川田龍平

かわだりゅうへい

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数3回

川田龍平の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月23日第168回国会 参議院 環境委員会 第2号
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○川田龍平君 無所属の川田龍平です。  今日は初めてこうした初質問ということで、今日この場で発言させて、質問させていただくことを大変うれしく思っております。多数会派の民主党の皆さん、自民党の皆さん、お時間いただきましてありがとうございます。  そして、大臣、就任おめでとうござ...全文を見る
○川田龍平君 さて、薬害エイズと同じく放置され続けた問題があります。水俣病です。  水俣病の発生から五十余年、公式発見からも五十一年が経過しています。五十二年の公健法や医療手帳、保健手帳、新保健手帳が交付されても、なぜ水俣病の患者の方たちはいまだに解決していないと思うとお考えで...全文を見る
○川田龍平君 責任の問題があいまいにされているとは思いませんか。国に責任があるということが関西訴訟の最高裁判決で認められているのに、なぜ環境省は責任を認めないのでしょうか。お願いします。
○川田龍平君 できるだけ短くお願いします。
○川田龍平君 今すぐにでも認定基準の見直しをしてはどうですか。
○川田龍平君 司法的な判断と行政的な判断でやはりここの認定の基準が分かれているところを是非、行政が見直すということをやっぱり是非求めたいと思いますが。  それから、この健康被害調査をするべきだと思いますが、いかがですか。
○川田龍平君 それでは、環境省の責任ある解決を望みます。  そして、さて、化学物質対策についてお聞きしたいと思います。  水俣病の原因物質も、メチル水銀というアセトアルデヒドの生成過程において発生しました。そうした化学物質や、化学物質を含む製品の製造、使用や、それらを含む製品...全文を見る
○川田龍平君 そのほかに、発がん性、変異原性や生殖毒性物質などの特に懸念の高い物質に認可制、原則禁止、代替促進を導入しているという、こういった制度がまだなぜ日本では同じような取組をしないのでしょうか。
○川田龍平君 日本の企業も製品を、部品をヨーロッパに輸出していると思うのですが、それに伴って日本企業は対応を進めていると思います。かつて、車の安全性基準についてもヨーロッパにおけるものと日本国内の基準が違ったりするのですが、日本でも化学物質の規制を強化し、企業の自主努力や協力では...全文を見る
○川田龍平君 企業の負担と責任において、既存も含めた化学物質の安全性を確認し、確認されていない部品、物質は製品に使えないという原則を確立すべきだと思います。また、化学物質に関する多岐にわたる法律を、化学物質全般を網羅するシンプルで分かりやすい法制度に置き換えていただき、さらにアジ...全文を見る
○川田龍平君 はい、分かりました。  是非、また機会を改めて質問したいと思いますので、またよろしくお願いします。済みません。ありがとうございました。済みません。(発言する者あり)  是非、サマータイムは、サマータイムに検討、済みません、じゃ、最後に質問だけ。サマータイムについ...全文を見る
○川田龍平君 サマーバケーション制度について検討したことはありますかという、これだけお願いします。
11月20日第168回国会 参議院 環境委員会 第4号
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○川田龍平君 このたび渋谷区シエスパ天然ガス爆発事故の被害に遭われた方へお悔やみとお見舞い申し上げます。また、同様の施設の近隣住民の方の不安もいまだ計り知れません。二度とこのような同じような被害を繰り返さないためにも法案を意味のあるものにしていかなければなりません。  温泉法改...全文を見る
○川田龍平君 環境省へ質問です。  一キロワットアワー当たりのCO2発生量を比べると、温泉の熱利用による発電、地熱発電のCO2発生量は十五グラム、石炭火力発電は九百七十五・二グラム、原子力発電は二十四・七グラム、風力発電は二十九・五グラム。つまり、発電から出るCO2を比べると、...全文を見る
○川田龍平君 昨年の総合資源エネルギー調査会新エネルギー部会RPS法評価委員会部会で、地熱発電に関しての積極的位置付けの発言、開発問題が提起がされています。私はこの地熱発電の分野はとても大きな可能性があるということだけ表明しておきます。  ここに、十一月十五日、つい最近ですが、...全文を見る
