荒木清寛
あらききよひろ
当選回数回
開催日 | 会議名 | 発言 |
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02月26日 | 第126回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第2号 議事録を見る | ○荒木清寛君 荒木でございます。 山本先生にお尋ねしたいんですけれども、先ほどのお話で、冷戦構造の終えん後の国際社会の多様化ということで、宗教的、民族的、地域的対立の増大、そういう御指摘があったわけですけれども、確かに冷戦後は民族問題あるいは宗教問題というのが非常に激しくなっ...全文を見る |
03月23日 | 第126回国会 参議院 予算委員会 第7号 議事録を見る | ○荒木清寛君 租税特別措置法四十一条の十六によりますと、政治団体に対する個人献金につきましては一定の要件のもと寄附金控除の対象となっております。この制度の趣旨を説明してください。 |
○荒木清寛君 立法の趣旨はどういうところにあるんですか。この制度の目的です。 | ||
○荒木清寛君 自民党の愛知県会議員十七名、名古屋市会議員十名がいわゆる回し献金を行っていたことが判明をいたしました。この事案の概要と、この回し献金が寄附金控除の対象となるのかどうか、お答えを願います。 | ||
○荒木清寛君 国税当局及び自治省はこのいわゆる愛知の回し献金問題につきまして調査をし対処をしているわけでありますけれども、その内容について報告を求めます。 | ||
○荒木清寛君 私がお聞きしておりますのは、当該のその愛知の事件についてどういう調査をしたのかどういう対処をしたのか、脱税事案としてこの更正決定あるいは重加算税等徴収をしたのか、そういうことをお聞きしているわけです。 | ||
○荒木清寛君 個別にだれが幾らと、そういうことは結構ですから、修正申告をさせたのか、あるいは脱税事件として更正決定をして重加算税等の加算税を課したのか、その点について重ねてお聞きいたします。 | ||
○荒木清寛君 同じことを聞くわけですけれども、個別の問題は結構ですから、全体として脱税事件としての処理をしたのかどうか、この愛知県でですね。それについて重ねてお尋ねいたします。 | ||
○荒木清寛君 押し問答になりますからやめておきますけれども、この愛知の事案におきましては修正申告という形で三年間について自主的に修正申告をさせている、そういう結果であります。しかし、これは寄附をした者に特別の利益が及ぶ、そういうことを隠して申告して寄附金控除を受けているわけであり...全文を見る | ||
○荒木清寛君 いわゆる回し献金として国税庁が修正申告をさせた、あるいは更正決定をしたという事例はほかの県ではないんですか。 | ||
○荒木清寛君 国会議員に限らず議員というのは、議会を通して税金の取り方、使い方を決め、監視をしていくというのが使命であります。その議員が脱税をするということは、金額のいかんにかかわらず、国民にとってはこれ以上腹立たしいことはないというふうに私思うわけでありまして、この際、全国的に...全文を見る | ||
○荒木清寛君 周知徹底も結構なんですけれども、過去に起こったことについての税務調査という点で、もう少し積極的にやっていただけませんか。 | ||
○荒木清寛君 先ほど、確定申告に際しまして、ことしは注意書き等を配付したというお話でありましたけれども、今後の再発防止策としまして、その一枚の注意書きで果たしてこういった回し献金の再発防止ができるものかどうか、大臣のお考えをお聞きしたいと思います。 | ||
○荒木清寛君 先ほど大蔵大臣がおっしゃいましたように、これはちょっと考えるとだれでも思いつく事案でありますから、極めて再発の可能性が高いと思います。 そこで、私は総理にお尋ねをしますけれども、この再発防止という観点からも、議員が行う個人献金については寄附金控除の対象から除外す...全文を見る | ||
○荒木清寛君 次に、交通安全問題につきましてお尋ねをいたします。 公明党愛知県本部では私が推進本部長となりまして、一昨年以来通学路総点検を行ってまいりました。県下ほぼすべての小学校で、約四万二千人の方の協力を得まして実施をいたしました。その結果、歩道の幅が狭い通学路が全体の五...全文を見る | ||
○荒木清寛君 予算措置はどうですか。 | ||
○荒木清寛君 最後に総理、総理は中央交通安全対策会議の会長でございます。この車社会から子供の命を守るためにどのような決意をお持ちかお聞きいたします。 | ||
03月26日 | 第126回国会 参議院 外務委員会 第1号 議事録を見る | ○荒木清寛君 公明党の荒木清寛です。 先ほどもお話がありましたけれども、外交強化懇談会報告によりまして外務省の定員をおおむね一千人程度を目標にふやしていく、本年度末は四千六百三十九人になるというお話なのですけれども、いわゆる総定員法の関係でこれ以上の増員ができるのかどうか、お...全文を見る |
○荒木清寛君 現実には、これ以上の増員をする場合にはいわゆる政令の改正によりまして他の省庁の人員を振りかえる、そういうことになるわけですか。 | ||
○荒木清寛君 そういう面では、大臣は副総理でもありますので十分に指導性を発揮していただきたいというふうに思います。 次に、対米外交についてお尋ねします。 クリントン大統領は二十三日の公式記者会見で日本の対米貿易黒字をこれまでになく強く批判をいたしまして、日本製のミニバンに...全文を見る | ||
○荒木清寛君 いわゆる公共工事をめぐる談合体質につきましては、日米構造協議でも問題になっているぐらいでございまして、私も大変に関心を持っているわけでございます。 大変ぶしつけな質問で申しわけないのですけれども、きょうの朝刊を見ますと、ある新聞によると某大手ゼネコンの政治家への...全文を見る | ||
○荒木清寛君 最後に、対日支援の問題についてお聞きします。 私は、北方領土問題の解決を対日支援の条件とするべきではない、対日支援を拡大したからといって決して領土要求を取り下げたわけではありませんし、むしろ領土要求を粘り強く続けながら機を見て積極的に対日支援を打ち出していく、こ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 ありがとうございました。 | ||
○荒木清寛君 難民問題についてお尋ねをいたします。 今日では世界に一千八百万人に達する難民がいると推測をされております。難民問題の解決そのものが世界の平和と安全の維持にとって極めて重要であるというふうに言えると思います。日本は難民協力に本格的に取り組むようになりましてからまだ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 それは経済的な支援に限っての協議ということでございましょうか。 | ||
○荒木清寛君 緒方弁務官は、UNHCRが日本政府あるいは民間団体との間でこの難民問題につきまして密接で恒常的な協力関係を確立することを望むという発言もしていらっしゃいますので、積極的に取り組んでいただきたいというふうに思います。 これに関連しまして、今、米軍が単独でボスニア・...全文を見る | ||
○荒木清寛君 次に、対日支援問題についてお聞きをいたします。 現在、エリツィン政権が存亡の危機にあるということが報道がされておりますけれども、二十一日付の外務報道官の談話を読みますと、支持をするのはエリツィン大統領の改革路線であって、同氏個人を特に、特にといいますか、同氏個人...全文を見る | ||
○荒木清寛君 先ほども大臣からお話がありましたけれども、四月十四、十五の両日に対日支援を具体化するために東京におきましてG7の外相・蔵相会議を開く予定であるというふうに承りました。そこで、その際に日本としてはどのような支援策を提案しまた表明していくのかということをお聞きしたいと思...全文を見る | ||
○荒木清寛君 その外相・蔵相会議におきまして日本としてはどのぐらいの資金援助をするのか、そういうことは現段階で決まっておりませんですか。 | ||
○荒木清寛君 昨年のエリツィン大統領の訪日に関してでございますけれども、その訪日のための準備の打ち合わせの場におきましてロシア側から、北方領土に駐在するロシア軍が撤退する場合の費用を日本の方で負担をしてくれないか、支援をしてくれないか、そういった要請があったというふうに報じられて...全文を見る | ||
○荒木清寛君 北方領土から軍が全面撤退をするということは領土返還にとっては大きな前進であると思いますけれども、日本政府の方からそういった支援の打診をするお考えはありませんでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 今、ロシア共和国におきましては、民主化が前進するか後退するかという瀬戸際にある緊急事態にあるというふうに思います。そこで、人道的な緊急支援、具体的にはロシアの国民に十分に食糧を行き渡らせる、そういった意味での緊急支援も大事になってくるのではないかというふうに思います...全文を見る | ||
