愛知和男
あいちかずお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月10日 | 第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第4号 議事録を見る | ○愛知委員 大臣、連日大変御苦労さまでございます。 与えられました時間も大変限られておりますので、余り細かい問題につきましては触れ得ないかと存じますけれども、ひとつ……。 まず最初に、現在の経済状況あるいは財政状態を抜け出す、改善をするためにも容易なことではない今日の情勢...全文を見る |
○愛知委員 私、率直に感じますところを申し上げさせていただきますと、どうも最近、大蔵当局の皆様方がいささか自信をなくしていらっしゃるんじゃないかというようなことを感じて仕方がないわけであります。たとえばこの間予算委員会でも大変問題になりました、中期財政収支試算というものを発表され...全文を見る | ||
○愛知委員 最近、新聞あるいはちまたの声としてよく聞きますのは、政府に対して、特に経済運営等に対して大変信頼感が薄れているということがよく評論としても出ておりますし、私どももそんなようなことをはだで感ずる機会がよくございます。たとえばよく議論になっております経済の成長率見通しにつ...全文を見る | ||
○愛知委員 政治の世界でありますから、これからいろいろな経過があるのだと思うのでありますけれども、私は、ここでまた万が一と申しますか、この政府の方針に対して修正を加えられるようなことになりますと、やはり国民の政治に対する信頼感というものをまた失わせてしまうような結果になりかねない...全文を見る | ||
○愛知委員 そのことにつきましては、重ねてぜひとも財政当局、大蔵大臣を初めとする皆様方に毅然とした姿勢で臨んでいただいて、国民の信頼感をぜひともかち得ていただきたい。これが実は心理的にも非常にこれからの日本の経済そのものに大きな影響を持つものと考えますので、ひとつよろしくお願い申...全文を見る | ||
○愛知委員 国債のいわゆる個人消化は、証券会社を通じて行われているわけでございますけれども、その実績を見てみますと、年度によって大変ばらつきが大きく出ているように見うけられます。やはりこれからの一つの課題として、個人消化を安定的に進めていくということが大切ではなかろうかと思うので...全文を見る | ||
○愛知委員 ただいまの点と同時に、国債のいわゆる流通価格というものもわりに変動が激しいということが指摘できるんじゃないかと思うのでございます。この点につきまして、特に最近、公定歩合が下がるのだろうかどうだろうかというような思惑などもございますので、そういうものと関連づけて、証券会...全文を見る | ||
○愛知委員 時間も来てしまいましたので、最後に一つ。 今後うまく政府の施策が成功いたしまして、景気が回復いたしますと、同時に金利も上昇するような傾向になってくると思うのでありますけれども、そういう事態が到来いたしますと、今度は国債の発行というものが相当高金利でなくてはできなく...全文を見る | ||
○愛知委員 たいへん限られた時間でございましたので、十分な御質疑をできかねた面がございますけれども、冒頭にも申し上げましたとおり、ひとつぜひとも財政当局の皆様方に自信を持って国民の負託にこたえていただきたい、その辺をまた再度御要望させていただきまして、質問を終わらせていただきます...全文を見る | ||
03月28日 | 第84回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第4号 議事録を見る | ○愛知委員 宮澤長官がもう少ししておいでになるということでございますが、それに先立ちまして質疑を始めさせていただきます。 いよいよ昭和五十二年度も大詰めになり、昭和五十三年度の予算の成立も間近になってきたわけでありますけれども、今度の予算には十一兆円に及ぶ大量の国債発行が予定...全文を見る |
○愛知委員 実際そういうような恵まれた条件が、今度は事情の変化によりまして、逆の恵まれない状態になった場合にはどういう問題が生ずる可能性があるんでしょうか。 | ||
○愛知委員 私の御質問申し上げておりますことに少し答えの方が先に進んでしまったような感じがいたしますけれども、そうすると、いまおっしゃいましたことの繰り返しになるかもしれませんけれども、国債が非常に大量に発行になっている、いまの時点では確かに国民生活に大した影響はないけれども、こ...全文を見る | ||
