山本有二

やまもとゆうじ

比例代表(四国)選出
自由民主党
当選回数11回

山本有二の2016年の発言一覧

開催日 会議名 発言
09月27日第192回国会 衆議院 本会議 第2号
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○国務大臣(山本有二君) 二階議員よりいただきました御質問にお答えいたします。  農作物の安定供給や輸送についてお尋ねがありました。  北海道は我が国最大の農業地帯であり、食料の安定供給の観点から、一日も早く、被災地域の農産物を生産、輸送できる体制を再生する必要があります。特...全文を見る
09月30日第192回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○山本(有)国務大臣 日本の中で、北海道は広大な面積を持ち、かつまた優良な農地がございます。今回の台風によりましてその農地に甚大な被害を受けましたこと、心からお見舞いを申し上げます。  去る九月十四日、私も、河川の決壊等により大きく被災いたしました農地のある北見市、帯広市など、...全文を見る
○山本(有)国務大臣 今般の一連の台風災害で、北海道を初めといたしまして、バレイショ、タマネギ等の農業共済対象品目、それだけではなくて、御指摘の長芋、ニンジン等の対象外品目でも、圃場の冠水によりまして収穫できなくなるなどの被害が生じております。  こうした農業共済対象外品目に対...全文を見る
○山本(有)国務大臣 北海道、岩手を初めとする北日本の沿岸域に大量の流木が漂流、漂着するほか、サケのふ化放流施設に甚大な被害が発生していることは御存じのとおりでございます。  私も、九月十四日、北海道で被害状況を視察させていただきまして、被災した漁業関係者から直接悲痛なお訴えを...全文を見る
○山本(有)国務大臣 一部で報道されているSBSの入札参加業者間の金銭のやりとりにつきまして、SBS入札で提示、落札された売り渡し申込価格と買い受け申込価格で国との契約が行われ、国との間で当該契約が履行され、その上で調整金というものがあった契約が存在したことは事実でございます。
○山本(有)国務大臣 調整金の存在につきまして農水省が知りましたのは、たしか裁判が行われた二十六年十月の段階で、訴訟の中で、オーストラリア産のお米の品質にわたる係争の中に調整金という存在があったということは把握をいたしました。
○山本(有)国務大臣 まず、米の価格でございますが、基本的に、品質及び需給で決まっていくというのが経験則でございます。  また、特にSBSの入札における外国産米、これにつきましては、国産米が高ければ、全量落札されまして、高い国産米価格で販売されていっております。また、国産米が低...全文を見る
○山本(有)国務大臣 今、輸入業者と買い受け業者のしっかりした調査に全力で取り組んでおります。  その点において、調整金が払われた場合と払われていない場合、そして、輸入業者から買い受け業者への調整金がある場合と、逆に買い受け業者から輸入業者への調整金がある場合というように多様で...全文を見る
○山本(有)国務大臣 SBS米の取引と申しますのは、輸入業者、国、買い受け業者の三者契約でございます。その意味において、SBS米落札者である者は百者以上ございますし、買い受け業者は二十者以上ございます、その点に関して関係者が大変多いということでございます。  さらに、強制捜査は...全文を見る
○山本(有)国務大臣 確かに、看過できない重要な事実ではありますけれども、当該輸入米の契約外で授受された金銭の場合も調整金という名で授受されておりまして、このことが必ずしも、外食産業へ売り渡される、すなわち主食の市場に安値誘導したという事実があるかどうか、それを今大切に調査してい...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、影響でございます。これまでのデータなどから見まして、SBSが国産米価格に影響を与えているとは、なお、この時点では考えておりません。  基本的に、価格は品質及び需給で決まっているというのがこれまでの経験則でございます。国産米価格が高いときは、SBSは全...全文を見る
○山本(有)国務大臣 このSBSの入札参加事業者間の金銭のやりとりにつきまして、提示、落札された売り渡し申込価格と買い受け申込価格と国との契約が行われ、履行されております。そして、この点において、食糧法上何の問題はないというように認識しております。
○山本(有)国務大臣 米の価格というのは、基本的に、私は品質と需給で決まっていると。しかも、内外、外国産米でも日本国産でも、これについては品質と需給というように思っております。特に、国産米が高ければ全量落札されている事実、高い国産米でまた販売されている事実。また、国産米が低いとき...全文を見る
○山本(有)国務大臣 委員御指摘のとおり、また御疑念をいただくように、この調整金が普遍的にSBS取引で行われているとするならば、これは価格への多大な影響があるだろう、私はそう思うところであります。  しかし、調整金をとっていない場合がある。そして、逆調整金というのもある。そうい...全文を見る
○山本(有)国務大臣 緒方委員も十分御案内のとおりでございまして、この調査と申しますのは、国が民間の会社に対して、しかもほとんどが従業員の皆さんに対してこれを任意でお聞きするところでございまして、担当者がかわっているということがあったり、あるいは記憶が定かではないということがあっ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 森山大臣は、かかる調整金の存在を含めて考えておられたわけではありません。その意味におきましては、これは森山大臣のおっしゃるとおり、また、現時点で、私も、この調整金で市場価格に影響があるといまだ思っておりません。これは森山大臣と共通でございます。
○山本(有)国務大臣 まず、調整金については、森山大臣は、この調整金について、市場価格に影響のある存在としてはいなかった、こういうことでございまして、私も、かかる調整金が市場価格には影響していないと今も思っております。  そして、二十六年十月ごろ農水省が調整金の存在を知ったとい...全文を見る
○山本(有)国務大臣 知ることにおいて、多少、緒方委員さんが認識している話と我々が認識している話が少し違っておりまして、A社とB社の訴訟の中で、B社はいわば逮捕されたりあるいは家宅捜索されたりした業者であって、しかも訴訟中というような話の中から訴えがあった、そういう事実の中での調...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まだその調整金の性格とか役割とか、そういうものを決めたわけではありません。今調査をして、この調整金が販売促進費というものであるのか、SBS契約の中で裏金の代金の一部だというようになるのか、それを今研究しておるものでありますので、その調査、判断を待っていただき...全文を見る
○山本(有)国務大臣 再三申し上げますが、これは任意の調査で時間がかかるという前提を置いて、しかも、調査相手も、これについては記憶を呼び起こしたり、古い資料をまた検索したりというようなことでございます。また、現在の調整金についての機能というものが一刀両断に市場価格に影響するという...全文を見る
○山本(有)国務大臣 輸入米の量と国内産米の価格について相関関係があるのかと問われれば、私は必ずしもないというように思っております。  SBS米が始まりました一九九五年、平成七年における国内産価格は二万一千十七円、六十キロの玄米でありますが。このときには、SBS米を含め、MA米...全文を見る
○山本(有)国務大臣 これは、何度も言いました、正確に言いました、一九九五年から二〇〇六年にかけて、国内価格との比較という意味での話を申し上げました。
○山本(有)国務大臣 例えば、平成二十二年の輸入米のトン数は三・七万トンでございました。例年十万トン輸入しているところが、これは三分の一ぐらいに低くなっています。そのときの国内産価格は、その前年に比べて三十円安いというときでございました。また、二百八十六円しておったのが平成二十四...全文を見る
○山本(有)国務大臣 調整金のことについては、市場価格に影響しない以上、影響試算には入っておりません。
○山本(有)国務大臣 今現在調査中でありまして、これが影響するかどうかについてのアンケートが終了したときに考えることと、今の市場の判断とは全く関係がないというように思っております。
○山本(有)国務大臣 御心配の緒方委員のおっしゃるのは、SBS米に全て調整金が入っているということ、これを前提とした話、仮定の話というように私には聞こえております。その意味において、私どもとは違うお立場というように思っております。
○山本(有)国務大臣 何度も申し上げて恐縮ですが、相手に強制捜査をしているわけではありません。そして、任意でお答えいただける部分についても、正確性を欠いた場合は再度お願いして、電話調査なり面談をしなければなりません。そのような丁寧な調査でなければ正確性を欠くというように思っており...全文を見る
○山本(有)国務大臣 補正予算の審議に欠くべからざる資料だというようには考えていないところでございますが、TPPや重要な市場価格への影響というように考えましたときには、できるだけ速やかに国会に調査結果を報告するというように思っておりますので、私といたしましても、緒方議員さんの立場...全文を見る
10月03日第192回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○山本(有)国務大臣 東京都が一昨年十一月から実施しております地下水のモニタリング結果第八回を九月二十九日に、豊洲市場の地下空間設置と盛り土がなされなかったことに関する自己検証報告を九月三十日にそれぞれ公表したことは承知しております。  豊洲市場の食の安全性の確保については、ま...全文を見る
○山本(有)国務大臣 豊洲市場の食の安全性の確保につきましては、まずもって市場開設者であります東京都が責任を持って対応することが必要でございます。  本件におきましては、市場の開設者である東京都がみずから専門家会議及び市場問題プロジェクトチームを設置し、対応されておられるものと...全文を見る
○山本(有)国務大臣 農林水産省は、卸売市場法の規定に基づきまして、食品流通の合理化の観点から、豊洲市場の施設整備に対し、強い農業づくり交付金等によりまして、平成二十三年度から二十六年度にかけて交付金の交付を行っております。  まず、土壌汚染対策は、東京都の責任であり、交付金の...全文を見る
○山本(有)国務大臣 農林水産省は、平成二十六年三月二十八日に開催しました食料・農業・農村政策審議会食料産業部会におきまして、豊洲市場に関連する諮問事項はなかったものの、他の卸売市場に関連する事項について審議会に諮問するのにあわせ、豊洲市場の移転状況について東京都の取り組み状況の...全文を見る
○山本(有)国務大臣 その意味で、この資料は盛り土がなされているとする資料でございますが、昨今の報道により、実際には盛り土はなく、この資料のとおりではなかったというように理解しております。
○山本(有)国務大臣 盛り土があるなしというよりも、適切に、市場法に基づきまして、土壌汚染対策、施設等に関する事項、こういったことが決定され、そして申請が適切に行われるということが要件でございます。
○山本(有)国務大臣 まず、卸売市場法の第十条におきまして、第一号で、この開設に当たりまして中央卸売市場整備計画に適合するかどうかを検討しろ、こういう規定がございます。第二号で、生鮮食料品等の卸売の中核的拠点として適切な場所に開設され、かつ、相当の規模の施設を有するものであるかど...全文を見る
○山本(有)国務大臣 先ほどもお答えいたしましたように、豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議、これは設置目的が、生鮮食料品を扱う豊洲市場において、食の安全、安心を確保する観点から、改めて土壌汚染対策について専門家による検証を行うということでございまして、この検証にすぐ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 間違いございません。
○山本(有)国務大臣 そのとおりでございます。
○山本(有)国務大臣 平成二十八年三月二十五日に開催しました食料・農業・農村政策審議会食料産業部会におきまして、委員御指摘のとおり、第十次中央卸売市場整備計画案を諮問いたしましたが、その際、審議のための参考資料として、東京都が作成し、提供を受けていた「豊洲市場用地の土壌汚染対策に...全文を見る
○山本(有)国務大臣 東京都におきまして、土壌汚染対策工事を適切に行い、豊洲市場への移転の認可申請の段階までに、卸売市場法に定める認可基準に合致するための対策をとることが必要であることは申し上げるまでもありません。  現在、土壌汚染対策も含めて、東京都におきまして、築地市場から...全文を見る
○山本(有)国務大臣 二〇一一年三月二十五日に開催を予定していました食料・農業・農村政策審議会食料産業部会におきまして、三月十一日に発災しました東日本大震災を踏まえ、一堂に会する方式ではなく、急遽持ち回りにて開催されたところでございます。  その際、当時の山口部会長から、「築地...全文を見る
○山本(有)国務大臣 豊洲市場におきます食の安全性の確保につきましては、まずもって市場開設者である東京都が責任を持って対応しなければなりません。その上で、中央卸売市場の位置を変更する際には、卸売市場法に基づいて、農林水産大臣の認可が必要となるわけでございます。  具体的に申し上...全文を見る
○山本(有)国務大臣 既に報道で公表されておりますとおり、市場問題プロジェクトチーム、これが築地市場から豊洲市場への移転及び市場のあり方について検討しておられます。  また、豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議の設置、これにおいて、生鮮食料品を扱う豊洲市場において食...全文を見る
10月04日第192回国会 衆議院 予算委員会 第4号
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○山本(有)国務大臣 鋭意、正確性を期するために丁寧な調査を行っておりますが、国会審議の関係もあります。その意味で、早期にこの調査結果を公表したい、こう思っておりまして、できるだけ今週中には公表したい、こう思っておる次第でございます。
○山本(有)国務大臣 TPP協定発効後の価格への影響に関連して必要となる経営安定対策の充実、あるいは備蓄運営の見直しに関する予算は計上されておりません。
○山本(有)国務大臣 基本的に、米の価格というのは品質と需給で定まっているというように考えております。  仮に調整金がありましたとしましても、国内米価格に影響があるとは今も思っておりませんが、しかしながら、正確を期すため、鋭意、輸入業者、買い受け業者のヒアリング、そしてそれは、...全文を見る
○山本(有)国務大臣 実務的なヒアリング調査、この全体の調査につきましては、官房で全体として把握しているところでございます。(福島委員「柄澤さんですか」と呼ぶ)柄澤さんがトップで、その責任でやっているというだけではなくて、他に……(福島委員「トップなんですか」と呼ぶ)トップではな...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、調査全体は、先ほど福島委員も御指摘になられたように、分析という判断もございますし、買い受け、輸入業者等の金銭のやりとり等の個々の取引の調査もございます。その上におきまして、ただ一人ではないと申し上げましたが、とにかく、この政策統括官は、個々の取引の調査...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘のように、柄澤政策統括官は、この個々の取引の調査に当たる責任者でございます。  この調査は、客観的に、数字で取引されている、極めて客観的なものが一つ、それから、その調整金が存在する有無について、あるいはその有無が正確かどうかについての判断、それぞれ立...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘のとおり、二十八年八月、九月に我が国に襲来しました台風第七号、十一号、九号及び十号によりまして、北海道を初めとする各地域におきまして農業用ハウスにも甚大な被害が生じていると承知しております。九月十四日には北海道を私も訪問いたしまして、河川の氾濫等に伴う...全文を見る
○山本(有)国務大臣 このSBS契約は国家貿易の一態様でありまして、輸入業者、卸売業者等の買い受け業者そして政府との間の三者で結ばれる契約でございます。
○山本(有)国務大臣 まず、国内の米の価格は、その品質と需給によって定められるものというように認識しております。しかしながら、こうしたSBS取引において何らかの影響がある可能性がありますので、現在調査をしているところでございます。
○山本(有)国務大臣 調整金が全てのSBS取引に常態化しているとしましても、ここはなかなか難しい問題がありまして、代金として渡しているわけではない場合の経理処理があった場合に、当該業者が必ずその利益を業務用の外食産業に移転する、それを必ず移転するということが当該企業のマインドとし...全文を見る
○山本(有)国務大臣 全て解明した後に正式に畠山委員様の前にも公表したいというように思っておりますが、調整金なる存在、これがあるときとないとき、さらには多様な態様での授受がありますので、その点を含めて全てを把握した上で検討し判断させていただきたい、こう思っております。
○山本(有)国務大臣 そのとおりでございます。
○山本(有)国務大臣 委員御指摘の記述は、「MA米の輸入について」という項の大きな見出しの中の「我が国は、MA米の輸入については、民間貿易ではなく、国産米に極力悪影響を与えないように販売するため、国家貿易方式を採用しています。」というくだりだろうというように思っております。  ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、四十七都道府県あるわけでございますが、国と考え方が同じ県が三十三県ございます。一部の品目で国と異なる考え方で試算を行いました県が六県ございます。その中の一つが青森でございまして、まず、国では米の影響を見込んでいないわけでございますが、青森では価格低下を...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、米のサイドレターは、TPP協定の署名に伴い、国別に交換した文書のうちの一つでございます。TPPにおきまして米の国別枠を設置した米国及び豪州との間で、国別枠の運用内容を定めるものでございます。  具体的には、国別枠の運用に当たりまして、円滑な入札手続を...全文を見る
○山本(有)国務大臣 事実ではありません。  TPP交渉における合意内容は、TPP協定の譲許表やサイドレター等の合意文書が全てでございまして、文書化されていない約束は存在しておりません。
○山本(有)国務大臣 まず、ITC報告書には、期待される日本の約束の幾つかは文書化されていないと記述がございますけれども、さらにその前の記述に、米国米業界の代表者の理解するところによるとと明記されているわけでございまして、米国の米業界の理解や期待でありまして、文書化されていない約...全文を見る
○山本(有)国務大臣 このような、内容は文書化されていない約束があるというように記載されている点については、これについて事実ではないというように伝えてあります。
○山本(有)国務大臣 日本時間で、五月十九日でございます。
○山本(有)国務大臣 TPPにおきまして、我が国が米国の交渉窓口としているのはUSTRのみでございます。こうした交渉は、窓口が一元化されていなければ交渉ができるものではありません。  日本政府としましては、独立機関でございます米国国際貿易委員会、ITCに対しては、記述の訂正は求...全文を見る
○山本(有)国務大臣 外国資本におきます森林買収への関心が高まっておる中で、これに危機感を覚えられた十七道県におきまして、水源地域の土地取引に対して事前届け出の義務を課しているものと承知しております。これにつきましては、地域の特性に応じた水源林保全に向けた取り組みと受けとめている...全文を見る
○山本(有)国務大臣 各省庁と検討していきたいというように思っております。
○山本(有)国務大臣 まず、この調整金問題につきましては、我々としましては、輸入業者、あるいは実需者、卸、そういったものからつまびらかにして、その商慣行についてのきちっとした把握をしておりませんでした。そこについて、調整金が存在するか否か、あるいは調整金がどういう目的であったかど...全文を見る
○山本(有)国務大臣 把握するしないというよりも、国内生産農家、この方々が営農について不安を持つか持たないか、それについて不安を払拭するということが私の責任だというように思っております。
○山本(有)国務大臣 不安があるとすれば問題であるので、不安を払拭したいという意味で調査を行っております。
○山本(有)国務大臣 直ちに食糧法を改正するという結論は持っておりません。  ただ、精査した調査、そういったもので、もし万々が一そういう必要があるとするならば、食糧法の改正も視野に入れながら考えていくということではないかと思っております。
○山本(有)国務大臣 調査の結果、そのような必要があるとするならば、視野に入れながら考えていくということでございます。
○山本(有)国務大臣 少し理解が違うように思います。  米の価格は品質及び需給で決まっているというように考えております。したがって、国内産米が高いとき、そのときにSBSは全量落札される、つまり、高い値段でSBS米も販売される。今度は、国産米が低いときには、SBSは、落札しまして...全文を見る
○山本(有)国務大臣 調整金が常にそういう市場に影響しているというようには思っておりません。  特に、国内産米が高いときということは、需給が逼迫しておりまして、そして、外食産業もできるだけいいお米を大量に欲しいというときにSBS米が落札されるケースが多いというように理解しており...全文を見る
○山本(有)国務大臣 調整金の機能というものにつきましては、今鋭意、全て、悉皆調査して検討し、かつまた、それによる影響についても把握をしようとしているところでございます。  SBS米の価格につきましては、まずは、買い入れ予定価格につきまして、国際取引額、海上運賃、あるいは為替等...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、調整金の性質を、代金の一部払いであって、それで、入札契約における代金とは違う形で支払われている、そして、その場合に、当該卸業者が外食産業に対して、得た利益そっくりそのまま、調整金分を全部移転するというようなことが普通の企業の常態であろうかというと、大体...全文を見る
○山本(有)国務大臣 これは、調整金で利益を移転しなくても、需給がバランスしているときに、供給に対して需要があるわけであります。それを、あえて当該卸が外食産業に安く売る必要があるのか。普通は、私は、利益を最大化する、すなわち値引きはしない、その値段で買える外食産業があるならば、そ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 私も、自信を持って調整金が値引き原資にならないということを断言できる立場ではありません。したがって、今調査を行っているというように理解をいただきたいと思います。
○山本(有)国務大臣 誤解を招くといけません。  すべからくは、価格というのは品質と需給で決まる、私の価格メカニズムはここで完結しておるわけであります。  しかし、調整金の存在というのが万々が一価格等々に影響があるならば、それは大事なことであるし、看過できないことであるので、...全文を見る
○山本(有)国務大臣 万々が一、そういう調整金の存在が生産農家に不安を与えるということであるならば、それは是正をする必要もあるのかもしれない。そこを検討するために悉皆調査をさせていただいておるのでありまして、直ちに今ここで結論が出るものではありません。
○山本(有)国務大臣 繰り返しになりますが、価格は品質と需給でございます。そこで、SBS米が十万トン入ってくるならば、その分については国が備蓄米用に買い上げて、需給について影響がないようにしております。  もう一つ言わせていただければ、この六万トンはMA米の範囲の中で、しかも加...全文を見る
○山本(有)国務大臣 影響試算を判断する上におけるルールに基づいて考えているところでございまして、米については今影響はないというように思っております。
○山本(有)国務大臣 平成二十五年三月の政府統一試算では、もう御案内のとおりでございますが、交渉参加前の試算でございます。全ての関税が即時撤廃、追加的な国内対策は行わないという極めて単純化した前提で試算したものでございます。  今回の試算は、対象品目は前回同様でございますけれど...全文を見る
○山本(有)国務大臣 百七十のタリフライン、これを譲っておりますので、その意味におきまして、前回の二十五年試算、そして今回の試算、その百七十につきましては、これは譲ったものというように思っております。
○山本(有)国務大臣 例えば、米についても……(緒方委員「米じゃない」と呼ぶ)関税を撤廃したものも幾つかあるということは、これは間違いございません。
○山本(有)国務大臣 ですから、私も、撤廃したものがある、そして、二十五年試算では撤廃しているということにおいては、同じだろうというように思っております。
○山本(有)国務大臣 この試算の対象品目を今回は限定しております。  まず、関税率が一〇%以上かつ国内生産額十億円以上の品目である十九品目の農産物、十四品目の林水産物、ここに限定して生産額への影響試算をしているわけでありまして、これはトマトが入っておりません。
○山本(有)国務大臣 前回の二十五年三月の試算では、ケチャップ等のトマト加工品は、全て輸入品と置きかわる等により、生産額が二百七十億円減少すると試算しております。  一方、今回、TPP交渉の結果、加工用トマトにつきましては、六年目から十一年目までという関税撤廃までの期間を確保し...全文を見る
○山本(有)国務大臣 今回の試算では、関税撤廃の影響でケチャップ等のトマト加工品の価格が低下するものの、生産性向上等の体質強化対策によりまして、引き続き生産や農家所得が確保され、国内生産量が維持されると見込んでおります。  このように、今回の試算に当たりましては、交渉結果及び体...全文を見る
10月05日第192回国会 参議院 予算委員会 第1号
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○国務大臣(山本有二君) 補正予算、農林省関係五千七百三十九億円ございまして、その中でTPP関連予算とされるものは三千四百五十三億円ございます。
○国務大臣(山本有二君) まず、総理の御答弁の前に、農林水産物の輸出に関することでございますので、私の方からその点に関してだけお話を申し上げさせていただきます。  我が国の平成二十七年の農林水産物・食品の輸出額七千四百五十一億円のうちTPP参加国向けは千九百八十三億円と、二六・...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 実際、FTAから多国間のFTAに、さらに共通市場を確立した五億人人口のEUでは、オランダが九兆円の輸出、ノルウェーが一兆円の輸出、オーストリアが一兆円の輸出というようなことを獲得しておりまして、TPPはその前提となる共同市場の先駆けであるというように思っ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 国の名前でいいですか。
○国務大臣(山本有二君) 品目ですか。  まず、一位ホタテ、二位アルコール飲料、三位真珠、四位ソース混合調味料、五位たばこ、六位清涼飲料水、七位サバ、八位菓子、九位播種用の種、十位ブリでございます。十位まで。
○国務大臣(山本有二君) 加工品についてで、農家所得が加工品ではいささか心もとないのではないかという御質問だろうと思いますけれど、平成二十七年の農林水産物・食品の輸出は七千四百五十一億円で、三年連続で過去最高となっております。  輸出額の内訳を見ますと、水産物が二千七百五十七億...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 平成二十六年十月、豪州産のSBS米の品質問題に関する民事訴訟をきっかけに知ったところでございます。
○国務大臣(山本有二君) それにつきましては、直ちにというところではございません。大々的な報道があり、農家不安が増幅したと認識してから私の方で調査を命じました。
○国務大臣(山本有二君) 先ほど申し上げましたように、民事上の個社の紛争の裁判の事実でありまして、個々の紛争にあえて国が関与をする必要はないわけでありまして、その意味で、言わば単に知っているということと行政的判断を加えて何か対処するということとの認識の重さ軽さの違いにおいて、いま...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) そうした舟山委員さんの御懸念のとおり私も懸念を覚えたものでありますから、直ちに、この調整金の存在の有無、さらには調整金による影響、そして外食産業、業務用のSBS米の販売価格の実態、こういったものをくまなく、全てのSBSの入札結果を踏まえて今現在調査を行っ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) この調整金が民事紛争の際に授受されているという事実は知りましたけれども、それが果たして市場価格を下げる誘因になっていると、いまだそれは判断できておりません。  したがって、万々が一そうしたことであるならば運用改善等の必要がございますので、今調査をしてい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) SBS入札におきます契約ひな形がございます。甲は国でありまして乙は輸入業者、そして、甲、乙、丙が買受け業者、卸でございます。その契約の中に、代金の授受についてはありますけれども、調整金という言葉は入っておりません。  ですから、契約外での金銭の授受があ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 継続的に企業が契約をし、取引をし、代金を授受するときに、広告宣伝費の協力金あるいは販売促進費、あるいは営業についての共同的な行為について出資する場合というのは商慣行上あり得べき話でございまして、それとの区別について、いまだその段階では認識していないという...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 大々的な報道の下に生産者不安が増幅しているというように察知させていただきまして、その意味において、これは万全を期して、そういう不安を払拭するという考え方の下に調整金を明らかにしていく必要があると、こう判断したからでございます。
○国務大臣(山本有二君) しかし、仮定の話でございますし、そのときに知り得た事情が事情でございますので、私は今の調査の段階が最も早い調査のスタートであるというように思っております。
○国務大臣(山本有二君) まず、一般論で申し上げますと、売買代金を受領する以外に何らかの代金名目以外の名目で受け取った当該企業が、かかる取引先に必ず安値で再販をしていくということが通常行われるかどうか、これについては、むしろ当該企業が利益を最大化する方が普通ではないかというように...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) この米の市場については、非常にシンプルに価格設定がなされるマーケットでありまして、特に、品質とそれから需給のバランスで決まるわけでございます。  その意味においては、外国産米であろうが国産米であろうが、市場に出たときに同品質で量が一定であるならば価格に...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) いや、そのとおりでございまして、国内の米の価格決定メカニズムの中に、品質の問題と、それから需給という量の問題と、さらにそのほかに価格を決定する何か別な要因があるならばそれを詳しく調べて、それについて対処をするべきか、せざるべきか、どうするべきかということ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 継続的に長年月あるいは大容量で廉価販売されますと市場価格に影響があるということは否めません。  そこで、その調整金なるものが廉価販売の原資になっておったりするのかどうか、そしてまた現実に買受け業者、外食産業がそうした高品質であるけれども品質に応じない極...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 舟山委員御指摘の点は、MA米七十七万トンの中で売買されています十万トンのSBS米、すなわちそれが主に主食米の市場に供給されるということ以外に更に増えるじゃないかという話でございます。  実際、TPPが発効しまして、それから数えて三年後はアメリカから五万...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 既に御案内のとおり、二十五年、六年、七年、十万トンに達していないということは、国内産米の価格が低いから入ってこないという現象がございました。つまり、外米、外国産米も、国内産の価格を目指して、利益があるからこれはSBS米で輸出しようというインセンティブが働...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 誤解のないようにお願いしたいのは、たまたま個々の取引で業務用のお米、特に外食産業が安く買ったという例は、それは具体的にはミクロではあるでしょう。  しかし、私が申し上げているのは、全体としての需給、マクロ的な価格形成の判断の話をしておりますので、個々に...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 世界の国で棚田に農業の支援を政策にしているというのは、考えるだけでは我が国のみではないかというように考えております。(発言する者あり)棚田以外。あっ、棚田以外で。済みません。  EU諸国あるいはアメリカ、各国、そういう支援をしております。(発言する者あ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 具体的には、EUで、農業者の収入を保障する直接支払と条件不利地域支払の農村振興政策を柱とした共通農業政策が実施されております。  近年、特に直接支払における環境要件の強化が進められておりまして、現在、農家の経営安定を図る観点から、価格の変動に対するセー...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 米国では、おおむね五年ごとに改定される農業法に基づいて各種の農業政策が行われております。  委員御指摘の、あるいは委員の示されました資料にもありますとおり、具体的には二〇一四年に成立した現行の農業法、これでは、農家の経営安定を図る観点から、収入や価格の...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 日本の農業、農村の在り方の中で、やはり所得を維持し、営農を継続するという観点から、我が国では農業に対して支援をさせていただいております。  特に私が感心するのは中山間の直接支払交付金という制度でございまして、これにつきましては、急傾斜あるいは緩傾斜、そ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) TPP協定の合意原則は関税即時完全撤廃であります。したがって、この観点から米を考えますれば、生産コストが著しく安い外国産米の安い価格の米が日本に大量に輸入されるおそれがあります。瑞穂の国の日本の米農家の営農に支障が生じる危険がございます。  そこで、国...全文を見る
