみますと、一つには...全文を見る
○山本(有)委員 先ほどの、自民党の斉藤委員からもこの点についてはお伺いをさせていただきましたし、長く質問をするつもりはありませんけれども、捜査技術の修練というような具体的なことについて、法務省は研修所等をお持ちでございますけれども、そういったところで具体的にこの修練等を行ってい...全文を見る
○山本(有)委員 これまでのいわば研修システムということを根本的に見直していただかなければならぬ時期が来ているような気がいたします。  我々の社会はストレスの社会だと言われておりますが、特に捜査に当たられる第一線の検事さんのストレスというのは、並み大抵のものではないと僕は思うの...全文を見る
○山本(有)委員 ぜひそういうように御努力いただいて、二度と金沢元検事のようなことが起こらないように、御努力を再度要請させていただきます。  犯罪は増加する、しかし検挙は十分に伸びない、そしてその中で焦りを覚える、私はそう理解しておるわけでありますけれども、その焦りの中で、そし...全文を見る
○山本(有)委員 法務省の会見はわかりましたが、個別事件において、東京地検特捜部を含めて、各地検でどのような基準で会見をしているのか、このことについてお伺いします。
○山本(有)委員 次席検事のそういう公の会見以外で、例えば捜査検事、記者さんというのは我々の宿舎に訪ねてこられたり、もちろん昼間事務所に来られたり、大変熱心でございます。熱心なゆえに、一番のニュースソースは捜査検事だ、当該事件を一番正確に把握するのは捜査検事だ、こうなった場合、記...全文を見る
○山本(有)委員 次席検事の発表でも、あるいは部長以上の担当捜査検事のそういう発表でもこれは問いませんが、逮捕された段階の被疑者あるいは公訴提起された被告人、ここぐらいまでで固有名詞、実名を挙げて発表するということがあり得るのか、あるのか、さらに、それ以前の任意同行の段階で実名を...全文を見る
○山本(有)委員 刑事局長のお話、本当にそのとおり承りたいと思います。だけれども、実際に、現実に局長さんがお話しになられたように、誤解を生むという記事があることは事実だろうと僕は思うのです。そうすると、ひいてはこの記事がある以上は、検察庁の信用とか信頼とか、そういうものがうせてし...全文を見る
○山本(有)委員 この法律によって更生保護会の施設等の充実が図られるというように思うわけでありますが、この法律を変えなければならないくらい今更生保護会の施設は劣悪で、そして国からも補助金等を交付するのに困難だ、こういうことであるわけでありますが、さてそうすると、この更生保護会に対...全文を見る
○山本(有)委員 施設は充実していただきたいわけでありますが、施設を充実しましても、要は、社会復帰、これを十分にしなければならないわけでありまして、その意味で御努力をぜひいただきたいと思います。  社会復帰に当たっては、私は午前中に質問をいたしましたように、犯罪報道における犯罪...全文を見る
○山本(有)委員 特に量刑において社会的制裁という言葉が使われます。社会的制裁、一体この中身は何なんだろうというときに、それこそ、午前中にも示しました金沢元検事の有罪判決のときに被告弁護側が主張した情状の理由について、マスコミ報道により社会的制裁を受けているということをもっていわ...全文を見る
○山本(有)委員 最高裁判所の方にお伺いしますが、この判決書に間々出てくる社会的制裁、その中にマスコミ報道によって被疑者、被告人の社会的な評価を下げしめたというようなことが入るかどうか、これについてお伺いします。
○山本(有)委員 以上で私の質問はまた後日にさせていただきます。採決の関係で、以後の私の持ち時間は省略させていただきます。
○山本(有)委員 ただいま議題となりました附帯決議案について、提出者を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  本案の趣旨につきましては、既に当委員会の質疑の過程で明らかになっておりますので、この際、案文の朗読をもってその説明にかえさせていただきます。  それでは、案文を朗...全文を見る
06月07日第129回国会 衆議院 法務委員会 第3号
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○山本(有)委員 商法、有限会社法の改正の最初の質問でございますので、教科書でいえば総則どういうことで、ちょっと一般的な、大まかな話をお伺いさせていただきたいと思います。  いわばそのテーマは企業の社会的責任と商法改正、そう銘打ってもいいような話だろうと思いますが、まず、商法改...全文を見る
