吉野正芳

よしのまさよし

小選挙区(福島県第五区)選出
自由民主党
当選回数8回

吉野正芳の2011年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月28日第177回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第5号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳でございます。  まず、このたびの災害で命を落とされた方々、本当にお悔やみを申し上げます。また、被災された方々に心からのお見舞いを申し上げます。  私は、福島県です。双葉郡、まさに原発地域、そして津波で被害を受けた、私も被災民の一人であります。...全文を見る
○吉野委員 冷やすことに失敗したならば、どうやって閉じ込めるのか、そんなシミュレーションはしていないんですか。
○吉野委員 保安院の方々は本当に全力を尽くして、東電と一緒になって今冷やすことに全力を集中してください。それでいいんです。  ただ、原子力委員会も原子力安全委員会もあるんです。保安院でないそのところで、きちんと閉じ込める、チェルノブイリのような形でどう閉じ込めていくかという、こ...全文を見る
○吉野委員 全く私の質問と答弁がずれています。私は、三十キロの外の地域に対してどうやっているのかと聞いているんです。  特に、健康被害ですから、厚労省、意見を求めます。
○吉野委員 全く何もしていないというのと同じです。こんなことで、私たち、そこに住んでいる者が安心できますか。もっとしっかりしてください。  続けます。  三月二十五日、枝野官房長官が記者会見で、二十キロから三十キロ圏内でも、基本的に屋内退避のところです、生活維持が困難だから、...全文を見る
○吉野委員 もう本当に時間がないので、次に行きます。  私が回ってきた八カ町村、七万二千人、全部外に出ています。一番心配しているのは、二十キロの地域、二十キロから三十キロの屋内退避の地域、そして三十キロ以上の双葉郡葛尾村というのがあります。この村は二十キロ、二十から三十、三十キ...全文を見る
○吉野委員 私の質問に答弁していないので、ちょっと時間が足りない。答弁が間違っている。  原賠法の話をしているんじゃないんです。同じ村民で同じ扱いをしてくださいと言っているんです。現行法ではなかなかできないです。だから、東副大臣の答弁なんです。同じくするとぜひ言ってください。お...全文を見る
○吉野委員 役人には無理ですから、これからのことですから、政治家の答弁です。東副大臣、お願いします。やりますという一言でいいんです。同じ村民です。
○吉野委員 東副大臣、ぜひ総理に伝えて、これが実行できるようにお願いしたいと思います。  時間がありません。また、八カ町村、今、他町村に行っています。お金が欲しいんです。被災民は十円も持っていなく、自分の津波の被害、遺体捜索もできなくて逃げてきたんです、避難してきたんです、着の...全文を見る
○吉野委員 速やかに、今なんです、今必要なお金ですから。本当に、一日二日置かずに、このお金を、避難している町村、ここに上げてください。お願い申し上げます。  さて、風評被害です。  私は、福島県いわき市です。ガソリンが足りないから、ローリーが向かいました。でも、いわき市に入っ...全文を見る
○吉野委員 今の件について、原賠法できちんと損害補償できるかどうかも確認します。
○吉野委員 農業被害については、本当に、今の原賠法でも因果関係が認められればきちんと賠償できるという答弁をいただきました。ありがとうございます。  農業被害だけじゃありません。私のところにきのう、縫製会社が洋服をつくっています、いわき市で。でも、おまえのところの洋服は放射能があ...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。  ちょっとは安心しました。原賠法で、因果関係が認められれば損害は賠償されるというきちんとした答弁をいただきましたので、本当にありがとうございます。  これをもって私の質問を終わらせていただきます。本当にありがとうございました。
03月30日第177回国会 衆議院 農林水産委員会 第7号
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○吉野委員 今度の災害で亡くなられた方々、本当にお悔やみを申し上げます。また、被災された方々に対して心からのお見舞いを申し上げます。  私は、福島県です。私の選挙区がまさに原発のところであります。今、原発の災害は現在進行中です、続いています。双葉郡の八カ町村、七万二千名おります...全文を見る
○吉野委員 そこが認識不足と言うんです。原子力をきちんと閉じ込めて、もう放射性物質は出ないんだ、こうなってから土壌検査をして、ここはつくっていいよ、だめだよ、こういうことであればいいんです。現在進行中なんです。放射性物質はどんどんどんどん出ているんです。今土壌検査をしても何の意味...全文を見る
○吉野委員 今のお言葉、本当に、大臣答弁ですから、ありがとうございます。  再度きちんと、補償も含めて、作付に対して、やっていい、悪い、このことを、補償も含めてということをちょっと言ってもらいたいと思います。
○吉野委員 これからのことはそれでいいと思います。ありがとうございます。  今現在の野菜、またいろいろな農産物に対して、風評被害ということで、大丈夫な地域、大丈夫なところで生産されたにもかかわらず、風評被害等々で大打撃を受けております。  厚生労働省の指示で、県単位、福島県の...全文を見る
○吉野委員 今の放射能汚染は、同心円、十キロ圏内、二十キロ圏内、三十キロ圏内という形で、同心円で放射能汚染が広がっているというふうに皆さん思っていると思いますけれども、現実は違うんです。風向き、風力、地形、これによって、本当に、原発に近いところでも余り線量の、汚染がされていないと...全文を見る
○吉野委員 次は、今度の災害対策です。  まず仮設住宅、そして、それが落ちつけば復興住宅、このことをこれからやっていかねばなりません。  まず、仮設住宅で、先ほど合板が足りないというお話がございました。セイホクベニヤ石巻工場、これが甚大なる被害を受けて、生産ががた落ちをしてお...全文を見る
○吉野委員 石巻工場の復旧よりも、既存の、特に岐阜にも新しい工場をセイホクさんはつくられましたので、そこをフル稼働して間に合わせる。原木供給だけは、本当に責任持って林野庁、お願いしたいと思います。  また、仮設住宅なんですけれども、全建連、いわゆる大工さんの組合、全国組織でござ...全文を見る
○吉野委員 プレハブの仮設住宅よりは、国産材、杉で囲まれた仮設住宅に住むこと、一番は不安が取り除かれる、心が穏やかになる、本当に十分なる効果があろうかと思いますので、ぜひ推進をしていただきたいと思います。  仮設住宅が終わって、次は、ちょっと先の長い話ですけれども、復興住宅、か...全文を見る
○吉野委員 特に原木の確保、製材工場が増産できるような形でしっかりと役所も取り組んでいただきたいと思います。  そこで、ちょっと心配なのは、やはり、先ほど買い占め等々の、価格の高騰なんです。どこまで価格の高騰、私はかなり上がると思うんですけれども、その辺の、抑えるすべ、価格高騰...全文を見る
○吉野委員 ある意味で少し私は安心しました。本当にしっかりとお願いしたいと思います。  それでは、山の話に移りたいと思います。  日本の山がなぜここまで衰退したのか。戦後、復興に向けて日本の、特に林野庁の果たした役割は大きな大きなものがあります。でも、なぜ外材に負けたのか、日...全文を見る
○吉野委員 先ほどの坂本先生のお話で、まさに机上でつくった絵なんですね。すばらしい森林経営計画をつくってやるという、ここをいかにやらせるか、ここがまさにポイントだと思いますので、本当に皆川長官の全力を挙げて、この改正森林法ができたら、それをきちんと実行できるような、特に予算も含め...全文を見る
○吉野委員 まさにそのとおりです。一生懸命推進してください。  次に、林野特会なんですけれども、国有林、これは国有林を切って、そこのお金で給料を払っていこうということで、ある意味で私は、うがった見方ですけれども、給料を払うために木を切っているんだ、こういう理解もしているところで...全文を見る
○吉野委員 まさにその方向に向かって、特に復興住宅についての木材の供給を林野庁は責任を持ってお願いしたいと思います。  では、ちょっと法案について質問します。  無届け伐採は、閣法では造林命令だけができるというふうに書かれているんですけれども、なぜ閣法で中止命令まで、自民党案...全文を見る
○吉野委員 通常、我々、伐採届という言葉だけで伐採をしているんですけれども、これには造林届という言葉もあるんですね。伐採及び造林の届け出なんです。ですから、伐採したらきちんと植えるということが書かれていないと木は切ってはだめだよというのが今の法の建前なんですけれども、現実には造林...全文を見る
○吉野委員 まさに、切ったら植える、これをきちんと担保できるように頑張ってほしいと思います。  次に、国及び地方公共団体の役割として、閣法では、いわゆる全国森林計画、地域森林計画、市町村の森林整備計画をつくるためのいろいろな情報提供等としか書かれておりません。自民党案に書かれて...全文を見る
○吉野委員 今回の改正で一番特筆すべき点は、やはり私権の制限、所在不明者の山林でも間伐をきちんとできる、またそこに路網をつくることができる、これが一番特筆すべき点かなというふうに思います。これによってよりよい森林整備ができるわけです。  ここで、例えば間伐の場合、自己負担が三二...全文を見る
○吉野委員 時間も来ました。これで質問を終わりますけれども、本当に、森林法を改正して、これが、日本の山が生き返る、そういう形での、絵にかいたもちにならないように、中身を込めて実行できるような、そんな体制をぜひつくっていただきたいと思います。ありがとうございました。
04月05日第177回国会 衆議院 総務委員会 第8号
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○吉野委員 自民党の吉野正芳でございます。  私の選挙区は、まさに原発の双葉郡、そしていわき市でございます。全国から多くの皆様方の御支援、本当に感謝を申し上げます。  また、黄川田先生におかれましては、本当にお悔やみを申し上げたいと思います。  さて、私も原発八カ町村、避難...全文を見る
○吉野委員 大臣、まさにそうなんです。首長さんのお話を聞きますと、保安院の次長さんが来てくれた、それで、お話ししたというだけなんです。そこまでの見通しは聞いておりません。  ですから、保安院として、今やっている仕事は何のために、どういうためにやっているのか、いわゆるチェルノブイ...全文を見る
○吉野委員 まさに片山総務大臣は町村の味方、いわゆる国における代弁者でございますので、ぜひ、この一時帰宅の希望を、きちんとした、線量計をつけて自衛隊の先導のもとに行けば可能なわけでありますので、一時帰宅をすることができて、避難をしている方々の不安を少しでも解消していきたいと思って...全文を見る
○吉野委員 まさにこれは早急に、今すぐそういう数多くの検査機関を立ち上げて、需要がいっぱいありますから、うちの品物を検査してください、証明書を下さいという、本当に検査機関が一つや二つでは足りないくらいの状況下に今なっておりますので、ぜひ数多くの検査機関を立ち上げていってほしいと思...全文を見る
○吉野委員 原発事故、原発災害ではまた、今のは全国一律、どの被災者にも対応できる制度だと思いますけれども、原発災害だけは特別扱いをしていただいて、本当にもうそこの居場所がないわけでありますから特別な扱いをしていただきたい、特別な立法も含めて扱いをしていただきたいと思います。  ...全文を見る
○吉野委員 大臣、今言ったのはほんの例でありまして、私が心配しているのは、これから行われるいろいろな支援策の対象者になるか、ならないかなんです。  三十キロの外の人はならないよ、三十キロの中の人はなりますよという、まさにこの件がいい例なんですね、三十キロで一律に切ってしまったと...全文を見る
○吉野委員 ぜひお願いします。  今言った葛尾村の村長からの要望なんですけれども、ここは畜産の村です。何千頭という牛がおります。もう避難していますので、えさを与えることができません。餓死して死亡した家畜が相当数おります。家族同然の牛ですので、ある方は、二十キロ—三十キロ圏内です...全文を見る
○吉野委員 ぜひ早急になんです。検討する検討するだけではなくて、今やってください。お願いします。  ちょっと郵便局なんですけれども、私は福島県いわき市、原発事故が起きて、いわき市も相当数避難をしました。ですから、一時期ゴーストタウンになりました。コンビニもお医者さんも、三十五万...全文を見る
○吉野委員 郵便業務また金融業務は、市民あっての郵便局、市民のための郵便局、この心を忘れずに、しっかりとこれからお願いしたいと思います。  最後に、教育です。  福島県立高等学校は、避難地域、双葉郡内に九校ございます。これはもう入れませんから、それぞれ県内の五つの地域にサテラ...全文を見る
○吉野委員 けさの話なんですけれども、地元にボランティア組織、NPOができました。そこで、いわゆる各家庭への下宿をそのボランティア組織で募るということを私はお願いして、受け入れてくれたんですけれども、きちんと、県なり市なりが窓口で、そういう形である意味の窓口をつくっていただかない...全文を見る
04月07日第177回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第6号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳でございます。  私の地元、双葉郡といわき市です。まさに原子力事故の真っただ中、双葉郡の八カ町村は全員、七万二千名避難をしております。そして、この地域に対して、全国の皆様方から多くの御支援をいただいております。自衛隊の方々、救急車等の消防の方々、...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。  きのう、自民党の額賀特命委員長が経産大臣にお会いをしてきました。額賀委員長は、被災者の方々に直接伺って、いろいろな要望を聞いて、原子力で避難をされている八カ町村の方々の要望をまず経産大臣にぶつけたところです。二十キロ圏内で一時帰宅を何とかお...全文を見る
○吉野委員 我々被災地域の住民は、行政、市町村、県そして国、ここに大きな信頼を持っております。この信頼関係があるから、何とかつらい生活も今我慢できているところです。この信頼関係は崩れたらだめなんです。  でも、資料一を見てください。四月四日の読売の夕刊です。  ドイツの天気予...全文を見る
○吉野委員 夕刊に載った次の日から慌てて公表した、こう思います。公表しなかった理由と、その後の公表した理由と、どこが違うんですか、状況がどう変わったんですか。お答えください。
○吉野委員 経産省はこの情報を把握しておりましたか。
○吉野委員 役所として、役所の担当、経産省の職員、だれも把握していなかったんですか、原子力担当の保安院も含めて。
○吉野委員 これは政府じゃないでしょう。気象庁も政府の一員です。経産省も政府の一員です。その情報が、特にIAEAにまで報告している情報ですから、経産省のどの役職だかわかりませんけれども、これをだれも把握していないなんということはあり得ないと思います。それが上がってくるかこないかの...全文を見る
○吉野委員 IAEAは、気象庁に対して、ある一定の所与、実際に出ている量ではありませんね、一定の想定した量でこれがどう広がっていくかということを求めて、一日二回、IAEAに報告しているんです。なぜSPEEDIでそれができないんですか。我々が知りたいのは、どういうふうに広がっていく...全文を見る
○吉野委員 それでは、約束してください。  気象庁のように、皆様方は専門家ですから、今どのくらいの沃素131が出ているか、ある程度推察できるはずです。その推定値でいいですから、それをもとに、どのように広がっていくのか、これから毎日毎日出すよ、ここを約束してください。いかがでしょ...全文を見る
○吉野委員 気象庁も、これは本当の放射線量のエリアじゃないですよと断って公表しているんです。同じでいいです。きちんと断って、ただ、広がりがわかるんです。風向き、地形で広がりがわかるんです。この情報が私たちは欲しいんです。だから、三十キロの外だって今放射線量の高い地域がたくさんある...全文を見る
○吉野委員 四月五日の日経の夕刊に、東京電力が仮払いをするという大きな記事が載っていました。これは、原子力損害賠償法に基づく内金を払うということなんです。  基本的に、原子力損害賠償法というのは民民の世界なんです。被害を受けた民間人が東京電力という一民間事業者に損害賠償を求める...全文を見る
○吉野委員 ぜひお願いします。  それでは、時間もありませんので、風評被害に移りたいと思います。  実は、四月六日現在、岩手県に看護協会から応援部隊、累計で百二十六名の看護師さんが岩手県に来ておられます。宮城県、三百二十一名の多くの方々が来ておられます。我が福島県、何とたった...全文を見る
○吉野委員 ぜひお願いします。宮城県は三百人も行って、我が福島県は五人。全く風評被害そのものです。  もう一つ。津波で多くの自動車が廃車、ぽんこつです。使い物になりません。  自動車リサイクル業の方々から私に電話がありました。金属くずを引き取るためには放射線の証明書をつけてこ...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。  大臣、看護師さんの件もよろしくお願いします。  また、スクラップの件、受け入れ側でも検査していただける。ただ、県でやっている検査機関は、もう予約でいっぱいなんです。ですから、検査できる機関をたくさんつくってほしいという要望です。  質問...全文を見る
04月12日第177回国会 衆議院 財務金融委員会 第12号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳でございます。  私の選挙区は福島県の双葉郡といわき市です。まだ災害が続いています。地震、津波、そして原発、そして風評被害、そして余震なんです。きのうも六弱です。先ほど十四時、これまた六弱です。地元に電話したら、さっきの地震が一番大きかった。私の...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。  そして、被災地をめぐっていくと、やはり当座のお金です。  ある町の社会福祉協議会なんです、貸付金五万円。県の社協は十万円なんですけれども、町の社協ですから五万円。保証人が要ります。体育館にいる避難の方々は三百人います。保証人を立てられませ...全文を見る
