荒木清寛

あらききよひろ



当選回数回

荒木清寛の1998年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月12日第142回国会 参議院 財政・金融委員会 第4号
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○荒木清寛君 今回、金融機関に公的資金を投入するという議論をするわけでございますので、前提として大蔵省の倫理というのが厳しく問われなければなりません。今回の大蔵官僚の不祥事の再発、私は単に個人の問題というよりも非常に根の深い構造的な問題であるという認識をしているんです。  そこ...全文を見る
○荒木清寛君 そこで、その公費天国事件のときに、昭和五十四年十月二十九日付で「綱紀の厳正な保持について」という官房長名の通達が出ているわけです。それも非常に厳しい内容でございまして、これは世間の批判があったから当然です。  会食については、「職務上の関係者からの会食等への招待に...全文を見る
○荒木清寛君 今のお話ですと、時の経過とともにということですから当初はこのとおりにやっておったということかと思います。  そこで、長野証券局長にお越しいただきましたのでお尋ねしますが、その昭和五十四年当時も御在職でありましたが、こういう通達が出てこのとおり現在までやっていらっし...全文を見る
○荒木清寛君 若干のそういう接待はあったというお話だと思います。ただ、今、御自分からおっしゃったように、週刊誌等では過剰な接待ぶりが長野さんについて報じられているわけです。私は、報道による人権被害ということに非常に関心を持っていまして、国会議員になる前はそういうことも一生懸命やっ...全文を見る
○荒木清寛君 そのように承りました。  そこで、日銀総裁にお越しいただきましたのでお尋ねします。倫理問題をちょっとお尋ねしたいんですが、その前に超低金利政策についてお尋ねをしたいと考えております。  言うまでもありませんが、この超低金利政策が三年目に入っているわけであります。...全文を見る
○荒木清寛君 家計にプラスの効果を生み出すことも期待したいとおっしゃられても、国民としてはそれを素直に受け取ることはできないわけです。超低金利政策によって利子所得が国民から銀行に移転をする、その上今回の法案によって三十兆円もの公的資金の投入、これでは私は踏んだりけったりじゃないか...全文を見る
○荒木清寛君 総裁がそういう厳しい倫理観をお持ちであれば、なぜ今回こういう報じられるような貸出部門担当者二人が複数行から百万円以上等々と言われるような事態になったのかという気がするわけです。  それで、この問題なんですけれども、各紙がそういう問題を報じた。早速、日銀としては内部...全文を見る
○荒木清寛君 大蔵省は昨年の内部調査が不十分だということで今回は申告用紙に詳細に接待の事実を書かせて調査をする、しかし日銀はそういう申告用紙という手法をとらないとおっしゃっているわけで、それ自体やはり腰が引けていると私は思うんです。  今、不適切な接待という言葉を何回かお使いに...全文を見る
○荒木清寛君 先ほど先行の議員から、なぜ十七兆円でなぜ十三兆円なのか、私も最も知りたい点について質疑がありました。  昨年の末に、梶山前官房長官の十兆円の新型国債構想が上がりまして、それが一月もすると、今度は三十兆円になってしまったわけでございます。ですから、そういう経過からし...全文を見る
○荒木清寛君 積み上げたものでないとすれば、どうしてこれで安心だと言えるんですか。  大蔵省が先般発表しましたいわゆる予備分まで含めた銀行の不良債権というのが七十六兆円だという公式数字です。それ以外の農系とかいろいろ含めれば百兆円はあるんじゃないか、そういう意味では。もちろん、...全文を見る
○荒木清寛君 そうしますと、大臣にお尋ねしますが、預金者保護あるいは金融システム安定のための公的資金の導入はこれで最後である、三十兆円を超えることはないと、そういうお約束はいただけるわけですね。
○荒木清寛君 二〇〇一年三月末まではこれ以上のことはないというお話かと思います。  そこで、今回の金融安定化法案の方につきまして今後質疑をしてまいります。  大臣は、このスキームは金融システムの安定化のためであって個々の金融機関の救済ではないということをしばしばおっしゃり、本...全文を見る
○荒木清寛君 システムの安定化というのであれば、申請のあった金融機関しか引き受けをしないというのはおかしいと思うんです。今、大臣がおっしゃった、悪い金融機関は対象としないと。仮にそういうものをCランクの銀行としますと、優良銀行のAランク、Bランク、Cランクとよく言われる分類がある...全文を見る
○荒木清寛君 もちろん、優先株ということでいえば、これは強制的に発行させることはできないわけですからおっしゃるとおりですが、ただ公的資金の導入の仕方としてはそれに尽きるものじゃないわけですから、もっと別のやり方もあるわけでありまして、本当にシステム安定というのであれば、そういうち...全文を見る
○荒木清寛君 それとちょっと性質が異なる話でありますが、大蔵官僚に対して接待工作をしたと言われているあさひ銀行、第一勧業銀行、三和銀行、破綻しましたが北海道拓殖銀行、要するに贈賄によって金融検査をねじ曲げようとしたという疑いが持たれており、捜査の対象になっているんですね。まさかそ...全文を見る
○荒木清寛君 そう言ってしまえばそうなんですが、大臣にお聞きをしますが、しかしそんな金融検査について贈賄工作をしたようなところまで公的資金が投入されたら、自己責任もいわゆる法律的な正義も、私はもう何もなくなってしまうと思うんですが、大臣、どうお考えですか。
○荒木清寛君 今、法案の審議をしている段階ですから、この投入基準を全部その七名の審査委員に任せてしまっていいものなんでしょうか。やはり法律上あるいは国会の議論としても、自己責任なりモラルハザードを来すような引き受けはしないということはきちんとどこかに、法案なら法案にうたっておくべ...全文を見る
○荒木清寛君 ですから、私はやっぱりそこが一番問題だと思うんです。衆参の議論を通じて言われていることは、さんざん議論されてはきたけれども、どういう金融機関を選別するかという基準が抽象的であって法文ではよくわからないと言われているわけです。私はその一例を単なる例として、単なる例とい...全文を見る
