東祥三

あずましょうぞう



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東祥三の2001年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第151回国会 衆議院 予算委員会第一分科会 第1号
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○東(祥)分科員 自由党の東祥三でございます。  伊吹国家公安委員長ももう御推察のとおり、今、日本の社会が、かつて言われた安全の神話が音を立てて崩れ落ちていくような気がしてなりません。治安の悪化がその問題であります。本日は、主に自動車あるいはまたオートバイ等の盗難について幾つか...全文を見る
○東(祥)分科員 今の刑事局長の御報告というのは衝撃的なのですけれども、こういった被害状況を踏まえた上で、警察庁として今後どのように対応を考えられているのか、この点についてお答え願いたいと思います。
○東(祥)分科員 関税局にお尋ねいたしますけれども、今刑事局長からもお話がありました盗難車両の還付率、被害者の手元に戻る確率が年々低下していることから、海外へ不正輸出されていると考えられますけれども、実態の把握状況はどのようになっているのか。  こちらが昨年十一月、当時通産省、...全文を見る
○東(祥)分科員 平成七年に輸出貿易管理令が規制緩和により廃止された。これはこれでいいことだと思うんですけれども、これを機に、中古車両の輸出が簡素化されたことによって、逆に近年、海外へ不正輸出を含めた車両が多く流出しているのではないか、こういう推測も成り立つわけでありますが、所管...全文を見る
○東(祥)分科員 今御指摘のように、この規制緩和と不正輸出がリンクされていないということであれば大変いいことであります。さらにデータが今後加わっていくわけでありますから、その辺の研究もぜひ精密に行っておいていただきたいというふうに思います。  いずれにいたしましても、海外へ不正...全文を見る
○東(祥)分科員 ことしの二月から取り締まりが強化されている、そういう御報告を受けまして、極めて勇気づけられる思いがいたします。今後とも、関係省庁との協議の上、通常の業務の流れの中で、不正行為ができないような仕組みを確立していっていただきたい、そのように思います。また御健闘を心か...全文を見る
○東(祥)分科員 おっしゃられるとおり、難しいんです。だから僕は聞いているんです。  今のお話ですと、確かに、窃盗犯といいますか、盗難する人間からすれば、今いい形で機能しているものを悪用しているということですから、今度はこの悪用をどのように防いだらいいのか、それは多分別の観点で...全文を見る
○東(祥)分科員 大変悩ましいことで、今刑事局長がおっしゃってくださったことになっちゃうんだろうというふうに思うんですけれども、ぜひ頑張っていただきたいと言うしかないんです。  先ほどもお話がありましたが、現在の制度においては、輸出車両が正規のルートを経たものなのか否かというの...全文を見る
○東(祥)分科員 御指摘のとおり、ちゃんとルールに乗っかってやってくれれば不正な取引というのは基本的にないわけでありますけれども、それに乗っからないでやっているところに不正な取引というのは出てくるので、それをどのようにしたら防止していくことができるのかということなんだろうと思いま...全文を見る
○東(祥)分科員 それでは続きまして、これも底流で深く前者の問題とかかわっていると思うんですけれども、不法滞在外国人の問題について質問をさせていただきたいと思います。  昨今、新聞、テレビ等で、不法滞在している外国人のピッキングを含む窃盗による犯罪が報道されることが多く見受けら...全文を見る
○東(祥)分科員 これまたある意味でショッキングな事実なんだろうと思いますけれども、犯罪と不法滞在者とのかかわりについても今言及してくださいました。六〇%前後という極めて高い数字であります。  不法滞在の数をいかにして減らしていくかというのが非常に重要な施策なんだろうと思います...全文を見る
○東(祥)分科員 もう時間が来ましたので終わりにさせていただきますけれども、ぜひ頑張っていただきたいと思います。  時間が来ましたのでお答えは結構でございますが、やはり水際で抑えなくちゃいけませんから、不法滞在者がいるということ自体、これを何としてもなくしていかなくちゃいけない...全文を見る
03月01日第151回国会 衆議院 予算委員会第八分科会 第1号
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○東(祥)分科員 東祥三であります。  大臣、質問させていただきます。幾つかあるんですけれども、三十分という限られた時間内で全部消化できるかどうか疑問なんですけれども、一つ一つ簡潔にいきたいと思います。  まず第一点目でございますが、旧有明貯木場埋め立て問題について質問させて...全文を見る
○東(祥)分科員 基本的には手続に瑕疵はなかったという判断で認可されたという御指摘なんだろうと思います。  私が申し上げたいのは、実際、東京都が行う事業であるとはいえ、他県にも影響があると考えるならば、国としてかかわることは、とりわけ自然保護という観点から重要だと思うんですけれ...全文を見る
○東(祥)分科員 環境省に質問します。  当事業について、環境影響評価法によりまして、五十ヘクタール以下の開発事業に対して意見具申する立場にないと、許可当時おっしゃっておりましたけれども、現在も同じ見解でありましょうか。
○東(祥)分科員 私は、環境影響評価法、五十ヘクタール以下だから各地方自治体にすべて任せよ、これの改正を訴えているわけであります。五十ヘクタールであろうが数ヘクタールであろうが、自然環境に対して重大な影響を与えることが考えられる案件については、環境省として積極的に意見を具申すべき...全文を見る
○東(祥)分科員 環境政策局長とはまた別の機会にいろいろ議論したいのですけれども、私の論点は、それぞれの地方自治体が環境問題に関して一生懸命頑張ることはいいことですよ、それに対して水を差すようなことを言っているのではなくて、なぜ環境省になったのかといえば、それぞれの自治体は別の問...全文を見る
○東(祥)分科員 国民のこの問題に対しての積極的な、またポジティブな意見がちゃんと受け入れられて、すぐ採用していただいたことに対して感謝申し上げる次第であります。  この点に関しまして、また現在、品確法の室内空気環境の基準見直しを検討していると伺っておりますけれども、その対象の...全文を見る
○東(祥)分科員 よろしくお願いします。  この住宅性能表示制度についてさらに質問させていただきたいのですが、ここに、第二項目めに火災時の安全に関することについて記述があるわけでありますが、先般、私の地元江東区の都営住宅で火災が発生いたしました。新築の住宅で、新建材を使用した気...全文を見る
○東(祥)分科員 次に、小名木川の貨物線の問題について質問させていただきたいと思います。これまで何度となく質問させていただいております、東京都江東区にありますJR貨物の越中島線についてお尋ねをします。  臨海副都心を有します江東区は、現在、地下鉄東西線、有楽町線、都営新宿線、先...全文を見る
○東(祥)分科員 将来にわたってはまだ出口が閉まっていない、積極的でもないし、一〇〇%消極的でもない、そういうふうに聞きます。  そこで、お聞かせ願いたいんですが、近年ヨーロッパを中心に新たな都市内公共システム、LRTというのでしょうか、ライト・レール・トランジット、これが話題...全文を見る
○東(祥)分科員 局長は、どこかで検討してもらって、それを踏まえて対処したい、多分そういう意味なんだろうけれども、どこかで検討するように鉄道関係者といいますか、鉄道事業者を含む関係者間、この検討を促していただくようにイニシアチブをとっていただけないでしょうか。
○東(祥)分科員 とてもいい答えだと思います。地元では今むんむんしておりまして、そして、地元の人たちは何とかしてもらいたいという声があるんです。それはこちらで収れんさせますから、では、それをどこに持っていったらいいのか。  皆さん極めて頭がいいですから、そういう検討があったら、...全文を見る
○東(祥)分科員 先ほど局長の方からもお話ありました。ここでの最大のポイントというのは、やはり大規模再開発が行われて、そして、そこで何年も前から歴史的に商店を営んでいる商店街がこの地域にはあるんですけれども、その方々にとってみると最大の関心というのは、いかにその町を再活性化するか...全文を見る
