秋山肇

あきやまはじめ



当選回数回

秋山肇の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第1号
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○秋山肇君 私は固定資産税に関連して二、三お聞きをいたします。  固定資産税の決め方というのが不透明だということをよく耳にするわけですね。確かに、現行の制度上では課税台帳は原則として所有者本人にしか閲覧ができないわけですから、自分が納めた税金が適正かどうかほかの人と比べるという...全文を見る
○秋山肇君 固定資産税というのは課税台帳主義ですから、評価が不当であれば課税側が立証しなければならないというわけですけれども、先ほど予算委員会で大臣にも御要望しておきましたけれども、どうも課税台帳主義ですから、税金の取れるところだけしか台帳を持っていないというわけですね。宗教法人...全文を見る
○秋山肇君 それは、私も毎回言ってますけれども、固定資産税の評価の公開をすべきだというのと同じことで、全体どことどこが課税をされているかという、やっぱり税の公平ということからするとどうも不公平感が強いと思うんですよ。私はいつも言うんですけれども、学校法人なら学校法人、教育本来に使...全文を見る
03月26日第118回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○秋山肇君 この三月十五日まで確定申告がありまして、大勢の皆さん方が確定申告をされ、その後事業者の方々は消費税の申告があるわけであります。きょうは、その税の問題と並んで大きな問題であります土地問題について二、三質問をいたしたいと思います。  首都圏に端を発した地価高騰の波は全国...全文を見る
○秋山肇君 ぜひひとつ、充実した閣議であった、その中で総理が規制区域という問題まで言及をされているということで、これからも続いて海部内閣の柱としてしっかりと詰めていっていただきたいというふうに思います。  また先日国土庁が地価公示を発表したんですが、全国平均で一六・六%上昇、大...全文を見る
○秋山肇君 今回の結果を見ますと、監視区域制度の運用が後手に回った感じだと思うんですが、この点いかがでしょうか。
○秋山肇君 昭和六十三年三月二十六日、ちょうど二年前のきょうですね、予算委員会で私が建設省に対して質問したことがありました。  内容は、不動産業者の地方における土地売買が活発化しているがこの動向を把握しているかと聞いた際、どのような答弁をされたか覚えていらっしゃいますか。
○秋山肇君 地方に出向いての土地売買が地方での地価上昇の大きな原因となると思うんですが、建設省としてはどう考えているかという質問には、あのときはどう答弁されましたかね。もう一度お答えいただけますか。
○秋山肇君 不動産業者の土地取引が活発化しつつあるということは、業者等を通じて耳にしているということでした。とすれば、その時点で今回のように地方での地価急上昇になる可能性があると考えられたのではないかと思いますが、いかがでしたか。
○秋山肇君 その際私は、東京の二の舞を地方に及ぼさないように言っているわけであります。それにもかかわらず、今回のように東京圏の地価高騰の教訓が大阪圏を初め地方都市で生かされず、対策が後手に回ってしまったわけです。今回のことからもわかるように、問題が表面化してから対策に出ては遅いわ...全文を見る
○秋山肇君 後手後手に回っていると言われてもいたし方ないと思います。  次に、大蔵省にお聞きいたしますが、保有をしているのに土地の税金が安いという問題からお伺いしたいんですが、農地に対する相続税の猶予制度について、この制度がつくられたときの意義はどういうものだったんでしょうか。
○秋山肇君 そのとおりだと思うんですが、地方の農業専業でやっている方々からすると、大都市圏における農地の相続税の猶予制度を不審に思っているわけですね。だから、宅地並み課税とあわせてよりも、この問題について大蔵大臣は大都市圏においては適用を除外するとか、何かお考えがあればお聞かせい...全文を見る
○秋山肇君 この問題について農水大臣はどのようにお考えですか。
○秋山肇君 税の公平ということからすると、この相続税の猶予制度の問題を初めとして、地価高騰による資産格差の拡大や住宅取得難に対処するためには、大蔵省として土地税制の抜本的見直しが必要になってきていると思うんですが、具体的な案は何かおありでしょうか。
○秋山肇君 宗教法人や公益法人所有の遊休地は税制上からも優遇されており、相続税もなければ固定資産税の課税評価額も低くなっておるわけであります。会社、法人には特別土地保有税という制度があり、投機的土地利用を防ぐ目的にはなっていますが、これにしても利用計画さえあれば適用除外になります...全文を見る