10月06日第192回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○国務大臣(山本有二君) 今般の一連の台風災害では、北海道を始めといたしまして、バレイショ、タマネギ等の畑作物共済対象品目だけではなく、ナガイモ、ニンジン等の対象外品目でも圃場の冠水により収穫できなくなるなどの被害が生じているということを承知しております。  こうした畑作物共済...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは、耕種農家が販売目的で栽培しているデントコーンというように考えているところでございます。  また、デントコーン等の粗飼料への被害についても言及をさせていただきたいと思いますが、この粗飼料につきましては、北海道の酪農地帯を中心に、デントコーン、飼料...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 今回の台風により農地に甚大な被害を受けました北海道、我が国の最大の食料供給基地でございまして、その営農再開は非常に重要な我が国の食に関する安全の、あるいは安心の課題であると考えております。  農林水産省といたしましては、被災地域での一刻も早い営農再開が...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のとおり、岩手県では、下安家サケ・マス人工ふ化場、県北サケ・マス人工ふ化場、小本川サケ・マス人工ふ化場、松山サケ人工ふ化場、この四つのふ化場が全壊いたしました。今シーズンは使用できない見通しでございまして、漁獲への影響が懸念をされております。特にサ...全文を見る
10月11日第192回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○国務大臣(山本有二君) 調整金と言われる金銭の授受があったことの確認はできました。
○国務大臣(山本有二君) 調査結果をお読みいただきまして、ありがとうございます。  その調査結果からしますと、この調整金というものがある場合とない場合があると。そして、入札契約と全く関係する場合もあれば関係しない場合もある。ですから、この調整金の態様というのは非常に区々様々、多...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 今回の調査の結果で、民間事業者の金銭のやり取りが現在もあるとの回答は、買受け業者で約一割、輸入業者で約三割にとどまっております。  この金銭のやり取りは、販売促進費あるいは販売奨励金などと呼ばれておりまして、輸入業者が顧客でございます買受け業者を選択し...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは、非常に機微にわたる、競争下にある中食、外食の過激な競争の中の一環で、価格、あるいはその米の性質で食味が変わる等々、すぐに顧客の増減に関わることでございます。できるだけこれを調査をするべく努力をいたしました。しかし、正確な金額を示していただいたとこ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 今回の分析におきまして、SBS米の価格水準は、圧倒的に多く流通しております国産米八百万トンの価格水準を見据えて形成されております。国産米価格が低いときはSBS米に対する需要が大きく減少しています。そして、SBS米の輸入、消費が減少する実態にあるというとこ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは、主要卸売業者から聞き取り結果をこの調査結果に、四ページに載せさせていただいております。このページから御判断いただけますように、業界への影響、そして聞き取り対象として業界上位五者、ここから取扱実績がある四者、こうしたところから聞いておりますので、既...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず、二〇〇八年の三笠フーズ等でございますけれども、この事故米問題、国が加工用として輸入したミニマムアクセス米から食品衛生法の基準値を超える農薬が検出されました。これを工業用として販売したにもかかわりませず食用として不正転売されてしまった事案でございまし...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) あくまでも、このSBS米にかかわらず外米あるいは国内産米、この価格におきましては、品質及び需給、その二つの要因で価格が決定されるメカニズムになっております。  業務用米の流通量が二百から三百万トンであるわけでございますけれども、この点におきましても、S...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) この輸入米に関する調査結果というものを御覧いただきますと、四ページ目に卸の調査結果、並びに中食、外食の調査結果が六ページ目に記載されております。  この人たちは公表するということを了としている方々でございますが、それ以外の方々からも同様の趣旨の調査結果...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず、卸から中食、外食へ渡る価格について、これを明確に一つ一つ調べろという御要請は十分我々も理解しているところでございます。しかし、激しい競争の中にあり、しかも数社に限定された中食、外食の業界では、味という面あるいは価格という面、この二つにおけるもし何ら...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 必ずしも公表をしてもらいたくないと、こう考えている人がいるということでございます。
○国務大臣(山本有二君) できる限りの調査を国会の要請に基づいてなしたわけでございまして、これ以上調査するには何らかの強制力が要るという判断でございます。
○国務大臣(山本有二君) 価格はあくまで品質と需給のバランスによって決まっておりまして、私ども、国内産米価とSBS米の輸入量の検証におきましても、平成二十六年産米のSBS米の輸入量が十万トンの枠に対して一・二万トンしかなかったと。その背景には、国内産価格が非常に安い場合であったと...全文を見る
10月12日第192回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○山本(有)国務大臣 委員御指摘のように、一九九五年、ガット・ウルグアイ・ラウンド、WTOの合意によりまして七十七万トンが入るようになりました。当初は四十二・六万トンでございましたが、徐々にその量はふえ、今現在七十七万トンで推移をしております。  こうしたウルグアイ・ラウンドの...全文を見る
○山本(有)国務大臣 これにつきましては、三十年で廃止ということを決定しております。
○山本(有)国務大臣 三十年産を目途に、行政による生産数量目標の配分に頼らずとも、生産者みずからの経営判断により、需要に応じた生産が行われるようにすることとしております。この方針に変わりはありません。  国としましては、他方で環境整備を行わなければならない、こう考えております。...全文を見る
○山本(有)国務大臣 知っていたかどうかと問われれば、大臣に就任して知りました。
○山本(有)国務大臣 調査についてでございますが、まず、食糧法等の法令違反があるわけではないということを前提に置きます。  そしてさらに、この任意調査、できるだけのしっかりとした調査を行いたいと思っておりまして、公文書の保存期間五年全部を調べることといたしました。そして、SBS...全文を見る
○山本(有)国務大臣 先生御指摘のように、SBS米の価格水準は、圧倒的に多く流通している国産米の価格水準を見据えて形成されております。また、国産米価格が低いときは、SBS米に対する需要が大きく減少し、SBS米の輸入、消費が減少する実態にあります。  また、先生御指摘のように、主...全文を見る
○山本(有)国務大臣 先生御指摘のとおり、調整金なるものは、輸入業者から買い受け業者、卸に支払われたケースがあります。その意味において、利益が移転する、その分について、可能性としてマークアップをもっと高くできたかもしれないという仮定を置けば、そのとおりでございます。  しかし、...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、SBS米が国別枠あるいは現在のMA米の中でさらにふえるのではないかという御指摘でございます。  まず、六万トンについて申し上げますと、現在の七十七万トンの中で十万トン、我々は、使途、用途を限定せずに入れることによって、主食用米とされております。これと...全文を見る
○山本(有)国務大臣 今検討中の内容は、買い受け業者から、直接または間接に譲り受けたものを含むというような運用をしたいと考えております。
○山本(有)国務大臣 まず、調査をする方法は、御指摘のとおり、電話あるいは面談というところでございます。任意で調査をいたしております。  そのときに、千七百等々案件がございました。この調査の目的は調整金なる金銭の授受でございまして、この授受について、なしと答えた方々のさらなる…...全文を見る
○山本(有)国務大臣 調査をする者が備忘録としてそれを集めた、書き込んだメモでございます。そして、そのメモの中には、企業情報あるいは秘密にわたる情報も入っております。ですから……(発言する者あり)
○山本(有)国務大臣 これを提出する向きは私は適切ではないと思いますが、さらにこれを集計するために必要性に応じて表を作成した等のもしこの書類が残っておれば、それは検討してみたいというように思っております。
○山本(有)国務大臣 民間の取引実態の詳細が十分把握されていない中でヒアリングを行っております。また、ヒアリングをしながら、回答を踏まえて質問の仕方を工夫しつつ進めているわけでございます。  そういうメモでございまして、また、個々のヒアリングの結果につきまして、ヒアリングを行っ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 非常に焦燥感に駆られておられる気持ちはよくわかるわけでございます。  しかし、この調査自体は、公表を前提とした調査ではございません。任意でございまして、相手方が好意で説明していただいたものを記載したものでございます。企業情報そして詳細にわたる企業秘密、こう...全文を見る
○山本(有)国務大臣 いずれにいたしましても、公表を前提としたヒアリングを行ったものではありません。その中身は企業情報そのものであることから、聞き取った情報の詳細については公表することはできません。
○山本(有)国務大臣 行政情報公開法に基づいて、この基準で考えますと、公開することで法人の権利、競争上の地位その他正当な利益を害するおそれがないか、あるいは第三者がどのような意見を持っているかなどに照らして公開の可否を判断するということになっております。  農林省としましては、...全文を見る
○山本(有)国務大臣 黒塗りで、そこを覆面したから第三者に迷惑がかかるかどうかということでございますが、SBS取引というのは、限定された輸入業者そして限定された買い受け業者間の国家貿易の一環の契約でございます。その意味におきましては、これは類推することが容易だというような意味もあ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 ヒアリングを実施した個々人のメモでございます。このメモを整理し、集計しているのが今回の調査報告書でございます。個々人のプライベートも含むメモであり、かつまた企業情報も入るメモであり、そこの箇所を全部覆面すると出したことにならないというように私は思っております...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、任意調査であるということを十分お考えいただきたいと思います。そして、公表を前提としていない情報を得ているということでございます。そして、情報公開法の対象文書ではないということでございます。(発言する者あり)
○山本(有)国務大臣 情報公開法の基準でございますが、まず、行政機関の職員が組織的に用いている必要がございます。また、公開することで法人の権利、競争上の地位その他の正当な利益を害するおそれがないことでございます。そして、第三者に関する情報が記載されているときは、第三者がどのような...全文を見る
○山本(有)国務大臣 聞き取りメモ、いわば本人が記憶にとどめるためにとったメモと、そして、この調査に必要な重要な情報としての情報メモというようなものが混在しておりまして、この混在しているところの特徴がこのメモでございます。その意味で、私ども、これを直接公にするということの影響、効...全文を見る
10月13日第192回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○国務大臣(山本有二君) 今般の一連の台風災害を受けまして、農林水産省といたしましては、十月七日金曜日に支援対策を取りまとめたところでございます。  この中で、被災した先生御指摘の共同利用施設の再建、復旧についてこれを定めました。激甚指定を受けた地域におきましては、農林水産業共...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 特に、農地が流された点にかなりの農家負担費用が掛かるというように見込まれております。  そこで、この災害復旧に対して復旧限度額がございます。被災した農地に代わる農地を新たに造成するために必要な標準的な費用として定めております。これを超える事業費は費用対...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 農地、農業用施設の早期復旧のために、市町村等が事業主体となる災害復旧事業を速やかに実施することが重要でございます。これと併せまして、農家の皆さんに身近な復旧作業に自ら取り組んでいただくことがまた一方で重要であると考えております。したがって、農林水産省とい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 今般の支援対策におきまして、ナガイモ、ニンジン、ネギ、大根、ゴボウ等の畑作物共済対象外の品目につきまして、種子、種苗のほか、先生御指摘のところは、基肥、マルチ、流失したナガイモの支柱といった次期作の栽培開始時に必要な生産資材の購入に要する経費を助成するこ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 北海道は、良質な農地に恵まれ、かつ広大な面積がありまして、我が国最大の食料供給基地であるという位置付けをしております。そのため、この復旧におきましては国挙げて全力で取り組まなきゃならぬというように思っております。  十月七日には、農林水産省といたしまし...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 先生御指摘のように、調整金があることにおきまして国内米価に影響があるのではないかという不安が走りました。そこで今回の調査をしたわけでありますけれども、米の価格決定メカニズムはこれまで、まず品質、そして需給、この二つで決まると、こう考えておりました。ここに...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず、今回の調査でSBS米が国産米の需給、価格に影響を与えている事実は確認できなかったものでございます。民間事業者間の金銭のやり取りがある程度あることが確認されました。このため、SBS入札をより適正に行い、農業関係者等のSBS入札に関する不信感を生じない...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず、今回の調査では、まず公文書の保管義務期間であります五年間を徹底的に調べさせていただきました。千七百ございます。その一つ一つを洗っていき、調整金なるものの授受があるかどうかについても回答を得ました。  ただし、この調査は、食糧法等の法令違反があるた...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず、二十六年十月に輸入業者と卸売業者で紛争がございました。その点におきまして、一方当事者から情報が入りました。その中において調整金というものを知ったわけでございます。しかし、この両者の紛争にあえて踏み込む必要は国としてはないわけでございます。そして、こ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは、調査結果におきまして、まず背景というものを調査したところ、入札後の調整、コストの変化に伴う調整のためにこれを支払ったという業者が数件ございます。また、長年の付き合いの顧客対応、あるいは取扱数量を増やす販売促進のためだということにも使われているよう...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 調査結果を既に御案内のとおり御覧になっておられるというように思っております。  この調査結果でございますけれども、この結果、まず今般、二十三年度以降の全てのSBS契約について確認した結果、落札結果のとおりに契約が締結されるとともに、契約どおりに履行され...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 今回の調査で、契約当事者ではない第三者たる中食・外食事業者からの聞き取りも行っております。しかし、不公表そして任意であるということが前提でありまして、その意味で細かく開示ができませんけれども、この業者におきます返答に当たりましても、SBS米は業務用米価格...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) ガット・ウルグアイ・ラウンドで我が国は初めて米輸入を解禁いたしました。しかし、このMA米の範囲の中で我々は米輸入をぎりぎりこれを許したところでございます。その意味におきまして、このMA米が入るという量について非常に重大な関心を持っておりました。そこにおい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 先生御指摘のとおり、食品ロスの削減を図るためには、食品を扱う事業者における商慣習の見直しに加えまして、消費者に食品ロス削減の意義を御理解いただくことが大切でございます。また、その際には、国、地方公共団体、食品を扱う事業者、またそれを買う消費者等が様々な連...全文を見る
10月14日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第2号
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○山本(有)国務大臣 委員御指摘のとおり、TPPにつきましては関税撤廃の圧力が極めて強かったわけでございます。それを品目ごとに中身をしっかり精査いたしまして、国会決議を後ろ盾に交渉ができました。その結果、重要五品目を中心に、農林水産物の約二割を関税撤廃の例外とすることができました...全文を見る
○山本(有)国務大臣 昨年の十一月にまとめられました総合的なTPP関連政策大綱で、新たな国際環境におきましても生産者が安心して再生産に取り組めますように、まず一番に、攻めの農林水産業への転換といたしまして、産地パワーアップ事業や畜産クラスター事業などの体質強化対策を集中的に講じる...全文を見る
○山本(有)国務大臣 畜産振興にお詳しい福山委員でございますので、十分御承知のとおりであろうと思いますが、ことしの五月に策定されました農林水産業の輸出力強化戦略に基づきまして、内閣官房に設置されました省庁横断の輸出規制等対応チームにおきまして、TPP参加国、非参加国を問わず、日本...全文を見る
○山本(有)国務大臣 この輸出につきましては、平成三十一年の農林水産物、食品輸出額一兆円目標の達成に向けまして、本年五月に策定されました農林水産業の輸出力強化戦略に掲げた施策の着実な実施に政府を挙げて取り組んでいるところでございます。  御指摘の動植物検疫の分野におきましても、...全文を見る
○山本(有)国務大臣 いわゆるGI、地理的表示保護制度、これは、地域で生産されて高い品質と評価を得た農林水産物や食品につきまして、その名称を知的財産として保護する制度でございます。  輸出先国におきましても我が国の地理的表示が保護されることは、農林水産物のブランド価値を守るもの...全文を見る
○山本(有)国務大臣 今月十二日に登録した下関ふくや十勝川西長いもを含めまして、これまでに二十一産品の登録を行っております。四国ではたった一個、愛媛県の伊予生糸だけでございますが。このため、農林省としましては、まずは平成三十二年までに各都道府県最低一品目のGIを登録することを目標...全文を見る
○山本(有)国務大臣 先生御指摘のように、水産物は、我が国の輸出額のうち約四割、二千七百六十億円を占めております極めて重要な輸出品目でございます。そして、この輸出を拡大するに当たりまして、対EU・HACCP認定施設、これは対米の認定施設に比べて少ない現状にあるゆえに急がなければな...全文を見る
○山本(有)国務大臣 真珠の輸出拡大につきまして、本年六月に成立しました真珠振興法において講ずべき施策として位置づけられております。本年五月に取りまとめられました、さきに申し上げました農林水産業の輸出力強化戦略におきまして、まず、海外見本市を通じた日本産真珠の需要の拡大、次に、母...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘の事業者の負担につきましては、重要な論点の一つでございます。  十月五日開催の第九回会合では、これまでの検討会での議論を踏まえまして、中小の事業者を含め、事業者の実行可能性も考慮した案が示されたところでありまして、今後も幅広い意見を聞きながら、先ほど...全文を見る
10月17日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第3号
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○山本(有)国務大臣 この棚田百選には、総理の御地元の長門市の油谷町、あるいは江藤委員の宮崎県高千穂町の尾戸の口、また私の地元の檮原町の千枚田、それぞれ百選に選ばれておるわけでございます。  私は、あえて御披露させていただきたいことがございます。司馬遼太郎の「街道をゆく」という...全文を見る
○山本(有)国務大臣 世界農業遺産は、次世代に継承すべき伝統的な農林水産業システムを営んでいる地域を、国連食糧農業機関、FAOが認定する制度でございます。現在、世界十五カ国三十六地域が認定されておりまして、我が国では、御指摘の宮崎県高千穂郷・椎葉山地域など八地域が認定されておりま...全文を見る
○山本(有)国務大臣 TPPの関連対策につきましては、新たな国際環境のもとにおいても生産者が安心して再生産に取り組めますように、交渉結果やその国内への影響について、地方説明会を四十六回開催するなど、可能な限り現場の声を聴取した上で、昨年十一月に総合的なTPP関連政策大綱を取りまと...全文を見る
○山本(有)国務大臣 牛肉、豚肉の関税引き下げについて一つの大きな示唆あるいはヒントになるものは、日豪EPAについての話ではないかと思っております。これはつとに委員御指摘のとおりでございます。  平成二十七年一月に発効をいたしましたこの日豪EPA、直近一年間、平成二十七年九月か...全文を見る
○山本(有)国務大臣 委員御指摘のとおり、肉用子牛価格が高騰しております。繁殖雌牛の増頭など、肉用牛の生産基盤強化は重要な課題でございます。  このため、政府といたしましては、優良な繁殖雌牛の増頭や導入に対する奨励金の交付、繁殖雌牛の増頭に必要な畜舎等の整備、繁殖雌牛等の預託の...全文を見る
○山本(有)国務大臣 日本は、農林水産物の生産額は世界十位でございます。けれども、輸出額は世界六十位でありまして、この意味では、実力があるのに、まだ輸出について実力を発揮していないというように思っております。  平成三十一年の輸出額一兆円の目標に向けまして、本年五月に策定した農...全文を見る
○山本(有)国務大臣 SBS米の価格につきまして、いわゆる業者間の金銭のやりとり、調整金によって価格に影響があったのではないかという疑いが発生しました。そこで、我々は、そんなことがあるのかないのか、これを念のためにきちっと確認する必要がある、こう思いまして、調査をいたしました。 ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 委員おっしゃるとおり、米の価格は品質と需給で決まっていくものなり、こう思っております。  そこで、今回、調査をいたしました。SBS入札に関して民間事業者の金銭のやりとりの報道がございまして、米農家のSBS入札に関する不信感が生ずるおそれがありました。不信感...全文を見る
○山本(有)国務大臣 今回の調査結果によりますと、いわゆる金銭のやりとりは販売促進費あるいは販売奨励金などと呼ばれておりまして、輸入業者が顧客である買い受け業者を逆に選択して行われております。落札から実際の調達までの間に生じるコストの変化の調整、販売促進等の目的で支払われておりま...全文を見る
○山本(有)国務大臣 ミニマムアクセス米の輸入に当たりましては、国産米に極力影響を与えないように、国家貿易として国が一元的に輸入して国内に販売することとしております。SBS方式も、MA米の一部につきまして国家貿易として輸入業者と買い受け業者との実質的な直接取引を認めているところで...全文を見る
○山本(有)国務大臣 昨年の十一月に取りまとめられました総合的なTPP関連政策大綱では、新たな国際環境におきましても生産者が安心して再生産に取り組めるような施策を打っております。  まず、攻めの農林水産業への転換としまして、産地パワーアップ事業や畜産クラスター事業などの体質強化...全文を見る
○山本(有)国務大臣 この九月三十日付の農林水産省の資料は、予算委員会の理事会に提出した資料でございます。  我々としましては、SBS取引において国内米生産者に不信感を抱かせるのではないかという問題意識から、このSBS取引における全五年間の公文書保存期間の全ての取引について調査...全文を見る
○山本(有)国務大臣 実は、このペーパーすら出すことにちゅうちょがありました。  と申しますのは、調査中の事項でございまして、かつまた任意の調査でございます。食糧法等に違反した事案ではございません。そして、国、輸入業者及び買い受け業者の三当事者間の契約が合法的になされた上で、そ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、調査の途中におきまして、民間の取引実態の詳細がわからない中でヒアリングを行っておりました。このヒアリングをしながら、その回答を踏まえて、質問の仕方等を工夫しつつ進めたという事情がございます。そんな意味で、この調査について詳細に開示できなかったという事情...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、質問票はつくっておりません。  それで、各個別に、ヒアリングをする皆さんが、千七百数十の取引について、過去、まずは金銭の授受があるかどうかを確認いたしました。ないというところについては調査をそこで打ち切りました。その残りの、あるという業者に対して、今...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、SBSの取引における当事者、輸入業者というのは二十六業者に限られております。また、買い受け業者も百数十業者に限られております。しかも、これは一九九五年からずっと永続的に取引されまして、将来もまた永続的に取引しております。その中での価格というものにつきま...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、金銭のやりとりが過去または現在あると回答した全ての買い受け業者四十二者に対して、受け取った金銭の活用方法を質問するのにあわせて販売価格についても質問したところ、販売価格について何らかの回答が得られた業者もあったものの、まさに個別企業の商取引に関すること...全文を見る
○山本(有)国務大臣 この調査結果をごらんいただきますと、影響はなかった、こういうことでございまして、影響したという業者は一例もありませんでした。
○山本(有)国務大臣 まず、金銭のやりとりにつきましては、現在もあると回答したのは、買い受け業者で一割、輸入業者で三割にとどまっておりまして、この金銭のやりとりの目的、背景は、販売促進費、販売奨励金などと呼んでおって、輸入業者が長年のつき合いの顧客など買い受け業者を選択して行われ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 問題は、国内価格への影響あるやなしやでございます。  そして、SBS契約当事者は、輸入業者、国、そして買い受け業者、卸、この三者でございます。この利害関係者に対しては質問は当然できるし、契約上の信頼関係もございます。  しかし、卸からさらに転売されました...全文を見る
○山本(有)国務大臣 先ほども申し上げましたように、主要卸売業者のSBS米の取引事例、正確にこれを開示いただいて、公表を許容いただいたケースは二件でございます。
○山本(有)国務大臣 現実の米の取引は多種多様でございます。品質や需給を反映してさまざまな価格が形成されております。このような中で、やりとりされた金額分だけ安く売るということは、取引実態にはない以上、個々の販売価格がわからなければ調査不十分との指摘は当たらない、そう考えております...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、ヒアリングにおきまして、SBS米の販売価格を決定する際、国産米価格の水準を主な考慮事項に挙げていると回答された方々が四十二者中三十一者ございます。また、国産米の価格は需給状況によって決まるものでありまして、SBS米価格が国産米価格に影響は与えていないと...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、委員御承知おきのとおり、SBS米の契約当事者は三者でございます。買い受け業者たる卸売業者から、さらにその向こうにある実需者、すなわち中食、外食の方々は、これは無数にあるわけでありまして、国との取引関係にはありません。この無数の業者を調べるというようなこ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 本年三月に、農林水産省内で、TPP交渉等にかかわる担当職員に対して、当時報道されていた、ゲラのチェックという形で具体的に執筆に協力したかどうかを確認したというように聞いております。
○山本(有)国務大臣 ゲラのチェックという形で具体的に執筆に協力をした職員は確認されなかったわけでございます。職員はいませんでした。
○山本(有)国務大臣 本件につきましては、私が農林水産大臣に就任する以前の話であります。当該ゲラなるものも承知しておりません。  したがって、一般論で申し上げれば、国会議員から資料要求や事実関係の確認があれば、守秘義務の範囲内で適切に対応していると承知しております。  なお、...全文を見る
○山本(有)国務大臣 ゲラあるいはPDF、私は確認しておりません。
