東祥三

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東祥三の1995年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月07日第132回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○東(祥)委員 新進党の東洋三でございます。  まず初めに、先日の阪神大震災でお亡くなりになりました方々に深甚なる哀悼の意を表しますとともに、また御遺族の方々に弔意を表明させていただきます。そしてまた、負傷された方、今なお被災生活を強いられている方々に対し、心よりお見舞い申し上...全文を見る
○東(祥)委員 ありがとうございます。  次に、日本人の被害者数については、各新聞が警察庁の発表を載せておりまして、ある意味で簡単に知ることができるわけですけれども、在日外国人の被害状況については触れるものが少ないのではないか、このような印象を持っております。当該地域が壊滅的な...全文を見る
○東(祥)委員 死亡された方というのはどれぐらいいらっしゃいますか。つまり、判明されている範囲内でどれだけいらっしゃいますか。
○東(祥)委員 これは警察庁はどこまでやられるのですか。その判明されている方、今百名ぐらいだ、時間がかかればもっと判明してくるかもわからない。そして、その身元判明が種々の状況下において非常に難しい、そういうふうになった場合、その御遺体はどうされるのですか。
○東(祥)委員 その後はわかりますか。最終的な確認作業をして、そしてわからない、市町村に御遺体を引き渡される。その後、市町村はどうするのですか。
○東(祥)委員 新聞報道、またその他の資料を見ますと、二百三十九人の方がお亡くなりになっている。こういう情報もあるのですけれども、今警察庁の説明員の方に説明していただいた情報が、私は一番適切なんだろうと思います。そういう意味で、まだ確認作業が済んでいない。またそれが終わって、市区...全文を見る
○東(祥)委員 次に、先日の報道では、義援金の中から被災者一人当たりにつき十万円の見舞金が支払われる、これとは別に国から弔慰金として、生計維持者の遺族には五百万円、その他の人には二百五十万円が支払われているようです。報道によりますと、「外国人といえども「住民であるし、「住民」とか...全文を見る
○東(祥)委員 わかりました。  ビザが切れちゃった人はどうなりますか。
○東(祥)委員 同じように、負傷した方に対しての治療あるいは治療費、この取り扱いはどういうふうになっていますでしょうか。
○東(祥)委員 診療は拒むことはできないというのはわかるのですが、短期滞在者でたまたま被災に遭ってしまった、お金も持ち合わせがない、国民健康保険にも、健康保険にも入っていない、そういう人たちの治療費はどうなるか。
○東(祥)委員 その場合、費用の問題が起こると思うのですね。諸外国でも、日本の方が交通事故に巻き込まれてしまった。それで、観光ビザで行く場合、ちゃんと保険を掛けていけばいいのですけれども、掛けていかないでそういう事故に巻き込まれてしまった人がいる。日本人が例えばアメリカでそういう...全文を見る
○東(祥)委員 これは前向きに検討しているのですか。それとも、後ろ向きに検討されているのですか。
○東(祥)委員 オーバーステイを余儀なくされている人のビザ扱いはどうなりますか。
○東(祥)委員 それで、外務大臣にお聞きしたいのですが、外務大臣も現場に行かれて各総領事館の方々ともお会いになったというふうに聞いております。外務大臣にお聞きしたいことは、在日外国人あるいはまた領事館に対しての政府のありようというよりももっと広い角度で、今回一連の予算委員会におけ...全文を見る
○東(祥)委員 基本的には、大臣は、外国の支援というのは善意を前提にしているわけですから、善意を前提にした支援というものを取り入れた管理体制というのはあり得ない。僕はそのとおりだろうというふうに基本的に思います。そういう意味では、危機管理体制というのは、予想していないときに起きる...全文を見る
○東(祥)委員 それでは次の、本題に入らせていただきます。  まず初めに、外交政策全般と申しますか、素朴な質問をさせていただきたいと思います。  ちまたでは、今言われていることではありませんけれども、数カ月前に何人かの方々から、政治家というのは一体何なのか、とりわけ今の政治家...全文を見る
○東(祥)委員 非常に難しくて、僕もまだ勉強途上ですから、いろいろ本当に素朴な質問をさせていただいて申しわけないのですけれども、ぜひ教えていただきたいのですけれども、百二十二回国会における河野外務大臣の外交演説、これを読ませていただきますと、「外交の目的は、言うまでもなく国際政治...全文を見る
○東(祥)委員 外交というより、対外政策というふうに言った方がいいのかもわかりません。  対外政策の基本的な構成要素は、一つは外交であり、もう一つは安全保障、そういう問題なんだろう。これがパッケージされて対外政策というものが成り立っているんだろう。その目的は、今おっしゃったとお...全文を見る
○東(祥)委員 国際社会の平和と安定、これをある意味で目指せる、そういう状況に日本はなっているんだ、こういうふうにおっしゃっていると思います。  それを達成するための日本の力、国際社会における日本の位置づけ、安全保障の面に関してはお触れになっていないわけですけれども、基本的には...全文を見る
○東(祥)委員 ということは、基本的には吉田ドクトリン、これは基本的にその構造というのは変わっていない、こういうふうに理解してよろしいですか。
○東(祥)委員 そのことを前提にしてお伺いさせていただきますが、きょうはあと二つの点について質問させていただきたいと思っているのですが、一つはODA、そしてもう一つは国連の問題です。  今大臣がおっしゃってくださった基本的な日本の外交政策、対外政策というふうに申し上げていいかも...全文を見る
○東(祥)委員 それでは、そのODAについて質問させていただきます。  政府は、ODA大綱を平成四年六月に閣議決定しております。この中に盛り込まれましたODA四原則に基づいて、基本的にODAの運用を図ってきております。この四原則というのは、基本的には、今外務大臣が言われた国際社...全文を見る
○東(祥)委員 ミャンマーのアウン・サン・スー・チー女史、余りにも有名になり過ぎてしまっているわけですけれども、五年半を超える軟禁状態を強いられている。そして、もちろんこれがミャンマーの国内法に基づいて合法的に行われているのでありますれば、そう非難することでもないのだろうと私は思...全文を見る
○東(祥)委員 ということは、政府は、近々その軟禁状況が解決されるだろう、さらにまた、ミャンマーが近々、我々が心配しているような形でその人権状況がますます悪化していくということではなくて、民主化が進展していくだろう、このようにお考えになっているということですか。
○東(祥)委員 できるだけオープンにして話してくださって構いませんので、最近少数民族の本拠地でありますマナプロウが陥落された。嫌な見方をするわけではありませんけれども、アウン・サン・スー・チーさんの問題を、国際社会からの関心を引き離す意味でやったんではないのかという嫌な見方という...全文を見る
○東(祥)委員 そうしますと、問題は、今言われている内容をつぶさに聞いていけばやむを得ないのかな、つまりODAをこのままずっと持続させていくことに対して。  ただ、この四原則を読みますと、「基本的人権及び自由の保障状況に十分注意を払う。」こういう言葉で記されているのですね。だか...全文を見る
○東(祥)委員 申しわけありませんが、よくわかりません。というのは、「基本的人権及び自由の保障状況に十分注意を払う。」、一方においてアウン・サン・スー・チーさんの問題がある。国際社会は、これで基本的人権また自由の保障状況に問題があるんじゃないのか、こういうふうに言っているわけです...全文を見る
