愛知和男

あいちかずお



当選回数回

愛知和男の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月24日第136回国会 衆議院 本会議 第2号
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○愛知和男君 私は、新進党を代表して、橋本総理に質問をいたします。  まずもって橋本総理、総理就任おめでとうございます。今後の御健闘をお祈りいたします。  さて、このたび発足した橋本内閣は、先ほどの小沢党首の指摘にもあるとおり、平成五年の衆議院選挙において国民から明確に否定さ...全文を見る
02月09日第136回国会 衆議院 予算委員会 第10号
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○愛知委員 新進党の愛知でございます。  本題に入ります前にちょっと委員長にお願いと申しますか、一言申し上げたいと思います。  私は、上原委員長とは細川内閣のときに御一緒に内閣で仕事をさせていただきまして、それまで余り御縁がなかった上原委員長でございますが、あれを通じて、委員...全文を見る
○愛知委員 田中経企庁長官、いかがでしょうか。
○愛知委員 まだこれから国会も続くわけでございますし、予算委員会も続くわけでございますから、どうぞひとつ、私どもが資料要求したり、あるいは政府の答弁に対して必ずしも満足の答弁が得られないというときに、その際に、そういう私たちの主張や何かを全く無視してどんどん時計を回してしまうとい...全文を見る
○愛知委員 私は、今のこの時代、現在我々に求められていることはどういうことか。私どもの政党は「改革」と掲げておりますが、最近は改革という言葉がはやりみたいになりまして、皆さん改革と言われますが、この間の私ども新進党の党大会でも、「改革」というものはどういうことを意味するのかという...全文を見る
○愛知委員 総理との基本的な認識は違わないのかもしれませんけれども、私が先ほどるる申し上げました視点に立ってこの住専の問題を取り扱うとすると、今度政府が提案されましたこのスキーム全体、このスキームはどうしてもこの住専の問題の処理を通じて社会全体の仕組みを新しいものにしていこうとい...全文を見る
○愛知委員 与党の中に、削除はしないけれども凍結をするというような話がちらちら聞こえたりしております。私どもは、凍結と削除とは全く質的に違うわけですから、凍結というのは、予算そのものを認めて、つまりこのスキームそのものを認める、だけれども執行を一時停止するということにすぎないわけ...全文を見る
○愛知委員 それでは、少し具体的に幾つかの問題を指摘していきたいと思います。  今回政府が出されましたこの住専の処理、これには幾つか私たちにとってはどうしても理解ができない点がございますが、そのうちの二つ、一つは平成五年二月三日のいわゆる覚書でございます。そしてもう一つは、平成...全文を見る
○愛知委員 まあ大蔵省がはっきり答えられないのは、この中を読みますと、これは大蔵省の弁明書のような内容になっているわけでございます。そういう内容からいいましても、銀行局長がこれは大蔵省でつくりましたとはとても言えないだろうと思いますが、まあ私どもがこれを入手しました過程から申しま...全文を見る
○愛知委員 第一次立入検査の結果、住専の実情が大変なことだということがわかって、その対応について関係者が協議を始めていた。これは今日までのこの委員会の質疑その他、あるいは報道などでも明らかでございますが、関係者が集まって協議を始めたと。  大蔵省に伺いたいのですが、どんな内容の...全文を見る
○愛知委員 具体的な例として一つ。いわゆる日住金、これについて三和銀行と大蔵省はどんな協議を行っていましたか。
○愛知委員 大蔵省は、三和銀行にレポートをつくらせて、再建は不可能、清算しかない、そういう方針だったのではありませんか。
○愛知委員 この当時、大蔵省の判断は、問題のある住専は清算ということだったんではないか。これは、つい二日ほど前の新聞に宮澤喜一元首相のインタビュー記事が載っております。この中でも、宮澤元総理が答えておられますが、「問題ある住専はつぶれてもやむを得ないと思っていた。」こういうことで...全文を見る
○愛知委員 第一次立入検査の深刻な状況を知りました大蔵省は、住専の清算を柱とする判断を固めていた。これは今いろいろな資料によっても間違いないことだと思います。  ところが、翌年の二月には、いわゆる覚書で五兆円を超える、五兆五千億という元本保証案を局長、事務ベースで、いわゆる清算...全文を見る
○愛知委員 大蔵省としては承知をしていないという答弁でございますが、それでは私の方から申し上げましょう。  この勉強会の中心人物は、当時官房長官の加藤紘一さんであります。現在は自民党の幹事長。大物であります。大蔵省からは当時の銀行局の小山審議官、そして福田総務課長。農林系統金融...全文を見る
○愛知委員 当時の福田総務課長は今何をしておられますか。