○吉野委員 あとは、一カ月たって、事業者の悩みは変わってきています。最初は手形どうする、支払いどうするということだったんですけれども、今は、事業を閉じるか、継続するか、休業するか、この三つです。継続するということは、もうほかに出ていって新たな事業をするということなんですけれども、...全文を見る
○吉野委員 双葉郡の方々は、絶対戻る、こういう決意のもとで、今、避難生活をしています。ですから、戻れるまでには会社もつぶれないんだ、そういうところをきちんと銀行の方でお願いしたいと思います。  次に、生命保険協会の方に移りたいと思います。  私自身もたくさん生命保険に加入して...全文を見る
○吉野委員 制度はあって、その制度がわかっていて照会できる方はそれでいいんですけれども、ほとんどの方は、そういう制度、照会を受け付ける窓口さえ知らないんですね。ですから、広報活動なんですか、これを本当に、避難所をきちんと巡回して、こういう形で、生命保険についてはあるんだよというこ...全文を見る
○吉野委員 今度の家財と住宅への地震保険での損害額は膨大なものになろうかと思います。民間企業で支払い能力、私、ちょっと心配をしているんですけれども、十分な支払い能力はございますか。
○吉野委員 そこのメッセージをやはり強く、絶対全額、保険金は出るんだよということを強く、協会としても広報していただきたいと思います。  次に、車なんですけれども、町のうわさでは、津波でも車は損害賠償できるんだという、そんなうわさも聞きます。ただ、実際は、車は津波被害では賠償でき...全文を見る
○吉野委員 次に、船なんですけれども、私のところは小名浜港なんです。大きな貨物船がおかに上がっているんです。道路の上にあります。台船、バージ船、ここに、太い鉄の鋼管、長さ二十メーターもあるような鋼管の台船も道路に上がっています。  これは、船主の責任が認められれば、当然、船の保...全文を見る
○吉野委員 その場合、もう撤去はしていいんですか。それとも、検討状況が決まらないと撤去はできない、そんな形になるんですか。
○吉野委員 ありがとうございます。ぜひそうしていただきたいと思います。  最後に、風評被害について伺わせていただきます。  福島県いわき市、ここにみずほさんの支店がございます。いわき支店です。あと福島県には、福島市にもあろうかと思います。  三月十五日に、いわき市では、屋外...全文を見る
○吉野委員 今、私たちのいわき市で一番困っているのは風評被害です。農林水産物は当然、縫製工場も、すべていわきから出る商品、製品、すべての商品です、全部お断りです。トラック、いわきナンバーも、うちの店に入ってはだめだ、こう言われています。縫製工場はもう取引停止です。社員は解雇になっ...全文を見る
04月15日第177回国会 衆議院 環境委員会 第3号
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○吉野委員 おはようございます。自由民主党の吉野正芳でございます。  私は、原子力発電所の地元選出でございます。全国の皆様方から現地への温かい御支援、本当にありがたく思っております。そして、多くの方々が避難をしております。その受け入れに際しましても、温かい心で受け入れていただき...全文を見る
○吉野委員 市役所の撤去を待たずに自分で業者を頼んで撤去した方も、市が認めれば補助対象になるという、本当にありがたい答弁をいただきました。ありがとうございます。すぐ現地に伝えていきたいと思っています。  車と船なんです。車は自動車リサイクル法等々がございまして、いわゆる解体処理...全文を見る
○吉野委員 環境省の、最初私がいただいたガイドラインといいますか指針の中には、船についてはこれから協議するということが書かれていたと思うんですけれども、その辺は、まだ協議中なんでしょうか。
○吉野委員 一応、仮置き場に瓦れき等々を集積し、その後、ある意味の最終処分という形で処分をしていくことになろうかと思います。  私たちの福島県いわき市では、東港といって、小名浜港に島をつくるという大きな構想が今進んでいるんです。この間、近藤副大臣も小名浜港を訪れていただきまして...全文を見る
○吉野委員 かなりの部分が埋立材としてある意味で再利用されたということですので、今回もそういう形で最終処分をしていってもらいたいと思います。  一般論ですけれども、その場合に、水質汚濁防止法とか海洋汚染防止法とか、やはりいろいろな油とかが瓦れきにはついておりますので、その辺の弾...全文を見る
○吉野委員 陸の瓦れきは今までのような取り組みで進んでいきたいと思いますけれども、海の中にある瓦れき、特に漁港、港湾、そして沿岸漁業を営んでいる、いわゆる普通の沿岸部、ここにかなりの車とか津波被害で行った家屋とか、また船も結構浮いているんですね。この辺の片づけはやはり大事な部分だ...全文を見る
○吉野委員 ちょっと時間がないので、事務方の答弁は申しわけありません。  今大臣がおっしゃったとおりなんです。役所が、自分の管轄でないからこれはできないよじゃなくて、ここまでならできるよ、ここまでならできるよという、これが大事なんです。ぜひリーダーシップを発揮していただきたいと...全文を見る
○吉野委員 まさに世の中が変わった、三月十一日を境にして日本の国は全く変わった。その変わった中での対応に環境省としてぜひ取り組んでほしいと思います。  次に、所信について。まず、温対法でございます。  きょうの日経新聞に「CO2削減計画振り出しに」という記事が載っておりました...全文を見る
○吉野委員 これから二五%を検討する、議論を深めていくという段階ではないです。現実をもっと認識すれば、もう大臣もおわかりだと思います。だれもが、そして世界の方々だれもが、今の日本の現実の姿を見れば、あと八年です、二〇二〇年、八年で二五%。原発がこれだけ事故を起こし、新規立地もまか...全文を見る
○吉野委員 四月三日、バンコクでの会議で南川事務次官が、二五%削減についての見直しは当然議論の対象になる、ある意味で正直に国際会議の場で述べたと私は思います。国連に前提条件つきの二五%を削減するという申告を我が国はしているわけですけれども、このことによって、その申告がある意味で取...全文を見る
○吉野委員 世界の方々に日本が正直に言うことによって信用を増すと私は思うんですけれども、その辺の外国の評価といいますか、温暖化交渉にどんな影響を与えるのか、ちょっと事務方、だれでも、お答え願いたいと思います。
○吉野委員 先ほど大臣は、温対法をきちんと議論してくださいと言う。でも、その温対法の前提になっているものがすべてが崩れ去った。ある意味では、本当に議論してほしいんだったらば、政府として実現可能のある案をやはり出して、それをたたき台に議論してくださいというのが議会としては当然のあり...全文を見る
○吉野委員 大臣もよくおわかりになっている上での、厳しいというか、つらい答弁というふうに私は理解をさせていただきます。  京都議定書の二〇一二年目標でございます。  京都議定書、原発がないこれからの中にあって本当に達成可能なのかどうか、その辺のところを伺いたいと思います。
○吉野委員 京都議定書に向けて、経済界は自主行動計画をつくっています。その中で、電気事業連合会は、自主行動計画で原単位で〇・三四という目標を持っています。これをオーバーすれば、外国からお金を出して排出権を買ってくる、そういう枠組みになっております。  もう原発がこの状態では、〇...全文を見る
○吉野委員 今一番災害で産業界も困っているんです。だから、政府がきちんとしたメッセージ、これはやるよ、これはやらないよ、例えば、東電に対して〇・三四を守る必要はないよ、このくらいのメッセージをなぜ出せないのか。私、正直言って情けないです。  次の質問に行きます。  原賠法、こ...全文を見る
○吉野委員 これはやはり、一世帯百万、配るわけですから、役場機能がしっかりしていないとだめなんです。住民基本台帳も置いてきたまんまなんです。そして、どこにいるかわからないんです。まとまって避難所にいる方、千名、千二、三百名、ここはわかるけれども、どこにいるかわからない。ですから、...全文を見る
○吉野委員 ぜひお願いします。これは長島先生、山古志村の村長さんです、従来の三倍の仕事がふえる、そして役場の職員も少ない中で三倍の仕事をすると。ですから、マンパワーなんです。このマンパワーをきちんと国として支援をしてほしい、このようにお願いします。今の答弁、しっかりと受けとめてお...全文を見る
○吉野委員 地元の人は、今、本当に科学的に線量がはかれないから、モニタリングポストで出た線量を逆算して、このくらい出たんだろうという形で、本当に科学的な話ばかりなんです。  私たちは、どういう方向に放射性物質が流れているか、これがきちんとわかることによって、きょうは、ではマスク...全文を見る
○吉野委員 予測システムなんですから、予測、天気予報です。外れていいんです。いかに注意をしていくか、自分の健康、命を守るために、そこに住んでいる我々がどういう行動を起こせばいいか、その参考になる資料を欲しいと言っているんです。  何ですか、その参考になる資料も、関係ないから出す...全文を見る
○吉野委員 気象庁は、新聞に載った次の日から全部公開しています。そして、ただし書きがついています。これは正確な放射線レベルを示しているものではありません、なぜかといえば、IAEAからこの線量で計算しろと言われているからで、実際に出ている線量ではありませんとただし書きをつけて毎日公...全文を見る
○吉野委員 この議論をやっても平行線です。  ちょっと通告していませんけれども、原子力安全委員の方々、また専門委員の方々、福島県の現場に行かれて調査をしてきたことがありますか。
○吉野委員 ほかの委員の方々はいかがですか。
○吉野委員 現場を知らないで対策が立てられますか。なぜ現場を見ないんですか。これは通告していませんので、あれですけれども。  私は、すべては現場に答えがある、現場を見ずしてすべての対策は立てられない。今度の震災処理も同じです。みんな行っているんです。みんな行って、現場を見て、そ...全文を見る
○吉野委員 事務局が行っている、保安院が行っている、そこから情報を得ている。だから、いいんだ、そんな原子力安全委員会は私は要らないと思います。  これから原発事故が収束を迎えるでしょう。そのときに、制度として、今一番やるべき仕事をやっていない原子力安全委員会、情報を隠している、...全文を見る
04月19日第177回国会 衆議院 環境委員会 第4号
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○吉野委員 私は、ただいま議決されました環境影響評価法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につき、民主党・無所属クラブ、自由民主党・無所属の会及び公明党を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。  案文を朗読して説明にかえさせていただきます。     環境影響評価...全文を見る
04月26日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳でございます。  私の出身は福島県です。まさに第一原発、第二原発、これが選挙区でございます。本当に委員の先生方には御尽力いただいて、ありがとうございます。また、秋庭委員には現地まで赴いていただいて、本当にありがとうございます。  福島に対して、...全文を見る
○吉野委員 あと十年ないんですね。現実に、省エネをやり節電をし、そして二五%というものが現実論として、委員も先ほど、再生可能エネルギーの代替率はあと十年ではなかなかできないと。二〇五〇年の八〇%、これはまだ遠い将来、またイノベーションをしていけば確実にできるわけなんですけれども、...全文を見る
○吉野委員 わかりました。  なかなか二五%削減、日本の国の大前提、すべての前提が崩れ去った中で、昔の前提なら、何とか頑張れば、また足らないところはお金で買ってくることもできるでしょうけれども、ここまで日本の国が大きく変わった。例えば放射性物質でも、今もう身近にあるんです。今ま...全文を見る
○吉野委員 今の工程表をつくったのは東電とあとメーカーさん、いわゆる技術屋さんだけでつくったんじゃないかというふうに私は推察しています。世界の英知を集めて、人類と原発との闘いという観点から今のあの工程表ができたのかというと、そうではないのではないのか。そうすべきなんです。人類と原...全文を見る
○吉野委員 技術屋集団と、学者、科学者集団と二つあると思うんですね。私は、技術屋集団だけで今やっているのかなという心配をしています。いわゆる学問的な、科学的なアドバイス、これをしてあの工程表ができたのかどうなのか。  これは、東電に長くいられた尾本さんがわかるか、また代理がわか...全文を見る
○吉野委員 原子力委員会と原子力安全委員会、この意見交換はなされたんですか。
○吉野委員 安全委員会で出しているSPEEDI、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステムというまさにSPEEDIであります。これは、安全委員会は三月二十三日と四月十一日、二回しか公表していません。  実は、きょうの新聞で、きょうから公表するという形になっているんですけれども...全文を見る
○吉野委員 原子力委員会は、日本国の原子力政策の最高の機関というふうに私は認識しています。  SPEEDI、一時間ごとに出している。これは実際、同心円じゃないんです。実際に、風向き、地形等々で、だから三十キロの外も計画避難区域に今度はなったんですけれども、その情報をいち早く出し...全文を見る
○吉野委員 実は、第一原発のある双葉町、十二日の午前中に避難を開始したんです。どこに避難したか。川俣町というところに避難しました。まさに北西方向なんです。今、川俣町の一部は計画的避難区域になっているんです。風下に逃げちゃったんです。  でも、SPEEDIで、こういう方向に行くよ...全文を見る
○吉野委員 申しわけないんですけれども、何か評論家、おれは外にいるんだ、言うだけなんだというような感じがします。  私の思っていた原子力委員会は、日本国最高の原子力政策についての意思決定を持っているはずなんです。原子力委員会の意見は、ある意味で命令といいますか、聞かねばならない...全文を見る
○吉野委員 ぜひ、住環境向上のために委員として御尽力を願いたいと思います。  もう時間も来ましたから、最後になります。  地元の人は、やはり帰りたいんです。どんなことがあっても帰るんです。でも、言ったか言わないかわかりませんけれども、菅総理は、十年、二十年住めないかもしれない...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。  最後に、お願いです。  福島原発事故という言葉を皆さん使いました。これによって、我が福島県は風評被害がすごいんです。人も来ない。福島県でつくったすべてのものも行かない。子供もいじめられる。車も、福島ナンバー、いわきナンバーは来ないでくれ。...全文を見る
04月27日第177回国会 衆議院 経済産業委員会内閣委員会連合審査会 第1号
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○吉野委員 おはようございます。自由民主党の吉野正芳でございます。  私は、福島県です。そして、私の出身は福島県いわき市です。原子力発電所のある双葉郡、そしていわき市が私の選挙区です。ここにおられる田中委員長は、双葉郡の双葉町で生まれました。まさに、第一原子力発電所のある町で生...全文を見る
○吉野委員 今官房長官から、二本立てで区域の設定を考えていくという答弁がありました。  では、福島県いわき市の一部は、二十キロから三十キロに、久之浜地域、川前地域というところがあるんですけれども、ここが入っておりました。それで、そこは屋内退避区域ということで今までは設定をされて...全文を見る
○吉野委員 二十キロから三十キロ、広野、楢葉は緊急時避難準備区域なんです。まさに緊急時なんです。だから、いわき市の一部も緊急時に備えた地域。そこのところが私たち地元の者にとってはあいまいなんです、物すごくあいまいなんです。  いわき市は風評被害がすごいんです。すごいから、屋内退...全文を見る
○吉野委員 東京電力が、三十キロ以内は百万円の仮払いをするという形で今一生懸命準備をしております。いわき市のその三十キロの中にあって屋内退避が解除された区域については、この東京電力の仮払いの対象になるんでしょうか。
○吉野委員 ありがとうございます。そこのところが地元の方々は大変心配をしております。  ただ、四月の二十二日で解除された以降につくられた新たな支援、いろいろな支援策が出ると思います、そこの対象になるのかならないのかもあわせて。今までの既存のものは対象になることは、わかりました。...全文を見る
○吉野委員 そこのところが心配なんです、御相談なんです、検討なんですという。今はっきりこの場で、三十キロの中の方は従来どおりすべての新たなる支援策の対象になると言ってもらわないと、もう本当にそこが心配なんです。もう一度お願いします。
○吉野委員 次は、SPEEDIについてお伺いいたします。  まず、事実確認をしていきたいと思います。  原子力安全技術センターで、SPEEDI、コンピューターを動かして拡散試算図をつくっていると思いますけれども、その拡散試算図はいつからつくったのか。提出先はどこに提出したのか...全文を見る
○吉野委員 内部被曝と外部被曝の資料についてお答えがありません。
○吉野委員 今、文科省から事実が発表されました。三月十一日、まさに事故の起こったその日であります。そして、十六時四十分に、SPEEDIを動かせ、こういう指令といいますか、命令といいますか、それが出たわけです。そして、その結果は十八時にきちんと出て、もう提出先のところにSPEEDI...全文を見る
○吉野委員 大臣はいつの時点で見たんですか。
○吉野委員 SPEEDIは、緊急時迅速放射能影響予測システムなんです。まさに緊急時、迅速にやらねばならない。そういう貴重なデータを、三月二十日以降ですか、見たのは。  では、SPEEDIの存在というものはわかっていましたか。三月二十日から、または二十三日にプレス発表されてからわ...全文を見る
