浅尾慶一郎

あさおけいいちろう



当選回数回

浅尾慶一郎の2007年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月07日第166回国会 参議院 予算委員会 第5号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  まず柳澤大臣に、一連の産む機械の御発言等について、まあもうさんざんいろんなところで御発言されておりますから、二度とそういう発言はしないと、そしてそういった約束は守られるということについての決意を伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 申すまでもないことですけれども、大臣は約束されたことは守られますよね。
○浅尾慶一郎君 一般論というか、約束守る守らないに一般論もないと思うんですが、約束は守られるし、できない約束はしないということの確認だけさせていただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 じゃ、資料を配っていただきたいと思います。    〔資料配付〕
○浅尾慶一郎君 公のことというふうにおっしゃいましたが、かつて柳澤大臣が金融担当大臣であったときに、まあ随分前の話になりますけれども、長銀が国有化されたときに、ゴールドマン・サックスという会社をアドバイザーに雇いました。この契約が、時期が来れば開示をすると、ここに書いてありますよ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 大臣として当然引き継がれているということでよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 それでは、山本金融担当大臣、明確に引き継がれているという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 明確に引き継がれているということであれば、今日お配りしましたように、この政策的な立場というのは、二度と日本の金融機関が国有化されるような状況にないという時期になればこの契約は明らかにするということでありますから、その点について、もう既に過去の大臣がそういう状況では...全文を見る
○浅尾慶一郎君 金融行政上のリスクはないということだと思います。訴訟上というのは、国家公務員法に定める守秘義務に反して公開をしたときに訴えられるリスクがあるという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 ゴールドマン・サックス社の反対があるから国家公務員法の守秘義務に反して一方的に開示できないというのが今までの答弁でしたけれども、その確認です。
○浅尾慶一郎君 国家公務員法上の守秘義務に抵触する可能性というのは、柳澤大臣が御答弁されたときからその可能性はあったわけでありますから、そうすると、引き継がれたということでありますけれども、そもそも答弁した段階でできない約束をしたということになりますか。
○浅尾慶一郎君 GS社の開示に、が反対した場合に開示できないということをおっしゃっていますが、私は、その大変多くの国民の税金を使って長銀というものを今新生銀行という形にしたわけでありまして、一GS社がその多くの税金を使うに当たってかなりの、まあ率直に言えばアドバイス上のミスもあっ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 一般に、例えば建設請負契約があった場合に、それを開示してくれと言えば通常は国土交通省も開示すると思いますね。その今回の契約についても、ゴールドマン・サックス社がどういうサービスを国に対して提供するかという中身しか入ってないわけでありまして、これを開示するのが困難だ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 お取りいただくのはこの答弁をされている当局だと思いますが、いかがですか。
○浅尾慶一郎君 立場にないというのであれば、そもそもお配りした資料の答弁が立場にないことを答弁したということになります。約束できないことを約束したということになります。
○浅尾慶一郎君 少なくとも、議員個人の国政調査権ということにおいては既に要求をしております。ですから、どうぞお願いします。
○浅尾慶一郎君 繰り返しになりますけれども、そもそも開示ができないものをあたかも開示ができるような答弁をすること自体が問題なんではないかと。  今申し上げましたように、国政調査権あるいは、これは委員長にもお願いしますが、今おっしゃっておるのは、例えば予算委員会で国政調査権の議決...全文を見る
○浅尾慶一郎君 繰り返しになりますが、同時に、開示を行う所存であるという答弁は引き継いでいるわけですね。しかし、その答弁を引き継いでいながらできないというのは、そもそもできない約束をしたということじゃないですか。
○浅尾慶一郎君 可能性があるんであれば、繰り返しになりますけれども、その実現に向けて行政として努力をしていただきたいと思いますが。
○浅尾慶一郎君 繰り返しになりますが、伝えるということではなくて、主体的にその説得をしてほしいと。
○浅尾慶一郎君 政府としてどういう取組をするんですか。私が要求しているからそれを伝えるということですか、それともこの約束に従って政府として責任を持って行動するか、その点についてお答えいただきたいと思いますが。
○浅尾慶一郎君 柳澤大臣が国務大臣、金融担当大臣でやられていたときには、開示を行う所存というふうに言っておられますんで、政府としての責任を果たしていただきたいということです。
○浅尾慶一郎君 午前中にお配りしました議事録が一部その抜粋になっておりますので誤解があるかもしれませんが、ここで書いております両者の間に守秘義務協定が結ばれておるという守秘義務協定で、守秘義務の義務を負っているのはゴールドマン・サックス社だけでありまして、政府側はこの協定の中で守...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この守秘義務協定の中で、守秘義務の義務を負っているのは、ゴールドマン・サックスが政府から聞いた話を漏らしてはならないという義務は負っていますが、政府側にはその義務が入ってないということは過去の議事録の答弁の中にしっかりとあります。
○浅尾慶一郎君 それでは、政府が公開できない理由として私が理解しておりますのは、一般論で国家公務員には守秘義務が掛かっているからそれで公開できないということですね。
○浅尾慶一郎君 ということであれば、午前中も申し上げましたけれども、国家公務員法の守秘義務というのはこの柳澤大臣が答弁したときから掛かっているわけですから、そもそもできない約束をしたということじゃないですか。
○浅尾慶一郎君 それでは、別の観点からお伺いしますが、できない約束、あるいは守るつもりもない約束をしたということですか。
○浅尾慶一郎君 今の御答弁は三分前の大臣の答弁と全然違います。整理してください。
○浅尾慶一郎君 唯一の要件がゴールドマン・サックスが反対しているからであるということを確認させていただきたいと思うんですけれども。
○浅尾慶一郎君 私が先ほど、できない約束をしたんではないですかということを申し上げたのは、この九九年当時からゴールドマン・サックス社は開示することに反対をしておりました。しかし、その金融的な条件が満たされれば、なおかつ国の側に責務がないということも確認した上で時期が来たら開示する...全文を見る
○浅尾慶一郎君 指摘をしないと動かないということになれば、この答弁と違うわけでありますから、継続的に金融庁として指摘をしていく、開示を要請していくということは約束しますか。
○浅尾慶一郎君 繰り返しになりますが、当委員会ではなくて、御答弁いただいたのは、当時の責任者である大臣が、時期が来たら開示をすると。で、今唯一残っているのは、ゴールドマン・サックス社が嫌がっているから開示をしないということであれば、責任を持って担当大臣である、あるいは金融庁が官庁...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ゴールドマン・サックスとの関係でいいますと、これはここに書いてあるように守秘義務協定で縛られているわけではなくて、一般的な国家公務員としての守秘義務が掛かっているということですから、それについて開示をしたときに向こうの同意がなくて開示をしたら訴えられるかもしれない...全文を見る
○浅尾慶一郎君 国政調査権に基づいて、委員会として是非議論をしていただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 それでは、戦没者等の妻に対する特別給付金について伺っていきたいと思いますが、まず、この制度の趣旨はどういうものでしょうか。
○浅尾慶一郎君 残念ながらその制度を知らずに、本来もらえるものをもらえていない方が結構いらっしゃるということですが、平成十五年の支給分の給付金のうちで時効消滅した件数と金額、また、そのうち私の地元の神奈川県の件数と金額を教えていただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 この時効消滅については昭和三十八年の法制定時にも議論されておりますが、受給権の時効消滅についてどういうふうに考えておられますか。
○浅尾慶一郎君 私がこの点について問題にしておりますのは、実は、昭和六十年に電算化されました。このことが電算化されましたが、電算化されるに当たって、データの入力は申し出た人しかデータを入力しなかった。しかし、電算化されるということを知らないわけですね、普通の受給者は、知らない可能...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今御答弁いただいたわけですけれども、要するに人手が足りなかったから取りあえず請求があった人だけデータ入力をして、以降はデータ入力がしておられる方だけ通知が行く、通知が来ないから時効で消滅しちゃうというのが実態ですよね。確認です。
○浅尾慶一郎君 先ほど、柳澤大臣が御答弁いただきまして、夫を失ったことに対する精神的痛苦、要するに六十二年、終戦からたっているわけでありまして、夫を失った方といってももう八十後半になっておられる方も多いと。そういう方に電算化しますよと、これをどうやって広報したかというと、町の、県...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非そうしていただきたいと思います。先ほど、九千件という形で大体類推もできているわけですから、それほど難しいことではないと思いますので、その決意を伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 先ほど御答弁いただきましたように、三年間たつと時効で消滅してしまうということなんですが、この受給権を、時効消滅した後に、あっ実はあったんだと気付かれる方もいらっしゃいます。過去に、この予算委員会で当時の小泉厚生大臣が、しかし、その時効消滅についてこれを救済するのは...全文を見る
○浅尾慶一郎君 財務大臣に伺いますが、会計法の三十一条は、本件特別給付金の時効消滅の場合に適用されますか。
○浅尾慶一郎君 という形で時効になってしまうということなんでその救済が無理だということなんですが、実は戦傷病者戦没者遺族援護法、いわゆる遺族援護法ですね、遺族援護法に基づく遺族年金については、厚生労働省の局長通達でもって、時効になってもこれは適用しないんだという通達を出されていま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ということで、確認させていただきたいと思いますが、そうすると遺族年金については、時効になっても五年たったものについては、お金はもらえないけれども、権利だけ発生するということですか。
○浅尾慶一郎君 確認しますが、そうすると、過去のもらえるはずであったものはもらえないけれども、それ以降もらえるようになるという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 なぜこういうことにこだわるかというと、もし遺族年金で具体的に支給が受けられるんであれば同じようにされるのが一番適切なんではないかと。特に、先ほど申し上げましたように、政府側のミスがあったわけですよね、電算化するときに全員に通知しなかったということなんですが。それが...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非、まあこれは立法措置になるのかもしれませんが、先ほどお話がありましたそのデータ入力と併せて、特にその政府側の電算化、そしてそのときに通知を個別にはしていないわけですから、そこについて救済するための新たな立法措置を政府として検討していただけないかどうか、伺いたい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、新たな立法でもって救済することは考えられないんですかということです。
○浅尾慶一郎君 ミスがあったのは国の責任が相当あると思いますので、それを救済するとすると新たな立法が必要だということで申し上げさしていただきましたけれども、御賛同いただけないということは大変残念であると思います。  最後の質問になると思いますが、今の戦没者の妻だけではなくて、戦...全文を見る
○浅尾慶一郎君 平成十七年分が時効消滅する時間がだんだん近づいてくるわけでありますが、平成十七年分が、これ百三十八万件もありますから大きいんで、これが時効消滅しないようにどういう対策を取るか伺って、私の質問を終えたいと思います。
03月09日第166回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  外交は内政の延長線上ということで、かつての外交の結果も含めて少し検証していきたいと思いますが、まず、ガット・ウルグアイ・ラウンドに当たりまして、そのことを受け入れた結果、我が国は六兆百億円の対策費を使ったということであります...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今日はちょっとパネルも用意をさしていただいたわけでありますが、(資料提示)ガット・ウルグアイ・ラウンド、委員会の皆さんには紙も用意しておりますけれども、六兆円を使っておりまして、七年間にわたって、正確に言うと、平成六年はこれは補正予算ですから、六年間にわたって六兆...全文を見る
○浅尾慶一郎君 随分能弁に御答弁いただきましたが、所得補償というか、このガット・ウルグアイ・ラウンド、六兆が終わった後も増えていないんですね、今日は数字伺いませんけれども、増えていない。ですから、結果として、さっき申し上げたように所得補償、差額を戸別補償していった方がよかったんで...全文を見る
○浅尾慶一郎君 議員会館、参議院、衆議院ともに一緒ということでございますが、この参議院に、議員会館に資金管理団体があって、そしてほかに事務所を有していない方が外務副大臣の浅野副大臣でありまして、彼のところ、今日たまたま海外出張に行かれているということで、外務大臣に、大変御足労でご...全文を見る
○浅尾慶一郎君 浅野副大臣の事務所の方は、議員会館だと、先ほどありましたように、光熱水費は掛かりようがないというコメントをされております。  次に、菅総務大臣、一般論で伺いますけれども、政治資金規正法に基づく報告で虚偽記載があった場合の罰則というのはどういうふうになっていますか...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そこで、松岡大臣、先ほどと同じように能弁にお答えいただきたいと思いますが、毎年この五年間、四百十六万円から七百七十九万円の光熱水費を計上されております。これもただのところで、ほかに事務所がないと、ですから計上しようがないというふうに思いますが、なおかつ、先般、我が...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私が質問させていただいておりますのは、今参議院の事務総長からもお答えいただきました、議員会館では光熱水費掛からないんですよ。ほかに掛けようがないんです。ですから、中身を全部明かしてくれということじゃなくて、どういうふうに使っているんですかということをお伺いしている...全文を見る
○浅尾慶一郎君 安倍内閣の下の閣僚であります。  安倍総理、今日はテレビ入っています。全国の方も見ておられると思いますが、こういう、私の質問そんなに難しい話じゃないんですよね。お金が掛からないところでどうして掛かっているんですかということをお答えくださいと。しかも、法律上、光熱...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今総理が、電気、ガス、水道の使用料及びこれらの計器使用料、その後、施行規則に等と書いてあるんです。じゃ、松岡大臣、この等の中に何を含められたか、これぐらいだったら答えられるでしょう。
○浅尾慶一郎君 私は別にその金額を聞いているわけではありませんし、等の中に具体的な費目としてどういうものがあるかということも伺っただけですが、それも答えられないと。  正に隠ぺい体質だと思いますが、安倍総理、この隠ぺい体質的なことをかばわれるとすると、安倍内閣そのものが隠ぺい体...全文を見る
○浅尾慶一郎君 法律は最低限の規範なんですね。疑惑を持たれたときに説明責任を持つというのが閣僚としての務めだと思いますが、そういう方が大臣としてふさわしいと思われるかどうかだけ、総理に伺います。
○浅尾慶一郎君 いやいや、私の質問は、そういう今の法律云々という話ではなくて、大臣として説明責任を果たされているかどうか、その点について簡潔にお答え、ふさわしいかどうかも含めてお答えいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 あとは見ておられる方も含めて判断される問題だと思いますので、次の質問に移らさせていただきたいと思いますが、六か国協議の問題について伺いたいと思います。  安倍総理は、拉致の問題が解決がなければ五万トンあるいは百万トンの重油供給には応じないというふうにおっしゃって...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この前進の定義はどういう形でしょうか。
○浅尾慶一郎君 重油供給については、かつてKEDOのような国際機関を通してやったケースもありますが、そういった第三者機関経由もないという理解でよろしいわけですね。
○浅尾慶一郎君 ところで、北朝鮮という国は核兵器を開発したと自分で発言をしております。一方で、イラクについては、後ほどこれは詳しく我が党の若林議員が質疑をさせていただきますが、久間大臣、イラクに核兵器がさもあるかのような状況でブッシュ大統領は踏み切ったと思うがその判断は間違ってい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 安倍総理は、イラクについてはそういう、国連の指示にも従わなかったという発言をされておりますが、北朝鮮の場合は、これは我が国のすぐ近くでありますけれども、先方は核兵器を、核実験をしたということまで言っているわけですけれども、そういう状況について、これは他国のことであ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 なかなか、他国のことでもありますし、論評が難しいということであろうというふうに理解をさしていただいて、次の質問に移らさしていただきたいと思いますが、米軍再編特別措置法について伺わしていただきたいと思いますが。  まず、その米軍再編というものは、これはそもそも、全...全文を見る
