浅尾慶一郎

あさおけいいちろう



当選回数回

浅尾慶一郎の2006年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月03日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第1号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  今の長官の御答弁、いろいろ伺わしていただきました。その中で、まず本件の事実について、報道は少し出ておりますが、実際のこちらのペーパーの方には自衛隊中央病院あるいは市ケ谷庁舎ということは書いてありますが、そのほかのところ、つま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 別の角度から今のことを伺いますが、本件は構造的な問題だというふうに認識されているかどうか、端的にお答えいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 構造的な要因を含んでいると私も思っております。そういう意味で、その捜査の妨害をしないというのはもう当然のことでありますけれども、岩国、瑞慶覧についても、あるいはそのほかについても、是非積極的に世の中の信頼を得るために防衛庁としてどういうことがあったのかということを...全文を見る
○浅尾慶一郎君 先ほど、浅野委員の御質問の中でも配分表という話がありました。配分表があるというのは、私はかなりこれは構造的なところもあるんだろうなと思いますが、長官は施設庁を解体して防衛庁本庁に吸収するということをおっしゃっております。私は、むしろそれだけでは不十分ではないかなと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 後ほどの、防衛施設技術協会が行っておりますことの中で、かなり国土交通省の方に切り離しても大丈夫なんではないかなという気がしなくもないんで、その点は申し述べさせていただきたいと思います。  そこで、自衛隊法の六十二条で、自衛隊あるいは防衛庁職員は一般職の国家公務員...全文を見る
○浅尾慶一郎君 正に今長官がおっしゃった、公益法人がトンネルになっているというところが私は問題だというふうに思っておりまして、今回逮捕されました生沢容疑者が再就職先になっております防衛施設技術協会、ここは公益法人ですからその許可の対象には一応ならないということになっております。 ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 実は、この防衛施設技術協会、どんなことをやっているのかなと思って、いろいろホームページその他から、寄附行為ですね、財団法人ですから、これを読ませていただきました。  やっていることは、防衛施設に係る建設技術、ちょっと省きまして、等、技術的事項に関する資料の収集、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今おっしゃった現場監督業務をやっておられるんですね。で、先ほど御答弁いただいて、この防衛施設技術協会で一番長い人七年間。その前は防衛施設庁出身。本当は現場監督と発注者がやれば済む話であって、わざわざその公益法人に移して、そこに防衛庁から、後ほど質問させていただきま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、本来、防衛施設庁が自前でやれることなんですよ。で、むしろその防衛施設庁で長年勤務してたからその防衛施設技術協会に移っても現場監督ができるということであって、それをわざわざそっちに移して、まあ数字こちらで読み上げますが、ここの施設協会、この財団法人のです...全文を見る
○浅尾慶一郎君 じゃ、少し細かい話を聞かしていただきますけれども、今の防衛施設技術協会で、随意契約で流れているんですね、そのすべて。その今申し上げた現場監督業務というのは、これ競争入札じゃないんです。もう随意契約なんです。随意契約で幾ら年間で防衛庁からお金が流れているか、まずその...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今日、財務省お越しいただいておりますが、これ、先ほど申し上げた随意契約ということなんですが、随意契約というのはもう会計法の二十九条の三で定められていますが、まず、その随意契約というのはどういうもので、こうした場合に適切、どういう場合が望ましいのかということをお答え...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もちろんです。
○浅尾慶一郎君 そこで、長官に伺いますが、今四類型お話がありました。これ、随意契約になっていますが、競争が許されなかったのか、現場監督ですけれども、競争が許されなかったのか、競争すると不利だったのか。まあ緊急ということはないでしょうから、そのどちらだったんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 長官に申し上げますが、今、財務副大臣がお答えいただいた四つの類型のどれに当たるか、答えてください。
○浅尾慶一郎君 そうすると、今の四つの類型のどれに当たりますか、会計法で定める。
○浅尾慶一郎君 ですから、もう一度、先ほどおっしゃった四つの類型のうちのどれに当たるか、お答えいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 先ほど私は質問させていただいたのは、競争を許さないというのは、恐らくその防衛施設庁にいた人が、まあ百歩譲って、基地建設はいろんな機密もあるということで競争を許さないという多分答弁になるんだと思いますが、だとすれば、むしろその財団法人でやるよりも本体でやるべきだと思...全文を見る
○浅尾慶一郎君 繰り返しの質問になりますけれども、競争が許されない状況だというふうにお答えになられました。そうすると、選択肢は、ここを使うのか、あるいは防衛施設庁、あるいは解体後の防衛庁でやるか、先ほど私が提言したように国土交通省でやる、まあ国がやるかですね、国がやるか、財団法人...全文を見る
○浅尾慶一郎君 これ以上このお話を聞いても同じような御答弁になると思いますが、実は、ほかにも防衛庁所管の公益法人が幾つもございます。そういうものもいろいろ調べてみますと、かなり随意契約が入っているということなんですが、すべての公益法人について、今御答弁がありましたけれども、そこに...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、調査委員会の質問通告もさせていただいていますが、これちょっと時間がないんで飛ばして、次の、今回の職員三名容疑者となっておりますが、職員と元職員ですね、それに対する求償について伺っていきたいと思いますが、まず、この当該職員の犯罪により、国がどのくらいの損害...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちなみに、防衛庁に伺いますが、防衛庁、施設庁も含めた発注工事の平均落札率はどれぐらいですか。
○浅尾慶一郎君 全体の平均値で結構です。今手元にある数字、中身を読んでいただければ結構ですけれども。
○浅尾慶一郎君 空調工事についてはございますか、今回の。
○浅尾慶一郎君 今、九七・一%という平均落札率のお話をいただきました。  今回問題になりました三宿の病院ですね、新設そして追加。これ、新設の方が八八・六三ですね、平均でいうと。追加の方が九七・九〇という数字になっています。  何を申し上げたいかといいますと、建設も、そして空調...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう一度同じ質問をします。  今回事件になったものの平均落札率とそして全体の平均落札率がほぼ一緒なんです。だとすると、ほかも疑わしいと思うのが私は世間の常識だと思いますが、長官はその世間の常識に従うのか、それとも長々と別の答弁をされるのか、もう一度同じ質問をいた...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今おっしゃった落札率一、一〇〇%もかなりあるんですよ。これはもう、で、一〇〇を超えるものは会計法で駄目だという、会計検査院がはねるから一〇〇は超えられないということなんですが。  別の切り口からいきますけれども、私ほとんどこれ、談合、今業者が談合しているというふ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今日、会計検査院もお越しいただいています。  問題があった場合に、その今のお話で予算執行職員等の責任に関する法律に当たらない場合は、会計検査院としては、民法七百九条における不法行為による損害賠償を求めることを通例、推奨するんだと思いますが、具体的に本件についてど...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そこで、長官に伺いますが、まずこの三人、容疑者ですね、これ、事実が固まった段階で民法七百九条の裁判を起こす意思があるかどうか。
○浅尾慶一郎君 そして、先ほど来申し上げていますが、ほかの者もかなりそういう疑いがあると。ほかの者について出てきた段階ですべて民法七百九条の訴訟を職員、そして相手方の企業、場合によっては、その他関与しているというそのコンサルタントとか、いろんな人が出てきた場合には、すべてに対して...全文を見る
02月22日第164回国会 参議院 憲法調査会 第1号
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○浅尾慶一郎君 私の方からは、今回の調査に参らせていただきまして私自身が持ちました印象について幾つか述べさせていただきたいと思いますが、まず第一にポイントとして申し上げたいのは、国民投票というのはすべからくその国の制度の中に組み込まれているものであるので、他国の例をそのまま持って...全文を見る
03月09日第164回国会 参議院 予算委員会 第8号
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○浅尾慶一郎君 まず最初に外務大臣に伺いたいと思いますが、日中関係につきまして、昨年、日本の在外公館に対して様々な国際法上違反の行為を中国国内において行われているというふうに承知いたしておりますが、この点について、認識及び原状回復、そして謝罪をどのように求めていくか、お答えいただ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 続きまして、日本とイランとの関係について伺いたいと思いますが、イランの核開発について、まず現状をどのように把握されているか、お伺いいたします。
○浅尾慶一郎君 仮に安保理に付託になった場合に、まあ最悪のケースは、イランが頑張って、結果として経済制裁になるということだと思います。これは我が国にとっても余り望ましいことではないというふうに思いますが。  まず、仮に経済制裁になった場合、日本の輸入の原油の一四%はイランから来...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、私の質問はもう少し簡単な質問でありまして、つまり、長期契約がないと入ってこないというものなのか、それともスポットで市場で買えるというふうに考えておられる。まあこれは一かゼロかで答えられないかもしれませんが、どちらに比重があるか。それによって日本の資源外交ある...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、もう少しはっきり申し上げますと、仮に国連の安保理が経済制裁をした場合に日本が付いてくるだろうかというのが国際的な心配が若干あるわけであります。で、私は、これは仮にそうなったら、これは日本は付いていかざるを得ない、付いていくべきだというふうに考えておりますが、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちょっと議論がかみ合いませんので外務大臣に伺いますが、私、今安保理で仮にそういう制裁決議が出た場合には日本は従うべきだ、当然従うべきだというふうに思っていますが、外務大臣はどのようにお考えですか。
○浅尾慶一郎君 それでは、次の質問に移らさしていただきたいと思いますが、今日は与謝野経済財政担当大臣もお越しでいらっしゃいますし、竹中総務大臣もお越しでいらっしゃいますが、まず与謝野大臣に、名目成長率、これはどういう式で出されるか、ちょっとお答えいただけますか。
○浅尾慶一郎君 それでは、名目金利はどういう定義でございましょうか。
○浅尾慶一郎君 名目金利は、実質金利プラス期待インフレ率で決まるということでよろしゅうございますか。
○浅尾慶一郎君 リスクプレミアムはそのとおりでしょうけれども、国の場合はリスクプレミアムゼロと、例えば国債の金利の場合はリスクプレミアムゼロと考えてよろしいでしょうか。
○浅尾慶一郎君 それでは、日本の場合のリスクプレミアムはいかがでしょうか、円で。
○浅尾慶一郎君 我が国であっても、しかも円表示であってもリスクプレミアムが出る可能性があるというふうに御答弁だというふうに理解しますが、確認のためにもう一度。
○浅尾慶一郎君 なぜその二つを細かく伺っているかといいますと、竹中大臣もお越しでいらっしゃいますが、名目成長率の方が名目金利より高くなると主張をされておられます。  これ、まあそれはそうなれば理想的なんですが、実際にはこの名目成長率、先ほどおっしゃっていただいたように実質成長率...全文を見る
○浅尾慶一郎君 大変言葉は多いんですけどね、なかなか理解しづらい説明だというふうに思います。  具体的に言いますと、実質成長率と実質金利、実質成長率の方が実質金利より高くなるという説明であればよく分かるわけでありますが、実質成長率が実質金利を超えるということは、お金を持っている...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、確立された考え方がないとかあるとかという話をしているわけではなくて、そのことをベースにもう既にいろいろ政策を決めておられるわけですね、あるいは主張をされているわけですね、名目成長率の方が名目金利より高くなるということを、竹中大臣はそのことをベースに主張された...全文を見る
○浅尾慶一郎君 一つ一つ伺っていきますが、今、長期的に高かったとおっしゃっているのは九〇年代以降のことではありませんか。
○浅尾慶一郎君 なぜこのことにこだわるかといいますと、名目成長率の方が高くなるという、あるいは名目金利の方が低くなると、特に国債金利というふうに置き換えて言った方がいいかもしれません。だとすると、そのときに国債を買う人というのは、まあリスクプレミアムがゼロだから買っているというこ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 一点だけ確認させていただきたい。  理論的に説明することはなかなか難しいという答弁でよろしゅうございますか。
○浅尾慶一郎君 理論的に難しいということで、幾つかの論文があるけれどもなかなか統一的なものがないということだと思いますが、一方で竹中大臣は、そうなるように政策運営をするというふうにおっしゃっています。理論的に説明できないのに、どうやって政策運営するんですか。
○浅尾慶一郎君 確認させていただきますと、政策として、名目金利を常に名目成長率より低くするということを政策的にできる手だてがあるというわけではないという理解でよろしいですね。
○浅尾慶一郎君 まあ理想的というふうに申し上げたのは、少し訂正させていただきますと、国の財政にとっては理想的ですが、資本家にとってそれが理想的かどうかは、資本家からするとそれは間抜けな行動というふうに取られてもおかしくはないと思いますが、そこはちょっと訂正させていただきたいと思い...全文を見る
○浅尾慶一郎君 経済財政諮問会議の委員の中でも意見が違うということは、それはいいことだと思いますが、同じメンバーである官房長官ももし今の件について御意見があれば伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 この点についてはこれ以上質問しませんが、是非その合理的に考えられるような説明のやり方で経済政策をつくっていただきたいということを申し上げたいと思います。  次に、ライブドア問題、耐震偽装問題について伺っていきたいと思いますが、私は、この問題はいろんな問題があると...全文を見る
○浅尾慶一郎君 一つだけちょっと数字を通告してありますんで伺いたいと思いますが、アメリカのその実際の損害、判例でですね、実際の損害と懸け離れた懲罰的損害の額でどれぐらい差があるか、一番大きいケースで把握しているところ。
○浅尾慶一郎君 少し、ちょっと誤解があってはいけないので、私はその懲罰的損害を直ちに入れろということを申し上げているわけではありません。しかし、今の日本の世の中、あるいは例えば会社法の体系そのものも大陸法から少し英米法的になってきていると。なおかつ、規制をなくして、原則自由という...全文を見る
○浅尾慶一郎君 その具体的な金額も、通告をしてありますので、お答えいただけますか。
○浅尾慶一郎君 ライブドアのケースで額を実は通告してありますので、今の証取法で認定される額としてお答えいただければと思います。
○浅尾慶一郎君 今の法律に基づいて、法律どおりに今日例えば訴訟が提起された場合に、額として幾ら、これは法律に書いてありますから、なるかということを伺っています。
○浅尾慶一郎君 それでは、後ほどこのライブドアについて伺います。  まず、耐震偽装の方で、現行法令上の瑕疵担保責任、販売主の瑕疵担保責任で賠償されることが命じられる額というのはどういうものになりますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 いろいろ伺ってきているんですが、なぜこういうことを伺っているかといいますと、もう少し分かりやすい例で申し上げた方がいいかもしれません。  ライブドアだと被害者が投資家であって、これはよく分からないとか、耐震偽装については、これ被害者は購入者ということになると思い...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、例えば、民法には入れないけれども国土交通省が所管している業法の中に入れていく、あるいは証取法の中に入れていくという考え方について、それぞれ、北側大臣、与謝野大臣、いかがですか。
