赤松正雄
あかまつまさお
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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01月28日 | 第145回国会 衆議院 予算委員会 第5号 議事録を見る | ○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 私は、日米安保条約というものが、もちろん永遠ではないにせよ、当面は堅持すべきだという立場に立っている身でございまして、日米同盟関係をより成熟したものにしていかなければならない、そういう立場でありますけれども、その私の立場からい...全文を見る |
○赤松(正)委員 小渕総理大臣、今、インドネシアと言ったことについては何ら意図はない云々とおっしゃいましたけれども、では、このインドネシアというのは、いわば周辺事態というところの地理的な範囲といった場合には入らないということを明確にされたということにつながるわけですね。だから、何...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 官房長官に。官房長官が言われたことについて。 | ||
○赤松(正)委員 では、この「日本の周辺・近海指す」、「地理的概念には基づかず」、これは従来のお考えですから、あと、その後ろに書かれている「わが国周辺、近海を指す」というのは、完全にこの新聞は間違いだと。わかりました。 それで、今総理がおっしゃったこと、外務大臣が既にこの委員...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 旧ガイドラインが極東という部分に関心を持っていた、新ガイドラインではそれに加えてとおっしゃいましたけれども、日本に関する影響というものをより重視した、こういうふうな考え方ですか。 | ||
○赤松(正)委員 まさに、極東についての関心から、それとはまた別に、日本の平和と安全に対する影響ということに強く力点を置いたのが今度の新ガイドライン。それを私たちは、ガイドラインの変化というのはまさに日米安保条約の再定義、新たな日米安保条約の位置づけの大きな変化だというふうにとら...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 高村外務大臣、それはわかっておられながら言っておられるのだと思うのですが、長い間伝統的なこの日本の国会において、安保条約、旧ガイドラインの間では、要するに極東並びに極東周辺といういわゆる第六条の極東有事という問題と第五条の日本有事という問題、この二つが日米安保条...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 元防衛庁長官が横から答弁をされていますけれども、日本の安全に絞っているというふうなことがありました。さっき官房長官は否定されましたけれども、この新聞を見ると、日本の周辺、近海を指すというのは、むしろ私は、そういう内在化している、内在化しているというよりも、周辺事...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 では角度を変えますけれども、今度は事態。今周辺事態ということについて、外務大臣、事態ということを強調されるわけですけれども、じゃ、どういう事態を考えているのか。地理的概念ではない、事態概念だとおっしゃるんだったら、どういう事態を考えているのか。 | ||
○赤松(正)委員 いや、言い方の差ではなくて、いろいろな人が、じゃ、今おっしゃったように、言う人間によって違うんだと言われると、聞いている方はますます混乱してしまう。 だから、そういうことでは、この後で、さっき防衛庁長官が短く言ってぱっと帰られたのでよく意味がわからなかったん...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 総理大臣が閣議に諮って決める。何を諮るんですか。 | ||
○赤松(正)委員 ということは明快に書かれていませんね。だれが決めるかということについて、今外務大臣は、内閣総理大臣が、事態の発生を受けた後、閣議に至るまでの過程の中で決めるようなことを言われましたけれども、この法案の中には明記されていません。 | ||
○赤松(正)委員 今基本計画を諮るとおっしゃいましたけれども、では、この事態が発生する、この事態発生、どの時点でそれはこの法案で言うところの周辺事態なのかということを、今高村大臣おっしゃったのでは、どの時点かわからない。そういう、さっき言ったような指示をするのがだれかもわからない...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 周辺事態については、先ほど言ったように、よくわからない。そのことなんですけれども、今、その周辺事態というものを総理がいわば認定する、そして慌てて基本計画を練る、それで閣議にかける。非常に大ざっぱな言い方をすると、そういうことを言われたのだろうと思うのですけれども...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今、防衛庁長官は、日米が双方に日常的に協議をしている、いろいろ検討をしている、こうおっしゃるんですけれども、これは何を検討するんですかね。協議検討の間には、何かやはりテーマがあるはずですよね。何もないところで、いつどこで何が起こるかわからないことについて日米が協...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 いろいろな状況に対応云々とおっしゃったから、その中でいろいろなケースを想定されているんだろうなということが想定されるわけですよね。 いずれにしても、私は、やはり国民からすれば、そういったことが非常にブラックボックスになっている。日米間でいろいろやっている、し...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 長官、それは、やったらどうなりますか。 | ||
○赤松(正)委員 何か、防衛庁長官、事前協議に反することになると妙な言い方をされましたけれども、何で事前協議に反するのですか。事前協議に反するというその答弁は、何かちょっとおかしいじゃないですか。何かよくわからない言い方をされたら困ります。 | ||
○赤松(正)委員 要請のないものを何で書いたのですか、ここに。 | ||
○赤松(正)委員 わかっていますよ、それは。 では、法制局長官、発進準備中のいわゆる…… | ||
○赤松(正)委員 いや、いいです。もう法制局長官に聞きます。 | ||
○赤松(正)委員 そうしますと、戦闘作戦行動に出る航空機が日本の在日米軍基地から飛び立つ、こういう事態があった場合、戦闘作戦行動に携わる航空機が日本の基地から飛び立つという場合、これは、その基地を持つ日本というものは、相手の国から見れば、いわば参戦している、戦争に参画している、こ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今の事前協議についてのことですけれども、旧ガイドラインの中で、「前提条件」というくだりがあって、いわば、事前協議それから日本国憲法それから非核三原則については、これは協議研究の対象にしない、そういう前提条件が旧ガイドラインの冒頭にあるわけですね。 これは、私...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 これは、先ほど防衛庁長官も日米間の緊密な協議、政策協議等の話をされました。今も高村外務大臣から、日米安保の基本的な枠組みというものに変わりはない。そういう意味で、建前どおりといいますか、決められているとおりの事前協議というものがこれからも行われる、そういうことに...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 法制局長官に聞きますけれども、この今の点で、協力しなくても違法ではなくて何ら罰則を受けることはない、こんなふうに解してよろしいですか。 | ||