○秋山肇君 それで自治大臣、私はよく言うんですが、自治省にしても東京都を初め地方自治体にしても、固定資産税を取れるところは資産台帳として押さえていますけれども、取れないところというのは台帳を持っていないんですが、この点についてもう少し、どういうふうにしたらいいのかわかりませんが、...全文を見る
○秋山肇君 最後に総理にお伺いしますけれども、さきに成立した土地基本法は、土地利用の基本的理念を定めた宣言法にすぎないと思うんですね。具体的な政策の裏づけがないと実効が期待できないわけであります。監視区域制度や金融機関の土地取引に対する行政指導はあくまでも対症療法にすぎないと思う...全文を見る
○秋山肇君 どうもありがとうございました。
03月29日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第2号
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○秋山肇君 私は、地方税法の一部を改正する法律案の中で特別土地保有税に関連して何点かを質問いたしたいと思います。  この特別土地保有税が創設された当時の背景及びその目的というのはどういうところにあったんでしょうか。
○秋山肇君 この四十八年というのは、田中内閣の列島改造ブームのいわゆる第一次の土地ブームといいますか、全国総不動産屋と言われたその時期の直後ですね。たしかその時期に、土地があちこち買われるということでこの制度がつくられたんだと思うんですが、この制度を四十八年につくって現在まで来て...全文を見る
○秋山肇君 現実は、確かに取引額によって課税されましたから、金額的にはかなりになったかもしれませんけれども、創設をされたときには既に土地ブームが終わっていたときじゃないんですか。この辺どうですか、どう判断されますか。
○秋山肇君 私の記憶ですと、現在のこのところで言われている地価の高騰と四十七年ごろとの違いというのは、四十七、八年、このころは山の中でもどこでも、北海道の山の中でも土地であれば買ったというのがこの四十七年ごろのことだったと思うんですね。今度の現在のものは、東京に端を発したいわゆる...全文を見る
○秋山肇君 確かにいろいろな、適用除外になるために、使用目的をはっきりすれば、あるいは駐車場に使ったり材料置き場にしたりというようなことで逃れてきているという法人もあるわけです。そういうまた売買価格に対しての課税であるということでかなりウエートとしては重い税金であるということもわ...全文を見る
○秋山肇君 保有課税というこれは、本来の目的は土地を持ってそれを転がしていくということを防ぐということだろうと思うんですね。土地を買って自分の工場を拡張するとか、今お話にもいろいろ出ていたけれども、ビルを建てるとか、そういうことに使うのであればこれはいいわけでしょう。それをしない...全文を見る
○秋山肇君 いや、固定資産税じゃなくて、この保有税も含めて。
○秋山肇君 一例で言いますと、これはちょっと私の質問から外れますけれども、今の判定が難しいということ。ですけれども、私のところの隣に環状八号線に面してある企業が二千坪の土地を持っている。これはもう特別土地保有税の前から持っている土地ですよ。駐車場にして使っているわけです。駐車場も...全文を見る
○秋山肇君 十年が来て二年の延長ということですけれども、二年延長して、二年でそれで終わりになるのか。これは先ほどから私は自分の考えでもあるから言っていますけれども、十年経過したからといって課税対象から外しちゃうということをするんですか。そういうことは適正ではないというふうに思うん...全文を見る
○秋山肇君 最後に、大臣締めくくりで、今私がいろいろな聞き方をしてますけれども、要は四十七、八年ごろの列島改造ブームの反省でこの税制が生まれて、その後々も今度のようなこういう土地ブームといいますか、土地の動きが激しくなったと。五十七年にずっとそのままじゃいけないというんで、十年間...全文を見る
04月04日第118回国会 参議院 予算委員会 第4号
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○秋山肇君 最初に、大蔵大臣にお聞きをいたします。  円、株、債券、トリプル安と言われていますが、ことしの税収にも大きな影響があろうと思いますが、先ほど来答弁の中にもありましたけれども、為替レートは大蔵大臣としてどのぐらいが妥当であるか、適正かということをお答えできたらばお答え...全文を見る
○秋山肇君 先日、総理を初めとする閣僚、政務次官の資産が公開されたわけですが、もともとこの資産公開の意義というのはどういう点にあったのでしょうか。
