愛知和男
あいちかずお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月17日 | 第140回国会 衆議院 予算委員会 第14号 議事録を見る | ○愛知委員 新進党、愛知和男でございます。 これから私、二時間、時間をいただきましたので、橋本総理を初め関係の閣僚の皆さんといろいろやりとりをしてみたいと思いますが、きょうはテレビで多くの国民の方々が私どものやりとりをお聞きいただいているわけでございますので、なるべくわかりや...全文を見る |
○愛知委員 湾岸戦争が起きましたときに、時の大統領、ブッシュ大統領は、たまたま休暇中だったわけであります。ところが、湾岸戦争が起きましても、ブッシュ大統領は休暇を途中で切り上げて帰るということなく、そのまま引き続き休暇を続けたわけであります。このことについてどうお思いになりますか...全文を見る | ||
○愛知委員 私が冒頭、なぜこんなことを持ち出したかといいますと、一国の総理大臣の役割というのは、まあいろいろあると思いますけれども、まず基本的に一番大事なのは、心身ともに余裕を持たなきゃいけない、こういうことを言いたいわけであります。 橋本総理は、この国会での御答弁などを伺っ...全文を見る | ||
○愛知委員 これから、後ほどできたらちょっとペルーの問題にも触れたいと思いますが、とっさに国として、総理が国民の全責任を負って判断を しなきゃならないという場面が来るかもしれません。こういう難しい時期の総理大臣、大変なお役目だとは思いますが、ぜひその役割を果たしていただきたいと...全文を見る | ||
○愛知委員 アイデアとしてそれは一つの意味があるかもわかりませんけれども、今のお話のとおり、閣僚全員が自転車に乗れるかどうか確認していないというお話でしたけれども、まあそういうことになると、自転車に乗れない人は閣僚になれないのかどうか。 例えば、橋本総理のお父様はお体が御不自...全文を見る | ||
○愛知委員 危機管理体制の問題は大変大きな課題で、このことだけでも大変時間を要するのでございますが、きょうばいろいろな課題について幅広く触れたいと思いますのでこの程度にいたしますが、危機管理体制、これは国家として大変な課題であります。私どもも私どもの立場からその議論にも参加をさせ...全文を見る | ||
○愛知委員 いわゆるこの土地の所有者、これは三千六十八人ですか、そして、その土地の面積は坪に直して約七百坪と聞いておりますが、そのとおりですか。 | ||
○愛知委員 〇・二ヘクタール、これは約七百坪、その土地を約三千人、こういう理解でいいのですか。(諸冨政府委員「さようでございます」と呼ぶ) | ||
○愛知委員 七百坪の土地を約三千人というのは、平均しますと一坪地主どころではありませんね。五分の一地主ですね。だから、これは一坪地主ではなくて座布団地主というのですね。座布団地主。どうしてこんなことになってしまったのですか。その経緯を教えてください。 | ||
○愛知委員 この三千人に及ぶいわゆる一坪地主というか座布団地主というか、この方々の中に国会議員が二人いらっしゃると聞いておりますが、そうですが。 | ||
○愛知委員 それはどなたでしょうか。 | ||
○愛知委員 国会議員の先生方もそれぞれの御自分の信念でこういう行動をされていると思いますので、そのことに対して今どうこう私はここで申し上げるのは差し控えますが、先ほどのお話にもございましたけれども、この地主、多くの地主の中には、いわゆる反戦地主、活動家とかそのシンパとかそういう方...全文を見る | ||
○愛知委員 沖縄の問題はまた明日時間をかけて論議がなされると思いますので、この程度にさせていただきます。 官房長官、お時間でしたらどうぞ。 課題が全く変わりますが、財政の問題について幾つか議論をしてみたいと思います。 国の借金というのが二百五十四兆、地方も含めると五百...全文を見る | ||
○愛知委員 だれが国に貸しているかということを聞きたかったのですが、もう少し具体的にそれじゃ伺いましょう。大蔵大臣貸していらっしゃいますか、国に。 | ||
○愛知委員 総理も貸しておられますか。 | ||
○愛知委員 国民のどれだけの人が国にお金を貸しているかというのはわかりませんか。 | ||
○愛知委員 国民が直接国債を買って国に貸している場合と、銀行を通じて貸している場合とが大いに違うわけですね、これは。 そこで、なぜこんなことを言い出したかというと、ちょっとパネルを使います。 これは、今年度の予算の中から抜粋しましたが、国債の利払いというのが十一兆七千億、...全文を見る | ||