○愛知委員 このお二人に、こういう勉強会があったかどうか確認をしていただきたいのです。
○愛知委員 それでは確認をしてください。この時代ですから、今電話でもできるでしょう。確認をするまで待っていましょう。
○愛知委員 まあ、審議を妨害するつもりで言っているわけではありません。したがって、質疑を続けますが、その間やってください。いいですね。  私の調査によりますと、加藤紘一さんを中心とする住専問題の勉強会、今申し上げましたようなメンバーによる住専問題の勉強会でつくり上げられたのが農...全文を見る
○愛知委員 後ほど連絡がとれるのでしょうから確認をしたいと思いますが、いわゆる政治の介入があったことがわかると大変これは問題になるというので、そこで大蔵省と農林省の局長の間での覚書という方法がとられたのではないか。したがいまして、実態の方は、これは加藤紘一さんの仲介でできた政治的...全文を見る
○愛知委員 この覚書というのはそういうプロセスの中でできたと私どもは認識をするわけでございますが、一方、この覚書であります。この内容は、この間も当委員会で私どもの同僚がこの覚書についていろいろ議論をいたしましたが、どう考えましても、これは国家公務員の職権を超えるものとしか言いよう...全文を見る
○愛知委員 役人がつくる覚書、文書ですから、それはもう細心の注意を払って突っ込まれないようにつくったのでしょう。しかし実際は、そのときに取り交わされた内容がスタートになって、そして今日のスキームが全部できているわけであります。それが最終的には六千八百五十億という予算を計上したこの...全文を見る
○愛知委員 どの条項を指摘しているかわからないと言いましたが、私は明白に申し上げました、憲法八十三条、これに違反しないかと。
○愛知委員 いずれにいたしましても、この間の経緯というのはまことに大事なことなのでございまして、先ほど要請しましたけれども、この問題に主役を演じた加藤紘一自民党幹事長、そして、当時の銀行局の小山審議官、福田総務課長、こういう方々から事実関係と経緯を聞きたいと思います。この委員会へ...全文を見る
○愛知委員 理事会を通じまして、我が党の正式な要請としてこれを申し入れますので、ひとつお取り計らいをお願いをいたします。  今回のこのスキームをつくる中で、加藤紘一さんの役割というのが非常に大きいと言われております。先ほどのお話は少し前のことですが、この予算の編成に至る経緯、去...全文を見る
○愛知委員 主計局長にお伺いいたしますが、今回のこの予算、最終的に六千八百五十億、これは莫大な金額であります。よく言う話ですが、国民一人当たり五千五百円。大蔵省としましては、財政危機宣言をしたぐらいですから、財政支出などというものは一円たりとも少ない方がいい。ですから、何とかして...全文を見る
○愛知委員 私は、大蔵省、特に主計局が大変な苦渋の中で政治の方から無理無理のまされた、こういうことと思えてなりません。そこで、その政治に対する抗議の意味で当時の篠沢事務次官がやめたんだ、私はこういうふうに思っております。  したがって、今回のこのスキームをつくる上で政治が必要以...全文を見る
○愛知委員 そもそも予算というものは、申し上げるまでもございませんが、これは定量の世界なんです。定性の世界ではないんです。ところが、今回のいろいろな質疑の中で出てくる話というのは、もうはやり言葉の一つになっちゃったけれども、ぎりぎりなんだと言うんだ、ぎりぎり。ぎりぎりなどという表...全文を見る
○愛知委員 法的手続で処理をするということになると、権利関係が錯綜しているから時間がかかるとかなんとかという話がありますが、権利関係が錯綜しているからこそ法的手続で処理をするというのが法治国家のあり方ではないでしょうか。それを、法律を適用しないで何かはかの方法でやるというのは、こ...全文を見る
○愛知委員 法的処理をやると時間がかかるとかなんとかというような理屈も言われております。そもそも時間がかかるかどうかというような話は、法治国家としての国の体制をきちっと守るかどうかということからいいますと、それはもう言ってみれば本質的な話ではない。しかも、村山内閣のときに何をやっ...全文を見る
○愛知委員 融資ではだめで、税金でなくちゃだめなんだというようなことなんですが、債権回収に全力を挙げると言いながら、融資ではだめだというのは、これは論理の矛盾じゃないでしょうか。どうでしょうか。融資ということは、債権回収されたらそれでまた戻してもらうことができるわけですから、債権...全文を見る
○愛知委員 この間の、自民党に大蔵省が出した「住専問題Q&A」というのが報道されておりまして、その中に、今度の仕組みは、農村救済、農村優遇ではないかということに対して、そのとおり、こういう答えをしているということでございます。  農村、農家、これは預金者です。これを救済しなきゃ...全文を見る
○愛知委員 そろそろ時間がなくなりましたが、私どもは、税金を使う以外に方法がないということがどうしてもわからない。そして、先ほど申し上げましたとおり、法治国家の当然のあり方として、法的手続に沿って処理をするというそれを基本的なスキームにすべきだ、こう思うのでございます。  私は...全文を見る
