浅野勝人

あさのかつひと



当選回数回

浅野勝人の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月12日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第2号
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○浅野委員 冷戦構造が崩壊して、久しく時が経過いたしました。日米間で二十年前に合意した防衛協力の指針が国際情勢に合わなくなり、見直しの必要に迫られたのは当然のことと存じます。  去年の九月に合意した新しいガイドラインは、日米いずれの政府にも、立法上、予算上、行政上の措置をとるこ...全文を見る
○浅野委員 関連法案が国会に提出されましたら改めてじっくり質疑をさせていただきますが、きょうのところは基本的な大枠について確認をさせていただきたいと存じます。  そもそも日米の防衛協力は、日本が武力攻撃を受けたときの対処行動、つまり有事法制と、その前段階の状況とでも言ったらいい...全文を見る
○浅野委員 周辺事態の法制化を優先するという意味かなというふうに承りましたが、そうすると、新しいガイドラインの中核となる後方地域協力法とでも言ったらいいでしょうか、それが一つ。それから、ACSAを拡充した周辺ACSA。もう一つは、おっしゃるように、自衛隊法の改正で対応できる分野の...全文を見る
○浅野委員 指針見直しの前提条件となった原則は、日米安保条約とその関連取り決めの基本的枠組みは変更しないということが一つ。それから、憲法の制約の範囲内で、非核三原則の遵守はもとより、集団的自衛権は行使しないというのが二つ目。それから、国連憲章などの国際的な約束ごとに反しないという...全文を見る
○浅野委員 ちょっと具体的な原則について入りたいと思いますけれども、日本の領域の外で後方地域支援の対象となるのは、先ほども触れました、日本周辺地域における事態で日本の平和と安全に重要な影響を与える場合ですね。そうしますと、日本周辺地域とはどこですか。
○浅野委員 周辺事態は地理的概念ではなくて事態の性質に着目をしたものだ、それは理解できますけれども、日本周辺地域といった場合、やはりインド洋やペルシャ湾や、今長官おっしゃったように、地球の裏側まで含まれるとは思えません。  そういうふうに一般的な概念を周辺地域ということで考えて...全文を見る
○浅野委員 今のお話で、なお、なるほど、わかりましたと思いにくいのですね。極東、つまりフィリピン以北のどこかの平和と安全が極東以外の地域から脅かされた場合、そこが日本周辺事態の対象になるという解釈になりますか。だとすると、日本周辺地域というのは途方もなく広がっていくということにな...全文を見る
○浅野委員 地理的概念ではなくて事態の性質に着目するという表現ですから、その事態が日本の平和と安全にどれほどの重要なかかわりを持ってくるかということを対象にするのであって、それがどこで起きるかということを区切るわけにはいかないという意味合いだろうと思います。  しかし、やはり日...全文を見る
○浅野委員 かつて佐藤・ニクソン日米共同声明の中で、韓国条項と並んで台湾条項があって、台湾地域における平和と安全の維持は日本の安全にとって極めて重要な要素である、ア・モースト・インポータント・ファクターだと指摘をしております。  今北米局長の答弁にあったように、その後、日中正常...全文を見る
○浅野委員 私が申し上げたのは、政府の見解を、先ほどの御答弁の見解を翻訳すると、さらにわかりやすく言うとそういうことになるのではないかと申し上げたわけであります。さらに、先ほどの答弁をかみ砕いて、より多くの人に理解されやすいように御検討を続けていただきたい、研究していただきたいと...全文を見る
○浅野委員 よく理解できました。  その問題は、それぞれのパート、パートでの行動に密接に絡んでくる問題ですから、さらにどういう基準を設けるのか、御検討をいただく必要があると思います。  例えば、捜索・救難というのは自衛隊法の八十三条の改正で対応できるというふうに私も思いますし...全文を見る
○浅野委員 明快な説明をありがとうございました。  日米安保条約との絡みで、もう一点、事前協議との関連をただしておきたいと存じます。  第六条の実施に関する交換公文、いわゆる岸・ハーター交換公文は、在日米軍の配置と装備の重要な変更、日本からの戦闘作戦行動の三点を事前協議の対象...全文を見る