○東(祥)分科員 ありがとうございます。  それでは最後に、亀戸交差点歩道橋のバリアフリー化について質問させていただきます。
○東(祥)分科員 昨年の五月に成立しましたバリアフリー法の施行に伴って、国土交通省においてさまざまな事業が実施されていると聞いております。  そこで質問したいんですが、東京都江東区亀戸に、国道京葉道路と都道明治通りの交差点、亀戸交差点というのがあります。そこに、都内でも渋谷、上...全文を見る
○東(祥)分科員 今の、僕は役人用語というのはわからないんです。それはやる可能性を五〇%以上含めているのか、そうじゃないのか、それだけ聞きたい。
○東(祥)分科員 ありがとうございました。
03月05日第151回国会 衆議院 本会議 第10号
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○東祥三君 私は、自由党を代表して、ただいま提案されました森内閣不信任決議案に賛成の討論を行います。(拍手)  この議場に、前回、森内閣不信任決議案が提出されたのは、わずか三カ月余り前のことでありました。自由党は、森内閣誕生の不透明な経緯、九州・沖縄サミット初め外交政策の失敗、...全文を見る
05月23日第151回国会 衆議院 外務委員会 第9号
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○東(祥)委員 外務大臣、おはようございます。自由党の東祥三でございます。  田中眞紀子議員が外務大臣に就任されるそのときの状況はテレビで見させていただいておりました。歴代の外務大臣の中で、国益という言葉を使われた、日本の国民の生命と財産を守る極めて重要な仕事であるという認識を...全文を見る
○東(祥)委員 いみじくも外務大臣今おっしゃいました、日米同盟関係が極めて重要であると。また、小泉新総理が所信表明演説の中で、日米同盟関係を基礎にして、中国、ロシア、韓国その他の近隣諸国との友好関係を保っていくことが重要であると。プライオリティーはまず日米同盟関係に、二国間関係と...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣の頭の中では同盟関係を結ぶということは一方に他が従属する、そういうとらえ方をされているんですか。
○東(祥)委員 外務大臣、アメリカとの間に同盟関係を結んでいる。そしてアメリカの言うことに対して言いなりになる必要はない、そのとおりだろうと思います。  でも、それをちゃんとするためには、日米間でちゃんと話し合いをしていなくてはいけませんよね。日米間における対話、とりわけ田中外...全文を見る
○東(祥)委員 基本的に同じ線だと思うのですが、今日的な状況で、日本が国際社会の中で位置づけられている状況、とりわけ北東アジアの状況、あるいは西太平洋地域というふうに言ってもいいかもわかりません。  日本という国がある。隣の朝鮮半島においては、北朝鮮という、ブリンクマンシップと...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣、憲法問題というのは国の問題なんですよ。今申し上げているのは、日本とアメリカとのかかわり合いの問題で、対話をどうするのですかと。数年前から2プラス2というのがあります。今度やられるのでしょう。しかし、2プラス2の中で議論されているのは、そういうところは含ま...全文を見る
○東(祥)委員 憲法問題については、後ほど僕やりますから。  大事なことは、自分自身が意見を持っていなければ対話できないわけですよ、国務長官が来ても。それぞれのスケジュールについて話すのは、それは事務方にやってもらえばいいのです。北朝鮮の問題どうするのですか。中台関係の問題どう...全文を見る
○東(祥)委員 どうも私の日本語がおかしいのか、私が言っている意味を理解してもらえないのか。外務大臣は、外務大臣なんですよ、外交の責任者なんですよ。外交の責任者というのは、自分自身の識見を持っていなければ外務大臣になってはいけないのでしょう。僕らは、政府委員制度を廃止して副大臣を...全文を見る
○東(祥)委員 これはちゃんと議事録に残るわけですから、いかに質問していることと答えていることがかみ合わないのか。憲法の問題というのはこれからやりますよ。憲法の問題を言っているのじゃないのですよ。外務大臣の外交の基本的な物の見方、考え方、何が課題であるのか、そういうことに対しては...全文を見る
○東(祥)委員 先ほど憲法というのが出てきましたから、憲法問題について質問させていただきます。  憲法第九条というのは何が書かれているか、外務大臣、わかりますか。
○東(祥)委員 おっしゃられたとおり、憲法第九条というのは二項目から成っている。一項目については、今おっしゃったとおり、戦争の放棄が書いてあるわけですけれども、これは日本民族のみの理想ではなくて、人類全体が二十世紀に到達した理想だと僕は思っています。憲法第九条第一項の戦争放棄とい...全文を見る
○東(祥)委員 そうすると、我が国というのは、みずからの憲法、日本国憲法と国連憲章の双方によって戦争を放棄しているということを確認することができると思うのですが、いかがですか。
○東(祥)委員 そうすると、つまり、日本というのは、憲法を改正しても、国連憲章のもとで国際紛争の解決のために武力行使を行うことはできない、そういうことになりますね。いかがですか。
○東(祥)委員 そのとおりですね。  一九四五年の国連憲章の第二条第四項を今お読みいただいたわけですけれども、そうしますと、戦争を放棄しているというのは日本だけじゃないのですね。ということは、国連の加盟国すべてなんだということを理解しておかなくてはいけないんだと思うのです。そう...全文を見る
○東(祥)委員 よく日本で、憲法第九条というのは、第一項、つまり戦争放棄が特殊な規定だというふうに言われているのです。日本国だけに特殊な規定じゃないのですね。既に、一九二九年にも当然それが書かれている。一九四五年の国連憲章にそれが描かれている。そして、日本国憲法に九条第一項として...全文を見る
○東(祥)委員 どういう意味ですか。つまり、僕が言っているのは、憲法第九条第二項、戦力不保持の規定が、世界において日本の憲法が極めて特殊な規定が含まれている、そういうふうに僕は認識しているのですがいかがですかと聞いているのです。
○東(祥)委員 どういうことですか。別に特殊な規定ではないということですか。
○東(祥)委員 では、勉強してください。  さて、憲法第九条第二項において戦力不保持というふうに言っておきながら、日本というのは核兵器は持っていません、しかし、イージス艦四隻あるいはまたF15という超近代飛行機を二百機ぐらい持っているという、戦備においては最高水準、世界のトップ...全文を見る
○東(祥)委員 それでは、今度は本題に入ります。  陸海空軍の不保持、持たないとしか書いていない憲法第九条第二項のどこに集団的自衛権が行使できないと書いてありますか。
○東(祥)委員 どういう議論があるかというのは私も承知しておりますが、私が聞いているのは、どこに集団的自衛権が行使できないと書いていますか、そういう言葉、存在しないでしょうと。文言として憲法第九条には全く書いていないということをまず確認しなくちゃいけないのだと思うのですよ。
○東(祥)委員 解釈で見るということは、書いていないということでしょう。書いていませんね、いかがですか。
○東(祥)委員 集団的自衛権の不行使、集団的自衛権を行使することが容認できない、これは憲法起草者の意思じゃないのだと思いますよ、何も書いていないのですから。  だから書いていない。にもかかわらず、集団的自衛権を行使しないと初めて政府が言ったのはいつだか外務大臣御存じですか。これ...全文を見る
○東(祥)委員 正式に答弁書が出てくるのは一九八一年ですよ、政府答弁書として、議論ではいろいろあるかわかりませんけれども。出てこないのですよ、集団的自衛権不行使というのは。  それでは、外務大臣、お聞きします。  憲法第九条のどこにも書いていない集団的自衛権の不行使、行使する...全文を見る
○東(祥)委員 僕の質問は、憲法九条のどこにも書いていない、集団的自衛権の行使は憲法上許されない、これは憲法を改正していないのですよ、四六年に公布して四七年に施行されたこの憲法に。にもかかわらず、解釈で、集団的自衛権は行使することができないと解釈改憲を進めてきたのですよ。わかりま...全文を見る
○東(祥)委員 ちょっと待ってください。重みというのは、集団的自衛権を行使できないというのは、それは行使できないというふうに解釈を積み重ねてきたわけですよ、一番初めに、できないと。(発言する者あり)  池田元外務大臣、もしやるのだったらここで議論したいと思いますよ。外務委員会で...全文を見る