○山本(有)委員 商法の改正はたびたび行うそういう社会事情があるというようにお伺いをしたところでありますが、社会事情が変化する、それは、人間の創作活動や人間の自由な活動に基づくものだろうと私は思います。まずやはり現代国家、近代国家の一番大事なのは自由であって、それから肉体的、精神...全文を見る
○山本(有)委員 この企業の社会的責任をどう考えるかが、商法改正の重点をどこに置き、どのように改正の方向を持っていくか、いわばこれにつながろうと思うのです。  そこで、大臣にお伺いします。  大臣は、企業の社会的責任、それを十分に今までも考られてきただろうと思います。特に、民...全文を見る
○山本(有)委員 大臣の御所見を承りまして私も思いますのは、企業というのは決して悪ではない、むしろ積極的な社会的責任を全うしている。特に、雇用を確保する、そして国民の賃金を確保する、さらには利便を提供し、科学技術に基づきながら家庭電化製品なんというのは大変な主婦の皆さんへの利便を...全文を見る
○山本(有)委員 この自己株式取得の厳しい規制を外すということは大事な意味が幾つもあります。しかし、これは非常に専門的、技術的になりますので、私は、明日時間をいただいておりまして、本日は総則的な観点から、先ほど来の話の企業の社会的責任、それについてもうしばらく質問をさせていただき...全文を見る
○山本(有)委員 先週お聞きしましたが、ペーパートライアル、いわば不当な社会的制裁を、公訴権を持つ検察当局が、あえてマスコミを活用しつつ、有罪の心証を得ながら、いわばそれを社会的に公表していく。すなわち、まだ公訴も提起されていない、刑罰も確定していない、そんな段階で社会が犯罪者と...全文を見る
○山本(有)委員 明快にお答えいただきました。  あえてもう一つ、基本的な、言わずもがなのことを失礼ながらお聞きするわけでございますが、国家刑罰権はだれが行使するのか、これについてお伺いさせていただきます。
○山本(有)委員 それでは、ほかに刑罰権を持つ  ている人はないのですね。
○山本(有)委員 そうすると、刑罰権は国家に帰属するわけで、他にないというようにお伺いしたわけでありますが、社会的制裁というのは刑罰権ではない。確かにそうなんです。しかし、制裁ということはあくまで刑罰権に似て非なるものというように解釈できますけれども、この存在は認めますか、認めま...全文を見る
○山本(有)委員 それでは質問の言い方をかえまして、社会的制裁という言葉が求刑の中にも出てくるということはお認めでございます。社会的制裁ということが実存することを肯定された、こう私は思います。  そうすると、国家刑罰権というのは、刑罰というのは国家に帰属しておるわけですから、ほ...全文を見る
○山本(有)委員 大臣からせっかく御答弁いただきましたので、もう一回それでは大臣にお伺いさせていただくわけですが、昨今予算委員会で問題になっているその話も、当然犯罪報道の話として受けとめられるわけでありますが、ただ、国家機関、特に政治家とか官僚だとか、そういう権限を持つ者の犯罪行...全文を見る
○山本(有)委員 いや、そこをぜひ法務大臣として差し控えずに、遺憾な面もあるというくらいに思い切って踏み込んでいただくと、私も本当に大臣をさらに一層尊敬することができるわけでありますが、そうもいかないようであります。  しかし、法務当局がもう十年くらい以前からこのことについて関...全文を見る
○山本(有)委員 最後の結論におきましては私も同感です。自主的に、なるだけ政府等の関与なしにマスコミのルールができればと思います。  ただ、私が申し上げたいのは、一市民が、一般市民が、いわば知る権利の対象になるのかどうか。知る権利というと、それはよほどのことがなければ、普通に生...全文を見る
○山本(有)委員 それはまさしくそのとおりでございますが、受けた報道の影響はなお甚大だろうと私は思います。その理由としましては、受けた人たちが救済手段を持たないということが一番我が国の社会問題なのです。救済手段、例えば家族だった、あの人の友達であった、犯罪者の友達というレッテルだ...全文を見る
○山本(有)委員 答えにくいことかもしれませんが、それによって十分に人権が回復され、それで最初の犯罪報道、特に実名報道による侵害を賄い切れるというようにお考えでしょうか。刑事局長、お答えしにくいかもしれませんが、あえてお聞きします。
○山本(有)委員 そういうように答えていただきますと本当にありがたいと思いますし、その難しいということをこれからお互いに解消していきましょうよ。ぜひそういうことをお願いさせていただきまして、私の質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