○愛知委員 ごく最近大蔵省がつくられました「財政構造改革への取組み」というパンフレットがあります。ここに「財政赤字の問題点」として幾つか書いてございますが、ここには、今私が言いましたような、このような状況だと貧富の格差が開いてしまう、国の資金が偏ってしまう、本来、財政の機能という...全文を見る | ||
○愛知委員 とにかく財政状態、こんな状態じゃだめだということはいろいろな観点から言えるわけで、何とかしなければなりません。その方法につきましては、いろいろ方法論、議論があるところでございますが、やはり最もやらなければならないのは歳出のカットだ、言うまでもございませんが。 一つ...全文を見る | ||
○愛知委員 不正使用ということももちろん大問題です。しかし、私がここで問題としたいのは、予算を消化するためにやったということなんですね。つまり、予算で決められてしまうと、何とかそれを使わなければならないということにどうしてもなってしまうものなんです。そこが問題点なんであります。 ...全文を見る | ||
○愛知委員 今農林水産大臣からお答えいただきましたが、これは農林水産予算だけの話じゃないわけでありまして、公共事業とか、全体にわたっての話なのでありまして、これはむしろ大蔵大臣からお答えいただくのがいいのかもしれません。いかがでしょうか。 | ||
○愛知委員 予算の歳出をできるだけ減らすというのは、実際問題としてこういう議会制民主主義の体制の中では非常に難しいのでございます。それは、私も議員の一人でありますし、やはり地元の要請というものがあり、その地元の要請にこたえて予算を獲得しなきゃならないということだってあるわけで、そ...全文を見る | ||
○愛知委員 政治改革、大きな課題として進んでまいりまして、選挙制度を変えたということですが、まだまだこれから改革しなければならないことはいっぱいあると思いますね。これはひとつ、私どももいろいろな機会にぜひ日本の政治、国政を国政らしくしていくということに努力をしていきたいと思ってお...全文を見る | ||
○愛知委員 金融債を発行している金融機関はどこですか。 | ||
○愛知委員 ちょっとよく聞こえなかった。農中、商中はわかりました。東京三菱銀行、それから興銀、長銀、それだけですか。 | ||
○愛知委員 その六つだけですね。 ところで、最近自民党の政調会長が、金融債も預金並みに保護する必要があるのではないか、公的資金導入も検討するというような発言をされた記事が出ておりました。つまり、今金融債を発行している六つの金融機関、この六つの金融機関の、どこということではあり...全文を見る | ||
○愛知委員 それでは、金融債を公的資金で保護するというようなことは考えていないわけですね。 | ||
○愛知委員 この金融機関が不幸にして破綻というようなことになったら、これは大変なことであることは事実であります。したがって、もし不幸にしてそんなようなことになったといたしますと、これは大蔵大臣の責任というのみならず橋本内閣そのものの責任になるだろう、こういうふうに思います。 ...全文を見る | ||
○愛知委員 今、大手二十行、それなりの努力をしているというお話でございました。これ、ちょっとほかの目的で使おうと思っていたパネルなんですが、これは産業別の賃金比較なんです。これは製造業を一〇〇としますと、金融・保険というのはこんなに高いのですよ、こんなに。これで金融機関がそんなに...全文を見る | ||
○愛知委員 提言の一つにこういうのがあります。民間銀行の経営者が不良債権とみなすものを不良債権とする、これは今までの定義のようですが、これではだめなんですね。実際問題として、公表された不良債権、破綻をした後、広げてみたら物すごく多かったというのが幾つか例がありますね。ですから、こ...全文を見る | ||
○愛知委員 いずれにいたしましても、当面の金融危機、これを何とか乗り越えていかなければ、これはビッグバンどころの騒ぎじゃありません。これは内閣の命運をかけてやっていただく、それだけの大きな課題だと思います。そのことを指摘して、次に移りたいと思います。 公共料金のことをちょっと...全文を見る | ||
○愛知委員 競争原理を導入する、その他いいのですが、価格というのは、公共料金以外の普通の物価、これはコストプラス利潤で価格が決まるのじゃないわけです。価格が決まってしまうのです、まず。価格が決まって、それでなおどうやって利潤を上げるかということでコストを下げるわけでしょう。価格が...全文を見る | ||