○秋山肇君 この資産公開の基準についてですけれども、土地建物の不動産評価額は固定資産税の評価額であり、株価は額面価格で出されている関係で、この公表された価格というのは実際の価格とは大きく離れており、公開の意義にそぐわないのではないかと思います。  新聞にもこういうふうに時価では...全文を見る
○秋山肇君 でも実際には、大臣によるとこれはそれぞれコメントが出ているわけですから、今の官房長官のお答えは公式どおりのお答えですからわかりますけれども、何か割り切れないものがあるのだろうというふうに思います。  大蔵大臣は衆参問わずに議員の資産公開をすべきだというお考えをお持ち...全文を見る
○秋山肇君 そうするとやはり公開のあれは、今官房長官がお答えになりましたけれども、その価格の決め方というのは、相続税の路線価というのがあるのは官房長官も御存じだと思うんですが、路線価・倍率方式、全国一律にそれぞれの資産を相続するときの試算をするもとがあることは御存じですか、官房長...全文を見る
○秋山肇君 路線価・倍率方式があるんですから、それを使ったら公平な評価が出る。新聞に自分の申告したのと違った値段が、武藤通産大臣が一番多いようですけれども、余りいい気持ちじゃないんじゃないかなというふうに私は思うからあえて申し上げているんですが、この点について総理いかがでしょうか...全文を見る
○秋山肇君 欧米の資産公開の場合ですと、所得や一定額以上の贈り物など資産がどれだけ増減してきたかに重点を置いているのに比べ、日本の場合はその時点での保有資産を公開する仕組みになっております。  資産公開の本来の目的というのは、政治家の地位にあることと、そのことによって個人資産の...全文を見る
○秋山肇君 はい。ちょっともう一つ。  私の考えを申し上げておきますけれども、やはり議員の所得を公開して、政治家の懐というのをオープンにする。リクルートの問題等を含めて、自分の所得と違った資産が形成されているところ に国民の不信があると思います。議員の我々がまず先に手本を示す...全文を見る
05月18日第118回国会 参議院 予算委員会 第9号
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○秋山肇君 最近、違法駐車の問題が新聞紙上をにぎわせているようですが、違法駐車及び駐車場不足の問題については二つの側面から解決を図るべきだと考えております。  一つは、今後国会審議の中でこれから議論される道交法、車庫法の改正をもとにした規制強化の側面、もう一つは、駐車場の供給を...全文を見る
○秋山肇君 次に、駐車場に対する国等の助成措置についてお伺いしますが、現在市街地再開発事業及び街路関連事業については補助が行われ、その他融資による助成が中心となっていると思いますが、具体的にはどのようになっておりますか。
○秋山肇君 今後、この融資制度を初めとする各種助成制度の拡充によって民間によるものも含め駐車場の整備を推進すべきと考えますが、いかがでしょうか。
○秋山肇君 建築基準法の視点からお伺いしますが、各用途地域において駐車場はどのような取り扱いになっておりますか。特に、第一種住専において駐車場が認められないのはどのような理由によるものですか。
○秋山肇君 法律ができた当時に比べ自動車の性能もよくなっておりますし、騒音、排気ガス等規制も厳しくなり、良好な住環境を損なうまでにはならないような感じがするんですが、最近の駐車場不足問題と絡め、この建築基準法上における用途問題を見直す必要があるのではないかと思いますが、この点建設...全文を見る
○秋山肇君 最後に総理にお伺いしますが、今お聞きになっていて、駐車場の不足の問題に関連して規制強化だけでは限界があると思うので建築基準法の問題からも質問したんですけれども、交通渋滞の解消や歩行者の安全確保の点から見ても、単に規制強化だけでなく駐車場の供給整備を含んで総合的な駐車場...全文を見る
06月01日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第4号
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○秋山肇君 私はリゾート関連で質問をさせていただきます。  以前は、自治体の地域振興策といいますと大分県の一村一品運動が有名でありましたし、ふるさと創生が始まりまして各自治体において地域づくり、町おこしが盛んになってきました。ところで、自治省としては地域振興にはどのような姿勢で...全文を見る
○秋山肇君 ところで、地域活性化施策として展開されておりますのにリゾート開発があります。余暇需要の増大に対応するとともに、民間活力を利用して内需拡大、地域振興を図ろうという意図によって進められていると思います。  私も行ったことがあるというか、関連があるんですが、北海道占冠村の...全文を見る