○愛知委員 そうだといたしますと、国民生活においては、特に物価の状況につきましては非常に安定しているという今日でありますから、こういう事態で万が一将来この国債の大量発行というものがきっかけになってインフレになっていくようなことになりますと、これはとんでもないわけでございますから、...全文を見る | ||
○愛知委員 確かにむずかしい面もあろうかと思いますけれども、よく引き合いに出される例でございますが、昭和の初めの高橋財政から馬場財政に移っていく過程で大量の国債が発行されて、そのときに、当初はデフレギャップがあって、国債の発行も大して国民生活に大きな影響を与えなかった。しかし、そ...全文を見る | ||
○愛知委員 民間の資金需要というのは、デフレギャップが解消した時点で急に出てくるという問題ではなくて、解消していく過程においてだんだんに出ていく、こういうようなものではなかろうかと思うのでありますが、そういう点から見ますと、まだまだ民間の資金需要はそういう意味では動き出していない...全文を見る | ||
○愛知委員 宮澤長官、御到着早々で申しわけございませんが、ただいま国債の大量発行とインフレということについて御質問申し上げていたわけですが、今日まで余り大きな問題がなく、国民生活においては特に大きな痛痒を感じない状態で国債の大量発行が進んできたのは、その一番大きな理由は、デフレギ...全文を見る | ||
○愛知委員 長官は、今日のこのデフレギャップというような状態があと大体どれぐらい続くというふうにお考えでございますか。感じでも結構でございますけれども……。 | ||
○愛知委員 話を少々先に進めさせていただきます。 先ほど、デフレギャップが解消した、そういう時点でもなおインフレを伴わないで大量の国債を発行していくために、幾つかこういう方法があるというようなことを申されたわけでございますけれども、その中に、安定した個人消化を促進していく必要...全文を見る | ||
○愛知委員 今後この個人消化というものをもっと推進をしていくという基本方針でございますか。 | ||
○愛知委員 何か今後個人消化をより推進をしていくということで具体的な方策を考えておられますか。 | ||
○愛知委員 そういたしますと、いま新聞などでときどき報道されておりますように、なお新しい商品として二年か三年の中期国債、そういうものを発行するとかあるいは銀行の窓口販売をしていくというようなことについては、まだ当分先の話というようなことでございますか。 | ||
○愛知委員 先ほど、インフレを伴わないで大量の国債発行という点について、一つの条件として、いまの個人消化を強化していくのだというお話でございましたが、世上新聞その他の論評等によりますと、いわゆる金利の自由化というのがそういう際の大変大きな武器といいますか、大きな方策として考えられ...全文を見る | ||
○愛知委員 当面、国債の発行という面から申しまして、国債の発行を担当されていらっしゃる方の立場から申しますと、金利を自由化するということは、インフレを伴わないで国債を大量に発行していくという、そういう上では非常にプラスだ、そのようにお考えになっていらっしゃいますか。 | ||
○愛知委員 経済企画庁の、物価のお目付役というお立場から、金利の自由化というのは物価政策上望ましい方向とお考えになりましょうか。 | ||
○愛知委員 私たち、国民生活の立場から申しますと、やはり何といっても恐ろしいのはインフレということでございまして、この経済状態の中で、どうしても大量な国債発行をここしばらくは続けていかなければならないということになりますと、やはりそういう中でインフレが起きないように、そのためにあ...全文を見る | ||
○愛知委員 私ども国民サイドから申しますと、再三申し上げましたとおり、インフレという状態を何とかして避けていただきたいということが何としても大きな願望でもございますし、そのためにあらゆる方策をとっていただきたい。そして、いまお話しのとおり、確かに特に金利の自由化の問題などになりま...全文を見る | ||
○愛知委員 いまの状態を病気というふうに定義づけていく場合と、そうでなく日本の経済そのものが、敗戦で生まれ変わった日本の経済が三十年ちょっとたって、そして今日、いよいよある意味で、人間でいいますと子供から大人になる間に、体のバランスや何かが崩れちゃったり、にきびができたりなにかい...全文を見る | ||
