川田龍平

かわだりゅうへい

比例代表選出
立憲民主・社民
当選回数3回

川田龍平の2015年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月28日第189回国会 参議院 本会議 第2号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  会派を代表し、総理並びに関係大臣に質問いたします。  今回のISIL、いわゆるイスラム国による邦人人質事件は、許し難い暴挙であり、一刻も早く無事に解放されることを切に望みます。  増え続けるテロ被害から国民を守る安全対策が急がれると...全文を見る
03月26日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第3号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。久しぶりにこの厚生労働委員会に戻ってまいりました。ありがとうございます。  薬害エイズの被害者として実名を公表してから二十年が経過をいたしました。薬害エイズの裁判の和解からも十九年という経過をいたしまして、私自身は薬害エイズの問題を経験した...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  是非しっかり国民の命を守るために仕事をしていただきたいと思います。  そして、私は薬害の被害者である一方で、国民皆保険制度によって、生まれつきの病気である難病の治療ですとかHIVの治療薬も含めて、国民皆保険制度というものがあったからこそ...全文を見る
○川田龍平君 医療保険財政にどう貢献できるかという私の問いには答弁にはなっていないように聞こえます。いずれ保険収載をされるのであれば、厳しい保険財政を救う手だてにはなっていないと思います。  この患者申出療養は混合診療なのではないかと危惧する声がありますが、大臣の見解はいかがで...全文を見る
○川田龍平君 この患者申出療養というのは混合診療ではないということでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 患者申出療養は混合診療ではないとはっきり言っていただきたいんですが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 混合診療の全面解禁によって患者負担や国民負担が軽減され、必要な医療を受ける人の割合が大幅に増えるとの見解がありますが、大臣はこれに賛同しますでしょうか。
○川田龍平君 質問は、混合診療の解禁によって患者負担や国民負担が軽減されて、必要な医療を受けられる人の割合が大幅に増えるという見解がありますが、これに大臣は賛同されますかということなんです。
○川田龍平君 私も、何か抗がん剤など大変高額な薬がこれから出ていて、この混合診療を解禁したとしても、これを享受できるのは高所得者に限られてしまうということが考えられます。  必要な医療というのは、大臣も何度もおっしゃっているように、保険にやっぱり収載されるべきだというふうに思っ...全文を見る
○川田龍平君 今回の患者申出療養というのは、混合診療の解禁につながるとして心配する声が患者側から上がっています。  制度創設に当たって、なぜ患者団体の声を聞かないのでしょうか。患者のための制度だというなら、説明の機会をつくり、理解を求めるべきではないでしょうか。いかがでしょうか...全文を見る
○川田龍平君 今回の制度について、安倍総理が言ったからとか、安倍総理肝煎りの制度創設とのことですが、確かに総理は難病患者のお一人かもしれませんが、たった一人の裕福な、比較的裕福な難病患者の鶴の一声でこの制度を創設したとすれば、これはあってはならないことだと思います。就学や就労に苦...全文を見る
○川田龍平君 先進医療よりも短期間で安全性や有効性の審査を行うとなれば、薬害、それから医療事故、こういった危険性が高まることを大変懸念をしています。  患者申出療養制度が自由診療を増やし、公的保険医療の範囲を狭めることになれば、アメリカ同様に医療費がどんどんと高くなるおそれがあ...全文を見る
○川田龍平君 では、先進医療等開発経費などという校費、学校の校という字を書きますが、行われた手術はどうでしょうか。今回の死亡例のうち一例がそうですが、これは患者負担ゼロで行う人体実験に近いものであって、臨床研究として行われるべきものではないでしょうか。  調べてみると、全国の四...全文を見る
○川田龍平君 臨床研究であれば倫理審査が求められます。本当に日本ではこの法的な義務付けがありませんので、今のように医師が研究ではないと考える場合に、倫理審査も不要と言い逃れることができないように、臨床研究の客観的な定義、それから範囲を明確化する法制化が必要ではないかと考えますが、...全文を見る
○川田龍平君 この委員会において、薬事法改正の附帯決議により臨床研究の法制化を厚労省が約束したのは一昨年の秋です。その後の対応は極めて鈍く、私もこの委員会にいなかったんですけれども、法案提出には至っておりません。一部の法制化に反対する勢力へ配慮しているからなのかと考えますが、厚労...全文を見る
○川田龍平君 今回のケースは保険請求の不正も疑われており、保険局の調査も続いています。医政局の医療分科会での指定取消しの議論も踏まえ、群大病院への指導、そして全国の特定機能病院の実態調査や注意喚起などの指導を厚労省全体としてよく検討して実施していただきたいと思います。  また、...全文を見る
○川田龍平君 是非、臨床研究の法制化については早急にやっぱり取り組んでいただきたいと思います。  最後に、この二月に閣議決定をされた障害者差別解消法の基本方針について伺います。  昨年十一月に障害者政策委員会に案を示した後、年末にパブコメがかけられて、それを踏まえて修正された...全文を見る
○川田龍平君 はい、まとめます。  本当にこの修正箇所が少なかったからということでしたけれども、この障害者政策委員会というのは全会一致の障害者基本法改正で実現したものです。超党派の議連もあり、私も副会長を務めさせていただいておりますが、私たち抜きで私たちのことを決めないでという...全文を見る
03月31日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第4号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  まず、さきの大戦により命を奪われた方々、そして戦没者の遺族の方々に弔慰の意を表させていただきます。  質問に入ります前に、一言、B型肝炎訴訟の新たな合意について。  これまで給付金の支払対象外だった発症後二十年を超えて提訴を行った原...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  さきの大戦で被害に遭われた方は軍人軍属に限りません。東京大空襲などで銃後の守りに着いていた多くの一般民間人が命を落とされ、残された家族は大変な御苦労をされてきました。空襲被害については援護法制定を求める超党派の議連が二〇一一年六月に設立さ...全文を見る
○川田龍平君 この中国以外、ロシア、モンゴル、アジア太平洋などでかつて戦地に厚労省が建立をした戦没者慰霊碑は、軍人軍属だけではなく現地の人も含め、一般民間人死亡者も対象となっているとのことです。御遺族に対する支援について軍と民間とで大きな差が出ている状況を塩崎大臣はどのように思わ...全文を見る
○川田龍平君 これは通告しておりませんけれども、海外で受難した民間人は慰霊をするのに、国内で戦争に巻き込まれた民間人、空襲被害は厚労省の担当ではないとする立場は、これは大臣、矛盾しないでしょうか。
○川田龍平君 これは日本政府として、やはりこういった、海外では、戦災に遭われた方たち、現地の人も含めて、民間人も含めてこういった碑を建てているわけですけれども、国内においてはそれができていないということなんですね。  そういったことをやっぱりしっかり考えていただいて、戦後八十年...全文を見る
○川田龍平君 はい。  大変すばらしい活動をしている方と是非、来年度の早い時期に派遣すべきと考えますので、是非お願いいたしたいと思います。  最後に、シベリア特措法が制定されてこの六月で五年になります。この五年間でどれくらいの進捗があったのでしょうか。昨年七月末現在の取組状況...全文を見る
○川田龍平君 先ほど委員の異動があって、ちょっと時間が延びていたと思うんですけれども。
04月02日第189回国会 参議院 予算委員会 第16号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。よろしくお願いいたします。  まず、仙台で開催されました第三回国連防災世界会議について、議長を務められた山谷大臣に、会議の概要と成果、感想を簡潔にお伺いいたしたいと思います。
○川田龍平君 ありがとうございます。  重要な国際交渉が続くので、流会とならなかったことは大変評価をしたいと思います。しかし、私は、国連やNGOの代表を通じ幾つか懸念、問題点を共有いたしましたので、以下、お伺いいたします。  日本も作成に参加をしました草案に元々あった、多国間...全文を見る
○川田龍平君 アメリカ政府が、この文書はポスト二〇一五年開発アジェンダや気候変動を先取りするものではない、アメリカ政府は追加的な義務は一切負わず、気候変動その他の国際交渉の前提となるものは一切認めないという旨の発言をしたのは事実でしょうか。また、この発言をどのように受け止めていま...全文を見る
○川田龍平君 今後の各種国際交渉において、この防災の枠組みが縛りや足かせにならないようにしたいといった意図が感じられますが、一部の先進国の国益と国際政治の力学が被災者よりも優先されてはならないと思います。  その点、災害によって離散された人々、パーソンズ・ディスプレースト・バイ...全文を見る
○川田龍平君 先ほども大臣からもありました防災主流化、リスク開示、計画策定段階での住民参加などの今回の会議の成果を、ポスト二〇一五年開発アジェンダやCOP21などの国際交渉において今後どのように活用していくのかを、再度、山谷大臣に見解を伺いたいと思います。
○川田龍平君 ありがとうございます。是非お願いいたします。  一方、原子力防災担当の山本審議官が、安全神話から決別して事故を想定した対策を進めるとの発言をしたことは大変評価できますが、この決別とは具体的にどのような対応なのか、明らかでありません。万一、福島のような原発事故が起き...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  是非、立地自治体だけではなく地域住民やコミュニティーも含めて、しっかり防災対策を進めていただく上でも、この再稼働の判断の是非をしていただきたいと思います。  次に、この災害対策について、来年五月にトルコのイスタンブールで開催をされます世...全文を見る
○川田龍平君 今回の原発事故の教訓をやっぱりしっかりと世界に共有していただきたいと思いますし、まさにこの日本の知見というものが大変世界にとって非常に優れたものがあると思いますので、環境ですとかそういったものも含めて、これをこの次のサミットに生かしていけるように是非しっかりやってい...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。是非よろしくお願いいたします。  次に、二〇一三年に障害のある子供の就学の仕組みが改正されたことについて、十分周知されていないようです。  ダウン症児の御両親が、学校側の不十分な対応により地域の小学校への就学を断念したことについて、三月三十...全文を見る
○川田龍平君 是非、周知徹底を徹底していただきたいと思います。  次に、子宮頸がんワクチンの副反応被害を受けた女子高生五人から、私も三十一日に話を伺いました。学校での適切な配慮を受けられず、また周囲の差別などで不登校になってしまっています。是非、実態を再調査して、改善に取り組ん...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。接種後二年を経過してから副反応被害が出たり、重篤な被害が全国的に起こっていることもあって、またテレビでうそだと言っていたということでいじめに遭ったりとか、そういったことも実際に起こっていることですので、是非そういったことも含めてしっかり文科省の...全文を見る
○川田龍平君 この研究に携わる分担研究者からデータ改ざんなどが内部告発され、国会でも取り上げられ、厚労大臣の指示により、昨年十二月に第三者委員会の報告書が出ました。  この研究データはいつ公表するのでしょうか。
○川田龍平君 この報告書から三か月、見込みさえいつ公表するか把握していないのは無責任ではないでしょうか。  老健局にはこの深刻さが分からないのかもしれませんが、こういうことをしているから日本の臨床研究のデータが海外から信頼されなくなってしまうのです。海外での新薬承認に影響するこ...全文を見る
○川田龍平君 第三者のチェックを入れての修正など工夫はできるはずで、公表に当たりデータを正しくする方法を考えないのはやはり無責任だと思います。  問題発覚以降、厚労省はデータの保全を要請しましたが、その後にも、固定されていた被験者データについて六百件以上の書換えがあったと聞きま...全文を見る
○川田龍平君 これは全く答弁になっていません。報告書を見ると、あえて関係者から指摘されたものと違うデータをサンプル調査したのみではないですか。  問題発覚後に凍結されている後継研究のJ—ADNI2について伺えば、指摘してきた数々の問題を踏まえれば、再発防止のための検証は不十分で...全文を見る
○川田龍平君 この後継の研究からは内部告発した研究者を外す動きがあるようですが、事実でしょうか。そのようなことは、内部告発者の保護を目的とする公益通報者保護法上、極めて問題がある対応ではないかと考えますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 内部告発者としてこの公益通報者保護法の対象にはならないということなんでありますが、この内部告発をした人が結局もう研究には携われないというようなことになってしまうと、内部告発をする人がこれからもう出てこないということになりかねません。こういった問題について、是非しっか...全文を見る
○川田龍平君 この速やかなデータ公表というのが三か月たってもまだ行われていないというのみならず、やっぱりこの臨床研究において被験者の保護をしっかりとしていくための法制化も、これもずうっとこれまで私も立法したいと思ってきました。  そして、今、ディオバンの問題も二年前の夏に起きま...全文を見る
04月06日第189回国会 参議院 東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会 第4号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  まず、質問に入る前に、櫻井委員長に提案があります。  東京電力福島原子力発電所事故調査委員会、いわゆる国会事故調、これは憲政史上初めて国会が法律を作って調査委員会を設置した画期的な取組です。本委員会の前身である原子力特別委員会は、その...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  そのためにまず、国会事故調の委員長だった黒川清氏を本委員会に呼んで意見を聞いていただきたいと考えますが、是非、委員長、御検討いただきたいと思います。
○川田龍平君 ありがとうございます。  それでは、質問に入ります。  この原発事故避難者の最大の課題は住宅の問題です。福島県が昨年四月に公表した調査でも、現在の生活に不安なこと、困っていることは住まいであるとの回答が最も高く六三・四%で、応急仮設住宅の入居期間の延長を求める声...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。是非よろしくお願いします。  一年先にどこに住むのか分からないようでは、生活の予定が立てられない、仕事を決められない、進学先も決められない、何もできないのです。是非一日も早い延長決定をお願いしたいと思います。  このみなし仮設住宅の家賃につ...全文を見る
○川田龍平君 是非早く進めていただきたいと思います。  鳥取県では、東日本大震災で県内に避難している人たちへの支援として、入居の日から四年としていた県営住宅の家賃免除期間や、県が借り上げている民間の賃貸住宅への入居期間を二〇一九年の三月まで最長八年間延長することを二月に決めてい...全文を見る
○川田龍平君 まずはこの実態を把握してほしいと思いますが、自治体任せにするのではなく、不安定な避難生活を支えるために、避難先、移住先において生活再建することができるように、国としての無償避難住宅の長期延長を検討するために、子ども・被災者支援法第四条と第九条に基づき必要な立法措置を...全文を見る
○川田龍平君 二〇一五年三月十二日付けの西日本新聞によりますと、福島県中通りで子育てをしている親の半数以上が地元での育児に不安を感じ、四人に一人が避難を望んでいることが分かったとのことです。これからも新たに県外へ自主避難したい親子がいることが浮き彫りになったと思います。  昨年...全文を見る
○川田龍平君 まだまだこれからということのようですね。この居住実績証明書というのは健康調査の仕組みなどにも今後使えるのではないかと考えますが、しっかり制度の周知をお願いします。  災害公営住宅についても伺います。  災害公営住宅は、最も収入の低い方々には月々数千円のみの負担で...全文を見る
○川田龍平君 これはまだ計画の一〇%程度しか整備できていないということのようです。計画ではいずれも福島県内に建設されることとなっていますが、例えば避難が長期に及ぶことが明らかな場合でも、県外の避難先に被災自治体が公営住宅を建設することは公営住宅法上認められないのでしょうか、いかが...全文を見る
○川田龍平君 制限はないということで、二〇〇〇年の三宅島の噴火の際にも全島避難が五年に及びましたが、長期にわたる避難期間、地域コミュニティーの人間関係を維持するために、都内の民間住宅を村営住宅として借り上げるといった判断は被災自治体としてもあり得るのではないかと思いますが、前例は...全文を見る
○川田龍平君 大臣、二十万人もの人々が強度も不十分な応急仮設住宅に住み続けざるを得ず、また生活の長期的な展望を立てられない事態を改善するためには、現行制度の柔軟な運用に加え、抜本的な見直し、また新たな立法化が必要です。そして、その検討に当たっては避難当事者の意見交換を行うことが必...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。是非よろしくお願いします。  また、維新の党は、破綻の明らかな核燃サイクルは廃止すべきとの立場に立っています。私も、これまでにも青森県六ケ所村にある再処理工場や茨城県の東海再処理施設の問題について国会で取り上げてきました。今日は時間がありませ...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。
04月07日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第5号
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○川田龍平君 よろしくお願いします。  子宮頸がんワクチンの副反応問題についてまず伺います。  昨年来、厚労省は子宮頸がんワクチンの副反応事例について追跡調査を行っているところですが、先日の院内集会でお会いした被害者のケースでは、当初、調査の対象になっておらず、市役所に問い合...全文を見る
○川田龍平君 是非漏れがないように、また再調査ということにならないように、よろしくお願いいたします。  次に、一方で国による被害救済が進んでいないということが報道されています。現在六十人以上が審査を待っている状態とのことですが、なぜこの半年間一件も処理されていないのでしょうか。...全文を見る
○川田龍平君 元々何のために定期接種化をしたのでしょうか。予防接種法上の健康被害の救済は、公衆衛生の見地から実施されていることから幅広い救済が求められており、因果性については無過失補償制度の趣旨から厳密な証明は不要ではないでしょうか。それよりもむしろ法の第一条にあるとおり、迅速な...全文を見る
○川田龍平君 ワクチンと健康被害との因果関係の高度の蓋然性を証明できない、つまり明らかにワクチンが原因ということを被害者側が立証しなければならないということになると救済は進みません。これは法の趣旨に反する事態です。大臣の英断を求めます。  とりわけ、子宮頸がんワクチンによる副反...全文を見る
○川田龍平君 自治体によっては独自に支援をしているところもあります。私は、被害者の立場からすれば、国の制度というのか民間の制度というのは関係がなく、広く救済されるかどうかだと思います。これは明らかにしていかなければいけないと思いますので、この問題は引き続き次回以降も取り上げていく...全文を見る
○川田龍平君 この研究公正・法務部というのは、具体的にはどのような仕事をするのでしょうか。
○川田龍平君 本日は、AMEDの末松理事長にも出席いただき、ありがとうございます。末松理事長は、各省庁から一元化した医療分野の研究費を弾力的に使っていくと公言されておりまして、省庁の縦割りを排除して入口である基礎研究の有望な成果が保険収載され、出口である実用化に至るまで一貫した研...全文を見る
○川田龍平君 役所の答弁だと思うんですけれども、AMEDの立場では独自の指針を作成できないことはよく今の説明で分かりますが、例えば内閣府が主導して指針類の統一を検討すべきではないかと考えますが、内閣府、いかがでしょうか。
○川田龍平君 末松理事長は慶応義塾大学の医学部長から今回転身されたわけですが、慶応義塾大学病院では、二〇一二年に臨床研究に関する倫理指針に違反した事実が明らかとなり、私も国会で質問いたしました。末松医学部長は、倫理指針違反に関して、身内であっても断固たる態度を取ったと伺っておりま...全文を見る
○川田龍平君 是非この法制化を急いで進めていきたいと思いますが、全国に千三百以上もあると言われている臨床研究の倫理審査委員会の質の向上を目指す認定制度というものが始まりました。この三月三十一日に初めて認定された倫理審査委員会は何か所でしょうか。認定された施設名も教えてください。
○川田龍平君 実は、この中には東大病院も群大病院も入っておりませんが、申請した二百三十四か所の施設だけ見ても、実に九六%以上の施設が基準を満たしていなかったということになります。これまでこの国の倫理審査の質がいかに低かったかということを示していると思うんですが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 それでは、認定されたことによるメリット、認定されないことによるデメリットを御説明ください。
○川田龍平君 認定されなくても公表もされず、引き続き審査もできるわけですから、デメリットは特にないように聞こえました。その辺りもきちんと整理をする必要があると思いますが、少なくとも全ての大学病院は早期に認定を受けられるように真摯に努力をしていただきたいと思います。  質問の時間...全文を見る
04月09日第189回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○川田龍平君 よろしくお願いします。  限られた時間ですが、医療保険制度がどうあるべきかということについて総理と議論させていただきたいと思います。  私は、医療保険制度というものは、国民の価値観、国民性、あるいは文化や社会の歴史的な背景を基につくられてきたものだと考えています...全文を見る
○川田龍平君 この国の医療保険の将来は、まさに国民の選択に懸かっていると思います。我が国の医療保険制度については、国民の評価よりも国際的な評価が大変高いと私は理解していますが、総理はどの辺りが特にこの国際的な評価が高いと考えておられるでしょうか。
○川田龍平君 では、その治療成績についてはいかがお考えでしょうか。日本は、医療は世界的に見ても大変レベルが高いと感じていますが、どうでしょうか。
○川田龍平君 私も、決して低くない、むしろ大変高いと感じています。  例えば心臓移植で見ても、世界の五年生存率は七一・九%に対して日本は九六・二%と、大変圧倒的な高さです。そのほか直腸がんや胃がんの手術でも、圧倒的に日本の治療成績が優れているということが国際的なデータベースから...全文を見る
○川田龍平君 総理は、自動車とか果物ですとか衣類ですとか、いろんなそういう物品と同じようにこの医療も消費者、患者の自由な選択が可能と考えておられるでしょうか。