○秋山肇君 それで、固定資産税の評価を見ますと、これはちょっと通告してないですけれども、土地はほとんどただみたいですよ。建物はしっかりした百メーター以上の高層ビルとかいろいろなものが建っていますから、そういう意味では、今前の質問に何で建物が高いのかということがありましたけれども、...全文を見る
○秋山肇君 今度逆に、沖縄にうちの事務所の者をやったんですが、開発申請のラッシュの村が、村のもう一角の機能が麻痺寸前になっているというのが沖縄の恩納村だと思うんですね。ここはもう当初は村経済の重要な柱としてリゾートを位置づけ、十五年以上も受け入れ一方だったわけですが、このところの...全文を見る
○秋山肇君 今リゾートの問題でどこも同じようなことをやる。北海道でいえばスキー場をつくる。大臣のところの辺にもあるでしょうが、温泉、ゴルフ場というのがもうどこでもセットになっているようなことでしょう。それで、固定資産税の問題、高井先生からも話がありましたけれども、沖縄の場合、こう...全文を見る
○秋山肇君 今の自宅を建てかえる問題というのは行政側の指導というわけにはいかない、住民の皆さん方の自覚にまつ以外にないと思うんですね。  それで、リゾートブームに私も水を差すつもりはありませんけれども、リゾートというのは一見華やかに見えますね。だけれども、初期投資というのはある...全文を見る
○秋山肇君 リゾート開発によって雇用、生産の誘発、税収、この三つが主だと思うんですね。実際地元が思っているほどの恩恵をもたらしていないのではないかというのが先ほどの例に引いた恩納村の場合、リゾートホテルの従業員は、正職員は地元以外からの人、臨時職員が地元からという形が多く、その間...全文を見る
○秋山肇君 今水の問題はお答えなかったけれども、沖縄は慢性水不足ですからこの辺が大変なことになるんじゃないかなというふうに心配をしているんです。  国土の均衡ある発展を考えた場合、リゾートを含め地域の振興施策を図ることは、国、地方を通じて重要課題であることは言うまでもないと思い...全文を見る
○秋山肇君 経営ですから。
○秋山肇君 第三セクターについて質問しようと思ったんですけれども、時間が中途半端ですからこれで質問を終わります。
06月07日第118回国会 参議院 予算委員会 第20号
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○秋山肇君 昨日、昭和六十三年の相続税白書が発表になりました。この内容を見てみますと、基礎控除額の引き上げなど相続税法の改正で課税対象者が大幅に減りましたが、遺産の八割を占める土地や株の急騰で一件当たりの相続は大型化しております。特に遺産の六九・三%を占める土地の路線価が全国平均...全文を見る
○秋山肇君 今の答弁でおわかりだと思うんですが、土地というのは個人、法人、登記所に登記をされているものというのは閲覧をすればわかるわけですけれども、そういうことのないものが国有地、公有地にあるということが今の答弁でおわかりだと思うんですが、それを前提に大蔵大臣にお伺いいたしますが...全文を見る
○秋山肇君 今のお答えにありましたけれども、ぜひひとつ周辺の土地を含めた市街地再開発の中心に国有地がなっていくようなことにしていただきたいというふうに思います。  次に御質問しますが、現在の土地の把握状況を見ておりますと、民間や法人の土地については、先ほども申しましたように法務...全文を見る
○秋山肇君 総理にお伺いしますが、これまでのことからおわかりになると思いますが、現在土地の情報が余りにもオープンにされてないというふうに思うんですね。ですから、土地がないと言われるこの首都圏においても、十数年も放置された土地が出てくることになるわけですし、土地に関する情報をもっと...全文を見る
○秋山肇君 終わります。(拍手)
06月13日第118回国会 参議院 災害対策特別委員会 第4号
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○秋山肇君 私が最後の質問ですけれども、皆さん方の質問の中に共通するものというのは、災害が起これば人命がそこで失われる。我々も災害対策で視察に行くときには必ずそういう悲惨なところを見なければならないわけであります。今の長良川河口ぜき、川口の問題ですが、私は川の上流の問題で幾つか質...全文を見る
○秋山肇君 最近では、都市化、国土開発の進展に伴って、都市周辺及びリゾート開発等により森林が急激に減少し、生活環境が悪化しております。私は、森林の維持、造成を通じて、山地に起因する災害から国民の生命財産を守り、水資源の涵養、生活環境の保全形成を図る治山事業は極めて重要な国土保全政...全文を見る