○東(祥)委員 そうすると、憲法第九条の積み重ねというのは、政治主導で行われてきたのですか。いかがですか。
○東(祥)委員 外務大臣、今僕がしゃべっていることは、おかしい点があればお話ししていただきたいと思うのですけれども、民主的な議論といっても、憲法九条、その中には自衛権という言葉も出てきていないのですよ。まして集団的自衛権云々なんというのは出てきていないのですよ。  そして、集団...全文を見る
○東(祥)委員 そういうことも含めてというのは、政治主導で行われてきたのですか、時の内閣総理大臣が、だれが集団的自衛権を行使できないと言ったのですか、その理由はどういうことですかということを聞いているのですよ、もしそういうことがあるとするならば。僕はないと思いますよ。
○東(祥)委員 政府における最大の責任者というのはだれですか。
○東(祥)委員 内閣総理大臣ですか。内閣総理大臣がやってきたのですか。(田中国務大臣「いや、政府」と呼ぶ)政府。  きょうこの質問をするに当たって、外務大臣は内閣法制局と相談してきましたか。
○東(祥)委員 安全保障にかかわる憲法解釈、司法が今日まで判断してこなかったということを御存じですか。
○東(祥)委員 内閣法制局というのは内閣の中にあって、僕が言っているのは、司法、裁判所ですね。この安全保障問題に関しては、砂川事件云々というのがあって、最高裁判所としても、御案内のとおり、これは立法府と行政府における極めて重要な問題であって高度な政治判断を伴う、したがって立法府と...全文を見る
○東(祥)委員 内閣法制局に外交それから軍事の専門家、安全保障の専門家はいないということをお認めになりますか。
○東(祥)委員 なぜ個別的自衛権が認められるのか。これは自己防衛だから当然だ、そういうとらえ方ですよね。外務大臣、いかがですか。
○東(祥)委員 弱い者が強い者に守ってもらう、これがある意味では集団的自衛権ですよ。非常にわかりやすく言えば。田中大臣は国民に対して本当にわかりやすい言葉で語られますから。  だれかが僕のところを襲ってくる。僕は体がでかいから自分で防衛することはできるかもわからない。しかし、自...全文を見る
○東(祥)委員 内閣法制局の集団的自衛権不行使の論理というのは、聞いていても多くの人たちはみんなわかりませんよ。集団的自衛権を行使することになると、必要最小限度の範囲を超えてしまうかわからない。何を言っているか国民は全然わかりませんよ。基本にやはり戻らなくちゃいけないんじゃないん...全文を見る
○東(祥)委員 そのお言葉を伺ってうれしいです。ぜひやってください。徹底的に議論してください。もう大分議論されてきているんだと思う。偏見にとらわれることなく。  そして、さらにおかしなことは、昭和三十四年、当時、林長官だったかな、一言、武力行使一体化するという一文句ですよ、それ...全文を見る
06月06日第151回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号
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○東(祥)委員 片山大臣、初めまして。この委員会で初めて質問させていただきます自由党の東祥三でございます。  長浜議員が基本的な、本質的な問題について質問されておりましたので、重複は避けたいというふうに思うのですが、今回の参議院選挙、比例代表区の選挙制度に新制度が導入された。新...全文を見る
○東(祥)委員 わかりやすいですから、数字というのは。比例代表区の選挙制度に非拘束名簿式比例代表を導入したことは、先ほどおっしゃったとおり、昔の全国区並みの選挙費用がかかる、理論的に。例えば候補者用無料乗車券購入費、前回参議院選の約五千九百万円から今回の予算額では約六億三千七百万...全文を見る
○東(祥)委員 今、小泉旋風といいますか、小泉さんが総理大臣になって、僕は決して自民党と比例したものではないというふうに思うんですけれども、小泉旋風が吹き荒れている、こういう状況下であったとしても、総務大臣、新制度はやはり導入すべきだったというふうに思いますか。
○東(祥)委員 大臣があえてそのところに固執されているみたいですから、制度の問題でいくならば、参議院選挙制度改革について、一昨年六月に参議院において参議院各派代表者懇談会のもとに設置された参議院選挙制度改革に関する協議会でずっと協議を重ねてきて、その結果、比例代表選挙区については...全文を見る
○東(祥)委員 私は、その場にいなかったので、どちらが正しい、正しくないというのは、ここで判定する立場にないんですが、私が聞いているのは、そういう情報をもとにしてお話をしていますから、それに対して異論があるというなら、それはそれで結構であります。  再三再四総務大臣が言われてい...全文を見る
○東(祥)委員 もう時間が来ましたので、やめますが、ちょっと。  一般論で言えば、議会制民主主義というのは、我々は国民から選ばれているわけですから、それによって政党をつくり上げている。その政党に対して支持してくださっている方々は、当然、我々に対して信頼を寄せているわけですね。そ...全文を見る
○東(祥)委員 それは僕は異論があって、僕はそんなことを言っていないですよ、ちっとも。制度をつくっているのは人間ですよ。(片山国務大臣「有能な総裁から選べばいいと」と呼ぶ)いやいや、それは一つのシステムでしょう。システムの中で、そのシステムを動かすのは人間じゃないですか。しかし、...全文を見る
06月11日第151回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号
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○東(祥)委員 まず初めに、KSD疑惑事件について質問させていただきたいと思うのです。  この事件は、大きく世間を騒がせ、またある意味で政治家に対しての不信を高めた大きな問題だったと思うのです。この疑惑事件においては、国会議員としては、自民党の村上元参議院議員また自民党の小山元...全文を見る
○東(祥)委員 報道関係しか私はわからないのですけれども、この事件が発覚してから、今申し上げました両名以外で数多くの政治家が金銭の授受、あるいはまた秘書と称して人間を派遣しているという事実が報道を通じて報告されていたと思うのですけれども、今の刑事局長のお話ですと、もうこの二件で、...全文を見る
○東(祥)委員 刑事事件に限らず、例えば所得税法違反あるいはまたその他のもの、収支報告記載漏れだとか、いろいろな問題があると思うんですけれども、この点についてはいかがなんでしょうか。
○東(祥)委員 個々の問題について聞いているんじゃないんですけれども、一般論として、KSD事件というのは、あれほど世間を騒がし、また政治に対しての不信感を極めて大きなものにした、そういう認識を持っております。  そういう意味で、今、刑事局長が個々の問題について言及することはでき...全文を見る
○東(祥)委員 これは刑事局長に聞いていいのかどうかわかりませんが、そうすると、刑事事件に当たらない問題に関しては、今どこで捜査されているなり、どこで調べられているんでしょう。いかがですか。
○東(祥)委員 片山大臣、このKSD疑惑の背景には自民党内の仕組みに根差したものがあると当時言われておりました。小泉総理も、我が党の中井議員の去る五月十日の本会議におけるKSD疑惑事件に関する質問に対しまして、次のように言っているわけですね。  つまり、KSDに加入する中小企業...全文を見る
○東(祥)委員 そうすると、何か拘束名簿方式のときに自民党のみならず他の政党においても同じようなことがあったのではないのかという、他の政党に対して失礼じゃないのか。つまり、自民党だけの問題だと私は理解しておりまして、それは自民党内で起こった問題でありますから、総理自身も、大臣おっ...全文を見る
○東(祥)委員 それでは、次に進めさせていただきます。  今回の小泉内閣が誕生する前の自民党における総裁予備選などに際して、本当かどうかわかりませんが、報道では幽霊党員が続々発覚と報ぜられたように、総裁選を通じてまた同じような問題が明らかになってきたんじゃないのか、そういうふう...全文を見る
○東(祥)委員 特殊法人改革及び天下り規制について、我が党は、先日、内閣委員会に特殊法人の整理及び合理化に関する法律案を提出いたしました。これは、法律案施行後三年のうちに特殊法人を原則廃止、統合、民営化することと、特殊法人の役員及び職員を削減することを目的としております。  特...全文を見る