○川田龍平君 医療においては、私も、売手と買手の間で、特に患者と医師という立場では、やっぱりなかなか自由で対等な取引というのは成立しないと思います。医療にはあらかじめ価格を予測できない不確実性というのがありまして、先ほど総理からもありましたけれども、情報の非対称性というものが存在...全文を見る
○川田龍平君 医療費が伸びることは経済成長に良い効果があっても悪影響があるとのエビデンスはないということだと思います。むしろ、この国の医療費は決して高くありません。  日本は、主要先進国の中で最も高齢化率が高く、国民医療費の対GDP比が最も低い国です。一人当たりの米ドル換算の医...全文を見る
○川田龍平君 保険収載される保証がどこにもない、そして結果として患者負担が増大するとして日本最大の患者団体がこの法案に強く反対されていることを御存じでしょうか。是非、この法案について、しっかりと患者の意見も聞いて議論していただければと思います。  最後に、世界に誇るべき我が国の...全文を見る
○川田龍平君 時間ですね。はい、分かりました。  是非、軍事ではなく、医療分野において国際貢献をして安全保障政策をしっかりしていただけるように、よろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
04月14日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第6号
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○川田龍平君 先日の質疑で時間が足りませんでした。その続きから入らせていただきます。  全国に千三百以上もある臨床研究の倫理審査委員会の質の向上を目指す認定制度が開始され、九つの委員会しか認定されなかったこと、また、法定化されていないためにこのメリット、デメリットがほとんどない...全文を見る
○川田龍平君 そのような外形的な項目では、ある程度の審査の質は予測はできるかもしれませんが、それをもって質が高いとは断言できないのではないでしょうか。今後この認定制度を続けていくのであれば、研究計画に対する審査の内容に踏み込んで評価をするべきと考えますので、是非御検討ください。 ...全文を見る
○川田龍平君 この審査内容を評価する専門家会議のメンバーは、昨年度分は厚労省と三菱総研が相談して決めたということだそうですが、今年度は厚労省が決めるのか、それともAMEDなのか、どの民間事業者と相談してメンバーを決めるのかも分からない状態です。大丈夫なんでしょうか。  私は、こ...全文を見る
○川田龍平君 それ、分かっていて答弁されているんだと思うんですけれども、この認定臨床研究審査委員会というものと、それから認定倫理審査委員会と何が違うのか、分かりますでしょうか。
○川田龍平君 私は、地域ごとに中核的な委員会を整備して、科学的、倫理的妥当性、実施施設要件などを審査し、施設ごとの委員会では、当該臨床試験を自分の施設で実施可能か否か、また責任医師や分担医師としての適格性などの個別事情を審査する体制も一案として検討すべきと考えています。  二〇...全文を見る
○川田龍平君 この製薬企業からの資金提供については、宣伝広告費や研究開発予算との関係も含め、今後しっかり議論していきたいと思います。  次に、昨年のデング熱の一時流行を踏まえて、この四月中にも策定する予定の蚊を媒介の感染症に関する特定感染症予防指針について伺います。  この二...全文を見る
○川田龍平君 殺虫剤の散布時における薬剤弱者への配慮といった意見が提出されていると聞いています。指針に加え、自治体向けの手引も作成中とのことですが、いつ公表されるのでしょうか。また、手引の内容についても、パブコメで届いた意見は参考にしていただけるのでしょうか。
○川田龍平君 この自治体向けの手引は、地域住民の日々の生活に直結するものです。散布時における薬剤弱者への配慮について、農水省と環境省とで出している住宅地における農薬散布についての通知並みにしてほしいとの要望がありますが、御検討いただけますでしょうか。
○川田龍平君 防除用の殺虫剤というのは、農薬用殺虫剤に比べてその濃度が高く、住宅地で散布されると窓を閉めても屋内に侵入し、生活が不可能になるとの薬剤弱者の声が届いています。是非、薬剤弱者の声も反映した指針と手引となるように、よろしくお願いします。  次に、アルツハイマー病の克服...全文を見る
○川田龍平君 次に、厚労省と文科省のガイドラインでは、「告発者に対し、解雇、降格、減給その他不利益な取扱いをしてはならない。」とありますが、そのような労働契約上の不利益に限らず、一切の不利益取扱いを禁止すべきではないでしょうか。  例えば、共同研究に関わる告発者や告発者の所属機...全文を見る
○川田龍平君 この告発者に対して不利益な取扱いをした研究機関に対するペナルティーとして、補助金の取消しや返還などが行われるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 また、この告発後に告発者に不利益な措置が行われた場合、その措置は告発したことを理由にしたものとみなすという、いわゆる推定規定も必要ではないでしょうか。いかがでしょうか。
○川田龍平君 この厚労省のガイドラインでは、研究不正を指摘された研究機関が原則として調査することとされ、中立公平な調査が確保されていません。厚労省などの第三者的な機関による調査が必要と明記されるべきではないでしょうか。いかがですか。
○川田龍平君 それでは、次の質問に移ります。  子宮頸がんワクチンの副反応問題についても、前回の答弁は大変かみ合っていませんでしたので、もう一度再質問をさせていただきます。  未知の副作用を対象とする治験薬の補償制度を参照とすべきと申し上げたところ、大臣からは、有効性、安全性...全文を見る
○川田龍平君 前回、大臣は、予防接種法上の健康被害救済は過失の有無を要件にするものではないが、救済に当たっては因果関係が専門家の議論によって認定される必要があるとの答弁でしたが、この予防接種法上、無過失補償制度の趣旨からいって被害者側での因果関係の厳密な証明は求められるべきではな...全文を見る
○川田龍平君 これはやっぱりいち早くやっていただきたいんですけれども、先日も質問したときに、やっぱり非常に時間が掛かり過ぎているという問題があります。この予防接種、特に定期接種というのは単なる医薬品とは異なり、公衆衛生、社会予防の観点から行われるものですので、万一の副反応被害につ...全文を見る
○川田龍平君 できるだけ早く広く救済していただけるように、大臣、これは大臣からも早くやるようにということを是非検討していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。  質問を終わります。ありがとうございました。
04月16日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第7号
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○川田龍平君 勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律案、いわゆる若者雇用促進法案における積極的な職場情報の提供を促す取組について何点か伺います。  今回の法案では、新卒者の募集を行う企業に対し、企業規模を問わず、募集、採用に関する状況などの職場情報について幅広い提供を努力義務化...全文を見る
○川田龍平君 これ通告していませんけれども、新卒者に有用な職場情報の積極的な提供が当然といった社会の機運を盛り上げていく必要があるということであれば、例えば、せめてハローワークの求人票には三類型全ての職場情報を企業が記載できる欄を設けるなどして、リクナビやマイナビなどの大手就職情...全文を見る
○川田龍平君 是非、積極的な情報の提供を求めるようにお願いします。  一方で、就職活動する若者の立場からすれば、そのような情報提供を求めれば採用の選考段階で変わったやつだなどと思われてしまって不利に取り扱われてしまうかもとちゅうちょしてしまうのではないかと、当然ではないかと思い...全文を見る
○川田龍平君 といいますことは、通告していないんですけれども、事業主に対する指針において、職場情報の提供を求めた応募者等に対し不利益な取扱いをしてはならないと明記するということでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 しかし、指針では何の罰則もないわけで、実効性はどのように担保するのでしょうか。
○川田龍平君 ハローワークに駆け込んできたという場合に、若者がこういう不利益な取扱いがあったということを訴えた場合に、企業に対して問合せをしたり、不採用の撤回を求めたり、企業名を公表したりといった救済措置を講じてくれるということでしょうか。
○川田龍平君 これ、大臣に聞きたいんですけれども、指針に書くのであれば、なぜ法律に堂々と書くことができないんでしょうか。その辺、いかがでしょうか。
○川田龍平君 やはりこの法律に不利益の取扱いの禁止を書けないのであれば、そもそも、求めがあったときにだけ情報提供を義務付けるのではなく、求めがなくても、新卒者の募集を行う企業に対して、募集、採用に関する状況など三類型の職場情報の提供を義務付けるべきだと私は考えます。  次に、内...全文を見る
○川田龍平君 ハローワークの職員の人事考課だけでなく、若者の雇用促進を考える上でも重要なデータだと思いますので、今後はそういう統計も取るようにしてはどうかと考えますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 よろしくお願いします。  リーマン・ショックの二〇〇九年は四百四十七事業所から二千百四十三人が内定を取り消され、東日本大震災の年は五百九十八人が取り消されたとのことですが、昨年度の内定取消し件数について教えてください。
○川田龍平君 これはハローワークに届出があった件数にすぎません。実際にはもっと多い若者が内定を取り消されているはずです。  昨年度の就職率はバブル以降最も良かったとのことですが、景気の波は経済政策とは関係なく襲ってくるものであり、またいつ就職氷河期が来るかも分かりません。だから...全文を見る
○川田龍平君 昨年は一社公表されているとのことですが、何人を取り消したかは公表していないとのことです。こういった情報も新卒者が入手できるような体制を整えていただきたいと思います。  そして次に、就職後の若者の雇用の問題について伺います。  高度成長期の公害隠しや金融不祥事、そ...全文を見る
○川田龍平君 これらの助成制度を受けるために、本当は会社都合にもかかわらず、自己都合での退職を強要する実態があると聞いています。  厚労省はその実態を把握していますでしょうか。雇用対策がかえって雇用問題を引き起こしていると言えますが、何か対策を講じるべきではないでしょうか。
○川田龍平君 ありがとうございます。  まずは実態把握、そして何らかの対策を講じていただきたいと思います。  日本学術会議は、二〇一一年の四月に、労働・雇用と安全衛生に関わるシステムの再構築という提言書の中で以下のように提言をしています。  国は、過重労働対策基本法を制定し...全文を見る
○川田龍平君 大臣、これ通告していませんけれども、先ほどの提言の中身、それから副大臣からは今答弁いただきましたけれども、大臣としてこの提言についてどう思っているのか、大臣個人の御意見を是非お願いします。
○川田龍平君 国民から選ばれたわけでもない民間議員の提言ですとか、様々な政労の話合いがあるといっても、結局それがなし崩しのようにして決められていってしまうということだけはないように、国会での議論をしっかりとやっていただくようによろしくお願いします。  三月三日に当委員会の視察で...全文を見る
○川田龍平君 是非、不利益な取扱いがないように周知徹底していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
○川田龍平君 私は、ただいま議題となっております勤労青少年福祉法等の一部を改正する法律案に対し、維新の党を代表して、修正の動議を提出いたします。  その内容は、お手元に配付されております案文のとおりであります。  これより、その趣旨について御説明申し上げます。  青少年の職...全文を見る
04月21日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第8号
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○川田龍平君 先週、聖マリアンナ医科大学病院の精神保健指定医の不正申請が発覚し、厚生労働省は、医道審議会の分科会の答申を受け、指導医九人を含む二十名の精神保健指定医の資格取消しを決めました。精神保健指定医は、基本的人権を剥奪する権限を国から与えられた資格です。同じ大学から二十人も...全文を見る
○川田龍平君 報道によれば、川崎市は、診断書などから患者二十八人の入院の判定が妥当だったかどうか確認するとのことですが、患者本人と入院に同意した家族などに対して、担当医師が指定医取消しになった事実を調査官が伝えた上で、強制入院時の様子を直接聞き取る調査などをすべきではないかと考え...全文を見る
○川田龍平君 仮に、今回、不適切な強制入院があったとの市の調査結果が出た場合に、侵害された人権の回復や補償について国には何ら責任がないのでしょうか。
○川田龍平君 川崎市から見れば、指定医の判断に従って判定したのに、その指定自体が間違っていたとなれば、市の責任だけが問われても困るということではないかと考えますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 この指定医取消しだけではなく、医道審議会にかけた上で医師免許の停止あるいは剥奪といった必要性があるのではないでしょうか。医師法第四条に該当するものと考えていますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 この指定医を取り消された医師らは、今も外来に出て日本精神神経学会や日本臨床精神神経薬理学会の専門医を名のっているようです。自分たちの行った虚偽申告が重大な人権侵害であるという認識に欠け、指定医を単に専門医の資格の一つとしかみなしていないからとしか思えません。  二...全文を見る
○川田龍平君 この虚偽申告による人権侵害というのがいかに重大かということを、是非認識していただきたいと思います。  政府は、国連自由権規約委員会でこの指定医制度をアピールしていますし、障害者虐待防止法がなぜ病院に適用していないかという理由にもなっています。今回、そのチェック自体...全文を見る
○川田龍平君 是非、この学会なども、先日取り上げました群馬大学病院の腹腔鏡手術のケースですとか、千葉県がんセンターのケースについては、これは学会の認定も取り消したという発表が昨日のニュースでありました。  本当に、こういった問題について学会もしっかり取り組むべきだと思いますが、...全文を見る
○川田龍平君 是非お願いします。  そして、指定医は精神疾患のあらゆる症例を網羅して経験している必要があります。ほかの指定医の虚偽申請を調査するに当たり、児童精神医学の症例報告についても、一万五千人近くいる指定医全員を、適切な症例報告を提出しているかどうか調査をするのでしょうか...全文を見る
○川田龍平君 現実には全ての症例を経験することは困難で、指定医制度は形骸化しているのではないかという指摘もあります。是非、厳格に審査の仕組みも含めて調査を行い、二度と不正が起きないような改善策を講じていただきたいと思います。  この聖マリアンナ医科大学精神科では十件ほどの治験を...全文を見る
○川田龍平君 この治験、臨床研究の不正問題については、頻発しているということに対しても政府の対応は大変場当たり的です。ヨーロッパではナチスによる人体実験の反省に学んで、根本的な人権問題として法整備をしてきました。そして、アメリカも非倫理的な研究を徹底的に調査をして法令整備をしたの...全文を見る
○川田龍平君 この七三一部隊の研究データというのは、米国にこのデータと引換えに、提供することと引換えに関係者がその責任を免れて、薬害エイズ事件を引き起こしたミドリ十字の前身の日本ブラッドバンク社ですとか、また同意なき人体実験問題を起こした金沢大学の医学部、またディオバン事件を起こ...全文を見る
04月23日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第9号
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○川田龍平君 ありがとうございます。川田龍平です。  独法改革推進法案に関して、年金積立金管理運用独立行政法人、いわゆるGPIFについて質問いたします。  年金積立金については、昨年十月、運用資産の構成割合が定めた基本ポートフォリオが見直されました。先ほどから委員の質疑にもあ...全文を見る
○川田龍平君 このGPIFの運用資産額は百三十兆円を超えており、その資金量の大きさが株式市場等に与える影響は大きいものがあります。GPIFが保有する株式を売却することになれば株式相場の下落の引き金になるなど、株式市場に悪影響を与えるおそれがあるのではないでしょうか。  一方、官...全文を見る
○川田龍平君 株価の変動というのは当然ながら予測困難であり、株価が下落した場合に迅速に対応できるようにしておくことが必要だと思います。現在のポートフォリオでも乖離許容幅が設けられていますので、先ほどの答弁にありましたように、ある程度柔軟な対応ができるとは承知していますが、しかし、...全文を見る
○川田龍平君 次に、聖マリアンナ医大病院の精神保健指定医二十人の不正問題について、前回に続いて質問します。  一九八四年の宇都宮病院事件をきっかけに精神衛生法が改正され、精神保健福祉法となったわけですが、その施行前後に、精神保健指定医制度の創設に対する激しい反対論が日本精神神経...全文を見る
○川田龍平君 これ通告しておりませんが、精神療法的な対応をした経験など、もっと患者に優しい対応についての症例報告を要件とする国もあると聞いていますが、海外でも、指定に当たって、指定医に該当する資格について、このような多数の非自発的な入院の症例報告を要件としている国はあるんでしょう...全文を見る
○川田龍平君 これを機に、海外にも是非調査に行っていただきたいと思っております。  保険診療においては、指定医の方が非指定医よりも割高な償還がなされることになっています。保険診療費の返還及び保険医療機関の取消しも検討すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 前回、私が聖マリアンナ医科大学が実施している治験について、この継続の適否の調査をしないのかと尋ねたところ、局長答弁は、直ちに中止するものではないとはぐらかす内容でした。直ちに中止しろと言っているわけではありませんが、この継続の適否を調査しないのか、これについての答弁...全文を見る
○川田龍平君 虚偽申告をする医師であれば、治験でも副作用を隠すとか、そういった可能性もあるのではないでしょうか。調査は必要ないということであれば、うそをつくような人が治験をしても構わないと、日本の治験制度というのはそのようなものだと世界から理解されてもよいのでしょうか。  やは...全文を見る
○川田龍平君 早急に取り組んでいただきたいと思います。  それから、前回も触れたんですけれども、戦時中の人体実験への反省と医の倫理について伺います。  先日、京都で行われた同趣旨のシンポジウムで御一緒になった健保連の大阪中央病院の平岡諦先生から、一九四九年の日本学術会議の発足...全文を見る
○川田龍平君 この新聞記事、御覧いただきたいんですけれども、中二段の左から七行目ぐらいのところにありますが、事件は本学部としては直接関係がないという記述のところなんですけれども、ここは、この新聞記事では関係がないということで終わっているんですが、実は、事件は本学部として直接関係な...全文を見る
○川田龍平君 医の倫理についてしっかりと、やっぱりこの一連のいろんな問題と事件が起こっていますので、是非しっかりやっていただきたいと思います。  特に、群馬大学と千葉県がんセンターで腹腔鏡手術による死亡例が相次いだ件でも、それぞれにおいて設けられた検証委員会が三月に報告書を公表...全文を見る
○川田龍平君 終わります。是非、ゴールデンウイーク明けにまた引き続きこの問題をやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  ありがとうございました。
05月12日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第10号
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○川田龍平君 よろしくお願いします。  前回に引き続き、聖マリアンナ医大で起きた精神保健指定医の不正取得について伺います。  四月二十一日の当委員会で私が質問した、二〇一一年の千葉大学大学院を舞台とした精神保健指定医の不正取得疑惑について、その後の調査結果はいかがでしょうか。
○川田龍平君 この事案については、四月の二十一日に質問をして、その調査をするということでしたけれども、これ、今も障害者の人権侵害が続いているという可能性がありますので、しっかり、しかし早急にこの調査結果を公表していただきたいと思います。  次に、海外の精神保健指定医制度について...全文を見る
○川田龍平君 つまりは、諸外国では、日本の精神保健指定医のような形で精神科専門医とは別に非自発的入院を行う権限を持つ精神科医を国として認定する、また、そのために多数の非自発的入院の経験を求めるという国はないのではないかということでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 これはないということではないと、これから調査をするということですね。  それから、お手元に資料を配らせていただいているんですけれども、資料一を御覧ください。日本の長期入院状況が国際的に突出していることがよく分かります。しかも、非自発的入院の割合が高いということで、...全文を見る
○川田龍平君 大臣、通告はちょっとしていないんですけれども、今の資料を見ていただいて、日本の精神医療というのがほかの国と比べて異常な状態であると、特に非自発的な入院の割合が高いですとか身体拘束が非常に多いということを、ほかの国と比べて異常事態にあると御認識いただけますでしょうか。
○川田龍平君 今増加しつつある精神科救急病棟において、入院したら原則即身体拘束ということが常態化しているということが多いと聞いています。緊急時にやむを得ず行うという発想が今欠落しているということのようです。  今回の事件を契機に、この指定医制度だけではなく精神医療全体を抜本的に...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。是非しっかりやっていただきたいと思います。  そして、四月二十一日の当委員会で、聖マリアンナ医大で行われている治験の継続の適否の調査についても質問をいたしました。その後の調査結果はいかがでしょうか。
○川田龍平君 これは治験の責任医師であったりとかいろいろと、現時点で一名のみしか投与中の患者がいないとかあるみたいですけれども、是非この被験者の保護のために引き続きしっかり調査をしていただきたいと思います。  次に、研究と医療の境界について伺います。  群大附属病院の腹腔鏡下...全文を見る
○川田龍平君 医療現場は医師の裁量だということで、指針上の臨床研究ではないから倫理審査も通さないで危険な医療行為を行って、八人もの患者の命を犠牲にして、片や、自らの立身出世のためということではないのかもしれませんけれども、研究業績としてこういう研究発表を行っておりますので、こうい...全文を見る
○川田龍平君 是非これ学会にも問合せをしていただきたいと思います。  それでは次に、連休前に、四月二十三日の当委員会で私が質問した一九四五年に九州大学で行われた人体実験について、これについて九州大学の方では決意を行って、反省と決意の会を開いて、そういった人体実験というものに対す...全文を見る
○川田龍平君 今年は戦後七十年ということでして、戦争中に行われていたこういったことをやっぱり是非反省をしっかりとしなければいけない時期ではないかと思います。ずっとしなければいけないと思いますけれども。  先日も申し上げたとおり、当時の九大医学部の反省と決意をこの国の医学界、そし...全文を見る