○山本(有)国務大臣 今委員が御指摘の資料、その真偽のほどがわからない以上、コメントは差し控えさせていただきたいと思っております。  いずれにいたしましても、一般論として、国会議員から資料要求や事実関係の確認があれば、守秘義務の範囲内で適切に対応しておると承知しております。 ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 委員おっしゃるように、科学的知見をもって、もし禁止されている肥育ホルモンを投与された牛を輸入することによって人体への影響があるとするならば、それは当然、規制の対象に含む検討を早急に行わなければならぬというように思います。
○山本(有)国務大臣 備蓄米につきましては、主食用米の市場から遮断して、飼料、援助等に使わせていただいています。
○山本(有)国務大臣 ミニマムアクセスは、WTO上、自由貿易の根幹にかかわります話でございます。また、そのミニマムアクセスと同時に設定されましたSBSという入札契約の内容でございます。  そのことにおいて、政府備蓄米という制度を同時に我々は運用しております。その運用において隔離...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、最初のかなり大々的なる報道において、こうした調整金が恒常的に、かつ全てのSBSの入札契約で行われており、そのことにおいて卸の価格を偽装的に変更している、影響しているということがあれば、これは私ども、大変重大な問題であるという認識でございました。  し...全文を見る
○山本(有)国務大臣 SBS米が国産米の需給及び価格に影響を与えているかどうかを再度調査する、そういう先生の御要請は、SBSの価格決定に公平さや適切さを求めるものだろうというように解釈いたします。  今後、SBS入札にかかる不信感が生じることのないよう、国と落札業者との間の契約...全文を見る
○山本(有)国務大臣 SBS入札契約は、輸入業者と国と卸の三者契約であります。この契約三者間に信頼関係があり、また、契約上の確認ということは、これは可能でございます。しかし、卸から、多種多様な、お弁当屋さん、牛丼屋さん、そのほかコンビニ、ありとあらゆるところにこのお米は売られてお...全文を見る
○山本(有)国務大臣 入札参加の機会をできるだけ確保するため、各回の入札におきまして、輸入業者が、さまざまな種類の米につきまして、さまざまな買い受け業者とペアになって申し込みを行うことを認めております。特に、買い受け業者数、有資格者五百六十二者は、輸入業者数、有資格者二十四者に比...全文を見る
○山本(有)国務大臣 我が国におきまして、主食用米の需要が毎年八万トンずつ減少しております。食料自給率や食料自給力の向上を図るため、主食用米から飼料用米などへの転換による水田のフル活用が必要でございます。  昨年三月に閣議決定されました食料・農業・農村基本計画におきまして、二十...全文を見る
○山本(有)国務大臣 農業の成長産業化のためには、農産物の輸出促進とともに、御指摘の国内需要の開拓も重要と認識しております。  このため、農林水産省としましては、消費者に対して国産農産物への理解や信頼を高めるための食育、あるいは学校給食等における地産地消の推進、あるいはライフス...全文を見る
○山本(有)国務大臣 実は、昨日、群馬県川場村、人口三千五百人の村の視察に行ってまいりました。  なぜ視察に行ったかといいますと、村の診療所にいた七十五歳以上の高齢者、大体、朝、順番待ちが二十五人だったようでございます。それが、田園プラザという道の駅で、産地直送、農家が自分で値...全文を見る
○山本(有)国務大臣 残念ながら、福島は、香港、あるいはアメリカ、台湾、中国等で、相手国からすれば輸入停止措置にまだあります。それから考えますと、私は、一日も早くこれを打開しなきゃならぬ、こう思っております。  今、輸出相手先として最も大きな香港、しかも大陸を控えた玄関口、ここ...全文を見る
10月18日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第4号
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○山本(有)国務大臣 佐々木委員の御地元北海道、この北海道は日本有数の農地を抱いておりますし、また、売上高が一兆四千億に上る大変な日本の食料供給基地でございます。その意味において、我々は、国家的な立場からこの被害に対処しなければならぬというように考えており、総理も御視察をいただき...全文を見る
○山本(有)国務大臣 MA米は、ガット・ウルグアイ・ラウンドの交渉におきまして、最終的に、我が国が、全体としての経済的利益等を考慮しながら、一九九三年にぎりぎりの決断として受け入れたものでございます。  このMA米の大部分につきましては、国産米に極力影響を与えないように、国が一...全文を見る
○山本(有)国務大臣 MA米七十七万トン、うち十万トン、これはあくまでも、市場アクセスを要求されてまいりました。この市場アクセスの中で、いわば主食用米について限定的に、世界各国、WTOの皆さんが主食用でも機会を与えろというような強い圧力があった。その中で、我々としましては、限定十...全文を見る
○山本(有)国務大臣 市場価格動向を見ながら、世界の米業者の皆さんが日本市場を目指して輸出しようという力は当然でございます。また、予定価格、買い受け価格あるいは売り渡し価格につきましての規定は食糧法で厳格に定められているところでございまして、この点におきましても国際的に周知の事実...全文を見る
○山本(有)国務大臣 SBS米の小売業者等への販売価格調査のやり直しということでございますが、卸売業者からの米の販売先は、小売業者に加えまして、コンビニ、弁当、レストラン、米菓子、加工、その他多岐にわたっております。農林水産省としましては、国産米について出荷業者と卸売業者間の価格...全文を見る
○山本(有)国務大臣 卸売業者との間の契約の平均価格を公表しておりますけれども、これは国産米の相対取引価格の調査と同じレベルでありまして、卸売業者から先の取引価格について把握することは、国産米同様、困難でございます。したがいまして、調査のやり直しをすることはできません。  また...全文を見る
○山本(有)国務大臣 SBS米の価格水準が国産米の需給、価格に影響を与えている事実は確認できておりません。
○山本(有)国務大臣 委員御指摘の米のトレサ法、これについて御発想されたことは大変炯眼だと私も思います。  しかし、事業者に対して、米の名称、産地、数量等に対する取引記録の作成、また、消費者に至るまでの事業者間における産地情報の伝達、これを義務づけております。SBS米についても...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘のように、一般論として食品の輸入がふえることは十分あり得ることでございます。  訪日外国人の増加等に伴う海外からの家畜伝染病や植物の病害虫の侵入を防がなければなりません。そのために、これまでも、家畜防疫官あるいは植物防疫官の増員とか、あるいは検疫探知...全文を見る
○山本(有)国務大臣 これにつきましては、先ほど先生御指摘のように、TPP政府対策本部において行った経済効果分析において、TPP協定による品目別等の影響分析は行っておりません。  実質GDPの増加等により輸入全体がふえると分析している中で、石原大臣が、御指摘されましたように、マ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 輸入の増加に対しましては、まず水際作戦が大事でございます。水際で伝染病や植物の病害虫の侵入を防ぐということを徹底的にやっていかなきゃなりません。  平成二十八年の家畜防疫官あるいは植物防疫官の定員をふやすという意味からお願いしておったわけでございますが、確...全文を見る
○山本(有)国務大臣 日豪EPAにおきまして、米につきましては関税撤廃等の対象から除外されております。
○山本(有)国務大臣 二〇一五年の牛肉につきまして、供給量は八十二万トンでございます。うち国内生産量は三十三万二千トン、供給量に占める割合は四一%。輸入量は四十八万七千トンで、供給量に占める割合は五九%でございます。
○山本(有)国務大臣 現行の牛肉関税緊急措置の発動水準が前年比一七%増とされている一方で、TPPの牛肉セーフガードの発動基準数量につきましては、あらかじめ数量が決まっておりまして、発効一年目は近年の輸入量の約一割増に相当する五十九万トンでございます。二年目以降は毎年一、二%増加し...全文を見る
○山本(有)国務大臣 牛肉の消費量につきましては予測がありませんけれども、二〇一一年を契機としまして、牛肉の消費は徐々に国内では伸びております。さらに、人口の減少等もございますけれども、今の食味からいたしまして、牛肉の消費は少しずつ増加する傾向にあるように思っております。
○山本(有)国務大臣 TPP交渉におきまして、重要五品目の牛肉、豚肉・豚肉調製品、ホエーのほか、オレンジ、競走馬につきまして、セーフガード措置を確保いたしました。  これらのセーフガードにつきましては、まず、オレンジについて発効後八年目でございます。豚肉・豚肉調製品につきまして...全文を見る
○山本(有)国務大臣 もちろん、再協議ですから、どの分野を再協議してもいいわけでありますが、これは相手国があるわけでありまして、再協議するといっても、合意するかどうかはこちらの権限でございます。
○山本(有)国務大臣 議員御指摘の長芋の輸出でございますが、台湾、アメリカの西海岸を中心に薬膳料理の食材として人気が高く、平成二十七年には二十六億円と、この三年間で五〇%増と順調に増加をしております。  こうした農林水産物、食品の輸出につきましては、本年五月に策定いたしました輸...全文を見る
○山本(有)国務大臣 平成二十三年に公正取引委員会が指摘している点がございます。市場シェアを含めた全農の事業実態というところでございます。  農業者は依然として大企業に伍して競争または大企業と対等に取引を行うことができる状況にはない、農業者や単位組合は農畜産物販売及び生産資材購...全文を見る
○山本(有)国務大臣 我が国の畜産物につきましては、国内外で消費者に高く評価をされております。その原因は、安全性あるいは健康面に資するというような評価でございます。これはブランド化になっているものと考えております。  このような国産畜産物の強みを生かすため、赤身がふえ、脂肪交雑...全文を見る
10月18日第192回国会 衆議院 農林水産委員会 第1号
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○山本(有)国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、委員長のお許しをいただき、所管大臣として考え方の一端を申し述べます。  まず、今般のたび重なる台風によりお亡くなりになった方々に心からお悔やみ申し上げるとともに、被災されました全ての方々にお見舞い申し上げます。被害に遭わ...全文を見る
10月18日第192回国会 参議院 農林水産委員会 第1号
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○国務大臣(山本有二君) 農林水産委員会の開催に当たりまして、委員長のお許しをいただき、所管大臣として考え方の一端を申し述べます。  まず、今般の度重なる台風によりお亡くなりになられました方々に心からお悔やみ申し上げるとともに、被災されました全ての方々にお見舞いを申し上げます。...全文を見る
10月19日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第5号
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○山本(有)国務大臣 昨日、私の発言で皆様に御迷惑をおかけいたしましたことをおわびを申し上げます。  この発言の趣旨は、この委員会におきまして御質問のございました強行採決に関しまして、私は、あくまで採決は国会でお決めになることであるという意をお伝えしたかったものでございます。 ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 昨日夕方の会合での不用意な発言によりまして、皆様に御迷惑をおかけいたしました。この趣旨は、当委員会で御質問をいただきました強行採決に関するものでございました。採決はあくまで当委員会の皆さん、国会で定まるものということの意をお伝えしたかったわけでございますが、...全文を見る
○山本(有)国務大臣 先ほど委員御指摘のとおり、国民の皆さんの前に、TPP、この合意の内容につきまして丁寧に説明し、そして、国民皆さんが全員納得をいただけるまで御審議を頂戴したいというように思っているところでございます。
○山本(有)国務大臣 当然、委員会に対して責任を感じております。
○山本(有)国務大臣 議運委員長のお立場は公平公正でなければならない、そう私も存じております。いわば佐藤委員長は議会の代表という意味で、採決について議会、国会がお決めいただくという趣旨が足らざるところがございました。
10月27日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号
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○山本(有)国務大臣 委員御指摘のように、オランダは、EU加盟のときに、温暖なスペイン、ポルトガルの農業に劣後する、負けてしまうのではないかと、恐怖感で反対の議論が多かったわけであります。  そこで、ワーゲニンゲン大学を中心にしまして英知を結集して、農業者、実務に携わる担い手を...全文を見る
○山本(有)国務大臣 十月十八日の私の発言で、誤解を生じ、皆様に御迷惑をおかけいたしました。十九日水曜日のTPP特別委員会の場で、この発言を撤回させていただきまして、かつ、おわびを申し上げたところでございます。  この発言の趣旨は、TPP特別委員会の審議で強行採決をするのかとい...全文を見る
○山本(有)国務大臣 これはNHKニュースのウエブに捉えていただいております私の発言でございます。これを御紹介させていただきます。  私は内心思っております。強行採決するかどうかは、この佐藤勉さんが決めるのであろう。ですから、私ははせ参じたわけでございます。  以上でございま...全文を見る
○山本(有)国務大臣 発言につきましては、撤回をし、かつまた、皆さんにおわびを申し上げているところでございます。  また、TPP特別委員会や農水委員会で、TPPに関する審議、これに緊張感を持って丁寧に説明をさせていただき、この審議の内容を深めてまいりたいというように思っておりま...全文を見る
○山本(有)国務大臣 これは、当該週刊誌に十月十八日付で御回答を申し上げました。  事務所で確認したところ、現時点において以下の事実関係であることが判明しました。  最近退職した秘書から、雇用契約書を作成してほしい旨の申し出が、同秘書の採用をあっせんした現在は退職している秘書...全文を見る
○山本(有)国務大臣 私は、あくまで、この方の雇用契約書を作成し、早急に事務所の所内手続、勤務体制、これを完璧にするように指示をいたしております。
○山本(有)国務大臣 私が書面の作成を拒否したことはありません。
○山本(有)国務大臣 全ての職員、秘書に確認をし、全て契約書が交わされている、書面で交付されているということを確認いたしました。
○山本(有)国務大臣 記者会見で申し上げました、まず、記事にある二名につきましては、一人は三カ月、もう一人は一年、労働条件の書面による明示がおくれておりました。  そこで、遺漏がありましたので、今後、秘書の待遇等につきましては、労働基準監督署などに相談をさせていただいて、これを...全文を見る
○山本(有)国務大臣 この記事にある二名以外に、現在勤務している、私のスタッフとして働いている者のうち、一人は一年、もう一人は二年九カ月、労働条件の書面による明示がおくれていましたことから、改めて労働契約書を交付したところでございます。
○山本(有)国務大臣 いわば行政手続法の違反であるという認識でございます。
○山本(有)国務大臣 一般的な行政法の範囲の中で懈怠していたという認識でございます。
○山本(有)国務大臣 私は、念のために、そうしたことのないように指示をしておりました。しかし、職員に徹底することができませんでして、遅滞を生み、また、二年以上そうした懈怠の期間があったということは申しわけなく思っております。
○山本(有)国務大臣 日本農業新聞あるいは毎日新聞、こうした会社で調査をされているということに対して、農林水産省は全く関与をしておりません。したがって、その内容に対してコメントをする立場にはございません。  その上で申し上げれば、調査結果にありますとおり、SBS米の販売価格を決...全文を見る
○山本(有)国務大臣 この二社が御自身の判断で調査をされることに対しては、我々は、それはそれで、何ら関与をするものではありません。  そして、もし、米の価格に、低値誘導の要因が調整金等であるとするならば、私どもが考えております品質と需給の関係、この関係のみで価格が決まることに対...全文を見る
○山本(有)国務大臣 その十何社という方が、私ども農林省が調査した相手方、回答を得た相手方と同じかどうかの判断もできません。そして、その品種あるいは産地等についても可能な限り私どもで調査したわけでございますが、しかし、その調査、マスコミによる調査につきましては、私ども知る由もあり...全文を見る
○山本(有)国務大臣 各個別の買い受け業者の方、その方が代表者である場合、また職員の方である場合、さまざまでございます。その方と同一人物であるということを、私ども、これを認識することができておりません。  また、マスコミの調査でございまして、公表することを前提にお話しになった調...全文を見る
○山本(有)国務大臣 私ども、強制力を使う調査ではなく、あくまでSBS米の契約当事者としての国と買い受け業者あるいは輸入業者との調査でございます。  そこにおきましては、信頼関係、永続的な信頼関係のもとにこれは調査をいただいた、そして報告をいただいたということでございまして、そ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 事業者ヒアリングの際に職員が作成いたしました備忘用のメモの提出の御要求でございますが、これは行政情報公開法の取り扱いに即して対応する必要がございます。  今回の個別のヒアリングメモの取り扱いにつきましては、同法に基づく公開の対象でございます行政文書、すなわ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 いずれにいたしましても、実際に情報公開請求があった場合、農林水産省において行政情報公開法の基準に照らして判断させていただきます。(発言する者あり)
○山本(有)国務大臣 これは、提出すべきメモがありません、そういう意味でございまして、あくまでメモというものがそれぞれ、調査したそれぞれの方々が再三にわたって面談、電話で相手方とやりとりをしておるわけでございますので、その方々固有の備忘録としてあることは当該職員も知っているという...全文を見る
○山本(有)国務大臣 繰り返しになりますが、行政文書としては存在していないという趣旨の回答を職員がしたというように考えております。
○山本(有)国務大臣 再三にわたり申し上げておりますとおり、調査の相手方はSBS米入札契約の一方当事者でございます。その完了した契約につきまして、非公表を前提に調査をいたしました。その非公表を前提にしたメモを開示するということは、今後の契約あるいは今後の農水省がする調査について御...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、日本農業新聞社の調査は農林省の関与するところではありませんが、私どもの調査によりましては、金銭の授受があったと回答した者もいるということは明らかになりました。そこで、その授受をした場合の背景や目的、これについて尋ねることができました。その意味におきまし...全文を見る
○山本(有)国務大臣 過去五年間におけるSBS米入札が落札され、成約されました者、千七百件以上につきまして、それを調査させていただきました。輸入業者、また買い受け業者、それぞれにお聞きをさせていただいたということでございます。
○山本(有)国務大臣 公表しないことを前提に値段を聞き、そして開示をしていただいたところもありますが、値段を聞き、それで報告をいただけなかったところもあると聞いております。
○山本(有)国務大臣 ヒアリングの対象者は、平成二十三年から二十七年の落札業者で、買い受け業者百十三者、輸入業者二十六者でございます。
○山本(有)国務大臣 これについて、私どもの質問項目は、調整金の有無についての……(福島委員「違う、違う、価格についてです。何で質問をすりかえるんですか」と呼ぶ)ちょっと待ってください。金銭のやりとりの有無を聞きまして、それがあったかなかったかの回答を得ています。  そして、買...全文を見る
○山本(有)国務大臣 調査をしなかったという表現は当たらないと思います。調査はして、調整金が国内米価格に影響するかどうかを中心に調査をさせていただいた、こういうことでございます。
○山本(有)国務大臣 四十二者に対して、受け取った金銭の活用方法を質問するのにあわせて販売価格についても質問したところ、販売価格について何らかの回答が得られた業者もあったけれども、まさに個別企業の商取引でございます。したがいまして、これは回答を申し上げるわけにはいきません。  ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 卸からさらにその先は極めて不特定多数でございまして、業界としまして代表的な米業界の上位五者に絞って、かつ公表を前提としてお聞きをしたわけでございまして、これは、卸からさらに第三者に、不特定多数、コンビニであるとかお弁当屋さんであるとか、そのほか多種多様な業界...全文を見る
○山本(有)国務大臣 先ほど申し上げましたとおり、ヒアリング対象の範囲というのは、買い受け業者百十三、輸入業者が二十六、それで四十二者に販売価格決定の際の考慮事項について質問させていただいたわけでございますが、このとおり、この調査と申しますのは、これは非公表を前提にしているわけで...全文を見る
○山本(有)国務大臣 写真にあります二十五年産コシヒカリの値段は京都で撮影されたものと存じておりますが、この二十五年産といいますときには、二十四年産米が非常に高くて、だんだん下落局面にあっている時期でございます。したがいまして、安値である場合がしばしばあって、そこで、国内産の価格...全文を見る
○山本(有)国務大臣 このSBS入札の三者契約の中で成約を得た既存の業者さんは、今後もSBS入札に参加をいただいて、国家貿易を維持しなきゃなりません。その意味におきまして、この調査を公表したり、相手方の不快を得るような調査は、我々にとりましては避けていかなければならないというルー...全文を見る
○山本(有)国務大臣 農業資材の流通改革を進めるに当たりまして、日韓の肥料等の価格調査を行っております。これは、市場価格の調査でございまして、SBS米でいえば、小売価格に相当するものであって、店頭チラシ等で比較的容易に確認できるものでございます。  これに対し、SBS米の卸業者...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、自民党の骨太PTの価格調査でございますが、これは、肥料、農薬などの生産資材について、ことし四月中旬に、農協系統、商系の販売業者、ホームセンター等に任意での協力をお願いして、資材店が農業者向けに配付している予約注文書の掲載価格等の調査を実施したところでご...全文を見る
○山本(有)国務大臣 SBS契約を締結した者に対しては、私は、委員が御指摘のような調査は、これ以上の調査についてはする必要がないというように思っております。
○山本(有)国務大臣 生産資材の調査につきましても、任意の調査で、相手方の了解が得られた範囲で、これは調査は可能という認識でございます。
○山本(有)国務大臣 今回、十月七日に調査結果を発表したとおり、これは任意の調査で得られた結果を発表させていただきました。
○山本(有)国務大臣 これにつきましては、既に十月七日の調査結果で公表しているとおり、調査の内容につきまして、方法につきまして、これは丁寧に開示しているという認識でおります。
○山本(有)国務大臣 これは、調整金に係る授受の有無を中心にまず調査をいたしました。したがいまして、この千七百を超えるそれぞれの入札契約の相手方について調査をしたわけでございまして、その意味におきましては、調査は対象も調整金を中心にしているわけでございます。  そして、買い受け...全文を見る
○山本(有)国務大臣 恐縮でありますけれども、調査項目は、金銭のやりとりがあったかどうか等の五項目でございます。  また、公文書管理法四条、この点についての御質問でございますが、法令の制定、改廃や、閣議、あるいは複数の行政機関による申し合わせ等、個人等の権利義務の得喪あるいは職...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、SBS米の量が限られているということが一つでございます。八百万トンに対して十万トン。そして、十万トンが上限ですので、十万トン全部が入ってくるわけではない。そして、その量につきまして、主食用米の市場から、また国が備蓄米として買い上げている。  そうする...全文を見る
○山本(有)国務大臣 十月七日の調査結果でお答え申し上げますと、各業者には、過去やっている、あるいは、過去はやっていたというだけで、時期について、明示的に何年何月という報告を聴取はいたしておりません。これにつきまして、金銭の授受があったという点について重きをなして、その意味での過...全文を見る
○山本(有)国務大臣 全てのSBS契約で調整金があるわけではありません。  これまでにないと答えられたのが百十三者のうち六十一者、過去あったが現在はないと答えたのが三十一者、現在もあるというのが十一者、無回答も十者でございまして、これを集計することはできませんでした。
○山本(有)国務大臣 調整金があった場合に、調整金の授受をした業者が扱い、取引したその量については格別の調整金との連動あるいは関連が明確ではありませんので、この量についての集計はしておりません。
○山本(有)国務大臣 これは、あくまで調整金が値下げに使われる原資になったのではないかという疑いのもとに調査を起こした調査結果でございます。  したがいまして、この調査結果を求めるに当たって、契約当事者たる業者が調整金の授受を行ったと言っても、その調整金との関係が明らかでない以...全文を見る
○山本(有)国務大臣 あくまで、SBS売買につきましては、資格制限を設けております。無資格者についての契約はしておりません。したがいまして、有資格者との売買契約でもって、ここで入札契約が終了しておりまして、そこから先に多様な第三者に売り渡されるわけでございますので、この間につきま...全文を見る
○山本(有)国務大臣 あくまで有資格者を対象に調査をし、これは契約上、信義誠実の原則の中からお聞きしているわけでございまして、無資格者について調査をしているということは、これはありません。  したがって、SBSの契約者、そして実際に売り渡した者についてだけ、これは買い受け業者に...全文を見る
○山本(有)国務大臣 名義貸しなるものがあるとの話は、存在は、有資格者を限定する以上、それは当然あり得る話であろうというようには思います。
○山本(有)国務大臣 資格要件を厳格にすればするほど、また、SBS米、外米を望む実需者がいるような場面も、それは想像ができるわけであります。  しかしながら、あくまでSBS米の入札制度というのは、有資格者のみに与えられた買い受けの資格でございます。そこから先にどなたに売られるか...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、御指摘のように、SBS米の契約は三者当事者でございます。そして、買い受け人なる者は有資格者でございます。この要件は厳格に定められておりまして、その意味において、誰でも入れるというような資格ではありません。  したがいまして、これにおけます我々の認識と...全文を見る
○山本(有)国務大臣 SBS米、国家貿易の主眼になる価格設定は、あくまでマークアップの大きいかそうでないかの順になるわけでございます。その意味におきましては、利益を国家が最大化することによって買い受け業者が決まるというシステムになっております。  その意味において、さらにその買...全文を見る
○山本(有)国務大臣 そこで、我々としましては、十月七日の調査結果の中にお示しをしましたように、個々のSBS米契約に関連して、買い受け業者から直接または間接に現品を販売され、譲渡され、または引き渡しを受ける者を含んで、これにもし調整金のやりとりがあった場合には資格を取り消すという...全文を見る
○山本(有)国務大臣 実質的に、調整金あるいは個々の契約についての金銭のやりとりの禁止条項を契約書に書くわけでございますが、その契約書にサインした後に、この種の有資格者が無資格者の利益のために行うことについて報告等をいたします。そして、有資格者が正常なSBS取引をするように改善を...全文を見る
○山本(有)国務大臣 平成二十六年十月時点では、メールを受け取っていた担当者が、個別具体の訴訟に関連して、業者間の金銭のやりとりの存在を知っていたことは事実でございます。  担当者は、訴訟について課内で共有したものの、業者間の金銭のやりとりの存在につきましては、SBS契約の履行...全文を見る
○山本(有)国務大臣 当該専門性のある社、報道機関が、もし私どもの調査にさらに正確性を加えるために、何らか御相談をいただいて御一緒にさせていただければ、私どもは正確性を期すことができたかもしれません。  しかし、あくまで突然に、しかも何の連絡もなしに公表され、しかも調査のやり方...全文を見る
○山本(有)国務大臣 農林省の調査は、過去五年にわたる行政文書保存義務のある限りのわかる相手方に対して、輸入業者、買い受け業者、これに契約をした過去の事実に基づいて、信頼のあるお互いで、これを公表を前提とせず調査したわけでございます。  この当該報道機関がどのようなやり方でどう...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、食料自給率の目標を達成できていないということでございますが、大変残念というように思っております。  この自給率は、食料の国内需要を国内生産でどの程度賄えているかという比率でございます。食料・農業・農村基本法に基づきまして、平成十二年に、食料・農業・農...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘のように、広報、あるいは不安の解消のための実際の措置等、これは努力していかなきゃなりません。その意味において、なお御指摘のとおり、自給力における認識も国民の間で共有していきたいというように思っております。  さらに、委員御指摘のように、自然災害が多発...全文を見る
10月27日第192回国会 参議院 農林水産委員会 第2号
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○国務大臣(山本有二君) まず、記事では、労働基準法の労働時間等に関する規定、そうしたものに基づいて、当方に、私自身に行政手続的に不備がございました。大変雇用した本人に申し訳なく思っているところでございます。  今後そうしたことがありませんように万般遺漏なきを、今後、秘書の待遇...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 私の基本的、私設秘書に対する賃金につきましては県庁のそれぞれ等級に合わせた考え方で臨んでいるところでございまして、県庁から給与基準、それをいただいて、それで考えていたという現実でございます。これを低いと見るのか、あるいは高いと見るのか、それは様々な意見が...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 詳しくは当該秘書、そしてその時期、様々であろうと思っております。手元にその資料はございません。また後日調査して御報告させていただければというように思っております。
○国務大臣(山本有二君) 政治資金の中での運営経費、地元でほぼ年間に二千から三千万円程度であろうという認識でございます。
○国務大臣(山本有二君) これについても正確な資料がございません。後日また御報告させていただければというように思います。
○国務大臣(山本有二君) SBS米の構造、仕組み、それ自体に問題が、既存のSBS米の構造に問題があったというようには認識しておりません。しかしながら、しかしながら大変規模の大きな調整金の授受、この報道がございました。また、その報道において認識するところ、生産者に不安を高めることに...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 先ほど申し上げましたとおり、SBS米の三当事者の食糧法に書いてありますこの構造自体の問題ではなく、調整金が存在し、そのことにおいて報道されました。このことの不安感を払拭するために運用を改善させていただいたということでございます。
○国務大臣(山本有二君) まず、原則、米の価格は品質と需給で定まっているものでございます。  そして、なぜこの米を買うのかという点でございますが、ミニマムアクセス米の十万トンについて、用途を定めずに輸入するというWTOのルールでございます。その意味において、私ども、国家の基本的...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 例えば、平成二十二年が三・七万トンでございます。そのときにおける国内産価格はキロ当たり二百二十円でございます。このときには十万トンにはるかに及ばないわけでございまして、言わば、業務用米の国産米が十分に市場に供給されているというところでSBS米についての需...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) その価格の形成メカニズムが品質と需給というものでございまして、供給量と需要量とのそのバランスで価格が決まると。価格によってSBS米は確かに国内に輸入需要があるわけでございますけれども、まず最初に、米の価格についてのメカニズムは品質と需給というように認識し...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 国内産の価格に連動しております。