○東(祥)委員 与党の中で議論をされているところによれば、特殊法人を原則廃止という形になっていないわけですね。まだ五年以内の間にどういうふうにするかという、日本の与党の政治の得意わざですけれども、とにかくやるんだ、言葉だけでやるんだということで、基本的な中身を詰めていない。ぜひ短...全文を見る
○東(祥)委員 大臣、個人としてはどのように思われますか。別に僕は揚げ足をとるつもりはありませんから、いかがですか。
○東(祥)委員 両案あるならば、ちょっと両案の考え方を聞かせてください。政治家の先輩ですから、いろいろと、私設秘書を入れればこういう問題があるんじゃないのか、私設秘書を入れなかったとしても別に我々が危惧しているそういう問題にならないんじゃないのか、そういう意味ですね、両案あるとい...全文を見る
○東(祥)委員 でも、現実に、例えば自分自身の例でいけば、公設の秘書三人と、あと数人私設秘書を抱えているわけですね。アメリカの上院みたいな形で二十数人の公設の秘書を雇える、そういう形であるとすればそれはいいわけですけれども、日本の政治というのはそういうふうになっていないわけであり...全文を見る
○東(祥)委員 法務省に伺いますけれども、先ほど申し上げましたとおり、現行法では私設秘書が対象外、つまりあっせん利得処罰法の対象外となっているわけですけれども、これはある意味で、あっせん行為というものが行われたとしても、すべて私設秘書にやらせておけば、まさにこのあっせん利得処罰法...全文を見る
○東(祥)委員 刑事局長というのは極めて頭がよくて、あくまでも立法されたものに従って、私たちはそれを踏まえた上で行動しますということだけを長々とあのように言われたのだろうというふうに思うんです。  刑事局長がお答えにくいかもわかりませんが、副大臣でも構いません。  要するに、...全文を見る
○東(祥)委員 そういう答弁はあったのですけれども、遠藤副大臣はどのように思われますか。つまり、私設秘書を対象外にしているのですけれども、こうなると、ある意味で逃げられる要素というのが出てきている。ただ単に、国民からどのように見られるかということのみならず、国会議員に、本来ならば...全文を見る
○東(祥)委員 では、そうであるとすれば、別に公設秘書を入れなくたっていいじゃないですか。
○東(祥)委員 一見正しいように聞こえますけれども、国家公務員というのは基本的に試験を通過して採用されています。残念ながら、幸か不幸かは別として、国会議員の秘書というのは、例えば遠藤副大臣がだれかからこの人を入れてくださいと言われたとしても、最終的にそれを雇う方はだれかといえば、...全文を見る
○東(祥)委員 いや、それはそのとおりであって、ただし、僕が申し上げているのは、公設秘書と普通の国家公務員とは違うでしょう、特別国家公務員であることはそれはそのとおりですと。したがって、だれが任用しているのか、だれが雇用しているのか、採用しているのか、それはその国会議員自身が決め...全文を見る
○東(祥)委員 何が違うんですか。お金が出てくるところが違うという、それだけでしょう。やっていることは、役割分担というのは違うんですか。  例えば、副大臣のところは私設秘書はいらっしゃいますか。
○東(祥)委員 公設秘書と私設秘書というのは、仕事の内容が違うんですか。
○東(祥)委員 そうしますと、要するに、私のところというのは何人か私設秘書がいます。公設とほとんど区別ない、そういう形でもってやっています。当然、副大臣言われるとおり、これは、私が国民のためにちゃんと仕事をしている、そういう前提で公設秘書にやるべき仕事をしてもらっています。同じよ...全文を見る
○東(祥)委員 いつまで議論していてもよく理解してもらえていないんだろう、理解していても理解したくないのかわかりませんけれども、国会議員あるいは公務員だけじゃないんですよ。国会議員が動くということは、国会議員を頭にする一つの事務所全体でもって動くんですよ。そのときに、特別公務員で...全文を見る
○東(祥)委員 そうすると、今は、自分たちが言っていた請託を構成要件から外すことはおかしいというふうになっているんですか、副大臣になられてから。
○東(祥)委員 法務省に伺います。  要するに、法務省という法を執行する、また法に基づいて捜査する、そういう立場に置かれる人々にとってみれば、やはり立法の内容それ自体が、あるいはまた基準それ自体が明確でないと動きづらいということを十分承知の上で申し上げますが、請託というものを外...全文を見る
○東(祥)委員 次に、第三者に対する供賄について、政治家等の場合には、個人以外にも、資金管理団体、政治団体、政党支部などの寄附を受けることが可能な団体を持っており、いわばわいろなどを合法的に見せかけて受け入れることが可能な第三者が存在しているわけであります。そのために、第三者に利...全文を見る
○東(祥)委員 次に、対象者の行為についてでありますけれども、現行法では、対象となる行為については契約の締結と行政処分に限定しているため、行政計画や予算案の作成それから各種の制度改正の検討過程などにおけるあっせん行為は対象外となっているわけであります。  しかし、現実には、あっ...全文を見る
○東(祥)委員 だから、おっしゃられるとおり、本当に政治家が政治家としての仕事をやっていく限りにおいてはそのような問題が起きないはずなんですが、現実においては、それほど理想的な政治家が日本にはいない。したがって、枠をはめていかない限り無理だ。  したがって、この場合でも、ただ単...全文を見る
○東(祥)委員 次の問題に行きます。  自公保の三党合意では、衆議院の選挙制度について、平成十二年国勢調査を踏まえ、衆議院の現行選挙制度の見直しについて早急に結論を得るとなっているが、これほど怪しい合意はない、このように私は思います。  つまり、現在、衆議院選挙区画定審議会が...全文を見る
○東(祥)委員 副大臣、何かありますか。
○東(祥)委員 衆議院の定数を決定しているのが人口基準である以上、四十七都道府県に自動的に一議席配分されるという基礎配分は廃止すべきと考えております。さきに、この点についても総理大臣が明確に言及されていたかのように理解しておりますけれども、この点については、総務大臣、いかがお考え...全文を見る
○東(祥)委員 総務大臣個人のお考えは、どういうふうに思われているのですか。
○東(祥)委員 これは一般論ですけれども、もちろんおっしゃられるとおり、大臣というのは広く万機公論に決すべしなんですが、他方において、やはり自分自身はこういうふうに思っている、これからの日本の政治はそういうふうにしていかなくちゃいけないのじゃないですか。私はこういうふうに思います...全文を見る
○東(祥)委員 時間前でございますが、終わります。どうもありがとうございました。
06月13日第151回国会 衆議院 外務委員会 第13号
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○東(祥)委員 外務大臣、こんにちは。  前回の外務委員会に続きまして、また質問させていただきたいと思うのです。  前回の委員会におきまして、日本の安全保障政策にかかわる憲法問題との関連についてお話をさせていただきました。外務大臣の方から、今いろいろと検討しているということで...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣、研究はどんどんやっていただいていいのです、もう何十年とやってきているわけですから。  ただ、僕が申し上げているのは、外務大臣個人に申し上げているのですが、現行の憲法解釈というのはそういうふうになっているのです。みんな、それはそれとして、共有しているので...全文を見る
○東(祥)委員 こういう問題になると俄然、外務大臣は極めて優等生的発言をされるのですが、外務大臣はどのようにお考えになりますかと、個の発言ですよ。  政治主導だとおっしゃっているんでしょう。政治主導というのは、まさに政策面において、私はこういうふうに思うと。外務省の官僚に言って...全文を見る
○東(祥)委員 それは僕の申し上げていることに対しての意見ではなくて、東さんには東さんのそういう考え方がある、別の人には別の人の考え方がある、その考え方に私の意見は申し上げることはできないけれども、そういう意見がいろいろ出ているんだから、それをどのようにマネージしていくかという問...全文を見る
○東(祥)委員 自衛権の行使に関しては最小限であると。そうすると、じゃ、個別も集団的にもないというお考えをとれる立場にいらっしゃるんですね。  外務大臣の個人のお考えを聞いているんです。後半の問題は、問題のすりかえですから、僕には関心ないですよ。
○東(祥)委員 じゃ、それには個別も集団的にも、その差はないんですね。