○東(祥)委員 次に、軍事力とのかかわり合いで、軍事支出とのかかわり合いで、今はミャンマーですれども、今度はパキスタンの例を通して質問させていただきたいと思います。  軍事力の増強というのは、近年、東南アジア諸国全体に言えることなんだろうと思っております。特にこの中でも、従来よ...全文を見る
○東(祥)委員 私のことを直接名指しされてしまったので、僕、昨年の二月ですからね。今お話しをしている話というのは昨年の九月ですから、したがって時間の経過がある、そのことだけ明確に言わせておいていただきたいと思います。  その上で、これは四原則の第三番目というふうに言ってよろしい...全文を見る
○東(祥)委員 弾道ミサイルが購入されているということが判明したらどうなりますか。
○東(祥)委員 次に、中国についてでございますが、これは核実験、何度ももう予算委員会でも議論されていると思います。昨年は六月と十月の二回にわたって、また、対中円借款問題を議論されているときに何を考えているのかと思わざるを得ないほどのことをやられているわけですけれども、この問題に対...全文を見る
○東(祥)委員 時間が来てしまいましたので終わります。  どうか外務大臣、今後とも外務委員会、これは外務大臣にぜひとも要請しておきたいのですけれども、一般質疑で、こういった、ある意味で素朴な問題かもわかりませんけれども、改めて戦後五十年、やはり日本の節目なんだろうと僕は思います...全文を見る
○東(祥)委員 終わります。
02月21日第132回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第2号
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○東(祥)分科員 新進党の東洋三でございます。どうぞよろしくお願いいたします。  今、国民の最大の関心は、何といっても大震災に見舞われた阪神地域の復興に注がれていると思います。私も過日、各国の領事館の方々との面会を中心に、被災後の神戸を訪れさせていただきました。その意味で、当面...全文を見る
○東(祥)分科員 この点に関しては、既に国土庁の方から文部省に問い合わせがあって検討されたのですね。いかがですか。
○東(祥)分科員 確認していないということ。  では国土庁はいかがですか。平成二年四月二十七日に質問して、そして佐藤国土庁長官がオーケーだ、こういうふうに言ったわけでございますが、前向きに検討させていただくということは、当然文部省と話を詰めていくというふうに私は理解したのですけ...全文を見る
○東(祥)分科員 今江東区の例を出してくださいましたが、例えば江東区では、七十八カ所の小中高等学校を含む百二十カ所の避難所が指定されています。飲料水用、生活水用の浄化装置なども徐々に設置されてきておりますけれども、まだ学校には食糧、そしてまた今回そのニーズ、重要性が明確になりまし...全文を見る
○東(祥)分科員 今回、言うまでもなく、阪神大震災が起こったときに、御案内のとおり、毛布が足りない、三万枚至急在日米軍によって支援していただいたことは、皆さん御承知のとおりだろう。新品の毛布がない、現地においてはそれを獲得することができない。そして、残念ながら危機管理体制が欠如し...全文を見る
○東(祥)分科員 今回の阪神大震災の初動の段階で、国土庁はどのような機能をまず発揮できたのか、この点についていかがですか。
○東(祥)分科員 よくわからないんですけれども、国土庁に与えられた機能を十分遺憾なく発揮することができたんですかできなかったんですか。
○東(祥)分科員 これはずっと後で質問させていただこうと思っていたんですが、今の点に若干関連しますので、質問させていただきます。  今御指摘になりました防災基本計画改定に向けて現在一生懸命議論されている、また検討されているということを伺っております。その第一番目の項目として、情...全文を見る
○東(祥)分科員 今後の検討課題の一つとして、ヘリコプターも含めた上での航空機の利用ということを考えていらっしゃいますか。
○東(祥)分科員 飛行機等を利用されるというそういうお話でございますが、ただ、航空機の運用についてはいろいろな制約が当然起こるだろう。当然今回の場合は、肉眼で見られる方もある意味では専門家ではなかったんじゃないのか。つまりパイロットであると、その人の感性または観察眼に頼らざるを得...全文を見る
○東(祥)分科員 局長、ここにあるのが、インターネットを利用して、CNESというフランスの宇宙機関、これのSPOT衛星の画像です。これは三日後のものです。つまり、こちらの方にそういうちゃんとした体制があれば、自前の衛星をぼんぼん打ち上げて回せということを言っているのじゃなくて、既...全文を見る
○東(祥)分科員 その結果をまた近いうちに聞きますので、よろしくお願いします。  次に、今回、ボランティアあるいはまた外国からの援助、本当に温かい御支援をいただいたわけでございますが、基本的に、小澤大臣、日本の欠如していたこの危機管理体制、これをつくるに当たって、ボランティアあ...全文を見る
○東(祥)分科員 本日、危機管理体制見直しのために、米国に、連邦緊急事態管理庁、FEMAへ国土庁の審議官を団長に内閣情報室の方々十一名が派遣されるということを伺っております。いいことだというふうに思います。  ただ、局長御案内のとおり、FEMAというのは基本的には、私の理解する...全文を見る
○東(祥)分科員 基本的に、まさに今局長が言われた点を踏まえた上で考えていただきたいと思います。  今月六日付の消防庁の「地域防災計画に係る緊急点検の実施について」ということに関して、今後、当然これらをチェックして地方自治体を監督するとともに協力、支援していかなければならない、...全文を見る
○東(祥)分科員 最後の質問になりますが、「消防団、自主防災組織の育成強化について」ということに関しまして、この点は極めて重要な課題であると私自身思っております。  消防団や地域防災コミュニティー等の自主防災組織は、現在高齢化の傾向も進んでおりまして、昼は居住地を不在にするサラ...全文を見る
○東(祥)分科員 時間が来ましたので終わります。  ありがとうございました。
04月14日第132回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○東(祥)委員 新進党の東祥三でございます。  季節は今まさしく春でございます。澄み切った青空を背景にして桜の花を下から見上げるような心境を心の底から味わってみたいな、このような思いでいっぱいでございます。しかし、そのような春であるにもかかわらず、本日の曇天のようにすっきりしま...全文を見る
○東(祥)委員 この訪朝の目的はどこにあったと思われますか。
○東(祥)委員 どのようにしてこの訪朝は可能になったのでしょうか。訪朝が実現されるにはそれなりの準備が必要であったと思います。一説によりますと、加藤政調会長と金労働党書記とが会われた。どのように連絡をとられたのでしょう。
○東(祥)委員 どのような形で連絡をとり合ったか。また、その訪朝前の過程については外務大臣は一切御存じなかった、こういうことですか。
○東(祥)委員 そうしますと、だれがいつごろからどのように北朝鮮のだれと連絡をとったのか、この点については外務大臣は御存じなかった、こういうことですか。
○東(祥)委員 極めて重要なことを外務大臣はおっしゃっていると思いますが、つまり訪朝団が行かれる前、外務大臣としては事前の報告を受けていなかったわけですから、アドバイス等について外務大臣としての見解は何ら表明されなかった、こういうことですか。
○東(祥)委員 イニシアチブはどちらにあったかもおわかりではないのですか。北朝鮮側からですか、それとも自民党側からですか。
○東(祥)委員 過去の経緯についてはよくわからない、また信義の問題もあると。よく理解できないのですけれども。ただ、与党の三党の代表団が訪朝された、そしてその前に自民党総裁としての河野大臣、社会党委員長としての村山総理、そしてまたさきがけ代表としての武村代表の、まさに党首による政治...全文を見る