○秋山肇君 今の報告にもありましたけれども、ここ数年の山地災害の発生状況を見ますと、増加傾向なわけですね。  そこで、荒廃山地の現状並びに整備の状況はどのようになっておりますか。
○秋山肇君 荒廃山地の整備は低い状況に今あるわけで、安全な国土基盤を確立するためには、山地災害を未然に防止するための予防治山事業を積極的に推進するべきではないかと考えます。その点について具体的な事業計画等があったら教えてください。
○秋山肇君 今のお答えにあったように、大勢の人たちに参加していただく、理解していただくということが山を守るということにおいてやはり大事なことだろうというふうに私は思います。これからもぜひひとつ今のお答えにありました計画等を整備して、またPRしていただいて、大勢の国民の理解を得てい...全文を見る
○秋山肇君 今の答弁だと大変低いですね、多いので二〇%ですから。この低いという原因はどのような点にありますか。
○秋山肇君 確かに工事のやりにくい場所であり、今の数が多いというだけじゃない問題もあるんだと思うんですが、一層の早い整備を進めていただきたいと思います。  近年、大都市周辺部において市街地が拡大をしているわけですが、丘陵地や山地等における人口増加率が年々高くなってきているわけで...全文を見る
○秋山肇君 これから梅雨に入って雨の時期になるわけですけれども、土砂災害予防対策としては、日常的な防災活動のみならず、緊急時の応急対策も細かく対応する必要があると思います。そのためには、日ごろから関係機関との連携を密にし、総合的な土砂災害に対する対策の推進体制を整備しておく必要が...全文を見る
○秋山肇君 終わります。
06月14日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第6号
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○秋山肇君 先ほど来、固定資産税の問題が出ておりました。私も何回かこの問題について当委員会で質問したんですが、私は、この間横浜の問題が出まして、これは、自治体が大きなミスをしてくれたので、自治省を初め皆さん方も関心が強くなり、大きく取り上げてくれるだろうという意味で、災いが転じて...全文を見る
○秋山肇君 百億七千万。九億ですから一割弱ですけれども、相当大きな金額だと思うんです。ですから、これはこの前のときにも私はお願いをしておいたんですが、地方団体、地方自治体というのがどうも、あちこち本社を移したりいろいろ会社を分散したりしてやっておるということで、この脱税が地方財政...全文を見る
○秋山肇君 税法の適正な運用というか業界の指導をきちっとしていただいて、基本的に言えば正直者がばかを見ない、またいいかげんなものを使う人に使わせない、まあいいかげんなものでないのかもしれませんけれども。そういうことのないような工夫をぜひひとつ心がけていただきたいと思います。  ...全文を見る
○秋山肇君 ぜひひとつその方向でお願いをしたいと思います。  地方交付税は、地方団体において重要な財源であり、早期に決定をしないと地域経済にとって大きな影響を与えると思います。財政力の弱い地方団体ほどこの交付税に依存することになると思いますが、税収よりも交付税の方が多いという市...全文を見る
○秋山肇君 六割を超えるということですね。それだけの団体が毎年交付税がどのように決まるかということによって、その団体の財政運営を左右する結果にもなるわけだと思います。地方団体にとっては、その地域の年間の財政運営計画を立てる必要があるわけですから、交付税の八月決定がどうしても必要で...全文を見る
○秋山肇君 採決の前ですからこういう聞き方がいいかどうかわからないんですが、もしこれが万が一否決されることにでもなれば地方団体へ多大な影響が出ると思いますが、この点はどうですか。
○秋山肇君 地方交付税については、法の第十条において普通交付税の額については「八月三十一日までに決定しなければならない。」ということになっていますが、その規定のみならず、決定がおくれた場合の地方団体の影響を考えれば、内容的に問題がない限り反対することなく早期に決定することが必要と...全文を見る
○秋山肇君 次に、普通交付税の交付、不交付団体数に関してですが、この推移はどのようになっておりますか。
○秋山肇君 この交付、不交付団体数の推移から地方団体の財政状況の変化をどのようにとらえておりますか。
○秋山肇君 数字だけから見ておりますと細かいところまではわからない、最近の経済情勢から判断しますと地域間の景気に非常に偏りがあるのではないかと思います。ある地方団体においては税収がかなりふえているところがあるし、一方では税収の伸び悩みや落ち込みなどによって財政運営が困難になってい...全文を見る
