東祥三

あずましょうぞう



当選回数回

東祥三の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月13日第142回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○東委員 自由党の東祥三でございます。  今の日本が抱えている問題といいますか、外交案件というのは本当に多岐にわたると思います。もう既に同僚議員がいろいろと質問されている中にもありますけれども、東南アジアの通貨危機に端を発する経済不安と日本とのかかわり合いの問題、あるいは日韓漁...全文を見る
○東委員 多分、パワー、一国の持っている力というのはいろいろ定義することができるのだろうと僕は思うのですが、その重要な要素として、経済力というのが間違いなくあると思うのです。さらにまた、その経済力のウエートというのは軍事力に比して相対的に高くなっているということも事実なのだろうと...全文を見る
○東委員 査察の法的根拠になるのは、もう既に外務大臣が何度もおっしゃっているとおり、安保理決議六八七で、イラクが国際監視のもとで行われる化学生物兵器、弾道ミサイルの解体、処理などを無条件で受け入れる、無条件で受け入れるということをイラクは合意したのです。その後はもう御案内のとおり...全文を見る
○東委員 外務大臣は、外務大臣に限らず日本政府は、一生懸命、外交的努力、外交的努力と言っているのですけれども、何をやられているのですか、基本的に。  ここに外務省からの、日本の対応というのが書いてあるのですけれども、電話したり、また在日のイラクの臨時大使を呼ばれて、国連決議六八...全文を見る
○東委員 外務大臣は、日本の外交的能力をどのように評価されますか。
○東委員 御存じのとおり、湾岸戦争のとき、僕は明確に思い出すのですけれども、某委員長が、名前を伏せますけれども、デクエヤル事務総長がまさに最後の交渉をフセインとやるときにちょうど時間がぶつかって、その方が何時間もフセイン大統領にうまく利用されるのですね。翌日のイラクの新聞を見ると...全文を見る
○東委員 外務大臣、すごく正直で、だから僕は大好きなんですけれども。  その上で、例えばアメリカも最終的には真の外交解決を望んでいるのですよ。世界のすべての国々は外交的に解決されることを望んでいるのですよ。そして、それができない場合、まさに決議違反を繰り返しているイラクに対して...全文を見る
○東委員 まさに国民に理解していただかなくちゃいけないわけです。しかし、政府が何を考えているのかわからないのですから、それはどうすることもできないのですよ。  与党で判断がつかないならば、野党の党首なり皆さん方と相談されればいいじゃないですか。こういうものを、本当に重要なのだと...全文を見る
○東委員 時間が来ましたので終わりにしますけれども、今の段階においてアメリカの意思、またスタンスに対して日本がどうするのかということを明確にすべき時期が来ているのじゃないのかというふうに僕は申し上げているのです。そうでない限り、その後いろいろ仕事が山積するわけですから、それを踏ま...全文を見る
03月11日第142回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○東委員 自由党の東祥三でございます。  本日は、三点、イラク情勢、日韓関係、PKO法改正について質問させていただきます。  御答弁次第では三問質問できなくなる可能性もありますので、あらかじめ、関係者の方に質問できない場合、御容赦を願いたいと思います。  まず、イラク情勢に...全文を見る
○東委員 基本的には、国連決議あるいはまた二月二十三日のアナン事務総長とイラク政府との合意に基づいて、基本的に実施体制に入っているという御報告だと理解いたします。  その上で、私は、次の質問をしたいと思うのですけれども、二月二十三日のアナン事務総長とそしてイラク政府の合意をする...全文を見る
○東委員 外務大臣並びに総理が、再三、平和的、外交的努力、これを果たしていくんだ、こういう御発言は何度も何度も繰り返されているわけでございますが、二月二十三日以前に、総理また外務大臣が言われていた外交的努力、まだやっていなかった外交的努力というのは、まさに国連を中心とした外交努力...全文を見る
○東委員 そういたしますと、そのイラク政府の今日までのUNSCOMによる無条件全面査察実行に関する、外務大臣が言われる平和的外交努力は、基本的にアナン事務総長、そしてまたイラク政府との間に合意されたものをエンドースする形で、安保理における一一五四の決議で基本的に平和的、外交的努力...全文を見る
○東委員 そこで、外務大臣に質問いたします。  日本政府の立場として、アナン事務総長とイラク政府との間で結ばれた合意を国連の安保理の場でエンドースするということに対して、イギリスとの間で共同提案国となってイニシアチブをとった。これはどのような動機に基づくのでしょうか。これがまず...全文を見る
○東委員 そうしますと、外務大臣がクック外相との話し合いの中で、日本と英国がイニシアチブをとって、共同提案国としてこの決議をまとめることに尽力しようということになったのですか。
○東委員 その決議を終えた段階の今日、日本政府のイラク情勢、先ほど御説明がありました、今全面査察、無条件査察受け入れの実施の段階を控えているということを前提にした上で、日本のイラク情勢に関する政治的スタンス、これは変化がありますか、ありませんか。
○東委員 私が申し上げたい点というのは、二月二十三日以前における日本政府のスタンス、とりわけ英米を中心とする武力行使に対する極めて慎重な姿勢、これが、二月二十三日のアナン事務総長とイラク政府の合意、それに基づく三月二日の国連決議一一五四、その後変化しているのではないのかという点で...全文を見る
○東委員 外務大臣はどのようにとらえられておりますか。
○東委員 僕が申し上げているのは、国連外交、アナン事務総長の外交努力が功を奏した背景には、米国を中心とする兵力の集中があったからなされたことではないのかという斉藤邦彦大使の意見に同調されますか、どうなんですかと。それは、国際的認識云々ということではなくて、斉藤邦彦大使はそのように...全文を見る
○東委員 国際的認識に関して承知している、承知していないではなくて、国際的な認識を小渕外務大臣は共有されるんですか、小渕外務大臣もそのような認識をお持ちですかということを聞いているんです。  小渕外務大臣に聞いていますから。
○東委員 それ以外にはどういう場合があるのでしょうか。  つまり、別の言葉で言えば、もし米英を中心とする兵力の集中がなければ、これはイフですけれども、国連の事務総長の外交努力というのは功を奏さなかったということになると私は思うのですが、この点についていかがですか。
○東委員 二月二十三日以前でございましたが、アメリカの兵力配備に関して、イギリス、それからドイツ、スペイン、ポルトガル、デンマーク、ハンガリー、ポーランド、チェコ、そしてオーストラリア、ニュージーランド、カナダを含む多くの友好国及び同盟国は、兵力やあるいは基地、あるいは後方支援を...全文を見る
○東委員 もう一度、ちょっと僕、理解できなかったのですが、もう一度言っていただけますか。  なぜコミットメントをされなかったのですか。それはアメリカとの間で一別に日本は土壇場になったときにはちゃんとやってくれるから、今コミットメントはしなくていいんだよ、そういう話だったのか。そ...全文を見る
○東委員 というのは、共同宣言、共同発表したというあの内容がすべて、そういうことですか。
○東委員 あの段階において、他の国々がコミットメントしているようなこと、もちろん日本は武力行使することはできませんから、もし、いざという場合には、武力行使を米国あるいは英国がする場合、イラク政府が国連決議に反する行動を行っていたわけですから、それに対して米国が武力行使をすることや...全文を見る
○東委員 私は、外務大臣にぜひ教えていただきたいのですが、アメリカに対しても、あるいは国際社会に対しても、この問題について日本は何を考えているのか、どういうスタンスなのかということを明確に理解していただく方が、日本の外交あるいは日本政府の今後の行き方において極めて重要なことなので...全文を見る
○東委員 先ほどの島議員の質問に関連するわけでございますが、日本が共同提案国として提出いたしました、まとめ上げました国連安保理決議一一五四の第三パラグラフだと思うのですが、いわゆる最も深刻な結果を云々というこの箇所でございます。  加藤局長の方からその明確な説明がありました。私...全文を見る
○東委員 その上で私は質問しますが、P5の国々も他の国連加盟国の国々も、基本的にその決議を、厳格な形で具体的な行動を示していない決議をもとにして、解釈というのはいろいろな形で出てくるんだろうというふうに私は思います。  アメリカの場合ですと、もう既に二月二十三日以前において、国...全文を見る
○東委員 外務大臣、先ほどのイフと違うのですね、僕が今言っているイフというのは。現在から未来ですから。さっき僕の言ったイフというのは、そういうことがなされなかった場合どうするんですかと。それに対しての御答弁に対しては、僕は異論がありません。  しかし、今僕が申し上げているのは、...全文を見る
○東委員 時間が来たから、もう終わりにしますが、もし外務大臣が今言われているスタンスに立つならば、アメリカ、イギリスが兵力展開しているのを撤収させるはずじゃありませんか。国際社会はそのようにまだ認識していないのでしょう。現実に国連決議ができた。そして、それをちゃんと履行するかどう...全文を見る
03月13日第142回国会 衆議院 予算委員会 第24号
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○東委員 自由党の東祥三でございます。  順番を変えまして、沖縄問題、それから日米防衛協力ガイドライン、そしてPKO法改正問題について、時間の許される限り質問させていただきます。  まず初めに、沖縄問題についてでございますが、内閣官房長官、お久しぶりでございます。沖縄問題につ...全文を見る
○東委員 御説明は御説明として理解するんですけれども、官房長官、総理が十七回ですよ、十七回。二、三回お会いして、そしてその問題に対して総理の意向とは違う、その反対意見を表明されたというよりも、今お話がありましたとおり、知事の方から普天間基地返還の強い要請があって、それを一体どうし...全文を見る
○東委員 ということは、膠着状態がずっと続く。何の展望もないまま、とにかく粘り強くやっていくということだけですか。
○東委員 多分そこまでしか言えないのだろうというふうに思いますので、次に、日米防衛協力ガイドラインに進ませていただきます。細かな点はお聞きいたしませんので。ガイドライン関係法の整備の枠組みについて御質問させていただきたいと思います。  私自身は、いわゆる日本有事の場合の法を後回...全文を見る
○東委員 そこで、基本的には政府のお考えとしては、まだ平成十年度の予算が成立するまでは内容を多分出してこないのだろうというふうに推察します。ただ、第一の分野に関しては、それなりに準備が進んでいるというふうに聞いております。第二の分野に関しては、何が出てくるのかまだよくわからない。...全文を見る
○東委員 防衛庁長官、別の言葉で言います。  第一の分野、第二の分野における法整備が終わった段階です。その段階で、米国との間に何らかの協定を結ばざるを得なくなるのではないですか。
○東委員 防衛庁長官、第一の分野は独自の分野で、主権の名のもとに日本ができることです。第二の分野というのは米軍に対しての支援内容ですから、したがって、日本だけで取り決めることというのはできないのじゃないですか。  したがって、例えば補給の問題にしても、あるいはまた整備、衛生の問...全文を見る
○東委員 そうではなくて、僕は難しいことは全然聞いていないと思うのですが。つまり、第二の分野というのは、日本が対米協力の内容を言っているわけですから、防衛庁長官、何を言っているか僕よくわからないんですよ。  法整備が終わった後、この法整備というのは、国内で法的な整備をすると言っ...全文を見る
○東委員 要するに、新しい枠組み、協定という言葉を使っていいのかどうかわかりませんけれども、それをつくるかつくらないか、よくわからないということですか。
○東委員 全くそのとおりだろうと思うんですね。何らかの新しい取り決め、協定をつくらざるを得なくなるんではないのか。別の言葉で言えば、もしそういう取り決めをつくらないといった場合、日本の法律のみで日米協力をやろうということになるわけですから、そんな国家間のあり方というのは基本的に存...全文を見る
○東委員 具体的な内容がわかってきた段階で、この点についてさらに突っ込んだ質問をさせていただきたいと思っておりますけれども、基本的に、私は、やり方が全く本末転倒しているんだろうということを申し上げておきたいというふうに思います。  それは、今北米局長からもお話がありましたとおり...全文を見る
○東委員 PKO法の改正案が本日閣議決定された。いずれ国会に提出されるようになるんだろうと思います。そして、今回のPKO協力法が改正されることによって、日本が国際の平和と安定に真の意味で貢献できることを私は期待いたしております。  改正案に関しても幾つかの不満点があるわけでござ...全文を見る
○東委員 九二年に法律ができまして、後ほど言及いたしますけれども、三年後に見直すと。見直す機会というのは九五年、それ以後もう約三年近くたっているわけですね。これはだれに責任があるのですか。政権を持っている政府・与党にあるのではありませんか。それは後で言います。  ところで、日本...全文を見る
○東委員 全然答えてくれていないのですね。  時間がないので先に進めさせていただきます。  三月十二日の報道によりますと、国連総会議長であるウドベンコさんが来日中だった。そして三月十一日に、日本記者クラブでの会見で、PKOについて、いかなる加盟国も要員を派遣する義務はないとし...全文を見る
○東委員 外務大臣というのは本当に素直な、率直な方だなというふうに、僕はそういう印象を持ちます。  しかし、私は、間違いなく世界の国々は、日本からお金は出してもらいたい、本来ならば人的貢献もしてもらいたい。しかし、先ほどるる語ってきているとおり、実績面から見たとしても、現実には...全文を見る
○東委員 法制局長官、ありがとうございます。  そこで、外務大臣それから防衛庁長官にもお聞きしますけれども、本来、外務大臣は日本の外交のことを真剣に考えられているはずですから、したがって、PKOの諸活動また国際の平和と安定のために日本はどういう政策をとるべきなのかということを頭...全文を見る
