浅尾慶一郎

あさおけいいちろう



当選回数回

浅尾慶一郎の1999年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月04日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第1号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会を代表いたしまして質問をさせていただきます。  ただいま速水総裁の方から国債引き受けについてお話がございましたけれども、その点について冒頭お伺いさせていただきます。  最近の議論の中で、財政法五条に基づいて国会決議をした場合に国債を引き受けてい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ありがとうございます。  それでは、次の議題に移らせていただきたいと思います。  実は日銀の平成十年九月三十日のバランスシートを拝見させていただきまして、この中に日債銀に対する八百億円の出資が金融安定化基金拠出金という名目の中の一千億円のうちの八百億円という形...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、今のお話、必ずしも収益を上げるためではないということはそうかもしれませんけれども、いずれにいたしましても日債銀に対する八百億円の出資は損失という形で処理をしなくてはいけないのかなということになってまいりますが、三百億円では恐らく足りないということで、た...全文を見る
○浅尾慶一郎君 その点に関して二点ほどお伺いしたいんです。  一つは、FRBが民間の競合先というふうにおっしゃいましたけれども、恐らく競合先、いわゆるインベストメントバンクとかアメリカの法律事務所の方はかなり高給を取っておられるのではないかな、取っておられる人もいるというふうに...全文を見る
○浅尾慶一郎君 余り給与の話ばかりしてもあれなんですが、二点目のドイツ連銀、ブンデスバンクの決め方と我が国の決め方について、今いろいろ給与改定をされているという観点から伺わせていただければと思うんです。  一般の職員について四%下げられたというふうに承っておりますが、それと、ド...全文を見る
○浅尾慶一郎君 給与の点につきましてはいろいろな決め方があるだろうということで、先ほどドイツのお話を教えていただいたので、それについて別途御検討をいただくか、あるいは今のが一番いいということであればその理由をまた別途御説明いただければと思います。  次に移らせていただきますが、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 簡潔にお答えいただければ結構なのでございますが、山一証券に関してでございますけれども、特融を出された金額に対して二五%ということで、それでもうそれ以上の損失は出ないというふうに合理的に判断されておるという理解、今の御答弁ですとそういうことだと思います。寄託証券補償...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、山一証券あるいは特融の話から次のバランスシートの項目に移らせていただきます。  同じ資産の中で、買い入れ手形という項目が十兆円ぐらいあると思います。あるいはまた、本日いただきましたこの報告書の中でも、買い入れ手形に関していわゆる事業法人が発行しておりま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 同じ質問をもう一度させていただきますけれども、後段の部分で、二〇〇一年三月までは多分金融再生法その他で銀行の裏書きがあれば仮にその銀行が破綻した場合には国の財政から補てんされるということで問題はないというふうに思われますが、二〇〇一年三月を越えた場合に、ですから今...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、二〇〇一年三月までは大丈夫ではないかということで申し上げさせていただきましたけれども、加えてもう少し広い範囲でお話を伺わせていただきます。  二〇〇一年三月までは大丈夫だと思われるんですが、最近、日本長期信用銀行が特別公的管理に入りまして、自己資本比率の観点...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の点に関連いたしまして、CPオペで基準を決めておられる、あるいは国債のレポオペで対象先を決めておられるということだと思いますが、一方で民間の金融機関が企業に与信を行う場合、融資をする場合は、総枠でこの会社だったら幾らまで与信、融資をしてもいいだろうかという与信管...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この点は私は大変重要な問題だと思いますので、もう一度伺わせていただきたいと思います。  今申し上げましたように、二〇〇一年の三月まではたとえ相手先の金融機関が破綻した場合でも金融再生法によって損失分は補てんされるということで問題はない、こういう考え方もできるんだ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 大変重要な問題だと思いますので、二〇〇一年三月までにはつくられるという理解でよろしゅうございますか。
○浅尾慶一郎君 それでは、次の質問に移らせていただきます。  今度は負債の方で、売り出し手形というものが大変ふえておる。これは短期の資金を吸収しているということが日銀の報告書にも書かれておりますが、この短期資金の吸収の相手先がどういうところであろうかということをわかる範囲で教え...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の点についてもう一つお伺いさせていただきたいんですが、一般論で結構でございますけれども、金利が比較的他の指標と比べて高いのではないか、それがいわゆる超過所得になっている可能性もあるのではないかという点があるんですが、その点についてお答えいただければと思います。
○浅尾慶一郎君 今のお話を伺っておりまして、ドルの金利のゆがみ、あるいは邦銀に対するドルの金利のゆがみが円の金利のゆがみにつながっている部分もあるのではないかなということがしんしゃくされるわけでございますが、だとすれば一つの調整手段として、まだ日銀がやっておられないことだと思いま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 これは確認でございますが、そういたしますと、ドルの金利のゆがみ、あるいは円のゆがみはあるけれども、それの解消のために日本銀行が邦銀を相手方にドル資金を供給するようなスワップということをやると、より悪影響の方がそのゆがみを是正することよりも大きいという判断でやられな...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちょっともう一点今の点についてお伺いしたいんですが、多少マーケットのゆがみはしようがない、それは円の供給でもってゆがみがあるけれども邦銀のそういうオペレーションを助けていこうというお答えだという理解でよろしゅうございますか。
○浅尾慶一郎君 今、信用リスクということをお答えいただきましたけれども、その点について二点ほどお伺いさせていただきたいと思います。  まず一点目は、日本銀行の九月三十日のバランスシートに載っております預金保険機構住専勘定拠出金というところに一千億円資産が出ております。これはいわ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今のお答えですと、場合によっては、現在は具体化していませんが、将来具体化する損失を先送りしているという可能性があるんではないかというふうに聞こえましたけれども、それは今の段階では日銀として議論してもしようがないということでよろしいんでしょうか。  もう一度申し上...全文を見る
○浅尾慶一郎君 法律上というのは、先ほど申し上げましたように、半分は国で半分は民間銀行というふうになっておるというふうに思いますけれども、だとすると民間銀行分は本当に大丈夫ですかという質問だったんですが。
○浅尾慶一郎君 それ以上求めても無理でしょうから、この程度にしておきます。  今の関連でもう一点、これは総裁にお伺いしたいことでございまして、直接的な関連ではないんですが、去年の三月にいわゆる佐々波委員会におきまして、優先株の引き受けの検討がいろいろな金融機関に対してなされまし...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の点についてもう一度お伺いいたしますけれども、議決権がないわけでございます、優先株というものについては御指摘のとおり議決権がない。そうすると、金融機関が恣意的に、仮に恣意的にある会社に対して債権放棄をすると決めた場合であっても、優先株主はそれに対する異議申し立て...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間が来たようでございます。  どうもありがとうございました。
03月05日第145回国会 参議院 本会議 第5号
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○浅尾慶一郎君 私は、民主党・新緑風会を代表して、ただいまの政府提出に係る平成十一年度特例公債法案、同税二法案について、総理及び関係大臣に質問いたします。  まず初めに、平成十一年度予算案では過去最高の二十一兆七千百億円の特例公債発行を見込んでおります。建設公債と合わせた公債発...全文を見る
03月12日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第4号
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○浅尾慶一郎君 民主党の浅尾慶一郎でございます。  きょうは、七兆円強の資本注入の記者会見をされる大変お忙しい中、柳沢国務大臣にも御出席をいただきましたので、お許しをいただいて先に柳沢大臣の方に質問をさせていただいて、それから大蔵大臣の方に質問をさせていただきたいと思います。 ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、配られると思いますが、少し申し上げさせていただきますと、もう国務大臣御存じのように、商法二百二十二条第三項におきまして、会社が何種類か別の株式を発行している場合には、資本減少の際には別の定めをすることができるということが書かれております。それが今お配りしており...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の御答弁に対してちょっと確認させていただきますが、そうすると金融再生委員会としては、仮に減資が行われた場合には優先株も普通株も同じ割合で減資を行うことが公平だというふうに認識されているということでよろしいんですか。
○浅尾慶一郎君 お答えいただいていないと思うので、もう一度確認いたします。  例えば減資の場合でも、優先株を一株減資する間に普通株を二株減資するといったようなことも当然考えられるわけでありまして、また繰り返しになりますけれども、今回取得されております優先株は議決権がない優先株と...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、今回の臨時株主総会の中で減資については定款で定めていないという御答弁をいただきましたが、実はその前に事務局の方にはその点も踏まえて定款の中に入れておくべきではないかと指摘はさせていただいておりました。その点は御高承のとおりだと思いますけれども、何かいろんな事務...全文を見る