○浅尾慶一郎君 これはお答えいただけないということで私の方の話だけさしていただきたいと思いますけれども、今申し上げましたように、米軍再編は米国全体が新たな考え方に基づいて、ブッシュ政権、特にラムズフェルド前の国防長官のときに、レボリューション・イン・ミリタリー・アフェアーズという...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、個別の例えば家族住宅一戸当たり、これ土地代入っていません、七十二万ドル、物すごい高いわけですよ。だから、一体どういう積算をされたんだろうかと。七十二万ドルというと、まあ一ドル百二十円で計算すると一億円近くなってしまうと。百円で計算しても七千二百万円です...全文を見る
○浅尾慶一郎君 家族住宅は融資だから出した分は返ってくるということは、その負担は米軍の軍人さんがするわけですよ。高く造ったらそれだけ高い家賃を払うかって、そんなことないわけですよ。だから、返ってくるという保証もないんではないかなというふうに思いますが。  まず第一に、この積算、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう一度私の質問をさしていただきます。  アメリカの同じグアムで造ったその二百六戸の一戸当たり三ベッドルームがあるものが、一戸当たりの計算でいうと十七万六千ドルで落札がされていると、こういうそのプレスリリースについて防衛省としてこれから積算をされるんであれば、把...全文を見る
○浅尾慶一郎君 随分、十七万ドルと七十二万ドルというと四倍以上差があるわけですよね。だから、どういう計算をされているんだろうかなと。  私は、沖縄から海兵隊がグアムに行く、これはそもそもアメリカの国家戦略に基づいて行くものだというふうに認識をしております。しておりますけれども、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 事実は、今申し上げたように四百万の方で一六%、六百万の方で一六%増税なんです。そして、三千万の方は七・五%なんです。今総理は、定率減税で、これは景気対策としてやったというお答えをされましたけれども、実はそのとき三点セットで税制を変えているんですね。どういうふうに変...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、低い所得の方に特に恩恵があったということをおっしゃいました。低い所得の方だけに恩恵があったと、定率減税。  では、伺いますが、同時に所得税の最高税率下げませんでしたか。下げているか下げていないか、その点だけお答えください。
○浅尾慶一郎君 所得税の最高税率を下げているんですよ。ですから、その点、大臣としてそういう認識持っておられないんですか。
○浅尾慶一郎君 ですから、私が申し上げているのは、六五から五〇に一五%下げているんです、最高税率を。そして、先ほどのパネルにあったように、最高税率のところは変えずに定率減税のところだけいじると、四百万、六百万の方は一六%増税になって、そして三千万の方は七・五%、差があると、差が出...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、全体の話ということで御指摘がありましたけれども、先ほど私は二つのことを申し上げました。  もう一つは、給与所得控除というのは、年収が幾らの人でも五%は控除になるんですよ。ですから、五〇%をいじらないまでも、この五%のところをある段階でいじってもいいんじゃない...全文を見る
○浅尾慶一郎君 日本は百九十一か国承認していますけれども、実際に大使館を置いているのは百十七か国、中国は百六十か国に置いていると。  特にこの差が顕著に表れるのがアフリカでありまして、アフリカは、日本は五十三か国承認しておりますけれども、大使館を置いているのは二十四か国、現状で...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非検討していただきたいと思うんですね。  今、給与というお話がありましたが、多分一番、これは質問通告しておりませんけれども、外務省の中で若い大使といっても五十代中ごろぐらいなんではないかなというふうに思います。先ほど申し上げましたように、三十代後半から四十代の...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の趣旨は、別に外務省の方も含めて検討いただければということであります。その方に三十代後半とか四十代でアフリカ、特に国の数も少ないでしょうし、またそういうところであれば、長い間やればそれなりにその現地の方との人間関係もできる。それが、ひょっとすると、まあ多分アメリ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問の趣旨は、当初締結のために必要だと言っていた国内法の内容がかなりあったと、それが四分の一に減ってしまうと、それでも締結ができるということは、当初が間違っていたのか、それともということなんです。何で変えられるかということです。
○浅尾慶一郎君 確認ですけれども、条約の成立にならないかもしれないという発言ですね。
○浅尾慶一郎君 次に、今の国連国際組織犯罪防止条約というのは、今まで日本の刑法で規定されていなかったことが犯罪になるということで、新たな犯罪の類型をつくったものでありますが、ICCローマ規程というのがありまして、これは規程上の犯罪であって日本国内法で処罰できないものがあるというこ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、日本の政府がICCに付託をするんですかという趣旨の質問です。
○浅尾慶一郎君 質問にお答えいただいていないんですけれども。  四つだけ類型資料をお配りしております。日本の刑法で、国内法で処罰できない行為というのがあります。こういうものがあったときに、日本国政府として、ICCを経由するのか、あるいはそのICCから依頼があったらそれに対応する...全文を見る
○浅尾慶一郎君 終わります。
03月20日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  まず最初に、六者協議について伺ってまいりたいと思いますが、北京での本会議が始まっておりますが、その結果についての認識はどのように思っておられますか、外務省、外務大臣に伺います。
○浅尾慶一郎君 この六者協議の直前に、バンコ・デルタ・アジアで凍結がされておりました北朝鮮の資金、これ全額を使っていいですよということで凍結が解除されたわけであります。これはアメリカの財務省当局が決めたことですけれども、我が国はそういう中にあって拉致という、直接六者協議の中で他国...全文を見る
○浅尾慶一郎君 我が国政府は拉致問題の解決なくして国交正常化なしという主張を従来からしてまいりました。最近は拉致問題の進展という言葉も使っておりますが、解決という言葉と進展という言葉は意味が違います。この差を説明していただけますか。
○浅尾慶一郎君 確認のために、今おっしゃったことで大体分かりますけれども、もう一度質問させていただきますと、五万トンあるいはその先の百万トンについて、資金提供は全面解決でない場合にもあり得るという意味で進展という言葉を使っているということでよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 そうすると、拉致と核の問題を、言わば国交正常化と核の問題を切り離したということだというふうに理解をさせていただきますが、その進展ということの最低限の定義は、北がアクションを起こさないと進展にはならないという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 つまり、かつてのように、偽の遺骨を渡すといって、それでもって進展ということでなくて、事実に基づいたものが出てくれば進展として判断する余地があると、必ずしも判断するかどうかは別問題だということでよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 それでは、米軍再編特別措置法に関して、この予算とも若干関係していますので、米軍再編について伺ってまいりたいと思いますが。  過日の予算委員会でも、米軍再編そのものは、私はこれは明らかに米国の戦略に基づいて行われたものだということを指摘をさせていただきました。つま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 まあ既にこの米軍再編について日米両国で合意がされていることですから、今更資金負担について戻って云々という議論はなかなか難しいかもしれませんが、少なくとも、ドイツから米国の軍隊が冷戦構造が崩壊した後で出ていくという経緯の中で、ドイツ政府がそのことについて求めていたの...全文を見る
○浅尾慶一郎君 大臣が今おっしゃいました、置かれている地政学的な状況が違うというのは私もそのとおりでありますから、そのとおりということではありませんが、今までの政府の説明では、まあ何というんですかね、抑止力の維持と同時にその負担を軽減すると、負担の軽減というのは移転であると。移転...全文を見る
○浅尾慶一郎君 先般も予算委員会で指摘をさせていただきましたけれども、米軍が同じグアムで建設をしているその住宅の単価と比べて、この我が国の積算している単価が余りにも高いので、これは是非検討をしないといけない課題だというふうに思っております。  その中で、このまた今御指摘がありま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 財政支出決めておいて発注者決まってないというのは少しおかしいんではないでしょうか。
○浅尾慶一郎君 具体的に協議をしているということですけれども、その造るものは決まっているわけですよね。その価格が、その積算が米側の最大限掛かってこの値段だと決まっているということでありまして、だれが造るか決まってないでその値段を払うというのはおかしいんじゃないかなと。要するに、丸...全文を見る
○浅尾慶一郎君 その財政支出、先ほど来申し上げています、私、これどう見ても高いと思うんですね。この間も予算委員会で比較で申し上げましたが、その中で発注の責任というかその権限も明らかになっていないということになると、かなり国民の税金が必要以上に高い値段で使われてしまうという危険性が...全文を見る
○浅尾慶一郎君 しかし、防衛省はこれは回収ができるんだということを言っておられます。家賃収入が幾ら返ってくるか分からないにもかかわらず回収ができるというのは矛盾じゃないですか。
○浅尾慶一郎君 少なくとも二十五億五千万ドルは、これは回収するんだというふうに、回収できるんだというふうに言っておられるわけでありますけれども、そうすると、普通に考えて二十年で、全く利息考えなくても年間で一億二千万ドルぐらいの家賃収入がないと回収できないことになるんですよ。一億二...全文を見る
○浅尾慶一郎君 五十年というのは、これ出資、融資ということになれば当然利息が付くんです、長くなれば長くなるほど金利も高く計算しなきゃいけないと。  ですから、今申し上げた一億二千万ドルというのは、短かろうが長かろうがそれぐらいの収入がないと利息分は回収できないということになると...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今正にいいことをおっしゃっていただいたんですけれども、二十年で三千万ですよね。しかし、この三千五百戸を二十五億ドルで造ると一戸当たり六十万ドル超えちゃうわけですね、六千万円超えちゃう。そうすると、とても回収できないということになるわけでありまして、その段階でもう既...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、ですから、私が申し上げているのは、いいですか、三千五百戸で二十五億五千万ドルということは、一戸当たり七十二万ドルなんです。七十二万ドルということは、今の貨幣でいって、百十円で計算しても八千万円ぐらいなんです。二十年間で三千万円しか返ってこなかったらどうやって...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ですから、先ほど来申し上げていますように、二十五億五千万ドル、三千五百戸、一戸当たり七十二万ドル掛かるわけですよ。それが回収できるという説明をずっとされていたので、その元々の説明が間違っていたということをおっしゃった方がいいんじゃないですか。今三千万しか回収できな...全文を見る
○浅尾慶一郎君 回収できるようにということですけれども、元々の数字が大分ずれているということを申し上げたいと思います。  この間も予算委員会で指摘をさしていただきました。米軍の先ほども申し上げましたホームページにも出ておりましたけれども、彼らが住宅を建設した、これ受注業者も出て...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非、米側だけではなくて、この間申し上げましたが、この間の指摘させていただいたのはアメリカの、米軍のホームページというかプレスリリースに出ているものですから、そういうものも防衛省として調べて引き続きいただきますようにお願い申し上げたいと思います。  次に、この米...全文を見る
○浅尾慶一郎君 民間の活用ということであれば、単純に民間の金融機関でその経済性が合うんであればやられればいいんじゃないですか。
○浅尾慶一郎君 私も昔、国際金融関係の仕事しておりましたけれども、経済性があれば別に乗ってくる話だと思います。経済性が合わないから乗ってこないということだと思いますので、先ほど来申し上げていますように、経済性が合うように設計をされれば国際協力銀行を使わなくてもいいということになる...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ですから、申し上げておりますのは、経済性が合えば、別に国際協力銀行を使わなくても民間の銀行は必ずそれはこのプロジェクトに乗ってくると思います。なぜならば、支払側はアメリカ政府で、そういう意味での信用リスクはないわけですから。ただし、経済性が合わないから乗ってこない...全文を見る
○浅尾慶一郎君 理解を得られているということでありますが、実は、御案内のとおり統一地方選挙がありまして、大和市も市長選挙があるんですが、必ずしもその大和の土屋市長が、このことについて一〇〇%反対とは言っておりませんが、その必要に応じて、必要があればその事の是非、通知があるけれども...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今おっしゃった条約の成立に向けて最大限の努力をしたいということですが、その修正案が国会で成立をして、それを受けて条約を締結できない場合があるのかどうか。つまり、批准書、受諾書あるいは承認書を国連の事務総長に寄託するということになっていますが、修正案が国会で成立した...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ですから、私の質問は、国会で修正案が可決しました、自公で衆参両院で今多数持っていますから、修正案であれ何であれ可決しようと思えば可決できると。しかしながら、それを国連の事務総長に寄託した結果受け入れられないというケースもあり得るということをおっしゃっているんですか...全文を見る
○浅尾慶一郎君 なぜこの質問をしているかといいますと、今までの政府の説明は、条約で定めているそのすべての犯罪を国内法で整備しないと条約が批准できない、しかし、それを今度修正案で四分の一に減らしても基本的には大丈夫なんじゃないかなということだったものですから、大丈夫でない場合がある...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、違います。だから、質問をよく聞いといていただきたいんですが。
○浅尾慶一郎君 違います。  ですから、修正案が国会で可決をしましたと、今まで外務省の説明は、元々その条約で定められたすべての犯罪を国内法で整備しておかない限りはそれは条約は批准できないんだということを言っておられましたが、修正案でも大丈夫だというふうに見解を変えてこられた。し...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ということは、今まで御説明は、一歩たりとも国内法を変えることは条約の批准に問題があるんだということと、今の御説明では、多少修正しても、あるいは大分修正しても他の国の理解を得られれば大丈夫なんだということで、今までの説明と変わってきているというふうに認識をせざるを得...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ですから、一歩たりとも修正があったら批准できないんだではなくて、修正があった場合でも批准に向けて努力をするということだというふうに理解をさせていただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 ちょっと時間の関係で、最後一分だけ質問をさせていただきたいと思います。  もう一点、ICCという別の、ローマ規程ということで、この中に規程上の犯罪、このICCの規程の中では犯罪であって、日本の国内法で処罰できないものがあるわけでありますけれども、これについては国...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、質問と違う答えなので、質問に全然違う答弁書読んでおられると思うんですが。  私が申し上げたのは、二国間で犯罪人引渡し条約というのがいろんな国と結ばれています。この場合は、我が国で犯罪となるもの以外は引き渡さないということがその犯罪人引渡し条約に書いてあるわ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 終わります。
03月26日第166回国会 参議院 予算委員会 第13号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  締めくくり質疑をさせていただきたいと思いますが、まず最初に、六者協議あるいは北朝鮮の対応についてどういうふうに判断されるか、外務大臣に伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 御案内のとおり、我が国は、その六者協議のメーンのテーマである核問題とは別に拉致問題を抱えております。  拉致問題については、これが解決しない限り日朝国交正常化はしないと。しかし、拉致問題に進展があれば、六者協議で提議する五万トンないし百万トンの重油供給に応じると...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ここが大切なところですから確認させていただきますけれども、それが動いていれば、総理としても五万トンないしは百万トンの重油供給に応分の負担をする用意があるという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 次に、委嘱審査のときに、あるいは先般の集中審議でも議論をさせていただきましたけれども、沖縄駐留の海兵隊のグアム移転についてお伺いをさせていただきたいと思いますけれども、私は、これ何度も質問しても、なかなかこれは返ってくるのが難しいお金だなというふうに思っております...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、御答弁いただきましたその上限が二十五億ドル、三千五百戸で二十五億ドル、一戸当たり七十二万八千五百ドルなんですけれども、上限の場合には米軍が払う家族住宅手当が増えるという、そういうことですか。