○東委員 ちょっと理解されていないみたいなので、申しわけありません。  外務大臣、先ほどずっと僕、るる説明させていただいてまいりました。現PKO法、いろいろな制約がございます。したがって、本来、外務大臣ですから、日本の外交政策の最高責任者ですから、もっとこういう政策をとったらい...全文を見る
○東委員 それでは、私の持ち時間が終わりましたので、同僚の石垣先生に譲らせていただきます。どうもありがとうございました。
03月18日第142回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○東委員 自由党の東祥三でございます。  本委員会の議題になっておりますテロ防止三条約の批准そのものに関しては、私たちは賛成でございます。しかし、遅きに失している、余りにも時間がかかり過ぎているのではないのか、こういう印象を持ちます。と同時に、この三条約を批准することによって、...全文を見る
○東委員 条約上の説明ではなくて、条約に当たるそういう問題が起こったときに、日本政府はどの機関がその問題の解決に当たるのかということを僕は質問しているのです。条約上の規定について質問しているのじゃないのです。
○東委員 まさに日本人、また私たちのテロに対する意識というのは、極めてまだまだインターナショナルスタンダードに及ばないほど、多分意識が極めて低いんだろう。したがって、日本国内で、あるいはまた日本の船籍、あるいはまた日本の在外公館で何かテロ行為が起こったときに、素早くすぐ頭の中で、...全文を見る
○東委員 アメリカ国務省では、テロに関する年次報告書が作成されているんですが、今お話のあったような情報、あるいはまた、現在あるいは過去においてどういうテロ事件が起こっているのか、またその特徴はどういうところにあるのか、あるいはまた、全世界に散らばっている、いわゆるアンダーグラウン...全文を見る
○東委員 警察庁もきょう呼んでいるんですが、去年九月二日に閣議報告されました警察庁がまとめている警察白書にもテロに関する部分があったと思いますけれども、ここで得ている情報というのはどうやって情報を収集しているんでしょうか。
○東委員 先ほど申し上げました、アメリカ政府が毎年包括的な年次報告書を作成しているんですけれども、日本政府として、今後、年次報告書、包括的なテロに対しての、テロ問題に関する報告書を作成しようとされていますか、あるいは今後とも作成されないのか、その点についていかがでしょうか。
○東委員 九八年の概算要求では、危機管理体制強化予算として幾つか計上されているわけですけれども、とりわけ警備強化を行おうとしている点は理解することができます。しかし、本質的な問題、つまりテロ対処に当たってどのような枠組みをつくっていったらいいのか、どのような準備をしたらいいのか、...全文を見る
○東委員 いつからできているんですか。
○東委員 テロに限らず、あるいは災害、あるいはまた有事、そういったことが起こったときに一体どうしたらいいのか、私たちには何ら、どのような体制で情報が動くかということもほとんど知らされていない。そういう状況の中で、現実には、今お話がありましたとおり、それなりの体制ができているという...全文を見る
○東委員 それは内閣委員会で今議論されている問題だと思いますけれども、一人専門官を、危機管理監を配置して、そして問題が解決するとするならば、これほど楽なことありませんね。  問題はそれほど簡単ではないということを私は指摘したいのですが、まず、現在ある日本の情報体制というのは、僕...全文を見る
○東委員 私たちは、ペルー人質事件のときの情報の流れというのは物すごい、物すごいショックだったのです。それは、外務省の方々はよく御存じだと思うのですけれども、情報が入ってこなかったんじゃないですか。あるときはCNNのテレビを見ていたじゃないですか。CNNのテレビで入ってくる情報が...全文を見る
○東委員 だれがそういう問題に先鞭をつけるのか、外務大臣ではないのですか。外務大臣が閣議の中で、あるいは政府の中で、与党の中で、そういう問題についてけんけんがくがくの議論をして、今の日本の政府の仕組みというのはこういうふうになっているからこれを改善していかなくてはいけないのではな...全文を見る
○東委員 外務大臣としての所見を僕はいっかちゃんとお聞きしたいなと思うのです。この点について勉強したい、もっと検討したいと言うのですから、しかるべきときにちゃんと検討した結果を教えていただけますか。現行法体制のままでいいのか、それを変える必要があるのかということについて、ちゃんと...全文を見る
03月19日第142回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○東分科員 自由党の東祥三です。瓦大臣が建設大臣に就任されて初めて質問させていただきます。歯にきぬを着せない大臣として有名でございますので、本日のこの分科会においてもすばらしい答弁が出てくることを期待いたしております。  昨年に引き続きまして、住宅政策について御質問させていただ...全文を見る
○東分科員 法改正に伴って、国からはモデル条例が地方自治体に出されたと聞いております。しかしながら、例えば迷惑行為の禁止条例などは、規定しているところ、あるいはまた踏み込んで明け渡しの理由として規定しているところ、あるいはまた規定していないところといろいろさまざまあるというふうに...全文を見る
○東分科員 事業主体が多岐にわたりますし、先ほどお話ありましたとおり三千弱でございますので、これを網羅的に把握するということは極めて難しいというふうにも私よく理解できます。ただ、最初に申し上げましたとおりこの住宅問題というのはとりわけ大都市の中、限られているわけですね。そういう意...全文を見る
○東分科員 入居収入基準について再び私はお尋ねいたします。  瓦大臣、昨年亀井建設大臣は私のこの質問に対して、御指摘のように、やはり地方自治体がその地域の住民の生活について一番責任を持っておるわけでありますから、そうした実態を踏まえた入居政策をとっていくということが私はあるべき...全文を見る
○東分科員 やはりさすがに住宅局長というのは弁が立つから納得してしまいそうな雰囲気になるのですけれども、要するにこの問題は、もう既に昨年も指摘している問題でありまして、問題の所在というのは明確にあるのですね。それで、それをどのように判断するかという、これは政治的な問題が出てくるの...全文を見る
○東分科員 住宅局長が問題の所在を的確に把握してくれておりますから、その上で、どういうふうにその問題を解決していく上で一つの判断をするかということなんだろうと思うのです。それをやはり先延ばし先延ばしにしていくことというのはできない問題なんだろうと。  それで、とりわけ入居基準と...全文を見る
○東分科員 よろしくお願いします。  今の質問にも関連しますけれども、昨年のことですが、公営住宅に責任を持った管理人が常住できるよう、その対価を含めて検討すべきであると提案させていただきました。そのときに亀井建設大臣は、指摘のとおりであり、対価の伴う管理責任者の設置を検討すると...全文を見る
○東分科員 そうしますと、例えば居住室の用途廃止というものを具体的に申請してくれば、それに対して積極的に支持して許可することもできる、そういうふうにとらえてよろしいですか。
○東分科員 賃貸住宅政策について御質問させていただきます。  住宅政策の抜本化でコミュニティーの一元化が図られるなら、これほど理想的なことはないと思うわけでございます。現在、住宅・都市整備公団の改革が検討されておりますけれども、公団、特優賃、特定優良賃貸住宅、公営住宅と統合管理...全文を見る
○東分科員 特定優良賃貸住宅について御質問させていただきますが、新たな入居時には家賃が安いけれどもその後、毎年五%ずつ急激に上がっていくというこの家賃上昇については今まで再三にわたって強く改善を求めてまいりましたけれども、現状はどのようになっておるのでしょうか。
○東分科員 最後の質問でございますが、瓦大臣、公営住宅それから特定優良賃貸住宅をふやすよういつもいつも申し入れを続けているのですけれども、そもそも良質な賃貸住宅が充実していれば公営の住宅に入居できない人が出てきても居住の安定を図る道が出てくる、こういうふうに思うのです。先日、住宅...全文を見る
○東分科員 委員長、ありがとうございました。住宅局長、ありがとうございました。
04月10日第142回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○東(祥)委員 外務大臣、おはようございます。自由党の東祥三です。  新宇宙基地協力協定が本委員会の本題でございますが、この協定の質疑に入る前に、国際情勢について質問させていただきます。  イラク情勢についてでございますが、三月二十六日から行われておりました国連特別査察団によ...全文を見る
○東(祥)委員 今のお話ですと、日本から派遣した人の正式な報告をまだ受けていないということでございますが、それを受けられた後、またこの本委員会において、それはどういうものであったのかということについて報告する機会を持てるように、理事会でも委員長に要請させていただきたいと思います。
○東(祥)委員 他方、今回の査察を前に、イラクは既に疑惑物質を海外へ移し、査察に備えていたとも言われております。  今回の査察のみによって、イラクの疑惑解消とすることはできないのではないかと、私は個人的に思っております。しかし、査察についてもその限界論が浮上していることも一方に...全文を見る
○東(祥)委員 したがって、まだ正式なる報告を受けていないということですから、それを踏まえた上で、第二番目の質問ですけれども、今、大量破壊兵器に対して日本としてどのようにかかわっていったらいいのか。この点に関しても、ぜひこの外務委員会で外務大臣から、日本国政府の方針と言えるのかど...全文を見る
○東(祥)委員 基本的には、平成元年六月十四日に同じような議論がなされているのですけれども、当時丹波政府委員からの御説明と全く同じ御説明であったというふうに思います。  そこで、なぜまたこの問題を当委員会で申し上げるかといえば、基本的に新宇宙基地協力協定、具体的に日本、アメリカ...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣、米国、ロシアが「国家安全保障上の目的のため、自国に配分されるものを利用する権利を有することを確認する。」との内容の書簡の交換を行いました。日本はアメリカの立場を理解することができますよ、ロシアに対しても理解することができますよ。ところが、この宇宙ステーシ...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣が答えやすいように質問を変えます。  アメリカとロシアは日本との交換文書で、繰り返しますけれども、「国家安全保障上の目的のため、自国に配分されるものを利用する権利を有することを確認する。」これで基本的に合意しているわけですけれども、日本は、国家安全保障上...全文を見る
○東(祥)委員 それはわかるのですよ。それはわかった上で聞いているので、アメリカもロシアも、国際法上、国連憲章以下の国際法の体系に基づいて、これで問題ないと言っているわけです。したがって、それは日本も、アメリカ、ロシアの立場はわかりますと言っているわけでしょう。では、日本は、アメ...全文を見る
○東(祥)委員 質問は、アメリカの立場を日本は認めているんですよ、それはいいのです、日本の解釈はアメリカの立場に立ちますかということを言っているわけです。  丹波さんは、「日本の解釈はいかんというお尋ねであれば、これは宇宙開発事業団法第一条の平和目的あるいは国会決議の平和目的、...全文を見る
○東(祥)委員 日本が打ち上げる実験棟を国家安全保障上の目的のために利用することはできますか。いかがですか。
○東(祥)委員 今回、日米、日ロ間で交換された平和的目的に関する交換書簡によりまして、国家安全保障上の目的のための利用が可能となり、本協定の目的で言うところの平和的目的のためという日本の解釈と乖離が出てきてしまうのではないのか、それをまず僕は危惧いたします。  そしてまた、今日...全文を見る
○東(祥)委員 もう時間が来てしまいましたので、僕は、それでは外務省にお願いいたします。  この宇宙基地協定に参加している国、日本、アメリカ、ロシア、カナダ、そして欧州諸国、十五カ国あると思うのですが、それぞれの国の平和的利用、平和的目的に関しての定義を全部出していただきたいと...全文を見る
○東(祥)委員 よろしくお願いします。  終わります。
04月17日第142回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○東(祥)委員 外務大臣、おはようございます。  本日は、日本と中国との漁業協定に関して、主権の確立という視点から質問させていただきたいと思います。当委員会でも国連海洋法条約についての議論をしたときに、一つの重要なポイントが、領土の画定、それはとりもなおさず主権をどのように確立...全文を見る
○東(祥)委員 それでは、境界画定できない水域にはどういう水域があるのか、さらにまた、それはなぜ境界を画定することができないのか、この点について御説明願いたいと思います。
○東(祥)委員 それは、別の言葉で言えば、領土問題を抱えている相手国との間に境界を画定することができない、こういうふうに理解してよろしいですか。
○東(祥)委員 我が国とロシアとの間では、北方領土を自国領土として互いに排他的経済水域を引いているわけですけれども、問題は、この水域は、今まさに、明日ですか、エリツィン大統領が訪日されると伺っておりますけれども、二〇〇〇年を目標に現在交渉が行われている平和条約の締結によって明確に...全文を見る
○東(祥)委員 韓国との関係でいきますと、もう既にいろいろなところで日韓漁業協定、現行協定に関して日本が終了通告をしたわけでございますが、今後は、新たな漁業協定を締結すべく漁業交渉の再開を目指しているわけでございますが、もしこの交渉がまとまれば、竹島周辺水域を暫定水域と設定して、...全文を見る
○東(祥)委員 この部分に関してはちょっと蛇足になるかわかりませんけれども、基本的にはあるいい線まで交渉はいっていたんじゃないですか、日韓関係において。それは、主権の確立という視点でこの日韓漁業協定をまとめていくという、ある意味で高い次元からの日本の外交のイニシアチブが発揮されな...全文を見る
○東(祥)委員 それでは、続きまして本題に入らさせていただきますが、我が国と中国とは、本日議題となっております新漁業協定に基づいて、東シナ海に排他的経済水域の線引きを行わない暫定措置水域を設定することになっておりますが、我が国政府としては、近い将来この水域にも線引きを行うという強...全文を見る