06月08日第129回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○山本(有)委員長代理 冬柴鐵三君。
○山本(有)委員 商法改正、有限会社法改正について、引き続きお伺いいたします。  会社法というか商法の会社に関する法律の要諦というのは、まず株主がいて、そして経営者があって、そして取引の相手方がいる、つまり、株主の利益と会社経営上の取締役の活動を保障するということと、さらに債権...全文を見る
○山本(有)委員 午前中の参考人の歌田経団連副会長が、国際的整合性と言われました。このことは、恐らく日本企業の資本に参加してくる外国企業、こういったものに対しての、イコールの方式でないと我が国だけ損するではないかという観点とか、あるいは、さらにはストックオプション、こんなふうな、...全文を見る
○山本(有)委員 この国際的整合性ということを言い始めると、これを改正の趣旨に加えていくと、私は、逆に幾つか矛盾が出てくるような気がします。  それは一つは、商法というのは株式会社を規定しておるわけですが、百三十万から百四十万の株式会社があって、五億円以上の資本金を持つものが八...全文を見る
○山本(有)委員 弊害のことも考慮しつつ改正をするわけですが、この弊害防止策についてどのような措置を講じておられるか、御説明をお願いします。
○山本(有)委員 大蔵省の方は、おいででございますね。証券取引法上、弊害の除去を幾つかされておるだろうと思います。これは、それこそ、厳格に規制をしておったのを緩和するわけですから、その点の措置が十分かどうか、大蔵省の方にお伺いします。一般論で結構です。
○山本(有)委員 審議官、通告にはなかったのですが、気になるので。  例えばインサイダー取引の重要事項の中に、取得予定日、自己株式を買うときの取得予定日ですね、あるいは数量、こういったものが入るかどうか。つまりこれ、取得予定日が入ると買いが必ず入るというんです。だから、公開の株...全文を見る
○山本(有)委員 それと、もう一つ気になることをお伺いしますが、例えば薬の会社なんかで、が んに効く薬、水虫に効く薬、これを開発できた、それで製品化する、こういうことも重要事項に入るのですか、入らないのですか。これもちょっと。
○山本(有)委員 ともかく、これはまだ法が十分改正されていない段階でもありますし、それからまた、法律に書かれていない取引慣行にゆだねられる部分が非常に多いというように聞いておりますので、これは本当に、法の目的が全うされ、弊害ができるだけ起きないように、ぜひここらあたりの行政指導を...全文を見る
○山本(有)委員 二百十二条の規定、自己取引禁止規定に違反しますと、取締役、監査役等は刑事責任、商法四百八十九条二号でこれを負うわけですね。刑事責任まで負わされておるという大変厳格なこの禁止、それを今度は配当可能利益という形で大幅に緩和してしまったということは、これは原則と例外、...全文を見る
○山本(有)委員 次に、配当可能利益の範囲内であれば幾らでも自己株式取得ができるという、朝も議論がありましたけれども、これを本当にまじめに考えていくと、商法の改正とは一体何なのだろうという感じがするのですけれども、これは株式会社ですから、理論的に言えば、配当可能利益があればどんど...全文を見る
○山本(有)委員 株主のチェックがあるというのですが、先ほど申し上げましたように、株主総会が形骸化してシャンシャン大会で済む以上、どんな議案が出てどういうようになるかということを全体の株主が知らされない、そして知る由もないような日本の現状でこのままいっていますと、私は一特に任意清...全文を見る
○山本(有)委員 使用人に譲渡する今度の改正案ですが、どうしてわざわざ自己株式の取得をこの使用人に認めたのか、まだもう少し釈然としません。  この使用人というのは、使用人組合というかというと、そうではなくて従業員持ち株会、こういうわけでありまして、使用人という言葉ではない。 ...全文を見る
○山本(有)委員 その従業員持ち株会という制度についてもう少し詳しくお伺いさせていただきたいと思いますが、どんな制度で、かつどれぐらい普及しているかをもう一回正確にお願いします。
○山本(有)委員 この従業員持ち株制度の福利厚生として今回自社株取得を認められたというように理解しているのですが、この従業員持ち株制度、その従業員持ち株という組織の中の規定が全部これは整っているかどうかということについて、御存じですか。  一つは、こんな例もありました。ワールド...全文を見る