○浅尾慶一郎君 本来は、そのお金が回収できるというのであれば、入ってくる収入の方が大体大まか分かっていて、それに対して掛かるコストがこれぐらいだから返ってくるということなんですが、今の御答弁ですと、掛かるコストがこれぐらいで、これから入ってくるお金をベースに計算をしてみようという...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この米軍の沖縄への移転については別途二十八億ドル、約三千億円ぐらいの真水の財政支出が組まれておりますが、これについてはその財政支出の発注者がまだ決まっていないということが先般の委員会で明らかになりましたが、その後も決まっていないという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 いや、私の質問は、我が国として三千億円出すと、我が国が発注者になるということではない、ないのか、それとも我が国が発注者になるのか、その点について伺っているわけですが。
○浅尾慶一郎君 何回かこの委員会でも取り上げさせていただいておりますが、海兵隊を中心とする米軍の再編の費用を我が国が負担することについては、かなり我が国としてのどういうメリットがあるのかということも含めて検討するべきだと思いますし、なおかつ、費用については厳重にその計算をすべきだ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次に、昨年の三月十七日、この予算委員会で指摘をさせていただきましたけれども、駐留米軍で働いております労働者は、形式上、防衛施設庁長官が雇用主となっております。しかしながら、この防衛施設庁長官に労働基準法の違反があるということを指摘させていただきまして、それはお認め...全文を見る
○浅尾慶一郎君 違反があるかないかは微妙だという御答弁でしたけれども、日米地位協定の第十二条五項にはどういうふうに書いてありますか。
○浅尾慶一郎君 この日本国の法令で定める条件というのは、労働条件が変われば変わるわけですよね。変わった場合は、この地位協定の第十二条五項が、労働条件が、基準法の中身が変わったわけですから、変わるという理解で正しいんじゃないですか。だから、それが違反だということじゃないですか。
○浅尾慶一郎君 少し分かりやすく指摘をさせていただきたいと思いますが、妊産婦等の有害業務就業禁止、これ労働基準法違反ですが、就業させているんではないか、あるいは年次有給休暇の繰越し、これ労働基準法で定められていますけれども、繰越しがないんではないでしょうか。
○浅尾慶一郎君 しっかりと交渉をしていただきたいことだと思います。グアムへの移転費の負担だけさせられて、我が国の法令を本来は守ると協定に書いてあることについて守っていないというのは問題だというふうに思いますので、指摘をさせていただきます。  次に、横須賀基地内でアスベスト、いわ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 アスベスト、石綿を使用する環境においては労働安全衛生法を、まずその前に、立入検査等は厚生労働省やったかどうか、伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 ちなみに伺いますが、その九五年までの勤務で立入検査をしたケースは全国でありませんか。
○浅尾慶一郎君 そうすると、米軍基地だから立入検査をしないで、ほかの件では立入検査をするということになるんですか。それとも何かほかの理由があるんですか。
○浅尾慶一郎君 次に、作業環境の測定は行っておりますか。
○浅尾慶一郎君 したがいまして、その作業環境測定は、これはどちらかというと防衛大臣に伺った方がいいかもしれませんが、現地において作業環境測定を行いました。
○浅尾慶一郎君 雇用主が防衛施設庁でございます。雇用主が作業環境の測定を行わないというのは、労働安全衛生法の違反ではないでしょうか。
○浅尾慶一郎君 厚生労働大臣に伺いますが、雇用主が行わなくても、それで事業主はこのケースでいえば米軍であるから、米軍が作業環境測定をやれば労働安全衛生法に違反しないという解釈なんですか。
○浅尾慶一郎君 しかし、エアコンの取付けで現に労災認定をされているというのは事実であります。  私が申し上げたいのは、別に米軍だからとかそういうことではなくて、先ほど来申し上げておりますように、我が国の法令をしっかりと適用していくその努力を少なくともしていただかないといけないと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 我が国の法令というか、相手方に対してしっかりと申入れをするということなのか、その点について伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 今日は締めくくりの総括質疑でありますから安倍総理大臣に伺いたいと思いますが、我が国の法令を、しかも条約あるいは協定においてもそれを守るという決まりになっているわけですね、基本的に。その解釈についてはいろいろあるかもしれませんが、基本的に我が国の法令を守るということ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 念のためにもう一度伺いますけれども、現在、駐留米軍で働いておられます日本人の労働者に対しては労働基準法で担保されている様々なことが適用されていない部分がある、これについてしっかりと適用されるように交渉する意思を安倍総理として示していただきたいという質問です。
○浅尾慶一郎君 役人の書いた御答弁を読んでいただいているわけですけれども、そうじゃなくて、私の質問は、美しい国、主張する外交というんであれば、少なくとも協定で書いてあることを相手方に主張するのは当然じゃないですかという質問です。
○浅尾慶一郎君 余り御答弁いただいていないようなので次の質問に入りますけれども。  次に、ハローワークの民間業務委託について伺っていきたいと思いますが、まずILO八十八号条約の趣旨はどういうところにあるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 同条約に基づきまして我が国はどのような法的義務を負っておるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 この条約の第九条には英文でスタッフという言葉があって、これがパブリックオフィシャルでなければいけないと、こういうふうに書いてありますが、ということは、その職員は公務員でなければいけないという解釈でよろしいんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 では確認させていただきますが、基本的には公務員でないといけないということでよろしいわけですね。
○浅尾慶一郎君 つまり、職員は公務員でないといけないということなんでありますが、ところが、このハローワークのネットワークを含めて一部民間市場化テストをするということになりますと、そうすると条約違反になるんではないかと思いますが、その点についてどういうふうに考えられますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 ここに厚生労働省の考え方、確かに条約の考え方、解釈は外務省ということでありましたけれども、厚生労働省の考え方という資料がありまして、そこでは、スタッフという言葉については本条約において一か所しか用いておらず、他に構成員を示す言葉がないことから、管理職ではなく職員全...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ところで、この市場化テストは大田大臣のところで担当されておるわけでありますが、そういう解釈なんですけれども、どういう理由でその市場化テストを、法的理由ですね、政策的理由ではなくて、どういう法的根拠でやっておられるか、伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 私の質問は、政策的根拠ではなくて、法的には今外務大臣そして厚生労働大臣がおっしゃいましたように公務員でなければいけないということになっているわけですよ。それをどういう根拠に基づいて私的懇談会をつくられたのか、その点を伺っているわけであります。
○浅尾慶一郎君 ということは、経済財政諮問担当大臣が私的懇談会でこういうふうに条約を解釈しましょうということを提案をされると、私的懇談会の結論に基づいてですね、された場合に、外務省として聞く枠組みになっているんですか。
○浅尾慶一郎君 今までの国会での答弁によりますと、条約の解釈は外務省だということになっていまして、かつてその条約の解釈を他の担当大臣の指摘によって変えた例というのはあるんでしょうか。──外務省に、外務大臣に。
○浅尾慶一郎君 あるかないかという答弁ですと、多分ないんだと思うんです、今までの国会答弁で言うと。  ただ、一応、そういう例があれば予算委員会に提出していただきますようにお願いしたいと思います。
○浅尾慶一郎君 なぜそういうことを申し上げているかといいますと、次の質問に入るわけですけれども、外務省は、いわゆる共謀罪について、これは一文たりとも、かつて、国内法を変えると条約とそごが出てしまうという主張をされてたんでそういうことを伺ったわけでありますが、そうすると、別に他の大...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そういうことになってくると、国会に対していろんな議論、まあ特にこの国会でもなかなか進まないと言われておりますいわゆる共謀罪ですね。これについて、今まで言ってきた議論の論拠が少し変わってくるんではないかと思いますが、そういう考え方ではないか、あるいはそういう考え方で...全文を見る
○浅尾慶一郎君 つまり、外務省として当初考えていたことがあって、国会ないしは閣内で指摘をされて考え方を改める場合は、そこからもう一度、その所管をする国連の事務総長なりILO事務局に対して、こういうふうに解釈を変えるんだけどどうかという手続が必要だということですか。
○浅尾慶一郎君 この問題について議論をすると長くなりますからこの程度にさせていただきたいと思いますけれども、是非、一歩たりとも条約解釈は変えられないんだという姿勢を、もしそうであれば改めていただきたいということを申し上げて、次の質問に入りたいと思いますが。  この予算委員会でも...全文を見る
○浅尾慶一郎君 定率減税は、法人税の、まあ法人税率を下げることと、それから所得税の最高税率を下げることと三点セットで定率減税が導入されました。今回は定率減税だけがなくなったわけでありますが、その法人税の税率は、各国と比べて日本は高いという認識を持っておられるのか、あるいはここで上...全文を見る
○浅尾慶一郎君 法人が負担するのは法人税だけではありません。社会保障費用のうちで法人が負担する、事業主が負担する数字を主な主要国でお答えいただけますか。
○浅尾慶一郎君 先ほど尾身大臣は、日本、アメリカ、ドイツが法人税が高いというふうにおっしゃいました。しかし、法人の側からすると、税で払うか社会保障費で払うか、それは余り変わりがないわけでありまして、両方足した場合、どうなりますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 先ほど社会保障費については厚生労働大臣から御答弁いただきました。法人税については財務大臣から御答弁をいただきましたが、これは単純に足す種類の性格ではないかもしれませんが、単純に足してみますと、日本が五三・八九、アメリカが五二・〇五、そしてさっき安いと言ったドイツは...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今アメリカよりは低いとおっしゃいましたが、ほぼアメリカと一緒なんですね、五三・八九と五二・〇五ですから。ヨーロッパへ行くと六〇%を超えるということなので、そういう意味でいいますと、今回定率減税を廃止するときに、法人税と所得税の最高税率についてはこれは触ることができ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の指摘は、つまり、日本の法人税が既に高過ぎて、これ以上下げられないから定率減税の廃止によって財政不足を補ったんだという説明を今までされてきたわけなんですよ。しかし、社会保障料を含めるとそういうことではないんではないか。  もっと言うと、これ聞いてびっくりしたん...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いやいや、制度が違うというんであれば、今までなぜ、じゃ、ほかの国と比べて日本の法人負担が高いとおっしゃっていたんですか。
○浅尾慶一郎君 私の質問は、今、尾身財務大臣がお答えいただいたのは税負担だけなんですよ、企業は社会保障費、そういうのも負担するわけですから、その両方を比較した答弁、数字でないとおかしいんではないですかという質問なんです。(発言する者あり)
○浅尾慶一郎君 繰り返しの質問になりますけれども、比較をするときに法人税だけを比較して企業負担の答えをするのはおかしいんではないかと。企業が負担するのは社会保障費も同じように負担するわけですから、なぜその数字を持っていないのですかという質問です。
○浅尾慶一郎君 ですから、私の質問は、なぜその日本の法人の負担が必要以上に高いというときに法人税のことだけをおっしゃっているんですかということなんです。
○浅尾慶一郎君 ですから、なぜ今までの定率減税を廃止するときに、法人税は既に日本は非常に高いんだと、あるいは所得税の最高税率も高かったのをこれ戻すわけにいかないんだということなんですが、法人税については本当は社会保障費も含めて比較をすれば必ずしも高いということにはならないんじゃな...全文を見る
○浅尾慶一郎君 その統計が違うということなんですが、ですから、先ほどもその点も指摘させていただきました。せめて、少なくとも財務省において両方を一律で見るような体制を研究されたらいかがですか。
○浅尾慶一郎君 次に、定率減税との絡みで申し上げさせていただきたいと思いますが、ストックオプションという制度がございます。ストックオプションは、基本的にはこれは給与として、給与所得としてカウントされると、で、一部例外があると、そういう理解でいいかどうか、その点についてまず伺いたい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 給与所得と株式の譲渡所得では税率が違うんです。その点についてどうなっていますか。
○浅尾慶一郎君 私は、意見ではないんです、これ。ストックオプションは、基本的に給与所得として課税されるんですか、それとも譲渡所得として課税されるんですかと。
○浅尾慶一郎君 それは、分離課税になるのは実は適格の場合だけなんです。原則は給与所得課税なんです。違いますか。
○浅尾慶一郎君 なぜその質問をするかというと、適格の場合には現在一〇%になるんです。適格の分離課税の場合は一〇%の税率なんです。で、本来、給与所得として認定されるものであれば最高税率は地方税も含めれば五〇%になると。  ですから、そこは、本当は定率減税を廃止する中で、それが本当...全文を見る
○浅尾慶一郎君 分離課税です。
○浅尾慶一郎君 適格は分離課税で、適格にならないのは給与所得……
○浅尾慶一郎君 質問を分かりやすく言います。  適格になったものは税制上優遇されます。じゃ、その優遇された結果、どのぐらい税収が減収になったのか、その数字をお答えいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 私のここから先は意見ですから意見が違っても結構ですが、ストックオプションというのは、言わば基本的には給与に近いものだという形で企業に勤めておられる方に与えられますと。ある場合だけこれは別にしているということなんですが、ストックオプションがもらえる方というのは社会の...全文を見る
○浅尾慶一郎君 じゃ、別の角度から総理に伺いますが、定率減税廃止しました、定率減税は廃止しました。で、実質的に給与所得の代替措置であると言ってもいいストックオプションについてはまだ一〇%という物すごく減額された税制が残っていると。この点について不公平か公平か、どういうふうに思われ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私は、まあそれはそれぞれの考え方がありますから、ここは意見の違いだということかもしれませんが、少なくとも定率減税をなくすんであれば、そのストックオプション等々、給与所得だというふうに、基本的にはだというふうに認定しているものについて、それをやめた場合の政策効果と続...全文を見る
○浅尾慶一郎君 その効果は、数字がないわけですよね、効果の数字がないわけですよね。だから、どうしてそれが分かるんですか。
○浅尾慶一郎君 時間の関係で最後の質問になりますけれども、この予算委員会で政治と金の問題、随分議論されました。  冬柴国土交通大臣、公明党の太田代表は、松岡農水大臣、もっと政治的な説明責任を果たせというふうに言っておられますが、冬柴大臣も同じ御意見ですか。
○浅尾慶一郎君 最後の質問にします。  農水大臣は法律が改正されたら全部開示する用意があるというふうにおっしゃっておりますが、法律改正の場合は遡及が普通はしないんです。しかし、農水大臣のケースは遡及するという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 終わります。
03月29日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○浅尾慶一郎君 私は、ただいま可決されました在外公館の名称及び位置並びに在外公館に勤務する外務公務員の給与に関する法律の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     在外公...全文を見る
04月26日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○浅尾慶一郎君 ICCローマ規程の承認、それからICC協力法案については、基本的には賛成でありますが、少し詰めなければいけないところがありますので、今日は配付資料に基づいて詰めさせていただきたいと思いますが。  前にも予算委員会等で議論をさせていただきまして、このICCローマ規...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今御答弁いただいたとおりで、今回のICCにおいて初めて国内法では罪にないもの、ごくわずかですけれども、ないものがあると。その場合には、まず確認させていただきます。国内法で罪になるものについては、日本人の場合は特に国内で裁判を、まず刑事裁判をするという理解でよろしい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、国内法で罪にならない、しかしICC上では罪になるという場合には、これは要請があれば引渡しをするということですね。
○浅尾慶一郎君 ですから、私の質問というか、確認させていただいたんですけれども、ちょっと長く答えられるとあれなんでもう私の方で申し上げますと、基本的に、国内法で処罰できるものは日本の場合は日本の裁判を受けると、国内法で処罰できないものはICCに引渡しをして向こうで処罰をするという...全文を見る
