鷲尾英一郎

わしおえいいちろう

小選挙区(新潟県第二区)選出
自由民主党・無所属の会
当選回数5回

鷲尾英一郎の2005年の発言一覧

開催日 会議名 発言
10月14日第163回国会 衆議院 財務金融委員会 第3号
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○鷲尾委員 民主党の鷲尾でございます。  私も初めての質問でございまして、皆様お手やわらかによろしくお願い申し上げます。  時間もないものですから、早速質問に移らせていただきます。  今回の銀行法の改正については、顧客利便の向上ですとか金融機関の経営の効率化のために規制緩和...全文を見る
○鷲尾委員 大臣のお話ですが、基本的に、地域の再生と地域の活性化ということにつきまして地域金融機関がネットワークを構築するというお話は大変納得できるのでございますが、一顧客、一消費者としての立場に立った場合、例えば、山間地における、金融機関も何もないといったところに対して、個人の...全文を見る
○鷲尾委員 それで、実際、銀行の代理店として参入する企業というのは、金融庁としてはどの程度見込んでおられるのかというところをお聞かせ願えますでしょうか。
○鷲尾委員 そこで、実際の参入の条件についてお尋ねしたいんですが、これは、この改正法の中では、実際に金融庁が許可をする、そういう制度だと思いますが、この許可制度は、金融行政としては裁量が働く余地が多分にあるということでございまして、実際、その具体的内容というのは法案の条文を見ても...全文を見る
○鷲尾委員 大臣にお伺いしたいのですが、こういった法案の具体的な、今おっしゃっていた、例えば純資産を有することですとか銀行代理店業務を的確、公正、効率的に遂行するために必要な体制の整備の状況ですとか、これというのはいわゆる法案の文面上にはあらわれてこないわけでございまして、これは...全文を見る
○鷲尾委員 できましたら、こういった具体的な基準についてもできる限り法案に取り入れるということをお願いいたしたいと思います。  それでは、次の質問に参りますが、実際、今回の、今大臣が申されました参入基準の具体的な内容につきまして、例えば銀行代理店の従業員というものについての資格...全文を見る
○鷲尾委員 今、正社員でなくてもというお話がございましたが、一顧客としての立場から申せば、例えば銀行の代理店の業務を行っているその窓口さんに行ったときに、実際、その方が本当に信用できる方なのかどうかというのが一つポイントになると思うんですね。  一つ、我々が取引するに当たっても...全文を見る
○鷲尾委員 実際、正社員ないし代理店の職員さんというのは、その指導という面でも確かに重要だとは思うんですが、我々から見たというものがまた一つ重要だと思います。その点については銀行さん等々にもしっかりと御指導いただきまして、消費者の混乱がないような形でやっていただきたいと思います。...全文を見る
○鷲尾委員 今おっしゃっていました代理業についても、やはり他業と同レベル、もしくは銀行さん本体よりもある意味厳しく取り締まらなければいけない部分等もございますので、この点についてはしっかりと、どういった形で規制するのか、外に見える形でお示しいただきたいと思います。  続きまして...全文を見る
○鷲尾委員 この検査については、実際銀行さんを検査するときに、重ねてその代理店業務についての検査も行うということでよろしかったでしょうか。
○鷲尾委員 定期的な銀行に対する検査というのはわかりました。ただ、銀行代理店については、またその特殊な検査項目というのが多々あると思います。特に、銀行さん本体に対する検査ではなくて、銀行の代理店さんというのはまた遠隔地にございますから、その点については、何か問題があったらではなく...全文を見る
○鷲尾委員 例えば、今現時点では、銀行法の方では、取扱商品の制限ですとか弊害防止策、さまざまな法規がございます。この先緩和されるようでございますが、こういった措置を実際に今、銀行代理店業に対してなすのかどうかというところもお聞かせ願いたいと思います。
○鷲尾委員 実際に私が申し上げたのは、銀行業が、例えば保険商品、損害保険の商品を取り扱うというところにおいて、取り扱いの商品の制限が徐々に徐々に緩和されてはきているんですが、今、厳然として制限されている状態でございます。これが、この法によって、銀行代理店業にも適用されるのかどうか...全文を見る
○鷲尾委員 この点については、特に消費者としては非常に重要に、懸念がございますから、特に検査体制を実効性あるものにしていただきたいと思います。  続きまして、銀行の代理店というのは、あらゆる銀行の代理店になる可能性はあるのかどうかということを確認させていただきたいと思います。
○鷲尾委員 たくさんの金融機関の代理店になるということでございますと、一般的に言えば、お金を貸す方が優越的な立場になるというのは非常にわかります。そして、その優越的立場を利用して、簡単に言うと悪いことをしてしまうということについては制限がされているということはわかるんですが、実際...全文を見る
○鷲尾委員 済みません、今、ちょっと質問の仕方がもしかしたら的確ではなかったのかもしれませんが、要するに、金融庁として銀行の代理店さんに直接検査をするということが非常に必要になってくると思うんですね。  というのは、先ほどのように、業者さんが優越的立場になる場合もしかり、そして...全文を見る
○鷲尾委員 そういった別の窓口というのも、ぜひ有効活用していただけたらと思います。  そして、銀行の検査体制に関連しまして、一つお聞きしたいことがございます。  実は、近時、ペイオフの一号が出るんじゃないかという情報がございます。というのは、金融庁と預金保険機構、そして日銀さ...全文を見る