○愛知委員 いま政府が七%成長、こういうことを言っておられて、民間の感じから言いますとせいぜい五%ぐらい、あるいはもう少し下に見る方もいらっしゃいますが、この点に関して、実は私も、たとえば地元へ参りまして、地元の公共事業関連の本当の末端の末端の業者の方ですけれども、先日お見えにな...全文を見る | ||
○愛知委員 時間も参りましたので、国内国外ともになかなか多難な今日でございますけれども、宮澤長官の御健闘をぜひとも御期待を申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ————————————— | ||
04月06日 | 第84回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○愛知委員 ただいま堀内委員からいろいろ具体的な御質疑がございましたし、またこれから同僚議員から、いろいろな角度からこの牛肉の価格の問題について御質疑があるわけでありますが、私はいささか、総論といいますか、原点の話といいますか、そういう面で若干の質疑をさせていただきたいと存じます...全文を見る |
○愛知委員 いまちょっとお触れになりましたけれども、牛肉の小売価格の動向は、最近特に、目立った動きがございますか。 | ||
○愛知委員 牛肉というのは、たとえばその値段がどんどん下がりますと、どんどん消費がふえていくと考えられますか。 | ||
○愛知委員 お答えにくいかもしれませんけれども、日本の牛肉の消費量は、外国に比べて大変低いと言われておりますが、今後日本人としてもっともっと肉を食うような、そういった方向は望ましい方向だと考えられますか。 | ||
○愛知委員 生産の面から言いますと、よく言われますように牛肉の生産サイクルというのが非常に長い、四年ぐらいと言われておるわけですが、そうなりますと、やはりその前提になる需要の見通し、非常に長期にわたる需要の見通しをきちっと立てておくということがまことに大切なことではなかろうかと思...全文を見る | ||
○愛知委員 そのときの国内で賄う分と輸入をする分との割合は大きな変化がございますか。 | ||
○愛知委員 輸入の割合を少しずつ減らすという感じですか。 | ||
○愛知委員 ちょっと話が飛躍するかもしれませんけれども、そうしますと農林省としては、輸入をする一番主な目的はどう考えておられるわけですか。 | ||
○愛知委員 そうすると基本的には、国内生産で足りない分を輸入する、これが基本的な考え方だと考えてよろしいのですか。 | ||
○愛知委員 そういたしますと、外国から安い牛肉を輸入をして、そしてそれを積極的に消費者に提供して国民の間の牛肉に対する需要というようなものを喚起する、あるいは消費を伸ばしていくという、そういう積極的な意味をこの輸入という問題については求めていないということでありますか。 | ||
○愛知委員 話がちょっと飛びますが、日本人の牛肉に対する嗜好の変化が多少あるように聞いておりますが、そうでしょうか。 | ||
○愛知委員 私は、一般的に言って、今日日本の牛肉の問題いろんな意味で大きな転換期であるような気がするわけでございます。たとえば一つの方向として、日本古来の和牛、霜降り肉というものは、これは原則としては外国では生産をしていないわけでしょうから、これは日本で徹底的に今後もそれを生産を...全文を見る | ||
○愛知委員 極端に言いますと、乳雄の飼育そのものを日本でやるということをやめてしまう、そういう方向づけはあり得ないだろうかということでございます。 | ||
○愛知委員 そうなりますと、従来どおり日本の牛肉に関しては輸入というのはあくまでも日本の生産が足りない分を補っていく、こういうことで、日本の消費者の牛肉に対する需要をむしろ輸入を使って積極的に伸ばしていくとか、あるいは消費構造を変えていくとか、そういう積極的な意味な輸入には求めて...全文を見る | ||
○愛知委員 最近、国際環境もすっかり変わりましたし、また円高というような問題もあり、またわれわれ庶民の食生活も大きな変化をしている、いろいろな意味で、あらゆる環境の大きな変化がある今日、むしろここで政策的に大きくもう一度考え直してみて、牛肉の輸入というものをどう位置づけていくかと...全文を見る | ||