○浅尾慶一郎君 法務副大臣はそのように御答弁されましたが、佐藤幸治先生という有名な憲法学者がいられて、彼がその三十一条の、これはいろんな解釈があって、三十一条は適正な、いわゆる刑事訴訟上の適正な手続があればいいという考え方と、それからもちろん罪がなければいけないという考え方といろ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちょっと御答弁が少しよく分からないところがあったんですが、ICCは、まず整理していきます、日本の裁判所ではないから、裁判を受ける権利ということには当たらないということでよろしいですね。
○浅尾慶一郎君 それは、犯罪人引渡条約の場合は日本で罪になるものしか引渡しにならないんです。ですから、それは該当しないということで。確認しますが、ICCで言うところの裁判というのは、三十二条で定める裁判ということとは合致しないということだけを一つ確認をさせていただきたいと思います...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ということで、今日、後ほど決議をさせていただきますけれども、万に一つしかないかもしれないと。しかし万に一つ、日本の法律では罪にならないものが、もちろんその行為を行った、もし仮に有罪になれば、それはそれで問題があることでありますけれども、日本の法律では罪にならない者...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私は、自由民主党、民主党・新緑風会、公明党及び日本共産党の各派共同提案による国際刑事裁判所に関するローマ規程に関する決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     国際刑事裁判所に関するローマ規程に関する決議(案)   国際社会全体の関心事である...全文を見る
05月10日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○浅尾慶一郎君 午前中、あと二十分ですから、国際法上の関係を少し伺ってまいりたいと思います。  まず、2プラス2、先ほど議論が出ましたロードマップということですけれども、これは国際法上どういう文書になりますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 権利義務は負っていないということで、政治的な信義的な義務があるというようなことになるわけですね。ロードマップで書かれていることには今国際法的には義務がないけれども、政治的、外交的な信義誠実の原則に従って守っていかなければいけないと、そういう文書だという理解でよろし...全文を見る
○浅尾慶一郎君 このロードマップにいろんな数字書かれていますけれども、これ上限だと様々な委員会で御答弁をしていただいておりますけれども、上限とされるその根拠というのはどういうところ、根拠はどういうところにあるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 いや、私の質問は、それが上限だというところの根拠は何かあるんですか、それ以上増えないという。
○浅尾慶一郎君 その二十八億ドルにしてもさんざんいろんな、予算委員会等で指摘をいたしておりますが、かなり高いというふうに思います、中身に対してですね、造るものに対して高いということ。まあそれは後ほどやりますが。ですから、それを上限とするということは、かなり高い上限があるなというこ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今後、最終的にいろんな具体的な金額も米軍住宅について決まってくると思います。それは、いわゆる国際約束として交換公文も含めた文書で合意されるつもりなのか、その点を伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 繰り返しになりますけれども、私は国際約束という形で結び、それを国会で批准をする形を取った方が手続としていいんではないかというふうに思いますので、そのことを申し上げていきたいと思いますが、例えば国会の承認にかからないような形で国費を外国政府等に支出した例というのは具...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、国会の決めた予算の範囲内、単年度という二つのキーワードをおっしゃったわけでありますけれども、今回の米軍再編、なかんずくグアムに造る海兵隊の住宅というのは複数年度に当然またがるわけでありますし、金額としても、インドネシアの橋の場合七億円ですよね。米軍住宅の場合は...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ですから、今、久間大臣が言われたことは私も大変重要なことだと思います。私は何度も予算委員会等で、現段階の二十八億ドルは客観的に高いと思いますが、それが妥当な範囲になるということであれば、それをその段階で固めておくということは非常に重要なことではないかなというふうに...全文を見る
○浅尾慶一郎君 国際約束を所管される麻生大臣はどういうふうに考えますか。
○浅尾慶一郎君 この議論をしてもあれですけれども、私は、繰り返しになりますが、両国間で最終的に決まったものを国際約束として国会の承認を経るべきだというふうに思いますということを申し上げておきたいと思います。  次に、特措法の条文について伺っていきたいと思いますが、この第十六条は...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次に、出資によって国際協力銀行が取得する議決権の行使の範囲というのは、特措法に基づくものとそれから国際協力銀行法に基づく行使の範囲と、両方あるんだと思うんですが、両方あるという理解でよろしいでしょうか。
○浅尾慶一郎君 今半分御説明いただいたんだと思いますが、両方あるとなると、現在の国際協力銀行法に基づく議決権の行使範囲と、それからどういうものが特措法に基づく議決権の行使範囲になるのか、少し御説明いただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 出資した財産の保全とか貸付金返済を確保する義務は当然国際協力銀行にあるというふうに理解しますが、それでよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 家賃が出資あるいは融資の回収の主な原資になるわけですね。米軍の軍人さんが払う家賃が主な原資になるわけですけれども、その家賃あるいはサービス使用料の交渉はSPEが行うんですか、それとも政府が行うんですか。
○浅尾慶一郎君 スタート時点は政府が行うということでよろしいですね。
○浅尾慶一郎君 午前中最後の質問にしますが、政府が交渉するということに私はならざるを得ないだろうなと。先ほど申し上げた国際約束といったときに、日本側の義務だけではなくて、米側が最低、例えば大尉だったらこれぐらいの家賃を支給しますということは国際約束の中で規定しておかないとこのスキ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 国際協力銀行にかかわる部分について午前中に引き続いて質問をいたします。  午前中の質疑で、基本的には家賃やサービスの使用料の交渉は政府が最初のところはやっていくと。ただ、午前中の最後の久間大臣の御答弁では、大体の位に応じて支給される家賃のレベルが開示されて、米側...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、具体的に伺ってまいりたいと思いますが、スキームを決めるに当たって、日本側が住宅を造ると。それは米側の要請に応じて造るわけですから、当然それを、そこの住宅がまずは満室になるような義務を米側に負わせるべきだと思いますが、その点についてはどう考えますか。
○浅尾慶一郎君 三千五百戸というのは、そうすると最大限というふうに考えればいいですか。
○浅尾慶一郎君 調査をするのは日本政府ということでよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 事業主体、SPEは調査に携わらないという理解でよろしいですね。
○浅尾慶一郎君 そのSPEが権限を持って、そして実際に事業として回るということであれば、SPEに調査をさせるというのは私は可能性としてあると思いますが、とても今のような価格で造った場合には、これはプロジェクトとして収支が回らないだろうというふうに思いますから、そうだとすると、日本...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちょっと根本的な質問をさせていただきますけれども、家賃でもって基本的に回収するという計画ですよね。家賃でもって基本的に回収できるということであれば、日本の政府が造らなくて米国の普通の事業者が造ればいいんではないかというふうに思いますが、どうしてそういうふうにならな...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちょっと質問の趣旨を御理解いただいてないみたいなんで、例えば年間五十万円という、それは例えですから、五十万円という家賃が十年間入ってくるということが確定していれば、四百万円ぐらい払って建物を造る業者がアメリカにもいるでしょうと、確定、分かっているのであればですよ。...全文を見る
○浅尾慶一郎君 昔、十何年か前に会社に勤めていたときに、いろんな国際的なプロジェクトのアドバイザーとかもやったことがあるんですが、そこに住んでいる人が何人ということよりかは、収入の確実性ということがまず一番大事になるんですね。本件でいえば、三千五百戸の住宅に住む要素を持っている人...全文を見る
○浅尾慶一郎君 短期間でというふうにおっしゃいますが、三千五百戸は何年間で造られる予定ですか。
○浅尾慶一郎君 ということは年間七百戸ぐらいの供給ということなんですが、グアムの規模でいうと、年間七百戸ぐらいの供給というのは私は必ずしも極端に大きい規模ではないというふうに思います。  それから、これは前も指摘をさしていただきましたが、資材は確かにグアムで造られていないかもし...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それは、実はこれ、ここは規制改革の委員会じゃないんですが、外航海運と内航海運で規制の状況が全然違うんですね。内航海運はある種規制で守られている部分があるので運賃が高いんです。だから対馬に行くのは高いと。しかし、外航海運が使えるグアムまで行くということは、これは先ほ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 できるだけコストを政府の責任において下げていただくということをやっていただいた上で、最終的に日本の国民のお金がJBICに出資金という形で行って、そのJBICから出資がされてSPEがつくられる。あるいは、この法律によりますと、日本国政府からJBICにお金を貸し付けて...全文を見る
○浅尾慶一郎君 JBICのお金については国民のお金だということになりますと、その出資した財産の保全や貸付金の返済については当然政府が責任を負うべきだと思いますが、そういう理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 法律上、政府のその出資財産保全、貸付金返済に対する責任が明記されていませんが、それを明記しなかった理由というのはどこにあるんですか。これは質問通告してある。
○浅尾慶一郎君 具体的な内容が固まった段階においては当然のことですけれども、政府の責任を法律的に明記をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○浅尾慶一郎君 次に、この法案の中身について伺ってまいりますが、まず第一条、目的のところに駐留軍等の再編の実現が我が国の平和及び安全の維持に資すると書いてありますけれども、再編の実現が平和及び安全の実現に資するというのはどういう意味なんでしょうかと。つまり、海兵隊の人数は沖縄から...全文を見る
○浅尾慶一郎君 岩国は厚木からの移転ということになりますね。
○浅尾慶一郎君 ですから、日本全体でいえば数は変わらないということなのかなと思いますが、そうすると、座間に来る司令部が増えることによって平和及び安全の維持が維持されるということになるんですか。
○浅尾慶一郎君 次に、第一条で言っている負担、あるいはその法律の中に影響という、まあ負担という言葉と影響という言葉が出てくるんですが、これ同じ意味のようなんですけれども、あえて法律の中で違う言葉を使われる理由はどこにあるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 内容的に違いがないものは法律であれば同じ言葉を使った方が誤解がないんではないかなというふうに思いますんで、負担なら負担で統一された方がいいんではないかというふうに思います。  次に、第三条で、我が国を含む国際社会の安全保障環境の変化に的確に対応し得るよう配慮され...全文を見る
○浅尾慶一郎君 あった場合でもやり得るというのは、今の国際環境というのは、恐らく認識としては国家というよりかは、ある特定の、まあテロ集団という言葉がいいのかもしれませんが、必ずしも国家でないものが場合によっては同時多発的に特定の施設等々をねらって行動をすると、それに対して安全保障...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次に、第三条二項の幅広い国民の理解ということについては、直接負担が増減する地域に限らず一般的に全国民の理解が必要だということだと思いますけれども、具体的には全国民の理解を得るためにはどうされるということですか。
○浅尾慶一郎君 この委員会でもあるいはその他の委員会でもいろいろと議論をさしていただいています。例えば、私自身はかなり高いと思っておりますアメリカのグアムへの日本側の負担というものも含めて全国民の理解ということでいいわけですよね。
○浅尾慶一郎君 当然努力されるんだと思いますが、これ、理解を得られない場合はどうするんですか、理解されない場合は。
○浅尾慶一郎君 この法案の中を見ますと、様々な重要事項を政令にゆだねているんですが、政令にゆだねるということは、委員会の中でそれはまだ決まってないとかということになりますから、国民の理解を得るということとは逆方向の対応なんじゃないかと思いますが、それはなぜ政令にゆだねているんでし...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次に、第六条の再編交付金について伺っていきたいと思いますが、ここでは再編交付金を交付することができるという書き方になっていますけれども、この再編交付金については、答弁では、地元市町村の受入れ表明が必要という答弁がありますが、法律上はその受入れ表明というのはないんで...全文を見る
○浅尾慶一郎君 どこかの、ちょっと後でその議事録を読み上げますけれども、受入れ表明が必要だというような答弁があったというふうに理解しておりますが、ただ、今の大臣の答弁で法律上の根拠はない、これ読むとないことになっていますんで、その受入れの準備があればいいということになるんだと思い...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、例えば議会は反対の決議をして、これは拘束はないとして決議をしているけれども、首長の方が事実行為を含めた受入れの姿勢を示せばそれは条件が整ったということで、理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 次に、この再編交付金をもらいますと、地方交付税というのは減額されるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 じゃ次に、再編交付金というのは交付税とは別のカウントになるということですけれども、国からいろんな種類のお金が来るということになればその地域の国庫依存度が高まるというふうになると思いますが、その点はどういうふうに考えておられますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 次に、再編交付金の新設というのは、そうすると、三位一体改革の趣旨と時限措置だから反しないというふうに判断するのか、そこはグレーというふうに考えるのか、総務省、どういうふうに考えておられますか。
○浅尾慶一郎君 先ほどの受入れ表明のところの議事録、ちょっと今見付けましたので読み上げさしていただきますと、大臣はそれが絶対条件というふうに言っておられるわけではありません。「これは、首長さんが受け入れの表明をしてもらうのが一番手っ取り早い話でございます。しかし、そういうような表...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ええ、発言をされています。  私はここは、しかしその客観的に明確な基準があった方がいいんではないかなというふうに個人的には感じております。つまり、建築確認をする、出してくれるというのが一番明確なんですが、要はその市町村側からすると、お金がぶら下がっていて、客観的...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間が参りましたので終わりますけれども、おっしゃっている、選挙で振り上げたこぶしを落としたいけど落としづらいという趣旨もよく分かるんですが、逆から言うと、何となく防衛省と交渉していてだんだんだんだんハードルが上がるなと首長さんが思うんじゃかわいそうだなと。ですから...全文を見る
05月22日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○浅尾慶一郎君 ただいまの久間防衛大臣の発言に関して、予算単年度主義だということで、それによって不測の事態がないようにしたいという趣旨だというふうに理解をいたしますが、今日は財務省、政府参考人で来ていただいておりますが、まず、単年度主義と言っておりますけれども、国庫の債務負担行為...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この法律が通って、最終的にグアムにおきます海兵隊の住宅を造る金額も、上限だということで言われておりますけれども、それが固まった段階で日本側の負担というのが決まってくるということだと思いますが、私は、前もこの委員会の中で申し上げましたけれども、それを国際約束という形...全文を見る
○浅尾慶一郎君 大変重要な御答弁ですので確認させていただきますけど、全体の事業費が確定した段階で国会に報告をして、そしてそれが当然五年を超えるわけですから、何らかの形でそれを最終的にはそのときの国会の了承をもらうということだということでよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 ちなみに、財務省、せっかくお越しでいらっしゃるので伺いますが、こうした財政事項のある国際約束という形になるかあるいはそうでないかというのはまだこれ決まっていないわけですけれども、いずれにしても、外国との関係で財政事項のある支出で、国庫債務負担行為で国会の議決を得て...全文を見る
○浅尾慶一郎君 間違いなく、恐らく、どういう形であるにせよ、かなり大きな、場合によってはかつてないほどの金額だということだと思いますので、是非できるだけ、国会の関与というよりか、国民が理解するという意味での国会の関与ということを考えていった方がいいと思いますので、是非そのことをお...全文を見る