○秋山肇君 今のお答えにあったように、都市化の隣り合ったところなんかというのは確かに調整の一番難しいところなんだろうなというふうに思うんです。  また、地方の活性化を推進するためには自主財源強化をより一層進めるべきであると思いますが、この点はいかがですか。
○秋山肇君 そういうことからいきますと、地域づくり推進事業の一環として昭和六十三年から平成元年度にかけてふるさと創生の一億円事業、これは一律に一億円いったわけですから、地域の特色を生かした地域づくりに取り組むのには格好だと思うんですが、現状はいかがですか。
○秋山肇君 一部のマスコミによると、このふるさと創生の一億円が純金のこけしや主婦の海外旅行の援助、それから温泉開発というのがあちこちにありますけれども、むだ遣いであったといって報道さているケースがあるようですが、自治省はこのことを御存じですか。
○秋山肇君 今のお答えにもありましたけれども、それぞれの地域の人たちが考えを出し合っていくということの成果がそういうものであるということもあるわけですが、中には砂の彫刻をつくって地元の目玉にしようとしたところ、折からの台風でただの砂山になってしまった例もあるようです。もう少し有効...全文を見る
○秋山肇君 大臣今までの話をお聞きになって、大臣はこの一億円事業をどのように評価されていますか。
○秋山肇君 大臣の今のお答えの中にもありましたけれども、一億円事業を契機として、全国各地において地域の主体性に基づいた、個性豊かな域づくりへの取り組みが盛り上がってきていると思います。  そこで、このような状況を踏まえ、自治省で平成二年度においてふるさと創生一兆円構想を進するこ...全文を見る
○秋山肇君 今のお答えの中にありましたけれども、先ほど大臣の御答弁にもありましたが、東京一極集中、東京といっても東京圏ですね、これを分散するといったってそう簡単にいくわけじゃないので、ローカルはローカルの特色を出して、東京から大勢の人がそこを訪ねていくということもあるだろうし、い...全文を見る
○秋山肇君 現在、地方財政はまだまだ巨額の借入金残高を抱えておるわけで、依然として厳しい財政状況にあると思います。    〔委員長退席、理事渕上貞雄君着席〕 自治省が目標としている自主的、主体的な地域づくりの推進及び多極分散型国土形成の促進を図るには、地方単独事業費を確保する...全文を見る
○秋山肇君 多極分散型国土形成促進法が昭和六十三年六月でしたか成立しまして、自治省はこの促進法の主務官庁の一つとして、地方公共団体の自主性に配慮した制度となるように努力をし、自治省の所管の事項を中心に促進法の的確な運用を図り積極的に取り組むことが必要だと思いますが、この点はいかが...全文を見る
○秋山肇君 これまで地方公共団体の自主的な地域経済対策を推進するため特定不況地域振興総合対策や地域経済振興対策が実施され、現在地域経済活性化対策が推進されているところですが、これまでの状況及び今後の見通しを説明いただきたいと思います。
○秋山肇君 この地域経済活性化対策を推進していく上で、ふるさと財団の活用や政府系金融機関の特利制度の充実など金融上の措置が必要じゃないかと思うんですが、この点はいかがですか。
○秋山肇君 最近の報道によると、地方公務員に関する汚職や不祥事件が紙面をにぎわせているわけですね。自治省においては、この地方公務員の汚職の実態を把握しておられますでしょうか。把握しておられれば具体的に説明をいただきたいと思います。
○秋山肇君 もともと地方団体というのは地域住民から信頼を受け、公正で適切な行政、財政運営を行うことが求められております。その行政の具体的な遂行者でもある地方公務員が公正で適切な業務を行うことは当然のことであるわけですが、しかしながらその地位、権限を利用した汚職が頻繁に起こる原因と...全文を見る
○秋山肇君 私が調べた資料によりますと、事件の件数や当事者資料を種類別に見ますと、収賄が一番多くて五一・三%、次いで横領が三四・五%、この二つで全体の八五・八%と大半を占めているわけです。このような当事者に対して行政上どのような処置がとられておりますか。
○秋山肇君 今の答弁の中にもあったんですが、こういうことが起こるということはいろいろな幾つかの問題があるわけですね。地域づくり推進事業を初めとして行政に対するニーズはますます複雑、多様化になっております。このような現況の中で公務員としての自覚と誇りを持ち地域住民の信頼にこたえるべ...全文を見る
06月25日第118回国会 参議院 地方行政委員会 第10号