○吉野委員 委員長の出身地の双葉町は、三月十二日に川俣町に避難したんです。まさにSPEEDIが予測した、放射性物質が北西に向かっているところに双葉町は避難したんです。もしSPEEDIの情報が双葉町に入っていれば、川俣町に避難したかどうか。多分、しなかったと思います。あのときは電話...全文を見る
○吉野委員 原子力安全委員会にお尋ねします。  最初の公表は三月二十三日、プレス発表です。内部被曝の資料が示されました。これは五段階に分かれていまして、一番高い線量は一万ミリシーベルトです。一番低い線量は百ミリシーベルトです。四月十一日と、きのうからホームページで公表しましたが...全文を見る
○吉野委員 内部被曝の資料があるなら出してください。お願いします。
○吉野委員 ありがとうございます。ホームページで内部被曝と外部被曝、この二つの資料をきちんと出してください。  それでは、一時帰宅についてちょっとお尋ねします。  四月六日に、我々自民党は、額賀委員長のもと、海江田大臣に一時帰宅をお願いしたいということで訪問いたしました。大臣...全文を見る
○吉野委員 連休中なのか連休明けなのか。本当に、一月後じゃないはずです、めどをつけてください。  もう一つは、事業者です。事業者も、建設業にとっては、ダンプカー、バックホーンは命です。運送業にとっても、トラックは命です。一時帰宅を利用してこういう中小事業者の大事なものを引き揚げ...全文を見る
○吉野委員 本当に、連休中にでも、地元の体制が整い次第、早急に一時帰宅ができるようにお願いしたいと思います。  時間となりました。多くの質問を準備していたんですけれども、時間が切れて質問できなかったことをおわび申し上げ、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。
04月29日第177回国会 衆議院 予算委員会 第21号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳でございます。  双葉郡、いわき市、これが私の選挙区です。まさに第一原子力発電所。八カ町村、七万二千名の方が自分のふるさとを離れて、遠くは埼玉、そして県内各地に今避難をしている。地震、津波、そして原子力なんです。津波で遺体を捜索する、遺体を捜索し...全文を見る
○吉野委員 私も、これを聞くまではわからなかったんですけれども、原子力のある双葉町、ここの元町長さん、今はもう八十数歳の御高齢です。保安院がチェックをします。でも、初めの保安院はその能力がなかった。だから、東京電力がチェックを代行していた。これが保安院の始まりなんです。能力がなか...全文を見る
○吉野委員 今、最後に、連帯としての責任、連帯責任をお認めになりましたね。連帯責任であれば、例えば保証人と連帯保証人の違いです。債権、連帯保証人にも請求できる。東電にも請求できるし、国にも請求できるんです、連帯責任であれば。だから、連帯責任を認めるのであれば、国もきちんとした対応...全文を見る
○吉野委員 原賠法をよく読んでください。原賠法の一番最後、天変地異、こういう莫大な災害が起きた場合に、もう東電の責任云々かんぬんを無視して全部国が見る、こういう規定になっているんです。連帯責任を認めたならば、一義的に東電、何でもかんでも東電、窓口にしろ、そうじゃなくて、国が窓口に...全文を見る
○吉野委員 今度の東日本大震災は、千年に一度の大災害です。これを過小な災害、そういう認定をするんでしょうか。  時間がありません。次に行きます。  きのう、原子力損害賠償紛争審査会から一次指針が出されました。  時間がありませんので、次に進みます。(発言する者あり)  そ...全文を見る
○吉野委員 まさに私が冒頭申し上げました東電代行なんです。国は一切関係ないよ、全部事業者だよ、全部地方だよ、こういう体質がありありと見えます。  時間がありませんので、次に行きます。  きのう、紛争委員会から一次試案が出されました。これは、政府が、被害者の迅速、公平、適正な救...全文を見る
○吉野委員 きのう指針が示されました。ですから、迅速に、損害額の確定を待っているんじゃなくて、迅速ですから、きょうの金が欲しいんです。仮払いです。この仮払いをこの指針にのっとって次の二次補正に出すんですね。
○吉野委員 きのう示されたこの範囲の中だけでも、大臣、読んでいるでしょう、営業損害は、農林水産業、製造業等、事業一般なんです。たばこ屋さんも、すべての事業が入っているんです、この営業損害に。就労不能に伴う損害には、そこで働いている人たちの給料も入っているんです。  これは東電の...全文を見る
○吉野委員 今、二次補正にしっかり入れる、これに基づく予算を組むということ、いわゆる賠償の仮払い、一部払い、これを組む、こういうことでいいんですね。これに基づくと今おっしゃいましたから。
○吉野委員 時間がありません。次に行きます。中小企業対策です。  きのうこれが出るまでは、東電に対し、また国みずからも仮払い、中小事業者がいかに困っているか。きのう、二回目の月末を迎えました。普通なら二回不渡りを出せば倒産ですけれども、倒産はさせない。避難地で事業を再開したい、...全文を見る
○吉野委員 言っただけではだめでしょう。やっているかやっていないか確認しましたか。我々はだれもわかりませんよ。事業者について仮払い制度がある、事業者について仮払い制度があるから、幾ら仮払いをするのか申し込みなさい、言ったって、やっていなきゃだめでしょう。
○吉野委員 先ほどは、何回も言っている、だけれども、我々は初めて聞いたんです、事業者に対する仮払い制度が始まったなんて。ただ、言っているんでしょう。言っていても動かなきゃ我々に伝わらないでしょう。どういう形で動くんですか。あしたから申し込みが始まるんですか。答弁を訂正してください...全文を見る
○吉野委員 指針に示された迅速に、いつからですか。
○吉野委員 これは一民間企業でできる話じゃないんです。一民間企業です、東電といえども。国がきちんとやらなきゃならないんです。私は、そこを言っているんです。  ここまで原子力に協力してきた双葉郡の皆様方、今、板の間で寝ているんです、毛布一枚で。こういう生活をしているにもかかわらず...全文を見る
○吉野委員 先ほど連帯責任を認めたんですから、東電も窓口をつくる、政府もつくる、そうすると倍のルートになるでしょう。細いルートだけでは何日かかるかわかりません。迅速なんです。今の金が欲しいんです。ぜひお願いします。  次、雇用調整助成金です。  厚生労働省、この震災で、本当に...全文を見る
○吉野委員 避難先で事業を再開した場合は柔軟に対応する。事業を再開できない方について私は聞いているんです。  この「経済上の理由」、実は、景気の変動、きのう新聞に出ました。「鉱工業生産一五%低下」、統計始まって以来の大暴落です。「消費支出八・五%減少」、これも最大の下げ幅。これ...全文を見る
○吉野委員 雇用保険をもらう、いわゆる失業保険なんです。失業保険をもらうと、もう自分は首だと。休業しているという意識はありません。戻って仕事をする、それが夢なんです。今は避難しているから休業しているんだ、こうやって待っている従業員、そして経営者も、その間は給料を払うよ。なかなか払...全文を見る
○吉野委員 今までよりは前向きな答弁があったと思います。避難先で事業はまだできない、準備をする、そのために休業する、こういう意味で適用になるという、これはかなり前向きな答弁でありますので、本当に感謝申し上げます。  最後に、一時帰宅について申し上げます。  我々、一時帰宅、本...全文を見る
○吉野委員 時間も参りました。この一時帰宅は本当に皆さん望んでいることです。市町村の負担にならないようにぜひお願い申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。
05月20日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第5号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳と申します。  私のところです。福島県です。私の選挙区が第一原発のところです。  それで、内部被曝と外部被曝なんです。私は、内部被曝の方が大変だと思っています。でも、今、世の中で出ているのは、二十ミリシーベルトがいいか、一ミリがいいか。外部被曝...全文を見る
○吉野委員 最後は久住先生で、あと矢ヶ崎先生と崎山先生、医学的な問題ですからお聞きしたいと思います。
05月24日第177回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳でございます。  私は、福島県双葉郡といわき市を選挙区といたしまして、まさに第一原発の地元でございます。  全国から、多くの皆様方から支援の物資、そして県内県外へ七万三千人以上の方々が避難をしております。その方々に対して心温かいおもてなし、その...全文を見る
○吉野委員 ここまで来て、安全委員会としてなぜおくれたかということがわからないんですか。  経産大臣、なぜおくれたか。委員長から助言をいただきました。それから十一時間たっているんです。まさに、ここの間にメルトダウンが始まって、大部分落ちているんです。ここのところ、なぜ十一時間も...全文を見る
○吉野委員 東京電力に連絡をし、指示をしただけで、政府として責任を果たせないと思うんですね。東京電力はいろいろな事情でやれなかったから仕方がなかったんだ。だったら、それにかわる何かをすべきじゃなかったんですか。  そして、ベントがおくれた、真水注入もおくれた。解析結果によれば、...全文を見る
○吉野委員 本当に残念です。やり方によってはメルトダウンは防げたんです。でも、現実には、一号機のみならず、二号機、三号機、これもメルトダウンしている。そういう状況になって、本当に残念です。  次に、海水注入、きのうのおさらいをしてみたいと思います。  水素爆発が十二日の十五時...全文を見る
○吉野委員 けさの朝日新聞です。東京電力はなぜ中断したのかという記事が載っております。  これを読むと、官邸で再臨界の可能性が大きな議論になっている、そういう雰囲気になっている、そのことを、東京電力の元副社長、武黒一郎フェローは官邸と東電との連絡役ですので、この方が、再臨界につ...全文を見る
○吉野委員 緊急事態は現場に任せるんです。特に東京電力の技術屋さん、これは大変だといって海水注入を始めたんです。真水がなくなっちゃったから始めたんです。それを、官邸対策本部の皆様方がわかりもしない知識で再臨界が起きる可能性があるかもしれないという議論をしたから、東電の窓口である武...全文を見る
○吉野委員 一番は、東電がなぜ中止命令だというふうに受けとめたかなんですよ。発信元の皆さんは中止命令を出していない、一時間半かかる、でも、なぜレシーバーの東電が中止命令として受けとめたかなんです。ここが大事なんです。ここがクエスチョンマークですから、これは後日、検証委員会、きちん...全文を見る
○吉野委員 後で検証をするために、今大臣がおっしゃった記録、メモをとっていない時期、また、とってあるということをおっしゃいましたので、いろいろな場面で使うかもしれませんので、そのメモをこの委員会に提出してくれることを要求いたしたいと思います。
○吉野委員 水素爆発なんです。あの爆発の規模から見て、爆発の専門家はどのくらいの威力があったか、わかると思うんです。一号機、三号機、四号機。そうすると、その爆発の威力をつくるためにどのくらいの量の水素が必要か、これも推察できると思うんです。  では、それだけの水素をつくるために...全文を見る
○吉野委員 班目委員長に、どうして七割、五割の燃料棒が損傷しているという、その辺の技術的なところをちょっと教えてください。
○吉野委員 けさの産経新聞です。班目委員長について、産経新聞のインタビュー、「一問一答は次の通り。」と書いてあります。国民新党の亀井先生が「辞めるべきだと? ありがとうございます。私もぜひ辞めさせてほしい。でも、ここでもし自分から辞めたら末代の名折れだ」、こう委員長は発言をしてお...全文を見る
○吉野委員 民主党の空本議員も、原子力安全委員会はある意味で大きな批判といいますか間違いをしている、SPEEDIも情報隠しをしたし、緊急助言組織を十六時にすぐ立ち上げました、立ち上げたけれども、専門家はなかなか出席してこなかった。そのときの班目委員長の答弁は、それぞれの委員は自分...全文を見る
○吉野委員 次に参ります。  原発で働いている作業員の方々の生活環境を向上させるのは当然なんですけれども、電離放射線障害防止規則という規則がございまして、内部被曝について、三カ月に一回、調べなければならない、こういう規定がございます。  今、毎日千五百人以上の方々が作業してお...全文を見る
○吉野委員 延べで五千名近い方々が内部被曝の検査を受けねばならないという形でございますので、今、答弁で千四百名という形になっています。その装置、ホール・ボディー・カウンター、東電で持っている機械は四台くらいしかないと聞いていますので、全国にある機械を総動員して、今懸命になって作業...全文を見る
○吉野委員 今なんです。例えば計画的避難区域、三十キロの外です。ここは今やれば、そして九〇%取れれば、計画的避難区域じゃなくなるんじゃないんですか。なぜ住民の住んでいるところだけでも掃除をしないんですか。掃除をすれば、計画的避難区域、解除になろうと思うんです。一町動くんです。何で...全文を見る
○吉野委員 これから梅雨時期を迎えます。もう雨で放射性物質はどんどんどんどん地中深く入っていくんです。最後は地下水まで入っていっちゃうんです。だから梅雨前、今なんです。今、汚染土壌を除去して、そして、除去すれば放射線の線量は物すごく低くなるわけですから、そのことをぜひ、今の答弁を...全文を見る
○吉野委員 その町、その村、全部の土を取れとは言っておりません。人が住んで、いわゆる避難するまでもないエリアくらいのところは掃除をしてほしいんです。掃除という概念です。ぜひお願いします。検討してください。  次、学校の汚染土壌。  学校は進んでいます。私の言った、もう土は取る...全文を見る
○吉野委員 時間も来たので、ちょっと通告した部分を取り下げて、最後に、大畠大臣に伺います。  これは石原議員の質問と同じなんですけれども、民間の造成地、これは先ほどの特定の団地だけでなくて、今度の地震で、民間のいわゆる盛り土をした団地、特に段々畑のような団地は、全部、盛り土部分...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。  使い勝手のいいように、そして被災者が負担のないように、ぜひ工夫をしていただきたいと思います。  これで質問を終わります。ありがとうございます。
05月27日第177回国会 衆議院 環境委員会 第7号
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○吉野委員 自由民主党・無所属の会を代表いたしまして発言をさせていただきます。  環境保全活動とそれを促進するための環境教育は、地球環境の保全や循環型社会の構築など、さまざまな環境問題を克服していく上で必要不可欠なものであると認識しております。  現行の環境保全活動・環境教育...全文を見る
06月08日第177回国会 衆議院 財務金融委員会 第21号
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○吉野委員 おはようございます。自民党の吉野正芳です。  私は福島県です。福島県は、三月十一日の地震、そして津波、そして原発事故です。そのほかに原発事故による風評被害、四つの苦しみが今、福島県を覆っております。そして、地震と津波で被害を受けられた地域の方々は、今、復興に意欲を燃...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。風評被害も含めて対応できるということでありますので、安心しております。  今度の金融機能強化法、まずは、バブル崩壊後、金融機関の健全化を求めて、まず都銀の健全化、そして地方銀行の健全化、それから信金、信組の健全化という大きなロードマップが書かれ...全文を見る
○吉野委員 次に、信金、信組について伺います。私が信金、信組の理事長になったつもりで、いろいろ具体的に質問していきたいと思います。  まず、入り口です。いわゆる資本注入の額を申請します。  私の組合が、まだ全部集計はできないんですけれども、とりあえず外形的にわかる、津波で加工...全文を見る
○吉野委員 よくわかりました。  再建のために、地元の金融機関として果たさねばならない役割が大いにある、そのためにはこれだけの資本注入が必要だ、だから認めてほしい、そういう形で大いに、私がもし理事長であれば申請をしていきたいと思っております。  そうすると、一回目の申請で、ま...全文を見る
○吉野委員 津波とか地震の被害で、その地域が人もきちんといるという形であれば、今おっしゃったような形でもいいんでしょうけれども、私のところはいないんです。事業者も預金者も、全員避難しているんです。  今避難所で暮らしているんですけれども、やはり事業意欲のある方は、避難先で事業を...全文を見る
○吉野委員 原子力地域に店を張っている、三十キロの中にあるのが六店舗。そこの会社というのは、全部で十三店舗のうち六店舗、四六%がもう入れないんです。あるところは、八店舗の中の四店舗、半分、これが三十キロの中です。全く営業できていません。こんな形で、預金者も事業者も全部、出ているん...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。その審査基準は平時の審査基準です。今、平時じゃないんです。今大臣が御答弁された、本当に前向きに考えてくれるということ、本当にうれしく思います。  さて、資本注入を受けてから十年たちました。十年たった出口です。ここで自立できるものと自立できないも...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。原子力地域は、ほかの地震、津波の地域とは違って時間がかかるんだ、このことを認識していただきたいと思います。  それで、十年たって自立できなかった場合の処理の仕方として、合併、事業譲渡もしくは単独再建、そして国が資本注入したものは全部清算する、こ...全文を見る
○吉野委員 合併なんですけれども、都銀もオーケー、外国金融機関も日本にお店を持っていればオーケーなんですけれども、もし都銀が合併した場合に、やはりコストがかかるということで、例えばその地域に八店舗あったものを二店舗にしちゃうとかという、いわゆる合理化を多分すると思うんですね。 ...全文を見る