○浅尾慶一郎君 国民はテレビで見ているわけでありまして、最近の集団的自衛権の話もそうだと思いますけれども、受ける印象は、日米同盟というのは世界の日米同盟なんだと、国民の側が受け取る印象ですよ、したがって、本来安保条約で規定されている地理的な要素を超えるという印象を与えるんだと思い...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この問題についてこれ以上議論はいたしませんけれども、冒頭申し上げましたように、心情的に同盟関係に与える影響というのは当然理解ができるわけであります。ただ、法治国家ですから、心情的に理解ができるということと、それを法を超えてやっていいかという大きな問題があるんではな...全文を見る
○浅尾慶一郎君 硫黄島の天候が悪かったんで厚木になったということでしょうけれども、硫黄島の天候はどのように悪かったかというのはお分かりになりますか。
○浅尾慶一郎君 天候回復の可能性というのも当然あったんだと思うんですけれども、その回復を待たずに機材、人員を厚木に移動していったというのはどういう理由によるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 かなりこのNLPによる騒音被害というのは大きいんですけれども、騒音の状況をどういうふうに把握していますか。騒音計の設置状況を教えていただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 騒音計はきちっと設置をしていただきたいと思います。  今回のNLPの騒音の状況というのはどういうふうな感じだったんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 それは、これ七年ぶりのNLPということですけれども、七年前と比べてどうでした。
○浅尾慶一郎君 したがって、今回の方が延べ日数が短いにもかかわらず苦情件数が多いということは、今回の方がうるさかったということなんじゃないかなというふうに思いますけれども、その点はどういうふうに認識されていますか。
○浅尾慶一郎君 そういう中で、実は米側は、これは今回は静かだったということを、厚木基地司令官がふだんより静かだったということを記者会見で言っているんですね。防衛省はどういう認識持っていますか。
○浅尾慶一郎君 ということは、ふだんより静かだったとは言っていないということですか。
○浅尾慶一郎君 記者会見でふだんより静かだったということを言っているわけなんですね。少なくとも政府としては、七年前よりも多くの苦情が寄せられているということも考えれば、実態としては、その騒音被害を受ける住民からすると七年前以上の騒音だったということは伝えなきゃいけないし、その点に...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今回は空母が出港しなきゃいけないということでやられたということですが、その空母はどこに行ったんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 今回の米軍再編で空母艦載機は岩国に移駐するということになっていますが、岩国移駐後も厚木基地でNLPというのはあり得るんですか。
○浅尾慶一郎君 米軍再編後も、しかし厚木あるいは三沢、横田も予備飛行場であることには変わりないですか。
○浅尾慶一郎君 予備が使われる可能性というのはどれぐらいあるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 次に、グアム移転経費についての質問に移りたいと思いますけれども、防衛大臣は、先日、住宅建設に関する調査、これ、先般予算委員会で資料を出さしていただいておりますけれども、その後どのように調査は進んでおりますか。
○浅尾慶一郎君 住宅建設費については再三様々な委員からも指摘がなされておりますが、これは余りに高いということでありますし、私自身も米側が公表したグアムで造った海兵隊の隊員向けの住宅、これは入札した価格が一戸当たりのコストで日本側が今計算しているのは四分の一だというような、その資料...全文を見る
○浅尾慶一郎君 グアム移転経費で来年度予算の概算要求に盛り込むべきものというのはあるんですか。
○浅尾慶一郎君 調査費程度ということですが、その具体的なところまでいかないということだと思いますが、昨年五月のロードマップの後、日米間で協議はされているんだと思いますけれども、どういうメンバーで、どういう場所で協議が行われているんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 しっかりと詰めていっていただきたいというふうに思います。  最終的には、来年度の予算について、今、調査費というような話でありましたけれども、例えば、このグアムにおける施設整備に関して具体的な金額で合意されるのはいつごろというふうに考えておられますか。
○浅尾慶一郎君 当然、合意した場合には国会に報告するということの説明責任を果たすべきと考えていますけれども、先ほどの話で、そういう理解でよろしいわけですね。
○浅尾慶一郎君 次に、国際協力銀行の出資、融資について質問に入っていきたいと思います。  財務省は、もしあれでしたら結構でございますので。  国際協力銀行は今度民間銀行になるわけですね。株式会社日本政策金融公庫という形に、民間銀行になるわけでありますが、出資財産保全とか貸付金...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私がこの質問をしているのは、今回の法案で国際協力銀行が出資をしたり融資をしたりするということなんですが、その裏側で、例えば利息ゼロ、無利子融資というのもできると。しかし、裏側で無利子融資の分は無利子で国からお金が行きますよと、それから出資する金額についても国からお...全文を見る
○浅尾慶一郎君 法律に基づいての監督権限というのは、法律の中の条文には余り書かれていないような気がするんですけれども、具体的には監督権限に触れられているところというのはあるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 そういう形で監督権を行使をしながらということで、出資財産保全、貸付金返済の確保の履行に努めてもらいたいというふうに思いますが。  次に、事業主体、SPEを使われるということですけれども、このSPEの経営陣というのはどういう人がなるのかなと。国際協力銀行からの出向...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私も、別に民間がすべていいと言うつもりは特にないんですが、もっと言えば、本件については、建設コストの見積り、それから米側が支払うであろう、何というんですか、家賃の交渉もすべて防衛省が中心になってやるということなんだと思うんですね、過去のこの委員会の議論でいえば。S...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いろいろと議論をしていきますと、米軍住宅について言えば、極論すれば、国が全部国際協力銀行をかませずにやった方が責任の所在という面では明らかになるでしょうし、そうなれば民間会社の出向といったような話はなくなるんじゃないかなというふうに思います。  逆に言うと、責任...全文を見る
○浅尾慶一郎君 何が効率的で安いかということは是非考えていただきたいことだと思いますが、あわせて、国が元になって出資するお金、貸し付けるお金に仮に損失が出た場合に、最終的な責任というのは防衛大臣が負っているという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 そうすると、防衛大臣が責任を持って損失が出ないように働き掛けるということがこの法案の趣旨だということを、立法過程で大臣として確認の答弁をしていただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 次に、法案の他の部分について伺っていきたいと思いますが、この法案の第七条で再編関連振興特別地域というものが規定をされております。この再編関連振興特別地域の要件として、駐留軍等の再編による当該再編関連特定市町村区域に対する影響が著しいものとして政令で定める場合という...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、この人員の増加というのはどういうふうになりましょうか。
○浅尾慶一郎君 航空機の移駐が伴う場合は影響が出るだろうと、騒音等ということでしょうけれども、私も小泉委員も地元に座間という地域を抱えておりまして、そこには人員が増えると。人員だけの増加はその再編関連振興特別地域の要件にならないんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 かなり地元、キャンプ座間周辺は、司令部が来ることに対して神経質、反対という声が大きいわけでありまして、そういうことで、再編関連振興特別地域に指定されるから受け入れるよという地域でもないかもしれませんが、しかし法律の趣旨からいえば、人数が増えることによる影響というの...全文を見る
○浅尾慶一郎君 法の七条は、これ、影響が著しいという書き方がされております。影響というのは、騒音だけではなくて、例えば危険性というものも含まれると思うんですが、危険性は影響の中に含まれている理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 繰り返しになりますけれども、この七条で言うところの影響というのは危険性も含まれるという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 最後の質問に入りますが、交付金というものがこの法律の中に様々規定をされているわけですけれども、参議院の予算委員会の質疑で、原子力発電と同じような形でというような、交付金を出すんだというふうに久間大臣が御答弁されているわけですけれども、今でもそういう考えだということ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 終わります。
○浅尾慶一郎君 私は、ただいま可決されました駐留軍等の再編の円滑な実施に関する特別措置法案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     駐留軍等の再編の円滑な実施に関する特別措置法案に対する附...全文を見る
05月31日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第15号
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○浅尾慶一郎君 私は、ただいま可決されました防衛省設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党、民主党・新緑風会及び公明党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  案文を朗読いたします。     防衛省設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案に対する附...全文を見る
06月19日第166回国会 参議院 外交防衛委員会 第20号
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○浅尾慶一郎君 国会最終盤になってきておりますけれども、このイラクの問題については大変重要な法案だというふうに認識をしております。  それから、国会法に定めるところによりますと、理事懇というのは国会の定める法律には定められておりませんが、理事会というのは法律に定められております...全文を見る
○浅尾慶一郎君 日本の置かれている地政学的脅威です。
○浅尾慶一郎君 官房長官、外務大臣も同じ認識かどうか、簡潔にお願いします。
○浅尾慶一郎君 防衛大臣に伺いますが、先ほどやはりヨーロッパと我が国とでは置かれている地政学的脅威が違うということをおっしゃっていただきましたが、累次の質問が委員会でもなされておりましたが、仮に日本がヨーロッパの大陸のような余り地政学的な脅威にさらされないところにあったとすれば、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、国益としてという意味が、国益の観点が、例えば大陸ヨーロッパ、周りに脅威となるような国がないところではまた国益のありようが違ったんではないかという趣旨の質問です。
○浅尾慶一郎君 続いて、我が国の周辺の地政学的な状況で伺いますが、中国が空母、航空母艦を建設しようということをしておりますが、外務省としてはこの点についてどういう認識を持っておりますか。
○浅尾慶一郎君 これは防衛大臣に伺った方がいいんだと思いますが、仮に中国が航空母艦を配備した場合には、日本の防衛に対して影響が出るというふうに考えるのかどうか、伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 中国が航空母艦を持つということについては、様々な、我が国としても注意はしておかなきゃいけないことだというふうに思っております。  たまたまアメリカのボイス・オブ・アメリカという、これは実質半官半民なんだと思いますが、のニュースで、ちょっと和訳をする時間がなかった...全文を見る
○浅尾慶一郎君 外務省、どうですか。
○浅尾慶一郎君 こういうアメリカの、キーティングというのは前、日本にもいた人ですけれども、太平洋艦隊の司令官が、中国が航空母艦を持つのであれば米軍が支援をしますという発言をして、それがボイス・オブ・アメリカに出ているということですから、これ、記者会見で発表したということですが、外...全文を見る
○浅尾慶一郎君 アメリカの意図がどの辺にあるかというのはいろいろと分かれるところだと思います。  彼らとしては、中国が航空母艦というものを持つに当たって、自分たちが技術提供をすれば多少そのコントロールができるという意図があるのかもしれませんが、しかしながら、海軍の現役の軍人が、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私も申し上げましたように、必ずしもアメリカの海軍が中国側との関係でお互いの持っている軍事力を高めるために支援しようという発言をしたというふうには私も認識をしておりませんが、少なくとも、我が国の周辺で航空母艦を持つということは、打撃力という観点でいえばこれは飛躍的に...全文を見る
○浅尾慶一郎君 官房長官、直接の所掌じゃないですけど、この点について何かコメントありますか。
○浅尾慶一郎君 空母があるということは、直接我が国の安全ということのみならず、台湾海峡の、何というんですか、緊張を高める要素もあると思いますね。中国に直接聞いてもなかなかそれは情報は取れないということでしょうけれども、同盟関係にある米国に対しては是非照会をしていただきたいことだと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次に、イラクについて伺いたいと思いますが、このイラクの現状については正に内戦状態だというふうに認識するのが正しいんだと思いますけれども、先般、これは半分冗談、しかし半分本当という趣旨であるアラブの人が言っていた、アラブといっても湾岸諸国の人が言っていた話ですが、イ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 イラクは、御案内のとおり、シーア派、スンニ派、それからクルドという形で様々な勢力が分立しているということだと思いますが、これを一つのものにまとめておくメリットと、仮にですよ、仮にクルドの勢力、シーア派の勢力、スンニの勢力と分かれることによる安定のメリットということ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次に、この法律の解釈に移りますが、まず特別措置法第二条三項の国際的な武力紛争の定義はどういうものでしょうか。
○浅尾慶一郎君 我が国憲法で言うところの九条の武力の行使という言葉がありますが、その武力の行使という言葉と国際的な武力紛争という言葉は同じ意味だというふうに考えてよろしいですか。どなたでも結構ですよ。
○浅尾慶一郎君 次に、米国の九・一一テロを行った集団はアルカイダとされていますが、国家に準ずる組織だというふうに理解すれば、同テロは国際的な武力紛争というふうに考えられるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 現在、イラク国内に国際的な武力紛争というのは存在するんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 バグダッド空港は非戦闘地域だということでよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 これはまだ国会で御答弁いただいてないことですが、昨日、レクを聞いていてあれっということと、そういう理屈の付け方もなるほどなと思ったことがあるんですが、航空自衛隊が飛んでいる空路、空飛んでいますね、その下が全部非戦闘地域だというふうにレクでは言っておられたんですが、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 では、確認いたしますが、私も今の大臣の御答弁は非常に素直な御答弁だというふうに思いますが、自衛隊が飛んでいるところは非戦闘地域だけど、その下は必ずしも戦闘地域か非戦闘地域か分からないという理解でよろしいですね。
○浅尾慶一郎君 そうすると、仮に下が戦闘地域だとすると、戦闘地域だけれども上を飛んでいる航空自衛隊の飛行機は安全だというのはどのようにして確認をされるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 じゃ、次の質問に移らさせていただきたいと思いますが、先ほど国際的な武力紛争がイラク国内に存在するかどうか、これは何とも言えないと。少なくとも武力紛争は存在するのは事実だと思いますが、その武力紛争を行っている集団が国家に準ずる組織なのかそれともそうでないのかというこ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 アルカイダは国家に準ずる組織というふうに定義をされたわけですよね。じゃ、イラクの民兵組織はそう定義ができるのかできないのか。アルカイダが定義されたのと同じ要件を満たしていれば、イラクのそれぞれの宗教の民兵組織はやっぱり国家に準ずる組織だというふうに定義ができるんじ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今日は内閣法制局もお越しいただいておりますが、国家に準ずる組織に対して自衛隊が武器を使用する場合と国家に準ずる組織でない者に対して自衛隊が武器を使用する場合との定義、憲法上の解釈をちょっとお話しいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 今、国家に準ずる組織がイラクの中にあるかないかよく分からないというような御答弁がございました。  そうすると、一般論で言うと、国家に準ずる組織でない者に対して自衛隊が必要最小限度武器を使用するという解釈でもって今任務に臨んでおられるのか、あるいはもっと言えば、現...全文を見る
