阿部幸代

あべさちよ



当選回数回

阿部幸代の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
01月30日第142回国会 参議院 本会議 第3号
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○阿部幸代君 私は、日本共産党を代表して、減税関連三法案について質問いたします。  国民の間にある金融不安の解消が国政上の重要問題となっているまさに今日、ほかでもない大蔵省金融検査部の金融証券検査官二人が収賄容疑で逮捕され、大蔵省が五十年ぶりに東京地検の家宅捜索を受けたことは、...全文を見る
02月03日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第3号
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○阿部幸代君 日本共産党の阿部幸代でございます。  きょうは、第一回目の提案者への質問とさせていただきたいと思います。  まず、サッカーくじのギャンブル性に関連して質問いたします。  主婦連とか地婦連といった女性団体などサッカーくじに反対する人たちが第一に危惧をしているのは...全文を見る
○阿部幸代君 これはギャンブルなんですよ。  前の委員さんもおっしゃいましたけれども、刑法は賭博と富くじを禁止しているんです。それをやってはいけないから賭博罪、富くじ罪というのを規定しているんです。それで、偶然の事情で金銭を得たり失ったりするという点は、富くじであろうと賭博であ...全文を見る
○阿部幸代君 要するに、公認ギャンブルを新しくつくるということですよ。そのことを確認します。  私は、ヨーロッパの経験をもっと直視するべきだというふうに思うんです。毎日新聞が九四年に「日本版トトカルチョの行方」というのを五回にわたって連載しているんですね。ここでは、「欧州ではサ...全文を見る
○阿部幸代君 与党の提案者に伺うんですけれども、報道によりますと、与党の政策調整会議が法案の修正案をまとめて、その内容も明らかにされているんですね。新たに収賄への罰則が加えられ、さらに児童生徒等の教育に重大な悪影響があると認めるとき、文部大臣が保体審の意見を聞いてサッカーくじの実...全文を見る
○阿部幸代君 与党の修正案について本当に知れば知るほど反教育的だということをみずから認めているような内容です。そのことははっきりしています。  次に、私は、サッカーくじがスポーツの文化性とか倫理性とか、こういうものをゆがめていくというふうに思っているんですね。そのことに関連して...全文を見る
○阿部幸代君 ギャンブルでですよ。かけてもうけるという、その対象じゃないと言っているんです。
○阿部幸代君 私は、青少年に大きな人気のある、また影響力を及ぼすサッカーとサッカーくじを問題にしています。サッカーくじの対象となる試合をやる選手たちは一層大変なんだろうというふうに私は思うんです。  横浜マリノスと浦和レッズの選手たちを取材した新聞記事があるんです。ここで、手放...全文を見る
○阿部幸代君 私は、私たち大人にはすぐれたスポーツ文化を子供たちに継承させていく責任があるんだというふうに思っているんです。ですから、スポーツやスポーツマンを冒涜し、いわば外的圧力としてじわじわとスポーツをゆがめていくようなもの、こういうものは導入しちゃいけないんだと思うんです。...全文を見る
○阿部幸代君 時間の関係で詳しくはお話しすることができないんですけれども、ヨーロッパではスポーツの倫理性を回復して育てるために相当の努力をしています。  一九九二年にヨーロッパ・スポーツ閣僚会議が採択したヨーロッパ・スポーツ倫理綱領、別名「フェアプレイー勝利への道」と言うんです...全文を見る
02月05日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第4号
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○阿部幸代君 初めに文部省に質問いたします。  昨日は、中教審の幼児期からの心の教育に関する小委員会の中間報告座長骨子案というのが一斉に新聞紙上で報道されました。私はこの骨子案全体を支持しているわけではないのですけれども、この中で、社会全体のモラルの低下を問い直そうと。まず大人...全文を見る
○阿部幸代君 新聞に署名入りで載っている記事ですから、事実を確かめる必要があるというふうに私は思うんです。そういう意味では、委員長にぜひとも当時のJOCの会長やあるいは日体協の責任者を呼んでいただきたいというふうに思うんです。これは要望いたします。  今、大臣の答弁の中で、やり...全文を見る
○阿部幸代君 承知しておるということなんですけれども、青少年の健全育成のために、家庭や地域、学校を結ぶPTAはいわば文部行政がタイアップする相手だと思います。ですから、その意向を尊重することこそ青少年の健全育成上本筋というふうに私は考えるんです。それとも、青少年の健全育成というの...全文を見る
○阿部幸代君 文部省までそういうことを言うというのは本当に不見識きわまることだというふうに思うんですね。  私も一昨日お話ししましたとおり、刑法では賭博とそれから富くじを同じように扱っているんですよ。そういうことにお金をかけるということは日本では禁止されているんです。ですから、...全文を見る
○阿部幸代君 要するに、スポーツ振興基本計画をつくって計画的に進めてこなかった、ここに大きな責任があるということです。  大臣にも文部省にも聞いていただきたいんですが、時間の都合で提案者に質問いたします。  私は、実際問題として青少年への悪影響を防止する保証がないということを...全文を見る
○阿部幸代君 もう結構です。後でゆっくり聞かせていただきます。
○阿部幸代君 少数会派というのは本当に質問時間が少ないんですね。それも尊重していただきたいんです。  要するに、文部省のかばい立てをしてくださらなくてもいいんです。政官合作のギャンブル法だということを私は言いました。  先ほどの説明ですけれども、法律案では、センターは文部省令...全文を見る
02月12日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第5号
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○阿部幸代君 日本共産党の阿部幸代でございます。  三人の参考人の皆様には貴重な御意見をどうもありがとうございました。  初めに斎藤参考人に伺います。  東京オリンピックの前にも日本版トトカルチョの構想が浮かび上がったというお話を先生からお聞きしまして、私調べてみたんです。...全文を見る
○阿部幸代君 日弁連子どもの権利委員会として、サッカーくじが子供世界に与える影響について大変危惧されているということ、先ほどのお話でもよくわかりました。特に、十九歳未満の子供へのくじの販売禁止規定の実効性について、これは大変危ういものである、実効性がないのではないかということも先...全文を見る
○阿部幸代君 御存じのことと思うんですが、スポーツ振興投票の実施等に関する法律案及び日本体育・学校健康センター法の一部を改正する法律案に対する修正案が出される予定なんですね、自民党などから。内容は、スポーツ振興投票の実施の停止規定の追加、それからスポーツ振興投票対象試合開催機構の...全文を見る
○阿部幸代君 どうもありがとうございました。  次に、浅見参考人に伺います。  大学ラグビー部員とかあるいはアイスホッケー部員などスポーツ部員の集団婦女暴行事件など、スポーツ選手の倫理性が大変問題になっているというふうに私は思っているんです。私など、スポーツマンシップというの...全文を見る
○阿部幸代君 国際サッカー連盟のジョアン・アベランジェ会長が三年前にサッカー関係者の行動規範十項目を提示しているんですが、日本サッカー協会も、報道によりますと日本版の行動規範を三月中にも発表するというふうに伺っています。アベランジェ会長の示した行動規範は、勝利のためプレーする、フ...全文を見る
○阿部幸代君 日本共産党の阿部幸代でございます。三人の参考人の皆様には、きょうは貴重な御意見をお聞かせいただき、ありがとうございました。  初めに、長沼参考人に伺います。  野球界がサッカーくじに仮対の声を上げていることが昨年の暮れに報道され、大変反響を呼びました。御存じのこ...全文を見る
○阿部幸代君 長沼参考人、少なくとも先ほど来の意見表明の中で、子供に券が売られてよい影響があるとは思わないということはおっしゃいましたよね。それで、法案では銀行に販売を委託するということだけが明らかにされているんです。ですから、どこで売られるか、どういう仕組みなのか、全く不明です...全文を見る
○阿部幸代君 つまり、サッカーくじを導入したからといって、スポーツに冷たい行政が単純によくなるというふうには考えられないということでしょうか。
○阿部幸代君 私は、スポーツ界からもサッカーくじに反対の声が上がっているということに大変注目をしています。  私がつかんでいるのは、さっきお話しした野球界とか、あるいは私の知り合いも高校のサッカー部の顧問をやっている人がいるんですけれども、こういう人たちが有志でいろんな取り組み...全文を見る
○阿部幸代君 私が日本青年団協議会という団体を訪問したときなんですけれども、事務局長の方がこんなことをおっしゃったんです。  青年団というのは、地域でスポーツを通して普通の青年たちのコミュニケーションを図っているそうですが、最近補助金が削られて大変困っているそうです。国民の権利...全文を見る
02月17日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第6号
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○阿部幸代君 初めに、提案者にサッカーくじの販売方法について質問いたします。  前回の質問に続いての重ねての質問になりますが、法律上は、センターは文部省令で定めるところにより銀行等に委託することができるとあるだけです。これでは最も不安な部分が一向に明らかにならないわけです。 ...全文を見る