○川田龍平君 それでは、この中国東北部、北朝鮮、樺太の死亡者名簿の中で軍人軍属と民間人の人数を教えてください。民間人が多いとされていますが、その理由はどのように考えておりますでしょうか。
○川田龍平君 これも是非調べていただきたいと思いますが、塩崎大臣が、従来はシベリア地域中心だったことを反省すると発言されたことにより、厚労省としては、今後、南樺太、北朝鮮、旅大地区における抑留データを死者に限らず収集、検討することになるものと期待します。  この際、従来のシベリ...全文を見る
○川田龍平君 二〇〇五年にロシアから入手したと厚労省が発表した二万七千人分のいわゆる北朝鮮への逆送者名簿は今回もまた公表されませんでした。その理由は、十年前同様、帰還された生存者も含まれるからでしょうか。政治体制から困難となっている北朝鮮における真相究明には不可欠な資料と考えます...全文を見る
○川田龍平君 厚労省はまた、シベリア各地の強制労働現場から逆送された病弱者、負傷者は全部で四万七千人と二〇〇五年に発表していますが、その数字の根拠を教えてください。  また、残り二万人の名簿はその後入手できているのでしょうか。逆送者の大半が北朝鮮の古茂山、三合里の両収容所で亡く...全文を見る
○川田龍平君 今回発表の資料には多数のデータ重複があるとの専門家の指摘もあり、また、戦後、北朝鮮の収容所で死んだと連絡があったのに、今回の名簿に名前がないという遺族のコメントも報道されています。  シベリア特措法にうたう実態解明のためには、厚労省内部での作業では限界があることが...全文を見る
○川田龍平君 こういった節目の年でもありますので、是非しっかりとやるということで、よろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
05月13日第189回国会 参議院 東日本大震災復興及び原子力問題特別委員会 第7号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  豊島区内の公園の遊具付近で高放射線量が検出された問題について伺います。    〔理事浜野喜史君退席、委員長着席〕  先月、豊島区の区民の通報で調べたところ、区立池袋本町電車の見える公園の滑り台が二つ連なった複合遊具近くの地表で、毎時...全文を見る
○川田龍平君 今回の初動は、規制庁原子力災害対策・核物質防護課事故対処室が担い、区の調査の結果、福島第一原発由来の放射線でないことが分かり、ラジウムは放射線障害防止法の届出対象物質だとして、規制庁放射線対策・保障措置課放射線規制室が担当となったとのことです。  しかし、同法の目...全文を見る
○川田龍平君 今後、対策としてですが、公共施設開設時には地表の放射線量も測定するように、土壌汚染対策法第二条の改正を検討してはいかがかと考えますが、環境省、いかがでしょうか。
○川田龍平君 是非この土壌汚染対策法の改正に前向きに取り組んでいただきたいと思います。  次に、昨年三月に、福島第一原発地下水バイパスの海洋放出水のトリチウム濃度運用基準は一リットル当たり千五百ベクレルと福島県漁連と東電の間で合意されています。一方、青森県の六ケ所再処理工場にお...全文を見る
○川田龍平君 これは地域住民にとっては到底納得できる答弁ではありません。  このような大量の放射性物質を環境に放出することは、環境基本法の目的、第一条、第三条から第五条にある理念に反するのではないでしょうか。せめて原発並みの濃度規制を行って漁民や一般の人々の環境を守るべきではな...全文を見る
○川田龍平君 原子炉関連規則の規定に基づく線量限度等を定める告示には、千核種以上の濃度限度が記載されているなど、原発や放射性物質を扱う事業所では多数の核種についての濃度限度の対応が行われています。発電炉の場合の周辺監視区域外の水中の濃度限度、そして放射線障害防止法に基づく研究用、...全文を見る
○川田龍平君 大量の放射能を環境へ放出する再処理工場が環境影響評価法の対象事業でないとの答弁書を昨日受け取りましたが、納得できません。  その理由はなぜでしょうか。環境影響評価をせずに稼働させてもよいというお考えでしょうか。
○川田龍平君 エネ庁は来ていますか。
○川田龍平君 規制は十分ではないと思いますし、やはりしっかりとやるべきだと思います。  環境基本法第十六条では、政府は、水質の汚濁に係る環境上の条件について、人の健康を保護し、及び生活環境を保全する上で維持されることが望ましい基準を定めるものとするとあります。  海洋のトリチ...全文を見る
○川田龍平君 このような大事な決定を審議会で報告するだけでいいのでしょうか。
○川田龍平君 その調査結果について後で教えていただきたいと思います。  放射線で汚染された我が国においては、独自の理想的な環境基準を定めるべきではないでしょうか。ICRP勧告が環境基本法よりも尊重されなければならない理由を教えてください。
○川田龍平君 納得いきませんが、次の質問に行きます。  一九八二年に発行された「重水素およびトリチウムの分離」という専門書で発表された放医研の研究によると、トリチウム水は動植物に摂取されると一%前後は有機結合トリチウムとして固定される、また人における生物半減期はトリチウム水で約...全文を見る
○川田龍平君 六ケ所再処理工場が本格稼働すれば、年に一京八千兆ベクレルものトリチウムが海洋へ放出されることとなりますが、この全量を仮に経口摂取すると、単純計算で三億二千四百万ミリシーベルトになります。実に三億二千四百万人分の年摂取限度になります。  このような放出が許されるので...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。終わります。
05月13日第189回国会 参議院 本会議 第16号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法等の一部を改正する法律案について、会派を代表し、質問いたします。  最初に、医療費抑制策について伺います。  一九八三年の医療費亡国論以来、政府は今までずっと、医療費を抑制しなけれ...全文を見る
05月19日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第12号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。    〔委員長退席、理事福岡資麿君着席〕  まず、国保組合への国庫補助の見直しについて伺います。  今回の法案では、国民健康保険組合への国庫補助を負担能力に応じた負担とする観点から、二〇一六年度から五年間掛けて段階的に見直し、また所得...全文を見る
○川田龍平君 次に、患者申出療養制度について伺います。  医師と患者の間の情報の非対称性があることは、大臣も総理もこれはお認めいただいているところですが、本来、医師や製薬会社が主導すべき研究を患者が希望したと責任転嫁することをいかに防ぐのか、疑問です。  一つの実例として、抗...全文を見る
○川田龍平君 このような医療現場の実態に即せば、本来、医師や製薬会社が主導すべき研究を患者が希望したということで責任転嫁をして、患者申出療養として実施することが起こり得ると考えますが、医政局、いかがでしょうか。
○川田龍平君 患者からの申出であることを示す書類の中に、臨床研究中核病院がエビデンスを用いて患者に対して十分説明し、患者が有効性、安全性について理解、納得した上で申出しているものであることの確認を含むとなっていますが、このプロセスに製薬会社から不適切な関与がないことを担保するため...全文を見る
○川田龍平君 現在、厚労省が作成中の、仮称ですけれども、医薬品等を用いた臨床研究に係る被験者の保護及び医薬品等の広告の適正化に関する法律案においては、製薬企業から医療機関への資金提供のうち、共同研究費や委託研究費のみの開示を義務化する方向との報道がありましたが、医師個人への講師謝...全文を見る
○川田龍平君 これは、アメリカではサンシャイン法という法律が既に施行されているのはよく知られているところですが、フランスでも二〇一二年の八月から医薬品行政改革法というフランス版サンシャイン法も施行されたと聞いています。  その施行状況についてはどのように把握されているでしょうか...全文を見る
○川田龍平君 そうした諸外国の事例も把握しつつ、是非日本も国際的に遜色のない法制化をお願いしたいと思います。  次に、患者申出療養と臨床研究の関係について伺います。  先進医療Bは、臨床研究を保険診療との組合せで行う枠組みと理解していますが、患者申出療養も先進医療B同様、全て...全文を見る
○川田龍平君 三月二十六日の厚労委員会でも、塩崎大臣も、また先日の参議院本会議での安倍総理も、患者申出療養は保険収載に向け実施計画の作成等を求めることとしていますと答弁されていますが、患者申出療養には臨床研究計画、このプロトコルの策定を義務付けるのでしょうか。
○川田龍平君 義務付けるということですね。  それで、国立がん研究センターを視察した際に、先進医療評価室長の藤原康弘先生は、患者の申出があってからでは間に合わないので、事前にプロトコルを準備しておかねば間に合わないと言っていましたが、患者より先に、医者の方が先に動いている、結局...全文を見る
○川田龍平君 私はよく分かりませんでしたけれども、もう一度確認ですが、患者申出療養は臨床研究として実施され、人を対象とする医学系研究に関する倫理指針の対象となり、また、現在、厚労省が作成中の臨床研究法案の対象ともなるということでよろしいですか。
○川田龍平君 この患者申出療養も入るということでよろしいですね。  金沢大学附属病院で先進医療Bとして行われていた骨軟部腫瘍へのカフェイン併用化学療法は、倫理審査をしていなかったことや、臨床試験の基準に該当しない患者にも投与をしていたことが発覚して、死亡事故による書類送検まで行...全文を見る
○川田龍平君 この金沢大学のカフェイン併用化学療法は、規格基準外の患者、例えば悪性骨軟部腫瘍に対して未治療であることが被験者の基準ですが、治療中の患者に実施したり、また、実施計画に関する症例登録期間を終了した後に受け入れた患者を症例登録していないなど、実施計画の枠からはみ出る逸脱...全文を見る
○川田龍平君 先進医療として実施計画策定に至らない医療もその対象とするのであれば、患者申出療養は明らかにヘルシンキ宣言や薬機法のGCP省令、そして人を対象とする医学系研究に関する倫理指針に反するものになると思いますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 今回のこの患者申出療養は、実施計画を義務付け、臨床研究として実施すると言いつつも、先進医療に該当しない治療も含まれるというのでは、これまでの研究の概念を広げるということなのでしょうか。
○川田龍平君 これは、臨床研究を国際水準で行っていこうとする方向性と反して、安全性や有効性が未確立な医療、実験段階の医療に保険財源を流用することとなって、また、研究と保険診療の線引きを曖昧にして、この国の臨床研究の国際的信頼の回復を遠のかせるばかりか、世界に誇るこの国の医療制度を...全文を見る
○川田龍平君 それでは次に移りますが、前回に続き、群馬大病院の腹腔鏡下肝切除術事故についても、研究と医療の境界に関連して更に伺います。  事故調査報告書によれば、「実施症例をまとめて学会報告や論文発表をしており、臨床試験としての認識のもとにIRBに申請すべきであった。」とのこと...全文を見る
○川田龍平君 再生医療に一律の生命倫理上の問題があり、手術手技については一律に生命倫理上の問題がないと考えているのであれば、それはおかしな考え方で、やっぱり、患者にとってのリスクが高いあるいは実験性が著しい未確立の手術手技ほど生命倫理上の問題があると考えますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 加えて、欧米には手術手技に関する研究は法規制の対象としていないという御発言も認識の誤りかと思いますので、訂正いただきたいと思います。  一定の条件を定めて手術手技も法規制の対象としている国が多数あることを御存じでしょうか。
○川田龍平君 ヨーロッパの複数の国、それから米国、韓国、台湾、インドなどでは、一定の条件を定めて手術手技も研究として法規制の対象としているのではないでしょうか。一度御確認ください。この意味でも、ディオバン事件にのみ場当たり的に対応して設けられたこの臨床研究法制化の検討会報告書とい...全文を見る
○川田龍平君 いずれにしても、この群大病院での手術は臨床研究でないとするのであれば、患者申出療養として実施することは不可能ということでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 本会議質問において、私は、医療費抑制の決定打は予防だということを申し上げたところですが、疾病予防、健康づくりの柱は食生活であり、いわゆる健康食品は今や国民の食生活に一定の位置を占めております。その健康食品には、かねてより特定保健用食品、特保という制度がありますが、実...全文を見る
○川田龍平君 今回はたまたま特保にも二重申請していたために判明した問題であって、同社が機能性表示食品としての届出だけを選択していれば、受理後六十日を経過した六月には販売できたということでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 この機能性表示食品制度は、食品の機能性を分かりやすく表示した商品の選択肢を増やして、消費者が商品の正しい情報を得て選択できるようにする制度として創設をされました。その際、安全性の確保が前提とされているものの、どのように確保されるかについては消費者が商品の販売前に確認...全文を見る
○川田龍平君 ホームページにリンクを張るなどやっぱりしてほしいと思うんですけれども、今回の順番とは逆に、同じ成分の食品が特保の方で安全性に問題があると食品安全委員会で結論が出ていた場合であっても、機能性表示食品としての届出があれば受理せざるを得ない制度ということでしょうか。
○川田龍平君 ということは、機能性表示食品は特保とは異なり、安全性が確保される制度とは言えないのではないかと考えますが、これ通告していないけど、いかがですか。
○川田龍平君 この機能性表示食品の制度は、また、科学的根拠を表示した製品が選択されることで科学的根拠のない健康食品が市場から淘汰されることも期待されていました。  ところが、今回の事案は、安全性が疑わしい健康食品が機能性表示食品に参入できることを露呈したと私は思います。このまま...全文を見る
○川田龍平君 時間が迫っていますので、二つまとめて質問しますけれども、五月九日には日弁連も意見書を提出して、安全性に関する国の監督機能を確保するため、届出制ではなく登録制として、国による登録取消しを可能とするような法制化をすべきだなどとしています。また、私も同様に、それまで制度の...全文を見る
○川田龍平君 最後に厚生省に聞きたいんですけれども、GMPについては、医薬品は義務化されていますが、食品は、倫理審査の基準と一緒で、業界の自主規制のみで、法制化が遅れています。これもう六〇年代ぐらいの話なんですけれども、業界の自主規制のみでやっているということで、日本健康食品規格...全文を見る
○川田龍平君 終わります。
05月21日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
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○川田龍平君 ありがとうございました。  患者の立場で私も委員をしておりますけれども、本当に今日は患者申出療養ということで、患者が申し出ることでそういう制度ができるということで、本来であれば患者からそういう制度をつくってほしいということがあって患者申出療養ができるんであればいい...全文を見る
○川田龍平君 それから、患者団体として、政府からこの患者申出制度について何か意見を求められたことというのはありますでしょうか。
○川田龍平君 私は、やっぱりこの制度が、患者ではあるんですけれども、安倍総理がやるといって、それで規制改革会議まで進んで、こういう制度ができてきた経緯があるんですけれども、本当にもうちょっと詳しく練っていかないと、決まっていないことが多過ぎて、法案として非常に不十分ではないかとい...全文を見る
○川田龍平君 一例目というのは、臨床研究中核病院ですとか特定機能病院とかに六週間の審査でということになっていて、二例目については、二週間で審査をしてそれ以外の病院でもできると。三例目については、結局、患者の人が例えばそういう例があるということを知って、その知ったのはお医者さんとか...全文を見る
○川田龍平君 それから、石黒参考人、お聞きしたいんですけれども、やはり本来であれば治験をやるべき、それから本来であればその治験から漏れた先進医療でやるべきというところで、そこにもう既に人が割かれている、さらに今回、患者申出療養ということで、臨床研究中核病院に負担がまた増すんではな...全文を見る
○川田龍平君 この石黒参考人の今日事前に配られた参考資料で、「病院」という雑誌の七十三巻の七号という、中部先端医療開発円環コンソーシアムというこの資料が大変興味を持って読ませていただいたんですけれども、特に私自身、倫理委員会の共同化についても書かれておりまして、倫理審査委員会の指...全文を見る
○川田龍平君 それから、腹腔鏡手術について、先ほど小児の例が出ましたけれども、この間、群馬大学病院での腹腔鏡の問題がありまして、そういった高度な技術が必要とされる手技について、臨床研究としてあれはちゃんと倫理審査を事前にするべきであったというのが病院の内部の事故報告書では出てきた...全文を見る
○川田龍平君 臨床試験ではないということだったんですけれども、それが学会で報告されたりとか、症例報告ですけれども、そういう研究成果としてそれを出しているということを考えると、それもやっぱり臨床研究としてちゃんとやるべきだったんじゃないかという意見もあるんですけれども、それでもやっ...全文を見る
○川田龍平君 分かりました。ありがとうございます。  それでは、最後に、有害事象についてそれぞれの参考人にお聞きしたいんですけれども、特に治験の場合には製薬企業が責任を持ってやる、それから先進医療の場合には病院の方で保険に入ってやる。ただ、抗がん剤の場合などには入れないものもあ...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。
○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  まず、配付資料一を御覧ください。  仮に患者申出療養として入院費用などを保険診療扱いとして三割負担になっても、高額な薬剤費のために全額自由診療の場合とほとんど負担が変わらないことが分かります。親などが、五十代の男性というモデルですけれ...全文を見る
○川田龍平君 このように高額な新薬が相次いで発売されている事態に対して、開発研究に巨額の費用が掛かるからだと主張がありますが、果たして本当にそうなのでしょうか。  最近登場する抗がん剤の多くは原価計算方式で算定されており、製薬企業側が提出する原価は妥当なのかという疑問の声が中医...全文を見る
○川田龍平君 今月十三日に中医協は、C型肝炎治療の新しい飲み薬を保険適用することを了承しました。米国に本社があるギリアド・サイエンシズ社のソバルディというこの新薬は、配付資料の三の表のとおり、一日一錠、六万一千七百九十九円、これまでの注射薬が不要になる画期的な薬とはいえ、一日六万...全文を見る
○川田龍平君 このソバルディという薬は、米国では、配付資料の三に、左下の方にあるとおり、一錠千二百ドルと超高額で、これは米国の政府に薬価交渉権がないために企業の言い値だからということですけれども、二〇一三年には、世界のトップレベルのがん専門医の百人以上が、がん治療薬が高過ぎるとし...全文を見る
○川田龍平君 この配付資料の四を御覧ください。このソバルディの一錠六万一千七百九十九円という薬価は、この表の左側の類似薬効比較方式Ⅰにより算定されました。今回、この中の画期性加算一〇〇%が認められ、加算といっても倍額に補正されて、更に外国平均価格調整ということで価格を引き上げまし...全文を見る
○川田龍平君 この新薬の高額化について厚労省がいかに否定をしようとしても、患者の間にはこういう実感がやっぱり確かにあるのです。  医薬品や医療の高度化を理由に挙げるのであれば、新医薬品の薬価算定において、費用対効果、つまり、高い薬を飲んでも、それで長期的に疾病が減り、将来の医療...全文を見る
○川田龍平君 それでは次に、ドラッグラグの問題についても伺います。  今日の午前中の参考人の発言にもありましたし、それから国立がん研究センターを視察した際にも、先進医療評価室長の藤原康弘先生は、アメリカ食品医薬品局、FDAでの審査スピードは、がん領域に関しては日本とそれほど変わ...全文を見る
○川田龍平君 次に、アメリカのコンペンディア制度について伺います。  先ほどの藤原先生によれば、アメリカでは、未承認でも保険上の措置で適応外薬の薬剤費が保険償還されるコンペンディア制度があると聞いています。国立がん研究センターの堀田理事長は、用法や用量が明らかに異なる適応外使用...全文を見る
○川田龍平君 民間保険の先進医療特約についても伺います。  藤原先生は、先進的な医療は民間保険会社にとってビジネスチャンスだと述べられました。  例えば、アメリカンファミリーのアフラックでは、支払の限度額二千万円まで保障、高額な先進医療の自己負担に備えられますとして、月額九十...全文を見る
○川田龍平君 最近とみに厚労省から保険会社への現役出向が増えていることが気になります。  アメリカでは、保険証の種類で受けられる医療が異なり、治療法を医師ではなく保険会社が決めるという実態になっています。皆保険制度の堅持のためにも、厚労省は民間医療保険の加入状況や保険金の支払の...全文を見る
○川田龍平君 民間保険の方の実態を調査すべきではないかと。いかがでしょうか。
○川田龍平君 金融庁の方でも、先進医療特約などの特約ごとの保険金支払状況は把握していません。この患者申出療養が始まれば、これに対応する特約も当然出てくると思われます。保険局は、金融庁とも連携して、是非民間医療保険の動向にも注意しつつ公的保険制度の維持に全力を挙げていただきたいと思...全文を見る
○川田龍平君 次に、患者申出療養の実施体制について伺います。  患者への安全性、有効性の説明を担うなど、この制度の根幹を担う臨床研究中核病院については、今後、社会保障審議会医療部会の審議を経て基準を満たした病院を承認していくとのことですが、制度開始の来年四月までに何か所整備でき...全文を見る
○川田龍平君 同じく基幹的役割を担う特定機能病院については、東京女子医大と群馬大学病院が指定を取り消された上に、残りの八十余りについての安全管理体制の集中検査を厚労大臣が指示したとのことですが、来年四月までにその全ての検査を終えるつもりがあるのでしょうか。
○川田龍平君 大臣、そんなに焦ってやるべきことなんでしょうか。  そもそも臨床研究中核病院は、日本再興戦略や健康・医療戦略に基づき、ICH―GCPに準拠して国際水準の質の高い臨床研究や治験が確実に実施されるよう、この四月から法定化され、医師主導治験や査読論文の数、実施体制、施設...全文を見る
○川田龍平君 やはり安全とそれから有効性というものをしっかりと審査をしてもらわなきゃいけないところでもありますし、本当に病院の機能をしっかりしていくということはとても大事なことだと思います。  この患者申出療養の実施に人員が割かれてしまって、今この国の医療に最も必要な国際水準の...全文を見る
05月22日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第14号
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○川田龍平君 今日は、参考人の皆様、貴重な時間を使っていただき、参考人として意見陳述をありがとうございました。  医療費の適正化という言葉が先ほどから何度か出ておりますけれども、私自身は、医療費の増加には、高齢化というよりも医療技術の向上ですとか医薬品の価格の上昇によるものが大...全文を見る
○川田龍平君 先ほど出たかもしれませんが、地方単独事業である乳幼児や重度障害者への医療費助成を行うことに対する国庫負担金及び普通調整交付金の減額算定措置について、地方の立場から福田参考人と渡邊参考人、どう思いますでしょうか。
○川田龍平君 保険者ごとに介護予防、予防医療、生活改善、食生活の改善などで積極的に取り組むことに競い合うことでまた医療費を減らして保険料を下げることもできると考えます。そういった観点からは、市町村は引き続き保険者機能を分担すべきではないかと思いますし、一方で、全国知事会は医療保険...全文を見る