○東(祥)委員 それをいわゆる政治的決断というふうに言ってよろしいのかどうかわかりませんが、与党代表団として三党の代表を送られる、このような合意がなされた。それはいつだったのですか。
○東(祥)委員 この訪朝に関して外務大臣は当初から直接参画されていなかった、そういう御答弁でございますが、相談を受けたときに、タイミングに関しての問題があるとは思いませんでしたか。
○東(祥)委員 訪朝前、訪朝団の代表の方々に外務大臣としてアドバイスされましたか。交渉に関して何らかの条件を付されましたか。
○東(祥)委員 条件は一切付されなかったということです。  そうであるとすれば、核心に入りますけれども、今回の三党代表によるこの訪朝によって合意されたと言われるいわゆる四党合意というのは、日本政府を縛るのですか、日本政府の今後の日朝国交正常化に関して拘束力を持つのですか。いかが...全文を見る
○東(祥)委員 ということは、四党合意に基づく、ここには四つの項目で、二つが努力目標、そして二つが確認事項というふうになっているわけですけれども、これが政府に対して拘束力を持たない、こういうふうに理解してよろしいですか。再度お聞きいたしておきますが。
○東(祥)委員 訪朝後、小渕副総裁がこの訪朝に関して韓国を訪問されましたが、事前の根回しというものは当然やっていたのだろうと推察いたしますけれども、この点についてはいかがですか。
○東(祥)委員 はい。
○東(祥)委員 それはどなたからですか。
○東(祥)委員 米国に対してはいかがですか。
○東(祥)委員 九〇年の三党宣言に基づいて日朝交渉が始まった、そして第八回目の交渉時において決裂してしまった。その最大の原因は、日本側からは李恩恵問題、そしてまた北朝鮮側からは戦後補償の問題、そしてまた日朝国交正常化の最大の問題は核疑惑の問題であった、このように私は理解しておりま...全文を見る
○東(祥)委員 核疑惑の問題はまだ解決されていないわけですね。核疑惑の問題を時間をかけて解決するという米朝合意が成立した、しかし本当にそれが解決されるかどうかはまだだれもわからない。このような状況下において、なぜ日朝国交正常化を急ぐ必要があるのでしょうか。
○東(祥)委員 私が申したい点は、少なくとも日朝国交正常化の一つの障害が核疑惑だった、そして、この核疑惑はまだ晴れていない、いつ晴れるかもわからない、そういう状況において、日朝国交正常化を別に急がせなくてもいいのじゃないですかと。ただ、先ほど外務大臣から明快な答弁がありまして、四...全文を見る
○東(祥)委員 日朝の政府間交渉のきっかけをこの三党の代表団の訪朝によってつくってくださった、このように外務大臣の最初の答弁であったのですけれども、政府としては、いつ政府間の交渉を再開されようと思っていますか。
○東(祥)委員 できることならば、この数カ月以内ですか、あるいは一年、ことし以内ですか。
○東(祥)委員 政府間での交渉においては、何度も繰り返しますが、外務大臣の御答弁にありましたとおり、四党の合意に盛られている文言には拘束されないということなんですが、当然、政府間の交渉が再開されたときには核疑惑の問題についても議論がされていくわけですね。いかがですか。
○東(祥)委員 KEDOに関して質問させていただきますが、北朝鮮は、再三にわたりまして朝鮮半島エネルギー開発機構、KEDOに盛り込まれました韓国型の原子炉の提供を拒否して、韓国は、韓国型でなければびた一文も出さないとしております。また、昨年の米朝合意に基づくと、KEDOと北朝鮮と...全文を見る
○東(祥)委員 まさにKEDOも今これからどういうふうになっていくかもわからない、また先ほどから議論しております核疑惑の問題に関しても、結局、米朝合意に基づいて特別査察が五年後に延期されている、その間、何がどうなるかということはだれもわからない、こういう状況下において日朝政府間交...全文を見る
○東(祥)委員 外交の継続性という点については、私は全く外務大臣と同感でございます。  ただ、この点について申し上げさせていただければ、まさに与党三党の方々が訪朝されて、その内容については帰ってきてから外務大臣はお聞きになった。その過程についてはほとんどタッチされていない、どの...全文を見る
○東(祥)委員 その点については御心配なく、理解していると思っております。  ただ、本日の朝、報道されている新聞を読みましても、与党代表団の団長であられます渡辺美智雄元外務大臣が、日朝国交正常化交渉に関して、李恩恵問題について、これは取り上げる必要なし、そういう趣旨の発言をされ...全文を見る
○東(祥)委員 補足説明がありましたら、どうぞ。
○東(祥)委員 次に、NPTの問題に移らせていただきますが、その前に、北朝鮮との関連で質問させていただきます。  昨年の米朝合意では、北朝鮮はNPTにとどまり、同条約に基づく保障措置協定の実施を認めるとしておりますが、これはあくまで米朝の合意であって、北朝鮮とNPTとのものでは...全文を見る
○東(祥)委員 脱退させようだとかそんなつもりは全くないのであって、脱退宣言撤回をさせる必要があるのではないのかということを僕は申し上げておるのです。  それで、審議官が言われる「我々」というのは、これはだれなんですか。
○東(祥)委員 これは日本、韓国、アメリカを称して「我々」と。NPTに対して、北朝鮮は脱退宣言されたのではないですか。そうすると、この点についてはNPTの場で議論されなくてはいけない問題とは違うのですか。「我々」という、この三国で決められる問題なのですか。どこに脱退宣言を出したの...全文を見る
○東(祥)委員 安保理事会でそのような議長声明があった。そこで、北朝鮮はとどまっている。  僕の最後の質問ですけれども、そうすると、望むことではありませんけれども、もし脱退宣言を再びした場合、一日限りで発効するのですか。
○東(祥)委員 十七日から二十日まで、外務大臣はNPT再検討・延長会議に御出席される。ぜひともNPT無期限延長で採決されるように祈っております。さらにまた、外務大臣がそのためにでき得る、すべての能力を傾注していただいて、この会議が成功裏に終わることを祈っております。  御決意の...全文を見る
○東(祥)委員 現在の見通し、NPT無期限延長が来る会議で採択されるかどうかという見通しについては、どのような御見解をお持ちですか。
○東(祥)委員 核兵器の拡散を防ぐためには、NPT無期限延長にすべての国が賛成することが必要条件になると思うのですが、十分条件ではない。最終的には、核実験全面禁止条約、さらにまた兵器用核物質の生産禁止、いわゆるカットオフ、大量破壊兵器と言われる生物兵器、その他の大量破壊兵器、こう...全文を見る
○東(祥)委員 もう一点は、近年プルトニウムあるいはウランなどの核兵器物質の密輸が国際的に横行していると言われております。このことを念頭に置けば、テロ集団が同様のことを企てることに対する対策が懸案となってくるのではないのか。  現在、国際社会においては、個人の刑事責任を追及でき...全文を見る
○東(祥)委員 最後になりましたが、熱帯木材協定と油汚染国際条約について質問します。  熱帯木材協定に関して、この条約には熱帯木材貿易の観点から、熱帯林の保全と持続可能な経営を図るために二〇〇〇年目標が盛り込まれております。  まず、熱帯林の保全と持続可能な経営というのは何な...全文を見る
○東(祥)委員 時間を超過して申しわけありません。終わります。
04月27日第132回国会 衆議院 労働委員会 第10号
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○東(祥)委員 新進党の東洋三でございます。  浜本大臣、またきょう一時間半ぐらいにわたって議論させていただきたいと思います。  もう四年か五年ほど前になるのでしょうか、あの福祉大国として有名なデンマークの、厚生大臣か福祉大臣か正確な名称は忘れましたけれども、日本に来られて日...全文を見る
○東(祥)委員 今回の介護休業法案は労働省の所管になった、そして扱う問題はまさに高齢者に対しての対策という、極めて扱う範囲が広範なものである。そうすると、ただ単に労働行政という側面からではなくて、この高齢者というものが日本の社会に与えるインパクトという角度から当然考えていかなけれ...全文を見る