○東(祥)委員 外務大臣、また議論しましょうね。全然議論かみ合いませんから。(発言する者あり)外野は黙っていてください。あなたとやっているのではないのだから。外務大臣とやっているのだから。やるときは二人で一生懸命やりましょう。  次に、いわゆる集団安全保障体制という、そういう話...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣、本当にお願いしますよ。僕の言っていること、理解できないというなら理解できないと言ってくれていいのですけれども。  憲法九条の延長線上、憲法九条というのは自衛権の問題でしょう。それと今話している集団安全保障体制、国際社会の中で、ある国が平和を破壊する行動...全文を見る
○東(祥)委員 官僚の皆さん、そういう大事なことは別に、大事なことというか、本当に事態を進展させよう、いい方向に持っていこうとするときに、それを押しとどめるような答案を出してはだめですよ。まさに無垢な外務大臣なのだから。新しいものを入れてあげなくてはいけないわけですよ。発想が硬直...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣、ミサイルというのは日本というのは何にもないのですよ。ミサイル、これは石に例えられる。石がぽおんと飛んでくる。それをどういうふうに制御したらいいのか。当たり前ですよね。ミサイル兵器というのはどんどんどんどん拡大、拡散しているのですよ。北朝鮮にもそう。ノドン...全文を見る
○東(祥)委員 さらにまた、矛じゃないですよね、盾と矛でいけば。矛で、相手の胸ぐらをつかんで、おまえ、やるかやらないか、これがまさにミサイル攻撃だと僕は思うのですよ。僕ら、何にも持っていないのですよ、日本というのは。一億二千七百万人、ぼおんとミサイルが来たならば、どうすることもで...全文を見る
10月02日第153回国会 衆議院 本会議 第3号
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○東祥三君 私は、自由党を代表して、小泉総理の所信表明演説に対して質問いたします。(拍手)  まず初めに、去る九月十一日、ニューヨーク、ワシントンDC、ペンシルベニアで発生した同時多発テロは、米国のみならず地球社会に対する残忍かつ卑劣な攻撃であり、強い憤りを覚えます。と同時に、...全文を見る
10月15日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第6号
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○東(祥)議員 提案者を代表しまして、ただいま委員長から御報告ありました国の防衛及び自衛隊による国際協力に関する基本法案について、提案理由を説明させていただきます。  米国における同時多発テロは、自由主義、民主主義の否定であり、このようなテロリズムとは断固闘わなければなりません...全文を見る
○東(祥)議員 お答えします。  達増議員の言われるとおりだと思います。  御案内のとおり、この国際連合における武力行使容認決議、これは第七章四十二条から波及してくる問題であります。  御案内のとおり、第一次世界大戦においてあの国際連盟が失敗していく。その後、御案内のとおり...全文を見る
○東(祥)議員 そのとおりであります。  現在の政府案で議論されているもの、基本的には、国連決議における、武力行使容認決議がないにもかかわらず、あったかのようにいろいろと説明されておりますけれども、我々の視点からいうならば、国連決議があるならば、日本の唯一の武力組織であります自...全文を見る
○東(祥)議員 先ほど御説明させていただいたとおり、国連安保理決議に基づく、武力行使容認決議が安保理でなされた場合、それは憲法第九条の延長線上におけるものとは異なりますので、その角度から論じれば、今までの政府が有しているところの憲法解釈とは異なった、新しい角度から新しい状況に適応...全文を見る
○東(祥)議員 結論から申し上げれば、小泉総理は、憲法解釈を変更しない、憲法の枠内である、あるいはまた武力行使と一体化しない、このようなことを繰り返しているわけでありますけれども、実際的に、皆さん御案内のとおり、十年前、憲法の論議があれほどかまびすしく、かんかんがくがく議論した際...全文を見る
○東(祥)議員 当然のことだと思います。  先ほど、民主党の首藤議員がとてもいい話をされていたと思います。あくまでも国連決議に基づいて自衛隊を派遣する。それは、ただ単に日本だけが行う、自衛隊つまり武力組織を使った行動ではないわけであります。国際社会が一致団結して、それぞれの加盟...全文を見る
○東(祥)議員 自衛隊のこれまでの経験、あるいはまた能力、それをにわかに私に判定させていただくのは難しいと思います。それは、防衛庁長官なりあるいはまた自衛隊の方々が一番よく知っていることだと思います。  そういうことを踏まえた上で、当然国連決議に基づく、そして国際社会の平和と安...全文を見る
○東(祥)議員 おっしゃる批判があるのはよく存じ上げております。しかし、それであるからこそ逆に、国連を中心とした国際社会の秩序づくり、それに積極的に貢献していくという日本の明確な意思を示す必要があるんだろうというふうに思います。  大別して言えば、国連に対して神棚のようにとらえ...全文を見る
○東(祥)議員 結論から申し上げれば、当然であります。個別であろうが集団であろうが、その自衛権そのものに対しての大きな区別はないんだろう、私たちはそういうスタンスに立っております。  ただ、その上で、十九世紀の戦争、また二十世紀の戦争を見たときに、すべて自衛権の名のもとに戦争と...全文を見る
○東(祥)議員 基本的に、おっしゃるとおりであります。  できるというふうにしておいて、そしてそれを行使する段階になったときにどのように使うのか。私たちの基本政策というのは、集団的自衛権の行使を有し、また行使をすることができるけれども、あくまでも、日本が直接攻撃されない限り、あ...全文を見る
○東(祥)議員 今川委員の御質問に答えさせていただきたいと思います。  御案内のとおり、これまでの戦争というのは、大義はどうであれ、すべて自衛権に基づいて行われてきたと思います。その結果として、多くの世界の人々に塗炭の苦しみと犠牲を強いてきた、そのような歴史的な事実があると思い...全文を見る
10月16日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第7号
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○東(祥)委員 総理大臣、自由党の東祥三でございます。  昨日、総理が訪韓されているときに、この委員会で自由党の、自衛隊という日本で唯一の軍事組織でありますこれをどのように動かすのかという原則に従った考え方、そしてまた、それを法案にしたものを趣旨説明させていただき、そして、ある...全文を見る
○東(祥)委員 米国に支援を表明している国の中に国連協力を理由にしている国がありますか。  繰り返します。米国に支援を表明している国の中で、国連協力を前提にしているものはありますか。
○東(祥)委員 私の質問は、米国に支援を表明している国の中で、国連協力を理由にしている国があるのかと。一カ国もないと思います。  さらにまた、集団的自衛権の行使を認めていない国で米国への軍事的支援を表明している国はありますか、外務大臣。
○東(祥)委員 僕は別に、スイスに住んでいたことはありますけれども、スイスを想定しているのではなくて、集団的自衛権の行使を認めていない国で米国への支援を表明している国はありますかと聞いたんです。答えは、ないということなんだろうと思いますが。
○東(祥)委員 政府は、NATOが集団的自衛権の行使と説明しているということを、どうもこの法案名を見ると、国連協力や人道支援の名のもとで行おうとしているのではないのか、このように思えてならないんですが、国民を欺こうとしているんじゃないですか。
○東(祥)委員 そうすると、この法案というのは、テロ対策のための対米支援法案なのか、テロ対策のための国際人道法なのか、それともテロ対策のための国際協力法なのか、何なんですか、一体。
○東(祥)委員 総理大臣、十年前、ちょうど私は十一年前ですが政治家になりました、そのとき湾岸戦争が起こったわけであります。あの湾岸戦争のときに初めて日本の国会で、ある意味で安全保障論議がかまびすしく、かんかんがくがくと議論されたんだろうと思います。実際にどのように自衛隊を送ったら...全文を見る