○愛知委員 まあこの委員会のあれとして、質問を受けるというのはちょっと何か……。とにかく、今はいきなり申し上げましたので、コメントを求めるのが無理だったのかもしれません。  また、これは、今私は個人的なアイデアとして申し上げたわけで、党内でまだきちっと固まっているわけではござい...全文を見る
○愛知委員 税金というのは、これは人間としてだれも同じことできることなら払いたくないわけです。だけれども、国民の義務としてこれは払うわけで、そのときに、税金というのは、まあ嫌だけれどもしょうがないといって自分を納得させるには、何に使われているのか、むだに使われてないのか、あるいは...全文を見る
○愛知委員 私は、このままこの予算が国会を通過するというようなことになったら、ちょうどたまたま今確定申告の時期でもございますし、国民の間に、一人当たり五千五百円納税拒否をする、こういう運動が起こるかもしれない。それが国民感情というものです。あるいは、源泉徴収を受けている者は、五千...全文を見る
○愛知委員 限られた時間でございましたので、十分意を尽くせない面もございましたが、私は冒頭にも申し上げましたけれども、この住専の問題というのは、まことに不幸なことにこういう事件になってしまった。しかし、これを日本の将来にとってプラスに生かしていくという処理の方法はあるんだ。それは...全文を見る
02月16日第136回国会 衆議院 予算委員会 第14号
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○愛知委員 新進党の愛知和男でございます。  本題に入ります前に、私は、新進党のいわゆる明日の内閣の官房長官役を務めておりますので、その立場から一言、このたび北海道古平町で起きましたトンネル事故につきまして、被災された方々に、あるいは御家族の皆さんに、心よりお見舞いを申し上げた...全文を見る
○愛知委員 いろいろとお話ございましたが、ぜひ今度の住専問題に対する基本的な取り組みをきちっと踏まえてやっていただきたい。  先ほど保利委員から論文の御紹介がございましたけれども、残念ながらこの論文から、確かにいろいろ書いてございますけれども、この日本の社会全体を新しくしていく...全文を見る
○愛知委員 いわゆる覚書がこの前後に締結されるわけでございますが、覚書の前に、農林系統金融機関の幹部から公的資金を使って処理するよう依頼されたことはございませんか。
○愛知委員 昨日の参考人質疑で寺村元銀行局長が、公的資金の問題で、官邸から提案があったが無理だと説明したと述べておられます。官邸という以上、総理か官房長官でございますが、官房長官は加藤さんだったわけでございまして、多分官邸から提案があったという、その官邸というのは加藤さんなのでは...全文を見る
○愛知委員 要するに、官邸が提案した公的資金は無理だということで、その代案として考え出されたのがいわゆる覚書だったということは容易に想像がつくわけでありまして、つまり覚書というのは政治主導、特に加藤さんが主導でこの覚書というものができた。これは、きのうの寺村さんの答えからそういう...全文を見る
○愛知委員 覚書につきましては、当時の大蔵省の幹部だった人たちなどに聞いてみましても、官邸サイドからゴーのサインがあったからできたものであって、これはもう役所同士の、局長同士でこんなものがとても書けるものではないというようなことを述懐しておりますが、いかがでしょうか。
○愛知委員 この覚書が事態を非常にわかりにくくしたと武村さんは批判しておられますが、いかがですか。
○愛知委員 この住専の問題は大変大きな課題であり、この政策をどうするか、どういうふうな方向でこれを決定するかというところに、政治家がそこに関与するということは私は決して悪いことじゃないと思いますね、これはむしろ。ところが、どうも政治の介入というような形でそれを隠すような傾向がなか...全文を見る
○愛知委員 ちょっと覚書の話と違うことで恐縮ですが、さらに加藤さんにお伺いしておきたいと思いますが、大蔵省が提出しました資料で、住宅ローンサービスが融資して不良債権となった企業に共和、これが七十三億というのが出ております。  この共和というのは、平成三年に破産をした共和、いわゆ...全文を見る
○愛知委員 いろいろと加藤さんに質問申し上げましたけれども、武村前大蔵大臣にあと幾つかお伺いをさせていただきたいと思います。(発言する者あり)
○愛知委員 武村さん、大蔵大臣として一生懸命頑張られたとは思いますが、突然おやめになってしまって、残念だったと申し上げていいのか、もっと頑張っていただきたかったと申し上げていいのか。  それはそれとしまして、この住専問題に関しまして、実は村山前総理は、住専処理への税金投入を決め...全文を見る
○愛知委員 いろいろな状況の中で総合的に政治判断をした、こういうことですか。