○川田龍平君 やっぱりこの国保のことは、今、自治体にお任せという姿勢になっているのではなく、地域住民が、国保のことを、地域の医療のことについて行政とともに行動するという姿勢が必要ではないかという、長友参考人の著作にもありましたけれども、やっぱりもっと分かりやすい制度にして、やっぱ...全文を見る
05月26日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第15号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  総理は、四月の予算委員会で、日本の医療について、国際的には相対的に中位の医療費で世界最高レベルの健康寿命を達成しており、世界に冠たるこの国民皆保険制度をしっかりと次の世代に引き渡していきたいと答弁いただきました。本当にうれしく、これにつ...全文を見る
○川田龍平君 総理は、国民皆保険制度において疾病リスクの少ない加入者の保険料を安くすることについて、賛成ですか、反対ですか。
○川田龍平君 しっかり理解していただけて、ありがとうございます。  今回の法案では、予防、健康づくりの取組に応じて加入者に現金給付するとのことですが、これは実質的に保険料の値引きであり、民間保険商品と同じ発想です。  生存権を保障した憲法二十五条に基づく社会保険の基本原則を破...全文を見る
○川田龍平君 総理に聞きたいのは、生存権を保障した憲法二十五条に基づく社会保障の基本原則を破壊し、国民皆保険が民間保険化するとの批判をどう受け止めますか。
○川田龍平君 この臨床研究の実施に当たっては、次の質問ですが、国際水準の医療技術開発を推進と、総理の答弁に加え、塩崎大臣からは、患者申出療養は基本的に臨床研究として行われると先日の委員会で答弁があったわけですが、そうすると、患者申出療養は、定められた期間内にこの認定倫理審査委員会...全文を見る
○川田龍平君 そのようにやっていただかなければ、この患者申出療養における安全性の確保というのはできません。このことについては午後も引き続き大臣と質疑させていただきたいと思いますが。  次に、いわゆる群大病院、群馬大学病院の事件について、難度の高い医療技術の導入プロセスについて検...全文を見る
○川田龍平君 総理、群大病院事件、それからディオバン事件、さらには病気腎移植であるとか代理母の問題を考えると、薬の臨床試験は承認申請目的のものに限らず薬機法で規制する、そのほかの人を対象とする研究は被験者保護法や生命倫理法といった法令で規制するという、こういった国際的にスタンダー...全文を見る
○川田龍平君 この九大、九州大学でかつて行われた人体実験について総理に本会議で質問したところ、九州大学の認定のとおりであったとすれば極めて遺憾と答弁されました。九州大学の当事者の証言も明確にした上で史実として認めているのですから、あったとすればではなく、政府としても認めるべきでは...全文を見る
○川田龍平君 時間的に最後になりますので総理に聞きたいんですけれども、先日、文科省の調査で、学用患者という会計費目を持っている国立大学病院がまだ十六もあることが分かりました。この第二次世界大戦の関東軍七三一部隊がマルタと呼んだ時代と変わらず、医学発展のための材料として学用患者とし...全文を見る
○川田龍平君 いや、しています。
○川田龍平君 はい。  総理は今回の質疑に関して、やっぱり是非、この患者申出療養もそうですし、機能性表示食品についても総理がやるということで始まっている制度ですけれども、これも大変不十分な検討のままこういった制度自体が進んでしまって、六月から発売される機能性表示食品についても安...全文を見る
○川田龍平君 この国民皆保険制度がなくなるようなことに絶対にならないように、総理に患者としてしっかり訴えて、最後、終わらせていただきます。  ありがとうございました。
○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  既に患者申出療養として前例がある医療について、ほかの医療機関が実施する場合は改めて患者の申出が起点である書類を求めるとされていますが、既に実施が認められた医療機関における二人目、三人目の適格基準内の患者についても、最初に申し出た患者と同...全文を見る
○川田龍平君 実施計画に予定されていた症例が足りなくなりそうになった場合には、実施が認められた医療機関が適格基準内の患者を探し出してきて、この医療を受けませんかと勧めることも起こり得るんではないでしょうか。
○川田龍平君 医療機関の方から勧めるというのは、もうそれはもはや患者申出療養とは言えないのではないでしょうか。  この患者申出療養は基本的に臨床研究として実施されると、大臣答弁に関連して以下質問いたします。  先進医療の適格基準外の患者が患者申出療養として前例のない医療を受け...全文を見る
○川田龍平君 患者申出療養として既に認められた医療があって、適格基準外の患者がその医療を受けたいと申し出てきた場合、実施計画を変更したり、またその期間を延長したりするのか、それとも新たな実施計画を作成するのでしょうか。
○川田龍平君 そのいずれの場合も患者の申出が起点であることを証明する書類というのは求めるんでしょうか。
○川田龍平君 その実施計画の変更のたびに認定倫理審査委員会の審査を受けるんでしょうか。
○川田龍平君 患者申出療養の適格基準外であることが明確な、例えば末期のがん患者に対し、既に実施が認められた医療機関の方からこの医療を受けませんかと勧めることもあるんでしょうか。
○川田龍平君 患者申出療養の適格基準外の患者に新たな実施計画を作る場合、それはたった一人のための実施計画となると思われますが、それにも臨床研究計画、プロトコルが含まれるんでしょうか。
○川田龍平君 プロトコルを含まない患者申出療養の実施計画が例外的にあるということであれば、それは臨床研究の倫理指針にのっとった、安全性、有効性を科学的、統計学的に検証するための実施計画ではないということになります。  倫理指針にのっとった実施計画なしに臨床研究や治験の適格基準外...全文を見る
○川田龍平君 先進医療Bは、全て倫理指針にのっとった実施計画が求められていますが、他方、この患者申出療養には、倫理指針にのっとらない実施計画も含まれるということであれば、これはこの国で初めて研究目的ではない、つまり、保険収載のための症例の蓄積にならない、自由診療と保険を併用する混...全文を見る
○川田龍平君 まだ、そのように有害事象が発生したときの責任の取り方、補償の在り方が何も決まっていない段階で、患者申出などという、責任を患者に転嫁するような、国際的にも類を見ないような恥ずかしい名称で未承認の医療技術の制度をつくるという考え方自体、全く患者の立場に立っていないと私は...全文を見る
○川田龍平君 先進医療Bでさえも、民間の臨床研究保険に加入している技術数は三十一技術中まだ十七しかない状態です。先進医療Bよりも更に保険の加入割合というのは減るのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 患者申出療養の適格基準外の患者で、プロトコルを含まない実施計画に基づいて医療を受け、万一有害事象が起きた場合、実施医療機関が加入する保険ではカバーされないのではないでしょうか。プロトコルから外れている患者のために医療機関は高い保険料を払ってまで臨床研究保険には加入し...全文を見る
○川田龍平君 実施機関が臨床研究保険に加入できないとなると、万一の副作用発生時は全力で治療しますなどと契約書に書かれるだけで、副作用の治療のかいなく死亡したり後遺障害に至った場合は、結局自己責任ということになるんではないでしょうか。
○川田龍平君 この事態に対応するために、損保会社なども含め各種の民間保険会社が有害事象発生時の補償をするための患者向けの商品開発をする可能性も指摘されていますが、先日も申し上げたとおり、厚労省として、民間保険会社の動向について、患者の権利保護の観点からしっかり調査して把握していく...全文を見る
○川田龍平君 先ほど、午前中の質疑でも、健康・医療戦略室の中に損保ジャパンの出身の人がいたり、それから保険局医療課には昨年まで東京海上火災からの出向者を受け入れていたと聞いています。現在も保険局には民間保険会社から出向者がいるのでしょうか。どこの会社から何人、どういう役職なんでし...全文を見る
○川田龍平君 既に患者申出療養として前例がある医療をほかの医療機関が実施する場合は、いわゆる多施設共同研究として申請されるということですが、その場合、二週間で本当に審査を終えることができるんでしょうか。臨床研究中核病院に過大な負担を強いることになりませんでしょうか。
○川田龍平君 当該患者に身近な医療機関における実施体制についても、ICH—GCPにのっとって審査されるということでよろしいでしょうか。また、認定倫理審査委員会の審査も二週間以内に行うんでしょうか。
○川田龍平君 米国にはエクスパンデッドアクセスINDという制度があり、それは、重篤な疾患でほかに治療法がない患者を救う可能性があるといった限定的な条件が付いています。このような条件を患者申出療養にも付けるべきではないでしょうか。
○川田龍平君 ちょっと飛ばして、最後に大臣に質問をさせていただきますが、この特定機能病院の集中検査について、ガバナンスの仕組みを点検するものであって、患者申出療養とは必ずしもリンクするものではないと大臣は答弁をされました。しかし、ガバナンスの良しあしによって安全性の確保の仕組みが...全文を見る
○川田龍平君 はい。  もう一度言いますが、来年四月からのこの患者申出療養の開始に合わせるように検査、点検をするのでは徹底してやったことにならないですので、特定機能病院への国民の信頼を完全に回復するまでは、せめてこの患者申出療養は延期すべきと考えます。その意見を申し述べて終わら...全文を見る
06月02日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第16号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  私は、今回、自殺対策を考える議員有志の会というのに八年前に当選をしてから参加をさせていただきまして、超党派議連の設立にも関わらせていただきました。  法律については、やはり成立させてから、特に、成立させただけではなくて、理念が予算化さ...全文を見る
○川田龍平君 今後、厚労省として、こういったことをしっかり把握するべきと考えます。大臣、これ是非検討してください。こういった情報をしっかり共有して、厚労省として今後しっかり取り組んでいただきたいと思います。  次に、自死遺族等への支援の課題について清水参考人に伺います。  清...全文を見る
○川田龍平君 私も、たまたま友人の遺族の方と今もつながりを持っていますけれども、本当にそういう人というのは少ないんではないかと思います。  東京都は、自死遺族を対象としたリーフレットを作成して、監察医務院などを通じて遺族に配付することで遺族支援に関する情報の周知に努めています。...全文を見る
○川田龍平君 次に、自殺予防について伺います。  この配付資料一を御覧ください。各都道府県等が設置する地域自殺予防情報センターは、毎年の決算額に大きな差があるようですが、取組の具体的内容においてどのような差があると把握していますか。  また、続けて三問目へ行きますが、地域セン...全文を見る
○川田龍平君 東京の小平にある自殺予防総合センターについて伺います。  ここが自殺予防に関するナショナルセンターであるという位置付けでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 この配付資料の裏の二番のところなんですけれども、このとおり、毎年の予算額を見ると年々削減されていますが、その理由は何でしょうか。
○川田龍平君 藤井部長を主査とする検討チームが既に二回開かれて、先ほど中山市長からもナショナルセンターについて厳しい御指摘があったと聞いていますが、センターのこれまでの業務や体制について、どこに問題があってどのような課題があったと考えていますでしょうか。また、検討会を二回終えた現...全文を見る
○川田龍平君 時間ですので、残りの質問は次回に回しますが、本当に今回のこの自殺について厚労省として引継ぎをしっかりとやった上で、専任の担当官を置いてやはりしっかりとやっていただきますように、よろしくお願いいたします。  ありがとうございました。
06月02日第189回国会 参議院 内閣委員会、財政金融委員会連合審査会 第1号
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○川田龍平君 よろしくお願いします。維新の党の川田龍平です。  まず、マイナンバーの医療分野における利用範囲の拡大について伺います。  私は、特定健康診査情報などの医療情報は、絶対にほかの人には漏れてはいけない高度な個人情報だと思います。このマイナンバーとのひも付けは慎重に行...全文を見る
○川田龍平君 先週の二十九日の金曜日に産業競争力会議において、医学研究や医療連携に利用するために受診歴や服薬歴など更なる医療情報をマイナンバーと連動させるとの政府決定があったとの報道がありました。  法案の審議中に更なる法改正が必要となる利活用を決定するというのは国会軽視も甚だ...全文を見る
○川田龍平君 厚労省もいかがですか。
○川田龍平君 この中間取りまとめでは、マイナンバーとは別に見える番号を発行するのはコストが掛かる、見えない番号、電磁的な符号の方が、安全性を確保しつつ、二重投資を避ける観点から望ましいということにもなっております。  百二十五万件もの個人の年金情報がサイバー攻撃によって外部に流...全文を見る
○川田龍平君 一元管理や連動したものにならないということでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 是非、今後慎重に検討していただきたいと思います。  自治体による予防接種履歴に関する情報連携には本人同意が不要という古い取決めで決まっておりまして、現在のように個人情報が簡単にネットで拡散をしてしまい、永遠に削除できない時代の決め事ではありません。この慎重な取扱い...全文を見る
○川田龍平君 是非慎重に、よろしくお願いします。  ちょっと通告の関係で、次は時間の関係で飛ばしますが、特定健康診査情報には服薬歴、既往歴だけでなく血液検査や心電図などの検査情報、検査結果も含まれます。これらは個人情報保護法改正における要配慮個人情報に含まれるんでしょうか。
○川田龍平君 この服薬歴については、HIVの薬などは、この薬を飲むこと自体隠している人もたくさんいるわけです。含めるべきだと私は考えます。  今回、なぜ病歴のうち特定健康診査情報に含まれる病歴のみマイナンバーとひも付けすることを認めたのでしょうか。
○川田龍平君 この取り扱う情報ではなく、取り扱う者によってマイナンバーへのひも付けの是非を決めているということで、同じ病歴に該当する情報について、なぜ健康保険組合なら安全で、医療機関なら安全ではないと言えるのでしょうか。どちらも民間ではないでしょうか。  この問題については、も...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  もっと慎重にやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  ありがとうございました。
06月09日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第17号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  厚労省は、五日、薬事分科会における審議参加規程に違反した事実があったとしておわび文を掲載しました。冒頭、その一件だけ質問させていただきます。  大臣、これは、またかというような感想を言わざるを得ない案件ですが、医薬品を承認する国の審議...全文を見る
○川田龍平君 是非、制度設計を改めてやっていただきたいと思います。  このおわびも、実は年金の問題が出て大騒ぎしているときにちょっと出てくるという、非常に何かの大きな問題が起きたときにちょっと出してきたんじゃないかということを疑われるような時期、タイミングだったのではないかと私...全文を見る
○川田龍平君 このマイナンバー導入により民間の中小企業まで管理者が広がることで、ますます個人情報の漏えいが起きることを私は非常に強く懸念をいたします。  二〇一三年のサイバーセキュリティ戦略には、日本全体で八万人の要員が不足、またその七割が能力不足と政府自らが記載をしています。...全文を見る
○川田龍平君 今回、年金機構を襲ったマルウエアによるサイバー攻撃は、政府機関や防衛関連、研究・学術機関、クラウド事業者まで、少なくとも三百か所に侵入済みだとセキュリティーソフト会社が説明をしています。年金以外の、国が管理する個人情報は本当に流出していないのでしょうか、確認していま...全文を見る
○川田龍平君 この答弁者をめぐっては大変押し付け合って、これは内閣官房のものだと、それから総務省の方だということですね。特に、サイバーセキュリティ基本法に個人情報保護ということが目的規定にないことが問題だと思いますが、保有する個人情報をサイバー攻撃から守るためにも、これは政府全体...全文を見る
○川田龍平君 いや、ちょっとこれしっかり調べて、通告もしていますので、答弁していただきたいんですけれども、マスコミの報道によりますと、一通目のメールを開けた人と、また二通目、三通目になるのか分かりませんけれども、その後にパソコンを、同じ人に別のパソコンを与えた人がまた同じものを開...全文を見る
○川田龍平君 なぜ開示できないんでしょうか。
○川田龍平君 捜査の対象だから開示できないということでしょうか。正規、非正規だからということでしょうか。
○川田龍平君 次回またしっかりと伺いたいと思いますが、マスコミには、捜査機関からかもしれませんけれども、マスコミの情報としてはもう既に明らかになっていることが多々ありますが、それが捜査のために開示できないというのは全く理解できません。  次に、厚労省の管理責任について伺います。...全文を見る
○川田龍平君 資料にあります情報セキュリティー対策の手引、先ほども質疑の中で触れましたけれども、是非この内容についてしっかり精査したいと思いますので、資料要求をしたいと思います。  委員長、これを是非資料として提出していただきますように、よろしくお願いします。
○川田龍平君 ほかにこの個人情報保護についてC以下の評価を受けている所管法人というのは、厚労省、ありますでしょうか。
○川田龍平君 膨大な個人情報を有していながら、毎年特別低い評価を受け続けていることをもっと深刻に捉えて厚労省としては対策を打つべきだったのではないでしょうか。五月八日の初動の対処を機構に丸投げしたこと、十九日の警察への通報が課長にさえ上がっていなかった対応も、危機管理上、非常に問...全文を見る
○川田龍平君 厚労省では、ほかの社会保険業務においても、基幹システムからデータを抽出し、職員のパソコンに一時的に保存することがあるそうですが、厚労省内及び所管法人で、パスワードをほとんど設定せずに国民の個人情報をネットにつながっている情報系ネットワークに一時的にでも保管している部...全文を見る
○川田龍平君 周知徹底だけでは先ほどからも言われているように不十分です。医療、介護、生活保護、失業手当など、膨大な国民の個人情報を扱う厚労省が、果たして国民の信頼に応えることができるのかが問われているわけです。  パスワードの設定の有無など、徹底して調査するべきではないでしょう...全文を見る
○川田龍平君 協会けんぽでは、個人情報を扱う基幹システムと日常業務で使用するシステムは物理的に接続されているとのことですが、これでは年金機構と比べても脆弱ではないでしょうか。大臣、いかがでしょうか。
○川田龍平君 時間ですので終わりますが、先ほど新聞の広告の話、今日の新聞に出ていましたけれども、これでは不十分だと思いますので、是非、マイナンバーの広報予算、十五億四千万円も掛けている予算を振り分けてでも、二次被害対策の、国民の年金は国の責任で必ず守りますという内容の政府としての...全文を見る
06月16日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第18号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  まず、二次被害に関して伺います。  昨日、個人情報が流出後、初めての年金支給日でした。今朝の新聞によりますと、週末の詐欺被害に続いて、また今回、和歌山県の六十二歳の女性が流出を装う文書で被害、用紙に個人情報を記入して送付してしまったと...全文を見る
○川田龍平君 万一、今回個人情報が流出した受給者の方が成り済ましの被害に遭って年金を横取りされてしまった場合、その方の受給権は補償するということでよろしいでしょうか。大臣、いかがでしょうか。
○川田龍平君 当然この受給権は認めるべきで、さきに大臣は、この二次被害の例というのもいろいろあるので、金銭的な補償を行う考えは今は持っておりませんと衆議院で答弁しておりますが、その後、山本副大臣が、過失がない成り済ましのような年金の支払が起きた場合、正しい年金記録に基づいて確実に...全文を見る
○川田龍平君 もう既に神奈川県で三百万円の詐欺被害が出てしまっています。このケースは救済の対象になるのでしょうか。一刻も早く救済の線引きを明確にしておくべきと考えますが、大臣、いかがでしょうか。
○川田龍平君 答えになっていませんけれども、私はまさにこれが国民の一番の心配事だと思いますので、是非これもしっかりと検討して、しっかり補償していただきたいと思いますが、今回の事案と関係のない被害者との公平性も考える必要があろうかと思いますが、これまでこの事案と関係なく年金受給者が...全文を見る
○川田龍平君 警察庁、いかがでしょうか。
○川田龍平君 この再発予防というものを検証委員会に丸投げした分で、厚労省は今から真剣にこの救済、補償の在り方について検討して、全国で被害が多発する前に方針を打ち出して国民を安心させてほしいと考えています。  この百二十五万件の個人情報には、管理画面上、アラート表示を導入するとの...全文を見る
○川田龍平君 是非、しっかり二次被害を防止していただきたいと思います。  次に、個人情報流出の再発防止に向けた取組について伺います。  郷原参考人にお尋ねします。  検証委員会の事務局に大臣官房総務課四名の方が庶務を行う名目で入っているようですが、これは、事務局には厚労省職...全文を見る
○川田龍平君 やはり、この事務局の体制、事務局員にも厚労省の職員ではない方をしっかりと充てて、やっぱり本当の第三者でやっていく必要があるのではないかと思います。  社保審の年金事業管理部会は、今回の不祥事についてどのような取組を行う予定でしょうか。
○川田龍平君 郷原参考人に伺います。  部会の第一回の会議録を読みますと、年金事業全体に対する国民目線でのチェックという意味では、昨年廃止された総務省の年金業務監視委員会とほぼ同様の機能を所掌するとのことですが、国民目線のチェック、本当にできるんでしょうか。
○川田龍平君 ありがとうございます。  是非そういった形のものをこれからつくっていかなきゃいけないと私も思います。  それでは、次の質問に参ります。  NISCの初動について、西本参考人は一定の評価をしておられますが、マイナンバーの導入を控えて、NISCの権限強化に向けてサ...全文を見る
○川田龍平君 是非これは入れていくべきだと思います。  次に、当委員会の流会の原因となった機構のメール送受信専用外部回線について伺います。  このメール送受信の専用外部回線には容量制限があるとのことですが、この回線からの個人情報の流出は技術的にあり得ないと考えてよいのでしょう...全文を見る
○川田龍平君 この配付資料の二を御覧ください。これは、先ほどの石橋議員のカラーのものを白黒にして、更に手書きの文字が入っているものですけれども、この厚労省の統合ネットワークを通じてもインターネットメールはやり取りができるはずです。  ところが、実は、厚労省本省、左の上の方にある...全文を見る
○川田龍平君 これは、通告の段階では監視していないと聞いております。  厚労省は、統合ネットワーク以外のインターネットメールの回線を持っているということで聞いておりますが、厚労大臣は、厚労省がそのような回線を維持しているということについて、大臣はこの存在を御存じでしたでしょうか...全文を見る
○川田龍平君 いや、中央センターを通ってインターネットに接続しているという図がこの厚労省から配付された資料にありますけれども、その中央センターのところでNISCの監視が働いているということを聞いております。  というわけで、今回、日本年金機構の地方ブロック本部・年金事務所という...全文を見る
