川田龍平

かわだりゅうへい

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数3回

川田龍平の2013年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月27日第183回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  安倍総理が訪米の際に強調されたという強い日本について質問させていただきます。  三・一一の原発事故以降、我が国は、国内だけでなく諸外国からも政府による情報隠蔽について厳しい指摘を受けてきました。そして、御存じのとおり、それは、震災以...全文を見る
○川田龍平君 それだけではありません。理由は三つあります。一つには、今も収束していない原発事故の影響による食品の安全性への懸念、二つ目に、我が国の基準値が今も国際標準よりも高いこと、そして最後に、震災直後からの日本政府の情報隠蔽体質のせいです。日本国内でも、全く同じ理由から国民が...全文を見る
○川田龍平君 この食品の検査手段について次に田村厚労大臣に伺いますが、貿易の障害になっている日本製品の輸入停止措置ですが、そもそも日本が掲げているこの数値自体が問題です。例えば、日本の乳幼児食品の放射性セシウム基準は五十ベクレル・パー・キログラムですが、レバノンでは十五ベクレル・...全文を見る
○川田龍平君 これは、やはり消費者庁の問題にもかかわるんですけれども、消費者庁では食品と放射能に関する消費者理解増進チームを立ち上げ、四月をめどに風評被害対策をまとめるそうですが、この風評被害対策については業者の意見を聞いて数値は公開しないと言っていますが、何のためにあんなに苦労...全文を見る
○川田龍平君 是非、これは業者を守るためだけではなく、子供を守るために是非やっていただきたいと思います。  子ども・被災者支援法は子供の命と健康を国が守るための法律です。風評被害の話ばかりではなくて、やはりこの子供の健康をどうか守るためにやっていただきたいと思います。数値も公開...全文を見る
○川田龍平君 昨年末、アメリカ軍の兵士が東京電力に対して起こした訴訟では、損害賠償以外にも、原告だけでなく、日本の被災者などの医療費として一億ドルのファンド立ち上げの要求もありました。事実でしょうか。
○川田龍平君 これは、日本がきちんと被曝による健康被害対策ができていないことのあかしじゃないでしょうか。  現在、国は、福島県が県民のみを対象にした健康調査以外には被曝健康対策を何もしていません。秋野環境大臣政務官も発議者でいらっしゃる子ども・被災者支援法では、予防原則として国...全文を見る
○川田龍平君 是非よろしくお願いいたします。済みません、失礼いたしました。  さて、今度は、この関連で、被曝による健康被害について田村厚労大臣に伺います。  通常ですと、健康診断は保険が使えません。しかしながら、御承知のように、今我が国は通常の状態ではありません。緊急事態下に...全文を見る
○川田龍平君 是非お願いします。  例えば、健康保険適用にすればレセプトチェックなどもあり、検査結果も第三者の目を入れられて、今親たちが心配しているデータの改ざんなども防げます。子ども・被災者支援法を機能させるには、国民の命と健康を守る厚労省の力なしではできません。  是非と...全文を見る
○川田龍平君 実は、厚労省だけではなくて、学校健診を管轄する文科省にもしっかり子ども・被災者支援法に沿って子供の健康被害対策をやっていただきたい。  例えば、学校検査に甲状腺検査や血液検査など被曝由来の健康チェックも入れて心電図の分析などもするべきだと思いますが、下村大臣、いか...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  環境省がやっている子供たちへの有害化学物質の影響を調べるいわゆるエコチル調査も子ども・被災者支援法に沿って被曝由来の健康調査の一部が担えますと思いますが、秋野政務官、いかがでしょうか。
○川田龍平君 最後に、総理にお聞きします。  昨年末、トモダチ作戦に従事した米兵が東京電力に対し、情報隠蔽により危険レベルの被曝をさせられたと訴訟を起こしました。情報開示の問題は、このように諸外国との摩擦を起こすだけでなく、国が最も守るべき命の切捨てにつながります。  国と企...全文を見る
03月21日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  今国会初めての厚生労働委員会で、大変遅くなりましたが、田村大臣、桝屋副大臣、秋葉副大臣、とかしき政務官、丸川政務官、御就任おめでとうございます。  昨年の十月、こちらにいらっしゃる渡辺孝男委員、そして福島みずほ委員、そして田村大臣に...全文を見る
○川田龍平君 是非この実態の方を把握していただきたいと思います。是非調査などもしていただきたいと思いますが、この音声言語機能障害にかかわる身体障害者程度の等級は三級と四級になっています。三級と認定されても、実際には文章も書けず意思疎通もできません。言語を全く喪失した状態は、他者の...全文を見る
○川田龍平君 重度の失語症では、就労が困難であるにもかかわらず、生活できるほどの年金も支給されていません。言語障害に関しては、現在二級となっている等級を引き上げて、障害年金により生活保障できるようにすべきではないでしょうか。いかがですか。
○川田龍平君 欧米では失語症センターがあり、相談から訓練までされている実態があることを政府は把握しているでしょうか。日本でも失語症に特化した就労支援や就労訓練をするべきだと考えますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 聴覚障害者には手話通訳者又は要約筆記者が派遣されたり、それから会議で手話通訳や要約筆記による情報保障が行われたりしていますが、失語症患者には情報保障が行われていません。失語症のある方の会話を介助する人の養成や派遣に対する支援はできないのでしょうか。
○川田龍平君 失語症の患者については、医療保険では百八十日を超えるとリハビリテーション料が減算され、病院から退院を促される例も多いと聞いていますが、適切にリハビリテーションを受けられるようにするべきではないでしょうか。
○川田龍平君 失語症を併発することが多い高次脳機能障害について、どのような支援策を講じているのでしょうか。
○川田龍平君 脳の言語野のみに障害がある方など、高次脳機能障害でなくても失語症を発症している方については、高次脳機能障害の方と同様の支援策を講じるべきではないでしょうか。いかがですか。
○川田龍平君 今日は全国失語症友の会連合会の方も傍聴に見えられています。今日質問させていただいたのは、約五百人の患者さんのアンケートで特に要望が大きかったものが中心です。厚労省としてしっかりとした施策を充実させていくことを約束していただきたいんですが、田村大臣、いかがでしょうか。
○川田龍平君 役所ですとか公共機関とか、なかなかこの失語症というものがどういうものかということ自体が伝わっていない現実もありますので、そういったことも是非理解を深めていただけますように、是非施策の方をよろしくお願いいたします。  それでは、次にカルテのない薬害C型肝炎患者につい...全文を見る
○川田龍平君 ただ、医療機関とか診療科といったことは、これはリストとして出しているところもありますので、それを少し個人が特定できない形で類型化をするという方法がないかどうかということ、これ検討はしていただけないでしょうか。
○川田龍平君 これは政府が、薬害患者を救うために個人情報を特定しないようなデータの類型化を工夫するべく十分検討を政府が行ったのかどうか、それから政府には責任を持って対処していただきたいんですが、今日はもう実は傍聴席にカルテがないC型肝炎訴訟原告団の当事者の方々もたくさん見えられて...全文を見る
○川田龍平君 平成二十年の一月八日の衆議院厚生労働委員会の附帯決議では「カルテのみを根拠とすることなく、」とうたわれていますが、その趣旨を生かして救済の道を探るべきではないでしょうか。いかがですか。
○川田龍平君 これまでの和解の救済された方のうち約二割がカルテ以外の資料に基づいて救済されたそうですが、その方々はどのような資料に基づいて救済されたのでしょうか。
○川田龍平君 これ、是非政府の方でもっと更に検討していただけますようによろしくお願いします。  それで次に、石綿労災の認定基準について質問いたします。  石綿肺がんの労災認定基準について、二〇一二年に改正される以前の二〇〇六年の旧認定基準における二〇〇七年通達による運用の誤り...全文を見る
○川田龍平君 この判決を受けて、認定基準について再検討する会議を被災者や遺族を入れて開催できないのでしょうか。これは、障害者については当事者が入っているんですが、なぜ認定基準の検討には当事者が入れないのでしょうか。
○川田龍平君 この検討会の議事録を見ますと、客観的な医学的な知見というだけではなくて、幾らか政治的な発言も含まれているところもあって、本当に当事者のところがやっぱりしっかりと入っていないことによっておかしな基準が作られているのではないでしょうか。  この二〇〇六年の認定基準では...全文を見る
○川田龍平君 やはりこの労災、是非これは十年以上の暴露作業というものでしっかり合理的に判断していただきたいというふうに思います。  その労災支給の際に、認定されるまでの期間が裁判などによって長くなった場合は制度として想定しておらず、療養費についてレセプトを一つ一つ確認することに...全文を見る
○川田龍平君 今後こういうことが起きないようにやはり何らかの対策を取るべきだということでお願いしていますので、是非検討していただきたいというふうに思います。  最後に、医薬品のネット販売と安全性に関して質問いたします。  一般用医薬品のネット販売が最高裁判決により二社に対して...全文を見る
○川田龍平君 米国では、副作用やヒューマンエラーによって、患者に対しての医療費が医療費全体の一八%から四五%にもなるという統計もございます。副作用被害による損失というのを推計しているんでしょうか。    〔理事津田弥太郎君退席、委員長着席〕
○川田龍平君 一般用の医薬品でスティーブンス・ジョンソン症候群のような重篤な副作用が出ている事例もありますが、ネット販売もある中でこれをどう防いでいくのでしょうか。
○川田龍平君 済みません、秋葉副大臣、最後に、一般用医薬品のインターネット販売等の新たなルールに関する検討会での検討状況や、ルールができる時期的見通しを教えていただきたいのですが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 ありがとうございました。
03月28日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  まず、定期接種の自己負担について質問いたします。  厚労省の調査では、これまでの定期接種では各自治体の九割以上が無料で接種できる体制にしていましたが、従来の基金で接種し今回定期接種に追加される三ワクチンについて、交付税不交付団体始め...全文を見る
○川田龍平君 次に、予防接種をすることによってどれだけ医療費が削減されるかという試算を政府はしているのでしょうか。医療費が削減することが見込まれるならば、自己負担の格差も出てくる中で、健康保険の枠組みの中でやるという検討を医療経済学の観点から、またペイ・アズ・ユー・ゴーの原則から...全文を見る
○川田龍平君 今回の改正案は、集団の社会的防衛の観点から個人防衛の観点に移ったと考えてよいのでしょうか。従来、一類であったものは集団防衛の観点から指定されていましたが、HPVワクチンは個人防衛の観点のワクチンであり、今回のA類、B類の分類では、従来の基本的な枠組みを大きく変えたも...全文を見る
○川田龍平君 一昨年の三月のワクチン評価に関する小委員会報告書では、合計七ワクチンに定期接種化に向けた評価を行っていますが、その中で、今回追加された三ワクチンは特に優先度は高くなく、特にHPVワクチンについては集団における感染蔓延防止効果が必ずしも明らかでないため、今後集団予防に...全文を見る
○川田龍平君 次に、添付文書について質問いたします。  HPVワクチンのサーバリックスの添付文書には、ギラン・バレーなどの重篤な副作用について、今後メーカーに掲載するよう指導していくと聞いておりますが、そもそも添付文書は公文書の位置付けになっているのでしょうか。添付文書には法的...全文を見る
○川田龍平君 これは大臣は、きちんとこの添付文書を法的にやっぱり位置付けていただかないと、イレッサ訴訟のような問題が出てくるんです。  医師だけにこれを任せては駄目で、やはりきちんと国が責任を持って管理をすることが、薬害も起こさずに、医師にとってもメリットがあるはずだと思います...全文を見る
○川田龍平君 今回の追加される三ワクチンに固有の必然性がないにもかかわらずに千八十億円の予算が付き、財源は所得税の年少扶養控除廃止、特定扶養控除の縮減が充てられており、子供の貧困が社会問題化している中、自己負担がある自治体とない自治体が出る可能性もあり、格差がますます広がる懸念が...全文を見る
○川田龍平君 次に、同時接種について質問いたします。  定期接種化されるワクチンが増え、医師の裁量と保護者の利便性から同時接種が多く行われていますが、同時接種による死亡事故報告があり、国による検証も不十分で、国策により推進する施策による副反応を医師だけに責任を負わせるというので...全文を見る
○川田龍平君 この副反応の問題について、やっぱり是非しっかりと調査して、これは厚生省の方でもしっかり情報提供するように努めていただきたいと思います。  今回の改正では、国立感染症研究所が事務局機能を持ち、サーベイランスをし、副反応や副作用などの有害事象を評価しますが、来年度予算...全文を見る
○川田龍平君 子宮頸がん対策には検診がとても重要ですが、検診率は上がったのでしょうか。検診がなければ、幾らワクチンを打っても効果は非常に限定的です。また、国のがん対策全体の中での子宮頸がん対策の位置付けはどうなっているんでしょうか。併せてお答えください。