○鷲尾委員 それでは、九月十六日に行われたというのはよろしいですか。
○鷲尾委員 あくまでも一般論ですが、こういったペイオフのシミュレーションがされているということは、実際ペイオフが生じ得るという可能性は否めないわけでございまして、例えば、実際の金融庁の検査体制として、新規の銀行さんに対して免許を与える、銀行代理店さんについても許可を与える、これに...全文を見る
○鷲尾委員 時間ということについては個々の企業さんの状況によって違うということでございますが。  例えば、実際金融庁さんが検査に入るに当たって、免許というのは非常に、決済システムですとか顧客利便というのは当然お題目としてあるんですけれども、この検査自体が、実際検査が緩むことのな...全文を見る
○鷲尾委員 では、消費者金融業者については、原則としてこの事業会社に含めるということなんですね。要するに、含めるということですか。
○鷲尾委員 了解しました。  それと、銀行代理業に係る禁止行為の具体的な内容といたしまして、「密接な関係を有する者」という銀行法第五十二条の四十五という規定がございます。この「密接な関係を有する者」というものの範囲、これについても明らかにされたいと思うんですが。
○鷲尾委員 わかりました。  金融制度の改革でございますが、これは特に地域経済においてこれからが正念場であるという強い認識を持って、金融庁の方には頑張っていただきたいと思います。  この銀行の代理店制度の創設に係る負担も、やはり今までの検査と比べてこれはどんどんどんどん負担が...全文を見る
10月28日第163回国会 衆議院 財務金融委員会 第5号
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○鷲尾委員 民主党の鷲尾でございます。  私も新人でございまして、まだ二回目の質問でございます。また、参考人質疑につきましては初めての経験でございまして、何分ふなれな面もございます。何とぞ御容赦いただけたらと存じます。  本日は、公認会計士協会の会長の藤沼先生、そしてまた各監...全文を見る
○鷲尾委員 それでは、ちょっと違う事件について参考までに聞きたいんですが、あずさ監査法人のさきのキャッツ事件、これも粉飾事件なんですけれども、これで逮捕された公認会計士というのは、逮捕された日に、即日正式な除名処分というのがなされているはずなんです。佐藤理事長、この点についてはよ...全文を見る
○鷲尾委員 では、お聞きいたしますが、この正式な除名処分というのは、例えば退職金の取り扱い、そして出資金の引き揚げの取り扱いというのはいかがでございましたでしょうか。
○鷲尾委員 ここでまた奥山理事長に質問させていただこうと思います。実質除名処分というのはいかなる処分なのかということをお聞きしたいと思います。
○鷲尾委員 この出資金の引き揚げについても、片やあずさ監査法人の方では、これは実は裁判中でございまして、あずさ監査法人のこのキャッツ事件についてはまだ係争中でございます。そしてまた、これにつきましては本人はまだ容疑を否認しておる最中でございます。それにもかかわらず、これは退職金を...全文を見る
○鷲尾委員 公認会計士として、これは社会に対する倫理を非常に問われる職業でございますので、ぜひここは身内の議論、甘々な処分ではなくて断固たる処分をしていただきたいというふうに考えております。昨年、公認会計士法が改正されたばかりでございまして、そんな中で、改正したにもかかわらずこう...全文を見る
○鷲尾委員 協会長さんの方からも、この先、こういった事件はあるかもしれないけれども、厳格に対処していくという旨の趣旨だとは思います。  それでは先に進めたいと思いますが、過去十年間振り返りますと、証券市場がどんどん拡大してきているわけです。それに伴って実は粉飾事件もどんどんと明...全文を見る
○鷲尾委員 ということは、法人はだまされたという認識でよろしかったでしょうか。
○鷲尾委員 私の記憶が確かであれば、当時、これは銀行の不良債権の処理問題ですとか繰り延べ税金資産の問題で社会的にも税効果会計というのは非常に注目されたときでございました。  これは、実際、資料二になります、この「一時差異等解消計画」というのは法人の審査事項として絶対的に皆さん目...全文を見る
○鷲尾委員 私、正直申し上げまして、こういった資料を審査で見過ごしてしまう、そして、組織の体制としてこのタックスプランニングの数字をもっと突っ込まなかった、突っ込めばこれは明らかにおかしいということがわかるはずですから、突っ込めなかったこの法人の体制、これは私は投資家に対する背任...全文を見る
○鷲尾委員 要するに、金融庁から何もアクションがなかったということだとは思うんです。  確かに、金融庁の検査と監査結果が乖離するというのは私もよく存じ上げております。でも、先ほど奥山理事長がおっしゃったとおり、足銀については異常な乖離があったわけです。これは何か問題があったとい...全文を見る
○鷲尾委員 実はアメリカの制度は、もう藤沼会長も御存じのとおり、アメリカはSECというのがありまして、SECの下にPCAOBがございます。これが監査法人の監督をする、要するに銀行行政とは分かれた形になっておるわけでございます。  私が思いますのに、正直、先ほど奥山理事長は何もお...全文を見る
○鷲尾委員 最後に、半年ほど前まで私も監査業務に従事しておりましたので、その従事した者の意見として、ぜひここにおられる公認会計士業界を代表する皆様に意見を申し上げたい。そして、ここにいる皆様にもお聞き願いたいことがございます。  公認会計士は、実際、社会からの信用がなければ成り...全文を見る