○山本(有)委員 非常にわかりにくいことをわかりやすくお聞きしたいと思いますので、こんな例を引いてみました。  会社が千円で公開市場から買った、従業員持ち株会に五百円で売り渡した。時価がそのとき五百円だった。千円で時価で買って、六カ月の間に、五百円で売り渡す、時価が五百円だから...全文を見る
○山本(有)委員 以上で質問を終わります。
06月10日第129回国会 衆議院 法務委員会 第5号
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○山本(有)委員 外務省の方おいででございますか。この外国弁護士による法律事務の取扱いに関する特別措置法、既に昭和六十一年五月に公布をされておるわけでありますが、この法律ができるまでの一連の経過、そして今日改正法に至るまでの経過、これはおよそアメリカ側が外交交渉の中で日本に要求し...全文を見る
○山本(有)委員 大体の概要をお伺いさせてもらったわけですが、アメリカ国内での弁護士業、ローファームの仕事の中身、それと日本の弁護士の仕事の中身、そういったものについて外務省当局の御認識はどれぐらいあるのか、ちょっとお伺いさせてください。
○山本(有)委員 アメリカのローファームのその実態を調べたときに、アメリカの企業が自分の国、アメリカの弁護士を使ってやっている仕事、それを日本の企業はどういうようにやっているか御存じないですか。
○山本(有)委員 企画官のおっしゃるとおりで、日本の企業というのは弁護士を使っていないのですよね。自分の大企業の終身雇用制度という中で、優秀な人を雇用して、総務部法務課とかいう課をつくって、そこでもう本当に若い時代から定年に至るまで同じ仕事をどんどんどんどんさせて、アメリカの弁護...全文を見る
○山本(有)委員 確かに誤解はないかもしれません。そして、そういう主張が正しいのかもしれません。外交交渉の場に上ったのかもしれません。  しかし、先ほど法務省から発表がありました原資格国別外国法事務弁護士登録者数、これは日本における外国人弁護士がどれぐらいいるかというもので、七...全文を見る
○山本(有)委員 先ほど冒頭でお伺いした米国側の主張の概要の中で、カーラ・ヒルズUSTR代表が法務大臣を訪問して規制緩和要求を具体的にやりましたね、鶴岡さん。それから、ブッシュ大統領がお見えになられて、アクションプランという形でさらに今後一層の努力を要請していきましたね。私は、今...全文を見る
○山本(有)委員 米の自由化の件もそうですが、この弁護士の問題もそうだと思います。国内事情というのが大変重い存在であることは間違いない。それを伝えることを何かもう少し十分できなかったのかな。もしできたならば、ちょっと違う解決方法があったのじゃないかな、米もこれもというような部分、...全文を見る
○山本(有)委員 午前中に引き続き質問をさしていただきますが、午後からは観点を変えまして、先週からずっと御質問させていただいていますマスコミの犯罪報道の犯罪という観点から、刑事局長さんを中心にまた御質問さしていただきます。  私の人生観やら物の考え方でいきますと、戦争という時代...全文を見る
○山本(有)委員 省令──政令ですかね。政令でそういうように金銭的あるいは官報による名誉回復ということが既に制度として確立していただいておる。これは確かに、本当に法務省も名誉を回復しようという意図はわかりますし、法務省の範囲の中でできる限りという意味でもあろうかと思います。しかし...全文を見る
○山本(有)委員 あらまほしきという願望的あるいは期待的なそういうものを持っていらっしゃるだけでもほっとするわけでございますが、ぜひ今後、そういう不起訴になった場合、特に名誉回復についての十分を期していただきたいということを御要望申し上げます。  今度は匿名報道について少しお聞...全文を見る
○山本(有)委員 ありがとうございました。大変御理解を示していただいた、そう感じます。  今日本の報道の中で野放しになっている一つの根拠として、刑法二百三十条及び二百三十条ノ二の規定があると思います。刑法二百三十条というのは名誉毀損罪をうたっておりまして、「公然事業ヲ摘示シ人ノ...全文を見る
○山本(有)委員 改正案もそうなんですか。草案と改正案、一緒ですか、一緒になっているのですか。
○山本(有)委員 虚名を保護する利益以上にそれを暴露する公共的必要が認められることも少ないというその解釈、そしてこの条項の趣旨が通説になっておるわけでございます。  しかし、先ほど局長さんが言われたように、取材し公表する側、マスコミの側はこの条項があれば何を言ってもいいというこ...全文を見る
○山本(有)委員 黒澤課長さん、これは通告にないわけでありますが、氏名公表をした場合に犯罪抑止力があったと思われますか、それとも、氏名公表しなくなってから飲酒運転がふえましたか。つまり、実名報道の公益性、もしそれがないならば、私の方はなるたけ実名を報道しない方がいいのではないかと...全文を見る