○吉野委員 時間も来ましたけれども、最後に、JA、JF、漁連また農協も、同じスキームで信用事業に対するものを入れていると思います。  ただ、最後の出口の部分ですね。十年たった暁に、やはり同じく合併というところもあるんですけれども、漁連とか農協とか、特に漁連なんというのは一県一組...全文を見る
○吉野委員 時間も来ましたので、これで質問を終わります。  ありがとうございました。
07月11日第177回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第10号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳でございます。  きょうは七月の十一日です。震災そして原発事故が起きてから丸四カ月、黄川田委員長おっしゃいました節目の日であります。私たちの福島県、まだ災害が継続中です。そういう中にあって、質問をさせていただきます。  これはきのうの朝日新聞で...全文を見る
○吉野委員 ぜひ、被災地、被災を受けた方々の立場になって大臣の職務を務めていただきたいと思います。  復興構想会議の提言の中の第三章、原発関係ですけれども、最後の文章、私、大変気に入りました。「福島の大地がよみがえるときまで、大震災からの復興は終わらない」、文学的表現で、私、大...全文を見る
○吉野委員 全くそのとおりです。双葉郡の方々が一日でも早くふるさとに戻れるように、そして、今、ゼロからマイナスになってしまったんです。マイナスからゼロに戻してはだめなんです。ゼロよりも上に行けるような、こんな施策を、これは政治でなければつくることができないと思います。ぜひ政治の力...全文を見る
○吉野委員 おとといですか、廃炉までに数十年かかる、こういうことを菅総理は述べました。私たちの双葉郡の方々は、廃炉まで数十年ですから、これはこれでいいんですけれども、この数十年という言葉が、戻れるまで数十年かかってしまうんだ、こういう誤解をやはり多くの方々がしているんです。  ...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。  二十キロ、三十キロの準備区域のみならず、二十キロの中も帰れるところは帰れる、そんな努力をしてほしいと思います。  廃炉は総理大臣のお話のとおりでいいと思いますけれども、ふるさとへ戻れる手順、細野大臣は、どんな手順で、これとこれとこれが終わ...全文を見る
○吉野委員 福島の大地がよみがえるときまで、本当に全力を尽くしてほしいと思います。  今、汚染水が大変です。この汚染水の処理をきちんとしていかなければ、まず海が汚れて、福島県の漁業が壊滅をしてしまいます。今たまっている水を外に出さない。工程表、五月十七日の改訂版で見ると、その工...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。  国が一歩前に出て、国の責任として、海が汚れてしまうというのは、民間企業とかそういうレベルではありません、すごく公共性の高い事業でありますので、ぜひ国が前に出て、この工事を一日でも早く進めてほしいと思います。  まず除染です。除染をすれば戻...全文を見る
○吉野委員 除染の仕方についてさまざまな方法を今検討しているということであります。  実は、総合科学技術会議、ここの予算で科学技術戦略推進費というのがあるんです。この予算を使ってプロジェクトを立ち上げました。放射性物質による環境影響への対策基盤の確立ということで、文科省と農林省...全文を見る
○吉野委員 まさに、戻れるか戻れないか、そこの重要な研究をなさっているわけですので、よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、これは総務省なんですけれども、今福島県は、福島県の外に三万六千人避難しております。県内で八万一千人避難しております。自分の町から離れています。です...全文を見る
○吉野委員 まさに、町が溶けてなくなる、きずながなくなるわけでありますので、ぜひ今の制度を実現してほしいと思います。  次に、厚労大臣にお伺いいたします。被災者雇用開発助成金についてでございます。  これは、例えば、大熊町が会津若松に避難しました。会津若松の会社に雇われると、...全文を見る
○吉野委員 厚労大臣、本当にありがとうございます。  法的になかなか今の制度では難しい、今の制度を当てはめることは難しいにしても、同じような制度、新たな仕掛け、仕組み、これをぜひ工夫してください。絶対、厚労大臣ならやれると思います。役人は、絶対できないよと私に、例えば雇用調整助...全文を見る
○吉野委員 民間会社というのは自分の力できちんとした資金調達ができる、これが最低限の条件だと思います。国の力がなければファイナンスができないという民間会社はあり得ない、私はこう思っておりますので、ぜひお願いします。  最後になります。  特定避難勧奨地点というのが今度指定され...全文を見る
○吉野委員 私の隣組はたった五軒です。ここで、五軒がばらばらに、指定を受けた家と受けない家があるんですね。最小単位の隣組単位でいいんです。なぜ一軒一軒にこだわらなきゃならないんですか。地域のきずなが壊れちゃうんです。  ここのところをもっと、私たちは日本人なんです。日本人はやは...全文を見る
○吉野委員 わかりました。  でも、指定された地点は、モデル事業でいいですから、徹底的な除染、どういうふうに除染すれば解除できるのか、ここのところをぜひやってください。モデルでいいです。どこまで除染すれば戻れるか。これは、ある意味でモデル事業として、ここをちょっとお約束願いたい...全文を見る
○吉野委員 これで私の質問を終わります。  本当に皆さん、福島の大地がよみがえるときまで頑張りますので、お力添え、よろしくお願いします。ありがとうございます。
07月14日第177回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第13号
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○吉野委員 吉野正芳でございます。質問をさせていただきます。  まず初めに、私と原発とのかかわり合いをお話しさせていただきます。  私の地元は、まさに第一、第二の原子力発電所でございます。ですから、原子力と共生をしてきておりますので、原子力について、私の立場は、推進をしてまい...全文を見る
○吉野委員 今回、保安院の分離独立を大きな原子力政策の柱として掲げてくれました。本当に、ここは評価をするところです。  もう一つよくしてほしいというところで、ダブルチェック体制があるから大丈夫なんだ、こういう論理で言われました。ダブルチェック体制というのは、二回審査するからいい...全文を見る
○吉野委員 もう一つ、いわゆる三十年以上たった高経年化の原子炉なんですね。  私たちは、反省なんですけれども、部品ばかりに目をとられておりました。部品を取りかえれば大丈夫なんだ、特に、部品を取りかえられないのは圧力容器でありますから、この圧力容器の劣化といいますか、ここだけチェ...全文を見る
○吉野委員 ストレステストをすれば、安全設計の思想が高いか低いか、ここもわかるわけですか。
○吉野委員 ちょっと今のところを議論したいんですけれども、時間がないので次に行きます。  実は、きのうの総理会見、六つのことを総理は言ったんですね。  一つは、原発依存度を段階的に下げて、将来は原発なしの社会を実現していく。これは長期的な、時間をかけてやっていく。  次は、...全文を見る
○吉野委員 節電はみんなそれぞれ頑張っているんですけれども、やはり熱中症でお亡くなりになるお年寄りもいるんです。電気があれば死ななくて済んだ方もいるんです。このように国民は我慢しているんですね。いわゆる自分の生活、死人が出ても我慢して節電している。それに甘えて、それをいいことに、...全文を見る
○吉野委員 国民の、そういう我慢をしているというところをきちんと政府は理解して、これからの政策といいますか、こういうものを発表してほしいと思います。  もう一つは、首相と関係三閣僚の判断で原発再稼働を認めることも十分あり得る。  これは逆なんですね。ストレステスト、いわゆる政...全文を見る
○吉野委員 だったら、こういう言葉は使わないでくださいよ。これは、認めることも十分あり得るという日本語なんですね。ということは、この裏は、ほとんど認めないよ、だけれども認めるものも少しはあるよというふうに私は理解するんですけれども、これは逆でしょう。ほとんど再稼働を認める、しかし...全文を見る
○吉野委員 海江田大臣の苦しい心根を理解しましたので、もうこれ以上はお話ししません。総理によく言っておいてください、言葉が逆だと。  帰宅への工程表。  細野大臣、福島に行ってくれて本当にありがとうございます。また、地元紙とのインタビュー、本当にありがとうございます。この間の...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。ぜひ、そういうことをわかりやすく、双葉郡、南相馬の方々、また計画的避難区域から避難されている方々が帰れるような、そんなことをお願いしたいと思います。  さて、牛肉です。  実は、きょう、小野寺先生が福島県の相馬で牛の競り市、枝肉ですね、ここの...全文を見る
○吉野委員 一刻も早く、一秒でも早く全頭検査の体制を整えてくれるようにお願い申し上げます。お願いします。  また、今回は、牛の内部被曝、えさから肉に入っていった、そういうことが推察されるわけですので、えさの管理、これがどうきちんと現場の農家の方々まで、何か農林省は、三月十一日以...全文を見る
○吉野委員 もう二度とこのようなことが起こらないように、徹底した管理をお願いしたいと思います。  時間もありませんので、本題の支援機構法案についてお尋ねをしたいと思います。  私の立場は、被災地の国会議員として、一時国有化です。どうしてか。国の責任。  今度の機構法案を見る...全文を見る
○吉野委員 まさに立法府である国会の法律ができれば、執行機関である内閣はそれをやるということが義務でありますので、これから衆議院に回ってきます、仮払いと基金法案です、これを何としても民主党の皆様方の御理解を得て成立をさせていきたいと思っていますので、成立の暁には、ぜひ予算計上をお...全文を見る
○吉野委員 今大臣が言ったのは、運営委員会の委員八名の方々についておっしゃいました。発起人は、三人なんですけれども、ここはやはり電気事業に精通した者が発起人になるべきだと。発起人というのは、イコール理事になる確率が高い方々ですので、ぜひ中立性を守った形でお願いしたいと思います。 ...全文を見る
○吉野委員 まさに廃炉で、すべての放射性物質がなくならないと、全部「運転等」に入る、こういうことらしいんですね。  そうすると、動いて稼いでいる原子炉と、廃炉で稼がない原子炉と、負担金率を同じくするのはちょっとかわいそうな気もするんですけれども、いかがなんでしょうか。
○吉野委員 負担金を払うのはいいんですけれども、格差はつけないんですか。
○吉野委員 次、四十四条です。  これは、交付国債を入れるためには特別事業計画を作成せねばならない。特別事業計画というのは、会社更生法で言えば更生計画みたいなものなんですね。ここで、まず、経営の合理化の方法、関係者への協力要請、資産の評価、経営責任の明確化等々書いてあるんです。...全文を見る
○吉野委員 この間、富岡町の避難をしている方とお会いしたんです。私は会社を首になった、東京電力の社員は半分だけれどもボーナスが出た、おれは首になって何にもない、だれが悪いんだ、こういう言葉を富岡町の避難をしている方から私は直接言われました。  まだまだ、本当に申しわけなかった、...全文を見る
○吉野委員 まだまだ述べたいことはたくさんあります。まず、国は加害者責任がある、このことをきちんと認めてほしい、このことを申し上げて、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございます。
07月22日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第7号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳と申します。  福島第一原子力発電所事故は私の選挙区であります。  三月十一日、事故が起きる前の日本の姿は、身近に放射能はございません。そこで、平時のときに決められた放射能の基準、クリアランスレベル、これが平時のときにはあります。しかし、三月十...全文を見る
07月26日第177回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第16号
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○吉野委員 自民党の吉野正芳でございます。  まず、仮払い・基金法案、修正が相調いました。本当に感謝申し上げます。これは私にとっても、福島県選出の与党、野党の国会議員にとっても、待ち望んでいた法案であります。参議院では、与党の皆様方の御理解がなかなか得られなかった。でも、衆議院...全文を見る
○吉野委員 続いて、修正項目について確認をさせていただきます。  この法律が成立をします。でも、予算計上をしないと全く絵にかいたもちになってしまいます。きのうの財務大臣の答弁でも前向きな答弁をいただきました。  重ねて確認します。予算計上をしていただけるのか。それも、今度の二...全文を見る
○吉野委員 大臣、適切に対処という言葉は、何か私にとってはちょっと後ろ向きな感じがします。  この要求内容は五千億です。何年かにわたる予算も基金の中に入っていますけれども、ほとんどは単年度でなくなってしまう、そういうお金です。ですから、二十四年度もきちんと予算計上していただきた...全文を見る
○吉野委員 この法の附則三、「財源の確保」、きちんと条文に書かれております。財源を確保するためにいろいろ努力しなさい、資産、剰余金、積立金の活用、そして歳出の見直し、例えば子ども手当等々の歳出の見直しをして、この基金、仮払いの財源を確保しなさい、こういうことも附則三で書かれており...全文を見る
○吉野委員 佐藤議員にお尋ねしますけれども、いわゆるJA、漁協、商工会等々に事務委託をした場合、今はボランティアでまとめているんですね。その辺の負担の経費、この辺はどう考えているんでしょうか。
○吉野委員 本当にいい法案です。事務のかかった経費、全額国が持つ。でないと、今はボランティアで商工会、農協、頑張っていますけれども、続かないです。本当にいい規定を入れていただきました。  次に、第五条です。  皆さん発議者は、文科大臣が国の窓口になるんだ、こう規定をされました...全文を見る
○吉野委員 被災者にとってはワンストップサービス、窓口は一つでいいと思いますので、あとはそれぞれの主務大臣、それぞれの大臣のところできちんとやってほしいと思います。  次に、十四条、これが私たち福島県にとっては肝、一番大事なところというふうに位置づけをしておる、これは県議会もこ...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。  森先生にも、実は我々四人の中で原案中の原案をつくったのが森先生でありますので、この使い道、もっと具体的に、考えがありましたらお聞かせ願いたいと思います。
○吉野委員 すばらしい使い道、本当に広い意味の基金、私たちはこれに大いに期待をしているところです。  さて、支援機構法案についてお尋ねします。  第二条に、「国の責務」、これがきちんと書かれました。「社会的な責任を負っていることに鑑み、」、社会的な責任という言葉が使われており...全文を見る
○吉野委員 私がこの修正案の中で一番特筆すべきは、六条の二項です。  六条の二項で、政府と東電と他の電力会社の負担のあり方、また、東電の株主責任、その他の利害関係者の負担のあり方、そして、これと密接に絡む国民負担の最小化、これについて検討し必要な措置を講ずる、この項が入ったこと...全文を見る
○吉野委員 六条の三項、これはちょっと通告と違うんですけれども、修正者の方々、答弁していただきたいんです。  六条の三項は、ある意味で、電力の安定供給を図らねばならない、国民の生活のためには必要だ、そのためには今のエネルギー政策を見据えて対応していかねばならない、そういう意味に...全文を見る
○吉野委員 安心しました。菅総理とは違うんだということを今答弁で伺いました。  私も、中長期的に原子力については縮小をしなきゃならないと思っていますけれども、今原子力をとめていくということについては、国民生活に大混乱を起こしていく、同じ考えであります。  次に、日本赤十字の六...全文を見る
○吉野委員 確かに、被災された方々に現物支給されるのは本当にありがたく、感謝感謝なんです。でも、本当は、被災地がいかに生きるかなんです。被災地にお金を落とさないで、テレビをくれたから、冷蔵庫をくれたからこれでいいよというわけには私はいかない。もっと配慮があってほしい。  特に、...全文を見る
○吉野委員 仙谷副長官、申しわけありません、退席して結構です。お忙しい中、ありがとうございます。  本当に、今、厚労大臣、ぜひ日赤の方に、家が流された方は全員対象なんだという、例えば社宅なんかは県で借り上げ住宅にしてくれませんから、社宅に入っている人はもらえないんです。だから、...全文を見る
○吉野委員 ここに環境大臣がおられます。  今の指示は六月三日なんです。それで、環境省がそれを受けて指示をした扱いが六月二十三日なんです。安全委員会は、きちんと管理がされていれば百ベクレルだろうと流通していいよ、こういう解釈なんですけれども、環境省は百ベクレルだから今ストップな...全文を見る
○吉野委員 環境大臣はまさに現場のトップなんです。ですから、今大臣が説明された、であれば出ていくわけですから。流通するわけですから。三社しか売っていないんです。燃料チップを不特定多数の個人が買うはずないです。これを原料としてペレットというのがあります、ペレットストーブ。これはクリ...全文を見る
○吉野委員 時間も来ましたので、最後の質問。  文科大臣、今、事故という判断をしました。では、二次補正に千二百億、第一の分の保険金、これを計上して、通りました。事故なら、なぜ第二の分の千二百億を計上しないんですか。矛盾しています。