○東(祥)委員 また、中国との間では、今回の交渉過程で、暫定措置水域の南部、南側には、国連海洋法条約に基づく新たな措置を全く施さない水域が残されることになると私は理解しておりますが、この水域における線引きは棚上げされたと考えていいのか、この点についても外務大臣の見解をお聞きしたい...全文を見る
○東(祥)委員 棚上げされている、いないという、そういう次元ではないということですか。いかがですか。
○東(祥)委員 それでは、この協定の前文の冒頭には、日中共同声明を想起することが盛り込まれております。日中共同声明は、言うまでもなく、我が国の戦争責任、また我が国の主権の範囲、領土保全等が書かれている。したがって、本協定に日中共同声明が出てくる背景を考えれば、中国との漁業交渉にお...全文を見る
○東(祥)委員 ちょっとよく、まだ頭の中が整理できないのですけれども、先ほど若干引用されました日中の合意議事録の第一項では、確かに次のように述べている。つまり、「両政府は、両国の排他的経済水域及び大陸棚の境界画定に関する協議を誠実に継続し、双方に受入れ可能な合意が得られるよう努め...全文を見る
○東(祥)委員 そもそもこの新協定というのは、海洋法条約に基づいて、基本的には、境界を設定して、そしてまた排他的経済水域を画定することができるという視点から考えていかなくちゃいけないのじゃないのか。南部水域においては基本的に今までどおり変わらないということであるとするならば、その...全文を見る
○東(祥)委員 それでは、最後になりまずけれども、エリツィン大統領が明日訪日されるということを踏まえた上で、今年二月二十一日、我が国とロシアとの間で北方領土周辺水域安全操業枠組み協定が署名されました。北方領土周辺水域での操業の際の最大の懸念というのは、今後銃撃は起こらないのかとい...全文を見る
○東(祥)委員 ありがとうございます。
04月20日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第3号
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○東(祥)委員 自由党の東祥三でございます。  橋本総理大臣、そしてまた全国務大臣の皆さん、本日の午前中から午後にかけての質疑を、そしてまたその答弁を聞いておりまして、若いからかもしれませんけれども、何とも言えない怒りが込み上げてまいりました。  今、日本が直面している問題と...全文を見る
○東(祥)委員 ぜひ総理、頑張っていただきたいと思いますが、先ほど申し上げましたとおり、ロシア国内には、領土返還に対する反対を叫ぶ勢力が相当大きいというふうに理解しておりますが、日本国政府として、このような動きに対し何らかの働きかけを行っていこうとする考えはございますか。
○東(祥)委員 それでは次に、大蔵大臣、G7についてお伺いいたします。まず、大蔵大臣、どうしてG7蔵相会議が終わった後、記者会見を受けられなかったのでしょうか。二つ目の問題として、大蔵省の榊原財務官は、G7の会合の後、G7が円安防止の協調介入の可能性を示唆した、そのような発言をさ...全文を見る
○東(祥)委員 それを大蔵大臣は、日本を除く六カ国が、円安が過度に進めば協調介入してくれる、そういうメッセージとして受け取ったのですか。
○東(祥)委員 報道によれば、ルービン財務長官は、ドル高は米国の利益にかなうと発言している。フランスのトリシェ中央銀行総裁、イングランド銀行のジョージ総裁は、G7では協調介入の議論はなかった、このように言っているわけです。大蔵大臣が思っていることと現場の他の人々の反応というのは全...全文を見る
○東(祥)委員 そうしますと、G7の会合では、基調としては、円安というのは、それは極端に振れたときは別として、介入によって是正するのではなくて、あくまでも減税を中心とした内需拡大によって円安を是正しろ、これがG7のメッセージだったのではないですか。それに対して、大蔵大臣は何か反論...全文を見る
○東(祥)委員 大蔵大臣、同時並行的にあったのか。ワシントンで十六日に国際通貨基金の暫定委員会が開かれております。この暫定委員会において共同声明が発表されて、その共同声明においてまさに日本問題が取り上げられているのですね。世界の経済見通しについて、楽観的な見方がある一方で下振れリ...全文を見る
○東(祥)委員 きょうは予算委員会ではありませんのでそこに突っ込みたくないですけれども、基本的に、大蔵大臣、恒久減税というのは制度的な改革を踏まえた上での減税ですよ。特別減税というのは、特別減税がなくなってしまえば増税が待ち構えているのではないですか。
○東(祥)委員 もうちょっとその点について言及しますけれども、総理大臣、これを見られたことがありますか、先週号のエコノミストです。  これは「もし日本が崩壊すれば」。これは何を意味しているのかわかりませんけれども、多分、日本の国旗にも見られますし、あるいは、旭日ではない、夕日で...全文を見る
○東(祥)委員 いつごろですか。
○東(祥)委員 大蔵大臣、総理にお答え願った方がいいかわかりませんが、二兆円の特別減税というのは平成八年度まで行われていたのですね。しかも、九四年から行われていたのです。三年間続ければ、特別でも何でもないわけですね。大層に言うほどのことでもないのではないですか。  九八年分の今...全文を見る
○東(祥)委員 大蔵大臣が言われていることはよくわかっていることで、私たちは体系を変えなさいと言っているんですよ。変えるか変えないかは、それは政治家が判断しなくちゃいけないんですよ。  そのことを理解しないで、それは体系を変えなくちゃいけないから。じゃ、何もしないのか、特別減税...全文を見る
○東(祥)委員 橋本総理は、この間、G7終了後、日本経済は戦後最大の経済危機に陥っていろことを認めました、言われました。  日本経済は最悪だと総理本人が言っているわけですけれども、これは大変失礼なことかもわかりませんが、総理自身は、今の経済危機、数年前から続いている景気低迷とい...全文を見る
○東(祥)委員 今、失業率が三・六%になっていると言われております。総理の周りの方で失職されてしまっているという方はいらっしゃいますか。
○東(祥)委員 私は、今やらなければならないことは、一番初めに申し上げました、いろいろな経済、政治、行政、社会、そして教育、ありとあらゆる面において今抜本的な構造改革をしなければならないのだろう。一見、経済の問題について聞いていて、直接この基本法案と関係ないように伺う方もいらっし...全文を見る
○東(祥)委員 先ほどちらっと申し上げましたけれども、橋本総理、これは逆に教えていただきたいんですが、橋本総理のアプローチの仕方というのは、まず行政改革をやるに当たって、本質的に、基本的な、例えば官と民の役割ということを考えていったときに、官の役割はこうです、民の役割はこうですと...全文を見る
○東(祥)委員 総理は小さな政府を求められているのでしょうか。効率的な政府という言葉と言いかえてもいいのかもしれませんけれども。もしそうであるとするならば、小さな政府あるいは効率的な政府というのはどのようなものをいうのでしょう。
○東(祥)委員 総理が言われているのは、簡素で効率、あるいは効率的な政府と言ったとしても、それは、自分自身の頭で描いているのではなくて諮問委員会等の答申の中にあらわれてくるものだ、自分自身では何も描いていないということですか。効率的なものあるいは簡素というのはどういうことを意味す...全文を見る
○東(祥)委員 僕は頭が悪いのかわかりませんが、総理が言われていることがよくわからないのです。  地方分権というのは、官の権限を地方に移すということでしょう。また、規制緩和といえば、基本的には官の持っている権限を民間に移すということじゃないのですか。その視点に立って橋本総理は言...全文を見る
○東(祥)委員 ちょこっとかみ合ってきているのかな。  要するに、総理、素朴な人はこういうふうに見ているわけです、日本というのは、水戸黄門に代表されますけれども、お上のやることはすべて最終的に正しいことをやってくれると。でも、現実にはそうでなくなってきている。  したがって、...全文を見る
○東(祥)委員 橋本総理、もう既に、私たちは前に、一昨年ですけれども、五つの契約というのを言ったんです。これを後追いして、六つの改革なるものを橋本総理は掲げてきたんです。明確にこの五つの契約というのは全部リンクしています。  先ほど、橋本総理は、行政改革と経済構造改革、あるいは...全文を見る
○東(祥)委員 具体的な中身については、私は、次回に譲って質問させていただきたいと思います。  最後に、総理それから総務長官、なぜこの程度の省庁再編基本法をつくるに当たって、基本法、プログラム法案にしなければならないのですか。この程度の数合わせ、言葉はきついかわかりませんけれど...全文を見る
○東(祥)委員 前に、一九九五年から三回にわたって……
○東(祥)委員 行革法案を提出させていただいている。にもかかわらず、それを全部否決されているではありませんか。それを言って、終わりにさせていただきます。
04月28日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第8号
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○東(祥)委員 総理、おはようございます。  行政改革会議は、政府の危機管理体制、とりわけ内閣機能の強化に関して九六年十一月から議論を重ねてまいりました。去年の十二月に最終報告を発表しました。  本日は、最終報告の提言は今回提出された基本法案にどのように反映されたか、また、阪...全文を見る
○東(祥)委員 さすが最高責任者として、現在の日本の危機管理体制の問題の所在の本質をつかまれていると、僭越にも思います。その上で、すべて網羅的にすぐ総理がしゃべってくれてしまうんですけれども、一つ一つ具体的に詰めていきたい、このように思います。  まず、政府は、さまざまな事件、...全文を見る
○東(祥)委員 率直に、まだ不十分であるという御指摘をしていただきました。  法案を見る限りにおきまして、とりわけ第二章の内閣機能の強化のところを見る限り、私には政府は何をやろうとしているのか全くわかりませんでした。  そこではどういうことが書かれているかというと、何々をする...全文を見る
○東(祥)委員 私が質問しているのは、総理は、全会一致方式で十分におのおのの危機に対応できると思うのか思わないのかということです。総理が言われているその事前の閣議決定についてはまた後で言及します。そういう質問をしているんじゃないのです。全会一致方式で対応できるのか対応できないのか...全文を見る
○東(祥)委員 あらかじめ所要の閣議決定をしておけば、全会一致方式で問題がない、このように総理は言われました。これは留保しておきます。  次に、緊急事態における総理大臣に明確な指揮監督権があった方がいいと思いますか、いかがですか。
○東(祥)委員 今回の体制で、官僚依存、危機管理における縦割り行政の弊害を克服できると思いますか。
○東(祥)委員 縦割り行政の弊害を克服することができたかどうなのかという質問です。官僚に依存する依存しない、そういう問題を聞いているのじゃありません。
○東(祥)委員 それでは質問いたします。  内閣危機管理監についてでございますが、内閣機能の強化の一環として、今総理から御説明ありましたとおり、今回の閣議で元警視総監の安藤忠夫さんが初代の内閣危機管理監に任命されました。このポストの新設の目的は、大規模な災害やテロなどに対する初...全文を見る
○東(祥)委員 私が聞いているのは、権限を聞いているのです。権限はどういう権限があるのですか。
○東(祥)委員 過去の緊急事態において、省庁から情報が上がってこなかったことが大きな問題でございました。  元安保室長がこのように言っています。高度の情報は省庁が握っていてこちらには来ない。また、後藤田正晴元官房長官は、各省庁ともちょっと心配だと思う情報はまず総理官邸に上げてこ...全文を見る
○東(祥)委員 今官房長官、重要なことを言われていると思うのですが、情報を強制的に提供させる権限が危機管理監にあるということですね。
○東(祥)委員 そうしますと、今回の危機管理監を設置することによって、今までのような情報漏れあるいはまた情報の詰まり、こういった問題は起きない、このように期待されているということですね。
○東(祥)委員 危機管理監の人選の基準について御質問させていただきます。  十二月の行政改革会議の最終報告では、行政の内外からのすぐれた人材の登用を促しております。この新ポストには、大森前内閣情報室長や西元徹也元統幕議長等の名前が取りざたされていたと伺っております。安藤さんのほ...全文を見る
○東(祥)委員 次に、安保室、危機管理室というのですか、このスタッフについてお聞かせ願いたいと思います。危機管理監の手足となるスタッフについてでございます。  まず、スタッフの規模ですけれども、内閣官房のスタッフは百八十人余りいると聞いております。内閣安全保障・危機管理室のスタ...全文を見る
○東(祥)委員 危機管理担当スタッフの構成についてですが、現在安保室における危機管理担当職員の構成ですが、総理府、警察庁、外務省、海上保安庁、郵政省、建設省、自治省。防衛庁長官、済みません、防衛庁からはここには出ていませんか、安保室には。
○東(祥)委員 そうすると、防衛庁も含むと。それぞれ出身省庁から出向、派遣された形で配属されておられるわけです。また、派遣されている出向者の任期期間は平均二年、長くて二年半と聞いております。  行政改革会議では、十二月の最終報告で、「情報機能、危機管理機能等の専門性の高い分野に...全文を見る
○東(祥)委員 果たしてそういう形で対処できるのでしょうか。例えば、まずい情報は上に上げない省庁の保身主義と言っていいのでしょうか、言葉を僕はよく知りませんので失礼だったらおわびさせていただきたいのですが「保身主義が前からあります。大臣は、情報がスムーズに行くように体制をとってい...全文を見る
○東(祥)委員 時間が限られてしまっているので、先ほど総理が言われました全会一致方式のこの点、事前にあらかじめ基本方針を決めておけば全会一致方式で構わないのではないのか、このような発言をされました。それに関連して質問させていただきます。  九四年四月の北朝鮮の核開発疑惑の際、半...全文を見る
○東(祥)委員 行政改革会議の最終報告でも、この点について事前閣議決定の限界を暗に認めております。  十二月の提案では、「これを超え、事後の閣議承認を条件に事前の閣議によらずに指揮監督できるようにすることについては、単なる行政上の意思決定手続を超え、幅広い検討が必要である。」と...全文を見る