○川田龍平君 地熱発電を新エネルギーとして有効性を認める立場の答弁をいただいて、進めていこうという立場であるかと思います。  ところで、この鹿児島県の環境審議会の結論は、温泉への影響があったら中止との条件が付いているようです。というのも、指宿市の地元の住民や温泉事業者らが強く反...全文を見る
○川田龍平君 この地熱発電をめぐる新エネルギー開発の側と温泉業界側の対立が全国各地で起きているようです。「温泉」という業界誌の今年の二月号には、日本温泉協会学術部員の甘露寺泰雄さんによるバイナリー発電実施に対する意見という反対論が示されています。  環境省は、地球温暖化防止のた...全文を見る
○川田龍平君 そうした対立の融和の必要があるとの認識であるということでお答えいただけたというふうに理解したいと思います。  この対立の解消のために、特に温泉事業者の不安を解消するためには、双方で議論の前提となる科学的・技術的データが必要であると考えます。例えば、このシエスパの事...全文を見る
○川田龍平君 この地熱と温泉の不要な対立を融和させるために、経済産業省と環境省の下にそれぞれ特命の担当者を設置して具体的に話を進めていくのがよいと考えますが、この点についてはいかがでしょうか。
○川田龍平君 その点について大臣からも一言いただきたいと思います。そういった経済産業省と環境省が是非こうした国のレベルで、こうした地熱発電について積極的に地球温暖化防止の観点からも積極的に進めるということについて一言いただきたいと思います。
○川田龍平君 ありがとうございます。  先日の質問において時間をオーバーしましたので、今日は質問、以内で終わらせていただきます。  ありがとうございました。
11月27日第168回国会 参議院 環境委員会 第5号
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○川田龍平君 私は、今月十一月五日に行われました住民の運動に触れて、国会議員の果たすべき役割と住民活動のパワーに学ぶ経験をいたしました。  一つは、三陸の海に、空に、放射能を流さないでという岩手県三陸の住民団体、漁民、サーファーの皆さんが九万二千三百八十七人もの署名を集めた活動...全文を見る
○川田龍平君 詳しい質問はまた後ほどいたしたいと思いますが、環境大臣へ質問です。命を預かる医師として、また地球環境と基本的生存権の裏付けとなるこの空気、そして水、環境を守る環境大臣として、この九万二千三百八十七人という署名をどう受け止めますか、お聞かせください。
○川田龍平君 今日は農水副大臣にも出席いただいておりますが、先日、十一月十日、十一日と、全国豊かな海祭り全国大会が琵琶湖という内水面を抱えた地域としては初めて開催されたと聞きました。海の恵みである水産物の安全性に責任のある農水省として、この九万二千三百八十七人の署名をどう受け止め...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。また後ほど、ちょっともう少しお聞きしたいことがありますので、もう少しお待ちください。済みません。  それで、経済産業省の原子力保安院へのまた質問ですが、十一月五日の集会でも、住民グループの皆さんとの間で論点となっていることは、再処理工場からの...全文を見る
○川田龍平君 その今の答弁をお聞きしましても、なぜ再処理工場に濃度規制がないのかがよく分かりません。実は、青森県にある原子力施設すべては県と六ケ所村と日本原燃の間で安全協定が結ばれています。しかも、再処理工場に先立つ三施設、ウラン濃縮工場、低レベル放射能廃棄物埋設センター、高レベ...全文を見る
○川田龍平君 なぜ濃度規制をしているかというと、年間総量規制ということは、一回ごとの排出量に差が出る、大量に放射性廃棄物が排出されたり少ないときもあるかもしれない、一定ではないということです。再処理工場から海や空へ放出される放射能は大気となり、海水に混ざり、魚の体や海藻に宿り、食...全文を見る
○川田龍平君 もっと具体的にお伺いいたします。  再処理工場の被曝線量目標は今おっしゃいました二十二マイクロシーベルトだから安全ですと原子力安全保安委員会が配っているパンフレットに書いてあります。果たしてそうでしょうか。青森県の東通原発での年間線量は三マイクロシーベルト、四つの...全文を見る
○川田龍平君 安全論争をここでやっていくと時間もありませんので、指摘だけしておきたいことがあります。  二十二マイクロシーベルトが安全だと言いますが、例えば沃素が生体にどれくらい蓄積するかの基礎計算のところでその係数がありますが、同じ青森県の東通原子力発電所、すぐ近くの発電所で...全文を見る