○浅尾慶一郎君 先ほど私の考え方は申し上げさせていただきました。世の中の流れが変わってくる中で、懲罰的損害というものが日本の中に今までは余りなじまない考え方だったということだと思いますが、それがいいかどうかは別として、場合によってはそれが必要になってくる。それが必要になってくる世...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、次の質問に移らさしていただきたいと思いますが、先ほど名目金利、名目成長率という話をさしていただきました。これは、財政再建との絡みでそういう議論になっているんだろうというふうに思います。  私は、財政再建といったときに、まずは増税の前に資産を売却していく...全文を見る
○浅尾慶一郎君 国家公務員の休息時間が廃止になると、地方公務員の休息時間についてどういう取扱いをすべきかということを各自治体に総務省からお話をされるんだと思いますが、どのような話をされるか、その点、まず伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 一点だけ、その休息時間の中で細かい点を伺いたいと思いますが、国家公務員の休息時間はお昼休みに集中をしていました、基本的にはですね。ですから、事実上、お昼休みのうち、一時間のうち三十分は有給の時間と、勤務時間としてカウントされる時間であったと。  そもそも休息時間...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは次に、先ほど内藤委員からも年金の統合について御質問、御質疑をさせていただきましたが、共済年金と厚生年金の統合で、職域加算の今後の在り方についてどういうふうに考えておられるか、所管の谷垣大臣に伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 今、職域加算を廃止する場合には民間の三階建て部分のようなものを導入すべきだという御答弁をいただきましたが、総務大臣に伺いますが、公務員の、国家公務員の退職金を計算するときに、民間の三階建て部分を含めて調査し、計算していませんか。
○浅尾慶一郎君 いろいろ読まれていますけれども、要するに簡単に申し上げますと、民間企業の退職金を調査します、その退職金は民間の中のいわゆる退職一時金と、そして退職金という形、一時金としてもらうか年金でもらうか両方を含めて調査をしているはずなんです。年金でもらえる部分を一時金でもら...全文を見る
○浅尾慶一郎君 なぜそこにこだわったかといいますと、先ほど谷垣財務大臣が、仮に職域加算を廃止する場合には民間の三階建て部分、正に企業年金の部分も含めて代替措置を入れなければいけないと。もう既にその部分は調査し払っているものに更に乗せるということを言われたのかどうか、もう一度確認さ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 これから検討されるということであれば、これは何回かこの予算委員会の中で指摘をさしていただいておりますが、これは、この部分は完全に二重支給なんですよ。二重支給でないという言い訳のために、公務員の方は現役のときに身分上の制約があるから退職した後に余計年金を払いますよと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 差を知りたいので教えていただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 つまり、職域加算がある結果、厚生年金の平均が九万二千五百九十八円、地方公務員共済の平均は十八万八千五百九十八円、国家公務員共済は十七万二千二百五十六円ということで、九万円近い差があるわけですよ、そこで、既に職域加算の部分で。それはそれで、職域加算は例えば企業年金の...全文を見る
○浅尾慶一郎君 特に、身分上の制約といったときに、守秘義務等は民間企業も課されられているわけですから、一番大きいのは労働基本権なんです。ですから労働基本権を付与すれば身分上の制約はほぼ民間企業と一緒になるというふうに理解していますが、その点について、どなたに、総務大臣でしょうか、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 まあ官に厚いということは少し改めていかなければいけないということだと思います。  もう一点だけこの点について伺って終えたいと思いますが、なぜ年金が高くなるかということについて、追加費用があるから事実上そうなっているんだと思いますが、現在の追加費用の額はどのような...全文を見る
○浅尾慶一郎君 これ追加費用、今後厚生年金と共済年金統合した場合に、まさか厚生年金側にその分を負担するということにはならないでしょうね。その点をちょっと厚生労働大臣に伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 終わります。
03月17日第164回国会 参議院 予算委員会 第14号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  総理とこの予算委員会の場で質疑をさしていただくのもおかげさまで六回目になりました。場合によっては、多分、総理と質疑をさしていただくのは最後の機会じゃないかなというふうに思いますんで、是非今日は真摯な、そして実のある議論をして...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、本論に入らさしていただきますが、今日は外交・防衛ということで議論をさしていただきたいと思いますけれども、私は外交というのは、まずは日本の国が、自分の国がどうあるかというのがあって、そして外交をやっていくのがまず基本ではないかなというふうに考えております。...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ビザがなくなったのは昨年の三月からというふうに理解しております。  私調べましたのは、その三月前のことを調べたときに台湾の要人の来日リストというのをいただきましたけれども、今申し上げました連戦国民党主席については把握をしてないと。しかし、〇一年十二月、〇二年六月...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非よろしくお願いしたいと思います。  次の質問に移りますが、東シナ海の資源開発等について日中協議がございました。で、その中国側の提案は、新聞によりますと、報道によりますと尖閣諸島を含む海域の共同提案というものがございましたが、まず外務大臣に伺いますが、そうした...全文を見る
○浅尾慶一郎君 共同開発の提案です。
○浅尾慶一郎君 私がなぜそのことをまず伺ったかといいますと、先般、外務省に確認しましたら、中国側の今回の提案については公表しないでくれということになっているので公表はできないという答弁でありました。一方で、新聞報道ではいろいろと出ているわけでありまして、一方、日本側が出している提...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非、双方にとって協力の海になるようにしていただくようにお願いしたいと思います。  私は、この東アジアの地域の安定そして外交のためには多面的な取組が必要だというふうに考えております。先ほど、それはまあ当たり前のことでありますけれども、李登輝さんのことを申し上げさ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 冒頭申し上げましたけれども、外交の基本はやっぱり主体性、日本の国がどうしたいかということを基本に考えていかなければいけない、そういう中で台湾との経済交流は進めていくと、そのためにできることはどんどん取り組んでいただきたいという趣旨の発言でございます。  次に、米...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう一点、実はお願いさせていただきたいんですが、その地元の自治体は様々な不安も持っています。どういうふうになるか分からないという意味でですね。そこで、その自治体の方々がいろんな御要請を防衛庁なり外務省にされる、それが米側に伝わっているかどうか分からないと。伝わった...全文を見る
○浅尾慶一郎君 思いは共有していただいたんですが、私が申し上げたのは、米側にこういう話をしたと、しかし、その途中経過も含めて、全部を言えというわけは、無理だと思いますけれども、そういう話をした方がうまくその地元も納得するんじゃないかということを申し上げたわけであります。  その...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私、今の長官の御答弁は少し違うんじゃないかなと思います。  アメリカに任せていたら二十年、三十年掛かるというのは、正にアメリカが自分のところの再編、戦略に基づいて米軍の再編をしているわけですから、日本側の事情だけで、日本側が負担しないから、じゃ、そこはゆっくりや...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それはもちろん別の問題ではあります。しかし、私が申し上げたいのは、片っ方で八千億円強のお金をもしかしたら出すかもしれないと、片っ方で二十五億、たしか二十五億、大きなお金ですよ。でも、二十五億が大きなお金だったら八千億というのはどんなお金なんですか、物すごく大きなお...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私は、これから防衛施設庁の話に入ってまいりますけれども、防衛庁そして外務省に是非しっかりと交渉していただきたいということを申し上げさしていただいて、防衛施設庁の話に入ってまいります。  実は米国との間の交渉、文書で決まったことも全然守られていないということをこれ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、地位協定上の問題とおっしゃっていますが、地位協定には雇用及び労働の条件は日本国の法令で定めるところによらなければならないと書いてあるんですよ。地位協定に全く問題ないんですよ。答弁おかしいんじゃないんですか。
○浅尾慶一郎君 三年間、しかもその日本の法制守らなきゃいけないと書いているのに、なぜ三年たつのかということと、そして、先ほど申し上げました、法律はしっかりと守っていただかなければいけないわけですから、労働基準監督機関における監督指導の流れというのがありまして、労働基準関係法違反が...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ですから、まあ都合が悪いからごまかされているんだと思いますが、日米地位協定には日本の法制を守らなきゃいけないと、アメリカが認めているわけですよ。守んなきゃいけない、それに署名しているわけですよ。ですから、すぐにやればいいだけの話なのをやらないから、先ほどの、それな...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私は、余りこの議論をしてもまともなお答えにならないんでこれ以上続けられないと思いますけれども、もう一点だけ申し上げておきますと、別に米側と、この日米地位協定第二条五項というのがなければ、それは折衝するというのは当たり前だと思うんです。しかし、もう既に地位協定でもっ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 地位協定……(発言する者あり)
○浅尾慶一郎君 これ以上質問しても、この答え、この問題についてまともに答えていただけないと思いますが、日本の法律だけではなくて、アメリカ側も日本の法律を守ると、しかもはっきりと雇用の問題について守ると書いてあるわけですからそれはしっかりとやっていただきたいと。併せて、高齢者雇用促...全文を見る
○浅尾慶一郎君 天下りの話は、基本的には私はやっぱり人事制度につながる問題だろうなというふうに考えております。同期が事務次官になるとほかの人は辞めなければいけないという今の制度に問題点があるんではないかというふうに思っていますんで、是非、だれかが事務次官になっても残りの人が残ると...全文を見る
○浅尾慶一郎君 まず、委員長にちょっとお願いしたいと思いますが、先ほど総理が調査すると約束をしていただいた公益法人と国との間の随意契約の調査について、そしてそれがどういうふうに再委託されているか。併せて、それぞれの公益法人にどういう人が天下りで行っているか、その調査についてはしっ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 公務員制度の問題で、定年を延長するというのは私は是非あるべき方向だというふうに思っています。併せて、しかし公務員制度のおかしいところはやはり正していかなければいけないというふうに考えています。  この予算委員会の場において、私は、かつて昇給の問題あるいは休息時間...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今おっしゃった差が大きいというのは、しかし、この数字は厚生労働省が出したものでありまして、なおかつ二十年以上の、それぞれ二十年以上入っておられる方で比較しても四万六千円、国家公務員の方の方が多いんですよ。四万六千円、国家公務員の方の方が年金が多いというのは事実なん...全文を見る
○浅尾慶一郎君 まだ様々議論をしなきゃいけないところですが、私の時間が参りましたんで、最後に一言だけ。  その法律の問題について、法律で禁止されているからこれだけ多くの特典があるというのは、民間企業の就業規則を守ってられる方に対してやはりこれは納得を得られないということだけ申し...全文を見る
03月28日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○浅尾慶一郎君 まず冒頭に、今、小泉委員の方から同じ神奈川の話をいろいろされたので、その重ならない部分だけ伺って、次の質問に入りたいと思いますが。  キャンプ座間について、これは三月末に向けての米軍再編の中で、まあ地元の自治体としては負担増ということが言われておりますし、またそ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非、地元の皆さんが納得はできなくても理解ができるような、少なくともですね、そういう情報開示と交渉をお願いしたいというふうに思います。  今日は、先般の予算委員会でも取り上げさしていただきましたけれども、こういう地位協定あるいは特別協定を結んでも実際に守られてい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 答弁、違っているんじゃないですか。どういう違反があるのかということを聞いているんです。
○浅尾慶一郎君 解決した問題は結構です。今の違反の状況を答えてください。
○浅尾慶一郎君 こうした点は労働基準法違反であるということを三年前に指摘をさせていただきました。なおかつ、日米地位協定第十二条五項には、これはもう既に三十年ぐらい前に日本とアメリカとの間で結ばれた、昭和三十五年六月二十三日に発効していますが、日米地位協定の第十二条五項には、雇用及...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そもそも、協議を行うこと自体、私はおかしいと思うんですね。日米地位協定に日本の法令に従うと書いてある。何のために協議を行うんですか。
○浅尾慶一郎君 もう一回質問申し上げます。  日米地位協定には、労働の条件は日本国の法令で定めるところによらねばならないとはっきりと書いてあります。したがって、協議をする必要がないんではないか。つまり、日本の労働基準法に従わせます、その一言で済むんじゃないですか。なぜそうしない...全文を見る
○浅尾慶一郎君 では、具体的に伺いますが、この「別段の合意」という中で、労働基準法違反を含めて政府として合意をされた事実はありますか。
○浅尾慶一郎君 もう一度同じことを繰り返し質問させていただきますが、是非、質問の趣旨を踏まえて答弁していただきたいと思いますが、別段の合意を、アメリカ側が使用するのは分かります、しかし地位協定に日本の法令で定めると書いてあって、日米で合意した事実があるのかないのか、それを聞きたい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 同じ質問をしますけれども、別段の合意を日米で交わしましたか。
○浅尾慶一郎君 したがって、別段の合意もしていない、日米地位協定では日本の法令を守るというふうになっているんですから、なぜ守らないんですか。
○浅尾慶一郎君 その交渉というのは、地位協定が結ばれてなくて、なければ交渉するのは認めますよ。しかし、もう地位協定にはっきり書いてあるのを交渉する必要がないでしょうということを申し上げているんです。
○浅尾慶一郎君 繰り返しになりますけれども、地位協定には日本の法令を守ると書いてある。日本の法令を守ってないと、三年前から指摘していると。単に気付かなかったのなら、三年前に指摘した段階で、アメリカも地位協定を守ることを合意しているわけですから、守るというか地位協定に書いてあるわけ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 労働基準法によりますと、労働基準法違反があった場合には労働基準監督署が雇用主に対して是正勧告をするということになっています。そういうことは厚生労働省としてするつもりはないですか。
○浅尾慶一郎君 問題の本質は、法律によると、日本の法律によるということを日米地位協定に書いてあって、先ほど来指摘をさせていただいておりますように別段の取決めもされていないと。しかも、なおかつ申し上げますと、米軍、駐留米軍で働いております労働者は法律上の関係でいいますと防衛施設庁長...全文を見る