○川田龍平君 この年金機構と同じく、本省にも外部の回線が開いているということは、これは大臣、御存じでしょうか。
○川田龍平君 いや、これは、NISCはこの左の本省から直接外部に出ているものについては監視していないんですよ。それでいいですよね、谷脇さん。
○川田龍平君 さっき、年金機構の方はしていないと言っていましたよね。
○川田龍平君 ジーオー・ドット・ジェーピー以外の一般向けのメール送受信用にインターネットの出口を設けていると聞いていますが、これについてNISCは監視していますでしょうか。ジーオー・ドット・ジェーピー以外のものです。
○川田龍平君 この厚生労働省の統合ネットワークに参加している組織のうち、年金機構と本省以外にも、じゃ、その年金機構以外に、ほかにも地方厚生局などありますけれども、NISCが監視していないインターネットへの出口を持っている組織があるのではないでしょうか。これはいかがでしょうか。
○川田龍平君 これ、安藤審議官、いかがですか。
○川田龍平君 要するに、これ調べていないということですね。本当に是非これ調べていただきたいと思います。早くやっていただきたいと思いますが、厚労省は様々な個人情報を扱う部署や所管法人がありますので、霞が関の中でも防衛省に準じるほどの高いレベルの手順書やセキュリティー措置を講じるべき...全文を見る
○川田龍平君 質問の答えでないところまで答えなくていいですけれども、全国四百五十の拠点の業務系システムと機構LANシステムの端末同士というのは、今もイントラメールでやり取りができるということですが、これは事実でしょうか。
○川田龍平君 そうだとすると、国民の年金記録の管理を行う業務系システムは、機構LANシステムを通じてインターネットと物理的にはつながっているということになりませんか。これまでの答弁と食い違っていませんでしょうか。
○川田龍平君 衆参の議事録の訂正が必要かどうか是非検討していただきたいと思いますが、この業務系のシステムと機構のLANシステムがイントラネットでメールでつながっているということなんですけれども、西本参考人にお尋ねしますが、機構LANシステムの端末が感染した場合、イントラメールを通...全文を見る
○川田龍平君 今までは業務系システムというのはもう完全に独立してインターネットとは物理的に遮断されているという考えで聞いておりましたけれども、もし仮に、業務系システムと機構LANシステムを端末同士で、イントラメールでのやり取りが業務上必要なのかも含めて、これ是非よく検証していただ...全文を見る
07月02日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第19号
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○川田龍平君 よろしくお願いします。  前回、時間切れでできなかったこれまでの厚労省と機構の対応について伺います。  情報政策担当参事官室、情参室は、五月八日にはインシデントと認識していたと衆議院で答弁しておりますが、では、いつ深刻なインシデントと認識したのでしょうか。八日な...全文を見る
○川田龍平君 しっかり答えていただきたいと思いますが、先日、修正加筆された経緯によれば、この情参室は、二十二日にもNISCとやり取りをしているにもかかわらず、機構が警察に届け出たことについて二十九日までNISCへの報告を怠っていました。  政府全体の方針としては、深刻なインシデ...全文を見る
○川田龍平君 これは通告しておりませんが、これ、十九日の時点でなぜ通知しなかったんでしょうか。
○川田龍平君 これはちゃんと後でやらなきゃいけないと思いますけれども、やっぱりいろんなことが起きています。  これは通告またしていないんですけれども、協会けんぽでも不審な通信が確認されて、警視庁に相談しているとの報道が十七日にありましたが、保険局はいつこの事実を知り、また、情参...全文を見る
○川田龍平君 医療保険に関する個人情報が流出したかもしれない場合に、所管する厚労省はいち早く連絡を受けて、警察に相談をする段階では当然NISCに一報が行く体制をしくということになっていると思うんですけれども、なぜこれが年金の場合に行かなかったのかと。また、この情参室は職務を適切に...全文を見る
○川田龍平君 次に、年金局について伺います。  これまでの答弁によれば、五月八日以降二十五日まで、年金局の一係長が本事案について一人で問題を抱え込み、上司に報告せず、周囲も気付かなかったとのことです。まあ、あり得ないと思いますが。机や電話の配置、昼食時や休憩時の職員のコミュニケ...全文を見る
○川田龍平君 あの事件からもう一か月以上たっているわけで、五月八日からすれば二か月近くになるわけですが、検証委員会の結論を待つことなく、日常の業務体制の見直しについては当然行ってしかるべきだと思います。是非しっかり取り組んでいただきたいと思います。  先日配付された経緯の修正版...全文を見る
○川田龍平君 今回の事案というのは、私は、サイバーセキュリティーとかメールによって情報流出が起こったからこういう事件が起こったというだけではなくて、実は、年金機構そのものが、外部委託を通して銀行口座など入った情報もUSBに抜き取ろうとしているという情報も既に上がっていますし、だか...全文を見る
○川田龍平君 厚労省では調査はしているんでしょうか。
○川田龍平君 調査は完了したんでしょうか。
○川田龍平君 それはNISCにはちゃんと伝えてあるんでしょうか。
○川田龍平君 NISCには伝わっていますでしょうか。
○川田龍平君 この件に関しては、二週間以上前に当委員会で後刻報告しますと約束した件ですので、後日ではありませんので、是非、本当に、西本参考人という方もインターネットメールの専用回線でも情報の漏えいは起こり得ると答弁されていました。多くの個人情報が行き来する厚労省統合ネットワークに...全文を見る
○川田龍平君 これも前回お尋ねをした件ですが、年金機構の基幹システムの端末がインターネットとつながる情報系端末とイントラメールのやり取りができる点について伺います。  理事長、まず、イントラメールとインターネットメール、理事長が、インターネットメールは利用可能ということで前回答...全文を見る
○川田龍平君 この間の理事長の答弁というのは二転三転している印象がありますので、前回も申し上げましたように、衆議院と参議院の議事録の訂正が必要かどうか、是非よく検討していただきたいと思います。もう既に参議院の議事録ではインターネットメールとなっております。  それではお尋ねしま...全文を見る
○川田龍平君 これは、通信制御ですとか開発言語が違うから大丈夫だと、こういうことを言われているわけですけれども、西本参考人によりますと、イントラメールを通じた情報漏えいというのもあり得るとの答弁でした。今後のハッカー技術の高度化も予測しながら、やっぱりこの基幹システムの端末のセキ...全文を見る
○川田龍平君 保険局はこうやって何のパソコンに何が入っていたかと言えるのに、何で年金機構の方が言えないのかがよく分からないんですけれども、このほかにも報道がありますが、厚労省の一斉点検で、現時点までにどこの組織でウイルス感染や不審な外部との通信が確認されているんでしょうか。また、...全文を見る
○川田龍平君 今、厚労省以外にも、ほかのところも出てきていますけれども、本当にそこは情報をちゃんと出しているんですね。年金機構だけ出していないのはおかしな話だと思います。  それで、次の質問、最後にしますが、マイナンバー実施に伴う自治体間の総合行政ネットワークを集中監視する組織...全文を見る
07月09日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第20号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  まず、子宮頸がんワクチンについて伺います。  五月二十日の日本神経学会で厚労省研究班が発表した内容によれば、子宮頸がんワクチンの副反応被害について、体内の免疫システムに関わる特定の遺伝子が症状の出やすさに関連している可能性があるとのこ...全文を見る
○川田龍平君 引き続き、人数を増やした、九十人を対象にした、夏にも臨床研究を行うということで記事にもなっておりますが、この研究成果によって、心身の反応の可能性が最も高いという厚労省の判断の根拠が崩れたことになるのではないでしょうか。
○川田龍平君 是非今後の研究をしっかり見守りたいと思いますが、この子宮頸がんワクチンの接種には、まず遺伝子検査を受けることが必要になるのではないでしょうか。
○川田龍平君 この副反応被害とHPVワクチンとの因果関係を否定し、接種を推進する実態不明の任意団体、HPVJAPANの声明について伺います。  このウエブサイトで見る限り、厚労省が選定した協力医療機関のうち、院長や窓口の責任者を務める医師が声明に賛同している医療機関は幾つありま...全文を見る
○川田龍平君 十六の医療機関ということですが、大臣は衆議院の厚労委員会で、個人の見解で、所属する機関とか施設を代表するものではないと答弁をされていますが、所属する機関や施設を明記をしているということがあります。だから、重篤な副反応被害者の方々は、そのような医療機関では、たとえ厚労...全文を見る
○川田龍平君 これが個人の見解であるならば所属機関を書くべきではないと思いますし、また、このHPVJAPAN声明の呼びかけ人は子宮頸がん征圧をめざす専門家会議の議長である野田起一郎医師や実行委員長である今野良医師であり、HPVJAPANとこの専門家会議の電話番号は同じです。そして...全文を見る
○川田龍平君 是非これもしっかりと開示をしていただいて、しっかりとした措置をとっていただきたいと思います。  次に、B型肝炎対策について伺います。  いわゆるユニバーサルワクチンは二十年間の効果があると言われますが、実際は人によってばらつきがありますし、今問題になっているジェ...全文を見る
○川田龍平君 このB型肝炎感染者、患者の特に悲願でもありますので、この根治治療薬の開発を是非引き続き進めていただきたいと思います。  次に、群大病院の腹腔鏡手術の事案を踏まえ、どのように高難度の医療技術を導入していくべきか整理をしていくということで局長答弁をいただいていますが、...全文を見る
○川田龍平君 私は、このテーマに絞った検討会を立ち上げるものばかりと思っていましたが、ほとんどこれは厚労省内の職員会議、僅かに有識者が三名、しかも厚労省のこの手の検討会の常連のメンバーではないですか。野村弁護士に至っては、GPIFの組織改革も、それから年金機構の検証委員会も担当し...全文を見る
○川田龍平君 先進医療会議なども是非やってはどうかと思いますし、是非やっていただきたいと思います。  改めて臨床研究と高難度医療の境目についてこれまでの局長答弁をまとめると、どんなに危険で安全性が承認されていない外科手技を実験的に何人もの患者に対して行っても、臨床研究計画を組ま...全文を見る
○川田龍平君 別にやった方がと思いますが、純粋に患者を助ける目的であるならば、限られた人数の患者であれば許容されるかもしれませんが、今回の群大病院の事例においては多数の患者に実験的な治療法を続けて行い、しかも群馬大学の大学情報データベース上、研究業績としてその症例をまとめたものを...全文を見る
○川田龍平君 であれば、是非これは臨床研究としてやったということにするべきだと思います。  そして、米国では、医薬品の承認申請目的のもの、広告に使うものは食品・医薬品法の適用範囲であり、さらには、公的資金による研究は国家研究法と被験者保護規則が適用されていることを踏まえれば、臨...全文を見る
○川田龍平君 日本では、治験とそれ以外の臨床研究を分別するという一般的ではない規制が行われており、今回の新法もその状態を固定することになるのでしょうか。そうだとすると、薬事関連法制下での医薬品の有効性や安全性に関する情報が蓄積されず、国際的なデータベースとの連携もできずに、医薬品...全文を見る
○川田龍平君 臨床研究の適正化法、推進法ですけれども、この法律についても出しておりますので、是非それも与野党併せて検討していただきたいと思いますが。  私、諸外国からはGCP、グッド・クリニカル・プラクティスとみなされない臨床試験を日本国内でだけこのGCP水準だと認めるというこ...全文を見る
○川田龍平君 最後に、現在、省の内部で検討されている日本版コンパッショネートユース制度は、有効性、安全性を確認するという目的の対象外の患者を集めて行う試験であり、比較試験は行えないので、有効性、安全性を確認することはできないのではないでしょうか。  したがって、この人道的治験は...全文を見る
07月14日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第21号
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○川田龍平君 よろしくお願いします。  医療情報保護の在り方について伺います。  全ての医療保険者や介護保険者の情報流出防止のための対応については、七月中旬の何日を締切りに集約し、公表する予定でしょうか。
○川田龍平君 医療情報は重要な個人情報であり、年金以上にセキュリティーをしっかりするべきと考えますが、各医療保険者のデータは自治体とも共有をされています。そのためにも、NISCの監視範囲を自治体にも拡大するよう、サイバーセキュリティ基本法を改正すべきではないかと考えますが、いかが...全文を見る
○川田龍平君 今現在、維新の党では、そのような法改正も含めて検討しております。党内手続が済み次第、各党にお願いに上がりたいと思っていますので、よろしくお願いします。  次に、情報流出がないと誤回答した問題について。  昨日、質疑通告を三時半に行ったところ、四時に記者発表をした...全文を見る
○川田龍平君 これは通告なしですけれども、報道によれば、六月十三日には誤回答の事例を把握し、十四日には正確な情報入力を終えていたとのことですが、事実でしょうか。
○川田龍平君 質問に明確に短く端的に答弁していただきたいんですけれども、十四日には正確な情報入力を終えていたということは事実ですか。イエスかノーかでお願いします。
○川田龍平君 コールセンターによる説明誤りが二十三名という発表でしたけれども、その後も同様の誤回答が起きていないとは断言できないのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 そして、この百一万人に送った郵送のおわび状のうち、何通が戻ってきていますか。
○川田龍平君 そんなにたくさん、四万二千通も届いていないんですね。その四万二千通の方に個別訪問をするということでしょうか。どのような対応を、今後いつまでに行うのでしょうか。九月に新年金手帳を発行すると聞いていますが、それまでに全員にこの情報は届くのでしょうか。
○川田龍平君 先ほど津田理事からもありましたように、もう引っ越して、いないにもかかわらず、郵便受けに残ったものなども含めるとまた更に増えることが考えられますが、この誤回答が判明した端緒は職員とのことですが、百一万人の中で、電話での事前問合せのときに流出していませんよとの誤回答を受...全文を見る
○川田龍平君 その誤回答をしてしまった方から問合せがあった場合に、コールセンターは応じる体制になっているんでしょうか。
○川田龍平君 つまり、これは加入者にとっては二度手間になってしまうと。コールセンターに電話をしてもそこでは分からないということで、結局、これを年金事務所にもう一回電話してくれという回答になっているということなんですね。  これ、先週までの答弁では、この誤回答は年金局に事務処理誤...全文を見る
○川田龍平君 これ、日本年金機構には通告していませんけれども、四月以降の分はいつ月例報告、公表するんでしょうか。
○川田龍平君 二千四百四十九名の個別訪問をすれば、たまたまその先が新聞記者の家かもしれないですし、ネットに書き込まれるかもしれないということであるんですが、前もって厚労省に報告しておこうとどうして考えなかったのでしょうか。
○川田龍平君 四月の末の月例報告と見比べると、今回の誤回答は明らかに質も量も異なり、加入者や社会に与える影響が大きく、月例報告では済まない内容だったと大臣はお認めになったから昨日の報道発表があったと理解してよろしいでしょうか。
○川田龍平君 ということは、厚労省は事前に報告をもし受けていたとするならば、即座に記者会見をし、個別訪問することを公表していたということですね、大臣。
○川田龍平君 じゃ、次に行きますが、年金事務所の土日対応は七月十二日までの予定でしたが、今回の事態を受けても今週から週末の窓口は閉める予定でしょうか。
○川田龍平君 この土日対応についても、人件費、また電気料金など公金が投入されるわけですから、加入者の理解が得られる時期を慎重に判断していただきたいと思います。  配付資料のとおり、この配付させていただいています資料、四十四名の出向者について、厚労省から機構に四十四名もの出向者が...全文を見る
○川田龍平君 これ、大臣も手が挙がりましたけれども、なぜ、四十四名もの出向職員がいるにもかかわらず一名からも、たった一人も厚労省の方に、先ほどもありましたけれども、上がらなかったんでしょうか。なぜでしょうか。
○川田龍平君 ちょっと先の答弁になってしまっていますけれども、誤回答問題については、この後、いかがですかということで聞こうと思っていましたが、この四十四名の誰も六月中には知らなかったということでしょうか。この誤回答問題について、薄井副理事長も七月六日の報道まで知らなかったのでしょ...全文を見る
○川田龍平君 実は、今回の情報流出事件を受けて大臣は、審議官級以下十七名を新たに、更に機構本部に送り込んでいますが、今回の誤回答事件を七月六日以前に誰も知らなかったのなら、何のために送り込んだんでしょうか。送り込んだ意味がないのではないでしょうか。日本年金機構は、審議官級以下十七...全文を見る
○川田龍平君 十七名に全く伝えていなかったということでよろしいんでしょうか。
○川田龍平君 今度、この出向した審議官を参考人に呼んで、審議官級の方に是非答弁していただきたいと思いますが、この情報流出以降、新たに送っているわけですよ。情報を密に連携させるために送っているわけですよ。にもかかわらず、こうした重大な事件について事務処理誤りだと。単なる事務処理誤り...全文を見る
○川田龍平君 大臣、これ何のために送ったんですか、新たに十七名も。十七名も送っているんですよ、出向。何のために新たに十七名送ったのか、最後に答弁ください。
○川田龍平君 この問題については、これちょっと質問し切れなかったものもありますので、引き続きこの集中審議を続行していただきたいと思います。よろしくお願いします。     ─────────────
07月30日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第22号
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○川田龍平君 よろしくお願いします。  法案審議の前に、精神医療について短く伺います。  通院医療を通じ自立生活と就労を目指すことは、本人にとってはもちろん、国家財政上も労働政策上も望ましいことです。しかし、先週、東京都内の福祉事務所に、ある精神科クリニックから相談員が派遣さ...全文を見る
○川田龍平君 大臣、いかがでしょうか。
○川田龍平君 本人宛てであっても、通院先に送るというのは極めて不適切ですので、大田区などには厚労省からも技術的助言をすべきと考えます。  また、市民後見人制度は周知が進んでいません。今回問題が指摘された大田区、港区、江戸川区は、人材養成の補助事業を実施していないなど、自治体の取...全文を見る
○川田龍平君 事前にいただいた資料では、東京都で九区三市、北海道と富山県で一市、福岡県で二市だそうです。これらの自治体でもいわゆる囲い込みが起きていないか、全国的な実態把握を進めていただきたいと思います。  さらに、問題となっている医療法人の理事長は、有限会社をつくって取引を行...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  それでは、派遣法の質疑に入りますが、二〇一二年三月、労働者派遣法の前回改正の際に、私は、派遣労働者の方々の同一労働同一賃金を実現し、派遣労働者が正社員と同等に評価される社会をつくるべきであり、また、賃金だけではなく派遣労働者の健康管理面で...全文を見る
○川田龍平君 では、次に、当初からの常用代替の防止と、後に導入された臨時的、一時的な働き方というこの二つの原則は、現時点でどのような関係にあるのかについて御説明ください。
○川田龍平君 この常用代替の防止が上位で、臨時的、一時的な働き方が下位という関係にあるんでしょうか。あるいは、常用代替の防止が最終的な目的で、臨時的、一時的な働き方が手段の関係にあるんでしょうか。それとも、お互いが矛盾していたり両立しないケースはありはしないでしょうか。
○川田龍平君 今回の改正案による期間制限の見直しによって、二つの原則について考え方が変更されることになるのかどうか、確認したいと思います。とりわけ、無期雇用の派遣労働者について、一切の派遣期間制限がなくなる点については、常用代替の防止、そして臨時的、一時的な働き方の原則から大きく...全文を見る
○川田龍平君 新卒を企業が正社員として一括して直接雇用するという、いわゆる日本型の雇用慣行について、大臣はどのような見解をお持ちでしょうか。今後ともこれを維持すべきと考えていますでしょうか。
○川田龍平君 一方で、今回の改正案の目的として正社員化の推進が挙げられていますが、派遣労働者が正社員化することは常用代替の防止の観点からはどう評価されるんでしょうか。労働市場全体から見た場合、派遣労働者から正社員という道が標準的になった場合、新卒を企業が正社員として一括して直接雇...全文を見る
○川田龍平君 常用代替の防止は正社員の保護を目的としており、派遣労働者保護と相入れないという指摘もあります。  登録型派遣の派遣契約終了に伴う雇い止めの効果が争われた二〇〇九年のいよぎんスタッフサービス事件の最高裁判決では、常用代替防止という派遣の趣旨に照らし、労働者の雇用継続...全文を見る
○川田龍平君 それでは、今回の改正案は、この上記の研究会報告書で指摘された問題を解決する内容になっているんでしょうか。
○川田龍平君 是非、この派遣法の審議については引き続きしっかりやっていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。  ありがとうございました。
07月31日第189回国会 参議院 本会議 第35号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  私は、難病患者の一人として、女性も含む全ての人が輝ける社会が形成されることを願い、以下、会派を代表し、質問いたします。  安倍総理は、四月の米国議会でこう宣言しました。私たちの時代にこそ、女性の人権が侵されない世の中を実現しなくてはい...全文を見る
08月04日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第23号
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○川田龍平君 川田龍平です。  前回の質疑の際、現在の労働者派遣法における常用代替の防止と、臨時的、一時的な働き方の原則の関係について明確な答弁は得られませんでした。結局、一九九九年のネガティブリスト化の際に、常用代替が生じないように、自由化業務に係る派遣を臨時的、一時的なもの...全文を見る
○川田龍平君 今回のこの改正では、労政審の建議を踏まえ、派遣労働が臨時的、一時的なものであるという原則を条文に明記することとしていましたが、仮に常用代替の防止という原則の考え方が派遣法から除かれたとしても、この派遣労働が臨時的、一時的なものという考え方は残ると考えますかどうか、厚...全文を見る
○川田龍平君 次に、二〇一三年の十月に規制改革会議が出した労働者派遣制度に関する規制改革会議の意見によれば、非正規労働者が全体の四割近くなった現在、労働者派遣法だけが常用代替防止を通じて従来の日本的な雇用慣行の維持を法の基本原則とすることに固執するのは妥当ではない、また、諸外国で...全文を見る
○川田龍平君 もっと具体的に答弁いただきたいと思いますが、非正規労働者が全体の四割近くなった現在、労働者派遣法だけが常用代替防止を通じて従来の日本的な雇用慣行の維持を法の基本原則とすることに固執するのは妥当ではないとの指摘について、この指摘のみについて、厚労省はどのような見解でし...全文を見る