○東(祥)委員 時間が来ましたので、最後に次のことを言わせていただいて、僕の質問を終わります。  基本法は大きなチャンスを見逃そうとしてしまっているのではないのかと私は率直に思います。長い時間をかけて検討し、作成したものですけれども、改革というほどのものには値しないのではないの...全文を見る
05月06日第142回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第10号
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○東(祥)委員 自由党の東祥三でございます。  参考人の諸先生方、午後一時から長時間にわたりまして貴重な御意見をいただきまして、本当にありがとうございます。  先ほど伊藤委員の方から全く同じ印象が述べられました。私も、諸先生のお話を聞いていて、どなたかこの基本法を積極的に推進...全文を見る
○東(祥)委員 私の質問の角度、二点に絞って質問させていただきたいと思います。一つは全般的なこと、もう一つは個別具体的ということで、内閣機能の強化についてどのように思われるかということで質問させていただきたいと思います。  自由党の考え方に関しては、今お手元に配らせていただいて...全文を見る
○東(祥)委員 跡田先生に質問させていただきます。  今回の基本法案というのはプログラム法案なんですが、他の、橋本内閣が進めようとしている、例えば経済構造改革、あるいはまた財政構造改革とリンケージされていないんですね。これは質問をさせていただいているわけですけれども、これはこれ...全文を見る
○東(祥)委員 この点について、五十嵐先生、同じ質問ですけれども。
○東(祥)委員 五十嵐先生に御質問させていただきたいのですが、この法案のもう一つの大きな柱というのは内閣機能の強化なんです。とりわけ、内閣機能の強化の中で、危機管理体制にどのように対処していったらいいのか、どのように取り組んでいったらいいのかというのは大きなテーマでございました。...全文を見る
○東(祥)委員 それは責任と権限という意味ですか。例えばペルーの人質事件が起こったときに、外務大臣を派遣させるに当たって、総理は、当然犠牲者が出るかもわからない、したがって警察庁の医療チームを一緒に派遣させたらどうなのか、こういうことを考えるのですね、最高責任者として。しかし、こ...全文を見る
○東(祥)委員 ありがとうございます。  それでは、私の質問はこれで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。
05月12日第142回国会 衆議院 安全保障委員会 第9号
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○東(祥)委員 自由党の東祥三でございます。  久間防衛庁長官、内閣官房長官、PKOの協力法改正について、まず初めにPKO参加のあり方、この点について再度質問させていただきたいというふうに思います。  去る三月十三日の予算委員会におきまして、PKO協力法の改正について若干質問...全文を見る
○東(祥)委員 官房長官並びに防衛庁長官の御答弁を聞いていて、私はすごく違和感を覚えます。  というのは、今も防衛庁長官がPKFという——PKOの中のPKFという使い方をするのは日本独特なわけですけれども、いわゆる本体業務を含めてさらなる貢献は望ましい、しかしながら、凍結につい...全文を見る
○東(祥)委員 お話を聞いていて、やはり僕はすごく違和感を感じます。それは、与党ですよ、私は、政府の見解を逸脱したから防衛庁長官をここでなじろうだとか、あるいはまたここで追い込めようだとか、そういうふうに思っていません。  五年半経過してきて、PKO活動に関しての国民の理解も相...全文を見る
○東(祥)委員 全くよくわからないですね。  一方においては、国際の平和と安全に関して、このPKO活動というのは重要な要素ですよ。また、防衛庁長官がこの重要性に対して深く認識していると僕は思います。しかし、だれかがイニシアチブをとらなくてはいけないわけです。普通ならば、与党が、...全文を見る
○東(祥)委員 防衛庁長官、あの当時は自公民三党の合意でまさにこの本体業務を凍結しました。今、公民という体制はなくなってしまいました、残っているのは自民党だけです。  私が申し上げているのは、長官は自民党の議員ですね、その議員でありながら、なおかつ防衛庁長官という極めて重要なポ...全文を見る
○東(祥)委員 まさに、日本の行政システムが硬直してきているという証左をお示ししてくださっているのではないのか。  きょうも多くの方々が来てくださっております。どうして防衛庁長官がそういうことを言ってはいけないのですか。行政の長であると同時に、まさに政治家ですよ、その人が何で言...全文を見る
○東(祥)委員 だから、私は硬直的だと言っている。  もし本体業務の凍結解除が必要であるとするならば、防衛庁長官が自民党の国防部会に行って、これをどうか検討してくれないか、そういう意見がもし出ていないとするならば、それを言うこと自体は、別に行政の長が政党の物の見方に介入して、そ...全文を見る
○東(祥)委員 私は、政府がイニシアチブをとれなんて一言も言っていないではありませんか。  防衛庁長官は少なくとも政策遂行者ですよ、与党・自民党は政策遂行者ですよ、政策遂行能力を持っているのですよ。僕たちにやらせてくださいと言ったって、政策遂行能力はないのですよ。政策遂行能力が...全文を見る
○東(祥)委員 久問防衛庁長官が言われていることを僕は十分理解した上で、それをどのようにブレークスルーするかという話をしているのですよ。またもとのもくあみに戻ってきて、形式論ばかりお話をしている。  防衛庁長官は、国際の平和と安全に関して日本が積極的に貢献していこうということは...全文を見る
○東(祥)委員 防衛庁長官、ありがとうございました。本当に残念でなりません。  一言だけ申し上げて、私の質問を終わります。
05月13日第142回国会 衆議院 外務委員会 第11号
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○東(祥)委員 自由党の東祥三です。外務大臣、きょうもよろしくお願いします。  質問通告していなかったのですが、先ほどの議論を聞いていて、インドの核実験問題に関連して一つ質問したくなりました。先ほど、外務大臣とそれから福田先生との議論を聞いておりまして、外務大臣は、核軍縮あるい...全文を見る
○東(祥)委員 率直にありがとうございます。  もう一点。よく言われるのは、日本はアメリカの核の傘にいるではないか、アメリカに守られているではないか、世界最強の国がバックアップしてくれているではないか、したがって、日本は核をもちろん開発しないし、生産しないし、さらにまたそれを使...全文を見る
○東(祥)委員 これぐらいでやめておきます。  まず外務大臣、湾岸四カ国との航空協定に関連して質問させていただきますが、近年、アジア諸国においてハブ空港がいろいろなところで建設され、また予定されております。そういう状況の中で、日本はまさに、ハブ空港の建設ラッシュ、そこから取り残...全文を見る
○東(祥)委員 ありがとうございます。  ハブ空港、これはイミダスから調べたのですけれども、拠点空港というふうになっています。ちなみに、ノースウエスト航空は、既に韓国のソウル国際空港を準ハブ空港というふうに指定しているそうです。「最近の日本の航空関係者の中には、「あえて日本に国...全文を見る
○東(祥)委員 要するに、攻撃を指す言葉ではない、あくまでも領空侵犯等がなされたときにスクランブル発進だとか確認だとか警告の合図をするということで、領空侵犯機に対する措置にかかわる一連の行動、そういうふうに理解すればいいのですか。
○東(祥)委員 今引用されたシカゴ条約第一条においては、「締約国は、各国がその領域上の空間において完全且つ排他的な主権を有することを承認する。」と規定されております。その国家に絶対的な主権が認められているというふうに理解することができると思います。  そこで、質問させていただき...全文を見る
○東(祥)委員 ちなみに、軍用機が侵入してきた場合、こちらの警告に従わない場合、最後の手段として武器の使用もあり得るというふうにおっしゃっているわけですが、その場合、それはパイロットの判断でやるのですか、それとも航空自衛隊の幹部の命を受けてできるのですか、その点についてはいかがで...全文を見る
○東(祥)委員 航空自衛隊が四月十日に公表しました昨年度のスクランブル回数の統計によりますと百六十回。我が国のスクランブル回数は、一九八四年に九百四十四回、それ以後ずっと減少してきているということなんですが、そういう意味で、過去三十年間、昨年度は最低であった。しかし、スクランブル...全文を見る
○東(祥)委員 ことしの三月二十三日に、我が国の西南端にあります与那国島、外務委員会でも行ったことがありますけれども、この与那国島周辺の空域で、台湾空軍が昨年から頻繁に空中戦、ドッグファイト訓練を行っているという報道がございました。これによりますと、参加している戦闘機は、フランス...全文を見る
○東(祥)委員 与那国島というのは我が国の領土で、その上空、東経百二十三度にあるわけですが、それには台湾の防空識別圏が設定されている。防空識別圏というのは、私の理解する限りにおいては、国際法上の観念ではなくて、我が国領空の権利関係に影響を及ぼすものではない、このように承知している...全文を見る
○東(祥)委員 そうすると、問題点はちゃんと理解してくださって、それに対して何らかの対処をされようとしているというのはよくわかるのですが、そうすると、より具体的に言いますと、どうしょうとされているのですか。要するに、与那国島上空に台湾の防空識別圏が設定されていることはおかしい、そ...全文を見る
○東(祥)委員 今はまだ見直すべきとは考えていないということですか。
○東(祥)委員 あと三分ほどしかありませんので、次の質問をさせていただいて、その答弁をいただいて終わりにさせていただきます。  中台間では、最近、中台間の事務レベル協議が開かれていて、台湾の対中窓口機関であります海峡交流基金会理事長の年内訪中の実現に向け努力することで一致するな...全文を見る
○東(祥)委員 どうもありがとうございました。
05月15日第142回国会 衆議院 外務委員会 第12号
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○東(祥)委員 自由党の東祥三でございます。  条約の質疑に入らせていただく前に、インドの核実験の問題に関して幾つか御提案をさせていただきたいと思います。  今回のインドの核実験、これに対して世界各国いろいろな反応を見せております。明らかに今回の行為というのは、世界の核軍縮あ...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣、よろしくお願いいたします。  それでは、条約の質疑に入らせていただきますが、一つは、サービス貿易一般協定第五議定書についてでございます。  日米保険協議の合意によって、本年七月一日までに、自動車保険及び火災保険の保険料を自由化することになっております...全文を見る
○東(祥)委員 そうすると、大蔵省としては、自動車保険に関連して、今回の自由化によって無保険車は増加しない、そのように見られているのですか。
○東(祥)委員 難しく言われるので、何を言っているかよくわからなくなってしまうのです。僕の質問しているのは、今回の自由化によっていろいろな影響が出てくる、それはそのとおりだと思います。その上で、具体的に質問させていただいているわけです。  保険料金が、人によって、また性別によっ...全文を見る
○東(祥)委員 次に、外国公務員に対する贈賄の防止に関する条約について質問させていただきます。  条約では、処罰について、「外国公務員に対する贈賄には、効果的で、均衡がとれたかつ抑止力のある刑罰を科する。刑罰の範囲は、自国の公務員に対する贈賄に適用されるものと同等のもの」とする...全文を見る
○東(祥)委員 条約の加盟国はみんなそれぞれ自国の公務員に対する国内法で措置をとることになると思うのですが、各国の処罰の範囲にはかなりの差があるのではないのか。例えばG7の他の六カ国の罰金、懲役の最高レベル、これはどういうふうになっているかわかりますか。  さらに言えば、各国が...全文を見る
○東(祥)委員 条約で言っております外国公務員というのは、条約に基づけば、「外国の立法、行政又は司法に属する職にある者(任命されたか選出されたかを問わない。)、外国のために公的な任務を遂行する者(当該外国の公的機関又は公的な企業のために任務を遂行する者を含む。)及び公的国際機関の...全文を見る
○東(祥)委員 一九七七年にアメリカで、フォーリン・コラプト・プラクティセス・アクトという、何と訳していいのかわかりませんけれども、外国人の汚職防止法とでも訳したらいいんでしょうか、それでは、企業に対する罰金は最高二百万ドル、今の換算レートでいくと約二億六千万円、日本の三億円とそ...全文を見る
○東(祥)委員 どうもありがとうございました。  時間が来ましたので、これで終わらさせていただきます。
05月20日第142回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○東(祥)委員 自由党の東祥三でございます。三十分間にわたりまして四月二十日に東京で調印されましたこの社会保障に関する日本国とドイツ連邦共和国との間の協定について質問させていただきますが、その前に、二、三時事問題について若干外務大臣のお考えをお聞かせ願いたいと思います。  まず...全文を見る
○東(祥)委員 その後、外務省としてどういう見解をお持ちになるか、またそれについてもう既に何らかのアクションをとっているのかどうなのかも含めた上で、御報告していただきたいと要請しておきます。  それから、インドの核実験問題に関連してでございますが、核の連鎖というものが当然考えら...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣の御指摘は、すべての問題を考慮した上で適切な御答弁をしてくださっていると思うのですが、もう一歩入りますと、パキスタン政府は何と言っているかというと、あらゆる要素を考慮に入れて、いかなる対応が国益にかなうか、検討しているところである。あらゆる要素を考慮に入れ...全文を見る
○東(祥)委員 安全保障とのかかわりでいえば、必ずしも核の傘に入っているかどうかではないという御指摘はそのとおりなのかもしれません。  しかし、インド政府が今回核実験をやるに当たって、その後の各国の反応が自分たちが予想していたよりきつかったあるいは甘かったという、それはインド政...全文を見る