04月12日 | 第84回国会 衆議院 大蔵委員会 第24号 議事録を見る | ○愛知委員 私は、政府がお出しになりました財政収支試算を中心にして若干の質疑をさせていただきたいと存じます。 財政再建のために財政当局が、国民のコンセンサスをつくり上げなければならないということで、まことに涙ぐましい努力をしておられますことを、私ども大変高く評価をするわけでご...全文を見る |
○愛知委員 お話はよく理解できますけれども、もう一つ、国民の素朴な感情から言いますと、話がなかなかむずかしくてよくわからないというようなことがあるわけですが、私は、政府が財政危機脱却のキャンペーン、五つのケースを出してやっておられますけれども、こういうようなケースだとそれこそ公債...全文を見る | ||
○愛知委員 先ほどの議論にもありましたが、ケースCというのは、いわゆる経済企画庁の暫定試算と整合性があるというお話でありますけれども、あの暫定試算には、物価の上昇率はどれぐらい見ておりますか。 | ||
○愛知委員 大変むずかしいかもしれませんけれども、一番望ましい姿としてCのケースを挙げられているわけでありますが、ひとつこのCのケースを中心にしまして、特にできましたらこの物価というものを中心にして、AだったらCに比べてどの程度物価が上がっていくのかとか、Bだったらどうなのかとい...全文を見る | ||
○愛知委員 この再建計画も、経済の実体の動きと無関係ではないわけでありますから、そういう点から見ますと、五十七年度まで、こう目標を立ててこれを国民に示されますと、何が何でもそのときまでに再建をしていくというような印象になりまして、これまたいわゆる財政エゴ的な印象をどうしても与える...全文を見る | ||
○愛知委員 残りの時間がそれほどございませんが、財政再建の具体的な方法ということになると、これはもうずばり増税ということを考えておられるわけでありますけれども、いまのお話にもございましたとおり、実際再建計画をそのとおり実行するかということになると、期限を限ったから何が何でもそれを...全文を見る | ||
○愛知委員 現在のような景気の状態で、これから景気が予定どおり回復していけばそれにこしたことはないわけでありますが、そういう中で、この増税ということを考えていく場合に、景気がこんなに悪いのになお増税をしてしまったら一体どうなるんだろうかというような感じを持つわけであります。そうい...全文を見る | ||
○愛知委員 増税をするにしましても、そのときの一般的な経済環境が増税をしていくにふさわしいかどうかというのが大きな問題点であろうと思います。財政当局は、この財政再建のためには、できることならこの五十三年度からもそういうことを実施したいということであったのではなかろうかと思うのであ...全文を見る | ||
○愛知委員 時間が参りましたので、冒頭にも申し上げましたが、財政再建というのは、やはり何と言っても国民のコンセンサスができ上がりませんと、これはどうしても実行していくわけにはいかない、こう思うのであります。今日までそういう国民のコンセンサスをつくり上げようということで、財政当局が...全文を見る | ||
04月18日 | 第84回国会 衆議院 物価問題等に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○愛知委員 私はきょうは、去る四月一日に昭和五十三年一月一日現在の土地の公示価格というのが発表になっておりますので、これを中心にしまして、土地の問題について若干の質疑をさしていただきたいと思います。 まず本題に入ります前に、日本は、申し上げるまでもございませんが、狭い国土であ...全文を見る |
○愛知委員 改めてわが国の土地の価格というのがいかに高いかということを再認識するわけでありますが、今日は円高ということで、一ドル二百二十円とか言っておりますけれども、事土地に関する限りは、一ドル二百二十円どころか、一ドル二千円とか二千五百円とかいうことになるわけで、わが国の経済の...全文を見る | ||
○愛知委員 同じ質問を経済企画庁の方にしたいと思いますが、経済企画庁としては今度のこの公示価格をどのように評価をしておられますか。 | ||
○愛知委員 おおむね安定的に推移しているという評価のようでございまして、そのとおりかと存じますけれども、なお先ほど申し上げましたとおり、その上昇率だけを取り上げてみますと、毎年毎年少しずつ、じりじりと上がっているような感じもないわけではないわけでありまして、この問題につきましては...全文を見る | ||