○浅尾慶一郎君 健全行というふうに今おっしゃいました。私も当然健全行だと思いますが、ただし昨年の佐々波委員会の際にもすべて健全行であったわけでございます。  だから、今現在想定されていることが、健全行だからそういうことは絶対起きないんだということでなくて、そういうことが起き得る...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の指摘させていただいていることは減資をしろとかそういうことではなくて、減資をする際には優先株と普通株は差別的に取り扱った方がかえって公平なのではないか。その理由は優先株主は経営に対して距離がありますよということなのでありまして、現段階で減資をしなさいということで...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは伺いますが、世間的な常識で考えてみますと、破綻をしてしまった、破産をしてしまった会社が自分の身売り先を探すためにアドバイザーを雇うということが果たしてあり得るのかなと。あり得るとしたら、そこの管財人という形になった金融再生委員会なのではないかなというふうに...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは伺いますが、長銀が雇っておられますゴールドマン・サックスという会社、いろいろ能力があるということはそういうことかもしれませんが、二点ほどそれについて伺わせていただきます。  このゴールドマン・サックスに長期信用銀行から人が行っているのではないかなと。その...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それは大変おかしい話だなというふうに思います。  まず第一点、ゴールドマン・サックスに長銀から人が行っていないかどうか、この点について利益相反がないというふうに思われるということでございますけれども、選定の過程において長銀の方で多分そのフィナンシャルアドバイザー...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それは納得できませんので、ぜひ委員長に資料を提出していただきますようにお願いをいたします。
○浅尾慶一郎君 そして、今御答弁いただきましたように、日債銀についてもあるということでございますが、この点について、日債銀ももしかしてまたゴールドマンを選ばれるということもあり得るのかなと。これは売り主のアドバイザーがこっちもゴールドマン・サックス、こっちもゴールドマン・サックス...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、今の報酬体系について、日債銀についても委員長にその資料を提出していただきますようにお願いいたします。
○浅尾慶一郎君 大変、国の税金を使う可能性があるということでございますので。  私が聞いております話では、成功報酬も含みますとかなり高額な報酬がゴールドマン・サックスに行くというふうに聞いております。それが報酬体系に見合ったものであればもちろん問題はないんだと思いますけれども、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちょっとコストというところがよくわからないので大蔵大臣にお伺いしたいと思いますが、こういう三枚式の帳票になっておりまして、一枚はいずれにしても市町村に行く。もう一枚を税務署に出すということになると、どれぐらい源泉徴収義務者にとって、私が会社の経営者だとして、もう一...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私がそういうふうにお聞きしたのは、御答弁がどうも納税義務者のコストというふうに聞こえたからですけれども、今のお答えですと税務署側のコストというふうに、多分お答えを少し変えておられると思うんです。  仮に税務署側のコストといたしますと、具体的にどれぐらい予算をふや...全文を見る
○浅尾慶一郎君 税務当局のお立場での御答弁はよくわかります。それは税務当局としてはコストをかけずに多くお金を集めるというのが当然のことであろうかと思いますが、今お聞きしておるのは、では多少コストがふえてもそのデータがあった方が国全体としてあるいは国家の運営ということを考えた場合、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、私は調査のためにデータが必要であるということを言っているんではなくて、当然税金を納めておられるということだから、仮に五百万円以下であって、主税局長にとってはそれは微々たる税金かもしれませんけれども、納めておられる方にとってみればそれは大変な税金を納めておられ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 総合課税については、それを導入する方向で検討するということで合意がなされたというふうに私は理解をいたしております。であるとすれば、納税者番号制度というものを踏まえて、早急に五百万円以下の方についても、納税者の立場に立てばそんなに事務負担がふえるわけではないんで、帳...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間が参りましたので、最後に。  番号制度については、基本的に番号そのものがプライバシーを侵害するのではなくて、それを守るような制度的な側面をつくれば導入できるのではないかなというふうに理解しておりますので、そういう理解でよければいいと言っていただいて、私の質問...全文を見る
○浅尾慶一郎君 終わります。
03月16日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第6号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎でございます。  本日は、お忙しいところ、日本たばこ産業の水野社長にもお越しいただいておりますので、お許しをいただきまして先に水野社長にお話を伺いたいと思います。  お招きいたしました理由というのは、今般の経済対策向けの諸減税を考え...全文を見る
○浅尾慶一郎君 一般論で結構なんです。別に今回のためにということではなくて、日本たばこさんが米国ドルをお借りになる場合には、六%を超える金利を払われるんではないかなと、そういう点でイエスかノーかだけで結構です。
○浅尾慶一郎君 今般、大変大きな買い物をされた。これが全くの一〇〇%の民間企業であれば私はそれを全く問題にするつもりもありませんし、その株主さんが責任を最終的には負われるということなんだと思いますが、冒頭に申し上げましたように、七割強ですか、株式をまだ国有財産という形で持たれてお...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう少しわかりやすく私の方も質問をさせていただきますが、年間四億六千八百万ドルぐらいのキャッシュフローが上がる取引であるということだと思いますけれども、そうすると、さっき申し上げましたように、七十八億ドルも払われると、六%を割ってしまうと思うんですね、収益としては...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それではちょっと伺いますが、大体その消費量あるいはその利益が年率どれぐらい例えば過去五年間買収された地域で伸びてきているのかという、そういったデータはお持ちですか。
○浅尾慶一郎君 そうすると、ゼロ成長という観点で計算しますと、いわゆるIRR、内部利益留保率、内部利益率が大体五・二九%ぐらいになるのかなという計算になります。そうすると、先ほど申し上げましたように、ドルを調達する、あるいはドルで運用しても、六%ということになるとこの取引は損をす...全文を見る
○浅尾慶一郎君 米国において二千億ドルということでございますが、今回買収された地域の中には、訴訟形態あるいは社会の形態が米国と似通っているところももちろんかなりあると思いますし、買収されるに当たっては当然可能性を考えられなくてはいけないと思います。  例えば買収された米国以外の...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう一度確認しますと、今回七十八億ドルで買われた部分の地域において仮に五年ないし十年以内に同じような訴訟が起きた場合には、二千億ドル掛けるマーケットシェアの分担金を払われるということなんだと思います。  そうすると、先ほどおっしゃっておった利益というものがかなり...全文を見る
○浅尾慶一郎君 どうも私にはよくわからないんですが、先ほど申し上げましたように、今の水準の収益が上がった場合でも、ドルの金利を考えた場合には収益の利益率というのはドルの金利よりも低いと。しかも、訴訟が起きた場合は、和解した場合でも、歴史的な経緯云々は全くなしで、その責任は全部事業...全文を見る
○浅尾慶一郎君 余り時間がないので、二点で終えたいと思います。  どうも私には高い買い物のように思われるんですけれども、日本たばこはRJRナビスコの海外部門を買われるに当たって、どこか外国のインベストメントバンクと言われるところにアドバイザーとしてお願いをされましたでしょうか。...全文を見る
○浅尾慶一郎君 簡潔で結構ですけれども、買収金額掛ける何%という項目は入っていませんか。
○浅尾慶一郎君 必ずしもというのはよくわからないんですが。  それからもう一点は、これは訴訟リスクがかなりある話だと思います。先ほど二千億ドルというお話がありました。これは米国の話ですけれども、海外で同じような形で訴訟が起きた場合に、仮定の話ですが、JTが債務を入れると債務超過...全文を見る
○浅尾慶一郎君 問題を伺ってみますと非常に高い買い物だと思いますし、それからどう考えても収益的になかなか合わないのかなというふうに思います。  先ほど大臣の方からフィリップモリスが買われるかもしれないといったようなこともあったんでしょうけれども、よくよく考えてみますと、買える方...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間の関係で次に移りますが、日本の場合は今まで時価会計というものがなくて、十五年間とはいえ大変大きな負担に各企業が直面するわけでありまして、アメリカはずっと時価会計でやってきたわけですから、そのインパクトということを考えた場合には税法上の手当てをされた方がいいので...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今のお話を伺いますと、大体バブル崩壊後ずっと減ってきているということだと思います。ちなみに、一団体、東京都がなくなった場合に地方交付税制度そのものが破綻を来すのではないか、破綻を来すというのは言い過ぎかもしれませんが、その制度の役割を終えるのではないかと思いますが...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ありがとうございました。  ここで、政府案の所得税減税二法案に対して、民主党・新緑風会案の考え方の違いといったようなところを発議者にお聞きしたいと思います。
○浅尾慶一郎君 終わります。
03月30日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第9号
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○浅尾慶一郎君 平田委員の御質問がちょっと予定より早く終わりましたので、私が質問をしようとしている方がまだ来られていないものですから、順番を変えさせていただいて、先に発議者に伺わせていただきたいと思うんです。  まず、現行の土地の再評価に関する法律の第十条に、仮に再評価をした後...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ありがとうございます。  大蔵省の政府委員は多分いらしておったのかというふうに思いますが、ただいま時価会計について土地の部分は含まれないということで、これを変えていかなければいけないという発議者の御答弁をいただいたわけでございますけれども、特に土地の再評価に関す...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ありがとうございます。  簡単で結構ですから、大蔵省、もしその点について何かあれば。
○浅尾慶一郎君 さて、今回の土地の再評価に関する法律の一部を改正する法律案あるいはもともとの法律は金融機関の自己資本対策ということで先ほど趣旨説明をいただきましたが、自己資本が足りないとかいろいろな議論がある中で、先般、二〇〇一年三月にペイオフ制度が実施されるということをにらんで...全文を見る