○荒木清寛君 先般明らかになりましたロシアあるいは旧ソ連の放射性廃棄物の海上投棄についてお聞きをしたいと思います。 ヤブロコフ大統領環境問題担当顧問が大統領に提出をしました調査報告書によりますと、一九五五年から同九二年にかけまして旧ソ連及びロシアが日本海、オホーツク海、北太平...全文を見る | ||
○荒木清寛君 外務省としましては、特に我が国と関係があります日本海、オホーツク海への投棄場所については掌握をしておりますでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 この点に関しましてロシア政府に照会するのはもちろんとしましても、我が国としましても科学技術庁等の協力を得ましてきちんと実態を調査すべきであると考えますが、いかがでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 いずれにしましても、放射能汚染の可能性もあるわけでありますので、そういった廃棄物を早期に除去することが急務であると思います。この点、日本としましても関係諸国と早急に協議をすべきである、ロシアも含めて関係諸国と協議をしていくべきであると考えますが、いかがですか。 | ||
○荒木清寛君 対日支援の一環としましてこの投棄物の早期除去に取り組んでいただきたいというふうに思います。 以上です。 | ||
03月29日 | 第126回国会 参議院 外務委員会 第2号 議事録を見る | ○荒木清寛君 今回提出の法案について一点お尋ねいたしますけれども、今回の改正案によりましてグルジアに兼館の大使館が設置をされまして、旧ソ連各国との外交体制は一応整ったということになります。しかし、いただいた資料によりまして数えてみますと十五の共和国のうち実館のない共和国が十一あり...全文を見る |
○荒木清寛君 次に、関連しまして対日支援について、先般もお聞きしましたけれども、重ねてお聞きをしたいと思います。 言うまでもなく、今一番大事なことはエリツィン大統領の改革路線をきちんと支持をしていくということであろうかと思いますけれども、しかしながらせっかくロシア政府に莫大な...全文を見る | ||
○荒木清寛君 昨日、テレビの討論会を見ておりましたら、ロシアの識者といいますか、その方が、日ロ開発銀行のようなものをつくったらどうか。そういう場でどういうプロジェクトを選定するかという審査をしていったらどうか、そういう形で日本の側の例えは銀行のノウハウを生かすとかいう形で民間の力...全文を見る | ||
○荒木清寛君 関連しまして、今後の対日支援といいますか旧ソ連諸国に対する支援のうち、ロシア共和国以外の共和国に対する支援はどのように計画をしていらっしゃいますか。 といいますのは、このいわゆる対日支援がロシア共和国に偏っているのではないかという危惧を持つわけですけれども、その...全文を見る | ||
○荒木清寛君 旧ソ連邦を構成していた国が十五あるわけですけれども、支援額をその十五の共和国に割り振る際の調整はどういう場で行っていらっしゃるのでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 過去の例といいますかこれまでの支援の実績でいきますと、ロシア共和国とそれ以外の共和国に対する支援の割合というのは大まかに言ってどのぐらいになりますか。 | ||
○荒木清寛君 ウクライナ共和国について若干お尋ねをしたいと思いますけれども、新聞報道等によりますと、レオニード・クチマ首相が本年の一月十四日に、ウクライナでは独力でICBMを開発する技術力を持っているということを明らかにしたわけであります。 ただ、現政権は自国領内の核兵器全廃...全文を見る | ||
○荒木清寛君 今のお答えですと、ウクライナ共和国は二次にわたる戦略兵器削減条約の条約上の拘束を既に受けているというふうに考えてよろしいわけですか。 | ||
○荒木清寛君 心配な点は、ウクライナ共和国の中に一部の先鋭的な民族主義者が核武装論等を唱えているということを危惧するわけでありますけれども、日本としてもこのウクライナにおける核兵器解体のための技術及び資金の協力援助ということを考えていくべきであると思いますが、この点とうなっていま...全文を見る | ||
○荒木清寛君 私、先般、いわゆるチェルノブイリの原発事故の被災者の方に救援をしていらっしゃる民間団体の方とお話をしてまいりました。昨年ジトミール州というところに行かれたそうですけれども、そこの州の人たちは、何を食べても汚染されているからもう今さら心配しても仕方がない、そういった投...全文を見る | ||
○荒木清寛君 その民間団体の人のお話を聞きますと、いわゆる主要都市にはそういう救援物資が行っているのですけれども、なかなか地方の都市にまでは届いていないという実態があるそうでございますので、そういった点もよく調査をしていただいてまたこれから継続的に援助をしていただきたいというふう...全文を見る | ||
○荒木清寛君 この九百五十件、九百五十都市との提携ということですけれども、相手国の分布ということを見ますといわゆる北に偏っているのではないかというふうに思うわけでありますが、地域別の姉妹都市の分布状況といいますか、その状況についておおむね御報告をいただきたいと思います。 | ||
○荒木清寛君 御報告のありましたように、中東地域におきましては七件七都市、アフリカにおいては一件ということでありまして、中東あるいはアフリカの各都市との提携が大変おくれているというふうに思うわけであります。国際社会の中で我が国の責任というものが大変に大きくなってきたわけであります...全文を見る | ||
○荒木清寛君 外交というのは国と国との外交だけではありませんで、先ほども言いましたように、民間外交、自治体外交というものが極めて重要になってくると思います。 そこで、外務省に最後にお尋ねしたいのですけれども、外交を進めるに当たりまして地方公共団体あるいは民間と十分に連絡協調を...全文を見る | ||
○荒木清寛君 終わります。 | ||
○荒木清寛君 大臣に国連改革についてお尋ねをいたします。 国連が誕生しましたのが昭和二十年の十月二十四日でありましてもう四十数年が経過をしておりまして、その間に地球を取り巻く状況が全く大きく変わっております。冷戦も崩壊をしておりますし、環境問題が地球的な課題となってきているわ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 安保理の構成見直しの件についてお尋ねいたします。 言うまでもなく、国連の役割というのは加盟国の行動を調和していくためのシステムという点にあると思いますけれども、この点、現在の国連の状況ということにおきましては、安保理常任理事国を中心としました一部の先進国に国連が...全文を見る | ||
○荒木清寛君 大臣個人としては特にこの点、御見解はございませんか。 | ||
○荒木清寛君 次に、対日支援についてお尋ねをいたします。 ミッテラン、クリントン両大統領のコメント等を見ておりますと、お二人についてはエリツィン個人を全面的に支援をする、そういうスタンスが非常に強いというふうに私は感じております。 この点につきましてはいろいろな意見があり...全文を見る | ||
○荒木清寛君 最後に、大臣に死刑廃止条約について一言御意見をお聞かせ願いたいと思います。 先般二十六日に、死刑の執行が約三年数カ月ぶりに再開されたということが明らかになっているわけであります。私個人としては、生命尊厳という立場から死刑には反対でございます。これは究極的には国内...全文を見る | ||
○荒木清寛君 ありがとうございます。 | ||
03月31日 | 第126回国会 参議院 平成五年度一般会計予算外二件両院協議会協議委員議長及び副議長互選会 第1号 議事録を見る | ○荒木清寛君 議長及び副議長の選任は、選挙管理者の指名に一任することの動議を提出いたします。 |
03月31日 | 第126回国会 参議院 予算委員会 第12号 議事録を見る | ○荒木清寛君 私は、公明党・国民会議を代表しまして、ただいま議題となりました平成五年度総予算三案に対し、反対の討論を行うものであります。 佐川事件、皇民党事件と、次々に政治の金まみれの実態や暴力団との黒い関係が暴かれ、国民の政治不信は今や頂点に達しております。さらに、金丸前自...全文を見る |