○荒木清寛君 まさに大臣がおっしゃったように、ある程度のリストラはしてきたけれども十分ではなかったわけです。そのツケをなぜ国民が負わなければいけないのか、私は納得できないわけです。  そこで、一昨年の三月四日に与党三党の「住専問題に関する新たな措置について」という合意があります...全文を見る
○荒木清寛君 私もこの資料だと思って今見ておりますが、しかしこの一・五兆円規模の経営の合理化ですとか五千億円の税収増ということは、その点についてのフォローアップはどこに出ているんですか。
○荒木清寛君 いや、なかなか難しいと言われましても、この合意によれば定期的にフォローアップすると。これは主にこの「五千億円程度の税収増」というところに意味があるわけですから、何人減らしたかということじゃなくてどれだけ国の税収に寄与したのかということがこの合意のポイントであって、そ...全文を見る
○荒木清寛君 いずれにしましても、国民の立場から見れば、この五千億円という約束がどの程度進捗しているか全くわからないわけです。そういう状況においてさらなる公的資金の投入ということになれば納得していただけるんでしょうか。  最後に、経営悪化の金融機関に公的資金が投入される以上は、...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
03月11日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第3号
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○荒木清寛君 私も引き続いてダイオキシン削減対策についてお尋ねをします。  先ほど、大臣は、環境庁のダイオキシン対策予算、少ないといえば少ないと、率直な御感想だと思います。三億七百万円ですか。昨年、このダイオキシン対策に関する五カ年計画ができまして、大臣の所信にもその点お触れに...全文を見る
○荒木清寛君 今、景気対策という声がかかりましたが、どうも予算の修正になるのか、あるいは補正予算になるのか、まあ必至のようでございまして、そういうところにぜひ盛り込むべき事項であろうと私は考えます。  そこで、今調査というお話がございましたが、昨年の十二月十五日付で「下水処理場...全文を見る
○荒木清寛君 これから調査していくという話なんですが、ただアメリカではもう一九八四年に環境保護庁が基準をつくっているわけです。これは水質についてのダイオキシンの基準でありまして、これによりますと〇・〇一三ピコグラム・パー・リッターという水準なんですね。仮にこの基準を先ほどの〇・〇...全文を見る
○荒木清寛君 そうすると、そのアメリカの基準というのは科学的検証にたえるものじゃないという、それが環境庁の見解なんですか。またそれは別の機会にやりましょう。  私は、この水質のダイオキシンを問題にしておりますのは、ごみ焼却施設からのダイオキシンの発生が大変問題になり、昨年の十二...全文を見る
○荒木清寛君 これは三月四日の名古屋市会の本会議で公明の加藤市会議員が質疑をする中で明らかになったわけでございますが、今言った二ピコグラムに改善されたといっても果たしてこれが適正な数値がどうか。先ほどのアメリカの数値からははるかに高いわけでございまして。しかも、これが名古屋市の一...全文を見る
○荒木清寛君 大臣、二十一地点、二十一焼却施設の排水について調べるということですけれども、これだけ国民の健康不安が広がっている中であります。現に厚生省ですか、おととしの七月に大気については全部焼却炉を調べるという、実態把握をするということでやったわけです。  ところが、排水につ...全文を見る
○荒木清寛君 縦割り行政の中でそういう苦しい立場もわからないわけではありませんが、ただ厚生省と相談をしてやるとか幾らでも方法があるわけですから、いかにもことしは二十一カ所しかやりませんよというのでは、国民の信頼にこたえていないと考えるわけです。  それで、焼却灰のことについても...全文を見る
○荒木清寛君 だから、産廃であれば焼却灰というか燃え殻というんですか、それはそのまま埋めてはいけないわけですね。ところが、一般ごみの場合はどうしてそのまま灰を埋めてしまっていいと、そういう法体系になっているんですか。その違い、その区別をしてある、規制が緩い理由を私は聞いているんで...全文を見る
○荒木清寛君 簡単に言うと、家庭ごみは紙その他であるから灰にそんな有害物質は出ないはずだと。ところが実際には、またこれもある地域では一般ごみの焼却灰から高濃度の有害重金属が検出されているという、こういう実態を環境庁なり厚生省は掌握していますか。要するに、産廃であれば規制に引っかか...全文を見る
○荒木清寛君 それは、今私が言った地域の実態を調べるという話なのか、それともこれを契機に全国的に本当に一般ごみの焼却灰をそのまま埋めてしまっていいのかという実態調査をするという意味なのか、どちらですか。
○荒木清寛君 名古屋市で出ましたのは、鉛が産廃の基準値を超えるものが出ているわけです。しかし、別に名古屋市だけ特別なごみを燃しているわけじゃありませんから、恐らく全国で調べればそういう実態が明らかになることでありましょう。  そうなりますと、先ほどおっしゃったように、一般ごみの...全文を見る
○荒木清寛君 では、後ほどその実態把握の結果についてもまた質疑をしたいと考えます。  以上です。
03月12日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第4号
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○荒木清寛君 通告はしておりませんでしたが、冒頭、きょうは建設大臣から公団の汚職につきまして極めてこれは重大な問題である、そういう認識が示されましたので、ひとつお伺いをいたします。  先ほど、その後の質疑の中で特殊法人の一つである道路公団の改革の状況につきましてお話がありました...全文を見る
○荒木清寛君 その民営化の是非についてはもう長い議論をしなければいけないと思うんです。  今回の汚職というのは、私に言わせると構造的な業者と公団の癒着ではないかと思うんです。何せ昭和六十一年には東京第一管理局の課長が業者への飲食代のツケ回しで逮捕された、あるいは昭和六十三年にも...全文を見る