○川田龍平君 それでは次に、諸外国では、我が国のように正社員の保護を目的とする規制はまれであり、派遣労働の規制根拠をEUのように実態にそぐわない派遣の利用や低処遇、不安定雇用の防止という派遣労働の濫用防止に転換すべきであるというこの指摘については、厚労省はどのような見解でしょうか...全文を見る
○川田龍平君 先ほどEUの話をしましたけれども、EU諸国においてこの派遣労働の濫用防止が法理とはなっていないということでしょうか。
○川田龍平君 それでは、この派遣労働の濫用防止というのは、派遣先の正規雇用労働者との均衡処遇の推進によって実効を確保すべきであり、派遣労働者に不合理な格差が生じないよう、我が国の実情に即し、処遇全般に目配りした幅広い均衡を図るべきであるというこの指摘についても厚労省の見解をお聞か...全文を見る
○川田龍平君 次に、期間制限について伺います。  現行制度では、二十六業務には期間制限が掛からず、そのほかの業務には最長三年の期間制限が掛かっています。今回の改正案では、分かりやすい制度とするためにこれを廃止し、派遣先事業所単位及び個人単位で最長三年の期間制限を設けるとされてい...全文を見る
○川田龍平君 厚労省が実施した二〇一二年の派遣労働者実態調査においては、正社員として働きたい者が四三・二%、派遣労働者として働きたい者が四三・一%とのことで、拮抗しているとのことでした。これに対して、厚労省がインターネットによるアンケート調査として二〇一三年三月に実施した派遣労働...全文を見る
○川田龍平君 厚労省の答弁を聞いていると、本当に都合のいいというか、異なる解釈が成り立つ複数の調査結果をうまく使い分けて、都合のよい数字だけを調査結果として提示しているように感じてしまうのは私だけではないと、意見が出ています。  いずれにしても、正社員になることを希望する派遣労...全文を見る
○川田龍平君 無期雇用派遣労働者について伺います。  無期雇用の派遣労働者は期間制限の対象外とされています。無期雇用派遣労働者は有期の場合よりも雇用が安定していると政府は答弁していますが、無期雇用派遣労働者の六五%は将来の雇用に不安を抱いているという調査があります。二〇一一年の...全文を見る
○川田龍平君 時間ですので、もう一度伺いたいんですけれども、無期雇用派遣労働者が不安を抱いている理由について、もう一度説明いただけないでしょうか。
○川田龍平君 この無期雇用派遣労働者についても、不安はやっぱり六五%と高いというわけであります。やはり、派遣労働者が抱いているこの不安に対して、今回の法改正によってこれが果たして本当に不安がなくなるのかというと、そうではないと私は思っておりますので、この無期雇用派遣労働者の問題に...全文を見る
08月10日第189回国会 参議院 予算委員会 第19号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  質問に入る前に、礒崎陽輔首相補佐官の当委員会への参考人招致を求めたいと思います。  憲法違反である政府の安保法制は絶対に認められません。  法的安定性は関係ないとした首相補佐官の発言は極めて問題であり、先般の特別委員会での質疑では国...全文を見る
○川田龍平君 よろしくお願いします。  では、質問に入ります。  日本年金機構がサイバー攻撃を受け、百一万人の個人情報が流出して三か月がたとうとしています。いまだに犯人や被害の全容は明らかになっておらず、国民の不安と不信感は今も解消されていません。そんな中、年金機構の水島理事...全文を見る
○川田龍平君 この全国の年金機構には厚労省から四十四人もの出向者がいます。さらに、今回の個人情報流出事件を受けて、追加で十七名が送り込まれていますが、しかし、蓋を開けてみますと、情報を正確に上に上げないどころかミスを隠すなど、塩崎厚労大臣ですら役に立っていないと認めている有様です...全文を見る
○川田龍平君 今回の情報流出の対応経費は少なくとも八億円、先ほど十億円という話もありました。さらに、システム改修費用なども膨らむわけです。財務大臣、結局これ税金から出すんでしょうか。不祥事出しても国民の税金で尻拭いされ、職員は火の粉を浴びずに守られている。これでどうやって意識改革...全文を見る
○川田龍平君 次に、先ほどからテーマとなっています新国立競技場問題について伺います。  今回の整備計画は、デザイン選定から二年半を経て白紙に戻ってしまいました。これまで支出済みで、結果的に無駄になる税金は全部で幾らになるでしょうか。六十二億円ということでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 この既に支出した六十二億円という税金、先ほどは四百億と、更に追加されるということも話に出ておりましたが、二年半という貴重な時間を無駄にしたこの更にかさむコスト、総理、先ほど委員の質問に申し訳ないと繰り返していますが、何について申し訳ないと思っているんでしょうか。
○川田龍平君 アテネや北京のスタジアムが今どうなっているか、総理は御存じでしょうか。もったいないことに、その大半が廃墟となっております。たくさんの税金を掛けて造った施設を無駄にしてしまっていると。  我が国では同じ轍を踏まないよう、事前に維持管理費や利用料を逆算して、例えば座席...全文を見る
○川田龍平君 国民の税金を使って造った施設が、用が済んだら次々と廃墟になるような今のやり方はどの国でも評価されていないのが現状です。こうした非効率なやり方が続いていることに対する国際社会への問題提起として、我が国はむしろFIFAに対して、サッカー協会に対して、要件緩和を堂々と交渉...全文を見る
○川田龍平君 総理、過去の開催国の廃墟の写真を是非御覧ください。私は、世界が必ずこの日本の主張に追い付いてくると確信をしております。    〔委員長退席、理事岡田広君着席〕  さて、新国立競技場の事業主体である日本スポーツ振興センターの災害共済給付について伺います。  事故...全文を見る
○川田龍平君 この高校生の自殺数は中学生の三倍に当たります。自殺総合対策大綱には、多くの自殺は心理的に追い込まれた末の死とあります。毎年百人以上の高校生の命の重さを受け止め、高校生の自殺も給付対象に加える形に改正すべきと思っています。  それでは次に、TPP交渉に関連し、私が最...全文を見る
○川田龍平君 私が二〇一二年にワシントンの国際エイズ会議に参加したときも、この新薬データ保護期間の問題が最大の懸念として取り上げられていました。なぜWTOが新薬データ保護期間に関してはジェネリック薬へのアクセスに配慮し、わざわざ例外規定を設けているのか。命に関わる薬については企業...全文を見る
○川田龍平君 二〇〇九年にアメリカのオバマ大統領が広島を訪れ、原爆投下について謝罪する計画があったにもかかわらず、日本政府が時期尚早と断っていたとアメリカのABCニュースが報道しています。  民主党政権下で政府がそれを断ったこと自体理解に苦しみますが、七十年目の節目である今、健...全文を見る
○川田龍平君 この七十年目の節目にお互いきっちりと謝罪すべきと考えております。  今年はまた、シベリア抑留七十年目にも当たります。五年前、超党派の議員立法で成立したシベリア特措法には、国として追悼する責務と書かれておりますが、いまだに国としての追悼が行われておりません。特措法に...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。  命が最優先される国のかじ取りを国のリーダーとしてしっかりやっていただきたいとお願いして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。
08月11日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第24号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  先週、地方公聴会、そしてその直後に非正規雇用労働者の待遇改善と希望の持てる生活を考える議員連盟の申入れを大臣にさせていただきました。その後、参議院の予算委員会がありまして、ちょっと大臣に要望をしていなかったんですけれども、大臣の方から出...全文を見る
○川田龍平君 是非この十一項目についても一つ一つ聞いていきたいところですが、ちょっと今回、法案の審議に入らせていただきますので、また是非しっかり取り組んでいただきたいと思います。厚労省としては、罰則を設けるということになると、求人企業が民間職業紹介に流れてしまうという言い訳をされ...全文を見る
○川田龍平君 次に、派遣先事業所単位の期間制限について伺います。  事業所として最初の派遣労働者を受け入れたときから三年を超えて継続して受け入れようとするときは、派遣先の過半数労働組合等の意見聴取が必要となります。  例えば、人事課で最初の派遣労働者を受け入れたときから三年を...全文を見る
○川田龍平君 やはり問題は、先日の質問冒頭で指摘したように、臨時的、一時的な働き方と条文には明記しながら、企業は取っ替え引っ替えずっと派遣労働者を同じ職務で使い続けられることになるところにあるのだと思います。  この点、規制改革会議においては、派遣先の正規雇用労働者との均衡処遇...全文を見る
○川田龍平君 この初回の委員会から本日まで、私が常用代替の防止を始めとした派遣法の原則についていろいろと質問してきました。そして、法の根本原則の意味が変化していたり時代に合っていないものがあるのではないかと指摘をさせていただきました。もちろん、私は、我が国の新卒一括採用を始めとす...全文を見る
○川田龍平君 是非、この後ですね、今後のことについてもしっかり余地をやっぱり考えていただきたいと思いますが、是非この均等待遇、均衡待遇についての御意見、いかがでしょうか。
○川田龍平君 次に、個人単位の期間制限についても伺います。  今まで期間制限がなかった二十六業務についても、今回の改正案では三年の期間制限が設けられ、二十六業務で働く派遣労働者の雇用が不安定になるとの懸念があります。現在既に二十六業務で働いている中高年者の場合、特に専門的な業務...全文を見る
○川田龍平君 これ、何度もこの委員会でも取り上げられていますけれども、一律に二十六業務を全くそれと同じにするということではなくて、見直しをするということだったと思うんですね。そういったことをやっぱり、全部それを垣根をなくしてしまってというか、全部一律にしてしまうということがやっぱ...全文を見る
○川田龍平君 この方たち向けの専用相談窓口を設置するとのことですが、これは法律施行後ということではなく、やっぱり今現時点で、先ほども現在進行形で雇用の雇い止めということが起こってきているということですので、是非早急に設置していただきますようによろしくお願いします。  終わります...全文を見る
○川田龍平君 公述人の皆様、今日はありがとうございます。質問させていただきます。  まず、山本公述人にお願いしたいんですけれども、今回の法改正によって届出制の会社も許可制へと移行することによって、人材派遣業が大変寡占化が進むのではないかと思われるんですが、特に山本公述人の会社は...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  テンプホールディングスの水田社長のインタビューがちょうど資料に挟み込まれておりまして、この資料によると、企業買収による規模拡大も必要だということを社長がおっしゃっていて、多分こういう意味では派遣業者というのは大変大きくなっていくんではない...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  山本公述人ばかりでちょっと申し訳ないんですけれども、臨時的、一時的なものというのが原則としてこの法律の中身にあるんですが、無期雇用派遣労働者の派遣期間の制限がなくなることによって派遣社員化というのが、正社員ではなく、一時的な原則、臨時的な...全文を見る
○川田龍平君 テンプ社長の水田さんのこのインタビューにもあるんですけれども、今後、派遣期間も変わって、これまでは業務ごと三年だったものが改正案では一人当たり三年になると。同じ仕事でも人が交代すればずっと派遣社員に任せられて、企業も活用を増やすのではないかということで、基本的に正社...全文を見る
○川田龍平君 派遣労働者の均衡待遇についてお聞きしたいんですけれども、伊藤公述人と山本公述人にお願いしたいんですが、今後、派遣労働者の均衡待遇、それから、私ども同一労働同一賃金ということで、正社員の人と同じ労働内容であってやっぱり賃金に差があるというところの均等待遇をしっかりして...全文を見る
○川田龍平君 海外の、特にヨーロッパですとかアメリカですとか、ジョブ型というか、仕事の仕方として非常に違うというところで、今後ジョブ型に進んでいくと、今度、新規の若い人たちの正社員への道というか、新規採用が一括採用で正社員化していくという道が閉ざされてしまうんじゃないかという懸念...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  先ほど山本公述人から、技術系と事務系と比較して、人材派遣業で、今日午前中はこの委員会でメイテックという、特にエンジニアの人たちの派遣業の仕事の仕方を見てきたんですけれども、やっぱり事務系と理系というか技術系とではまた違った人材派遣業だと思...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  それでは、次に田中公述人に。派遣労働というものについて、先ほど、この派遣法改正によって派遣の仕事というのがこれから一生派遣になってしまうというようなことでしたけれども、本当に派遣の仕事を選んでしている人たちにとっては一生派遣でもいいのでは...全文を見る
○川田龍平君 田中公述人、同一労働同一賃金という法律を今回国会に提出されているんですけれども、衆議院の方では提出されたんですけれども、その法案についてはどういうふうにお考えでしょうか。
○川田龍平君 樽井公述人です。
○川田龍平君 樽井公述人と山本公述人に、両方お願いしたいんですけれども、今回許可制ということになることで企業に対しての責任というのが非常に重くなると思いますが、この許可を取り消すに当たっての政府の回答というのがちょっとまだ曖昧なんですけれども、どのようなときにこの許可を取り消すべ...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  時間ですので、終わります。ありがとうございました。
08月19日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第26号
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○川田龍平君 参考人の皆さん、今日は本当に御意見を聞かせていただきまして、ありがとうございます。  私からは、まず、この正社員という言葉についてなんですけれども、短時間正社員ということをイケアさんもおっしゃっておりますし、これからの多様な正社員ということで今野さんからも言われて...全文を見る
○川田龍平君 北口参考人に、今日はこの法案の参考人ということなんですけれども、やはりパート法への影響ですとか、これから均等法の改正のことですとか、いろいろと関連してやっぱり労働法制全般にわたって改革していかなければいけない、改正していかなければいけないと思っていることもおありかと...全文を見る
○川田龍平君 それでは、泉川参考人、北口参考人、中野参考人に、是非、女性とか、先ほどLGBTの話もありましたけれども、やっぱり性差、それから、そういった女性ということでの格差、そういった問題で、差別の問題も含めて、そういったところの観点から、平等にしていくための方策として法律です...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。  今野参考人、済みません、質問できなくて申し訳ありませんでした。ありがとうございました。
08月20日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第27号
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○川田龍平君 まず、参考人の方、大変お忙しい中、貴重な御意見をありがとうございました。  それでは質問に入らせていただきますが、今年の二月の「中央労働時報」で鎌田教授の論文、講演を元にした論文が、論文というか講演録が載っているんですけれども、その中で、最後に、派遣労働者の処遇に...全文を見る
○川田龍平君 関口参考人に。  今の最低賃金の基準を決めるということについて、先ほどの資料の中でも製造業務の派遣の賃金というのは非常に低いということで、特に派遣労働者の賃金が今決して高いということではないということなんですが、そういった最低賃金を決めることについて、どのように思...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  高橋参考人に、常用代替防止という基本的考え方を残す場合に、派遣労働者の保護の観点から修正を図るべきだということを、これ経団連の方で出している文書の中にあるんですけれども、日本経済団体連合会が二〇一三年の七月二十四日に今後の労働者派遣制度の...全文を見る
○川田龍平君 それでは、安永参考人にお願いします。  専門二十六業務の派遣労働者が今、雇用打切りのリスクにさらされていると。特に、既にもう雇用を打ち切るという話もあったりして、今まで働くことができていた専門二十六業務の人がこの新たな法改正によって働き続けることができなくなるとい...全文を見る
○川田龍平君 安永参考人に聞きたいことがたくさんあったんですけれども、ちょっと時間の関係でもう最後にしますが、不本意ながら派遣労働者になってしまっているという人がたくさん、まあ四〇%以上いると。さらに、派遣から正社員への道、今の話にあったようにこれが開かれていくと、日本型一括採用...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。
○川田龍平君 これ、冒頭、派遣法と関係がないんですけれども、どうしてもちょっと今言っておかなければいけないことがありますので、質問をさせていただきます。    〔委員長退席、理事福岡資麿君着席〕  先般の医療制度改革法案の審議において、私が、患者申出療養の制度設計に当たっては...全文を見る
○川田龍平君 いや、これまでのということではなくて、これ成立後に意見をしっかり聞くと。特に、意見書の配付も、これ患者団体の側から厚労省にお願いしたそうですけれども、そんなことで患者の声を聞いたことになるのでしょうか。  がん患者の全国組織というのも新たにできています。中医協の場...全文を見る
○川田龍平君 これは、中医協で是非そういう場をつくっていただくということで、指示していただくということでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 それでは、法案の質問に入ります。  まず、前回に引き続き、個人単位の期間制限について伺います。  平成二十四年の労働者派遣事業実態に関するアンケート調査によれば、二十六業務以外で五・三%の派遣労働者が無期雇用だったとの説明を事前に受けました。この専門二十六業務以...全文を見る
○川田龍平君 実は、実態が把握されていないのではないかというふうに思っていたんですが、前回、八月十一日の私の質問に対して塩崎大臣が、三年以上の派遣契約というのは、業種にもよりますけれども、例えば一番多い事務用機器操作などでは三六%ぐらい、あとは三年以下、半分ぐらいが一年以下という...全文を見る
○川田龍平君 それでは、このような通算派遣期間が三年を超える派遣労働者と一年以下などの短い派遣労働者について、それぞれの派遣労働者がどの程度の割合で派遣就業の継続を希望しているのか、又は正社員になることを希望しているかについて、調査結果がありますでしょうか。
○川田龍平君 この結果を聞きますと、やっぱり派遣期間が五年を超えるような労働者によって、ようやく本人も派遣就業が安定的に継続することを望んでいるケースがあるということだということですけれども、そうなると、派遣労働への固定化を防ぐために導入するはずの個人単位の期間制限は、実質的に安...全文を見る
○川田龍平君 私は、改正案はここの点でも矛盾があると思います。結局、派遣労働者の働き方が多種多様である中で、今回の改正案提出に当たっての実態の調査や把握というのが不十分であり、圧倒的に不足していると考えます。  そのため、専門性が高い派遣労働者や安定した派遣就業を継続して望んで...全文を見る
○川田龍平君 時間の関係もありますので次回に回しますが、専門二十六業務の中でも、添乗員やツアコン、それからテレビ番組の制作業務について厚労省は全く調査していませんし、実態も把握しておりません。このままこの法案を通すということなどは到底許されることではないと改めて申し上げて、次に雇...全文を見る
○川田龍平君 それでは、この雇用安定措置に派遣労働者の年齢の上限はあるのでしょうか。
○川田龍平君 この改正案のどこを読んでも六十歳以上は雇用安定措置が不要とはっきりとは書いていないと思うんですが、法案のどこをどう読めばそう理解できるんでしょうか。
○川田龍平君 とすると、現実的な義務とするためにも省令などで明示するということでよろしいですね。今、省令で六十歳以上は対象ではないということを明記するということですね。
○川田龍平君 先ほどから質問に出ておりました派遣元の管理台帳についても伺います。  派遣法第三十七条において派遣元管理台帳の作成を義務付けている趣旨は何でしょうか。また、この主な記載事項について簡潔に御説明ください。
○川田龍平君 今回の改正案では、教育訓練を行った日時及び内容というのを派遣元の管理台帳の記載事項として追加することとしていますが、雇用安定措置として講じた内容については派遣元管理台帳の記載事項としていません。  私は、この雇用安定措置の仕組みがしっかりと機能することが改正案の要...全文を見る
○川田龍平君 是非これ、大臣、お約束いただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。検討ではなく、是非やると言っていただきたいと思いますが。
○川田龍平君 やるということでよろしいでしょうか。  では、その次に行きます。その次は、じゃ、均等・均衡待遇についても伺います。  非正規雇用の問題点は、非正規であるということに起因して正規よりも賃金が低いなど低待遇であること、雇用が不安定な立場に置かれて解雇や雇い止めを受け...全文を見る
○川田龍平君 これは、つまり厚労省としては流動性を高めようとしているのではなくて、雇用の流動化が進む社会にあって、いかに労働者の保護をするかということに一生懸命取り組んでいるということでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 次に、厚労省として、同一労働同一賃金の原則を我が国が導入するに当たって障壁があると考えているのであれば、具体的にお示し願いたいと思います。
○川田龍平君 通告もしておりますし、まだまだ質問はありますので、まだまだこれからも委員会は続くということですので、引き続き、質疑は次回に回すとして、是非しっかり議論してまいりたいと思いますので、またよろしくお願いします。  ありがとうございました。
08月25日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第28号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  今日は甲斐中委員長に御足労いただきましたが、今回のこの検証委員会の検証について、郷原元年金業務監視委員長は、検証委員会の検証は不十分としています。なぜ今頃になって四月二十二日の厚労省攻撃が明らかになったのでしょうか。厚労大臣の責任や担当...全文を見る
○川田龍平君 厚労大臣の責任、それから担当係長が情報を上に上げなかったことについて十分な検証がされていないかと思いますが、それについていかがお考えでしょうか。
○川田龍平君 今回、中間報告ということだったと思うんですけれども、これが報告ということになっていまして、国会のこの審議の中で塩崎大臣も、何度も、責任については報告書が出てからだということを言っていました。そういった意味では、この報告書の中に厚労大臣の責任などもしっかり書くべきだっ...全文を見る
○川田龍平君 これ、国会審議やっているときに五月八日の時点のことからしかやっていなくて、厚労省が知っていたということについては、私たちの審議の中でもほとんど出ていなかったわけです。そういった意味で、今回の検証によって出てきたことはあるんですが、ただ、本当にこういったことは厚労省に...全文を見る
