東祥三

あずましょうぞう



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東祥三の1996年の発言一覧

開催日 会議名 発言
04月05日第136回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○東(祥)委員 新進党の東祥三です。  池田外務大臣におかれましては、大臣就任後初めて質問させていただきます。楽しみにいたしておりました。  防衛庁長官も務められ、日本の国論がまだ統一されておりません安全保障の問題についてもだれよりも精通されており、そこで直面する問題に関して...全文を見る
○東(祥)委員 そうしますと、今回この国籍条項を廃止する、削除するという結論に達した理由は何なのか。  もちろんわかるわけです。外務公務員の方々が当然外国に行かれまして、外国の方を配偶者に選ばれる、その数もだんだん増してきたんだろう。どれぐらいの今カップルがいるのかわかりません...全文を見る
○東(祥)委員 わかりました。じゃ、その配偶者は、外国籍の配偶者は、帰化する必要はなくなつ たわけですね、今回の外務公務員法の改正によって。  次の質問ですけれども、そうしますと、外務公務員が外国の大使館に派遣される、当然奥様あるいは御主人が一緒についていく、大半がそういうケ...全文を見る
○東(祥)委員 そうしますと、外交官が、外務公務員が外国に行った場合種々の外交特権が与えられるわけですが、自分の所属する国籍のパスポートで配偶者が行かれた場合、その外交特権というのは同じように付与されるようになるんでしょうか。
○東(祥)委員 そうしますと、例えば二月二十四日の朝日新聞夕刊によりますと、シドニーの総領事が、外交ビザを持たない家族、この御家族は外交旅券を持っておる、ビザはワーキングホリデービザを持っていた。外交ビザを持たないその家族に免税の領事ナンバーの車を日常的に使用させていたことに関し...全文を見る
○東(祥)委員 そうすると、接受国において状況が変わってくるかもわからない。そうすると、今私が申し上げたような事例というのが、今回の改正によりまして頻繁に起こってくる危惧をますます払拭できなくなってきたのですが、いかがですか。
○東(祥)委員 また、今回の法改正によりまして、国籍を有しない者を配偶者とする者も外務公務員になることができるようになった。それで、この国籍を有しない配偶者というのはにわかにイメージとして理解するのが難しいのですが、例えばその国籍に関して、父親の出身国が生地主義、生地血統主義をと...全文を見る
○東(祥)委員 それは手続上そうならざるを得ないのですか。では、結婚する前に、その旨を外務省員の方々に事前にちゃんと言っておいてあげないといけないことになりますね。いけないということはないのだろうと思うのですが、その点についてはどうですか。
○東(祥)委員 次に、外務省に頭の痛いことをちょっと申し上げたいと思います。  私は、外交の仕事というのは九九%、本当に地味な仕事なのだろう、普通言われているほど派手なものではなくて、本当に大変な作業なのだな、九九・九九%大変な仕事だ、このようにいつも思っているわけでございます...全文を見る
○東(祥)委員 僕は、外務省の仕事というのは、ますますふえてくるのだろう、ふえこそすれ全く減っていかないのだろうと。しかしながら、おかしなもので、いつも横並びで定員も抑えられてしまっている。念願の、二年来の課題の一つなのだろうというふうに思うのですが、そういう仕事の量、さらにまた...全文を見る
○東(祥)委員 よろしくお願いします。  次の質問に移ります。  去る三月三十一日から四日間、銭外相が訪日されておりました。池田外相とも濃密な会談をしたと承っております。  まず、この会談の内容に入ります前に、大臣は、今の日中関係をどういうふうに認識されておられますか。本当...全文を見る
○東(祥)委員 率直に語れる段階にはまだ達していない、国民レベルにおいてはそういうふうに――それは当たり前ですよ、国民は余り頻繁に直接接触がありませんから。頻繁に接触があるのは、やはり政府であり、外務省ですから。そこで率直な会話ができることであるならば、これはすばらしいことだなと...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣、率直に語っていただきまして、ありがとうございます。  ただ、今御指摘がありましたとおり、まだ率直な議論を闘わせる段階に達していない。そうであるとすれば、率直な議論ができるようにするためには、今何が欠けているのでしょうか。