○東(祥)委員 日本の常識、世界の非常識とよく竹村健一さんが言われていました。まさに、官房長官の説明というのは全く説得力のないお話であります。国際社会に行って説明してもらいたいと思います。  自衛隊という唯一の武力組織を動かす、それはちゃんと国際法に基づいて行かない限り動けない...全文を見る
○東(祥)委員 テロリストが自衛隊のキャンプの周辺に続々と集合して攻撃の準備をしているときに、攻撃が始まるまでじっとしているんですか。それとも、そこで攻撃するんですか。多分答えはみんな同じだから、次々に質問しますから。  トラックに爆弾を積んで突っ込んできているテロリストがいた...全文を見る
○東(祥)委員 ということは、撃たれる前に反撃していいということですか。撃たれる前に反撃していいんですか。撃たれる前に攻撃していいんですか。イエスかノーかで言って、僕、十分しか与えられていないんだから。
○東(祥)委員 今までそういう、こちらが撃たれない限り、それをだれが判断するんですか。危害が加えられる前の話ですよ、今。だれが判断するんですか。
○東(祥)委員 それは、いつからそういうふうになったんですか、防衛庁長官。僕は、第三国の領土の話をしているんですよ。いつからそういうふうになったんですか。いつからそういうふうになったんですか。(発言する者あり)
○東(祥)委員 これは、多分、重要な話をしているんですよ。いわゆる集団的自衛権の行使を前提にしないで、一つの自衛隊が第三国に行って、直接の危害が加えられなくて、そしてそこで火器を使用した。そのときに、いまだかつてないことを防衛庁長官は言われているんだと思います。これは、後からちゃ...全文を見る
○東(祥)委員 巧みな話術にひっかかりそうになるんですが、総理、論点をすりかえないでください。対象がテロであれ、そしてまた国際社会の秩序を破壊した国であれ、ここの問題は何かといったら、唯一の武力組織であります自衛隊を動かすということなんですよ。自衛隊を動かすには、憲法によって規制...全文を見る
○東(祥)委員 また、問題をすりかえないでください。総理大臣、総理大臣は内閣総理大臣ですよ。内閣総理大臣で、自衛隊は戦力だと言ったのは、これは政府の統一見解と違うじゃないですか。
○東(祥)委員 総理、僕は総理の憲法解釈論に、今までの、今日のいろいろな憲法解釈があるということを聞いているんじゃないんですよ。  小泉内閣として、憲法解釈を変えるなら変えるでいいんですよ。それを変えているのか変えていないのかわからないような言い方をするのはやめてくださいという...全文を見る
○東(祥)委員 もう時間が来ましたので終わらせていただきますけれども、つまり十年前、憲法解釈でできなかったというものが今回できるようになっている。あるいはまた、平成二年、これは工藤内閣法制局長官が言われている武力行使一体化論、これにまさに抵触してしまう発言、そうではないということ...全文を見る
11月01日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第9号
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○東(祥)委員 自由党の東祥三でございます。  与えられた時間が四十分でございます。三つの点に絞って質問させていただきたいと思います。まず第一の点が、爆弾テロ防止条約関連問題。二つ目が、我が国のテロ対策のあり方及び政府の取り組み姿勢について。そして三つ目は、もう既に衆参国会通過...全文を見る
○東(祥)委員 国家公安委員長並びに法務大臣から、問題の本質を踏まえた上でこの問題に対処してくださっているという答弁をいただいております。その前提で、このようなことが起こらないように、また起こった場合、現行の法を的確に適用していただいて、なおかつそれでも不十分な場合、さらなる厳罰...全文を見る
○東(祥)委員 法務大臣、これで十分だと思われますか。  要するに、これからまたお聞きさせていただく方、現状どういうことをやっているかということは、それを聞いていると大変な時間がかかりますから、それはある程度わかりますので、幾ら計上されているのか、来年度幾ら計上しようとしている...全文を見る
○東(祥)委員 僕から言わせると、お話にならないんじゃないかと。  それはそれとして、国家公安委員長、いかがでしょう。
○東(祥)委員 外務大臣、いかがですか。
○東(祥)委員 外務大臣、私が申し上げているこの情報収集、情報収集のためにお金がかかる。日本の場合は情報収集能力がない。世界各国に在外の大使館がたくさんありながら、基本的に情報収集のためにお金がちゃんと使えるような形にますますなりにくくなりつつある。そうすればますます情報収集能力...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣がおっしゃられるとおり、外務大臣が、外交における情報収集能力を高めていくことが極めて重要だ、そのためにどういうことをしなくちゃいけないのかという基本原理を持っていれば、それはちゃんと生かせる体制になっていると僕は思います。  しかし、それをどのように使う...全文を見る
○東(祥)委員 外務大臣、ぜひ頑張ってください。  外務大臣、十年前に物すごい、日本というのは、湾岸戦争で国際社会における日本の位置づけということでかんかんがくがく議論して、あのときも、いわゆる人道支援の問題だとか、かまびすしく議論されたんですよ。多くの人道機関、UNDPも含め...全文を見る
○東(祥)委員 まだ二分あるみたいですから。  今申し上げていた点ですけれども、具体的に言いますけれども、テロ対策特措法というのは、我が国が国際的なテロリズムの防止及び根絶のための国際社会の取り組みに積極的かつ主体的に寄与することを目的と定めておりまして、小泉総理や福田官房長官...全文を見る
○東(祥)委員 時間が来ました。委員長、ありがとうございました。  防衛庁長官、失礼しました。また機会があるときにやりますから、よろしく。
11月19日第153回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第2号
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○東(祥)委員 自由党の東でございます。  きょうは三十分間ほど質問をさせていただくということで、ただ、さきに佐藤観樹委員がきょうはとてもすばらしい質問をされ、二点にわたっての論点でありました。私も全く同じ論点から質問をさせていただこう、このように思っていたわけでありますが、重...全文を見る
○東(祥)委員 大臣、そこで、私たちは法案を提出させていただいておりまして、また民主党も法案を提出しているわけでありますが、その残余の問題といいますか、当時自由党の三連立与党で合意した残りの三十名の削減、これは国民との約束でありますから、この課題を解決するに当たって、まずその第一...全文を見る
○東(祥)委員 この点について最後になりますけれども、先ほど冒頭申し上げました、民間がリストラで血のにじむような、そういう闘いをしている。ますます今の状況というのは先行き見通しが立たない。さらにまた、小泉さんは改革を断行するというふうに言っているわけですから、その改革の中身はまだ...全文を見る
○東(祥)委員 それでは、いわゆる衆議院の現行選挙区制度にかかわる問題で、先ほど議論されました、与党の選挙制度に関する実務者会議で、一部の地域において複数区を導入する合意がなされた。私はそれを見て本当に驚天動地、驚いてしまったわけでありますが、先ほどの委員の方々が報道を通じて評さ...全文を見る
○東(祥)委員 大臣よく御存じのとおり、現行の小選挙区比例代表並立制が導入された際に、候補者届け出政党と、そしてまた名簿届け出政党という概念が新たに創設されたわけであります。そしてそこで、候補者届け出政党と名簿届け出政党が、選挙事務所、選挙カー、政見放送、選挙公報、選挙運動用はが...全文を見る
○東(祥)委員 大臣の御趣旨、よくわかるのです、仮定の話だからと。  ただし、私たちは本当に国会を活性化させていくために、委員会及び本会議、まだ本会議はおくれていると思うのですが、いわゆる政府委員制度を廃止した。それはまさに議員間の討論を活発化させていくためにやっているんですね...全文を見る
○東(祥)委員 やはり大臣すばらしくて、僕の質問に今何にも答えてくれていないのです。  私は、現行の小選挙区比例代表並立制に一部分だけ複数区の選挙区を導入してしまえば、基本的な制度そのものにそごを来すんじゃないですか、論理矛盾を来すんじゃないですか、こういう質問なんです。見事に...全文を見る