○荒木清寛君 もちろん公団みずからの努力が大事でございますが、ただこの段階というのは公団の自浄努力、自浄作用にゆだねていいという段階をもうとうに超えていると私は思います。  それでは、通告をいたしました通学路安全点検調査につきまして大臣また皆様に質疑をいたします。  この問題...全文を見る
○荒木清寛君 今の報告によりますと、全体としては九六%の小学校でありますが、県下全校の調査には至っていないという都道府県が十九あるという御報告でございました。一〇〇%に至っていないというその要因はどこにあるんでしょうか。
○荒木清寛君 個々の事情はあるにせよ、早くすべての小学校で行われるようにまた要請をしていただきたいと考えております。  そこで、点検をするだけでは意味がないわけでありまして、この調査の結果、改善を要すると指摘を受けた箇所数はどのくらいありますか。また、その指摘に対してどのくらい...全文を見る
○荒木清寛君 御努力をいただいているんでしょうが、なかなか七割についてはまだこれからの改善であるということでございますから、各自治体で行うんだと思いますが、早急に改善を図るように建設省の方からも督励をしていただきたいと考えますが、いかがですか。
○荒木清寛君 ところで、現在、平成十年度からの新たな道路整備五カ年計画を策定中と聞いておりますが、この中で通学路安全点検調査についてはどう対応することになっておりましょうか。
○荒木清寛君 私が一昨年ですか、橋本総理に質疑をした際にも、これは一回点検をして終わりということではいけない、二回三回とやらなければという答弁がございました。  そこで、最後に建設大臣にお尋ねをするわけですが、この通学路安全点検調査というのは大変重要な施策でありまして、定期的に...全文を見る
○荒木清寛君 国土庁長官に一問だけお尋ねしますが、所信の中で、「阪神・淡路地域の復興につきましては、引き続き現下の最重要課題」、そういう認識がございます。当然だと思います。ただ、その前の箇所で、「被災者に対する支援につきましては、将来の災害についての議論を注意深く見守ってまいりた...全文を見る
03月31日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第6号
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○荒木清寛君 先ほど来の質疑を聞いておりまして、私もまだ我が国におきましては道路整備が質、量ともに不十分であるということはそうだと思います。ただし、個々のケースを見ますと道路整備について首をかしげざるを得ないようなケースがあることも確かだと思うんです。  よく言われますのは、高...全文を見る
○荒木清寛君 昨年来、公共工事につきましても構造改革の必要性が、昨年来というよりも以前から指摘されているわけでして、私は財革法の質疑のときにも申し上げましたけれども、やはり公共投資の投資基準をはっきり確立するということが本当の構造改革であり今必要なことだと思うんです。そういう意味...全文を見る
○荒木清寛君 私は、確かに何を優先すべきかという国民的なコンセンサスを得るのはなかなかそれは難しいかと思います。都市部の住民の人とあるいは過疎地の住民の人とはまたお考えも違うでしょうし、認識も違うかと思います。  ただ、交通事故犠牲者を減らすということについては、私はどの国民も...全文を見る
○荒木清寛君 今言及はなかったんですが、昨年の概算要求のときに策定されましたもの、五カ年計画案という本ですね。これを見ますと、「交通安全施策の推進」というのがありまして、三十四ページですが、交通事故による死者数について言及しているんです。これは非常にわかりやすい話だと私は思いまし...全文を見る
○荒木清寛君 もちろん交通安全は建設省だけでできる話じゃありませんで、取り締まり当局の方がむしろ主戦部隊かもしれません。ただし、七十八億円という投資規模になるわけですから、やはりそれだけお金を使って整備をする以上は安全な道路をつくってもらいたいと思うわけです。  九千人以下とい...全文を見る
○荒木清寛君 いや、それはわかるんですけれども、二十一世紀初頭といったら、まさに平成十四年、二〇〇二年とかそういうことを言うんじゃないですか。そのときに、一方では五千五百人にすると言っておいて、今度の五カ年計画では九千人と言うんじゃどういうことなんでしょうか。
○荒木清寛君 二〇二〇年が二十一世紀初頭なのかどうかちょっと日本語の解釈として疑問を持ちますし、またそれにしてもそこまで減らそうというのであれば五カ年計画でももっと思い切った目標設定も私はあるべきだというふうに思います。  そこで次に、交通安全とも絡むわけですが、ITS、最近よ...全文を見る
○荒木清寛君 ITS全部含めてです。
○荒木清寛君 そこで、平成十年度道路関係予算概要というところにもITSの推進というのが入っていまして、こういうインフラを整備した場合には、もちろんドライバーの方もそういう装置を買ったりするわけですから、五十兆円規模の新たな市場の創出という、そんな見通しも書いてあるわけです。それに...全文を見る
○荒木清寛君 そこで、この際でございますので、中部圏の骨格となる道路整備について若干お伺いをし、また要請もしていきたいと思います。  一つは、第二東名・名神高速道路の件でございます。  東西交通の大動脈となっている東名・名神高速道路でありますけれども、首都圏における混雑も当然...全文を見る
○荒木清寛君 もう一つ、個別の問題で恐縮でございますけれども、東海環状自動車道の整備も中部圏にとりましては課題でございます。  これは、愛知、岐阜、三重の三県を環状に結び地域の交流と活性化を図る上で早期整備が必要であるという要望が高いわけでございます。先ほど申しましたような二〇...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
04月03日第142回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○荒木清寛君 公明の荒木清寛でございます。  私は、午前中の松野参考人のお話を聞いておりまして、一言で言いますと部下に対する責任転嫁でございまして、本当に憤りを感じました。  そこで、先般、二月十三日の本院の財政・金融委員会での質疑、参考人質疑でございますが、角田議員が、「そ...全文を見る