○浅尾慶一郎君 御答弁はわかりましたが、おっしゃっていることは恐らく金融再生法の二〇〇一年三月期限を延長すればいいということと同じなのかなというふうに聞こえておりますけれども。  所管であります柳沢金融再生委員長に伺うと、多分もう二〇〇一年三月までには必ず金融機関は再生するんだ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、速水総裁に、私の理解が不足しているのかもしれませんが、資産あるいは負債をそのまま引き継ぐ、承継銀行に引き継ぐということはブリッジバンクになるのか、先ほどのおっしゃっていることは、それは形を変えた特別公的管理になるのかは別として、それをそのままということで...全文を見る
○浅尾慶一郎君 FDICの制度は私も不勉強で余りわかりませんけれども、多分制度の運用で大きい金融機関は割と救われて、小さいところはつぶされてペイオフに遭っているといったような部分があると思いますので、そうなると果たして本当に公平な取り扱いとなるのか。我が国の場合はアメリカよりも多...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、この問題はこれで終了させていただいて、本論の方に入らせていただきたいと思います。  さて、土地の再評価をされますと、先ほど平田委員の方からも再評価に際して自己株式の消却といったようなことのお話がありましたが、この点について、金融再生委員長にもお越しいた...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう一点だけ、金融機関絡みで伺わせていただきます。  先ほど発議者の方から、改正前ですとこれが含み益の四五%しか算入ができなかったということをお答えいただいておったんですが、仮に改正後、含み益の六割を資本金に入れられるということになりますと、かなり効果が違ってく...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、金融機関にとってみると、再評価で得た利益で、利益というか見かけ上の利益で株式を消却するというのはバーゼルとの間でいえばかなり論理矛盾があるんじゃないかなと思うんですが、ちょっと発議者に伺います。
○浅尾慶一郎君 時間の関係で最後の質問になると思いますが、ただいま大原先生の方から御指摘いただいて、どれだけの助けになるのかなと。  私もちょっと考えてみましたが、一つ可能性としてあるのは、事業会社同士がお互いに持ち合いをしていたと、どれぐらいの可能性があるかわかりませんけれど...全文を見る
○浅尾慶一郎君 終わります。
04月13日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第10号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  金融業者の貸付業務のための社債の発行等に関する法律案に関しまして、この法律案の対象には基本的にノンバンク等も含まれるということから、若干、先般特別公的管理になりました日本長期信用銀行の現在の業務体制についてまずお伺いをさせて...全文を見る
○浅尾慶一郎君 新しく選任をされた取締役の使命は、恐らく金融再生法の趣旨にのっとれば長期信用銀行なり日債銀の再生を図るということでございますから、通常の考え方でいえばむだなコストは削減していくといったようなことも含めてやっていかなければいけないんではないかなと。そうなってくると、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、具体的に少し質問させていただきます。  最近の預金の調達コストに関して、通常の大手銀行と比べると大体一%ぐらい金利が高くなっているということも聞いておるんですが、それでいいかどうか、その点についてお答えいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 数字をお答えいただけないというのはちょっと納得できないんですが。  一般の金融機関よりも一%高い。大変な低金利の中で一%高く払えば預金は集まるということですから、当然バランスシートの負債サイドが膨らんでいく。そうすると、資産サイドも膨らませていかなければいけない...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そんな商取引に影響が出るはずがないわけで、それは預けに行けばすぐわかる話なんです。  再度お答え願います。
○浅尾慶一郎君 では、現在の数字を明らかにしていただきたいんですが。
○浅尾慶一郎君 一年物で一%ということは、一年物の定期預金はちなみに今幾らぐらいですか、都銀の平均。
○浅尾慶一郎君 では、私の方で申し上げます。大体〇・一五ぐらいだと思いますけれども、その段階で一%払うというのは大変高いと思います。一年ということであれば当然その預金もすべて保護される。そういう中で一%払って集めているというのは、これはモラルハザードにつながるんじゃないかなと思い...全文を見る
○浅尾慶一郎君 あえて高い金利を払って多くのお金を集めているというふうに聞こえましたけれども、もしそうだとすれば、それに関連して少し質問をさせていただきたいんですが、最近、長銀並びに日債銀で特別公的管理になってからサービサーという子会社をつくっておられますか。
○浅尾慶一郎君 御案内のとおり、サービサーは不動産つきの不良債権を底値で買って高く売るという会社だと思いますが、そのバックファイナンスというか資金は今おっしゃっておられた一%の高目の金利で集めた資金を使っているというふうに理解ができると思います。  そうだとすると、今の不動産市...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それは日債銀の子会社についても同じですか、日債銀についてはそうでない話も聞いていますが。
○浅尾慶一郎君 多少買っているという情報は聞いておるんですが、それは確認をしていただいてぜひ教えていただきたいと思います。  大変重要な問題ですし、税金も絡む問題でございますので、当委員会に月次で長銀のバランスシート及びPLを出していただきたいということですけれども。
○浅尾慶一郎君 特別公的管理になる前の長銀は、上場企業として多分、月次ないしは四半期ごとに報告をしていた。今度は特別公的管理になったわけですから、なおさら税金の絡む問題ですので、出して問題があることは全くあり得ないと思うんですが。
○浅尾慶一郎君 検討するほどのこともないと思うんですが、それではなぜ出していただかなければいけないのかということで、もう少しいろいろな具体例を申し上げさせていただきます。  ちなみに、特別公的管理になってからの人件費の推移というのはお手元に資料はございますでしょうか。なければ、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今のお話で千八十億円から七百七十億円まで下げられるということですが、人員についてはその間どれぐらい減っておられるんですか。やはり四割ぐらい減っておられるんですか。
○浅尾慶一郎君 そういたしますと、固定費の部分もあるので一概には比較できないかもしれませんが、人員が大体八分の五になって経費の方は四分の三ということですから、一人当たりの営業経費は逆にふえているというようなことがあるんじゃないかなというふうに思いますが、その計算で正しいかどうかと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 その海外に関してなんですが、行員を新たに留学させる計画というのはあるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 私はあったんだけれどもつい最近やめたというふうに聞いています。  それで、いろいろお話をさせていただいているんですが、新しく取締役になられた方々も非常に努力はされていると思いますが、なかなかかじが急には切れないのかなという印象を受けております。  先般も質問さ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 まず、前段の件でございますけれども、私も長期信用銀行の方は大変優秀な方が多いということはそのとおりだと思います。ただ、例え話で言えば、同じように例えば商社でも人材が集まっている商社というのは幾らでもあるわけで、では商社が経営危機になったら人材が流出しないように国が...全文を見る
○浅尾慶一郎君 契約は単純に言えば報酬と対価、サービスの提供ということなんだと思いますが、サービスの提供というのは善管注意義務をもって売却先を探しますよということなんだと思います。  問題なのは、売却先が見つからない場合でも当然幾らかお支払いになられるわけでしょうし、その金額の...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ゴールドマン・サックス社は契約を開示されるといろいろ困ることがあるから、それを称して今後の営業に支障が出るということなんでしょうけれども、先般の御答弁では、今後の例えば日債銀のフィナンシャルアドバイザーにはゴールドマン・サックスは入れないというふうに御答弁いただい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ゴールドマン・サックスの立場というのはそういうことなのかもしれませんけれども、税金を使って、そしてそれが果たして本当に妥当かどうかということを検証しないといけないという観点からいうと、それはちょっと納得ができないということなので、再度資料要求をさせていただきます。...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、本日の法律案について質問をさせていただきたいと思います。  まず、多重債務者問題についてでございますけれども、取り立てが厳しいんじゃないかとか、いろいろあると思います。あるいは、利ざやが少し厚過ぎるんじゃないかと先ほど日出委員からもお話がありました。 ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 先ほど日出委員からもお話がありましたけれども、消費者金融会社の金利が利息制限法の上限よりもはるかに高い状況にあるということでございます。  先ほどの御答弁で、任意に支払いをした場合にはそれでも構わない、ただし書面で一四%までですよというようなことを提示されるとい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 最後の部分で、要するにそういうことは行政指導としてはなかなか難しいということだと思いますけれども、再度お尋ねをさせていただきます。  利息制限法と出資法上の貸出制限金利との間にずれがあると。片っ方は罰則規定があって、片っ方は任意の場合は構わないということなんです...全文を見る
○浅尾慶一郎君 重ねて、将来の政策としてそういったようなことも含めて検討される可能性があるかどうか、大蔵大臣にお伺いさせていただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 今の点と関連いたしまして、消費者金融機関の金利が高い、それで非常に高収益を上げているという現状を考えた場合に、なぜそれが可能かというと、恐らく消費者信用情報といったようなものを、先ほど延滞の場合は共有というお話がありましたけれども、基本的にはその業態ごとに持ってお...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう時間が参りましたので、最後の質問とさせていただきたいと思います。  最後に、せっかく公正取引委員会に来ていただいておりますので、先ほど日出委員から金利がほぼ同じレベルで並んでいるというお話がありましたけれども、これは談合というかカルテルの可能性というのがある...全文を見る
05月18日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第14号