○赤松(正)委員 最後に、この国以外の者の協力という部分で、政府の中に、関係省庁会議が官房長官のもとに平成十年の九月設置をされているわけですけれども、この関係省庁会議、今日まで何回開かれて、一体、かみ合った議論というか、この周辺事態法が発生した、そして事態への対応が始まったという...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 全くやっていない。新聞報道によりますと、去年の五月に一回やったというふうに、官房副長官のもとでやったと。官房長官御存じない。 これは、新聞報道によりますけれども、一回開いたけれども、米軍から何の要請もない、全く取り扱うべき中身がないということで、多くの不満を...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 それは同じことだと私は思いますけれども。 いずれにしても、非常に多くの問題をはらんでいるというか、よくわからない部分が多いということを最後に申し上げまして、きょうの質問を終わります。 | ||
02月10日 | 第145回国会 衆議院 外務委員会 第2号 議事録を見る | ○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 先ほど来、北朝鮮をめぐる情勢のことについて先輩、同僚の議員からお話がございました。きょう三時には、外務大臣、国会をお出になって韓国に向かわれて、先ほどお話があった小渕総理の三月訪韓の準備等を含めて、特に、金大中韓国大統領との間...全文を見る |
○赤松(正)委員 ことしの初めだったと思いますけれども、韓国大使それからアメリカ大使、中国大使、お三方の新聞紙上の鼎談だったと思うんですけれども、これはしばしばメディアの方がそういう問いかけをするわけですけれども、アメリカの北朝鮮に対する空爆の可能性について聞いているくだりがあっ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 それは当然なんでしょうけれども、私、これに関連をしまして思いますことは、これはちょっと大臣のお考えを聞かせていただきたいんです。 要するに、先ほども藤田委員から、新日米防衛協力の指針に関する周辺事態安全確保法案についての質問がありましたけれども、しばしばこの...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 アメリカにも国務省あるいは国防省、それぞれの政府の中における立場の違い、考え方の違いというのは当然あると思うんですね。 私は、そういう観点から、外交の姿勢というのはどの国でも、国と国の二国間においても当然、今日のようなこういう事態が起こった場合に、厳しい接し...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 一般的に、国民の側から見ると、今の外務大臣のお話に出たようなことを含めると、要するに、ここのところ、去年の八月末のテポドン以来、どちらかといえば北風政策的な厳しい対応というものが表に出て、相手次第によってはこうよという、そちらの対応によってはこういうことをやる用...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今、メッセージを繰り返し送っているとおっしゃいましたけれども、実際には、本当に向こうに通じているんでしょうかね。さっき上原委員とのやりとり、人道的な対応はきちっとすべきだというお話の中で、そういうことをする。厳しい対応の中で、食糧支援の話は今見合わせているという...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 ぜひとも、きょうの韓国訪問を皮切りに、北朝鮮に対する、あるいは北東アジアの平和と安定に向けて、積極的な政策展開をお願いしたい、こんなふうに思います。 次に、もう一つのテーマに移りますが、国連PKOに関する問題に入りたいと思います。 総理の所信表明演説の中...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 それは今、では国民の理解を得るに足り得る、そういう時期が迫ってきたかなというふうに、外務大臣を初めとする政府側が主体的なそういう判断でされた。つまり、外からの、国連等の要請は、先ほど言ったように、小渕外務大臣当時の状況と全く変わっていないということでしょうか。 | ||
○赤松(正)委員 先ほど来の話で、外務大臣の方から話が出てこないのですけれども、一般的には、国民の側からすれば、これはもう新聞等を通じてはっきりわかっていることですけれども、自由民主党と自由党とのいわゆる自自政策協議の中からこの話が出てきたということは、もう既に新聞等で報道されて...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 恐らく外務大臣、余りこのことについて深くかかわっておられないんだなという印象を受けるのですが、それを承知で聞くのはせつないのですが聞きますけれども、先ほども申し上げたこの総理大臣の所信表明演説の中の国連の平和活動という言葉の使い方、これには何か特別な意味があるの...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 多国籍軍に対する我が国の支援、協力のあり方云々については少し後に回します。 ここでちょっと確認をしておきたいのですが、自民党と自由党との間で出てきた、その出てきた最終的な政策の合意の部分のみがひとり歩きしているというか、我々の目に入ってくるので、こちらに深く...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 その外務大臣のお答えは非常に私のスタンスと同じなんですが、もう一度念を押すというか、あれなんですけれども。 私はちょっと今、どの場面で発言があったかというのは明確に思い出せないのですけれども、この五原則を含めてこの法律全体の見直しをするというふうな発言が、小...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 それだと、先ほどお答えいただかなかったのですが、要するに、現場では、そういう凍結解除をされると、五原則がそのままになった形で凍結解除されるというのはちょっと困るんだ、いろいろ不都合があるという自衛隊の方々の御意見というのは、外務大臣としては聞いておられませんか。...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 わかりました。そのお立場がわかれば、まああれなんですけれども。 さらにこの点についてぜひ外務大臣にお考えを聞かせていただきたいのです。PKOは、私はPKOについては深い関心を持ってきたのです。その深い関心を持つに至った、恐らく日本じゅうがそうだろうと思うので...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 いや、何かよくわかりませんね。 では、もう一遍聞きますけれども、実際に、どこへ派遣するのかが具体的に出てこないとわからない、こうおっしゃっているわけですね。そのときに考えると。 要するに、私は、伝統的なPKO、カンボジアまでだろうと思うのですけれども、そ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 そういうふうに答えていただいたら、私の意図どおりのお答えになるんです。 国連の、今広島にいらっしゃる、今時の人になりつつある明石康さんが、先般もNHKの「人間大学」の中で体験的国際平和論というのを展開しておられて、なかなか興味深く拝見したんですけれども、実際...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 何か余りおいしくない答えでございました。 要するに、大臣、包括的取り組みは非常に大事でございますので、包括的取り組みというと、なかなか人口に膾炙しないというか、すとんと落ちない。せっかく外務官僚の皆さんがいろいろやっておられるのに、そのインパクトが弱いという...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 終わります。 | ||