○浅尾慶一郎君 では、防衛庁長官に伺いますが、なぜ日米地位協定に、第十二条五項にはっきりと、労働の条件は日本の、「日本国の法令で定めるところによらなければならない。」と書いてあることを、その旨伝えて、先ほど来申し上げております交渉する内容ではないと、地位協定に書いてあるとおりに守...全文を見る
○浅尾慶一郎君 地位協定に規定されていることですから交渉する必要がないんではないかということです。なぜ交渉されるんですか。
○浅尾慶一郎君 それでは、なぜ地位協定に、地位協定にこういうこと書いてなければ私こんなこと申し上げませんよ、書いてあるんであれば別段の定めを特に結べばいいじゃないですか。別段の定めも結ばずに交渉もしているというのは明らかに矛盾であり、これは三年前から指摘をしているのに実際に交渉し...全文を見る
○浅尾慶一郎君 繰り返しになりますけれども、地位協定に日本国の法令によるところ、定めるところに従うと書いてあると。別段の定めがあればこういう質問の仕方はしませんが、別段の定めも、別段の合意もしていないということになれば、その交渉をするということ自体がおかしいと私は思いますが、防衛...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ですから、質問をよく聞いてください。日米地位協定に日本国の法令で定めるところによると書いてあります。ですから、日本国の法令に違反しているんであれば直ちに直すというのが筋ではないかと。なぜ交渉をするんですかと。
○浅尾慶一郎君 ですから、協定に書いてあると。使ってるのが米国側どうのこうの、使ってるのが米国側だから日米地位協定の第十二条五項を結んだわけでしょう。だとすれば、何で結んだんですか、ここで。こういう、日本の法令を守るということで。意味がないじゃないですか。
○浅尾慶一郎君 ですから、協定上書いてあるんであれば、なおかつ事実関係を申し上げますと、雇用主は防衛施設庁長官なんです。ですから、防衛施設庁長官と在日米軍、駐留軍で働いている労働者との間の労働契約、労働協約を労働基準法に合致するように改めればいいだけの話であって、別に日米地位協定...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、米側に日米地位協定違反だという指摘を過去にしたことがありますか。
○浅尾慶一郎君 私の質問は、米側に日米地位協定第十二条五項に現状は違反してますという指摘をしたかしてないか、その点です。
○浅尾慶一郎君 ですから、地位協定に違反しているかしてないか指摘したかどうかということです。
○浅尾慶一郎君 もう一度同じ質問をします。日米地位協定十二条五項に、現状、違反してるという指摘をしたかしてないか。
○浅尾慶一郎君 地位協定の第十二条五項に違反しているかどうか米側に指摘したかどうか。イエスかノーか、端的にお答えいただきたい。
○浅尾慶一郎君 なぜ、日米地位協定第十二条五項にこれほど明瞭に書いてあるにもかかわらず、地位協定十二条五項に違反していると指摘をしないんですか。
○浅尾慶一郎君 地位協定に明瞭に書いてあることを指摘するべきだというふうに思います。  なぜこういう指摘をしているかというと、労働基準法違反の件も大変重大な問題だと思いますが、この間のいろんな日米の交渉を見ていますと、アメリカ側の言い分はかなり、もう決まったことだからということ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 強い姿勢云々というのは、地位協定にこういうふうに明文の規定がなければ、強い姿勢というのは正しい表現だと思いますが、明文の規定があるわけですから、地位協定に違反してると一言言えば済む話だと思いますが、なぜ言われないのか、そのことを伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 同じ質問を何度もさせていただいて大変光栄なんですけれども、地位協定の十二条五項に違反してると。これは国家間の協定です、約束です。そのことを指摘すれば済む話を、なぜそういう指摘をしないのか。指摘をしないとすれば、その理由を、こういう地位協定をわざわざ結んでいるにもか...全文を見る
○浅尾慶一郎君 問題意識を持ちながらというか、すぐに、即刻、地位協定に違反しているということを次回の交渉のときに日本側から伝えて、地位協定に違反しているから日本の労働基準法に合致した形に改めるという申入れをすれば、普通の状況であればそれで済む話だと思うんですが、そうされないんであ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 厚生労働副大臣お越しでございますんでちょっと、労働基準法がどれぐらい強行法規としての可能性があるのか。是正が図られない場合、手続としてはこれ、是正勧告というのが法違反が認められた場合はすることができて、それでも是正が図られない場合は司法処分ということですが、罰則な...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是正勧告からその是正までの間、守られない場合の司法処分までの間の通常の平均期間というのはどれぐらいですか。
○浅尾慶一郎君 まあ、期間はケース・バイ・ケースということですか、その。
○浅尾慶一郎君 三十万円以下の罰金又は六か月以内の懲役ということですが、対象はこの防衛施設庁長官になるわけでしょうか、本件でいえば。
○浅尾慶一郎君 普通の民間企業であれば、是正をしなければそういう、最終的には罰金ないしは懲役になると。  それから、繰り返しになりますけれども、二〇〇三年の四月十七日に私、この問題を指摘をさせていただきました。三年間是正がされていないこともかなりあると思いますし、なおかつ地位協...全文を見る
○浅尾慶一郎君 完全に地位協定違反ということは、協定違反なんですね、これは。  それで、それを粘り強く交渉するということ自体が矛盾だと思いますが、百歩譲って、そういう姿勢で臨まれるということであれば、いつ、あとどれぐらい交渉したら地位協定違反ということをはっきりと米側に言うのか...全文を見る
○浅尾慶一郎君 相手があることというか別に、地位協定に書いてあるわけです。相手も認めているわけです、これ、地位協定。なぜそれをすぐ指摘をしないのかということです。
○浅尾慶一郎君 今、二か月に一回というお話をされました。法律違反の状況を放置しておくんですか。すぐ申入れはしないんですか。
○浅尾慶一郎君 時期を早める、国会で法律違反を指摘され、なおかつ地位協定違反も指摘されたから、日本側から少なくとも時期を早める申入れをするつもりがあるのかないのか、伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 私は、労働条件ももちろん大事ですけれども、法律違反を見過ごす、なおかつ協定違反を見過ごす、その姿勢が問題だと思いますが、そういう姿勢は問題ではないと思いますか。
○浅尾慶一郎君 委員長に申し上げます。  国会の委員会の一つの役割は行政の様々な法的な問題について指摘をしていくということであります。この問題について予算委員会でも取り上げさしていただきましたが、今日はかなり深くこの問題について当委員会で取り上げさしていただきました。したがって...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう一点、その労働基準法関係でお話をさせていただきたいと思いますが、改正高齢者雇用安定法というのがこの四月一日から施行をされます。今までは高齢者の雇用については努力規定であったのが、今度は幾つかの形態に分けて義務規定に変わるという理解でありますが、そういう理解でよ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、米軍で働いております、駐留米軍で働いております労働者についても改正高齢者雇用安定法が義務規定で適用されるということになりますので、防衛庁長官はそのことも含めてしっかりと改善するようにお願いしたいと思いますが、御決意をお願いします。
○浅尾慶一郎君 では、次の質問に移りたいと思いますが、米軍再編に関してグアムへの移転経費の問題がいろいろと報道をされております。このグアムの移転経費支出のための法的枠組みをどういうふうにされるか、その点をまず伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 いや、伺っているのは、別に中身を伺っているわけじゃありませんで、これは当然、国会に対して、まあこれは別の委員会でもそういうふうにお話がございましたけれども、中身が決まった段階で国会に報告をし、そして法律の枠組みの中で処理をされるという理解でよろしいですか、協定では...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そのグアムの移転経費の当初米側の主張は、七五%負担をしてくださいという主張でございました。この七五%の根拠というのを何か持っておられるかどうか。  私は、恐らく七五%の根拠としては、アメリカの国防総省が発表した駐留経費負担の国際比較の中で日本の負担が七四・五%に...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、この七五という数字を伺いました。  それで、その七五というのはアメリカ側の統計で、日本の資料ですと五一%だということなんですが、実は、日本の五一%という数字を出す、日本側の負担、正にその地位協定そしてこの特別協定の中で負担している五一%という数字を計算するに...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私、なぜそういうことを聞くかというと、これ日本の数字に軍人軍属を含めて、そしてそのうちの例えば五割を日本が負担していますよということは、考え方というか、アメリカ側の軍人軍属、お金に色がないという考え方でいうと、も一部負担していると。実際はそうじゃなっていませんけれ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、アメリカ側はそれは入れていないと、要するに、きちきちなので。それで国際比較は、ちなみに申し上げますと、日本が軍人軍属の給与を入れなければ七五%ぐらい、ドイツが三二%、韓国が四〇%、イタリアが四一%、クウェートが五八%ということで、日本は突出して高いとい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そこは考え方の違いということで理解をいたします。  それからもう一点、在日米軍駐留経費、まあこの特別協定の中でも負担していますが、給与を始めいろんなものを負担しているわけでありますけれども、その立替払があるというふうに聞いています。つまり、実際に特別協定で負担し...全文を見る
○浅尾慶一郎君 百六十七億円については利子を取っていないというふうに聞いています。普通の日本国の、もし立替払を他国とした場合には、これは交渉だと思いますが、当然、利子を取ってしかるべきだと思います。利子を取っていれば、これは期間が十日から三か月ぐらいになるようなんで、今は低金利で...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私は、申すまでもありませんけれども、日米同盟は大事だと思っていますが、しかし同時に、日本の納税者あるいは日本の立場ということをはっきりと交渉の場では言うべきだというふうに思っております。  で、その米側が本来負担すべきものを一時的とはいえ日本側が負担しているんで...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間が参りましたので終えたいと思いますが、最後に一言だけ。  海兵隊のグアム移転で巨額の負担をするというような要求もされていると。そもそも米軍再編は、何も日本側が望んだものだけではなくて、米国の世界戦略の中で行われている部分もあるわけですから、日本の立場をそれぞ...全文を見る
04月11日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  本件については我が党は賛成でありますけれども、幾つか疑問点について質疑をさせていただきたいと思います。  また、国会の在り方が変わりまして、基本的には答弁は政治家に求めるという形でありますので、こうした技術的な案件でありま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 派遣されている方からすると、三億円というのは個人の負担というよりかは会社の負担ということになるんだと思いますが、次の質問とも絡みますけれども。  カナダの年金制度には、日本にありますように最低加入期間というのがどうもないようでありまして、したがって、我が国から派...全文を見る
○浅尾慶一郎君 その今十年ということをおっしゃいました。仮に、じゃ十年間カナダに暮らす人がいたとしたときに、その人は、今度協定が成立しますと、渡航したときからカナダの年金に加入して、帰国後は我が国の年金制度へ、十年間の保険料は払ってないんですけれども加入していた計算になるというこ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 二重負担の解消といったようなことのメリットはよく理解ができます。  一方で、しかし、今回の協定でも、例えば外務省の方がカナダに行かれた場合はこれは共済年金にそのまんま加入しているということで、日本の公務員の方の場合は共済年金にそのまんま加入しているんです。ですか...全文を見る
○浅尾慶一郎君 日本の場合は公務員の年金制度と民間が違うと。カナダの場合は、これは公務員も民間も一本であるというふうに聞いております。これは別の課題で後ほど質問をさしていただきたいと思いますが。  次に、この協定はカナダからの申入れから署名まで十一年掛かって締結されていると。も...全文を見る
○浅尾慶一郎君 メリットの大きいところからやるというのはよく分かりますが、いずれにしても、十一年掛かっているというのはちょっと掛かり過ぎなんではないかというふうに思います。  例えば、これはメリットが小さい国だと言われちゃえばそういうことかもしれませんが、ルクセンブルク、これは...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次、中国と台湾との社会保障協定について伺うつもりでしたが、今数の話をされたので先にほかの国の例を出しますと、カナダは四十五か国と社会保障協定を締結しているそうです。今おっしゃったアメリカ、あるいはイギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ等の国々もそれぞれ二け...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今御指摘いただいたとおりで、アメリカが比較的少なくて、それでも二十一か国、ヨーロッパの国はフランスが一番多いんでしょうけど五十七か国、翻って日本は七か国と大変少ないと。先ほど経済界の要望云々とおっしゃいましたけれども、確かにそれは経済界の要望もあるんでしょうが、や...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今御発言をいただきましたが、厚生労働省には年金局の中だと思いますが、わざわざ国際年金課という課までつくって体制を強化しているということですので、是非外務省の方でも受皿を強化していただいて、お互いの役所で連携を取ってすぐ進めていただきたいと。  まあ人が少ないとい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 じゃ今、人というお話をおっしゃったんで、その在留邦人が米国に次いで多い中国について伺いたいと思いますが、中国はそもそもその公的な年金制度がどうなっているのかよく分からないんですが、その中国との協定の締結についてどういうふうに考えられるか伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 中国についてはそういうことなんだろうなと思います。  在留邦人の多さでいうと、カナダに次いで多いのが台湾というところだというふうに聞いておりますが、台湾の年金制度はどういうふうになっておりますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 この協定の大本になっているのは年金の制度ということでありまして、今日は、麻生大臣は九月には自民党の総裁候補として、そして日本の総理大臣の候補としてということでありますので、少し年金制度そのものについて御所見を伺っていきたいというふうに思いますが。  年金制度の一...全文を見る
○浅尾慶一郎君 分かりやすいようにするのは私もそのとおりだと思います。そのためには、やはり一元化をするべきだろうなというのは私の考えですが、基本的には、国民年金を含めると基礎年金、一階建ての部分と、それから厚生年金や共済年金の二階建て、その上に企業年金とか職域加算といった三階があ...全文を見る
04月25日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○浅尾慶一郎君 額賀防衛庁長官にまずお伺いいたしますが、米国出張から戻られてすぐのところで恐縮でございますけれども、グアムへの移転経費、総額が百二億ドルということでありまして、そのうちの五九%を負担されるということを合意したということを先ほど読まれたということでありますけれども、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 高コスト構造というふうにおっしゃいますが、グアムあるいはハワイも、例えば旅行社で行くとそんなに高くないんですね、日本と比べても。ですから、それはもう少し精査が必要なんじゃないかなというふうに思います。  もう一点、これ質問通告していませんが、国会で御答弁いただい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いずれにしても、これは今後国会の中で、予算を伴いますし、また法的枠組みも変えていかなければいけない課題ですから、しっかりと審議をしていくべきものだというふうに思っています。  億ドルというと物すごい大きなお金なんですが、これは百億ドル、まあ一兆円ですね。日本側の...全文を見る