○東(祥)委員 そうしますと、労働大臣がこの介護休業法案の所管の大臣である。そのときから当然、扱う範囲が広範ですから、労働大臣は、まずしょっぱなの段階で、法案を成立させようとするその段階で何らかの行動を起こされましたか。介護休業法対策なるそういうチームをおつくりになりましたか。そ...全文を見る
○東(祥)委員 三年から四年ほど前からこのための準備に取りかかってこられて、一昨年の段階で正式なプロジェクトとして発進して今日を迎えられた。  労働大臣、先ほど申し上げましたけれども、今病院も、さらにまた老人ホームも、デイサービスセンターも、ショートステイの場所も、老人で満杯で...全文を見る
○東(祥)委員 この資料ですけれども、「新たな高齢者介護システムの構築を目指して」、よくまとまっている資料だと思いますが、この資料によりますと、介護の必要な高齢者は現在約二百万人に上っている、これが平成十二年、西暦二〇〇〇年には二百八十万人、平成三十七年には五百二十万人に増加する...全文を見る
○東(祥)委員 そうすると、新ゴールドプラン、平成十一年ですね、そこで、この需要者と、そしてそれに対しての社会的サービス、公共サービス、この間はうまく埋まるのですか。いかがですか。
○東(祥)委員 そうすると、僕が先ほど言いましたデータと同じデータを使っていますか。強調される側面では市町村から上がってきたデータというのですけれども、これを全部サメーションしますと、合計すると、現在介護を必要とする数というのは二百万だというふうにとらえていいですか。
○東(祥)委員 そうすると、これは平成四年のデータなわけですね。そうすると、ゴールドプランが達成される平成十一年度においては、もっと数がふえていってしまう、また再修正が必要になると思われますか、これで十分だ、ニーズに適応できる、こういうふうにお思いですか。
○東(祥)委員 そうしますと、データのことばかり責めると申しわけないのですけれども、よくわからないのです。つまり、サービス供給量ということで、ホームヘルパー、デイサービス、ショートステイ、在宅介護支援センター、特別養護老人ホーム、老人保健施設、ケアハウス云々というふうに書いてあり...全文を見る
○東(祥)委員 例えば、僕は江東区に住んでいるのですけれども、江東区に四つ特別養護老人ホームがあります。定員が二百九十、満杯です。そして、現在待っている方、これは四百人いらっしゃいます。各地域によって差が出てくると思うのですけれども、先ほど一番初めに言いましたとおり、満杯になって...全文を見る
○東(祥)委員 同僚議員がさせていただいておりますが、後から施行期日の問題についてもさらに突っ込んで質問させていただきますけれども、現実には、この法案が成立しても、施行するまでに四年間かかってしまうわけですから、ある意味でそのまま野放しの状況、大臣が言われている一人一人が安心して...全文を見る
○東(祥)委員 大臣、僕は、この問題というのは労働大臣、労働省というより、先ほど言いましたが、ただ単に労働省マターじゃないのだろうと思うのですね。だから厚生省も入っておりますし、経企庁もきょう来てくださっておりますけれども、労働行政というそういう狭い範囲で考えていると、問題の本質...全文を見る
○東(祥)委員 介護休業の取得者に対して、日本は世界の他の国々に比べると寝たきり老人が非常に多い、こういうふうに指摘されております。その一つの要素として、やはりアマチュアが精神的に、家族だから何とかしてあげたいというこういう愛情は強いわけですけれども、その介護の仕方についての訓練...全文を見る
○東(祥)委員 今回のこの法律案に総則が新設されておりまして、その「目的」、「基本的理念」、「関係者の責務」が列記されています。そしてこの第四条関係ですけれども、関係者の責務を守るために、これは一体どういうことを言っているかというと、「事業主並びに国及び地方公共団体は、(二)の基...全文を見る
○東(祥)委員 大臣、昨年の十月二十九日付の日本経済新聞ですけれども、ドイツというのは高齢社会への移行に関するスピードが日本とよく似ているんですね。それでやはり同じ問題が議論されているんですけれども、ドイツはことしの一月から段階的に公的介護保険を導入する、こういうことを決めている...全文を見る
○東(祥)委員 労災に関して、それが適用されるかどうかという理屈に関してはまさに局長のおっしゃるとおりだと思うのですけれども、ただ、その理屈から外れてしまう、そのものに対しては、今度別の角度で、政策的な形でもって手当てすることができるのではないのか。その意味で、何らかの提案、今持...全文を見る
○東(祥)委員 大臣、勉強するというのは、それはどういうことですか。前向きに検討するというそういうことですか。
○東(祥)委員 ということは、この介護休業法案をつくられる前に、一体諸外国においてはどういうことがやられているのかということは勉強されていなかったのですか、大臣。
○東(祥)委員 労災のことが出ましたので、本年初頭の労災基準見直しの対応に対しては評価いたしております。また、地下鉄サリン事件にかかわる労災についての迅速な対応についても評価しているということだけ申し上げておきたいと思います。  そこで、続きまして、今までの福祉というのはいわゆ...全文を見る
○東(祥)委員 先ほど一番初めに、老人病院が満杯である、その一つの理由としては、機能が回復して治癒をされても帰れないというのも一つある、こういうふうに私は伺っております。いわゆる老人病院等への社会的入院という問題が存在する。  他方においては、先月上旬デンマークに十日間ぐらい行...全文を見る
○東(祥)委員 懇切な説明、ありがとうございます。  寝たきり老人をなくすゼロ作戦、作戦である以上デッドラインがあると思うのですけれども、いつに設定されているのですか。
○東(祥)委員 経企庁の方に来ていただいていると思うのですが、高齢社会がマクロ経済にどのようなインパクトを与えると考えておられますか。
○東(祥)委員 それでは、これを踏まえた上で、介護期間についてなぜ政府は三カ月にしているのですか。その根拠は何ですか。
○東(祥)委員 今、最後の方で局長が言われた民間で介護休業を取得された方の大半の方々が三カ月以内で復職されている、理由は何ですか。要介護者の病気が治ったのですか、それで復職されたのですか。いかがですか。
○東(祥)委員 先ほど僕が使いました資料によりますと、亡くなる前に四割近くの人が六カ月以上床についているという調査報告がされている。だから、一つの視点として局長は事業者の負担の問題というのを指摘されている。さらにまた、これは緊急的な対応だ。さらにまた、介護休業を取得された人の復職...全文を見る
○東(祥)委員 これは労働省のデータだと思うのですけれども、「要介護者の病名、介護期間別労働者数の割合及び平均介護期間」。全体を一〇〇としますと、一カ月から三カ月未満というのは一四・六%、一年以上から三年未満というのは二六・八%、六カ月から一年というのは二二・七%。政府が設定され...全文を見る
○東(祥)委員 局長の理屈はよくわかるのですけれども、問題は、要介護者がどれだけの期間を必要とするのか。また、一人の人が長期間にわたって介護をするということは無理なことだ、その御指摘もよくわかります。ただ問題は、介護期間というのは短くて、そして即座に公共サービスによってバックアッ...全文を見る
○東(祥)委員 雇用形態の角度から、雇用関係の角度から言われる議論というのはよくわかるのです。そして、事業者の負担というのも当然あるだろう。しかし、重要な一つの要素として事業者の負担ということが頭に入っているとするならば、それは明確なる数値が出ないということもそれなりにうなずける...全文を見る
○東(祥)委員 納得できません。納得できないのですけれども、まだ所得保障の件についてもやらなくちゃいけないので、これぐらいにしておきます。納得していないということだけ申し上げておきます。  所得保障の件に関してですが、所得保障という言葉が適切なのか、介護休業をしている人に対して...全文を見る