○愛知委員 先ほど私が申し上げましたが、政治的な判断というのはしなきゃいけないと思いますね。ですから、そのことを悪い意味で批判をしていることを言っているのではありません。しかし、政治判断をして決めた人がいなくなっちゃったというんですから、今。政治判断をした人がやはりこの問題を審議...全文を見る
○愛知委員 今私どもは、その最高政治責任、最終的に政治判断をした村山さんに、やはりその政治判断をした理由をきちっと直接聞かせてもらいたいということを要求しております。なお、そういう最終的には政治判断で決めたということであればあるほど、その最終的に政治判断をした村山さんには、本当は...全文を見る
○愛知委員 時間が残り少なくなりまして、私どもの同僚もせっかく来ていただきましたので、田名部さんにちょっとお伺いさせていただきます。  大蔵省は、平成三年から四年にかけて行った第一回の調査は、平成七年のものとは違って簡単なものだったので、これを公にするような文書はないと言ってお...全文を見る
○愛知委員 藤井さんにもお伺いさせていただきますが、大蔵大臣在職中この住専の問題はどういう状況だったか、それに対して大臣としてどう対応されたか、お答えいただきたいと思います。
○愛知委員 実は私は、きのうの夕方から三大新聞のある新聞のシンポジウムというのがございまして、これは政治部と経済部と社会部、三つの部の主催になりますシンポジウムに三時間ばかり出ておりました。一般から来られた市民の方々が約三百人ぐらいおられましたでしょうか。そこでパネラーとして出ま...全文を見る
04月11日第136回国会 衆議院 本会議 第16号
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○愛知和男君 私は、新進党を代表して、ただいま議題となりました平成八年度予算三案に対して、反対の立場から討論を行います。(拍手)  今日の事態を招いたそもそもの原因は、村山前内閣にあることをまずもって申し上げなければ灯りません。  平成六年六月三十日、正反対の政治理念、基本政...全文を見る
04月23日第136回国会 衆議院 本会議 第19号
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○愛知和男君 私は、新進党を代表して、さきに行われました日米首脳会談並びに日米安保共同宣言及び原子力安全サミット等に関連して、外交・安全保障全般について、橋本総理並びに久保副総理の所信を伺うものであります。橋本総理、一連の過密な外交日程を終えられ、大変御苦労さまでございました。ま...全文を見る
06月07日第136回国会 衆議院 本会議 第34号
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○愛知和男君 私は、新進党を代表して、ただいま議題となりました金融関連六法案に対し、総理並びに関係大臣に補足質問をいたします。  そもそも、この段階での本会議で補足質問をしなければならない事態に至ったのは、昨日の金融問題特別委員会における強引な質疑打ち切り、採決という、与党並び...全文を見る
06月13日第136回国会 衆議院 内閣委員会 第9号
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○愛知委員 新進党の愛知和男でございます。  新進党を代表して質疑をさせていただきますが、私は、今たまたま新進党の中で政審会長をいたしております。このような立場の私が、偉そうなことを言うわけではありませんけれども、こういうところで質疑をさせていただくというのも若干異例でございま...全文を見る
○愛知委員 今富田議員から、今度のこのNPO法案は社会の仕組みを大きく変えるその一つのきっかけになるものだというお話がございました。ここには政府の方で経済企画庁から坂本局長がおいででございますが、政府、企画庁はこういう意見に対してどう思いますか。
○愛知委員 今政府の方からお話がございましたが、今日まで、法案をつくっていく上でいろいろと政府とのやりとりもあったのではないかと思いますが、率直に政府の対応をどう感じておられますか。
○愛知委員 ここには大蔵省がおりませんけれども、やはりお金の流れを変えるというところはかなり大きな要素だと思うのですね。  つまり、今までの日本の仕組みそのものは、すべてお金が大蔵省に一度集中して、そこから分配をするという仕組み。それを変えて、大蔵省を経ないで、直接、税金という...全文を見る
○愛知委員 お金の流れについては、こういう市民団体に対するお金の流れの仕組みを変えるということももちろんそうですが、もう一つは、きょうの議題ではありませんけれども、地方分権を進める、こういう大きな課題についても、これまた今の仕組みは、とにかく全部中央に集めてまたそこから地方に配分...全文を見る
○愛知委員 今、党派を超えて取り組んでほしいというお話がございました。この国会もいよいよ大詰めでございますし、採決をするという機会は今国会はちょっと無理かもしれません。継続審議になり、次のまた臨時国会で審議をされるということになるのかもしれませんけれども、委員長にお願いをしたいの...全文を見る