06月28日第166回国会 参議院 厚生労働委員会 第33号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  同僚の福山委員が今申し上げましたように、まだまだ審議をしなければいけないことが数多くあるということで、幾つかその審議のための質問をさせていただきたいと思いますが、まず、埋もれた紙台帳についてはようやく少しずつ分かってきたとい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 これ、プログラムの問題というよりかは、手元にある記録が厚生年金については標準報酬月額しかないと、それから国民年金については国民年金の保険料を払ったという記録しかないということなんで、プログラムの問題というよりかは、そもそも記録の取り方の問題なんではないかということ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 市町村の答えを待たなければいけないということですが、例えば、領収書があって年金の支給額が変更になった件数ぐらいは答えられるんじゃないですか。
○浅尾慶一郎君 私の質問の趣旨は、当然、年金記録に今まで結び付いていないわけですから、社会保険庁が持っていた記録には一義的にはなかったと。しかし、領収書を提示することによって裁定が変更になるという件数ぐらいはお答えになれるんじゃないかと。結果としてそれが市町村に記録があるかもしれ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ですから、いきなり調査に掛かっている件数を教えていただきたい、つまり前回の八十四件に当たるものを教えていただきたいということと、あわせて、訂正をしていないということになると、せっかく領収書があるけれども、年金の支給増額に結び付いていないということの確認もさせていた...全文を見る
○浅尾慶一郎君 まあ、そこは理解できないんですけど。  そうすると、領収書があっても、その人たちの年金の受給の増額に結び付いていないという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 そうすると、私が二つの種類の質問をしていますが、一番気になっているのは、せっかく領収書を出された方が、それによって訂正されて年金の増額になっているのか、なっていないのか。なっているということですね。
○浅尾慶一郎君 後段の方でいえば、その件数が幾つあるかというのもかなり重要な情報ですから、それは早急に出していただくようにお願いをしたいと思いますし、そのことに基づいて審議をすべきだということも併せて申し上げさせていただきたいと思います。  次に、政府は対策は行っているというこ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私が、一億人の被保険者、年金受給者に送付した方がいいというのは、この問題、かなり国民の関心が高いわけでありますし、また社保庁の人員も限られているということであれば、むしろ国民の皆さんの御協力をいただいた方がいいんじゃないかという趣旨で申し上げたわけでありまして、デ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 要するに、いろんなことについては今の段階で決まっていないけれども、法案を通してくれと言っておられるというふうに理解をいたします。  次に、対策ということで第三者委員会というものを設けられるということなんですが、第三者委員会と社会保険審査会との関係について総務副大...全文を見る
○浅尾慶一郎君 柳澤大臣は六月十四日の当委員会において、一事不再理ということにならないようにしなきゃいかぬと、全く同じ条件であれば、それは第三者委員会に不服申立てというのはできないというような御答弁をされていますが、今の総務副大臣の答弁と矛盾があるんじゃないですか。
○浅尾慶一郎君 この第三者委員会というのは個別の法的な根拠はありません。個別の法的な根拠がなくて、閣議決定、骨太の方針の閣議決定とか、あるいは政令でもって認められるというか、委任がされるということなんですが、この個別の法律の根拠がない第三者委員会の決定に社会保険庁とか社会保険審査...全文を見る
○浅尾慶一郎君 あっせんだから従わなくてもいいということになるのかもしれませんが、そうすると行政は混乱するということになってくるんだろうなということを指摘させていただいて、次の質問に移りたいと思いますが。  本日、藤末委員が随意契約の問題点について指摘をいたしました。ちょっと違...全文を見る
○浅尾慶一郎君 明らかに会計法に反していると思います。  少し伺いたいのは、この業務委託をされている会社の名前、もしもしホットラインとトランスコスモスというのは分かっているんですが、それ以外の会社名、お答えいただけますか。
○浅尾慶一郎君 これ、契約結んでいないということは、それぞれのオペレーターとの間で守秘義務が法律上は担保されないという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 要は、守秘義務がないんです。それで、守秘義務がないところに、そのコールバックする人はもしかしたら社会保険庁の職員かもしれませんが、一義的な情報はその人が聞くことになっているんです。もう少し具体的に言うと、何を聞くかというと、氏名、住所まではいいですよ、年金番号、銀...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次の質問に移らさせていただきたいと思いますが、本日、大臣は、社会保険庁の職員がやはり問題があったと、したがってこれは民営化するんだということをおっしゃっていましたが、私はこれ、何も社会保険庁の職員だけじゃなくて、厚生省全体の問題だというふうに思います。  その厚...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いやいや、私が申し上げているのは、人手がないからという理由でオンラインを導入したときに入れなかったそのことの責任についてはどういうふうに考えるんですかという話です。
○浅尾慶一郎君 よく訳の分からない御答弁なんですが。要するに、紙台帳があると、紙台帳があったものをすべてオンラインに入れれば、そういう時効でなくなってしまうというものはなかったはずなんです。これで消えたお金が約四百十億円ということになっていますが。  衆議院の発議者、鴨下先生、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間が来ましたので、終わります。
06月28日第166回国会 参議院 政治倫理の確立及び選挙制度に関する特別委員会 第7号
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○委員以外の議員(浅尾慶一郎君) 櫻井委員にお答えいたします。  基本的には今与党の発議者の御答弁と重なる部分もあるんですが、一番大事なのは公開性がどう担保されるかということなんではないかなというふうに思います。現行、今議論されております様々な法改正案についても五万円とか一万円...全文を見る
○委員以外の議員(浅尾慶一郎君) 櫻井委員にお答えいたします。  二つの段階があるのかなというふうに思いますが、一つは、お金を払う方の政党の方は政策活動に使ったということで説明が付くということだと思いますが、問題はそのお金をいただいた側の、それが本当に使われているかどうかが余り...全文を見る
○委員以外の議員(浅尾慶一郎君) お答えします。  今の議論を伺っておりまして、基本的には、性善説に立ってすべての人が法の定める趣旨にのっとって報告をするということであれば問題がないということだと思いますが、一部にその法の趣旨を適当に曲げて解釈をし、あるいは曲げて利用する人がい...全文を見る
○委員以外の議員(浅尾慶一郎君) お答えいたします。  今、小川委員御指摘のとおり、政治資金管理団体以外がその事務所費、光熱水費も含めて支出をした場合には与党案では対象にならないと。ですから、すべての政治団体について一万円超の領収書添付を義務付けております民主党案の方がカバーす...全文を見る
10月17日第168回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○浅尾慶一郎君 民主党・新緑風会の浅尾慶一郎です。  今日は外交防衛の問題を中心に質問をさしていただきたいと思いますが、外交防衛自体、大変専門的なので、最初に分かりやすいテーマから行かせていただきたいと思います。  そこで、グリーンピアあるいは社会保険庁の建設、売却に関して、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 まず、グリーンピア事業については、誘致の過程、それから実際のグリーンピアの運営の過程、そしてグリーンピアの売却の過程において様々な問い合わせがあったということは、昨日レクの段階で政府委員が認めています。  これは陳情ということではありません。口利きということでも...全文を見る
○浅尾慶一郎君 あわせまして、グリーンピア以外にも社会保険事務所、社会保険庁の所管しておられます社会保険事務所の建設並びに、例えばビルメンテナンスといった運営についても様々な政治家から問い合わせ、まあ問い合わせを口利きというふうにとらえるか問い合わせととらえるかは御自由であります...全文を見る
○浅尾慶一郎君 後段の社会保険庁に絡むものについても破棄されているだろうと思うということでありますから、破棄されてないものについては是非委員会に提出していただきたいと思います。よろしくお願いします。
○浅尾慶一郎君 それでは、テロに関して伺ってまいりたいと思いますが、まず、テロというものはどうして起きるのかということを、これは総理に、どういうふうに、どうして、なぜ起きるかという歴史認識も含めて伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 それでは、これは法律の問題でありますけれども、該当のどなたでも結構です、これお答えいただきたいと思いますが。  いわゆるテロ特措法においての定義のテロリズムと、今総理がお答えいただいたテロの原因とが余り合致しないように思いますが、その点について、どうしてそういう...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私が実はこれを聞かせていただいたのは、先ほど総理がお答えいただきましたように、元々貧困とか絶望ということがテロの根底にあると。その一つが九・一一テロだということだと思いますので、本来、その貧困対策とかあるいは絶望というのをなくしていくというのがあるべき政策論なんで...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の防衛大臣の御発言の中で、我が国の近辺に圧制国家があってそこはテロがないというのは、その国内においてテロがないという限りにおいてでありまして、国際的には米国もテロ支援国家というふうに指定されておりますんで、その点は御訂正されますか。
○浅尾慶一郎君 もう一点伺わせていただきますが、今の大臣の御答弁ですと、テロに対しては軍事的なオペレーションが必要だということですか。
○浅尾慶一郎君 もう一点質問させていただきますが、そうだとすると、拉致というテロに対して今テロ支援国家を外すという議論があるとすると、我が国としては一つの選択肢が狭められるという認識に立たれるかどうか。
○浅尾慶一郎君 それでは、いわゆる非対称戦争と言われるテロについて話を戻させていただきたいと思いますが、その非対称のテロの中で九・一一の脅威というのはまだ除去されていないかどうか、どう考えられますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 そうだとすると、テロに対して、政府としてはインド洋で給油することがテロ対策になるということなんだと思いますが、それを、給油を継続していくということだと思いますが、その点について、前の安倍総理は職を賭して取り組むというふうにおっしゃっておられましたが、福田総理として...全文を見る
○浅尾慶一郎君 端的に、安倍総理と同じように職を賭して取り組むかどうかお答えいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 一部にはこの臨時国会をさほど延長しないで、つまり参議院にその特措法を送らないで閉じるという報道もされておりますが、職を賭すかどうかは別として、大事な課題だということであれば、参議院まで送って成立に取り組むという決意があるかどうか伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 お答えは要りませんが、大分安倍総理とはニュアンスが違うという印象を受けたということだけ指摘をさせていただきたいと思います。  次に、この不朽の自由作戦、OEFと言われておりますものですけれども、この国際法上の性格について伺っていきたいと思いますが、当初はこれは自...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、カルザイ政権は、例えば空爆がされるとかあるいはトマホークがどこどこに撃ち込まれるということに対して具体的にどういう同意を与えているんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 最近はカルザイ大統領自身が、非常に二次災害、直接タリバンと関係ない人の被害が多く、そのことがかえってテロの温床になっているので是非空爆はやめてほしいというような要請も米国に対してされているというふうに聞いております。  今の、具体的にどこどこに対して空爆していい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 これ、これ以上議論してもあれですけれども、やはりそれは警察活動というのは若干無理があるんではないかなと私は思います。  次の質問に移りますが、二〇〇三年の補給艦への給油の、これは暦年、暦年というか、年度は出していただいておりますが、月別の補給艦への給油を出してい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは次に、ペコスへの給油量が異なった理由についての調査結果はいつごろ出ますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 次に、イラク戦争のときにトマホークをイラクに向かって発射したイージス艦のポール・ハミルトンに対しても給油をしておりますが、このポール・ハミルトンはアフガン本土にもトマホークを同時期発射しておるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 今の御答弁のイラクに発射した場合はどういうことになりますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 全く関係ないというよりかは、かなり隣接した日時で発射しているということだと思います。この点について、また別途質問をさせていただきたいと思いますが。  現在、この給油は無料で行われております。無料で行われているがためにいろいろと言われますが、これは給油を有料で行う...全文を見る
○浅尾慶一郎君 累次の外務省、防衛省、特に防衛省の説明では、能力の点が評価されているということであって、経済的な面ということではないわけでありまして、そういう観点からいうと、今度の新しい法律においては有償にするということも検討されたんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 今の高村外務大臣の説明は一つの考え方として私は理解します。  つまり、正面に立たないからガソリンをただにしているんだという多分御説明だと思いますが、それはそれで一つの考え方だと思いますので、次の質問に行かせていただきたいと思いますが、実際に、ただ一言だけ申し上げ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 コスト的に考えても、空母というのは打撃能力なんです。その打撃能力を持った空母機動艦隊を小さなダウ船の取締りに使うというのはコスト的に絶対合わないと思うんですが、コスト的に合う説明をしていただければと思います。
○浅尾慶一郎君 それでは、実際に自衛権の行使でない状況になった後で航空母艦が出動し、そこから艦載機が飛び交ってアフガニスタンを空爆した例があるかどうか、後で結構ですけれども、お調べいただきたいと思いますが。
○浅尾慶一郎君 かなり分かりにくい答弁だと思いますので、もう少し具体に沿って伺ってまいりたいと思いますから。  二月二十五日に補給をしております。そして、補給した量を三日間で使い切ったとすると、その三日目以降にOSWという任務に従事したというのが米国国防総省の返答でありますが、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 キティーホークの艦長の年次報告書には、残念ながらOEFという言葉は一切出てこないんです。OSWとOIFという、いずれもイラクに関する作戦名しか出てこないんですが、出てこないにもかかわらずそのぎりぎりの期間だけOEFだったというのはどうやって証明されるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 今言われたそのOSWというのは、イラクの南方空域を監視するということなんですね。南方空域の監視は、やはりホルムズ海峡を越えたらこれは南方空域に入るというのがアメリカ側の整理にもなるんじゃないでしょうか。その点はどういうふうに考えられますか。
○浅尾慶一郎君 はい。
○浅尾慶一郎君 ちなみに、OSWに従事することもテロ特措法の趣旨に合致するということですか。
○浅尾慶一郎君 私が伺っておりますのは、OEFとOSW、両方の任務に従事しているということは法律に反しないのかということです。
○浅尾慶一郎君 これは、そうだとすると、OEFという冠を付ければ何でもできてしまうと。  確認しますと、こういう例はありませんが、OEFに従事しつつOIFでも反しないということですか。
○浅尾慶一郎君 いいですか。OEFとOSWについては一緒であってもおかしくないという説明でありました。その点について言うと、本来は、じゃどうして日本が給油したのが全部OEFであって、OSWには一切使われてないのかということになりますので、そこも矛盾がありますが、私がもう一点聞かし...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ということは、例えばこのケースについていいますと、横須賀から出ていってインド洋を横切るところだけOEFで、イラクの近くに行ったら違う作戦でもそれはいいんだという解釈ですか、主たる任務がイラクだったとしても。
○浅尾慶一郎君 それでは、目的地がどう考えてもイラクなんですよ、目的地がイラクなんです、イラクに行く途中で油を補給して使い切ってしまえばいいんだということになりますね。
○浅尾慶一郎君 片道方式の質問なので余りしゃべるとやや不利なんですが、若干説明をさせていただきますと、今のお話で、航空母艦はNLPというのをやらなければいけないと。あるいは給油された三日間の後、精密照準爆撃訓練というのもやっています。精密照準爆撃訓練というのは、これは適宜やってお...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私が申し上げたいのは、その訓練をした後に実際の作戦に従事したのはイラクでの作戦であったと。  したがって、アフガニスタンへの空爆があったのかどうか分かりません。分かりませんが、多分間違いなく、二月の二十五日以降の最初の作戦というのは、軍事的な作戦はイラクの作戦で...全文を見る
○浅尾慶一郎君 事実は事実としてということであれば、逆に、二月二十五日から二十八日の間に、先ほどありましたように、OEFもやっていたしOSWもやっていたというのも事実として認められますか。OEF兼OSW、サザンウオッチもその間やっていたというのは事実として認められますか。
○浅尾慶一郎君 そうだとすると、艦載機が離着陸しているのも正にOSWの部分もあるという理解でよろしいわけですね。(発言する者あり)