○国務大臣(山本有二君) 大変繰り返しになって恐縮でございますが、外国産米を輸入するには、国内産米の供給、そのバランスで外国産米、SBS米が輸入される。しかも、価格において、安ければ、国内産よりも安ければ輸入したいという力が働いているという認識でございます。
○国務大臣(山本有二君) 必ずしもSBS米が国内産価格よりも安いという場面ばかりではありません。そして、例外的に国内産価格よりも、レンジで考えますと、SBS米が高い時期もあったということでございますので、一概には言えないというように思っています。
○国務大臣(山本有二君) 当然のことでございます。
○国務大臣(山本有二君) 調査結果を御覧になっていただきますと、全てのSBS取引に調整金があるわけではありません。そして、その調整金につきましても、調整金名下ではなく販売促進費という場面もございます。その意味において、一概に一律にこれを安く誘導するための資金というようには捉えてお...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは、永続的な民民の取引でございます。したがいまして、長期間、ペアでルール化された取引でございます。その間に当たって、個別には一方当事者が利益を上げることもあれば、また損失になることもあります。そうした意味で、長期的にペアで販売あるいは買受けするような...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 金銭のやり取りについての分析、そして評価ということになると思いますけれども、販売促進費、販売奨励金などという認識の方も多いわけでございます。そして、落札から実際の調達までの間に生じるコストが、用船料等掛かったりもするわけでございまして、その時期時期の変化...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) SBS米の買受け価格調整金が価格メカニズムに占めるものは、大変、存在しないと思っておりまして、むしろ調整金よりもマークアップの大小で決まっていくということにおいて、既存のこの価格形成におけるSBS米のメカニズムは変化がないと、調整金によって影響していない...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) そのとおりでございます。
○国務大臣(山本有二君) この契約内容の改善を行いましたのは、既存の枠組みはあくまで継続をいたします。この入札をより適正に行いたいという気持ちでございます。そして、農業関係者等の、繰り返しになりますが、この入札制度に対する不信感を払拭したいという、あくまでその目的でございます。 ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 農水省は、あくまで関心事項はSBS米の三者契約の円滑な運用でございまして、民民の取引におけるそうした行為がある、ないについては関与すべきではないという意味で関心は寄せておりません。
○国務大臣(山本有二君) あくまで調整金が国内価格を、の米の価格を下げてしまうのではないかという報道ぶりに対して、我々は調査をし、その結果、こうしたことにおいて不安が払拭されるのではないかと判断したところ、契約改善を、契約内容の改善をしたというように御理解いただきたいと思います。
○国務大臣(山本有二君) 生産者不安というものに対する扱いを農水省といたしましては大事にしたい、そして不安を払拭したいと。あくまで運用の改善という認識でございます。(発言する者あり)
○国務大臣(山本有二君) すなわち、農家不安を払拭する意味で関心が強くございます。
○国務大臣(山本有二君) 今回の調査結果におきまして、現行の契約の外で民間事業者間の金銭のやり取りがある、ある程度存在していることが確認されました。  SBS契約の改善を行うということは既に述べたとおりでございますが、調査結果を踏まえた場合には現行の契約内容では不十分と判断をい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) TPPにつきましては、これまでのTPP閣僚会合、また本年五月のG7伊勢志摩サミット、ここにおきまして、早期発効に向けて各国政府が責任を持って国内手続を進めていく必要性が累次確認されております。  こうした中で、所信の中、TPPが発効した場合に備えて、そ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) ありません。
○国務大臣(山本有二君) これはあくまでTPPの批准に向けた国会審議の真っ最中であるという認識の下に作成した文書でございまして、新たな国際環境が訪れる可能性があるというように判断いただければ有り難いというように思います。
○国務大臣(山本有二君) あくまで政府が協定案を提出しておるわけでございまして、政府としての覚悟を込めた文書というように御認識いただければ幸いです。
○国務大臣(山本有二君) 私どもは、あくまでTPPの早期発効、このお願いをし、審議をさせていただいているという立場には変わりはありません。  そして、新たな国際環境の下という下については、これは議論をしているという時期も含めて下と言わせていただければ幸いでありまして、幅広に考え...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 答弁の前にお許しをいただきまして、この度の三笠宮様の御逝去に際し、国民の一人といたしまして心から哀悼の意を表させていただきます。  また、紙委員の御指摘でございます。私ども、TPPの審議に当たって、丁寧に質問をしていかなければならない職責でございます。...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) あくまで、誤解、不快を醸成したことに対して私ども大変軽率であったというように反省をしております。したがいまして、発言を撤回し、またおわびを申し上げるところでございます。
○国務大臣(山本有二君) TPPの審議に当たって、丁寧に、そしてできる限り努力をしながら、この政府における立場を御理解いただくということが行政府の任務だというように思っております。その配慮に欠けたところが私ども大変残念なところでございまして、私自身が反省するところでございます。
○国務大臣(山本有二君) あくまで、そのことのないように注意をさせていただきながら努力をいたします。よろしくお願いいたします。
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のとおり、今回の調査におきましては、過去五年間についてSBS米を落札し、廃業者や連絡が付かない業者を除く全業者を対象にしましてヒアリングを行い、過去のSBS米の取引実績といった客観的なデータを基に分析を行いました。民間の取引実態の詳細が分からない中...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 相手との面談形式あるいは電話での応対、しかもこのケースにおきましては三者契約の中で契約が完了した相手当事者でございます。過去においてではございますが、この三者契約の中の取引先という考え方の中で、国として丁寧に応対をさせていただく基本の中で、そのやり取りが...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 先ほども申し上げましたとおり、あくまで取引相手方でございます。その意味において契約当事者としての信義誠実の対象となるわけでございまして、その相手方の回答に合理性があり、しかも詳細にわたって開示をいただいたところでございますので、ここに信憑性があるというよ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 民事訴訟の中の判決文で名義卸という用語が使用されております。しかしながら、食糧法あるいはSBS契約上の用語ではありません。したがいまして、この名義卸を農林省としてこれを定義するという立場にはありません。  しかしながら、国がSBS契約を締結している業者...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは民事訴訟法の判決にある概念、用語でございます。先ほど申し上げましたように、食糧法並びにSBS契約上の用語ではありません。また、この概念を使われている判決は現在も係争中でございます。その意味において、コメントについては抑制的にさせていただきたいという...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のように、SBS方式は、マークアップ、輸入差益でございますが、これが大きいものから落札される方式でございます。このため、輸入業者と買受け業者との間で金銭のやり取りが行われましたとしましても、所与のマークアップは取れているというように考えているところ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) それぞれお付き合いが既に今まである方々ばかりでございまして、私としましては、能力、識見において極めて頼りになる存在の副大臣、政務官を御選任いただいたというように感謝をいたしました。
○国務大臣(山本有二君) 委員御指摘の課題の認識及びその進捗というところでございます。  我が国のまず農業は、生産者の高齢化、耕作放棄地の増大、なかなか難しい問題が山積しております。農業の活性化は待ったなしの課題でございます。この農業の成長産業化というのは、なかなか、言うはやす...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これまでの発言を撤回し、おわびを申し上げたところでございます。  また、私の進退につきましては、職責を全うし、この任を進めていきたいというように考えております。
○国務大臣(山本有二君) 現在、TPPの国会審議が行われております。この審議に当たって、私の立場は、あくまでTPPの合意内容について丁寧に御説明申し上げ、かつまた、御異論があるならばその点について懸命にまた説いていくというような任務を負っております。その立場にもかかわりませず強行...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 私の発言を撤回し、おわびを申し上げ、また国会審議につきましては緊張感を持って丁寧に対応してまいる所存でございます。今後は大臣の職責を懸命に全うさせていただきます。
○国務大臣(山本有二君) TPPの合意内容や国内対策の内容等につきましては、内閣官房及び農林水産省によりまして現場への説明を現在進めております。全体としては一定の理解をいただいたというように考えているところでございます。  今回の新潟県知事選挙につきまして、TPPが主な争点であ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のように、この調整金なる存在、これを裁判の一方当事者から知らされたわけでございますが、こうした販売促進費などの金銭のやり取りが行われているという……(発言する者あり)
○国務大臣(山本有二君) 情報共有につきまして、私ども、裁判をしているという極めて強い利害関係がある一方当事者から一方的にお話を承って何か行政的判断をするというような認識ではなく、むしろここは抑制的にこの裁判の推移を拝見させていただかなきゃならぬというように、むしろこの裁判におい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 情報共有の問題でございますが、この情報を受けた当事者は、これは上司に報告をしていませんでした。その意味において、私ども全体として省内でこの情報を共有し、また調査をするということには至っておりません。  特に、繰り返しになりますが、訴訟の一方当事者からの...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 政策統括官がお示しいたしましたように、国際取引価格の推移でグラフに提示をさせていただいておりますように、公表するわけでありますから当然認識はございます。また、この価格でありましても、海上運賃あるいは為替リスク等の考慮をしなければなりませんし、また産地、銘...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御承知のとおり、国内市場は八百万トンでございます。SBS米の量につきましては、多くて十万トンというように限定をされております。その間における価格の決定メカニズムは大きい方の国内産価格によるというようなことは、もう御承知おきのとおりでございます。また、業務...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御専門の委員のこの表の整理、非常に分かりやすく感心させていただきました。また参考にさせていただきます。  また、ガット・ウルグアイ・ラウンドの農業合意関連対策、UR関連対策におきましては、農業農村整備事業のうち土地改良事業として、平成七年から十四年まで...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず、TPP関連対策におきます土地改良事業でございますが、総合的なTPP関連政策大綱に基づいて行われております。  まず、担い手への農地集積、集約化を加速すること、生産コストを大幅削減するために農地の更なる大区画化を図っております。また、高収益作物への...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 土地改良事業におきますTPP関連対策は、攻めの農林水産業への転換に向けた農業の体質強化を推進していくものでございます。米の生産コストの低減や高収益作物への転換による生産額の増加といった具体的な成果目標の達成が見込まれる先進的な取組を支援していくものでござ...全文を見る
10月28日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第9号
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○山本(有)国務大臣 委員御承知のとおりでございますが、影響試算の算定というものの基礎条件をどう捉えるかということによってその結果の数字は大幅に変わってまいります。  前回の平成二十五年三月の政府統一試算では、TPP交渉の参加前でございますので、全ての関税が撤廃、追加的な国内対...全文を見る
○山本(有)国務大臣 関税ゼロから出発した試算が適切とお考えになる向きの方法もあろうと思いますが、しかしまた、それをそのまま提出することによる影響からすると、やはり、国内の生産者の立場に立ちますと、何の対策もないのかというように逆に疑問に思ってまいります。  その意味において、...全文を見る
○山本(有)国務大臣 基本的に、この表で明らかなところは、国内産の米の価格が低くなれば、需給のバランスからしてSBS米の供給は必要なくなるということで十万トンに達しない。国内産の価格が高い場合には、これは需給バランスにおいて供給が少ないわけでありまして、SBS米も必要とされるとい...全文を見る
○山本(有)国務大臣 委員もう十分御承知のとおり、他方の、農林省が公表していますSBS米と銘柄米の国内価格の推移にありますように、SBSの価格が高い場合も安い場合も、それは需給のバランスから考えられるということでございます。
○山本(有)国務大臣 例えばでございますが、先生御指摘のアメリカ産のウルチ米短粒種、SBS米価格の方が国内産価格よりも高いというところでございます。
○山本(有)国務大臣 二十三年よりも二十四年の方が高いということでございます。(篠原(孝)委員「いやいや、違います。二十三、四年と二十六、七年を聞いているんです。委員長、ちゃんと答えさせて」と呼ぶ)
○山本(有)国務大臣 二十三年、二十四年で比べますと、米のウルチ米短粒種は二十四年の方が高く、またさらに、二十六年、二十七年では、アメリカ産の出荷価格の多少の値上がり分で高くなっているということでございます。
○山本(有)国務大臣 まず、御指摘の、TPP合意により、リンゴ、ミカン等は関税ゼロだ、交渉のどういう話があったのかということでございます。  型どおりのお答えになって申しわけないんですが、二十七年十月のアトランタの閣僚会合で、関税以外の分野も含めて全てがパッケージで合意されたと...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御承知おきのとおり、自由化悲観論というのは、もうそのとおり、定説があります。しかしまた、その自由化でも対応できる、力強い品目もございます。  自由化後十年の作付面積あるいは飼養頭数の動向、これを見てまいりますと、まず、作付面積が減少したものがございますが、...全文を見る
○山本(有)国務大臣 十一本、具体的に申し上げますと……(篠原(孝)委員「いいです。本数、十一本のうち農林水産省関係は何本でしょう」と呼ぶ)これを申し上げますと、大体、大体ってことはないですね。(発言する者あり)四本でございます。
○山本(有)国務大臣 TPP合意の内容また詳細、これについては石原大臣が総括的な答弁をされるわけでございますが、私どもといたしましては、農林水産物の国内生産をしっかり守っていく、並びに、小委員会等々について、そのメカニズムについてはコンセンサス方式であるというように思っております...全文を見る
○山本(有)国務大臣 十月七日に提出いたしました輸入米に関する調査結果についてでございます。  この調査の目的は、あくまで調整金が国内米価格に影響があるかどうか、これを目的に調査をさせていただいたところでございます。これについては、完結しているというものでございまして、新たに調...全文を見る
○山本(有)国務大臣 お聞きしております。
○山本(有)国務大臣 二十八年で二兆三千九十億ということでございます。
○山本(有)国務大臣 アメリカでは、農業リスクや価格リスク、そういったものに変化を遂げておりますし、EU諸国もその傾向にあります。世界の農業の直接支払制度の中身がやや生産要素から離れてきつつあるということは、実際の事実でございます。
○山本(有)国務大臣 日本の直接支払制度、それぞれの分野、今、工夫を凝らして定着しつつあるわけでございますが、農家収入の安定的な継続というものを考えながら、収入保険とか、新しい物の考え方に入っている段階ではないかと思っております。
○山本(有)国務大臣 多面的機能支払い等、大変喜ばれているという認識はありますけれども、それだけで農家が営農を継続できるというものではないわけでありまして、さらに、もっと農家として安定的な、また後継者も確実に育つというような体制づくりからすると、これからさまざまな工夫を凝らしてい...全文を見る
○山本(有)国務大臣 関税撤廃が原則というTPP交渉の中で、この農業分野、そして牛肉、これを十六年目の最終税率九%という関税撤廃の例外を確保した意味では、私はよくやったと思っております。  また、我が国以外の牛肉需要が現在急激に伸びておりまして、他の輸入国との買い付け競争が激し...全文を見る
○山本(有)国務大臣 それぞれ繁殖農家の戦略あるいは経営の物の考え方があるわけでございますし、また、子牛の値段が急激に高くなっている現下の状況の中でとり得る措置といたしまして、やむなくそうした手段に出ているというところも否めないことではないかと思っています。
○山本(有)国務大臣 日豪EPA締結後の牛肉の推移を見たり、さまざまな要因を見ながら対処をしていかなければならない分野であるというように思っておりますが、ともかく、私ども、生産農家、畜産農家が不安のないように、しっかりとした対応をしていくつもりでございます。  また、その中で、...全文を見る
○山本(有)国務大臣 規制改革会議についてでございます。  規制改革実施計画における、指定生乳生産者団体制度の是非や現行の補給金の交付対象のあり方も含めて、抜本的改革につきまして、二十八年秋までに検討し、結論を得るというようにされております。  関係者の意見を十分踏まえつつ検...全文を見る
○山本(有)国務大臣 おまとめになられましたこの表の予算の内訳等の中で、農林水産業分野、これに入っているというように思っております。
○山本(有)国務大臣 中山間対策の一つとしてここに挙げられているというように思っております。
○山本(有)国務大臣 先ほど申しましたように、中山間地域の農業所得の向上、あるいはTPP政策大綱に基づく体質強化などを含めまして、相互連携しながら、農業、農村、そうしたものが豊かになっていき、特に、農家所得が向上することによる現実的な豊かさ、及び環境のさらなる整備による豊かさ、そ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 日本型直接支払い、特に地域の共同活動を通じまして営まれる農地等の資源の維持や継承、そういったものが、我々の、農家が豊かさを維持し、また、食料の安定供給の機能あるいは多面的機能によるそうした共同作業による支払い等によって、お互いのむつみ、結い、あるいは和という...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘の直接支払制度における農地維持や資源の向上機能というのは、これはもう皆さん、高い評価を受けるところでございますし、中山間地域の直接支払いの交付金で大変その地域が高齢化しつつも守られているという現実も評価を受け、さらには環境保全の農業直接支払いもあります...全文を見る
○山本(有)国務大臣 ぜひそうした方向で物事を整理してみたいと思います。  特に歴史的に見るならば、貨幣経済になる、そして不況が起こる、そして金融資本主義の荒波が恐慌のときに起こる、その中で最も生活を守れる分野が農業だ。そうすると、やはり、国の基というところは、農家あるいは農業...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、我が国の農産物の生産額は、ほぼ世界十位を維持しております。しかし、輸出額に至っては世界六十位ということでございまして、簡単に申し上げれば、輸出額が低い、輸出を主眼とした農産物生産の体制にはないということが言えようかと思っております。  今後は、海外に...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘のガット・ウルグアイ・ラウンド交渉におきまして、我が国は、国民の主食である米のようないわゆる基礎的食料について、所要の国内生産水準を維持するために必要な国境調整措置を講じることができるよう主張した経緯がございます。  他方、TPP協定は、二十一世紀型...全文を見る
○山本(有)国務大臣 今回のTPP交渉の結果、関税即時撤廃ではありません。御指摘のように、十六年目に最終税率九%、これは牛肉でございますが、そういう長期の関税削減期間を確保しております。また、この長期にわたる関税削減期間を活用して、生産コストの削減等の体質強化対策を実施することに...全文を見る
○山本(有)国務大臣 私は、定例的に年一回、政治資金パーティーを必ず開いております。その時期が十月二十六日でございまして、その日に、大臣規範に沿って政治資金パーティーを開催いたしました。
○山本(有)国務大臣 政治資金規正法にのっとり、適正に行っております。  また、一千万以上かどうかについては、集計するまで、私もその報告を聞いておりません。また、具体的な事前通告をいただいておりませんので、正確にお答えすることはできません。
○山本(有)国務大臣 これについても、具体的な事前通告をいただいておりませんので、正確にお答えすることはできませんが、政治資金規正法にのっとり、適正に処理しているところでございます。
○山本(有)国務大臣 これにつきましても、かかる具体的に事前通告をいただいておりませんので、正確にお答えすることはできませんし、私の政治資金パーティーは、毎年、政治資金規正法にのっとりまして、適正に処理し、公開をさせていただいておりますので、よろしくお願いします。
○山本(有)国務大臣 調査し、そして、あるかどうかということを検討するわけでございますが、事前に通告をいただいて、正確に具体的に御指摘いただきたいというように思っております。
○山本(有)国務大臣 私の認識では、そういう御質問についていただけるというように思っておりませんでした。(宮崎(岳)委員「ちょっと意味がわからない。紙を出しているんだから。とめてください。通告していないという答えだけれども、通告しているんだから」と呼ぶ)
○山本(有)国務大臣 二十六日のパーティーは、定例的に年に一度開いているものでございます。  また、先ほど御指摘の調査対象からの献金について、二十六日のパーティーについてのその購入については、これは判明しておりません。  並びに、今回のSBS関連の調査は、食糧法上違反でない内...全文を見る
○山本(有)国務大臣 委員がお調べになってそういう業者の名があるならば、それはそうなのかもしれませんが、私はちょっと確認しておりません。
○山本(有)国務大臣 この業者の社長さんのお母様でありまして、この社長さんは私の高校の一年後輩です。
○山本(有)国務大臣 かかる業者が二十四年十月に指名停止になり、二十五年一月に営業停止になりました。それに気がつき、献金についてはお返しをしたところでございます。
○山本(有)国務大臣 この社長さんの会社からの分につきまして、正確には、少し、私の手元にありませんが、気がついたときに返した、こういうことです。
○山本(有)国務大臣 二十三年にいただいたものについてお返しをしておりまして、二十三年にお返しをしております。  それで、今度のそのお母様については、個人の寄附でございまして、会社ではないということでございましたわけでございますが、昨夜、朝日新聞から生田氏に関する指摘を受け、そ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 あくまでお母様との認識で、昨夜、会社の行政処分について確認したところ、二十六年に行政処分を不服とする裁判で会社の敗訴が確定しているということが認識できましたので、道義的見地から、御質問の個人寄附につきまして、寄附者に返金する手続を進めております。
○山本(有)国務大臣 これは確認できておりません。
○山本(有)国務大臣 古くからの友人で、一緒に司法試験を受けて合格した仲間です。
○山本(有)国務大臣 これはUさんの名誉等もございますので、私から申し上げるわけにいきません。
○山本(有)国務大臣 正確には存じ上げません。
○山本(有)国務大臣 本人に確認しなければ答弁できません。
○山本(有)国務大臣 本人に確認をさせていただかなければ、私の口からはお答えできません。
○山本(有)国務大臣 その方の退任されたと委員おっしゃる次の年に、私は金融担当大臣になっております。
○山本(有)国務大臣 本人の名誉にかかわることでございます。また、本人も、今現在、信用力ある事務所経営をされておる方でございます。この場で私から、そういう非違事実等について、詳しく申し上げる立場にはありません。
○山本(有)国務大臣 私は、友人の弁護士からいただいたものでございまして、この生保等に関する事件についての依頼も、またお聞きしたこともございません。
○山本(有)国務大臣 この弁護士さんに依頼された事実は全くありませんし、先ほど申し上げましたように、二十代からのかけがえのない友人で、私が政治を志す前から、私に対してさまざまな支援をしていただいた方でございます。  金銭の多寡に関係なく、かなり私にとりまして、人生の大変支えにな...全文を見る
○山本(有)国務大臣 退職されて以降、弁護士活動に専念されておられるわけでございまして、その以降でしか私は政治資金をいただいたものではありません。そして、人生のかけがえのない友人であり支えでございます。その意味におきましては、彼の名誉を守り、そして彼が、またさらに、現在の事務作業...全文を見る
○山本(有)国務大臣 ふさわしい人間に、あるいは大臣になれるよう努力をいたしておるところでございます。
○山本(有)国務大臣 御指摘の第五章十条一の第二文に、「自国が課する引取りのための要件が満たされていない場合において物品の引取りを許可することを要求するものではない。」と念のための規定が置かれておりまして、検疫が終わっていない貨物を四十八時間以内に通関させなければならないわけでは...全文を見る
○山本(有)国務大臣 今御指摘のTPP貿易円滑化章の規定、これは、税関当局が行う検査活動に係る管理手法について、リスクの高い貨物になるべく資源を集中させるといった旨を述べているものでございます。動植物検疫のような、税関以外の手続の内容について規定したものではございません。  既...全文を見る
○山本(有)国務大臣 委員おっしゃるとおり、成長産業にするには人でございます。持続可能な力強い農業を実現していく、そのために、農業の内外から新規就農を促進して、世代間のバランスのとれた農業構造にしていくことが重要であると考えております。  平成二十四年度から、就農準備段階や経営...全文を見る
○山本(有)国務大臣 この心構えで頑張りたいと思っております。
○山本(有)国務大臣 重要五項目のうち、関税を維持したタリフラインは百五十五でございます。(発言する者あり)
○山本(有)国務大臣 除外または再協議……(玉木委員「五百九十四のうち」と呼ぶ)五百九十四のうちですか。除外または、ちょっと待ってください。(玉木委員「委員長、とめてください。時間が無駄です。ちょっと整理してから」と呼ぶ)  関税撤廃の例外としまして、全体ラインで、今ある資料で...全文を見る
○山本(有)国務大臣 完全に維持して、先ほど委員がおっしゃるように、タリフラインを守り切ったというものはございません。
○山本(有)国務大臣 二〇一〇年、TPP諸国から……(玉木委員「違う、違う。全体です」と呼ぶ)世界全体。(玉木委員「はい。項目で」と呼ぶ)項目で考えましても、やはりそれは、冷凍豚肉部分肉であると。
○山本(有)国務大臣 牛肉と豚肉ということで……(玉木委員「いやいや、違いますよ。タリフラインで。さっきの答えが正しいんです。冷凍が一位で」と呼ぶ)冷凍豚肉、二位が冷蔵の部分肉でございます。
○山本(有)国務大臣 委員御指摘のロジックでいくと、ゼロということを強調されるわけでありますが、重要五品目の撤廃例外のライン、四百二十四の内訳を言うと、維持が百五十五で、関税割り当てが百五十八で、削減が九十五で、その他ラインが十六あるわけでございます。その意味において、委員の御指...全文を見る
○山本(有)国務大臣 大変いい質問をいただきました。私がこの宣言をする大変いい機会でございます。  この法制化及び補填率の引き上げ九割、省令できちっとやっていきます。
10月31日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第10号
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○山本(有)国務大臣 この豚肉のTPP合意につきましては、我が国には影響はないというように思っております。  二〇一〇年度にTPP参加国から輸入された豚肉のうち従価税が適用されたものは八三%、これは事実でございます。TPP合意でこの従価税が撤廃されることは事実でございます。また...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘の総合的なTPP関連政策大綱に基づき、赤澤委員が御指摘をされておられます、まず畜産クラスター事業を強化いたします。生産コスト削減など体質強化対策を講じるようにしております。次に、豚マルキンを法制化するとともに、補填割合を八割から九割に、国庫負担割合を国...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘のとおり、昨年十一月、総合的なTPP関連政策大綱で、新たな国際環境におきましても生産者が安心して再生産に取り組めますように、「攻めの農林水産業への転換」あるいは「経営安定・安定供給のための備え」というものが定められました。  特に、体質強化対策につき...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘のとおり、貨幣経済が拡大し、グローバリズムが進展すれば、当然、自給率というものの概念で守るべきものが出てまいるわけでございます。  今回、TPP協定のもとでも、意欲ある農林漁業者が安心して経営に取り組み、確実に再生産が可能となるよう、交渉で獲得した措...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まだ動物検疫の段取りが整っていないので、輸出できていないということです。
○山本(有)国務大臣 マルキン法制化に係る成立そして施行、この日と同日に補填率をかさ上げするというようにしております。
○山本(有)国務大臣 条約の発効日でございます。
○山本(有)国務大臣 予算あるいは省令でできるようになっております。
○山本(有)国務大臣 現在、八割の補填率でございます。関税の引き下げに応じた対策として九割にするわけでございますから、発効後でなければ意味を持たないというように思っております。
○山本(有)国務大臣 十月七日の調査、この調査に加えて何か資料を出せという御命令がございましたが、しかし、この調査の目的は十月七日の調査で完結をしておりまして、我々にとりまして、それ以外の調査をする、そういう必要性あるいは課題、そういったものを持ち合わせておりません。その意味にお...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、二つの新聞に、この報告書についてのさらなる疑問というような、そうした見解の相違を示す報道がなされました。  しかしながら、これにつきましては、農林水産省は、かかる報道機関の調査に何ら関与はしておりません。したがいまして、この調査がどういった調査であり...全文を見る