○東(祥)委員 会談内容について、二点質問させていただきます。  中国の核実験に関しまして、池田大臣が、小規模爆発を容認する意見は国際社会にはないという趣旨の発言を行ったのに対して、銭外相は、CTBT交渉への積極的参加、今年じゅうの調印を希望していると回答するだけでなく、我が国...全文を見る
○東(祥)委員 ありがとうございます。  また、中国の軍事演習について、外務大臣が疑問を呈さざるを得ないという表現を用いて日本の考えを率直に伝えられた。これに対して銭外相は、中台関係は内政問題、従来の主張を繰り返した。それで、基本的に内政問題だ、私も思います。その上で銭外相は、...全文を見る
○東(祥)委員 日米安保体制について質問します。  日米安保体制、軍事同盟という位置づけで私はとらえております、一つは。もちろん、日米安保体制はそれのみならず、まさに日米関係という、政治、経済、社会、また人間の交流、そういう面においても全く欠かすことのできない最重要な関係のパー...全文を見る
○東(祥)委員 あと七分ぐらいしかありませんので、また別の機会にじっくりこの点について議論させていただきたいと思っているのですけれども、基本的には、まさに日米安保体制の強化、あるいはある意味で日米安保体制をつくる時点に戻って、この日米安保体制というものをどういうふうに想定していた...全文を見る
○東(祥)委員 どうもありがとうございました。
05月14日第136回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○東政府委員 簡単にお答えいたします。  韓国との間に先生お話しの水産資源造成センターという話が持ち上がっておった経緯がございます。これらにつきましては、新しい海洋法の秩序のもとでの資源管理体制が確立したという段階で将来的な課題として検討していこうということに一応両国でなってお...全文を見る
○東政府委員 漁業の水域に関することでございますので、私の方から答弁させていただきますが、一九七七年に今の漁業の水域を設定したときに中国、韓国が二百海里を引かなかったということが一つと、もう一つは、日中漁業協定、日韓漁業協定が存在したということで、それで東経百三十五度以西の日本海...全文を見る
○東政府委員 一九七七年に漁業水域を設定したときに、日中漁業協定がございまして、中国に対しましては日中漁業協定で沿岸十二海里までをその国、その十二海里の沿岸国の方が取り締まりをやるということになっていました。そういうことで、中国については日中漁業協定があるから、そういうことで適用...全文を見る
○東政府委員 先ほど御質問がございました漁業水域に関する暫定措置法におきましては、先ほどの韓国、中国は例外扱いがございますけれども、その他の国は例外がないわけでございます。したがいまして、台湾船が日本の二百海里内で操業するということであれば許可が必要でございまして、しかもそれは、...全文を見る
○東政府委員 日中漁業協定による入域につきましては、主権的な問題はそういうことでございまして、台湾の船が果たして中国の管轄の中でやっているものかどうかというのが最大のポイントでございまして、私ども拿捕ということはいたしません。したがいまして、退去を求めるという形で、要するに二百海...全文を見る
○東政府委員 韓国船、または中国船の操業の状況でございますけれども、やはり一定の資源をお互いにとり合っている。日本側も相当漁獲能力量を高めております。それは、網も立派になりましたし、船も大型でございます。そういう中で、やはり資源全体を一元的に管理していくという方向の中で考えていか...全文を見る
○東政府委員 お互いの操業状況を意見交換をし、その上で将来の漁業協定の中でどの程度のものをとっていくかということをお互いに話し合わなければならぬということでございます。  基本的な考え方は、外国人の漁業をやっている現況というようなものを踏まえ、さらに我が国が相手方に入って漁業を...全文を見る
○東政府委員 先ほどちょっと申し上げましたが、我が国の漁船が相手方沿岸へ行って操業していることが相当ございます。我々としては、それもきちっとした形で、相手方へ入りこちらへも入った船はこちらの管理のもとに置くという方向で解決を図っていかなければならないと思っております。ある意味では...全文を見る
○東政府委員 先ほど申し上げましたとおり、海洋法条約上は国連海洋法条約裁判所というところに最後のところで判断を仰ぐことができます。しかし、この科学的根拠については、いろいろ議論があることはございますけれども、その点につきましては、やはり相手国との間で真剣な議論をすれば、我々、例え...全文を見る
05月17日第136回国会 衆議院 外務委員会 第8号