○愛知委員 御記憶のことと思いますが、羽田内閣のときに公共料金を凍結というのを大きな柱として打ち出したわけでございますが、政府のこの公共料金に対する姿勢というのが一番肝心だと思うのですね。今通産大臣が言われたようなこと、それも一つの方法でしょう。しかし、時間もかかるわけだし、まず...全文を見る | ||
○愛知委員 物をつくるということ、これは非常に大事なことでございまして、給料が低いという こともその一つでしょうけれども、製造業で、ひとつそこで人生を送ろうと思う人が少なくなっちゃっているんですね。これは、もしかしたら教育の問題かもわからない。教育というのは、今大事な、創造性を...全文を見る | ||
○愛知委員 とにかく日本から製造業がなくなってしまうようなことにならないように、これは大変大事な課題として御認識をいただきたいと思います。 時間が限られておりますので、次から次へと問題が移ってしまうわけでございますが、労働大臣、ありがとうございました。文部大臣、もう少しお願い...全文を見る | ||
○愛知委員 総理は施政方針演説の中で、行政改革の必要性を強調したくだりでこう述べておられます。「国民が求めるサービスを最小の費用で提供できる行政、我が国の活力ある発展のために経済社会の変化に柔軟に対応できる行政をつくり上げることが行政改革の目的であると考えます。」こう言っておられ...全文を見る | ||
○愛知委員 私の個人的な思いを申し上げますと、いろいろ考えてみたのですけれども、私は一口に言って、日本のこれからの国家目標は地球環境大国になること、これを掲げたらどうかと思っているのです。地球環境というのは、公害でもない、あるいは自然保護だけではありません。もっと非常に深い意味が...全文を見る | ||
○愛知委員 京都でのCOP3という会議、これは世界百七十カ国、ほとんど世界全部ですね。そこから、政府の代表、NGO、マスコミその他、予想される参加者の数は約数千人と言われております。これは、我が国で開かれる国際会議で史上最大のものだと言われている、これだけ大きな会議なんであります...全文を見る | ||
○愛知委員 六月の二十三日から国連で国連環境特別総会が開かれます。総理は当然これに出席をされることと思いますが、ぜひこういう場でも力強いイニシアチブを発揮していただきたいと思います。 この地球環境問題というのは、本質的にどういう問題か。地球の話ですから、いわゆる国境を初めとす...全文を見る | ||
○愛知委員 国内の環境行政、環境庁創設の際には総理も、あのときは厚生政務次官でしたか、いろいろ役割を果たされた。今、環境庁二十周年のときにつくった「日本の公害経験」というレポート、そのときちょうど私長官でございましたので、いろいろ総理の御指導をいただいたことを思い出しておりますが...全文を見る | ||
○愛知委員 ぜひ、環境に関する行政強化という視点に立って行政改革を進めていただきたいと思います。 時間がなくなりましたので少々駆け足になりますが、まず外務大臣に、京都で開かれますCOP3、この会議でいろいろな議題が予定されておりますが、現行の気候変動枠組み条約におきまして先進...全文を見る | ||
○愛知委員 今、義務ではないということでしたが、それを義務にしようというのが今度の会議の主な論点なんではないのですか。 | ||
○愛知委員 ぜひこれは、いろいろ国内でも議論があるところだとは思いますが、日本はそういうことを乗り越えてというのでしょうか、世界の中で大きなリーダーシップを発揮していかなくちゃいけない、このように思います。 環境庁長官、この会議に対する環境庁の取り組み、基本的な姿勢、時間が余...全文を見る | ||
○愛知委員 環境の問題は、どうも政府の中でもいろいろ議論があり、必ずしも主流になれないようなところがあるわけですが、当面、一番環境問題に抵抗をされがちなところは通産省でありますが、通産大臣、ぜひ通産省の立場からも強力に支援をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 | ||
○愛知委員 通産省の立場でもぜひ頑張っていただきたいとお願いしたいのですが、この地球環境破壊の究極的な原因というのは、大量消費、大量廃棄というライフスタイルだと言ってもいいのではないかと私は思います。これを変えるというのは容易なことじゃございませんが、最終的にはやはり広い意味での...全文を見る | ||
○愛知委員 同僚中井議員に交代をする時間が参りました。実は、きょうは安全保障もやりたかったのです。防衛庁長官にもお出ましをいただきまして、質疑をする時間がなくなってしまってまことに申しわけございませんでした。また機会を改めてゆっくりやらせていただきたい。 最後に、総理も私も同...全文を見る |