○山本(有)国務大臣 委員御指摘のとおり、金銭のやりとり、買い受け業者については十一者、輸入業者も現在もあると答えられた方が十者であることは報告書のとおりでございます。  そして、この十一者あるいは十者の取扱量と調整金なるものとの関係は必ずしもあるわけではありません。調整金が国...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、文書化されていない約束は我々は全く存じ上げません。  そして、この六万トン、この枠はTPPではなくてWTOの枠でございまして、したがって、米国に八割を保証した事実もありません。  また、このITCの報告書に誤解等があってはならないというようなことか...全文を見る
○山本(有)国務大臣 私は、農林族かどうかわかりませんが、存じ上げてはいません。
11月01日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第11号
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○山本(有)国務大臣 御指摘のとおり、農政新時代には、経営力のある人材の育成、これが極めて重要でございます。  このため、従来からある青年就農給付金事業による新規就農前後の所得確保の支援、あるいは農の雇用事業による農業法人等における雇用就農者の研修の支援、こういうものを行ってき...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、報道機関の記事については農林省は関与しておりませんので、これについてはコメントする立場ではありません。  そして、委員御指摘のとおり、輸入米が二割安くなるその原因がSBS米の輸入にあるということも、マクロ的な国内産の米価格というのは、品質と需給動向、...全文を見る
○山本(有)国務大臣 調査は、十月七日にお示ししたとおりでございます。また、安値販売の記事については、何度も言いますが、農林省が関与したものではありません。  その上で申し上げれば、米の価格は、基本的に、品質、需給で決まるわけでございます。国産米価格の下落局面などに政府売り渡し...全文を見る
○山本(有)国務大臣 農業のさまざまな機能の中に社会保障的機能があることは、つとにうたわれたところでございます。  例えば、「NHKスペシャル」、最近放映の「資本主義の未来」というテーマの番組の中で、スペインのアンダルシア地方のマリナレーダという三千人の村の話でございましたが、...全文を見る
○山本(有)国務大臣 内需の重要性は、私がちょうちょう申し上げるまでもありません。  先日、熊本県のフグの養殖業者の方が、モスクワから注文が来た、こういうことをおっしゃっておられました。つまり、世界の皆さんは、日本における農林水産物について大変な興味もあるわけでございます。また...全文を見る
○山本(有)国務大臣 私の認識では、早期支払いに重要な意識がありましたので、その被害確定ということについても検討を勉強していきたいと思っております。
○山本(有)国務大臣 復旧事業への速度が速くなる、時期が早くなるということであるならば、委員おっしゃるように、一筆ごとの確定ということについて、早期に考えをまとめたいというように思っております。
○山本(有)国務大臣 御指摘のとおり、牛トレサ、これはかなりの効果を上げております。その意味におきまして、今後もその普及あるいは推進をしっかりやってまいりたいと思っています。
○山本(有)国務大臣 国産の牛肉につきましては、耳標をつけているのでトレサが可能でございますが、輸入につきましては、かかる耳標がございません。したがいまして、現在、トレサの対象となっておりません。
○山本(有)国務大臣 委員御指摘のとおり、牛のトレサにつきましては、これはBSEの発生防止ということが最大の目的になっております。したがいまして、日本で屠畜される牛にこれが適用されるわけでありまして、輸入されるところのものの考え方の中に牛トレサの適用というものは、今後、幅広に検討...全文を見る
○山本(有)国務大臣 これにつきまして、耳標を求めるということは国としましてはできます。しかれども、相手国がこれに対応していただけるか、これはわかりません。したがいまして、合意があれば可能性が出てくるというように思っております。
○山本(有)国務大臣 輸入肉につきましても、トレーサビリティー、そしてBSEの排除という意味での可能性を求めていきたいというようには思っております。
○山本(有)国務大臣 牛肉トレーサビリティーについては、牛の個体識別のための情報の管理及び伝達に関する特別措置法という国内法でございます。これを輸入相手国に適用するということになりますと、相当の交渉等が必要だろうというように思っております。  しかし、これにつきましては、国内の...全文を見る
○山本(有)国務大臣 米トレーサビリティー法は、食品事故、偽装表示、横流し等の事案が発生した際に、記録をたどることで流通経路を的確に特定できるようにするため、米穀事業者に対し、米の名称、産地、数量等に関する取引記録の作成、保存等を義務づけているものでございます。  食品としての...全文を見る
○山本(有)国務大臣 委員御指摘の調査の目的が調整金が国内米価格に影響するかどうかであれば、十月七日の調査で完結しているというように解釈しております。  また、米トレーサビリティー法で義務づけられておりますのは、米価格に関する記録の作成、保存ではございません。  したがいまし...全文を見る
○山本(有)国務大臣 TPPが発効しますと、最終的に全ての木材の関税が撤廃されることとなるわけであります。  今般のTPP交渉におきましては、まず、輸入額が大きいカナダからの製材やマレーシアからの合板については、最長十六年の長期の関税撤廃期間を確保いたしました。また、非農産品で...全文を見る
○山本(有)国務大臣 TPP加盟国のうち、我が国への輸入量が多いカナダ、マレーシア、ベトナム、ニュージーランド、チリとの間では、製材、合板等の輸入につきまして、セーフガード措置を交渉により獲得しているところでございます。  このセーフガード措置は新設のものでございまして、例えば...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、米政策の見直しの現状でございますが、これまでは行政が生産数量目標の配分を行ってきました。平成三十年産を目途に、今回、行政による生産数量目標の配分に頼らないで、農業者がマーケットを見ながら、みずからの経営判断によりまして、需要に応じた生産ができる環境整備...全文を見る
11月04日第192回国会 衆議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第12号
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○山本(有)国務大臣 先日の私の不用意な発言によりまして、再び皆様に大変御迷惑をおかけいたしましたことを心からおわびを申し上げます。  また、この発言につきまして、謹んで撤回をさせていただきます。  さらに、農業関係者の皆様に心からおわびを申し上げさせていただきます。(発言す...全文を見る
○山本(有)国務大臣 先日の私の不用意な発言につきまして、再び御迷惑をおかけいたしましたことを心からおわびを申し上げます。  また、この発言を謹んで撤回させていただきます。  さらに、農業関係者の皆様に心からおわびを申し上げます。
○山本(有)国務大臣 ひたすら不明のいたすところであり、この発言を謹んで撤回させていただきまして、おわびを申し上げる次第でございます。
○山本(有)国務大臣 職責を全うするため、誠心誠意努力を重ねていきたいというように決意を新たにしておるところでございます。
11月11日第192回国会 参議院 本会議 第10号
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○国務大臣(山本有二君) 福岡資麿議員の……(発言する者多し)
○国務大臣(山本有二君)(続) 農業分野における十分な説明と対策の実施についてのお尋ねがありました。  昨年十一月に取りまとめられました総合的なTPP関連政策大綱では、新たな国際環境におきましても生産者が安心して再生産に取り組めますよう、産地パワーアップ事業や畜産クラスター事業...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 浜口議員からSBS米に関する調査についてのお尋ねがございました。  まず、十月七日に公表いたしました調査結果では、事業者ヒアリングの結果、SBS米の買受け業者は、輸入業者から金銭を受け取った場合においても国産米の価格水準を見据えながらSBS米の販売を行...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 佐々木議員の御質問にお答えいたします。  TPP協定の実施に伴う畜産物や砂糖に関する法改正の趣旨と効果についてお尋ねがありました。  牛肉及び豚肉につきましては、TPP協定の発効によって仮に国内産牛肉や豚肉価格の低下が生じた場合にも、経営の安定を図る...全文を見る
11月14日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第3号
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○国務大臣(山本有二君) TPPと申しましても、交渉前のTPP、そして交渉後のTPP、さらには国内対策を盛り込んだTPP、こうした、TPPと一概に言いましても、私は三つの概念がそれぞれ独自に移動し、また評価をされているというような懸念を持っております。その意味におきまして、交渉前...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 米は重要五品目の中の最大の懸案でございました。その米につきましては、枠外税率一キロ当たり三百四十一円の関税、これを維持することができました。この一キロ三百四十一円は六十キロに直しますと二万円でございますので、これで枠外で輸入されるということはほとんどあり...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) おっしゃるとおり、現在、米市場は八百万トンの規模でございます。そして、TPPで国別枠が七・八万トンでございます。一%でございます。そして、この一%でも入りますれば、その分それに応じて備蓄米で国内産の主食用米を買い取るというようなことで、市場に需給というバ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のように、リンゴは品質においても、またその信頼、ブランド化においても、国内産リンゴというのは圧倒的なものがございます。  実際、七十四万トン、国内で二〇一三年生産されておりまして、輸入は二千三百トンですから、国内生産の〇・三%しか輸入されていない...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 過去数年間で、ある企業から六百九十万円です。
○国務大臣(山本有二君) まず、安倍内閣における農業改革、この目玉は農業者の所得が向上すること、この一点に向かって頑張っております。その中で、農業者が必要な運転資金を円滑に調達できるようにすることは重要でございます。  現行の組勘制度につきましては、その約定書に農畜産物を営農計...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 百七十のタリフラインにつきまして、品目全体として国内に影響があるかどうかという観点で検討いたしまして、三つの基準を考えました。一つは、輸入実績がほとんどないもの、もう一つは、輸入実績がありましても国内農産品としての代替性がないもの、そして三番目には、逆に...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 委員御指摘のとおり、自由化されることによって影響が全然ないというようなことにはなりません。  そこで、国内農業を足腰を鍛えて攻めの農業への転換を図るという考え方が何より大事でございます。農業所得を向上させるために農地中間管理機構の創設をいたしましたし、...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御質問ありがとうございました。  戦後造成しました人工林が今本格的な利用期を迎えつつございます。国産材の安定供給を図って、林業の成長産業化を実現することが急務でございます。そのため、国産材の安定供給に向けまして、一つは、改正森林法による措置も活用して施...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のとおり、我が国の輸出、特に加工品が重要な輸出産品になっております。加工品といっても、アルコール飲料等、元々は農業生産物でございますから、利益は農家にあるということは言えると思いますけれども、まだまだやはりオランダのトマトとか、あるいはノルウェーの...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 輸出を更に拡大するためには、先生御指摘の若い方々や意欲ある農家の方々をサポートする体制が必要でございます。    〔理事福岡資麿君退席、委員長着席〕  まず、農林水産省本省及び地方農政局並びにジェトロ、こういったところが総合的に農林水産物・食品輸出相...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 大事な御指摘でございますけれども、今現在ある食品のトレーサビリティーと申しますのは、食品事故等があったときに原因究明とか商品回収等の円滑化に資するように組み立てられておりまして、表示の信頼性向上にも寄与する重要な取組ではありますけれども、お米と牛と、この...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のように、平成二十七年には海外における日本食レストランの数が二年前の一・六倍、八万九千店に増加をいたしております。ジェトロが実施した海外消費者意識調査では、好きな外国料理というのに一位と日本料理が選ばれるなど、近年、世界の中で日本食、食文化は高まっ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 企業の活力も是非農業分野に活用させていただきたいと思っております。企業の農業参入については、平成二十一年農地法改正で、リース方式の参入が完全に自由化されました。改正前の現在五倍のペースで参入が進んでおります。また、農地を所有できる法人の要件も随分緩和され...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず、平成二十六年の荒廃農地、これは市町村や農業委員会の調査で二十七万六千ヘクタールございます。このうち、再生利用可能なものが十三万二千ヘクタールございます。こうしたものに対して、耕作放棄地再生利用緊急対策交付金などによりまして再生事業を鋭意行っていきた...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 農業所得が年三百五十万円を超えて青年就農給付金の受給資格がなくなると、早期達成者等にインセンティブを付与するようにこうしたところを改正したらどうかという御意見でございます。  今、青年就農給付金制度を農業次世代人材投資事業というように衣替えしまして、次...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 福島第一原子力発電所事故の放射性物質に関する輸入規制、これに対しまして、政府一丸となって撤廃、緩和に向けた取組を進めてきたところでございます。規制を設けている国・地域の数は、事故後、五十四でございましたが、現在は三十五となっております。  TPP協定に...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) TPP交渉の結果、漁業補助金に関して禁止されたものが二つございます。漁獲に対する補助金であっても、乱獲された状態にある魚類資源に悪影響を及ぼすもの、これは駄目です。また、IUU漁業を行う漁船に対し交付される補助金、これも禁止でございます。現行の我が国の漁...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のTPP参加国、特にベトナム、マレーシア、まだまだ高い関税水準が維持されております。もし発効するならば、こうした国もお米の輸入拡大が期待されるところでございまして、二〇一四年、ベトナムは四トンしか輸入されておりませんでしたが、二〇一五年には百四十二...全文を見る
11月15日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第4号
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○国務大臣(山本有二君) これまで我が国の生産農家は国内市場への出荷しか考えられなかったわけでありますが、海外輸出という新たな選択肢を得ることができました。しかし、経験のないことでございますので、大切なのは先生御指摘のような適切なアドバイスということではないかと思っております。 ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 十一日のワーキング・グループの取りまとめは、七日に規制改革推進会議で総理から御指示のあった点を踏まえた取りまとめでございます。総理は、あくまで農家所得を向上したいという一心で農業改革、農協改革に取り組んでいらっしゃるわけでございますが、まず生産資材の購買...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) このTPPの審議における私の立場というのは、輸出促進という面もあるかもしれませんが、そして同時に、中小零細な農家の不安を払拭するというものが私は大半でなければならないというように思っております。  その意味において、丁寧に説明し、まさに委員御質問のよう...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) このTPPと申します概念に、私は三つあるような気がしてなりません。一つは、TPPの合意前の試算という意味での不安を背景にした試算、三兆円の損失があるというものが一つ。もう一つは、合意をして、セーフガード等、国会の決議を後ろ盾に一生懸命交渉した挙げ句、やっ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 試算というものは、各品目ごとに洗い出しながら、そしてこの重要五品目を中心にして考えてきたわけでございます。一定の時点で一定の仮定を置いたマクロ的な数字でございます。  その意味におきましては、その時点時点で変化するということではなくて、試算をしまして、...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 農林水産物の試算と申しますのは、TPPによる関税削減等の影響の試算でございます。  平成二十五年三月の試算も、何年後という具体的な時点を想定したものではありません。そして、今回の試算につきましても同様にそれぞれの品目の関税削減等の最終年における品目ごと...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 品目ごとに考えた試算であるわけでございまして、それが関税撤廃との関係でいかなる影響があるかという判断をしたものでございます。
○国務大臣(山本有二君) これは、二十五年試算につきましても二十七年試算につきましても、それぞれ関税削減等の影響でございまして、それをその年限を切ってここでこの額の影響があるというようにしたものではありません。あくまで、お米であれば十三年目、これを、国別枠が始まって輸入量が七・八...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) もう少し具体的に申し上げれば、米で十三年目、小麦で九年目、牛肉で十六年目、豚肉で十年目、乳製品で二十一年目という最終年を置いた試算というようになります。
○国務大臣(山本有二君) 例えば、米についてのそれぞれの県での試算については拝見したことがございます。
○国務大臣(山本有二君) それは国内対策がないときの時点のものもあり、また、このSBS米についての影響についての懸念を強く抱いて考えられたものもあり、それぞれ様々な観点からお考えになっているというように思っております。
○国務大臣(山本有二君) 田名部委員の提出されました資料にありますように、青森県は独自の試算をされておられます。そして、二十三億円の減少額があるというようにされております。  また、青森では、「まっしぐら」あるいは「つがるロマン」、こうした業務用米についての評価は非常に高いもの...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 個々の銘柄、品質についての影響試算というものではなくて、例えば生産数量目標をそれぞれの県がこれからやっていただいているし、今もやっていただいているわけでございまして、その意味においての米の出来高、作柄等についての報告をそれぞれにいただいているわけでござい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 先ほど申し上げましたように、言わば生産における目標面積等についての御協力を各都道府県でやっていただいて、作柄についても御相談いただきながら、今、米政策を推進させていただいているわけでございます。その意味では、各県の米の動向についてはやり取りをして十分な情...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 二十七年にしました試算、米についての試算、これを置きました以上の要因はいまだないというように思っておりますので、この試算で十分だと私は思っております。
○国務大臣(山本有二君) これは、TPPのみならず、農家を守るというのは、これは農林省として常に念頭に置いてしなければならない農政の大事な分野でございます。その意味において、TPPで影響があろうがなかろうが、農家所得が低減をする、あるいは大雨で被害になるというようなこと全てにおい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 余りにも各般にわたるものですから。  大綱で考えています、生産者が安心して再生産に取り組めるようにしたものは大きく分けて三つございまして、攻めの農林水産業への転換、言わばこれは簡単に言うと産地パワーアップと畜産クラスター、体質強化策でございます。経営安...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは、TPPを契機として日本農業が対外的競争力を持つという意味もありますし、それぞれ農家対策として我々が今までやっている延長上のものもありますし、いずれにしましても、TPPを契機として補正予算が二つ組まれたという意味におきましては、かなり農家にとりまし...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 担い手育成につきましては、これは不断に我が国ではたゆまざる努力や改革をしていき、その実績を踏んでいかなきゃなりませんが、平成二十七年において、四十九歳以下の新規就農者が二万三千人を超えました。これは過去七年を振り返りましても最大の伸び率、就農者になってき...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 担い手につきましては、本当に我々も新しい施策を考えたいと常に思っているんですが、二十九年度の概算要求でお示しさせていただきますと、新規就農や経営継承の総合支援事業、それから農業人材力強化総合支援事業に移り変わりまして、さらに青年就農給付金事業を農業次世代...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 平成六年に日本の農業総生産額は十一兆三千でございました。平成十六年、十年たって八兆七千になりました。それで、平成二十六年、二十年たちますと八兆三千というように、徐々にじわじわじわじわ総生産額が減りつつございます。  これの分析についてはまだ十分できてお...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御党がやってこられました戸別所得補償というものには少し課題もあるのではないかと。例えば、一律に申し込んだところに全部配分するということにしたならば、やはり農地集積だとか意欲ある人だとかいうようなことを忘れ去られる可能性もないことはないというようなことでも...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 品目ごとにそれぞれ検討をしました結果、国内対策やあるいは合意内容を基に各生産者の意見聴取しながら、生産量については変化がないというような判断をしたところでございます。
○国務大臣(山本有二君) おっしゃるとおり、漁獲に対する補助金であって、乱獲された状態にある魚類資源に悪影響を及ぼすものの補助金、そしてIUUの漁業を行う漁船に対し交付される補助金、これは禁止されております。しかし、我が国の漁業補助金はこれら禁止補助金に該当しない、そして補助金に...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 大事な御指摘だと思っております。  TPP関連対策につきましては、新たな国際環境の下におきまして生産者が安心して再生産に取り組めますように、総合的なTPP関連政策大綱を置いております。そこで、産地パワーアップ事業、畜産クラスター事業、これらをやらせてい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 過去二年にわたりまして、生産農家の御理解を得ることによって、過剰作付け、これがなくなりました。したがいまして、今の米の価格というのは堅調に推移するだろうというように予測されております。  そういう中で、米政策の見直しにつきましては、米農家が自身の考え方...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘の収入保険制度につきましては、農業経営全体の収入に着目したセーフティーネットとして検討が進められております。農業経営者ごとの収入を正確に把握する必要がありますことから、事業化調査における仮スキームということで、青色申告を五年間継続している農業者を対...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 農業を取り巻く内外の環境は大きく変化をしております。生産のみではなく、流通、販売まで視野に入れた経営感覚が担い手育成には大事だと考えております。生産量が八兆円、輸入量が六兆円、この十四兆を基に、最終的な消費まで行きますと百兆円近くなるわけでございまして、...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 持続可能な力強い農業を実現していくためには、親、それから子、子から孫というような地域、農村が必ず必要でございます。その意味で、御指摘の親元就農を含め農業の内外からの新規就農を促進し、世代間バランスの取れた農業構造にしていくことが重要だと考えております。 ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘の食品安全、環境への配慮、こうしたものを実現するため、国際的に工程管理が重要視されております。国内でもGAPの普及を推進しております。  近年、農産物の輸出において、海外の民間事業者から国際的に通用するGAPの認証取得を求められるようになってきて...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 農林分野でできる限りの分かりやすい、いい説明に努めてはおりますけれども、私の能力の足らざるところ、まだ十分には御説明に至っていないというようには思います。しかし、衆議院の採決もいただきました。参議院でも審議をしていただいております。その意味におきまして、...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 農業の成長産業化を図るためには、将来に向けて農業で生計を立てていく意欲ある農業者であれば、年齢あるいは規模の大小にかかわらず幅広く支援することとしておるところでございます。また、高齢農業者がその豊富な知識や経験を生かして農業や六次産業化、さらには地域活動...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 手元資金がなくても意欲だけで事業が推進できる、そうした制度を設けております。担い手確保・経営強化支援事業でございます。これは、融資主体型の補助事業でございまして、事業費の二分の一を融資で賄う場合に、残りの二分の一を補助するものでございます。当該融資の相談...全文を見る
11月16日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第5号
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○国務大臣(山本有二君) 御指摘の調整金、マークアップでございます。二十六年度実績値で見ますと、まず、砂糖の調整金は五百三十三億円、麦のマークアップ収入は八百九十四億円、乳製品のマークアップ収入は百四十七億円でございまして、これらを機械的に足し上げますと、合計で千五百七十四億円に...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これはもう、自然条件、それから時代の進化等いろいろあるわけでございますが、沖縄の地形というのは沖縄本島以外にも離島が点在しております。  その全体でサトウキビを作っておりまして、沖縄のサトウキビ畑が一万ヘクタール減りました主な原因は沖縄本島でございます...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 為替は大変当該国にとりましては最重要な経済の要因でございます。その意味において、輸出入、特に輸出を促進したいというように思っている農林省としましては、為替のフォローの風というのは有り難いことではございます。  まず、その前に、せっかくのこの資料でござい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のとおり、我が国の農業には課題がたくさんございます。まず、農業従事者が高齢化しておったり、また、耕作放棄地の増大が継続されたりするわけでございます。しかし、安倍内閣におきましては、農業の活性化は待ったなしと、こう考えておりまして、攻めの農業を目指し...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 攻めの農業に付いてこられない農業者の撤退に期待しているかという御質問でございますが、それは決してございません。  まず、米の直接支払交付金についてのお尋ねもございました。全ての販売農家を対象としておるために担い手への農地の集積が遅れるという面があること...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 意欲ある農家経営者が更に効率よく生産ができますように、平成二十六年から、担い手への農地集積、集約化を進める究極の手段としてリース方式というものを取り入れました。これによってかなりこの集積の速度が上がってきたということは御承知おきのとおりでございますが、去...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) もう全国各地域からこの定額助成を見直したことの御不満をいただいております。それはもう十分承知しております。  しかし、この定額助成見直しは、実は会計検査院の指摘がございました。この会計検査院の実地検査等と、こういうことにおける定額助成の助成単価が現場条...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 先生御指摘の日本型直接支払における不安というものは、特に中山間の直接支払におきますいわゆる協定数の低減ではないかというように思います。特に、この面におきまして、高齢化小集落における、もし病気で、連携しておった広域の人たちとの提携がもし解消されるならば、全...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 委員の御指摘どおり、しっかりと改正していく所存でございます。
11月17日第192回国会 衆議院 農林水産委員会 第2号
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○山本(有)国務大臣 現在の組勘制度につきましては、北海道の約七割の農業者が利用されております。そして、農業者が必要な運転資金を円滑に調達できるように、歴史的に重要な役割を果たしております。  一般的に、組勘制度、これにつきまして、約定書に、農畜産物を営農計画に基づき農協に販売...全文を見る
○山本(有)国務大臣 農政改革は不断の努力が必要でございます。規制改革会議の意見によって農業に携わる人たちの不安をいたずらにあおるようなことがないように、しっかり落ちついた議論ができるよう、そうした農林行政であるために、なおこの規制改革の提言も一つの意見として聞きながら、しっかり...全文を見る