○川田龍平君 さすが副大臣は見識がおありだと思います。  その副大臣にもう一度伺いますが、プルトニウムが海藻にどれくらい蓄積するか数値が発表されています。青森県が出している平成十七年度原子力施設環境放射線調査報告書の二百七十一ページ、再処理工場の操業に伴う環境モニタリングへの影...全文を見る
○川田龍平君 是非、農水副大臣、せっかくおいでですので一言いただきたいと思うんですが、同じ質問でお願いします。
○川田龍平君 ありがとうございました。  大丈夫です。これで質問を終わりますので、退席していただいて結構です。ありがとうございました。  それで、環境省の方々そして大臣の方々にはずっと今のやり取りを聞いていただきたいんですけれども、この原子力の安全性について経済産業省が所管、...全文を見る
○川田龍平君 六ケ所の再処理工場の設計の基となったフランスのラアーグ再処理工場周辺では、小児白血病が高い率で発生している調査報告が出ています。日本は水俣病を経験していますが、そこから一体何を学ぶのかということだと思います。大臣は医師であります。この事実を知っているかどうか。  ...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。  是非、本当にこういった問題について、先ほど長崎の諫早湾の話もありましたけれども、やはりこうした、今までこうだったからということだけではなく、官僚のそういった固まった考え方で動いていくことではなく、政治がやはりリーダーシップを発揮して、こ...全文を見る
12月25日第168回国会 参議院 環境委員会 第6号
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○川田龍平君 私は、先ほど一番最初の会の冒頭に山本孝史議員の黙祷がありましたが、山本孝史議員とは薬害エイズのときからのかかわりでありまして、つい最近、新刊で、もう遺作になってしまうんですけれども、山本孝史さんの本の最後に対談をしていて、本当にその見本の本を受け取ったばかりでその訃...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  ところで、先週金曜日、二十一日に開催された中央環境審議会、産業構造審議会の合同会合では、京都議定書目標達成計画の評価・見直しに関する最終報告書が、報告案が議論されました。報告案の中では、各省庁から示された追加対策の削減効果を示した上で、こ...全文を見る
○川田龍平君 その今の答弁では本当に明確ではないところがあるということもおっしゃったかと思うんですが、この審議会で明らかにしている個別の対策の削減効果であり、これを単純に積み上げると四千三百万トンから四千八百万トンとなります。しかし、この数字は報告書では、単純に立ち上げることはで...全文を見る
○川田龍平君 では、経産省にお伺いしますが、いずれにしても、この審議会の報告案には大きな問題点があり、審議会終了後、複数の委員が緊急記者会見をして批判的声明を出して抗議を行ったといいます。このような異常事態を看過することはできません。六%達成や二〇二〇年二五から四〇%削減目標を掲...全文を見る
○川田龍平君 それでは、京都議定書目達計画の見直しに当たり、相変わらず原発頼みの姿勢を取り続けています。しかし、直近の二〇〇七年の十一月の原発の設備利用率は、中越沖地震の影響による柏崎刈羽原発七基全基の停止などにより、五六・六%という過去に例を見ない低水準となっており、目標達成計...全文を見る
○川田龍平君 しかし、この現実を直視しないと、この最終報告書は空想になりかねません。  原子力安全・保安院によりますと、二〇〇〇年に八一・七%、〇一年八〇・五%、〇二年七三・四%、〇三年五九・七%、〇四年六八・九%、〇五年七一・九%、〇六年六九・九%で目標値の八八%には到底今ま...全文を見る
○川田龍平君 しかし、これを本当に電力会社に任せておいていいのか、このままでは二〇一〇年の六%というのは削減できないのではないかというふうに懸念しております。  それで、本当にこれでいいのかということなんですけれども、この現状を踏まえると、この最終報告のままでいいのかどうか、環...全文を見る
○川田龍平君 それでは、先ほど加藤議員からも意見がありました再生可能エネルギーの問題です。  ドイツは、二〇三〇年に電力の四五%を再生可能エネルギーで賄うことを決定しました。先進国ばかりではなく、中国も昨年、二〇二〇年に二一%という目標を掲げています。第一約束期間を目前に控えた...全文を見る
○川田龍平君 時間が過ぎてしまいましたので、今、資源エネルギー庁からもお話がありましたが、是非、環境省の方でもこの新エネルギー、再生可能エネルギーのために今後とも御努力を是非していただくようによろしくお願いいたします。  今日は終わります。ありがとうございました。