愛知和男
あいちかずお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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10月29日 | 第119回国会 衆議院 国際連合平和協力に関する特別委員会 第5号 議事録を見る | ○愛知委員 総理を初め大臣の皆様方、連日大変御苦労さまでございます。 先週までの質疑でかなり問題点もはっきりいたしてまいりましたし、また、私ども同僚議員からもいろいろ質問をさせていただきましてかなりの問題点が出ておりますが、多少重複をするかもしれませんけれども、私なりに総理を...全文を見る |
○愛知委員 さて、私はきょういただきました時間の中で、細かい法律論議ではなくて、できるだけ政策的な点での観点に立っての議論をさせていただきたいと思っておりますが、最初に、外務大臣、御就任以来大変世界を駆けめぐっておられまして、歴代の外務大臣の中でも最も多くの国々を訪問され、あるい...全文を見る | ||
○愛知委員 外務大臣のまことは超人的とも言えるような御活躍で、本当に敬意を表する次第でございますが、おっしゃいましたような大勢の首脳との接触の中で、外務大臣が感じておられます、こういった国々が日本に対してどういう感じを持っているか、あるいは日本に対してどういう役割を求めているか、...全文を見る | ||
○愛知委員 そのような国際社会の中で日本が求められていることにこたえていくということが今日の日本の最大の役割ではなかろうか、それにどうやってこたえていくかという議論であるわけでございます。 私は、この法案が上程されてから国会での質疑、特に野党の皆さんの質疑を聞いておりますと、...全文を見る | ||
○愛知委員 世界が日本に求めているその貢献、これは世界がその貢献策、日本が考える貢献策をどう評価するかというところに問題があるわけです。日本がこれは日本の貢献策だと思っても、世界が貢献策と思わなかったら、これはつまはじきにされますね。ですからそういう視点が大事なんだと思うのです。...全文を見る | ||
○愛知委員 具体的に、今回中東で紛争が起こったわけでありますが、この中東での紛争というのは、例えば南米とかあるいはアフリカ大陸のどこかで起きたようなこととは違いまして、こういうところですと我が国とは直接深い関係はない、ところが中東は、あの地域からの多くの石油が日本に来ているわけで...全文を見る | ||
○愛知委員 日本の貢献策がいろいろ検討される中でよく出る話は、日本には憲法の制約があるのでその範囲でしか貢献ができない、こういうのが我が国の対応であります。一方しかし、世界の国国からいいますと、まずその貢献をするというのが優先なんで、そのために日本がしなければならないことがあるは...全文を見る | ||
○愛知委員 世界に対しまして憲法の制約があるからここまでしかできないという言い方ではなくて、憲法があることが世界に貢献をする道なんだというような言い方で世界に訴えていかないと世界の国々は納得をしないのではないか、このように思うのでございまして、ひとつ総理のお口から、日本の国民に向...全文を見る | ||
○愛知委員 大蔵省の役割というのは、申し上げるまでもなく国民からの税金をいかにむだなく使うか、こういうことでありまして、ふだんの予算の編成などでもさまざまな要求を細かく精査をし、そしてそれに対して予算をつけていく、こういうやり方であるわけでありますが、今、図らずも大臣からお話しの...全文を見る | ||
○愛知委員 おくれたということに関してはそういうことを言われるのは不本意だ、こういうことでございました。しかし、そういうことを感じている国々もあるということはひとつ御認識をいただいて、これからの問題としまして、やはり日本の資金協力というものが臨機応変に機敏に間髪を入れずこういうと...全文を見る | ||
○愛知委員 国連中心主義を掲げてもう随分長くなる、こういうことでございますが、その間、この国連中心主義でどのような外交的な実績を上げてきたかということをお尋ねしたいと思います。 | ||
○愛知委員 このたびのこの法案は、従来からの国連中心主義をさらに徹底し、新しい分野での役割を、外交の中心を国連中心に据えていこう、こういうことだと思うのでありますが、ここでお伺いいたしたいのは、この国連中心主義、特に安全保障関係での国連中心主義ということとなりますと、従来の日本の...全文を見る | ||
○愛知委員 ぜひ、その辺をはっきりと踏まえてこれからもやっていただきたい。つまり、日米関係がやはり基本でございますから、そういう点で、ついでながら、総理は日米関係の現状及び今後についてどのような認識をお持ちでございましょう。 | ||
○愛知委員 世界がいろいろと混沌としておる状況の中でございまして、これから新しい秩序を求めていろんな動きがあろうかと思いますが、そうであればあるほど、その中での日米関係の重要性というのは今までにも増して大きなものになると考えます。ひとつ日米関係についてはこれからも最大の重点を置い...全文を見る | ||
○愛知委員 せんだって、八日の末に私はニューヨークへ参りまして、国連本部でいろいろと我が国の代表部の方々と懇談をしたりいたしました際に、非常に苦労しておられました。とにかく安保理事会の理事国になっていないので情報すら十分ではない。また、常任理事国の五カ国でいろいろなことを決められ...全文を見る | ||
○愛知委員 時間が余りなくなりましたので、ちょっと駆け足になりますが、残りの幾つかを質問させていただきます。 今回の法案の一つの重要な柱としていわゆるPKOがございます。PKOというものの実態はどうかということについて、PKO、既にこれに参加をしている国々があるわけですが、そ...全文を見る | ||
○愛知委員 そういう人たちのステータスはどうなんですか。そういう人たちは軍人ですか、軍人が参加しているのですか。 | ||
○愛知委員 そうだとしますと、日本も本格的にPKO、平和維持活動に参加をするとなると、これに自衛隊が参加して初めて本当に積極的に参加をした、こういうことになるという理解でよろしいですか。 | ||
○愛知委員 こういうPKOの活動に自衛隊の諸君が参加をするということで、私は自衛隊の皆様が国内で、例えば災害派遣のときなどは大変献身的に努力をしておられまして、住民はひとしく感謝をしているわけでございますが、こういった若い自衛隊の諸君がこのPKOに参加をして大いに活躍をするという...全文を見る | ||
○愛知委員 もう一つお尋ねしておきたいことは、制服の件についてでございます。 平和協力隊員は協力隊の制服を着用することになっておりますが、他方自衛隊員は、自衛隊法五十八条により自衛隊の制服を着用することとされております。先週の、これも当委員会での御答弁の中で、自衛隊員が作業服...全文を見る | ||
○愛知委員 時間がそろそろなくなりましたので、最後に、この法案をめぐっていろいろ外国からの反応があります。その中で、我が国が、またこれで、これを一歩としてかつてのような過った道を歩むんではないかというような議論などがいっぱいなされておりますが、私は戦前に我が国が過ちを犯したという...全文を見る | ||
○愛知委員 我が国がかつて過った道を歩んだ理由、もう一つ大きく挙げなきゃならないのは、民主主義が正しく機能していなかった、こういうことだと思うのであります。今日我が国の民主主義、戦後の民主主義ですが、かなり成熟をしてきた、大いに自信を持ってよろしいのではないか、こう思いますが、な...全文を見る | ||
○愛知委員 どうもありがとうございました。終わります。 |