○浅尾慶一郎君 この議論をやっていますと、何としてもOEFに使われたんだというふうに政府としては主張されたいということだと思いますが、私は、そもそもアメリカからすると、このテロとの戦いにおいて、イラクもアフガンもアメリカ側からすると、アフガニスタンとイラクのフセイン政権、あるいは...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の質問に対する答え。
○浅尾慶一郎君 テロ特措法には、九月十一日アメリカ合衆国において発生したテロリストによる攻撃に云々かんぬんで対処するためというふうに書いてあるわけです。先ほど申し上げましたように、ブッシュ大統領は国連での演説においても、アルカイダとイラクのフセイン政権との間に明らかな証拠を持って...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今のお話ですと余り御答弁になっていないんですけど、残り二分ということで、最後の質問に移らさせていただきたいと思います。また、この外交防衛については委員会等でもしっかりとやっていきたいと思っておりますが。  最後に、特定健診制度、これについて伺っていきたいと思いま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、最後に御答弁いただいたところが実は一番の課題でありまして、従来は、例えば貧血の検査とか心電図とか、つまりメタボリックとは逆の症状の方が対象になるようなものも基本的な検査に入っていたわけでありますが、今度の特定健診ということになると、それは基本項目から外れるとい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 なかなかその問診で、個々人が気付くというか、自分で言うというのは大分難しいんじゃないかなというふうに思います。  もう一点、この特定健診で心配されているというのは、私もそうかもしれませんが、メタボリックの人の症状というか、データを国が一元管理するということであり...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間が参りましたので終えたいと思いますが、是非、個人情報の保護については心配される声が多くありますので、取り組んでいただきたいと思います。  終わります。
11月15日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第5号
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○浅尾慶一郎君 守屋証人、あなたは証言の中で、何事も包み隠さずというふうにおっしゃっております。確かに、不正確なことを言うと迷惑だということで政治家の名前を挙げておられませんが、不正確だということであれば、だれだれさんだったと思うということで、思うというふうに付けていただいて結構...全文を見る
○浅尾慶一郎君 包み隠さずという宣誓と、それは異なるんじゃないでしょうか。
○浅尾慶一郎君 ありがとうございます。  それでは、その久間大臣とは、その宮崎さん以外とも何回か宴席をともにされたことはございませんか。
○浅尾慶一郎君 何度もということでございますが、何回かということでございますが、そこの、その場に、午前中の当委員会の議論でも出ました日米平和安保協議会の専務理事であった秋山直紀さんという方は御一緒でしたか。
○浅尾慶一郎君 この秋山直紀さんと山田洋行、山田グループと、あるいはその久間さんとの橋渡しをしたということも一部の報道では伝えられておりますけれども、そのことは御存じですか。
○浅尾慶一郎君 それでは、先ほどCXのエンジンについて、随意契約の話で、自分としては、守屋証人としては声を掛けたことがないということを言っておられましたけれども、このCXのエンジンを実は代理店を介さないで契約をする、すなわちGEと直接契約をするというような検討を、一部報道では久間...全文を見る
○浅尾慶一郎君 在任中は知らなかったということでありますが、退職後そういう話を久間さんから聞かれたことはございますか。
○浅尾慶一郎君 まず、それでは防衛省の命令系統について伺っておきますが、大臣が事務次官を飛び越えて航空機課長に命令をする、指示をするというのは、これはイレギュラーな命令系統でしょうか。
○浅尾慶一郎君 その件に絡んで、私はGE社から直接防衛省がなぜエンジンを買えないのかなというふうに考える一人でありますけれども、一部の報道では、防衛省内で直接契約を行えないか検討したが、それに対して守屋事務次官、あなたがこれに強い難色を示したので実現しなかったというふうに言われて...全文を見る
○浅尾慶一郎君 おっしゃいましたように、その在職中そういうことはないということでありますが、あなたが退官して、先ほどおっしゃいました久間大臣を訪ねたときにそういう話が出なかったでしょうか。出たとすれば具体的にお答えいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 そのことを聞かれて、どういう思いを持たれましたか。
○浅尾慶一郎君 大臣が、事務次官がまだ在職中に当時の航空機課長に対して直接指示を出すということは、私またなかなかこれは異例なことなのかなというふうに思います。  もう一つ、今その久間大臣との関係で御質問をさせていただきたいことがあるんですが、私、この参議院の予算委員会で、まだ守...全文を見る
○浅尾慶一郎君 三千億円ぐらいの税金を使う話ですから、覚えていないということであれば大変残念だなと。それぐらいその税金について、三千億円が四倍になると、四分の一になるということは七百五十億で済むという話ですから、その点については指摘をさしていただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 ちょっと質問を戻さしていただきますが、先ほど久間さんと額賀現財務大臣のお名前を挙げられました。宮崎さんがいたかどうかは別として、会食した場所は覚えておられますか。お店の名前あるいは守屋さんの御自宅だったかとか、そういう場所は覚えておられますか。
○浅尾慶一郎君 それでは、ゴルフの関係の質問に移らさしていただきたいと思いますが、山田洋行以外の商社の方とゴルフをされたことはございますよね。
○浅尾慶一郎君 それ以外はないということですか。
○浅尾慶一郎君 ゴルフをやっておられて、これ商社の方と、かけゴルフをやられて、十五番ぐらいまでで七万円ぐらい負けていて、その商社の若い人が、何番かちょっと分かりませんが、十六、十七、十八だと思いますが、パーオンして、バーディーパットが入って、掛金が倍になって、その後マージャンをや...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ありがとうございます。正直に答えられたので、その後のマージャンのことについては、まあ武士の情けで御容赦さしていただきます。  次に、本日の午前中の質疑の中で、レンセラー工科大学、ここに山田洋行が寄附をしているということでありました、いや、あるいはオーナーが寄附を...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、宮崎さんが勝手にやられたという認識で、つまり、その便宜供与がなかったと衆議院の段階でおっしゃっていましたけれども、これも勝手にやられたことで、特に守屋さんに対する便宜供与でないという理解をすればよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 それでは、水増しの問題について伺いたいと思いますが、チャフ・フレア・ディスペンサーの水増し請求について、山田洋行のどなたが説明に守屋前事務次官のところに来られたか、覚えておられますか。
○浅尾慶一郎君 そうすると、担当課に対して、説明に来られた後、問い合わせをしたということも記憶がないということですか。
○浅尾慶一郎君 そうすると、担当課から結果として契約変更、まあどんな説明を受けたかということですが、その点についても記憶がないということですか。
○浅尾慶一郎君 それでは、前防衛事務次官に一般論として伺いますけれども、水増しがあった場合に、あるいは価格が違った場合に、契約変更をするというのは、どういう場合は契約変更で、どういう場合がそうではなくて契約取消しになるのか、分かる範囲でお答えいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 それでは、守屋証人が一生懸命取り組んでこられた正に知見の豊かな沖縄の問題について伺ってまいりたいと思いますが、普天間基地の移転について、当初、守屋証人はシュワブ陸上案を唱えておられましたですか。
○浅尾慶一郎君 これをシュワブの沿岸への埋立て案に変更された経緯はどういう経緯でしょうか。
○浅尾慶一郎君 L字からで結構です。
○浅尾慶一郎君 はい。
○浅尾慶一郎君 今地元というお話がございました。沖縄の場合、地元と言ってもいろいろ複雑だというふうに私も理解しておりますが。  沖縄の現在の仲井眞知事と守屋、仲井眞知事は沖合のフロート案をたしか唱えているというふうに私は承知をいたしておりますが、仲井眞知事と守屋証人は巷間言われ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 先ほど沖縄の関連でグアム移転の話をさせていただきました。  山田洋行がグアムの移転に、午前中その社長がそれに関する説明会に行っているということを証言されましたが、証人がおっしゃいましたけれども、その関与をしたがっているということについて宮崎氏ないし山田洋行の関係...全文を見る
○浅尾慶一郎君 山田洋行の関係会社がグアムに土地を買った、あるいは買おうとしているという話を聞かれたこともございませんか。
○浅尾慶一郎君 次に、部下の課長に投資資金として四千数百万円預けたという報道がありますけれども、この事実関係について伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 上司と部下でそういう金額の貸し借りをするというのは、防衛省の中では一般的なことでしょうか、それとも特異なことでしょうか。
○浅尾慶一郎君 返ってきた小切手一千百万というふうに聞きますが、三千万円ぐらい損が出たということですか。
○浅尾慶一郎君 次の質問に移ります。  鳩山法務大臣が友達の友達がアルカイダだという発言をし、それに伴って当時の防衛庁の守屋局長に、防衛庁もテロリストを調査する機能を持っていますから、守屋局長に調査をするように当時の委員長の立場で指示をしたということを言っておられますが、そうい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 確認いたしますが、委員会の委員長のときに会合を持ったけれども、そういう話が出たということについて記憶がないという御答弁でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 ちなみに、その委員会にはほかにどういう方がいらしていたか、覚えておられますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 当時の外務省のアジア大洋州第二課長上村さん、伊藤さん、滝崎さんのうちの一人、あるいは警察庁の警備局国際テロリズム対策室長などがいられたというような記憶はございませんか。
○浅尾慶一郎君 それでは、次の質問に移らさしていただきたいと思いますが、先ほど額賀大臣と宮崎さんと一緒になられた会合は、ジム・アワー、ジェームズ・アワー・バンダービルト大学教授ですか、が日本に来られたときということで、到着された順番も覚えておられますけれども、時期は覚えておられま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ジム・アワーさんという方と宮崎さんというのは昔から親しいようなそういう話は聞かれたことはございませんか。昔から、かなり前から御関係があるという認識を守屋証人持っておられますか。
○浅尾慶一郎君 もう時間が参りましたので終えますが、ちょっと確認だけさしていただきたいと思いますが、宮崎さんがジム・アワーさんを御紹介されたという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 終わります。
11月22日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○浅尾慶一郎君 イラクにおける自衛隊の部隊等による対応措置を直ちに終了させるためのイラクにおける人道復興支援活動及び安全確保支援活動の実施に関する特別措置法を廃止する法律案趣旨説明。  私は、民主党・新緑風会・日本の提出者を代表して、ただいま議題となりましたイラクにおける自衛隊...全文を見る
11月27日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○浅尾慶一郎君 牧山委員にお答え申し上げます。  この法案の提出者としての認識いかんということでありますが、まずそもそも、イラクに対する武力行使は、国連の安保理での問題解決を放棄し、明確な武力行使容認決議もないまま一方的に行われたものであり、国連軽視であるばかりでなく、国連憲章...全文を見る
○浅尾慶一郎君 正に今委員御指摘のとおりですね。イラクに大量兵器はなかったのは事実でございます。  そのことについて、いろいろな諸外国はそのなかったということを認めているわけでありますけれども、我が国においてはそうした対応は取られていないということでありますが、そうした中で、イ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 イラク特措法は、たとえ同法が想定する非戦闘地域が一時的に存在したとしても、相手側の意思により一瞬にして戦闘地域に変わり得るなど、同法に基づく自衛隊派遣の法的枠組みは、フィクションであるばかりでなく、海外における武力行使を禁じる憲法に抵触するおそれがあるものというふ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 委員御質問のイラクでの自衛隊の活動に関する評価いかんということでありますが、民主党としても私としても、個々の自衛官あるいは自衛隊の部隊等が、自衛官がその自衛隊の部隊等の中で実施してきた復興支援の活動そのものは決して否定するものではないということはまず申し上げておき...全文を見る
○浅尾慶一郎君 廃止法案の趣旨説明にあったイラクの現状を踏まえた我が国にふさわしいイラクの復興支援活動と、そしてそれは具体的にどういうものかということについてお答えをさせていただきたいと思いますが、民主党の支援策については、単に資金的な支援のみではなく、文民による支援、人的支援も...全文を見る
○浅尾慶一郎君 提案者の中にはイラクに行った者はおりません。しかし、事実として申し上げれば、我が党の議員がイラクを訪問しようということを外務省等に通知をしたところ、危険だから行かないでくれと言われた事実はございます。
○浅尾慶一郎君 本委員会の議論はイラク特措法の廃止法案ということでありまして、テロ特措法の問題について現在議論をしているわけではありませんが、御質問の点については今現在我が党の中で議論をしているということでありまして、明確な時期についてお答えするという状況ではありません。
○浅尾慶一郎君 私は上程するとテレビの中で申し上げたつもりはありませんが、いずれにしても、国会の審議が、まだテロ特措法そのものが審議に入っていないという中で、様々その審議の中で必要な審議事項を議論をしていく中で、必要に応じて党等で考え方をまとめて、様々な可能性があるということは申...全文を見る
○浅尾慶一郎君 現在、我が党の中で議論しております骨子案並びにアフガニスタン復興に向けての考え方、あるいはそれを法案化する作業の中でのその骨子案に書いてありますことは、カルザイ政権とタリバンとの停戦ということを明示的に記載しております。
○浅尾慶一郎君 ですから、まだこの委員会にも提出しておりません法案について現段階でその詳細を議論するという状況ではないですが、繰り返しの御質問で申し上げますと、そこの骨子案に書いてありますことは、カルザイ政権とタリバンとの停戦合意を目指す、なおかつ部隊規模での戦闘行為が発生しない...全文を見る
○浅尾慶一郎君 繰り返しになりますけれども、まだこの委員会に法案として提出していないものでありますので、具体的なその中身の論評についてはここでは差し控えさしていただきたいと思いますが、現在の内閣法制局長官が法制局第一部長時代の平成十五年五月十五日、当参議院外交防衛委員会において次...全文を見る
11月29日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第8号
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○浅尾慶一郎君 本案の質疑に入る前に、昨日、防衛省の前事務次官の守屋武昌氏が逮捕をされました、収賄事件についてと。その逮捕容疑の中で、山田洋行元専務の宮崎元伸から山田洋行による自衛隊の装備品等の納入等に関して種々便宜な取り計らいを受けたことに対する謝礼ということが書かれております...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今大臣が国民の血税が正しく使われなかったということが一番の問題だ、つまり賄賂の対価として便宜を図ったということがすなわち正しく使われなかったということにつながるという認識を持っておられるというふうに思いますが。  ここに防衛省の作りました一般輸入の現状と問題点、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それは若干、私は、防衛省の立場というのは告発でありまして、告発を受けて捜査当局がそのことを取り上げるかどうかという判断をするということになるんだろうなというふうに思っておりまして、したがってそこまで防衛省の方で調べる必要性が果たしてあるんだろうか、まずそこで、偽造...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次に、今回の守屋前事務次官の逮捕の前に、大臣も御記憶にあることだと思いますが、防衛施設庁の談合事件がございまして、このときも技術のトップクラスの人が三名逮捕されていると。  ちなみに、昨日の大臣のコメントの最後の部分を読みますと、防衛省としては、職員の綱紀粛正を...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いろいろとおっしゃっているんですけど、私の質問はもう少し単純で、前回の平成十八年一月三十一日の額賀長官の会見の部分で、防衛庁内部の問題点を洗い出して、こういう事態が再び起こることがないようにするのが私の責任であると思っておりますと、河野技術審議官というのは、もちろ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、これからはその監察制度をもっと拡充し、いつでもどこでも入れるようにしていくという決意があるというふうに認識してよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 それでは、次の質問に移らさせていただきたいと思いますが。  今CXというのが実は大きな問題になっておりますが、併せて次期対潜哨戒機、PXというものも本年初飛行に向けてということだと思いますが、このPXの、これ結果としてエンジンも含めて国産になったわけでありますが...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、正に今十三年度ということですが、十三年度に防衛力の在り方検討会議というものがありまして、そこで、大臣は当時長官でありますが、国産方針、国産は高過ぎるということで、そういう思いを持っておられたんではないかと。要するに価格、製品について、国産をするとそれは...全文を見る