○東(祥)委員 それは前向きな御答弁でよろしいと思うのですけれども、育児休業の場合二五%なんですけれども、二五%という限定をされるのですか。二五%以上でも構わないわけですね。いかがですか。
○東(祥)委員 いつごろその具体的な結果が出るのですか。
○東(祥)委員 育児休業では社会保険料、年金保険における本人負担分は免除されていると私は理解しておりますけれども、介護休業を取得した場合、同じように免除されますか。
○東(祥)委員 その前向きな形で、どのように介護休業を取得される人にとって経済的な負担がかからないようにするか、そういう角度で考えれば、当然何らかの形で社会保険料も含めた上で考えてもらいたい、このように要望をしておきます。  大臣、何かおっしゃってくださることありますか。
○東(祥)委員 施行期日についてお伺いします。  大臣は、介護について緊急性のある問題ととらえられておりますか、いかがですか。
○東(祥)委員 緊急性があるための法案と言いながら、平成十一年四月、四年先とは長過ぎるのではないのかと同僚議員が何度も言っている点でございます。  他に、緊急で四年先の施行の法案というのはあるんですか。僕は見たことないんですけれども。いかがですか。
○東(祥)委員 松原局長、この法案が施行されるまで四年間、どれだけ要介護者がふえるとお思いですか。データありますか。松原局長ですけれども、ありますか。
○東(祥)委員 施行時期を決定するときに、その点は考慮する要素として入れなかったんですか。いかがですか。
○東(祥)委員 この介護休業を制度として、この法案が通っていなくても、大企業においては既に施行しているものがありますね。あるデータによりますと、五十数%の大企業は既に導入していると、その介護休業期間も一年ぐらいになっていると。  私が申し上げたいのは、すぐ施行すべきだと、こうい...全文を見る
○東(祥)委員 ぜひとも早く施行していただけるようにと要望して、時間が来ましたので終わらさしていただきます。ありがとうございました。
05月10日第132回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○東(祥)委員 新進党の東祥三です。一時間半にわたりまして国連改革について、そしてAPEC関連について、そして米国の対イラン経済制裁と我が国の対応について質問させていただきます。  本題に入る前に、総理訪中そしてまた外相のクロアチア、ハンガリー訪問について御質問させていただきた...全文を見る
○東(祥)委員 それでは国連改革について質問させていただきます。  まず第一点目が、もう既にこの委員会においても何回か取り上げられている問題ですが、日本の国連安保理入りについての質問でございます。  国会の場での我が国の常任理事国入りの問題についての議論はまだ十分ではないと私...全文を見る
○東(祥)委員 大臣がおっしゃられるとおり、九月の総会での発言内容も極めて練られていて、慎重な表現にとどまっているだろう、このように私は個人的には思っているのですが、六月から九月の間に、一つは議論が活発化してきた、もう一つは機が熟した。揚げ足をとるつもりではありませんが、六月の段...全文を見る
○東(祥)委員 次に行きます。  安保理常任理事国になることによって、利点として挙げられるのは何なのか。波多野前国連大使は、常任理事国になれば入ってくる情報の質、最が格段に違うとして、常任理事国になった場合の利点の一つを挙げられております。  実際、ニューヨークの国連本部に行...全文を見る
○東(祥)委員 大臣、国連安保理入り問題に関して、一つのコンセンサスができているとすれば、こういうことなんじゃないかというふうに思うのです。先ほどの大臣のお話にもありましたけれども、結局、日本は第一次世界大戦後、国際社会のある意味で潮流である国際連盟から脱退していってしまった。そ...全文を見る
○東(祥)委員 そこで、アンケート調査によれば、国連安保理入りに関して、非軍事なら賛成とするのが七〇%、軍事なら反対とするのが五七%。僕にはよくわからないのですが、この非軍事、また軍事という、こういう考え方ですね。国連憲章を読めば、あの国連憲章どおりに物事がうまくいけば、日本が安...全文を見る
○東(祥)委員 問題は、それはある意味で静的なというか、静かな議論、分析であるならば、僕は大臣の言われることでいいんだろうと思うのです。僕もいいんだろうというふうにずっと思っていました。ところが、動いているのですね。そのときに何が欠けているのかというと、例えば、武力を提供してくだ...全文を見る
○東(祥)委員 確かに安保理は、冷戦構造が崩壊後というのは著しくその活躍の回数というのはふえているわけですね。そういう意味では、具体的に聞きますけれども、日本の安保理における投票態度という側面から見た場合、日本の投票態度の基準というのは一体どこにあったのか、御所見を伺いたいと思い...全文を見る
○東(祥)委員 ある方々は、我が国の外交姿勢というのは米国追随じゃないのかこういうことを言われる方がいらっしゃる。米国追随でも日本にとって利するものであるならば別に悪口の根拠というのは希薄なものなんだな、こういうふうに私は思っているのです。ある意味でまさに日本として、アメリカと違...全文を見る
○東(祥)委員 確かに日本は唯一の被爆国である、それはだれでもが認めることです。それはよくわかります。  そしてまた、今回のこの核廃絶を目指す採決に当たって、残念ながらアメリカは棄権しているわけですね。棄権でいいというそれなりのちゃんとした根回しが行われたのだろうと僕は思うので...全文を見る
○東(祥)委員 唐突な質問で恐縮なのですが、安保理の常任理事国のメンバーになるということは、今こういう形で議論している核廃絶へ向けての日本の発言権を増すことになると思われますか、どうですか。
○東(祥)委員 安保理の規模について質問させていただきます。  今、政府は安保理の規模についてどのようにお考えになっておられますか。
○東(祥)委員 拒否椎についてお伺いいたします。  河野外相は、昨年九月のNHK討論番組で、全体が常任理事国に拒否権を与えるということであれば、日本は要りませんと言う必要もない、このように述べられている。国連加盟国の同意があれば、拒否権を持った常任理事国になることを目指す考えを...全文を見る
○東(祥)委員 米国の国連政策に大きな影響力を持つと言われる米国国連協会のエドワード理事長という方が、昨年、日本が拒否権を持ったら大変きつい政策決定を迫られるだろう、日本の拒否権ですべてがストップしたら日本は他の国から圧力をかけられ、米国と立場が輿なったら日米関係に問題が生じるか...全文を見る
○東(祥)委員 国連改革で終わってしまう感じになるので、ちょっとやめます。  一つだけ。最近、米国の国連離れという印象を受けるのですが、やはり国連に、強くて信頼できる国がどかんと座っておいていただかないと、国連それ自体が果たせるものも果たせなくなってしまうのじゃないか、こういう...全文を見る
○東(祥)委員 APEC関連に移ります。やり残している国連の問題は、また別の機会にやらさせていただきたいと思います。  アジア・太平洋地域の、文化的にも、また地理的にも、また経済状況においても多様な国々を構成国としておりますAPECが、その創設以来今日まで、経済問題に特化して政...全文を見る
○東(祥)委員 EAEC構想は、マハティール・マレーシア首相が九〇年に提唱して以来、もう既に約五年近くたっているわけです。我が国のアジア・太平洋外交を揺さぶってきた問題であると思います。  なぜ政府は参加、不参加の態度決定ができないのか、EAECのどこに問題があるのかその点につ...全文を見る
○東(祥)委員 EAEC構想にはNAFTAをつくった米国が反対している、また米国は、日本がEAECに参加することにも反対しているのではないのかこういう印象を私は持ちます。なぜ米国は反対しているのですか。それを外務省としてどの辺まで把握されておられますか。