○浅尾慶一郎君 何でこういう質問するかというと、アメリカがアメリカの戦略に基づいて部隊を移すというのはよく分かることだと思いますね。たまたまそれが沖縄の部隊をグアムに持っていくと。それであれば、そこから先の判断は、日本が負担をするかしないかは日本側の判断ですということになるわけで...全文を見る
○浅尾慶一郎君 どうも議論かみ合ってないんで、お答えいただいてないんだと思いますが、私が申し上げたいのは、アメリカは間違いなく自国の戦略に基づいて今度のことをやっていると。たまたまそれは沖縄の負担の軽減にもなると。そこから先はもう少し外交交渉としてはいろんなやり方があったんじゃな...全文を見る
○浅尾慶一郎君 真水と融資という話がありましたので、真水と融資と分けて質問いたしますが。  まず、真水については、これは外務省、これはかつての大平外務大臣のときの国会答弁ということなんですけれども、いわゆる財政条項を含む国際約束には国会承認条約が該当すると。しかし、先に予算、こ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 予算は当然国会審議が必要ですから、いずれにしても国会審議にはなるんですけれども、より説明責任を果たすという形で言えば、協定は、これは国会で承認を事前に求めて、その上で予算措置をとるというのが正しいやり方だということを申し添えさせていただきたいと思います。  あわ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 スキームがはっきりしていないというのはそれはそうかもしれないんですが、合意する前に多少はスキームは考えておくべきなんじゃないかなというふうに思います。  いずれにしても、繰り返しになりますけれども、これだけ大きな話ですからしっかりと法律を作って対応していくのが正...全文を見る
○浅尾慶一郎君 竹島については残念ながら韓国が実効的に支配していると、外務省がそれをそういう言葉を使うかどうかは別として、事実上そうなっているというのは事実だと思います。それを日本の、もっと言えば、その実効支配を許した段階でかなり日本としては不利になっている、まあ不利と言うと語弊...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、委員長の方から不法占拠、まあそれは確かに不法占拠というのは、私も立場は一緒です。ただ、まあ言葉の上で先ほどのようなことを申し上げたんですが、そもそも不法占拠を許した段階でかなり立場的には厳しい状況になっているんではないかなというふうに思いますが。  もう一点...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、マルチチップの協定について伺っていきたいと思いますが、今日、時間が大分残り少なくなってきましたので、かなり幾つか通告しているものを飛ばしていきたいと思いますけれども、まず、このマルチチップ協定について、日本の企業が外国で支払わなくて済むようになる関税とい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 本協定はWTOにおけるマルチチップ関税の撤廃が実現されたら終了するということですけれども、WTOの交渉の状況はどういうふうになっていますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 WTOでそのマルチチップの関税が撤廃されれば、この協定に入っていないところに対しても対象になりますから、一番望ましいわけで、そういう意味でもWTOの交渉を是非進めていただきたいと思いますが。  同時に、このマルチチップについては日本側の関税はゼロなんですね。輸入...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、こうした品目についてマルチチップと同じような形で先行してやるということは特に考えていないというふうに理解してよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 先ほど外務大臣が、なかなかWTO妥結難しいということですから、そうであれば同じような形を取るのがいいんではないかなというふうに思います。  もう一点。  本協定には実は台湾も締約者として入ってきております。このマルチの中では台湾が入れると。しかし、日台との関係...全文を見る
○浅尾慶一郎君 台湾との関係というのはいろんな東アジアのコンテクストの中で様々考えていかなければいけないところがあると思いますが、今、関税地域としては認めているというお話でございました。そのほかの多国間の枠組みの中でも台湾を認める枠組みもあるでしょうし、そういうものの中で日本にと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の御答弁はそのとおりだと思いますんで、個別にいろいろと考えながら対応していけるような枠組みもしっかりと考えていくのが必要なんではないかということを申し上げておきたいと思います。  次に、マレーシアとのEPAに移らさしていただきたいと思いますが、まず、シンガポー...全文を見る
○浅尾慶一郎君 まあ、すばらしいという指摘があったものですから、もう少し厳しい質問をさせていただきたいと思いますが、約六億円、約十四億円というのは推計なんですね。これは、実は、例えばシンガポールから幾ら物が入ってきているかという貿易統計はあるんです。しかし、その中で、EPAによっ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 貿易統計はちゃんとあるわけでありまして、それは実際に入ってきたものを足し上げていっていると、その中にその関税額を入れていくと。多分、その現場の事務レベルも電子化されていればそんなに難しいことじゃないんじゃないかなというふうに思いますので、是非そこは御検討いただけれ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 外務省のこの説明の資料ですね、経済上の連携に関する日本国政府とマレーシア政府との間の協定の説明書の十七ページになるんだと思います。「この協定を実施するための特別な予算措置は、必要としない。」と書いてありまして、この予算措置といったときに、恐らくここで想定しているの...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、歳出のところについては今おっしゃったとおりで、それは事前の質問のときにも申し上げたところなんですが、歳入についても、今後は説明書の中でそういった減収があるんであれば書いておいた方が説明書としては親切なんではないかということでありますので、今後変える要素...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間の関係で恐らく最後の質問になってくると思いますけれども、この協定の締結によりマレーシアからの輸入品がどういうふうに安くなるか、これは消費者にとってもある程度メリットがないといけないというふうに思いますので。  例えば、マレーシアからどんなものが輸入されていて...全文を見る
○浅尾慶一郎君 御指摘のとおり、製材加工材でゼロから三・六%、パーセンテージでいうとそういうことなんですけれども、金額ベースでいうと百十五億七千六百万ということで、その業界としてはかなりメリットがあるのかなと、輸入の業者さんとしてはメリットがあるのかなというふうに思います。  ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 終わります。
05月12日第164回国会 参議院 本会議 第23号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会を代表して、ただいまの二報告に関して総理並びに関係大臣に対する質疑を行わしていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。  私事になりますが、連休中にヨルダンに行ってまいりました。そこで、インディー・ジョーンズの映画でも知られますペトラの遺跡を...全文を見る
06月01日第164回国会 参議院 外交防衛委員会 第21号
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○浅尾慶一郎君 国連腐敗防止条約の考え方については基本的に賛成でありますけれども、この条約で定められております責務について、国内法の整備がなされてない部分もあるというような気もいたしますので、その点について伺っていきまして、場合によっては、答弁が不十分であればかなり委員会の中で厳...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、公的部門については人事院、国家公務員倫理審査会、地方自治体については人事委員会等ということになるわけですが、公的部門についてはそういう組織が存在するということであります。それを充てると。  ちなみに、民間部門も当然この第十二条で規定されておりまして、民間部門...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いえ、私の質問は、今正に副大臣御答弁されたように、公的部門については人事院その他が対応する機関として存在していると。条約においては、そういう機関をつくらなければいけないと。民間部門をカバーする機関がなければ、これはそれができていないと。ですから、おかしいんではない...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ですから、今御答弁なされたのは機関ではなくて、指針その他の規則でありまして、それを監督する機関というのがないと。第六条に、「自国の法制の基本原則に従い、次の方法により腐敗行為を防止する機関を適宜一又は二以上設ける。」と。一と、「一又は二以上」と言っているのは公的部...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ですから、今おっしゃったように民間部門についてはないんです。  条約においては、英文が、和訳の方はこれ、適宜設けると、設置すると書いてあるんですが、適宜のところ、本当はアズ・アプロープリエートと書いてありまして、これは適宜というよりか適切に設けるというふうに訳す...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の答弁は、公的部門については、先ほど、人事院等既にそういう機関があるわけです。しかし、民間部門には副大臣が言われたようにそういう機関がない。ですから、それでは起草過程の議論というのは当てはまらないということになります。
○浅尾慶一郎君 伺いますが、ですから、私が申し上げましたように、既存の機関は公的部門にはあります、人事院とか。民間部門に既存の機関というのは何が該当しますか。
○浅尾慶一郎君 それは答弁が異なります。先ほど、起草過程において、既存の機関があればそれを新たに設置する必要性がないということだったのが了解されたということですから、先ほど御答弁されたのは、起草過程において、既存の機関があればそれを新たに機関を設置する必要性がないというのが了承さ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 行動規範、会計基準というのは機関ではありません。したがって、機関があるということにはならないわけであります。ここで言っているのは、そういった指針その他、規則をしっかりと守らせる機関をつくらなければいけないというのが第六条の規定でありまして、現存する機関がその規則を...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それはもう、大変恐縮ですが、とんでもない答弁でありまして、経済産業省というのは必要な独立性が付与されている機関ではないわけです。この第六条に、その機関は必要な独立性が付与されてなければいけないということも書いてありますから、当然対象にならないと。それでは答弁になっ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、答弁になってないということでありますので、ちょっと止めてください。
○浅尾慶一郎君 今おっしゃったのは、企業会計審査会ですか、がその機関に当たるということでよろしいんですか。
○浅尾慶一郎君 十二条は、民間部門の腐敗を防止するために必要な措置をとるということが十二条に規定されております。今おっしゃった会社法とかその他証券取引法等の法律あるいは規則というのは必要な措置に当たるものでありまして、第六条で言っているのは、そうした腐敗を防止するための政策の実施...全文を見る
○浅尾慶一郎君 確認しますけれども、そうすると、その六条で定められている機関というのは審議会というのが御答弁ですが、その具体的な機関の名称を言ってください。
○浅尾慶一郎君 省庁が、省庁も含めて機関になると、省庁というのは経済産業省、金融庁も含めて機関になるという、そういう御答弁でよろしいんですか、本当に。条約に書いていることと違いますよ、それは。
○浅尾慶一郎君 人事院がそれはなぜ機関に当たるかというのは、人事院は必要な独立性を法的に担保されているからその機関に該当するということであります。ですから、経済産業省というのは正にその必要な独立性は担保されているというふうにはみなされないということでありますから、独立性を満たして...全文を見る
○浅尾慶一郎君 前の質問に繰り返しになりますけれども、第六条で定める公的部門の機関は人事院その他で担保されているというふうに理解をいたします。  しかし、民間部門の機関について答弁が混乱をしているようでございますので、それがないということであるならばないということを御答弁いただ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問をもうちょっと、もう一度聞いていただきたいんですけれども、十二条は措置を求めている、そのとおりです。第六条はその十二条、あるいは公的部門については第七条以下でその措置が求められているわけでありますから、第七条以下で定めている公的部門の措置を監視する機関とし...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ない。ないということになると、第六条の機関で定めるものは、これは第六条をそのまま読みますと、「締約国は、自国の法制の基本原則に従い、次の方法により腐敗行為を防止する機関を適宜一又は二以上設ける。」ということで、民間部門については設けていないということですけれども、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、理由を伺っているんです。
○浅尾慶一郎君 措置は十二条で定めるところでありまして、十二条に従って措置をとるのは、当然、民間部門の措置については十二条で定められていると。公的部門については七条以下で措置が定められているということでありまして、第六条はそれぞれの措置に対して対応する機関を求めているわけでありま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間の関係がありますんで、次の質問に入らせていただきたいと思います。  今日は、額賀防衛庁長官もお越しでございます。米軍再編についてかなり質問を出させていただいておりますが、本則のところから伺わしていただきたいと思いますが、そもそも論ということで、今回の米軍再編...全文を見る
○浅尾慶一郎君 海兵隊という部隊については、むしろその抑止力の中身が沖縄ないしは日本を守る性格というよりかは、前方に展開をしていくというのが海兵隊の性質だと思いますので、冒頭申し上げましたように、グアムの方が場合によっては新たな脅威が存在する地域に近いということを考えると、必ずし...全文を見る
○浅尾慶一郎君 総務省としてなかなか答えづらいということでしょうけれども、例えば現に基地を抱えております横須賀市、あるいは幾つか、神奈川でも座間とか相模原とかありますが、そういうところがその分の土地が仮に民間地、要するに国有地だから固定資産税評価額がゼロであって、したがって固定資...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間が参りましたので質問ではなくて意見で申し上げておきたいと思いますが、今申し上げたのは、例えば旧軍港四市については軍港法という新しい法律というか、そういう法律を作って無償譲与をしたということでありますから、そういうことも含めて、防衛庁長官として是非働き掛けをして...全文を見る