○川田龍平君 ワクチンよりもやっぱり検診の方をしっかりと高めていただく、検診の受診率を高めていただくということが非常に重要だというふうに思います。先ほどからも、この委員会の中でもやはり検診の重要性を何度も強調されている方がいらっしゃいますので、是非、検診率を高めることをやっぱりし...全文を見る
○川田龍平君 この性感染症の問題は、日本はやっぱりまだHIVも含めて性感染症に感染する人は高いです。そういう意味では、このHPVだけではなくて、やはり性感染症に関する教育をしっかりとエイズも含めてやっていただきたいというふうに思っております。  私は、本当、このエイズの教育の問...全文を見る
04月11日第183回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第3号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  今国会初の特別委員会の質疑ということで、森大臣、そして伊達副大臣、就任おめでとうございます。遅くなりました。  森大臣は、十二歳のときにお父様が全財産をなくされ、弁護士に救われたことをきっかけで弁護士になられ、日弁連の消費者問題対策...全文を見る
○川田龍平君 これは決定すべきことのリストを挙げているだけで、どのような基準で決定するのかが全く決まっておらず、実施担当者もいないし、予算も一切付いていないと、これが内閣府の被災者生活支援チームの担当者から聞いた実態です。  被災者の意見を国が聞くこともせずに、議事録も公開され...全文を見る
○川田龍平君 このほかにも、施策の中には最も大切な健康管理を始めとして各種の基金によって行われるものがありますが、基金事業は国として責任を持って施策の実施をしておらず、基金に丸投げで、その運用や評価は県に任せっきり。県に評価をする機能がないものも多いです。国がしなければいけないこ...全文を見る
○川田龍平君 是非、福島県だけではなく、今日いらっしゃる上野委員の栃木県も、それから宮城県も、本当に被災地域は広いと思いますので、これは国を挙げてしっかりやっていただきたいというふうに思います。  私の子どもと妊婦を守る法案とこの森大臣の子ども保護法案を合体する際に、みんなの党...全文を見る
○川田龍平君 そういう学説や御意見もあると思いますが、しかし違う学説や意見も同時にあります。  人工の放射性核種は、ほとんどが微粒子として集合体を形成し、この微粒子から継続して密集した放射線が放出され、この微粒子の周囲には大変高い被曝領域状態が出現するのです。一方、自然放射性物...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  次に、これは私が震災の年から各委員会で主張し続けてきたことなのですが、北欧などにあるような省庁を横断した形での放射線防護庁が必要だと考えています。日本においては消費者庁がその役割を果たすべきではないでしょうか。そうしないと、さきに指摘した...全文を見る
○川田龍平君 時間が参りましたので質問を二つちょっと飛ばしますが、みんなの党の法案で自民党案に合体していただけなかったものに、食品の放射性物質の汚染について、原則全量検査を行い、表示をすることがあります。全量検査は難しく、また表示を義務化するのも難しいかもしれませんが、消費者庁が...全文を見る
○川田龍平君 超党派で皆で協力して子供の命を守るために仕事ができるよう努力することをお誓いして、私の質問を終わります。ありがとうございました。
04月17日第183回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第3号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  先日、いわき市の仮設住宅にお住まいの方からSOSが私の事務所に発せられました。お米にも事足りない状況で、物資を至急送っていただきたいと。仮設住宅では、避難所と違い、物資や食料の支給がありません。しかし、同じ仮設住宅に住んでいる被災者で...全文を見る
○川田龍平君 この公営の災害住宅に移るに当たっては、カーテンですとか仮設住宅で使っていたものが持ち込めないとか、いろいろと条件があるそうですので、その辺も是非配慮していただければと思います。  次に、子ども・被災者支援法の基本方針について質問させていただきます。  根本大臣は...全文を見る
○川田龍平君 これは、原子力規制庁としては支援対象地域を決めるという要請を受けたとは受け止めていないようですが、総合的に専門的検討をするとは具体的にどういうことを想定しているのでしょうか。  専門的、科学的観点としては、どうやって線量を測定するのか、放射線による健康への影響をど...全文を見る
○川田龍平君 この四月十一日に、先週、参議院の消費者問題に関する特別委員会で、発議者の森大臣が、支援対象地域は福島県全体とそれにプラスがあるという認識で、それが遅らせている一因になっているかもしれないと答弁されています。  風評被害も含め福島県全体が被害を被ったという観点から、...全文を見る
○川田龍平君 是非、一日も早く、求められていますので、よろしくお願いします。  福島県以外も含み、法定受託事務で健康調査を実施すべきだという観点から質問させていただきます。  昨年、平成二十三年東京電力原子力事故に係る健康調査等事業の実施等に関する法律案を提出いたしました。発...全文を見る
○川田龍平君 これはやっぱり自治事務では駄目で法定受託事務でなければ駄目なんだということを、これは公明党の委員の皆さんも言っていたことですので、是非それはしっかりやっていただきたいということと、がんだけではないんですね。  それから、福島県民健康管理調査で甲状腺がんと認定された...全文を見る
○川田龍平君 あの検討会は前に事前の協議をやって予定調和の秘密会まで開いてやっていた検討会なのであって、やっぱりちゃんと国として責任持ってやるべきですよ。県に押し付けるのではなくて、国としてしっかりやってください。  次に、東京電力福島第一原子力発電所事故の収束にかかわっている...全文を見る
○川田龍平君 はい。  世界で唯一の前例であるチェルノブイリ法は、原発収束労働者たちが集まり、そこに放射能汚染地域に住む住民が加わって作られた法律です。最も過酷な被曝をした労働者をきちんと把握せずに国民の命を守ることができません。  また、さきに指摘した健康調査法案と全く同じ...全文を見る
04月19日第183回国会 参議院 本会議 第15号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  私は、みんなの党を代表し、福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律案に対し、質問いたします。  まず冒頭、確認しておかなければならないことがあります。一体、国は福島の未来に対し、どのようなビジョンをお持ちなのでしょうか。  今回...全文を見る
04月25日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  最初に、イレッサと抗がん剤副作用被害救済制度について質問いたします。  抗がん剤イレッサにより間質性肺炎による多くの副作用死を出した事件に関する訴訟は、四月十二日の最高裁判決をもって終結をしました。最高裁は国と企業に責任はないという...全文を見る
○川田龍平君 この取りまとめでの引き続き検討と、今おっしゃいました引き続き検討となった検討というのは、具体的にはどこで行われ、どのように進展していくのでしょうか。
○川田龍平君 このデータベースの構築というのも当然しっかりやっていただきたいんですが、データベースができなければ何も動かないというのではおかしいと思います。抗がん剤による副作用に関する因果関係の認定の在り方や、抗がん剤救済制度の新たな制度設計の可能性について検討する研究班を設置す...全文を見る
○川田龍平君 これはいつごろまでにやるということで検討していますでしょうか。
○川田龍平君 私も薬害エイズの被害者の当事者として、特に、被害者がなぜ裁判を提起するのかというのは身をもって体験をして知っておりますが、それは賠償金のためではないんです。事件の真相を明らかにして、二度と同じようなつらい思いをさせない、そういう人が出ないようにということで、教訓を生...全文を見る
○川田龍平君 次に、再生医療製品について、迅速承認後の安全対策がおろそかにならないようしっかりやっていくというお考えをお持ちかどうか、基本姿勢をお聞かせください。
○川田龍平君 再生医療推進法が議員立法で提案されているわけですが、閣法で検討されている関係法案については、どのような法案がどのようなスケジュールで提出されていくのかをお聞かせください。
○川田龍平君 被験者保護というものをしっかりとされないままに再生医療の新法が施行されるべきではないと考えていますが、厚生労働省の見解をお聞かせください。
○川田龍平君 私は、命が最優先される社会を実現することが私の使命だと思い、仕事をさせていただいておりますが、その原点は、薬害被害者当事者として薬害が再発されない制度をつくることにあります。そのためには、ガイドラインというだけではなく、被験者保護を法制度化して確立する必要があると考...全文を見る
○川田龍平君 私は、やはり是非これは、今国会ではなくても、早くこの研究、その報告を出していただいて、是非これ法制化に向けて前進していただけるように、特にこの再生医療、私も期待をしておりますが、本当に再生医療を進めていく上でも、やっぱり被験者保護をしっかりとできるような形でこれは進...全文を見る
05月09日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  予防接種法について、先日の厚生労働委員会の審議を経て、改正予防接種法が四月一日より施行されました。新たなワクチンの承認を進め、いわゆるワクチンギャップを解消し、さらに定期接種化を進めていくという趣旨で法改正がされたと理解しています。 ...全文を見る
○川田龍平君 それでは、このワクチン接種の安全対策の強化に関して、厚生労働省、国立感染症研究所及び独立行政法人の医薬品医療機器総合機構、PMDAでワクチン関連の安全対策業務に主として従事するために増員された職員について、今年四月一日時点で増員され配置された常勤、非常勤、それぞれに...全文を見る
○川田龍平君 田村大臣、余りにもこれは遅いんじゃないですか。これ、四月時点で副反応が上がってくるPMDAの職員の増員が間に合っていません。これでは余りにも安全対策が不十分だと言えませんか。本省で増員されたといっても、実際に中身をレビューするのは、これはPMDAの職員です。現在何名...全文を見る
○川田龍平君 是非これは、ワクチン接種を進める前に安全対策をしっかり取っていただかなければなりません。  ワクチンに話を戻しますが、PMDAや国立感染症研究所などの予算措置としてどれだけの予算が確保されているのでしょうか。そして、このうちワクチン関連の安全対策に主に従事する職員...全文を見る
○川田龍平君 要するに、PMDA七名、そして国立感染症研究所二名の増員で十分ですか。しかも非常勤です。  自民党さんもこれワクチン議連をつくって、海外にどんどんワクチンを輸出しようと頑張っておられますが、ワクチンを輸出したいのであれば、まずはしっかりと信頼性を確保し担保しなけれ...全文を見る
○川田龍平君 これ是非やっていただきたいんですが、それでは、この安全対策を遂行するためには、研修や内規の整備などの十分な準備がなされているのかについての御説明をください。
○川田龍平君 これもう四月一日から施行されていますので、早急に、一日も早く整備していただくようによろしくお願いします。命の問題です、よろしくお願いします。  ありがとうございました。
05月21日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  この度の健康保険法改正案は、健康保険と労災保険の谷間の問題を解消するというのが一つの特徴となっています。つまり、健康保険法と労災補償保険法の業務上の定義の違いによる医療難民を何とかしようという法案であり、そのこと自体は評価はできます。...全文を見る
○川田龍平君 労働者であったのかどうかという根本的な部分については整理が付いたということですが、例えばシルバー人材センターの事例では、これがまさに労働者かどうかということで争点になっています。これを健康保険適用とすることですが、これは、シルバー人材センターに限らず、派遣や日雇など...全文を見る
○川田龍平君 次に、労働災害保険かどうかの整理の次の問題として、本来は労働災害適用されるべきなのに医療保険で治療をしているような例について確認させていただきます。  労災適用の範囲を明確にして、またきちんと労災で見るようにしなければ、医療保険財政を圧迫してしまい、世界に誇る日本...全文を見る
○川田龍平君 この労災保険が適用されるということが周知徹底されていないんではないかと思いますので、こうしたグレーゾーンによる医療保険適用の事例が実際にはたくさんあるんではないでしょうか。労働によるものなのに医療保険で見ていては、医療保険財政の健全性はもちろんですが、医療保険では三...全文を見る
○川田龍平君 次に、先月の復興特別委員会でも質問させていただきましたが、東京電力福島第一原発の収束に携わっている労働者の方々の労災適用は、大半が復旧工事で負傷された方で、被曝による労災認定はないと聞いております。その際も指摘させていただきましたが、四次下請、五次下請が当たり前の世...全文を見る
○川田龍平君 それでは、実際に原発収束の労働者が被曝による労災申請をされた場合に、その認定基準というのはどのようになるんでしょうか。因果関係が放射性物質によるものなのか、どのように証明することになるのかを教えてください。
○川田龍平君 是非、この福島の例でも、やっぱり今からきちんと準備をしておいていただいて、労働者の命を守っていただきたいと思います。  原発の収束に携わる労働者だけでなく、除染作業や低線量被曝を受け続ける地域で労働している方々が将来被曝によると思われる疾病にかかった場合、一体健康...全文を見る
