浅尾慶一郎

あさおけいいちろう



当選回数回

浅尾慶一郎の2009年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月17日第171回国会 参議院 外交防衛委員会 第3号
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○浅尾慶一郎君 まず、北朝鮮のミサイル問題、ミサイル発射を予定しているという問題について伺ってまいりたいと思いますが、仮にこのミサイルが発射された場合に、日本が持っておりますイージス艦のSM3等を使った場合の、迎撃をするといった場合の法的根拠については自衛隊法の八十二条の二という...全文を見る
○浅尾慶一郎君 としますと、いわゆる自衛権ということではなくて、自己保存ということですから、警察権という解釈でよろしいですか。
○浅尾慶一郎君 ちなみに、この自衛隊法の八十二条の二というのは、第一項あるいは第三項ということが使われるというふうに理解しておりまして、第一項の場合は、「我が国に飛来するおそれがあり、その落下による我が国領域における人命又は財産に対する被害を防止するため必要があると認めるときは、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 なかなか機微に触れる質問になりますから、お答えを少し、私が言うのも変ですけれども、慎重にしていただいて結構ですけれども、現在北朝鮮が発表しているIMOに対する通告という情報で我が国に飛来するおそれがあると判断するに足るかどうかと。足るとなれば当然閣議を事前にしなけ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちなみに八十二条の二、これは一項であろうと三項であろうと、弾頭と、二段ロケットであれば弾頭以外の部分というのは当然あるわけですけれども、弾頭以外の部分が落ちてくるおそれがある場合でも対象になるという理解でよろしいわけですよね。
○浅尾慶一郎君 これ仮定の話でありますけれども、ミサイル防衛ということになってまいりますと、ミサイルの、何というんですかね、飛んでいる航路等々の計算は、我が国だけではなくて、当然、同盟国の米国、特に米空軍が持っております弾道ミサイル観測機RC135Sコブラボール等々の情報も重要に...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちなみに、その米国との協力は日米安保条約によるものでしょうか。
○浅尾慶一郎君 私の質問は、明示的に安保条約によるものではないという解釈になるんだと。今のお答えは、ただ日米間で緊密な情報のやり取りはやっているけれども、明示的な安保条約の定める条項の発動ではないという理解を政府がされているんではないかということなんですけれども、そういう理解でい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、北朝鮮がミサイルかロケットかは別として発射をするということが言われておりまして、その情報を米側から受け取ること自体は、安保条約の例えば第五条等々に基づく情報の供与でなくて、単なる、単なると言うと語弊がありますが、日米間の緊密な情報のやり取りの中で行われているも...全文を見る
○浅尾慶一郎君 そうすると、日米安保条約に明示的にということになると自衛権の発動ということになってくるので、まあ次の質問に移りますが、多分、現段階では警察権ということなので、日米安保体制に基づく情報のやり取りに基づく情報の共有という理解で間違いありませんね。
○浅尾慶一郎君 それはそういうことなんだと思いますが、どういう場合に安保条約第五条の武力攻撃や自衛隊法第七十六条の防衛出動に当たるミサイル発射というのになるのかどうか、その辺はどういう解釈をされておられますか。
○浅尾慶一郎君 ちょっと質問の角度を変えて聞いた方がいいと思います。  武力行使、自衛権発動の三要件は、我が国に対する急迫不正の侵害があること、この場合に他に適当な手段のないこと、及び必要最小限度の実力行使にとどまるべきことというのが三要件であって、当座、今撃たれるであろうミサ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今のところはそうだと思います。  ですから、今おっしゃっているのは、もう少し明示的な相手方の意思を見ないと分からないということなのか、これもまたなかなか、明示的に言ってくるということも限らないわけですから、そうだとすると、それなりの基準があるという理解でいいかど...全文を見る
○浅尾慶一郎君 可能性は、いずれにしても自衛隊法八十二条の二で迎撃の可能性は残してあるということであれば、その対応で国民の生命、財産に対する当面のリスクというのは回避されることだろうというふうに理解をさしていただきまして、次の質問に移りたいと思いますが。  仮に、仮にというか、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 決議の可能性というふうにおっしゃいました。そういう意味では、中国のこれは崔大使が北朝鮮制裁に慎重姿勢を示したと。当然、常任理事国が慎重姿勢を示すとなると、なかなか、その決議の文言にもよるでしょうけれども、制約を受けるところもあるのかなというふうに思いますが、中国に...全文を見る