○荒木清寛君 いや、六年前の話がどうしてそんな急に記憶が鮮明になるんですか。  しかも、先般の証人喚問、確かに三木さんに会った時期はあなたは訂正をしています。九一年の十二月ではなくて九二年の一月だと。ところが、今読んだ件については、参考人質疑のときに言ったことは間違っておりまし...全文を見る
○荒木清寛君 それを聞かれたわけですね、当時。それじゃ、その東急百貨店との間で大体どの程度の金額のトラブルだということは当時聞かれましたか。
○荒木清寛君 トラブルなんという、そういう抽象的なものではないんです。あくまでもトラブルは具体的でありまして、当然三木さんがそういう件で来られたら、だれとの紛争ですか、それは金額として幾らですか、どういう態様のトラブルですか、貸借関係ですか、損害賠償ですか等々、あらましを聞くのは...全文を見る
○荒木清寛君 そんな、トラブルに絡む問題で来ているのに、その内容がわからなくて何の話をするんですか。  しかも、今のお話ですと、東急百貨店という企業名は聞いたような発言でしたけれども、これも二月十三日の参議院での参考人としてのお答えは、笠井先生の質問、「いつ、どういうトラブルが...全文を見る
○荒木清寛君 そこで今度は、当時の証券局は、いわゆる証券会社と顧客のトラブルに関してどういう方針であったか、なかんずく飛ばしについてはどういう態度であったかということにつきまして、堀田参考人、松野参考人にお尋ねをいたします。  午前中、堀田参考人は、大和と東急のトラブルに関して...全文を見る
○荒木清寛君 いや、私がお聞きをしているのは、そういう含み損の引き取りを求められるような状況で飛ばしも選択肢としてありますよというのが証券局の方針だったんですかとお聞きしているんです。具体的に大和証券とのトラブル解決の相談の中で、適法な形で飛ばしてはどうですかという選択肢は示され...全文を見る
○荒木清寛君 そこで、松野参考人にお尋ねいたしますが、午前中もこの飛ばしの法律解釈について参考人のお説を開陳していただきまして、私も拝聴いたしました。  ただ、先般来この飛ばしがいいのか悪いのかという問題は、午前中おっしゃったような株式担保の金融といった意味での飛ばしじゃないわ...全文を見る
○荒木清寛君 あなたは先ほど角田委員が催告書を読んだことに関して、これは東急百貨店の主張であって、山一証券には山一証券の主張があるはずで、それを判断する立場にはないと。ところが今は、一方的に自分に都合のいいように東急百貨店の言っていることを援用してそんなことを言っている。けしから...全文を見る
○荒木清寛君 いや、違法でないとしても好ましくないわけでしょう。そんなものを監督当局は何で選択肢の一つとして示す必要があるんですか。それをやろうとしているのを阻止できないという話であればわかりますよ。違法でないんだから差しとめる権限がない。そうじゃなくて、あなたは好ましくないこと...全文を見る
○荒木清寛君 山一証券が本件のトラブルに関して東急百貨店の証券を飛ばした場合に、最終的には山一証券がこの損失を引き取らざるを得ないという危険性があるということは予想できなかったんですか。
○荒木清寛君 そこで、今度は白井参考人にお尋ねをいたします。  山一証券というのはもう自主廃業になりまして、あなたも大蔵省の免許のもとでなりわいを立てているわけじゃありませんから率直にお話しいただきたいと思います。  先ほどの質疑の中で、一九九一年十一月二十四日でしたか、経営...全文を見る
○荒木清寛君 そうしますと、その引き取らざるを得ない玉の中に東急百貨店の分は含まれていたんですか。
○荒木清寛君 そうしますと、この東急百貨店の分は当初は引き取らない、訴訟で解決をするという方針であったのではないでしょうか。
○荒木清寛君 当時既に東急百貨店の分は、当時というのは九一年十一月当時、わかっておったんですか。紛争としてあらわれていたんですか。
○荒木清寛君 あなたは、この翌年の三木副社長、松野証券局長の会談の件は故人となった副社長から聞いたということです。その範囲でお答えいただければ結構なんですが、あなたは聞かれた話としてお答えいただければ結構なんですが、この三木副社長はなぜ松野局長のところに相談に行ったのか、その経緯...全文を見る
○荒木清寛君 要するに、大蔵省、監督当局のオーケーがないとこれは法律にひっかかるのではないかということで相談に行ったと聞いているということですね。
○荒木清寛君 それで、先ほど三木副社長が折衝に当たったと、局長が了承したと聞いているというお話でしたね。これは東急の玉を簿外でペーパーに移すということについての了承があったと聞いていますか。
○荒木清寛君 わかりました。  そこで、次に堀田参考人にお尋ねいたします。  きょうも同趣旨の話がございましたが、衆議院の委員会での政府委員としての答弁の中でこうあるわけです。いわゆる海外に飛ばすというアイデアについての答弁、大和証券の側でそういう議論が行われているという報告...全文を見る
○荒木清寛君 それは先ほどもお聞きしたんですが、海外に飛ばすということについて好ましくないというふうにおっしゃっているわけだから、この海外ということも好ましくないという判断の一つの要素になったと思うので、そこをお尋ねしたわけです。
○荒木清寛君 いえ、そうではなくて、海外に飛ばすと余計不透明さが増すという判断があったんではないですか。
○荒木清寛君 いや、大和証券が相談に来たのはそういう話じゃなくて、いわゆる損失補てんを解消するために飛ばすという話だったわけでしょう。結構でございます。  そこで、松野参考人にお尋ねをいたすわけですが、きょうも同趣旨の話がありましたが、先回の証人喚問でも、海外の投資家への飛ばし...全文を見る
○荒木清寛君 それは幾つかの選択肢の一つではあったと思いますが、この海外ということをあなたはかなり強調されているわけですよ。  どうしてかといいますと、これも証人喚問の質疑の中で、「あなたは三木さんに対して、外為の問題については専門家を紹介しよう、こういうふうにおっしゃったこと...全文を見る
○荒木清寛君 いや、そうしますと、三木さんの方から海外という話が出てきたんですか。
○荒木清寛君 飛ばしの相手方を国内で見つける場合に比べれば海外で見つける場合の方がはるかに難しいということは、まあ常識だろうと思います。それをあえて海外という選択肢を示したということは、要するに外国に飛ばせば見つかりにくい、そういう趣旨が言外に込められていたんではありませんか。