○阿部幸代君 ということは、提案者としては、今お話がありましたイタリア等での販売方式、たばこ屋さんとかバールとかそういうところにこの券が置いてあるんですね、これを持ち帰れる方式も排除はしないということですか。  それから、今までコンビニエンスストアとかガソリンスタンド、こういう...全文を見る
○阿部幸代君 排除しないということですね。  次に、文部大臣に質問いたします。  サッカーくじの提案者や文部大臣からは、サッカーくじを実施している外国でそれが原因で子供が非行に走ったという話は聞いていないとか、あるいは文部大臣この前おっしゃいましたね、サッカーくじの導入が必ず...全文を見る
○阿部幸代君 参考人質疑のときに、日本サッカー協会の会長さんも、サッカーくじそのものについて言えば子供にいい影響があると思わないと率直におっしゃっていましたよ。  警察庁の生活安全局少年課の少年非行等の概要、平成九年一月から十一月分ですが、これによりますと、強盗の補導人員は千五...全文を見る
○阿部幸代君 いじめや非行の新たな誘因になるということです。これだけをとりたてて言うわけではもちろんないわけです。今ですら大変なところに、新たな誘因ににるということを強調しているわけです。  私もかつて高校の教師をしていましてい二十年以上前になるんですけれども、当時からパーティ...全文を見る
○阿部幸代君 七二年と八九年の保健体育審議会の答申、私もつぶさに読みました。そこでは、総合的な計画を策定すること、関係各省庁あるいは地方公共団体あるいは民間団体などとの協力関係を密にすること等提言しているんですね。つまり、スポーツ振興法に基づく振興計画をつくるということを提言して...全文を見る
03月12日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第8号
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○阿部幸代君 時間の関係で、きょうは文部省、文部大臣にだけ質問をいたします。  中学生や高校生のナイフによる殺傷事件が相次ぐ中で、私は神戸の事件を思い起こし、神戸家裁の審判決定要旨、公表されましたが、それを読み直してみました。もちろん、これらの一連の事件を単純に同列視するつもり...全文を見る
○阿部幸代君 次に、昨日の衆議院の文教委員会で大臣は少年法について若干言及されておりますので、伺います。  神戸の事件で問題となった少年の人間としての成長と更生の方途を示した神戸家裁決定要旨を初めに引用したんですけれども、私は、改めて日本社会の教育システムといいますか、そういう...全文を見る
○阿部幸代君 私も唯物論者ですけれども、単純に社会が悪ければ人間が悪いと、そんな立場をとる人間ではありません。ただ、社会というのは人間がつくっていますから、子供たちの目の前で、つまりテレビ画面を通して銀行や証券会社の大幹部が逮捕されたり、あるいは大蔵省のエリート官僚が逮捕されたり...全文を見る
○阿部幸代君 現場の声を聞いておられるということで、私としてはちょっと胸をなでおろす思いがするのですが、実際、大変困難な中で教師たちの懸命の努力が続けられています。この学校現場に関連して幾つか質問したいと思います。  埼玉県教職員組合が「子ども・学校の新たな「荒れ」にどう切り込...全文を見る
○阿部幸代君 答弁の方が先に行ってしまったような感じがするのですが、今、現場の先生たちは、一人一人の子供たちの心と向き合う必要性、単純に把握するということじゃないんですね。私は把握というのはとっても事務的な言葉だなというふうに思うんですけれども、もちろん教育には把握しなければなら...全文を見る
○阿部幸代君 家庭裁判所の調査官というのは、もう本当に一対一でその子の環境とか歴史、生い立ち、それを解きほぐしながら心を開かせていく営みをしているわけですね。それは極めて教育的な営みで、私は学校現場でもそれが求められているんだというふうに思うんです、大変な社会病理の中で生きている...全文を見る
○阿部幸代君 おっしゃっていることはよくわかります。物には順序があるので、クラスサイズの話から最初やっていきたいと思いましてやっているんです。  先ほども、今、全国的に平均すると一クラスの人数は小学校で二十七・七人、中学校で三十二・九人ということをおっしゃいましたね。こういう数...全文を見る
○阿部幸代君 残念ながら、三十人学級について本格的な検討を開始するということは聞くことができませんでした。  それで、第六次と第五次の定数改善計画の完結が西暦二〇〇〇年に先送りされましたが、実はこの計画というのは三十人学級という要望からはほど遠い改善計画なんですね。その中にチー...全文を見る
○阿部幸代君 スクールカウンセラーの問題なんですけれども、現在は調査研究ということで各県二十校程度ですか、非常勤で週二回、一回四時間程度のスクールカウンセラーの配置がされているんですね。  私は、心の教育の専門家の必要性ということでこのスクールカウンセラーの配置にももっと本腰を...全文を見る
○阿部幸代君 少なくとも力を入れていきたいという立場をとっていますか。学校で教室で殺人が行われるほど荒れているわけですね。こういう大変な教育現場の切実な要求である一クラスの学級規模の縮小、それから養護教諭の複数配置、これに本腰を入れないということでは、文部省は本当に子供と教師に対...全文を見る
○阿部幸代君 いわゆる新学力観もプロセスを重視するということだと思うんですけれども、文部省の教育行政の姿勢もプロセスを重視するべきだと思うんですね。  今のこの新学力観を推進していく過程で何が起こっているか。朝日新聞の「声」の欄に女子高校生の次のような投書が載っていました。 ...全文を見る
03月17日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第9号
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○阿部幸代君 科学技術創造立国を目指す上で、ぜひともその担い手である人づくり、科学技術教育に着目していただきたいということできょうは質問したいと思います。  長官は子供のころ実験とか観察とかを大切にする理科教育に恵まれましたでしょうか。また、科学技術基本計画のその冒頭、「はじめ...全文を見る
○阿部幸代君 私もテレビ等で今長官がお話しになったようなさまざまな施策は見聞しているところです。やはり基礎、基本を学ぶときからしっかり学ぶことができるように条件整備をしていく必要があるのだなというふうに思っているんです。  今、文部省は、みずから学びみずから考える、いわゆる新学...全文を見る
○阿部幸代君 スタッフの問題で質問したんですけれども。  科学技術基本計画にチームティーチングの活用等というのが実際出てくるんですね。それは具体的にはどういう授業がといいますと、一学級に複数教員を配置する、こういう内容になるんです。この計画では、小学校で四四%の学校に一人です。...全文を見る
○阿部幸代君 次に、理科教育の予算面についても質問してみたいと思うんです。  科学技術創造立国を目指すということで、財政構造改革法のもとでも科学技術振興費は昨年度は対前年度比で一一%増、それから九八年度約五%増ということで、圧縮されたとはいうものの増加が見込まれていますね。とこ...全文を見る
○阿部幸代君 そうです。財政構造改革法のもとで確実に。
○阿部幸代君 整合性ということです。
○阿部幸代君 私も、科学技術創造立国ということでもっと教育現場に目を向けていただく必要があるのかなというふうに思ってきょうは質問をさせていただいてます。  次は大学教育について質問したいと思うんです。  学術振興会とかあるいは科研費の配分にかかわる学術審議会、これらのいわばふ...全文を見る
○阿部幸代君 提案者に質問します。  文部大臣がサッカーくじの実施によって児童生徒等の教育に重大な悪影響があると認めるとき、保健体育審議会の意見を聞いてサッカーくじの停止を命ずることができるとしていますが、この重大な悪影響というのはどういうことを予想しているのか。例えば、子供た...全文を見る
○阿部幸代君 私が今言ったことも当然その中に含まれると思います。  文部省組織令によりますと、保健体育審議会というのは、「文部大臣の諮問に応じて体育、学校保健及び学校給食に関する事項を調査審議し、及びこれらに関し必要と認める事項を文部大臣に建議すること」を所掌事務とする審議会で...全文を見る
○阿部幸代君 限定された審議会を肥大化させてサッカーくじを強行するなど、もってのほかだというふうに私は思います。  次に、サッカーくじの対象試合開催機構の登録を受けた選手等の収賄等の処罰の規定の追加に関して質問します。  この規定の追加によって、いわゆるサッカーくじ法案が既存...全文を見る
○阿部幸代君 黒を白に言いくるめる、まさにうそつきそのものだと私は思います。  実施主体の違法行為などへの処分を見ても、サッカーくじと既存の公営ギャンブル法はうり二つです。サッカーくじ法案修正案では、文部大臣がセンターに対してくじの実施の停止を命ずることができる。いわゆる競馬法...全文を見る
○阿部幸代君 文部大臣に伺いますが、サッカーくじ法案の修正案をごらんになって、それが既存の公営ギャンブル法とうり二つであることをお認めになりますね。
○阿部幸代君 文部大臣には、当せん金付証票法、宝くじ法です、ぜひこれをじっくり勉強していただきたいというふうに思います。  それから、先ほど法律のことを字面とおっしゃいましたけれども、法律を単なる字面というふうに扱っていただきたくはありません。  サッカーは子供、青少年に人気...全文を見る
○阿部幸代君 児童生徒の教育に悪影響があると文部大臣が認めるまで、またその文部大臣が保体審に意見を聞くまでPTAなど国民の声に耳をかさないというのは、スポーツ振興に名をかりた横暴そのものだと思います。  文部大臣に伺います。サッカーくじ法案の廃案を願う東京都小学校PTA協議会の...全文を見る
○阿部幸代君 保健体育審議会の意見より何より、こうした保護者、PTAの真剣な意見に耳を傾けることこそ、父母と協力した、地域と一体となった児童生徒の健全育成の道であるはずなのに、それに背を向ける日本の文部行政というのは、本当に驚くべき行政だというふうに私は思います。