02月15日 | 第145回国会 衆議院 予算委員会 第13号 議事録を見る | ○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。衆議院の予算委員会の外交、安全保障に関する集中質疑がこういう不正常な形になっているということについては、非常に残念に思います。 私は、きょうこれから質問させていただきますのは、周辺事態安全確保法案を初めとする新ガイドライン関連の...全文を見る |
○赤松(正)委員 日米安保条約の目的の枠内、わかったようなわからないような言い方であるんですけれども、そう言うとまた、外務大臣、怒らないで、国民の一人の代表が聞いているということで、じっくりと丁寧に答えていただきたいと思うんですけれども。 日米安保条約が、日本の平和と安全、そ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 私が聞いた内容的な部分の後ろの側の、しかも一つだけ答えていただいたんですが、前の方の、要するに地理的な部分、これは非常に際立って簡単なことを言っているわけです。極東の範囲を超える、極東周辺でいいですよ、極東周辺の範囲を超えるところに日本が基地提供することはできま...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 私は前回から少し勉強したんですけれども、外務大臣、前回と同じようなスタイルで答えられるのは困ってしまいますね。 要するに、単純なことを言っているわけですよ。極東周辺を超えるところまでというのは、要するにインド洋だとか中東を指しているわけですよ、私が言っている...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 では、そういうことを、私の意図することを違う表現でされたんだと理解します。 後ろの部分、内容的な部分では集団的自衛権には触れられませんでしたが、これは、集団的自衛権に日本が踏み込むというのは日米安保条約の枠外ですね。 | ||
○赤松(正)委員 そうすると、集団的安全保障に関しては少しとらえ方が違うというか、集団的安全保障でも、日本の平和と安全にかかわる部分については、集団的安全保障に踏み込むということは日米安保条約の枠の外ではない、そういうことを先ほどおっしゃったのですね。 | ||
○赤松(正)委員 詳しくは後の方に回したいと思うのですが、そこは少し私は違うというふうに思っています。つまり、国連の集団的安全保障、集団安全保障のテーマというのは、やはり僕は別建てにしなくちゃいけない。この法案の中でそのことを論じる、そのことについて、この法案でもって、集団的安全...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 そういう状況の中で安保条約の枠内と言われても非常に困るんですけれども、じゃ少し角度を変えます。 そうすると、じゃ事態、地理じゃなくて事態概念の比較というものを少し聞きたいんですが、日米安保条約のもとでは極東ということがしばしば出てまいりますよね。政府の極東の...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 それでは、外務大臣、こういうふうな角度で言うとどうですか。 アメリカを中心に考えますと、日本じゃなくてアメリカの側に立つと、私のつくった造語になっちゃいますけれども、極東事態、いわゆる昭和三十五年政府統一見解というか、旧ガイドラインのもとにおけるその安保条約...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 要するに、アメリカの側から見るんですよ。米から見て、つまり、この旧ガイドラインと新ガイドラインにおける何が違ってくるのか、何が日本から受ける部分が変わってくるのかというと、前は、要するに安保条約第六条に基づくところの基地提供だけだと。そうですよね。そうですよ、そ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 ですから、今まで日本は、要するに基地を提供し、そして、いわゆる思いやり予算という形で大変な米軍に対する便宜供与をしてきているわけですね。今おっしゃったように、二十年間、旧ガイドラインのもとにおける日米間の協議において、まあ恐らく、私は細部にわたっては知りませんけ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 でも、それはちょっと我々からするとおかしいなという感じがしますね。この問題だけやっておれませんので、今はそういう問題提起をしまして、さらにこれから委員会に付託されましたらまた同じことを繰り返して、さらに勉強を積み重ねてお聞きしたいと思います。 ここで総理大臣...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 それが大臣の公式なお答えなんでしょうけれども、では、この間、日中首脳会談で総理は江沢民主席と会われて、その辺のテーマについて話をされたかどうか、そして、この今申し上げたようなことについて何らかの議論があったんでしょうか。私は、新聞を通じてのことは多少知っておりま...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 総理大臣、大変申しわけないというか、総理大臣のお立場じゃ言えないのかもしれませんが、そうすると、いわば建前だけをおっしゃったわけですね。つまり、特定の地域、特定の国を指すものではないという言い方をされたのでしょうか。 要するに、どこかその辺の市井の市民が話し...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 要するに、私は、日米同盟が直接中国に刺激を与えるというふうな感じになりつつあるということは非常によくないことだ、やはり日本独自の外交的姿勢というか側面があった方がいいというふうに思うがゆえに、今のようなことを言ったわけでございます。 それで、外務大臣にこの問...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 そういうふうに外務大臣がお答えになるのは当然だろうと思いますけれども、そうはいかないというか、現に中国がこれに対してもう既に反発をしているということがあるわけですよね。いずれにしても、積極果敢な外交を展開していただきたいという意味で申し上げております。 それ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 多国籍軍問題というのは、私は当初、この問題というか、この周辺事態安全確保法案の議論がことしになって本格化するその以前に、自由民主党と自由党との間の政策協議があって、そのときにこの多国籍軍問題が非常に議論の対象になった。そのときは、これは非常に別の問題を議論してい...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 要するに、結論的にもう一つだけ聞きたいのですが、そうすると、先ほど来というか、集団的安全保障的側面が出てきますよね、出てくるということは防衛庁長官が認めているわけですから。そういう流れの中で、この法案で全部済ましちゃっていいわけですね。 | ||
○赤松(正)委員 引き続き、本会議で趣旨説明が行われ、また委員会に付託されましたら、今の問題を続けてお伺いしたいと思います。 では、同僚委員に交代します。 | ||
03月19日 | 第145回国会 衆議院 外務委員会 第4号 議事録を見る | ○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。私の方からは、きょうかかっております二つの協定の周辺の問題につきまして、御質問をさせていただきます。 まず、いささか旧聞に属することですけれども、一昨年、当時のアフリカ紛争問題担当大使の青木元ペルー大使がアフリカを歴訪された際に...全文を見る |