○山本(有)委員 犯罪が減少したことは認めるけれども、氏名公表によるものかどうかはわからないという点でありますけれども、一応既に実が上がったからもう氏名は公表しなくなったということでありますから、いわば警察庁も実名報道の弊害の方が抑止力よりも高いのではないかという観点からおやめに...全文を見る
○山本(有)委員 私も同感でございます。有罪率、これをもって、九九%だからといって実名報道でいいという根拠にはならないと思いますし、局長さんの言われるように逮捕者の四〇%以上が不起訴であるという事実もまたこれありますから、私も同感でございます。  もう一つ、実名報道の根拠として...全文を見る
○山本(有)委員 迫真力あるいは捜査に資するものがあるというのは、恐らくAさんと報道されるより山本有二と言ったら、その知識のある人が協力する、局長さんのおっしゃるのは、そういう意味だろうと思います。しかしあくまで捜査というのは、捜査権を持った方のこれは専権でありますし、それがマス...全文を見る
○山本(有)委員 ある程度というぐらいのことでありますから、これも利益衡量の対象なわけでありまして、プライバシーを著しく侵害してまでということは許されないという御判断だろうと思います。  実名報道の最後の根拠、実名報道だから冤罪が救える、こういうようにマスコミが言う理屈もあるの...全文を見る
○山本(有)委員 最後に、私の質問をまとめさせていただきますと、第一番にお訴えしたいのは、一般市民における犯罪報道の犯罪、いわば市民を実名で、名指しで、まだ有罪も確定していないのに犯罪報道するということのマイナス面、弊害面、これを除去しようという考え方でございます。  二番目に...全文を見る
○山本(有)委員長代理 土田龍司君。
06月22日第129回国会 衆議院 法務委員会 第6号
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○山本(有)委員 昨日の六月二十一日火曜日朝刊に、法務大臣が、いわゆる漢文調文体で書かれている現行刑法をわかりやすい表現にしたらどうか、そういう問題を法制審議会に諮問をされたということが一面トップで、これは朝日新聞ですが、発表されました。  私はこの中身を拝見いたしまして、いよ...全文を見る
○山本(有)委員 それでは戸籍法等の改正案のお話に移らせていただきます。まず大臣にお伺いいたします。  この戸籍事務に関しましてコンピューターを導入する、これがこの法律の主なところであろうと思いますけれども、もう民間企業は、あるいはもう家庭でも、さらには農家でもどんどんとこのコ...全文を見る
○山本(有)委員 こうしてこの法律ができ上がり、コンピューターの導入ができました後、そうした場合に、全国一律な処理というのが早く望まれるわけです。つまり、あちらの市町村の戸籍をとってみたら縦書きだった、入ったところからとると横書きだった、一体どうなっているのかという、国民の声籍事...全文を見る
○山本(有)委員 できるだけ早くやっていただかないと戸籍事務に対する信頼というものに対して多少の懸念が残りますので、御努力をお願いいたします。  それで大臣、法務行政、まあ司法行政全般そうかもしれませんが、法務行政、特に私は新しいOA機器の導入というのが若干遅いような気もするの...全文を見る
○山本(有)委員 コンピューター導入で一番我々が危惧するのは、戸籍情報というのは極めて身分性の高い、身分そのもののことでございますし、そういうものについてはプライバシーが大事になってきます。民事行政審議会の答申におきましてもプライバシー保護ということが高らかにうたわれておるわけで...全文を見る
○山本(有)委員 そうすると、各市町村長の申し出に基づいて大臣がシステム導入について指定して、官報に告示してこのコンピューターによる戸籍処理をするわけでありますが、それを実行する段階でその条例を作成させる、大体こういうようなことになるわけですか。
○山本(有)委員 次に、ちょっと大きい話ですが、三千三百有余の市町村へ全部コンピューターが戸籍でシステム的に入った、そうした場合に、今後、そのデータを国で集中管理する、そういう流れになっていくのではないかというようなことも思うわけであります。さらには、国民総背番号制へさらにそれが...全文を見る
○山本(有)委員 次に、具体的に、届け出がありまして、それを今度入力をするという人、コンピューターへ入力するという役場の職員、この人がプライバシーを漏らしてしまいはしないか。これはコンピューターであろうがなかろうが全部同じことであろうと思います。しかし、コンピューターであれば、そ...全文を見る