○阿部幸代君 日本PTA全国協議会について言いますと、私どものところにも反対の要請文が届いています。その中で、やはり反対であるということには変わりがないということを念を押しているんです。これをきちっと酌み取るべきだと思います。  最後の質問になるんですけれども、私は既にスポーツ...全文を見る
○阿部幸代君 提案者に伺います。  大臣の今の答弁、お聞きになっていたと思うんですけれども、スポーツ振興法に基づくスポーツ振興基本計画をつくるということは明言なさいませんでした。こういうことですと本当に困ると思うんですね。つまり、ギャンブル収益の多寡、多い少ないにスポーツ振興財...全文を見る
○阿部幸代君 サッカーくじの本質からして、計画が立てにくいという根本的な矛盾を内包しているということにお気づきになりませんか。さっきも言いましたように、ギャンブル収益金ですから、多いか少ないか本当に予測ができないわけです。実際スポーツ振興基金も、つくったときには大変積極的にこれを...全文を見る
○阿部幸代君 私は、日本共産党を代表して、スポーツ振興投票の実施等に関する法律案等、いわゆるサッカーくじ法案及び本日提案された修正案に対して反対の討論を行います。  反対理由の第一は、サッカーくじがギャンブルであり、青少年に悪影響をもたらし、文部省がそれを推進しようとしているこ...全文を見る
03月31日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第11号
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○阿部幸代君 初めに、日本育英会法の一部を改正する法律案について質問いたします。  ほかの会派の委員さんと若干ダブるところもあるんですけれども、文部省の「教育指標の国際比較」、平成九年版の「政府機関等奨学制度の国際比較」によりますと、日本は一九九七年にすべて貸与で、年間予算は二...全文を見る
○阿部幸代君 財政構造改革法案審議の際の議論を蒸し返すようなことはしたくないのですが、その際、私は世界一高い高等教育費について取り上げ、それを下げるための財政支出の増額を求めました。きょうはその問題は省略しますが、世界一高い高等教育費に対処するためにあるのが奨学制度だと思うんです...全文を見る
○阿部幸代君 学費問題の議論の場ではないので、ただ、世界一高い学費というのは常識ですから、文部大臣、認識をしていただきたいと思います。  学費に対処するための奨学制度という問題ですが、このことは臨時行政調査会ですら建前上認めざるを得ないんですね。ですから、「高等教育の機会均等を...全文を見る
○阿部幸代君 つまり、育英奨学制度の大規模な拡充が実は求められているんだと思うんです。  ところで、今回の法改正によりますと、学資の貸与に充てる資金を効率的に運用するということで、教育職の返還免除制度を廃止するというふうになっています。先ほど来のほかの会派の委員さんへの答弁の中...全文を見る
○阿部幸代君 百万人からの希望者がいる中で、平成二十八年から百十億の返還金の増が見込まれるということで、奨学金受給者教の増は今おっしゃられたとおりで、希望者からははるかに離れた数でしかないわけですね。  次に、日本育英会のいわゆる滞納金問題に関連して質問したいと思うんです。 ...全文を見る
○阿部幸代君 滞納額がどうなってもいいとか、もう回収しなくてもいいとか、そういうふうに私は思いません。ただ、歴史のリアリズムとして、回収率、言いかえると返還率なんです。まあ、よく返しているなというふうに思います。まじめに返しているなどいう数字だと思いますよ、九七・九%というのは。...全文を見る
○阿部幸代君 大臣おっしゃるとおり、やはり高等教育を受ける機会均等を保障し、最も基盤的な学術研究機関としての役割を果たすのが国立大学だというふうに思います。それで、その役割や使命にふさわしい条件整備が求められているというふうに思うんです。国立大学の施設設備というのは当然国民の共有...全文を見る
○阿部幸代君 私も本委員会で大学施設の問題を取り上げたことがあるんですけれども、大変な危機感を持っております。ですから、この報告書でも国民的な議論を喚起して理解を得ていくということが言われてるんです。その努力を私もしていきたいというふうに思っています。  具体的に見るとそのこと...全文を見る
○阿部幸代君 めり張り、重点化の問題が出てくると私も必ずしも完全に一致しなくなるんですけれども、つまり建物の構造耐力上あるいは耐震上改築、改修が必要というのは、重点化とかそういうのとはなじまなくて、やっぱり安全を確保するということですからひとしくやらなければいけない。やっぱりその...全文を見る
○阿部幸代君 私は、日本共産党を代表して、日本育英会法の一部を改正する法律案に反対の立場で討論を行います。  今日、国際的には高等教育費の無償化の流れが本流であり、奨学制度も給費を主体とした学生の生活支援が基本となっています。  世界一伺い学費が、学生の勉学生活はもとより、家...全文を見る
04月07日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第12号
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○阿部幸代君 極めて基本的な問題について幾つか質問したいと思います。  初めに伺いたいのは、産業の空洞化と科学技術振興策の関係についてです。  もちろん私は科学技術の研究開発が最終的には経済社会を潤す原動力になるということについてよくわかりますし、否定するものではありません。...全文を見る
○阿部幸代君 行政の総合的な視点として、産業空洞化対策というのはやはり独自に立てることを忘れてはならないし、また科学技術の振興というのも、真理探求という側面、これを忘れてはならないということだというふうに思っています。  例えば、最近、遺伝子組みかえ食品に特に女性とか消費者が大...全文を見る
○阿部幸代君 次に、研究予算の重点化とかあるいは競争的資金の配分ということに関して質問したいんですけれども、朝日新聞紙上に大変興味深い紙上討論というか紙上対談が載っていました。テーマは地震研究です。  日本の地震予知計画がスタートして三十三年になるそうですが、東大理学部助教授の...全文を見る
○阿部幸代君 初めに、子どもの権利条約の実施状況に関連して質問したいと思います。  昨年の十月十四日、国連子どもの権利委員会は、「子どもの権利条約 市民・NGO報告書をつくる会」と日弁連、人権連の三つの団体を招いて本会期前作業委員会を開催して日本国に対する予備審査を行っています...全文を見る
○阿部幸代君 私が今言った、学級や生徒会等で児童生徒みずからの問題として討議する場を設ける等、指導上の工夫を行うことも一つの方法というのは、子どもの権利条約を承認する国会審議の中における当時の文部大臣の答弁です。  子どもの権利条約の第二十八条二項は、「締約国は、学校の規律が児...全文を見る
○阿部幸代君 大臣。
○阿部幸代君 同校の父母やOB有志、臨時PTA総会、また同校教職員は、それぞれ教育的な解決を願う立場を明らかにしています。つまり、制服の是非については意見が分かれる問題であるから、校長が一方的に決めるのではなく、十分時間をかけて生徒、教職員、父母の意見を聞くべきであり、拙速な導入...全文を見る
○阿部幸代君 私はきょうは子供の権利を擁護する立場で質問をしたいと思いますが、先ほど私の質問の中で桂高校の子供たちの声を紹介しました。よく聞いていていただきたいなと思ったんですけれども、彼らは、新入生も含めて後輩たちが制服を望むのであれば制服にしてもいいだろう、しかしもっと時間を...全文を見る
○阿部幸代君 一部の意見ではないんですね。校長の卒業式というのは、卒業生二十人、在校生十一人、保護者五十一人、また職務命令が出ましたから三年生の担任らも参加して終わった。卒業記念祭の方は、二千人が参加して・本当に責任感あふれる行事として成功させているんです。一部じゃないんです。 ...全文を見る
○阿部幸代君 よろしくお願いしたいと思います。  次に、義務教育の小中学校施設の老朽化対策について質問したいと思います。  私の埼玉事務所が調査をしたんですけれども、埼玉県内の九十の市町村の小中学校の校舎、それから体育館の改修事業の実態調査です。既に築後二十年以上経過している...全文を見る
04月14日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第14号
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○阿部幸代君 日本共産党の阿部幸代といいます。きょうは貴重な御意見を聞かせていただき、どうもありがとうございました。  最初に、高倉参考人にお伺いします。  先生、教養審の答申にも深くかかわってこられたと思うのでお伺いしたいんですけれども、答申の中でも冒頭に触れているように、...全文を見る
○阿部幸代君 教員免許法については八八年にも改正されているんですね。それで、この改正に基づく養成教員というのは、実際には九三年からことしの九八年三月までの卒業者しかいないわけですね。実際の審議期間中に限って言いますと、九三、九四、九五年の三月までの卒業生じかいないことになると思う...全文を見る
○阿部幸代君 ところが、今回の免許法改正を実際実施するとなると極めて困難だということは奥田参考人の方からお話があったと願うんですね。総合演習なども、演習らしい演習にするためには二十人クラスですか、そうすると時間割表で五十こま分、先生の数で五十人ふやさなければいけないという大変な問...全文を見る
○阿部幸代君 教育職に社会人の活用も強調されるくらい、さまざまな分野の専門性に秀でた人材が必要だというふうに思うんですが、そういう意味からも、発達学を踏まえた指導力という意味での専門性以外の、その道その道の、例えば国語でしたら国文学、理科でしたら地質学とか物理学とか、あるいは数学...全文を見る