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○浅尾慶一郎君 同僚の伊藤委員の質問に関連して質問をさせていただきます。  きょうは時間も余りありませんので、先般来、当委員会において金融再生委員会の皆様方にお願いをいたしております長銀とゴールドマン・サックスとのアドバイザリー契約の開示の点についてだけお聞きをさせていただきた...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私は、どうやって証明するのかということで、FAを雇ったことを否定しているわけではありません。再度答弁を求めます。
○浅尾慶一郎君 今の御答弁ですと、契約を開示すると次の契約が高くなってしまうというふうに聞けたんですが、一方で入札をしているんだから一番安いと。多分そこに少し矛盾があるんではないかなというふうに思います。  それから、同再生法の第五条に、「政府は、おおむね六月に一回、又はその求...全文を見る
○浅尾慶一郎君 終わります。
07月09日第145回国会 参議院 金融問題及び経済活性化に関する特別委員会 第2号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会を代表いたしまして質問をさせていただきたいと思います。  まず、今回の破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告の中で、透明性といったようなことを前々から柳沢委員長もおっしゃっておられるわけでございますが、その透明性に関してディスク...全文を見る
○浅尾慶一郎君 税金でもってこれから公的資金で債務超過分を穴埋めしていくということでございますから、少なくとも今までどおりの報告を同時のタイミングで当然できるわけでございますので、その資料請求をさせていただきたいというふうに思います。
○浅尾慶一郎君 もう少し具体的に申し上げますと、なぜそういったようなことを申し上げさせていただくかという御説明をさせていただいた方がわかりやすいかなと思いますが、例えば今までの報告書の中には、人員が何人ぐらいいて平均給与がどれくらいあるかということも当然有価証券報告書の中では出て...全文を見る
○浅尾慶一郎君 大臣の決意並びに、なぜ今までよりもディスクローズが後退してしまったのか、あるいは今後今まで以上にディスクローズをしていくべきだと私は考えますけれども、大臣の考え方をお願いします。
○浅尾慶一郎君 ですから、再度お伺いしますけれども、国会を通して、今の大臣の御見解では、今まで以上にディスクローズをしていただくと。なぜかというと、結果として、また後ほども触れさせていただきますけれども、長銀一行でかなりの額の公的資金、税金が使われることはもう明らかなわけですから...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の御答弁を私なりに解釈させていただきますと、国民は知らなくても、専門的過ぎてあるいは開示することによって無用な誤解を生む可能性がある。例えば、営業経費がフランチャイズバリューを維持するためにある程度必要だということがあるとするならば、まあそれはあるかもしれません...全文を見る
○浅尾慶一郎君 議論の前提としてデータは今後出していただけるというふうに理解をさせていただきます。その資料請求はさせていただきますので、ぜひよろしくお願いいたします。(「委員長よろしくお願いしますね」と呼ぶ者あり)
○浅尾慶一郎君 では、個別の話に入らさせていただきますが、預金保険機構から長銀に対してあるいは日債銀に対して貸し付けを行っております。これは、金融再生勘定という勘定から貸し付けが行われているわけでございますが、その貸し付けされたお金を一部長銀は返されておる、あるいは日債銀は全部返...全文を見る
○浅尾慶一郎君 平均の貸付利率が年利で〇・五%であったということなんですが。  では、今度返したということは、別に市場から調達をされておるということだと思いますが、その調達の平均金利というのが大体幾らぐらいになっているんでしょうか。  なぜこういったことを聞くかといいますと、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、〇・五%のお金、これは公的資金の分もありますけれども、を返して、もっと高いお金で調達をしているという理解でよろしいわけですね。事実だけで結構です。
○浅尾慶一郎君 わかりました。  いろいろな経営判断があったのだろうというふうに推測をさせていただいて、次の質問に移らせていただきます。  さて、私が以前から財政・金融委員会でも問い合わせをさせていただいております問題に入らせていただきます。  今回の報告書の中でも、透明性...全文を見る
○浅尾慶一郎君 金融再生委員会と長銀とは当然別個の、長銀は法人であり再生委員会は行政体ということなんだと思いますが、金融再生委員会が携わるだけでは、後段の、劣化をするために機能的に再生委員会あるいは長銀の今の取締役にそういう機能が果たせないということであればそれはあるかもしれませ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 前段の方なんですが、不都合があるということですけれども、契約を開示すると具体的にどういう不都合があるのかなというのがよくわからないんです。一般的に、そういう業務に携わっている人にとってみれば当たり前の内容なんだと思うんですね、契約そのものは。ですから、前段の部分を...全文を見る
○浅尾慶一郎君 競争の阻害要因になるというふうに御答弁いただいたわけでございますが、契約を開示することが競争の促進要因になることはあるかもしれませんが、阻害要因になることはないはずです。なぜならば、入札で例えば十社ぐらいの人が手を挙げている、前例がこうだということであれば、みんな...全文を見る
○浅尾慶一郎君 繰り返しになりますけれども、じゃ別の観点から質問させていただきますが、費用を最小化するということは、もう既に金融再生法の第三条の第六号にはっきりと書いてあるわけですね。  FA契約は十億円とか幾らかと、わからないんですが、総額でかなりの費用を払う。しかも、これは...全文を見る
○浅尾慶一郎君 基本的な枠組みというのは、月々の基本料を払います、売れた場合には成功報酬を払います、実費は保証します、それしか公表いただいていないわけでございます。ですと、じゃ幾らなのか全然よくわからないなということなんですが、簡単にもう一度確認しますが、ゴールドマン・サックス社...全文を見る
○浅尾慶一郎君 答弁が事務局長と大臣と違うと思いますが。
○浅尾慶一郎君 ぜひ費用最小化ということで開示はしていただきたい。ゴールドマン・サックス社と長銀との契約については開示はしていただきたいと思います。  ところで、日債銀はモルガン・スタンレーさんといつ契約されましたでしょうか。
○浅尾慶一郎君 実はこの日債銀の相手方のモルガン・スタンレーの責任者テリー・ポルテさんと電話でお話をいたしまして、モルガン・スタンレーはいつでも開示をいたしますと言っておりますので、ぜひ開示をしていただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 契約当事者が開示してもいいという話でありまして、しかも費用を最小化するということなので、それを国会の場において議論をするためにデータをくださいということを申し上げておりまして、しかも、先ほど来るる申し上げておりますように、このことを開示することによって何ら不都合が...全文を見る
○浅尾慶一郎君 どうやって費用を最小化だということを証明されるのか。じゃ、具体的にお伺いしますが、開示するとそれよりもその契約があるから談合をしてということを考えておられるのか、その点だけで結構です、開示をした場合には今後結ばれるであろう入札において談合を恐れられているのか、その...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の御答弁では答えになっていないのではないかなというふうに思いますので、再度御答弁を求めます。
○浅尾慶一郎君 今の御答弁ですと、もしかしたらモルガン・スタンレーと日債銀との契約は費用が最小ではなかった、開示しちゃうと要するに最小じゃないから困っちゃうというふうに聞こえるんですが、その点いかがでしょうか。
○浅尾慶一郎君 独立であれば、逆に開示しても困らないんじゃないでしょうか、以後に影響はないはずです。
○浅尾慶一郎君 前例の情報があると適切な費用にならないというお答えだと思いますが、それはまさに先ほど質問させていただいた前例に基づいて談合をする可能性があれば唯一そういうことであって、そうでない場合は、じゃ、談合する可能性はないけれども、費用が最小にならないというのはどういう理由...全文を見る
○浅尾慶一郎君 どういう不都合があるかというのを、私の理解が悪いのか、このマイクを通して国民の皆さんも聞いておられると思いますので、国民の方に、年間十億円と言われております、そして先ほど申し上げましたようにこれは人件費だけでありまして、しかも何人の人がべたで張りついているかわから...全文を見る
○浅尾慶一郎君 前例に左右されると困るということなんですが、では別の観点から伺いますが、多分こういった契約は日時がたてばもう前例ではなくなってしまう、金融環境が変わってしまうから前例ではなくなってしまうと。そうすると、例えば当面、六カ月以内に破綻をして、フィナンシャルアドバイザー...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この破綻金融機関の処理のために講じた措置の内容等に関する報告の中では、再々申し上げておりますが、透明性それから費用最小化ということを言っておられるわけでありまして、それは今の委員長のお話ですとお題目にしかならない、なくとも我々その内容を見ることができない人間にとっ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 何回御答弁を伺っても直接答えていただけないような、要するに透明性をどうやって証明するのか、費用最小がどうやって証明されるのかというのはそのデータがなければお話にならないということだと思いますので、再度、時間も大分なくなってまいりましたので、その点ちょっと伺わせてい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 全く答弁がかみ合っていないので、資料請求させていただきますので、ぜひ理事会で御審議いただきたいと思います。時間の方がなくなってしまいまして、ほかの質問もぜひさせていただきたいと思っていましたので、ほかの質問に入らせていただきます。  さて、長銀あるいは日債銀につ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうしますと、今長銀がいろいろと売却交渉をしておられるということでございますけれども、今残っている資産はきれいな資産なわけでありますので、お土産をつけて、言葉をかえて言いますと、より多くの引当金を積んで売却をする、より多くの税金を使って売却をするということは考えて...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この報告書の参考Ⅱ―1のところを読み上げさせていただきますと、繰越損益が繰越利益で債務の履行状況が正常のものはもちろん適当。それから、繰越損失があるか、あるいは貸し出し条件が緩和されているか、元利金支払いの遅延があるか、あるところでも二年後の期末までに正常になると...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いずれにしても、ここに書いてあるのは債務者の特殊事情に基づき将来の収益や債務履行の確保を見込んでいる。これは多分二年以内ということなんだと思いますけれども、そうだとすると、今長銀に資産として残っておる債権はほぼ健全な債権なのかなというふうに思っておりまして、今いろ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 実は、七月七日の北海道新聞の記事がここにあるんですが、まず資産査定で不適とされた特別公的管理に入った銀行が持つのに適当でないとされた不良債権はもうないわけです。残っているのは優良債権であるはず。  にもかかわらず、北海道銀行では、残っている銀行を買っていただくた...全文を見る
○浅尾慶一郎君 金額を聞いているわけじゃなくて、もうきれいな、理論的にはきれいな債権しか残っていない。ですから、そこを買っていただく方に過分な金額をつけることはないんでしょうねということを、持参金をつけることはないでしょうねということの確認の答弁を求めているだけでございます。