○浅野委員 一生懸命聞いておりましたけれども、直接戦闘作戦行動は事前協議の対象になるわけですから、それが事前協議の対象となった場合、なぜその必要性が生じたかというようなことを勘案して返事をするという意味ですか。もうちょっと、頭の悪い人間にもわかるように話をしていただけたらありがた...全文を見る
○浅野委員 従来どおり、イエスもあればノーもあるのだというお答えだと承りました。  基本的にそれで結構だと思いますが、後方地域支援は、日米安保条約の目的を達成するために、米軍が活動しやすいように施設の使用やさまざまな行動をサポートするのが主な目的のはずですね。その目的達成に最も...全文を見る
○浅野委員 きょうはそれでおきますけれども、そもそもこの新しいガイドライン、日米防衛協力の指針を見直そうという発想の一つには、朝鮮半島有事、朝鮮有事がだれの頭の中にもあったことは否定し得ないことです。そうなると、日本国内の基地から米軍が直接戦闘行動に出動、発進することと周辺事態と...全文を見る
○浅野委員 民法で、法律で決まっている、現金を届けないと法律違反になるということであれば、これは五百円を草の根分けても支払いに行かなければならないと思いますけれども、しかし、今申し上げたような趣旨の方々を対象にしている場合は、どうでしょうか、きちんと郵送をして、そして住所不明で返...全文を見る
○浅野委員 終わると言ってから御答弁いただきまして、ありがとうございました。  内容の一つ一つを精査したわけではありませんけれども、去年私は本人に現地でお目にかかって、大変誠実な人物であったことも確かでありますので、そのことをあわせて指摘して、行政の参考にすべきところばしていた...全文を見る
03月18日第142回国会 衆議院 逓信委員会 第4号
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○浅野委員 放送・通信のデジタル化は、情報産業を二十一世紀の花形産業に押し上げるだけではなく、人々の生活様式にも大きな変革をもたらす、言ってみればマルチメディア革命なんですね。  中でも、CSデジタル放送は三百チャンネルの時代を迎えましたけれども、気がかりなのはテレビ番組の内容...全文を見る
○浅野委員 放送ソフトアーカイブなどの充実は、NHKを初め実績のある地上波各社の協力がなくては到底実現できません。海老沢会長の見解を伺っておきます。
○浅野委員 いずれ大がかりなソフトアーカイブというのは避けられないと思いますので、その場合、NHKは率先して多くの放送事業者のために協力をしていただきたい、そのことを念を押させていただきます。  先ほど同僚議員からもちょっと指摘がありましたけれども、CS、BSとも星を使った全国...全文を見る
○浅野委員 BS1、BS2、WOWOWをBSアナログと併存させるサイマル化には問題ないと思いますけれども、ハイビジョンの試験放送について、NHKはどのように対処をしていく御方針ですか。
○浅野委員 ハイビジョンの試験放送に当たっては、民放各社と十分協議しながら協調してやっていっていただきたいと存じます。  時間が参ったようですから、テレビの国際放送について、日本語の放送というのは、海外の邦人の情報、娯楽提供には十分役割は果たしておりますけれども、やはり、英語に...全文を見る
09月03日第143回国会 衆議院 本会議 第7号
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○浅野勝人君 私は、自由民主党を代表して、朝鮮民主主義人民共和国が日本の上空を通過する軌道で弾道ミサイルを発射したことに関連する政府の対応策について質問いたします。  朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮は、旧ソビエト製のスカッドミサイルを改良して開発したノドン一号の試射以来、五年ぶ...全文を見る
09月10日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○浅野委員 まず、事実関係を確かめておきます。  朝鮮民主主義人民共和国、北朝鮮は、旧ソ連製のスカッドミサイルを改良して開発したノドン一号の試射以来五年ぶりに、きのうの昼、新しい弾道ミサイルを実験発射いたしました。  このミサイルは、北朝鮮の東部沿岸の大浦洞、朝鮮語でテポドン...全文を見る