○東(祥)委員 今の阿部軍備管理・科学審議官が率直に答えてくださっていますので、多分そういうことなんだろうと思うのです。  パキスタン政府の安全保障に対して、日本が直接的に関与することはできない、しかし、間接的にインド政府の今回のこの核実験の問題が投げかけているものというのは、...全文を見る
○東(祥)委員 また、この点については別の機会で、議論させていただきたいというふうに思います。  次に、インドネシア情勢でございますが、海外危険情報危険度を出すに当たって、日本政府側と現地にいらっしゃる在留邦人の間の連携がなされていないのじゃないのかというふうに思わざるを得ませ...全文を見る
○東(祥)委員 十四日の段階では、二十日に国民覚せいの日ですか、それが行われるということは知らなかったということですか。
○東(祥)委員 いや、私が質問しているのは、五月二十日に国民覚せいの日というのが、十四日以降に決められたことなのですか、どうなのですかと聞いているのですよ。
○東(祥)委員 これで終わってしまうときょうの委員会の本題に入れなくなるのですが、私の言いたいのは、外務省として、午前中の議論というのは、この海外危険度というのはそのとき起きている状況に対応して出すものだ、そういう御答弁がございました。私は違うんじゃないかということを言いたいがた...全文を見る
○東(祥)委員 その点についてはまた金曜日でも、別の機会があればやらさせていただきたいと思います。  最後に、この本題でございますが、日本とドイツとの間で他国に先駆けて、初めて社会保障に関する協定が結ばれた。遅きに失した感があるわけでございますが、少なくとも大変評価したい協定だ...全文を見る
○東(祥)委員 以上で終わります。
05月22日第142回国会 衆議院 外務委員会 第14号
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○東(祥)委員 外務大臣、きょう一般質疑で、幾つかの件について質問させていただきたいと思います。  最初にインディペンデント・オン・サンデーの問題、その次にインドネシア情勢について、三番目はインドの核実験に関連してパキスタンの情勢について、そして四番目にベチューン医科大学整備計...全文を見る
○東(祥)委員 インディペンデント紙は謝罪広告を出さないということですけれども、では、それに対して日本政府としては、外務省としてはインディペンデント紙に対し抗議をしているという旨を当然マスメディアに流されていると思いますが、この点についてどうなのか。  さらにまた、こういう記事...全文を見る
○東(祥)委員 最後の部分ですが、イギリス政府はインディペンデント紙と立場をともにしない、それはだれに対して言っているのですか。もし日本政府であるとするならば、それだけではなくて、私が申し上げているのは、イギリス政府のそのコメントを在イギリスのマスメディアに流すべきではないのか、...全文を見る
○東(祥)委員 次に、インドネシア情勢でございますが、新大統領就任に関連した問題については後ほど述べますが、まず初めに、前回、海上保安庁長官にここの委員会に来ていただいておりましたが、時間が足りず質問することができませんでしたので、その点から始めさせていただきたいと思います。 ...全文を見る
○東(祥)委員 一九八三年三月当時の海上保安庁長官は、参議院の運輸委員会において、巡視船を邦人救出に活用できるかどうかということに関して、「直接当庁の任務ではないと考えております。」このように答弁されている。  そうすると、邦人救出は海保の任務ではないと言っておりますけれども、...全文を見る
○東(祥)委員 要するに、別に考えが変わったわけではなくて、今回は官庁間協力、外務省からの要請に基づいてやったのだ。であるとするならば、外務省が自衛隊、防衛庁に要請して自衛艦を出すという根拠にもなり得るものになってしまうのではないですか。この点はいかがですか。
○東(祥)委員 国際法的に言うと巡視船というのは準軍艦に見られるわけですよね。そういう意味では極めて法的根拠の薄い、それによってその場しのぎで今回二隻を派遣したという印象は免れないと思います。外務省にお聞きしますが、外務省の要請に基づいて防衛庁の持っている自衛艦を動かせる何か法的...全文を見る
○東(祥)委員 その場合は、艦船は入っていないわけですね。
○東(祥)委員 今回の巡視船二隻を派遣した法的根拠は極めてあいまいであるということを指摘しておいて、次の問題に行かさせていただきます。  今回、インドネシアは新大統領を迎えて、今後どのような推移をたどるのか。先ほどの外務大臣の御答弁にもありましたけれども、その推移を見ていかなけ...全文を見る
○東(祥)委員 つまり、現段階においては、日本のインドネシア政府に対する外交方針といいますか、それは全然変わらないということをおっしゃっているのですか。
○東(祥)委員 インドネシアは変わろうとしているかどうかというのはまだわからないわけですね。まさに新大統領がスハルト大統領の側近中の側近であり、また、大臣初め外務省の皆さん方が、今後どういうふうになっていくのかということを見守るということは当然でございますが、もう既に、新大統領が...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣が、私の言っていることも含めた上でどういうふうに答えたらいいのかということで非常に苦労されていることがわかると思うのですが、僕は明確にしなくてはいけないと言っているわけです、提案しているのは。  あいまいもことしているのではなくて、今回、スハルト前大統領...全文を見る
○東(祥)委員 大変難しい答弁だと思いますけれども、一番初めに引用させていただいたとおり、橋本総理が使っている言葉で言っているのです。インドネシア国民の改革努力に、引き続きできる限りの協力をしていきたいと。  スハルト体制を支援することは日本政府というのは一生懸命やってきたと思...全文を見る
○東(祥)委員 インドネシアに関連して、もう一つ。  日本の企業がインドネシアに多額の投資をしていると思います。一説には一兆七千億円とも、それはドルなのか円なのかわかりません、基本的に円なんだろうと思うのですが。インドネシア経済が今後回復し、よくなっていただくことを私も期待する...全文を見る
○東(祥)委員 直接的な答えは得られないのですけれども、多くの日本企業の中でも、不良債権額の中に海外で焦げついてしまっているものをなかなか入れていない、こういう指摘もあるわけでございます。そのうちの一部はインドネシアに投資している額があるということも指摘されているわけでありまして...全文を見る
05月28日第142回国会 衆議院 外務委員会 第15号
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○東(祥)委員 自由党の東祥三でございます。  外務大臣、前回の外務委員会におきまして時間が足りず、そのときに質問させていただく予定だった問題に絞って、与えられた二十八分間ですが、ベチューン医科大学整備計画に対する日本の無償援助について質問させていただきます。  この質問をす...全文を見る
○東(祥)委員 一九八九年の何月ですか。
○東(祥)委員 レポートには、一九八九年十一月の下旬には既にこの整備計画に対する日本の援助は合意されていたと、関係者の証言がございます。  今、大島局長のお話ですと、一九八九年十月の段階で要請を受ける。手続上は一九九〇年二月に、この要請を受けて事前調査報告書がつくられる。そして...全文を見る
○東(祥)委員 それでは、ここでレポートで言っているような、要請を受けて二カ月以内に基本的な内容が固まっていたというのは、これはあり得ない、そういうことをおっしゃっているのですか。
○東(祥)委員 外務省として、当時は大島局長いらっしやらなかったと思いますけれども、当然、このレポートも読んでいただいていると思いますけれども、その八九年の十月の要請が出る一年前、八八年の八月十日から十四日まで橋本総理が、当時は自民党幹事長代理として、このベチューン医科大学、医大...全文を見る
○東(祥)委員 いや、行ったかどうかについての認識を有しているかいないかということを聞いているのですから、イエスかノーかです。
○東(祥)委員 さらに、それにさかのぼること二年前、中国政府は、一九八六年九月に、橋本氏に対し、ベチューン医大名誉教授の肩書までプレゼントしていた、この事実に関しては存じ上げておりますか、いかがですか。
○東(祥)委員 一九八九年十月に、中国からこのベチューン医大整備計画に対する無償援助支援の要請があった。もう既にいろいろな委員会で同僚議員が質問させていただいておりますが、一九八九年は、ちょうど天安門事件が六月に起こったときでありました。当時はまだODA四原則等もなかった、そうい...全文を見る
○東(祥)委員 もう一度、ちょっと確かめたいのですが、八九年度に二十四件要請があったのですか。
○東(祥)委員 ということは、二十五件の要請があり、年度は別として、要請を受けたものはすべて後年度に結実しているということですね。
○東(祥)委員 では、八九年度に要請を受けた中国からの無償援助案件二十五件のうち、その後結実したのは十四件で、要するに十一件は結実しなかったということですか。そうしますと、この二十五件要請を受けたうち、当然、私の経験からしても、各被援助国というのは、要請したいものはこういうものが...全文を見る
○東(祥)委員 その場合は、言葉で行われるのですか、書面に書いてくるのですか。
○東(祥)委員 そうしますと、八九年度、二十五件の無償援助要請があった、これをすべて優先順位順にリストをつくって、いただけますか。
○東(祥)委員 加藤昭さんのレポートには詳しく書かれていないのですけれども、別のところで、極めて、ベチューン医科大学整備計画に対する援助要請というのは、初めのうちは低いランキングだった、それが急速上がった、こういうお話も報告されているわけでございます。  したがって、私たちが今...全文を見る
○東(祥)委員 要請リストは、その要請のプライオリティーを被援助国がつけてくる、それに対して、当然援助する側もすべての内容を把握した上でまた援助プライオリティーをつけ変えるということも当然行われると思いますが、それは中国政府の問題ではなくて、こちらの日本政府の問題だと思います。そ...全文を見る
○東(祥)委員 私は、中国側から出しているリストも、さらにまたそのリストを踏まえた上で日本がランキングづけを、もし変えている、そういうリストがあるとするなら、両方出せと言っているのですが、今外務省のお立場は、外交案件ですからそれは出せない、こういうふうにおっしゃっているのです。 ...全文を見る
○東(祥)委員 次に、当初、中国政府は、援助要望額というのは、希望援助額というのは総額で三十五億円だった、それに対して日本側は二十一億円で初めに回答した、それが五億円上積みされて二十六億円になった、このようにレポートでは報告されているのですけれども、この経過について御説明願いたい...全文を見る
○東(祥)委員 今局長のお話では、三十五億円から二十六億円に絞り込んだ。そうではなくて、当初は二十一億円に絞り込んでいて、そして再度の折衝によって二十六億円になったということではありませんか。  それで、時間があと五分しかないので、この折衝過程における書面で書かれている経過につ...全文を見る
○東(祥)委員 今言われているのは、事前調査報告書と基本設計調査報告書です。そこには、今私が質問しているような内容というのは出てきません。品目だけです。したがって、どのようにこの援助額が決定されていったかというその経緯について報告書を出してください、このように申し上げているんです...全文を見る
○東(祥)委員 問題は、私たちの税金であります二十六億円が使われているわけです。その二十六億円がどのように使われているのかということを、国会というのはチェックする機能を持っていなければならない、また、その役割を果たさなければならないわけです。  今の局長のお話を聞いている限りに...全文を見る
○東(祥)委員 時間が来てしまいましたので、ちゃんと時間厳守いたします。きょうはこれぐらいでやめます。  今申し出たりストがちゃんと手に入るようによろしくお願いして、私の質問を終わります。
06月01日第142回国会 衆議院 外務委員会 第16号
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○東(祥)委員 外務大臣、本日はすばらしい機会をこういう委員会で設定でき、また多くの方々から本当に示唆的ないろいろな提案がなされていることをすばらしいことだと思います。  私は、三つの切り口で今回のインドとパキスタンの核実験について質問させていただきたいと思います。  まず第...全文を見る
○東(祥)委員 基本的には、NPT体制を崩してはならないという外務大臣の御指摘は、極めて重要なことだと思っています。ただ、私が質問しているのは、まさにそのNPT体制が根本から揺らぎ出しているのではないのか、そういう危機認識を持っているのですかという質問です。だから、それに対して、...全文を見る
○東(祥)委員 その点を踏まえた上で、まさに今ここで議論しております。  それでは、第二の切り口ですけれども、このようなインドとパキスタンの核保有に対して日本政府は何をなすべきなのかという問題に入っていくのだろうと思うのです。  それで、先ほど藤田委員が物すごい感動的なそうい...全文を見る
○東(祥)委員 ということは、極めてまた重要なことをおっしゃっているのですが、新規援助を結ぶときに、今回の政策というのは新規支援です、これは凍結する。五月四日にE/N、いわゆる交換公文を結ばれたのですが、ここにも手を入れるということですか。入れるためのことを、ちゃんともう既に交換...全文を見る
○東(祥)委員 結局、日本の持つ外交的能力、それと日本が掲げる核不拡散体制、これを強化していく、それはリンクしていないではないですか。だから結局、本当に真剣に、日本は唯一の被爆国である、先ほど東先生が言われているとおり、世界にそのような経験をしているところはないわけですから、それ...全文を見る
○東(祥)委員 時間が来ましたので、終わります。
09月02日第143回国会 衆議院 外務委員会 第2号
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○東(祥)委員 自由党の東祥三でございます。  高村外務大臣、大臣御就任おめでとうございます。初めて直接、委員会での質疑をさせていただきます。  最初に、新しく就任された外務大臣の外交に対する基本的な考え方をお伺いしたい。  外交政策において、継続性も極めて重要なことだと思...全文を見る