○浅尾慶一郎君 資産査定をしたときから経済状況が悪化しているかもしれないということでございますが、資産査定をされたときから、ことしの一―三月は経済成長率がプラスの一・九%、マクロの数字であればそういうことでありますし、資産査定のときからもし悪化して多くの引当金を仮に積まなければな...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、恐らくいろいろな御答弁の流れから、そういう予測をしてもしようがないんですが、売却されるときには資産が劣化している可能性もあると、個別に見ていくと。そうすると、引き当てを積んでいくということなんですが、先ほど加納委員が御質問をされました実はロスシェアリン...全文を見る
○浅尾慶一郎君 終わります。(拍手)
07月22日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第19号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案に関連しまして、質問させていただきます。  まず、この法律案の趣旨の中で、ただいま岩井委員からもお話がありましたが、読みようによっては、食品工業向け融資が戦略的に重要でないから新しい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 移管元の政策投資銀行を所管されます大蔵大臣にお聞きしても恐らく同じような答えだと思いますけれども、もし何か戦略的に重要なものだけを政策投資銀行に残して、その他一般融資についてはそれぞれの所管する業態の特殊銀行に移されたということについて、御所見があれば伺いますし、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 さて、その移管される融資あるいはその資金区分の中で、バイオテクノロジー産業化促進というものがございまして、バイオテクノロジーを応用して行う食品の製造に必要な施設というものに対して年率二・四五%ということで、かなり優遇した金利で十五年間の融資をされる。ちなみに、この...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私も、科学の分野は全く勉強不足でよくわかりませんけれども、昔たしか習いました生物の遺伝学で、サヤエンドウのかけ合わせでだんだんと優秀なエンドウマメをつくっていくというようなものを習った記憶がございます。これは天然の中で行うものなので、仮にその中にいろいろ人間にとっ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 幅広い金融関係の質問をさせていただく関連で少しまた金融関連の話をさせていただければと思います。  きょうはお忙しいところを各大臣にも御出席いただいておるわけでございますが、その中で、実はちょっと監督行政についても御質問をさせていただければというふうに思っておりま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 なぜ検査結果をなるだけ早く出していただきたいということを申し上げているかといいますと、一つの例で申し上げますと、例えば昨年七月十三日に検査に入って、九月末見込みで長銀の資産は有価証券の含み損を入れると大体三千四百億円のマイナスだというふうにたしか発表されておられる...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ゴーイングコンサーンベースと清算ベースで若干価額が違うというのは確かにおっしゃるとおりかもしれませんが、それにしても二兆三千億円というのは非常に大きな違いなのではないか。経済情勢が変わったということももちろんあろうかと思います。  その観点から、先般もちょっと御...全文を見る
○浅尾慶一郎君 柳沢国務大臣の御説明はよくわかるんですが、そもそも金融再生法におきましては、受け皿金融機関あるいは特別公的管理となった金融機関が引き継ぐべき資産として資産判定をするということは私が申すまでもありませんが、それで適とされた資産というものしか本来は残っていないはずであ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 再生委員長がおっしゃりたいことは何となくわかるんです。その中で、先ほどちょっと御質問させていただいて、過剰な引き当ての積み立てはしませんということでございますが、仮にロスシェアリングということはできないということになった場合に、何らかの形で逆ロスシェアリングという...全文を見る
○浅尾慶一郎君 多目に積んでということではなくて、さっき申し上げましたように本来いい資産しか残っていないはずなんで、余りこれから多目に積めなくなってしまうということだと思います。ですから、そもそも引当金を追加で積むこと自体が考え方からすればおかしいということだと思います。にもかか...全文を見る
○浅尾慶一郎君 質問は、その営業譲渡、別の法人が営業権を引き継いだ場合です。
○浅尾慶一郎君 ちょっと質問が御理解いただけなかったのかもしれないので、簡単で結構なんですが、過去の税効果部分が受け皿企業に引き継がれるかどうかということなんです。
○浅尾慶一郎君 終わります。
08月03日第145回国会 参議院 財政・金融委員会 第20号
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○浅尾慶一郎君 きょうは日銀総裁にもお越しいただいておりまして、当初質問通告をさせていただいていなかったんですが、林委員の質問の中で私が関心を持ちました点がございましたので、一点だけお許しをいただきまして伺わせていただきたいというふうに思います。  それは何かといいますと、先般...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ありがとうございました。  さて、少し観点を変えた質問をさせていただきたいと思いますが、昨日の衆議院の予算委員会でも若干議論があったかと思いますが、いわゆる日債銀の問題に関してでございます。  きょうは法務政務次官にも、副大臣制の導入ということもあり得るかなと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 銀行法の二十四条には、「金融再生委員会は、銀行の業務の健全かつ適切な運営を確保するため必要があると認めるときは、銀行に対し、その業務又は財産の状況に関し報告又は資料の提出を求めることができる。」と書いてあるわけでございまして、日債銀の場合には、非常に経営が厳しいと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、資料を月次の貸し出し、あるいは財産状況について徴求をしておられたということだと思います。そうだとすると、お金の動き等を当然見られて、ある程度あるいはかなりその財産の状況等がわかったのではないかな、こんなふうに思いますけれども、そうすると、ずっと専門家が...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、別の観点から質問をさせていただきます。  せっかく政務次官お越しでございますので、今度は少し刑法の方で、一般論でお話を伺いたいと思います。  申すまでもありませんけれども、刑法の第六十一条には、これはちょっと言葉が強いんですけれども、「人を教唆して犯...全文を見る
○浅尾慶一郎君 一般論ではなかなかお答えしづらいということでございますので、もう少し具体的にお伺いさせていただきますけれども、いろいろな事情があったにせよ、明らかに数字を変えろと言った場合にはこれは犯罪になるという理解でよろしゅうございますね。
○浅尾慶一郎君 なかなかお答えいただけない難しい部分もあろうかと思いますけれども、最後にその点に関してもう一点だけちょっと伺わせていただきたいんです。  私は、素直にその法律を読めば、明らかに教唆した場合には刑法違反になるんだろうというふうに思いますが、日本社会の中において暗黙...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ありがとうございます。  さて、もう一点、日債銀絡みで伺わせていただきたいと思います。  銀行法上は、監督当局に関して、特に明示の義務規定ということではなくて権利規定というんですか、何々をすることができるという書き方になっておるんです。できると書いてあった場合...全文を見る
○浅尾慶一郎君 わかりました。それはぜひ別途お答えいただくようにお願いを申し上げたいというふうに思いますが、有権解釈でなくても結構でございますので、もし御所見を大蔵大臣、いただければと思います。
○浅尾慶一郎君 わかりました。  では、次の質問の方に移らせていただきたいというふうに思いますが、時間の関係で少し急ぎながらやらせていただきたいと思います。  次の質問というのは、きょう柳沢委員長もお越しでございますけれども、最近、金融再生委員会が初めて外資系の金融機関、クレ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私は、決してクレディ・スイスに対する処罰が重いとか軽いとか、そういうことではなくて、ちょっと明らかにさせていただきたかったのは、公益を害するという罪で簡単に言えば免許停止、取り消しということになるわけでございますが、公益を害した共犯金融機関というのがあるんではない...全文を見る
○浅尾慶一郎君 多分、私の質問は大体お答えいただいているんですが、恐らく今回のクレディ・スイス・グループのいろいろな処罰に関して、これはどちらかというと外国当局はルール違反ではないかなと私は思います。例えばスイスの当局も、スイスの当局かあるいはクレディ・スイス・グループなのかちょ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今までいろいろるる申し上げましたけれども、今回の外資系の金融機関にも法に基づいてしっかりと検査に入られるということは、非常に私自身は評価しておるということをぜひ申し上げさせていただいて、次の質問に入らせていただきたいと思います。  それでは、ほかの例えば外資系の...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、それは結構なんですが、そういった国内に本店がない金融機関が破綻をした場合に、二〇〇一年三月まではそれでも保護することが果たして可能なのかどうか。  なぜそういうことを質問させていただきますかというと、外資系の金融機関は国内に本店がないところでもかなり預金を...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、質問を変えさせていただいて、外国という言い方がいいのかどうか、いわゆる金融機関の中で国内に本店は置いているけれども資本関係において日系の資本でないものについてお話を伺わせていただきたいと思います。  具体的に申し上げますが、これから少し破綻する可能性が...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そこで、質問でございますけれども、そうしたところが破綻をした場合には当然金融整理管財人というものを再生委員長が任命されるということになると思いますが、あるいはこれは財務局になるのか、ちょっとそこは細かいところは見ておりませんが、その金融整理管財人は金融再生法に基づ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私が実はこの質問をさせていただいておりますのは、これは事実かどうかというところはもちろん争いがあるところでございますが、幾つかの朝銀系の信用組合において横領があったということで訴訟も行われておると聞いております。それが本当に横領に当たるのかどうかわかりませんが、預...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ありがとうございました。  本来は政務次官にも同じ趣旨の質問をさせていただこうと思ったんですが、時間が参りましたので、私の質問を終わらせていただきたいと思います。