06月02日第164回国会 参議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  拉致問題の解決については、今るる御議論がありましたように、やはりいろんなカードを我が国が持つことが必要だと私も認識をいたしております。  そういう観点から幾つか質問をさせていただきたいと思いますが、今あるカードをいかに有効...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の今日の質問の趣旨は、いろいろ今ある法律の中でその適用ができるものはしたらいいと。今おっしゃったように、中古車はスクラップになる場合でも廃棄物にならないということになるとすると、別の考え方をしなければいけないんではないかというふうに思います。  その中で、次の...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非精査をしていただいて、すべて要するにその規制の対象にしていくということは一つのメッセージになるわけですから、その上で輸出が全部駄目だというわけではなくて、審査をして許可になる場合もあると。  ここから先は通告してあるものですけれども、まず、輸出者が自己申告を...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、小林政務官がお答えになられたとおりでありまして、キャッチオール規制で掛かっているものでも、キャッチオール規制というのは、先ほどちょっと申し上げましたが、外国ユーザーリストというのがありまして、そこに対象になるものについては申請をしなさいよということになっている...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非厳格な観点で、しかも輸出者にとっても分かりやすくなりますから、北朝鮮に出すものは全部申請をして許可をもらうという方が、自分でリストを見てやるよりは、はるかに分かりやすいと思いますんで、是非そういう方向でお願いしたいと思います。  次に、輸入の方に移らさしてい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 昨日、ちゃんとそれ、今のは質問通告してありますんで、是非よろしくお願いします。  そして、数字、これ農水省からいただいた、財務省ですかね、から来ている数字だと思いますが、これを読み上げますと、水産品の中で北朝鮮のアサリというのは二位になって、ズワイガニが一位で、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非それお願いしたいと思います。  実は、これは農水省の調査ということで、二月十六日に発表されております調査の内容ですけれども、農水省が店頭などで緊急の表示調査をした結果、国内産と表示されたアサリが圧倒的に多く、実際は、先ほど申し上げましたように六割が外国産なん...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非、書類では、もっと言えば、中国側の認識では、輸出側の認識では、自国にいったん入ったものは自国産でもいいというふうな、要するに日本が取られております、どこで一番が本当の原産地かという認識ではなくて、自国経由のものは自国の原産だというふうだとすると書類上の偽造もな...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、どなたでも結構です。
○浅尾慶一郎君 我が国においても同じようなことをやったらいかがかということです。
○浅尾慶一郎君 金融担当副大臣もお越しでございますけれども、今、金田外務副大臣が一つ大事なことをおっしゃって、アメリカが法律上認定できるものが日本の法律ではできないということであれば、冒頭申し上げましたように、できるように法改正をするというステップも一つのカードになるだろうと。つ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この議論の中で何回も申し上げておりますけれども、今ある法律を厳格に適用していくというのも一つのカードでしょうし、できないことを法律を作ると、その上で発動するかどうかは別の段階ですと。法律を作る方は立法府の責任でもありますが、私としては、今申し上げた法律を作るという...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次の、これは日本の中に法律がまだないものの話で、法制定をしていくべきだということで申し上げさせていただきたいと思いますが、北朝鮮のこと、これは北朝鮮がやっているというふうに考えていいと思いますが、ホームページにネナラというホームページがありまして、そこを見ますと、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 民主党としても人権法というものを用意しております。これは国会の中に出していきながら、新しい立法府の責任としてのカードの提供ということで力を入れてまいりたいと思います。  時間の関係で一番最後の質問、日中関係、北朝鮮に対しての中国のカードという質問は多分時間の関係...全文を見る
10月12日第165回国会 参議院 予算委員会 第2号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  安倍総理、総理御就任おめでとうございます。総理は、美しい国をつくるということだと思いますが、美しい国の基本はやはり公正な国でなければいけないというふうに思っています。公正な国ということは、事実と違ったらそれに対して毅然として...全文を見る
○浅尾慶一郎君 何かいろいろとやじも出ておりますが、週刊誌の記事をということではなくて、週刊誌に書いてあることが問題であれば、それは法的措置をとっていくべきだというふうに思いますが、そういう考えに立たないという、確認ですよ。
○浅尾慶一郎君 それでは北朝鮮の核実験の問題に入らしていただきたいと思いますが、国連の安保理制裁が出たとして、いろんな制裁の可能性があると思いますが、まず一つ、我が国の領海の中でこれ船舶の臨検を行う場合、主体はどこになりますか。
○浅尾慶一郎君 今御答弁いただいたのは日本の領海の中あるいは領海と接続するところということだと思いますが、それより広く、十二海里プラスアルファのところよりも広く二百海里という、EEZというのもありますが、そこについてはどういう見解になりますか。
○浅尾慶一郎君 私がこの質問をさせていただいておりますのは、国連の安保理制裁決議、我が国の政府としても求めているというのは報道されているとおりだと思いますが、当然のことだと思いますが、そのときにいろんな制裁の形態があろうかと思います。一番重要なのは、北が開発した核兵器がその他の国...全文を見る
○浅尾慶一郎君 法令の範囲内でということがありましたので、調べましたところ、日本の法令の中で言いますと、唯一公海上でそうした船舶の臨検ができるのは周辺事態に際して実施する船舶検査活動に関する法律と、ここにははっきりと船舶検査活動とは国際連合安全保障理事会の決議に基づいてと書いてあ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、この法律には国連安保理決議ということが書いてあるわけでありますが、適用される要件はもう一つありまして、周辺事態だという認定がされた場合でありますが、今回の事態は、この周辺事態の定義は、まず定義を読んでいただけますか。
○浅尾慶一郎君 今、正に御答弁いただきましたが、今回の北朝鮮の核開発はそういう事態に、そのまま放置すれば我が国の平和と安全に影響を与える、重要な影響を与える事態ですか。
○浅尾慶一郎君 現在の段階では周辺事態ではないというのは、そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれがあるというふうに認定しないからということですか。
○浅尾慶一郎君 昨日も舛添委員とその議論をされておりましたが、私は、国連安保理決議を求めるという声を出される、一方で、しかし日本として、法律は解釈ですけれども、この法律を解釈すれば臨検できるにもかかわらずしないというのは、一つ間違ったメッセージを送る可能性もあるんではないかなと思...全文を見る
○浅尾慶一郎君 事態が動いているというのはちょっと、現段階でのその国連の議論は北朝鮮が行ったと発表した核実験に対して議論をしているわけであって、新たな事態が加わって議論をしているわけではないわけですから、この議論に基づいた場合にその対応ができないという御答弁なのかどうか、その確認...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問の趣旨は、一方で安保理決議を要求し、一方で我が国はそれは参加しないというのは、国際社会に対してはなかなか通用しないんではないですかと。しかも、そのことがもし法律の観点で分かっているとすれば、新たな別な法律を用意するのが責任ある立場ではないですかという質問の...全文を見る
○浅尾慶一郎君 実は、その周辺事態法でなくても、海洋法に関する国際連合条約をいろいろと援用していくとできないことではないと思いますが、まず海洋法に関する国際連合条約に基づいて、自衛艦は軍艦に当たりますか。
○浅尾慶一郎君 条約上はそうなっていますが、国内法の法の整備はされていますか。
○浅尾慶一郎君 私の質問は、昭和六十三年に参議院の内閣委員会で当時の板垣議員が、条約は整備されているけれども国内法が整備されていないんで整備すべきではないかということに対して、当時官房長官でありました小渕元内閣総理大臣が、そういう勉強をしておいてもいいんではないかと。つまり、六十...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今回のように、北朝鮮が何か起こってから急に法整備するというのは、正に泥縄的な話だと思います。この話についても六十三年からずっと指摘をされている話をずっと怠っていて、起きたらこれでもって我々はやるんだといって世間に向かって宣伝するのは少しひどいんではないかなと。むし...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私がいろいろ申し上げておりますのは、ただ追加的な措置を政府として発表しましたと。それは政府は追加的な措置を発表しただけかもしれませんが、世間が受ける印象は、何か強く出ていると。しかし一方で、法律をいろいろ調べていくとできないことが一杯あると、そこに矛盾があるんじゃ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この問題、そろそろ終えたいと思いますが、最後にもう一回だけ、周辺事態のところですね、これよく読みますと、「そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態」の後に「等」という、官僚がよく使う「等」が付いているんです。この「等」の中に、についても...全文を見る
○浅尾慶一郎君 では次に、総理の再チャレンジについて伺っていきたいと思いますが、まず、再チャレンジ、私も実はずっと政治家になってからだれにでも何度でもチャンスのある社会をつくりたいということを言っていまして、まあそれが宣伝されるのはいいことかなと思っていますが、まず総理が再チャレ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 その具体論に入る前に、何でまず小泉政権のときにそれ取り上げられなかったんですか。
○浅尾慶一郎君 もう少し別の観点から質問さしていただきたいと思いますが、制度として、例えば何か事業に挑戦して失敗してそこから立ち直るという制度の問題なのか、そもそも再チャレンジをしようと思わない心の問題なのか、私はどちらかというと心の問題の方が大きいと思います。  これは総理の...全文を見る
○浅尾慶一郎君 人生が単線というふうに言われましたけれども、大分最近は複線になってきておりまして、いろいろと会社辞めて次の会社に移る人も増えてます。むしろ、そもそも最初の一歩を踏み出せない人が割合からすると昔から比べて増えているんじゃないかと。私はそちらの方が課題だと思いますが、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちょっと議論かみ合っていないかもしれません。  私の問題意識は、そもそもその中途採用に応募しようということも、努力をしても無駄だからと思ってしまっている人が割と増えています。そういう人たちに手を差し伸べなくてもいいというのも一つの考え方です。どちらの考え方に立た...全文を見る
○浅尾慶一郎君 働き掛けは是非行っていただきたいと思うし、私はそうすべきだと思います。  これは政治の中で、水飲み場に馬を連れていくべきだという考え方と、それはほっておけという両論あると思いますが、私はそれは連れていくべきだというふうに思っている。後ほどその細かい話はしますが、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私が、ニートの人も含めて是非これは少子高齢化の中で労働力としてカウントできるようにしていきたいという話をさせていただきましたが、今日、大田さんにまず、生産高イコール労働力掛ける労働生産性という考えでいいかどうか、そのことをまず伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 ちょっと分かりにくい話をさせていただいたのは、一人当たりの生産高というのが、人口が減っても、あるレベルであれば、仮に人口が減っても国民全体の経済レベルは維持できるだろうと。今申し上げましたように、お答えいただきましたように、生産高というのは労働力掛ける労働生産性と...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、大変大事な話をいただきました。経済界の方にもそういう人たちを採用してもらうように働き掛けると。  ただ、経済界の方の本音を伺うと、今日の新卒を採るのと三十歳のフリーターで働いてきた人どっち採るんだといろんな人に聞くと、今日の新卒採るという人が多いんです。それ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非、先ほど申し上げましたように、多くの人が労働市場に参加できるように、そして夢と希望を持って参加できるようにしていただきたいと思います。  次の質問に入らせていただきたいと思いますが、今夢と希望ということを申し上げましたが、実はこの間、夢と希望に反するような負...全文を見る
○浅尾慶一郎君 まず、社会保険料ですね。
○浅尾慶一郎君 つまり、保険料という名目だから税ではないんで、増税ではないんだということですね。
○浅尾慶一郎君 そんな難しいことを聞くつもりはなくて、選挙のときに増税はしないと言ったけど保険料というのは関係ないんですよという単純明快な答えであれば、それはそれで結構なんです。
○浅尾慶一郎君 まあ、なかなか分かりにくい御答弁ですが、要は、明細を分けて請求するから明細関係ない方は増税じゃありませんよというお答えだと思います。  じゃ次に、来年増えます二兆三百億円、これは定率減税なくしたことの影響が大部分だと思いますが、定率減税をなくしたのは増税ではない...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いろいろと御説明されましたけど、結局、増税をしたんだけれども理屈を付けるために臨時異例とか何かいろいろ、減税をしたのをやめたというのは、それは解釈、取られる方からすれば増税だということであります。  もう一点申し上げさせていただきますが、そこまでおっしゃるのであ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私が申し上げたのは、臨時異例の措置として三つやったと。法人税と所得税の累進税率を下げた、そして定率減税、しかし定率減税だけやめた。それは、臨時異例だったのは、中堅以下の人に恩恵を与えたのが臨時異例であって、法人税と所得税の最高税率を下げるのは臨時異例でないという解...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いろいろ御説明されましたけど、このグラフ見てください。(資料提示)  これは、厚木市における小泉政権における負担増と書いてありますが、年収四百万のサラリーマンの人、負担増一六%。年収六百万の人、負担増一六%。年収三千万の人、負担増七・五%。普通の人は一六%増えて...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、これが公平ですかと、一六%増えたのが公平ですかという質問であります。公平か公平でないか。
○浅尾慶一郎君 そこまでおっしゃるんであれば、所得税の累進税率戻したんですか。戻してないでしょう。
○浅尾慶一郎君 そこまでおっしゃるんであれば、所得税の最高税率を下げたんです。最高税率下げても、中堅、四百万、六百万の人は影響ないんです。だから定率減税を入れたんです。しかし、この六百万の人たちだけをねらい撃ちにした増税をし、最高税率を上げてないんじゃないですかという質問です。
○浅尾慶一郎君 さっき、一六%は当然だと、この定率減税は中堅以下の人が恩恵を受けたんだからという御答弁だったんで、しかし三千万の人も最高税率下がって恩恵を受けたんじゃないですかという質問をさせていただいたんです。それに対して答えてないでしょう。
○浅尾慶一郎君 私の質問は、もう何度も言いたくありませんけれども、事実として、六百万の人は一六%増えました、三千万の人は七・五%ですと。そういうことについて、じゃ総理は、これはこれでしようがないんだと。考え方としては、正に今、尾身大臣が言われたように、応益負担と応能負担というのが...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問、別の角度から申し上げさしていただきますと、それは二つの考え方があるんです。ですから、日本国民であれば定額幾らの税金を払え、一番極端なのはサッチャーさんがやろうとした人頭税です。国民であれば定額十万円払えと、それは一つの考え方です。その考え方に立たれるのか...全文を見る
○浅尾慶一郎君 例えば、そういう考え方に立つんであれば、給与所得控除というのがございます。給与所得控除は、給与収入であれば、その収入が幾らであっても五%は控除されるんです。ですから、給与収入が五億の人が六億になっても、新たに増えた一億に対して五百万円は税金が一切掛かんないんです。...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今私が申し上げたのは、どちらかというとこの間の負担は、中堅以下の所得の人に負担が増えましたよという話であります。  結果としてどうなったか。今度、ストックの図をお見せさしていただきたいと思います。(資料提示)結果として、二〇〇〇年時点で貯蓄が全くない世帯は一二%...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう一度総理に伺いますが、二〇〇〇年のときに、これは政府がやった調査ですよ、二〇〇〇年のときに一二%だったものが、ずっと二二・九と倍に近くなっていると。四分の一ぐらいの方は貯蓄持っていないと。中には、それは一千万、一千二百万収入があって貯蓄ゼロの人はいるかもしれま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問をよく聞いてください。  私は別に小泉構造改革がもたらしたとは言っていません。先ほど申し上げたように、負担が増えたのは中堅以下の方が、率でいえば一六%と七・五%でしたと、その結果貯蓄が持てないようになったんではないか、そういう方向で政策を進めたんではない...全文を見る