○吉野委員 時間が来ましたので、これで終わります。  与党の皆様方、仮払い法案を御理解いただいて、本当にありがとうございます。これで質問を終わらせていただきます。
○吉野委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、その趣旨を御説明申し上げます。  趣旨の説明は、案文を朗読してかえさせていただきたいと存じます。     原子力損害賠償支援機構法案に対する附帯決議(案)   政府は、本法の施行に当たり、...全文を見る
07月27日第177回国会 衆議院 厚生労働委員会 第23号
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○吉野委員 自民党の吉野正芳と申します。  参考人の皆様方、本当にお忙しい中ありがとうございます。  私の選挙区は福島第一、第二、そしていわき市です。双葉郡といわき市が私の選挙区でありまして、本当に皆様方に大変御心配をいただいていること、この場をかりて感謝申し上げたいと思いま...全文を見る
○吉野委員 現地でも、各小学校単位ごとにそれぞれの専門家の先生方をお招きして、放射線の勉強会、本当に参加の数は何百人、小学校単位ですから何百人という方が来るんですけれども、何回やっても同じなんですね。ですから、これは本当にどうすれば不安を取り除くことができるのかなと。  例えば...全文を見る
○吉野委員 全くそのとおりだと思います。  今度の二次補正でも、福島県の子ども健康基金という形で九百六十二億、成立しました。この基金を使って、例えばベラルーシの場合、学校単位に、きょう飲むミルクをはかったり、きょう食べる食べ物をはかる、そういう検査機器があるというふうに私はテレ...全文を見る
○吉野委員 全く先生のおっしゃるとおりなんです。信頼できるリーダーがきちんと情報を発信する、全国民がそのリーダーの意見は全部信頼できるということが理想なんですけれども、現実は、もう総理大臣から始まってだれも信用できないというのが今の日本の、特に政府の発表、これはもう逆なんです。政...全文を見る
○吉野委員 アンケート調査で、ある程度の被曝量が出ます。そして、それから詳細調査という形で今度は診察をしていくんですけれども、どの辺のレベルでその線引きをするんですか。詳細調査に行く方々というのは、どの程度の被曝量なんですか。
○吉野委員 そうすると、詳細調査と全県民相手のアンケート調査は全く関係ない、こう理解していいんですか。
○吉野委員 はい、理解をしました。  では、唐木先生にお尋ねしますけれども、唐木先生は、ちょっと前に唐木先生の書いた文章を読んだんですけれども、基準と閾値、いわゆる基準と安心、安全の境は違うんだ、基準はそれよりも物すごく低いレベルなんだということをおっしゃいました。そして、ヨー...全文を見る
○吉野委員 長瀧先生にちょっとお尋ねしますけれども、ICRPのALARAの理念、日本から発信してICRPを変えるという発言がございました。具体的にちょっと、日本がICRPの基準を変える、こう理解してよろしいんでしょうか。
○吉野委員 貴重な御意見、ありがとうございました。これから双葉郡の方々が本当に戻れるように、皆様方と私たち政治が一生懸命努力したいと思います。  本当にきょうはありがとうございました。
07月28日第177回国会 衆議院 本会議 第35号
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○吉野正芳君 自由民主党の吉野正芳です。  私は、自由民主党・無所属の会を代表して、原子力損害賠償支援機構法案及び平成二十三年原子力事故による被害に係る緊急措置に関する法律案の両案に対し、賛成の立場から討論を行います。(拍手)  このたびの大震災及び東電原発事故に際しまして、...全文を見る
08月02日第177回国会 衆議院 総務委員会 第25号
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○吉野委員 おはようございます。自民党の吉野正芳でございます。  福島県に対して全国から、また全世界から温かい御支援を賜っていること、この場をおかりして御礼申し上げます。ありがとうございます。  そして、先日は総務委員会の皆様方が郡山市で移動委員会を開いていただいて、生の声、...全文を見る
○吉野委員 ちょっと大臣に確認なんですけれども、私もこの質問をするときにレクを受けていろいろ協議したんですけれども、二つあると。今おっしゃった、二十ワットは二十ワットで中継局をふやして広域に広めていく方法と、もう一つは百ワットにして中継局なしで広めていく方法と二つの方法があります...全文を見る
○吉野委員 実は、福島県全域をカバーするFMふくしまというのがあるんです。これもある意味のコミュニティー放送なんですけれども、ここは百ワットなんですね。ですから、福島県全域をカバーしている百ワットのFMふくしまさんと小さなFMいわき、相談すると、交渉すると、中継局をつくりなさいと...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。  まず出先ときちんと御相談して、それでもらちが明かなかったら大臣のところに持ってまいりますので、御判断いただきたいと思います。  次に、今度の震災また原発事故で、仮設住宅が今つくられているんですけれども、すぐにはできませんでした。ですから民...全文を見る
○吉野委員 岡本政務官、今、そうやって国は各自治体に通知、通達を出したから、柔軟な対応をしているんだという答弁がありましたけれども、現実どうなっているんですか、現実は。皆さんが出した通達がきちんと守られて、柔軟な対応を現場はしていますか。答えてください。
○吉野委員 まず実態を調べてください。  一部家賃補助はしない、まあ結構ですよ。でも、現実に運用すれば限度額を決めなきゃならないんです。あと残りは自分で払っていいよと何で言えないのか。今、不動産屋さんが入っていますから、かなりその辺は上手にといいますか知恵を出してやっていますけ...全文を見る
○吉野委員 役場の論理で答えているんですね、被災者の目線に立っていないんです。一番大事なのは被災者の目線に立つことです。財務省がここまでしか出せないからとか、もうすべてそうなんです。  瓦れき問題もそうなんです。前もって住宅を壊した方は、環境省、市が認めれば後からお金を払うよと...全文を見る
○吉野委員 今、教えてくださいと言ったよね。あなたが調べるんですよ。あなたが調べるんですよ。上がってこなきゃ何もしません、この態度では本当に被災者の目線に立っていませんので、よろしくお願いします。  あと、総務大臣にお願いなんです。  福島県の県民の方々が四万五千人、沖縄から...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。総務大臣、ぜひお願いしたいと思います。  それでは、原発避難者特例法について質問したいと思います。  本当にいい制度をつくっていただいて感謝申し上げます。これは各自治体の首長さんの一番大きな願い事でありましたので、感謝申し上げます。  そこ...全文を見る
○吉野委員 私の二番目の質問は、この地点の方々が他の市町村に避難された場合、同様の行政サービスが受けられるようにこれから努力をしていきたいという今の答弁だったんですけれども、レクで聞くと、受けられるという形で事務方から私の方に連絡がございました。これは今の自治法の個別協議でやって...全文を見る
○吉野委員 いわゆる避難元の市町村が、困難な事務を大臣に提出する、こう書かれています。  今現実に、郡山市に富岡町と川内村が避難しています。富岡町で決めた困難な事務と川内村で決めた困難な事務とがばらばらであったら、郡山市が提供する行政サービスもばらばらなものしか提供できないとい...全文を見る
○吉野委員 そこは私も理解をさせていただきます。  避難先で独自サービスをしている、例えば百歳になったらお祝い金を上げるというようなことを避難先でやっていたとすると、新しく避難された方々もその避難先での独自サービスを受けることができるのか。受けない場合もあるし、受けることができ...全文を見る
○吉野委員 ぜひお願いします。福島県民は常識の県民でありますから、常識の範囲内でしか独自サービスはやっていませんので、ぜひ十分の十、特別交付金で支給していただきたいと思います。ありがとうございます。  それでは、ちょっと時間もありませんので、税の方に行きたいと思います。  固...全文を見る
○吉野委員 個別減免でやれということなんですけれども、先ほども言いましたように、やはり被災者の目線で今回のすべての法律をつくってほしいんです、役所の目線じゃなくて被災者の目線で。同じ避難なんです、計画的も緊急時も同じ避難なんです。なぜ同じことをしていて差があるのかというのが正直な...全文を見る
08月03日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第9号
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○吉野委員 自民党の吉野正芳です。  私は、第一原発のところが私の選挙区ですので、一番地元の方の関心が高いのは、いつ帰れるんだ、いつ戻れるんだ、このことなんです。戻るためには、まず一つ、原発の収束です。そして、収束と同時に除染の問題。除染をしないと、いわゆるお掃除をしないと帰れ...全文を見る
08月09日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第10号
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○吉野委員 おはようございます。自民党の吉野正芳です。  細野大臣からも先ほど答弁がありましたように、福島県の子供たち、若いお母さん方、本当に心配しています。それで、今夏休み中なので、全国から、北海道に行ったり長野に行ったり愛知県に行ったり、多くの子供たちが全国の皆様方の御招待...全文を見る
○吉野委員 福島県、本当に毎週行って、福島県の心を理解する今の大臣の答弁だったと思います。  ここで私が一番怒り狂ったのは、この文章なんです。一万本以上の使用済み燃料を放置した上で、近隣に人の居住を認めることなどあり得ない。  使用済み燃料を放置した、この言葉が私は本当に怒り...全文を見る
○吉野委員 今の状況は大臣の答弁のとおり、そのとおりなんです。  そのことを荒井プロジェクトチーム座長に、政府として、大臣として、抗議したんですか。あなた、間違っているんじゃないの、放置なんかしていないよ、こういう形できちんと抗議していますか。
○吉野委員 しっかりと現状を御説明してください。これは約束してください。  福島、地元の方が一番怒っているのは、一縷の望みなんです、絶対戻るんだ、もう五カ月もたって、なかなか、半分戻れないかもしれない、そう思っているんですけれども、でも戻るんだ、ここのところの夢が今度の提言によ...全文を見る
○吉野委員 私も原子力を推進してきた中の一人なので、そこで一番言ってきたのは、保安院の分離独立なんです。やはり保安院に独立性がない、ただ一点、この点なんです。  ですから、今度の組織も、独立性がきちんと担保できるのかという、きちんと独立性のある組織をつくっていただきたいんですけ...全文を見る
○吉野委員 それでは、きちんと独立性のある組織にしていただきたいと思います。  次は、今、緊急時避難準備区域とか二十キロ圏内の警戒区域とか、いろいろ規制がされています。その解除について原子力安全委員会から一つの見解が出されています。  まず、三十キロの中、いわゆる計画的避難区...全文を見る
○吉野委員 除染の基本は、やはりどこが汚れているか、汚染マップですので、本当にきめの細かい汚染マップをぜひつくっていただきたいと思います。  安全委員長に伺います。  安全委員会の指針では、まず、緊急時避難準備区域と二十キロの中の一部解除と計画的避難区域の解除、この三つに分け...全文を見る
○吉野委員 わかりました。  もう住んでいるから、まず除染をしてから外すということは、もう住んでいますからね、わかりました。  次に、まず、緊急時の中で、広野町なんですね。  広野町は、下水道がかなり壊れてしまいました。応急措置を下水道設備でやったんですけれども、応急復旧工...全文を見る
○吉野委員 ぜひお願いいたします。  それでは、原子力委員会にお尋ねします。  最初の科学特でも、原子力委員の先生方、参考人質疑という形でやらせていただきました。  今度の事故について、正直、顔が見えなかったんですね。今まで、政府から頼まれなければ意見を言わなかったのか、頼...全文を見る
○吉野委員 前回の私たちの質問から今のような形をしてきたということ、ただ、本当に報道もされていませんので、私たちには見えなかったということなんですけれども、現実には政府にきちんと物を申してきたということです。  今度、初めて専門部会、中長期措置検討専門部会、八月三日に開かれまし...全文を見る
○吉野委員 福島第一にある共用プール、これも津波の被害を受けたと思います。そして、ディーゼル発電機もとまったと思います。ただ、共用プールについての被害、ある意味の事故ですね、これが全く報道されていません。  共用プールも熱交換器をつけて冷却しているはずなんですけれども、その辺の...全文を見る
○吉野委員 本当に、温度が低くて大丈夫だからという形で余り政府の方の報告もないし、私、この質問をするときに、ある意味で初めて気づいたくらいなんですね。でも、これはやっぱり、ある意味の事故隠しというか、報道をしないというか、情報を隠すというか、そういう体質があるのではないのか。 ...全文を見る
○吉野委員 ぜひ情報を隠さずにお願いします。  時間もありませんので、ちょっと保安院長にお尋ねします。  きのうの朝日新聞の記事で、再溶融があったか、あったらしいという旧原研の田辺先生の記事を読んだんですけれども、この記事は院長も読んだと思います。やはり専門家として、保安院と...全文を見る
○吉野委員 時間も参りました。  原子力委員会から廃炉の工程表が出ました。本当に参考になります。でも、長期間かかるんです。この廃炉の工程表の長期間は帰れないんだというふうに地元の方々は思うかもしれませんので、そこは絶対違うんだということをきちんと大臣の方から福島県の皆様方にお話...全文を見る
08月23日第177回国会 衆議院 環境委員会 第14号
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○吉野委員 おはようございます。自民党の吉野正芳です。  きょうは、福島県選出の議員、石原議員、太田議員、そして私、吉野でございます。与党、野党関係ありません。地域を思う心、これは、与党、野党関係なく、私たち政治の大きな務めだと思います。  質問をさせていただきます。  今...全文を見る
○吉野委員 福山副長官は枝野官房長官の副長官ですよね。枝野官房長官が記者会見でこのことについてきちんとコメントしている、意見を述べている、これであっても知らないということなんですか。
○吉野委員 報道は知らなかったと今答弁だったんですけれども、私が聞いているのは、枝野官房長官がきちんと記者会見で会見をしている、このことを聞いているんであって、言葉のごまかしはこういう場では、本当に副長官、しないでください。  そして、今、除染特措法をつくっています。この除染特...全文を見る
○吉野委員 今の答弁、本当にありがたいです。きちんと調査をして、除染もして、そして、それでもなおかつ、なかなか帰宅するには困難だということであれば、今お話しになった国有化とか借り上げ方式を考えていくというのが政府の立場だというふうに私は理解をいたしました。そのとおりにやっていただ...全文を見る
○吉野委員 私も同じなんです。二十キロの中に入って、きちんと除染をすれば戻って普通の生活ができる、こう感じました。「がんばろう ふくしま!」のバッジをつけていただいて、心を同じくしていただいて本当にありがとうございます。そこが大事なんです。地元の立場になった目線でやはり政治を行っ...全文を見る
○吉野委員 ちょっとこれは通告していないんですけれども、環境省としては特措法ができてからいわゆる最終処分場をつくるという形、これはこれで特措法ができてからで結構だと思いますけれども、もしくは、今の仮置きでも、ちょっと手を加えれば、放射線を防ぐというか、ある程度低減することは可能な...全文を見る
○吉野委員 大臣のおっしゃるとおりなんです。  実は、八千ベクレル以下は管理型に、焼却灰なんですけれども、入れていい。でも、周りの地区の方々が最終処分場の場長さんのところに行って、おれのところの地区には放射性物質だけは入れてくれるなという陳情がもう出ているんです。最終処分場の場...全文を見る
○吉野委員 では、最後に特措法について伺います。  これは、自公、野党案と、そして民主党案の、ある意味で合意がなされたものなんです。でも、一番ここでもめたのは、責任がどこにあるかなんです。汚したのは東電と国なんです。原子力を推進してきた国、これも当然連帯責任あるんです。申しわけ...全文を見る
○吉野委員 明快な、被災地の目線で考えた答弁をしていただきました。本当にありがとうございます。  これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
08月26日第177回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第11号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳です。  林業再生について、先生のお話、本当に有意義で、先生の言うとおりなんです。私たちも木材利用法案をつくりました。民主党さんが公共建築物等木材利用法案を出してくれました。この等の中に、私たち自民党がずっとつくってきた中で、一本の木すべて使って...全文を見る
○吉野委員 貴重な御意見、ありがとうございました。
09月26日第178回国会 衆議院 予算委員会 第1号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳でございます。  私は、福島県です。福島県はまだ災害が続いている、このことをきちんと御認識を願いたいと思います。  さて、福島県に対して、全国から多くの御支援をいただきました。本当にありがとうございます。特に、ことしの夏休み、子供たちは表に出て...全文を見る