○浅尾慶一郎君 次に、今冒頭ありましたソマリア沖・アデン湾における海賊対処のための海上警備行動について質問さしていただきたいと思いますが、今回の海上警備行動は自衛隊法の第八十二条に基づくものでありますが、この八十二条を見ますと、「防衛大臣は、」、ちょっと飛ばしまして、「特別の必要...全文を見る
○浅尾慶一郎君 海賊対策が必要であるし、海洋立国、我が国として海賊対策しなきゃいけないということは論をまたない、そのことは申し上げるまでもありません。  ただ、第一義的に国土交通大臣が、海上保安庁が担当だということで、旧、旧というか現行の自衛隊法の八十二条はそういう立て方になっ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、私の質問は、一義的に保安庁だということは政府もこれは認めているわけでありまして、私もそう思います。ただし、今、質的、量的に海上保安庁が対処できないということも、これは理解できます。だとすれば、海上保安庁が対処できないから防衛省・自衛隊に出動してくださいという...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それは新法が来たときに議論をさせていただきたいと思いますが、時間の関係で多分最後の質問になりますので、まとめて伺わせていただきたいと思います。  仮に、今回、海賊を現行犯で、海上保安官も乗っていますから、現行犯逮捕をした場合、日本に連れてくる場合はその逮捕の手続...全文を見る
○浅尾慶一郎君 時間の関係で簡潔にお答えいただきたいと思うんですが、現場で判断する、釈放するかどうか現場で判断するというのは、現場の海上保安官が相当、大きな被害かどうかという意味ではその判断迷うところがあると思いますので、まだ昨日伺ったところではその基準を作っていないということで...全文を見る
○浅尾慶一郎君 終わります。
03月30日第171回国会 参議院 外交防衛委員会 第6号
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○浅尾慶一郎君 北朝鮮のいわゆる飛翔体の発射の問題について、先に在勤法の質疑に入る前に質問をさせていただきたいと思いますが、幾つか質問がございますので、ちょっと早口になるかもしれませんが、御容赦いただいてお願いしたいと思います。  まず、一番目の質問でございますが、我が国の政府...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、安保理決議に反するということであるので、事前に、発射前に安保理の議長声明を得ておくことがその後の安保理での我が国の主張に資するのではないか、役に立つのではないかということなので、是非外務省としても事前に、発射前に、安保理の決議という形でなくても声明でも...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ですから、安保理に反すると、今おっしゃったまさに一七一八ですか、かつての決議に反するので自制をしろということを安保理の中で議長声明等で求めていくべきだということを申し上げているんです。
○浅尾慶一郎君 是非、事前の声明等を得ておくことが、その事後に、仮に飛翔体の発射した後のいろんな外交の活動でも資するものだと思いますので、是非そういうふうにしていただくようにお願いしたいと思います。  次に、いわゆる緊急対処要領による情報伝達について伺いたいと思いますが、これは...全文を見る
○浅尾慶一郎君 これは事前に通告してありますから、内閣官房か防衛省かどちらか……
○浅尾慶一郎君 間違いなく一分で、ファクスという手だても使っておりますが、なおかつ今申し上げましたように防衛省、内閣官房、消防庁、都道府県、市町村という流れになっていますが、それだけ経由しても一分で通るということでよろしいんですね。
○浅尾慶一郎君 エムネットというのは、実は今申し上げた流れとは別の流れだと思いますが、これはすべての市町村に対象になっているという理解でよろしいですか。私の聞いているところでは、すべての市町村にエムネットで行くということではないということですし、これは導入をした市町村だけというふ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 危険性のある地域についてはすべてエムネットを入れて一分でということでありますが、将来を考えれば、今回のことを契機に各市町村を喚起して、これは少しエムネットについて御説明いただければと思いますが、市町村側でパソコンにプログラムをインストールすると一分で届くということ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 万が一、飛翔体の一部が落下されるようなおそれがある場合には、どのような文言が防災無線等から流れるのか、これは総務副大臣に伺うことになるのだと思いますが、教えていただければと思います。