03月31日 | 第126回国会 両院 平成五年度一般会計予算外二件両院協議会 第1号 議事録を見る | ○荒木清寛君 私は、反対の理由を三点にまとめて簡単にお話しします。 第一点は、景気浮揚のための減税が盛り込まれていないという点でございます。 平成三年七月以降、数次にわたる公定歩合の引き下げ、また去年の八月末の総合経済対策実施に伴う公共事業の増加等にもかかわらず、実体経済...全文を見る |
04月02日 | 第126回国会 参議院 予算委員会 第14号 議事録を見る | ○荒木清寛君 公明党の荒木清寛でございます。 きょうは大変にお忙しいところをお出かけいただきまして、ありがとうございます。 私の方から何点がお聞きしたいと思いますけれども、先ほどの先生のお話ですと、国政調査権と検察権あるいは司法権との関係という話で、裁判所に係属中の事件の...全文を見る |
○荒木清寛君 午前中の参考人の先生がお話しになっておりましたけれども、刑事事件の対象となっているような疑惑を国政調査の対象にする場合には、検察がそういう意味では専門機関ですから、そういった専門機関の集中的な捜査にとりあえず任せる方が合理的というか、効率的ではないか、それが終結した...全文を見る | ||
○荒木清寛君 先ほど先生から専門スタッフ制という御提言があったように思いますけれども、国政調査の重要な場面というのは、国会が行政に対する監督権を行使するための国政調査という場面がかなり重要ではないかというふうに思うわけなんです。その場合に、専門スタッフということになりますと国会職...全文を見る | ||
○荒木清寛君 先ほどの角田委員の御質問に対しまして、このスタッフに検察権に相当するような権限を与えることは憲法上難しいんではないか、そういうお話があったんですけれども、やはり専門スタッフが実効的に機能するためにはそのぐらいの強い権限を与えないと難しいんではないかというふうに私は思...全文を見る | ||
○荒木清寛君 現行の国政調査権を考えますと、証人喚問をする権利というのが非常に有力な武器であるというふうに私思うわけですけれども、その反面、この証人喚問については全会一致があるいは全会一致に近い形で議決をするという慣習があるわけなんです。それはそれで人権を尊重するという意味で非常...全文を見る | ||
○荒木清寛君 あと、先国会でも若干問題になったんですけれども、参議院の国政調査の場に衆議院議員、代議士を喚問できるかということが若干議論になったような気がするんですね。先回は竹下元総理にお越しいただいたんですけれども、その場合には、元行政の長であったということで余り議論にならなか...全文を見る | ||
○荒木清寛君 先生の書物を読ませていただきますと、立法府の衰退ということが指摘をされておったように思います。そこに指摘をされていたことは、例えば成立法案の件数を見ましても八三%が内閣の提出に保っている、実際にその委員会の審議の前にもう各政党の賛否が決まっておって委員会ではその法案...全文を見る | ||
○荒木清寛君 ありがとうございました。 | ||
04月06日 | 第126回国会 参議院 外務委員会 第3号 議事録を見る | ○荒木清寛君 まずは大臣が一日も早く健康を回復されまして公務に復されますことを私も心からお祈り申し上げたいと思います。 私の方からは、まず日米航空協定に関しまして若干お尋ねをしたいと思います。 日米間の人的往来の実に八五%が日本人である。しかるに、航空会社の飛行機の供給シ...全文を見る |
○荒木清寛君 特に以遠権の問題につきましても日米の紛争が生じているというふうに伺っております。 特に昨年ノースウエスト航空が、大阪以遠、シドニーの以遠権の問題で、大阪-シドニー間の旅客数がニューヨーク-シドニー間の五〇%を上回らない、そういう条件でこの路線の認可をした、ところ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 きょうの朝刊によりますと、異例の制裁措置を実施する見通しであると。具体的には大阪からの搭乗を禁止するというような報道がございますけれども、これは具体的に考えていらっしゃいますか。 | ||
○荒木清寛君 一方、USTRが先般三十一日に発表しました九三年版の外国貿易障壁報告によりますと、ここで初めて航空協定についてのくだりがありまして、日米航空協定に基づくアメリカ航空会社の以遠権を十分に保障していない、これが貿易障壁になっている、そういう主張を初めてしてきているわけで...全文を見る | ||
○荒木清寛君 先ほども御指摘がございましたけれども、日米間の航空協定につきましては一言で言うと不平等である、そういう認識は一致していると思います。 かつてイギリスもアメリカとの間で不平等な航空協定を結んでおりましたけれども、それを破棄して七七年には新協定を締結した、そういう経...全文を見る | ||
○荒木清寛君 午前中の質疑でも、現在ネパールを含めまして四十四カ国が航空協定の締結を希望している、そういうお話がございましたし、来年には関西新国際空港が供用を開始する、そういう事情があるわけでございます。 仮にこの関西空港が開港しまして供用を開始した場合には、この四十四カ国す...全文を見る | ||
○荒木清寛君 それだけ航空需要があったとしても、恐らくは四十四カ国すべてにつきまして関西空港だけのキャパシティーでは受け入れはできないと思うのです。そういう意味で新たな新国際空港といいますか、具体的には中部新国際空港等の建設も十分に促進をしていただきたいというふうに考えますが、こ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 ぜひよろしくお願いしたいと思います。 それでは、続いてカンボジアPKOについて若干お尋ねいたします。 先般、ポル・ポト派の戦闘部隊がブルガリアの歩兵部隊駐屯地を襲撃しましてブルガリア兵三人が死亡した、これによりましてポル・ポトとの交戦によるUNTAC側の兵士...全文を見る | ||
○荒木清寛君 報道によりますと、このブルガリア兵の襲撃事件につきましては、ブルガリア部隊がポル・ポト派将校を食事に招いた際にポト派の将兵がだまし討ちのような形で殺害をした、そういう報道もあるわけでございますが、これについてもまだ未確認ですか。 | ||
○荒木清寛君 このブルガリア兵襲撃事件のあった現地はタケオ市にも非常に近いというふうに聞いておりますが、この点、自衛隊の安全の確保という面では心配はないのでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 続きましてモザンビークPKO、ONUMOZについてお尋ねをしたいと思います。 先般、政府は、モザンビークPKOに我が国も参加をすると、そういう決定をされましたけれども、四月一日の宮澤総理の記者会見におきまして総理は、こういう問題は最終的には国民から政治を預かる総...全文を見る | ||
○荒木清寛君 国連からこのモザンビークにつきまして非公式の要請が日本にあったのはいつごろのことでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 私ども見ておりますと、そういった要請がありまして、どっちかというと外務省は派遣の方向で積極的に検討しておったと。ところが、防衛庁の方はUNTACの問題もありますので若干腰が引けていた、一遍に二カ所はどうかというような構えであったというような理解をしておりますけれども...全文を見る | ||
○荒木清寛君 そうしますと、こだわるようですけれども、総理が行政は安易に方向づけをするべきではないとおっしゃったのはどういう点を注意をされたといいますか批判をされたのでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 そういった政府内における意見の違いというのが単に報道に基づく誤解ということであればそれでいいかとは思いますけれども、ただPKOにつきましては法案成立のときにも反対論もあったわけでありまして、国民にしっかりこの活動の意義を理解してもらうということが大事であると思います...全文を見る | ||
○荒木清寛君 確かに当初、派遣をしないというふうにはっきりはおっしゃっておりませんけれども、ただいろいろなところでの官房長官あるいは総理の発言を聞いておりますと、事実上は見送る方針であったというふうに我々は受け取ったわけでありますが、それが一転して派遣をするということになったわけ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 今、日本も応分の責任をという御発言がありましたけれども、アメリカは今回の首脳会議でおよそ十六億ドルの緊急支援を約束したということでございます。 今月の十四、十五とG7があるわけですけれども、日本としては有償無償を含めまして二国間支援としてはどの程度の新たな支援を...全文を見る | ||