○川田龍平君 次に、環境省に伺います。  子ども・被災者支援法の十三条三項の医療費減免の対象となる疾病について、放射線による被曝に起因しない負傷又は疾病に係る医療を除いたものとしておりますが、具体的にどのようなものを想定しているのでしょうか。
○川田龍平君 これは、いつまでに取りまとめやその検討を行っているつもりなのでしょうか。昨年の六月に成立したこの子ども・被災者支援法ですが、昨年の五月二十三日に十三条の最終検討をする当時与党の民主党のPTがありまして、佐藤部長は、この対象者並びに対象となる疾病のガイドラインを作成す...全文を見る
○川田龍平君 それでは大臣に伺いますが、さきにお答えいただいた、除染作業や低線量被曝地域の労働者が何らかの疾病にかかり、それが被曝による疾病かどうかを認定する場合、どのような、先ほどの基準の認定をするときの基準ですけれども、子ども・被災者支援法における認定と同じようになるのかどう...全文を見る
○川田龍平君 それでは次の質問に移らせていただきますが、協会けんぽの財政強化のために国費を投入するということが今回の改正法案の趣旨ですが、そうであるならばこの協会けんぽの財政健全化のための努力をしなければなりません。  まず、医薬品の適正使用についての確認をさせていただきたいの...全文を見る
○川田龍平君 ちょっと質問が終わりそうなんですけれども、最後に大臣に伺います。  今回の法案は、根本的な問題をまた二年先送りするだけのものでしょうか。一体、この抜本的な改革についてどのようなビジョンをお持ちなのでしょうか。社会保障制度改革国民会議において議論ということで言い続け...全文を見る
○川田龍平君 この一元化のことについてはどうお考えでしょうか。
○川田龍平君 それと、先ほど話した歳入庁による一元管理の問題については、大臣、どうお考えでしょうか。
○川田龍平君 是非大臣のやっぱり考えというものをもっと出していただいて、薬害の問題でも田村大臣にはいろいろと頑張っていただいていて、本当に田村大臣に、もっと田村大臣の色を出してこの厚生労働行政やっていただきたいと正直思います。もっと、是非、田村大臣に本当にエールを送るつもりで、や...全文を見る
05月28日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○川田龍平君 よろしくお願いいたします。今日、座って質問させていただきます。よろしくお願いします。みんなの党の川田龍平です。  私も、先ほど石橋委員からお話ありましたこの過労死の問題について、私も過労死対策基本法若しくは過労死予防法のようなものをやっぱり是非作るべきではないかと...全文を見る
○川田龍平君 この法案提出は来年の通常国会を目指すということも聞いておりますが、法律が未整備の状態で放置しているとなれば、その間に心の病に苦しむ国民がどんどん増えていくことになるんではないでしょうか。  この法案は、言わば既に罹患している患者さんをケアする法案ですが、それだけで...全文を見る
○川田龍平君 労働安全衛生法では産業医の活用がうたわれていますが、産業医が十分にメンタルヘルスの知識があるかどうか疑問です。産業医のメンタルヘルス対策についてどのような研修体制が用意されているのかお示しください。
○川田龍平君 産業医にはゲートキーパー的な役割を期待しているということだと思いますが、そうであれば、産業医にはきめ細やかな気遣いが必要でしょうし、過重労働が続いているような場合には、心の健康が損なわれないように使用者に毅然と物を言えるようにしなければいけません。また、使用者もそう...全文を見る
○川田龍平君 薬剤投与によって副次的に精神疾患が生み出されるようなことは絶対にあってはならないことです。医師が処方した薬剤が原因となってメンタルヘルス問題が悪化したり発病したりするのは最もひどいことです。ここはしっかりと教育研修制度を充実させるとともに、使用の適正化に向けて努力を...全文を見る
○川田龍平君 次に、降圧剤バルサルタン、商品名ディオバンの論文問題について関連して質問いたします。  先ほどから繰り返し申し上げていますように、昨今の精神科治療においては薬剤の担う役割は重要性を増しております。効き目の鋭い新薬もどんどん投入され、患者さんのQOLも向上していると...全文を見る
○川田龍平君 製薬企業が意図的に関与し、結果を何らかの形で捏造したり有意なものにしたりするような統計的処理を行ったなどということになれば、それは犯罪ですし、日本の臨床研究自体をおとしめる行為ですから看過できません。  このディオバン臨床研究については、いわゆる製薬企業などが主導...全文を見る
○川田龍平君 さて、医学教育において臨床研究や治験がどのように扱われているかについても併せて質問いたします。  政府も臨床研究を推進する施策を進めていますから、当然、次世代教育という意味で、学部教育でも臨床研究の手順や治験の在り方などについて一定の配慮がされているかと思いますが...全文を見る
○川田龍平君 医師については、理念としてきちんと教えていると理解をしました。若い医師が高い意識を持って医師主導臨床研究や治験を担える知識と高い倫理観を持ってくれれば、彼らが卒業して現場に立ち、数年がたてば状況は改善してくると信じています。  ただ、文部科学省も、京都府立医科大学...全文を見る
○川田龍平君 医師養成教育ではその重要性を認められ、医師主導治験という方向性を敏感に感じられてコアカリキュラムにしっかりと導入しているようですが、薬剤師については、通称コアカリ検討会における議論の推移を見ていると、アカデミアから消極的な話ばかりが出ているようです。医師養成教育とは...全文を見る
○川田龍平君 ところで、この論文問題なのですが、文部科学省に確認させていただきますが、そもそもこういった不手際やプロトコル違反のある臨床研究を実施しているような大学のアカデミアとしての信頼性についてどうお考えなのでしょうか。今回の事例は日本の研究の信頼性を失墜させるものであり、日...全文を見る
○川田龍平君 やはり臨床研究の倫理指針、指針という段階では、やっぱりこれが非常にまだ問題があることが繰り返されているという段階におきましては、やはり法制化も含めてしっかりやっていくべきだと思います。  次に、精神保健改正法案について、さっきの議論の繰り返しになる部分もあるかと思...全文を見る
○川田龍平君 障害を理由に強制入院させられることと障害者権利条約十四条との整合性は付くのでしょうか。
○川田龍平君 今回の改正案で、より医療保護入院その他の入院数についてそれぞれ減少すると想定しているのでしょうか。数字的目標があれば、それもお示しください。
○川田龍平君 厚労省としては入院を減らしていくという方針のはずですが、違いますでしょうか。減らすための改正になっていないんではないでしょうか。
○川田龍平君 OECDの国際的なデータにおける精神病院の平均在院日数と人口千人当たりの精神病床数について、一九六〇年代からの推移、そして最新データについて、各国と日本の状況を示していただこうと思っていたのですが、石橋委員の資料にも、ここにありますとおり、ここに十か国の精神医療の国...全文を見る
○川田龍平君 OECDの中でも日本がぬきんでてやっぱり在院日数と病床数共に多いという中で、この保護者制度を廃止したことは一定の前進だと評価できますが、廃止によって家族の負担はどう変わると見ているんでしょうか。負担は減るのでしょうか。
○川田龍平君 精神科医療は、病院内精神医療から地域精神医療へと展開するのが国際的な常識となっており、厚生労働省もそれを目指しているはずです。精神障害者も、障害者総合支援法の下ではサポートを受けながらも、自己決定によって自立すべき存在です。日本の現状はこれと懸け離れています。  ...全文を見る
○川田龍平君 次に参考人の質疑もあって、その後質疑もありますので、内容については次の質疑にまたやりたいと思いますが、最後に、この改正法案は精神科病院の経営安定のためのものではないかというふうに考えてしまいます。  といいますのは、日本精神科病院協会の山崎会長は、民主党政権下にお...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。
05月30日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  本日は、石原参考人、本條参考人、池原参考人、大変お忙しい中、御意見をいただきましてありがとうございます。    〔委員長退席、理事津田弥太郎君着席〕  早速質問させていただきます。まず、障害者雇用促進法改正案について、石原参考人に...全文を見る
○川田龍平君 石原参考人は、就労促進や定着のためには、この施策には幾つもの省庁や部局がかかわっており、二重行政の弊害を排して専門性を持つ役割分担と連携の仕組みを検討せよとの指摘をされておりますが、ワンストップで垣根を越えた施策を実施するには、具体的にはどのような体制が必要だとお考...全文を見る
○川田龍平君 それでは、引き続き石原参考人に、就労している障害者と企業との紛争解決について、裁判にまで持ち込まなくても解決をできるようにするためには、国がどのような制度を準備すべきと考えていますでしょうか。
○川田龍平君 労働契約がない生活保護、またそして労働契約がある福祉サービスというのがありますが、この労働者性は非常に大事な議論だと考えております。  石原参考人が提言している福祉的労働法を策定するにはどのような論点整理をする必要があるのか、御教示ください。
○川田龍平君 ありがとうございました。  それでは、精神保健法改正案についての質問に移らせていただきます。  まず、池原参考人に質問いたします。  今回の改正案では、医療保護入院手続における御本人の権利擁護が不十分なまま、すなわちほぼ手付かずのままであると認識をしております...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  次に、本條参考人に質問いたします。  精神障害をお持ちの御本人を最も近くで支えておられる御家族が、長年にわたりこの精神保健福祉法を始めとする関連法制度の不十分さによって大変な御苦労を重ねてこられたのだと認識をしております。  その上で...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  引き続き本條参考人に質問いたします。  現在の入院医療を主とするこの精神科医療体制、すなわち御本人や御家族が安心して地域での生活を継続していくための地域支援体制、地域医療体制が不十分なままでは、幾ら法律を改正したとしても、実質的な御本人...全文を見る
○川田龍平君 次に、池原参考人に伺います。  日本の精神科強制入院率は四二%と国際的に見て異常に高いわけですが、こうした強制入院の乱発を防ぐための制度やサービスの開発、普及は国際的にはどのようになっているのでしょうか。
○川田龍平君 引き続き池原参考人に伺います。  各国では認知症の人を、判断能力をできる限り尊重し、統合失調症をモデルにした精神保健福祉法の適用外とする、又は極めて限定的な条件の下でその適用とするという方針が政策的に取られております。  この医療保護入院によって入院されている認...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  終わります。
○川田龍平君 座ってお話をさせていただきます。済みません。みんなの党の川田龍平です。  障害者雇用促進法改正案について質問いたします。  合理的配慮の中身がどうなるかが決め手ですが、どこまで詳細な指針を作成する方針なのでしょうか。また、一昨日の委員会では総合的な判断が必要だと...全文を見る
○川田龍平君 精神障害者の雇用の伸び率は今後どのくらい上がると見込んでいるのでしょうか。
○川田龍平君 今回の改正で、雇用分野においては、障害者権利条約の批准の条件整備は整うと考えてよろしいのでしょうか。
○川田龍平君 この合理的配慮は三年後、精神障害者の法定雇用率組入れは五年後と時間が掛かりますが、障害者権利条約の批准に向けたスケジュールの中できちんと間に合うのでしょうか。批准のスケジュールをどのように考えているのかをお示しください。
○川田龍平君 次に、精神保健法改正法案について質問いたします。  精神保健法は、現状の入院医療を主とする精神科医療供給体制を前提としており、かつ統合失調症をモデルに制度設計をされています。しかし、今や認知症患者への適切な医療供給体制として制度設計するべきではないでしょうか。一昨...全文を見る
○川田龍平君 認知症患者の権利擁護については、様々な国際的な知見や実践があります。それらを参考にして、是非検討を進めるべきではないでしょうか。  一昨日の答弁でも、外国との比較ができない理由を各国ごとの医療システムや福祉システムの制度が大きく異なっておりと説明されていますが、な...全文を見る
○川田龍平君 先月になりますが、桝屋副大臣は、日本にも本格的な認知症の国家戦略をと題する大討論会にパネラーの一人として参加されていました。私も客席で討論会を聞かせていただきましたが、若年認知症の当事者のお二人のトークがメーンで、それぞれがしっかりと自分を分析され、自己決定の下に自...全文を見る
○川田龍平君 是非進めていただきたいと思います。  続けて、一昨日の時間切れによって質問できなかった具体的な事項について、一つ一つ確かめさせていただきたいと思います。  厚労省としては、家族同意を要件とするのは次善の策であり、本来は不要だと考えているのでしょうか。また、今後、...全文を見る
○川田龍平君 非自発的入院である以上、本人の意思を尊重するための権利擁護の制度は不可欠であるはずなんですが、今回、代弁者制度を見送るのはなぜなのでしょうか。また、代弁者制度を法制化し、予算化することができない理由は何なのでしょうか。そのための調査研究をしているそうですが、どんな調...全文を見る
○川田龍平君 この昨年度の結果についての報告はされているということですよね。されているということですが、この代弁者制度がないことは、障害者の権利条約上の問題はないのでしょうか。また、国連の精神障害者の保護及びメンタルヘルスケア改善のための諸原則との整合性は取れるのでしょうか。
○川田龍平君 欧州では権利擁護がきちんとできていますが、日本にもそうした制度が必要なのは、国連の自由権規約第九条第四項が定める適正手続の保障を満たすために必須であることからも明らかです。そんな状況下で来年の国連人権規約の審査は通ると考えているのでしょうか。