○浅尾慶一郎君 そうです。
○浅尾慶一郎君 済みません、質問の趣旨は、どういう文言が流れるかというだけです。定型の文言があるはずですから。
○浅尾慶一郎君 はい。
○浅尾慶一郎君 定型文言なんで、文言を読んでいただきたいということです。
○浅尾慶一郎君 はい。
○浅尾慶一郎君 ちなみに、官房副長官に伺うのがいいのか、倉田総務副大臣に伺うのがいいのか、先ほどのエムネットの場合はどういう文言が、定型文言があると思いますが、流れますか。
○浅尾慶一郎君 そうすると、エムネットの場合でもJアラートでも文言は一緒だということの確認をさせていただきたいと思います。  次に、これ地域の防災無線を使って流すということだと思いますが、同時にテレビ、ラジオでの周知徹底ということも必要だろうと思います。何かございますか。
○浅尾慶一郎君 今のJアラート、エムネットで同じ文言が流れるということでありますが、地域の防災無線を使って流していくということだと思いますけれども、同時にテレビ、ラジオによる国民への情報伝達ということが必要になってくるだろうと。武力事態の場合はテレビ、ラジオによる強制放送というの...全文を見る
○浅尾慶一郎君 当然、今回の場合は事前に分かっているわけですから、流す文言はある程度、当然のことですけれども事前に作っておく必要があると思いますし、できれば、こういう文言が仮に危険性があるという場合にはその地域に流れますよということも周知徹底しておいた方が、関連する地域の住民は混...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の前の質問と絡みますが、できればそのことをマスコミを通じて事前に周知するということも重要だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○浅尾慶一郎君 次に、この飛翔体の、仮に、今は警戒ということですから、その地域の住民のところに落下物が落ちてくるような場合にはどういう対処方法をその住民はしておけばいいのかということを、今想定される範囲でお答えいただければと思います。ブースターが切り離されて落下物が出てくるような...全文を見る
○浅尾慶一郎君 じゃ、次の質問に移らせていただきたいと思いますが、この飛翔体発射後は安保理などでどのように主張するかということなんですが、これは過去、累次というか二度安保理決議がございまして、その決議に反するという立場を日本もアメリカももちろん取っているわけでありますけれども、仮...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ミサイルに関して最後の質問に移らさせていただきたいと思います。  このミサイルについて防衛大臣が破壊命令を出したということで報道されておりますが、この破壊措置命令に基づいて、これはちょっと質問も考えなきゃいけないし、御答弁もちょっとあれだと思いますけれども、これ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非そういうことでお願いしたいと思います。まかり間違っても政府の中から当たらないとかなんとかというような発言がないようにしていただきたいと思いますし、事前に、当たる当たらないとか、そういうことが議論されること自体がいろんな意味の憶測を呼ぶことだと思いますので、是非...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私、基本的にこの在勤手当というのは、様々、任命国において外交活動を円滑に進める上で必要な制度だという理解を持っております。しかし、一部行き過ぎがあるんではないかというところもありまして、その点について以下質問をさせていただきたいと思いますが。  具体的に申し上げ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 平均四百五十万円ということは、まあ月、十二か月で割ると約四十万円と。四十万円に加えて本俸の二十万円が付くので月六十万円のお金が出ると。その四百五十万円の中から授業料等々払っているわけでありますけれども、月六十万円もらっているというのは、なかなか自費で留学する人から...全文を見る
○浅尾慶一郎君 これも、外務省の方はさっきちょっと、四百五十万には授業料は含まれておりますが、人事院の三百五十万円は授業料を含まない金額で三百五十万と。  三百五十万を単純に十二で割ると約三十万ということですが、確認ですが、その三十万に加えて、本俸の、該当の年数にもよりますけれ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 外国に暮らすに当たって、家も借りなきゃいかぬとかいろいろあると思いますけれども、二十四、五歳の方が、五、六か、その年齢はいろいろあると思いますけれども、月五十万円ぐらい。そこから家賃を払ったとしても、私は十分豊かな生活ができると思いますし、豊かな生活をしちゃいかぬ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の問題意識は、私自身も留学している中で、往々にして日本から留学されている方が、全員がそうだとは言いませんが、それは企業から来た人も含めて、現地の人と付き合うよりも日本人で付き合っているケースが多いと。それは本来の趣旨からして外れているんではないかなということも含...全文を見る