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○東政府委員 先生の前半のところでの問題でございますが、私どもも中国、あれは東海、黄海で去年初めて二カ月禁漁したということがあって、日本海側に急激に中国船が出てきた、それが自主規制がございません。したがいまして、去年いろいろ問題を起こしました。これからの中国の進出というのが、資源...全文を見る
○東政府委員 先生御承知のとおり、国連海洋法条約の中で、この経済水域の漁業に関してその国民が伝統的にやっている漁業、それについて経済的混乱を最小のものにとどめる必要性等を考慮してやるということになっております。したがいまして、我々はまず第一に、今の日本側から韓国、中国の水域に入っ...全文を見る
○東政府委員 TACそのものにつきましても、社会的、経済的な事情ということを考慮してやれるという形にしてありまして、それは研究会等で漁業者の方から、漁業者の意見をよくよく聞いてやってくれということでございまして、そのようなシステムをとって、ある意味での弾力性を持たせながら運用して...全文を見る
○東政府委員 一般論として申し上げますと、あそこの海域、竹島の海域だけ申しますと、あそこにはいろいろな魚群がありまして、あの海域だけ、両方から引き合って重なるところだけというふうに取り上げるのはなかなか難しいと思います。ちょっと適当かどうか、例えばロシアとの関係で見ましても、これ...全文を見る
○東政府委員 済みません。共同管理というシステムがどういうふうなことなのか。安全なというふうに私は申し上げました。要するに、この海域の中で何の魚を幾らどっち側がとるというような形での完全な形は難しいだろうと思っております。  ただ、共同管理というのがどういうふうな意味合いを持つ...全文を見る
○東政府委員 ちょっと説明が長くなるかもしれませんが、一つは、国連海洋法条約で、先生御指摘のとおりで、しかもその「科学的証拠を考慮して、」というところの後ろに、「このため、適当な場合には、」とは書いてございますけれども、国際機関がある場合にはその国際機関に協力してというふうなこと...全文を見る
○東政府委員 今、日ソの漁業協定がございまして、ソ連の入漁もあると思います。
○東政府委員 実は、二百海里を適用しておりませんので正確なところがなかなか把握しにくい、したがって、大臣も、ちょっとそこの辺は十分そういう前提のもとで、いろいろな前提を置いてちょっと試算しておりますがということだったと思いますが、私の方の試算では、韓国側の漁獲は十五から二十万トン...全文を見る
○東政府委員 まず、乱獲というとちょっとあれでございますが、私ども大変苦慮するのは、これからの中国の人口の海岸地帯への移動、ここのところでの中国の異常とも思える漁船建造ブーム、それに中国船の日本近海への進出、今まだ能力は船が小さいものですから出は少ないわけでございますが、せいぜい...全文を見る
○東政府委員 台湾の日本近海での漁獲、結論的に端的に申し上げますと、ほとんどございません。それは、先日先生の方から日中漁業協定の中に入るのじゃないかというお話がございましたけれども、要するに、中国は日中漁業協定というのは漁業の規制の部分があってそれは及ぼせないということで、台湾船...全文を見る
05月24日第136回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○東(祥)委員 私は、自由民主党、新進党、社会民主党・護憲連合、新党さきがけ、日本共産党及び市民リーグ・民改連を代表いたしまして、ただいま議題となりました動議につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  これから案文の朗読をもって趣旨の説明にかえさせていただきます。    ...全文を見る
05月24日第136回国会 衆議院 外務委員会農林水産委員会運輸委員会科学技術委員会連合審査会 第1号
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○東(祥)委員 新進党の東祥三でございます。おはようございます。  海洋法条約の審査に入ります前に、これは質問事項として投げかけていないことでございますが、昨日来から各種報道機関におきまして、朝鮮半島で何か起こっているのではないのか、朝鮮民主主義人民共和国からミグ19の戦闘機に...全文を見る
○東(祥)委員 それでは、海洋法条約の問題に移らせていただきます。  海洋法条約批准に際しましては、排他的経済水域の設定をし、さらにまた、大陸棚の境界を画定する必要性がある。他方、それと同時に韓国、ロシアとの漁業協定交渉にも入らなければならない。一部、現在入っているわけでござい...全文を見る
○東(祥)委員 再三再四総理が御答弁してくださっているそのことの意味を私なりに理解させていただければ、竹島の領有権問題は排他的経済水域の画定あるいはまた大陸棚の境界線を設定するに当たっての問題と切り離して考える、そういう ふうに理解してよろしいですか。