○山本(有)委員 そのパスワードというのは具体的には戸籍事務の人だけしか知らない暗号みたいなものだろうというように思います。その。パスワード、これはいわばかぎなわけでありますが、これを漏らすというような危険性とか、あるいはパスワードをほかの人が知ればだれでもできるのかとか、そのこ...全文を見る
○山本(有)委員 プライバシーの点、まだまだたくさんあるのでしょうが、最後に、戸籍情報システム開発、それの目的というのは、第一に行政サービスの向上を図る、第二に事務処理の正確性と迅速性を確保する、第三に情報の一元化を可能にするというような、あるいはさらにその付随した効果として、誤...全文を見る
○山本(有)委員 この問題は予算が伴うことでございます。市町村の予算措置というのは、市町村がこのシステムについての費用を払わなければいかぬ、さらにその市町村が負担した分については自治省と法務省との間で交付税で賄うというようになっているとお伺いをしております。その予算措置について、...全文を見る
○山本(有)委員 このコンピューターについては、例えばコンピューターウイルスとかハッカーとか、コンピューター自体でいろいろなトラブルというものをよく聞くわけであります。特に私が心配するのは、改ざんの問題、特に相続なんかで養子縁組がいっかとか、あるいは死亡した日時がいっかとかいうも...全文を見る
○山本(有)委員 この戸籍法等の改正案について、新聞、マスコミ報道、これの関心は、プライバシーよりも別な観点、それは誤字、俗字にあるわけでございます。この問題につきましては我が党の衛藤議員にお任せをするわけでありますが、ともかくさまざまなトラブルも予想されるコンピューター導入であ...全文を見る
○山本(有)委員長代理 大口善徳君。
09月30日第131回国会 衆議院 本会議 第1号
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○山本有二君 各常任委員長の選挙は、その手続を省略して、議長において指名されることを望みます。
○山本有二君 国務大臣の演説に対する質疑は延期し、本日はこれにて散会されることを望みます。
10月05日第131回国会 衆議院 本会議 第3号
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○山本有二君 国務大臣の演説に対する残余の質疑は延期し、明六日午後二時から本会議を開きこれを継続することとし、本日はこれにて散会されることを望みます。
10月18日第131回国会 衆議院 本会議 第6号
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○山本有二君 裁判官訴追委員及び検察官適格審査会委員の予備委員の選挙は、いずれもその手続を省略して、議長において指名されることを望みます。
10月25日第131回国会 衆議院 本会議 第7号
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○山本有二君 裁判官弾劾裁判所裁判員の選挙は、その手続を省略して、議長において指名されることを望みます。
○山本有二君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。  内閣提出、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、特別職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案、防衛庁の職員の給与等に関する法律の一部を改正する法律案、右三案を一括議題とし、委員長の報告を求め、そ...全文を見る
○山本有二君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。  内閣提出、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案、右両案を一括議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
○山本有二君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。  議院運営委員長提出、国会議員の秘書の給与等に関する法律の一部を改正する法律案は、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。
10月27日第131回国会 衆議院 本会議 第8号