○川田龍平君 それでは、医療保護入院について、具体的に幾つかの確認をさせていただきます。  家族等いずれかの者の同意との要件について、同居親族が入院不要だと言っており別居親族が入院が必要だと言った場合、入院は成立するのでしょうか。家族間で紛争が起こり、まして医師が医療の必要を認...全文を見る
○川田龍平君 この紛争の場合にはどうなるんでしょうか。
○川田龍平君 ガイドラインや運用上の通知で解決できるというふうに思わないのですが、私、薬害エイズの当事者として厚生省とも闘ってきましたけれども、法制化されていないということで、厚生省が国民の命を守ることよりも保身に回ってしまって、当事者が裁判をして家族がばらばらになったりとか大き...全文を見る
○川田龍平君 指定医の判断と家族の判断が異なる場合、別の医師の判断を参照することが必要ではないでしょうか。
○川田龍平君 患者と利益相反関係にある家族の同意による医療保護入院を精神科病院の管理者は断ることができるんでしょうか。従来であれば、保護者順位を司法により変えることができましたが、同様の権利擁護の仕組みをどう担保するのでしょうか。
○川田龍平君 家族全てが患者を見放していて治療に協力しない場合、保護が必要な場合でも入院させることができなくなるおそれがあるのではないでしょうか。
○川田龍平君 退院請求について、入院に同意していない家族が退院請求をした場合、精神医療審査会は入院に同意した家族の意見を聞くのでしょうか。また、患者が退院請求した場合はどの家族の意見を聞くのでしょうか。
○川田龍平君 この今までのやり取りを聞いていて、田村大臣は、日本の精神保健をつかさどる最高責任者として堂々と自信を持ってこの法改正を患者さんや当事者の方々にお示しできるのでしょうか。  私の議員会館の事務所には、この法案が閣議決定されて以来、たくさんの陳情やファクスが送られてき...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。
06月12日第183回国会 参議院 消費者問題に関する特別委員会 第6号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  まず最初に、薬害被害当事者としてどうしても確認しておきたい医薬品のネット販売の解禁による安全性の担保について質問させていただきます。  安倍総理は一般用医薬品のネット販売を解禁すると明言されました。一般用医薬品は国民生活に身近なもの...全文を見る
○川田龍平君 医薬品は、過度の宣伝や広告などの影響で消費者が事実誤認をして使い方を間違ってしまったり、販売時に十分な情報提供がなされなかったために副作用被害が生じてしまったりすると思います。  こういうことが生じないように、使用の安全を期して政策を実行しないと、事故が起こってか...全文を見る
○川田龍平君 森大臣、先ほども申し上げましたが、医薬品をどんどん買わせて使わせてというのは国民の健康を無視した発言です、軽視した発言です。ネット解禁で経済成長というような報道なり風評は、世界一の健康長寿国たる日本の名を世界に失墜させます。  消費者、つまりは国民の安心、安全な消...全文を見る
○川田龍平君 安全性の確保は非常に重要ですから、森大臣にも所管大臣としてしっかりと閣内で主張をお願いしたいと思います。  医薬品を安全に使用するためにも、医薬品の安全性をチェックする機能は、厚生労働省なりPMDA、消費者庁なりがその役割をしっかりと果たしてもらう必要があります。...全文を見る
○川田龍平君 一つ気になるのは、安倍総理のネット販売解禁による経済成長の背景には一般用医薬品市場を拡大させるという意味があるのかということです。具体的にはスイッチOTCです。慢性疾患用医薬品などを医療用から一般用医薬品へ転換して、消費者の手元により近くさせるということなのでしょう...全文を見る
○川田龍平君 この医薬品の販売には安全性の確保が必要です。ネット販売の議論については、厚生労働省では両論併記にとどまり結論が出ていないにもかかわらず、官邸主導で一般用医薬品全てを解禁するという決断がされました。一般用医薬品の九九%をとか、数字ばかりが独り歩きをしています。また、ス...全文を見る
○川田龍平君 次に、子ども・被災者支援法にかかわって、食品による内部被曝を避けるための具体的な対策について質問させていただきます。  子ども・被災者支援法策定中に森大臣と、この森大臣の作成していました子ども保護法案とみんなの党の子どもと妊婦を放射能被害から守る法案を合体した際に...全文を見る
○川田龍平君 是非この検討会の議題に上げていただきたいと思います。  次に、森大臣は消費者庁に食品と放射能に関する消費者理解増進チームを設置し、結果を取りまとめましたが、事業者への聞き取り調査で、特に学校給食食材に関する意見について、どのようなものがあったかをお示しください。ま...全文を見る
○川田龍平君 これは森大臣が設置したチームの施策で、実際に福島県以外にも岩手県、栃木県、さらには消費地でも、この放射性物質のリスクについて強い関心があるということが分かってきました。また、学校給食では、国の基準では駄目だという現場の声が実際にあるわけです。これはまさに子ども・被災...全文を見る
○川田龍平君 この食品の放射性物質の検査体制は、内部被曝低減のためにどのように進化させているんでしょうか。させようとしているんでしょうか。また、各省庁で連携して、どうすればよりたくさん正確に検査できていくのか、情報共有をする会合などを持っているんでしょうか。  農水省と厚労省そ...全文を見る
○川田龍平君 森大臣に伺いますが、来週金曜日の六月二十一日はどういう日でしょうか。
○川田龍平君 はい、そうです。子ども・被災者支援法が成立して一年になるのです。それなのに、政府が策定する基本方針がいまだに骨子案すら姿を見せていません。基本方針の策定状況がなぜここまで遅くなっているのかも含めてお答えください。
○川田龍平君 はい、分かりました。  一日も早く住民の意見をしっかりと酌み取った形での基本方針を政府として策定するべく、大臣からも復興大臣そして総理大臣にしっかり閣内で発言していただきたいと思います。  今日はこれで、具体的な行動をお願いして、私も全力でそれを応援することを被...全文を見る
06月18日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  子どもの貧困対策法案について、まず衆議院提出者へ質問させていただきます。  当初、民主党案では貧困率の目標設定を法の中に盛り込んでおりましたが、今回の法案で具体的に盛り込まなかったのはなぜでしょうか。目標数値を入れた場合、どのような...全文を見る
○川田龍平君 この子どもの貧困対策会議は閣僚のみの会議ですが、衆議院で決議されたように、支援団体などの意見を踏まえるべきと考えますが、具体的にどのようにそうした意見を把握し反映させるシステムにしたいと立法者は考えているでしょうか、お答えください。
○川田龍平君 この法の施行日は一年以内と期間が長くなっており、法が施行されてから会議が開かれ、大綱案が作成され、大綱ができて初めて法が実質的に動き出すことになります。  法が成立したら、来年度予算からしっかりと予算が伴った具体的施策がなされるべきと考えますが、立法者として、法が...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。  これで衆議院の提出者への質問は終わります。  次に、政府に対して質問させていただきます。  施行期日が政令で決まるとされていますが、本年度予算に反映される形で施行期日が設定されるんでしょうか。一年もたってから施行されるのでは今ここに...全文を見る
○川田龍平君 やはり、立法者の意思ですぐにということ、直ちにということで今表明されましたけれども、政府はそれに従ってやっぱりしっかり仕事をしていただくということでいいのでしょうか。その確認です。
○川田龍平君 じゃ、施行後、大綱案の作成までどれくらいの期間を掛けるのでしょうか。来年度予算に反映できる時期までに大綱ができるのでしょうか。
○川田龍平君 施行については是非素早く、速やかにやっていただき、その後、大綱についても速やかに、やっぱりすぐにやるべきだというふうに考えていますので、是非立法者の意思のとおり政府は遂行すべきというふうに考えます。  各省庁にまたがる議員立法は、最終的に取りまとめて予算を伴った施...全文を見る
○川田龍平君 内閣府には子供の貧困対策の部署もなければ専用のスタッフもいない状態です。この法案が成立したら、きちんと部署とスタッフを配置していただけるんでしょうか。
○川田龍平君 立法者と、先ほど伊達副大臣にはしっかりと答弁していただいておりますが、政府の答弁がちょっとずれているところがありまして、議員立法だからといって政府が全く無視をして、行政府が不作為としか思えないほど全く法に基づいた作業をしないで放置したままにすることというのが多くござ...全文を見る
○川田龍平君 実際に全国に避難している子供たち、そして被災地にとどまっている子供たちの現状をきちんと調査をし、健康状態や経済状態などを把握しているのでしょうか。きちんとした把握をした上で対策を立て施策を実行しないと効果がありません。  子ども・被災者支援法の基本方針ができていれ...全文を見る
○川田龍平君 それでは、最後に田村大臣にお伺いします。  子どもの貧困対策法案ができるということは、日本において子供の貧困に対して国として取り組む第一歩です。「子どもの貧困白書」が出版されて四年近くたちましたが、やっとここまで来ました。子供の貧困の定義、支援の目安、データの取得...全文を見る
○川田龍平君 NPOとかほかの民間との協力というのはどのように考えていますでしょうか。
○川田龍平君 ありがとうございます。終わります。     ─────────────
06月20日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  本日は生活保護法の審議ですが、その前に、緊急に今確認しておかなければならないことがありますので、まず冒頭に幾つかの質問をさせていただきます。  先週突然、子宮頸がんワクチンの接種を国が積極的に推奨しないという決定がありました。この件...全文を見る
○川田龍平君 この安全性の確認のためには、安全性評価のための熟練した専門家が必要になります。そのためには、不安定な年限付雇用などの非正規雇用ではなく、長期にわたって知識と技量を蓄積できる人員を確保する必要があるのは大臣も御理解いただけると思います。予算が掛かる問題ですから答弁が容...全文を見る
○川田龍平君 さて、この当委員会でも話題になっておりますが、風疹ワクチンについても確認させてください。  六月十四日に風疹ワクチンが不足していると厚生労働省が発表したようですが、現状はどのような状況なのでしょうか。本当に不足し、在庫に不安があるという状況であるならば、海外の風疹...全文を見る
○川田龍平君 三十四歳以上の男性は、国の制度のはざまでワクチン接種の機会がありませんでした。事実、昨今の風疹の劇的な流行の中心も、当該年齢層を中心としていると聞きます。これはある意味で、国の未必の故意によって男性の風疹予備軍を放置してしまったと言っても過言ではありません。男性が罹...全文を見る
○川田龍平君 現在、自治体によって接種に係る費用の取扱いやその範囲が千差万別となっております。自治体に任せている事業なので難しいということは理解していますが、政府として通知などを発出して、自治体に接種に係る統一基準などをお願いできないものでしょうか。無料で接種を提供している自治体...全文を見る
○川田龍平君 次に、同じワクチンですが、黄熱ワクチンについても確認させてください。  六月三日のことですが、政府で開催された第五回アフリカ開発会議の閉幕式で安倍総理は、二十一世紀半ばにかけ、アフリカは間違いなく成長の中心となる、伸びていくアフリカに投資するときはまさに今だという...全文を見る
○川田龍平君 この黄熱ワクチンですが、これもワクチンですから、安全性の確保は絶対に忘れてはならないことです。ワクチン接種が可能な施設は、現状では検疫所と国際医療センター、仙台医療センター、盛岡病院、日本医科大学などに限られています。  そこで疑問に思うのが、検疫所がワクチン接種...全文を見る
○川田龍平君 次に、旧ミドリ十字の流れをくむ三菱田辺の発売するメドウェイ申請に絡み虚偽申請があったというような話が以前ありましたが、厚生労働省としてきちんと指導していただいたと理解をしています。その後、現状ではそういった不祥事はないという確認をさせてください。
○川田龍平君 引き続き、一昨日取りまとめが行われた集団予防接種等によるB型肝炎感染拡大の検証及び再発防止に関する検討会による再発防止のための提言について質問させていただきます。  御承知のように、予防接種の注射器や注射針の使い回しによってB型肝炎に感染させられた被害者の方々が長...全文を見る
○川田龍平君 この提言では、再発防止について国の姿勢を問うことから始まっています。  引用させていただきますが、厚生労働行政は国民の生命と健康を守ること、そしてそれを通して個人の尊厳と人権を守ることを最大の使命としており、このため、十分な情報、知見の収集、分析、評価とそれに基づ...全文を見る
○川田龍平君 田村大臣には薬害再発防止のための制度実現に取り組む国会議員連盟発足に当たり御尽力いただき、C型肝炎の薬害肝炎事件の検証及び再発防止のための医薬品行政のあり方検討委員会の最終提言に盛り込まれた第三者組織設立を閣法でつくるために御努力をしていただきました。  最終的に...全文を見る
○川田龍平君 それでは、ここで生活保護の質問に入らせていただきます。お待たせしました。済みません。  まず衆議院修正部分について修正者に質問させていただきます。  二十四条で、特別の事情がある場合には書類がなくても口頭で申請できるように修正したわけですが、特別の事情というのは...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。  衆議院修正部分の質問は以上ですので、退席いただいて結構です。