○荒木清寛君 午前中も御質問の中でありましたけれども、アメリカにつきましては、ロシアを支援するということは米国にとっても国防費の支出を削減することができるのだ、そういった平和の配当といいますか自国の利益と結びついているのだという、そういう説明をクリントンさんはしているわけですし、...全文を見る | ||
○荒木清寛君 米ロ首脳会議の席上でもエリツィン大統領から、ココムの規制の対象からロシアを外していただきたい、そういう要請がアメリカ側にあったというふうに報道されておりますし、また副首相のショーヒン氏が新聞社との記者会見に応じた中で、やはりココムによる制限を撤廃していただきたい、そ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 そういう意味では、その国を経由して第三国に行くという可能性は何もロシアに限った話でなくて、ほかの自由主義諸国に輸出をする場合でも同じことは言えると思うのですね。 もうロシアは共産主義国家でなくなったわけですし、東ドイツなんかも当然ですけれどもドイツに合併をされま...全文を見る | ||
○荒木清寛君 次に、午前中の質疑でもありましたけれども、ロシアあるいは旧ソ連における核廃棄物の不法投棄問題について改めてお聞きをしたいと思います。 午前中のお話でも、今後、不法投棄がないように強く即時停止を申し入れたというお話がありまして安心をしたわけでありますけれども、しか...全文を見る | ||
○荒木清寛君 そうしますと、即時停止を強く申し入れるというだけのことでは今後の海洋投棄を禁じることはできないのじゃないかと思いますが、この点、政府としてはどう対応していくつもりですか。 | ||
○荒木清寛君 今回、日本海にあるいはオホーツク海に投棄をされた対象物件の中には原子力潜水艦の原子炉、ただし燃料は抜かれているという話ですが、あるいは原潜の原子炉の遮へい機器、こういうものが含まれているというふうに報道されておりますけれども、こういったものはロンドン条約の規制の対象...全文を見る | ||
○荒木清寛君 このロンドン条約に違反して不法投棄を行った場合に何か条約上、罰則といいますか制裁措置といいますかあるいは損害賠償義務ですとか、そういった措置は規定されておりますか。 | ||
○荒木清寛君 やはり条約の履行を確保するためには直接的なその違反に対する制裁措置といいますか、そういったものをきちんと条約上確保するということが必要になってくるのではないかというふうに思います。 そういう意味で午前中にも、締約国会議の開催、定期的な締約国会議でこの問題を取り上...全文を見る | ||
○荒木清寛君 最後に、政務次官に対米関係につきまして御質問したいと思います。 先般、アメリカ上院下院両院でスーパー三〇一条の復活を求める法案が提出をされたということでございます。もし日本としても一たんこれを受け入れますと管理貿易の巨大な要求を突きつけられるということになりかね...全文を見る | ||
○荒木清寛君 ありがとうございました。 | ||
04月12日 | 第126回国会 参議院 国際問題に関する調査会 第3号 議事録を見る | ○荒木清寛君 公明党の荒木清寛です。 私、飯田先生に二点お尋ねしたいと思いますけれども、きょうの先生のお話を聞きまして私もこれまでの常識が随分覆されたような気がしたんです。 一点はODAの問題なんですけれども、日本はアジア中心主義でODAをやってきて、その成果もあってアジ...全文を見る |
04月20日 | 第126回国会 参議院 外務委員会 第4号 議事録を見る | ○荒木清寛君 まずILO条約の批准状況について一つ御質問いたします。 日本はILOの常任理事になっておりまして、またILOに対する分担金の拠出額は現在約三十三億五千万円、分担率は約一一%ということで大変に重要な役割を占めているわけでございます。 一方、昨年の七十九総会まで...全文を見る |
○荒木清寛君 ぜひ積極的にお願いをしたいと思います 次に、今もありましたけれども、カンボジア情勢につきまして若干お尋ねをしたいと思います 中田さんの殺害ということにつきましては私も大変痛恨のきわみでございます。やはりこうしたことが二度と起きないようにするために、真相の究明...全文を見る | ||
○荒木清寛君 あの事件が起きました直後ですけれども、明石代表がポル・ポト派を非難する声明といいますか発言をされましたが、この犯人像といいますか、ポル・ポト派のしわざであるということははっきりしているのでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 そういう意味では、明石代表も確たる根拠があったわけではないと思いますが、若干軽率な発言であったのではないかというふうに私は考えております。 もしも犯人が逮捕されたという場合におきまして、どういう法律によって処罰をされるのでしょうか。あるいはその法定刑はどうなって...全文を見る | ||
○荒木清寛君 そうでしょうけれども、処罰根拠になる日本で言います殺人罪ですとかそういう刑罰法規がきちんと存在しているのでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 真相究明、犯人逮捕、また厳正な処罰ということにつきまして我が政府も大いに関心を持ってかかわっていただきたいというふうに考えております。 あと、午前中もお話がありましたが、ポル・ポト派が孤立をし、またUNTACに対して若干敵対的な関係になりつつあるということですけ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 現在においで日本政府として、中国政府を通してのそういった説得といいますか外交活動はしていらっしゃるのですか。 | ||
○荒木清寛君 今月の二十八日に参議院の本会議がございましてPKOの中間報告があるわけですけれども、これは中間報告ですから当然カンボジアPKOについての報告が中心になりますか。 | ||
○荒木清寛君 了解いたしました。 次に、ボスニア・ヘルツェゴビナ情勢につきまして数点お伺いをしたいと思います。 十七日の深夜に国連安保理におきまして八百二十号という決議がありまして、いわゆる新ユーゴの制裁強化決議、制裁強化に関する決議が議決されたわけでございます。これはボ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 我が国に新ユーゴの国外資産というのはどの程度ございますか。 | ||
○荒木清寛君 これは全面凍結になる可能性があるわけですが、財産の現況調査等は今、されているのでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 今、局長は在日大使館のお話をされましたが、昔のユーゴがいわゆる五つの国に分かれているわけですが、あの大使館というのはどこの国のものになるのでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 そうしますと凍結の対象になるわけですか。ほかの四つの国との関係で若干問題があるような気がしますけれども。 | ||
○荒木清寛君 凍結の対象は新ユーゴの国外資産ということではないのでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 これは大臣にお聞きしたいのですけれども、この八百二十号の制裁強化決議だけでは不十分である、場合によっては空爆等による武力介入をするべきだという声が高まっているというふうに報じられておりまして、きょうもクリストファー氏がそのような発言をしたという報道もございました。そ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 ボスニアのセルビア人勢力に対する武力介入ということになった場合には介入する側にも大変犠牲が出るのではないかということも指摘されておりますので、ぜひ慎重に考えていただきたいというふうに思っております。 それで、日本としましてはこのボスニア・ヘルツェゴビナのモスレム...全文を見る | ||
○荒木清寛君 日本はボスニア・ヘルツェゴビナにつきましては国家としてまだ承認をしていないわけですけれども、それはどういう理由によりますでしょうか。あるいは欧米諸国は承認をしてお りますか。 | ||