○山本(有)国務大臣 おっしゃるとおりでございまして、食料自給率、食料自給力、この向上のためには、かかる制度が不可欠でございます。特に、飼料用米などへの転換による水田のフル活用、これは欠かせられない米政策の一環だろうというように思っております。  食料・農業・農村基本計画の三月...全文を見る
○山本(有)国務大臣 SBS米の取引において、いかなる農家への不安も発生するようなことではまかりならぬという立場から、契約内容の変更をいたしまして、個々のSBS米取引について、調整金名下の金銭のやりとりを禁じたところでございます。
○山本(有)国務大臣 契約内容の変更とともに、SBS米の入札有資格者、これに対しまして、報告をいただく、あるいは特別にまた意見をお伺いするというようなことを重ねて、心配のない、生産者が営農について不安のない形でのSBS米取引にしていきたいという決意でございます。
○山本(有)国務大臣 先ほども申し上げましたとおり、閣議決定いたしました国の基本的な物の考え方、食料・農業・農村の計画の中でのしっかりした位置づけをもらっております。  ただ、財政の、予算の決定は単年度主義でございますので、その都度その都度、全力を挙げてきちっとした見通しを立て...全文を見る
○山本(有)国務大臣 二十七年六月二十五日衆議院農林水産委員会、これの附帯決議、その真ん中、一番目に、「農協改革の最大の目的である農業所得の増大のための農産物の有利販売・生産資材の有利調達が確実に達成されるよう、改革の趣旨に沿った自主的な取組を促進すること。」この目的のために、我...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘のとおり、五十一条第一項、自主的な取り組みの推進という規定がございます。歴然と法案に書かれた、きちっとした取り決めでございます。この法を守るということがまた行政の長としての私の立場であろうというように思っております。
○山本(有)国務大臣 協同組合は、その協同目的に沿って人的なつながりを持つ一体的な組織であろうというように思っております。
○山本(有)国務大臣 改革に向けてのそれぞれのお立場からの御意見があるということは理解をしております。  いずれにいたしましても、生産現場が不安を感じないような、安定した、地についた改革をしてまいりたいというように思っております。
○山本(有)国務大臣 話をさせていただいております。
○山本(有)国務大臣 これは、私の方から申し上げる話ではなくて、また先生から委員会等で総理に聞いていただきたいと思っております。
○山本(有)国務大臣 二人だけの話を、一方当事者の私が許しもなく開示するというような立場にはありません。  農林水産大臣として、内閣の一員として、しっかりとこの改革に取り組んでいくということ以上のものではありません。
○山本(有)国務大臣 何度も申し上げますが、ぜひ総理に直接お伺いしていただきたいと思います。
○山本(有)国務大臣 指定団体制度の歴史的な意義あるいは機能、これは大事でございます。私ども、中山間地域の多い、特に山間地域の多い、しかも酪農家の皆さんが小規模というようなところでの条件不利地域の集乳、集荷というようなことに対しては感謝をしているところでございます。その意味におけ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 なお、この物の考え方につきましては、時間をかけて検討をしていただけるものなりというように思っております。  現場の声、また、生乳という極めて保存の難しい、特異な生乳業というもののあり方の中での需給調整というものについて、非常に私も関心がありますし、そこをど...全文を見る
○山本(有)国務大臣 他国の例も踏まえ、慎重に、この点、合意ができるところまで議論を重ねさせていただいて、決着をしたいというように思っております。
○山本(有)国務大臣 伝えておりますし、これからもしっかりとお伝えしたいと思っております。
○山本(有)国務大臣 規制改革会議の皆さんのお立場や意見、それはそれとして、やはり生産者、現場の声という人たちが納得できるよう、不安のないような改革でありたい、地についた改革をしたいというように思っております。
○山本(有)国務大臣 規制改革会議の皆さんが努力されて出した提言を批判するということはできません。それも一つの意見としてお聞きしながら、生産農家が不安のないような、地についた改革を進めたいと思っております。
○山本(有)国務大臣 あくまで農家不安がない、地についた改革を願っております。ぜひとも、規制改革会議の皆さんも、現場の声をよく聞きながら、そして、新しい時代にふさわしい、農家収入の上がる改革に努めてもらいたい、こう願っております。
○山本(有)国務大臣 十一月七日に、JA全農と農林中金が、英国の食品卸会社SFGホールディングス・リミテッドの買収を発表いたしました。  JA全農によりますと、今回買収する英国の食品卸会社は、英国内の飲食店や小売、卸売会社等に対するアジア・エスニック食材の販売に安定した実績を築...全文を見る
○山本(有)国務大臣 補助金ではなく、交付金を出しております。
○山本(有)国務大臣 交付金の交付に際しまして、地下空間の存在につきまして、東京都から説明は、受けた者は確認されていないという報告でございます。
○山本(有)国務大臣 これは、東京都がみずからの意思で開設するものでございますので、市場開設者である東京都が今現在責任を持って対処しておられます。特に、専門家会議等でこうした地下空間の問題、あるいは土壌の問題等に積極的に取り組んでおられます。  その意味で、私ども、認可をするか...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、医薬品医療機器等法という法律がございます。これに基づきまして、動物用医薬品の卸売販売業の許可を日生研は受けております。この法律で認められた販売先以外の者にワクチンを販売するということは、法令違反行為でございます。その意味におきまして、かかる事実はまこと...全文を見る
○山本(有)国務大臣 危機管理体制について確認をし、また、こうした動物医薬品の製造許可におけるそうした甘い面がないかどうか、そういったものをまた検討させていただきます。
○山本(有)国務大臣 十一月十一日に全農、全中等が発表されましたこの農協改革についての御意見の中で、創造的自己改革に努める、こういう文章がありましたが、まさにそうした団体の意欲、さらに熱意、こういうものを大事にしていきたいと思っております。
○山本(有)国務大臣 まず、アメリカの新大統領の就任、それに合わせて、仮にTPPが発効しない場合、政府の方針が変更となるかどうか、こういうことでございます。  まず、紋切り型ではありますが、発効を目指していく方針というものには、我が国は変わりはありません。そして、今国会での協定...全文を見る
○山本(有)国務大臣 先ほども申し上げましたように、発効を前提とした物の考え方をとっておりまして、これに変更がないということを御理解いただきたいと思います。
○山本(有)国務大臣 何度も申し上げますとおり、発効しなければという仮定を置いた物の考え方をとっておりませんので、あくまで発効を前提として経営安定対策に取り組むという中で、このマルキン事業についての法制化、予算化等を行いたいというように思っております。
○山本(有)国務大臣 それはあくまでも、予算編成の過程の中において考えたりする、そしてまた、国内農家、特に畜産農家の経営状態等について判断して、影響があればまたそうした措置も必要かというような、そういう時期もないとは言えないとは思いますが、今のところ、TPPの発効に対して経営安定...全文を見る
○山本(有)国務大臣 国内農家の経営安定という目で見たときに必要とあらば、私は、そういうこともないことはないだろうというようには判断しております。
○山本(有)国務大臣 繰り返しになりますが、あくまで発効を前提とした措置として、政策として、経営安定のためにこの法制化をするつもりでございます。
○山本(有)国務大臣 生田組の社長さんから献金された個人献金がございましたので、談合事実が判明した後、直ちに返金いたしました。  そして、生田組の社長さんのお母様からまた個人献金がございましたので、それについては、役職員という認識がありませんでして、宮崎委員からの質問で役職員で...全文を見る
○山本(有)国務大臣 受け取ったのは談合事実が判明する前でございます。
○山本(有)国務大臣 そのとおりでございます。
○山本(有)国務大臣 十二月七日以降に判明いたしましたので、その個人献金分について返金いたしました。
○山本(有)国務大臣 お母様から、平成二十四年百万円、二十五年八十万円、二十六年四十万円、個人寄附を受けておりまして、十月二十八日、朝日新聞記者から指摘を受けまして、職業を会社役員として寄附が行われていたこと、また、その業者について談合に関する係争があり、二十六年、その敗訴が確定...全文を見る
○山本(有)国務大臣 その後でございます。恐らく十一月上旬だと思います。
○山本(有)国務大臣 十月三十一日に返金しております。
○山本(有)国務大臣 談合の事実が報道され、発覚しましたのが平成二十三年の十二月七日以降でございます。私がこのミタニ建設から献金をいただいたのが平成八年から平成二十年でございまして、談合の事実の三年ほど前にいただいてからは献金はいただいておりません。
○山本(有)国務大臣 そのとおりでございまして、当時私ども、政治資金を適正、合法に受け取っておりまして、談合を知る由もありませんでした。
○山本(有)国務大臣 私の親の相続財産でございますが、売却したのはミタニ観光開発という会社でございます。
○山本(有)国務大臣 談合当事会社ではございません。
○山本(有)国務大臣 当時は認識しておりませんでした。
○山本(有)国務大臣 委員の御指摘によって認識をいたしました。
○山本(有)国務大臣 記憶にありません。
○山本(有)国務大臣 私の固有名詞が出てまいりましたので、私かもしれません。
○山本(有)国務大臣 記憶にございません。
○山本(有)国務大臣 記憶にはありませんでした。
○山本(有)国務大臣 県連の会長か副会長ではないかと思います。
○山本(有)国務大臣 県議会の請願に対する採択、不採択、こういったことについては詳細には存じておりませんし、また、県議会独自の御判断でなされるものというように思っております。  また、談合等、こうした独禁法にかかわる問題はあってはならないことでございますし、そうした被疑事実があ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 今回のSBS関連の調査は、まず、食糧法上の違反ではない事実に関する任意の調査でございます。また、当該調査の対象の業者から献金等があったといたしましても、政治資金規正法上はもちろん、道義的な意味においても問題はないというように言えようか、そう思っております。 ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 この種の事件があったことの不明は恥じますけれども、しかし、農林大臣としては、なおこの職で、誠心誠意、TPP及び農政に対し真摯な努力を続けさせていただきたいというように思っております。
○山本(有)国務大臣 日本の農林水産の生産額は世界十位でございます。輸出額は世界六十位でございます。こうしたアンバランスというものは、恐らく世界の人たちが日本の農林水産物について御存じないからではないかなという意識を持っております。もし海外の皆さんが日本の生産物を手元にとられ、そ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 輸出につきましては、先ほども申し上げましたとおり、全中、全農もかなり積極的に取り組んでいただくように決意をお伺いいたしておりますし、また、各都道府県の知事さん方からも、地域横断的に、例えば東北地方、あるいは四国地方、近畿、中国地方というようなレベルで連携しな...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、肥育ホルモン及びラクトパミンにつきまして、先ほど厚労省の部長さんがおっしゃられたとおり、食品中の残留基準を設定されているわけでございます。輸入食品がこの基準に適合するかどうかの監視、検疫でありますが、指導を農林省としては行わさせていただいております。 ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 すぐれて、コーデックス基準であり、また我が国における食品の安全性でございます。また、表示の方法等によりましても、消費者への周知徹底も行われるわけでございますし、そうした総合的な取り組みの中から、国民が安全、安心ができる食品が輸入されるということを確保するとい...全文を見る
○山本(有)国務大臣 先ほど今城さんがおっしゃられたとおり、諸外国にトレサの情報伝達義務を課すということにおける現実性というものを判断した場合にかなり困難な面があるということはわかります。そして、残留農薬基準を設定しておき、なおかつ、また肥育ホルモンが残留していないという証明を我...全文を見る
○山本(有)国務大臣 農協、JAというものは、農業者にとって、自主的に設立された民間組織でございます。あくまで、政府が介入すべき話ではありません。その改革というのは、原理原則は、自己改革が基本であるという認識に立っております。  一方で、農協の改革につきましては、二十六年六月の...全文を見る
○山本(有)国務大臣 農協系統が経営不振に陥るようなことがあってはなりません。また、農林省の立場は、一番大事にしている生産農家、その生産農家と農林省の間に系統の皆さんやJAの皆さんがおいでて、より生産者に近い存在であるという位置づけと認識をしております。その意味において、経営不振...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘のTPP交渉におきましては、国家貿易の堅持、セーフガード等の有効な措置を獲得したわけでございます。  委員御指摘の協定の見直しというものがもしある場合に、ここに不安が残るというところであろうと思いますが、TPP協定に限らず、通商協定におきましては、発...全文を見る
○山本(有)国務大臣 組勘制度は、組合員が営農計画を立てることで経営の自己管理機能を高めるということを目的に、農協との取引を通じて経営の発展を図るということを目指しておりまして、昭和三十六年から北海道独自の決済制度として発達したと承知しております。  仕組みといたしましては、先...全文を見る
○山本(有)国務大臣 北海道の方々の御意見、あるいはそのほか現場の方々の不安、そうしたものを体して考えていきますれば、規制緩和会議ワーキンググループからの意見、この意見はそれはそれとして、また独自で、地についた、農家不安のないような改革案というものも他方あるならば、それを模索しな...全文を見る
○山本(有)国務大臣 七割の北海道の農家の方々が活用し、安定的な農家経営をされておられるということの機能の大切さ、重要さというのは、これは変わるものではありません。  また、農協だけに販売しなければならない、こういう契約、約定というものに対する現代的な疑問というのも他方あるのか...全文を見る
○山本(有)国務大臣 このワーキンググループの意見からしますと、まず、意欲ある生産者に公平に交付したい、あるいは条件不利地域の生産者からも確実に集荷されるようにしたい、あるいは一定の要件を満たす場合は補給金の加算もしたい、また、労働条件が過酷な場合にはそれも改善したいというような...全文を見る
○山本(有)国務大臣 組勘廃止、あるいは指定生乳生産者団体制度の改革、この規制改革の委員会の御意見は御意見として、私どもは農家収入の向上という意味で捉えていきたいとは思っておりますが、しかし、何より、生産者が不安に思い、また将来の営農について懸念を抱くことへの不安の方が私どもとし...全文を見る
○山本(有)国務大臣 都市農業は、食料生産だけではなく、いろいろな面で我が国の国民に寄与するところがあると思っております。まず第一に、農作業体験。子供たちは食べ物がどうやってできているかということを小さいうちから理解することができますし、災害時の避難場所の提供の面でも多様な役割が...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘の点、新たな都市農業振興制度の構築ということになろうかと思います。そのための税制上の措置というのはこれとセットで議論すべきものと考えておりまして、現在、国土交通省とも連携しつつ、新たな都市農業振興制度の検討を進めていきたいというように思っております。
○山本(有)国務大臣 基本的に、農業振興地域あるいは農地等について、一義的に私に責任や権限があります。しかし、都市農業におきましては、都市ということでございまして、都市のあり方論、そういうものとの整合性も必要でございます。  したがいまして、国土交通省の大臣とも連携しながら、こ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘の農業用施設用地は、固定資産税評価基準上、宅地等に当たります。農地と比べて、権利移転、転用行為に係る厳しい規制は存在しておりません。このような土地についてまで納税の格別な措置というものが納税者の理解を十分いただけるかどうか、少し不安がございます。  ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 農業が成長産業になる、そして攻めの農業を進める、こういう前提の中での消費者というのはすごく重要な存在でございます。そして、将来の消費者あるいは生産者となる子供たちに対して我が国の農業をアピールして、また農業と触れ合う機会をつくることなどを通じて、消費者、子供...全文を見る
○山本(有)国務大臣 昔は、高知市から二時間かかり、かつ、その町の役場からさらに四十分かかるところがふるさとでございまして、中山間というより山の中というところでございます。そこから、小学校は高知市内でしたから都会でしたけれども、今は人口三万人足らずの、漁村に近いところで自宅を持っ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 もうそのとおりでございます。  やはり、全てにおいてつくる側、買う側の観点が必要だというように思っております。生産し、加工し、流通し、販売する、そういう流れの中で、農というのは大変魅力ある産業であるということを大勢の方々が知り、特に若者がもっと理解をしてい...全文を見る
11月17日第192回国会 参議院 農林水産委員会 第3号
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○国務大臣(山本有二君) 大変重要な点でございます。米が需要に応じた生産、そういう相互に関連しつつ米農家の経営の安定や永続というものを図るという意味で、御指摘は大変重要でございます。  この定着状況でございますが、まず、各産地において主食用米から戦略作物への転換が進んで、二年連...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 行政が手を引くという認識ではなくて、行政として、生産者との関係を地元の生産者やその関係者と共に見守っていかせてもらいたいと、こういう新たな位置付けでございまして、特に、三十年産以降、現在と同様に、県、市町村や関係団体が構成員となる県や市町村レベルの農業再...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) この生乳の取扱いは、おっしゃるように、生ものでありますし貯蔵もなかなか困難でありますし、そうした中、一元的集荷、多元的販売にまで持ち込んでいただいたのがこの指定生乳生産者団体制度でございまして、これは法律によって、加工原料乳生産者補給金等暫定措置法に基づ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) この補給金見直し等、こうしたことが誰のためにあるかということでございますが、私ども、あくまで酪農家の一層の所得向上を図る上において必要な改革以外に目を向けるつもりはありません。その意味において、農業のプロの藤木委員さんの御指摘やこの委員会での議論を踏まえ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) おっしゃるとおりでございます。生産や流通コストの低減ばかりではなくて、農産物の付加価値をまず向上させていくという視点が重要でございます。  農林水産物の付加価値を向上させる六次産業化の取組を現在推進しておりますが、農産物の品質向上にもつなげていくことが...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 私の不用意な発言によりまして採決等遅れたという面がありましたら、心からおわびを申し上げる次第でございます。
○国務大臣(山本有二君) もとより、政権というのは、与党、野党あるわけでしょうから、我々もその意味において原理原則論を申し上げたと、こういうことでございます。
○国務大臣(山本有二君) 結局、しっかりと委員の皆さんの御意見も聞いて私どもも判断させていただきたいと、この審議を中心にするというように発言したつもりでございます。
○国務大臣(山本有二君) これは、与党から私も党として大臣に就任しているわけでございますし、また、政権のありようについての議院内閣制の在り方の中での大くくりな話をさせていただいただけのことでございまして、野党の皆さんを無視するのような意味で申し上げたものではありません。
○国務大臣(山本有二君) 議院内閣制の基本的な考え方の中での大くくりな発言をさせていただきました。あくまでも、委員の皆さんの審議、これを重要視しながら、物の考え方をしていきたいと思っております。(発言する者あり)
○国務大臣(山本有二君) 舟山委員さんの御質問や御提言、そういったものを真摯に率直に受け止めさせていただきまして、慎重に検討を重ねていきたいと、こう思っております。
○国務大臣(山本有二君) もちろん、野党の皆さんの御意見も大事な我々判断の主要な要素でございます。議員の皆さん全ての意見を聞きながら、慎重に検討を重ねていきたいと思っております。
○国務大臣(山本有二君) 与党の皆さんの声を聞いてというのみならず、私は、全体のこの委員会の委員の皆さんの発言も重要視しつつ検討するというような趣旨で申し上げたわけでございまして、与党、野党問わず、大事な意見を頂戴すれば、謙虚に、率直に耳を傾け検討させていただきたいと、こう思って...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) いや、私は、委員が御質問のように、与党だけというくくりで言ったわけではありませんので、その意味では撤回の要はないし、また、委員が御指摘のとおり、私は、野党の皆さんのお話も謙虚に伺うということを最初から考えております。
○国務大臣(山本有二君) 先ほど、私からの発言で、与党のみの意見を聞くというような誤解を受ける発言を撤回し、与党、野党の御意見を聞くというように修正させていただきたいと思います。撤回し、おわびを申し上げます。
○国務大臣(山本有二君) 私の立場といたしましては、七日の規制改革推進会議における総理指示、そして十一日に開催されましたワーキング・グループ、この意見の取りまとめ、こうしたことについての経緯を承知しております。  また、あくまで農協改革についての、農業団体についての改革は自主改...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは、あくまで農家、生産農家の皆さんの所得が向上されるという観点に立って農林省、また中央会そのほかの農協各関係機関が一丸となって一緒に改革する、そういう姿勢で取り組みたいと思っておりますので、農林水産業・地域の活力創造プランとの関係も含めて、なおしっか...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 不当な過剰介入に対してはしっかりと阻止できるような、そんな見識を持ちたいと思っております。
○国務大臣(山本有二君) 平成十一年に、これに関しましては食料・農業・農村基本法というものを置かせていただきまして、七条において、国はという主語で、食料の安定供給の確保、多面的機能の発揮、農業の持続的な発展、農村の振興といった基本理念にのっとりまして、食料、農業、農村に関する施策...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) この食料・農業・農村基本法におきまして、国内生産の増大を図ることを基本とし、これと輸入あるいは備蓄というような考え方も組み合わせておりまして、安定供給を確保することをむしろ積極的に規定しているというように見るのが本当だろうというように思います。
○国務大臣(山本有二君) これは、まずは国内生産の増大を図ることを基本とするというようにこの法でも指摘をしております。さらに、この延長線上に食料自給あるいは自給力が出てくるものというように思っております。
○国務大臣(山本有二君) 需給調整は今までもやってきておりますし、将来的にわたって、我々国がしっかりとその方向付け、大枠について関心を示しながら、安定的な供給ができるようにその大枠の監視あるいは助成あるいは支援をしていくということが大事だろうというように思っております。
○国務大臣(山本有二君) あくまで国は、需要と供給の大枠を見つつ、そして米の在庫や価格について目を光らせながらも、生産者が何を作るかについての自由な判断の下、マーケットメカニズムに応じた需要、そういうものを踏まえた、そういう営農をお願いするわけでございまして、国は、より県や市町村...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 生産者が自由に作物の選択をし、かつまた農業所得が向上できるような環境が整った場合、私は、大豆にしてみたりあるいは菜種を栽培してみたりというような、そういう自由度も必要なのではないか、その中で米生産が安定的に行われるというような理想の姿になるということにお...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは丸投げになるというようには思っておりません。やっぱり需給、品質、そういったもので価格が形成されるわけでありまして、その意味では、慎重の上に慎重にこの米政策については推進していく必要があろうと思っております。  やはり民間在庫の数字、あるいは作況、...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 東北、米どころ山形、その県の米担当の方々とは綿密に連携を取りながら、そして過剰作付けという意味で、米の値崩れがひいてはやがて営農に影響するというようにならないように、そこを情報を提供しながら、また提供いただいて、共有する部分で綿密に調整しながら、全体の米...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 完全に市場経済原理に任すことにおいて食料自給力あるいは自給率がしっかり守れるかというと、それは懸念や不安が残るわけでございますので、国としては、しっかりと全体の米の作付け動向、そして生産量等について関心を持ちながら、地域地域の皆さんの作付けへの希望面積等...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず、収入保険といいますのは、米の戸別所得補償という観点とは発想が異なっておりまして、現在の農業共済制度、これの言わば検討、改革の延長線にあるわけでございます、発想にあるわけでございます。  現在の農業共済における課題の一つに、自然災害による収量減少、...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 米の直接支払交付金、いわゆる戸別所得補償制度を検討しているわけではありませんで、なお我々としましては、この十アール当たり七千五百円という交付金を二十九年までで終了するというように考えているわけでございます。  さらに、我が国の直接支払制度では、麦、大豆...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 委員御指摘のように、農地集積を進めるためには、農地を持っていらっしゃる方々のためという面以上に、受け手、営農する方々にしっかりとした集積がきちんとなければならないという観点を大事にしたいと思っております。  したがいまして、二十六年から、機構からまとま...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 今も農業共済の皆さんしっかりやっていただいているわけでございますが、ただ、現場現場でお話を伺いますと、自然災害による収入減少を対象としているという、そういう言わば特定がございまして、価格低下という、そういう農業リスクについてはこれは対象になりません。また...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のとおり、農業の競争力を高め、また持続可能な力強い農業を実現するためには、御指摘の最新技術、特にイノベーションが大事だというように私どもも考えております。  今までは、農業者が関与をしていなかった、あるいは経済界が必ずしも主体的ではなかったという...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重させていただき、関係省庁との連携を図りつつ、今後、最善の努力をしてまいる所存でございます。
11月21日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第7号
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○国務大臣(山本有二君) まず、今般のTPP交渉で関税撤廃等を獲得し、輸出促進において大きなチャンスを得たことは事実でございます。  まず、ルール分野におきましては、通関手続の円滑化、あるいは流通サービスにおける外資の導入規制の緩和、こういったことで輸出促進にかなりなるだろうと...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 中山間地域は、傾斜地など条件不利というように言われておりますとともに、鳥獣被害等々、過酷な農業生産の条件がございます。しかし、反面、御指摘の景観形成、あるいは人間の健康、さらには地域の連帯、そうしたメリットがかなりございます。  そんな意味で、農林水産...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず第一に、国民生活上の意義というのがございます。基礎的食品でありまして、国内で安定的に供給が確保できる体制を維持するということが国民生活を守る立場では必要でございます。  また、次に、産地の事情でございますが、甘味資源作物であるサトウキビというのは、...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘の差額関税制度は守ることができました。  まず、差額関税制度及びキロ当たり五百二十四円の分岐点価格、それで我が国の豚肉生産を守る上で非常に重要な仕組みでございます。つまり、国内産の豚肉の言わば五百円以上の高価な豚肉は競争力がございます。したがいま...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは影響評価の物の考え方の中から食料自給率の方程式、すなわち国内生産と輸入、輸出、そして更なる要件を分母といたしまして、国内生産を分子に置いて考えていくわけでございますが、おおよそ一%未満でございまして、食料自給率にほぼ影響はないと考えております。
○国務大臣(山本有二君) これは、影響評価におきまして、このカロリーベースあるいは生産額ベース、それぞれ方程式に入力をしたところ一%未満であったということでございまして、どうしてと、こう言われましても、方程式がございますので、この方程式にただ数字を加えるだけでございます。影響評価...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 自給率と申しましても、先ほど申しましたように、分母に輸入と輸出と両方の数字が相殺されるわけでございまして、TPPにおけるGTAPモデルにおきましても双方が成長するわけでございますし生産量が上がるわけでございまして、その意味においては相殺されていくというよ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘の日本の農業、まず、先生は現状について憂えられているということがベースにあろうかと思います。  実際、基幹的農業従事者は百七十五万人で、減りつつございます。また、その平均年齢が六十七歳、六十以上の方々が約六五%を占めております。そうした中で、耕地...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 輸出を促進するためには、相手国の市場や、あるいは食味、好みみたいなところをよく調査して、それで戦略を立てながらやっていかなきゃなりません。例えばノルウェーは、EUの中のレストランにおけるサーモンの需要の多いことを、それを特徴的といたしまして、サーモンの養...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) ここは大事なことでございまして、食品安全あるいは環境への配慮、そうしたものを実現するためにも、国際的な工程管理、これが重要視されておりまして、国内でもGAPやHACCPの普及を推進しているところでございます。  なお、それ以外にも、TPPによって得られ...全文を見る
11月22日第192回国会 衆議院 農林水産委員会 第3号