○浅野委員 三陸沖の公海上に着弾したという総合的な判断もおありと理解をしますけれども、事前通告なしに、他国の領域を通過するのを承知で弾道ミサイルの実験発射をした例はありますか。
○浅野委員 一つ間違えば日本列島にミサイルが落ちたかもしれない、それを承知で発射したことは、明らかな敵対行為であります。事態をあおるつもりはありませんけれども、防衛出動の要件となっている攻撃のおそれがある場合に当たります。そういう意味では、日本にとっても大変な事態ですけれども、同...全文を見る
○浅野委員 今の私の質問に対して外務大臣の所感を伺います。
○浅野委員 こんな無謀なことを何の目的で朝鮮民主主義人民共和国がやったのか、これは想像するしかありませんが、きょう防衛庁に韓国の千国防部長官を迎えて日韓防衛首脳会談を行いましたね。これをねらって撃ってきたとも受け取れないわけでもない、私はそんなふうにも感じておりまして、首脳会談で...全文を見る
○浅野委員 外務大臣、米朝協議へのアピールだという見方もあるようですし、朝鮮半島エネルギー開発機構、KEDOにどのように対応していかれるおつもりですか。
○浅野委員 BMD、弾道ミサイル防衛の予算化の問題ですけれども、概算要求は、大臣、見送っておるわけですよね。それで、アメリカとの調整がつけば追加要求をしたいというのが防衛庁の考え方だというふうに理解をしていますが、アメリカとの調とは、五十キロ以上の上層でミサイルを迎撃するネービー...全文を見る
○浅野委員 日本側がNTWDのどの分野を研究をするのか、担当をするのかという詰めがはっきりすれば、日米の調整がついたということであるとしたら、精力的にアメリカとの間で話し合いを進めていただきたい、そのように希望をしておきます。  日米防衛協力の新しいガイドラインの中には、BMD...全文を見る
12月18日第144回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○浅野委員 イラク情勢に入る前に防衛庁長官に伺っておきます。  韓国の国防合同参謀本部の発表によりますと、釜山の沖合で北朝鮮の半潜水艇と交戦して、けさ五時五十七分に撃沈したということですが、続報はありますか。
○浅野委員 実は、当安保委員会は、十一月の十六日、対馬に委員派遣をして対馬海峡の監視所を視察してまいりました。対馬は福岡から百六十キロ、釜山へ五十キロの地点ですから、目と鼻の先で起きたということになります。  その監視所の望遠鏡ですが、赤外線などを利用した夜間暗視装置、夜も見え...全文を見る
○浅野委員 イラク情勢に移ります。  ただいまの外務大臣の報告によりますと、アメリカ政府から事前の通告はあったそうですが、その際、攻撃目標などの空爆の態様や理由について詳しい説明はございましたでしょうか。
○浅野委員 政府がアメリカ、イギリスの武力行使を支持する方針を決めたのはきのうの午前九時十五分ごろと聞いておりますが、間違いありませんか。
○浅野委員 具体的な情報が比較的薄い段階で、空爆の態様もよくわからない、そういう状況の中で早々と支持を表明したのは軽率ではないかという指摘がありますが、いかがですか。
○浅野委員 ことし二月に緊張が高まった折に採択された安保理の一一五四にロシア、中国、フランスが反対したこともあって、それまでの一連の決議、六七八、六八七それから一一三七がオーソライズされていないのではないか、玉虫色だという見方もありまして、武力行使を正当化するには新たな安保理の決...全文を見る
○浅野委員 ラマダン以降も爆撃が続いて、もう少し事態を見ないとわからないとは思いますけれども、長期の様相になった場合、目に見える形で日本政府が何らかの協力をするというようなお考えはございますか。
○浅野委員 防衛庁長官に伺います。  これまでに米軍からどんな情報の提供がありましたか。
○浅野委員 結構でございます。  例えば、在日米軍が在日米軍基地から直接イラクへ部隊を出動させる計画について、今の時点で打診があるかどうか、そのための補給の協力要請などはございませんか。
○浅野委員 横須賀をホームポート、母港にしているアメリカの空母キティホークは、今どこにいますか。
○浅野委員 軍事行動の機密というのはおっしゃるとおりであると存じますけれども、日米間のミリタリー・ミリタリーのさまざまな規則の中で正式の要請があった場合は、国会及び国民にいち早く知らせてもらいたい、また、そうする義務があるということを指摘させていただいておきます。  今回の空爆...全文を見る
○浅野委員 ありがとうございました。終わります。