○東(祥)委員 米国の主張に対しては、マレーシアを初めとして、すべてのASEAN諸国じゃないわけですが、幾つかの国々は、NAFTAをつくっている米国がEAECはいけないと言うのは米国のわがままなんじゃないのかこういうふうに反論いたしております。それぞれの立場を今ここで議論したとし...全文を見る
○東(祥)委員 茫漠としていてまだわからない、そういうお話だと思います。そうであれば、まさにEAECの問題を通して、何か、日本がアジアなのかアメリカなのかという、こういう形での議論が進むことに関して物すごく危険だな、二者択一の危険性というものを感ぜざるを得ない。そうであるとすれば...全文を見る
○東(祥)委員 もう一つの問題として、APEC首脳会議への李登輝台湾総統出席問題があります。四月十九日に李総統のお父様が九十五歳で亡くなられました。この場をおかりして弔意を表明します。  一昨年の米国シアトルでの首脳会議、昨年のインドネシア、ボゴールでの首脳会議の際に、李総統を...全文を見る
○東(祥)委員 先例といいますと、シアトル・モデルを使うということですか。
○東(祥)委員 シアトル・モデルというのは、李総統に招待状を出して、李総統が米国の立場を考慮してみずからの参加を取りやめて、代理として閣僚級の経済建設委員会主任委員を出席させた、これがまさにシアトル・モデルという原型です。そうしますと、政府は李総統に招待状を出すのですか。
○東(祥)委員 そうすると、李総統には招待状を出さないということですね。
○東(祥)委員 報道によりますと、過去二回の首脳会談と違って、今回の大阪での首脳会議に台湾は李総統の出席を大きな目標としている、こういう報道がなされております。事実だとすれば、形式の問題はともかくとして、もしそのシアトル方式を使えば、台湾が自主的に李総統の出席をやめて代理を送ると...全文を見る
○東(祥)委員 台湾が李総統の代理として徐副委員長の出席を申し入れてきた場合、政府はどうされますか。
○東(祥)委員 原則論をお伺いさせていただきます。  首脳会議、正式にはAPEC非公式経済首脳会議という名称を政府は使っておりますけれども、どのような目的で開催されて、どのような人たちが集まるものなのですか。
○東(祥)委員 今局長がおっしゃった線に乗って考えた場合、台湾の李総統の出席が現在及び将来において望ましいものなのかどうなのか。原則論です。また代理で事足りるものなのですか。
○東(祥)委員 首脳会議への台湾代表の出席問題というのも、局長の話ですと今後続けられるかどうかわからないということですけれども、基本的には首脳会議が開催されていくのだろうと推察します。そのたびごとに、議長国にとってこの問題はまさに頭を悩ませる問題になってしまうのではないか。そうい...全文を見る
○東(祥)委員 それは中国がお考えになられることであって、私が今申し上げているのは、日本が中国とそして台湾に、この問題については、議長国がとやかくやるという問題じゃなくて、APEC全体の問題として、まず中国と台湾でお話し合いをされて、そしてそれをもとにしてAPEC全体で話し合うと...全文を見る
○東(祥)委員 どうしてですか。外務大臣、するとどういう問題が起きますか。
○東(祥)委員 一つの中国、二つの中国というのは、こういう提案をしたからといってにわかにそういうふうになるとは私は思えないのです。今APECで台湾の代表も来られている。そして、首脳会議というのを開く。そして、そこに李総統が出たい。この問題に関して、どうか中国とお互い話してください...全文を見る
○東(祥)委員 時間が来ましたので、ありがとうございました。
05月12日第132回国会 衆議院 外務委員会 第17号
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○東(祥)委員 新進党の東祥三です。  本日は、政府調達協定、条約第一八号並びに日米宇宙損害協定、条約第一七号に関連いたしまして質問させていただきます。  まず初めに、政府調達協定についてでありますが、これはWTO附属書第四にかかわる問題だととらえております。  これに関連...全文を見る
○東(祥)委員 この協議に関連しまして、WTOの事務局長に就任されましたルジェロさんは、日米二国間での解決が望ましい、WTOは紛争を好むものではないと交渉の決裂前から述べていたわけですけれども、現実には決裂してしまった。とすると、この問題は、報道されているとおりWTOの場で議論さ...全文を見る
○東(祥)委員 今この問題に関しての交渉というのは、基本的にはクローズされているのですか水面下において交渉というのは動いているのですか。この点についていかがですか。
○東(祥)委員 WTOの手続によりますれば、今までの一審制のガットにはなかった上訴機関が設けられている。つまり、当事者間の協議が不調に終わって、全加盟国で構成される紛争解決機関を経てパネルが設置され報告が出た場合、これに対し不満があれば再審のアピールを求めることができるシステムが...全文を見る
○東(祥)委員 ありがとうございます。  今御説明してくださいましたパネリストに関しては、これはもう選ばれていらっしゃるのですか。
○東(祥)委員 初めの、パネリスト三名に関しては、提訴された問題ごとに基本的に三人が選ばれていく、こういうふうに理解してよろしいですか。
○東(祥)委員 現在は、今局長から御説明していただいた上訴機関における七名は、まだロースターもできていないということですけれども、先ほどのお話を例えば、もしうまく進んだとしても一年数カ月後、一年と三カ月、十五カ月ぐらいここまでいくためにはかかるわけですから、したがって、時間的には...全文を見る
○東(祥)委員 これはスケジュールどおりいっているのですか。
○東(祥)委員 今の説明に従いますと、我が国が、米国をWTOに提訴して、そして協定に従って協議を進めて、そしてそこで決着がつかない、それで上訴機関への申し込みをする。一年と三カ月。今の計算でいきますと、来年あるいは再来年の時期までかかるかな、こういうふうに思うのです。  この点...全文を見る
○東(祥)委員 私も心から、そうあってほしいな、このように思うわけです。  先ほど河野大臣からも御指摘ありましたとおり、この自動車・自動車部品問題を除けば、基本的には、日米間においてちゃんとした信頼関係が打ち立てられている。対立するものというのは、基本的にはない。そういう意味で...全文を見る
○東(祥)委員 基本的な問題意識は共有していると思うのですね。僕はまだぺいぺいの議員ですから、河野大臣は大臣なんですから、まさに今言われたことを大臣在任中にイニシアチブをとっておやりになられることを僕は期待しているのですけれども、大臣の御決意をよろしくお願いいたします。
○東(祥)委員 次に、日米宇宙損害協定について質問させていただきます。  特に、宇宙ステーション計画について。冷戦時代の一九八四年に宇宙開発協力としてレーガン米国大統領が提唱いたしました日本、米国、カナダ、そして欧州の宇宙協力プロジェクトが端緒だったと思うのですが、一九九三年に...全文を見る
○東(祥)委員 米国とロシアの宇宙開発協力が活発に行われていて、ことしの二月には、米国のスペースシャトルと、それからロシアの宇宙科学ステーション・ミールがランデブーに成功した。すごいことだなと思って見ていたのですけれども、六月には両者のドッキングも計画されている。さらに日本も、宇...全文を見る
○東(祥)委員 今お話を聞いていてはっと思ったのですけれども、どれぐらいお金がかかるものなんですか。例えばスペースシャトルというのを考えた場合、一説によりますと、一グラム当たり一万円かかるというのですね、宇宙に持っていくためには。僕は八十キロ強ありますから、そうすると、私が上に行...全文を見る
○東(祥)委員 ありがとうございます。  一転して生々しい話に移ります。米国の対イラン経済制裁と我が国の対応について質問させていただきます。  言うまでもありませんけれども、国際社会は、中東和平プロセスの妨害あるいはまた国際テロへの関与といったイランの行動について、これまで強...全文を見る