04月07日第171回国会 参議院 外交防衛委員会 第7号
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○浅尾慶一郎君 まず初めに、飯岡探知誤報事案について伺いたいと思いますが、このSEW入感というのは、だれもが現場で見ることができるというものだというふうに思いますが、なぜ何人もの人がモニターで確認しなかったのかと、その点についてどういうふうに考えておられるか、防衛大臣に伺いたいと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、モニターに、だれでもこれ見れるわけでありまして、SEW入感という、それをなぜ御覧にならなかったのかという、どうして何人もの目があるんだけれどもそれに気付かなかったのかと。かなり緊張状況にあって、最初の情報で反射的に動いたというふうに推測はできますけれど...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちなみに、最終的に飛翔体の発射をアナウンスした者はいわゆる背広組、内局の方というふうに聞いておりますけれども、どういった役職の方であり、また内局の方がそういう軍事的なことに限りなく近いものについて専門的な判断をすることがふさわしいと考えておられるかどうか、大臣の所...全文を見る
○浅尾慶一郎君 本件についてミスがあったことをしっかりと検証して、次、こういうことがあってはいけないと思いますので、そういうことのないようにしていただきたいと思います。  次に、先般、エムネットについて官房副長官に伺いましたところ、一分で伝わると自信を持っておられましたけれども...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私も別にその分野の専門家ではありませんが、どうもその情報伝達の流れのフローチャートを見ると、恐らくマスコミから流れる方が間に関与する人が若干でしょうけれども少ないと。ですから、その機械的な問題というよりかは間に関与しているところの部分で遅れが出ているんではないかな...全文を見る
04月21日第171回国会 参議院 外交防衛委員会 第9号
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○浅尾慶一郎君 まず、このグアム協定の前に、北朝鮮が六者協議を離脱したことについてどういうふうに考えているか、外務省に伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 端的にお答えいただければ結構なんですが、北朝鮮との間には平成十四年九月十七日の日朝平壌宣言というものがございます。その中には、「双方は、国際法を遵守し、互いの安全を脅かす行動をとらないことを確認した。」ということとか、最後のところ、「朝鮮民主主義人民共和国側は、こ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の中曽根外務大臣の御答弁ですと、日朝平壌宣言には違反しているけれども、日本側から日朝平壌宣言を破棄することはしないというふうに聞こえますが、そういうことですか。
○浅尾慶一郎君 二国間のこうした文書で交わされた宣言文というものが、相手側がその中に規定されている行動を守らない場合でもこれを、何というんですかね、大事にしていく意味合いというのはどういうところにあるのかと。確かにその考え方自体は理解はできるんだろうというふうに思いますが、しかし...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、仮定ではなくて、さっき中曽根外務大臣が既に違反しているということはおっしゃっているわけですから。
○浅尾慶一郎君 ですから、守っていないものを守ってもらうようにすると言っても、守っていないわけですよね。そうだとすると、この有効性がもう既にないんではないかと。ないと宣言するということはかなり強いメッセージを送ることになりますが、それはいかなるタイミングでそういう状況になるのかと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この日朝平壌宣言では、二のところで、「日本側は、過去の植民地支配によって、朝鮮の人々に多大の損害と苦痛を与えたという歴史の事実を謙虚に受け止め、痛切な反省と心からのお詫びの気持ちを表明した。 双方は、日本側が朝鮮民主主義人民共和国側に対して、国交正常化の後、」、ち...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いろいろ伺ってもお答えは変わらないということだと思います。  私の申し上げたい趣旨は、この北朝鮮側が日朝平壌宣言の中で望むものも、場合によってはすべては満たされないよという姿勢を示した方が相手の行動を制約する上でいいんではないかという趣旨で申し上げておりますが、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 この日朝平壌宣言が、私としてはこの宣言自体が形式化、空文化しているんではないかというふうに思いますが、そこについてはこれ以上伺っても多分踏み込んだ御答弁をいただけないということだと思いますので、次の質問に移らさせていただきたいと思いますけれども。  今回、北朝鮮...全文を見る