○吉野委員 福島の再生、これもうたっております。簡単に福島の再生という言葉を使っていますけれども、まず農地の再生とか商工業の再生、教育もあるんです。子供たちの教育、これもやはりレベルが下がってしまいます。これを再生していく。いろいろな意味が再生という言葉の中には含まれていると思い...全文を見る
○吉野委員 実は、そこまで総理が福島県のことを思ってくださる、本当にありがたいことです。でも、我々福島県選出の、自民党、四人の国会議員がおります。この四人の国会議員が中心となって、東京電力は仮払いしていました、でも、足りないんです、狭いんです、ですから、国による仮払いをすべきだと...全文を見る
○吉野委員 予備費の使用も含めてという答弁なんです。なぜ、今すぐ予備費から、一千億でも二千億でも、この法律に基づいた基金をつくれないんですか。八千億あるでしょう。二千二百億は除染で使っていただいて、そのうち一千八百億は県に対する基金ですけれども、なぜ予備費は使えないんですか。
○吉野委員 緊急措置法、法律があるんですよ。つくったんですよ。この法律に基づいた基金をなぜ予備費でできないんですか。私が言っているのは、法律に基づいた、緊急措置法に基づく基金をなぜつくれないんですか、ここを聞いているんです。
○吉野委員 内閣は、法律ができたら、その法律を執行するのが内閣の仕事です。ここは立法府です。我々は立法したんです。それを執行するのはあなた方なんです。  なぜこの法律に基づいた基金を、それも予備費を使うという答弁があったにもかかわらず、できないのか、これを検討してほしいと思いま...全文を見る
○吉野委員 平野大臣、この法の趣旨がわかっていないですね。一義的に東電が対応しても、国がきちんと仮払いをしていくということなんです。そして、そこの足らず前を、基金をつくって、そこのいわゆる原賠法で対象にならない部分は福島県の判断でつくっていくという、いわゆる足らない、狭い、ここを...全文を見る
○吉野委員 そういうごまかしで、本当に福島県のことを思っているんですか。福島県のことを本当に思っていれば、そんな言葉のごまかしは通用しません。もういいです。  私は、二〇〇〇年に当選しました。そのときに雪印乳業が集団食中毒事件を起こしたんです。私の初質問、衆議院一年生です。二〇...全文を見る
○吉野委員 これだけのものをつくるに当たって、今、社長さん答弁しました、国の関係者と相談した、こうお話しになりました。  枝野大臣、あなたは唖然としたという言葉を使いましたね。唖然とした。政府とお話しして、これをつくったんです。今、社長さんのお話聞いたでしょう。これをつくるため...全文を見る
○吉野委員 枝野さん個人に聞いているんじゃないんです。私は、政府の責任者として知らなかったでは、こちらが唖然なんですよ。これだけの、被災者を思わない、被災者の視点に立っていない請求書を、東電はきちんと政府と相談してつくったと今お話ししているんです。  東電の社長、もう一回お願い...全文を見る
○吉野委員 だったら、東電が勝手につくった、政府は知らなかった、びっくりした、唖然とした、これでいいんですか。逆でしょうよ。政府が我々被災者のことを思うような請求書づくりに関与しなきゃだめなんですよ。どうして関与しないんですか。そこを私は唖然とするんです、被災者として。  謝っ...全文を見る
○吉野委員 私は、前の予算委員会で、東電と国は連帯責任がある、そして菅総理は、連帯して責任があることを認めたんです。連帯責任です。被災者は、東電に請求してもいいし、国にも請求していいんです、連帯責任ですから。  そういう意味で、国が、一義的には東電が請求書をつくる、こんな思いや...全文を見る
○吉野委員 当然です。これは、こんな小さな字で、私、まだ六十三です、眼鏡を外したら見えないんです。もっともっとお年寄りの方々がいるんです。今、削除するという明快な答弁がありましたので、ぜひ削除をお願いします。  もう一つ、この賠償の最大の欠陥と言っていいと思います。今回は三月十...全文を見る
○吉野委員 枝野大臣、今の答弁を聞いてどう思いますか。九月の損害額ですよ。あしたの御飯、食べられません。
○吉野委員 仮払いといっても、中小企業はたった二百五十万ですよ。二百五十万、これで六カ月もたせられるんですか。実態をよく把握してから、仮払い法があるというのは、結構です、結構です。  続いて、時間がありませんので、除染。これは本当に大事なんです。除染が成功するか否かに福島県が再...全文を見る
○吉野委員 データ集めで政府はやろうとしているのはわかるんですけれども、私たちは違うんです。これが最初です。  こんな意見も聞くんです。モデル事業をやって、やっぱり下がらなかったから、ここはもう何十年住めないよという地域にするのか、そういううがった見方をしている方々も大勢います...全文を見る
○吉野委員 最後に、私たちの地域は原発だけではありません。津波、そして大地震による地すべり、特に民間の住宅が困っているんです。  震災直後から、私も含めて、すべての人が質問しています。大規模盛土造成地滑動崩落防止事業や防災集団移転促進事業、これを何とか使い勝手のいい形に直してく...全文を見る
○吉野委員 今、検討という言葉を聞きました。もう聞き飽きました。検討はもういいです。実行してください。お願いします。  以上で質問を終わらせていただきます。
10月25日第179回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第3号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳でございます。質問をさせていただきます。  私たちの宇宙ができて百三十七億年たつと言われております。そして、私たちの星が生まれました。これはすべて、核融合で生まれたのが星であります。すなわち、核のエネルギーというのは、私たち人類にとって、またすべ...全文を見る
○吉野委員 エネルギー政策を、来年の八月ころ結論が出ようかと思いますけれども、それを見据えつつ対応していくという形では、いわゆる担当大臣として、これだけの技術を持った日本の技術、そして人材を育成していくという上ではなかなか、やはり後ろ向き過ぎやしないのかなというのが私の持っている...全文を見る
○吉野委員 今現在、古川大臣はどんなお考えなんでしょうか。
○吉野委員 大臣という職を離れて、一政治家としてどういう考えを持っているか、そこを聞きたいと思います。
○吉野委員 わかりました。  内閣の一員として、特に科学技術の担当大臣として、政府においてエネルギー政策をどうするかという議論があろうかと思いますから、科学技術を推進するという立場から、核燃サイクルをきちんと推進するような、そんな発言をお願いしたいと思います。  高速炉を、こ...全文を見る
○吉野委員 核燃サイクルというのは、再処理がなければ核燃サイクルはできないんですね。ちゃんと通告してあるんです、核燃サイクルについて聞くというふうに。ですから、当然、高速炉の話、再処理の話、そして究極的には最終処分場の話、これ一体で核燃サイクル、サイクルなんですから、輪っかなんで...全文を見る
○吉野委員 通告がないと言いましたけれども、私は、核燃サイクルで質問すると通告しているんです。  核燃サイクルの意味をちょっと言ってください。核燃サイクルは、高速炉と再処理と、ある意味で最終処分場も入るんです。大きな循環なんです。通告がないというのは、これはちょっとだめですよ。...全文を見る
○吉野委員 角度を変えます。担当が違うというのであれば、それはそれで結構ですから。  まず、古川大臣、科学技術担当大臣として、核燃料サイクルというシステムをどう理解しているか、お尋ねをします。
○吉野委員 通告の問題は、後できちんと精査したいと思います。  通告しないで質問に立つなんという失礼は、私はしていないつもりです。申しわけありませんけれども、核燃サイクルについて尋ねますという、たったこれだけですけれども通告をしております。細かくはしておりません。(古川国務大臣...全文を見る
○吉野委員 原子炉を全部水でふさいで、原子炉の中に全部水を入れないと、いわゆるデブリと言われる溶けた燃料を取り出すことはできないのかなと私は思っています。  そのためには、原子炉及び格納容器にあいているであろう穴、これをどうふさいでいくかというのが一番大きな工程になってこようか...全文を見る
○吉野委員 素人考えで、穴をふさぐためには普通、内側から大きな鉄板でもやれば簡単に穴をふさいで水も出てこないと思うんですけれども、内側からはなかなか難しいだろう。そうすると、外側から外づけしなきゃならないというと、どういう技術で、その辺の技術開発もこれから必要なんでしょうけれども...全文を見る
○吉野委員 最初に、使用済み燃料を空にするということであります。これも、かなり瓦れき等々が入っていて、使用済み燃料、さや管に傷もついているのかなと私は思うんですけれども、これはどうやってとっていくんですか。いわゆるクレーンがないんですね。取り出すクレーンがないので、一号機はテント...全文を見る
○吉野委員 冷温停止の条件は、原子炉の底部が百度以下、もう一つ、放射性物質を出さないこと、二つの条件で冷温停止なんです。いわゆる使用済み燃料プールから燃料を取り出すときに、外からクレーンでやっていますので、放射性物質が外に漏れるということは、水の中で処理するから大丈夫だ、こう言わ...全文を見る
○吉野委員 カバーをして初めて放射性物質が出ないんですね、今テントカバーがありますから。でも、カバーを外して使用済み燃料をとるんでしょう。カバーは外すんでしょう。だから、そのときに冷温停止の条件が崩れてしまうんじゃないのかなと心配しているんです。
○吉野委員 放射性物質を出さないという条件は、原子炉の中から出ないということなんですか。  我々は、原子力発電所、原子炉の中だろうと格納容器の中だろうと燃料プールからだろうと、核物質が出ることはだめなわけですよね。だから、ふたをとらないと使用済み燃料がとれないので、その辺の理解...全文を見る
○吉野委員 今の頭のカバーはテントシートなんですね。これでやるんですか。それとも、そのほかにコンクリートの壁をつくって、金色堂みたいなさや堂をきちんとコンクリートでつくるということなんですか。
○吉野委員 私の理解では、今、ある意味のテント、屋根はテントですから、テントカバーでとりあえず放射性物質が外に出ないようになっています、一号機は。最終的には、金色堂みたいな形のさや堂、コンテナという言葉らしいんですけれども、さや堂をコンクリートで回りにつくっていくんだというふうに...全文を見る
○吉野委員 今、内外からの協力という言葉が出ましたけれども、全くそのとおりだと思います。  これは全世界が注目している廃炉への道のりでありまして、東京電力みたいな形で、知的財産だから教えられないんだということではなくて、きちんと水平展開をして、日本国の持っていた、これによって取...全文を見る
○吉野委員 国際プロジェクトというのは、いわゆる外国企業にも門戸を開くということですか。
○吉野委員 廃炉への道のり、まだまだ遠い道のりであります。でも、私たちは、ある程度の目安なんですね。専門委員会でかなり詳細な工程表をいただきました、この段階が終われば次はこの段階だという。ただ、その一段階をクリアするにも、これは大変な技術的課題、研究課題がたくさんありますね。 ...全文を見る
○吉野委員 できるだけ早く私たち被災地の方々がふるさとに戻れるように、やはり原発がきちんと廃炉で、きれいな更地になって初めて安心というものが確実なものになるわけでありますので、全世界の英知、人類の英知を集めて、廃炉への道筋を本当にお願いしたいと思います。  きょうは本当にありが...全文を見る
10月25日第179回国会 衆議院 環境委員会 第2号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳でございます。  細野大臣におかれましては、連日我が福島県にお入りいただき、精力的に除染等々、原子力の事故、そして、そのサイト以外の方々に対して御支援いただきまして、この場をおかりして、本当に感謝を申し上げたいと思います。  また、横光副大臣、...全文を見る
○吉野委員 もう国連にもカンクン合意で申告もしちゃった、そして法律ももう出している。今、日本の国の産業構造、エネルギー構造を含めて物すごく変わっちゃったんです、それを出したときと比べると。だから、大きな変化があったにもかかわらず、なぜ出し続けるんでしょうかね。ここが私わからないん...全文を見る
○吉野委員 二〇五〇年、世界で五〇%削減、我が国は八〇%削減、これは約束しています。なぜかというと、時間があるんです。長い長い時間があるんです。だから、技術開発をして、イノベーションを起こして、何とか我が国で八割削減しよう。これはできるんです、やる気になれば。でも、たった八年なん...全文を見る
○吉野委員 前提条件が厳しいから、ではやらなかった。アメリカ、中国が参加しなかった、だから前提条件は崩れたから日本はやらなかった。こんなことで世界の信頼を得ることができるんですか。正直になぜならないんですか。  多分、米中、参加は難しいと思います、これからの国際交渉ですけれども...全文を見る
○吉野委員 これは幾ら議論しても平行線です。我々はもっと正直になって、できること、できないこと、これを国際社会にきちんとアピールをしていく、これが日本の信頼を獲得する上で一番大事な点だ、このように私たちは理解をしているところです。  副大臣、通告していませんけれども、プレCOP...全文を見る
○吉野委員 日本の提案に対して各国の反応はいかがでしたでしょうか。
○吉野委員 副大臣は、議場で日本提案を発表して、後、議事が終わってから、各国とこの提案について、いかがでしたでしょうかというようなそんな意見交換は持たなかったんですか。
○吉野委員 今度、COP17に細野大臣行かれます。プレCOPを経験して、日本提案がきちんと受け入れられて各国の理解を得ることができるというような雰囲気は、その場外でのお話し合いの中で感じられましたか。
○吉野委員 世界的な気候変動を見ると、タイでもあれだけの洪水、我が国でも台風が強大化し豪雨災害等々、まさに、人類は待ったなしの今状況下に置かれています。  そういう意味で、日本の提案はすばらしいんです。主要国が全部参加して、そして合理的な枠組みの中でやっていこうという、そのつな...全文を見る
○吉野委員 使い道まで先に御答弁いただきまして、ありがとうございます。本当にこれは偏った使い方なんですね。  いわゆる温暖化対策というのは、省エネ、これも大事です。また、森林等の吸収源対策、これも大事なんです。もう一つ、忘れられているのが適応なんです。  適応問題というと、い...全文を見る
○吉野委員 それは中間処理施設というふうに私は言います。いわゆる汚染された土壌を、そこからセシウムを取り除く処理場、中間処理施設と私は言いたいんですね。そして、セシウム、放射性物質を高濃度にしてそれを最終的に埋めていく。  私は、原発、使用済み燃料と全く同じような形で、減容化し...全文を見る
○吉野委員 柏市で二十五万ベクレル近い放射性物質のいわゆる濃度、これが幾ら一個一個は少ない放射線を出しても、集めれば高い放射線を出すんです。これはキログラム当たりですから、一トンあれば、十トンもあれば、百トンあれば、高い放射線出すんです。ですから、これはきちんと高レベル廃棄物と同...全文を見る
○吉野委員 大臣の所信のあいさつの中で、除染に関する緊急実施基本方針に基づき除染を一生懸命頑張るという、この「緊急実施基本方針に基づき、」こう所信でも述べておられます。  これに基づいて環境省の役人の方が福島県に出向いて、市町村にこの緊急基本方針の中身をもっと具体的に説明をしま...全文を見る
○吉野委員 五ミリと書いてないから、いわゆる低線量の地域という言葉なんです。だったら、なぜ環境省が緊急実施基本方針の具体的な説明のときに、これは日本語なんです、低レベル地域と高レベル地域、やはり具体的には五で分けられているんです。  そうやってごまかさないでください。そこがもう...全文を見る
○吉野委員 そこは、しっかりと大臣が一ミリを目指すということでありますので、一ミリを目指すためにかかった費用は全額国負担ということでお願いしたいと思います。  次、きょうは東京電力さんいらしていただいたので、紛争審査会についてお尋ねしたいと思います。  八月五日に出たこの中間...全文を見る
○吉野委員 基本は指針に基づいて、でも、賠償に当たっては柔軟な対応をとっていくという姿勢でこれからの賠償を果たしていくという、そういう東電さんの御意見を伺いました。  これは文科省に聞きたいんですけれども、この指針の二十一ページなんです。精神的損害について、指針の二十一ページの...全文を見る
○吉野委員 ということは、心の苦痛といわゆるけがをした苦痛と、どちらが評価すると重いのかという問題になろうかと思うんですね。  傷を負った方が、けがをした方が高いということは、けがをして自殺する人は余りいません、心が痛手を負って自殺しちゃうんです。なかなか心の問題をはかることは...全文を見る
○吉野委員 東電さんに伺います。  これが、百六十ページ、本当にマスコミでたたかれた冷たい請求書です。枝野大臣からきちんと改善せよと言われて、簡易版が出ました。書くところは三ページです、一番初めは見出しですから。三ページでおさまるものを百六十ページもの手引書をつくった。  こ...全文を見る
○吉野委員 西澤社長が予算委員会で、私の質問に対してこう答弁しているんですね。この手引書の「作成の過程では、弁護士、それから損害保険の関係者等いろいろな専門の方、それから賠償の基準」、これは文科省ですね、「基準等は国の関係機関ともよく御相談させていただいて作成いたしました」、こう...全文を見る
○吉野委員 もっと具体的に、こんなところを議論したんだというのがあれば出してください。相談したと言うだけでなくて、こんなところはやはり東電側と政府側でちょっと意見の食い違いがあって、こんなところはこういう形で議論してこういうふうにおさまったんだという、そこもちょっと具体的にお願い...全文を見る
○吉野委員 役所の方では相談は受けたんですか。
○吉野委員 細野大臣、今の意見のやりとりを聞いて、国と東電は細野大臣の指導のもとで一体化している、だから情報もきちんとスムーズに流れて、オンサイトの原発の収拾には東電と国は一体化している、こう大臣も言って、それなりにやってきました。こっちの方は一体化していないということなんですね...全文を見る
○吉野委員 経産省からも来ていると思うんですけれども、東電からどういう相談を受けたのか、受けていないのか。この請求書だけでなくて、賠償問題を広くとってどのような相談を受けているか、お聞かせ願いたいと思います。