○荒木清寛君 三木副社長が相談に来たのはそんな金融取引ですとかハイリスク・ハイリターンという話ではないわけです。東急百貨店が、先ほどの催告書ですと三百四億円補てんせよと言っている、それを飛ばしで解決するということになれば時価にそれだけの金額を足して売らなきゃ解決できないわけでしょ...全文を見る
○荒木清寛君 その証券局長の引き継ぎというのは口頭で行うんですか、書面で行うんですか。
○荒木清寛君 では、その引き継ぎの際に、個別の証券会社にかかわる課題も引き継ぐことはあるんですか。
○荒木清寛君 その九二年当時は、飛ばしトラブルが発覚し、国会でも何回も取り上げられております。新幹線が、当時ののぞみ号、名古屋駅を通過することが名古屋飛ばしであるといって大騒ぎしたほど、社会的にもこの飛ばしという言葉が大問題になっていたわけです。どういう意味で問題になっているかと...全文を見る
○荒木清寛君 これは決してそんな事務的に引き継ぐような個別の問題ではありません。その九二年だけでも半年間で大和証券が飛ばしに関して千百七十一億円を支払って処分を受けた、あるいはコスモ証券は四百十六億円を支払い飛ばしに関して処分を受けているわけです。全部あなたの在任中でありまして、...全文を見る
04月07日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第7号
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○荒木清寛君 私は、まず公共事業の評価システムの導入につきまして質疑をいたします。    〔委員長退席、理事山崎正昭君着席〕  今問題になっております財政構造改革路線に沿いまして、十年度の公共事業予算は約七・八%減少しております。財源難に陥っているのは国だけではありませんで、...全文を見る
○荒木清寛君 大臣がおっしゃるように、国会も十分この公共事業の効率的なあるいは効果的な執行について監視をしていかなきゃいけないと思います。  今費用対効果の分析ということもやっていきますというお話でした。具体的には、言うはやすくてなかなかそれは、どういう手法でといいますかどうい...全文を見る
○荒木清寛君 そういうお取り組みは私も評価しますが、こういう意見もありますね。内部的にそのような検証はもちろんいいことなんですけれども、一たんそういうスタートした計画を省庁が率先して見直すということは責任問題もあるわけでありまして、なかなかこれはちゅうちょするんではないかというこ...全文を見る
○荒木清寛君 その第三者委員会がいかに公正中立であるかという担保が重要になっていくのではないかと思います。  そこで、道路局長もお呼びしているわけですが、前回時間の関係で一つ省いた問題がありまして、それは名古屋環状二号線の問題なんです。この道路は名古屋市の外周部を通る環状道路で...全文を見る
○荒木清寛君 次にといいますか、もう最後になりますが、大臣、お帰り早々ですが質疑をいたします。  三月三十一日に、米国の通商代表部USTRは、各国の貿易障壁を列挙しました九八年外国貿易障壁年次報告をまとめまして、大統領と議会に提出をしております。  日本関連につきましては、九...全文を見る
04月09日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第9号
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○荒木清寛君 本法は、被災した公共土木施設の復旧について高率の国庫負担を行い、迅速な復旧に努める、そういう立法趣旨だという御説明がございました。ただ、今のお話も聞いておりまして、今回の改正がていのいい補助金の切り捨てになっているんではないかという危惧を私も抱くわけです。改正によっ...全文を見る
○荒木清寛君 今回、採択限度額が二倍になっております。参考資料によりますと、算定手法が図解されていて、同じ程度の工事面積にかかる工事価格が基準になっているようです。要するにコストが二倍になったという図式かと思うんです。  これはどういうデータを使いましてそういう算定をしたんです...全文を見る
○荒木清寛君 今回は平成八年のデータを使っているんだと思いますが、その後建設業界もリストラでコスト削減をしているわけですし、あるいはセメント、鋼材等の素材の相場も下がっているというふうに聞いているわけでして、この平成八年のデータでよいのか、いささか古いのではないかという懸念も持つ...全文を見る
○荒木清寛君 前回、昭和五十九年の改正におきましては、下水道が法律の対象施設になったわけでありますが、それならば上水道も当然加えるべきであるという質疑に対しまして厚生省は、上水道もぜひ対象事業として入れていただくように努力したいと答弁をしております。  だが、今回結果的には対象...全文を見る
○荒木清寛君 同じく、前回改正時の昭和五十九年四月十七日の委員会質疑の中で国土庁は、「激甚災害の指定基準につきまして、社会経済情勢の変化に対応いたしましてその見直しを行っていくことは、この制度を今後適切に運用していく上で極めて重要なことであろうと考えております。」と答弁をしており...全文を見る
○荒木清寛君 御案内のように地方財政は厳しい状況にあるわけですから、その基準の見直しについても適切な対応を要請しておきます。  それで、最後に大臣にお尋ねをいたします。  先ほど自然環境に配慮をした災害復旧という話がございました。建設省は、河川等の災害復旧事業について、環境保...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
04月23日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第11号
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○荒木清寛君 まず、関連する問題を若干質疑をいたします。  初めに、高速道路上における給油所の営業者の選定方法につきまして概略を説明していただきたい。
○荒木清寛君 それでは、東名高速道路上の上下線の十二カ所のサービスエリアにそれぞれ設置をされている給油所の営業者はどのようになっておりますでしょうか。