○荒木清寛君 そういう意味では、日本はモスレムともセルビア人ともどっちかというと中立的な立場にあるわけですので、そういう立場に立ってぜひとも日本政府としても直接当事者に働きかけての和平の努力ということに一層頑張っていただきたいというふうにお願いをしておきます。 次に、先般行わ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 この会議におきまして日本政府は、極端な軍事増強に走る国に対してはODAの再検討もあり得ると、そういう方針を提示したというふうに言われておりますが、今後その再検討といいますか見直しをどのように進めていきますでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 終わります。 | ||
04月22日 | 第126回国会 参議院 外務委員会 第5号 議事録を見る | ○荒木清寛君 まずコスパス・サーサット計画につきましてお尋ねをしたいと思います。 配っていただきました書簡の五によりますと、コスパス・サーサット計画との提携、衛星制度利用に伴う活動から発生した損害については関係国は損害賠償請求権あるいは訴えを提起するという権利を放棄する、そう...全文を見る |
○荒木清寛君 そうしますと、また逆に宇宙損害責任条約というのがありまして、これは無過失責任を規定しているわけでありますけれども、例えばコスパス衛星あるいはサーサット衛星から何か落下して地上の物件に損害があったというような場合の責任問題といいますか、損害賠償請求できるかどうかという...全文を見る | ||
○荒木清寛君 次に、この条約の趣旨というのは海難予防ということにあると思いますが、その事故が起こった場合にどうするかということですけれども、その前にそもそも事故を予防するという意味では気象情報やあるいは航路情報の十分な周知徹底ということが欠かせないと思います。この点、現行の制度で...全文を見る | ||
○荒木清寛君 外務省におきましては、ことしの夏の機構改革で国際情報局を新設するというふうに聞いております。この点、情報の迅速的確な把握、また在外邦人の保護等のために衛星通信を利用してこうした情報を収集するということは考えていらっしゃいませんでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 次に、IOM加盟の件につきましてお尋ねをしたいと思います。 御説明等によりますと、IOMの事業は移民に対する移住のサービスと難民支援というふうに大きく分けられると思いますけれども、現在はどちらに重点が置かれているのか最近の代表的な事例等も御紹介願いながら御報告を...全文を見る | ||
○荒木清寛君 先ほども御質問にありましたけれども、我が国の難民の受け入れが極めて厳格であるといいますか難民認定も厳しいということは、いろいろ国際的にも非難をされているところであるかと思います。 そこで、今回のIOM加盟に伴いましてこの難民認定が若干基準が緩和されるとかあるいは...全文を見る | ||
○荒木清寛君 確かに条約を締結したといいましても当然にそういう見直しを要求されるものではないとは思いますけれども、しかしこの条約の加盟を一つの契機としましてあるいは国際的な世論もありますので難民の受け入れについて改めて見直しをしていくと、そういうお考えはございませんか。 | ||
○荒木清寛君 インドシナ難民にしましても確かに一万人という枠があるわけですけれども、全体から見れば一部にすぎないというふうに言わざるを得ないわけでありまして、やはりこの際真剣に議論をしてはどうかというふうに私は思います。 ILOの移民労働者に関する条約第九十七号というのがあり...全文を見る | ||
○荒木清寛君 今後その批准を検討するということはお考えにありませんか。 | ||
○荒木清寛君 先ほどの御質問でもIOMとJICAとの関係が取り上げられましたけれども、そうしますと日本から中南米等に移住する場合にはこのIOMの移住サービスの提供は受けられるのですか。 | ||
○荒木清寛君 次に、カンボジアPKOにつきま して、カンボジア情勢につきまして若干お尋ねをしたいと思います。 きょうの報道によりますと、国連ボランティアの日本人を含む大半のメンバーが現場に復帰をする意向を固めだということが報道されております。この国連ボランティアの安全確保に...全文を見る | ||
○荒木清寛君 大臣にお聞きしたいと思いますが、先日の外務委員会でも、非常に今カンボジア情勢がある意味では緊迫をしている、五原則との関係でもいろいろな議論があるわけでして、場合によっては政務次官を現地に派遣をするというようなことも御発言があったかと思います。 しかし今、非常にそ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 総理も去年行きたかったのだけれどもなかなか行けなかったと、警備の問題もあってというようなお話だったわけですが、今が一番大事なときだと思いますのでぜひ大臣御自身に訪問をしていただきたいということを重ねて要請をしておきたいと思います。 これもきょうの報道によりますと...全文を見る | ||
○荒木清寛君 そうしますと、この公使の御発言はどういう趣旨でといいますか、どういう目的で日本の代表としてそういう意見を表明されたのでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 確認しますと、要するに今のPKO協力法の見直しを前提にしての発言というわけではないわけですね。 | ||
○荒木清寛君 対日支援につきまして若干お尋ねをしたいと思います。 昨日ですか、大臣がキルギスタンの外相と、これは書簡を交換されたのでしょうか、生ワクチンを、百万ドル相当のワクチン支援を行うということを政府として約束をしたということです。これは百万ドルといいましても余りよくわか...全文を見る | ||
○荒木清寛君 大臣にお尋ねしたいと思いますが、私も昭和三十五、六年に小児麻痺が流行したときに生ワクチンを飲んだということを記憶しておりますけれども、実はこのときの生ワクチンはソ連からの輸入であった。昭和三十五年に小児麻痺が大流行しまして、全国で五千六百人以上が感染をしまして三百十...全文を見る | ||
○荒木清寛君 それに関連しまして、政府としましても対日支援の必要性等について十分PRをしていく、広報をしていくということをお決めになったようですが、そういうPRの中で過去にこういう事実があったということもぜひとも周知徹底といいますか国民に知らしめていただきたいというふうに思うわけ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 率直に言いまして日本国民のロシアに対する感情は決してよくないわけでありまして、そういう意味では、過去に我が国においてもロシアから支援を受けたことがあるのだという意味において、古い話ではありますけれども、一千 万人の命が救われたと言っても過言ではないわけですので、ぜ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 大臣は大統領とはお会いになられたのですか。 | ||
○荒木清寛君 特に何か具体的なお約束とかはされたのですか。 | ||
○荒木清寛君 そういう意味ではぜひロシア共和国以外の共和国とも友好を深め、また支援できる部分は支援をしていただきたいというふうに思うわけです。 以前にも質問したのですけれども、ウクライナのクラフチュク大統領が今月の中旬ですか、いわゆる西側諸国を非難した。要するにこれはG7の閣...全文を見る | ||
○荒木清寛君 そうしますと、ウクライナについて特に追加支援を今後考えていくというような日程といいますか予定にはないわけですね。 | ||
○荒木清寛君 核弾頭についてですけれども、ロシア共和国には八千百発、ウクライナ共和国には一千六百発程度あるというふうに認識しておりますけれども、そういう情勢でしょうか。 | ||
○荒木清寛君 ウクライナ共和国は、いわゆるSTART条約には署名はしているけれども批准はしてないというようなことだったと思いましたが、その批准をしない理由はどのように認識されていますか。 | ||
○荒木清寛君 この批准をさせるべく日本としても外交努力、あるいは日本だけではなくて諸国と協調してやっていただきたいと思いますが、その辺はどういう御見解をお持ちですか。 | ||
○荒木清寛君 この条約を批准する見通しについてはどのような予測をされていますか。 | ||
○荒木清寛君 大臣にお伺いしますけれども、これはたしか岐阜の講演だったと思いますが、対日支援に関しまして経営研修センターという構想を提示されましたですね。それは今、具体化しつつあるのですか。 | ||
○荒木清寛君 次に、日米の首脳会談につきまして若干お尋ねしたいと思いますけれども、クリントン大統領も首脳会談の席上、日本の安全保障理事会常任理事国入りを支持したというようなことでございます。この点、外務大臣は、日本がそういった常任理事国入りを志願すべきかどうかということについては...全文を見る | ||