○愛知委員 確かに日本の国全体として、人口のUターンとかJターンとかよく申しますけれども、そんなようなこともあり、またいまお話しのとおり、開発もこれから進んでいくということで利用価値が高まるということもあり、したがいまして、先ほども指摘を申し上げましたとおり、地方の中核都市のあり...全文を見る | ||
○愛知委員 ただいま適正な実勢価格と適正でない実勢価格というお話がございましたが、公示価格の性格についてでございますけれども、公示価格というのはそもそも実際の姿をありのままに示すのか、あるいはここにあるべき姿というか、こうあるべきだというような多少政策的な意味合いが込められたもの...全文を見る | ||
○愛知委員 まあ、公示価格といって正式に発表される価格は非常にむずかしいと思うのでありまして、これが世の中の土地の価格の一つの基準になるわけでありますから、なるべく価格を上がらないようにさせていくためには、やはり低目低目に公示をしていかなければいけないというようなこともあるのでは...全文を見る | ||
○愛知委員 一区画当たりの面積が年々非常に減っているというのは、まさにいろいろな土地の、国土利用計画法その他の法制の問題もあるでしょうけれども、実際は、庶民から言いますと、手に届く、買える土地というとどうしてもやはり小さなものになってしまうというようなことの一つの典型的なこれはあ...全文を見る | ||
○愛知委員 このミニ開発の問題には数々の問題が含まれておりまして、これからいろいろな角度から検討を加える必要があろうかと思うのでありますが、結局その解決の一番底にある基本的な解決といったら、何といってもやはり宅地の供給、優良な宅地をどしどし供給していくにはどうしたらいいか、こうい...全文を見る | ||
○愛知委員 いまのような状況で推移をすると、結局六万六千ヘクタール必要なところが、大体四万八千ヘクタールくらいで終わってしまうんではなかろうか、こういうことになりますと大問題ではなかろうかと思います。特にまた、いま御指摘がございました大都市あるいは民間の供給というのは非常に少なく...全文を見る | ||
○愛知委員 いま御指摘の中で、たとえば公共負担をいかに軽くしていくかというようなことにつきましては、金額的にはまだまだ不十分かもしれませんけれども、今度の五十三年度の予算で予算措置がとられたということで、そういう点では少しずつ改良していく方向にあるように思います。やはりいま御指摘...全文を見る | ||
○愛知委員 いずれにしても、まだまだ本来宅地として開発されるべき土地が相当残っているということは事実のようであります。それを何とか宅地という形で開発をしていくために、いまちょっとございました宅地並み課税というような制度も設けられているわけでありますけれども、実際今日の様子を見ます...全文を見る | ||
○愛知委員 これからの課題として、大変大問題だと思います。土地の税制を緩和するということによってまた再び土地の騰貴というようなことになってしまっては大変でございますし、かといって、そちらの方に重点を置き過ぎるために供給がとだえていってしまう、結局それが原因になってまた土地が値上が...全文を見る | ||
○愛知委員 土地の問題ということになりますと、これは日本の経済の根幹の問題でもございますし、これからもいろいろな形で政府と議論を重ねていきたいと考えておりますけれども、土地問題といいますと、大変不幸なことに、一時土地騰貴という問題が非常に問題になり、その規制という措置がとられたわ...全文を見る | ||
06月16日 | 第84回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第18号 議事録を見る | ○愛知委員 先ほど来御報告がございましたとおり、六月十二日午後五時十四分、宮城県を中心にして大変大きな地震がありまして、数々の被害があったわけでございます。亡くなられた方が二十二人、行方不明が一人、重軽傷合わせますとおよそ千人、また家屋の被害等まことに大きなものがあったわけでござ...全文を見る |
○愛知委員 大変お忙しいスケジュールで駆け足で各地を御視察になられましたので、ある程度やむを得なかったと存じますけれども、調査団がお帰りになりましてから、地元で私もいろいろなところから聞きました中に、調査のやり方と申しますか、たとえば卸団地に行かれましたが、時間の都合から、バスに...全文を見る | ||