○荒木清寛君 あらかじめ、この十二カ所の営業者がどうなっているか私も調べたのでありますが、昭和シェル石油とコスモ石油が二カ所ずつを占めておりますけれども、そのほかの八カ所は八社がそれぞれ一カ所ずつを分け合っているという形になっているんです。これで本当に公正な競争入札だったんだろう...全文を見る
○荒木清寛君 公正な競争入札でこれほどきれいに分かれるものかという疑問は払拭できないわけです。  そこで、この際、鈴木総裁から各種の業者選定についての談合排除についての確たる決意をお伺いしておきたいと思います。
○荒木清寛君 それでは次に、高速自動車国道におけるインターチェンジ所在市町村の救急業務等に対する国からの財政支援措置についてお伺いをいたします。  高速自動車国道は、全線にわたって上下線が完全に分離をされており、当然この自動車の出入りというのはインターチェンジからしかできません...全文を見る
○荒木清寛君 かなりの数の出動をしているわけでありますが、このような出動に対する財政支援措置はどのようになっておりますでしょうか、御報告願います。
○荒木清寛君 八千九百二十件の出動がある救急業務についてはそのような支援があるわけですが、消火業務、救助業務、また消防隊による救急業務の支援活動については、それぞれやはり一千九十四件、一千六百十六件といった出動があるにもかかわらず財政支援措置というのは講じられていないわけです。 ...全文を見る
○荒木清寛君 今局長からは消火業務につきましては〇・二%の負担にすぎないという話なんですが、救助業務についてはどうですか。あるいは消火業務や救助業務等を実施することによって金額ベースで言うとどのぐらい各自治体に負担が行っているわけなんですか。そういうことをお調べになったことはあり...全文を見る
○荒木清寛君 これは実際にはインターチェンジ所在市町村から消火業務や救助業務等についても財政支援措置を講じてほしいという要望が寄せられておりますね。〇・二%だからいいという問題ではないと思うんです。  ですから、私は、早急にどのくらいこの業務によって各自治体が財政的な負担を強い...全文を見る
○荒木清寛君 それで次に、先ほど岡崎委員からも開発インターチェンジの質疑がありました。これは特に国費を支出したわけじゃないですから、とんざしたってこれは個々の企業努力だという問題ではないと思うんです。  一つには、結果的にそういう開発インタ丁が失敗をしたとすれば、乱開発を許して...全文を見る
○荒木清寛君 「開発事業と事業進捗状況(開発事業者からのヒアリングに基づく)」というA4一枚紙ぐらいのものはいただいているんですけれども、これではヒアリングといいますか、計画どおり進んでいるのかどうか、本当に今後採算がとれていくのかどうか、きちんと償還できるのかどうかはわからない...全文を見る
○荒木清寛君 これは企業の活動の問題だといいましても、結局、建設省がこういう開発インターという一つのスキームをつくったことによって開発が進み、結果的に失敗して住民のそういう負担になったとなれば、単にそういう一つの民間の活動の問題という範疇じゃないと思うわけです。だから、情報公開と...全文を見る
○荒木清寛君 そこで、今回の法改正に関連しましてお聞きいたしますが、今の開発インターもなかなか所期の目的を達成し得ていないという残念な状況にあるわけです。景気が低迷している状況の中で、今回の法改正で示された施策がどこまで効果を上げることができるのか、これはやっぱり慎重に今の段階で...全文を見る
○荒木清寛君 最後に大臣に、この施策が絵にかいたもちじゃなくて、経済対策として大きな効果を上げるために今後この法の運用に当たってどのように取り組んでいかれるのか、決意をお聞きいたしまして質疑を終えます。
05月12日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第12号
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○荒木清寛君 私は、ポリカーボネート製など環境ホルモンの含まれる給食食器の問題につきまして質疑をいたします。  まず、学校給食の食器の材質の内訳につきまして、小学校、中学校を合計した数字で結構ですから御報告願います。
○荒木清寛君 いわゆる環境ホルモンに関連しますポリカーボネート、ポリプロピレン、メラミンの材質の食器を使っている学校が七六・三%ということになろうかと思います。  現在、各市町村におきましてこのポリカーボネート製の給食食器の扱いに悩んでいるわけです。四月八日の夕刊によりますと、...全文を見る
○荒木清寛君 そこで文部省にお尋ねをしますが、政府は一年かけてこの環境ホルモン問題についてはデータを収集して影響を調査するということで、今回の補正にも予算が計上されると聞いております。しかし、欧米から比べますと数年間この問題の対応はおくれていると言われているわけです。  そうい...全文を見る
○荒木清寛君 各自治体ではこの安全性について正確な認識はできないわけですから、やはり適切な情報の提供は必要だと思うんです。  そこで、文部省としてはポリカーボネートを初め安全性は確認されているという見解なのか、まだそれははっきりしていないという見解なのか、その辺はどういう認識を...全文を見る
○荒木清寛君 その食品衛生法というのは、この環境ホルモン問題というのはこの二、三年の議論でありまして、そういうことを十分に念頭に置いた基準では私はないと思うんです。そういう意味で、さらにこの食品衛生法上の基準でいいのかどうかということはきちんと検討されなければいけないというふうに...全文を見る
○荒木清寛君 最後に、本件について大臣の所見があればお伺いしたいと思います。
05月19日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第13号
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○荒木清寛君 国土庁長官にお尋ねをいたします。  この法案に関連して若干お尋ねしますが、土地の有効利用とそれに向けた土地取引の活性化を図るには地価の下落局面ではなかなか難しいという指摘もあるかと思います。これは白書でも明らかになっておりますけれども、国民の意識としては地価の下落...全文を見る