○東(祥)委員 そうしますと、どこまで詰められるかどうかわからないのですけれども、排他的経済水域の画定、さらにまた大陸棚の境界を画定するに当たって、この竹島の領有権問題というのを数学でいえば外生変数扱いすることができる。内生変数だと、絡まってきちゃうわけですね。もし外生変数だとす...全文を見る
○東(祥)委員 内生変数扱いしますとどういうことになるかというと、日本は竹島を基線にしてウルルン島との間に中間線を引くということになります。さらにまた、韓国側から見れば、竹島の領有権を内生変数としてとらえれば、竹島とそして隠岐との間の中間線を引くということです。外生変数としてとら...全文を見る
○東(祥)委員 それでは一つ一つ聞いてまいります。  韓国との間で、排他的経済水域設定に当たって我が国は竹島を基線とするのですか、どうなのですか。
○東(祥)委員 そうであるとすると、苦しいお立場にあるというのは僕はよくわかります、外交交渉ですから。手のうちをさらけ出すことはできません。  ただ、総理が言われる領有権問題を切り離すという意味は、そういうふうに一つはとれるということと、つまり外生変数扱いして理解することができ...全文を見る
○東(祥)委員 外交交渉というのはそんなに簡単なものではありませんよ、そういうふうに教えてくれているのだろうと思います。  ただ、問題は、煙に巻かれたということなのだろうと思いますが、当然、排他的経済水域の設定に当たって竹島を基線として交渉に臨む、こういう要素もある。さらにまた...全文を見る
○東(祥)委員 総理、大統領とお会いしたときに、交渉ですから、当然交渉過程がすべて密室の中で行われるということは今のこの世の中であり得ないですね。交渉過程の中で当然その情報というのは漏れてきてしまいますね。それで、大統領との話の中で当然、この海洋法条約批准に当たってのもろもろの、...全文を見る
○東(祥)委員 ここに、島根県が昭和四十年に出しております、田村清三郎さんの著作になる「島根県竹島の新研究」というのがあります。昭和四十年に出て、そしてこれは復刻版として今すごくベストセラーになっているそうです。ここにはまさに私が知らなかったいわゆる竹島問題の経過、そしてまた現在...全文を見る
○東(祥)委員 約四十年強にわたって今の現状がずっと続いてしまっている。ある方は、物騒なことを言われる人もおります。つまり、竹島は歴史的研究を踏まえた上でも日本の固有の領土なんだから、その領土が他の国によって支配されている以上、それを実力をもってしても奪還すべきじゃないのか。僕は...全文を見る
○東(祥)委員 要するに、今後取り組んでいく方針もまだわからない、お手上げ状況であるということですか。
○東(祥)委員 解決するということが目的であって、その解決するための手段として平和的に解決したいと決意だけ外務大臣はお述べになられていて、解決するための具体的な手段に関しては、これはない、そういうふうに僕には聞こえます。しかし、それほど難しい問題であるということならよくわかります...全文を見る
○東(祥)委員 やはりまだ日本と韓国との間においては本当に何でもざっくばらんに話し合えるようなそういう信頼関係が樹立されていないということを一方において言っているのかな、僕はこのような印象も受けます。もし本当に総理が目指されている二国間関係の充実した、また永続的な関係を結んでいく...全文を見る
○東(祥)委員 終わります。ありがとうございました。     〔関谷委員長退席、辻委員長着席〕
05月31日第136回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○東(祥)委員 新進党の東祥三でございます。  本日は、防衛庁長官にもお越しいただきまして、ACSAを通じて日米同盟そのものについて質疑させていただきたいと思います。  旧社会党が自衛隊を合憲と認め、さらにまた日米安保体制を堅持すると公式的に表明されている以上、外務大臣のお話...全文を見る
○東(祥)委員 それでは外務大臣、この半世紀の間、日本は日米同盟の能動的運営者としての責任を分かち合ってきたと言えるのでしょうか。また、自由主義と民主主義を掲げる西側陣営の雄として、あるいはまた真の国際平和を支える一員として、日米同盟の信頼される対等なパートナーとして、その責務を...全文を見る
○東(祥)委員 ニュアンスにおいて僕はそうではないだろうと思います。つまり、我が国は、敗残の軍国主義国家として、国際社会の底辺から再び今日の地位を獲得するまでの間、ひたすらに経済力の再建に目を向けてきたのではないのか。他方、国際社会の秩序維持に対する責任から目をそらしてきたのでは...全文を見る