○川田龍平君 警察庁にお聞きしますが、警察はまだ捜査中なのでしょうか。現時点でこれは組織的な攻撃だったと見ているのでしょうか。
○川田龍平君 警察庁に、これは通告していませんけれども、他国によるサイバー攻撃の可能性もあると考えているのでしょうか。
○川田龍平君 これ、まだ可能性ということであって、組織的かどうかというのは分からないと思うんですけれども、今回の機構の報告には、これまでの国会での答弁において理事長が捜査に関わる情報だとして公表を拒んできた数々の情報、例えば不審メール数、感染台数、共有ファイルサーバー上のファイル...全文を見る
○川田龍平君 警察庁、警察も今日までこのような情報は出すべきではなかったという同じ見解でしょうか。
○川田龍平君 この時点でということなんですけれども、実はその前からマスコミにはこの情報、出ていたものもありました。にもかかわらず、こういったマスコミ情報で出ていたことを国会の審議上では出さないという、この理由が警察の捜査上だということであったわけですが、結局のところ、こういった情...全文を見る
○川田龍平君 午前中の審議では、年金機構だけではなく厚労省からもそういった黒塗り資料が検証委員会の方に出されたということでしたので、本当にもう同罪だと思いますけれども、なぜこのような報告を公表できなかったのかと機構に問うと、これはフォレンジック調査の結果が七月の末に出たからだと担...全文を見る
○川田龍平君 検証委員会の報告書によれば、五月八日の時点で感染端末のフォレンジック調査を行うべきだったとのことですが、そもそも、端末一台のフォレンジック調査はどのくらいの時間が必要と委員長は認識していますでしょうか。
○川田龍平君 機構の報告によれば、フォレンジック調査の結果は七月末に委託会社から受け取ったとのことですが、フォレンジック調査がどれくらい掛かるか専門家の方に聞いたところ、ファイルサーバー全体ともなれば、複数員で実施したとしても、一か月から二か月が必要とのことでした。  そもそも...全文を見る
○川田龍平君 このフォレンジック調査の開始が六月中旬までなぜ遅れたのでしょうか。
○川田龍平君 何かちょっとどうもおかしいんですけれども、その調査開始の遅れというのはそのことなのか、本当にその答弁がどうなのか分かりませんけれども、組織体質も原因ではないかと思います。  このフォレンジック調査が遅れたことにとどまらずに、今回の流出事件の究極的な原因は、先日の予...全文を見る
○川田龍平君 改革道半ばだと言い訳をする向きもあるようですが、配付資料を御覧ください。  この配付資料は職員意識調査の結果ですけれども、年々悪化しています。所属部署の雰囲気は良いですか、あなたのグループ、課室内のチームワークは取れていますか、部署において率直に意見を言える雰囲気...全文を見る
○川田龍平君 大臣、この数字の悪化というのは理事長の下でのこれまでの組織改革が全く実を結んでこなかった証左だと思いますが、大臣、この調査結果を見てどう思いますか。
○川田龍平君 これはゼロからではなくてマイナスからではないかと思いますが、理事長、使命感を欠く旧社保庁体質、ガバナンス、組織風土をゼロから改革などと言っていますけど、これ、ゼロじゃないんですよ、マイナスなんですよ。その認識はいかがですか。
○川田龍平君 これ、報道によれば、関東地方の年金事務所に勤める男性職員は、情報流出が明らかになるまでパスワードの内規の存在を知らなかったと。本部が考える決まりや改善策は机上のことでちぐはぐ、そういうものだと諦めていると。別の職員は、内規が実態に合わないと指摘する。扱う個人情報は、...全文を見る
○川田龍平君 理事長は、また先ほども三層構造とも言っていましたけれども、五年半前に解体的出直ししてもこれを打ち破れなかった理由、そして解体的出直しよりも抜本的な組織改革とは、一体何をどのように行うのでしょうか。この三層構造を打ち破る具体策は何か。  今回の報告の公表で機構に対す...全文を見る
○川田龍平君 ちょっと今回の質疑時間足りなかったので、また引き続きこの問題について集中してやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  終わります。ありがとうございました。
08月26日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第29号
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○川田龍平君 参考人の皆さん、今日は参考の御意見ありがとうございました。  まず、質問させていただきます。  中山参考人に、まず、この間の労働争議の、紛争の多様化というか、これは資料がありまして、昨年の十二月のジュリストに論文を載せておられて、その中で、この紛争が、特に労働紛...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  大変、派遣先と派遣労働者が争う例というのが増えているのかなとも思うんですけれども、その点、棗参考人に、そういった、弁護士として、派遣労働者と派遣先との紛争解決において、やはりなかなか直接争えないところがあるのではないかと思うんですが、その...全文を見る
○川田龍平君 では、次に、中山参考人と牛嶋参考人から意見がありました雇用安定措置について、中山参考人からは、中小零細企業には厳しいと、また、牛嶋参考人からは、キャリアアップ支援の義務化というのは中小企業には大変厳しいということをおっしゃられておりました。  これは、今後、人材派...全文を見る
○川田龍平君 棗参考人に、先ほど御意見いただいたところで、特に派遣社員が派遣先の正社員として採用される例はほとんどないということでしたけれども、特にこの例として、過去一年間に派遣労働者を正社員に採用したことがあるのは一・七%となっているということで、また非常にこの例も示していただ...全文を見る
○川田龍平君 棗参考人に示していただいた資料の緊急アンケートの中で、「専門職というのは、製造派遣のように誰でも出来る、どこにでも転がっている仕事とは訳が違うのです。専門になればなるほど、同種の仕事それ自体あまり無い為、一度終了したらなかなか次の派遣先は見つからない。ましてやこの年...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。
08月27日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第30号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  前回の冒頭、大臣にお願いをさせていただきました中医協における患者申出療養についての患者団体のヒアリングについて、前向きに検討していただけているそうで、大臣にまず感謝を申し上げます。  では、法案の審議に入ります。  まず、前回に引き...全文を見る
○川田龍平君 是非検討していただきたいと思います。  一方で、全国コミュニティ・ユニオン連合会の関口達矢事務局長が参考人質疑においては、派遣労働の最低賃金の基準を決めるということについて、最低賃金がどのような形で設定されるのか、場合によっては、その最低賃金より高い人たちはそこの...全文を見る
○川田龍平君 それは納得できないと思うんですね。  その説明された理由に対して、じゃ、納得できない場合、この派遣労働者は、現行法の第三十条の二、均衡待遇の配慮義務規定ないしその他の規定に基づいて通勤手当や交通費の支給を請求することができるのでしょうか。
○川田龍平君 先ほど長沢委員からも育児休業の話も出ていましたけれども、大臣、昨日の参考人質疑において宇山洋美参考人は、派遣労働者には交通費どころか忌引もないことを指摘されていました。  宇山さんが言っていたのは、交通費が支給されないことも経済的痛手ですが、忌引がないことにも派遣...全文を見る
○川田龍平君 大臣、いかがですか。感想、一言お願いします。
○川田龍平君 是非これ、しっかり取り扱っていただきたいと思います。  本当に、結局のところ、この第三十条の二というのは配慮義務にとどまっていることや、特に賃金に関して考慮要素が余りに多く定めていることなどから、実際の紛争解決に寄与する規定ではなく、労働者、派遣労働者の待遇を確保...全文を見る
○川田龍平君 この改正案の附則では、政府は、均等・均衡待遇の確保の在り方について検討するため、調査研究その他の必要な措置を講ずるとしています。改正法附則の第二条第三項です。  具体的に、これ、どのような検討方法で、どのようなスケジュール感で進め、最終的な着地点はどこにあるのか、...全文を見る
○川田龍平君 是非、これは三月までにまとめるということですので、もうぶっちゃけこの改正案、九月一日施行は難しいわけですから、この結果が出てからでいいじゃないですか、施行するのも。本当にそう思います。  正社員化の促進についても伺いますが、改正案では、希望する派遣労働者の正社員化...全文を見る
○川田龍平君 厚労省は、また、派遣労働者の四割が正社員を希望しているとよく言いますけれども、私はもっと多いはずだと考えております。そのことは先日もお示しした別の調査結果にもあったわけですが、いずれにしても、派遣労働者の正社員願望は三要件を満たした正社員のことだろうと厚労省は推測を...全文を見る
○川田龍平君 といいますと、その前提で伺いますが、三要件を満たした正社員化という前提で伺いますが、改正案の中にある派遣労働者の正社員化、それにつながる措置を具体的に列挙してください。
○川田龍平君 これは先ほども質疑ありましたけれども、キャリアアップということをしっかりやっていくについても、先ほどの台帳の問題もありました。本当に本当にこれがやられるのかどうかというのは、はっきり言って、これではとてもできないのではないかと思いますけれども。  大臣は、五月十五...全文を見る
○川田龍平君 これ、把握していないということも聞いていましたけれども。  厚労省は、この改正案による派遣労働者の正社員化について、正社員化する人数は経済動向等に左右されるので、数値目標というものは定めないといった趣旨の答弁もこれまで繰り返しています。  しかし、この数値目標を...全文を見る
○川田龍平君 これ、是非、政策評価のためにも、改正前の、前段階での数値をしっかり把握しておくべきということを考えております。  そしてまた、先ほどもお話ししましたけれども、施行日について、もう今日、八月二十七日です。九月一日から施行するというのはどう考えても無理だと思うんですが...全文を見る
○川田龍平君 これ、大臣、成立してからどれぐらい施行まで掛かると思っています、労政審とかいろいろ考えて。もろもろ考えると、どれぐらいが妥当だと思います。
○川田龍平君 この法案はもう無理だと思いますので、ただしかし、次回もしっかり質問もまだありますが、でも、議論もいろいろしたいですけれども、何かこれでまだやるというのはちょっと無理な気もします。正直、もう本当にこれで廃案にするべきだと思いますので、よろしくお願いします。  ありが...全文を見る
09月01日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第31号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  まず、この改正案附則第九条、「なお従前の例による。」についての質問を三問用意していたんですが、ちょっとこれは時間がもったいないので飛ばします。答えがもう何度も出ていますので。  それで次に、二十六業務の個人単位の期間制限に関して、十一...全文を見る
○川田龍平君 登録型の派遣の在り方については、前回の改正時に、その附則及び附帯決議で検討事項となっていたところ、労政審の結論として、禁止しないこととし、雇用安定措置で対応することとしたとのことですが、実際には大した議論は行われていないのではないでしょうか。部長、いかがでしょうか。
○川田龍平君 この登録型派遣の在り方については、政府も一時常用化の努力義務を検討したこともあったはずです。  雇用安定措置の適用状況など、次回、今回でもいいんですけれども、改正に向けて実態を把握して、やっぱり更に必要な検討を行うべきと考えます。今日九月一日ですので、今日施行日の...全文を見る
○川田龍平君 簡潔にお願いしますが、そういった子会社系の派遣会社では無期雇用が多いんでしょうか、それとも登録型や有期雇用が多いと認識していますでしょうか。
○川田龍平君 少なくとも、独立系の小規模な派遣元では有期契約がほとんどだと承知をしています。  そこで、個人単位の期間制限に関し、課を変えれば働き続けられるんだと言われていますが、具体的に添乗業務において派遣先の組織単位というのはどのくらいの部署の違いをいうんでしょうか。例えば...全文を見る
○川田龍平君 例えば、カンボジアへの添乗員として三年の派遣契約が終わっても、ベトナムが同じ部署の営業エリアだ、例えばアジア課というのだとすると、ベトナムへの添乗員契約はできないということでしょうか。
○川田龍平君 結局、旅行会社側の派遣先の責任者が変われば違う業務とみなしてよいということでしょうか。
○川田龍平君 登録型派遣の場合は、多くが複数の派遣会社に登録しているのが実情と承知していますが、そこで、ある添乗員がA社とB社と二社の派遣元事業主に登録していて、A社から三年間X社という派遣先に派遣された後、すぐにB社から同じX社に派遣されるということは可能でしょうか。
○川田龍平君 派遣元B社にとっては、同一人物であることを確認するすべがないと思われるんですが、法律違反を回避する責務があるとすれば、どのような方法が考えられるでしょうか。
○川田龍平君 そうしますと、派遣先のX社には法律違反を回避する責務がありますでしょうか。
○川田龍平君 そうしましたら、派遣先のX社では、A社から以前派遣されてきた者と同一人物であることをどのように確認するのでしょうか。例えば、住所の、転居をして変わっていたり、それから結婚したりして姓が変わっていれば分からない場合というのもあるのではないでしょうか。どのように判断する...全文を見る
○川田龍平君 更に言うと、派遣先のX社というのは事前に派遣労働者の氏名などの情報を知ってはならないわけで、そうなると、派遣されてきた当日に初めて以前の自社にいた派遣労働者と気付くのではないでしょうか。そうであれば、派遣の開始日に急に人を変えなければならず、現実的ではないと思うんで...全文を見る
○川田龍平君 派遣先も派遣労働者本人も継続しての契約を希望した場合というのは、これはばれないのではないでしょうか。
○川田龍平君 また三か月のクーリング期間が過ぎれば働けるので、そういったこともあると思うんですけど。  では、添乗員の業界におけるクーリング期間の意義について、改めて御説明ください。
○川田龍平君 やっぱりこの業界の場合には、一時的な、臨時的な業務であることは明白なわけで、先ほど言ったように、常用代替の防止になるというクーリング期間の意義そのものが不適当ではないかと考えます。  子会社タイプだけではなくて、そういった独立した添乗専門の派遣会社もあります。そう...全文を見る
○川田龍平君 先にちょっと答弁されてしまった感がありますけれども。  次に、やはり二十六業務として既に社会に定着していると思われている四号業務、放送番組等演出について伺います。  こちらも派遣法制定直後の一九八六年に法制化され、既に三十年近くたっています。八月二十六日の棗参考...全文を見る
○川田龍平君 やはりいきなり二十六業務を全廃する、なくしてしまうということでやってしまうことに大変強引なところがあると思いますので、やはりその一つ一つしっかり検討しなきゃいけないことがあるわけです。  そういったことも決まっていない中で、九月一日施行で今の法案というのは議論され...全文を見る
09月03日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第32号
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○川田龍平君 川田龍平です。  総理、体調は大丈夫でしょうか。大変、同じ難病患者として体調を心配しております。しっかり質問させていただきますので、答弁よろしくお願いします。  総理、今回の法改正については、派遣労働者を増やす意図はないと塩崎大臣は明確に答弁されていますが、総理...全文を見る
○川田龍平君 これは増やすべきではないとお考えだということです。  専門二十六業務の個人単位の期間制限による雇い止めの懸念について伺います。  このうち、添乗員と放送番組等演出は、いずれも派遣法制定直後の一九八六年に法制化され、既に三十年余りたっていますが、高度に専門的な知識...全文を見る
○川田龍平君 添乗員ですとか通訳ですとかそういった仕事は、三十年間これは社会の中で定着してきた仕事です。これも一律に、併せて、いきなり一時的だ、臨時的だということで切り捨てるのは、これは無責任ではないかと聞いているんですけれども、総理、これ全部一律になくすということは無責任じゃな...全文を見る
○川田龍平君 じゃ、ちょっと大臣に聞きますけれども、この二十六業務全てが臨時的、一時的な働き方と言い切れませんよね。これ、個人事業主化すれば、請負となって直接指示を受けられないですし、短期契約社員化するならば、面接など採用手続がお互いに面倒になることも考えられます。  放送番組...全文を見る
○川田龍平君 これ、百歩譲って、譲ってですよ、二十六業務に期間制限を導入することとして、私は、この二十六業務の全てとは言わないまでも、附属的業務が分かりにくいといった課題がない一部の特別な業務に関しては、今回の法改正以前の派遣契約で働いている方については個人単位の期間制限の対象外...全文を見る
○川田龍平君 やっぱり、これはしっかり法案修正すべき内容だと思いますが、そこはしっかり修正をしていただきたいと思います。  二十六業務で働く派遣労働者の数が、二〇〇九年から二〇一〇年の一年間に九十万人から七十五万人へ激減しています。この原因、大臣はどのように分析していますか。
○川田龍平君 この十五万人の二十六業務だった方々は、その後どうなったんでしょうか。これ失業してしまったのか、また非正規でも正規でも直接雇用になったのか、それぞれの割合はどの程度だと把握していますでしょうか。
○川田龍平君 大臣、そうしますと、これ通告していませんけれども、専門二十六業務の派遣適正化プランというのは良かったというふうに大臣判断しているということでしょうか。
○川田龍平君 では、意味があったというのであれば、これはやっぱりちゃんと分析評価をしないと、こういった問題を変えるに当たって、特に法改正するに当たって、そういったことをやっぱりちゃんと効果を検証しておくべきだと思います。政策の実績はどうだったのかということを把握しないうちに別の仕...全文を見る
○川田龍平君 大臣、時間がありませんので、端的に均衡か均等かだけ答えていただきたいと思いますが、大臣、派遣先において派遣労働者だけに忌引休暇がないケース、これは均衡か均等か、それだけちょっと答えてください。
○川田龍平君 これ、均等にやっぱり与えるべきだと思います。これからの派遣労働を考えるときに、均衡だけではなく均等待遇の実現が絶対に必要だと思います。私、今回の審議を通じて痛感しております。その担保がされないままの今回の労働者派遣法の改正であるということには、大変これは許されるべき...全文を見る
○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  まさにこの年金問題、年金集中の問題は、やはり検証委員会の甲斐中委員長にもしっかり出席していただいて、引き続きまたこの年金問題についてやらなければいけないということをまず冒頭申し上げてから質問に入らせていただきます。  四月二十二日の厚...全文を見る
○川田龍平君 これは、NISCとしても特にこういった共通点というのは確認していないということでよろしいでしょうか。
○川田龍平君 この受け取った標的型メールは一通だけでしょうか。四月に厚労省全体が受け取った標的型メールは、組織的な攻撃がうかがえるような多数だったのでしょうか。安藤審議官。
○川田龍平君 多数ということでしょうか。二通だったということでしょうか。
○川田龍平君 これ、二通ということですか、それとももっと多いんですか。だから、何通あったんですか。
○川田龍平君 いや、開いたのではなく、届いたものがですよ、何通かと。
○川田龍平君 ちょっとそれ納得いかないんですけれども、次行きますが、ちょっと後でまたこれ引き続き検証していただきたいと思いますが。  これ、四月二十二日以外に、今年に入ってからNISCは厚労省に何件の不審な通信の通知を行っていますか。NISCの方です。
○川田龍平君 その五件、それらについては通信先ドメインなど共通点はありましたでしょうか。
○川田龍平君 安藤審議官、いかがでしょうか。
○川田龍平君 NISCは五件と言っているんですけれども、厚労省は二件しかないということですか。
○川田龍平君 そのほか共通点はございませんでしたか。
○川田龍平君 結局、四月二十二日までの対応が既に不十分だった、国民の大事な個人情報を預かる役所として全くサイバーセキュリティーに対する備えが不十分だったということがこれまでのずっと審議でも明らかになっているわけですが、このような厚労省の不作為、お粗末な対応について大臣の責任は極め...全文を見る
○川田龍平君 これ、何度も予兆という言葉を言うんですけれども、予兆じゃなくて、もう既に厚労省に四月二十二日の時点で攻撃が来た時点から始まっていたと思うんですけれども、これどうして予兆予兆と言うんですかね。  これ、機構の問題だけじゃなくて厚労省全体の問題だということを認識してい...全文を見る
○川田龍平君 それでは、次の質問に行きますけれども、七月十四日にハローワークシステムの職員端末一台がマルウエアに感染していた問題について伺います。  個人情報のこれ流出はありましたでしょうか。
○川田龍平君 これは、感染した端末上には個人情報はあったのでしょうか。また、フォレンジック調査はいつからいつまで行ったのでしょうか。
○川田龍平君 これはいつから行ったんですか。
○川田龍平君 これ、調査、二週間でできたということですね。  この監視機能の有無について伺いますが、NISCはハローワークシステムを常時監視していますでしょうか。
○川田龍平君 それでは、厚労省の方は、ハローワークシステムにはSOCというものはないのでしょうか。
○川田龍平君 このハローワークシステムにはSOCはないのでしょうか。
○川田龍平君 このことについては、七月の二日から私が理事会に資料提出を求めてきましたが、ところが、昨日の段階で、厚労省からサイバー攻撃側に情報を悪用されるおそれがあるから回答できないと連絡を受けました。国会答弁をこれ悪用するようなハッカーなんているわけないじゃないですか。こんな間...全文を見る
○川田龍平君 これ、大臣、再発防止策についてどのような取組を行うつもりでしょうか。
○川田龍平君 この問題は、年金機構と全く同じで、フォレンジック調査で痕跡が見付からなくても情報流出の可能性は完全には否定できないんです。ハローワークシステムに対する早急なサイバーセキュリティー対策を求めます。  続いて、医療保険者、介護保険者のサイバーセキュリティーについて伺い...全文を見る
○川田龍平君 これがまだ終わっていない段階でマイナンバー法の改正案が可決、成立してしまったことは大変残念です。国民の情報流出、医療情報の流出がとても心配です。  もう時間ですのでまとめますが、これらの保険者のサイバーセキュリティーについて厚労省は一体どこまで責任を持つつもりなの...全文を見る
09月04日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会 第16号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。初めてこの平安特の質疑に立たせていただきます。よろしくお願いします。  まず、政府案の存立危機事態と、維新案の武力攻撃事態との違いについて、維新の発議者に伺います。
○川田龍平君 明瞭なお答えありがとうございます。  それでは、その政府案について質問させていただきます。  まず、政府の積極的平和主義、プロアクティブ・コントリビューション・ツー・ピースについて伺います。プロアクティブとは、辞書を引くと、先取りする、先を読んで行動を起こす、対...全文を見る
○川田龍平君 他国の戦争に積極的に参戦するために集団的自衛権を行使したり、国連の集団安全保障措置において武力を用いる行動にも参加しようとしていることからも、安倍総理が込めた意味は明らかだと私は思います。大臣は総理の真意を理解していないというふうに思います。  ノルウェーのヨハン...全文を見る