○浅尾慶一郎君 長期的な不況の時期というふうにおっしゃいましたけれども、二〇〇〇年から二〇〇三年で物すごい増えているんです。二〇〇三年ぐらいから徐々に二〇〇六年と、今景気が良くなっているわけですけれども、景気が良くなっても貯蓄を持てない世帯が高止まりしているわけですね。なおかつ、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 繰り返しになりますけれども、貯蓄を持っていないところがこれだけ増えていて、一方で平均が上がるということは、物すごく一杯持っている人が増えているということしか合理的な説明はできないんです。ですから、そういうことについて数字を出してくださいと。昨日、追加で資料要求した...全文を見る
○浅尾慶一郎君 つまり、何を申し上げたいかというと、平均が一千四百万といっても、真ん中、五割までの人を取ると四百二十万なんですよ、しかも半分は持ってない、その五割のうちの半分は持ってないというような事態。そういう世の中が果たして、本当にこういう世の中をつくったことが良かったのかど...全文を見る
○浅尾慶一郎君 再度伺いますから、端的にお答えください。  先ほど来、見せていますけれども、事実で言います、事実で言うと一六%増えました。それは定率減税いろいろなくしたからということかもしれません。一六%増えた。そして、一方で貯蓄を持ってない世帯がこういうふうに増えていると。だ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 したがって、貯蓄が持てないような世帯が増えたことも仕方がないというふうに答弁をしたというふうに解釈さしていただきますが、そういうことでよろしいですね。
○浅尾慶一郎君 事実で申し上げた結果、それに対していろいろと強弁をされておりますが、最後に総理に、今後負担の話になったときには、今の資産格差に対してせめて中立的な負担増を求めるかどうか、その考え方を伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 余り答えていただけないんで次の質問に入りたいと思いますけれども、今るる申し上げましたように、事実として言えば、貯蓄を持てない人が増えたと。本来政治がやるべきことは、その貯蓄が持てない人がなくすように、貯蓄のある人から多少所得の再配分をしなければいけない。しかし、こ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 余りお答えいただかなかったんでもう一度確認させていただきますが、これは全国で見ておられる方に対しても説明しなきゃいけないので説明させていただきたいと思いますけれども。  企業年金一時金というのは、一時金でもらってもいいけれども、多くの定年退職をされたサラリーマン...全文を見る
○浅尾慶一郎君 繰り返しになりますけれども、報酬比例部分に加えて職域部分があるんです。職域部分の差は、今言われた、金額で言うと八万円ぐらいあると。一方で九百八十二万円差があると。  今ちょっと問題な発言がされたんですが、厚生年金の加入者は二十一年しか加入していないから少なくてい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 原因がいろいろあろうというのはかなり無責任な答弁だと思います。それは、多くの方は厚生年金がある事業所に勤めているけれども、途中で厚生年金がないところに職を変えるからなんですよ。だからこそ年金は一元化した方が公平だということなんです。その点の認識ぐらいはせめて持って...全文を見る
○浅尾慶一郎君 内容の違いというか、今私が指摘させていただきましたように、普通のサラリーマンの方は多分できればずっと厚生年金に加入していたいんですよ。ところが、転職した結果、そこの事業所が厚生年金がないから二十一年で終わってしまうということが実態なんで、そこに対してまずメスを入れ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、兼業禁止というのは民間の企業にもあるんではないか、それに対して竹中平蔵さんは、法律で禁止されるのと、それと民間で運用でやっているのとは違うんだというような御答弁をされました。  今の内閣でも、法律で禁止されているものと民間企業が就業規則で禁止している...全文を見る
○浅尾慶一郎君 申し上げたいのは、兼業禁止があるからということで先ほどの表の大きな差になるというのは、余りに答弁としてはひどい何かかばいようじゃないかなということだと思います。  労働三権が制約されているからということであれば、その代償ということになるかなと思ったんですが、それ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 つまり、民間企業の給与と遜色のない勧告を出している、もっと言うと、本当は民間企業の給与よりも平均値でいえば高いわけでありますけれども、まあそこはおいておいて、そういう勧告が出ているにもかかわらず、そしてこの過重な負担をしているというのは、過重なその支給をしていると...全文を見る
10月26日第165回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  各地でいろんなテロが起きておりますけれども、まず最初の質問は、何がそうしたテロ行為を起こさせる、あるいはテロ行為に加わるような決意をそのテロリストたちにさせるのか、もっと言うと、何がテロリストに変わるきっかけなのか、どういう...全文を見る
○浅尾慶一郎君 たまたま昨日、ここにいられる緒方委員も御一緒でしたけれども、複数の国会議員と一緒に、いろんな国の学生がいる中で、慶応大学で講演をさしていただきました。  そのときに、非常に面白いな、示唆に富んだと思ったオランダから来られた人の発言を聞いたんですが、社会からある種...全文を見る
○浅尾慶一郎君 確かに意味のある議論ではないというのはそのとおりかもしれません。今申し上げたかったのは、北朝鮮が行った行為をテロ行為ととらえるかどうかということの観点でちょっと拉致とかですね、質問させていただいたんですが、御指摘のように、そのそれぞれの事象をどう名付けるか、ネーミ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今お話しいただきましたウイークエンド戦闘員というような言葉も出てまいりましたが、いろんな情報によりますと、アフガニスタンの南部は特に失業率が高いと。その失業率が高い中で、タリバーンは麻薬を資金源にしながらかなりアフガニスタンとしては破格の給与を、その麻薬売買で得た...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非今おっしゃったように、食べていける、そして、まあ何というんですかね、失業じゃなくてフルタイムで食べていけるような、そういう体制を国際協調の中でつくっていただければと思いますが。  一方で、先ほど申し上げました犯罪に絡むところにおいては、正規軍、警察ということ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、法律案について伺わしていただきたいと思いますが、この法律の第十二条の解釈ということを官房長官に伺いたいと思いますが、第十二条で言うところの武器というものはどのようなものでしょうか。
○浅尾慶一郎君 今おっしゃった合理的に使用できるものに限られているということなんですが、仮に合理的に使用しないと困るような事態があった場合には、護衛艦が積んでいる、護衛艦に積んでありますいわゆる大砲、ミサイルあるいは、まあ戦闘機が行くということはないと思いますが、仮に戦闘機が行っ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 一昨日の当委員会の質疑で、久間防衛庁長官は、これは周辺事態の場合ですが、日本周辺で護衛艦と米軍が一緒に行動していて米軍が攻撃された場合には、護衛艦がそれはその場で、これは個人の見解だけれども、対応しなきゃいけない場面も出てくるだろうというような発言をされました。私...全文を見る
○浅尾慶一郎君 官房長官も今の防衛庁長官の御答弁と一緒ですか。つまり、十二条ではなくて、仮にインド洋で給油中の給油艦が攻撃された場合には、武器等防護でもって一緒にいる護衛艦が反撃することも可能だという理解でございますか。
○浅尾慶一郎君 そうすると、例えば武器等防御でやるといった場合に、合理的に必要と判断される場合には防御をするためには相手を沈めないと防御し切れないという場合もあるでしょうから、敵の艦船を撃沈することもできると判断してよろしいでしょうか。
○浅尾慶一郎君 確認させていただきますが、憲法上の問題はない、後ほど法制局にも伺いますけれども、憲法上の問題はないけれども法が予定していることを超える可能性があるということですね。
○浅尾慶一郎君 確認いたしますと、結果として撃沈してしまうことは致し方がないということでございますね。
○浅尾慶一郎君 それでは、法制局に伺います。  憲法九条が禁じております武力行使とこの法律十二条、あるいは今の武器等防御の場合も含めて、による武器使用というのはどういうふうに違うというふうにお答えになるのかなと。要するに必要性と合理性ということなんだと思いますが、必要性と合理性...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちょっと質問を別の観点からさせていただきますと、必要性と合理性がある場合ということが一応の定義になるんだと思いますが、仮に、じゃ必要性と合理性がない武器使用があった場合は、これは憲法に言う武力行使と考えていいかどうか、これを伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 ちょっともう少し簡潔にお答えいただきたいんですが、私はそのお答えいただいたことの反対側を聞いているわけでありまして、いわゆる自然権的権利に当たらない場合の武器使用の場合はこれは武力行使に当たるかどうかという質問なんですが、当然答えはそうだということになるんだと思い...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちょっと私の質問の趣旨が分かっておられるかどうか分かりませんが、要は、この法十二条や九十五条は武力の行使に当たらないと、それはなぜならば、今言われた自然権的権利とかあるいは必要性、合理性に基づいて最小範囲だということで当たらないということですから、単純に考えれば、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もし私の質問が分かりにくいんであれば、例えば特別措置法、今議論しておりますテロ特別措置法の十二条で言うところのこれは必要性、合理的に必要と判断される限度ということですから、合理的に必要と判断される限度を超えた場合はこれは憲法に反するというふうに考えていいというふう...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、その合理的に必要と判断するのは、多分護衛艦の場合は艦長がするんだと思います。十二条の書きぶりは、これは「上官」と書いてあって、「現場に上官が在るとき」と、「上官」と書いてあるので、上官というのは最終的には艦長がいれば艦長ということなんですが、その艦長に対...全文を見る
○浅尾慶一郎君 これは防衛庁長官です。
○浅尾慶一郎君 その規定そのものは委員会に、別にそれは機密ではないと思いますが、公開、資料を出していただくことは可能ですか。
○浅尾慶一郎君 そういう基準を作っておられるということは護衛艦の艦長にとっては大変有意義なことだと思いますが、仮にその規定に反して憲法に反した場合の措置というのは、官房長官、何か考えておられますか。
○浅尾慶一郎君 それでは、このテロ特措法に関しては以上とさせていただきまして、少し先般の北朝鮮に係る国連制裁決議について伺っていきたいと思いますが、この一七一八号の和文はまだ官報に掲載されていないんですけれども、いつごろ掲載されますか。
○浅尾慶一郎君 十月十四日、現地時間ですけれども、に採択をされた決議で、五ページですから、五ページのものを訳すのに一両日中というと約二週間掛かるわけで、それはかなり時間が掛かっているんじゃないかなと、率直に思います。  ちなみに、過去に安保理でそうした決議が採択されてから官報掲...全文を見る
○浅尾慶一郎君 先ほども申し上げましたけれども、この一七一八というのは五ページなんですね。五ページのものを、しかもこれは法的拘束力が決議ですからあるわけですから、それをそんなに時間を掛けて、まあ確かに過去の言葉と違ってはいけないとかといろいろあるかもしれませんが、もう少し機動的に...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この決議を読みますと、実は三十日以内にこの決議に従ってどういう手続を取ったかということを安保理に報告をしなきゃいかぬと。三十日以内に報告しなきゃいけないんだけど、日本語が二週間ちょっと掛かって、それからそれを見てということになると相当、まあ全部政府の中でやるから英...全文を見る
○浅尾慶一郎君 官房長官に伺いますが、今指摘をさせていただきましたように、十月の十四日から三十日後にはどういう手続を取ったかということを安保理に対して報告するというのが決議の中に規定されております。しかし、今その検討中ということになると、なかなかその検討中という報告を三十日後にす...全文を見る
○浅尾慶一郎君 つまりは、この一七一八で規定されていることで三十日以内にまだ我が国として対応が決まっていないものもあるし決まっているものもあるという、例えば戦車の輸出なんというのは元々しないわけですから、そういうものはしませんということは報告できるんでしょうけれども、恐らく船舶検...全文を見る
○浅尾慶一郎君 先ほども申し上げましたけれども、この一七一八の決議は、日本の大島大使が議長をしておりまして、割と中核的に取りまとめたということを少なくともマスコミでは報道がされております。自分の国が中核的にまとめたことについて、そこの決議の中で規定されていることについて、少なくと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 分かりました。  それでは、ちょっと時間の関係で幾つか質問を飛ばさせていただきたいと思いますが、これはちょっと法制局に事前に質問通告をさせていただいておりますが、国連憲章の七章四十二条ですね、七章、今回四十一条ですが、仮に事態が推移して七章四十二条も敷衍するよう...全文を見る
○浅尾慶一郎君 分かりました。  時間の関係で最後の質問にさせていただきたいと思いますけれども、今議論されておりますその国連の安保理決議の中で、船舶検査というのが様々言われておりますが、仮に今の法律の中でやるとすると、周辺事態法に基づく船舶検査活動しかないのかなと、周辺事態と認...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ということは、今のお答えでいうと、その強制力を付与した場合でも憲法に違反しないと判断される場合もあり得るということでよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 じゃ、分かりやすく申し上げますと、先ほど申し上げた周辺事態法の場合は船長の了解というのも必要でしょうし、旗国の了解も必要でしょうけれども、それがなくても検査ができるというような法律を作った場合に、これが憲法九条に反するのか反しないのかということをちょっと伺っておる...全文を見る
○浅尾慶一郎君 終わります。
11月28日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第4号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  今日は教育基本法の改正案につきまして条文ごとにいろいろと質問をさせていただきたいというふうに思っておりますが、最初に総論として、これまでいろいろと議論が出てきております直近の課題で、いじめ・自殺問題について一、二点伺わさせて...全文を見る
○浅尾慶一郎君 多分、副大臣まではお求めしておりますが、政府参考人はお願いしておりませんので、よろしくお願いします。
○浅尾慶一郎君 ありがとうございます。  一応申し上げておきますと、事前の質問通告段階で、まあいつものことなんですが、政府参考人は、新しい国会の対応が決まってから、私としては求めていないと。したがって、副大臣、政務官は結構ですと、大臣お一人じゃ大変でしょうからということはもう申...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ありがとうございます。さすがに政治家同士の議論ということで、本音の話をしていただきました。  私もおっしゃるとおりだと思います。それぞれの学校現場でのプライドもあるでしょうし、教育委員会でのプライドというものが報告の阻害要因になっていると。今大臣お答えになられた...全文を見る
○浅尾慶一郎君 かなり本質的な話をしていただいたんだと思うんですね。  警察あるいは法務省が持っている数字と文科省が持っている数字が違うじゃないかということに気付いてなかったのが問題だと、まあ端的に言えばですね、今までの問題でいえばそういうことだということだと思いますが、今後は...全文を見る