○浅尾慶一郎君 国際社会の一致したメッセージが発せられた後に、核開発を阻止するための六者協議から北朝鮮が離脱するということであれば、国際社会が意図している行動と違う行動を北朝鮮が取っているということについてはどのように考えておられますか。
○浅尾慶一郎君 なかなか、北朝鮮という国の行動をいろんな形で縛っていくというのは相当な外交努力も必要だと思いますし、特に今の国際情勢でいえば、日米韓だけではなくて中ロの協力も必要だという意味で、外務省の立場というのも理解ができないわけではないんですが、中ロを日本側の陣営に、あるい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、グアム協定の方に移らさせていただきたいと思いますが、まずこのグアム移転協定について、二年前に当時副大臣でありました浅野筆頭理事にも質問をさせていただいたことがあるんでございますが、そのときは、このいわゆるグアム移転について国際間の協定にするかどうか決まっ...全文を見る
○浅尾慶一郎君 いや、私の質問の趣旨は、確かに私、資金提供、予算の支出を伴います国際約束は、これはいわゆる大平三原則ですか、に伴いまして条約にすべきだということでそういう指摘をさせていただきましたが、そのときは、これは二〇〇七年の五月十日でありますから、二年前の五月十日の段階では...全文を見る
○浅尾慶一郎君 十九年です。
○浅尾慶一郎君 時系列を追って申し上げますと、二年前の五月十日の段階では既にロードマップというものは固まっておりまして、したがって、そのロードマップに基づいて様々な財政支出がその段階で予想されていたと。したがって、私は、そうであるとするならば、国会に承認を得る条約ないしは協定とい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今の御答弁ですと、2プラス2ロードマップは最終的にこれは大臣で、もちろんその当時の大臣が、それぞれ外務、防衛庁長官になりますか、が署名したと。その後、審議官級の協議が行った結果、大臣で結んだこと以上のことを審議官の間で決めた結果、国会承認が必要になるとなると、行政...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、その2プラス2のロードマップで定められたこと以外で本協定に盛り込まれている中身をお答えいただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 したがって、ロードマップ以降で、ロードマップの段階で協定を結んだらどうですか、あるいは国会承認の必要な条約にしたらどうですかという私は提言をさせていただきました。  私の質問の趣旨は、別に協定にしたのがけしからぬということではなくて、するべきだという思いなんです...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今のでは御答弁が矛盾していますので、ちょっと政府の方で答弁整理してください。
○浅尾慶一郎君 今のは私の質問に全くお答えになっていないんで、要は、多年度であるということと財政事項を含むということはロードマップ、2プラス2の段階でもう決まっているわけなんですね。それはロードマップに書いてあるわけです。したがって、多年度でないということはロードマップに書いてい...全文を見る
○浅尾慶一郎君 お答えになっていないので別の角度から聞きますと、じゃ、ロードマップの段階で、2プラス2ロードマップの、多年度でない、あるいは財政事項を含まないということだったんですか。
○浅尾慶一郎君 いやいや、六十億ドルを上限にというのはロードマップ、2プラス2で決めたんじゃないですか。
○浅尾慶一郎君 ちょっと、非常に矛盾する答弁だと思うんですね。つまり、六十・九億ドルは決まっていたと。しかし、それより額としては、そのうちの内数である二十八億ドルについて、その支払い方のために、六十・九億ドルの段階では国会の承認が必要な条約ないし協定は要らないかもしれないと言って...全文を見る
○浅尾慶一郎君 非常に、ですから、その一年間掛けて国会承認が必要になった経緯についてお答えをいただいていないわけなんで、これについてはまた別途しっかりと質問をさせていただきたいと思います。  もう一つ、当時、五月二十二日、久間防衛大臣は、このグアムへの移転の全体像が決まった段階...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非、国会への報告をしっかりとやっていただきたいというふうに思います。  その上で、この協定では、米国は二〇一四年までに海兵隊を沖縄からグアムへ移転するという義務を負うかどうか、これは外務大臣に伺いたいと思います。