○川田龍平君 今答弁いただいたように、博士の積極的平和とは、貧困、抑圧、差別などの構造的暴力がないという定義です。  安倍政権の積極的平和主義は、この言葉を誤用、盗用しているとの批判もありますが、二つの言葉はどのような関係にあるんでしょうか。
○川田龍平君 我が国ではこれまで、このような、今おっしゃったような医療、貧困、差別の解消への取組をNGOなどと協力して人間の安全保障として行ってきました。  この積極的平和主義について、人間の安全保障を共に担うNGOに対して外務省は理解を得る努力をしていないのではないでしょうか...全文を見る
○川田龍平君 私は全く不十分だと思います。  NGO非戦ネットというのを始め、多くのNGOがいまだにこの法案に強く反対している理由は何だと考えているでしょうか。彼らは、そして私たち国民は、今回の安保法制について勘違いをしているというんでしょうか。いかがでしょうか。
○川田龍平君 この概算要求においては、防衛費は過去最大となる五兆九百十一億円。一方で、人間の安全保障予算、僅かに千八百五十六億円。これでは、積極的な平和主義とは、先取り的に武力を用いるという意味にすぎないということになりかねないでしょう。では、どうでしょうか。
○川田龍平君 それでは、その全体像だけではなくて、部分部分をしっかりやらなきゃいけないと思います。それがはっきりしないから、国民としては理解できない、理解している人も反対しているという状況だと思います。  それでは、駆け付け警護や後方支援での武器使用に関してNGOのリスクが高ま...全文を見る
○川田龍平君 団体名を言ってください。
○川田龍平君 大多数のNGOは反対していますし、名前を挙げられないということは存在しないと同じだと思います。  そして、ほとんど大多数のNGOは反対をしていて、本当に今回、当時の自衛隊がこのAMDAスタッフ、先ほど話されたように、難民キャンプへ迎えに行ったというところで、国連の...全文を見る
○川田龍平君 自衛隊の内部資料によれば、南スーダンでの駆け付け警護を想定しているようですが、NGOの日本国際ボランティアセンター、JVCのスーダン現地代表の今井さんによれば、南スーダンでは隣国のウガンダが軍隊を派遣したのがきっかけになり、住民が在留ウガンダ人への襲撃を開始、自国民...全文を見る
○川田龍平君 防衛大臣はいかがでしょうか。
○川田龍平君 現地の住民がその国連の決議があるかどうかというのを知っている、その軍隊として見ているということだと思いますか、アフリカの人が。
○川田龍平君 コソボ紛争の際に、空襲でNATO加盟国の在ユーゴ大使館が閉鎖された中、日本大使館は残り続けて、最後まで中立を貫きました。そして、コソボ側に西側の支援が集中する中、日本はセルビア側にも医療支援を行いました。また、二〇〇二年の一月に東京でアフガニスタン復興国際会議を主催...全文を見る
○川田龍平君 この人道復興支援に、自衛隊が海外に出たらNGOなど邦人のリスクが高まるとの懸念がありますが、この点、維新案の発議者はどのように考えていますでしょうか。
○川田龍平君 時間がありませんのでこれで終わりますが、自衛隊が他国軍への後方支援、兵たんなどでこの活動範囲を大幅に広げることは、NGOの活動の障害となるだけでなく、私たちの命を逆に危険にさらすものになりかねないとして、是非政府案は撤回していただきたいということを申し上げて、終わら...全文を見る
09月08日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第33号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  今日、読売新聞がこの派遣法については今日にも採決ということで、今日メディアも外にも中にもいますし、後ろの傍聴席、本当に立ち見の傍聴席が、今日、皆さんも注目されているわけですけれども、今日の朝の理事会では採決ということの話は出なかったわけ...全文を見る
○川田龍平君 私は、これで採決ではないと思うんですね。当然、まだこれは、この法案の中身が、問題が解決されているわけではない、そして本当に問題の多い法案だと思っております。  質問に入りますが、長年、特定労働者派遣事業を営まれている中小の事業主の中には、派遣労働者を正社員として無...全文を見る
○川田龍平君 この法案の三十条の二についてですが、この「派遣就業に必要な」は削除すべきと私は考えます。これは教育訓練についてですけれども、正社員になるために必要なということを書くということを要求しているわけではなくて、削除しても派遣会社に求める義務として何ら誤解は生じないと考えま...全文を見る
○川田龍平君 そうであれば、「派遣就業に必要な」という言葉、これ要らないと思うんですね。法案の中身として、正社員になりたい人がなるための法律だということを何度もおっしゃっているわけですから、この「派遣就業に必要な」という言葉があることによって、これ、派遣就業のため、派遣社員を続け...全文を見る
○川田龍平君 是非これは、やっぱりこの「派遣就業に必要な」という言葉は削除すべきというふうに思っております。  次に、改正案の附則第九条の解釈について伺います。  これ、八月二十八日の当委員会の理事懇談会において厚労省から提出された説明ペーパーによると、附則の第九条の「なお従...全文を見る
○川田龍平君 ですから、などとは何かと聞いているところに、などという言葉を答えに入れられたらまた聞かざるを得ないわけで、具体的にどの条文、またどの政省令を指すのか、などというのを明確に答えてください。などという答えが入っていたら、これ、などの答えになっていないじゃないですか。
○川田龍平君 これ、政省令は入らないんでしょうか。
○川田龍平君 そうすると、政省令の、省令や通達などによって具体的に明示する、これ、予定があるんでしょうか。
○川田龍平君 厚労省の説明ペーパーによれば、なお従前の例によるとは、法律のほか、施行命令などを含め、問題とされている事項についての法律関係は包括的に施行前の法令の規定を適用することとされています。これでは、具体的にどの条文が適用されて、また適用されないということが分からない場合が...全文を見る
○川田龍平君 今回のケースのように、この経過措置の対象が期間制限という改正案の根幹に関わるものであり、その解釈が関係者にとって非常に大きな影響を与えることもあります。  経過措置規定の「なお従前の例による。」については、その効果が及ぶ範囲が明確になるように、この法律ないし省令、...全文を見る
○川田龍平君 ちょっと時間が迫っていますが、先日来、専門二十六業務の関連した質問をしてきました。専門性の高い業務であれば常用代替にならないというロジック、論拠について伺いたいと思います。  このことについて事前に問い合わせたところ、担当部署から回答が書面で来ました。常用代替の防...全文を見る
○川田龍平君 やっぱりこの法案は、当事者の意見を聞いて十分に練られた法案とは思えませんので、十分な審議をしっかり行っていただきたいということを申し上げて、最後、終わらせていただきます。ありがとうございました。
○川田龍平君 私は、維新の党を代表して、労働者派遣法改正案の修正案及び原案に反対の立場から、労働者の職務に応じた待遇の確保等のための施策の推進に関する法律案、いわゆる同一労働同一賃金法案に賛成の立場から討論を行います。  衆議院における修正内容は、我が党にとって完全に満足のいく...全文を見る
09月09日第189回国会 参議院 本会議 第39号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  私は、維新の党を代表し、政府提出の労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律等の一部を改正する法律案に反対、労働者の職務に応じた待遇の確保等のための施策の推進に関する法律案、いわゆる同一労働同一賃金法案に賛成の立...全文を見る
09月10日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第34号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  八月二十日に開かれた厚生科学審議会疾病対策部会の難病対策委員会で難病対策の基本方針が承認されました。今後は自治体に焦点が移り、保健所単位で地域協議会を設立して患者団体の参加を促していくことなどが期待されています。  難病対策委員会は、...全文を見る
○川田龍平君 かつては一年に一回も開かれなかった時代もありましたが、今後はどの程度の頻度で開催を考えているのでしょうか。
○川田龍平君 長年委員を務めていただいた患者代表の委員の方の任期が来ているようですが、まさか患者代表抜きで開催することは考えていないと思いますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 是非、年内には新メンバーがそろった第四十三回を開催していただき、最低でも年に四回は開催するように要望いたします。
○川田龍平君 ありがとうございます。よろしくお願いします。  次に、障害者虐待防止法の改正について伺います。  障害者総合支援法三年目の見直しが障害者部会などで議論が進んでいる一方で、今年は障害者虐待防止法も三年後の見直しの時期に当たっていますが、議員立法のせいか、この改正に...全文を見る
○川田龍平君 二〇一三年度の障害者虐待対応状況調査によれば、自治体が任意で相談、通報を受けた学校や医療機関での虐待が疑われる件数が四十件、八十八件と記載がありますが、この学校や医療機関での実態を表した数字ではありません。これは任意でありますので、法改正に向け教育委員会や医療機関と...全文を見る
○川田龍平君 山口県の下関市の障害者施設における虐待事案も、五月にテレビで虐待の証拠映像が全国放映され、職員が逮捕されました。こちらは一年以上前に市に通報があったにもかかわらず、市は虐待の事実を一年も見破れなかったとのことです。この施設の理事長は元市役所職員ということで、行政との...全文を見る
○川田龍平君 大臣、これ、十月一日に障害者虐待防止法は施行から三年たちます。大臣、この法改正に向けた論点整理などの厚労省としての取組を今後どのようなスケジュールで進めていくのでしょうか。
○川田龍平君 是非しっかりと取り組んでいただきたいというふうに思います。  次に、子宮頸がんワクチンの副反応被害の救済に関して、先ほど西村委員からもありましたけれども、伺います。  これ、報道によれば、定期接種と同様の救済を任意接種のときの被害者にも拡充することを決めたとのこ...全文を見る
○川田龍平君 これはしっかりやってほしいんですけれども、昨年来行ってきた副反応事例の追跡調査、今答弁にありました、これ、取りまとめは二月とも言われていましたけれども、もう既に九月、もう秋なわけです。次回の副反応検討部会には提出するんでしょうか。
○川田龍平君 救済かどうかの判定というのは、どこで誰がどのような基準に基づいて行うのでしょうか。これ、透明化すべきではないでしょうか。利益相反が度々問題になっていますが、これまで導入に関わっていない人のみで構成した機関が判定すべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 これ、大臣、救済に当たっては、入院等の実態がなくとも、学業に支障が出ていたり、また様々な症状に苦しんでいる事例などにも十分な配慮がなされるべきではないかと考えますが、いかがでしょうか。
○川田龍平君 これ、永岡副大臣、八月二十四日に、薬害根絶デーのときに、厚生省の正面の薬害根絶の碑の前で毎年セレモニーをやっておりますが、そこでも子宮頸がんワクチンの障害を受けている方たちの直接、要望申入れ書を受け取っていらしたと思います。本当にそういった問題をやっぱりしっかり是非...全文を見る
○川田龍平君 これ、自治体からしてみれば、保険料を払っても、結局国がこの因果関係を認めないためにこれ下りてこないわけです。そういう意味では、やっぱりしっかりと国がここで因果関係を認めるかどうかということが大変重要だと思いますので、是非こういった給付金を活用できるように国が何らかの...全文を見る
○川田龍平君 この研究の論文も読んでいただいて、是非しっかり進めていただきたいと思います。本当にこういったことを厚労省がもっと率先してこれをやっていただくように是非よろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移ります。  子ども・被災者支援法に関連して、原発事故後の福島...全文を見る
○川田龍平君 これは、厚労省としてはどう考えるのかということなんです。是非お答えいただきたいと思います。
○川田龍平君 ということは、過剰診断ではなかったということでよろしいですね。
○川田龍平君 しっかり答弁いただきたいと思いますが、これ是非、永岡副大臣、北茨城市が北茨城市として独自にこういった調査も行って、今やっております。これは福島県だけの問題では実はありません。県民健康調査ということで、福島県が県として国の基金でもってこの健康調査をやっておりますが、栃...全文を見る
09月15日第189回国会 参議院 我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会公聴会 第1号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  今日は、公述人の皆様、貴重な御意見をありがとうございました。  早速、質問に入らせていただきます。  まず、坂元公述人にお聞きしたいんですけれども、坂元公述人の資料に、「ある法律が憲法違反にあたるかどうかを最終的に判断するのは、最高...全文を見る
○川田龍平君 私も、本当にこの今回の政府の説明というのは不十分だというふうに大変思っておりますので、今、採決という話も出ていますけれども、拙速ではないかというふうに思っております。  次に、濱田公述人にお伺いしたいんですけれども、濱田公述人が、これは二〇〇七年にシンガポールで行...全文を見る
○川田龍平君 私もそう思います。  本当に、この法の支配というのは、原理的な意味での法の支配ということについて、このスピーチの中でも、著名な憲法学者であり、かつ元最高裁判所裁判官である伊藤正己先生の言葉を引かれて、そこには、この原理的な意味での法の支配は日本国憲法の根底に脈打っ...全文を見る
○川田龍平君 私も小選挙区制の弊害ではないかと、悪弊だと思っております。そういう意味で、是非、今のこの法体系というものについて、やっぱりしっかりとした理解があった上で国会議員が議論すべきだというふうに私も思っております。  そして次に、松井公述人にお伺いいたしますが、松井公述人...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  それでは、奥田公述人に伺います。  私は、二十年前に薬害エイズの問題で、ずっと厚生省を三千五百人の人間の鎖で取り囲んだ集会を、私もまだ十九歳のときに薬害エイズの裁判を闘っていたことから、そうした社会問題、社会運動としてしっかり若い人たち...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございます。  最後に、小林公述人に、維新案について、維新の安全保障に対する対案を、今回参議院においては一本ではなく十本に分けてこの法律を出しました。そういった意味で、是非、この維新案についての、小林公述人から見て、この合憲性について是非述べていただけれ...全文を見る
○川田龍平君 ありがとうございました。  終わります。どうもありがとうございました。
09月15日第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第35号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  まず、先週の水害被害に遭われた皆様、そして今も噴火によって口永良部島の住民の皆さんも避難が続いておりますし、そして阿蘇山の噴火、さらには、先週岩手県に行ってまいりましたけれども、いまだに岩手県では仮設住宅暮らしが続いているという状況で、...全文を見る
○川田龍平君 これは、検査を受けた履歴や投薬履歴、また通院履歴などが漏れてしまえば、例えばHIV感染の有無などが、極めてプライベートな個人情報が知られてしまいます。このカードをなくしたりとか、そういったこともありますし、医療分野の個人番号割当てに当たっては国民一人一人の選択制とす...全文を見る
○川田龍平君 これは符号であろうとも番号であろうとも、本人が希望しないにもかかわらず個人に一つだけのものを医療機関にあらかじめ伝えていくようなやり方であるならば、たとえ本人に知らせないといっても、強制的に割り当てるのと一緒です。どうしてもその方法を取るのであれば、少なくともマイナ...全文を見る
○川田龍平君 HIV感染など、個人情報、本当に漏れないようにということをくれぐれも是非よろしくお願いいたします。  それでは、法案の質問に入らせていただきます。  地域医療連携推進法人は、元々規制改革会議に端を発する社会福祉法人改革の中で出てきたもので、二〇一三年の八月の社会...全文を見る
○川田龍平君 それでは、この地域医療連携推進法人は、規制改革会議などで議論されてきた構想とは全く異なるものと理解してよろしいのでしょうか。
○川田龍平君 規制改革会議で議論されてきた構想とは別物かということで聞いているんですが、これ、関係がもしあるのであれば、規制改革会議の議論のどこが生かされているのかを端的にお答えください。
○川田龍平君 じゃ、全く別物だということでよろしいですね。  それから次に、地域医療連携推進法人は、地域包括ケアの関連した事業を行う株式会社への出資、法の七十条の八の第二項は可能であるが、参加法人である医療法人等の意思決定を支配するための出資を行うことはできないと理解してよろし...全文を見る
○川田龍平君 これは、大臣、この法人制度の創設が病院を投資先とする不動産投資信託、ヘルスケアREITと相まって、いわゆる医療の営利化を進め、米国など民間資本流入の糸口になるのではないかとの懸念についての大臣の見解を伺います。
○川田龍平君 先ほど答弁でもちょっと触れたんですけれども、仮に米国などから大量の民間資本がこの国の医療に流入してきた場合、地域医療構想や地域包括ケアに大きな影響が出て、今後、医療の非営利性が確保されなくなるというおそれがあるのではないかと考えますが、これについて大臣の見解を伺いま...全文を見る
○川田龍平君 この医療法人の関係で、七月の当委員会で私が、東京都内の複数の福祉事務所において、ある医療法人から相談支援員が派遣され、自分の精神科クリニックに誘導して、生活保護費も医療法人が管理している問題を取り上げました。  問題となっている都内の医療法人は、同じ理事長がもう一...全文を見る
○川田龍平君 一方、生活保護行政の適正化については、保護課が八月初旬に全国に通知を出し、都も立入調査、指導を行ったと聞いています。  精神障害者の生活保護費を福祉事務所が現金書留で通院先の医療法人に送っていたことについては改善が見られているのでしょうか。
○川田龍平君 ありがとうございます。  次に、いまだに生保の窓口に医療法人からの相談支援員が派遣されているのはなぜでしょうか。我田引水的に自らのクリニックに誘導している実態というのは、これ改善したのでしょうか。
○川田龍平君 今答弁いただきましたけれども、報道されております都内の三つの区を含め、健康管理支援事業で精神保健福祉士を業務委託している東京都九区三市、そして北海道と富山県の一市、福岡県の二市において同様の不適切な囲い込みが起きていないか、実態を把握までしましたでしょうか。
○川田龍平君 私は、生活保護の行政と、それから精神科通院医療の問題というのはかなり根深い問題だと思います。引き続きしっかり注視していきたいと思います。  大臣、これについて一言何かございませんでしょうか。済みません、通告していませんが。
○川田龍平君 是非しっかり取り組んでいただきたいと思います。今後ともよろしくお願いします。  ありがとうございました。
12月18日第189回国会 参議院 環境委員会 閉会後第1号
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○川田龍平君 維新の党の川田龍平です。  今日は五年ぶりに環境委員会に戻ってまいりました。丸川大臣、井上副大臣、そして竹内副大臣、今日は厚生労働副大臣にも来ていただいておりますが、ありがとうございます。  まず、一言苦言を申し上げたいと思います。まず、臨時国会を開かずにこうし...全文を見る
○川田龍平君 丸川大臣とは二〇〇七年の初当選組ということで、そういった意味で、大臣に若い立場で就任をされて、非常に私自身も本当に希望というか、大変、是非頑張っていただきたいという気持ちを持っております。  それでは、次に、質問にさせていただきます。  TPPについて伺います。...全文を見る
○川田龍平君 今の見解というのは、大臣はこれはTPPの全文を読んだ上でのものでしょうか。
○川田龍平君 政府の方からは概要の一部だけを翻訳したものが提出されていますけれども、全文、原文でお読みになったでしょうか。
○川田龍平君 私は、このTPPの全文の定訳というか公式な訳をやはり是非政府として出していただきたいと思います。TPP協定の日本語の訳がしっかりと出されていない。途中の参加国でありながら、カナダという国は、カナダはフランス語を要求して、フランス語でもこの正文というものが出ています。...全文を見る
○川田龍平君 このTPPは広大な地域での貿易促進であり、また、輸送エネルギーの浪費という観点からも地球環境に掛かるであろう大きな負荷、また、農作物などの貿易拡大により、生物多様性国家戦略と矛盾する、里山の生物多様性や環境への悪影響、そして遺伝子組換え農作物の輸入増加による生態系へ...全文を見る
○川田龍平君 この遺伝子組換え作物については情報交換のための作業部会を設けることになりましたが、この作業部会を通じて、企業側は表示義務をなくすことを求めてきたり、また安全確認作業が貿易の障害になっていると訴えてくることがこのISDS条項でできることになります。  大臣は、こうし...全文を見る
○川田龍平君 このTPPにはほかにも多くの問題があります。これ、まず最大のターゲットは、私が考えるには医療だと思いますが、これちょっと通告しておりませんが、この最大のターゲットである医療について、まず、厚労副大臣、全文読みましたでしょうか。
○川田龍平君 是非、このTPPの医療分野について、厚労省は国民皆保険制度は堅持するので大丈夫だということを説明されていますが、これは薬価が上がることによって、皆保険制度自体が残っても有名無実化することになり、国民皆保険制度の根本が崩れてしまいます。これについて、副大臣の見解をお述...全文を見る
○川田龍平君 副大臣は、日米協議合意書というのは読みましたでしょうか。これは、保健制度も含め協議の対象にすると書いてありますが、これについてはいかがお考えでしょうか。
○川田龍平君 これ、是非厚生労働委員会でまた引き続きやりたいと思いますが、本当、TPPの全文をやっぱり是非厚労省としても日本語訳をしっかり作って、これ検討していただきたいと思います。  一方、国内では、化学及血清療法研究所という熊本のメーカー、血液製剤とワクチンの国内有数のメー...全文を見る
○川田龍平君 これは、本来であれば閉会中審査でしっかり厚生労働委員会で取り上げるべき課題だと思いますが、この化血研の経営陣は全員辞任とのことですが、行政指導で終わるのではなく、やっぱり刑事告訴をすべきではないでしょうか。  また、長年この不正を見抜けなかった国の責任というのも重...全文を見る
○川田龍平君 厚労省にはしっかりやっていただきたいと思います。特にこの査察に関してはやっぱりしっかりと、外国では一週間以上掛けて、三週間とか数週間に及んでもしっかり抜き打ちの調査をやっているところもあります。是非しっかりやっていただきたいと思います。  そして、環境省の方もやっ...全文を見る
○川田龍平君 この一・六倍に比べて、九十倍という倍率がどれぐらい高いとお感じになるか、率直な感想を、大臣、お聞かせください。
○川田龍平君 この国立がん研究センターによる分析時点よりも四十八人もがん又は疑いが増えたことで、更にこの倍率は高くなります。井上副大臣、今何をすべきだとお考えでしょうか。
○川田龍平君 まとめますが、超党派議連でも申入れしてきましたように、水俣病、例えばアスベスト、薬害など、歴史的な教訓を踏まえて、被爆者援護法のような総合的な保健・医療・福祉制度を確立すべきと考えます。またこれは次の機会にしっかり議論をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします...全文を見る