○愛知委員 事務的なそのようなお話はよくわかりますが、現地で長官が記者会見等で、自分の見た範囲ではこれは激甚災害地に指定して当然だというような御発言もなされております。また、このような災害でもございますので、ただ事務的な処置でこれを措置するということ以外にいろいろな政治的な配慮な...全文を見る | ||
○愛知委員 長官の力強いリーダーシップをぜひお願い申し上げる次第でございます。 さて、残り時間もございませんが、幾つか具体的な問題に触れながら御質疑を申し上げたいと思います。 今回のこの地震は仙台を中心としました地震であるだけに都市型、こう言われておるわけでございます。確...全文を見る | ||
○愛知委員 ひとつぜひとも、都市型ということでとかく農家の方が忘れられがちでございますけれども、そのようなことのないように、なお細かい点、質疑を申し上げたいところがございますが、時間がございませんので次に移らせていただきます。 住宅とかそういうような被害もさることながら、同時...全文を見る | ||
○愛知委員 ひとつ行政当局の細かい配慮をぜひよろしくお願い申し上げたいと存じます。 次に移らせていただきますが、調査団も御視察になりました卸団地というのがございます。これは大体二百八十社余りの会社がつくっておる団地でございますが、この団地の中で建物が数々被害を受けたわけで、建...全文を見る | ||
○愛知委員 ひとつ、二度とそういうことが起きないように詳細なる御調査をお願いをいたします。 私に与えられました時間が限られておりますので、最後に今度の地震、時間も夕方五時というようなことで、いろいろな意味で、たとえば学校も終わっておりましたし、あるいは事務所においても大体もう...全文を見る | ||
○愛知委員 私の与えられた時間がそろそろ参りましたので、あとは同僚議員からの質疑にバトンタッチをすることにいたしまして、今回の地震から起きました災害、これは起きてしまったもので仕方がございませんが、各方面からの救済につきまして、ひとつ心のこもった救済をぜひともよろしくお願い申し上...全文を見る | ||
07月11日 | 第84回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第19号 議事録を見る | ○愛知委員 本日の災害対策特別委員会に参考人として、お忙しいところを山本、島野両参考人に御出席をいただきまして、まことにありがとうございました。 地震が起きましてから一カ月たったわけでございますが、知事さんあるいは市長さんは、その復旧に対して先頭に立って今日までがんばってこら...全文を見る |
○愛知委員 市長さんもみずから当然のことながら視察をされたことと存じますが、地元の率直なそういう声がありますということをひとつ率直に受けとめていただきまして、地元の住民の方々が気持ちの上でも大変焦っているということでもございますので、機会あるごとに知事さん、市長さんみずからその地...全文を見る | ||
○愛知委員 宅地として今後そこに家を建てて、まあ、いま壊れちゃったところを直して住んでいいかあるいはいけないかというようなそういう判断を最終的な権威を持ってやるところはどこなんでしょうか。市がやるのでしょうか、県がやるのでしょうか、あるいは国土庁なのか建設省なのか、その辺のことを...全文を見る | ||
○愛知委員 この問題、時間がございませんので十分質疑ができない面があるのでありますが、確かに国なりあるいは県なり市なり、そういったようなところが、そこの宅地を仮に安全である、人が住んでもよろしい、あるいは住宅は直してそこへ住んでもよろしい、そういう判断をしまして、仮に将来またそこ...全文を見る | ||
○愛知委員 時間が残りわずかになりまして、この問題、まだ質疑をさせていただきたい面があるのでありますが、この辺で打ち切りまして、あと大変短い時間でありますけれども、地震保険の問題について若干の質疑をさせていただきます。 これは新聞紙上等で大変出ておりますけれども、今度の地震に...全文を見る | ||
○愛知委員 時間が参りましたのでこれ以上この点について質疑ができないのが大変残念でありますけれども、伺うところによりますと、このいまの御答弁にもございましたが、いまの制度ではこれはとてもできない、こういうお話でございます。現在の制度をつくり上げた背景には、過去の地震の統計や何かを...全文を見る |