○浅尾慶一郎君 したがって、義務を負うということでよろしいですね。
○浅尾慶一郎君 時間ですから最後の質問。  嘉手納以南の基地の返還の義務も負うということでよろしいですか。
04月23日第171回国会 参議院 外交防衛委員会 第10号
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○浅尾慶一郎君 まず、グアム協定の前に、少し北朝鮮問題を伺いたいと思いますが、先般、この委員会で犬塚議員も質疑をされておられましたけれども、北朝鮮のノドンミサイル等の軍事力をどういうふうに把握しているかということをまず伺わせていただきたいと思いますが。  これは確定的な数は分か...全文を見る
○浅尾慶一郎君 もう少し具体的に伺った方が、で、具体的に答えられる範囲は答えていただいた方がいいと思いますが、仮に二百発あるとして、それに対して護衛艦搭載のSM3の数は二百発もないわけでありまして、全部飛んできたらそもそも打ち落とせないと。PAC3を足しても多分ないんではないかと...全文を見る
○浅尾慶一郎君 手のうちということで言えば、護衛艦に搭載できる数は大体類推できますし、それからPAC3の、何個連隊というんですか、からすればそこも大体分かるわけでありますが、もう少し申し上げると、一斉に発射できないにしても、二、三日のうちに発射できるということであるとすると、二、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 申し上げたかったのは、PAC3というのは御案内のとおり半径がすごく狭いわけでありまして、日本全土をもし論理的にPAC3だけで守ろうとすると、その狭い範囲の半径のPAC3を相当数、なおかつ、二百発が集中的にその地域に来たことを含めてやるとするとめちゃくちゃな金額にな...全文を見る
○浅尾慶一郎君 では、次の質問に移らせていただきたいと思いますが、一昨日の委員会で、国交正常化ということについて中曽根外務大臣から御答弁をいただきました。どうもこれなかなか、日朝平壌宣言に基づいて国交正常化までというのは今の状況では相当難しいんではないかなというふうに思いますが、...全文を見る
○浅尾慶一郎君 それでは、グアム協定に絡んで、初めに在日米軍基地の話を伺ってまいりたいと思いますが、沖縄に次いで米軍基地が多いのは神奈川県ということでありますけれども、この神奈川県の池子というところに池子住宅というものが建設をされました。その建設に当たって、逗子市としては追加の池...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今御答弁にありましたように、理解と協力を得てということでありますので、逗子市が同意しない中での無理やりの着工はしないということをお約束いただきたいと思います。
○浅尾慶一郎君 ちなみに、この池子地域は大変広いところでありまして、一部緑地公園として返還をするというようなことも市側としては求めているということでありますけれども、逗子市の今話がありました小学校の建設と関係なく、是非この緑地公園の返還もしていただきたいと。これは、米側は別にその...全文を見る
○浅尾慶一郎君 是非、逗子市の理解、あるいは沖縄も同じことだと思いますけれども、地元の負担軽減ということを円満な形でやっていただきたいと思いますので、その決意だけお伺いをします。
○浅尾慶一郎君 それでは、グアム移転協定の方に移らさせていただきたいと思いますが、先般、国会承認条約とするということでなかなか明快な御答弁をいただいていないのでありますが、今日またぐるぐる回りのことになってもいけませんので、先の質問に移らさせていただきたいと思いますけれども、まず...全文を見る
○浅尾慶一郎君 二十八億ドルだけということでよろしいですね。
○浅尾慶一郎君 次に、本協定で米国は二〇一四年までに海兵隊を沖縄からグアムへ移転する義務を負うというふうに先般御答弁いただいておりますけれども、二〇一四年までという期限について、ロードマップによるのか、それとも二〇一四年という明確な期日があるのか、その点について確認の答弁をお願い...全文を見る
○浅尾慶一郎君 今、大事な御答弁をいただいて、政治的な意思であって法的な義務ではないと。一方で、日本側のこの二十八億ドルを上限というのは、これは法的な義務ということになるわけですよね。その確認です。
○浅尾慶一郎君 米側は政治的な意思で日本側は法的というのは、果たして協定を結ぶに当たって対等なのかどうか、どういうふうに考えておられますか。
○浅尾慶一郎君 質問の趣旨は、さっき大臣が御答弁されましたように、政治的な意思ということと法的な義務というのはこれは明確に違うわけでありまして、日本側は法的な義務を負っている協定であり、米側は政治的な意思だということになると、果たしてその協定を結ぶに当たって日本だけが法的な義務を...全文を見る
○浅尾慶一郎君 法的な措置を負っているのは、米側は、今おっしゃったのはその八千人を移転するための米国内における様々な基地を造るということで、それ以外の法的な措置はないわけですよね。