○浅尾慶一郎君 役人としての感性を磨くということですが、これはちょっと、我が党の同僚に事前通告をしていない質問をあえてさしていただきますが、今の制度ですね、教育委員会制度というのが、先ほど伊吹大臣の方で、そことしてもプライドがあったんではないかと。ですから、本省の役人としての感性...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私どもも、理事会制度というのは、単に案として出しているということよりは、より良い学校現場をつくるというために出している案でございまして、そういう意味で協議をしていただけるというのは大変有り難いということですが、鈴木提案者にちょっと、今の先ほどの説明に加えて、協議と...全文を見る
○浅尾慶一郎君 どうもありがとうございました。  それでは、法案の前文について伺っていきたいと思いますけれども、午前中最後の質問になると思いますが。  「公共の精神を尊び、」との文言が付加されておりますけれども、これはどういう理由でしょうか。
○浅尾慶一郎君 同じ船に乗っているんだという意識を持つ教育をしたいという御答弁でありますが、それと同じ文言なのかどうか、ちょっとこの新聞記事しかないものですから文脈が明らかではないんですが、河村元文部科学大臣が、今の自民党の政調会長代理だと思いますが、沖縄タイムス紙のインタビュー...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう一分ありますんで、じゃ、最後、前文だけ終えたいと思いますが。  それだけということはないと思いますが、公共の精神の尊重が教育基本法の改正の趣旨でしょうか。
○浅尾慶一郎君 午前中に引き続き、質問をさせていただきます。  午後は条文ごとの細かい点について逐条ごとに伺っていきたいと思いますが、第一条には教育の目的ということで、教育は人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な素質を備えた心身とともに健康な国民の育...全文を見る
○浅尾慶一郎君 という御説明でございましたが、一条に「必要な資質を備えた」と書いてあります。必要な資質を備えることが言わば目的ということだと思いますが、その必要な資質というのは二条で細かく規定されておりますところで具体化されていると考えてよろしいんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 それでは、この第二条の中で現行法との比較で質問をさせていただきたいと思いますが、現行の教育基本法は、第二条、教育の方針、現行は方針なんですけれども、「教育の目的は、あらゆる機会に、あらゆる場所において実現されなければならない。この目的を達成するため」「学問の自由を...全文を見る
○浅尾慶一郎君 じゃ、もう少し具体的に伺ってまいりたいと思いますが、この第二条の中で、「学問の自由を尊重しつつ、」が「尊重し、」との「つつ、」のところとどう重なってくるかということでいいますと、例えば、いろいろ書いてあるんですが、「公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 おっしゃるとおりなんですけど、仮にこの法案が成立した段階というか、今は作成過程ですね。立法者の意図としてはどういうことになりますか、今のことでいうと。
○浅尾慶一郎君 適正に運用されればということでありますが、実は、少し質問が飛ぶかもしれませんが、戻ってくるという前提で申し上げておきますと、この「公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度」というのをまず伺っておかないと、そのことと「学問の自由」という...全文を見る
○浅尾慶一郎君 犯罪にならない前提で申し上げていきますと、例えば無政府主義という考え方が哲学上あります。これは、それを実力行使をもってすれば、これは犯罪になると。無政府主義の考え方を教えることは、公共の精神に基づいていることに合致をするから、これは学問の自由とも合うんだということ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この法律ではなくて、ほかの法律に触れるものにおいては当然そういうことだと、それは理解をいたしますが、この法律で新たにというのがあるのかないのかということで、個別の、この二条で定めている様々なことについて伺いながら、また学問の自由の方に戻っていきたいと思いますが。 ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう一点は、どのようにそれを養うということなんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 学問の自由との絡みで、分かりやすい例でちょっと伺っていった方がいいかと思いますんで、少し飛ばしますが。  国を愛する態度というのがございますが、これ事前に文部科学省の方に立法者の意図としてレクを受けてまいりました。大臣の主張と違うかもしれません、違っていいんです...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう一度。事前に伺って、私のちょっとレクが違っていればそれは違っていたということでいいんですが、そういうものも含めて、要するに国を愛するがゆえに、中にはですよ、別に日の丸を認めないという人もいるでしょうし、君が代を歌わないという人もいるでしょうと。まあ、それはそれ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう少し、日の丸・君が代とデモとはちょっと違うと思いますので分けて考えたいと思いますが、私は、繰り返しになりますが、合法的なデモに参加するのは、私はこれは、場合によってはですよ、場合によってはというか本人からすれば、当然、国を愛するがゆえにデモに参加しているという...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私も実はデモに余り行ったことないものですから、何が合法的なデモか分かりませんが、一応、届出をしてあるデモというものは合法的なデモだということだと思いますが、そういうものに参加するのは、その個々人の、自由主義の日本の下において、考え方、日本の国がこういうところが悪い...全文を見る
○浅尾慶一郎君 何を訴えるというのは、要は合法的なことですから、繰り返しになりますけれども、そのデモでもって非合法なことを、中身も含めて非合法なことを訴えるということではありません。具体的に言えば、例えば、(発言する者あり)今、今ちょっと障害者自立支援法という声が出ましたけれども...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、それは意見があるところかもしれませんが、私はその今のお話で少し危険だなと思うのは、その愛国心の発露を時の有権解釈者が決めると、このデモは愛国心の発露でないと決めるというのは非常に危険な考え方ではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○浅尾慶一郎君 いや、ですから、中身は合法的なことなんです、届出をすると。ですから、伺っておりますのは、国を愛する態度の中には、事前の役所のレクではそういうのも含まれますよということであったんですが、どうも大臣の御答弁ですと、そういうものは含まれないんだという認識ですか。
○浅尾慶一郎君 じゃ、要するに大臣の、この法案の発議者としてのそれは違うんだという考え方だと思います、今おっしゃっているのは。で、違うということを、少しその議論を、多分、鈴木寛さんなんかは私と同じような考えだと思いますので、あえて、これも通告していませんが、分かりやすくするために...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いやいや、いわゆるデモというのじゃよく分からぬということでしょうか。例えば、日本の例ではありませんけど、インドのガンジーが非暴力主義ということでこれはデモを行ったと、ただし、それも含めて、それは国を愛する、インド、日本じゃありませんが、態度の発露だと私は思います。...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私は、今の大臣の御答弁でよく、逆に大臣の考え方が分かりましたけれども、私自身は、国を愛する態度というものは、もちろんある態度があって、それはそれ自体に問題が、国を、日本という国を私自身も愛しておりますから問題があるということは全く思っておりません。しかし、問題は、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そのこと自体に立ち入るというのは問題であるというのはそのとおりだと思います。  したがって、教育基本法においても合法的なデモにおいてはそれは立ち入るべきではないと、ただし、何となく聞こえてくるニュアンスからすると、そもそもデモに参加すること自体がどちらかといえば...全文を見る
○浅尾慶一郎君 繰り返しの議論ではいけないんで少し進めますけれども、今のそのデモの話というのは、私は、あることを訴えるというのは国ないしは地域を愛するということの発露の可能性も十分にあるんではないかなというふうに思っておりまして、そのこと自体をもって、その中身で判断するというのが...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そういう理解をされていないということであれば、しかし理解は、そう理解はしないけれども、そのことをしたからといってその生徒が、じゃその場合はこの教育基本法の教育の目標に反しているのか、反していないのか。
○浅尾慶一郎君 じゃ、国を愛するということではなくて、「公共の精神に基づき、主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度」というのもここの目標の中で規定がされておりますけれども、まずその主体的に社会の形成に参画し、その発展に寄与する態度というのはどういう態度になるんでしょう...全文を見る
○浅尾慶一郎君 具体的に伺った方がいいと思いますので、例えば、投票に行くことは当然そういう態度になるわけですね。
○浅尾慶一郎君 選挙に立候補することも、その主義主張にかかわらず、そういう態度という理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 公共の精神ということで、よく公共の利益という言葉が使われますが、例えば都市計画に地権者として反対の意見を述べるということは、その今の公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画する態度と言えますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 では、その公共の精神に基づき主体的に社会の形成に参画する態度というのはどのように養っていくんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 ちょっとこの目標の中の号を行ったり来たりしていて恐縮ですが、この中に「勤労を重んずる態度」というものがございます。勤労を重んずる態度の中で、例えば中高生がアルバイトをするというのは、これはまあ勤労を重んずることなのか、それとも学問を優先すべきなのか、そこは、まあそ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 勤労を重んずる態度ということで、別の具体的な質問をさせていただきたいと思いますが、昨今、ニートという、まあ、学問もしていない、訓練も受けていない、そして働いてもいないという層の若い人が増えているというふうに言われておりますが、このニートが増えるということは勤労を重...全文を見る
○浅尾慶一郎君 できるだけニートの人をつくらないことが教育の目標だということですから、ニートが増えた、あるいは仮にこの法案が可決した後更に増えたとすると、法案の二条で書かれている目標と合致してないことが社会現象として起きているというふうに理解してよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 そんなに深い意図は実はなくて、私自身は、勤労を重んずる態度ということをここに書かれるんであれば、ニートの問題は、価値観ということもあるかもしれませんが、それはおっしゃるようにあるかもしれませんが、それができるということもあるのかもしれませんし、そこまで、もっと言う...全文を見る
○浅尾慶一郎君 大分、大臣も何か警戒をされた御答弁をしていますが、教育の目標としては、仮に増えた場合にはそれはこの目標と反するというふうに理解をさせていただきたいと思います。  次に、「生命を尊び、自然を大切にし、環境の保全に寄与する態度」ということもここで規定がされております...全文を見る
○浅尾慶一郎君 具体的には、これも大切にした人の事例を教えることによって養っていこうということでしょうか。
○浅尾慶一郎君 大分持ち時間が限られているんで次の質問に移らさしていただきたいと思いますが、第三条の関係で、生涯学習の理念というのが第三条で規定されておりますが、生涯学習の理念を掲げた趣旨というのはどういうところにございますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 私もこの理念は賛成であります。  それで、私の質問の趣旨をよく分かっていただくために、民主党案の発議者に民主党案の中に含めてあります財政支出の話も含めてちょっと伺わせていただきたいと思いますが、今大臣が言われた生涯教育ですね、生涯学習ということですけれども、もち...全文を見る
○浅尾慶一郎君 伊吹大臣に伺いますけれども、今、民主党案で公財政教育支出の割合を発表し、増やしていくと、アメリカ並みにしていこうということが説明がありましたけれども、この第三条で定める生涯学習の理念を実現するために、大臣としては財政的措置はどのようにとっていこうと考えておられるの...全文を見る
○浅尾慶一郎君 じゃ、鈴木委員、お願いします。
○浅尾慶一郎君 コンクリートから人ということで案を作ったということでありますが、次の条文の方に移っていきたいと思いますが。  先ほど、障害者自立支援法についていろいろ議論をさしていただきました。この教育基本法の第四条の二項、国及び地方公共団体は、障害のある者がその障害の状態に応...全文を見る
○浅尾慶一郎君 例えば、身体障害を抱えておられる方の場合はいかがでありましょうか。
○浅尾慶一郎君 公共事業をやってくれという陳情、行かれた人がどなたか私は把握しておりませんが。  今の身体障害というのを抱えておられる方は、最近はパソコン等もかなり発達をしておりまして、障害のある方も、多少それは財源的な支出負担があるかもしれませんが、十分健常者と同じような教育...全文を見る
○浅尾慶一郎君 精神障害です、はい。
○浅尾慶一郎君 時間ですから、ちょっと最後の質問に簡潔にお答えいただきたいんですが、健常者と同じか、それともそうではないのかということについて、一人当たりの障害者に掛けるお金が健常者と同じでは多分同じ教育は受けられないと。どの程度までが許容範囲として考えておられるかということをち...全文を見る
○浅尾慶一郎君 誤解のないように申し上げておきたいと思います。私は、これは技術もかなり発達していますから、できるだけというのはかなりの幅を持って努力をしていただきたいということを申し上げて、時間になりましたので質問を終わりたいと思います。
12月12日第165回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○浅尾慶一郎君 両参考人、ありがとうございました。  今の川口さんの御質問と若干、伺っておりまして、絡みますけれども、このシビリアンコントロールのところは、森本参考人が指摘をされておりますとおり、今後どうなるかというのは非常に大切なことだというふうに思っております。  特に、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ありがとうございます。  シビリアンコントロールと言ったときに、日本の場合は、御案内のとおり、議院内閣制でありますから、大統領が直接選ばれるアメリカとはおのずと異なると。そういう意味で、今議会がある種関与して統制をしていくということについて、私もそうすべきだとい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間が参りました。  ありがとうございました。
12月13日第165回国会 参議院 教育基本法に関する特別委員会 第11号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  まず初めに、タウンミーティング調査委員会の調査報告書というものが本日出ております。この点、様々なやらせ質問というものもありましたが、簡潔に、まとめられました官房長官、責任ではないんですけど、ある種の所管という意味で官房長官に...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今官房長官から対話の場というお言葉がございました。実は先般、平田オリザさんという劇作家の人と話をしていまして、会話と対話の違いということを私も改めて認識をしたんですが、会話というのは仲間うちですると。対話というのは、意見が違う場合にその意見の違いを、あなたの考え方...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、私の質問の趣旨は、動員かどうかは別として、まあ動員であったとしても、もし賛成の人がいれば自然に賛成の人も来てやればいいということなんではないかと。それをあえて反対しかいないから賛成側を動員するというのもおかしな話ではないでしょうかという質問なんです。まあそう...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私が申し上げていることはそういうことじゃないんです。もし本当に賛成なら、なぜ賛成の人がそういうところに行って賛成だと言わないんですかという質問です。
○浅尾慶一郎君 私が申し上げているのは、強く反対しているからその会合に出る人がいるかもしれない、しかし何となく賛成しているからいないということ、という認識を持っておられるかどうかということをまず伺います。