○阿部幸代君 何か一つの制度をつくるとき、改めるときというのは、本当に先の見通しを持ってやらないと大変なことになるということが、この介護体験等の義務づけでもよくわかるんです。  それから、奥田参考人にもう一つお願いしますが、教育職員の社会的地位、ひいては子供たちにとっての、国民...全文を見る
○阿部幸代君 教育条件整備に関して。
○阿部幸代君 クラスサイズを小さくするということで、これは教員の数もふやす必要があって、そのことが教員養成系の大学や学生を励ますことにもなるというふうに私は思っているんですけれども、今日の政策的な課題の非常に大きな部分を占めているというふうに私も思っています。  どうもありがと...全文を見る
04月16日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第15号
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○阿部幸代君 初めに、教育職員免許法の一部改正をこの時期にすることの意義にかかわって何点か質問したいと思います。  教育職員養成審議会の第一次答申を踏まえての今回の法改正ということですけれども、私は大変疑問を持つものです。というのは、前回改正が八八年で、現行教員免許法に基づく教...全文を見る
○阿部幸代君 十分な検証も経ることなく法改正を繰り返すというのは、やはり長期的展望を欠いた対応だというふうに私は思います。  長期的な展望にもかかわりますが、教養審答申は冒頭で、財政構造改革による教職員配置改善計画の二年間繰り延べ計画と、それから国立教員養成系大学一学部の教員養...全文を見る
○阿部幸代君 文部省に今後の教員採用の見通しを伺いましたところ、公立の小中学校については平成十一年度六千人弱、それから平成十二年度六千人弱、公立高校については平成十一年度四千人弱、十二年度四千人弱ということでした。それ以降については明らかにしていただけなかったんですけれども、それ...全文を見る
○阿部幸代君 日本教育新聞の十二月二十一・二十八日合併号、これは昨年のですけれども、東京都の教育人口等推計などをもとにすると、少子化は平成十六年から十七年でとまると予測され、さらに、ひしめく四十代の大量退職により、平成十七年度からは小学校では毎年一千人台の教員の大量採用が見込まれ...全文を見る
○阿部幸代君 私も文部省にいただいた資料をちょっと見たんですけれども、児童生徒数の今後の見込みなんですけれども、これから五年間は減りぐあいは極めて小さくなっていくんですね。五年後あたりからふえ始めます。つまり、減少というのは今もう落ちつき始めているんです。  一方、教員の年齢構...全文を見る
○阿部幸代君 東京都の教育研究所の学習集団研究プロジェクトチームが教師の経験に基づく意識調査を行ったところ、一斉指導の場合に教育効果が上がる学習集団の規模を二十六ないし三十人とした教師が最も多くて、小中高校とも三九%。三十人以下というのを全部合わせると九二%。三十六人以上というの...全文を見る
○阿部幸代君 文部大臣に伺いたいんですけれども、国立の大学や学部に附属学校というのがあります。全国に小学校で七十三校、中学校七十八校、高校が十七校、その地合わせて二百六十一校あるんですね。  それで、これらの附属学校というのは教育研究協力と教育実習を二つの固有の機能として持って...全文を見る
○阿部幸代君 よろしくお願いしたいと思います。  それから、この際確認をしておきたいことがあります。最近の報道によりますと、長野県の小海町ですか、ここに二つある小学校の二年生がそれぞれ三十八人、三十六人だったのを、低学年にきめ細かい教育をということで、十九人ずつと十八人ずつの二...全文を見る
○阿部幸代君 今、地方自治、地方分権が叫ばれる時代です。ですから、こういういわゆる教育分野における上乗せ行政を自治体が独自に財政措置までとってやろうとしているわけです。そのことを財政や制度論で展開するのではなく教育的に見ていただきたい。少なくとも、教育の機会均等、公平性に反するな...全文を見る
○阿部幸代君 歓迎するんですか。
○阿部幸代君 地方自治を尊重して、せめて教育的に歓迎するというふうに言っていただきたかったです。  次は、教員免許法の一部を改正する法律案の改正点について質問します。  そもそも、教員養成カリキュラムを変えて教職に関する科目をふやしてほしい、こういう声が下から、あるいは文部省...全文を見る
○阿部幸代君 私も、教員養成審議会が審議経過報告に関する意見を求めたときのそれに答えるという形での各団体の声、目を通して読んでみました。それらは確かに今おっしゃったように言っている団体もあるわけですね。ただ、これは教養審の投げかけの中でカリキュラム問題について答えているだけで、現...全文を見る
○阿部幸代君 一昨日の参考人質疑で、どうして今回の改正案が私学や一般大学・学部に困難をもたらすかということが明らかにされました。例えば今回新設される総合演習、これをもし良心的に実施するとなると、二年生の教職課程をとっている一千人からの学生のために、早稲田大学とか慶応大学とか中央大...全文を見る
○阿部幸代君 哲学論争になってしまいますけれども、量から質へという命題もありますし、質をよくする質をよくすると、そういうふうに言うからといって必ずしもよくなるとは限らないというふうに思っています。  今回、教科又は教職に関する科目の選択履修方式を導入して、大学が主体的にカリキュ...全文を見る
○阿部幸代君 専門的な科目も含めて卒業単位の中に組み込めばいいじゃないかとかあるいは単位互換制度だとか、あるいは専任教員の基準を緩和するとか、そういう手だてをとるということが教養審の答申でも提案されたり、きょうの答弁の中でも出てきているんですけれども、これは、私学や一般大学・学部...全文を見る
○阿部幸代君 私は、日本共産党を代表して、教育職員免許法の一部を改正する法律案に反対の立場で討論を行いたいと思います。  反対理由の第一は、本法案が、十分な検証もなく、長期的展望を欠いたものであるということです。  一九八八年改正の現行教員免許法に基づく教員養成教育を受けた教...全文を見る
04月23日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第17号
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○阿部幸代君 今回の法案には賛成なのですが、宇宙開発事業団にかかわって幾つか質問したいと思います。  初めに、埼玉県鳩山町にある地球観測センターのシアン漏えい問題について質問します。  シアンが通常の浄水処理では除去できず、水道原水にシアンが検出されたら取水停止あるいは給水停...全文を見る
○阿部幸代君 特定施設として届け出て、十年後の八八年に廃液配管の更新等、地中埋設方式からU字溝方式への変更、また九二年、写真現像装置のフェリシアンを使用しない設備への更新等、シアン系廃液配管の使用停止など施設の改善が進められてきているということはよく存じています。ところが、九六年...全文を見る
○阿部幸代君 九六年時点で二・五七ミリグラム。パー・リットルのシアンを検出していて、水道水質基準、〇・〇一ミリグラム・パー・リットル以下であるということとか、水質環境基準、全シアンで検出されないこと等という基準に照らしてみて、やはり対策がおくれたのは問題だというふうに思います。今...全文を見る
○阿部幸代君 県民、住民の安全と信頼回復のために万全の対策をとっていただけるように、これは要望といたします。  次に、宇宙開発事業団の開発体制について質問したいと思うんです。  ことし二月に技術衛星「かけはし」がHⅡロケットの失敗で軌道投入できず、当初計画していた実験ができな...全文を見る
○阿部幸代君 宇宙開発事業団の開発体制について、失敗事故ともかかわり、事業団はロケットメーカーに開発を任せきりで監督が十分でなく、メーカー間の連絡もよくない、新聞等でこういう指摘もされているんですけれども、こういう指摘をどう思いますか。  また、ADEOSを打ち上げるまでに五、...全文を見る
○阿部幸代君 すぐれた美術品の公共性に着目して、保存と活用の枠を広げ、国民の鑑賞の機会を広げる本法案に賛成の立場で何点か質問したいと思います。  まず、登録美術品の対象に関してですが、九六年の文化財保護法の一部改正を思い起こします。今回の立法措置で美術品についても登録制度を導入...全文を見る
○阿部幸代君 現在の国宝、重要文化財以外にも、これももちろん登録美術品になるわけですが、それ以外にも登録美術品をふやしていくということも含まれるということですね、今の答弁ですと。
○阿部幸代君 つまり、現在の国宝八百三十九、重要文化財九千八百七十七ある美術品、これも登録文化財として今回の立法措置で入ってくるわけですね。それ以外にもふえていくということがあるということですよね。同時に、主眼は私は西洋の美術品を登録文化財として登録していくということだと思ってい...全文を見る
○阿部幸代君 登録に値するかしないかの評価という問題が極めて重要な問題になると思うんですが、評価を行う評価機関についてどの程度の規模の、どういうスタッフ内容のものを想定しておられるのかお伺いします。
○阿部幸代君 文化庁の役割、言いかえると国の責任に関して伺いたいんですけれども、法案によりますと、登録をし、美術館のあっせんをし、登録美術品の公開と保管の計画並びに公開と保管の状況を提出させるのが文化庁です。また、相続人からの物納が発生したときには文化庁が管理することになります。...全文を見る
○阿部幸代君 今回の立法措置は私は大変画期的な措置だというふうに思っているんですけれども、これが本当に生かされるようにしていくためには、先々やはりいろんな問題が出てくるというふうに思うんですね。それで、個々の美術館任せにしておくことはできなくなるだろうというふうに思うんです。です...全文を見る
○阿部幸代君 まだ時間がありますので、大臣にお伺いします。  バブル時代のお話がほかの委員さんの方からも出ているんですけれども、日本は本当に破天荒な高価格をつけて、それで国際社会のひんしゅくを買ったというふうに言われています。この国家補償制度の導入も、実はそれを機にフランスやあ...全文を見る