○東(祥)委員 リーダーシップのある外交をやり遂げたい、そういう決意だと伺いました。  その上で、本日の一つの案件であります砂漠化防止条約に関連して、先ほど外務大臣が言われたとおり、継続性が大事であることは、私もそのとおりだと思います。ただ、日本のこれまでの外交の継続性をずっと...全文を見る
○東(祥)委員 砂漠化防止が極めて重要なものであるということも私は認識を共有いたします。  ただ、あれもこれもというわけにはいかないのじゃないのかということを僕は申し上げています。地球環境問題というふうに言ったとしても、地球温暖化問題に対して一生懸命日本政府というのは取り組みま...全文を見る
○東(祥)委員 また高村外務大臣とはいろいろな場でいろいろな議論ができるような感じがいたします。  次の質問に進みます。  北朝鮮による弾道ミサイル発射問題について、残された時間費やしたいと思います。  まず初めに、今回のこの事態に関する政府の危機意識を問いたい、このように...全文を見る
○東(祥)委員 それじゃ、危機意識を共有すると言っているのですが、日米関係に与える影響はどのように外務大臣分析されますか。  つまり、在日米軍基地というのは、在日米軍基地のその治安状況なりその安全性というのは、日本が担保する必要がありますね。もし在日米軍基地にこの弾道ミサイルが...全文を見る
○東(祥)委員 北米局長、どうですか。
○東(祥)委員 外務大臣、まさに今まで私たちが想像していた以上の日本の安全保障にとって危機的な状況になっている。そういう認識であるとすれば、なぜ国家安全保障会議というのを開かないのでしょう。国家安全保障会議は開きましたか。
○東(祥)委員 いいです。  いや、それは今まではそうかもわかりませんけれども、かつてアメリカの前国防大臣が来られたときに、日米安保体制というのは今まで発揮されたことがないと。別の言葉で言えば、防衛出動というのはないんですよ、戦後。  そういう状況の中で、先ほど申し上げました...全文を見る
○東(祥)委員 我が国の安全保障上の手段の一つとして、情報というのは極めて重要なことだと思うのですが、その得た情報の発表のタイミングだとか内容というのは、これは日本独自でできるものですか、どうですか。
○東(祥)委員 もう一つの安全保障上の手段ということで、日本は専守防衛ですから、攻撃用の武器というのを持つことができない。ただ、今回の北朝鮮の弾道ミサイルというのは、まさに相手はやりを持っているわけですね。そして、先ほど申し上げましたとおり、日本の政治経済の中枢すべてをカバーする...全文を見る
○東(祥)委員 来年度には予算計上されるのですか。
○東(祥)委員 一昨日の八月三十一日付のワシントン・ポストでは、現在日本はミサイル防衛システムの共同開発のための予算を拡大している、来年度予算には、一千数百万じゃなくて、三百六十万ドル、百三十五円換算で四億八千六百万円を確保していると伝えている。これはどういうことなのか。アメリカ...全文を見る
○東(祥)委員 ワシントン・ポストがありますから、これはちゃんとクレーム出しますか。「Japan is currently boosting its budget for joint development of a missile defense system with the...全文を見る
○東(祥)委員 高村大臣、難しいと思いますが、当面というのはどういう意味でしょうか。
○東(祥)委員 米朝枠組みの状況が破綻しかかっているという認識はありますか。
○東(祥)委員 KEDOを当面推進しないということは、当然北朝鮮側からもそれなりの反応が出てくると推察しますね。米朝の枠組み合意があったではないのか、これに基づいてどうしてやらないのだと。しかし、北朝鮮は、まさに今までの想像を絶する形で日本の安全保障に脅威を与えている。したがって...全文を見る
○東(祥)委員 そこがまさに外交の難しさだと思うのですが、外務大臣はどのようにブレークスルーしょうとされているのですか。きょうの御説明の中にはミサイルの開発・輸出中止を求めていくと書いてあります。
○東(祥)委員 北朝鮮においては、ミサイルと並んで核施設問題が現在取りざたされております。先般、ニューヨーク・タイムズが公にしました、寧辺北方の山中に穴を掘って大工事をしていると伝えられている。その施設には北朝鮮軍がかかわっている、そのように米国は説明しているところでございますが...全文を見る
○東(祥)委員 今回の弾道ミサイルの発射というのは、まさに日本ののど元に何かを突き刺されているわけですね。アメリカから見れば、アメリカはまだ彼岸なわけですね。アメリカまで行くテポドン2が開発されればアラスカまで行く、そういうふうに言われているわけですけれども。そういう意味からする...全文を見る
○東(祥)委員 時間が来ましたので、終わります。
09月09日第143回国会 衆議院 外務委員会 第3号
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○東(祥)委員 先週の委員会に続きまして、北朝鮮弾道ミサイル発射に関する政府の当面の対応と今後の方針について、三十分間、質問させていただきます。  弾道ミサイルが発射されてもう一週間以上たつわけですが、高村大臣、額賀防衛庁長官、本当に日本というのはおかしな国だなと改めて僕は思わ...全文を見る
○東(祥)委員 それぞれの両大臣は、外交、安全保障の最高責任者としての職責を十分果たされているのだろうというふうに僕は推察します。しかし、個々いろいろ思っていたとしても、それが形にならない限り、どんな厳重な抗議をする、あるいはまた厳しい姿勢でもって臨むと言ったとしても、それは全然...全文を見る
○東(祥)委員 確認ですけれども、日本がミサイルによって攻撃されたら、ほかに手段がないと認められる限り、ミサイル発射基地等を含めて反撃することは自衛の範囲に含まれ可能であるとする五六年の政府統一見解があります。  額賀防衛庁長官は四日の閣議後の記者会見で、この見解の考えは生きて...全文を見る
○東(祥)委員 明日も安全保障委員会で質問させていただきますので、安全保障にかかわる方は明日に、防衛庁長官の方に譲るといたしまして、米朝協議について高村大臣、お聞きしたいんですが、どうも、報道によりますと米朝協議が合意する方向に進んでいるように見えるんですけれども、政府の見解とし...全文を見る
○東(祥)委員 その上で質問させていただきますが、米朝の枠組み合意、一九九四年、この最大の問題というのは何だったかというと、核疑惑だったと思うんです。核開発をしないかわりに、一つは軽水炉、それから重油、さらにまた、その他の人道支援、こういうものを枠組みの中に入れていいのかどうかわ...全文を見る
○東(祥)委員 そうしますと、今回は弾道ミサイル、これは大陸間弾道弾というより中距離弾道弾。テポドン2が開発されれば大陸間弾道弾になる、そういう可能性を秘めているわけですが、この核開発の問題と今度はミサイル開発、これをコントロールすることができない限り、幾ら米朝の枠組みの中でやっ...全文を見る
○東(祥)委員 そうだとすれば、この米朝間の合意の内容というのは、今申し上げました最大のポイントである核疑惑あるいはまたミサイルの開発に対して、ちゃんとコントロールできる、そういう担保がない限りそれは結ばれないことになるんじゃないですか。合意されないことになるんじゃないですか。
○東(祥)委員 今アメリカ、ホワイトハウスはわかりませんけれども、上院におきましては、御案内のとおり、KEDOの問題に対しての修正案三千五百というのが可決されている。そこには「(九四年の米朝枠組合意によって定められた軽水炉を除いて)」、重油の問題ですね。「北朝鮮は積極的に核能力の...全文を見る
○東(祥)委員 それを明確にすることできますか。僕が申し上げました核疑惑、核の開発の可能性がちゃんと解明されていて核疑惑がちゃんと払拭されている、さらにまた今回明確になりました弾道ミサイル、この開発に関してもちゃんとした歯どめがある、そういうものがある限りという意味ですか、どうで...全文を見る
○東(祥)委員 じゃ、どこまで言っているんですか。いつも抽象論になるんですね。それは手のうちだから、東さん、ここでは聞かすことできない、ちゃんとその条件を、しかるべき、明確になったときにはそれは言える、そういうものは頭の中にあるということであるならばいいですけれども、どうですか。
○東(祥)委員 どうもありがとうございました。また十八日に一般質疑ができるということになっていますから、よろしくお願いします。時間をオーバーして申しわけありません。
09月10日第143回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○東(祥)委員 まず初めに、東中委員並びに辻元委員に対し、質問時間の変更を快く受けてくれたことに対し、心から御礼を申し上げます。  外務委員会で、既に北朝鮮の弾道ミサイルの問題について、外交の側面から何度か議論させていただきました。安全保障委員会においては、まさに外交という、そ...全文を見る
○東(祥)委員 いつごろまでにその結論を出されようとしているのでしょうか。
○東(祥)委員 そうすると、情報収集能力の点に関して言えば、日本はこの弾道ミサイル、こういう攻撃が近々はないだろう、そういう判断のもとに防衛庁の最高責任者でいらっしゃる額賀防衛庁長官はいらっしゃるということでしょうか。
○東(祥)委員 防衛庁長官、弾道ミサイルが撃ち込んでこられるのかどうか、私はそのことについて判断を問うているのではなくて、まさに我が国のほとんどすべてを射程に入れた弾道ミサイルを完成させたという事実、この点に関しては認識を共有するのではないでしょうか。  そのときに外交と安全保...全文を見る
○東(祥)委員 防衛庁長官、たとえ衛星による早期警戒情報を独自に入手したとしても、あるいはまたアメリカの力をかりてアメリカの早期警戒情報を入手したとしても、我が国は、まず現実の問題として、弾道ミサイル攻撃に対して何ら実効的な迎撃手段を持っていないのではないのか。  まずこの事実...全文を見る
○東(祥)委員 言い切れないだとかいうのじゃなくて、迎撃手段を持っていないんじゃないですか。一部でも何かあるならば、ちょっと教えていただきたいと思うのですが、後からずっと僕は質問していきますが。  まず事実認識として、防衛庁長官という日本の安全保障の最高責任者である立場にいらっ...全文を見る
○東(祥)委員 防衛庁長官、決意はわかるのですが、具体的に質問させていただきます。  核兵器ないし化学兵器等の大量破壊兵器が開発される可能性というのは、まさに昨日の外務委員会で外務大臣に質問させていただきました。米朝協議のまさに重要な項目になっているわけですが、この米朝協議によ...全文を見る
○東(祥)委員 僕は外務大臣に質問しているのではなくて、防衛庁長官に質問させていただいているのです。防衛庁長官の答弁としては極めて不十分である、このように言わざるを得ません。  私は具体的に質問させていただいているわけです。北朝鮮が核兵器ないし化学兵器等の実用を可能とした場合に...全文を見る
○東(祥)委員 いや、信じられないですね。  防衛庁長官の職務というのは何なのでしょうか。いざ防衛出動をしなくてはいけないときに、最高責任者というのは、総理、そして防衛庁長官ですよね。僕らの命というのは防衛庁長官に預けているのだというふうに思いますけれども。まさに、軍事組織であ...全文を見る
○東(祥)委員 弾道ミサイル攻撃に対しては何ら実効的な迎撃手段を持っていない、そういう認識に基づいて大量破壊兵器攻撃の脅威にどのように対処するか、まだその対処方針というのはできていないのでしょう。そう言えばいいではないですか。  まさに日本が危機的な状況にあると国民の皆さんにも...全文を見る
○東(祥)委員 抑止の問題についてはまた後で論じますけれども、なかなか議論がかみ合わなくて苦労してしまうのですけれども。余り僕のことを心配してくださらなくて結構ですから。ダイレクトに言ってくだされば。極めて真っ正直に僕は質問していると思うのですが。  迎撃能力がありますか、あり...全文を見る
○東(祥)委員 防衛庁長官は答えてくださっていないのですが、航空自衛隊のF2に敵地攻撃能力がありますかと私は聞いているのです。あるのか、ないのかです。
○東(祥)委員 よくわかりました。  F15というのは二百機あるというふうに聞いておるのですが、F15は弾道ミサイル攻撃の撃墜には役に立たないというふうに私は理解しておりますが、対地攻撃能力は備えているのでしょうか。敵地攻撃をすることは、F15で可能ですか。
○東(祥)委員 我が国の海上自衛隊、護衛艦からの艦砲射撃や対地ミサイル攻撃というのは、これは可能ですか。
○東(祥)委員 防衛局長の方から、弾道ミサイル、とりわけ千キロ以上の射程を持つ弾道ミサイル攻撃に対して、日本のみならず世界のどこもそれに対して効果的な迎撃をすることはできない、そういう御説明がありまして、日本もその限りにおいては全く同じような状況にあると。  そういうことである...全文を見る
○東(祥)委員 弾道ミサイルを装備する、こういう考え方は全くないということですか。
○東(祥)委員 また、我が国独自の敵基地攻撃が難しいということであれば、これは結局日米安保体制、日米安保条約に基づいて米軍に頼るしかないわけですね。  それで、米軍は軍事的に北朝鮮のミサイル攻撃にいかに対処し得るのでしょうか。日米安保体制に基づいて、これまで日米両国で北朝鮮の対...全文を見る
○東(祥)委員 ということは、僕は頭が余りよくないので、防衛局長、よくわからないのですが、日米両国で北朝鮮の対日ミサイル攻撃を想定した防衛構想を協議しているのですね。どうですか。
○東(祥)委員 防衛庁長官、激しい言葉で言っていると、東というのは激しい男だなというふうにお思いになっているかわかりませんけれども、私たちが相手にしている北朝鮮というのは何を考えているかわからない国です。ところが、防衛庁長官、外務大臣、総理大臣、官房長官、何を言っているかというの...全文を見る
09月18日第143回国会 衆議院 外務委員会 第4号
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○東(祥)委員 外務大臣、本日、防衛局長もお呼びいたしているのですけれども、できるだけ外務委員会に関連したといいますか、外交に関連した北朝鮮弾道ミサイル発射について、前回、前々回に引き続いて質問させていただきたいと思います。  九月十四日、アメリカ国務省は、北朝鮮による弾道ミサ...全文を見る