○荒木清寛君 要するに、上げるとか下げるということじゃなくて、あくまでもその活性化に有効利用されるようにしていくのが政府のスタンスなんだというふうにお聞きをいたしました。  そこで関連して、平成三年の総合土地政策推進要綱、いわゆる旧要綱というふうに言いますが、この中では「土地政...全文を見る
○荒木清寛君 この二つ目の目標としまして、旧要綱ですけれども、「適正な地価水準の実現」とあります。「地価については、土地の利用価値に相応した適正な水準まで引き下げることを目標とする。特に、住宅地については、中堅勤労者が相応の負担で一定水準の住宅を確保しうる地価水準の実現を図る。」...全文を見る
○荒木清寛君 それでは、今回の法案で新たに設けられました注視区域という制度について若干お尋ねいたします。  政府の説明によりますと、この注視区域は機動的に設定するという説明でありますけれども、なかなか額面どおり受け取れない面もあるわけです。例えば、昨年三月の新聞報道によると、住...全文を見る
○荒木清寛君 二番目におっしゃった四半期ごとの短期的地価動向調査の件ですが、これは今もやっておられまして、九年度で言うと九百四十九地点、評価員は一人鑑定というふうに聞いております。  そういう意味では、この精度を高めるためにはもう少し基準地点の数をふやすとか、あるいは二人鑑定に...全文を見る
○荒木清寛君 そこで、最後に国会等移転候補地の地価対策についてお尋ねをいたします。  本年一月、国会等移転候補地にかかわる調査対象地域としまして、北東地域と中央地域、いわゆる二区分三地域が設定されまして公表になったわけであります。該当するのは十一府県になるわけですけれども、過去...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
05月21日第142回国会 参議院 国土・環境委員会 第14号
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○荒木清寛君 私は、都市計画法に関連しまして、スーパー銭湯という問題について取り上げたいと思います。  近年、関西や名古屋を中心にスーパー銭湯の人気が高まっております。スーパー銭湯といいますのは、露天風呂、サウナ、ジェットバスなどを備えた公衆浴場の一種でありまして、入浴料も四百...全文を見る
○荒木清寛君 それでは最後に、今回拡大されました特別用途地区の設定によってこういうスーパー銭湯の規制を行って住環境を守っていくというようなことは可能なんでしょうか。
○荒木清寛君 終わります。
05月25日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号
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○荒木清寛君 公明の荒木清寛でございます。  私ども公明の愛知、岐阜、三重の三県青年局は青年層を対象としまして怒りの声のアンケート調査を実施いたしました。二十代、三十代の青年十万人に働きかけをいたしました。それを集約しまして千六百人の分を標本として分析したんです。そうしましたら...全文を見る
○荒木清寛君 総理が雇用問題に真剣に取り組んでおられるということは私も理解をしました。  しかし、私がお聞きをしたいのは、こうなったことについての政策判断の誤りの責任をお認めになるんですかということなんです。  先ほど来経企庁長官は、昨年の秋から景気は厳しい状況になったという...全文を見る
○荒木清寛君 今、甘受しなければならないという、そういうお答えでした。十一月二十八日に財革法が成立しまして、総理はそのわずか十九日後の十二月十七日に、九年度補正予算で二兆円の所得税、住民税の特別減税を行うという記者会見をされました。つまり、ある意味では一貫性のないことをやっていら...全文を見る
○荒木清寛君 もう少し詳細にお尋ねをいたします。  十二月十七日に特別減税の復活を決意されました。私は、これは総理の心境としては財政再建一本やりではだめだ、景気対策も重視しなければいけないというお考えだったと思います。しかし、一方で財政構造改革法はそのままにしまして、公共工事は...全文を見る
○荒木清寛君 私は、平成十年度予算が成立する前に総理がもっと思い切った措置をとっておられたら今回のように景気の悪化という傷口が広がるということはなかったと考えているのです。  私たちは、今の経済の状況は戦後最悪なものであり、物価下落と経済停滞が同時に進行するデフレスパイラルの直...全文を見る
○荒木清寛君 私も一遍に言いまして総理も一遍にお答えになりましたので、一項ずつやっていきますけれども、まず、この商品券方式という我々の提案が、それが歳出の措置なのか税の措置なのか、そういう法律論をここで議論しようという話じゃないんです。  しかし、三月二十四日の予算委員会におき...全文を見る
○荒木清寛君 大蔵大臣、それはおかしいですよ。だったらどうして今度この委員会に特例公債を発行しての所得税・住民税減税を提案しているんですか。同じじゃないですか。  その点、まずお答えいただけますか。
○荒木清寛君 ですから、私もこのような戦後最悪の不況にかんがみて、特例措置として商品券方式でやったらどうですかということを提案しているわけです。  それは大蔵大臣、大臣も政治家なんですから、私は官僚の言うことばかり代弁する必要はないと思うんです。本当に大臣あるいは総理に生きた政...全文を見る
○荒木清寛君 前段の部分、追加的な支出に回るかどうかということは、先ほども申し上げましたように、総理御自身が予算委員会の答弁の中で、効果に差がありますとおっしゃっているから私はお聞きをしたんです。  それで、所得税の改革、増税になるようなことは考えません、それは当然だと思います...全文を見る
○荒木清寛君 私が申し上げたいのは、所得税減税の名のもとに低所得者層の負担が増になる、もしもそういうことが予想されれば消費者心理というのはますます冷え込んでしまうということを申し上げたいわけでございます。  そこで、残された時間、この財政構造改革に関連して、徹底して税金のむだ遣...全文を見る
○荒木清寛君 それは望ましいことじゃないということはいいんですけれども、そうであればこの見直し、改革、是正に取り組んでいただけませんかということなんです。どう考えましても、閣議決定の基準によって四年間働くと十七・二八月分の退職金が出る、四年働くと一年以上の退職金が出るなんという会...全文を見る