○赤松(正)委員 大臣がおっしゃったように、青木さんという人は非常に物事を先鋭化させておっしゃるという感じがするので、ある意味でわかりやすいといえばわかりやすいのですが、際立って少し冷たい雰囲気が漂っているなという感じを受けました。 もちろん、一般的に言って、自助努力は大変大...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 従来の方針を変えないということを今局長はおっしゃったわけですけれども、先ほど挙げたドイツは、その後新しい体制になって、いわゆるジュビリー二〇〇〇ですか、新しいこの二〇〇〇年に向けてのキャンペーンに賛成の姿勢を示しているということで、日本だけがという形にいよいよな...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今、G7の協議の中でいろいろ各国と協議して前向きで対応できるようなことがあるならばというお話でしたけれども、それはつまり、日本の行き方というものを説得しようということですか、それとも、そうではなくて、先ほど来私が言っているような、いわばこの問題に関する、他の国々...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今局長、方程式と言われたのですか。(大島(賢)政府委員「はい」と呼ぶ)方程式、余りよくわからない言葉ですが。 要するに、今おっしゃった二つ目の方、後半の部分、債務国が日本への債務を返済しようといういわば姿勢を示すというか、そういう対応があれば、それに見合う分...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今局長おっしゃった、いわば二国間における債務の日本式のやり方、これは、日本式のやり方と今私は言いましたけれども、日本だけだと。こういう行き方というのは余り国際的に認知されていないというか余り定着をしていないというか市民権を得ていないという部分があろうかと思うので...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 ぜひそうしていただきたいと思います。七千億円を大きいと見るか小さいと見るか、それは多額のお金でありますけれども、今大臣おっしゃったように、日本の理念を本当に押し通すのだったら、相当の覚悟と気持ちでやらないといけないと思うのですね。そういう点で、しっかりと今おっし...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 民主化支援の方で、モザンビーク、マリ等における和平プロセス支援、こうありますが、これについて。 | ||
○赤松(正)委員 今お聞きしたように、TICADIのものがフォローアップされた、それを受けてTICADIIという形に発展をしていったわけです。 ここで私はぜひ大臣に御意見をお伺いしたいんですが、言うまでもなく、国連の安保理の中で取り上げられる紛争にまつわるケースはほとんどアフ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 最後にお伺いしたいのですが、常々、いろいろな角度で、きのうもお話が出ていたようですが、日本においていわゆるPKOにまつわる機関、機関というか、一般的にはPKO訓練センターという呼び方をするようですが、例えばカナダにあるピアソンPKO訓練センター、あるいはスウェー...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 終わります。 | ||
03月26日 | 第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第3号 議事録を見る | ○赤松(正)委員 公明党・改革クラブの赤松正雄でございます。 私は、午前中の部分は、この周辺事態安全確保法案に関する総論の部分といいますか、全体の分を、今まで予算委員会総括あるいは集中で質問してまいりましたけれども、今日までのこの委員会の質疑も踏まえまして、改めて総括的なとこ...全文を見る |
○赤松(正)委員 同じように使っている、こうおっしゃったんですが、そうすると、例えば遠藤さんの質問に対して高村大臣はこう答えられていますね。「安保条約の目的というのは我が国及び極東の平和と安全ということなんですが、この法案はあくまでそのうちの我が国の平和と安全に着目したものであり...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 大臣、総理大臣にお伺いしてもいいんですが、ここで私が思うのは、要するに、従来の安保条約の枠内といった場合は、やはりこれは極東及び極東周辺の安全という部分が、もちろん大きく安保条約の枠内という言い方の中に深くかかわってくるわけですね。ところが、今、大臣御自身が先般...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 ちょっと角度を変えますが、そうしますと、我が国の平和と安全に重要な影響を及ぼさないという場合の、極東及び極東周辺において我が国の平和と安全に影響を及ぼさない事態であれば、この周辺事態安全確保法案を発動しないわけですね。 | ||
○赤松(正)委員 次に、我が国の安全と国際社会の安定のためということであれば、さっき参議院の答弁あるいは衆議院の答弁等を引用しましたけれども、いわば、何だってやっていいといいますか、かなり恣意的に拡大できる。 今、何だってやっていいという言い方はちょっと語弊を生むかもしれませ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今の数字は正確ですかね。まず、数字について、それがすべて日本が米軍に対して在日駐留米軍経費として払っているという額ですね。ちょっと少な過ぎるように思うのですが……。 | ||
○赤松(正)委員 私が調べた範囲では七千億、六千億から七千億近いものが日本から支払われている。すべて日本が払っている、こういう状態になっている。こういう理解をしていますけれども、今の答弁はちょっと納得いきませんですね。 | ||
○赤松(正)委員 細かい数字については、また後ほどきちっと出してほしいと思うのですけれども、地位協定二十四条一項、二項、これは、さっき地位協定二十四条一項に基づくとおっしゃいましたけれども、この一項そのものの規定というのは、米軍が支払うべきものというものと日本が支払うべきものとい...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 私は、やはり一定の歯どめというか、限度というものは必要だろうと思います。したがって、思いやり予算に擬してこれは思いやり支援ではないのかというふうなことを指摘させていただいて、午前中の質疑を終わります。 | ||
○赤松(正)委員 まず、午後からの質問、冒頭、私は、この法案とそれから事前協議とのかかわりについてお伺いをしたいと思います。 事前協議につきましては、改めてここで私が言うまでもなく、日米安保条約の運用において極めて大事な位置を占めていると思うのですが、周辺事態法に基づいて周辺...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 ということは、従前と全く変わっていない、形としては同じであると。あとは、実際に具体的な場面でどう政府がその事前協議のシステムというものをいわば活用するかということだろうと思うのですね。 それで、まず私がここでお聞きしたいのは、周辺事態が発生した、それで、その...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 直接に関係ないと言われましたけれども、やはり私は関係する場合がある。関係する場合、そういうことを仮定した場合に、基本計画を閣議で決定する前にそういうケースが起きてきた場合、私は、このケースに限っていえばこれは判断留保というかノー、要するにイエスとは言わない、こう...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 そうしますと、私は、基本計画の閣議決定前と、それから基本計画の閣議決定をして行動を起こす前と、それから基本計画の行動を起こした後と三つに分けて、事前協議の対応というのは、二つ目と三つ目についてはイエスとノーがある、しかし、基本計画の立案というものができていない段...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 いや、それは、今こういう平和な状況で考えていると、今言った答弁になると思いますが、当然、一つのケースがどんどん進んでいった場合、進んでいった場合というか、それは特殊なケースかもしれないですが、事前協議というものとそれから周辺事態の運用というものがまさに重なり合う...