04月28日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第18号
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○阿部幸代君 初めに法案提出の契機と経過について質問したいと思います。  動燃改革検討委員会はたった三カ月、六回の委員会開催で報告書をまとめていますが、動燃に与えられた使命そのものの改変は本委員会の目的には含まれない、動燃事業団固有の問題を検討するということで、原子力政策と原子...全文を見る
○阿部幸代君 議論はあったということですね。  それで、予算面や人員問題についてはどうですか。
○阿部幸代君 動燃の組織体制問題を検討することになった検討委員会は、構成上は開発の技術的評価ができる委員会にはなっていなかったというふうに思います。ところが、新法人の中核的事業としてレベル2に分類された高速増殖炉の開発及びそれに関連する核燃料サイクル技術開発と、高レベル放射性廃棄...全文を見る
○阿部幸代君 私は、どうも政治的な結論先にありきではなかったかなというふうに考えるんです。  自民党の行政改革推進本部が九七年六月二十六日に、動燃について、高速増殖炉の開発など研究開発を中心とする機関に衣がえをし、国内外のウラン開発生産から撤退する、新型転換炉「ふげん」を廃止す...全文を見る
○阿部幸代君 そもそも原子力政策、行政は棚上げした委員会としてスタートしたわけですから、業務内容も自然にそうなっていったというふうなおっしゃり方をしましたけれども、政治的結論と一致するようになるべくしてなっていったということだと思うんです。つまり、改革を検討する委員会とはとても言...全文を見る
○阿部幸代君 個々の委員の方々はそれぞれ専門性なりあるいは見識をお持ちの方たちだと思いますし、公開で進められたということも存じておるし、このこと自体は非難の対象じゃなくて、ただ、客観的な存在として、いわば身内の調査機関として設置されたというところにおのずから限界が生じてくるという...全文を見る
○阿部幸代君 つまり、研究者の識見というよりも、行政的な意味での原因究明が終わったということを今おっしゃられたと思うんですね。特に問題なのは、再処理工場のように爆発事故を起こして窓や扉が破壊されて、施設の格納機能、封じ込め機能ですね、それが破壊されても、安全審査にさかのぼった究明...全文を見る
○阿部幸代君 安全審査のやり直しをしたということですか。
○阿部幸代君 安全審査はいろいろあるんですけれども、特に封じ込め機能が破壊されるという取り返しのつかない事故になって、実はそういう安全審査はなかったという、封じ込め機能が破壊されるということ自体想定していない、そういう安全審査をしていなかったわけなんです。そこが問題だというふうに...全文を見る
○阿部幸代君 報道によりますと、廃炉にする原子力施設の解体に伴う放射性廃棄物の中には放射能の高い構造物とそうでないものがあるけれども、その線引き、基準値がまだ定まっていないというふうに言われています。また、放射能の高い構造物をいかに処理処分するかの詳細も決まっていないといいます。...全文を見る
○阿部幸代君 液体廃棄物の処理技術ですが、使用済み核燃料の被覆管、さやですね、この処理は、これも新しい分野だと思うんですが、どうするんでしょうか。これは新生動燃の仕事になりますか。
○阿部幸代君 最初に言った、民間が行うものはやらない、それから基礎研究は行わないという枠組み、これは結局、新生動燃が御都合主義的に利用される従来型の機構になる可能性が極めて大きいというふうに私は思っているんです。とりわけ基礎研究は行わないというのは、動燃のいわゆるトライ・アンド・...全文を見る
○阿部幸代君 次に、経営の刷新と職員の意識改革について質問したいと思います。  動燃改革、経営刷新のために運営審議会というのが置かれることになったと思うんですけれども、率直に言いまして、この程度でお茶を濁されてはたまらないという感じがいたします。安全審査体制と安全規制の抜本改革...全文を見る
○阿部幸代君 内閣府の中で機能を強化するというふうになりますと、今の原子力開発、推進をまさに一体となって進めるということになって、独立したチェック機能を発揮する、そういう位置ではなくなってしまう危険が大いにあるというふうに私は思っているんです。つまり、行革論議が今行われていますけ...全文を見る
○阿部幸代君 私は、この動燃改革検討委員会のもとで行われたアメリカのコンサルタント会社、アーサーアンダーセンですか、これの調査が大変興味深いのですけれども、この中で三千二百名からの出向社員も含めた従業者のアンケート調査をやっていますから、なかなかおもしろいんですね、客観的なものが...全文を見る
04月30日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第19号
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○阿部幸代君 日本共産党の阿部と申します。三人の先生方、それぞれの御意見、どうもありがとうございました。  初めに角田参考人にお伺いします。  今回の一連の事故の事故調査について、不十分であるから再調査が必要だということを先ほどお伺いしたんですが、私も同じような問題意識を持っ...全文を見る
○阿部幸代君 原子力の研究開発における安全の問題で、研究開発に従事する人たちの民主主義の確保といいますか、自由に物が言える環境をつくるというのは非常に大事な問題だというふうに私一は思います。  それで、例えば、これも質問で取り上げたんですけれども、動燃で、岩波の「科学」という雑...全文を見る
○阿部幸代君 どうもありがとうございました。
05月12日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第20号
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○阿部幸代君 参考人質疑と東海村における公聴会を踏まえて再度質問したいと思います。  初めに、動燃の二つの事故調査と動燃改革検討委員会の報告に関してです。  参考人質疑の際、角田参考人も述べていましたけれども、航空機事故の場合には、航空事故調査委員会設置法という法律に基づいて...全文を見る
○阿部幸代君 航空機事故調査との違いはお認めになったと思います。  参考人は、アメリカのTMI事故に際する大統領委員会とそのケメニー報告についても詳しく述べていました。こうした事故調査と比べても、動燃事故の調査は比べ物にならないほど不十分なものだったということが言えると思います...全文を見る
○阿部幸代君 大臣は「むつ」放射線漏れ問題調査報告書を多分お読みになったと思いますが、ぜひ読み比べていただきたいというふうに思うんです。  今回の動燃改革検討委員会の方たちもあらかじめ枠組みをはめられて苦しかったんではないかというふうに私は思います、率直に言って。不十分性や後退...全文を見る
○阿部幸代君 根本にあるのは、原子力安全行政、安全審査の問題だと思います。  ナトリウム漏えい火災事故も同様でした。専門家の間では、液体は必ず漏れるものと考えてそれに対する対応が重要なのだが、何も考えていなかったと言えると指摘されています。床がのっぺりとしていて、ナトリウムが理...全文を見る
○阿部幸代君 「むつ」の調査委員会の調査報告では、原子力第一船開発基本計画の問題性、それから日本原子力船開発事業団の基礎研究、基礎実験不在、請負業者依存の開発体制、原子力委員会の内部機構としての原子炉安全専門審査会の安全規制の問題性、例えばパートタイマーの研究者による書面審査が原...全文を見る
○阿部幸代君 ほとんど期待できないというふうに思います。  私は、動燃体質を改善するかなめをなすのは職場の民主主義の回復であるというふうに考えています。安全性にかかわる重要な基礎研究や、あるいは原稿執筆と投稿などは十分尊重されるべきです。動燃では過去、岩波の雑誌「科学」に「高速...全文を見る
○阿部幸代君 職員の意識改革を言う前に、管理職の意識改革に最優先で取り組んでいただきたいというふうに思います。  長官に伺いたいんですが、東海村における公聴会の公述人の意見に関してなんですけれども、東海村の村長が、少資源国日本のエネルギー確保、地球温暖化防止のみの論理でもって地...全文を見る
○阿部幸代君 日本共産党の阿部幸代でございます。  今回の法案のいわばきっかけとなった動燃事故の重大性の認識について伺いたいと思います。  総理はかつて、「もんじゅ」ナトリウム漏えい火災爆発事故の後の九六年の通常国会における施政方針演説の中で次のように言っておられました。事故...全文を見る
○阿部幸代君 アスファルト固化施設の火災爆発事故について言いますと、今おっしゃったように、放射能の封じ込め機能が崩壊したということ、それから職員四十数人が爆発直前に目詰まりしたフィルター交換のために施設に投入されようとしていた事実も確認されています。こうしたこと自体重大問題です。...全文を見る
○阿部幸代君 第三者機関であるというふうにはおっしゃらなかったことが私も胸をなでおろす思いがいたすわけですけれども、大事なことは、推進当局から完全に独立をして独自の事務局、スタッフを持つということで、ぜひアメリカのNRC、原子力規制委員会からもっともっと日本は学び取っていくべきで...全文を見る
○阿部幸代君 私は、日本共産党を代表して、原子力基本法及び動力炉・核燃料開発事業団法の一部を改正する法律案に反対の立場で討論を行います。  反対理由の第一は、本法案が、基幹的業務はほとんどそのままで、名称だけを核燃料サイクル開発機構に変えるという動燃の単なる衣がえであり、一連の...全文を見る
○阿部幸代君 四人の公述人の皆様には、きょうはどうもありがとうございました。  最初、青柳公述人に伺いたいと思います。  お話を聞いていて、動燃の二つの大事故というのは、単に従業員のミステークとかあるいは動燃団の体質によるものというふうに帰すことはできない、むしろ核燃料サイク...全文を見る
○阿部幸代君 軽水炉の使用済み燃料を再処理してもう一度使えるというのは、主婦感覚で言っても大変省資源の発想で結構安易に理解されてしまうわけですね。でも、実際にはMOX燃料のつくり方とかあるいは軽水炉でMOX燃料を使うその方法とか、大変なんだろうというふうに私は思うんです。ただ、そ...全文を見る