○荒木清寛君 そうしますと、現行の国連憲章のもとでは余り早急な常任理事国入りというのは望ましくないというような御見解と聞いてよろしいですか。 | ||
○荒木清寛君 ちょっと私、誤解しておりましたけれども、例えば安全保障理事会の枠組み自体は変えないで単に常任理事国の数をふやすというだけの改正という意味で、そういうもとでも志願をすべきだ、あるいはなることが望ましいというようなお考えですか。 | ||
○荒木清寛君 この日米首脳会談で教育分野での人的文化交流が決定したということでございまして、私は非常に、非常にといいますか評価しましたのは、日本語教師の助手をアメリカの高校へ派遣する、その定員を増員するということが決まったようでございまして、これはすばらしいことであると思います。...全文を見る | ||
○荒木清寛君 私は、もうそれこそ全部の公立の中学校に一人ずつ配置をするというぐらいのことまで考えてもいいのではないかという意見でおります。 最後に、たびたび御質問には上がっておりますけれども、この首脳会談で三カ月以内に包括的な経済協議機関を設置するということが決まったわけであ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 円高の容認発言につきましても日米双方で随分認識が違うようなことがあるわけでして、この点につきましてもきちんと今の大臣のようなお考えをアメリカに対して表明し続けていただきたいということを最後に要望しまして、終わらせていただきます。 | ||
04月28日 | 第126回国会 参議院 本会議 第14号 議事録を見る | ○荒木清寛君 私は、公明党・国民会議を代表して、ただいま政府から報告のありましたPKO活動の実施計画について質問をいたします。 先般、国連ボランティアの中田厚仁さんがカンボジアで凶弾に倒れたことは痛恨のきわみであり、心から御冥福をお祈り申し上げます。 長年勤務した商社から...全文を見る |
05月31日 | 第126回国会 参議院 予算委員会 第18号 議事録を見る | ○荒木清寛君 公明党の荒木清寛でございます。 公明党は、PKO協力法をつくるために熱心に推進してまいりました。もはや一国だけの平和主義を願うことは許されない、日本も世界の平和のために汗をかいていくべきだ、そういう国際貢献という立場からこの法律を推進したわけでありまして、その判...全文を見る |
○荒木清寛君 私も、血を流すという言葉に非常に抵抗といいますか違和感を感じたわけですけれども、今こうした悲しい事件に遭遇をしまして、私たちは国民の皆様とPKO活動についての共通の認識というのを改めて確認をしておく必要がある、そのように感じるわけであります。 このPKO活動とい...全文を見る | ||
○荒木清寛君 高田晴行さんの襲撃事件について若干お尋ねをしたいと思います。 国連ボランティアの中田厚仁さんが四月八日にお亡くなりになりまして、その後、四月の下旬に柿澤外務政務次官がカンボジアに派遣をされております。その際に明石代表と会談をされまして、報道によりますとアンビルで...全文を見る | ||
○荒木清寛君 もちろん柿澤政務次官は、危険が高いと思ったからそういう申し出をしたんだと思うわけです。その結果、しかしながら、UNTACの方では検討をするという話でありましたけれども、最終的には配置がえをしてもらえなかったということになりますけれども、我が国のこのPKO参加五原則に...全文を見る | ||
○荒木清寛君 アンビルのありますバンテイメンチャイ州ですか、ここにはそもそも九人の文民警察官がいらっしゃったわけですけれども、おっしゃったように最終的には全員撤退をされた。ということは、そもそも文民警察官の業務のフィールドとしましては極めて危ないといいますか、不適切な地域であった...全文を見る | ||
○荒木清寛君 結果論になるというふうにおっしゃればそれまでかもしれませんけれども、やはりそういった危険が予測された時点で一時中止をするというか、そういう方針を貫いていくということが我が国のPKO五原則の精神だと思いますし、またそういうことによって国民の理解も得られていくんではない...全文を見る | ||
○荒木清寛君 そうしますと、大まかな言葉で言いますと、危ないというふうに感じたときには個人の判断で休止をしていいという趣旨が一時休止だというふうに理解をしますけれども、そういう趣旨をこの文民警察官を初めとしますPKO隊員の皆様に徹底はきちんとされているんでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 文民警察官に限らず日本人というのは大変に責任感が強いですから、なかなか自分の仕事を退くといいますかやめるということはできないと思うんです。ですから、この一時休止のことをもっと徹底をしていただいて、危ないときにやめるということは決してひきょうでも何でもないんだというこ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 いずれにしましても、まだまだ不安な要素があるわけでございまして、特に文民警察官の方についてはできるだけ早く帰ってこれるように御努力を願いたいと思います。 先ほど総理のお話で、ガリ事務総長から書簡をいただいたということをお話しになりましたけれども、その書簡の中に日...全文を見る | ||
○荒木清寛君 私の聞き間違いであったかと思いますけれども。 次に、総選挙後の対応問題についてお尋ねをしたいと思います。 かつてカンボジアという国は大変平和で暮らしやすい国であったわけですけれども、その国がなぜ二十年間以上も戦乱のちまたと化したか。その大きな原因というのは、...全文を見る | ||
○荒木清寛君 一部にはタイから国境を通じて密輸されているんじゃないかという疑いもあるわけなんですけれども、そういう情報収集はしていらっしゃらないんですか。信じているというだけですか。 | ||
○荒木清寛君 プノンペンにもバンコクにも大使館があるわけですから、現地における情報収集活動もしっかりやっていただきたいというふうにお願いをいたします。 日本とECが起草しまして国連総会で採択をされました通常兵器移転国連登録制度、いわゆる武器移転登録の制度というのがあります。こ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 そうしますと、いわゆるUNTACが任務を終了して撤収した後も、パリ和平協定に基づく今おっしゃった義務というのは継続をしていくんでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 一部の報道によりますと、新政権成立後いわゆるカンボジア国軍を設立するに際してフランス等からいろんな援助を受けることを相談をしている、協議をしている、そういう報道がありましたけれども、そういうことはあるんですか。 | ||
○荒木清寛君 次に、PKOの今後の展開といいますか、PKO一般の展開といいますか拡充ということについて若干お尋ねをしたいと思います。 このブトロス・ガリ事務総長の、去年の六月ですか、お出しになりました「平和への課題」、そういう報告がございますけれども、そこに平和執行部隊ととも...全文を見る | ||
○荒木清寛君 あるいはガリ事務総長は、このPKOの迅速展開に備えまして国連待機隊、あらかじめ迅速にPKOに出れるように各国で待機をしていくという構想も具体化を進めているというふうに聞いております。 二月にガリ事務総長は日本に来まして総理にもお会いされまして、国連に対する広範な...全文を見る | ||
○荒木清寛君 次に、UNTACへの我が国の分担金額、分担の支出金というのは一億六千七百六十二万ドルである、そのように報告を受けておりますけれども、このガリ総長の「平和への課題」の中にこういうくだりがあるんですね。「平和維持関係の分担金は外交予算からではなく防衛予算から支出すべきだ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 外務省も随分お金がないということは私もよく承知をしているわけですけれども、総理あるいは大臣の考えをこの点お聞きをしたいと思います。 | ||
○荒木清寛君 済みません、ちょっと私聞き取りにくかったんですけれども、検討する余地はあると、そういう趣旨ですか。 | ||
○荒木清寛君 時間もありませんので次の問題に行きたいと思います。 先般の参議院での我が党の白浜委員の質問に対しまして、カンボジア復興国際委員会、我が国も共同議長国である、この開催を働きかけていきたいと、そういう御答弁でしたけれども、具体的にいつごろの開催を見通していらっしゃい...全文を見る | ||
○荒木清寛君 この会議といいますか委員会は、どのくらいの国が構成メンバーとして参加をするわけですか。 | ||