○東(祥)委員 卑下せよと僕は申し上げていません。恥じることない対等のパートナーであったのかどうなのか、これを聞いているわけです。  それで、本当に安全保障論議というのを真正面から議論していかなくちゃいけない、そういう時代に入ったということに関しては、全く僕は共通だと思っていま...全文を見る
○東(祥)委員 僕は、一般論として申しているのではなくて、外務大臣が言われること、ほとんど僕は同意見です。ただ、僕は日米同盟と、極めて具体的に申し上げているのです。日本とアメリカとのかかわり合いの中でACSAが今までつくられていないのですから、協定が結ばれていないのですから。だか...全文を見る
○東(祥)委員 僕は乱暴に申し上げていますけれども、問題の本質をえぐり出したい、そういう意味で申し上げているのです。済みません、言葉が足りなくて。  私は、ACSAが存在しなかった、これが協定が締結される、喜ばしいことだと言っているわけです。しかし、ACSAがなかったということ...全文を見る
○東(祥)委員 僕が米国の交渉者であり、そして今外務大臣のお話を聞けば、日米同盟はやめた方がいいなと思うのではないだろうか、そういう感じがします。  私は、同盟の本質というのは、相手国の主権あるいはまた相手国国民の生命と財産を、自国の国民あるいは兵士の命を犠牲にしてまで守るとい...全文を見る
○東(祥)委員 それでは、もっと具体的に聞きます。  一体、これまでACSAの存在しない日米同盟をどのように運用してきたのでしょうか。例えば、共同訓練に来る米軍への輸送手段の提供あるいは食糧の供給あるいは兵舎の一時的使用をどのようにして実施してきたのか。  また、こういう問題...全文を見る
○東(祥)委員 私が得ている情報によれば、今までACSAがなかったことによって、例えば駐留 している米軍あるいはまた演習のためにやってくる米軍に弁当が出せない。ただし、弁当を直接出すことはできませんから、これは残飯と称して出していたのです。さらにまた、車に乗せてやれない。したが...全文を見る
○東(祥)委員 米側はどのように評価していたんですか。
○東(祥)委員 今回のACSAには単独訓練というのは含まれておりませんね。確認しておきます。
○東(祥)委員 先ほどからずっと展開してきている延長線上ですけれども、米軍の単独訓練であったとしても共同訓練であったとしても、米国が我が国の安全を守り、あるいは我が国の安全と密接不可分の極東あるいはアジア太平洋の平和と安全を守るために行う訓練に違いはないのではないのか。どうして単...全文を見る
○東(祥)委員 単独訓練であれ、また共同訓練であれ、別に分けてはいない。じゃ、単独訓練というのを入れてあげたらいいじゃないですか。いかがですか。
○東(祥)委員 米国の方からも要請されなかったのですか。
○東(祥)委員 合意するに当たって、日本の方は、単独訓練は勘弁してくれ、入れないでいいんじゃないのか、こういう意見を主張されたのですか。
○東(祥)委員 このような当たり前の協定、ACSAが長期にわたって放置されてきた理由があるのではないのか。私は、次のように理解します。それは、我が国の安全保障論議にある意味で骨の髄までしみ込んでしまっている感情的な中立主義的思考なのではないのか。つまり、東西冷戦の中で東側陣営に利...全文を見る
○東(祥)委員 いや、僕は外務大臣を責めるわけではありませんけれども、いつしか外務大臣もひょっとしてこの中立主義的な思考がしみついてきてしまっているのではないのか。  一国平和主義ではない、そのように今断言されましたけれども、現実に、憲法の枠内で考えるならばいいですよ。現実には...全文を見る
○東(祥)委員 私は、憲法の枠内という言葉は使っておりますが、憲法の、超えてという言葉は一切使っておりません。私が申し上げたのは、現在の政府の解釈に基づけばそのようになるのではないですかということを申し上げているわけです。  一九五二年にアチソン国務長官と吉田茂が交わした有名な...全文を見る
○東(祥)委員 今内閣法制局の方から説明がありましたとおり、文理からは全く出てこない議論です。さらにまた、憲法とある意味で直接関係ない議論がまさに日本の安全保障の方向性を決定しつつあるのではないのか。私は、ここに物すごい危惧を抱いております。  時間がもうありませんので、これに...全文を見る
○東(祥)委員 答えていないのです、質問に。外務大臣が言われていることはだれもわかっているのです。憲法上、集団的自衛権は保有しているのですかどうなのですか、これを明確にしてくださいと言っているのです。どうぞ。
○東(祥)委員 説明できないのですよ。まさに、サンフランシスコ講和条約、日ソ共同宣言、日米安保条約、日本は締約国として条約をちゃんと締結しているではないですか。さらにまた、明文規定でもってちゃんと集団的自衛権を保有すると言っているではありませんか。もし違憲の疑いがあるとするならば...全文を見る