○浅尾慶一郎君 今のちょっと御答弁、もう一度、もしあれでしたら、速記を止めて整理していただいて答えた方がいいと思いますね。
○浅尾慶一郎君 それは、沖縄からグアムに移転する八千人の人がグアムで使用するための施設を造るというのが法的な義務だということだと思いますが、この協定の基になっています例えばロードマップは、二〇〇七年三月までに嘉手納以南の土地の返還を可能にする基地統合計画を作成するとロードマップに...全文を見る
○浅尾慶一郎君 私の質問は、ロードマップで二〇〇七年三月までに詳細な計画、統合のための詳細な計画を作成すると定められておりますが、詳細な計画は今の御答弁で作成していないということですね。
○浅尾慶一郎君 つまり、ロードマップで定められた詳細な、返還のための詳細な計画を作成する、返還するということではなくて、そのための基地統合等の詳細な計画を作成して、そして返還するという流れだと思いますので、その期日までに詳細な計画ができていないということは、米側が詳細な計画を作成...全文を見る
○浅尾慶一郎君 期日が守られていない、詳細な計画が作られていないということはロードマップが一部守られていないということだと思いますので、そういう中で二十八億ドル日本側が負担するということについて私は少し違和感を、両方が守っているということであれば別の話になってくると思いますが、片...全文を見る
○浅尾慶一郎君 はい、結構です。  要するに定員数でやるのがさも当たり前のように答弁されているわけですけれども、ほかに例がないということですから、当たり前ではないんだろうというふうに思います。  加えて、この定員八千人と家族九千人というのは米側が提示した数字ということでありま...全文を見る
○浅尾慶一郎君 協定一条の二の別途の取極について、米側の提供資金額とか個別事業についても取り決めないとすると、日本側の資金提供はグアム移転のための費用の一部であることを担保できないということになるんではないかなと思います。  つまり、日本側の二十八億ドルというのは決まっています...全文を見る
○浅尾慶一郎君 米側の資金がどういう形で出てくるかというのはやはり見ておかないといけないのではないかということを申し上げておきたいと思います。  その上で、この別途の取極は、今年度予算に関してはいつ締結されるんでしょうか。
○浅尾慶一郎君 今、次の質問とも絡む、これは財務副大臣にお答えいただくことだと思いますが、この別途の取極には今年度の移転事業費や事業内容が規定されているわけですね。本来は、予算が提出されたときにこの別途の取極を国会に示すべきだと思います。そうしないと財務省は、この別途の取極が予算...全文を見る
○浅尾慶一郎君 これは、ここで多分時間の関係で最後の質問になってしまうかもしれませんが、毎年これから予算編成が行われて、このグアム移転のための費用が予算の中で計上されると。しかし、予算が通った後、別途の取極でその中身が規定されるという、言わば予算関連法案のない予算が毎年通っていく...全文を見る
○浅尾慶一郎君 ちょっと時間が来ているので端的に財務副大臣にお答えいただきたいと思いますが、概算要求のときになくて、年度末にぎりぎりになって入ってくるということでしょうけれども、少なくとも予算の積算とかそういうものが必要になろうかと思いますので、事前に別途の取極でもってその数字が...全文を見る
05月13日第171回国会 参議院 本会議 第23号
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○浅尾慶一郎君 第三海兵機動展開部隊の要員及びその家族の沖縄からグアムへの移転の実施に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件両院協議会の経過及び結果について御報告申し上げます。  本院協議委員は、先ほどの本会議におきまして、議長より指名さ...全文を見る
05月13日第171回国会 両院 在沖縄海兵隊のグアム移転に係る協定両院協議会 第1号
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○議長(浅尾慶一郎君) これより第三海兵機動展開部隊の要員及びその家族の沖縄からグアムへの移転の実施に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定の締結について承認を求めるの件両院協議会を開会いたします。  抽せんにより、私が本日の両院協議会の議長を務めることになりました。...全文を見る
○議長(浅尾慶一郎君) 次に、参議院の議決の趣旨について御説明を願います。一川保夫君。
○議長(浅尾慶一郎君) 以上で各議院の議決の趣旨についての説明は終わりました。  これより協議に入ります。  順次御発言願います。白眞勲君。
○議長(浅尾慶一郎君) 井上哲士君。
○議長(浅尾慶一郎君) 近藤正道君。
○議長(浅尾慶一郎君) 松浪健四郎君。
○議長(浅尾慶一郎君) 西博義君。
○議長(浅尾慶一郎君) それでは、これより懇談に入ります。  御意見のある方は御発言願います。  よろしいですか。懇談、発言、特に。そういたしますと、特に御発言がなければ、これにて懇談を閉じます。よろしいですか。