○東(祥)委員 ありがとうございます。  クリントン政権は、先日、イラン原油の購入禁止を含む対イラン全面禁輸措置を発表した。この発表の前に、何らかの形で日本に事前報告といいますかこういうものはありましたか。
○東(祥)委員 報道によりますと、一昨昨日、駐日米国大使のモンデール氏が斎藤次官のところに、クリントン政権の対イラン全面禁輸措置に対して協力してくれるように、こういう要請があった、このように私は理解しておりますが、そういう要請がまずあったのかそれに対して外務省としてどのように返答...全文を見る
○東(祥)委員 米国政府は、今局長が説明してくださいましたイランとの貿易、投資活動の全面禁止をとる理由として、イランによる核兵器開発、さらにまた国際テロ支援等の理由を挙げているのですが、アメリカ政府のNPT交渉の責任者、トーマス・グレアム氏は、ことし初めに、イランは現在兵器用核物...全文を見る
○東(祥)委員 そうしますと、アメリカのイランに対する今回の措置、その理由については、日本政府としてはまだ明確に確証を持っているとは断じていない、よくわからない、したがって、アメリカが同調あるいは協力を求めできたとしても、その協力の根拠になるものが非常に薄いわけですから、したがっ...全文を見る
○東(祥)委員 質疑時間が終了しました。ありがとうございました。
10月20日第134回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○東(祥)委員 東洋三でございます。  本日は、沖縄問題、日米安保、地位協定、APEC問題、李総統及び台湾問題、そして銃規制の問題、全部消化できるかわかりませんけれども、時間のある限りさせていただきます。  まず初めに、私の記憶に間違いなければ、本日は、二十八年前の本日、敗戦...全文を見る
○東(祥)委員 ぜひ頭を整理させていただきたいのですが、今外務大臣も御指摘になりました、地位協定というのは日本全体に散らばっております在日米軍基地、そしてそこに住まわれている米軍兵士、これに適用されるものですね。したがって、これは、日本国内で見ておりますと、日本全体で見ますとそう...全文を見る
○東(祥)委員 るる丁寧な説明をしていただいたんですが、今の御答弁を聞きますと、この女子暴行事件が起こった後、事件の解明に支障を来すようなことを地位協定に基づいてアメリカ側はしなかった、ある意味で徹底的に、その捜査、事件の解明のためにできる限りの協力をしてくれた、そして、もう身柄...全文を見る
○東(祥)委員 沖縄に基地が日本全国の七五%が集中しちゃっている。今外務大臣御指摘のとおり、今まで数々の事件が起きた。行き着くところ基地が余りにも多過ぎるんじゃないのか、やはり縮小整理、それを何とかしてくれないことにはどうしようもないのじゃないのか。当然本土の方に移転される可能性...全文を見る
○東(祥)委員 政府としては、沖縄にある在日米軍基地、これを整理縮小ということをお考えになっているのですか。
○東(祥)委員 ちょっと最後のところ理解できなかったのですが、結果として縮小していく方向ということですか。済みません、最後の部分よく理解できなかったのですが。
○東(祥)委員 それは、期間を何年間、何十年間ということで、ある程度の方向性を提示できるものですか。
○東(祥)委員 それは現在というのはわかるのですけれども、これからどうなるのかという、今整理統合を考えていると、整理統合ということでずっと進んできたと、その結果として整理縮小になるだろう、こういうふうに外務大臣おっしゃられたのです。それに対して、私の質問は、では今後何年間あるいは...全文を見る
○東(祥)委員 米国は、在沖縄の米軍基地の縮小には基本的に賛意を示すんじゃないのか、また賛意を示しているんじゃないのか、ただ、在日米軍の規模を減らすということに対しては、それは賛成することができない、大枠で考えればそういうことじゃないのか。まずこの理解についてはいかがですか、この...全文を見る
○東(祥)委員 そういう認識というのは、要するに、在沖縄の基地は縮小して構わない、しかし在日米軍の規模、全体の規模それ自体は変えてほしくない、こういう認識でよろしいんですか。
○東(祥)委員 そうしますと、外務大臣、基本的には、沖縄県民の気持ちを考えれば、やはり基地が膨大に存在している、この基地をどんどん縮小させていくことがある意味で一つの沖縄県民の心にかなった方向性なのだろう。そして日本の安全という問題を考えたときに、別に沖縄全体に集結している必要は...全文を見る
○東(祥)委員 先ほど北米局長の方からもナイ・レポートというのが、ジョセフ・ナイ国防次官補の東アジア戦略レポートですけれども、これについての御言及があったのですけれども、基本的にはことしの二月末にいわゆるナイ・レポートが提示されて、それに対して日本がちゃんとこたえているのかどうか...全文を見る
○東(祥)委員 あと五分しかなくなってしまって、済みません。ほかの質問をするために来ていただいた方々、時間がなくなってしまって申しわけないのですけれども、外務大臣、ありがとうございます。  最後にちょっと台湾、李登輝総統問題、これに入らせていただきます。  来月の十六日から四...全文を見る
○東(祥)委員 理論的な、法律的な側面をちょっと聞きます。  政府の言う台湾問題について、日中共同声明の精神ということをよく言われるのですけれども、この精神とは一体何なのか。
○東(祥)委員 聞いている人はよくわからないのだろうと思うのですが、日中共同声明には第二項において一つの中国を認めた後、今御指摘くださいました第三項において、「中華人民共和国政府は、台湾が中華人民共和国の領土の不可分の一部であることを重ねて表明する。日本国政府は、この中華人民共和...全文を見る
○東(祥)委員 そうしますと、中国政府が今一つの中国を主張している。台湾の李登輝総統のAPEC大阪会議への出席を認めないと主張しても、この日中共同声明の第三項に従うならば、それに適応するかどうかわからないのですが、法理論的というのですか、政治的にちょっとおいておいて、理論的には、...全文を見る
○東(祥)委員 先例を盾に、ボゴール、シアトルの先例に基づくと言っているわけですから、基本的に李総統を呼ばないのだろう、こういうふうに理解します。そうしますと、李登輝総統のAPECの大阪会議への出席を認めないのであるならば、断り方もちゃんと先例に従って処理すべきなのだろう。米国ク...全文を見る
○東(祥)委員 どうもありがとうございました。
11月02日第134回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○東(祥)委員 外務大臣、本日は近世日本の評論家、歴史家でもありました徳富蘇峰先生がお亡くなりになった日でございます。明治十九年、二十三歳のとき、「将来之日本」という著書を著しまして一躍有名となりまして、以来、言論界の一角に特異な地位を占め続けた先生はこのように指摘しております。...全文を見る
○東(祥)委員 幾つか言ってくださっているのですけれども、ぜひこの機会に、議事録にも残りますし、明確に、外務大臣が日米安保体制の今日的な意義、重要性について、まさに河野大臣の見解を表明されて、わかりやすく僕は述べてもらいたいなというふうに思います。  日米安保体制の必要性の第一...全文を見る
○東(祥)委員 それは、新しい今日的な意義という点で、当然日米関係のきずなであるという二つ目の要素になると思うのですが、日本の安全を守る、また日本の近海の安全を守る、そのためにはどうすればいいのかといえば、先ほどおっしゃったことと矛盾するわけですけれども、日本の自衛力では守ること...全文を見る
○東(祥)委員 それから二つ目は、今外務大臣が既に言われました、まさに最近では、アメリカとそして日本の二国間でGDPの四〇%を占める。さらにまた、戦後五十年の今日、日本が自由市場の中で最も謳歌した国である。また、謳歌できる背景には日米安保体制があって、軍事力増強に、また自衛力増強...全文を見る