○荒木清寛君 今の三十何カ国という規模からしましても、なかなか一つの成案を得て軌道に乗せるということは時間がかかるんじゃないか、そういう意味では中期的、長期的な復興の支援ということになるんじゃないかという気がするんですね。 そうなりますと、それまでのつなぎといいますか短期的な...全文を見る | ||
○荒木清寛君 次に、カンボジアから我が国に留学生は何人ぐらい来ていますでしょうか。 | ||
○荒木清寛君 カンボジアにおきましては、ポル・ポト派によりますいわゆる知識人の大量虐殺ということがありまして、非常にそういう意味では人材が不足をしているという現状ではないかというふうに思うわけでございます。 そこで、総理にお聞きしたいんですけれども、ひとつそういったプロジェク...全文を見る | ||
○荒木清寛君 ぜひ実現をしていただきたいというお願いをしておきます。 最後に、あと五分ありますけれども、カンボジアの復興を受けての今後の特にアジア地域における予防外交ということを若干お尋ねをしたいと思います。 これはガリ事務総長の「平和への課題」の中にもあるわけですけれど...全文を見る | ||
06月08日 | 第126回国会 参議院 予算委員会 第20号 議事録を見る | ○荒木清寛君 私は、公明党・国民会議を代表し、平成五年度補正予算三案に対しまして、反対の討論を行います。 佐川事件、金丸前議員の巨額脱税事件の発覚と金権腐敗政治に対する国民の怒りは限界を超えております。抜本的な政治改革を今こそ実現するべきであります。既に、公明党を初めとする六...全文を見る |
06月10日 | 第126回国会 参議院 外務委員会 第7号 議事録を見る | ○荒木清寛君 まず条約についての質疑の前に一般外交問題を二点お聞きしたいと思います。 一つは日米関係ですけれども、今後始まってまいります日米包括協議でアメリカが日本に対して出してくる要求が明確になってきたわけです。大統領あるいはカンター通商代表の発言を総合しますと、まず日本の...全文を見る |
○荒木清寛君 おっしゃることは私も賛成でございます。ただ今回、モンデール氏という大変大物の方が次期の駐日大使に内定をした、あるいは常々クリントン大統領は最も大事な二国間関係が日米関係であるというふうにおっしゃっていまして、我が国の立場としても単に拒否をするというだけで日米関係をや...全文を見る | ||
○荒木清寛君 もう一点、日ロ関係についてお尋ねしますけれども、読売新聞の世論調査によりますと、日ロ関係については、悪い、非常に悪いと思っている人が五七・八%、むしろソ連崩壊前よりもその数字が高くなっている。その大きな理由としては、エリツィン大統領が二回にわたって訪日の約束といいま...全文を見る | ||
○荒木清寛君 それに関しまして、北方領土返還の方針につきましてもう少し長いスパンで考えていくというふうに政府として方針を変更したというような報道が一部にありますけれども、それはそういうことでよろしいのですか。 | ||
○荒木清寛君 次に、本題であります児童の権利条約。私は、子どもの権利条約というふうに訳すのが日本語として正確であるというふうに考えていることをまず表明して、質問をしたいと思います。 大臣にお聞きしたいと思いますけれども、日本の子どもが置かれている状況をどう認識されているかとい...全文を見る | ||
○荒木清寛君 そういう意味で、大人の責任でもう少し人間的に成長できる、そういう環境をつくってあげる責任があると思うのです。 ただ、今回の条約の説明書によりますと、先ほども質問がありましたけれども、この条約の締結については新たな国内の立法措置は不要であるあるいは予算措置は不要で...全文を見る | ||
○荒木清寛君 また、条約上の義務の履行ということにつきましても、例えば二十九条一項の(a)に「児童の人格、才能並びに精神的及び身体的な能力をその可能な最大限度まで発達させること」というような義務もあるわけでして、そういう意味からすると日本の教育環境が決してこの条約の趣旨に合致して...全文を見る | ||
○荒木清寛君 この児童の虐待問題の対応につきましては、民間団体のお話はまた後で質問させていただきますけれども、公的機関の中では児童相談所が中心的にこの問題に対処をしなければいけないと思いますけれども、そういう相談窓口が児童相談所にありますか。全国に何カ所ぐらいありますか。 | ||
○荒木清寛君 相談窓口も百七十四カ所に開設をしているという趣旨ですね。 | ||
○荒木清寛君 この児童、子どもの虐待については民間レベルで一生懸命やっている方がたくさんいらっしゃいまして、さっき言いました虐待防止センターもそうですけれども、弁護士も一生懸命やっているわけであります。 そういう人に話を聞いてみますとおっしゃることは、自分が相談を受けて児童相...全文を見る | ||
○荒木清寛君 今おっしゃったスタッフの中では、児童福祉司、これが一番主力なメンバーですか。 | ||
○荒木清寛君 そうなりますと、この児童福祉司が果たして専門家としてこういった虐待問題に対応できる能力があるかどうかということが一つ大事なポイントじゃないかと思うのですね。 児童福祉法の第十一条の二に児童福祉司の任用資格ですか、資格要件が一号から五号まで列記されておりますけれど...全文を見る | ||
○荒木清寛君 私が調べた限りでは、おっしゃった一番目の資格を持った方が五五%。実際、採用の段階で、大学を卒業して児童福祉司という形で採用になったという方もいらっしゃいます。しかし、そうではなくて一般の県なら県の職員として採用されて事務の仕事をしていてその後に転勤といいますか配置が...全文を見る | ||
○荒木清寛君 私が実際聞いた範囲でも、水道局で事務の仕事をしておってその後に児童福祉司になったという方もいらっしゃるわけでありまして、そういう方に対する研修としてはなおかつそれでも不十分ではないかという感じを持つわけです。 児童福祉司には大きく分けて三つのルートがあると先ほど...全文を見る | ||
○荒木清寛君 そうしますと、この養成施設というのはいわゆる高校を卒業して入る専門機関ということになるわけですか。この養成施設は全国に幾つあるわけですか。 | ||
○荒木清寛君 そうしますと先ほどの説明はちょっとおかしいわけでして、この養成施設というのは大学を卒業してさらに高度な訓練を受けるということになるわけですから、まさにそういう方こそプロとしてこの児童相談所に配置をして虐待問題についての対応もしてもらうということがあるべき姿じゃないか...全文を見る | ||
○荒木清寛君 民間の方もそういうことは非常に評価はしているのですけれども、しかし残念ながら待ちの姿勢が多いということを異口同音におっしゃるわけですね。要するに例えば第三者から通報があって、通報といいますか連絡がありまして、あそこの家で何か親が子どもを虐待しているというような連絡が...全文を見る | ||
○荒木清寛君 思いますと言われますけれども、現場を取材しますと必ずしもそこまでやっていないような気がするのですね。 先ほどおっしゃったスタッフというのは全国の児童相談所に何人ぐらいいらっしゃるのですか。人口当たりにしますと何人に一人という配置になっておりますか。 | ||
○荒木清寛君 ざっと五千百八十六名ということですと二十万人に一人という計算になりますかね。ですからとても児童相談所だけで対応するということは不可能じゃないかという感じがするのです。そういう意味で、多くのいわゆる人的な資源を活用しながらネットワークをつくってこういう問題を解決してい...全文を見る | ||
○荒木清寛君 どういう選任の基準で選んでいるのですか。 | ||
○荒木清寛君 来年の一月から発足ということですけれども、これがうまく機能すれば児童の虐待問題についても相当よい効果を発揮できるのではないかというふうに思いまして私も期待をしておりますけれども、ただ現場で聞きますと、主任児童委員ですから名前だけ聞きますと児童委員の上に立つというよう...全文を見る | ||
○荒木清寛君 一時保護は、児童相談所で一時預かりといいますか保護をするのですか。 | ||
○荒木清寛君 同じく二十七条の一項の三号によりますと、親権者の意思に反しない限りで、いわゆる保護者の同意をとって施設所に入所措置をさせるという規定がございますね。これも児童虐待のケースでこの制度は十分に活用しているのですか。 | ||
○荒木清寛君 二十七条の一項の三号というのは親の同意を得て措置をするケースではないですか。違いますか。それを今お聞きしたのです。 | ||
○荒木清寛君 ですからその児童虐待のケースで、こういった形で施設に預けるということは積極的にやっているのですか。 | ||
○荒木清寛君 その第一段階がうまくいかないで施設に子どもを入れて親子を離すという場合になりますと、具体的にはどこにその子どもさんは入所するのですか。 | ||