○川田龍平君 では次に、この度の生活保護の改正についてたくさんの御意見がファクスなどで寄せられています。その一部を御紹介いたします。  鹿児島であった実例。失職し、生活苦に陥って生活保護申請を行った男性が、十年以上前に離婚して以来会ったこともない子供たちに扶養照会が行くことを知...全文を見る
○川田龍平君 ちょっと二問飛ばします。  次に、無年金や低年金の高齢者がどれくらいいらっしゃるのか、その割合をお教えください。
○川田龍平君 また、若年層の不安定な非正規雇用者の実態、そして野宿者などの実態をきちんと認識されているかも併せて確認させてください。  実際に私の事務所に寄せられた相談でも、ワタミで働いているが、ほとんど休まず働き続け、店の冷蔵庫の横で仮眠を取ってまた働いてという状況が続いて、...全文を見る
○川田龍平君 この生活保護という行政丸抱えになってしまう最後のセーフティーネットに至る前に、また、失業した人が生活保護受給者になる前に食い止める第二のセーフティーネット、それ以前に、安倍政権のインフレ政策に最も影響を受け、賃上げの影響を受けない成長戦略から漏れている非正規を始め、...全文を見る
○川田龍平君 先ほど確認させていただきました無年金の方、低年金の高齢者、そして不安定雇用の若年層、そしてその若年層が中年になっていっている現在、そうした方々がお金がなくても幸せに暮らせる、低収入でも十分人間らしく生きていける、そのために住宅というのが基本となると思います。  た...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  さて、先ほど指摘したように、地方では家賃が非常に安く、しかし一方で仕事がなかなかなく、過疎化をしています。そうした地域ではIターン政策を推進している自治体が多いのですが、それらの中では、林業など担い手がいなくなったり高齢化して後継ぎがいな...全文を見る
○川田龍平君 先ほどちょっと飛ばした質問に戻りますが、次に後発医薬品使用について質問いたします。  この度の改正で被保護者は後発医薬品の使用が原則として義務付けられるわけですが、医薬品の給付は医療機関で行われることになります。給付に際して、医師及び薬剤師は被保護者に対して医薬品...全文を見る
○川田龍平君 この生活困窮者自立支援法案では二〇一五年度からワンストップの窓口をつくることになっており、これからモデル事業を行うと聞いていますが、既に滋賀県の野洲市など自治体でワンストップ窓口をつくっている成功事例があるとのことで、そうした先進事例とその効果について教えていただき...全文を見る
○川田龍平君 終わります。あしたに回しますので、質問は終わります。  ありがとうございました。
06月21日第183回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  今日は大変お忙しい中を貴重な御意見をいただきまして、ありがとうございました。  まず最初に、佐藤参考人、そして天野参考人、藤田参考人、それぞれに伺います。  この度の生活保護法案の審議で、福祉事務所での水際作戦というものについて多...全文を見る
○川田龍平君 次に、佐藤参考人にお伺いします。  生活保護受給者のエンパワーメントや自立支援に御尽力いただいていることに敬意を表します。  実際に釧路市でここまで自立支援プログラムをつくって機能させていくには非常に御苦労があったと思いますが、どのようにしてこのような取組を始め...全文を見る
○川田龍平君 次に、藤田参考人に伺います。  まず最初に、野宿者支援をされたということですが、そこで見えてきた課題を教えてください。その上で、まず、なぜNPO法人を立ち上げ、活動を広げる必要を感じたのかを御説明ください。また、NPO法人として民家を借り上げて地域生活サポートチー...全文を見る
○川田龍平君 時間が来ていますので短くでいいんですけれども、生活保護の前段階のセーフティーネットをどのように整備するのが理想で、そうした制度と民間の団体との連携がどうあるべきかを短くお答えいただければと思います。藤田参考人、お願いします。
○川田龍平君 ありがとうございました。
○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  昨日に引き続き、生活保護法の衆議院修正部分について質問いたします。それぞれの質問について、お二方の提出者それぞれからお答えいただきたく、よろしくお願いいたします。  政府の説明によれば、生活保護法改正案も現行法も二十四条の運用に関し...全文を見る
○川田龍平君 運用が変わらないことを明確化するための修正をわざわざしなければならなかった理由というのはどこにあるんでしょうか。現行の運用自体に問題があると認識していたからでしょうか。
○川田龍平君 高鳥議員にもお願いします。
○川田龍平君 この保護申請の意思が明確に表示されていれば申請を受け付けるというのが政府の一貫した説明ですが、意思が明確にされているかどうかをどう判断するかについて、政府と修正者との間に見解の相違は一切ないと言い切れるのかどうかを、それぞれお答えください。
○川田龍平君 昨日の質疑においては、この特別の事情の中身について具体的に説明いただけませんでしたが、修正の協議において特別の事情について具体的にどのような想定をしたのかをお教えください。何らかの理由で申請の意思が明確に伝わっていない状態にあって、その何らかの理由が特別の事情だと判...全文を見る
○川田龍平君 この修正の過程で自民党と民主党それぞれからどのような意見が出て衆議院の意思としての現在の修正に至ったのか、時系列順に丁寧に詳しく御説明をください。
○川田龍平君 現状の保護申請における水際作戦と言われる状況について、修正の現場で議論したのかしていないのか、したのならばどのような議論をしたのかについてお教えください。
○川田龍平君 山井議員の答弁には正直申し上げてがっかりしました。三年間の民主党政権というのは一体何だったのでしょうか。民自公の談合で、政権交代で国民に約束したことをしないままで一体何を反省したのでしょうか。山井議員には、政務官として厚労省の中にもいて、理想を追い求めるのは無理だっ...全文を見る
○川田龍平君 これで衆議院修正者への質問は終わります。どうもありがとうございました。
○川田龍平君 さて、昨日の厚労委員会での、この風疹の問題について質疑をさせていただきましたが、まさに昨日、米国のCDC、疾病管理センターが日本への渡航者に対して警戒レベルを上げたようです。日本は二〇二〇年に東京へのオリンピック招致を国策として展開していますが、このままほかの先進国...全文を見る
○川田龍平君 それでは、さて、生活保護法によって被保護者が使用を強いられる後発医薬品について補足して説明させていただきます。  昨日のとかしき政務官の御答弁は、診療側の情報提供の重要さの思いなどは伝わってきましたが、情報提供体制の強化について何も具体的なことは述べられませんでし...全文を見る
○川田龍平君 これは、厚労省に事前に確認したところでは本年十月までには間に合わないということですが、そのような状態では医療職が被保護者に納得できる説明ができるわけがありません。  被保護者には一定程度の選択の自由が保障されている状態で医師や薬剤師に変更を推奨させるのですから、そ...全文を見る
○川田龍平君 この後発医薬品への変更率について確認をさせていただきたいのですが、昨日の小西洋之議員の質問に対する村木局長の答弁によれば、被保護者の選択の自由は保障されているということです。つまり、医療現場にて医薬品を給付する専門職が被保護者に説明をして、それでも御本人が後発医薬品...全文を見る
○川田龍平君 医療職の責任は問わないということですが、医療保険の世界では、例えば薬局が後発品変更にきちんとした努力を払っていないというような場合には指導が入るというような話も聞いています。生活保護法の枠組みでは許されているというような状態が長く続くことは、同じ医療供給体制の中にあ...全文を見る
○川田龍平君 この後発医薬品は、確かに効能、効果も同じであるという前提ですが、後発医薬品ロードマップでも指摘しているように、質の担保は重要な課題となっているんです。  ここ半年を振り返っても、特定の製造販売会社における後発医薬品の回収騒ぎが続いているのも事実です。このような状況...全文を見る
○川田龍平君 次に、この指定医療機関に対する指導体制の強化について確認させてください。  ほとんどの指定医療機関は、生活保護被保護者への医療給付に対して真摯に対応されていますし、大多数の被保護者の皆さんは生活保護法の精神を御理解されて医療給付を受けていらっしゃると理解しています...全文を見る
○川田龍平君 田村大臣に、裁量権の問題がここでも出てきていますが、政府としての見解は、後発医薬品も先発医薬品も原則としては成分は同じであって、どちらも基本的には同じと考えていらっしゃるんでしょうか。もし中身が違うと考えているのであれば、そういうものを使用を国民にお願いするのはおか...全文を見る
○川田龍平君 今改正の目玉の一つに、健康・生活面などに着目した支援が挙げられています。具体的には被保護者に対して健康指導をするということですが、どのような職員を想定しているのでしょうか。また、全国でどれくらいの規模の人員配置を想定されているのですか。村木局長、お願いいたします。
○川田龍平君 この法案資料によれば、福祉事務所の専門職員が後発医薬品の使用を促すようなことも想定されていると理解しています。具体的には、先発医薬品の方が高額だから、理由を言わないなどの場合とありますが、具体的にはどのような場合がほかに想定されるんでしょうか、具体的な事例をお示しく...全文を見る
○川田龍平君 この資料によれば、この健康管理指導で専門職員、先ほどの村木局長の答弁によれば、看護師や保健師がこの後発医薬品の使用について説明、指導ということになります。しかし、そもそも薬の専門家である薬剤師が説明して御納得いただけないにもかかわらず、どのようにして看護師や保健師が...全文を見る
○川田龍平君 これは何も決まっていないということに取れるんですが、どうなのでしょうか。法案だけ先に通して、具体的なことは後から決めていけばいいというのは賛成できません。やるべきことを定めても、それをできる体制をきちんと整えてやるというのが仕事だと思います。いいところばかり描いてみ...全文を見る
○川田龍平君 せっかく亀岡政務官に来ていただいていますので、最後にお聞きしますが、復興庁に伺います。  避難者の数の把握は、子ども・被災者支援法の支援対象地域を決め、対象者を把握し、予算化して具体的施策をする上でも極めて重要であり、昨年来ずっと復興庁に求め続けており、当時の水野...全文を見る
○川田龍平君 この安倍内閣は、全員が復興大臣だという気持ちで取り組むと言ってスタートしたにもかかわらず、被災者への視点が全くなく、ハードの整備ばかりで一人一人に全く関心が向いていないと。命の切捨て政権とも言えるかもしれません。  復興庁は、積極的に各省庁と連携をして情報を集めて...全文を見る
○川田龍平君 この子ども・被災者支援法は議員立法ですから、だからといって、それ以前にある施策で十分なされているというパッケージで特段この法律のためにやることはないと言っているように聞こえるのです。  ですから、やっぱりここはひとしく議員立法も閣法と同じように政府の仕事としてしっ...全文を見る
11月05日第185回国会 参議院 厚生労働委員会 第2号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。今日は五十分質問させていただきます。よろしくお願いします。  難病対策の法制化についてまず伺います。  難病対策の法制化は患者、家族の長年の悲願です。一九六〇年代のスモン被害を薬害と認めないがために一九七二年にスモンを含む四疾患を対象に...全文を見る
○川田龍平君 この難病患者の皆さんは、自己負担はしないと言っているわけではありません。厳しい国家財政にあって、対象を三百疾患に拡大するためにも、応分の負担はする用意があります。しかし、障害者の自立支援医療では、市町村民税非課税世帯は二千五百円の負担です。なぜこれは五百円高いのでし...全文を見る
○川田龍平君 障害者より難病患者から五百円余計にいただくことでどれだけ国家財政への影響があるのでしょうか。
○川田龍平君 これは全く理解できない理屈です。  先日の厚労省との意見交換会でも、多くの患者団体から完全治癒が見込めない難病患者の負担能力から考えて不公平だとの意見が出たのに、厚労省が難病対策委員会に提出した意見概要ではそのような意見が少なかったと受け取れるように整理をされてい...全文を見る
○川田龍平君 納税者である国民の理解が得られないという理由もあるそうですが、本当にそうでしょうか。難病は遺伝子レベルの変異が一因であるものが少なくなく、この確率は非常に低いものの、国民の誰しもいつ発症するか分かりません。さらには、難病対策の治療研究の発展は難病患者でない国民も裨益...全文を見る
○川田龍平君 これは、そもそも高齢者医療制度に合わせた負担の制度設計をしたことが患者、家族の、難病患者の反発を招いていると考えます。難病患者の中にはもちろん高齢者の方もいますが、社会参加を望む多くの現役世代の方々もいるのです。  重症度基準を全ての疾患に導入し、軽度者には長期に...全文を見る
○川田龍平君 さらには、治療をしていることで症状が出ないで済んでいる難病患者の方もいます。  例えば、難病指定を待ち望む再発性多発軟骨炎の患者さんです。この疾患の患者さんの中には高額な医療で何とか症状が出ないようにできている方々がいますが、重症度分類を適用されると軽症でさえない...全文を見る
○川田龍平君 この疾患の特徴を無視して一律に重症度基準を導入するのは問題ではないかと問題提起をしておきます。  負担の在り方に患者、家族は一番関心を寄せています。次回の難病対策、これは十一月二十日ごろまで時間もありますので、五百円の差のことも含め、大臣、よく事務方に検討させてい...全文を見る
○川田龍平君 是非これらの難病、患者も難病指定、医療費助成を強く求めていることを、大臣、御理解いただいて、法制化の検討を進めていただきたいというふうに思います。  それで、次に行きますが、以前、度々この委員会でも取り上げてきました子宮頸がんワクチンの副反応として、慢性の痛みを訴...全文を見る