○吉野委員 廣瀬常務、両役所とも、きちんと東電から相談を受けて、こういうことが相談されましたと今御答弁がありました。先ほどはそこの具体的なのが出てこなかったんですね。これはやはり私は、勘ぐると、役所から圧力がかかっているのかな、東電に圧力がかかって、具体的なことは一切言っちゃだめ...全文を見る
○吉野委員 この請求をしている方々の意見を聞きますと、東京電力の担当の窓口の方は、五万、十万は国が決めたんだ、東京電力が決めたんじゃない、だから、国が決めたんだからどうしようもない、仕方がないんだということを言っているんです。柔軟な対応をしなかったとはだれも言っていません。  ...全文を見る
○吉野委員 文科省に聞きます。  いろいろこの五万、十万の算定、心の問題をやはり金額にあらわすというのはなかなか大変です。だから、物にすりかえないとできないんです。それはわかります。だから居住環境ですりかえてみたり、でも、紛争審査会の委員の方々には、心の問題を物にすりかえた。や...全文を見る
○吉野委員 そして、ここのいわゆる柔軟な対応をとることを妨げるものではないということを東電はとらなかったわけなんですけれども、ここについて、役所の立場として、なぜとらなかったんだということを物を言ったのか、言って聞いたのか、その辺のどういう対応をしたのか、お聞かせ願いたいと思いま...全文を見る
○吉野委員 我々からすると、本当なら文科省が、この(10)の規定を入れた、ここのところを大切にしてほしかったんですね。東電に文句を言ってほしかったんです、何でここを採用しなかったんだと。それが被災地、被災者を思う心ではないでしょうか。国も東電も本当に冷たいなというのが、この賠償の...全文を見る
○吉野委員 その点についてはこれからじっくり議論していきたいと思います。  これで質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
11月08日第179回国会 衆議院 予算委員会 第3号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳でございます。  私の出身の福島県、まだ災害が継続中です。そのところに従って質問させていただきます。  先日、会津若松市に行ってまいりました。大熊町がふるさと祭りをしておりました。ここで、県内各地に分散して避難しておられる、仮設住宅に入っておら...全文を見る
○吉野委員 五ミリシーベルト以上のところと一ミリシーベルト以上のところ、多いケースは一ミリシーベルト以上、少ないケースは五ミリシーベルト以上、こう理解してよろしいですか。
○吉野委員 ちょっとわかりづらいんです。ここに千五百万立方という数字が出ているんです。この積算根拠を聞いているんです。  ですから、今お話しになると、一ミリシーベルト以上は少ないケースでも多いケースでもやっているというお話なんですけれども、実は私、けさ、除染チームの牧谷課長さん...全文を見る
○吉野委員 実は、十月二十五日の環境委員会で、細野環境大臣は私の質問にこう答弁されています。  なぜ五という数字が出てきたかというと、これは、いろいろな予算を大体これくらいかかるのではないかと計算するのに、一定の何らかの試算をする材料が必要だったわけですね、ですから、そのときの...全文を見る
○吉野委員 大臣にまずお聞きしたいと思います。
○吉野委員 そこの今の答弁、しっかりやってください。一ミリ、五ミリ以下であっても、我が町をきれいにするんだということで市町村が取り組めば、そこにきちんとした支援をお願いしたいと思います。  次に、環境大臣、十月の二十九日、福島県知事にお会いをしてきました。そこで、中間貯蔵施設等...全文を見る
○吉野委員 今、まず市町村に探させて、まあまあめどがついたら国が乗り出すというようなお答えだったんですけれども、それではなかなかうまくいかないと思います。福島県の全市町村に環境省の職員をきちんと張りつけて、市町村の職員と一緒になって地域の皆様方にお願いをしていくという姿勢がなけれ...全文を見る
○吉野委員 最終的には市町村に張りつけるということを今おっしゃったと思います。  今なんです、今。今でなければ仮置き場なんか見つからないんです。一兆数千億の除染の予算をとったんですよ。なぜ各市町村に環境省の職員を張りつけることを今すぐできないんですか。検討するじゃだめでしょうよ...全文を見る
○吉野委員 来年四月から二百人体制、それから除染が始まるんですか。遅いんです。  総理、今環境大臣はこう言いました。環境省の職員では足りない、だから人を出せないんだと言いました。政府を挙げて、全省庁を挙げて、福島の再生なくば日本の再生なしと言った総理ですから、総理の判断でどんど...全文を見る
○吉野委員 ですから、きょうは十一月八日です。あと三日、あと三日で各市町村に国の役人が張りつく、ここまで総理、約束してくださいよ。
○吉野委員 その地域の実情をよく知らないとできないとおっしゃいました。そのとおりなんです。だから国の役人は、その町に入って寝泊まりするんです、そこで暮らすんです。暮らさないと、その地域の実情なんかわからないんです。ですから、今仮置き場を見つけないと、すべてが始まらないんです。総理...全文を見る
○吉野委員 委員長、立会人になってください。  今の総理、どんどん人を出すとおっしゃってくれました。これを早急に、ここの予算委員会で検証していただきたいと思います。
○吉野委員 お願いいたします。  細野大臣に聞きます。中間処理施設と最終処分場との関係であります。  福島県知事に出した基本方針の中で、三十年以内に福島県外に最終処分場をつくる、こう書かれていますね。どこにつくるんですか。政府として、福島県内に最終処分場はつくらないという決定...全文を見る
○吉野委員 細野大臣に伺います。  三十年という長い時間、セシウム134と137、半分半分だと思います。でも、放射線の強さ、セシウム134が八なんです。137は三です。割合でいくと七二%と二七%です。七二%が134、半減期二年です。三十年、十五回半減期を迎えます。ほとんどゼロで...全文を見る
○吉野委員 ちょっと私の質問に答えていません。  私は、最終処分場を福島県の外に、県外につくるという、ここをどう担保するのかということを聞いているんです。簡単にお願いします。
○吉野委員 今、最終処分場を福島県の外につくるという法律も検討するという答弁をいただきました。  私、これは普天間の二の舞にならないか、そこを心配しているんです。最後はやはり福島県でお願いね、三十年後は、私はこれを恐れているんです。ですから、そうならないように、きちんと、法律で...全文を見る
○吉野委員 東京電力の賠償に対する基本的な心構えといいますか姿勢といいますか、そこがこの賠償と補償という言葉に最初にあらわれてきたのかな、こう思います。ですから、一番原点を、東京電力に心を入れかえてほしい、こうお願いをしたいと思います。  そして、十一月四日に特別事業計画が出さ...全文を見る
○吉野委員 賠償機構が弁護士さん等とチームを組んで仮設をめぐってじかに行っている、本当にこれはすばらしいことです。ここまでやらないとやはり被災者はわからないから、本当に機構としてすばらしいことをやっていると思います。  次に、これは東京電力に伺います。  東京電力は、この中間...全文を見る
○吉野委員 総理に伺います。精神的損害の算定のくだりです。  「自動車損害賠償責任保険」、自賠責です、「における慰謝料(日額四千二百円。月額換算十二万六千円)を参考にした上、上記のように大きな精神的苦痛を被ったことや」、これが二つ目です、「生活費の増加分も考慮し、」三つ目です、...全文を見る
○吉野委員 でも、先ほど私が読み上げたら、総理は、あれっ、変だなと思ったような顔をしていますので。これは日本語になっていません。ですから、今経産大臣、あくまでも最低限の目安だということなんです。  経産大臣、九月からはこの慰謝料が二分の一、五万円になっちゃうんです。精神的苦痛な...全文を見る
○吉野委員 西澤社長、今の大臣の答弁を聞きましたね。六カ月過ぎて二分の一になる、ここは政府としてそれ以上のものを払ってもいいよという答弁なんです。血も涙もある東電だということを全国の皆様方の前で、ここで約束してください。御答弁をお願いします。
○吉野委員 ありがとうございます。前向きに、前向きに、被災者のために、そして政府も賠償額はふえても大丈夫だ、こう言ってくれていますので、ぜひお願いします。  時間がありませんので、次、このパネルを見てください。これが文明国家、我が日本国の今の姿なんです。どうして命を大切にしない...全文を見る
○吉野委員 たった千頭です。全頭生かしてください。研究用で一頭、二頭、十頭くらいではだめです。全頭生かしてくれるようにお願いします。  最後に、茨城を忘れないでください。私は福島県の南の端です。いわき市生まれです。子供のころは、天気予報は全部茨城県、テレビのアンテナも茨城県、お...全文を見る
○吉野委員 これで私の質問を終わります。ありがとうございました。
11月24日第179回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第5号
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○吉野委員 一点、質問します。  私、福島県でありまして、まさに私の選挙区がここの第一原発のところなので、先生のこの六ページを見ますと、もう福島原発のような事故はあり得ない、安全だと言っているんですけれども、逆に、どんなところが危険なのか。ITERはこんなところが危険なんだ、こ...全文を見る
11月24日第179回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第8号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳でございます。  私たちの福島県に、八カ月たった今でも全国から多くの方々の御支援をいただいております。この場をおかりして感謝を申し上げる次第です。  まず、細野大臣、おられます。細野大臣、毎月のように休日を利用して福島県に入られて、私は、福島県...全文を見る
○吉野委員 全くそのとおりですよ。  村長が我々に、補償対象にならないんだから、個々の説得、もしくは村で出さなきゃならない。こんなことでモデル事業なんか進まないんですよ。何のために常駐しているんですか。ですから、現場に権限ときちんとしたお金を与えないからなんですよ。何のために福...全文を見る
○吉野委員 だから、遅いから道路災害でやるしかないんですよ。八カ月も黙ってなんかいられませんよ、みんな困っているんですから。遅いから、道路災害で何とか五割から六割は直せますので、直す努力をしたんですよ。全く遅いんですよ。  中越地震で特例を設けたんですよ。災害関連緊急急傾斜地崩...全文を見る
○吉野委員 きちんと被災地の市町村に、文書でも何でもいいですから、申しわけなかった、このくらいのことはしてくださいよ。  次に行きます。  福島県の人口が減っているんです。六月三十日で、県外に避難している方が四万五千人です。八月十一日、五万一千人。十日後の二十五日、五万五千人...全文を見る
○吉野委員 まさにそれは、短期的な止血政策よりも、除染が終わり、また落ちついた後、どう福島県に企業なり人々を呼び込むか、そういう政策だと思います。  今出ている復興特区法案等々は災害区域だけに全部適用されるわけですけれども、私たちの福島県は、それだけでは足りないんです。ですから...全文を見る
○吉野委員 厚生大臣に聞きます。  医師不足なんです。医師不足というよりもお医者さんがもういないんです。私の福島県いわき市総合共立病院、ここは研修医制度なんです。十二名受け入れています。最初、十二名来ました。今は十二名中たった二名です。お医者さんの数も、ひところ百二十六人いたん...全文を見る
○吉野委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  次に、私たちが議員立法でつくった原子力事故被害緊急措置法、これは、ことしの七月二十九日に成立をしたわけであります。ここで、国による仮払いであります。この目的、なぜ国は仮払いをしていくのかという目的を大臣はどう理解しているか、お...全文を見る
○吉野委員 そうなんです。中間指針、ここで賠償するべきだと書かれています。だけれども、東京電力が払わない、支払いがなかなか進まない、これについて国は仮払いをしていくべきだというのが私たちのつくった仮払い法案なんです。  では、ここに、第十番目、財産的損害と載っかっています。財産...全文を見る
○吉野委員 今大臣から、財産的損害も、東電がなかなか払えない状況にある、そして、中間指針にはきちんと損害賠償せよと明記されているので、仮払いの対象になり得るという答弁がございました。  では、なぜ財産的損害を仮払いの対象にする政令をつくらなかったんでしょうか。十一月一日に路線価...全文を見る
○吉野委員 大臣、今の答弁は東京電力の社長の答弁です。法の趣旨をきちんと理解しておりません。そういうものだからこそ、東電が評価できない、難しい、だからこそ国が仮払いする制度なんです。わかっていないんですか。もう一度答弁をお願いします。今の答弁は東京電力の社長の答弁です。国の答弁じ...全文を見る
○吉野委員 三・一一時点での相続税の評価額は国として出るはずです。倍率ゼロなんです。その分だけは国として払うことはできるでしょう。時価は関係ないです。国の把握している金額は払えるでしょう。なぜ払えないんですか。
○吉野委員 だから、法案には五割を下らない額と書いてあるんです。ここを理解していないんです。五割を下らない額を払うと書いてあるんです。全額払えじゃないんです。できないんですか。
○吉野委員 枝野大臣も東電の社長と同じですよ。だからこそ国が仮払いするんですよ。幾らの損害になるかはわからないんですよ、本払いは。おっしゃったとおりに、どこの時点で切るかでも違いますよ。だから国が出るんですよ。迅速な払いをするんですよ。  法の趣旨を、本当に皆さん、わかっていな...全文を見る
○吉野委員 ぜひ、窓口を一本化して、簡単な手続をお願いしたいと思います。  最後に、個人ローン。  被災者の話を座談会等々で伺うと、一番はやはり個人ローンの話なんですね、住宅。私のところで、たった一晩で三千万、一泊三千万の部屋に泊まったという方がいるんです。新築して一泊三千万...全文を見る
○吉野委員 ぜひ前向きに、新しい自宅が再建できるような、そんな方向で政府も考えていただきたいと思います。  これで私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
11月29日第179回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第10号
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○吉野委員 おはようございます。自由民主党の吉野正芳でございます。  冒頭、けさの通告で大変申しわけないんですけれども、ゆうべ、第一原発所長の吉田昌郎所長が所長を辞任、中身は健康上の理由ということで、辞任の発表がございました。  今、福島第一原発で三千名を超える方々が収束のた...全文を見る
○吉野委員 個人のプライバシーよりも、もっとこれは、今三千名を超える方々がそこで働いているんです。ここのところを私は心配しているんですね、最高責任者ですから。この方が被曝をされて体を壊されたということであれば、これからの作業の見直しも含めて政府として考えていかなきゃならないんです...全文を見る
○吉野委員 では、約束してください。これは、第一原発の被曝による病気ではないということを早急に確認して、国民の前で公表していただけますか。
○吉野委員 ぜひお願いします。  それでは、質問に移りたいと思います。  私たちは、福島県の自民党の四人の国会議員で、東京電力が賠償する仮払いをしていった、これがやはり遅いんです、そして少ないんですね、そして範囲が狭かったんです。ですから、私たち四人の国会議員が中心となって、...全文を見る
○吉野委員 私の理解と同じです。立法府でつくった法律を誠実に執行していくのが内閣の役割というふうに私も理解しているし、今長官からもお話がございました。  もっと具体的に仮払い法についてお伺いしたいと思います。  この仮払い法、私たちがつくったものは、中間指針が定められておりま...全文を見る
○吉野委員 そのとおりなんです。政令で書かれなければ、定められなければ仮払いすることはできません。  附則の四、「検討」というところも、私たち、附則でつけました。附帯決議ではありません。附則ですから、これは決議であります。ここのところで、「原子力損害を受けた者の早期の救済に資す...全文を見る
○吉野委員 文部大臣、中川大臣、今長官のお話も聞いた中で、この財産的損害について、文科省として政令をつくるかどうか検討しましたか。
○吉野委員 大臣は土地だけを例にしていますけれども、財物的価値の滅失、損傷、これは土地だけに限りません。建物から農機具から工場の機械から、これを一緒に、ですから財産的損害を、土地の場合はこうだ、建物はこうだ、機械はこうだと細かくやはり分けて、この法の目的は迅速に救済するなんです。...全文を見る
○吉野委員 財物的価値の損傷について、土地、それ以外のもの、仮払いをするということで政令をつくっていく、検討する。これは附則にも「検討」という条項がありますので、政府として、文科省としてきちんと、財物的価値の損傷について、分けて、払えるものは、仮払いできるものは政令をつくっていく...全文を見る
○吉野委員 これができたのは七月二十九日です。きょうは何日ですか。今まで、この財物的価値の損傷について何ら検討してこなかったということを今大臣はおっしゃったんです、これから検討するんだということを。ぜひ被災地、被災者のためにも、東電の払いを待っていたのでは遅いんです。そのためにつ...全文を見る
○吉野委員 すばらしい修正案、本当にありがとうございます。  次に、ここで、八十条で、原子力事故への損害賠償にも復興交付金を充てることができるというふうに修正されているわけですけれども、今議論している仮払い・基金法案とどう整理させることができるのか、お尋ねしたいと思います。
○吉野委員 本当に私たち、今、除染が命なんです。除染のいかんで帰れるか、戻れるか帰れないか決まるわけでありますので、この復興交付金がそういう除染にも使えるというお話だというふうに私は理解をしておりますので、本当にすばらしいなというふうに思います。  除染にも使えますか、町がやる...全文を見る