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○秋山肇君 今までに十時間質疑が行われてまいりました。その中で、今度付託をされている二法案についての論議がほとんど尽くされてきたと思います。今の質問もお聞きをしておりますと、私の個人の感じを言いますけれども、やはり我々が委員会で時間を決められたところで持ち時間を守るということが大...全文を見る
○秋山肇君 具体的な質問に入らせていただきます。  高崎市の市街地を走っておりますと、一度はごらんになったことがあると思いますが、昭和六十三年十月より駐車場案内システムの一環として個別案内板が稼働し始め、ことしの三月には全面完成したと聞いております。この駐車場案内システムが導入...全文を見る
○秋山肇君 いろいろメリットがそれで出てきたわけですが、このシステム導入後、システム整備に伴う整備効果調査を二回実施しており、その結果、一、入庫台数が増加した。二、特定の駐車場に集中していた車が満空案内により近隣の空駐車場に駐車するようになったので、駐車場の利用率が高まると同時に...全文を見る
○秋山肇君 警察庁においても駐車誘導システムに取り組んでいるようですが、その内容と効果はどのようなものですか。
○秋山肇君 次に、横須賀市の駐車場行政指導についてお伺いいたしますが、横須賀市ではこのほど、ビルやマンションを建てる場合、計画戸数分の駐車場を設けるよう行政指導に乗り出したと聞いておりますが、これはどのような内容でしょうか。
○秋山肇君 それが横浜市では中高層マンションの延べ面積が二千平方メートルを超える場合二〇%から三〇%の駐車場設置を義務づけた上、口頭でできる限り多くと指導しているようですが、一〇〇%設置の行政指導というのは全国的に見ても珍しいというか初めてなんだと私は思うんですが、横須賀市の試み...全文を見る
○秋山肇君 一〇〇%というのは大変な負担になるのじゃないかと思うんですね。  さらに、建設省においても駐車場情報を含めた渋滞などの交通情報を自動車内のディスプレーに表示する路車間情報システムを開発中と聞いておりますが、このシステムの進行状況はどのようになっておりますか。
○秋山肇君 行楽地における駐車場対策についてお伺いしますけれども、休日の行楽地や都心部のショッピング街などでは曜日やシーズンによって特に駐車の需要の発生が多くなるわけで、また各地で盛んに開催されております地方博覧会など一定期間のみ必要とされることもあり、これらについては臨時駐車場...全文を見る
○秋山肇君 民間がやっている駐車場に無断で車をとめられていた場合、この車を警察では処理をしてくれないわけですね。そうすると、この車の扱いについては大変困るということをよく駐車場をやっている人に言われております。このときにどういう処置をしたら一番いいのかお答えをいただきたいと思いま...全文を見る
○秋山肇君 これは答弁要りませんが、そこに駐車場があってもなかなか入れないで、銀座の場外馬券売り場の隣に駐車場がありながら違法駐車がいっぱいあるというようなのは、なかなか運転者のモラルに反しているんで、これは運転者の良心に任せるしかないのかなと私自身も思うわけですけれども、ぜひ今...全文を見る
○秋山肇君 この路肩走行は、ドライバーのマナーの問題ととらえることもできますが、路肩の持つ本来のあり方から判断しますと、他のドライバーに与える影響も大きく、事故が起きてからでは済まないと思います。この路肩走行車両に対して、当局では今後どのように取り組んでいかれますか。
○秋山肇君 ついつい混んでいると、左側があいているとすっと通れるから走りたい気持ちになるのはわかるんですけれども、これはかなり厳しくしていかないと大きな事故につながると思いますね。  次に、県警レベルの取り組みについてお伺いします。  富山県において、速度感知器と信号制御装置...全文を見る
○秋山肇君 増加している幹線道路での交通事故防止にかなり効果が上がっているというふうに思うんですけれども、今のスピードのあれからすると、かなり効果が上がっているんではないかと思います。当局としては、このシステムについてどう評価し、今後どのように普及させるお考えですか。
○秋山肇君 次に、保険制度の問題点についてお伺いいたします。  現在の交通事故に関する保険制度というのは、自賠責保険や任意保険というものがあり、その保険金も事故の増加に伴い高額化してきております。この自賠責保険や任意保険は現在どのような制度内容になっておりますでしょうか。
○秋山肇君 車を所有している人の、自賠責保険というのは、これは強制ですから一〇〇%と言っていいんでしょうけれども、任意保険の加入率はどのように推移してきておりますか。
○秋山肇君 現在の制度を見てみますと、保険が車に対して掛けられていると思うんですね。保険料は事故が起きた場合次の年から何%か増加し、事故を起こさないと無事故割引で何%か減額されることになっておるわけですね。そうすると、現在のような車社会においては一人で何台か乗るケースや一台に複数...全文を見る