○川田龍平君 ちょっと通告外なんですけれども、難病対策が始まるきっかけとなったスモンは薬害です。今回、このスモンを対象疾患から外して別途医療費助成の事業を継続することを二十九日の難病対策委員会で明らかにされましたが、別途法律を作るつもりでしょうか、それとも法律に根拠のない予算事業...全文を見る
○川田龍平君 このスモンは原因が整腸剤のキノホルムとはっきり分かっている薬害であって、原因の分からない難病とは別にする見直しを行うことには賛成です。しかし、難病対策から外されても、約二千名の被害患者、家族が不安とならぬよう、しっかりとした制度の構築を求めます。  次に、私が今年...全文を見る
○川田龍平君 しかも、この公表した日というのが、九月三十日という日には、これから質問させていただくディオバン問題の検討委員会が中間取りまとめを行い、薬事関係者の注目がそちらに注がれているタイミングでした。さらには、同日、副大臣以下の内閣改造も行われており、三か月以上も隠しておいて...全文を見る
○川田龍平君 今年に入ってから、特に薬事行政への不信が高まってきています。是非、強い危機感を持って情報公表の在り方を是非検討していただきたいと思います。  それでは次に、この高血圧症治療薬バルサルタン、商品名がディオバンの臨床試験の不正疑惑について質問をいたします。  この問...全文を見る
○川田龍平君 これはやっぱり不正な操作があったということで、大臣の心証もそのようなことだということですね。  それで、是非、先日、厚労省も同席した超党派の院内集会で、検討委員会委員の桑島巌氏から、更なる実態解明のために新たに浮かび上がった四名の関係者をヒアリングすると発言をして...全文を見る
○川田龍平君 是非お願いします。  そして、この薬事法六十六条の誇大広告及び六十八条の承認外効能の広告違反について伺います。  答弁書では、六十六条の誇大広告のみならず六十八条の承認外効能の広告違反について、既に調査を開始しているところであるとの回答でした。  そこでお尋ね...全文を見る
○川田龍平君 もう一度ちょっと、ここ、やっぱりしっかりと入手しているのかどうかについてちょっとお聞かせいただけないでしょうか。
○川田龍平君 含まれているか含まれていないかをお答えいただきたいんですが。
○川田龍平君 資料の三をお示ししますが、今日お配りしているこの資料の、これ、カラーではなく配られているんですけれども、こういった資料が、日経メディカルなどの学術誌に掲載された広告記事が、何度もこれ日経メディカルには掲載されていますけれども、こうした記事が含まれているのかいないのか...全文を見る
○川田龍平君 含まれていないのであれば、これは学術誌に掲載された座談会の記事も提出を求めるべきではないかということで提案させていただきます。  この配付資料三については後ほど取り上げますが、検討委員会で検討されなかった重大な問題ですが、この臨床研究では被験者からのインフォームド...全文を見る
○川田龍平君 被験者のインフォームドコンセントについて検討されなかったのだとしたら、この検討委員会では、研究についての専門家はいたとしても、研究倫理、被験者の保護の観点からの見識が欠けていたということになりませんか。
○川田龍平君 本件は臨床研究における不正の氷山の一角であって、データ捏造が各方面で頻繁に行われているのではないかという疑念が国民に広がっています。これほどまでに大勢の人間がかかわった事件、事実関係の証言が明らかに食い違っている事件、これを検証できないというのは日本の国力の弱さを示...全文を見る
○川田龍平君 それでは、この検討委員会で明らかにされた京都府立医科大学側の研究者とノバルティスファーマ社元社員の食い違う証言から真相を究明するべく、配付資料四の任意提出を求めるべきと思いますので、大臣から前向きな答弁をお願いいたします。  ちょっとまず、この最終解析データの作成...全文を見る
○川田龍平君 是非この資料の四については議事録に掲載していただきたいと思います。そして、後ほど理事会で検討いただければと思います。  それでは、次に、調査権限もないと言われながら、また調査の専門的技術を持っていない委員がヒアリングという限界ある形式の中でここまで真相究明に直結す...全文を見る
○川田龍平君 違います。
○川田龍平君 その資料三を次にもう一回、先ほどの日経メディカルの座談会の記事を御覧ください。これは私が入手したディオバンの承認外効能に関する座談会の記事広告です。いずれも日経メディカルという医療雑誌に掲載をされています。事前に厚労省にはお渡ししてあるので一読いただいておると思いま...全文を見る
○川田龍平君 この記事広告のみから判断できない理由があるとすれば、それはどのようなことなのでしょうか。具体的に答弁をください。
○川田龍平君 この記事広告を掲載した日経メディカルは日経BP社が発行しています。その日経BP社の特命編集委員である宮田満氏が何と検討委員会の委員となっています。厚生労働省の利益相反開示基準に従って利益相反はないとしていますが、しかし、会社として広告収入を得ているということは社会常...全文を見る
○川田龍平君 また、本来この検討委員会の委員の務めとして、自社でノバルティスファーマから支払を受けて掲載した記事広告を率先して資料として提出すべきではないでしょうか。その点についてはどう思われますでしょうか。
○川田龍平君 今後のこの不正防止策として何点か提案をします。  まず、企業側だけではなく、大学側も研究室ごとに奨学寄附金などの企業からの提供資金の公開を義務付けてはいかがでしょうか。文科省、いかがでしょうか。
○川田龍平君 次に、大学等試験機関を厚労大臣の認定制にして、統計の専門家など必要な要件を明確にしてはいかがでしょうか。
○川田龍平君 あるいはまた、企業が資金を出し合って基金を造成し、この認定された大学などが研究的資金として応募し、医薬品の有効性と安全性を検証する新たな行動を拡大するための試験を実施するようなシステムを構築してはいかがでしょうか。こうすれば、薬害オンブズパースン会議などが主張してい...全文を見る
○川田龍平君 臨床研究と疫学研究を統合する指針について検討され、こちらも中間取りまとめが出されたところです。臨床研究の法制化については、両論併記のような形になっていますが、ここまでの不祥事が世界に知れ渡ってしまったこの状況で日本の臨床研究の優れた成果を世界に発信していくためには、...全文を見る
○川田龍平君 私は、かねてより、初当選以来、被験者保護の立場から臨床研究の法制化を検討してまいりました。しかし、大震災で中断をしておりましたので、この二期目、議席をいただいて、改めてこの法制化の問題に取り組んでまいりたいと思いますので、大臣始め、委員長始め委員各位の皆さんの御支援...全文を見る
○川田龍平君 国民生活センターからは関係各省に情報提供されていますが、文部科学省が含まれていません。なぜ文部科学省に情報提供されなかったのでしょうか。
○川田龍平君 是非、子供の間でもこの柔軟剤の香りによって気分が悪くなる、体調が悪化するという生徒が増えているということのようですので、是非これ、今からでも遅くはないので、文部科学省に情報提供していただきたいんですが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 文部科学省の方でも是非その情報提供を受けて、学校でも同様に困っている子供たちはいると思いますので、是非前向きに検討して、子供たちが集まる施設での周知やマナーなどについてできるところから取組を進めていただきたいと考えますが、文科省、いかがでしょうか。
○川田龍平君 それでは最後に、産科医療補償制度についてお尋ねをいたします、産科医療補償制度における対象拡大について。  現在、産科医療補償制度の掛金が年百二十億から百四十億円余る計算となっています。二〇一四年度以降の制度設計については、十二月末までに結論を得るべく、医療保険部会...全文を見る
○川田龍平君 具体的には、現在対象外となっている三十三週未満や二千グラム未満で出生した子供や、及び生後六か月未満で死亡して亡くなった子などを制度の対象に加えるべきではないでしょうか。是非、大臣、これを検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。
○川田龍平君 終わります。
11月19日第185回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  今回の二法案は、医薬品及び再生医療にかかわる安全性の確保、有効で安全な再生医療製品の迅速な承認に向けて一定程度前進したことにつき、一定の評価をしています。しかしながら、私自身は、薬害防止法、患者の権利法、さらに被験者保護法の制定に向け...全文を見る
○川田龍平君 この件につきまして、先日、立ち話ではありますが、上川陽子副会長、福岡事務局次長とも意見交換をしました。議連再開に向けて尾辻会長とも近く相談する予定ですが、この議連は、何といっても、田村大臣も事務局長を務める予定であった、田村大臣の議連でもあります。もちろん、今も議連...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  次に、被験者保護の法制化について伺います。この問題は本年四月二十五日の当委員会でも取り上げさせていただきましたが、その後一向に検討が進んでいないようですので、改めて以下伺います。  先ほども引用しました二〇一〇年の薬害肝炎検証及び再発防...全文を見る
○川田龍平君 私は、この被験者の保護というのが今の指針では不十分だと考えます。国が保障すべき人権であって、それは国会で審議されるべきではないでしょうか。欧米のみならず、アジア、アフリカ諸国においても、承認申請目的の臨床試験に限らず、医薬品の臨床試験を幅広く法律で規制する体制は既に...全文を見る
○川田龍平君 この被験者保護の法制化は、本来、国連の国際人権規約に基づく人間の尊厳と人権の尊重を最重要の目的とした独立の立法であるべきで、薬事取締法である薬事法や医療機関の行為に限定される医療法の枠組み、規制法であるべきではないというのが私の基本的な考えです。今回、薬事法改正の中...全文を見る
○川田龍平君 次に、臨床研究の体制整備について伺います。  世界最高水準の医療を国民に提供し、医療関連分野を成長産業に育成することを目標として、政府は現在、全国五か所の早期・探索的臨床試験拠点に加えて十か所の臨床研究中核病院の整備を進めています。今回のディオバン事件で明らかにな...全文を見る
○川田龍平君 この十五か所にデータセンターを税金で整備するのは、人材育成の面も考えると、多過ぎると考えます。とりわけ我が国の臨床研究が抱える深刻な課題として、医療職以外の専門家、具体的にはデータマネジャー、それから生物統計家といった統計分析の専門人材の不足が挙げられます。これにつ...全文を見る
○川田龍平君 事前に文科省に、高等教育局専門教育課に聞いたところでは、数学の博士課程は例年百七十人ほど養成されているところですが、そのうち八十人近くが職にあぶれているとのことでした。大臣、余っているところにはこれ余っているわけですので、この事業には毎年二億円も人件費に貴重な税金を...全文を見る
○川田龍平君 是非厚労省から文科省に働きかけをしてください。  それでは次に、医薬品の添付文書について伺います。  度々引用しますが、薬害肝炎検証及び再発防止検討委員会の最終提言には、添付文書を承認制とするなど、公的な文書として行政の責任を明確にするべきとありますが、今回の改...全文を見る
○川田龍平君 ところで、いよいよ障害者の権利条約が本日の午後、衆議院本会議で承認され、参議院での審議を経て、今国会中の批准が期待されています。  障害者の欠格条項をめぐる長年の取組の成果として、てんかんを持つ人に運転免許取得の道が二〇〇二年から開かれていることについて、大臣はど...全文を見る
○川田龍平君 日本てんかん学会の調査によりますと、風邪薬など一般用医薬品で千五百六十八ブランド、処方薬で千六百五十九ブランドの薬の添付文書に自動車運転の禁止が記載されておりますが、では日本で承認されている抗うつ薬、抗てんかん薬のうち、それぞれ何%に自動車運転の禁止と添付文書に記載...全文を見る
○川田龍平君 この配付資料を御覧いただきたいんですが、今、厚生労働省の方からは、抗てんかん薬については五十四品目中四十七品目が禁止ということでしたけれども、この添付文書上、自動車運転が許されているのは、私のこの資料にある杏林大学の渡邊先生の資料に基づくと、抗うつ薬で三ブランド、抗...全文を見る
○川田龍平君 この抗うつ薬も抗てんかん薬も毎日内服をするもので、常にその薬剤の影響下に置かれるものです。服用しただけで直ちに運転禁止にしているというのは、これは日本だけのようですので、膨大な人数の患者さんが運転の機会を、そして社会生活の権利を奪われぬよう、確固たるエビデンス、最新...全文を見る
○川田龍平君 私は、薬害被害者として、医薬品の添付文書を公的な文書として行政の責任を明確にするべきと考えていますし、他方、障害や難病を持つ患者としての立場としては障害者や難病患者の社会参加も重要と考えていますので、是非これが両立できるよう大臣にはしっかり目配りをしていただきたいと...全文を見る
○川田龍平君 次に、添付文書の法的位置付けの見直しについて伺います。  二〇一二年の厚生科学審議会医薬品等制度改正検討部会では、多数意見として、改善命令など是正権限の明確化、新薬申請時の添付文書案の提出義務などが取りまとめられています。  添付文書の重要性に鑑みれば、私は、添...全文を見る
○川田龍平君 大事な点ですので再度お尋ねいたしますが、現行法七十二条四第一項の規定は添付文書に関する権限であると明言していただけますでしょうか。
○川田龍平君 そのほか、添付文書の是正に関する権限としてどのような規定があるのか、条文を挙げて御説明ください。
○川田龍平君 新薬申請時に添付文書案を提出する義務も法定化が見送られています。  現行法上、承認審査の過程で添付文書案の内容が適切かどうかを審査し、不適切な場合には修正するよう行政指導していると理解していますが、今後も同様の運用がなされるものと考えてよろしいでしょうか。