○吉野委員 今の答弁、確認をさせていただきました。ありがとうございます。  今、基金というお話が出ました。まさに仮払い・基金法案でありまして、この基金をまだ政府は、福島県が要求していないからつくらないんだというふうに今なっております。でも、ここに来て福島県も、基金をつくりたいと...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございます。前向きにきちんと相談に応じる、県も相談に応じる、市町村も相談に応じるという御答弁をいただきました。これから各市町村から出ていくかと思います。  実は、この間、福島県の町村会の役員の方々、市長会の役員の方々にこの基金法案を説明したところ、それなら...全文を見る
○吉野委員 今副大臣から、具体的に要望があればきちんと具体的に予算について検討する、前向きな答弁をいただいたというふうに私は理解しております。  ただ、各市町村から出てくるタイミング、時間と四次補正を組む時間、タイミングのずれがあれば、盛り込まれないおそれがあろうかと思うんです...全文を見る
○吉野委員 ありがとうございました。ぜひよろしくお願いして、私の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。
11月30日第179回国会 衆議院 財務金融委員会 第7号
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○吉野委員 自由民主党の吉野正芳でございます。  私、福島県であります。今、福島県は、災害が継続中です。そして、全世界から、全国から、八カ月たったいまだ、ここまでも多くの方々から御支援をいただいております。この場をおかりして感謝を申し上げます。  さて、私の地元福島県、また被...全文を見る
○吉野委員 解除後からスタートするということなんですけれども、実は、緊急時避難準備区域、これは解除されたんです。解除されたんですけれども、まだほとんど戻っておりません。幾ら法的に解除されても、除染が進まなければ戻れないんです。  ですから、スタート時点を除染完了日とか、この辺ま...全文を見る
○吉野委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  それでは、五十嵐副大臣にお尋ねをいたします。  十一月二十七日、民放テレビで、私もちょっとだけですけれども拝見をさせていただきました。そこで、びっくりするような副大臣の発言であります。消費税を増税すれば、低所得層に対して子ど...全文を見る
○吉野委員 でも、私はテレビもちょっと見ていましたけれども、私の受けとめ方は、まだ副大臣の頭の中に子ども手当という概念があって、だから言ったんだなと。聞いている、見ている方々はそう思っております。  安住大臣、同じ質問なんです。安住大臣の頭の中に子ども手当という概念はございます...全文を見る
○吉野委員 まさに今、二十四年度の税制改正、税と社会保障の一体改革という議論の真っ最中のその時点で誤解を招く発言をしたということで、副大臣に対して財務大臣がきちんと注意をした、口頭で注意をしたということであれば、これは私は了とさせていただきます。  続いて、税制上の措置、細かく...全文を見る
○吉野委員 そういう意味では、都市計画法は、調整区域があって、都市計画区域があって、住居区域があってという、ある意味の集積を図る線引きをしているんですけれども、それでいいんじゃないのかなと思うんですね。  例えば、私のところは福島県いわき市ですから、ひところ、昔は日本一大きな市...全文を見る
○吉野委員 だから、私は市全部を指定すべきだと思うんです。例えば調整区域は、土地の値段が安いんです、土地利用が制限されているから。エリアで囲い込みをやると、そこの値段が上がっちゃうんです。こんなの当たり前の話で、そこに立地すればメリットを受けられるんだもの。だから、囲い込みじゃな...全文を見る
○吉野委員 だから、囲い込みはしない、ここだけはちょっと確認してください。囲い込みすると、囲われた中は値段が上がるんです。これは当然でしょう、安住大臣。だから、囲い込みはしないんだということをきちんと答弁してください。
○吉野委員 ありがとうございます。  市町村がエリア設定した部分は集積区域になるというふうに私は理解しましたので、ぜひそのような方向でお願いをしたいと思います。  次に、機械装置の特別償却です。  これは、二十六年三月末までには一〇〇%、即時償却、一年でできる。二十八年三月...全文を見る
○吉野委員 大臣の頭の中で、復興計画が各市町村から出てくる時間はどのくらいに見ているんですか。仙台市みたいなところはすぐ出てきていいと思いますけれども、どのくらいと見ていますか。
○吉野委員 大臣、その仙台市が出した復興計画は、推進計画、整備計画、交付金事業計画、これにのっとった計画なんですか。違うでしょう。これにのっとった計画じゃないとこれは使えないんですよ。だから、その三つの計画をきちんと出せる時間なんですよ。違うんですよ、今仙台市が出している計画は。
○吉野委員 それは時間が証明してくれます。今の大臣の答弁を忘れないでください。かなり私は、早くて一年くらいかかると思います。だって、やっとこのごろだもの、八カ月たってからだもの、きちんとした方針を示したのが。だから、今までやってきたものの積み上げが全くパアなんですよ、いわき市の例...全文を見る
○吉野委員 せっかく、即時償却と一五%の税額控除を組み合わせて、どちらか有利な方を使えるという形なので、一五%の税額控除の方が大きかった場合、やはりこれは、残った分は償却できるような、繰り越しできるような、そんな制度が私はいいと思います。  次へ行きます。  給与総額の一〇%...全文を見る
○吉野委員 雇用は大事です。大事ですけれども、能力のない者はやはり切るしかないと思うんですね。  ですから、機械が四年間繰り越しできて、同じ生産要素なんです。この辺がちょっと論理的に私わかりませんので、これも繰り越しできるかどうかの検討くらいはしてほしいんですけれども、いかがで...全文を見る
○吉野委員 ぜひ柔軟な対応、運用を見ながら、変えるべきところは変えていただきたいと思います。  次に、これもまた画期的なことで、新規立地の企業は五年間無税になる。本当にすごいところまで踏み込んだなと思います。  でも、よくよく見ると、新規の法人をつくらねばならないんです。例え...全文を見る
○吉野委員 新規立地は、子会社という形態をとる場合もあるし、トヨタの福島工場という形で新規立地をする場合もあるので、同じなんです。  なぜ差があるんですか。明快に答えてください。
○吉野委員 子会社化すればいい、適用される、子会社化しないで福島工場にすれば適用されない、全くおかしいです。ですから、そこの点をきちんとこれからも検討してください。  五年間無税となります。でも、新規の設備投資は、初年度、償却がこんなに大きいです、金利負担もこんなに大きいです。...全文を見る
○吉野委員 五年間無税と、こういうパンフレットには、説明書きには書いてあります。大きな文字なんです。そして、一番下、これは小さな字です。もう本当に、眼鏡を外すと私は見えません。十年経過した後は十分の一ずつ益金に算入すると。無税じゃなくて税の繰り延べなんです、これは。  なぜ最初...全文を見る
○吉野委員 準備金をつくって機械を買った場合、その準備金を取り崩して即時償却、その分の税は払うことはないんですよね。だから、これはあくまでも税の繰り延べなんです。あくまでも繰り延べなんです。  あと、この繰り延べというところ、こんなちっちゃな字で書かないでください。ここはもっと...全文を見る
○吉野委員 それは人件費と償却だけをとればそうでしょうけれども、そのほかにどんなものがありますか、研究開発費に含まれる中身のものとして。ちょっと私にもよくわかりませんから、教えてください。
○吉野委員 ですから、そこらは研究開発の中に含まれるのに、今回はなぜ外されたんですか。今度の復興計画の中で、研究という、これは大きなキーワードなんです、私たちにとって。特に、原発を抱えている福島にとっては、研究しなければ、今、何にもわからないんですから。研究して初めて、技術開発を...全文を見る
○吉野委員 私たち福島県の場合は、この特区法案ではなかなか対応できない部分がございますので、プラス、特区の中の特区という形で、また議論をしていきたいと思います。  次に、地方税不均一課税による補てん措置でございます。  ここでは、事業税、不動産取得税、固定資産税、これを安くし...全文を見る
○吉野委員 そうであれば、事業税、不動産取得税、固定資産税、その条例減免をすれば全部特交で面倒を見るという記述にすればいいんじゃないんですか。何もここでわざわざ特出しして、これは減免する、そうすれば補てんすると書かなくたっていいでしょう。条例減免すれば全部そこは特交で面倒を見ると...全文を見る
○吉野委員 郡議員も、大都会なので、事業所税がかかっているのでね。  事業所税というのはどういう税なんですか。追い出し税なんですよ、これ。追い出し税なんです。今我々が議論しているのは、来てくださいなんですよ。私のところに来てください、こういう税制を考えているときに、追い出し税を...全文を見る
○吉野委員 今、正直にお話しになりました。  安住大臣、追い出し税ですから、これはきちんと法律で、条例減免なんて、自分のところに入ってくるものをわざわざ市が、これは減免しますなんてなかなか言いづらいですよ。ですから、国がこういう形できちんと、これは、減免した場合は補てんするとい...全文を見る
○吉野委員 では、郡政務官からも。事業所税についてきちんと検討するということを約束してください。
○吉野委員 次に行きますね。優良賃貸住宅の特別償却です。  これは本当に大事で、今、私のところは民間の借り上げアパートもありません。全くゼロです。そこに仮設住宅を今たくさんつくっています。というのは、双葉郡の方々、七万八千人います。全員避難しているんです。そのうちの約二万名、私...全文を見る
○吉野委員 せめて、これからの温暖化対策で、平成十一年省エネ基準というのは、これはある意味で最低限の基準になっておりますので、ここだけはきちんとここの基準に盛り込むように努力をしていただきたいと思います。  それで、先ほどの、私のいわき市、多くの方々が来ますので、特別償却だけで...全文を見る
○吉野委員 きのうの復興特で特区法案の修正がなされました。ここはまさに今のところなんです。基幹事業と関連を持たせるという、ここのところを本当に柔軟に解釈しているんですね。これが修正案なんです。  ですから、いわゆる避難している方々の受け入れのためのアパートなんですから、まさに復...全文を見る
○吉野委員 無難な答弁でございました。  次に、出資に係る所得控除であります。  これは、いろいろ事前に勉強してみますと、もうからない事業に対する応援団が要るから、出資について寄附金控除を認めるんだ、こういうのがこの目的だというふうに私は理解しました。  であれば、なぜ株式...全文を見る
○吉野委員 例えば商店会、これは今、任意の団体なんです。でも、ここは、町づくりのために株式会社という形をとるか協同組合という形をとるか。  商店会は同じなんです。株式会社という形をとれば出資が所得控除になり、協同組合という形をとれば、ならない。町づくりでは同じなんですよ。法人の...全文を見る
○吉野委員 商店会が株式会社をつくって公益性のある事業をやるんです。公益性は、やる中身なんです。法人の形で公益性があるかないかなんて、これはナンセンスです。だから、協同組合という形でやるか株式会社という形でやるか、やることは同じなんですよ。なぜ、株式会社はオーケーで、協同組合はだ...全文を見る
○吉野委員 そこを言ったら、株式会社はそもそも何ぞやという、そこの原点から、利益追求が株式会社の原点なんですよ。それがもうかるかもうからないかの違いだけで、利益追求なんですよ。そういう意味では協同組合の方が、ある意味の公益性というか、これは大きいと思うんですよ。そこを言ってはいけ...全文を見る
○吉野委員 ぜひ、被災者の目線でいろいろな政策をつくってください。被災者の立場になれば、こんなにたくさんあるもの、どれが一番自分にとって有利か、勉強しなきゃわからないんですよ。そんな暇はないんです。ですから、被災者の目線に立ってぜひ政策をつくってくれることをお願い申し上げて、私の...全文を見る
12月06日第179回国会 衆議院 東日本大震災復興特別委員会 第13号
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○吉野委員 おはようございます。自由民主党の吉野正芳でございます。  私は、福島県です。福島県の県民の方々は、原子力が爆発する危険性がある、七月の時点で約四万人の方々が県外に避難をしております。今、原子炉の状態は、ある程度落ちついてきました。でも、十一月二日の時点で約五万七千名...全文を見る
○吉野委員 そういう生の声を踏まえて、被災地に寄り添った施策をこれから行ってほしいと思います。  私がここで心打たれたのは、浪江町にある幾世橋小学校PTA会長の佐藤さん、お母さんの生の声なんです。山形に避難しているというお話でした。子供が、浪江から行っている同級生はだれもいない...全文を見る
○吉野委員 そこに至るまでは時間がかかるんです。今なんです。今、何かの手を差し伸べることを私は総理に教えてほしい、こういう質問をさせていただきました。  復興庁設置法案の修正案について、修正案提案者にお尋ねをします。  三条の任務規定の修正なんです。私、閣法と修正案の対比表を...全文を見る
○吉野委員 はい、よくわかりました。ありがとうございます。  次は、所掌事務に係る修正でございます。  最初、我々、復興基本法で復興庁をつくるときには、復興庁で企画立案、調整、そして事業の執行までやるという形で基本法を私たち野党としてはつくった思いでございます。  ところが...全文を見る
○吉野委員 今度、二重ローン対策で、株式会社東日本大震災事業者再生支援機構の事務も復興庁で行うというふうにされたわけですけれども、この辺について、なぜ復興庁の事務にしたのか、谷提案者にお聞きしたいと思います。
○吉野委員 まさに復興でありますから、二重ローン対策を、復興に向けて民間の力を出させる意味で、本当にすばらしい、復興庁の事務として二重ローン対策の事務を入れてくれたことは、提案者に感謝を申し上げるところです。  続いて、福島県は大きな県です。全国三番目です。海岸線は百六十キロあ...全文を見る
○吉野委員 今総理がおっしゃいました、六号線、国道六号はだめです。常磐線、これもだめなんです。二十三年、まさにことし、富岡、原発第二のあるところですけれども、富岡—相馬間が二十三年に開通する予定だったんです。原発事故、地震がなければ、今ごろ開通して、本当に、福島県浜通りの南北の行...全文を見る
○吉野委員 冷温停止状態は、マスコミ報道では十二月に出されるであろうというようなお話も伺っています。  総理に伺います。冷温停止状態はいつごろ政府として出すのか、その辺を総理にお伺いしたいと思います。
○吉野委員 年内に冷温と。  新しい東京電力の知見で、いわゆる一号の圧力容器は穴があいている、燃料がなかった。でも、冷温停止状態の判断は、圧力容器の下で百度以下、そして、放射性物質が出てこないという、この二つの大きな要素があろうかと思うんですけれども、その辺のところ、枝野大臣、...全文を見る
○吉野委員 最終的には人間がきちんと原子炉をコントロールできるということなんです。  今、ある意味で仮設の機械で今の状態は何とか保っていても、最終的に、いざといった場合に人間がきちんとコントロールできるかどうか、ここが冷温停止状態をきちんと政府で判断する一番のポイントだと私は思...全文を見る
○吉野委員 きちんと人間がコントロールできるんだ、どんなことがあってもコントロールできるんだという、ここを踏まえて冷温停止状態の公表をしてほしいと思います。  そして、先ほどの常磐道、冷温停止状態の公表があったらすぐにでも通りたいんです。南北の交通路を連結したいんです。そのため...全文を見る
○吉野委員 時間は区切ってください。一月末までにはとか、放射線の専門家も集めて、今おっしゃった土木工学も集めて、高速道路会社も集めて、また整備局も集めて、きちんとした結論を出すんだということを。  これは国交大臣にお願いします。放射線の専門家も踏まえた中の検討を一月末までにする...全文を見る
○吉野委員 南北の交通網をつなぐということは、本当に私たち福島県、縮んでしまった福島県をこれ以上縮み込ませないためにも絶対必要なので、検討もいいんですけれども、検討プラス実行、やれるところからやっていく、ぜひこういう姿勢でお願いをしたいと思います。  次に、原子力事故被害緊急措...全文を見る
○吉野委員 まさに今の大臣の心を現場の事務方が持っていれば、例えばさっき言いました、シンチレーションを買いたいと。確かに、補助事業はありますよ。でも、補助事業というのはここからここまでしかないんですよ、予算もあるし。そこから外のところ、例えば小さな集会所にも機械を置きたい、これは...全文を見る
○吉野委員 今の制度がここからここまでなんです。そこの対象に漏れたところが我々のつくった基金法案ですので、ぜひ大臣の先ほどの答弁にあった心で事務方に指示を出してほしいと思います。  次に、十二月五日、きのうですね、産経新聞に食物連鎖の記事が載っております。「もっと深刻な問題を引...全文を見る
○吉野委員 これは時間も多くかかろうかと思いますけれども、きちんとした調査をよろしくお願いしたいと思います。  除染でございます。  さきの私の質問で、除染を進めるためには、仮置き場の確保、これも市町村に丸投げしているので、国ももっと積極的に人員を派遣して、私は三日でそろえろ...全文を見る
○吉野委員 仮置き場の確保のために、各市町村に国の役人が行って、役場の職員と一緒になってお願いしてほしいということでの十一月八日の総理の答弁なんです。一月に百人体制、四月に三百人体制、何にもならないですよ。今なんです、今。なぜ同じ質問をさせるんですか。  例えば、この間、我々衆...全文を見る
○吉野委員 はい。  そこで、村長が、今、モデル事業をやっているんです、立ち木の補償が出ないからここのうちは除染できないんだ、なかなか了承を得ることができないんだ。モデル事業で立ち木を切るんです、植木を。なぜそこまで……。それを、除染地へも行っているんです、二十人、福島に。何を...全文を見る
○吉野委員 はい。  今の私の、村長、町長の指揮下に入るということをきちんと政府で検討していただきたいと思います。  これで私の質問を終わります。