○秋山肇君 私が何でそんなにこだわるかというと、せっかく警察で春秋の交通安全運動で優良運転者表彰というのをして、署長表彰からだんだん、最後は県警、東京で言えば警視庁、警視総監というあれになるんでしょう。最後は金賞かな、金のあれですね。そういう人たちが今言っているように、そういうも...全文を見る
○秋山肇君 やっぱり免許証を持っている人も多くなるんだし、今のレンタカーの制度なんというのは、日本だってかつてはレンタカーなんか乗っていると何か笑われるのが今は逆に、行楽地に行ってレンタカーを借りるとかいうふうに変わってきているわけでしょう。だから、それはぜひひとつ、新しい行き方...全文を見る
○秋山肇君 これまでは今もお話にありましたが原則的に原因者負担となっているようですが、事故の規模が大きかったり、原因者にその支払い能力がない場合等一部公費負担しているケースがあるようです。撤去や復旧費用に関しては一部であろうとも公費負担すべきではなく、事故を起こした原因者の負担に...全文を見る
○秋山肇君 今までは何か落とし逃げというかな、ひき逃げというんじゃなくて落とし逃げの人があったわけでしょう。それで、その処理についてはみんなこういう任意保険の掛けた中から集まった金の中でそれを補てんをするということのようだったですけれども、今回はこういうはっきり条文が改正されたと...全文を見る
○秋山肇君 答弁に逆らって言うわけじゃないんですけれども、やっぱり雑種地の方が高いんですよね。それで、高いといったって駐車場でお金を取れば高い固定資産税だって払えるじゃないかと税務局長お考えかもしれませんけれども、これを今大臣にお願いしているような用途を変えていただくというのと同...全文を見る
○秋山肇君 私の言っているのは、湯浅さん、もう少しすっきりした何か、やっぱり明治のころに決められたものでずっと来ている。今度の交通問題にしても、皆さんからの質問の要旨というのは時代に合った変え方をしなきゃいけないじゃないかというような質疑があったわけでしょう。ですから、私が言って...全文を見る
07月31日第118回国会 参議院 災害対策特別委員会 閉会後第1号
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○秋山肇君 私も七月十二、十三の二日間、調査団の一員として現地を視察してまいりました。何点かについて質問をいたしたいと思いますが、最後に行ったのが佐賀県の鹿島市であります。そこでがけ崩れがありまして、御両親を亡くされた御遺族の方が我々の一行を出迎えておられまして、本当に胸の痛む思...全文を見る
○秋山肇君 今回の豪雨による山腹崩壊については、人工林に限らず天然林や原野等の無立木地においても多く発生しているわけですけれども、今回の豪雨による人工林、天然林、原野別の被災状況をまとめられておられたら、その説明をお願いいたします。
○秋山肇君 今のお答えが全部とは言えませんけれども、今回の被災状況を見ましても、決して杉の人工林が被災を拡大した原因とは言いにくいと私は思うんです。私は別に林野庁の肩を持っているわけじゃありませんけれども、災害が起きた場合考えなければいけないのは、まず被災者に対する救援対策が第一...全文を見る
○秋山肇君 次に、建設省の担当になると思うんですが、今のお答えにもありましたけれども、植林すれば防災がすぐ可能であるというふうに考えておる嫌いもあるんですが、今度の災害を見ておりますと、渓流砂防を強化することが必要ではないかと思います。山崩れでも一番被害が大きくなるのは渓流に直結...全文を見る
○秋山肇君 六月十三日の災対の委員会で、私は土砂災害の危険箇所の整備強化について建設省に要請したわけですが、それから一カ月もたたないうちにこのような災害に遭ってしまったので、何とも割り切れない気持ちでいっぱいなんです。  砂防面から見た今回の被災状況についてお伺いしますが、古恵...全文を見る
○秋山肇君 よく災害対策の視察に行きますと、間伐材が今までは血を流した原因等になっていたわけです。今のお話の砂防ダムの効果の中で、今回物すごい大きな立木がそのまま流れてきているんですが、流木どめというのを砂防ダムに工夫をされているということですけれども、今回のその効果、今後の流木...全文を見る
○秋山肇君 最後に大臣にお伺いいたしますが、今回の災害は、既に何度も言われておりますように、予想を上回る降雨量によって引き起こされたわけであります。人的被害を初め、農産物、住居、教育、福祉施設等、生活全般にわたる面に被害が出ているわけであります。まず、何よりも早急にこの被害を受け...全文を見る