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○山本有二君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。  第百二十九回国会、内閣提出、地方公務員等共済組合法等の一部を改正する法律案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
○山本有二君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。  議院運営委員長提出、国会議員互助年金法の一部を改正する法律案は、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。
11月02日第131回国会 衆議院 本会議 第10号
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○山本有二君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。  内閣提出、公職選挙法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案、三塚博君外二十九名提出、公職選挙法の一部を改正する法律案、保岡興治君外十名提出、公職選挙法の一部を改正する法律案、政治改革に関する調査特別委員長提出、政党...全文を見る
○山本有二君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。  参議院送付に係る第百二十九回国会、内閣提出、許可、認可等の整理及び合理化に関する法律案を議題とし、委員長の報告を求め、その審議を進められることを望みます。
11月29日第131回国会 衆議院 法務委員会 第4号
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○山本(有)委員 斉藤委員の関連で御質問をいたします。  本日は午前中、法曹三者の不祥事件、それに関連していろいろ御議論があったわけでありますが、法曹三者、殊に検察官にとりまして、その職員は捜査及び公訴提起、さらに公判維持であるわけでありますが、そんな意味で、仕事に関して十分を...全文を見る
○山本(有)委員 まさに捜査中の事件の話でありますから、公訴提起した後、公判中でもなお捜査も続いておるようでありますし、そういう意味では微妙なことでございます。したがって、この微妙であることをあいまいにしてはなりません。  特に、国会に報告をするということは、委員会で大臣や刑事...全文を見る
○山本(有)委員 その委員長のできるだけ詳しくということに対して、どのような判断、検討をされたか、お聞かせください。
○山本(有)委員 法務大臣、私はこの国会ずっと眺めておりまして、間々政治的対決が予算委員会に集中すると思います。それは、国の基本を決める予算の審議でありますから当然のことだろうと思います。しかし、その予算委員会が一国の重要な人物の、政権を左右するような人たちのスキャンダルに、これ...全文を見る
○山本(有)委員 まさに政争の具に予算委員会を使われ、しかも政策論議でないスキャンダル論議というのは、私は国民の前には余りありがたい話ではないような気がいたします。法務大臣のこの御見解を踏まえてまた私自身も勉強してまいりたいと思いますけれども、ぜひ大臣も国会の正常化に御尽力をお願...全文を見る
○山本(有)委員 それはもちろん理解をいたします。いたしますけれども、新鮮味に欠けるという点においては、刑事局長がおっしゃられたとおり、もうだれもがそう思うわけでありますから、その点においてなお何か新鮮味、国会に提出できることを、新鮮味を求めてこの種のことは御努力いただきたいとい...全文を見る
○山本(有)委員 それがこの二つの事実になった、こういうことなわけでありましょうが、私は、この公訴提起されていない事実を記載したことが大変今後立法府と行政府、特に検察庁との間で微妙な、極めて揺るがしがたい大きな問題を抱えてしまったように思っております。  つまり、要求がなかった...全文を見る
○山本(有)委員 マスコミから注目され、国会議員の名前が指摘されたとされる二つの事件、この事件のことをあえて報告したわけでありますけれども、法務当局が現時点でこのことに対して、今までこの報告をしたことに対して振り返ってみて、今から過去を振り返ってみて御見解、何かありませんか。
○山本(有)委員 具体的にお伺いしますが、「鹿島建設から元国会議員に対し」というところでありますが、「いわゆる迂回献金が行われていたとの報道がなされ」ている、「贈収賄罪のほか、政治資金規正法違反等の成否についても鋭意捜査を尽くしましたが、何らかの犯罪の嫌疑ありとして訴追するに足り...全文を見る