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○山本(有)国務大臣 御指摘の加工原料乳生産者補給金等暫定措置法は、牛乳・乳製品の需要の動向と生乳の生産事情の変化に対処し、生乳の価格形成の合理化と牛乳・乳製品の価格の安定を図るために昭和四十年に制定されまして、我が国酪農の発展に重要な役割を果たしてきたことは御案内のところでござ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 委員おっしゃるとおり、二十六年六月の政府・与党取りまとめ、これを踏まえて考えることの基本は、農林省も揺るぎのない考え方の基本でございます。  単位農協が農産物の有利販売と生産資材の有利調達に最重点を置いて事業運営を行うこと、連合会、中央会は単位農協を適切に...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘の加工食品の原料原産地表示についてでございますが、ことしの六月に、日本再興戦略二〇一六におきまして、全ての加工食品への導入に向けて実行可能な方策について検討を進める、こう明記されました。  農林水産省では、先般、消費者庁と共同で、加工食品の原料原産地...全文を見る
○山本(有)国務大臣 私の不用意な発言につきましては、衆議院TPP特別委員会の場で、御迷惑をおかけいたしましたこと、また心からおわび申し上げましたこと、また謹んで撤回させていただいた、そういうところでございます。  この不用意な発言についてはきつく私も反省し、今後の国会審議にお...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、農協改革についての基本的立場でございます。  二十六年六月の政府・与党取りまとめにおきまして、五年間を改革集中推進期間という位置づけをしまして、かつ自己改革の実行を期待しておるわけでございます。また、昨年成立いたしました改正農協法の附則で、政府は改革...全文を見る
○山本(有)国務大臣 これは、農家の皆さんの利便性を図り、協同組織といたしまして農家収入を上げていただく大変な仲間であろうというように思っておりますし、我々農林水産省のさまざまな行政についても、農家に直接届くということはJAを主に介して届いているという認識でございますので、農林水...全文を見る
○山本(有)国務大臣 福島県の農林水産業の再生は、日本の農業にとって大変重要な観点から、優先的に考えなければならない問題でございます。原子力被災地域において速やかに農林水産業の再生が図られますように、私ども、取り組んでまいることにおいて、新たな決意で臨んでおります。  具体的に...全文を見る
○山本(有)国務大臣 農業を取り巻く基本的環境は厳しいものがございます。人口は減少しておりますし、農業に従事する方々も減少しております。そして、農業総生産高も減少しているわけでございますし、耕作放棄地も増加をしております。また、農業者の皆さんの年齢構成も、六十五歳以上の方が六五%...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、福島県におきまして速やかに営農再開ができますように、東北農政局の職員が、福島相双復興官民合同チームにおきまして、営農再開グループに参加をしております。そこで、集落座談会における営農再開支援策の説明をさせていただき、地域農業の将来像の策定に携わらせていた...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、御指摘の福島相双復興官民合同チームの中に、農業に特化した組織としまして営農再開グループが存在するわけでございます。この存在を前提といたしまして、現在、内閣府を中心に、官民合同チームの体制強化、これを、御指摘のように、検討を進めているところでございます。...全文を見る
○山本(有)国務大臣 そのとおりでございます。
○山本(有)国務大臣 引き続き、この体制のもとで、農業者の営農再開に向けた取り組みを具体的に支援していきたいというように思っております。
○山本(有)国務大臣 この官民合同チームもそうでございますし、さらに、我々が耳を特に傾けていかなければならないのは現場の皆さんの声でございます。  その声で、例えば事業者の皆さんからは、十二市町村外から新たに来る人も支援すべきではないか、あるいは、若者が帰還して定着するまちづく...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、風評被害の払拭に向けての福島県の取り組み、特に福島県が行う広報活動への支援、こうしたものにしっかりと対応していきたいと思っております。福島県の県産農林水産物が適切な評価を受けて販売先を確保できるよう、環境づくりに努めてまいりたいというように思います。 ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 福島県における鳥獣被害、特にイノシシ等の捕獲数が現実に増加をしております。原発事故の影響で野生鳥獣肉の出荷が制限されておりまして、食肉利活用ができないことから、捕獲された鳥獣の適切な処理の推進が重要でございます。それなくしてこの捕獲数の低減というものは実現で...全文を見る
○山本(有)国務大臣 さまざまな反応があると思います。そして、各与党、野党の委員の先生方からの御質問の向きは、ほぼ農家不安についての対応というように捉えさせていただきました。その意味で、現場をさらに理解しながら、その解決に向けて頑張っていきたいというように思っております。
○山本(有)国務大臣 私の立場は、平成二十六年六月の政府・与党取りまとめ、これを基本に考えるところでございまして、このワーキンググループの意見、これは意見は意見として、貴重なものとして考えるところでございまして、必ずしも私どもの考え方と全部が一致するものではございません。
○山本(有)国務大臣 これは、ワーキンググループの意見等につきまして、その目的、方向性、ここにおいて、個々の農家収入を向上するという意味での目的は我々と同じであろうというように思います。  ただ、そのプロセスにおいての具体的なものを今具体的に申し上げるには、やや、今の時期、それ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 この時期、ひたすらそれぞれのお立場で精査、検討が進められております。私の立場で具体的に申し上げることは差し控えさせていただきます。
○山本(有)国務大臣 五年間の改革期間、そしてその改革、これが自主改革の中で、いわば双方、改革を進める側、そして改革をしなければならない受け取る側、これが円満に合意できるというところが、私は、健全な、農家不安のない決着だろうというように思います。
○山本(有)国務大臣 御答弁に正確になるかどうかわかりませんが、もう一度申し上げますと、農林水産業・地域の活力創造プラン、平成二十六年六月の政府・与党取りまとめ、これを基本に置いて、今、私ども、このワーキンググループの意見、これを尊重していくわけでございますが、ただ、二十七年八月...全文を見る
○山本(有)国務大臣 規制改革という位置づけの中で、ワーキンググループが一つの提案をしたわけでございます。これについては一つの提案でありまして、農協の自主的な改革を進める上において、こうした意見を取り入れて自主的な改革がなされるかどうか、これにつきましては、今後のJAグループ等々...全文を見る
○山本(有)国務大臣 存じ上げております。
○山本(有)国務大臣 意見は意見として存在するわけでございますが、必ずしも、自主改革についてそれが必ず影響するというものではないというように理解しております。
○山本(有)国務大臣 意見は意見として、改革は改革としてお考えになっていただけるというように思っております。
○山本(有)国務大臣 そのとおりでございます。
○山本(有)国務大臣 協同組合組織は、その意思決定はその組織のルールに従ってなされることは当然でございます。
○山本(有)国務大臣 関係者の皆さんの努力に対して、しっかりとサポートをさせていただきます。
○山本(有)国務大臣 これは近いうちに、関係者の皆さんの合意をいただきながら、結論を出したいというように思っています。
○山本(有)国務大臣 当然、不安はございます。
○山本(有)国務大臣 一定の結論を得るように努力をいたします。
○山本(有)国務大臣 そのとおりでございます。
○山本(有)国務大臣 必ずしも下がっていく傾向にはありません。  まず、今般のTPP交渉におきまして、農林水産物について、我が国は二割の関税撤廃の例外を獲得しておりますし、長期の関税削減期間やセーフガードの措置が確保できております。  総合的なTPP関連政策大綱に基づきまして...全文を見る
○山本(有)国務大臣 一般論で申し上げますと、食料自給率の計算は、国内消費仕向けを分母として、国内生産を分子とするわけでございます。国内消費仕向けの中に、国内生産と輸入というものがございます。  したがいまして、他の要因が一定で輸入だけがふえるということになりますと、食料自給率...全文を見る
○山本(有)国務大臣 そうでございます。
○山本(有)国務大臣 変わりません。
○山本(有)国務大臣 輸出をさらに拡大するためには、農林漁業者や食品関連事業者への相談対応などのサポート体制を構築することが重要でございます。  このため、地域における取り組み支援を行うため、ジェトロと農林水産省に相談窓口を設置いたしまして、相互に連携し、農林漁業者などからの相...全文を見る
○山本(有)国務大臣 しっかり支援させていただきます。
○山本(有)国務大臣 鍋八農産の先駆的事例、勉強し、かつまたそうした横展開が可能な農政にしていきたいと思っております。
○山本(有)国務大臣 次期大統領の発言は重いとは思います。しかし、ペルーでのオバマ・安倍会談では、TPPの重要性をまた他方で説いております。その意味において、今後の推移を見ながら、米国政府がどう対応していくのか、保護主義的なことにならないような国際的な雰囲気、そういったものが醸成...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘の十月二十日以降、北海道上川地域を中心として例年より早い降雪がありました。これが根雪となるなどの状況の中で、収穫作業が行えない大豆やてん菜が相当面積に及んでいると承知しております。  農業災害補償制度というのは、加入している農業者の皆さんに対して、自...全文を見る
○山本(有)国務大臣 総理からも、農業者の立場に立ったものにしてほしいという指示がございました。  農林水産省といたしましては、先ほどの委員の御提言、御意見も体しながら、各方面の関係者の意見も聞きながら適切に対応してまいりたいと思っております。  以上です。
○山本(有)国務大臣 御指摘の農協は、農業者によって自主的に設立されました民間の組織でございます。それゆえに、その改革というものは自己改革が基本であるというように位置づけております。  また、農協改革についての議論は、平成二十六年六月の政府・与党取りまとめにおきまして、五年間を...全文を見る
○山本(有)国務大臣 ことしの一月に行ったメーカー等からの聞き取りによりますと、トラクターやコンバインにつきまして、日本国内と輸出先の韓国国内でほぼ同じ馬力、条数のもので比較いたしますと、韓国に輸出された農業機械の販売価格の方がおおむね一、二割程度安い結果となっております。  ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘のように、一円でも安い農業機械を調達できるようにする、これは大事なことでございまして、農業機械メーカー側の取り組みもあわせ必要でございます。  具体的に考えますと、農業機械の価格引き下げにつなげていくためには、まず部品や仕様の共通化、メーカー間での互...全文を見る
○山本(有)国務大臣 都道府県からの報告によりますと、平成二十六年の水田における発生面積は、二十五府県で八万五千ヘクタールとなっております。近年は十万ヘクタール前後で推移をしているものと考えております。  水稲におけるスクミリンゴガイの防除対策でございますが、まず、取水口にネッ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 指定有害動植物につきましては、植物防疫法二十二条で、「国内における分布が局地的でなく、且つ、急激にまん延して農作物に重大な損害を与える傾向があるため、その防除につき特別の対策を要するもの」という限定がございます。  しかしながら、スクミリンゴガイの被害がこ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘のように、中山間地域は、傾斜地など、条件不利でございます。さらに、鳥獣被害の増加の影響で厳しい状況に置かれている地形的な特色がございます。そういったことからして、中山間地域の活性化対策と鳥獣被害対策、これは両方をあわせて進める必要がございます。  今...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘の鳥獣被害は、農作物への直接的な被害だけではなくて、生産意欲の減退を招くという原因となります。離農のきっかけにもなるという重大な問題でございます。この農山漁村の暮らしにかかわる極めて重要な問題に対しまして、決然と取り組みたいと思っております。  今後...全文を見る
○山本(有)国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を十分に尊重させていただき、関係省庁との連携を図りつつ、今後最善の努力をしてまいる所存でございます。     —————————————
11月22日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第8号
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○国務大臣(山本有二君) 今現在の国内生産量が三十五万四千トンで、輸入量が五十三万六千トンでございます。そういう中で、TPP交渉の結果、牛肉につきましては、関税撤廃ではなく、十六年目に最終税率九%として長期にわたる関税削減期間を確保させていただきました。  また、国内産の牛肉、...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) TPP発効後におきまして、GTAPモデルというそういう計算方式を取りますと、輸入量も増えますが輸出量も増えるという意味におきましては、この輸入量が増加するということは十分考えられるところでございます。
○国務大臣(山本有二君) 逆に、いろんな物の考え方がございますけれども、輸入の価格水準がかなり高騰するように予測される向きもございます。その意味におきましては、国内産牛肉の需要がかえって増える、そして輸入が減るというようなケースもかなりの度合いで蓋然性があるように思っております。
○国務大臣(山本有二君) この委員の御指摘は、アメリカの農務省の牛肉需給予測に基づいたものだというように拝察いたします。  まず、それによりますと、二〇〇四年の牛肉輸入量につきましては、中国は一万トン、アジア地域が八十三万トンでございました。十年後の二〇一四年に中国の牛肉輸入は...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 二〇一五年のオーストラリアの牛肉輸出量は世界一位、百三十一万七千トンとなっております。輸出相手国は、第一位がアメリカでシェアは三二%、二位が日本でシェアは二一%、三位が韓国でシェアは一四%、四位が中国、香港でシェアは一二%、五位がEUでシェアは一〇%でご...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 二〇一五年のアメリカの牛肉輸出量は世界第四位で、七十一万四千トンでございます。主な輸出相手国は、第一位が日本でシェアは二四%、二位がメキシコでシェアは一六%、三位がカナダでシェアは一四%、四位が韓国でシェアは同じく一四%、五位が中国でシェアは同じく一四%...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 食の安全を確保することは、まずは食品の安全担当である厚労大臣のお考えでございます。また、禁止農薬を使っておる場合は、我が国で植物防疫、動物防疫でこれを阻止する水際作戦がございます。そのような意味におきまして、我が国の食あるいは農産物の安全、多方面から、い...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 我が国の食の安全は、まず厚労省でしっかりと精査をしております。その意味において安全ということでございますが、やはり食物というのは個人個人の嗜好や食味や、そのほかいろんな価値観がございます。  そういうような考え方の下に、我が国におけるそういう選択がEU...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のEUでは、これまでに千二百を超える農産物等が登録されております。欧州委員会が二〇一二年に行いました調査によりますと、二〇〇五年から二〇一〇年にかけての加盟二十七か国における地理的表示、GI農産物・食品の売上額は百三十三億ユーロから百五十八億ユーロ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘の米国は、我が国にとりまして重要な輸出相手国の一つでございます。アメリカにおきまして我が国の農林水産物のブランドを保護していくことは重要なことでございます。  しかしながら、アメリカにおきましては、我が国と異なって、商標制度により農林水産物・食品...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 昨年から運用が開始されましたGI制度には、現在、御指摘のように二十一産品が登録されております。我が国には、長年地域で生産され、高い品質と評価を得た農林水産物が数多くございます。地理的表示に登録され得る産品はまだまだあると考えておることは委員御指摘のとおり...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 現在、我が国におきまして、食用として使用することを目的とした遺伝子組換え農産物のうち、カルタヘナ法に基づき、生物多様性に対して影響がないものとして栽培の承認を受けたものは六作物でございます。実際に商業栽培されているものはございません。  今後、遺伝子組...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) おっしゃるとおり、現状の日本農業はかなり厳しいものがございます。耕作放棄地の面積もなかなか低減できていないし、また、集約もまだまだでございます。さらに、御指摘の主業農家の平均年齢も上がりつつございますし、就労の人たちの平均年齢もさることながら、六十五歳以...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 重要な御指摘でございます。  農業従事者の高齢化、先ほど申しました耕作放棄地の増大、こうした課題を乗り越えて農業の成長産業化を図っていくというためには、どうしても規模拡大、コスト削減、必要でございます。農業の生産性の向上を図り、その競争力を強化していく...全文を見る
11月24日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第9号
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○国務大臣(山本有二君) 御指摘の米国産サクランボについて、我が国が国内への侵入を警戒しているコドリンガの寄主植物であるため、従来、昭和五十三年当時、臭化メチルで薫蒸処理を行ったのみ……(発言する者あり)これは米国と正式にこのような事実があったことの確認はありません。
○国務大臣(山本有二君) 先ほど総理がお述べになりましたとおり、攻めの農林水産業への転換のために体質強化策を打っていることは今までどおりでございまして、TPP協定の発効をこれは見据えたもので、発効を前提にしたものではありません。経営安定対策というものがございまして、この予算につき...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 委員御指摘の一番の表でございます。この表でいきますと、国内産お米の価格が高いときにSBS米が満額十万トン流入、我が国に輸入されるということでございます。  これは、SBS米が業務用に主に使われます。その意味においては、業者の皆さんはできるだけ安いお米を...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 我々は、国内産の品質、需給で決まると思っております。そのほか、万全を期してまいりたいと思っております。  以上でございます。
11月25日第192回国会 衆議院 決算行政監視委員会 第2号
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○山本(有)国務大臣 御指摘の、基金案を受け入れなければ今後、有明海再生対策、そうした予算を削減する旨の説明を農林省がした事実はございません。  また、諫早湾干拓の開門問題につきまして、国は開門義務と開門禁止義務、双方を、二つの法的義務を負っております。いずれか一方の立場に立つ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 農水省におきまして、有明海再生対策として、本年、十八億円の予算で、有明海の再生に向けた調査あるいは技術開発等を実施しております。  この有明海再生対策につきまして、議員御指摘の、漁業団体が長崎地裁の和解勧告に基づく基金案を受け入れない場合は予算を削減すると...全文を見る
○山本(有)国務大臣 国といたしましては、あくまで長崎地裁の訴訟指揮に従うという基本的な姿勢にのっとっております。地裁が示した和解勧告に沿って、今も全力で努力を傾注しているところでございます。  問題解決に至れるよう知識を絞っておられる原告、被告、そして地裁の存在を高く評価する...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、今回の見直しにつきましては、助成単価そのものに対する御指摘だというように受けとめております。不適切と指摘される内容でございますが、これにつきまして速やかに見直しを行わざるを得ませんでした。そして、当該見直しを行った時点から、より適切な助成単価を適用して...全文を見る
○山本(有)国務大臣 単価の見直しを全国にお願いし、そして、それぞれの皆さんがそのルールで事業について臨んでおられます。そこで、特別な地域、人たちのみに特別なことをするという姿勢ではなくて、もしその事業を推進するのに財政的にお困りの場合であるならば、市町村あるいは県と十分に相談を...全文を見る
○山本(有)国務大臣 私どもの考え方としましては、農協は農業者によって自主的に設立された民間組織であるという位置づけは全く変わりません。その改革は、あくまで自己改革が基本でなければならない、そう考えております。  一方で、我々農林省の農協改革についての立場は、平成二十六年六月に...全文を見る
○山本(有)国務大臣 現在の農業を取り巻く環境は厳しいものがございます。耕作放棄地が増加をする、あるいは高齢化が進む、そういう中で改革を遂げなければならないわけでございますが、今回の改革のみならず、現場の生産者と農水省、あるいはその間に立つ現場を知る全農や農協の皆さんが一致団結し...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、農協法におきまして信用事業、共済事業という区分がございますが、経済事業につきましては定義がございません。一般的に、農産物の販売事業、生産資材等の購買事業等の信用、共済事業以外のものを広く経済事業と称しているところではないかと考えております。
○山本(有)国務大臣 農家の皆さんは、農産物の生産に携わります。そして、その生産されたものは、流通あるいは加工、そして販売、最終消費まで、経路をたどって、さまざまな形で付加価値をつけて流れていきます。その中におきまして、流通を含めまして、農家の利便に資するように、民間組合としてJ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘の農協改革に関する意見でございます。これはワーキング・グループの御提出になったものでありまして、農林水産省はその具体的な中身について云々という、リーチの中あるいは外という判断はしかねるところでございますが、一般論として申し上げれば、農協改革というのは自...全文を見る
○山本(有)国務大臣 信用事業については、現在、中央会また全農等、鋭意自己改革に努めてもらっているわけでありますが、今回の規制改革会議のテーマからは離れるというように思っております。  特に、現実の地域の生活のありようからしまして、一定の地域の役割、金融機関としての役割、重かつ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 ことしの五月に閣議決定されました都市農業振興基本計画の中に、都市農業振興上の位置づけが与えられた生産緑地等につきまして、貸借される場合の相続税納税猶予のあり方を検討するというように記載されております。  相続税の猶予の要件でございますけれども、まず、平成三...全文を見る
○山本(有)国務大臣 そういう観点も含めて、今後検討を始めさせていただきたいと思っています。
○山本(有)国務大臣 ことし五月の都市農業振興基本計画で明確に位置づけられましたのが、宅地化すべきものという宿命から、都市にあるべきものというように位置づけが変わりました。そうなってまいりますと、農業としての役割をしっかり担っていただきたい、こう思っております。  そうしますと...全文を見る
○山本(有)国務大臣 FTAの交渉に日米が入りますればさらに厳しくなるという姿勢は、私はそのとおりでないかと思っております。したがいまして、TPP以上にセンシティブな問題があるという位置づけで、慎重な交渉に当たらせていただきたいと思っております。
○山本(有)国務大臣 これは重要な御指摘であろうと思います。しっかりと調査をさせるよう指示いたします。
○山本(有)国務大臣 担い手への集積という意味に合目的にお金も使うし、また運用もするという先生の御指摘、これは非常に傾聴に値します。  先日も官邸で、これが進んでいるかどうかという検証もございました。そんな意味で進めなきゃならぬ話なのでございまして、これにつきましては、担い手へ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 林産物につきまして、累次の貿易交渉の結果、現在の関税率は一〇%以下となっておりますが、今回のTPP交渉によりまして、合板、製材等につきまして長期の関税撤廃期間の設定ができました。そしてまたセーフガードを確保したことでございまして、TPP合意によります国内への...全文を見る
○山本(有)国務大臣 合板等に係るセーフガードの設定の有無につきましては、まず輸入量の多いカナダ、マレーシア、ベトナム、ニュージーランド、チリに対してはセーフガードを措置する一方で、それ以外の国につきましてはセーフガードをいたしませんでした。したがいまして、御指摘のアメリカもござ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘の木材利用ポイント事業というのは、地域におきまして流通する木材であれば、国内産あるいは輸入材を問わず事業の対象としてきましたことは御案内のとおりでございます。WTOの協定におきます内外無差別の原則に基づいているというように考えられるところでございます。...全文を見る
12月01日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第10号
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○国務大臣(山本有二君) 委員おっしゃるとおり、TPP十一か国、日本を除いて、そこにある日本食レストラン、二〇一三年に二万軒でございました。僅か二年後、二〇一五年には三万軒になっております。ですから、日本に対する期待、日本食に対する憧れというものは、安全であり、おいしさであるとい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御存じのとおり、今回、農業競争力強化プログラムに盛り込まれました全農改革の内容、これは全農とも合意の上で定められたものでございます。政府といたしましては、全農がこのプログラムに沿って自己改革に取り組んでいただくことを期待しております。  特に、農産物輸...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘の今般決定いたしました農業競争力強化プログラム、これは昨年十一月の総合的なTPP関連政策大綱におきまして御案内の検討継続項目とされたものを中心に、本年八月の未来への投資を実現する経済対策におきまして年内を目途に策定するということとされたものでござい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) この農業改革の主な内容は全農とも合意をさせていただきました。生産資材の買い方につきましては農業者の立場に立って共同購入のメリットを最大化すること、また、農産物の売り方につきましては実需者、消費者への直接販売を中心にシフトすること、これらにつきまして農協改...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 農家の所得と申しましても、主業経営体でありますと五百万円近いものがございます。準主業経営体としましては三百万、副業的経営体が三百万というようなことの全体像でございます。その意味におきまして、各農家全体として上がっていくことを理想とするわけでございますが、...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず少し、先ほどの答弁をさせていただいた点で訂正をさせていただきます。準主業的経営体などの所得を三百万と申し上げましたが、三十万の間違いでございました。  それから、農林水産物の食品の輸出の、加工食品でございます。一兆円目標のときに、農産物六千二百五十...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) このプログラムと同時に、輸出インフラに関するプログラムも同時に発表させていただきました。これは、生産と加工につきましてのそれぞれのインフラについてのハード、ソフトの両面における施策についてのプログラムでございます。  したがいまして、この競争力強化プロ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 耕作放棄地が増える、さらに農業従事者が高齢化する、この厳しい現実の中で、株式会社というパワーをお借りするということは一つの私は賢明な方策でもあろうというように思います。その意味で、この国家戦略特別区の、特区の利用によりまして、養父市で画期的な、株式会社が...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 大変貴重な御意見ですので、また慎重に検討していくつもりでございます。
12月05日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第12号
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○国務大臣(山本有二君) 一般論で申し上げれば、関税が撤廃になる部分、国内輸入農産品の価格がその分安くなるというように考えます。そうなりますと、その分の輸入量が増えるということにおいては、これはそういう傾向になるだろうというように思っております。
○国務大臣(山本有二君) ただ、GTAPモデルでマクロ計算をいたしますと輸出も増えるわけでございますので、輸出、輸入双方が増えてGDPが上がるという考え方に基づいております。
12月08日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第14号
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○国務大臣(山本有二君) 委員おっしゃるとおり、TPP関連政策大綱に体質強化、経営安定、さらに成長産業化、こうした提案が盛り込まれておりまして、それを受けて補正予算が三千億以上、二十七年、二十八年にわたって獲得することができました。これによって我が国農業の体質強化がかなり図られて...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 農家の所得が向上すること、これが最大の目的でございます。そのために、様々な観点からいろんな光を当てて、そして総合的に、客観的にこれを進めたいというように思っております。