○阿部幸代君 先ほどの話で、商業再処理の経験がない日本が高速増殖炉のプルトニウム増殖やプルトニウム燃料の再処理を固定的に目指すのは無謀だということをおっしゃっていたと思うんです。それから、長期計画で期限を切って高速炉用の燃料再処理の試験プラントをつくるという計画まで進めていくとい...全文を見る
○阿部幸代君 つまり、夢の原子炉とかいう表現があるんですけれども、そのプルトニウム燃料も使ったら再処理を毎度毎度やらなければいけない。
○阿部幸代君 再処理再利用、再処理再利用、こういう。
○阿部幸代君 それはそうたやすいことではないという。
○阿部幸代君 先ほど村長さんのお話の中に、国民を守る国民の代理人となる組織をと、安全規制部門の強化を要望するお話に続けてそういうことを言っておられたと思うんですが、私もそのとおりだと思うんです。  参考人質疑のときには、事故調査委員会のあり方でいわゆるアメリカのスリーマイル島原...全文を見る
○阿部幸代君 村上公述人に伺いたいと思います。  先ほど、改革というのは本来内部から起こすものだと、今回の改革は動燃外の力による改革ということを指摘しておられて、私もそのとおりだというふうに思うんです。  動燃の体質を変えるということでは、動燃改革検討委員会のもとでアメリカの...全文を見る
05月19日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第21号
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○阿部幸代君 ワールドカップサッカー大会については、大会理念が「スポーツがある人生、それは生きる喜びです。」というのを掲げていて、私も期待をしているところです。したがいまして、法案には賛成なのですけれども、関連して幾つか質問したいと思います。  まず、巨額の施設建設費が地方財政...全文を見る
○阿部幸代君 スタジアム建設費とそれから用地費の補助率を今おっしゃったと思うんですが、実際にはそういう形ではなくて、例えば横浜の国際総合競技場、先ほど言いましたけれども、その財源は、国の補助がフィールド建設工費の二分の一である二十三億円を出しただけ、全体の三・八%なんです。大半は...全文を見る
○阿部幸代君 ワールドカップサッカー大会の巨額な施設建設問題というのは別の側面からも見る必要があるのかというふうに思っているんです。つまり、この問題は世論が分かれているからどうしてそうなるのかということをいろいろ考えるんですけれども、自治体の総合的なスポーツ振興策の中からいわば自...全文を見る
○阿部幸代君 総合的なスポーツ振興計画の中に大規模施設建設が位置づけられないとどういうことが起こるかというのは、既に具体的な例が幾つかあるような気がするんです。例えば佐賀県の鳥栖市の場合なんですけれども、ここはJリーグへの昇格を目指していた地元チームが解散をして、九十七億円かけて...全文を見る
05月21日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第22号
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○阿部幸代君 初めに、法案の趣旨にもかかわって質問したいと思うんですけれども、法案は、国立大学、国立試験研究機関等の敷地に国以外の者の共同研究施設を整備できるように地代を時価よりも安くして使用できるようにするというものですけれども、なぜこういうことをするのか、いま一つイメージをつ...全文を見る
○阿部幸代君 今後の見通しについてはお触れにならなかったんですが、現行法第十一条の、今まで大分話題になっていましたが、国立大、国研の研究施設を民間企業が廉価で利用した実績があるのかどうか私も伺ったところ、一九八六年から今日に至るまで一件もないわけです。今度はじゃどうなるのかという...全文を見る
○阿部幸代君 その一環として国有地の利用ということですね。  日本学術振興会の学術月報九七年七月号の座談会に、「新しい産学協働の構築を目指して」の中で、小野田武・三菱化学株式会社取締役が次のように言っておられます。「日本の最大の知的資産は大学にある」、「有効に広く活用されている...全文を見る
○阿部幸代君 誤解のないように。私は一般論として産学協同を否定しているわけじゃないんです。事実をちょっと確かめたくて質問してきているんです。  通産省も、産学官連携施設の整備に当たっての支援として、国立大学の構内、国有地の無償使用の特例等を含む支援措置が必要、こういうふうに言っ...全文を見る
○阿部幸代君 大変興味深いのは、さきに述べた学術月報誌上の座談会で山田康之・奈良先端科学技術大学院大学学長が次のように言っておられるんです。  「一番恐れておりますことは、大学が大学本来の姿を失ってはいけないということです。大学は大学、企業は企業という本来の姿があってこそ連携・...全文を見る
○阿部幸代君 産官学の共同研究そのものを私も否定しているわけじゃないんです。今問われているのは、どうしたらそれぞれの固有の目的や役割を尊重した節度ある協同ができるのか、このことが問われているんだというふうに私は思っています。  国立大や国研の固有の目的や役割を尊重するためには、...全文を見る
○阿部幸代君 物価上昇率にも満たないという、本当に低く据え置かれている実態を私はもっともっと直視していただきたいと思うんですね。  それというのも、二十年とか数十年単位の日の目を見る研究成果、それを築き上げるのは、本当にささやかな校費とか人当研究費の時代があったわけでしょう。そ...全文を見る
○阿部幸代君 今の問題、科技庁長官も。
○阿部幸代君 私は、日本共産党を代表して、研究交流促進法の一部を改正する法律案に反対の立場で討論を行います。  一般的に言って、国や民間を含めた研究者の交流は研究の発展にとって有意義であり、大学や国研と民間企業との研究交流も、大学、国研の研究成果が広く社会に生かされていく一つの...全文を見る
05月27日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第5号
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○阿部幸代君 日本共産党の阿部幸代でございます。  総理が、総合経済対策並びに補正予算を組むに当たって第一の柱に教育改革等を念頭に置いた、こういうことをおっしゃっておられるので、それを受けて質問をしたいと思います。  ナイフによる児童生徒の殺傷事件など、今教育現場が大変深刻な...全文を見る
○阿部幸代君 財政構造改革法の見直しを余儀なくされたときには、当然、教職員定数改善計画を二年間延長したということも見直しの対象に入るべきであったというふうに私は思うんですね。今の答弁ですと、明確に主張したというふうには受け取れなくて大変残念であります。  教職員定数改善計画を二...全文を見る
○阿部幸代君 義務教育の第六次の教職員定数改善計画というのは本当にささやかな内容なんですね。チームティーチングの導入ということなんですけれども、小学校の数で言いますと三四%、中学校の数で言いますと五五%。学校に一人ですよ。チームティーチング導入のための教職員を入れるということです...全文を見る
○阿部幸代君 先ほど大臣がおっしゃいましたけれども、補正予算案では心の教室相談員というのが公立中学校八千校に配置されることになりました。週四日、一日四時間程度の方です。  子供たちにとって学校で一番の相談相手になってほしいのは先生です。その先生が一人一人の子供と接することができ...全文を見る
○阿部幸代君 文部大臣も絶対にということはないだろうとおっしゃいましたけれども、大蔵大臣、どうですか。
○阿部幸代君 知恵は財政の手腕として発揮していただきたいと私は思うんです。  大臣、大規模校の平均人数は大きくて小規模校は小さいとかそういうことじゃなくて、四十人学級制度ですと、たとえ田舎であっても四十人学級になるし、四十一人になればそれを二つに分けて二十一人と二十人というふう...全文を見る
○阿部幸代君 一九八〇年に四十五人学級から四十人学級に改善したときのことを思い起こしていただきたいというふうに思うんですが、これは一九八〇年七月の教育委員会月報です。  この中に当時の文部次官諸沢正道氏が「学級編制及び教職員定数の改善について」というのを書いておられるんですが、...全文を見る
○阿部幸代君 切実な現場に少しでもこたえようということで改善策をとるということは否定すべきことではないというふうに私も思っていますが、やっぱり教師なんです。  私も教師をやったことがあるんですけれども、担任に対して子供は、例えば父子家庭の子供だと教師をお母さんに見立てる、母子家...全文を見る
○阿部幸代君 地震防災緊急事業五カ年計画の中に掲上されている事業で耐震診断が五四%、それから補強工事が一四%しか進捗していないということなんですね。私の地元埼玉はもっと深刻で、耐震診断率が一四・九%、耐震補強実施率が三%にとどまっています。子供の安全にとって一刻の猶予もできない問...全文を見る
○阿部幸代君 つまり五カ年計画が達成できるのかできないのか、どういう見通しを持っているのか、責任を持って答えていただきたいのです。
○阿部幸代君 文部省の調査によりますと、九七年度は耐震補強を五百三十校実施しています。九八年度は計画では千六百十校実施することになっています。計画どおり実施するためには、九八年度は九七年度の三倍以上の予算が必要ということになるんです。わずかの増額ではとても計画どおりにできないこと...全文を見る
○阿部幸代君 老朽化した学校の校舎等の改修の方も児童生徒の安全で快適な教育環境を整備する上で切実な問題になります。建築後二十年以上経過し老朽化した校舎等の大規模な改修をするために大規模改造事業というのが実施されていますが、実はこの予算も、ピーク時の九一年度三百八十六億六千四百万円...全文を見る