○東(祥)委員 もう一つの問題としては、よく言われますアジア・太平洋地域の軍事、政治、経済秩序の骨組みがまさに日米安保体制である、このようにも私は思っているのですが、この点についてはいかがですか。
○東(祥)委員 言葉をかえますと、アジア・太平洋地域における安定要因として、まさに米国の存在が、支える最も重要な枠組みである、こういう形で言えるのかなと思うのですが、この点についてはいかがですか。
○東(祥)委員 もう一つあると思うのですが、まさに日米安保イコール護憲なのではないのか。別の言葉で言いますと、外務大臣が先ほど言いましたとおり、自衛力では日本の安全を確保することができない。また、今日の日本が世界に対してコミットしている非軍事大国としての大国、それをまさに担保して...全文を見る
○東(祥)委員 別の言葉で言えば、日本は世界各国に対して、軍事大国にならないということを申し上げているわけですね。それをコミットしているわけですね。そうしますと、他国に脅威を与えるようにならないという我が国の政治コミットメントを可能ならしめているのは一体何なのか。日米安保体制がも...全文を見る
○東(祥)委員 それは、日本の歴史を見ればよくわかることなのだろうと僕は思っています。半世紀前にまさに自殺的な戦争をしたわけですから。自殺的な大戦争を挑んだ国が日本だ。これは、私個人の基本的な考え方でございますが、まさに米国を中心とする連合軍を相手に正規軍同士で四年以上も総力を挙...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣がそういうふうにおっしゃられても、まさに日本の歴史を通して諸外国は——決意だけではそれは信用することはできませんよ。一九二八年、不戦条約に日本は調印しているじゃありませんか。決意です。しかし、結局その不戦決議を破ったのはだれかといえば、日本ではありませんか...全文を見る
○東(祥)委員 ありがとうございました。  ただ、どうも四番目がまだ納得されていないみたいなので。軍事大国にならないというその決意、これを明確にするためには、軍事的な合理性で説明しない限り、世界の各国というのは僕は理解してくれないのだろうというふうに思うわけです。  米国の日...全文を見る
○東(祥)委員 北米局長、もっと大きい声でゆっくりしゃべってくれないと、何を言われたのかよくわからないのです。もう一度、質問をちょっと変えて質問します。  ジョセフ・ナイ次官補が、ことしの二月の東アジア戦略の中で、十万人の要員を前方展開しなければならない、何のために前方展開する...全文を見る
○東(祥)委員 そうすると、その十万の中の四万五千から四万八千、約五万が日本、そして韓国が三万五千、大体これで八万から八万五千、これで大体ナイ次官補が言われている十万人の要員の核をなしているわけですね。  そこで、もう一度、済みません、北米局長。さっきよくわかりませんでしたので...全文を見る
○東(祥)委員 軍事的には、まず、在韓米軍が、北朝鮮との関係で、韓国を守る米国の決意を示すための陸軍歩兵師団を中核としています。それに対して在日米軍というのは、三沢のF16部隊、これは冷戦後減少している、アジア・太平洋及び中東に至るシーレーンを守る第七艦隊及び第三海兵師団という極...全文を見る
○東(祥)委員 そうしますと、四万五千から四万八千、この委員会では四万七千でずっと言いますけれども、そのうちの約三万がなぜ沖縄に集中的に駐留しなければならないのか。第三番目の質問でございます。これについてはいかがですか。
○東(祥)委員 そうしますと、別の言葉で言いますと、沖縄への集中の本質というのはどういうふうに理解すればいいのですか。
○東(祥)委員 北米局長の立場があると思いますから歴史的という側面から説明されていますけれども、軍事的にはどうなのか。  つまり、軍事的には、おっしゃられたとおり、海兵師団が沖縄に本拠を置いて、同師団を支援する関連の部隊が朝鮮半島あるいはまた大陸をにらんだ制空権を確保するための...全文を見る
○東(祥)委員 前防衛庁長官に本当は聞きたいですけれども、委員会は許されませんので……。  今の御発言で、技術的なこと、よくわからないのです。要するに、本質は、基本的には、一つはインフラが長年ずっと整備されてきている、そしてもう一つは制空権、F15を中心とするそういう大部隊があ...全文を見る
○東(祥)委員 といいますと、一つは歴史的経緯、そして第二番目は軍事的、第三番目にはまさに地政的、戦略的、その三点で沖縄に集中している、こういうふうに理解してよろしいですか。
○東(祥)委員 そうしますと、アジア・太平洋に前方展開する米軍の中で、紛争時に直ちに対応できる機動性を持った師団単位の唯一の部隊である、こういうふうに理解してよろしいですか。
○東(祥)委員 では、そうしますと、まさに第三番目の問題に入りますけれども、今お話しの歴史的また軍事的そして地政学的、戦略的に、またインフラがあること、これがまさに沖縄へ在日駐留米軍が集中している理由である、こういう御説明をいただきました。  そうであるとしますと、そうした部隊...全文を見る
○東(祥)委員 いや、外務大臣が言わんとすることはわかるのですけれども、僕の質問をちょっとずらしておっしゃられていて、私は今、沖縄に駐留米軍が集中している本質というのは、歴史的、軍事的、地政学的、戦略的にちゃんと根拠があるという説明を伺ったわけです。  そうしますと、私の質問は...全文を見る
○東(祥)委員 ということは、今僕が質問した沖縄の基地を抜本的に削減することの難しさが明確にここで出ているのじゃないのか。ということは、もっと具体的に言えば、機能を損なうことなく師団という単位を半分にしてしまうだとか、支援部隊を遠く離れたところに持っていくだとか、そういうことは基...全文を見る
○東(祥)委員 僕は、外務大臣が言われていることは、すごい重要なことを言われているのだろうと思います。僕は、基地が縮小できないだとか、そういうことは一切言っておりません。中枢部分がまさに沖縄にある、その中枢部分は、これはまさにそこにある必要性があるのですね、そういうことを僕はまず...全文を見る
○東(祥)委員 まさに僕は、冷静な判断をこれはしなければいけない問題だ、こういうふうに思っています。今外務大臣御案内のとおり、与党の有力な議員が、基地問題、日本の国以外に分散したらいいではないか、こういうことを言われている方がいらっしゃいます。ハワイやあるいはグアムに持っていけば...全文を見る
○東(祥)委員 そうしますと、まさに基本的に、外務大臣というお立場で、その米国が言っている四万七千人の在日米軍兵士が紛争時に機動的に対応するためにはこの数が必要だ、では、それに対して日本として、日本の外務大臣としてそれはそうだというふうな御見識はお持ちなのですか。
○東(祥)委員 僕の言葉にちょっと失礼なことがあるとおわびしたいのですけれども、そういう意味ではなくて、まさに今おっしゃってくださったとおり、米国が言っている、四万七千人の在日駐留というのは必要である、それも外務大臣もお認めになる。であるとすれば、またさっきの話に戻りますけれども...全文を見る
○東(祥)委員 既に議論されているその返還のリスト、これはよくわかっています。ある意味で、一九九〇年の日米合同委員会で、我が国は四十一事案の返還を要求している。昨日の十事案の合意で二十三事案が解決に向け動き出すことになっている。残された十八事案の中では四事案が既に返還することで合...全文を見る
○東(祥)委員 やっと議論がかみ合ってきていると思います。  私は、米軍基地について一切縮小できないということは、これはあり得ないと思っているんです、縮小できるんだろうと思っているんです。だから、アメリカ側も、まさに外務大臣がおっしゃったとおり、新しい日米協議の場の設置に応じた...全文を見る
○東(祥)委員 もう時間が来ましたので、これで終わりにしますけれども、大げさに言えば日本の存立のために日米安保が必要だ、そのために現実の負担の大きな部分を沖縄県民に担っていただいている、そのことを深く認識すると同時に、そのために逆に、安全保障上の負担に十分見合っている代償なり、あ...全文を見る