○議長(浅尾慶一郎君) よろしいですか。  じゃ、衆議院、参議院共に、両院協議会の在り方について各院の議長に今国会中にしかるべく結論を得るように努力をする場を設けるということを報告するというふうにさせていただきたいと思いますが、皆さんよろしいですか。    〔「異議なし」と呼...全文を見る
○議長(浅尾慶一郎君) では、そのことも含めて、それぞれの本会議で報告をさせていただきます。  この際、参議院側、衆議院側双方から発言を求められておりますので、これを許します。小川勝也君。
○議長(浅尾慶一郎君) 次に、衆議院側松島みどり君。
○議長(浅尾慶一郎君) いろいろ御協議を願いましたが、意見の一致を見るに至りません。  つきましては、本協議会といたしましては、成案を得るに至らなかったものとして、この旨を各議院に御報告するほかないと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浅尾慶一郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  以上をもって、本協議会の議事は終了いたしました。  本日は、協議委員の皆様の御協力により議長を無事務めさせていただきました。ありがとうございました。  これにて散会いたします。    午後三時五分散会
11月18日第173回国会 衆議院 内閣委員会 第2号
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○浅尾委員 みんなの党の浅尾慶一郎です。  余り時間がないので自己紹介は割愛をさせていただきたいと思いますが、早速本題の質問の方に入らせていただきたいと思います。  きょうの議論の中で、来年度の予算のバランス、多分事項要求を入れると九十七兆というような数字になるんだろうという...全文を見る
○浅尾委員 財務省の立場としては見えないということだと思いますが、これは別に、税収の見通しが四十兆ということで考えると、九十五兆も九十七兆もそう変わりがないというふうに言うとちょっと大げさかもしれませんが、そういうふうに私は理解をいたします。  実は私は、各省ごとの予算を見せて...全文を見る
○浅尾委員 後ほど具体的な財源の提言もさせていただきたいというふうに思っておりますが、しかしどう考えても、子ども手当と例えば公共事業とを、まあ八ツ場ダムと比較しますと、子ども手当を一度始めた場合に、それをやめた場合の関係当事者の数と、八ツ場ダムの途中でやめる場合の関係当事者の数で...全文を見る
○浅尾委員 それでは、財源の提言をさせていただきたいと思いますが、私は、予算というのは省庁別とは別に費目別で見るべきだというふうに思っておりまして、民主党のマニフェストにも国家公務員の人件費二割というのが入っております。  まず、人件費と言ったときに、今一人当たり国家公務員の方...全文を見る
○浅尾委員 一人当たりで千四十七だと思うんです。千四十三とおっしゃいましたけれども、四十七だと。単純な割り算だと思いますので。  いずれにしても、その一千四十万円というのは、恐らくそれだけの費用を払える民間の企業が今どれだけいるのか。先ほど、自衛官を入れた数字でいっても九百二十...全文を見る
○浅尾委員 国が一千四十七万円、地方が九百三十二万円ということで、地方の方が若干安くなっておりますが、ただ、これは、国で五兆三千百九十五億円、地方で二十二兆ですから、足すと二十七兆円。もし仮にこれを二割削減することができれば物すごい大きな財源をつくることができる。  私は、別に...全文を見る
○浅尾委員 質問の趣旨は、人事院が存在する理由は、公務員は身分上の制約があるから、労働三権を中心に制約されているので、人事院が民間を調査している、そういう理解でよろしいですね。
○浅尾委員 余りかみ合った議論ではないんですが、要は、労働三権が制約されている、いろいろな身分上の制約があるので、直接交渉するかわりに、人事院がいろいろなところに調査に入って民間の実態を調べているということなんです。  きのう調べていて、私、もう一つびっくりしたことがあります。...全文を見る
○浅尾委員 今聞かれて、ちょっとおわかりにならないかもしれませんが、今までよりも、勤務成績のいい人は給料が上がるようになりました、これは、私は進歩だと思います。五%、二〇%と決めています。私が疑問に思ったのは、良好、やや良好でない、良好でないという、残りの三クラスはパーセンテージ...全文を見る
○浅尾委員 では確認でありますが、そうすると、政権がかわったから竹中大臣の答弁は引き継がないと。簡潔にお願いします。
○浅尾委員 これは、職域加算の部分だけで、恐らく年間、国、地方を合わせると一兆八千億円ぐらいのお金になると思いますので、そこを、既存の、もうもらっている方のを減らすというのはなかなか、JALの問題を見ても難しいんですが、将来にわたって例えば退職金の、退職金の話をすると、今こちらで...全文を見る
○浅尾委員 時間が来たので終わりますが、ぜひ、人事院制度の抜本改革、御答弁、そこは私も根幹だと思っていますので、取り組んでいただきますようにお願いしまして、また、山井政務官、当てませんで申しわけないということを申し上げて、終わります。