09月08日第145回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○浅尾慶一郎君 本岡委員に続きまして質問をさせていただきます。  私の質問の角度は、午前中の世耕委員の質問と若干重なる部分もございますけれども、公会計の議論がいろいろさまざまになされておるわけでございます。その中で、公会計にバランスシートを導入するとか、あるいは午前中大蔵大臣も...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いろいろなところで複式簿記の議論はされておるのかなと思いますし、また、午前中もお話がありましたように、現金主義の会計ではなくて発生主義で考えていくといったようなことも少し考えていかなければいけないのかなというふうに思っておる次第でございます。  そこで、もう既に...全文を見る
○浅尾慶一郎君 きょうは太田総務庁長官にもお越しいただいておるわけでございまして、私の記憶が正しければ、多分総務庁長官は、恐らく考え方としては公会計に複式簿記を導入することに賛成の御意見なのではないかなというふうに思います。特に、総務庁長官のお立場から行政監察ということを考えた場...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、今の複式簿記の話を具体的な例に沿って御質問させていただきたいと思うんです。  複式簿記が導入されていないからというわけでもないのかもしれませんが、国の財政の中には、要するに赤字あるいは建設公債によらない歳入として特別会計と一般会計との間の借金の資金の出...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今まででも明確というのは、繰り入れる年あるいは繰り戻す年にはもちろん発表するということでしょうけれども、間の年には出てこないということなんではないかなと。先ほど総務庁長官が言われましたように、ディスクロージャーを進めるという観点からすれば、複式簿記を導入されればそ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 恐らくそういうことなんだろうと思います。  そこで一点、ちょっとこれは事前のレクの中ではお話ししていない話なんですが、例えばニュージーランドという、大変日本と比べれば人口が四十分の一ぐらいの小さな国でございますけれども、この国においては、政府の事業を行うに当たり...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私もぜひそれをやっていただきたいと思います。そこで一番大事なのは、すぐできないというか、それがなかなかAかBかと切るのは難しいというお答えはそのとおりだと思いますが、考え方を公表するということが大事なんじゃないか、こういう考え方でこう決めましたというその考え方を公...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間が参りましたので、終わります。
09月29日第145回国会 参議院 決算委員会 閉会後第3号
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○浅尾慶一郎君 同僚の川橋委員に続きまして、質問をさせていただきます。  私は、神奈川県民でもございますし、午前中佐々木委員あるいは岩城委員からもお話がありましたが、若干警察関係の件で質問をさせていただきたいと思います。  まず冒頭に、今回、神奈川県警察の不祥事ということだけ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ことし懲戒免職で逮捕された方が十三名ということで、昨年が十六名、懲戒免職で逮捕された方ということですね。
○浅尾慶一郎君 そうすると、逮捕はされていないけれども懲戒処分されている方がことしいらっしゃるということで、その方を足されると何人になりますか。
○浅尾慶一郎君 ですから、ことしの数字は何人でしょうか。ことし逮捕されていないけれども懲戒処分された方。
○浅尾慶一郎君 それでは、多分逮捕されていないけれども懲戒処分をされている方がいられるということだと思います。例えば、話題になっております相模原の巡査長をされていた方も、まだ逮捕はされていないと思いますが、懲戒免職になっているということですから、十三名に加えて何名かが免職になって...全文を見る
○浅尾慶一郎君 非常にふえているということなんだと思うんです。その十六名のうちの何人かが恐らく逮捕されていなくて、しかし懲戒で免職されていると。  例えば、神奈川県警の場合でも、逮捕されていないけれども懲戒免職になっている。どういう基準で懲戒免職されるのか。先ほど諭旨免職、昨年...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私は、それはいろいろ議論があるかもしれませんが、客観的な基準をつくられて、そして内部統制を図られた方が世間にも受け入れられやすいんではないかなというふうに思います。  また、別の観点から申し上げさせていただきますと、どうも基準がないということは場合によっては、勘...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今のお答えを伺っていますと、警察庁としてガイドラインはつくらず、個別案件に応じて各都道府県警からの相談に応じて過去の例と比較考量して大体こんなところだろうというふうに聞こえるわけですが、そういうことでありますと非常に客観性に欠けると思います。また、今回の神奈川県警...全文を見る
○浅尾慶一郎君 一点だけ確認をさせていただきたいんですが、いろいろなケースがあるということであればそれはそういうことかもしれませんが、例えば逮捕をされた場合、あるいは逮捕はされないけれども起訴をされた場合というものについてはすべて懲戒処分をされているのか、それともそういう場合でも...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の理解では、少なくとも逮捕に至るということはそれなりに重い事案だと思いますので、それで逮捕に至っているにもかかわらず懲戒になっていないケースがあるとするならばそれは問題があるのではないかなと。問題がないとするなら何か理由があるのだと思いますので、それはぜひ、今手...全文を見る
○浅尾慶一郎君 きょうは、その警察を警察法上で管理すると定められております国家公安委員会の野田国家公安委員長にもお越しいただいております。  警察法上は、国家公安委員会は警察庁を管理するというふうに定められておりますし、国家公安委員会は都道府県公安委員会と常に緊密な連絡を保たな...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今お答えいただいたとおりだと思いまして、多分五人の国家公安委員以外は事務もすべて警察庁の職員の方がやっておられるということだと思います。  それは先ほど申し上げました性善説、性悪説ということなのかどうかは別として、内部統制ということを国家公安委員会に期待をする場...全文を見る
○浅尾慶一郎君 重ねて申し上げさせていただきたいと思いますが、警察法上、国家公安委員会は警察庁を管理する、都道府県公安委員会は都道府県警察を管理するというふうに書かれております。  本件のようなことが再発しては困るわけでございまして、まさに再発しないような大綱、方針を都道府県あ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちょっと私の質問がわかりにくかったのかもしれませんが、申し上げたかったのは、何かが起きた後の事後体制として襟を正すということはもちろん必要だと思いますが、起きないような体制を考えていただくのが多分公安委員会のお仕事だというふうに思いまして、そのためにどういう施策を...全文を見る
○浅尾慶一郎君 警察庁長官もお越しでございますので、警察庁として全国の都道府県警察に対する、事後の対応ということではなくて、再発防止策として何かお考えであるかどうか、その点をお答えいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 時間の関係で次に移らさせていただきたいと思いますけれども、先ほどの官房長の御発言でもありましたけれども、どうも不祥事が全国的にふえておるという中で、重ねて申し上げさせていただきたいと思いますけれども、不祥事をなくしましょうという形の訓示はもちろん大事だと思いますが...全文を見る
○浅尾慶一郎君 裁判を受ける権利を含めて法律の中でうたわれることを検討されておるという理解でよろしいんですか。
○浅尾慶一郎君 その民事裁判について、きょうは裁判所の方もお越しいただいていますので、少し御質問をさせていただきたいなというふうに思っておるのでございます。  民事裁判、最近とみに複雑な案件もふえておるということだと思いますが、そのときに、あってはならないことだと思いますし、恐...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ありがとうございます。  時間の関係で次に移らせていただきますが、きょうは自治大臣である野田大臣にも、国家公安委員長兼務でございますが、お越しいただいておりますので、ちょっと市町村合併と地方交付税制度について伺わせていただきたいと思います。  新年度の予算の中...全文を見る
○浅尾慶一郎君 地方分権が進みまして、なおかつ今のように市町村合併が進んでいくと、中には中核市、政令市のような形で大きな都市ができていきますと、今度は都道府県といったようなものも、すぐにはないとしても近い将来において機能を考え直すべきときが来るのかなと。  それはもちろん住民発...全文を見る
○浅尾慶一郎君 その都道府県合併あるいは市町村合併の中で議論になります地方交付税について。  財政力が均衡ではない、財政力の弱いところもあるし強いところもあるから地方交付税があるんだということがあると思いますが、その財政力ということに関して、時間の関係で最後になってしまうかもし...全文を見る
○浅尾慶一郎君 終わります。
11月11日第146回国会 参議院 財政・金融委員会 第2号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  本日は午後にいわゆる商工ローンの日栄の松田社長、商工ファンドの大島社長を当委員会に参考人としてお招きしておりますので、まずいわゆる商工ローン問題について担当の大蔵大臣及び金融再生委員長に御質問させていただきたいというふうに考...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の議論をもう少し深めさせていただきたいと思います。  御案内のとおり、出資法では四〇・〇〇四%が貸し金を業とするものの制限金利であり、利息制限法では百万円以上は一五%というふうになっておるんですが、今の我が国の経済情勢を考えた場合に、果たして利息制限法並みの年...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もちろん、今商工ローンの問題というのは、冒頭申し上げましたけれども、法律は利息制限法も出資法も何も商工ローンのみを規定しているわけではないということは重々承知しております。したがって、一方でいえば、割賦販売であっても消費者金融であっても利息制限法の任意に弁済した場...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そこで、本年の四月十三日、当委員会において金融業者の貸付業務のための社債の発行等に関する法律、いわゆるノンバンク社債法についての附帯決議の中で、このノンバンク社債法の結果、日栄も商工ファンドも、あるいはその他のノンバンクさんもすべて社債を出せるようになったわけです...全文を見る
○浅尾慶一郎君 本日は利息制限法ないしは出資法絡みの、先ほど来るる申し上げておりました金利の話について、それは契約当事者の話ということで、いわゆる民法の部分にも入ってくるのかなということで、今国会から基本的に大臣ないしは政務次官に御答弁をいただくということで、法務政務次官にもお越...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そこで、繰り返しになりますけれども、これでこの件についての質問は最後にさせていただきますが、貸金業法の中には利息制限法の文言というのはないわけでございますから、ここに利息制限法をどこかに改正して入れる、要するに通知するというような形、あるいは貸金業法の中には貸し付...全文を見る