○東(祥)委員 僕の表現が悪いんでしょうか。小選挙区比例代表並立制度の問題について質問しているのではなくて、現在は小選挙区比例代表並立制なんですよ。そして、これが導入されるに当たってかんかんがくがくの議論があって、それが導入された。そして、そこで候補者届け出政党と名簿届け出政党と...全文を見る
○東(祥)委員 片山大臣は、大臣になれば、大臣としての見識を持てないんだ、そういうことですか。  先ほどから言っているのは、まさにそれは国会の活性化であり、大臣というのは一体何なんだということですよ。仮定の話である、議論なんかできなくなるじゃないですか。何のために大臣がいるので...全文を見る
○東(祥)委員 もう一点、具体的に質問しますが、この与党実務者間の合意では、行政区を分割しないために複数人区を創設する。奇妙きてれつな論理だと僕は思います。行政区が変わっていれば国政選挙というのは行われないのか。そんなばかなことないと私は思うんですが、それはそれとして、新案でも、...全文を見る
○東(祥)委員 大臣が言われるとおり、ちょうちょうはっし、かんかんがくがくの議論をしたい、しかし片山大臣はそれを受けてくれないという極めて寂しい思いをいたしまして、私の質問を終わります。
11月21日第153回国会 衆議院 政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会 第3号
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○東(祥)委員 自由党の東祥三でございます。  総務大臣、私は議員になって十一年目になりますが、国会に来てやはり一番驚いたのが、国会の中の投票方式といいますか、とにかくおくれている。参議院においてはボタン式が採用され、衆議院においてはまだ記述式、または記名投票ということで、前代...全文を見る
○東(祥)委員 地方自治体のある意味で主体性、それを受けて、とにかくまず第一歩を踏み出してみようと。日本人は好きなんですね、第一歩というのが。一歩前進だ。必ずしも一歩前進にならないことが多い。そういう意味では、大目標というものをちゃんと定めておかなければ、その一歩も一歩でなくなる...全文を見る
○東(祥)委員 意は今伝わってきているわけでありますが、将来的に選挙の投票の方式というのを記述投票から電子投票へと変換していく目標、これはだれもがある意味で共有していることだろうと思うんですけれども、そうすると、技術の日進月歩のこの状況というのは目を見張るものがあるわけであります...全文を見る
○東(祥)委員 そうしますと、だから本法案のある意味で骨子をなすかもわからない、そういうことも聞いているんですけれども、基本的には、今回の電磁的記録投票機というのは、要するにフロッピーですね。ある投票所で投票してもらったフロッピーを持っておく。しかし、そのフロッピーがひょっとして...全文を見る
○東(祥)委員 技術的なことというのはよくわからないのですが、今の選挙部長のお話を聞いていても、この第四条第二項を削っちゃって、そしてもし何らかのAという人間がオンラインに接続してくる、接続してどういうセキュリティーの問題が起こるんですか。  先ほど言ったとおり、今この法案で考...全文を見る
○東(祥)委員 オンライン化したと言っていないんですよ。これの削除のことです。  僕が言っているのは、オンライン化すべきだと言っているんじゃなくて、先ほど大臣が言われるとおり、まだ最初の一歩だと言っているわけです。当然、将来を考えたときに、電子投票制に変換させていく目的、できる...全文を見る
○東(祥)委員 僕の答えにちゃんと答えていない。私の質問が悪いのかわかりませんけれども、この条項を、第二項を削除しておいて、だれかが電気通信回線に接続した場合、どういうセキュリティーの問題が起こるのかと僕は聞いているんですよ。それに対して答えてくださいよ。
○東(祥)委員 大臣、わかる。
○東(祥)委員 それとも、選挙部長が言いたいのは、総務省が考えているこの電磁的記録投票機というのは、その物理的なものそれ自体が電気通信回線に接続することができない、そういう機器を想定している、そういうことですか。
○東(祥)委員 そうすると、その機器それ自体が接続できる可能性がある。あったとしても、別にオンラインで投票結果を得るということじゃないわけで、フロッピーだと言っているわけですから、そうすると、今大臣が私の質問をおもんぱかってくれて発言してくださっているわけですけれども、フロッピー...全文を見る
○東(祥)委員 技術的にそこまで解明されているんですか。僕はちょっとクエスチョンだな。あくまでもオンラインと接続した上での投票機器じゃなくて、先ほどから言われているとおり、フロッピーに基づくそういう機器を前提にしているわけでしょう。そこにどこかが、例えば東という人間がオンラインで...全文を見る
○東(祥)委員 それもおかしいじゃないですか。だって、フロッピーでやると選挙部長がおっしゃっているんだから、どうして選挙管理委員会のメンバーがオンラインで接続するのですか。そういう建前になっていないでしょう、法律は。フロッピーなのでしょう。初めから電気回線を使ってやるという形にな...全文を見る
○東(祥)委員 どうぞよろしくお願いします。  時間になってしまいました。
11月22日第153回国会 衆議院 安全保障委員会 第3号
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○東(祥)議員 ただいま議題となりました国際平和協力法案並びに防衛庁設置法及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案理由を説明させていただきます。  我が国が国連を中心とした国際の平和及び安全の維持または回復のために積極的に参加、協力していくことは、国際社会の一員としての当然の責...全文を見る
11月22日第153回国会 衆議院 本会議 第18号
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○東祥三君 私は、自由党を代表して、ただいま議題となりました国際連合平和維持活動等に対する協力に関する法律の一部を改正する法律案について質問すると同時に、自由党のこの問題に対する考え方、つまり、政府案の対案として自由党がつくった法案の骨子を述べさせていただきたいと思います。(拍手...全文を見る
11月26日第153回国会 衆議院 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動等に関する特別委員会 第10号
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○東(祥)委員 防衛庁長官、自由党の東でございます。官房長官、どうぞよろしくお願いします。  まず初めに、今回のテロ対策特別措置法に対しては、我が党は反対の立場でした。その理由は何かといえば、卑近な例を申し上げれば、建物を建てるに当たって基礎工事をしてない、そういう建物だ。多分...全文を見る
○東(祥)委員 歴史的使命感を痛感しているということなのだろうというふうに思います。  そこで、今回の自衛隊派遣というのは、日本国が戦後、民主主義のもとで初めて武力組織であります自衛隊を戦時に海外派遣するという重大な先例を開く決断だ、その決断をされているのが総理であり、防衛長官...全文を見る
○東(祥)委員 中谷長官、一生懸命話してくれたのですが、よく意味がわかりません。もう一度僕、お話をさせていただきますが。  今アフガニスタンでドンパチやっていますね。この枠組みの中に日本というのは自衛隊を参加させるんですよ。そうでしょう。それとは全然関係ないんですか。そうである...全文を見る
○東(祥)委員 まともに長官は答えられない理由があるわけですよ。それほど国民をごまかしながら、ある意味では国連の決議を利用しながら、国際社会が一致団結してテロリズム対策のために頑張っているんだから、日本としても何とかしなくちゃいけないでしょうと。それを導くために国連決議という、武...全文を見る
○東(祥)委員 長々とお話ししてくれているんですけれども、今引用している国連決議の中に、ただの一本でも米国や英国の武力行使を容認するものがありますか。あるかないかですよ。ありますかと聞いているんです。どうぞ。
○東(祥)委員 防衛庁長官は根本的に間違っていると思いますよ、今の発言は。別に国連決議によって、アメリカの個別的自衛権、NATOの集団的自衛権を容認した決議でも何でもありませんよ。個別的自衛権というのは、一九四五年にできている国連憲章第五十一条に書かれていることを確認している決議...全文を見る