○浅尾慶一郎君 ということは、それほど熱意がないからお金を使って依頼をするしかなかったという認識を持っておられるかどうかです。
○浅尾慶一郎君 実は、質問をされた方の中に文部科学省から出向されていた方もいるという報道もありますが、その点について文部科学大臣、確認されておられますか。
○浅尾慶一郎君 日経新聞にそういう報道が出ているというふうに聞いております。
○浅尾慶一郎君 仮に、出向者がその質問をしていたとしたら、さすがにそれは行き過ぎだというふうに思われますか。
○浅尾慶一郎君 いや、仮定の話です。仮に出向者が質問したらどうだということです。
○浅尾慶一郎君 それでは、質問の仕方を変えさせていただきたいと思います。  役所から出向している人が、これは法案を作っている立場というふうに定義をすれば、その人がその立場を明らかにしないでタウンミーティングという場で一般の人のように仮に質問していたとしたら、それは問題があるとい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それじゃ、政府委員の方に伺いますけれども、政府委員が、過去のそのタウンミーティングで質問された人のリストはあると思いますが、その中に文部科学省から出向された人はいましたでしょうか。
○浅尾慶一郎君 じゃ、そういうふうに最初から答えていただければよかったと思うんですけれども。  それでは、次の質問に移らさせていただきたいと思います。(発言する者あり)そういう質問をしてくれればって、その質問の途中をいつも遮って答えられる方がいるからそういうふうに申し上げた次第...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、そういうことができない人が自律の精神に欠ける子供ということになりますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 それはそうなんですけど、その次の質問でもあるんですが、なかなか、何というんですか、自分で決められるということを教育していくというのは難しいと思うんですね。具体的にどういうふうにすればそれが達成できるか、学習指導要領に、現在の内容でできるかどうか、あるいは書き加える...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もし、事務方でも結構ですけれども、具体的に書き加える、その今おっしゃった何がしかの部分というのは具体的にどういうものになるか、お答えいただけますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 先ほどもちょっと、なかなか教えるのは難しいんじゃないかというふうに申し上げました。私も、その自律の精神の必要性はそのとおり感じております。私自身が自律しているかどうかというのは、大臣おっしゃったとおりで、そうでない部分もあると率直に認めますが、その上で今教えるとい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、次の質問に移らせていただきたいと思いますが、第五条の二号の国家及び社会の形成者としての必要な素質、これもどういう素質かということをお答えいただけますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 今、正に言われた、なかなか難しいと思います。これもこの委員会で、この間やり取りを、質疑をさせていただいた中で、過去の、例えばそういう素質を持っていられた人の例を教えられるというようなことをまた言われる、御答弁になるのかもしれませんが、それはそれで大切だと思いますが...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次に、第五条の三号の中に、「国及び地方公共団体は、義務教育の機会を保障し、その水準を確保する」と。この水準というのを、まず学力というふうに理解したらいいのか、あるいは学力も含めてその他のものもあるのか、その点についてお答えいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 そうすると、これ、質問通告させていただいております次の質問になりますけれども、今の現状の義務教育、まあ、地方分権の中で知事会がいろいろ主張したこともありますけれども、現状の国庫負担金制度の中で、それを国が担保する今の仕組みを変えずに、全国一律でその水準が維持される...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の御答弁を伺っていまして、第五条三号の、国、その次、及び地方公共団体は、で、水準を確保するためというふうに書かれておりますが、この地方公共団体は、先ほどの水準の定義は教員の質とか数あるいは学校その他の条件だというふうにおっしゃっていました。  今の制度でいうと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 確認で、守れない、守りたいんだけれども守れないところですね、まあまあ北海道の夕張市は守りたいという意思はあるだろうけれども、もしかしてそれは財政破綻で守れないと。  一方で、固有財源あるいは地方交付税も、御案内のとおり、こういう使途については一応制限が掛からない...全文を見る
○浅尾慶一郎君 法律的には、自治体にそういうことを仮に文科省、文科大臣が伝えられたとして、それを強制できる担保というのは今後考えられるというふうに思ったらいいのか、それは変えてくれというふうに依頼をする形になるのか、その点の確認をお願いしたいと思いますが。
○浅尾慶一郎君 そうならないようにしていかないといけないと思っています。  次の質問に移りますが、第六条のところで、二項に「学校生活を営む上で必要な規律を重んずる」というふうに書いておりますが、これは例えば校則を作って遵守させるというふうに聞いておりますけれども、その校則を作っ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、必要な規律はあるけれども、それを遵守させる主体がないということですか。
○浅尾慶一郎君 いや、つまり、「必要な規律を重んずる」ということについて言えば、その必要な規律を重んじさせるのは理念として重んじるということであって、そのやり方は各学校の独自性に任せるという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 秩序の中身については立ち入らないという、確認ですけれども。
○浅尾慶一郎君 そういうことですね。分かりました。秩序の中身については立ち入らないということで、その文言だけが入っているということだというふうに理解いたしました。  九条の「自己の崇高な使命」というのは、旧法、今の現の法律の「自己の使命」とどこがどう違うんですかね。
○浅尾慶一郎君 次に、その第九条の同じく、「絶えず研究と修養に励み、」と書いてあるんですが、現行制度で行われている研究、修養の水準を上回る内容になるのか、現行制度とここは変わらないのか、その点を伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 じゃ、同じく九条の第二項の「前項の教員については、その使命と職責の重要性にかんがみ、その身分は尊重され、待遇の適正が期せられるとともに、」の後に、「養成と研修の充実が図られなければならない。」ということになっておりますが、これは今以上に研修、養成のプログラムが増や...全文を見る
○浅尾慶一郎君 少し時間の関係で質問を飛ばさせていただきたいと思いますが、第十六条の、先ほどの議論とも絡みますけれども、国と地方公共団体との適切な役割分担ということが十六条で定められておりますけれども、これは現行制度と変わるのか変わらないのかということ、そして、変わるとすれば教育...全文を見る
○浅尾慶一郎君 現行と比べて変えていこうという意思はあるということですか、現行制度と。
○浅尾慶一郎君 民主党案の提案者も来ておりますので、民主党案の中でのその国、地方の役割分担についてちょっとお答えいただければと思います。
○浅尾慶一郎君 十六条二項の確認でありますが、ここに教育水準というのがまた出てきまして、先ほどは水準でありましたが、今度は教育水準ということですが、ここでも学力というのは結果であって、その前提として教員の質等々、数とかという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 ということは、教育水準の維持向上という中には学力の維持向上も含まれるということですか、全国的に。
○浅尾慶一郎君 それでは、時間の関係で、前回この委員会で質問させていただいたことと重なるところを少し質問をさせていただきたいと思いますが、前回の御答弁の中に幾つか私の方でも確認したいことがありまして、まず第二条二項に関して、大臣はニートが増えないように教育するというふうにたしか御...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次に、我が国を愛する態度というのがこの第二条五項に出ておりますが、まずこの態度というのは、当然のことだと思いますが、上辺の態度ということではなくて心の中もそう思っていると、たしか以前にもそういう答弁をいただいていると思いますが、心からの態度という理解でよろしいかど...全文を見る
○浅尾慶一郎君 先日ここの委員会で議論さしていただいたときには、我が国を愛する態度という中で、真に我が国を愛しているがゆえに、例えば合法的なデモに参加する場合はどうだろうか、国会の周りでやっている障害者自立支援法のデモに参加するのはどうかということについて伺ったところ、大臣として...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間になりましたんで終えたいと思いますが、私の考えを最後に申し上げさせていただきたいと思いますけれども、まず大前提は法律にのっとった形での意思表示という上で、あるときにはその意思がもしかしたら世論の中で過半数でないかもしれない。しかし、政権が替わればそれは過半数に...全文を見る
○浅尾慶一郎君 終わります。
12月14日第165回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○浅尾慶一郎君 私は、ただいま可決されました防衛庁設置法等の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     防衛庁設置法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)   ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ただいま議題となりました防衛庁職員給与法について質問をさせていただきたいと思います。  まず初めに、現在定率になっております特別調整額というのは年間どれぐらいの金額でしょうか。事務官等と自衛官に分けてお答えください。
○浅尾慶一郎君 定額化の今回の法改正によって人件費はどのように増減するか、お答えください。
○浅尾慶一郎君 今回の法改正による広域異動手当の新設によって人件費はどれぐらい増減するんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 それでは、給与の構造改革を踏まえた防衛庁全体の人件費はどういうふうになりますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 本件の法改正を受けて階級に応じた給与のバランスが今までとは変わることになります。変わること、変わってはいけないということを言うつもりはありませんが、職員の能率や士気への影響を、その変わった結果、どういうふうに考えておられるか、そのことについて防衛庁長官に伺いたいと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次に、自衛官の給与水準について伺いますが、平均年齢が若いということもあって、一般職の国家公務員の警察官やあるいは海上保安官と比べて少し安くなっているんではないかなというふうに思いますが、まずその自衛官の平均給与がいかほどであるかということと、今申し上げました警察官...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、他国の例でお伺いしたいと思いますが、他国との比較という意味でですね、米英の軍人と比べてどうでしょうか。それは、将の場合、一佐の場合、一尉の場合、曹に対応する階級で比較をしていただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 今、単純には比較はできないというお話ではありましたけれども、どちらかというと、階級の高い方は米軍の方が高いということでありますけれども、そのことは国の状況によって違うから、そのことのみでもって今後日本の自衛官の待遇をどうこうしようというふうに考えないのか、あるいは...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは次に、いわゆる手当、給与本俸ではなくて手当の方について伺いたいと思いますけれども、まずイラク人道復興支援等についての手当について伺いたいと思いますが、カンボジアでのPKOでの金額が基準というふうに聞いておりますけれども、プノンペンでの停戦監視が日額八千円で...全文を見る
○浅尾慶一郎君 砂漠であるということで業務が困難だということなんですが、単にその国の気候を比較すれば、カンボジアも、これはまあどちらかというと熱帯雨林の下で、むしろ湿気も多くてそっちの方が大変なんではないかなというふうに思うんですけれども、その点はいかがですか。
○浅尾慶一郎君 今長官から業務の危険度という言葉がございました。実は、これは計算の段階では、昨日のレクでも危険ということではないという説明だったんですが、まあ長官が率直に危険があると、だからそういう差にしてあるというふうにお答えいただいたのは非常に率直なお答えだなというふうに思い...全文を見る
○浅尾慶一郎君 首都プノンペンということであれば、今度、航空自衛隊が輸送されるバグダッドは首都であるわけですから、バグダッドの、同じ首都で比較する場合に、じゃ、なぜプノンペンの八千円に対してバグダッドが二万円になるのか、その御説明もいただきたいと思いますけれども。
○浅尾慶一郎君 私、この質問通告もしてあるんですが、もう長官がそういうふうにおっしゃっていただいたんで、多分そうするという答えになると思いますが、私の問題意識は、これは危険度が高いんですよ。ですから、この際、危険性を正直に評価した手当にした方がいいんではないか。今はその苦しい説明...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非研究をしていただきたいと思います。  ちょっといろいろ調べたら、やはりこれは説明が付かない例もあるというんですね。例えば、航空輸送に関して、イラクの領域にいる場合には一万二千円なんですが、クウェートの領域のときには六千円と、金額に差があるんですね。これ、どう...全文を見る
○浅尾慶一郎君 イラクの空域、領域にいると業務が急にその同じ航空機操縦していて困難になるということですかね。
○浅尾慶一郎君 ですから、やはり同じ業務で、何というんですかね、クウェートからイラクに移った瞬間に変わるというのは、率直に危険、危険度というのを正直に入れられた方がいいんではないかと。先ほど防衛庁長官が研究をしてみたいというふうにおっしゃっておられたので、是非その点についての確認...全文を見る
○浅尾慶一郎君 その手当について、次の質問に移りたいと思いますけれども、周辺事態法あるいは武力攻撃事態法と自衛官の手当について伺っていきたいと思いますが、周辺事態法やあるいは武力攻撃事態法には、イラク特措法第十四条の人道復興支援等手当に関するような規定がないんですね、PKO法には...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それは次の質問でございます。
○浅尾慶一郎君 ちなみに、テロ特に基づいてインド洋等で例えば協力支援活動に従事をした場合は、先ほどのイラクで活動されている方と比べてかなり手当の額が、これは政令で規定しておるようなんですけれども、安いような感じがします。  お手元に資料があれば読み上げていただいても結構ですし、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 乗組員手当というのは、ちなみにどこにいても同額ということですか。あるいは、危険地域、まあ困難地域というんですかね、に行くと乗組員手当が増える仕組みになっているんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 そうすると、例えばイラクに行かれた場合には、水域、イラクとじゃあインド洋とで乗組員手当は具体的な額で、階級はお任せしますけれども、お答えをいただければと思いますが。
○浅尾慶一郎君 海域は関係なくということですね。
○浅尾慶一郎君 航海手当は、いる海域によって違うということですね。  私の質問は、航海手当の場合は危険度の高い、例えばイラクとインド洋で違うのかどうかということを伺っています。
○浅尾慶一郎君 それでは、防衛庁長官に最後の質問で伺いたいと思いますが、周辺事態法でかつて予算委員会でも質疑をさせていただきましたが、仮に周辺事態だと認定を、今後、北朝鮮が再度の核実験等を行った場合に認定する可能性があるということを防衛庁長官もいろんなところでおっしゃっておられま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 では、後方支援の場合はいかがですか。周辺事態として認定をして。
○浅尾慶一郎君 イラクも一応戦闘地域ではないという、実態面は別ですけれども、ないということになっておりますので、そういう意味でいうと、周辺事態で認定されて後方支援する場合と、そこは客観的に状態を見て検討をするべきではないかなと思いますが、その点について最後に伺って質問を終えます。