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 まあこれ以上、大臣、あれするのはちょっと忍びない気もするんですが、正確にちょっと申し上げておきますと、あのとき私が質問をしましたのは、要するに、この法案の中に、後方地域支援活動、付表一、二の中に、物品、役務の提供に、戦闘作戦行動のために発進準備中の航空機に給油し...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 それから、基本計画、それから周辺事態の認定という問題ですが、先ほども議論がございましたけれども、周辺事態の認定という行為とそれから基本計画というのは、この法案を見る限り一体不可分のものである。認定という行為が先にあって、それとは離れた形で基本計画というものがある...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 そうしますと、今周辺事態の認定というものと基本計画を分けて、認定の部分だけをもって、今は全く議論の俎上に上がっていないわけですけれども、いわばアングラの部分で言われていることとして、それを承認の対象にするというのは、もし仮にそうするのだったら、この法案の大修正が...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 小渕総理大臣、今の件につきまして、とこうのことが言われていますが、今の防衛庁長官の発言で総理大臣も全く同じなのでしょうか。 | ||
○赤松(正)委員 私は、一体不可分であるその基本計画、周辺事態の認定、そして基本計画丸ごとの事前承認が必要であるという立場であります。だから、防衛庁長官や小渕総理大臣が、今提案しているものそのままでお願いしたいということを言われても、そうですかとは言えないわけです。 それにつ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 この場ではそういう言い方しか総理大臣はできないということはわかりました。 次に、この法律の中で、いわゆる後方地域支援、後方地域捜索救助活動、そして船舶検査、この三つを中断する場合というくだりが出てまいります。まず、後方地域支援を中断する場合というのはどういう...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 ちょっとわかりづらい。国民の皆さんは聞いていてよくわからないと思うのです。もっとわかりやすく言っていただきたいと思うのです。 これは、先般前原委員の質問、やりとりの中で、防衛庁長官が今のような答弁をされた後に、外務大臣は、少ないケースだろうが、危険なことをす...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 そのこと自体は、要するに、後方地域支援の中断というのと戦闘地域との区別ということは、結局、本来、戦闘地域と後方地域が区別がつかないものなんだということを、私は裏返せば認めているということだろうと思うのですが、そのことについてはこれ以上触れません。 後方地域支...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 ちょっと局長の今の、何かよくわかりません。ちょっと長官、何か今の答弁は終わりの方は全然わかりませんよ。 | ||
○赤松(正)委員 応戦するのかと言っているのです。 | ||
○赤松(正)委員 そうしますと、この船舶検査における中断、さっきは後方地域の場合の中断を聞きました。後方地域ではなくて戦闘地域になるということ、武力行使に巻き込まれるということがありましたが、今度、船舶検査の場合の中断をするケースというのは、一体どういうケースで、どの時点で中断と...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 そうすると、一般的に解して、その中断というのは、さっきおっしゃったように、万やむを得ない形で私の言うところの応戦をした、そういう行為が終わった後、やっている最中に中断するという意味じゃなくて、その行為があったということ自体、その地域が後方地域には該当しないわけだ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 三つの中断のケースが書いてありますが、大きく分けて三つの行動を中断するということは、基本計画全体の中断ということもあり得るのでしょうか。 この法の中には、基本計画の変更とありますが、基本計画全体の中断というのはありません。しかし、理論上、私は、基本計画の中断...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 私が中断にこだわったのは、変更というのは、計画そのものを前進する流れの中で角度を変えるというのが変更だろうと思うのですが、中断というのは、至るところで、さっき言ったようなケースで中断せざるを得ない。つまり、後方地域と戦闘地域の区別がつかなくなってしまったというこ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 最後に、私が言わんとしているところは、要するに、この基本計画そのものが中断を迫られるケースがある。それは、いわば直接日本の平和と安全にかかわらないケースがこの周辺事態安全確保法の前提なわけですけれども、実際に事態が、変化、発展していく、発展していくというか、いろ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 終わります。 | ||
04月07日 | 第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第6号 議事録を見る | ○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。きょうは、四人の参考人の皆さん、貴重な御意見をありがとうございました。私の方からは、まず最初、伊豆見参考人に幾つかお伺いをいたします。 先ほど、いわゆる予防防衛並びに予防外交、両方が相まって進むことが大事だという非常に示唆に富ん...全文を見る |
○赤松(正)委員 北朝鮮のさまざまなメッセージ、それを日本が無視する。これは一〇〇%一緒かどうかは別にして、中国との経験から、中国共産党の反応というものが過去にあって、恐らくそういうものに日本が影響されている部分があるのかなという、私見というか考え方を持つんです。 それは別に...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 次に、いわゆる予防防衛の方なんですけれども、先ほどのお話の中にも、今回の日米ガイドライン関連法というものが抑止力になるんだというお話がありましたけれども、北朝鮮の側から見れば、日本の抑止力というのが、日本の側から見ての抑止力が彼らにとっては脅威になる、そういう側...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 伊豆見参考人、最後に、北朝鮮とのいわば緊張関係を回避するために、人道上の支援もあるけれども、安全保障上の取引というものが必要だというふうな発言をされておりますけれども、具体的な安全と支援の取引の実例といいますか、そういう参考例というか、どういうことを考えておられ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 小川参考人にもお聞きしたかったのですけれども、一言だけ、一点だけ簡単にお願いしたいのです。 周辺事態安全確保法案が成立しなくても朝鮮半島に大きな混乱はないという発言をなさっておりますけれども、その点に関して手短に。 | ||
○赤松(正)委員 終わります。 | ||
04月15日 | 第145回国会 衆議院 日米防衛協力のための指針に関する特別委員会 第8号 議事録を見る | ○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 六人の陳述人の皆さん、本当に貴重な御意見、ありがとうございました。 私の方は、主に薮野九州大学教授に御質問をさせていただきます。 先ほど、一つの意見ということで、周辺事態安全確保法案の中で、国会への報告を国会への事前承...全文を見る |