○東(祥)委員 これは政府見解ですか。防衛庁長官、それは政府見解ですか。別に、あれですよ、国連の決議では武力行使を容認していないんですよ。国連憲章五十一条の、各国が固有の権利として持っている個別的、集団的自衛権を有することを認識しているだけですよ。武力行使容認決議じゃないでしょう...全文を見る
○東(祥)委員 防衛庁長官、本来、国連というのは、私が言うまでもなく、将来、国際社会の平和と安全のためにどうしていったらいいのか。日本で言えば、ある意味では警察機構ですよ。そのときに、個々人が何かけんかしたときに、そこにすぐさま割って入っていけるという力を有しているならば、あえて...全文を見る
○東(祥)委員 別に私の今の論点は、新たな武力行使を容認させるようにせよだとか、何にも言っていないじゃないですか。お言葉の中にありましたとおり、国連を中心とする集団安全保障措置ができ得ない状況だから、日本政府としては、国連を中心とする集団安全保障措置をつくれるような形で日本政府と...全文を見る
○東(祥)委員 防衛庁長官が勝手にそのように思うのは、防衛庁長官の勝手であります。  しかし、私が聞いていることに答えていただきたいのは、今回、補給艦も出航させていますよね。何の目的で補給艦を出すのですか。米国海軍に対しての補給でしょう。では、そうならば、私が何度も言っていると...全文を見る
○東(祥)委員 今度は、被災民、難民支援が自衛隊を派遣する目的だと言ってきている。では、これは人道活動ですか、質問しますよ。  中谷長官、米国や英国などの連合国によって今どんどん戦況が変わってきています。マザリシャリフだとかクンドゥースやカブールの爆撃が、難民支援と一体どういう...全文を見る
○東(祥)委員 だから、一方において人道支援をしなくちゃいけないということはわかるのです。しかし、それに名をかりて、まさに米英が中心となってやっている、いわゆる国際テロリストの本丸、そしてネットワーク、これを壊滅していくんだ、壊滅するための軍事行動に対して日本が支援しているんだと...全文を見る
○東(祥)委員 それは本当に防衛庁長官、いや、僕は恐ろしいと思いますね。国民の皆さん方は、自衛隊が派遣されて、その自衛隊が反撃されたときに逃げ帰ってくるなんということは存じ上げてないはずですよ。全然知らないはずですよ。(中谷国務大臣「法律に書いてあります」と呼ぶ)いや、法律に書い...全文を見る
○東(祥)委員 それは歴史がちゃんと証明してくれると思いますから。ちゃんと議録も残りますからね。  先ほど申し上げましたとおり、長官もまくら言葉でいつも引用されますけれども、僕は、今回、政府が自衛隊派遣の本当の目的を国民の目からそらそうとしているのじゃないのか、そういう感じを持...全文を見る
○東(祥)委員 視点を変えます。  今回のいろいろな議論を聞いていて、もう一つの大きな問題を惹起しているんじゃないか。それはいわゆる政治家の軍事作戦への過剰介入、こういう問題であります。  別の言葉で言えば、政治家及び文民というのは何を議論しなければならないかといえば、それは...全文を見る
○東(祥)委員 いいですよ、防衛庁長官がそういうふうに言うのは。  僕の質問に答えてください。どうやって判断するんですか。どうやって保証できるんですか。アラビア海に浮かんでいる米軍の艦船からトマホークが発射されないという保証をどうやって取りつけるんですか。取りつけられないでしょ...全文を見る
○東(祥)委員 では、その戦闘区域ではないところというのは、その距離はどうやってはかっているんですか。どうやってそれは算出しているんですか。今、防衛庁長官おっしゃいましたでしょう、米国海軍ともお話をしたと。自分たちが派遣される自衛艦、海上自衛隊の艦船は戦闘区域には入らないと。どう...全文を見る
○東(祥)委員 こんな詭弁を弄している国というのは日本だけでしょう、防衛庁長官。日本だけですよね。政治的にも軍事的にも、そして国際的にも唯一日本だけが通用するという議論を持っているんですよ。どのように米国海軍を説得したのですか。どのように説明したのですか。  だって、普通理解で...全文を見る
○東(祥)委員 トマホークを発射する艦船の周りにいると戦争に参加することになって、そして、それ以外の艦船、例えば戦闘機、爆撃機を搭載している空母の周りにいても戦争に参加したことにならない。いかがですか、防衛庁長官。
○東(祥)委員 このように詭弁を弄しながら、そして全く理解できない言葉で、トマホークを発射している艦船のそばに近づくことは戦争に参加することになり、自分たちが打ち立てているまさに詭弁に基づく、いわゆる憲法論議ですよ。それに基づくと戦争に参加することになってしまって、爆撃機が飛んで...全文を見る
11月27日第153回国会 衆議院 安全保障委員会 第4号
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○東(祥)議員 安住委員は、PKO問題に関して党内においても座長としてお仕事をされていて、いろいろ研究されていると伺っております。今の御質問は、まさに国際社会における、とりわけ国際の平和と安全に対して日本が今後どのようなかかわり合い方をしていくかという点において極めて重要なことな...全文を見る
○東(祥)議員 渡辺先生、よく聞いてくださいました。ありがとうございます。  先ほど来からのお話を聞いていても、もう先生御案内のとおり、日本というのはこれまで、国際の平和のために一生懸命頑張るんだ、頑張るんだと言っておきながら、現実にPKO法案をつくり上げたときに、自衛隊法を見...全文を見る
○東(祥)議員 お答えします。  藤島議員は、初めて日本政府の中でPKO法案をつくった当事者のうちの一人でありまして、その当時の状況もよくおわかりになっていると思いますが、私たちが今回提出させていただきました法案は、午前中でも若干お話をさせていただきましたが、基本的には、政府案...全文を見る
○東(祥)議員 前回のテロ対策法案において、自由党の考え方を基本法という形でまず提出させていただきました。これは、基本的には二つの柱になっておりまして、いわゆる自衛隊という日本で唯一の武力組織をどのように動かすか、どのように使うか、これは、我々政治家にとって最も重要な判断を伴うも...全文を見る
○東(祥)議員 国連安保理決議、あるいはまた総会の決議、あるいはまた経済社会理事会の決議、いろいろあるわけでありますが、ここで極めて注目しなければならないのは、基本的には国連の安全保障理事会の決議のみが拘束力を持つということでありまして、そこには、まさに憲章第七章のいわゆる武力行...全文を見る
○東(祥)議員 我が自由党の提出法案、国際平和協力法第九条におきまして、国際平和協力業務に従事する職員は、任務を遂行するため、国際法規及び国際連合の定める基準その他確立された国際的な基準に従い武器を使用することができるとして、武器使用に関し、国連の基準等の国際基準によるべきことを...全文を見る
○東(祥)議員 藤島委員御案内のとおり、日本がPKO活動に参加するに当たってのいわゆる五原則というのはあくまでも日本独自の基準でありまして、ただし、五つの基準のうちの三つというのは、広く大枠の形においても、国際連合においてその指針に従った形でPKO活動を展開するということは御案内...全文を見る
○東(祥)議員 先ほど御説明させていただいているとおり、武器の使用に関しては、国際慣行、そしてまた国連の基準で認められている限りにおいて武器の使用をすることができるというふうになっております。  先ほど藤島委員が、世界各国に展開された日本のPKO部隊、観察された、そういうお話が...全文を見る
○東(祥)議員 要するに、日本のPKO法、テロ対策法案もそうですけれども、いわゆる憲法論争というバーチャルリアリティーの世界でずっとやってきているのですよ。だから、現場でどのような対応をしなくちゃいけないのか、他の国々がどのような行動を行っているのか、そういう基準に合わせた形で適...全文を見る
○東(祥)議員 常に世の中、また時代というのは変貌していきます。完全ということは、それは私は言い切れませんけれども、少なくても、本質的な部分における、核の部分においては、国際社会と共通の土俵で、国際の平和と安全に対して、日本の意思としてそれを発言することもできますし、そしてまた、...全文を見る
11月29日第153回国会 衆議院 安全保障委員会 第5号
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○東(祥)議員 今川委員が要約してくださったとおりだろうと思うのですが、もうちょっと言及させていただければ、今のポイントは何かといえば、いわゆる憲法九条が規定しているものと、そして国連を中心とした集団安全保障体制の違い、別の言葉で言えば、憲法九条の規定によって、いわゆる国連を中心...全文を見る