○荒木清寛君 私の偏見かもしれませんけれども、養護施設といいますとどちらかというと両親がいない子どもさんですとかそういう方が多いのじゃないかという気がするのですね。そうじゃなくて虐待された児童のようにいわゆる心に傷を負って入ってくる子どもさん、こういう方をきちんと治療していくシス...全文を見る | ||
○荒木清寛君 専門的な知識を持ったそういう治療をする資格を持った方というのは養護施設にはいないのですか。 | ||
○荒木清寛君 私の調査した範囲ではそういう意味で心理的な治療への対応という点ではまだ不十分ではないかという感じがしますので、この充実をぜひお願いしたいと思います。 時間もありませんけれども、児童福祉法の二十八条一項の一号によりますと、これはかなり最終的な段階になると思いますけ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 先ほどのお話ですと、平成四年度でも一千件以上の相談ケースがある。この中にはかなり緊迫したケースも多いのじゃないかと思いますけれども、そういう全体の数からするとこの九件というのはいかにも少ないという感じがするのですね。これは何か障害といいますか、この規定を十分に活用で...全文を見る | ||
○荒木清寛君 そのようにおっしゃいますけれども、千件あって九件以外全部説得で解決できたということはちょっと信じがたいわけです。 ですから強制的に入所させるといった規定が十分活用できないのは、実は一つ一つ手順を踏んで最終段階に至るマニュアルといいますかフローチャートといいますか...全文を見る | ||
○荒木清寛君 権利条約の十九条の二項によりますと、虐待からの保護措置としまして、防止のための効果的な手続また児童虐待の発見、報告、付託、調査、処置及び事後措置、司法の関与という 一連の規定があるわけですね。この規定の趣旨というのは、児童の虐待に対して場当たり的な対応をするのじ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 その児童相談所の運営指針ですか、その中に、今おっしゃったような抽象的なことじゃなくて具体的にこの虐待問題に対してはだれがどう対応するのか、それがだめだった場合に次はどうするのかということまできちんと決めてあるのですか。 | ||
○荒木清寛君 そういう連携というかネットワークの中で、東京にも子どもの虐待防止センターという民間の団体がありますし、大阪にも同趣旨の団体があるわけです。そういう民間団体の活力の利用についてはどのように考えていますか。 | ||
○荒木清寛君 最後にお聞きしますけれども、私はこのネットワークの中でもっともっと民間団体が主要な役割を果たすべきじゃないかというふうに考えているのです。 それはいろいろな機関がこの児童の虐待防止については関与するわけでありますけれども、その取りまとめ役としてだれが一番適切かと...全文を見る | ||
10月19日 | 第128回国会 参議院 外務委員会 第1号 議事録を見る | ○荒木清寛君 荒木でございます。まず、大臣にお聞きしたいんですけれども、冒頭の所信表明で従前の外交政策を継承し発展させる、そういうことをお述べになりましたけれども、私はこの発展させる、その言葉に非常に期待を抱いているわけでございます。大臣にお聞きすることは、従来の外交姿勢について...全文を見る |
○荒木清寛君 大いに期待をしたいと思います。 それではロシア関係につきまして、なるべく重複を避けましてお聞きをしたいと思います。 今回の放射性廃棄物の投棄につきましては、ロシアとしては二週間ぐらい前にIAEA並びにロンドン条約の事務局に通告をしてあるというふうに言っており...全文を見る | ||
○荒木清寛君 今回の廃棄につきましては、先ほどのお話ですとロンドン条約の決議に違反をしているというお話だったわけですけれども、そういう決議に違反するような投棄をするという通告が条約の事務当局にありながらその事務局としては関係国に通知をしないということですと何のための事務局かという...全文を見る | ||
○荒木清寛君 民間のグリーンピースの方では事前に情報を得ましてTNT-27を追跡したという事実があるわけですけれども、そういう活動をしているということも外務当局としては把握ができなかったわけですか。 | ||
○荒木清寛君 口の悪い人に言わせますと、外務省は事前に知っておったんではないかと言う人もあります。私はそんなことはないと思いますが、しかし少なくとも知り得る立場にはあったんではないかというのが一つの反省点ではないかと思いますが、この点はいかがですか。 | ||
○荒木清寛君 昨年もこうした放射性廃棄物の投棄がありまして、ことしの春ですか、その事実が判明したと思いますが、その際に外務省は抗議をしておりますか。 | ||
○荒木清寛君 厳重に抗議をしたにもかかわらず再び投棄をしているわけでして、今回も厳しく抗議をする、あるいは中止要請をする、これは当然だと思いますけれども、そんな一片の抗議で直ちに改善ができるというようなロシアの情勢ではないということは厳然たる事実ではないかというふうに思うわけなん...全文を見る | ||
○荒木清寛君 よく拡大均衡ということが言われますけれども、それは単に領土問題との関連だけじゃなくて、こうした我々の生命にかかわるような問題との関係でも当然適用される原則ではないかというふうに私は思っております。 報道によりますと、この問題は余りセンセーショナルに取り上げるべき...全文を見る | ||
○荒木清寛君 それは一つのそれとしまして、しかしながら先般のエリツィン大統領の訪日は大成功であったというふうに私は考えておりますし、特にシベリア抑留の問題で謝罪を引き出したということの意味は非常に大きいというふうに思います。 そこで、大臣にお聞きしますけれども、懸案の領土問題...全文を見る | ||
○荒木清寛君 私も同感であります。 第一回首脳会談の折にエリツィン大統領の方から、北方領土の駐留ロシア軍は既に半分撤退させたという我が方にとっては朗報、朗報といいますか、そういうことがあったわけでありますけれども、これは事実でありましょうか。 | ||
○荒木清寛君 現に駐留軍が半分撤退をした、そういう事実があるわけですか。その点の確認はいかがですか。 | ||
○荒木清寛君 まだ事実は確認できていないということでよろしいんですね。 この首脳会談でサハリンの石油開発を初めとするロシアの四大プロジェクトの推進ということが日ロ経済協力の一つの柱として議題になったようであります。しかしながら、現実には日ロ間の貿易関係、あるいは日本からの民間...全文を見る | ||
○荒木清寛君 民間分野での経済協力が進まないところかむしろ減退をしていると。その大きな原因はどこにありますか。 | ||
○荒木清寛君 共同記者会見後に、ガイダル第一副首相から民間企業の対日投資に対する貿易保険の適用制限を緩和してほしいという要請があったというふうに言われておりますけれども、政府として貿易保険の適用制限の緩和を検討する余地はありませんか。 | ||
○荒木清寛君 そうしますと、向こう側の未払いの貿易代金の決済については、特に政府としてとるべき施策は今のところ考えられないということになりますか。 | ||
○荒木清寛君 民間投資が進むように十分努力をしていただきたいと思います。 最後に、国連の安保理の常任理事国入りにつきまして残された時間を費やしたいと思います。 政権交代がありまして、この常任理事国入りにつきましては従来の積極的な姿勢から若干慎重な立場に変化をしたというふう...全文を見る | ||
○荒木清寛君 総理の言葉をかりますと、自然体といいますか、推されてなるべきであるというのが基本的なスタンスかと思いますけれども、いずれにしましても常任理事国になること自体が目的ではありませんで、なってから何をするのかということが一番問題ではないかというふうに思うわけなんですが、こ...全文を見る | ||
○荒木清寛君 今、大臣から非軍事という言葉がありましたけれども、平和執行部隊あるいは国連のもとでの多国籍軍、あるいは将来あり得るかもしれない本来の国連軍への参加ということを考えますと、こういった武力行使を伴う国際的な安全保障活動への参加という点では、常任理事国入りをすればこれへの...全文を見る | ||
○荒木清寛君 国連憲章の解釈はそうだと思いますけれども、しかし実際問題としましてそういう立場で国際世論の支持を得られるかということが疑問になると思いますが、大臣、いかがですか。 | ||
○荒木清寛君 一分残りましたので一つだけお聞きしたいんですけれども、今のハイチ情勢につきまして、あの国の民主化の支援につきまして我が方としてはどういう姿勢で臨んでいきますか。 |