○浅尾慶一郎君 整理をさせていただきますと、当時の石破長官は、なぜ国産四発でないといけないのか、つまり二発でもいいんではないかというふうに思っておられて、それはその防衛力の在り方検討会議でもそういう発言をされたという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 ちなみに、今のお話でその後段の、それでは二発、双発になった場合というのは国産というのは可能なんですか、可能ではないんですか。
○浅尾慶一郎君 防衛の世界において多数導入すると、何と言うんですかね、購入経費が下がるということもあろうかと思います。  その在り方検討会議の中で、今おっしゃったように、二発でいいんではないかと、国産というような話あるいはという中で、例えばCXのエンジンは、御案内のとおりこれは...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ということは、二発ということは主張されたけれども、エンジンについては、しかしそこで想定されているエンジンというのは767のエンジンということでよろしいわけですか。
○浅尾慶一郎君 この在り方検討会議というのは正式な会議でありますので、是非委員長にお願いをしたいと思いますが、この在り方検討会議の議事録ですね、委員会において審査をさせていただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 ちなみに、昨日、守屋前事務次官そして元山田洋行の専務でありました宮崎元伸氏が逮捕されて、様々山田洋行との関係が防衛省の職員等で言われておりますが、今、山田洋行と接待を受けた人の調査というのは省内でやっておるというふうに聞いておりますが、そういう認識でよろしゅうござ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちなみに、大臣は累次にわたって山田洋行からは接待は一切受けてないというふうにおっしゃっておりますが、そういう認識でよろしゅうございますか。
○浅尾慶一郎君 それは同級生としてということで、山田洋行が費用を持ったものではないということですね。
○浅尾慶一郎君 費用を持ったという認識をしておらないということは、しかしながら大臣が払われたということでもないという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 山田洋行から接待を受けたという認識は持っていないけれども、今の答弁を整理するとですね、費用については明確には今の段階では分からないという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 それ以外では当該山田洋行の方とお会いしているということはないという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 それでは、次の質問に移らさせていただきますが、外務大臣に伺いますが、一昨日、牧山委員に対して石破大臣が、国連は要員の輸送について民間機の利用を認めておりませんというふうに答弁しておりますけれども、具体的にどのような要請が来ているか防衛省に聞いたら、これは外務省の案...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、私の質問は、要するに国連が民間機の利用を認めていないというふうに石破大臣が御答弁をされていると、その根拠はどこにあるのか、それは外務省だというふうに防衛省の方がおっしゃっていたので、外務省にそのことを伺っているわけでございます。
○浅尾慶一郎君 そうすると、文書で国連は民間機の利用を認めないというものはないという理解でよろしいですね。
○浅尾慶一郎君 是非この確認をしていただきたいというふうに思います。  次の質問に移りますが、石破大臣は累次の防衛省改革ということで、防衛省の職員が、やはりこれは危機官庁だからということで連絡が取れないというのも困ると、居場所が分かるようにということで、たしか記者発表もされてお...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そういたしますと、例えば十一月一日の衆議院のテロ対策特別委員会、公明党の富田委員の質問で、それに対して、この中でGPSということを富田委員が言われて、大臣は、危機管理庁ですから、もしそういうような行動が把握されるのが嫌だったら防衛庁にいなくてもいいんですというよう...全文を見る
○浅尾慶一郎君 土曜、日曜にどこにいるか把握するということについて私は反対しているわけではありません。私が伺っているのは、十一月十三日の記者会見で、これ大臣の発言ですが、主要幹部用のGPS機能付き公務用携帯電話のシステムの導入につきまして具体的な検討を更に進めてまいりたいと考えて...全文を見る
○浅尾慶一郎君 まあそこはもう少しはっきり言っていただいた方がいいと思います。  私は、まずGPSについては、これは今大臣が余りはっきりおっしゃってないことを私なりに解釈して言いますと、元は米国の軍事衛星、したがって日本の防衛省の幹部が米国の軍事衛星の下で管理をするというのがい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次に、航空整備会社への再就職について、これは後ほど若年定年制の話にもなるんだろうなというふうに思いますが、伺ってまいりたいと思いますが。  実は航空整備会社、これが三社ありまして、富士航空整備という会社あるいは株式会社徳島ジャムコという会社それから新明和岩国航空...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今大臣からアウトソーシングというお話がございました。ちなみに、それぞれの三社の常勤役職員の中に占める自衛隊退職者数の割合を教えていただけますか。
○浅尾慶一郎君 その全体の数字との比率はいかがでしょうか。全体というのは全役職員の数との比率。
○浅尾慶一郎君 今大臣お答えの数字、私の手元にあるのは衆議院の予備的調査の数字ですが、これを基に計算しますと、富士航空整備は八七%、株式会社徳島ジャムコは八六%、新明和岩国航空整備は五七%という数字になっておりまして、民間活力といいながらも実質は、防衛省の職員、自衛隊員が若年定年...全文を見る
○浅尾慶一郎君 米国陸軍の例を出されました。英国については私はちょっと知見がないので申し上げることはできませんが、アメリカの陸軍であれ海軍であれ空軍であれ、これは御案内のとおり、普通の一般の四年制の大学を米国軍がその学費を援助してそこに行く、しかし途中で、まあ元々労働力の流動性の...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非その制度設計を御検討いただければと思いますが。  多分、日本とアメリカとは当然社会のありようが違いますし、労働力の流動性というか、一番の違いは、恐らく大学を出た後の専門大学院の存在があるかないかというものによって流動性が違ってくる部分もあるんだろうと思います...全文を見る
12月04日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○理事(浅尾慶一郎君) 速記止めてください。速記を止めてください。速記を止めてください。    〔速記中止〕
○理事(浅尾慶一郎君) 速記を起こしてください。
12月13日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
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○理事(浅尾慶一郎君) 井上哲士君、時間が来ております。
○理事(浅尾慶一郎君) では、秋元政務官、簡潔にお願いします。
○理事(浅尾慶一郎君) この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、椎名一保君が委員を辞任され、その補欠として塚田一郎君が選任されました。     ─────────────
12月18日第168回国会 参議院 外交防衛委員会 第13号
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○浅尾慶一郎君 まず最初に官房長官に伺います。  内閣の支持率が低下をしているという報道、あるいはインド洋での給油再開に反対の意見が多くなっているという報道がございます。もちろん、そのことを聞けば、支持率は上がったり下がったりするんだということがお答えになるのかもしれませんが、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私は、これ国民に約束をしたことを守っていくということを着実に示していくということが支持につながったり、そうでなくなったりそうできない場合にはそうでないというふうに考えますが、その観点で、石破防衛大臣は、山田洋行が見積書の偽造をしていると、これは詐欺だということを再...全文を見る
○浅尾慶一郎君 これは防衛省自身がもう既に発表しておりますが、見積書の偽造があったということは事実であります。そうだとすれば、これは見解の相違ということかもしれませんし、今日は法務省の関係者は呼んでおりませんので刑訴法の解釈は聞けないわけですけれども、事実として犯罪があったという...全文を見る
○浅尾慶一郎君 沖縄県の条例によりますと、五十六メートル未満の移設であれば手続のやり直しは不要ということで、まあ五十メートルというのはぎりぎり五十六メートル未満なのかなというふうに思うんですが、私がこのことを申し上げるのは、守屋前事務次官は絶対動かさないんだというふうに言っておら...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の話はもう少し詳しく学校教育法なども併せて伺っていきたいと思いますが、空間は非戦闘地域だけどその下は非戦闘地域と限らないという、その地域という言葉が本当にそれでいいのかどうかということをもうちょっと伺っていきたいと思いますが、その前に、この新法でも、実際にヘリコ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、私の質問は、ヘリコプターが飛んでいる下、下の海面はイラク特措法と一緒で必ずしも非戦闘地域である必要はないという理解でいいんでしょうかという質問ですが。
○浅尾慶一郎君 戦闘地域であるという確認を法が求めてないという理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 いや、そこは理解しますが、先ほどイラク特措法とその新法との関係で同じかどうかということを伺っております。官房長官の御答弁では、イラク特措法においては、バグダッドからエルビルと飛んでいる空間は非戦闘地域であるが、下は必ずしも非戦闘地域かどうかは分からないという答弁で...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、これは内閣法制局に伺った方がいいんだと思いますが、法律上、地域に空間だけという場合、そういう用例というのはあるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 今日は池坊文部科学副大臣にもお越しいただいておりますが、学校教育で空間だけも地域と呼ぶような教育が小学校、中学校、高校の指導要領でありますでしょうか。
○浅尾慶一郎君 冒頭の世論調査のときにも申し上げましたけれども、やはり今分かりやすさということが求められているんではないだろうかというふうに思います。分かりやすいから一〇〇%いいかどうかということは別として、少なくとも地域というのに空間だけということであれば、本来であれば、別の法...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そういうふうに言われればそういうことかもしれません。法律上の定義はそのとおりかもしれませんが、やはり一般の方も、法律を読まれたときに、地域といったらやはり空間だけということはないんだというふうに考えれば、別の言葉を使われた方がいいんではないかということだけ申し上げ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 請求書の送付先が在米ワシントン大使館になって三つの口座があるということはDESCのホームページに出ておるわけですが、これはそうすると勝手に向こうが載せたということですか。
○浅尾慶一郎君 日本政府は関与していないのか、それとも外務省は関与していないのか、そこはいかがでしょうか。
○浅尾慶一郎君 先ほどの御答弁では、防衛財政・会計サービスというところに各自衛隊からその請求に従って支払をされるということでいえば、防衛省は関与しているんではないでしょうか。
○浅尾慶一郎君 DESCに口座がないということでありますが、DESCのホームページを見ると、フォーリン・ガバメント・カスタマーズと、外国政府の顧客ということではっきりと日本政府の名前が出ているということですが。そうすると、御説明は、防衛財政・会計サービスというところにお金を振り込...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この国防省の一機関とDESCとの関係はどのように理解をされておりますか。
○浅尾慶一郎君 ということは、DESCは燃料を提供し、その燃料に対する対価の振り込み先が国防省の一機関である防衛財政・会計サービスということでよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 ということになりますと、お金と物とはやはり一体というふうに考えるのが社会通念上通常のことなんではないかなということでありまして、直接日本がお金を払っていないからDESCに取引がないというのが少し分かりにくいんではないかなというふうに思います。  つまり、油はDE...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、防衛財政・会計サービスに振り込まれている金額と、それに対応する油の量というのをお答えいただくことはできますか。
○浅尾慶一郎君 ちょっと最初の不朽の自由のところ、エンデュアリング・フリーダムのところ、これはACSA以外で三件で、六百九十リットル、四万三千円という理解でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 ACSAの分はどれぐらいになりますか。
○浅尾慶一郎君 ACSAは全くないということですね。
○浅尾慶一郎君 我々、その開設日時と名前が非常にタイミングよく、不朽の自由という名前が、テロ新法が成立して直後にこの口座が開設されているということから非常に疑問に思っているところもあるわけでありますが、これ、この委員会でも再三再四、いわゆるA社、B社ということで石破大臣にも御答弁...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ということは、あとは行政の判断あるいは今後の委員会での判断ということになってくるわけですけれども、委員会の審議ということになってくるわけですが。  いろいろと、インド洋での給油について、油の調達先はどこら辺なんだろうかと、あるいは、なぜそのA社、B社だけは名前を...全文を見る
○浅尾慶一郎君 防衛省のみがその開示の結果生じる不利益を負うということを回避する手段として、例えば参議院においては、秘密会を行った場合には、そこに参加した人間がその秘密会において議論されたことを漏らした場合には懲罰委員会に付せられるという形で、秘密会という枠組みを使っていけば防衛...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次に、グアムにおきます米軍の沖縄から移転する住宅について質疑を移らさせていただきたいと思いますが、これは十二月六日付けでこの参議院外交防衛委員会の防衛省説明資料というのが配付されておりますが、この基は、十一月十六日に米国の海軍から防衛省にその資料が来ているというこ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いやいや、だからいつ決裁をされたかということです。
○浅尾慶一郎君 実は先般、守屋前防衛事務次官に対する証人喚問で、守屋前事務次官は、そのような調査が行われているということについて全く記憶にないと、全く覚えていないと。六月の段階であれば当然知っていなきゃいけないわけですが、知らないと言っているわけでありますが、本当にそういう調査を...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いずれにしても、このグアム移転事業というのは高いということをこれからまずは証明をさせていただきたいと思いますが、質問項目の十九番目になりますが、日本側の負担、出資、融資はどのように回収するかということをまずお答えいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 これ、一番高い計算でいうと七十二万ドルぐらい。仮に安くやって、一戸当たり六十万ドルだとします。一方で、家賃収入は、これは防衛省の資料によると二千から二千数百ドルと書いてあります。一番高めの二千五百、まあ二千数百ドルです、二千五百ドル平均だとして、十二か月で三万ドル...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間が迫ってきたので私の方から少し答えさせていただきたいと思いますが、これ、主体は昔の日本輸出入銀行、JBICになりますが、JBICがドルを借りた場合には、大体その平均の、何というんですかね、銀行間の取引に〇・三九五%ぐらいを乗せるという、JBICから借りた場合で...全文を見る
○浅尾慶一郎君 一般的に考えると、大体平均二万五千ドルの家賃収入だとすると、せいぜい、せいぜい三十万ドルぐらいじゃないとこれは回収できないだろうというふうに思いますんで、そういう、もっと安い、じゃないと回収できないということもあろうかと思いますが、そこから計算をしていくのが筋では...全文を見る
○浅尾慶一郎君 防衛省はオブザーバーであるということでよろしいわけですよね。その趣旨は、この資金は日本が負担をすると、JBICの法律を変えて負担をするということなんですが、ですから、その説明会の主体が防衛省ということになれば分かるんですが、防衛省はオブザーバーだということでよろし...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それは非常に不可思議なような気もするんですが。  それでは、国内企業向けに防衛省は何かしたんですか。
○浅尾慶一郎君 国内においては防衛省主催でやったということですが、最終的にこれSPEをつくるということですが、SPEをつくるのは、防衛省が行う、ないしはJBICが行う入札という理解でよろしいですよね。
○浅尾慶一郎君 正式には確定してないということですが、いつごろ確定をすることになるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 分かっていないのであれば幸いですから、是非、先ほど来申し上げておりますように、しっかりと回収ができる仕組みをつくってからそういうことをやっていただきたいということを申し上げて、私の質問を終えたいと思います。