○東(祥)委員 ということは、日本として独自の見解というか、それを今の時点でもってまだ打ち出すことができない、そういうふうに理解してよろしいんでしょうか。
○東(祥)委員 では、それを踏まえた上で、こちらも、私も独自の情報システムを持っていませんので、政府の情報に基づいて議論を進めていかなくちゃいけませんので、あくまでも弾道ミサイル発射という点を前提にして質問を進めさせていただきたいと思います。  政府は、北朝鮮による弾道ミサイル...全文を見る
○東(祥)委員 弾道ミサイルであろうが衛星であろうが、国際法上の観点からすれば、弾道ミサイルが衛星に変わったとしても、スタンスが変わるわけではない、こういうことだと思うんですが、高村大臣が最初におっしゃいました、国際法上問題があるというのは、私が言っている国際法に違反するあるいは...全文を見る
○東(祥)委員 それでは、先ほど同僚議員から質問されているKEDOに関してでございますが、アメリカと北朝鮮の高官間協議で北朝鮮の核開発凍結合意が再確認されれば、我が国の当面進行を見合わせているKEDO事業の再開について検討を迫られる事態が予期されるのではないのか。今回の米国務省に...全文を見る
○東(祥)委員 今回の北朝鮮の弾道ミサイル発射は、日本の立場として、また私個人としても、明らかに国際法に反していると。そういう視点から考えると、我が国のみならず北東アジアの平和と安定に深刻な影響を及ぼすものである、そのように私は認識しています。  そうしますと、もし、我が国が米...全文を見る
○東(祥)委員 それはまさにおっしゃるとおりで、そこが問題なんです。条約局長いますから、世界の外交史あるいはまた国際政治の歴史の中で宥和政策をとって成功した例というのは存在するのかどうなのか。これ、ぜひ条約局長、調べておいていただきたいのですけれども。僕の知る限り、宥和政策をとっ...全文を見る
○東(祥)委員 要するに、弾道ミサイルに対して反撃するシステムというのは、日本のみならず全世界にないと、防衛庁の方からの御説明もありましたし、またいろいろな情報を通してそういうことなんだろうというふうに思うのです。  そういうことからしますと、弾道ミサイルに対する有効な迎撃シス...全文を見る
○東(祥)委員 専守防衛に関して議論の余地といいますか、それを詰めた議論をしていかなければいけないのだと僕は思うのですよ。高村大臣、専守防衛というのは、僕が理解している限りにおいて、相手国から撃ち込まれて何も反撃しないということじゃありませんよ、あくまでも自衛権というのは認められ...全文を見る
○東(祥)委員 僕は、きょうすごくいい話を聞いていると思うのですけれども、日本がもし何か侵略されたときに、米国に何かしてもらいたい、米国に守っていただきたい、それは高村外務大臣のみならず、僕だってそうですよ。だって、日本にないんだもの、能力が。しかし、本当に相手が動いてくれるため...全文を見る
○東(祥)委員 時間が来ましたので、また、高村外務大臣が自分のお考えを言ってくださいましたので、とてもおもしろい議論を外務委員会で展開できるようになるだろうというふうに思いますので、きょうはこれでやめます。どうもありがとうございました。
09月18日第143回国会 衆議院 本会議 第12号
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○東祥三君 私は、自由党を代表して、ただいまの防衛庁長官の報告に関連して質問いたします。  今回の事件は、前防衛施設庁長官らが逮捕されただけでなく、防衛庁の現職幹部が証拠隠滅容疑で東京地検から事情聴取されるという事態に発展しております。防衛庁が組織的に関係資料を破棄し、あるいは...全文を見る
09月25日第143回国会 衆議院 外務委員会 第5号
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○東(祥)委員 総理、おはようございます。自由党の東祥三です。  私は、一九八〇年代、難民救済の活動を国連機関の中で行っておりました。世界各国で、中米あるいは中東で対人地雷の被害者に多く接してまいりました。議員になってからもすぐ、当時まだカンボジア和平が成立していない段階でござ...全文を見る
○東(祥)委員 総理大臣、日本は世界に冠たる平和国家であると思います。専守防衛です。日本みずから攻撃をしかけるということはしないと高らかに宣言している国でございます。したがって、攻撃的な兵器を持っていない。さらにまた、この当該問題であります対人地雷に関しても、輸出もしていない。国...全文を見る
○東(祥)委員 ありがとうございます。
○東(祥)委員 先ほどの小渕総理との質疑を踏まえまして、人道的観点からの日本の外交政策におけるイニシアチブと、それから安全保障上の観点から質問させていただきたいと思います。  総理とお話をしているときに、総理は、日本がこの条約に署名し、そして批准することによって、地雷を使用して...全文を見る
○東(祥)委員 今町村政務次官が言われたことをやることであるならば、別にこの条約に署名あるいは批准しなくても十分できるのではないのか。先ほど総理が言われた、署名し批准することによって地雷全面廃棄に向かっての行動をする、また発言していく、そういう根拠といいますか、そういうものを持つ...全文を見る
○東(祥)委員 もう既に、中国が輸出したものでカンボジアに敷設されているものを撤去すべきだ、処理すべきなのではないのか、こういうことを日本政府は中国に言っていますか。
○東(祥)委員 なぜしないのですか。
○東(祥)委員 そうしますと、先ほど阿部審議官の方から、有力な手段の一つとして輸出させないということは、僕は、おっしゃられるとおりなのだろうと。ただ、日本の外交政策としてあれほど総理が肝いりでやっている問題です。その条約それ自体に本当に効力を持たせるという覚悟を日本政府はしたのだ...全文を見る
○東(祥)委員 今度の条約批准によって、ODAの四原則、これもまたいっかちゃんと議論しなくちゃいけないのだと思うのですけれども、今阿部審議官がおっしゃられた意味で、今回の条約に批准することによって地雷とのかかわり合いの中でODAというものをフルに利用していく、条約の目標実現のため...全文を見る
○東(祥)委員 直接的な形で結びつけてはいないということなのですが、そうすると、先ほど総理が言われた、この条約を署名しそして批准することによって、まさに地雷の全面廃棄に向けて、一つの日本の施策を行うことによっての担保といいますか、日本はこのように批准して頑張ろうとしているのだと。...全文を見る
○東(祥)委員 町村政務次官、アジア地域に、この条約についてまだ署名していない国々が多数を占めています。特に目立つのは、中国、台湾、韓国、北朝鮮、そしてまたインド、パキスタン等でありますけれども、その中で、アジアの中で署名しているのは日本だけというふうに言っても過言ではないのでは...全文を見る
○東(祥)委員 すごくおもしろい話ですけれども。そうすると、日本はどうなんでしょうか、安全保障上の脅威は別にほとんど感じない、そういうことじゃないのですか。
○東(祥)委員 政務次官、国民というより指導者なのじゃないですか。指導者の安全保障に対する考え方が、安全保障に対しての考えの違いとして出てきているのじゃないでしょうか。これは、一般の国民の人は、日本の安全は、それは当然政府を主軸として、そして自衛隊が守ってくれるのだろうとおぼろげ...全文を見る
○東(祥)委員 中国が署名しなかった理由というのは、対人地雷がないと長い国境線を守ることができないというふうに私は聞いております。また、署名に積極的だった北大西洋条約機構、NATO加盟国などは、国境線が短くて、そもそも加盟国内での紛争は想定されていない、したがって対人地雷の必要性...全文を見る
○東(祥)委員 対人地雷を破棄すれば、技術、戦術的に兵員をふやさざるを得ない、こういう非公式の自衛隊の幹部の発言が指摘されておりますが、国民の身体、生命、財産を守るという国家としての最低限の役割を考えれば、日本の防衛に穴があくことは決して認めることはできないと私も思います。  ...全文を見る
○東(祥)委員 時間が来ましたので、また別の機会に質問させていただきたいと思います。ありがとうございます。
10月01日第143回国会 衆議院 予算委員会 第5号
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○東(祥)委員 自由党に与えられました残り時間十三分間で、外交案件について質問させていただきます。  まず、北朝鮮のテポドン発射に関連する制裁解除の根拠についてお伺いしたいと思います。  政府は、北朝鮮のテポドン発射事件の後、相次いで北朝鮮制裁措置を打ち出しました。KEDO合...全文を見る
○東(祥)委員 KEDO合意の枠組みは崩さない、それは理解できます。しかし、北朝鮮から弾道ミサイルが発射された、それに対して一切日本というものが無視された形で行われた。それに対して、日本が一つの制裁措置として、KEDO合意が日程として上がっているにもかかわらず、その合意署名を延期...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣、アメリカ政府は、北朝鮮との枠組み合意の実施のために、我が国のKEDOへの資金拠出の約束を守るように我が国に要請した、そのように伝えられております。  北朝鮮から弾道ミサイルが発射される、そして、あのとき議論していたとおり、日本の安全保障上これほどの脅威...全文を見る
○東(祥)委員 私は、アメリカと日本におけるこの問題に対しての視点の違いがあると思います。まさに今外務大臣がおっしゃったとおり、KEDOを初めとする米朝合意というのは、北朝鮮の核開発を阻止して、北朝鮮を建設的に対話にコミットさせるという外交上の道具にすぎない、このように僕は思いま...全文を見る
○東(祥)委員 そうであるとすれば、基本的に同じであるわけです。  そうしますと、問題は、もし北朝鮮の制裁を解除する場合が出てくれば、明確なる担保をつける必要があると思います、外務大臣あるいは総理大臣はいつも総合的にと言うのですけれども。具体的に言うならば、北朝鮮から、核開発な...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣、発想が違うんじゃないですか。KEDOの枠組みを崩そうとしているのは日本じゃありませんよ。北朝鮮が弾道ミサイルを発射しているからおかしなことになっているんでしょう。  北朝鮮は何を考えているか、私たちには伝わってきていません。しかし、外務大臣、総理大臣、...全文を見る
○東(祥)委員 動かなくなったときどうするかというのでまた考えるのも外交でしょう。そのために防衛庁長官がいらっしゃるのでしょう。時間がなくなってきました、十三分で、もう終わってしまったのですけれども、まさにそこに防衛庁長官と役割分担があるのでしょう。  よくわかりませんけれども...全文を見る
○東(祥)委員 そうであるとすれば、日米首脳会談においてそこまで詰めた議論をしているということですね。  私は、専守防衛ですから、同じ議論をしているのですよ。日本だけでは、先日の安全保障委員会においても言いました、もし弾道ミサイルが日本に飛んできたならば、日本は敵のミサイル発射...全文を見る
○東(祥)委員 また明日外務委員会がありますから、引き続いてやります。  防衛庁長官、済みません、質問したかったのですが、時間が来ました。  どうもありがとうございました。
10月02日第143回国会 衆議院 外務委員会 第6号
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○東(祥)委員 昨日に引き続きまして、同じ案件をこの外務委員会でも外務大臣に質問させていただきたいと思います。  日米首脳会談のときも、私は、個人的にですが、高村外務大臣が大変諸圧力の中で一生懸命頑張っている人間の一人である、このように思います。アメリカ議会はクリントン政権に対...全文を見る
○東(祥)委員 そうであるとすれば、どういうふうにとらえたらいいのかという問題になってくるわけですね。  きのうもおっしゃられていたとおり、私も理解しているとおり、KEDOというのは、あくまでも北朝鮮の核開発をやめさせるという手段でしかないのですね、手段。しかし、これが唯一の手...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣、KEDOの枠組みというのはあくまでも北朝鮮の核開発をやめさせると。現段階のところで、一〇〇%北朝鮮は核開発の道をすべて断っているのかと。これもまた保証できる人はいませんね。現実に、某施設の実態も全部解明されているとは私は聞いておりませんし。  私たちの...全文を見る
○東(祥)委員 もう時間が来ましたので終わりますが、当然、外務大臣、日米首脳会談、また実務者レベルでも構いません、一カ月以上前の状況と今の状況は違うのですよ。八月三十一日に、弾道ミサイルという、日本の安全保障上の問題に触れる事件が起こったのですよ。そこから惹起している問題ですから...全文を見る
○東(祥)委員 北朝鮮はKEDOを壊したいと思っているのですか、高村外務大臣。北朝鮮はどういうふうにKEDOに対して見ているのですか。壊したいと思っていると外務大臣はお思いですか。
○東(祥)委員 そうであるとすれば、まさにこちらの方からボールを投げる必要はないということを僕は申し上げているのですよ。一生懸命高村外務大臣は、KEDOが壊れちゃうんじゃないのか、壊れちゃうんじゃないのかと。北朝鮮がKEDOの枠組みを欲しているとするならば、日本のメッセージは伝わ...全文を見る
○東(祥)委員 時間が来ましたので、また続けたいと思います。
10月06日第143回国会 衆議院 行政改革に関する特別委員会 第2号
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○東(祥)委員 総務庁長官、長官になられまして初めて質問させていただきます。  長官、先ほどのお話の中に、総務庁長官になって男子本懐である、このような感想を言われ、他方においては、行政改革というまさに日本の国のあり方、今までの来し方を振り返り、肥大化してしまったこの行政組織、起...全文を見る
○東(祥)委員 長官、例えば、基本法の哲学、理念、その中身は全然ないのですが、司馬遼太郎さんが書かれた「この国のかたち」という表題だけを使っているのですよ。あのときに、御案内のとおり、幕末から明治維新に関して廃藩置県という、抜本的な日本の国のあり方を変えていったわけですね。それが...全文を見る