○川田龍平君 大臣、最新の内外の知見に十分に広く当たっていないなどということで企業が行政指導に従わず不適切な記載のままである場合には、大臣は新薬の承認をしないと理解してよろしいでしょうか。
○川田龍平君 承認しないということであれば、実質的には承認審査の対象となっているに等しいと考えます。  承認事項化を求めた肝炎検証会議最終提言の趣旨などからすれば、添付文書に対する指導監視のより一層の徹底が求められると思いますので、このことについて大臣から御決意を伺います。
○川田龍平君 次に、再生医療について伺います。  世界的には薬事行政が管理している領域を、日本では医療機関の責任として医政局の管轄で管理させようとしていることは大きな問題ではないでしょうか。当局が管理しない医療機関任せの臨床研究で、再生医療でも臨床試験の捏造が頻発するようなこと...全文を見る
○川田龍平君 大臣、よく連携、連携と聞きますが、結局縦割りの行政になってしまうのではないかということを強く懸念いたします。是非、言葉だけではなく、しっかり連携して薬事の規制当局に情報を蓄積させてください。通告はしませんでしたが、大臣の御決意をお願いします。
○川田龍平君 再生医療の加工施設の設備について、最近経産省の方で研究会をつくり、産業界の意見を丸のみで第三者認証にすべきなどといった甘い基準を提言している動きがあります。  これも薬事法の世界同様、厚生労働省がしっかりと主体となって基準を定め、審査はノウハウのあるPMDAにしっ...全文を見る
○川田龍平君 是非厚労省令で定め、しっかりやっていただきたいと思います。安倍政権の肝煎りの成長戦略の大きな柱である以上は、よもや縦割りの恥を世界にさらすことのないようにお願いいたします。  薬事法で規制されない形での再生医療の提供は、実験段階であっても医療として位置付けられるこ...全文を見る
○川田龍平君 この米国FDAの警告では、テキサスの助産師が、子供を産んだ母親の同意を得て研究利用のために臍帯血の提供を受け、アリゾナの研究施設に売り渡し、これがサウスカロライナの大学の研究者に売り渡され、さらにこれが製品化され、研究施設に送られ、そこからまた米国の医師がこれをメキ...全文を見る
○川田龍平君 欧州と米国とで温度差はありますが、世界的には人体組織細胞を利用する治療は、加工して製品化される場合には商品になるけれども、組織細胞そのものの形で売買することは倫理的問題から禁じられていることを大臣は御存じでしょうか。
○川田龍平君 研究目的だったものが治療目的に転じる場合の取扱いを明確化すべきではないでしょうか。
○川田龍平君 今回の再生医療法には、臓器移植法のような無償提供や売買禁止の原則が明記されていません。人体の組織や細胞が加工されない状態で商品化され、売買されることをこの法律で禁じることができますでしょうか。
○川田龍平君 治療に使われることが前提ではないと審査機能がないはずです。  繰り返しになりますが、世界的には人体の臓器、組織が商品として売買されること、特に国境を越えた売買については生命倫理上の重大な問題とされています。今回の法律ではこのような問題には対応していない一方、臓器移...全文を見る
○川田龍平君 この臓器移植法は議員立法であるということですけれども、これは私は政府でも重大な検討事項として是非考えていただきたいと思います。  再生医療等提供基準を読むと、研究ではなく通常の医療として行われた場合には健康被害があっても補償の対象とならないと理解しましたが、そうい...全文を見る
○川田龍平君 ここで言う研究でない医療とは美容整形などが想定されており、希少・難治性疾患などの医療は想定されていないということでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 補償ではなく医療費について伺います。  再生医療は全て自由診療とされているようですが、救いを求める患者が巨額な医療費負担を強いられることのないよう、有効性と安全性の確立していない再生医療は研究費等で賄うような仕組みとなっていますでしょうか。
○川田龍平君 本当にそれでよいのかどうか、私は大いに今疑問もあります。  次に、再生医療等を受ける本人以外の者からの細胞提供が必要な場合に、細胞提供者の同意なしに提供を受けることは許されるべきなのでしょうか。
○川田龍平君 この同意を得ることができない他人から細胞を採取する必要がある場合とは、私にはほとんど考えられないんですが、どのようなまれなケースなのかを具体的に御説明をください。
○川田龍平君 先日、厚労省の方とお話ししたときには、例えば身寄りのないRhマイナスの兄弟が同時に瀕死の重傷を負い意識不明となった場合などとの話がありましたが、これはほとんどあり得ない設定です。想定できないのであれば禁止すべきではないでしょうか。むしろ同意を得ることが難しかったと拡...全文を見る
○川田龍平君 治験における救命的な場合の同意の免除は、本人の利益やその人と同じ疾患に苦しむ将来の患者の利益になる場合に限定をされます。再生医療のための組織細胞の提供は自分自身のためでもなく、自分と同じ疾患に苦しむ患者のためでもありません。このような場合の同意のない組織細胞の提供に...全文を見る
○川田龍平君 この一類には医薬品、医療用からのスイッチOTCが含まれています。今回スイッチしてすぐに解禁にはしないということにはなりましたが、今後はそもそもネットで販売されるということも念頭にスイッチするかどうかも検討すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 インターネット上での偽薬の取締りについて、党内の会議でも懸念を申し伝えたつもりですが、外国でもなかなか有効な取締りができないと承知しています。  インターネット販売の解禁に当たっては、是非内外の知見、最新の知見を常に収集しながら、最善の監視指導体制を構築していただ...全文を見る
12月02日第185回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  まず冒頭、この委員会運営について、与党の筆頭理事、そして委員長に対しまして、先週の水曜日の理事懇立て、それから木曜日の委員会立ても委員長職権でやるということになってしまったことに対して、まず抗議を申し上げます。  そして、まず冒頭、...全文を見る
○川田龍平君 補償の方をしっかりしていただきたいと思います。  今回の事案では、この四十代の男性が十一月上旬に二度目の献血をした際にHIVの感染が確認されたため、今年二月に同じ人物が献血をしていた血液を精度の高い方法で調べ直したところ、このウイルスが検出されたということです。な...全文を見る
○川田龍平君 つまりは、この検査の精度を高めるだけでは献血による感染は完全に防げないということです。  他方、今回の事案では、献血時の問診で、感染リスクの高い性的接触が二週間前にあったことを回答していなかったということで、やはり検査目的で献血をしてはいけないんだということを、無...全文を見る
○川田龍平君 もっとはっきり予算が足りないと言ってください。そうすれば応援もしますので、同じ健康局の難病対策の財源が消費税に移ることでその分予算が浮くわけですから、局長、エイズの広報予算にも回してください。  同性愛の方々に話を聞くと、匿名とはいえ、保健所などのエイズ検査会場の...全文を見る
○川田龍平君 これは通告していないんですけど、赤石政務官、いかがですか。
○川田龍平君 是非よろしくお願いします。  中学生や高校生などの学校教育現場において、無料で匿名のエイズ検査が存在するということは全く教えられていないのではないかと思うんですが、現状はいかがでしょうか。
○川田龍平君 大臣、これ是非、文部科学大臣とも御協議いただいた上でこのエイズ検査についての学校教育を実現していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。そしてその中でも、献血によってHIV検査をしないでいただきたいということもやっぱりしっかり教育の中で入れていただきたい...全文を見る
○川田龍平君 この新制度の予算は全額消費増税で賄うとのことですが、消費税は地方分もあるので、これで都道府県の超過負担分と財源を一緒にすることとなった小児慢の事業費をも賄うという理解でよろしいでしょうか。
○川田龍平君 この超過負担分、都道府県の超過負担分、先ほど二百九十億とおっしゃいましたけれども、この小慢の事業費が二百六十億、これらを新制度でのみ込めば、現在の自己負担レベル、そして現在の限られた対象疾患だとしても約一千六百億円が必要となりますということでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 つまり、患者、家族が求める対象疾患の拡大を実現するには千六百億円からどれだけ予算を上積みできるかということでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 これは、ところが、二〇一四年度の予算を見ますと消費増税分三百億円となっておりまして、これは二〇一五年一月から三月までの三か月分とされています。これを四倍にして一年分としても一千二百億円にしかなりません。つまり、消費増税分は都道府県分の超過負担分の解消にさえ足りないの...全文を見る
○川田龍平君 ということは、単純計算すると三百億掛ける六の千八百億円ということですので、これは地方分も含め消費税からいただけるということですね。
○川田龍平君 私には、これどう計算しても、この消費増税分は対象疾患の拡大に充てることができないのではないかと心配をしています。  これは大臣に是非大丈夫だということを言っていただきたいと思います。対象疾患の拡大に必要な予算は自己負担の増額だけで賄わないですよという大臣のお約束を...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。  終わります。
12月03日第185回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  まず、今回私は、国会がん患者と家族の会の一員として、尾辻議員、古川議員始め各会派の皆さんとともに、がん登録等の推進に関する法律案を参議院に提出させていただきました。このがん登録法の最大のポイントは、何といっても全数調査によるデータベー...全文を見る
○川田龍平君 この子宮頸がんについては、その予防ワクチンの定期接種化をめぐり、発症率や生存率などについて推進側とワクチン被害者側とで見解に違いがあるように思います。是非、全数調査で日本における子宮頸がんの実態が把握されるようになり、予防と検診、治療に役立つことを私も期待したいと思...全文を見る
○川田龍平君 十月二十八日の厚生科学審議会の検討部会では、副反応の三割以上が意識消失や視力障害といった重篤な症例だったとして、接種の勧奨中止を当面継続すると決めています。これがひっくり返るようなことはないと思いますが、是非とも慎重な判断をお願いしたいと思います。  私はかねてか...全文を見る
○川田龍平君 これは中三の生徒に性感染症の教育を行っているということですが、子宮頸がんワクチンの定期接種の対象は小学校六年生からです。今この委員会の場にいる皆さんの中にも年ごろの娘さんやお孫さんをお持ちの方も多いと思いますが、是非、自分の娘さんやお孫さんにこの子宮頸がんワクチンの...全文を見る
○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  昨日に引き続き、社会保障制度改革プログラム法案に関連した事項について以下質問をいたします。  時間に限りがありますので、ちょっと一番、二番を飛ばして三番目から、済みません、ちょっとお願いします。  先月、私は、日本ホームヘルパー協...全文を見る
○川田龍平君 今年の四月からサービス提供責任者がヘルパー一級の資格を持っていない事業所は一〇%の減算ということになっていますが、これでは奈良県内のほとんどの訪問介護事業所は倒産してしまうとの御意見をいただきました。訪問介護事業所のサービス提供責任者の資格の実態について、厚労省はど...全文を見る
○川田龍平君 これ、実態をしっかり把握していただきたいと思いますが、そしてこのサービス提供責任者の要件を満たす事業所には加算をし、満たさない事業所は従来どおりペナルティーなしとすれば、要件を満たすサービス提供責任者には給与に手当を加えることが可能となり、頑張って資格を取ったヘルパ...全文を見る
○川田龍平君 今回、要支援者に対する訪問介護と通所介護サービスを全国一律の介護保険の対象から切り離し市町村事業に移すという案が示されています。サービスの種類や料金も市町村に委ねるとのことですが、市町村によって財政状況や取組方の相違、サービス提供事業者の多寡があり、地域間格差が拡大...全文を見る
○川田龍平君 介護保険は法律と介護報酬の改定のたびに複雑になり、制度施行当初に語られた高齢当事者の自己決定、自己選択の仕組みから遠ざかっているとの市民福祉情報オフィス・ハスカップの意見に私は賛成です。来年の法改正と再来年の報酬改定に向け、こういった市民団体や最前線の現場で働かれて...全文を見る
○川田龍平君 そうおっしゃるんですけれども、例えばこのALSの療養者が在宅療養を行うために一体何人くらいのヘルパーが必要と、大臣、認識していますでしょうか。済みません、通告していないで恐縮ですけれども、お願いします。
○川田龍平君 何人ぐらいだと思いますかということでお聞きしたんですが。
○川田龍平君 これは十人ぐらい必要だと言われています。  それで、先ほどのALS患者九千人の八割が在宅として、仮に一人のヘルパーが四、五人の療養者を見ているとしても、この第三号研修修了者、先ほどおっしゃっていただいた六千八百十五人と経過措置の認定者六千八百五十八人、それから一号...全文を見る
○川田龍平君 いわゆる第三号研修事業への国の支援というのは極めて不十分ではないかと思います。最も多い県で幾ら、最も少ない県で幾らの財政支援が行われ、それぞれ累積で何人の修了者が出ているのかを教えてください。
○川田龍平君 これは秋田ですとか埼玉、富山、徳島も先ほど言いましたけれども、長崎なんかもゼロなんですよね。本当にこういった、その程度では極めてやっぱり不十分であり、かつ不適切、地域格差が大き過ぎると考えますので、この日本ALS協会では、以下のような相談を支部から受けています。 ...全文を見る