○山本(有)委員 「迂回献金が行われていたとの報道がなされた」、こう書いてありますから、これは別に法務、検察が判断したことではありません。報道がされたという事実は紛れもない事実ですから、ここに検察庁の判断ということを私は申し上げるつもりもないわけですけれども、しかし、犯罪の嫌疑あ...全文を見る
○山本(有)委員 立件していないけれども、そうすると、鋭意捜査を尽くした、こういうことなわけですか。鋭意捜査を尽くした、こういうことですか。
○山本(有)委員 そこのあたり、やはりこの報告書というのは丁寧さを欠いていると思うのですよ。やはりそこで立件、捜査、鋭意捜査したというのだったら、普通、用語としては我々は、捜査対象者がいて被疑者がいて、それで検事が捜査を尽くした、こういうように読んでしまうんですね。  そうする...全文を見る
○山本(有)委員 僕は、ここの点がこれから議論の対象になり、あるいは、ひょっとしたら憲法学者やら刑事訴訟学者やらの研究材料にまでなるやもしれないな、こう思っているのです。  特に立法、司法、行政というのが国の三本柱の権力構造であって、おのおのがそれを尊重していこうじゃないか、こ...全文を見る
○山本(有)委員 これは大変遺憾なことなのですよ。刑事訴訟法で、公訴提起された事実、罪となるべき事実に対して、攻撃防御ができるというわけです。攻撃防御というのは、反対証拠を提出したり、あるいは無罪であるということを主張する証拠の提出や主張をするというようなことが保証されて、初めて...全文を見る
○山本(有)委員 そうしましたら、遺憾であるということを言われた以上、私は片落ちだと思うのですが、そうすると、こういう場で、例えば予算委員会でもう一回その方が要求して、攻撃防御、告知、聴聞の機会を得たい、こういった場合、そのことを刑事局長はお許しになられますか、お許しになられませ...全文を見る
○山本(有)委員 これは問題があるのは「同社から国会議員への献金のために」、こう書いてあるのですよ。こんな文がなかったら別によかったわけですが、「献金のために現金を」と。しかも新聞報道は、特に朝日が一面トップで一月にも数回、二月に至っては社説でるるこう書いてあった。そういう流れの...全文を見る
○山本(有)委員 このことが、この文書が個別事件へ影響を与えることになったと私は思います。  それで、三井建設の元役員というのは、私はこの着服、横領したという事実について、私の調査では認めておりません。会社もこのことについては認めていないというふうに、私の調べではなっております...全文を見る
○山本(有)委員 私は、これだけいろいろ物議を醸し、そして法務省もこのゼネコン汚職のマスコミ過熱報道に、収束をしたいとしてこの報告をしたという気持ちはよくわかります。気持ちはよくわかりますけれども、個別事件にわたる、しかも公訴提起されていない事件にわたって、しかも事実認定をしてい...全文を見る
○山本(有)委員 終わります。
12月01日第131回国会 衆議院 本会議 第14号
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○山本有二君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。  議院運営委員長提出、衆議院規則の一部を改正する規則案は、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。
12月02日第131回国会 衆議院 本会議 第15号
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○山本有二君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。  仲村正治君外二十一名提出、世界貿易機関設立協定の受諾等に伴う国内対策の確立等に関する決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。
12月09日第131回国会 衆議院 本会議 第16号
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○山本有二君 議事日程追加の緊急動議を提出いたします。  請願巳程十九件とともに、本日委員会の審査を終了した元日赤救護看護婦に対する慰労給付金に関する請願外五百六十五請願を追加して一括議題とし、その審議を進められることを望みます。     —————————————    ...全文を見る