○赤松(正)委員 先ほど、三つの考えの冒頭に、アメリカ外交と日本外交の基本的相違についてという非常に示唆に富んだお話がございました。一九九四年のあの北朝鮮核疑惑のときには、アメリカ・カーター元大統領が北朝鮮へ出かけていって、いわば事なきを得たという場面があったわけですけれども、ア...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 引き続いて、今アメリカの外交、そして日本の外交というお話があったわけですけれども、ひっくり返すというか、今度は中国の外交の基本姿勢、そして北朝鮮の外交のありようというものをどのように分析されているかということについて、お考えを聞かせていただきたいと思います。 | ||
○赤松(正)委員 先ほど来薮野陳述人は、ドンパチばかりに話が行くのは悲しいとか、あるいは今日本に攻められるという事態があるわけないじゃないかというお話をされましたが、そういう典型的な日本有事という形ではなくて、一つはアメリカが要するに例えばイラクあるいはまた今のコソボ、アメリカ単...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 いわゆる非核神戸方式をめぐって、高知県のように、外交、防衛については国と地方の関係が問われているわけですけれども、外交の一元化を危険と見る見方と、それから安保は自治体の枠外と見る見方、先ほど来、自治体における外交のありようというものはもっとあっていい、積極的な平...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 終わります。 | ||
04月22日 | 第145回国会 衆議院 本会議 第25号 議事録を見る | ○赤松正雄君 公明党の赤松正雄でございます。 会派公明党・改革クラブを代表いたしまして、ただいま議題となりましたいわゆる拷問等禁止条約につきまして、総理並びに関連各大臣に質問をいたします。 この条約は、一九八四年、今から十五年前の国連総会で全会一致で採択をされ、一九八七年...全文を見る |
05月07日 | 第145回国会 衆議院 本会議 第27号 議事録を見る | ○赤松正雄君 私は、会派公明党・改革クラブを代表いたしまして、先ほど報告のございました総理のアメリカ訪問、首脳会談に関する基本的な問題につきまして、若干の質問をいたしたいと存じます。 まず、現在の国際情勢を見るときに、多くの国民が関心を持ち、心配をしているのは、ユーゴスラビア...全文を見る |
05月28日 | 第145回国会 衆議院 外務委員会 第7号 議事録を見る | ○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 私の方から、まず冒頭で、今も玄葉委員からありましたけれども、韓国との問題について、きょう上がっておる条約の基礎部分をなす問題として、日韓関係のことを最初にお聞きしたいと思います。 昨年の秋の金大中大統領の訪日、そして、この...全文を見る |
○赤松(正)委員 従来、日本と韓国の間でこういう安全保障に関するテーマが出てきたときに、いわゆる防衛分野における日本の役割の増大というものを懸念する向きが、いろいろな場面であったと思います。 要するに、今、肯定的に受けとめていると認識をしている、こうおっしゃいましたが、改めて...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今の大臣のお話の中で、後方からの支援ということにいわば額面どおり限定して受けとめればそういうことなんだろう。先ほどの私の問題提起からすれば、むしろ後ろの方なんだろうと勝手に理解をしておきます。 そういう日米ガイドラインに関する動きとまさに軌を一にする格好で、...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 これは、今防衛局長おっしゃったのは、先ほど私が申し上げた、この数カ月における事態を受けて初めてそういうチャネルをつくったということでしょうか。それが一つ。 それから、八月に韓国との間で救助訓練というのは、周辺事態法で想定している捜索救助活動に基づく、実際どう...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今度は日韓の経済関係であります。 日本と韓国の自由貿易協定設立構想、これが昨年十一月に日韓の閣僚懇談会で提案がされた。その前段階として、投資環境を整備するための投資協定締結の予備交渉に入るとか、あるいは日韓双方で研究機関の共同研究をするというふうなことが決ま...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 いわば民間レベルでの今のテーマについて、状況がどういうふうに今進展しているかということについての大臣の掌握はいかがですか。 | ||
○赤松(正)委員 日韓間は、先ほど来の防衛の側面も、あるいはまた今の自由貿易に向けてのさまざまな試み、いずれにしても今大きな前進を示しつつある、こう思います。従来の、日本と韓国の間にあった歴史観をめぐる双方のいわば食い違いというか、日韓の間の大きな問題点というのは、去年の金大中大...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今大臣がおっしゃいましたように、金大統領が謝罪は一度でいいと。これは、私、思いまするに、従来の日本外交というのは、さっき小渕首相だからこそというのをつけ加えたいとおっしゃいましたが、そうすると逆に、以前の総理はという話になるんですが。以前の自民党対韓外交というの...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 そこで、私自身が思うんですが、韓国側のそういう日本文化の受け入れということとパラレルかどうかわかりませんが、日本の場合、日本に定住する在日韓国人の地方参政権問題、そういう問題について非常に大事なかぎを握っている、在日韓国人の地方政治に対する参政権問題というものが...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 私は、先ほど来の流れの中で申し上げましたように、非常に重要なかぎを握っているものであるので積極的に検討を進めていただきたい、そんなふうに思います。 拷問等禁止条約についてでありますが、先ほど玄葉委員からもお話ありましたし、私も先般本会議で総理並びに外務大臣に...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 ほかに、優先順位からいえば遅かったということなのかなと思います。 そこで、さっきの個人通報制度の件ですけれども、私も質問をしましたし、また先ほど来の話も聞いていてよくわからない部分があるのですが、ちょっと角度を変えまして、司法権の独立という観点で問題を生じる...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 法務省に来ていただいているので、今の件に関して、単純に考えて、さっきの議論もそうですけれども、司法の独立というのは当然、日本の国内における司法の独立ということはわかるわけですけれども、司法が判断する上における、何というんでしょう、拷問の禁止に関する委員会の判断、...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 時間が来ましたので、大臣、最後に答えていただきたいんですが、旧ユーゴ戦犯法廷がミロシェビッチ大統領を残虐行為の疑いで起訴をしたという報道がなされております。これは一般的に同大統領の反発が必至で、せっかく外交交渉が非常に軌道に乗ろうとしている、ロシアの仲介等を受け...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 終わります。 | ||