○浅尾慶一郎君 最後、残りわずかな時間でございますが、本来は財政金融ということで幅広い議論をしていかなきゃいけないんですが、今もう一つ国民的に関心が持たれておる話として、特別公的管理が決まりました長銀が米国のリップルウッド投資組合に売却が決まったという報道がなされております。報道...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間が参りましたので終わりますけれども、大変国民的な関心の高い問題でありますので、ぜひ契約締結の際にはタイムリーに委員会に御報告というか開示をいただきたいということを申し上げさせていただいて、終わりたいと思います。
○浅尾慶一郎君 同僚の櫻井議員に続きまして質問をさせていただきます。  まず、今の櫻井議員の質疑の中で、松田社長は大変なリーダーシップを持って日栄という会社を率いておられるということがだんだん明らかになってきたわけでございますが、そこで平成九年十月三日に日栄さんの取締役を退任さ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 保証人に根保証の極度額を説明せずに、例えば四百万が極度額であったとするならば二百万の最初の融資の分しか説明しないというのが通例であると証言をしております。
○浅尾慶一郎君 私が伺いたいのは、彼が証言していること、これは裁判で宣誓をした上での証言ですから、うそであるとするならば偽証罪で訴えることはだれでもできるわけですが、そのつもりがあるかどうか、その一点だけ。
○浅尾慶一郎君 別な観点から質問をさせていただきますと、先ほど同僚の平田委員の方からも投資家に対する責任ということを申されておったわけですけれども、もし宣誓をした上で虚偽のことを言ったとすると、会社の信用を傷つけるわけですから、会社の代表取締役としては、それがうそであるとするなら...全文を見る
○浅尾慶一郎君 裁判の上での発言ということなので、当然代表取締役としては知っておる、しかも訴えられておったのは御社ですから知っておるということだと思いますけれども、それをあえてしていないというのは、何かそこはうそでない部分があるのではないかなというふうに思われて仕方がありません。...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、その日本信用保証は、いろいろ問題があるんですが、何人ぐらい従業員がいらっしゃいますか。
○浅尾慶一郎君 四、五十人。別の資料によりますと百何人というのが……
○浅尾慶一郎君 百四、五十。
○浅尾慶一郎君 百四、五十人というふうに今おっしゃいましたけれども、日栄の連結財務諸表を見ますと、大体給与が三億三千八十二万円になっているんですね、日本信用保証の。日栄の平均給与で割ると三億三千八十二万円というのは七十二人分なんです。倍いるというのは給与を補てんしているんでしょう...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、当初百人ぐらいであったものが百四、五十人になったということですね。要するに、昨年一年間に百人から百四、五十人になったという計算になるんだと思います。  ここにことしの三月三十一日付の有価証券報告書があるんですが、これで計算をしますと、大体日本信用保証...全文を見る
○浅尾慶一郎君 本社との兼務。
○浅尾慶一郎君 それでは、日本信用保証についてもう少し伺ってまいりたいと思いますけれども、この会社は、日栄本体の利息の収入が大体八百二十三億円に対して、先ほど日本信用保証が保証をつけるのは大体貸し出しの六割という話だったと思いますが、保証料で三百六十億円取っているわけですね。そう...全文を見る
○浅尾慶一郎君 では、別の観点から伺いますが、日本信用保証というのは一〇〇%の子会社です。一〇〇%の子会社が親会社に対して保証を入れるというのは、保証という行為自体にはどういう経済効果があるのかなと。貸した人が倒れてしまったときに、それ自体に余り経済効果はない。自分で自分の、タコ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 先ほど松田社長は、ボランティアでやっておるわけではないから応分の利息は当然だというような発言があったわけですけれども、一方で、ボランティアでやっているわけではないとするならば、なぜ子会社に保証をさせ、それは今申し上げましたように全く、仮に無保証でその人が倒れた、日...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私が伺いたかったのは、金額を返したかどうかということではなくて、何に対する対価として三百六十万円を払われたかということです。
○浅尾慶一郎君 リスク管理というのは幅広い概念だと思いますし、この方は警察庁のキャリアの方というふうに承っております。同時に、その中では、元の警視総監に対しても、あるいは警察のOBである亀井自民党政調会長に対しても献金あるいは寄附がなされておるといったようなことがあるんですが、そ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 三百六十万円という金額は、恐らく社会通念上で言うならばコンサルタント契約か何かを結ばれてお支払いになっているということであればおかしくないということはあり得ると思いますが、どうも報道によりますと、新築祝いですとか出版記念のお祝いとか、そういうことでなされておるので...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間の関係で最後にいたしますが、大島社長は個社の立場ではなく適法に今後行動していかなければいけないと先ほど発言をされました。利息制限法という法律がありまして、それは簡単に言えば一五%以上百万円以上のものは金利を取ったらいかぬ、ただし任意に払ったものはその限りでない...全文を見る
12月09日第146回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○浅尾慶一郎君 同僚の櫻井議員に続きまして、関連で質問させていただきます。  私は、さきの村山訪朝団を受けまして日朝国交正常化交渉の予備会談が始まった、開催に向けて動き出したという点についてお話を伺っていきたいと思います。  そこで、今回の村山訪朝団、その後の予備会談の開催と...全文を見る
○浅尾慶一郎君 対話の窓口ができるということはそれはそれで非常にすばらしいことだというふうに考えておりますが、実は米朝が先行するということだと思います。  そうすると、御案内のとおり来年十一月にアメリカの大統領選挙があって、民主党政権から共和党政権に変わるかもしれない。共和党政...全文を見る
○浅尾慶一郎君 成果は成果として評価していくということだと思いますが、日本としてやはり指摘すべきことは指摘していくということなのかなというふうに思っております。  そこで、先ほど距離の話がありましたが、テポドンとは別に、射程が千五百キロと言われておりますノドンというミサイルが既...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ぜひその話し合いの席でノドンの配備についても懸念を表明していただきたいということを外務大臣とそして防衛庁長官に申し上げさせていただきますので、何かありましたら、どうぞお願いします。
○浅尾慶一郎君 きょうは北朝鮮に対する外交ということで質問させていただいておりますので、実はこの場をおかりいたしまして、ことしの八月号の月刊文春に、そちらにいらっしゃる山本一太政務次官と共著でこういった外交をした方がいいんじゃないかというようなものを出させていただきました。  ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 対話は私も大変重要だというふうに思っています。ただし、日本としてその対話の中で言うべきことは言っていくことが必要なのではないかなというふうに思っております。  その論文の後に、たしか今の外為法のいろいろな問題点について、法律の改正案もつくりましたが、その点につい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間が参りましたので質問を終わらせていただきますが、ぜひ政府の方でも民生品について少し効果のあるキャッチオールの概念も含めて検討していただきたいということを申し上げさせていただきまして、質問を終わらせていただきます。
12月10日第146回国会 参議院 財政・金融委員会 第4号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  ただいま議題になりました貸金業規制法の改正案、そして出資法の改正案について質問させていただきます。  私は、もともとは、契約自由という考え方もあるから、どういう契約であったとしても一たん契約を結んだ限りにおいてはそれを履行...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、相沢代議士の方からお話がありましたが、七%から一二%という調達金利は、例えば今話題になっております日栄とか商工ファンドといったようなところでは、先般、当委員会で参考人質疑をさせていただいたところ、調達金利が大体二%前後というふうな話でございました。  そうし...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私が伺いたかったのは、当然ある社会的な機能をこうした業者の方々も果たしておるということでございましょうから、加重平均をして、要するに大手の方は多分調達コストは安いと思うんです。中小の業者は多少高くなっているでしょうということなんですが、社会の中で果たす役割というこ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 結構です。  それで、先ほど日出委員の方からもお話がありましたが、御案内のとおり、出資法と利息制限法との間にグレーゾーンがあるということでございます。先ほど発議者の方にはその点についてお答えをいただいておりますので深くは伺いませんけれども、ちょっと私のそこに関す...全文を見る
○浅尾慶一郎君 大臣の御発言は、貸す方に通達を出してもなかなか難しいだろうというのは、それは確かにそのとおりかもしれませんが、私の問題意識は、要するに法律を知っている人と知らない人の間に不公平がある。それは法の建前上は知っていることが前提ですからしようがないという議論はあるかもし...全文を見る
○浅尾慶一郎君 確かに法律技術的には難しいというのはわかるんですが、逆に言うと、今問題になっております商工ローン大手二社でございますけれども、ここは、先ほど調達コストというお話もさせていただきましたが、事故率が先般当委員会で聞きましたら大体一・五%だと。要するに、百万円貸したら一...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の越智大臣の御発言はまさにそのとおりだと思いまして、私もこの問題が出てきてから何人かのいわゆる被害者の方にもお会いをさせていただきました。お会いをさせていただいた印象を率直に述べさせていただきますと、本当に善意の方が被害に遭っている。恐らく善意の一般の庶民が被害...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、次の問題に入らさせていただきますが、今回改正をしてもいわゆるグレーゾーンが残るわけでございます。残すことによって具体的にだれのどのような利益を守ろうと思って残しておられるのかということを発議者の方に伺いたいと思います。  もう少し詳しく言いますと、中小...全文を見る