○東(祥)委員 僕はだれもわからないと思いますよ。持っていない、違憲性の疑いがあるものを前提にして国際条約で調印しているのですよ。もし持っていないということであるならば、今まで結んできた国際条約は、全部違憲の疑いがあるということではないですか。そこに対して内閣法制局がちゃんと明確...全文を見る
12月05日第139回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○東委員 まず初めに、池田外務大臣、御留任といいますか、外務大臣としての再任、おめでとうございます。  本日は、大きく分ければ二点について、いろいろ大臣に教えていただきたい、また、意見交換させていただきたいと思います。  外交、安全保障にかかわる問題だと自分自身では思っており...全文を見る
○東委員 やはり池田外務大臣は良識の方であられるな、このように思うのですが、問題は、まさに外務大臣がおっしゃったとおり、予算というのは国民の税金として受け取っているものですから、確かに、自分自身を応援しなくて他の対立候補を応援した人が、予算編成に当たりまして何とぞよろしくお願いし...全文を見る
○東委員 そのようにお願いしたいと思います。  先ほど、そちらにお座りの方から場所が違うというような発言があったのですが、まさに外務大臣が言われているのは、外交と内政というのは緊密化しているのですね。内政での発言というのは大きく外にはね返っていくという意味においては、全然場所が...全文を見る
○東委員 これまでも常に、ある意味で同じ議論、内容になってしまうのですが、最終的に日本というのは金だけしか出さない、そういうことになるのではないのかど私は危惧いたしているわけですが、外務大臣の頭の中には、必要ならば自衛隊も、あるいは人的支援といいますか、その派遣をも考慮した上で考...全文を見る
○東委員 もちろん、日本自体としての内部調査といいますか、日本自体の派遣団を送ることによって現場を調査するということは、これは必要不可欠なことなんだろうというふうに思うんですが、十月の十八日に戦闘が激化して以来、一連の、いろいろなところでいろいろな報告というのがなされているんです...全文を見る
○東委員 外務大臣、この報告は受けていらっしゃいますか、今の報告は。
○東委員 また、先週、オタワの方において、十四カ国が参加して、同様か異種か、この内容は定かではありませんが、国際会議が行われているのですが、これについては日本は参加していますか。
○東委員 私が述べたい趣旨というのは、日本は国際の平和と安全に関して積極的な参加、協力をしていきたい、こういう決意を日本政府というのはしているのですね。ところが、国際社会の平和が脅かされてしまう、また、現実にこういう紛争等が激化してくる、そういうときには、多分、先ほどお話がありま...全文を見る
○東委員 十一月十五日の安保理決議が終わったその後、十一月二十七日にカナダの首相と首脳会談が行われましたね。そして、フランスのシラク大統領との会談においてもカナダ主導の活動の話は取り上げられたというふうに私は伺っております。  そこで、外務大臣は外相ともこの日本の貢献についてお...全文を見る
○東委員 これ、新聞報道によるのですけれども、ドシャレット外相ともお話しされていますか、フランスの外相だと思うのですが。
○東委員 日本が内外にわたって国際の平和に対して積極的に貢献していくということを言っている以上、国際社会で平和の秩序が脅かされてしまったとき、それに対して日本というのは何を常に考えているのかということは、これは当然世界各国、また我々も思うわけですね。  そういう意味で、報道によ...全文を見る
○東委員 SACOの問題に入れなくて時間が終わりそうなのですけれども、最後に外務大臣の憲法観をお聞きいたします。  今回起こっているザイールの東部における部族間闘争、そこで何十万という難民があふれている、現地にいらっしゃる方々というのは食べる物すらなくなってきている。したがって...全文を見る
○東委員 僕は、具体的なケースに即して申し上げさせていただいていると思うのですが、武力行使を目的に自衛隊を海外へ派遣すると言っているのじゃないのです。  今部族闘争が行われていて、何十万という難民がそこに出てきている。そして物資が着かないと飢えて死んでしまうかもわからない。人道...全文を見る
○東委員 時間が来ましたのでやめさせていただきますが、カナダのイニシアチブと言っていますが、カナダは別に国連から言われてやってくださいということじゃなくて、カナダのイニシアチブで国連を動かしているという側面があるのですね。今外務大臣は、要請されていないから、もうそれは間に合ってい...全文を見る