○阿部幸代君 地震防災緊急事業五カ年計画に掲上されているものというのは本当に一部であって、実は築後二十年以上の建物の五分の一、昭和五十六年、つまり新しい耐震基準が設定された以前の建物の七分の一なんですね。膨大なすそ野があるということを直視していただきたいというふうに思うんです。 ...全文を見る
○阿部幸代君 では、大臣。
○阿部幸代君 私は埼玉県全県、それから日本全国を視野に入れて悩んでおります。  浦和と並ぶような大きな都市でもこれから改修しなければならない学校の建物を九十七棟も抱えていて、補助を獲得できるかどうか本当に苦しいんだ、悩んでいる、そういう声を上げているし、町や村、小さい自治体では...全文を見る
05月27日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第24号
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○阿部幸代君 法律案は、中等教育の内容、それから高校入試ともかかわる中学校と高等学校の接続問題、そして小学生にとっての中学校の選択の問題という三つの側面から考える必要があるのかなというふうに思っているんです。  初めに、中等教育の内容にかかわって、基本問題について質問したいと思...全文を見る
○阿部幸代君 普通教育、専門教育、それから総合教育ということで、そのあり方が実践的にも理論的にも追求されてきたように思うんです。私はそういう議論は大いにするべきだというふうに思っているんですが、そのことと今の多様化というのが理論的に余り結びつかないんです。個性ということを言います...全文を見る
○阿部幸代君 何かよくわからないんですけれども、内容を抜きに接続の問題だけ考えると、何か物事が単純化され過ぎてしまうんだと思うんです。  私の地元埼玉県では、実は全日制の県公立高校が百六十二校あります。そのうち、普通科だけだという高校が六十五校で四〇%、専門学科や専門コースを持...全文を見る
○阿部幸代君 埼玉県は、全国の高校教育の先導的役割を果たしているとか、あるいは高校教育改革のモデルになっているとか言われているんです。これは自他ともにだと思います。  こうした現に進められているいわゆる高校多様化について深く検討した上で今度の法律案が出されてきたのかどうか、伺い...全文を見る
○阿部幸代君 いわゆる高校多様化というのは、単純に高等学校の教育内容の問題としてそれだけを切り離して考えることができない、つまり高校入試問題と一体のものとして考えなければならないというところに複雑さがあります。  そこで伺いたいんですが、中高一貫教育制度というのは、一方で高校入...全文を見る
○阿部幸代君 高校入試も選抜もないゆとりのある中等教育を一部に導入するということだと思うんですよ。  文部省は中等教育学校の導入で多様化を一層推進するというふうに言っていますけれども、そもそもその多様化がどうなっているのか、具体的に見る必要があるんだと思います。  埼玉では、...全文を見る
○阿部幸代君 多様化が、個性で選ばれているんじゃなくて、点数で選ばれているということが問題だというふうに思っているんですね。それは、今言ったように、十段階の相対評価で輪切りにするわけですから。  これは何も埼玉だけがやっているわけではなくて、文部省はいろいろと出しますでしょう。...全文を見る
○阿部幸代君 相対評価の指示はしていますよ。「新指導要録の解説と記入 中学校編 文部省内指導要録研究会監修」、こんなの出ています。  私は、個性というのは尊重するものであって、外から枠組みを与えるものではないんだと思います。受験競争と多様化のこの現状を改革する方が先決なのに、そ...全文を見る
○阿部幸代君 選抜に漏れた子供たちの心の傷、挫折感、そこに思いを及ぼしていないなというふうに思うんです。  今でも私立の中高一貫の学校を目指して小学生たちは塾通いをするわけですけれども、もしかしたら行けない子がいるわけです、目標の私立の中高一貫校に。その子は地元の中学に行くわけ...全文を見る
05月28日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第25号
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○阿部幸代君 日本共産党の阿部幸代です。  三人の先生方には、きょうはそれぞれの貴重な御意見、どうもありがとうございました。  太田参考人に伺います。  先ほどのお話の中で、法案に出てくる六年制中等教育学校などが中教審答申によれば特色を持っていることが求められているけれども...全文を見る
○阿部幸代君 実は埼玉県では、先生御存じだと思うんですけれども、全国の高校教育の先導的役割を果たしているとか高校教育改革のモデルになっているというふうに言われていて、本当に高校の多様化が進んでいるんです。全日制県公立高校百六十二校のうち、普通科のみが六十五校、四〇%です。専門学科...全文を見る
○阿部幸代君 埼玉の実例でいろいろ興味あることがあるんです。実は埼玉県は、高等学校における学科再編コース設置等の成果に関する分析的研究というのもやっていて、埼玉県内の企業が今のいわゆる多様化をどう受けとめているかというのも調査しているんですが、いわゆる学科とかコース、そういうもの...全文を見る
○阿部幸代君 それで、最近、総合学習とか体験的学習とか、そういうものがうんと強調されるようになったというふうに思うんです。  児島参考人に伺いたいんですけれども、先生の先ほどのお話の中に、中高一貫校がエリート校化しないように、最もこれが留意すべき点であったというお話をなさったと...全文を見る
○阿部幸代君 前田参考人に伺います。  先生のところの学校では六年間じっくりやれるんだろうというふうに想像できるんですけれども、この写真などを見ましても本当によい環境でうらやましいなというふうに思うんです。  宮崎県では、こういう学校について、もっと広く県民に開かれた森の学校...全文を見る
○阿部幸代君 つまり、県政上の総合的な位置づけの中で生まれてきたということですね。
○阿部幸代君 はい、わかりました。  私も行っていろいろ勉強したかったのですけれども、日程の都合で行けなくて、行った者から資料をもらって見たのですけれども、五ケ瀬中学・高校の日課表が非常に気になるんです、先生。平日とそれから土日の日課表を見てみますと、夕方からのだけでも、六時か...全文を見る
○阿部幸代君 土曜、日曜、祝日の日課表を見ると、八時半から九時までNHKテレビ視聴というふうにあるんですが、子供ニュース、それからその前もテレビ視聴はできてもニュースのみとか、先生、少し管理し過ぎではないでしょうか。
○阿部幸代君 私は子供の成長発達、それから学習の系統性、そういう意味で中高の一貫性というのはどの子にも保障されるべきではないかというふうに思っています。  そういう意味で、高校入試がその最大の障害になっているわけですから、何とかしてどの子にもその一貫性を保障するためにはどうした...全文を見る
06月04日第142回国会 参議院 文教・科学委員会 第26号
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○阿部幸代君 前回の質問で、私は深夜に及ぶ小学生の塾通いの実態を取り上げました。別の資料、「小学生の生活と文化」、九四年のNHK世論調査ですが、これによりますと、夜眠れないという子供が三三・七%もいたり、疲れやすいという子供が二七・九%、朝、食欲がないという子供が二六・五%もいま...全文を見る
○阿部幸代君 いじめや不登校などさまざまな問題行動についても、受験競争やあるいはそれを引き金とした詰め込み教育、ここに大きな原因があるということは広く国民の共通した認識になっているというふうに思います。  子どもの権利条約市民・NGO報告書をつくる全編の「豊かな国 日本社会にお...全文を見る
○阿部幸代君 私は、身近なところで本当に子供たちの燃え尽き症候群というのを何人も見てきたんですね。本当に痛ましいというふうに思っているんです。  法案の六年制中等教育学校と中高併設型一貫校の入学について、中教審答申では、学力試験は行わないこと、抽せんや面接、小学校からの推薦、調...全文を見る
○阿部幸代君 都市部で、主として大都会でしょうね、私立の中学や私立の中高一貫校入学をめぐって、小学生が本当に際限もない受験競争に巻き込まれているという深刻な実態があるわけです。それを今度は公立の中高一貫校を導入することで全国に拡大していくことになるんだと思っているんですね。  ...全文を見る
○阿部幸代君 たくさんお話しになるんですけれども、どうも答えになっていないような気がするんです。  単純なんです。高校入試のない子供とある子供が義務教育段階、公立中学校段階でできてしまうということなんです。中教審の第一次答申では、「教育は、」子供たちの「「自分さがしの旅」を扶け...全文を見る
○阿部幸代君 高校多様化と高校入試の多様化の深刻な実態については、埼玉の例を話して前回の質問の際に取り上げたと思います。高校入試のある中学校とない中学校、これは個性の尊重でも何でもありません。差別の導入だと思います。教育の機会均等を義務教育段階から踏みにじる法案は、子供や青年はも...全文を見る
○阿部幸代君 よくわからないんです。  中教審答申では、中高一貫校における特色ある教育の展開として、「(a)体験学習を重視する学校 (b)地域に関する学習を重視する学校 (c)国際化に対応する教育を重視する学校 (d)情報化に対応する教育を重視する学校 (e)環境に関する学習を...全文を見る
○阿部幸代君 つまり、個性を尊重するとか多様化を一層推進するとかそういうことではなくて、物事は極めて単純で、中高一貫の六年制と中高三三年制の二つ、選択肢が二つになるだけだと思います。今まであった一つの選択肢が二つに、つまり高校受験のない学校と高校受験のある今までの学校と二つになる...全文を見る
○阿部幸代君 高校入試を全廃するということなんです。今、適格者主義というのをとっているわけです、文部省は。それで入試競争が激しく行われているわけです。私は、養護学校の高等部訪問教育が、対象者のいない県を除いて全都道府県で実施されるようになったことを関係者と一緒に喜んでいます。本格...全文を見る