○浅尾慶一郎君 現状のほぼ一番競争力があると言われている大手の業者さんが恐らく二七、八%ぐらいなんだと思うんです。ということになりますと、今のお答えですと、現状の大手の業者さんの要請に従ったというふうに聞こえてしまうんですね。  要はどういうことかといいますと、四〇%でしかやっ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今お二方のお話で業者側の観点というのは明らかになったというふうに思いますが、ではグレーゾーンは残るけれども借りる人は残った方がいいのかどうか。借り手の立場からいえば、借り手は安ければ安い方がいいということだと思いますが、要するに取引関係が冒頭申し上げましたように業...全文を見る
○浅尾慶一郎君 借り手についてはなかなか具体的にはお答えしづらいということはわかりました。  そこで、私は、消費者金融を除きますと、そもそも商工ローンといったような企業向けのローンについてこれがすごく問題になっているのは、一つ大きな話で言いますと、日本のいわゆる倒産法制がなかな...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今のお答えをできればもう少し掘り下げさせていただきたいと思うんですが、具体的に大蔵省の金融企画行政の中で、何があればそういった市場が育つかというところまではまだ特に検討はされていないということなんでしょうか。それとも、そこのところでもしあればお答えいただければと思...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そこで、その場合に一つ大事なのは、繰り返しになりますけれども、リスクをとるというのは、貸す方もリスクをとるような仕組みにしないといけないのかなと。今のいわゆる日栄、商工ファンドは、リスクをとっているようなふりをしていますが、保証人を何人もとることによって、実際上は...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間が参りましたので終わりますが、先ほど大臣が言われた消費者に対する利息制限法の周知徹底、これは商工ローンの保証人も含みますけれども、ぜひその点工夫をしていただきたいということをお願い申し上げまして、質問を終わります。
12月14日第146回国会 参議院 財政・金融委員会 第5号
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○浅尾慶一郎君 民主党の浅尾慶一郎でございます。  松田証人は前回、参議院の財政・金融委員会に来られましたときに、元御社の取締役であった新谷さんとおっしゃるんですかね、という方が大分の地裁で保証人に本当のことを言ったらだれも保証しなくなるということを証言したということで私が伺い...全文を見る
○浅尾慶一郎君 多分、今のお答えですと、私には、その新谷取締役が大分地裁で証言したことが本当であったから告発をしないというふうに聞こえるわけでございます。  続いてもう一点伺いますが、きょう、逮捕されました新井さん、新井という人物が二度社長に呼び出されたと、そして成績が上がって...全文を見る
○浅尾慶一郎君 告発する用意があるかどうかだけ。
○浅尾慶一郎君 事実無根であるならば告発するというのが筋だと思いますし、事実であるならば告発できないということのどちらかしかないわけですから、重ねて伺いますが、検討するではなくて、どちらかお答えください。
○浅尾慶一郎君 それでは、新谷さんについても、事実でないというならば、当然告発するということでよろしゅうございますか。
○浅尾慶一郎君 それでは、きょうもいろいろと問題になっております日本信用保証という会社について幾つか伺わさせていただきます。  日本信用保証という会社は、先般、財政・金融委員会で証人は保証人なしで貸し付けを行うためにつくった会社だというふうにお答えになりましたが、それはそのとお...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ところが、ここに御社の有価証券報告書というものがございまして、この有価証券報告書、見覚えあると思いますが、この中には、そのとおり読み上げます、「当社の手形貸付に子会社の日本信用保証が債務保証(株)を付ける形に切り替えましたが、顧客に保証人を要求する点は従来通りであ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 では、有価証券報告書に書いてあることがうそなのか、それとも先般、財政・金融委員会において参考人として言われたことがうそであったのか、どちらかお答えいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 ということは、引き続き、日本信用保証というものをつくったけれども、有価証券報告書に書いてあるとおり、貸し付けについては保証を徴求する点は従来どおりであるということでよろしいわけですね。
○浅尾慶一郎君 ですから、そこに矛盾があるわけでございまして、有価証券報告書には「貸付に子会社の日本信用保証(株)が債務保証を付ける形に切り替えましたが、顧客に保証人を要求する点は従来通りであります。」と書いてあるわけですよ。ですから、有価証券報告書の方が正しいということでいいわ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私が今読み上げたのは、ことしの三月三十一日付の有価証券報告書でございます。したがいまして、どうも証人の言っておられることは事実と違うんではないかなと、このように思いますが、いかがでしょうか。
○浅尾慶一郎君 お答えいただいていないと思います。  有価証券報告書には、今申し上げたとおり、従来どおり保証人を要求していると書いてありますので、ここは後ほどよく考えていただきたいと思います。  そこで、日本信用保証という会社について引き続き伺いたいと思いますが、ここに、こと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 では、別会社という法人格をとっているけれどもほぼ同じというふうに理解ができるというふうに私には読めます。聞こえました。  そして、この社員の方の給与をちょっと、余り詳しく言うとプライバシーにかかわるかもしれませんが、大事な問題であるから申し上げますが、基本給は五...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の答弁は納得できないわけでありまして、例えば地域赴任手当というのは同額でありますし、損保補助金も同じである。先ほど申し上げましたように、まさに社員コードそのものが一緒である。違っている、大幅に違っているのは管理褒賞費、十九万三千円だったものが六万四千円に下がって...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、別の観点から同一性について質問をさせていただきますが、先ほど来問題になっております、腎臓を売れとかあるいは目ん玉を売れとか、そういったような発言は平成十年の四月と六月になされたと、そのときのテープでなされたと言われています。ところが、日本信用保証が日栄に...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今のお答えはちょっとおかしいわけで、日本信用保証によって代位弁済がなされたのが二月、四月と六月に日栄の社員が日栄の身分でその債権の回収に動いたと。ですから、今のお答えは矛盾があるわけです。  さらに言えば、その代位弁済がなされましたよということが保証人に対して、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間がありませんので、その点については一言だけ申し上げさせていただいてあれしますが、だれに対して融資をするのか、保証人がだれなのかということを要するに日本信用保証という会社は知らないで日栄に対して保証しているということが明らかであるということだけ申し上げさせていた...全文を見る
○浅尾慶一郎君 では、終わらせていただきます。
○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  大島証人に伺いますが、昨日、千葉銀行の日本橋支店の口座について問い合わせのファクスをそちらの方の会社に流させていただきました。口座明細はお持ちでございましょうか。
○浅尾慶一郎君 お問い合わせの中には、現在千葉銀行に置かれている取引についても詳細を明らかにしてくださいということがございましたけれども、現在ございますか。
○浅尾慶一郎君 現在、現在でいいです。
○浅尾慶一郎君 それでは、現在、千葉銀行には御社の預金口座はないということでございますですね。  それでは、なぜこのようなことを聞くかお話をさせていただいて、別途、委員長の方に資料請求をさせていただきたいと思いますが。  ちょっと何年に閉鎖されているかわかりませんけれども、商...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、引き続き質問させていただきますが、先ほど同僚の議員からもお話がありましたけれども、午前中の日栄の方は盛んにテレビで、腎臓を売れとか目ん玉を売れとかいったようなことで脅迫的なことをしておるということでございますけれども、そちらの方は非常に法制度を巧妙に使っ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 大島証人はそうではないとおっしゃるかもしれませんが、恐らくほとんどすべての一般的な国民は手形訴訟という言葉すら知らないのではないかなというふうに思います。  先ほども連帯保証の話がありましたけれども、手形に名前を書いて、そしてその要件さえ整っていれば、裁判所が命...全文を見る
○浅尾慶一郎君 手形訴訟では、その要件さえ整っておれば、債権債務が手形の持ち主にとって有利なようにというか、その書いてあるとおりに確定をし、支払い命令が出されるということだと思いますが。  そこで伺いますけれども、根保証のこととも絡みますけれども、そちらの商工ファンドでは、保証...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そういたしますと、普通の方は手形というと大体支払い地が銀行ということになると思いますけれども、そちらの場合は支払い地が商工ファンドの支店ないし本店ということになるのかもしれませんが、そういうものをとっておられると。それは、とられるときに、これが根保証限度額ですよ、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 大島証人のように非常に法律に詳しい方にとってみれば当然のことかもしれませんが、何度も申し上げておりますけれども、先ほど佐々木委員の方からもありました検索の抗弁とか、そういったようなものが連帯保証の場合はないわけであります。さらに言えば、手形の場合は要件さえ整ってい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 非常にそこはまた見解が違うということなので、結構でございます。  ところで、話を変えまして、大島証人は営業の七割は新規獲得であるということをいろいろなところで述べておられます。ところが、通常の貸し金あるいは金融業といった場合には、既存の取引先とのさらに取引を深め...全文を見る
○浅尾慶一郎君 数字だけで結構でございますが、今の貸し出しの残高のうちで過去一年以内に貸し出した金額というのをお持ちであればお答えください。なければ結構です。
○浅尾慶一郎君 それでは、その新規を獲得するに当たって、例えば銀行では貸せないけれども商工ファンドなら貸せるのじゃないかということで、銀行側から紹介を受けるということはありますか。
○浅尾慶一郎君 それでは、今、そちらの方で新規で獲得したものも、あるいは既存に獲得したものも含めてかもしれませんが、債権譲渡ということで、それをさらに別途販売しておるというふうに、債権譲渡というか、アセット・バック・セキュリティーですか、という形に仕組みまして、それを別途海外ない...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、時間の関係もありますので簡潔にお答えいただきたいと思いますが、大島証人は、グレーゾーンは嫌いだと、黒か白か、白か黒かはっきりする方が好きだというようなことをいろいろなところで述べておられますが、私の印象では、まさに今の貸金業の業者の方が従っておられます出...全文を見る