○国務大臣(山本有二君) 委員御指摘の今回の農業競争力強化プログラムに盛り込まれました全農改革の内容につきましては、全農とも合意をさせていただきました。その上で定められたものでございます。  政府としましては、全農がこのプログラムに従って自己改革を行うことを促すという立場にある...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず、信用事業につきましてでございますが、代理店スキームを活用することについて二十六年六月に政府・与党取りまとめにおきまして方向性が出されました。そして、農協改革はあくまで自己改革であって、信用事業譲渡は単協自らが選択するものであるということに立って、二...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 今、世界の漁業資源の枯渇が問われております。そして、漁業の保存及び持続可能な管理の重要性がますます高まっているわけでございます。TPP参加国の共通認識の中に、水産資源の保護、これを確保しながら持続可能な漁業を実現したいという気持ちが込められております。 ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 一言で言うと、委員おっしゃるとおりでございます。  我が国は、これらの水産資源につきまして、食習慣など、国際会議の中で、多様性が尊重されるべきという主張をしてまいりました。また、地域漁業管理機関によって国際法や科学的根拠に基づいて管理していくべき、そう...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 水産物の供給を安定的にするためには、委員おっしゃるように、資源管理なくしてはできません。このため、我が国は、漁獲可能量、TAC制度に基づいて、サバ、マイワシ等の七魚種につきまして漁獲量の上限を定めております。この範囲で漁獲するように努めておるわけでござい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘の二十五年試算、これにつきましては、もう御存じのとおりでございますが、全ての関税が即時撤廃される、追加的な国内対策が行われない極めて単純化した前提で試算したところでございまして、生産減少額が三兆円。一方、今回の試算、二十七年度試算につきましては、対...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 加工用トマトについて例を挙げさせていただきますと、関税……(発言する者あり)一言で言いますと、もう財源につきましては、これは政府で決めましたTPPの発効に基づいて、合意に基づいた結果、国内対策をすることによって私はこれが可能になる、減少額が低くなるという...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 関税の減少、またマークアップについて、ALIC等への補給金等、また一般財源に頼るというようなバランスでいいますと、一般財源に頼る割合は増えていくだろうというように予測しております。
○国務大臣(山本有二君) このまずお示しいただいた図につきましては、誤解を受けることのないように訂正いたしました。  そして、次の御質問でございますが、輸入に係るものについての低価格帯が増えれば、非常にこの従量税の獲得等、なかなかそう簡単にいかないのではないかということでござい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘の我が国でカルタヘナ法に基づいて承認されている遺伝子組換え農作物は、現在、九作物百六十四品種でございます。
○国務大臣(山本有二君) 申請をいただいて、それで、申請に対してこの栽培許可をしたものについて、それは栽培は可能でございます。
○国務大臣(山本有二君) TPP合意によりまして、輸出拡大はかなり進んでいくように考えております。  重点品目の全てで相手国の関税撤廃を獲得しております。例えば、牛肉の北米への輸出でございますが、平成二十七年の輸出実績二百六トン、これに対しまして、将来六千二百五十トン、約三十倍...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) もうそこが非常に大事な点だろうというように思います。農業就業者や農村人口が減少、高齢化する、労働力不足が進行する中でございます。特に産地において、経営者である担い手の確保に加えて、収穫時の作業ピークあるいは規模拡大に合わせた労働力の確保、これはかなり難し...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘の現行のJAS規格の対象でございますが、これは品質に限定されております。と申しますのは、産品の成分とか色などでございます。例えば、産品の大事な作り方とか保管や輸送の方法などについてアピールすることは困難でございます。  そこで、御指摘の農業競争力...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 除外という概念は一般的なものとは考えておりません。TPP協定の関税に係る品目ごとの約束において、この区分、カテゴリーは用いられていないわけでありまして、TPP協定……(発言する者あり)分かりました。  関税撤廃の例外を数多く確保したことや国家貿易措置と...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず、牛肉においてタリフラインの撤廃率が高いということでございますけれども、これは、そのラインだけで見れば、機械的に見ればそうかもしれません。しかし、農家が生産するという上におきまして考えていく必要がございます。  まず、輸入実績が極めて少ないもの、そ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 特に牛肉については、我々としましてはきめ細かに対応をさせていただいております。特に体質を強化してもらう、これによってブランド化が進んだり国際競争力が付けられたりするような施策でございます。畜産クラスター事業を強化する、生産コストを削減する、また、受精卵移...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 豚肉の輸入のライン撤廃については、国産品との代替性が低いものについて撤廃しております。  しかし、TPP諸国からは、恐らくオーストラリアから入るだろうと予測されておりますが、既にこの部分につきましてはタイ産のものがオーストラリア産に代替されるというよう...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 規制改革推進会議、これにつきましては、この間、十一月に意見が取りまとめられまして、全農等とも合意の上で今後の農政の展開方法を農業競争力強化プログラムとして取りまとめることができました。引き続き、農協の自己改革あるいは生乳流通の改革、こういった意欲を受け止...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のように、国際化の進展に伴って、我が国畜産農家を守るためには、生産コストの削減、それが重要でございます。牛については四割、豚については七割を飼料の費用が占めているわけでございますので、その意味におきまして、御指摘の飼料の原料、これをいかに安く買い付...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 幾つかそうしたコスト低減、あるいは可能な限り国内の飼料原料、こうしたものの生産、利用というものを図っているところでございます。  輸入原料に代替するものとしましては、御存じのとおり、飼料用米を作っておりますし、また、トウモロコシの子実と芯を同時に利用す...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず、沖縄県の農業産出額は九百一億円でございます。そして、そのうち畜産業では四百十一億円、つまり、全体の農業の四割が畜産業であるという認識をしております。その中で、特に御指摘がありました輸入飼料穀物につきましては、鹿児島の志布志港での積替えが必要でござい...全文を見る
12月09日第192回国会 参議院 環太平洋パートナーシップ協定等に関する特別委員会 第15号
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○国務大臣(山本有二君) おっしゃるように、日本の農業の構造改革は待ったなしでございます。特に、農業の転換を図って、求める目的は農業者の所得向上、これを目指さなければなりません。その中で、農地の問題、あるいは御指摘のお米の問題、さらに団体の問題、あるいは中山間の営農の問題等々、我...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) いや、立法事実は私は存在するというように思っております。  まず、この協定において、二国間の個別の国際協定によってGIを保護する場合の事前異議申立て手続が定められたということを踏まえて、TPP整備法案において地理的表示の改正を行うということとしているこ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは、GIリストは、既に世界各国、百か国、そしてそれぞれの国が、日本は二十四でございますけれども、日本以上にGIの保護をしております。  また、現実に二十四のGIを保有している皆様方がそれぞれの国に相互保護を求めるときに、申請手続を個別になさっておら...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) まず、GI法で既に相互保護に達したところもございまして、例えばチリ、酒類のみ、お酒のみ、これで相互保護をしておりますし、メキシコ、これも酒類のみ保護を相互でこれは取決めを交わしているわけでございまして、こうした意味におきましては、徐々にこの協定の締結が進...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) チリあるいはメキシコ、これは改定交渉で相互保護を行う予定でございます。また、相互保護を現実にこれは手続をしているところでございまして、早急にそれをお示ししたいというように思います。
○国務大臣(山本有二君) 我が国の産品のブランド価値を高めるということは間違いなくございます。そして、GIの海外での保護が重要であるということも委員御存じのとおりでございます。  国際協定によるGIの相互保護に向けた交渉を進めるということは、我々にとりまして何より重要なことでご...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) もう一回整理して申し上げますと、TPP発効をまず断念はしていないという、そういう前提でございます。  そして、このTPP協定合意の中身の中で、批准をし発効を目指すこの段階で、GIの保護の相互主義がこの国際協定の中に、非TPP参加国でもこれが適用になると...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) このGI相互主義につきましては、国会における批准という、そういう行為に対して重きを成した、極めてイレギュラーな国際協定でございます。したがいまして、国会の批准の後に交わされますGI国際協定については、これが、GIの相互主義が、これが取り決められていくとい...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 今、このTPP発効が前提でございますし、これを断念したということの理解をしているわけではありません。あくまで発効することを前提に私どもはこの手続を進めたいと、こう思っております。
○国務大臣(山本有二君) このTPPの批准の重み、かつ合意の内容、これは、国内の農産物あるいは加工品の輸出についてはかなりの私は力を得るいい法律であるというように思っておりますので、これにつきましては、この内容について、今までのこの立て付けについて……
○国務大臣(山本有二君) 私は、そごがないし、そして国会軽視ではないというように思っております。(発言する者あり)
○国務大臣(山本有二君) TPPの第十八の三十六条等に書いてありますとおり、TPPの共通ルールはTPP発効前にも適用されるというのが原則でございまして、この発効前に、発効前に、このGIにつきましての表示のルールにつきましては、第十八条の三六、これに明記をしているところでございまし...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは、TPPの合意の中に明確に書かれております。第十八・三十一条及び第十八・三十二条の中に、TPP発効前にもこれが、国際協定によるルールが適用になると、わざわざ異例中の異例の合意文が記されております。そういう中におけるこの趣旨というのは、GIというもの...全文を見る
12月13日第192回国会 衆議院 農林水産委員会 第4号
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○山本(有)国務大臣 委員おっしゃるとおり、過酷な環境になっております。  特に、畜産、酪農につきまして、酪農における後継牛の減少、これが生乳生産量の伸び悩みにつながっておりますし、肉用牛の生産における繁殖雌牛の減少が子牛価格の高騰につながっております。こうした生産基盤の弱体化...全文を見る
○山本(有)国務大臣 おっしゃるとおり、畜産物の行政価格については、それぞれの根拠法令に基づいて毎年度決定されるところでございます。  まず、加工原料乳生産者補給金の単価及び交付対象数量、また指定食肉、豚肉や牛肉の安定基準価格及び安定上位価格、そして、肉用子牛の保証基準価格及び...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘のように、今シーズンは、高病原性鳥インフルエンザの我が国への侵入リスクが非常に高くなっております。このため、農林水産省としましては、海外での発生状況を把握いたしまして、注意喚起をするとともに、空港や港で消毒マットを用いて靴底消毒、あるいは検疫探知犬等に...全文を見る
○山本(有)国務大臣 おっしゃるとおり、肉用牛の経営の一貫化、これはぜひ進めてまいりたいというように思っております。子牛価格の変動リスク、これが軽減されます。大変なメリットでございます。  平成二十七年三月に、酪農及び肉用牛生産の近代化を図るための基本方針というものを策定いたし...全文を見る
○山本(有)国務大臣 そのあるべき姿について、農業競争力強化プログラムに明らかになったというように思っております。  全農改革については、このプログラムで全農とも合意をさせていただいたということが大変重要だというように思っております。いわば勝手に第三者がその組織について強く意見...全文を見る
○山本(有)国務大臣 全農はこれまでも、おっしゃるとおり、かなり内部改革を進めてこられました。特に、組織について二段階、これを求めて、平成十年から十六年、この六年間で三十六経済連と統合するということになりました。また、子会社も整理をいただきました。また、財務につきましても、連結ベ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、原理原則論でございますが、農業競争力強化プログラムにおきまして、全農の自己改革、年次計画、そして数値目標、こういったものが発表されておるわけでございまして、与党及び政府、そのことを定期的なフォローアップの対象とするというように考えております。  もっ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 加工原料乳生産者補給金、これは、御指摘のように、二十九年度から生クリームも対象に追加する、そして補給金単価を一本化するということとしております。  この見直しの目的や状況ですが、乳製品向けの生乳の中で将来的な需要の伸びが期待できる生クリームの供給、これを確...全文を見る
○山本(有)国務大臣 牛・豚マルキン、これは、昨年の十一月に政府全体で決めさせていただきました総合的なTPP関連政策大綱に基づいて、法制化した上で、補填割合を八割から九割、豚マルキンの国庫負担水準を国一、生産者一から、国三、生産者一に引き上げるという内容でございます。  おっし...全文を見る
○山本(有)国務大臣 平成二十六事業年度において、農協の農産物総販売額に占めます買い取り販売の割合は四%でございます。それ以外の販売、いわゆる受託販売の割合は九六%でございます。  御指摘の農協の販売事業における利益率が何を意味するかということは定かではありませんけれども、農協...全文を見る
○山本(有)国務大臣 おっしゃる、農家が逆に買い取り販売で利益を失うのではないかということでございますが、実需者、消費者へ農産物を安定的に販売する強力な販売体制を構築するということが、逆に、生産物に対する保管リスクを負う買い取り型の方がより強力に推進されるのではないか、つまり、今...全文を見る
○山本(有)国務大臣 複数税率における免税業者の取引排除、非常に詳しく、しかも適切な御指摘を頂戴しました。  インボイス方式ということをもう一回おさらいしますと、売り手が税率ごとの消費税額及び適用税率などを記載した請求書を買い手である事業者に交付することにより、買い手である事業...全文を見る
○山本(有)国務大臣 今回まとめられました農業競争力強化プログラム、この合意の中で、御指摘のように、人材について、これをメリット化するために外部人材を導入するという指摘がございます。こういう新しい試みにおきます対応、改革につきましては、外部から人を入れるということが一つの方法論と...全文を見る
○山本(有)国務大臣 先ほども申し上げましたとおり、自己改革の中で外部人材をどう活用するかは、役職に当たる人に登用するのか、あるいは現場で登用するのか、あるいは超技術的な分野、例えばインターネット販売を起こすときに必要なそういう技術を持った人を登用するのかというような、さまざまな...全文を見る
○山本(有)国務大臣 ことしの十一月二十五日に与党におきまして取りまとめられた文書を、同月二十九日に農林水産業・地域の活力創造本部におきまして政府のプログラムとして決定いたしました。農林水産業・地域の活力創造プランの別紙としたものでございます。別紙には与党のクレジットがそのまま記...全文を見る
○山本(有)国務大臣 この全農との合意のプログラム、政府としましては、全農がこのプログラムに沿って自己改革を行うことを促すという立場であります。  その法的根拠は、農林水産省設置法四条、農業協同組合その他の農林水産業者の協同組織の発達に関することに基づく行政指導ということになる...全文を見る
○山本(有)国務大臣 SBS入札でございますが、九月七日に第一回入札を行いました。それ以降は行っておりません。十月七日に公表した輸入米に関する調査結果、国会審議等におきます議論を踏まえまして、SBS入札をより適切に行い、農業関係者等の不信感を生じないようにする観点から、SBS契約...全文を見る
○山本(有)国務大臣 基本原則としましては、米価格は市場で決まりますが、その市場の大事な要因としては、品質と需給という二つの要因で決定されるというように思っております。  したがいまして、グラフ等、もう既に御承知のとおり、国内産価格が低いときには十万トンにまで達することがなかっ...全文を見る
○山本(有)国務大臣 豚肉では価格調整の、またコンビネーションの輸入というような……(村岡委員「豚肉じゃないです。牛肉」と呼ぶ)牛肉。豚肉ではそういうものがあり、牛肉ではセーフガード等、そうした措置があり、しておりまして、我々としましては、この制度、仕組み、合意内容そして国内対策...全文を見る
○山本(有)国務大臣 海外市場への輸出というのは、国内農林水産業の振興にとって極めて重要でございます。  特に、牛肉につきまして御指摘ありましたが、我が国の和牛の品質は、海外諸国からも高く評価されております。今後の輸出市場の開拓のポテンシャルは大きいと考えておりまして、牛肉の輸...全文を見る
○山本(有)国務大臣 あくまで我々農林省の立場、大臣としての立場は、平成二十六年六月の政府・与党取りまとめ、これの立場に立って、農協改革集中推進期間、これを五年間と置いて、三十一年五月、ここに向けて自主改革そして自己改革を進めていただける。その中に、プログラムにありますとおり、生...全文を見る
○山本(有)国務大臣 TPPにおきましても、政府全体として政策大綱、国内対策、そういったものを確立してまいりました。農林省だけでは、もう言うまでもなく、財政措置というものまではこれは及びません。  そんな意味で、政府全体でこうした国と国との合意や交渉についてはやっていくべきもの...全文を見る
○山本(有)国務大臣 まず、乳価上昇にもかかわらず離農が進行しているという点でございますが、酪農経営からの離脱要因に関する二十七年度調査というのを行いましたところ、高齢化、後継者問題が四〇・五%、これが最も多かったわけでございます。次に、経営者の事故、御病気等でございますが、一六...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御指摘のとおり、家族労働費、これは、酪農が長時間労働あるいは休日出勤が常態化していることも十分考慮しなければなりません。  新たな算定方式やこれに基づく補給金単価等につきましては、今後これらの現場の意見も踏まえて、食料・農業・農村政策審議会の意見も聞きなが...全文を見る
○山本(有)国務大臣 現在、指定生乳生産者団体に指定されております農協、農協連は、農業協同組合法に基づき、スリム化、効率化、共同販売の実を上げる乳価交渉の強化、こうしたものを図りつつ、今後とも機能を適正に発揮するということが重要でございます。  競争力強化プログラムにおきまして...全文を見る
○山本(有)国務大臣 指定団体と乳業メーカーの交渉で、生乳の需給状況、生産コストの変動をおおむね反映することによって生乳の取引価格は決定されております。そうした近年の酪農家の受取乳価というのは、平成十九年からの御指摘の配合飼料の価格高騰を受けまして、二十年度に飲用、乳製品向けとも...全文を見る
○山本(有)国務大臣 いわば生産者が、全量買い取りに集荷、出荷するよりも、さらに一部分だけ自分で創意工夫した商品をつくるなど、生産者の一つの経営判断みたいなものを重要視することによって、ひいては、指定生乳生産者団体も、それに呼応しながら新しい酪農の経営のあり方というものに進んでい...全文を見る
○山本(有)国務大臣 御案内のとおり、体質強化策と経営安定策に分け、そして、TPPの関連政策大綱、つまり国内対策におきましては、この牛・豚マルキンの制度拡充、こうしたものは、TPP協定による関税削減の影響に対する措置として制度設計されております。仮に国内産の牛肉、豚肉の価格の低下...全文を見る
○山本(有)国務大臣 日・EU・EPA交渉の具体的な内容につきましては、現在交渉中でありまして、お答えは差し控えさせていただきたいと思いますし、また、農林水産省の立場でございますが、これはあくまで、貿易、生産流通実態を一つ一つ勘案して、そのセンシティビティーに配慮しながらしっかり...全文を見る
○山本(有)国務大臣 現在の日・EU・EPA交渉、どのようなやりとりを行っているかというその交渉の具体的内容についてはお答えは差し控えさせていただきますが、繰り返しになりますけれども、農林水産品につきまして、貿易や生産あるいは流通実態、一つ一つ勘案しながら、センシティビティーに配...全文を見る
○山本(有)国務大臣 消費者の好みとか、あるいは消費者のニーズとか、あるいは消費者が何を求める、例えば健康志向だとかいうようなものを重視した生産に移るということの大事さは、ありとあらゆる製造業でそれが言えることで、農業もそれと異なるものではないというように思っておりますし、先ほど...全文を見る
○山本(有)国務大臣 毎朝食べているのがとろけるチーズというもので、それしか思い浮かびません。
○山本(有)国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨に従いまして、最近の畜産をめぐる情勢を踏まえつつ、十分検討してまいる所存でございます。
12月13日第192回国会 参議院 農林水産委員会 第4号
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○国務大臣(山本有二君) 子牛価格、あるいは乳用種の初妊牛の価格が大変高騰しております。これは重大な問題でございます。だからこそ、生産基盤の強化、これが課題となるわけであります。  このために、まずは繁殖経営における優良な繁殖雌牛を導入したい、それから酪農経営における優良な雌牛...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 酪農の生産基盤強化、これは非常に喫緊の課題でございます。大規模な農家のみならず、家族経営を始め多様な担い手の確保、これが必要であると認識しております。  このため、例えば牛舎整備、搾乳ロボットなどの省力化機械の導入、これを支援する畜産クラスター事業にお...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 二十九年度予算に関しましては、概算要求におきましても要求しておりません。また、二十八年度当初予算と同様、予算計上する予定はございません。
○国務大臣(山本有二君) この概算要求、八月末に、この対策については、いや、概算要求についての決定をいたしました。
○国務大臣(山本有二君) この二十七、二十八の補正でその対策を講じ、かつ、更に必要かどうかについての検討を加えた上で、補正があれば補正に計上する可能性を秘めながらそれを検討しているところでございました。
○国務大臣(山本有二君) TPP対策としての位置付けの中で、TPPに関して影響があるなしにかかわらず、農家の輸出競争力あるいは体質強化、そういったものについては当初予算にも十分加えられておりまして、その意味におきましての農家の体質強化や生産基盤の整備、こういったもので対応できると...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは、総合的なTPP関連政策大綱で決められたもの、これが、この関連予算が言わばTPPの対策予算というような位置付けをさせていただいております。
○国務大臣(山本有二君) TPPというかなり過酷な輸入の増加あるいは輸入品の低価格による輸入というものの影響を踏まえて、強化対策と経営安定対策、この二つについて取決めをさせていただき、さらに、課題としての十三項目、この度お願いをいたしまして成立しました強化プログラム、こういったも...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは強化対策という位置付けでございますので、使わせていただきたいという考え方でございます。
○国務大臣(山本有二君) TPP関連予算であるけれども、生産農家の体質強化、そういったものに資するために、これはTPP発効、あるいはTPP関連でなくともしなければならない農業予算というように併せ位置付けしております。
○国務大臣(山本有二君) 通常の単年度予算、当初予算のみでは促進ができなかったものが、かなりの速度で体質を強化し、促進することができたと、そう考えております。
○国務大臣(山本有二君) 政府一体としてこの政策大綱を策定し、かつまた、その財政負担についても麻生大臣の御了解をいただき、政府の責任として財政を支出させていただいたわけでございます、取り決めさせていただいたわけでございますので、これを誠実に執行させていただき、体質強化を図っていき...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) ただ、御審議いただき、かつ合意内容、特にTPPの条約としての批准をいただき、関連法案を成立させていただきました。そして、政府全体としましては、安倍総理もおっしゃっておられるとおり、TPP協定の早期発効を目指すという立場は堅持しております。その意味において...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) これは、農家の所得向上、ひいては農業の永続、持続的な営農が可能になること、そのためには若手の農業への参入を促進する、また若手が参入して満足がいくような農地の集積や効率化、機械化というようなことを図るというような具体的なメニューを出しながら、財政当局をしっ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) そのなかなか難しいところを説得しなけりゃならぬというように思っております。
○国務大臣(山本有二君) おっしゃるとおりと思いますのは、実はこの鳥インフルエンザ、初動対応が初めての青森でも新潟でもできておりました。その初動対応の原因が一〇〇%の補償というところにあるというような、そんな御意見が聞くことができました。  というようなことからしますと、櫻井委...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 鳥インフルエンザ発生予防、また蔓延予防、防止、これを図るためには、正確な情報伝達、迅速な対応、これが大事であるという認識でございます。  御質問の農場関係者、この方々に、第一に、シーズンに先立って飼養家禽の異常の早期発見、通報、これを徹底していただける...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) この鳥インフルエンザの、飼育農家あるいは生産者等は全国に及んでいる、また全国でやっていただいているわけでございます。この全国基準のほかに地域的な特性をどう盛り込めるかについて、これは財政当局あるいは総務省との相談になろうかというように思っております。そこ...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 私が歯切れの悪い答弁をさせていただきましたのは、防寒具というのは寒冷地においては通常に戸外の作業では着用されていられるということもあるでしょう。そしてまた、殺処分するときにどういうような体制あるいは服装というのが適切かということの判断もあるでしょうという...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 委員御指摘のとおり、肉用牛肥育経営というのは、素畜導入から肥育牛出荷まで非常に長い時間を要します。その間に、枝肉価格あるいは生産コスト、こういったものが変動するという大変リスクの高いものでございます。  このため、肥育牛一頭当たりの粗収益が生産コストを...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) おっしゃるとおり、酪農及び肉用牛の生産における飼養頭数が年々減少傾向でございます。これは、御指摘のように、酪農における後継牛の減少、肉用牛生産における繁殖雌牛の減少、そして生乳生産量の伸び悩み、子牛価格の高騰、こうしたことが背景にありますが、言わば畜産農...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 多様な担い手の確保という観点からすると、大規模農家だけではこの多様化という担い手の確保はできません。家族経営だけでもできないわけでありまして、両者相まって相当なこの酪農の生産基盤に存在していただかなきゃならぬという認識でございます。  こうした意味で、...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) この補給金は、飲用向けに比べまして乳価の低い加工原料乳に限って交付対象としてまいりました。酪農家による生乳の再生産がこれで確保できるという目的でございます。こうして、飲用向けと乳製品向けへの仕分の調整の実効性を担保する機能がこの補給金にはあるというように...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 従来の一元集荷多元販売、これにおける背景には、計画が可能で、しかも調整の実効性が担保できたということにあります。その心を酌んで、この農業競争力強化プログラムにおきまして、補給金を受給しようとする生産者、また生産者が農協等に販売を委託する場合は農協、こうし...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 先ほど申し上げましたとおり、安倍内閣は、依然、TPP協定の早期発効を目指している方針でございます。そして、農林水産関係のTPP対策につきましては、昨年十一月に策定されました総合的なTPP関連政策大綱におきまして、TPP協定を見据えて、攻めの農林水産業への...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 財政需要の、言わば委員御指摘の発生主義でございますが、財政需要の中における位置付けとしましては、当初の予算になじむよりも緊急対策として補正という位置付けを財政当局はされておられるわけでございまして、毎年度継続的にしっかりとやっていく対策と、そしてTPPと...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 御指摘のとおり、生産コストの四割から七割、この飼料が占めております。その意味におきまして、輸入飼料への過度の依存から脱却して飼料生産基盤に立脚した足腰の強い畜産経営を実現させるということは御指摘のとおりでございまして、二十七年三月に食料・農業・農村基本計...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 市場メカニズムだけでこの国の農業を守り、食料自給率、自給力を守るという、そういう立場にはありません。あくまでも、このメカニズムに合わない部分に対しては国が強く関与し、また財政的に支援する、そういう措置が必要だと、こう考えております。  先ほどの御指摘の...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) 森委員のおっしゃるとおり、イギリスでのその試み、あるいはイギリスでの失敗、その轍を踏まないように今回の改革、しっかりやっていく所存でございますし、また法案につきましては、明年しっかりとした制度設計において様々な方々の御意見を聞いて構築したいというように思...全文を見る
○国務大臣(山本有二君) ただいまの御決議につきましては、その趣旨に従いまして、最近の畜産をめぐる情勢を踏まえつつ、十分検討してまいる所存でございます。