06月02日 | 第145回国会 衆議院 外務委員会 第8号 議事録を見る | ○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 今、一時からずっと先輩、同僚の議員から質問がありまして、とりわけ今の東祥三議員のお話は、私がこれからするところも幾分いろいろな意味で重なり合っているところが多いので、それはさっきも言いましたけれどもという、大臣は東質問のときい...全文を見る |
○赤松(正)委員 ということは、外務省が出している部分の米朝協議妥結の中身というのは、至って個別の、金倉里に関するだけの結論だったんですねということが一つと、それから、アメリカが金倉里を怪しいと思った、そこに至る判断材料というものはどういうものかというのは、日本外務省としては聞い...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 我々、きのうも党内でこの問題についてさまざま議論をしたんですが、アメリカのこういったものに対する情報収集能力というのも、もし仮に先ほどの東委員に対する報告のとおりであるならば、至っておぼつかないものだなという印象を受けているわけです。 そのことはそのこととし...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 いや、そうじゃなくて、今おっしゃったことなんだと仮にしまして、その過程の中で具体的地名として金倉里が出てきたということで、この署名をした、そして、今日まで金倉里に対する調査。この五年の間に、具体的に疑惑が持たれた対象、テーブルの上に上がってきた地域、対象というの...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 ですから、私が思いますのに、この五年間、一方でKEDOの署名が行われて、そして、拠出するお金等についての相談、協議がずっと続けられてきた。その一方で、金倉里のような一つシンボライズされた形で出てきた疑惑がある。同時に、これはまだ複数そういったことがあるのではない...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 外務大臣にお聞きしたいのですけれども、先ほど来の、北朝鮮それから米側両方にこういった署名を通じて義務づけがなされるわけですけれども、北朝鮮に利子補給をしてまで軽水炉二基を供与する。なぜせねばならないのか。こういったところの基本的な疑問というものがあるわけで、この...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今、私の聞き方がそういう聞き方をしたからあれなんですが、では、今言われたことを一つずつ、一つずつというかポイントになるところをお聞きしていきたいと思うのです。 まず、さっき一番早い段階で、中野委員が大臣に質問をしていました。つまり、日本政府はKEDOに対して...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 そういうふうに、今大臣は明確に言い切られたのですが、今度は、さっき東委員が、これからKEDOが、この枠組みの実質的な部分がこれからスタートしていく、そういう流れの中で、もう一度同じようなことがあった場合どうするかという質問に対して、さっきも答えたのだけれども、二...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 私がなぜ今のような言い方をしたかというと、一回目の、去年の八月三十一日とそれから未来において起こるであろうことの間の大臣の姿勢、言いぶりに、非常に大きな落差を感じたからであります。 つまり、北朝鮮は、あれは日本に向けてミサイルという言い方はたしか私の記憶では...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今の大臣の言い方でとりあえず納得します。 それで、もう一つ突っ込んで聞きたいのは、総理大臣も、あるいは先ほど大臣も言われましたけれども、KEDO、朝鮮半島エネルギー開発機構の締結というものが最も現実的で効果的だということを繰り返しおっしゃっています。先般の総...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 さっき大臣は、要するにテポドンに対する国民的感情ということを言われました。私は、それについて、そうだろうと思います。ただ、同時に、そのことでもってこちらの、KEDOに対しても、例えば韓国が七〇%。韓国は、同胞、同じ民族、そのイデオロギーは違っても、第二次大戦以降...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 北朝鮮に厳しく取り立てするのは当然だろうと思うのですが、ただ、従来からのこの国の対応ということを考えると、これはもう戦争時に受けた被害への補償の一部だなんてことを言い出しかねないということを感じます。 そういうことをひっくるめて、ぜひ外務大臣にちょっとお願い...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 質疑を通じてと、聞かれなきゃ言わない。それは今言われたことでわかるんですが、そういうときは、事前に報告という格好でやった後、質疑という格好にしていただきたい、そんなふうに思います。 次に、対北朝鮮政策の基本姿勢ということについてお伺いしたいんです。 まず...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 そうしますと、日本の場合はわかるんですよ。日本の場合は、先ほど来出ておるような、人権という言い方をされていましたけれども拉致事件、あるいはミサイル問題、あるいはまたさきの不審船問題、あるいは日本と北朝鮮との国交回復交渉というふうなテーマ。国交回復交渉、その前提に...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 私思いますのは、やはりアメリカが抱えているテーマも、日本が抱えているテーマも、韓国が抱えているテーマも、それぞれ違う。歴史的な経緯も違うし、意味合いが違う。いみじくも大臣が、申しわけない言い方ですが、ぱっと答えられなかったということに事の本質が隠れていて、要する...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 そこで大臣、私、前から聞いてみたいと思っていたことは、今いみじくも大臣が日本の一つの外交姿勢として抑止と対話ということを言われましたね。これは、総理大臣も先般の本会議で抑止と対話という方針という言い方をされているんですね。これは、日本政府のいわば基本的な政策方針...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今も大臣が言われたんですけれども、対話と抑止というのは外交の姿勢という意味において当たり前のことを言っているんで、僕は何も特別な方針ではないと。 実は、大臣も覚えておられると思うんですが、ことしの二月十日に外務委員会で私は、言ってみればさっきの太陽政策という...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 大臣、そういう方針でずっと今までやってこられてらちが明かない、別にしゃれで言っているわけじゃありませんけれども、らちが明かない、うまくいかないということがある。対話と抑止のバランス、ある意味でこれまた当たり前の話。ですから、やはりこれは、それこそめり張りをつける...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 引き続きその点について大臣に確認したいのですが、大臣はこんなふうなことを先般本会議でおっしゃっているのですね。対話の実態はどこにあるかという意味の中身の答弁ですが、水面下のものであって、先方との関係もあって、個別具体的に説明することは適切ではない。つまり、日朝間...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 そこで、一つちょっとお聞きしたいのですが、例えば、朝鮮総連という集団があります。韓国民団と同じように朝鮮総連というのがある。私は、先般、実は朝鮮総連の幹部の方と党のメンバーと会う機会がそれこそ非公式であったのですけれども、朝鮮総連という集団、例えばこの人たちと会...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 ということは、先ほど来の非公式には入っていないというふうに理解をしていいんですね。公式、非公式にいろいろなことをやっているということにその朝鮮総連の人たちは入っていないわけですね。うなずいてくださればいいですけれども。 | ||