○川田龍平君 それで、大臣、さきに御紹介したとおりに、在宅ALS療養者に対するヘルパーによる医療的ケアは進んでいないとの声が当事者から多数上がっていることは大臣も御理解いただけたかと思います。  そこで、是非厚労省として実態調査を行っていただきたいと思いますが、消費増税、自己負...全文を見る
○川田龍平君 大臣、一つ提案があります。やる気のあるヘルパーが社会で認められ、活躍できるようになるための提案です。  第三号研修事業の修了者で例えば三年間で七人くらいのケアの実績を積んだ方は、第一号、第二号の研修の座学を免除し、学科試験の受験資格を認めてはいかがでしょうか。是非...全文を見る
○川田龍平君 これは、大臣、トゥレット症候群は親のしつけや家庭環境が理由といまだにお考えでしょうか。
○川田龍平君 大臣、これは、深刻なのは専門家の誤解なんです。日本トゥレット協会の副会長、神戸市看護大学の服部教授の調査では、何と大学教育での臨床心理専門書の九割でトゥレット症候群は親のしつけや家庭環境が理由と誤った記載がいまだにそのままになっているとのことです。このことについて文...全文を見る
○川田龍平君 これは文科省としても是非、小中学校の現場では、教員の無知から誤解で苦しむ子供が、家族がいるのを重々承知していながら、先生の養成カリキュラムの誤りをやっぱり正していかないといけないということをやっぱり是非認識していただいて、近年のこの研究結果によると、トゥレット症候群...全文を見る
○川田龍平君 厚生労働省では、地方自治体への説明や関係者への研修会などの場において、発達障害にはトゥレット症候群も含まれると特別に補足説明しているとのことですが、なぜそのようにトゥレット症候群だけ追加して説明する必要があるんでしょうか。大臣、お願いします。
○川田龍平君 これ、わざわざ補足説明をする必要があるなら、法の第二条に明記しておけば済む話だと思います。尾辻会長の下、私も議連の副会長としてこの改正問題に引き続き取り組んでいきたいと思いますので、大臣、委員長を始め委員各位の方の御理解、御協力を心よりお願いして、私の質問を終わりま...全文を見る
12月04日第185回国会 参議院 東日本大震災復興特別委員会 第2号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  子ども・被災者支援法についてまず伺いたいと思います。  第五条の第三項には、「政府は、基本方針を策定しようとするときは、あらかじめ、その内容に東京電力原子力事故の影響を受けた地域の住民、当該地域から避難している者等の意見を反映させる...全文を見る
○川田龍平君 次に、基本方針に基づき十一月十一日に設置された福島原発事故に伴う住民の健康管理のあり方に関する専門家会議について、環境大臣に伺います。  千葉県の東葛地域を始め福島県外の多くの被災者の方々も大変期待をしています。第一回の会議を聞く限り、この会議の結論はデータベース...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  福島県以外の、例えば栃木県の委員の方もいらっしゃいますが、栃木県や千葉県などの汚染状況重点調査地域の方々もこの会議の行方に大変関心を持っています。発災当時居住していた子供や妊婦に対し、どのような施策がこの会議で検討される可能性があるのでし...全文を見る
○川田龍平君 来年度の概算要求において、このガラスバッジの配付は福島県外の分としてどれくらいの人数分を積算したのでしょうか。
○川田龍平君 塚原部長も栃木県だと思いますが、栃木県知事からの緊急要望について伺います。  栃木県知事は、子ども・被災者支援法の基本方針案について九月十二日に総理大臣あてに緊急要望を提出していますが、環境大臣としては、この要望を受けてどのような取組を考えていますでしょうか。
○川田龍平君 栃木県は二〇一二年の六月二日に放射線による健康影響に関する有識者会議で報告書をまとめ、栃木県においては健康調査等は必要ないと一旦は結論を出しています。  しかし、子ども・被災者支援法の成立は、その後の同年の六月二十一日です。子ども・被災者支援法の肝は、子供と妊婦の...全文を見る
○川田龍平君 福島県においては、県民健康管理調査を申し込んだ方に健康管理ファイルを提供しています。このファイルの普及率を高める方策について、今後どのように県を応援していくのかを伺います。
○川田龍平君 このガラスバッジでは初期被曝や内部被曝を測ることはできません。福島県外においても、希望する子供や妊婦の健康調査、医療費減免が行われるべきと考えますが、この専門家会議で検討していただけますでしょうか。
○川田龍平君 重ねてお尋ねをいたしますが、原発事故当時十八歳以下の子供を生涯にわたって医療面で支援することをこの専門家会議で検討するつもりはありますでしょうか。石原大臣、お願いします。
○川田龍平君 大臣、この言葉は、実は森まさこ大臣が、子ども・被災者支援法の成立をしたときに発議者として地元の福島民報のインタビューに答えたときの言葉です。今懸命になって本来の業務でない分野の法案審議に当たっておられますが、本当は子ども・被災者支援法の担当をしたいはずです。是非実現...全文を見る
○川田龍平君 次に、子ども・被災者支援法の基本方針に盛り込まれた公営住宅への入居の円滑化支援について、具体的な準備状況を国交省と復興大臣に伺います。
○川田龍平君 これは大臣、通告ないですが、公営住宅の優先入居の順位として、地元の母子家庭それから障害者などと比べて避難者を先にすべきとお考えでしょうか、それとも後にすべきとお考えでしょうか。
○川田龍平君 さて、十一月二十六日からいよいよ使用済燃料棒の取り出しが四号機で始まりました。福島第一原発のこの四号機での作業は長丁場の作業となるので、絶対に事故が起こらないように抜かりなくやっていただきたいと思いますが、この運搬中に、万一、大地震が起きたら、どのような対応を考えて...全文を見る
○川田龍平君 これは、もしものことが起これば、関東一円、若しくは北半球にも甚大な被害を起こしかねないと心配する方々も多くいます。これからも、是非、念には念を入れた事故の予防、シビアアクシデント対策を講じていただきたいと思います。  福島の復興を加速させるに当たり、福島第一原発の...全文を見る
○川田龍平君 最後に、今、東京電力が銀行からの借入れを電力債に置き換えていることについて伺います。  みんなの党の渡辺代表は、五兆円以上の賠償の原資が相当生まれてくるとして、東京電力の破綻処理を主張してきました。望むと望まざるにかかわらず、東電の破綻は近い将来の可能性としてあり...全文を見る
○川田龍平君 これは、被災者を切り捨てて銀行など一部利害関係者の利益だけを優先的に守ろうとする許し難い動きと考えます。副大臣の見解を求めます。
○川田龍平君 現実的ではないと思います。  ともかく、副大臣、東電の電力債の借換えによって債権を持つ被災者に不利益がないようにすることを是非お約束いただきたいと思います。  ありがとうございました。     ─────────────
12月05日第185回国会 参議院 厚生労働委員会 第11号
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○川田龍平君 私は、みんなの党を代表して、持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律案に対して反対の立場から討論を行います。  まず冒頭、与党による本法案の審議の進め方に対し、強く抗議いたします。  衆議院においては、本会議で趣旨説明及び質疑が行われ、厚生...全文を見る
○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  まず冒頭、大臣に、第三者機関の設置につきまして、十二月三日にC型肝炎の原告弁護団と協議をしたということで、また是非この問題についても引き続き議連などを通してしっかりと取り組んでいきたいというふうに思っていますので、よろしくお願いします...全文を見る
○川田龍平君 もう一度確認をします。いわゆる対談記事でも、三要件を満たすものであれば、薬事法上の広告とみなすことを排除するものではないということでよろしいですね。
○川田龍平君 十一月一日の閣議後会見で、大臣は、このディオバン事件について、立入りまではしていないが、ノバルティスの協力を得て資料を入手し、調査検討をしていると発言をされています。現時点の調査検討状況はどうなっているのか、国会が閉会するとお尋ねできなくなりますので、結論は出ていな...全文を見る
○川田龍平君 薬事法上の権限として、立入調査は可能でしょうか。
○川田龍平君 可能なのであれば、証拠隠滅の時間を稼がせずにしっかり立入調査をするべきではないでしょうか。
○川田龍平君 公訴時効もありますので、早く結論を出していただき、厚労省として告発を行うべきではないでしょうか。
○川田龍平君 次に、医薬品のインターネット販売について伺います。  今回の法案が成立、施行されることで、医薬品のインターネット販売が広がることと思います。薬害被害者団体や消費者団体は、安易な医薬品の使用で副作用が起きたり、偽薬や非合法の医薬品が出回るなど、安全性の面で懸念を示し...全文を見る
○川田龍平君 副作用被害の情報については、医療用の医薬品より一般用の医薬品の方が情報が集まりにくいと思いますが、情報収集の体制強化について、具体的にどのような施策を検討していますでしょうか。
○川田龍平君 現行の薬事法上、いわゆるインターネットショッピングモールの運営者に対する義務等に関する規定はないのは承知しています。しかし、この法律の施行後、出店事業者が違法な行為を行っていることを認識しながら、合理的期間内に必要な措置を講ぜず、民法上の賠償責任を問われるようなケー...全文を見る
○川田龍平君 このインターネットショッピングモールの責任というものをしっかりと求めていっていただきたいと思います。  次に、偽造医薬品対策として、国外からの偽造医薬品の流入を防ぐための水際作戦や薬事監視の徹底について伺います。  ニュージーランドやスイスなどでは、税関や国際郵...全文を見る
○川田龍平君 ニュージーランドでは、全ての郵便物をエックス線でスクリーニングして、国内法で処方箋医薬品と判断される成分が含有されている物品はいかなる場合でもニュージーランドの医師の処方箋がないと配達できませんという警告を税関が発するようにしており、そのスクリーニングのために税関に...全文を見る
○川田龍平君 ネット上では日本語で表示されているけれども、実は外国の薬局だったり医薬品だったということもあり得るわけで、情報を信じて購入してしまった消費者を守るためにも、国境での検査レベルを引き上げる必要があるのではないでしょうか。財務省、いかがですか。
○川田龍平君 その意味でも、日本でも国際郵便局に薬剤師を配置し、厳しい検査をしているということになれば抑止効果が期待できると思うのですが、財務省でも厚生労働省の薬系技官の交流人事でも構いませんので、薬剤師の税関での採用を検討するべきではないでしょうか。財務省、いかがでしょうか。
○川田龍平君 是非、協議していただき、進めていただきたいと思います。  山本政務官は退席していただいて結構です。ありがとうございました。
○川田龍平君 次に、かかりつけ医と専門医の役割分担を明確化する方策について伺います。  医療へのアクセスのしやすさが、一方では患者の大病院への選好を助長し、医療現場の疲弊や医療費増大を招いています。また、プライマリーケアの重要性から、臓器別の専門医だけではなく、生活実態からあら...全文を見る
○川田龍平君 総合診療医はプライマリーケアなのでしょうか。
○川田龍平君 多くの先進国での取組から学ぶところもあると思いますが、かかりつけ医と別に、総合診療専門医というプライマリーケアの専門医制度を持っている国はほかにあるのでしょうか。
○川田龍平君 私はてっきり、総合診療専門医とはかかりつけ医のことと勘違いをしていました。もし併存するのであれば、患者にとって非常に分かりにくい気がします。限られた医療資源を真に必要な方々が受益できるように、分かりやすくアクセスしやすい医療提供体制を構築していただきたいと思います。...全文を見る
○川田龍平君 この主治医には、服薬管理、健康管理、在宅医療の提供及び二十四時間の対応などが期待されているようですが、服薬管理について教えていただきたいと思います。  厚生労働省保険局医療課の佐々木企画官の資料によれば、服薬管理のために主治医機能を担う医療機関が、患者が通院してい...全文を見る
○川田龍平君 更に言わせていただきますと、同じ資料には、診療所や中小病院においても、院内処方等により、医師自ら又は配置されている薬剤師等が、一元的な服薬管理を行う体制が重要と書かれていますが、これは国が医薬分業から院内調剤にかじを切るという意味なのでしょうか。
○川田龍平君 最近では、公的病院に準ずる日本赤十字社の直轄病院などでも院内調剤が検討されていると聞きます。  政府として院内調剤にかじを切るというのであれば、ここで明確な答弁をお願いします。院内調剤ではないというのであれば、これまでかかりつけ薬局機能と説明してきた薬局機能と主治...全文を見る
○川田龍平君 この服薬管理は、別に院内の調剤薬局にしなくてもできることです。なぜ調剤を別にしたのか、不便なのにあえて国民に薬局へ行ってもらうようにしたのはなぜでしたでしょうか。  それは医師の、おっしゃったように、処方をチェックしてもらうために、あえて薬の専門家である薬剤師にダ...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。
12月05日第185回国会 参議院 本会議 第12号
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○川田龍平君 みんなの党の川田龍平です。  私は、みんなの党を代表して、ただいま議題となりました持続可能な社会保障制度の確立を図るための改革の推進に関する法律案、いわゆる社会保障制度改革プログラム法案に対して、反対の立場から討論を行います。  まず冒頭、与党による本法案の審議...全文を見る