○東(祥)委員 それはやり方であって、政治家が基本方針を述べた上で、この基本方針に基づいてやっていきなさいと、事務方がやることでしょう。政治家が議論すべきことというのは中身でしょう。僕が申し上げているのはそういうことですよ。まさに地方分権推進委員会において白熱した議論というのは当...全文を見る
○東(祥)委員 そうすると、基本法で議論したことと今回報告してくださっている本立案方針というのは何なのですか。本立案方針というのは基本的な考え方を決定するものである、どこに基本的な考え方が決定されているのですか、ここに。何が書かれているのですか。基本法そのものじゃないのですか。基...全文を見る
○東(祥)委員 ちょっと委員長、彼に聞いているのじゃないのですよ。基本的な考え方というのはどういうことなのかということを、太田長官に聞いているのですよ。
○東(祥)委員 何が具体化しているのかと聞いているのですよ。「内閣総理大臣の発議権」「内閣総理大臣が、内閣の首長として、国政に関する基本方針につき発議することができることを法制上明らかにする。」基本法第六条に書かれていることと全く同じじゃないですか。何が具体化されているのですか。...全文を見る
○東(祥)委員 そうすると、まず、地方分権推進委員会の第五次勧告というのはいつ出るのですか。いつ出るのかという、いつだけでいいですから。
○東(祥)委員 総務庁長官、地方分権推進委員会の勧告の内容について、逐一御報告を受けていますか。
○東(祥)委員 地方分権推進委員会の勧告がどのようにこの中央省庁再編に影響を与えるのですか、どのようにその勧告の内容が反映されるのですか、総務庁長官。総務庁長官の男子の本懐の仕事ですよ、これは。
○東(祥)委員 総務庁長官と先ほどの北脇議員の一番初めのやりとりがありました。この中央省庁再編を行うことによって、いわゆる独立法人を除く公務員一〇%十年間で削減する、それで、プラス独立法人へ行く人、この中にも公務員というのが出てくるのでしょう。だから、その辺のことというのは非常に...全文を見る
○東(祥)委員 前橋本総理は、国と地方の役割分担を徹底して見直す、とりわけ公共事業について、このように発言されておりました。当然この問題についても地方分権推進委員会において議論されていたと思います。国と地方の役割分担を徹底して見直す、この点についての基本的な考え方、基本的な絵とい...全文を見る
○東(祥)委員 総務庁長官、今の点についての議論の内容について伺っておりますか。国と地方の役割分担、これを橋本総理の肝いりで前倒しで徹底的に議論してくれと。これが決まらないことには、行政改革云々といったとしても、何度も言っているとおり、ただ単に省庁の看板のすりかえにしかすぎないの...全文を見る
○東(祥)委員 すごい発言ですよ。中央省庁の改編を行うには何に基づいて行うのですか。国のあり方、中央省庁の役割、こういうものを明確にしない限りできないのでしょう。  それでは、それはどこから起こってくるのですか。それは、国と地方の役割分担を明確にしない限り、それはできないことで...全文を見る
○東(祥)委員 時間が来ましたから、徹底的にまた議論させていただきたいと思います。  よく質問を聞いてくださいね。すべてだなどと僕は言っていませんよ。
10月14日第143回国会 衆議院 外務委員会 第7号
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○東(祥)委員 続きまして、約四十分間にわたりまして、時間の許される限り、米朝協議の状況、日本の対北朝鮮政策、KEDO支援見合わせの状況、TMD構想、コソボ問題、そして外国人の地方参政権問題等について質問させていただきたいと思います。  初めに、コソボ問題について、政府の認識、...全文を見る
○東(祥)委員 そこで、外務大臣に質問です。  ミロシェビッチ大統領はなぜ土壇場で譲歩したと思われますか。
○東(祥)委員 外務委員会でもこの問題を取り上げるのは初めてだと思うのですが、どうも国際政治の現状を見るにつけ、とりわけ冷戦構造が崩壊した後、多くの方々はやはり理想的な方向に行くのではないのか、他方においては、十九世紀的世界に戻ってしまうのではないのか。その冷戦構造崩壊後の状況を...全文を見る
○東(祥)委員 報道から散見できることですけれども、また類推できることだと思うのですが、米国はユーゴ大統領に対する根深い不信を引き続いて抱いておって、ミロシェビッチ大統領が今回の合意を守ろうとしなかった場合に、空爆を認可する部隊編成命令についてNATOの承認を求めております。アメ...全文を見る
○東(祥)委員 ロシアは、セルビア人の民族感情を刺激してバルカン半島全体を不安定にするという立場をとって、空爆には明確に反対しております。この見方に対して日本政府はどのような意見をお持ちですか。もしできることならば、外務大臣にお願いします。
○東(祥)委員 外務大臣がアメリカの高官と、国会でいろいろ手足を縛られてしまっていますから、なかなかアメリカの高官とすぐさま会うということは想定しにくいわけですが、いろいろな会合で当然アメリカの高官とお話をされる、そういう場合がある。当然、アメリカにおいて、そのときに、コソボの問...全文を見る
○東(祥)委員 ロシアの反対で国連安保理で新たな決議の採択が難しいことから、米英両国は即時停戦とそれが実現されない場合の追加的措置を促した九月二十三日の国連安保理決議一一九九を根拠にして空爆を実施すべきとの判断に至っていると僕は推察します。日本政府は、この決議は武力行使の根拠にな...全文を見る
○東(祥)委員 お立場をよく理解するので、聞き分けがいいので、僕はすぐ引き下がりますけれども、コソボ問題に関して日本政府は何か具体的にやりましたか。
○東(祥)委員 外務大臣、いつの場合でも日本政府というのはそうです。今欧亜局長が言われた視点、何か問題があると、問題が平和的に解決されることを期待していると。これは意見でも何でもないのですね。  すべての人は、関係者も含めた上ですべての国は、武力でもって問題を解決しょうと思って...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣がそのような意見を持っているわけですが、僕はそれを意見とは言えないと思います。  それでは、基本的に日本のありさまといいますかありようが、まさに外務大臣、日本政府の発言を通してあらわれていて、結局何が何だかわからない。結局その場しのぎでもって、どこに目を...全文を見る
○東(祥)委員 ミサイル協議において、北朝鮮の代表は、自国の置かれた特別な状況を考えればミサイルの開発や配備は必要だと。そしてテポドンの発射についても、宇宙の平和利用は長年の政策であって人工衛星の開発もそのためだ、今後も衛星の打ち上げは続けると。  彼らが言う衛星、我々が言うい...全文を見る
○東(祥)委員 そうすると、次のいわゆる北朝鮮へのKEDOの問題と、また僕はリンクして話をせざるを得ないわけです。  きょう外務大臣と玄葉議員のお話をじっくり聞かさせていただいておりました。そのときに外務大臣は、あくまでもKEDOの枠組みを崩さないということが前提の上で、戦術的...全文を見る
○東(祥)委員 前の委員会でも外務大臣に申し上げました、あくまでもKEDOというのは手段だ、北朝鮮に核開発をやめさせる手段だと。これは理解していただいていると思うのです。  その手段であるKEDO、これを米国、日本、韓国、そして一部をまたヨーロッパの国々に参加していただいて、K...全文を見る
○東(祥)委員 そうではなくて、短期的だとか中長期的だとかいうことではなくて、北朝鮮の弾道ミサイル発射に対して、日本は、極めて安全保障上脅威なものを北朝鮮がしかけた、北朝鮮は、日本から伝わってくる情報をもとにして、何ら自分たちの耳に入り得るような貴重な意見を吐いている人たちはだれ...全文を見る
○東(祥)委員 高村外務大臣、日本の厳しい態度が、北朝鮮をして、今後も衛星の打ち上げを続けますよという言葉を引き出しているということですか。僕は全く理解できませんけれども。
○東(祥)委員 外務大臣、外務大臣の基本的な認識を僕はお伺いしますが、KEDOの枠組みというのは九四年に始まっているのですよ。九四年のときに、北朝鮮は核開発をあきらめるということで出発したのですよね。もしそういうことができるならばということで出発したのですよ。そして、その間、まだ...全文を見る
○東(祥)委員 僕の申し上げているのは、KEDOの枠組みを維持していくことによって、今の段階でですよ、北朝鮮から核開発を断念させることができるという確信があるのですかということを、認識を問うているのですよ。  九四年当時と今の時点というのは、いい方向に行っているのですか。核開発...全文を見る
○東(祥)委員 九四年当時の論理であるならばそれで説得できたかもしれませんということを僕は申し上げているのです。九四年から四年以上の歳月がたち、今おっしゃっているKEDOの枠組みしかないというその考え方が正しいと思われますかということです。  別の言葉で言えば、玄葉委員とお話を...全文を見る
○東(祥)委員 交渉しか問題の解決の道はないのはおっしゃるとおりですよ。しかし、交渉のその手口を高村大臣言っているのですよ、戦術的対応だと。枠組みを変更する、そういうつもりは全然ないと言っているのですよ。これは交渉じゃないじゃないですか。  さらにまた、ぶったたくという、そうい...全文を見る
○東(祥)委員 高村外務大臣、僕は自主防衛だとか言ったことは一つもありませんよ。  日米安保体制のもとでしか機能できないということは基本的に同じなのじゃないですか。ただ、基本的な考え方として、日本が何かあったときに日本独自でちゃんと対応できるというものをアメリカに見せておかなけ...全文を見る
12月07日第144回国会 衆議院 予算委員会 第2号
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○東(祥)委員 自由党の東祥三でございます。どうぞよろしくお願いします。  前置きなしに、質問にずばっと入らせていただきたいと思います。  このたびの我が党小沢党首と自民党の小渕総理・総裁との合意は、両党首がまさに今政治に何が求められているか、今政治が何をなさなければならない...全文を見る
○東(祥)委員 今まさに総理が、我々が直面している状況は国家的危機の状況にある、その決意のもとに両党党首間において合意がなされた、このようなお話でございました。そのためにも、両党で合意した「いま直ちに実行する政策」を着実に実行していくことが不可欠であると考えます。  自民党は議...全文を見る
○東(祥)委員 それでは、今の話を踏まえた上で、合意した政策の柱の一つであります安全保障の問題に関連いたしまして、総理に、我が国の安全保障と憲法とのかかわり合いについて、そしてまた国際の平和と安全、言いかえれば国際社会の安全保障と憲法について、虚心坦懐に質問させていただきたいと思...全文を見る
○東(祥)委員 総理、他方、人類はまた、戦争の時代と言われたこの二十世紀に、数千万の人命と引きかえに我が国と同様の結論に至っておると私は思います。それは、我が国の憲法公布の一年前、昭和二十年に署名され発効した国連憲章であります。国連憲章は、その前文において、我ら一生のうちに二度ま...全文を見る
○東(祥)委員 総理、それを踏まえた上でさらに質問させていただきますが、冷戦終了の直後、私たちは、まさに私たちの戦後の生き方を大きく国際社会から問われました。私が議員になって間もないころでございました。それは湾岸戦争であります。湾岸戦争は、人類の理想に対する野蛮で残虐な挑戦であり...全文を見る
○東(祥)委員 総理、湾岸戦争当時、私はまだ議員になりたてでございました。これからちょっと乱暴な言い方を許していただきたいと思います。  そのとき、私たちは、多くの奇妙な新しい憲法解釈が生まれるのを目の当たりにしました。その多くは、憲法のどこにも書いていない、極端に言えば役人の...全文を見る
○東(祥)委員 すごくまだまだ不満であります。  総理、僕は生まれてまだ間もないころでございました。五歳のときに、日本は独立国家として一九五六年、国際連合のメンバーになるわけでございます。当時、ここにいらっしゃる方々、大先輩がいらっしゃいます。その当時の思いというのは、まさにあ...全文を見る
○東(祥)委員 まさに総理がおっしゃられるとおりに、内閣の責任をもって憲法がどういうものなのかということを下していかなければならない。そこにまさに本質的な問題が私はあると思います。  締めくくりに申し上げておきますけれども、私は、やみくもな自衛隊の海外派遣を唱えているのでは決し...全文を見る
12月11日第144回国会 衆議院 外務委員会 第1号
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○東(祥)委員 まず初めに、日韓漁業協定に関して質問いたします。  もう同僚議員が多くの問題点について既に質問しているところでありますので、基本的に、一点だけ外務大臣に質問したいと思います。  外務大臣は、昨年来からこの問題の担当者として大変な外交交渉をされてきたことを深く認...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣の評価として伺っておきます。  さて、きょう御質問したいのは、昨日、ペリー前国防長官が中国そして韓国を歴訪され、そして訪日された、その一事をもったとしても朝鮮半島情勢、とりわけ北朝鮮の状況が極めて深刻化しているというふうに私は思いました。日本の状況は、既...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣はとてもいい質問をペリー調整官にされたと思います。また、その辺のお話を聞かせていただいて、ありがとうございます。  ただ、私が申し上げたいのは、まさにそういうことも踏まえた上で今後どうしていったらいいのか。KEDOの枠組み合意は、そのまま保持されるにこし...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣が言われる、日米韓で協議する。日本が何を協議するのかといえば、私が先ほど申し上げました、テポドンがもし飛んできたら日本としてどういう対応をするのですか。KEDOの枠組みをこのまま続行しようとする、そういう意思をそのまま続けることができますか、どうなんですか...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣、私は、もう既に大臣の提唱によって何らかの動きが政府部内において起きていることを信じたいと思いますけれども、まさにペリー前国防長官が来られた、それだけ緊迫している、そういうふうに僕は思います。  しかし、それを公にすることがどうかは別として、少なくとも政...全文を見る