○阿部幸代君 文部省に重ねて伺いますが、一九六三年、以前文部省は通知の中で入学者選抜の根本問題ということを明らかにしていますが、そのときは、現在の高等学校は義務制でこそないが、国民全体の教育機関として中学校卒業者で希望する者はすべて入学させることを建前とする、こういう立場をとって...全文を見る
○阿部幸代君 私は、日本共産党を代表して、学校教育法等の一部を改正する法律案に反対の立場で討論を行いたいと思います。  反対理由の第一は、今回の法改正の主な内容が、今ある中学校・高校と並立して新たに六年制の公立の中等教育学校を設置したり、高校に中学校を併設できるようにするもので...全文を見る
09月17日第143回国会 参議院 総務委員会 第3号
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○阿部幸代君 日本共産党の阿部幸代でございます。  初めに、官房長官に質問いたします。  私は、常々日本がアジアや世界の人々の信頼を得て進んでいくためには日本の侵略戦争に対する深い認識と反省、これが不可欠だろうと思っています。しかも、この戦争中に起こった問題は二十一世紀に持ち...全文を見る
○阿部幸代君 念のために聞きますが、そういう方を農水大臣に選んだのは特に意図があったというわけではないということを確認してもよろしいですか。
○阿部幸代君 日本政府のこの問題についての公式の立場、到達点というのが九三年八月四日に発表された内閣官房長官談話だということを長官の口から今お聞きしましたが、この九三年の官房長官談話では、慰安所が当時の軍当局の要請により設営されたものであること、慰安婦の募集、移送、管理等も甘言、...全文を見る
○阿部幸代君 次に、政府の慰安婦関係調査結果について幾つか質問をして確認をしたいと思います。  まず、九三年の官房長官談話によりますと、「慰安所は、当時の軍当局の要請により設営されたものであり、」とありますが、政府の調査では、軍は何のために慰安所を設営したのでしょうか。
○阿部幸代君 私は、政府によって公表された資料で今のお答えについて後づけをしてみたいと思うんですけれども、これは一九四〇年九月十九日付の陸軍省副官通牒、「支那事変ノ経験ヨリ観タル軍紀振作対策」です。  これを見ますと、「事変勃発以来ノ実情ニ徴スルニ嚇々タル武勲ノ反面ニ掠奪、強姦...全文を見る
○阿部幸代君 これも資料で後づけてみたいと思うんですけれども、これは一九三八年二月二十三日付で内務省警保局長が各庁府県長官あてに出している「支那渡航婦女ノ取扱二関スル件」という資料です。ここで、「婦女ノ渡航ハ現地二於ケル実情二鑑ミルトキハ蓋シ必要巳ムヲ得ザルモノアリ警察当局ニ於テ...全文を見る
○阿部幸代君 政府が公表した資料で今復刻版が販売されていますが、これも資料によって後づけてみます。  これは、陸軍省副官通牒として出された「軍慰安所従業婦等募集ニ関スル件」という資料です。これを読んでみますと、「募集ニ任スル者ノ人選適切ヲ欠キ為ニ募集ノ方法誘拐ニ類シ警察当局ニ検...全文を見る
○阿部幸代君 私は、まさに彼女たちは性的奴隷状態におとしめられていたのだと思います。  次に、国連人権委員会の差別防止・少数者保護小委員会におけるマクドガル特別報告官の報告に対する日本政府の対応について質問いたします。  報告は、日本政府が従軍慰安婦問題について事実を認め道義...全文を見る
○阿部幸代君 マクドガル報告書というのは、日本政府の事実認識と、それに基づくおわびやこれまでとってきたさまざまな措置、それらを認めた上で、それに基づいてつくられている、大変理路整然とした説得力のあるものです。細部において法解釈上いろいろと言い分があるとしても、戦後五十年近くかけて...全文を見る
○阿部幸代君 マクドガル報告書の附属文書が権威なきものだと言わんばかりのそういう受けとめ方をして、そしてその法的解釈には同意できないという、そういう機械的対応をするのではこれはまた私は不信感が募っていくというふうに思うんです。  私自身も深く検討する余地があると思いますが、当時...全文を見る
○阿部幸代君 報告書は、アジア女性基金が日本政府の法的責任を果たすことを企図したものではなくしたがって賠償を提供するための新しい行政的な基金が適切な国際的な代表者とともに設立されなければならないとも求めています。来日予定の金大中大統領もこの基金については厳しい見方をしています。 ...全文を見る
○阿部幸代君 マクドガル報告書は極めて理性的に論証しているんですね。サンフランシスコ平和条約やあるいは二国間条約で賠償請求権問題はもう決着済みという日本政府の対応についても、例えば従軍慰安婦問題について言えば、これは九三年時点までずっと隠されてきたわけです。解決したと言いながら、...全文を見る
○阿部幸代君 官房長官に伺いたいと思います。  私は、本当に風格ある国、国民として日本が歩んでいけたらいいなと心から心配をしているんです。  それで、日本政府は、軍や日本政府の慰安婦問題、その問題において果たした役割を認めました。関与を認めました。強制的な痛ましい慰安婦たちの...全文を見る
○阿部幸代君 マクドガル報告は、「終戦後半世紀以上もこれらの請求権の解決を怠ったことは、女性の人生が軽視され続けていることの証左である。」「適切な救済を提供するために必要な最終の措置をとることは、今や、日本政府にかかっている。」と結んでいます。謙虚に受けとめて、ぜひ前向きの検討と...全文を見る
○阿部幸代君 私はかつて公立の学校教育現場で働いていたことがあるんですけれども、教育職の場合、昇格の機会というのは校長と教頭になるしかないんです。日々、児童生徒と直接交わりながら教科指導、生徒指導を初めとした学校運営に携わって、保護者や地域との対応にも追われる教育現場は、今日、と...全文を見る
10月08日第143回国会 参議院 総務委員会 第4号
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○阿部幸代君 私は、日本共産党を代表して、ただいま議題となっております一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案に対し、修正の動議を提出し、その提案理由と内容の概要を御説明申し上げます。  第一に、政府案では、昇給停止年齢を現行の人事院規則による五十八歳から原則五十...全文を見る
12月17日第144回国会 参議院 決算委員会 閉会後第1号
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○阿部幸代君 日本共産党の阿部幸代でございます。  防衛庁汚職について質問します。  最初に、防衛庁の幹部による背任、つまり国民に与えた損害がどんなに大きなものであったかということに関して伺います。  東京地検の公訴事実によりますと、地検は、東洋通信機の水増し分については平...全文を見る
○阿部幸代君 明るみに出た事態というのは氷山の一角であり、国民に与えた損害がどんなに大きなものであるか、このことをおもんぱかっていただきたいと思います。  そもそも、東洋通信機、ニコー電子、日本工機、藤倉航装など四社の水増し請求額は一体幾らで、返納額は幾らだったのか。  防衛...全文を見る
○阿部幸代君 検察庁任せですとどういうことになるかといいますと、検察庁が起訴しなかったら防衛庁は二十一億円の返納で済ませる気だったのかしらと、こういうことも言えるわけなんです。  国民に与えた損害の大きさに責任を持つ立場に立てば、防衛庁はみずから自浄能力を発揮して四社の水増し請...全文を見る
○阿部幸代君 次の質問に移ります。  十五日、受託収賄容疑で逮捕された中島元防衛政務次官、富士重工の前身、中島飛行機の創業者の孫だそうです。政務次官就任の直前まで富士重工の顧問をやっていた方です。  私は、軍需企業の顧問だった人を防衛政務次官にすること自体大問題だというふうに...全文を見る
○阿部幸代君 私が質問したのは、軍需企業の創業者の孫でもあり、顧問でもあったような方を防衛政務次官に任命するということ自体が大問題だというふうに私は判断するんですが、政治家としてそういうふうにお考えにならないかどうか、このことだけ伺います。
○阿部幸代君 どうもはっきりしないのですが、ちなみに世の中ではどう考えているか。  朝日新聞は社説で、「中島議員を、防衛政務次官に起用したこと自体が、任命権者である首相や人事に実質的な影響を及ぼす派閥幹部らの見識の乏しさを表している。」、こういうふうに指摘しています。私は、これ...全文を見る
○阿部幸代君 中島議員個人の単なる不祥事で済まされてはならないということなんです。  新聞報道には、実際に防衛庁内で中島さんがうるさかったと、こういうことを職員が言っている様子とか、あるいは中島議員本人が秘書たちに、防衛庁の方に働きかけているんだとか、こういうことを言っていると...全文を見る
○阿部幸代君 事実かどうかわからないから調べる必要があるんだと思うんです。自浄能力を発揮することを忘れた本当に情けない実態だと思うんです。  それでは、具体的な問題を取り上げたいと思うんです。  防衛庁の装備品にAHlSという対戦車ヘリコプターがあります。資料をお配りしてある...全文を見る
○阿部幸代君 ちょっと専門的なことになるのかと思うんですが、いわゆる研究開発費の問題だと思うんです。つまり、本来ならば四機で負担するべきものを三機で負担しなければならなくなるからその分かさむんだ、それで四機分のが上乗せされてしまうから予定よりも膨らんでいくんだと、こういうことだと...全文を見る
○阿部幸代君 その資料はもちろんあるわけですね。あるけれども、今ないから答えられないということですね。
○阿部幸代君 そういうどんぶり勘定は私でもできるんですよ。要するに、九千二百億円の圧縮額にどの程度貢献したのか。例えば一千万円だとか一億円だとか、そういうのはぴっと出てくるはずでしょう。それをぜひ教えていただきたい、知らせていただきたいということです。  それで、時期が時期です...全文を見る
○阿部幸代君 私の調べでは、AH1Sの平成十年度分の契約はこれからだと伺っています。精査し終わるまで当然契約はするべきではないと思うんですけれども、どうですか。
○阿部幸代君 契約はするべきではないということを重ねて言って、質問を終わりたいと思います。