○赤松(正)委員 もうこれで終わりますが、私は非常にかぎを握っているという印象を受けました。先ほど来のお話の中で、北朝鮮という国が、いかに現代国際政治、この現代世界の中で、通常考えられる範囲の中で非常にわからない国であるということは一方であるんですけれども、同時に、その国と非常に...全文を見る | ||
07月02日 | 第145回国会 衆議院 外務委員会 第10号 議事録を見る | ○赤松(正)委員 公明党の赤松正雄でございます。 私は、さきに終わりましたサミットあるいはその中で出ましたお話に関連して、幾つか質問をしたいと思います。 既に総理大臣のケルン・サミット報告を受けての本会議における質疑が終わったわけですけれども、若干外務大臣からケルン・サミ...全文を見る |
○赤松(正)委員 各国が今直面している世界の重要な、さまざまなテーマについて議論をしたとおっしゃいましたけれども、私たちから見ますと、今回のケルン・サミット、ある意味でしようがないといえばしようがないのかもしれませんが、コソボの問題にかなり集中したというふうな雰囲気があって、日本...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今、最後の部分が聞こえなかったのですが、そういう国際情勢に……。 | ||
○赤松(正)委員 それはないようにやってほしいですね。ただし、なくてもあっても、やはりG8の場面において、ある意味で恒常的にアジアが占める位置は大きいわけですから、そういう点についてやはりしっかりとした議論はされるべきだという観点から言ったわけでございます。 それで、北朝鮮の...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今のところその方針を変えないということですが、日米ガイドライン法が成立をして、その前後から抑止と対話ということを強く政府が強調されているわけです。今のピョンヤン―名古屋間の貨物チャーター便、これは一つのいわば日本としての強い意思というものを出したということなので...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 その対話の俎上にのせるべきテーマとして、今、拉致の問題、それからテポドンの問題ですか、それからあと一つは何かおっしゃいましたけれども、具体的に、対話という場面はどこで、いつ、どういうふうにつくられるんでしょうか。 | ||
○赤松(正)委員 要するに、いろいろなルートを通じてやっているけれども、現時点で対話が実際に進む兆候はないというふうに今おっしゃったととらえます。 今の問題について、実は今回質問するに当たりまして、つい最近出たんですよね、外交青書、私のところに届けられたのでつい最近に出たんだ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今、誤植、こういうふうに片づけられることについては、いささかそうでもないんじゃないかという気がするんですが、まあいいでしょう、そういうふうにしておきます。 国連改革について、総理がサミットにおいて国連改革の必要性について言及をされました。国連改革の重要性とい...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 私、二年ほど前ですか国連に行って、安保理の会場とかあるいは総会の場所とか、日本の国会なんかと違って非常に自由にいろいろなところを見せてくれて、本会議場、いわゆる総会議場の議長の座る席にまで座ったりしていろいろ見たのです。率直な印象として、建物だけで判断できないの...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 その辺の安保理の改革について現在の時点で、この外交青書にも詳しく書いてありまして、読んだのですが、また先ほど外務大臣もおっしゃいましたけれども、見通しとして何か具体的に、二十一世紀劈頭には一つの結論を見るとか、何かその辺の現時点における見通し、感触、その辺の具体...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 国連の安保理改革、あるいはまた財政的側面、また開発分野、それぞれに重要な改革に向けての課題があると思うので、積極的な対応を望みたい、そんなふうに思います。 サミットの声明文の中で幾つか、国連の危機予防能力の向上ということについて具体的な点を、四つか五つか六つ...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 紛争を事前に予防するというテーマは非常に重要なテーマではあるんですけれども、では、具体的にどうするかというとなかなか難しいんだろうと思うんです。 いわゆるハードパワー的側面とソフトパワー的側面というか、実際に、さっきも例を挙げられましたけれども、PKO的な側...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 それで、実は、外交青書の話ばかりですけれども、外交青書の中を読んでいて、要するに、去年の十二月にベトナムで小渕総理大臣が非常に重要なお話をされているんですね。その中に、今のお話と関連するので、ちょっと聞いておきたいんですが、いわゆる国連関連の国際機関が実施する事...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 最後に、外務大臣に一言聞きたいのです。 今のようなやりとりを踏まえて、要するに私が言いたいのは、この五億円の拠出、これはそれなりの大きな役割を持って出されるという表明をされたのでしょうが、国連全体がしっかりとした機能を発揮するということにぜひ役立てるようにし...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 終わります。 | ||
07月30日 | 第145回国会 衆議院 外務委員会 第12号 議事録を見る | ○赤松(正)委員 ODA全体の総括的な意見をというお話だったので、その段階のことを、簡単な感想というか、先ほどお三人の方の意見を聞かせていただいた部分について、総括的な部分で、ちょっと後ろ向きの形になりますけれども、感想を述べさせていただきます。 まず大島局長のお話、揚げ足を...全文を見る |
11月10日 | 第146回国会 衆議院 外務委員会 第1号 議事録を見る | ○赤松(正)委員 核の抑止力をめぐる河野親子の非常に興味深い議論の後を受けまして、私、公明党の赤松正雄が、やはり核をめぐる問題につきまして、河野太郎代議士の後を受けて少しお聞きをいたしたいと思います。 私なんかは、いわゆる米ソ冷戦、核の抑止論というものが非常に華やかな、日本に...全文を見る |
○赤松(正)委員 今河野大臣は、私自身もいろいろな思いがあるということ、そして提案各国が非常に多いんだ、本文修正になかなか困難を要した、そういうふうな意味合いを述べられ、総合的にことしも棄権をした、こういうことをおっしゃいましたけれども、さらに、その棄権の理由について二、三、こう...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 今の河野大臣の心中を察してほしいというふうなニュアンスのお話の仕方、私はわかるような気がするんですけれども、ただ、重ねて私は主張させていただきたいんですが、先ほど、核保有国との厳しい対決姿勢のとり方というものがこの新アジェンダの決議案の中に出過ぎている、こういう...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 時間が参りましたので、最後に、先般、参議院本会議で野党委員の質問に対して小渕総理大臣が最後にこうおっしゃったのですね。既存の核兵器の安全性、信頼性を確保するためのものと承知しております。これは未臨界実験の話なんですけれども。 この既存の核兵器の安全性、信頼性...全文を見る | ||
○赤松(正)委員 終わります。 |