○荒木清寛君 次に、公共事業問題につきましてお尋ねいたします。  私たちは、公共投資については、やるべきところはやる、やるべきものはきちんとやっていくというスタンスであります。しかし、むだ遣いというのは徹底的に見直していかなければいけない。これが本当の財政構造改革である。単に一...全文を見る
○荒木清寛君 私は、具体的に指摘したことについて報告を受けて、把握をしていらっしゃいますかということを聞いたんです。  では、総理にお聞きしますが、総理も施政方針演説で公共事業の重点化、効率化ということをおっしゃいましたね。私は、そもそも公共工事というのはその内容や箇所づけにつ...全文を見る
○荒木清寛君 今、総理は、第三者の意見もきちんと取り入れていくというお話をされましたね。そうであれば、私はもう一歩進めまして、公共事業監視委員会といった公共事業について強力な中止勧告権限を持つ第三者機関を設置するというようなこともぜひ検討していただきたいと思いますが、どうでしょう...全文を見る
○荒木清寛君 私は、歳出のむだを生む構造を抜本的に見直し、本当に必要な分野に財源が回るようにすることが真の財政構造改革だと思います。今回の改正にはそのような視点は十分ではないと私は考えます。また、我々が主張している恒久減税を実施する上でも今回の改正では不十分でありまして、財革法の...全文を見る
05月28日第142回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第6号
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○荒木清寛君 公明の荒木清寛です。  まず、貝塚参考人にお尋ねをいたします。  冒頭、恐慌、大不況に近いというお話がございましたけれども、こうなりました原因、ある方は政策不況と言い、ある方はこれは循環型の不況なんだと言う。きょうの参考人のお話の中にもそれぞれあったわけですが、...全文を見る
○荒木清寛君 関連しまして、早房参考人にお尋ねしますが、不良債権の処理というお話を先ほどされておりました。この場合、貝塚参考人がおっしゃるように、やはりこれはもうある程度の公的資金を投入してでもやるべきだというお考えなのか。どういう形でこれを解決していくべきだというふうにお考えな...全文を見る
○荒木清寛君 早房参考人にその関連で、我々は不良債権の処理に関しては日本版RTCといいますか、そういう強力な権限を持った不良債権の回収機構のようなものを設けるべきだというような提言もしたわけですが、この点はどうお考えでしょうか。
○荒木清寛君 貝塚参考人にお尋ねしますが、公共工事のあり方についても言及がございました。余り使わないようなところに道路が真っすぐ走っているというようなむだが数々指摘をされているわけですね。やっぱりそういうことにきちんとメスを入れていくといいますか、むだ遣いをなくして真に必要な公共...全文を見る
○荒木清寛君 早房参考人は、この景気対策も公共事業よりも減税中心だというお話がございました。この場合、当然財源をどうするんだという話が常に出るわけでして、それはどのようにお考えなんでしょうか。
○荒木清寛君 北野参考人にお尋ねします。  私も、今回の不況の大きな原因の一つは消費税の税率アップだと思います。ただ、一たん上がったものを今下げる、三%に戻すことが本当に景気対策になるのか、その点は疑問がありまして、むしろ大型所得減税の方がいいと思っているわけです。  といい...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
05月29日第142回国会 参議院 本会議 第31号
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○荒木清寛君 私は、公明を代表して、内閣提出の財政構造改革法改正案及び平成十年分特別減税関連三法案の四法案に、いずれも反対の立場から討論を行います。  現在、日本経済は、消費の低迷に伴い企業収益が低下し、それが雇用の悪化や所得減少を通じてさらに消費が低迷するというデフレスパイラ...全文を見る
08月20日第143回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○委員長(荒木清寛君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  委員の異動について御報告いたします。  昨十九日、千葉景子君が委員を辞任され、その補欠として本岡昭次君が選任されました。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) 議事に先立ちまして、一言ごあいさつを申し上げます。  このたび法務委員長に選任されました荒木清寛でございます。  本委員会の公正かつ円滑な運営に努め、その重責を果たしてまいりたいと存じます。皆様方の御指導と御協力を賜りますようお願い申し上げます。(拍手...全文を見る
○委員長(荒木清寛君) ただいまから理事の選任を行います。  本委員会の理事の数は五名でございます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に石渡清元君、大野つや子君、円より子君、大森礼子君及び平野貞夫君を指名いたします。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) 国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、法務及び司法行政等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時七分散会
09月10日第143回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○委員長(荒木清寛君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  この際、一言御報告いたします。  皆様既に御承知のことと存じますが、本委員会の委員であられた永田良雄君は、去る八月二十二日、逝去されました。まことに哀悼痛惜にたえません。  ここに、皆様とともに謹んで黙祷を...全文を見る
○委員長(荒木清寛君) 黙祷を終わります。御着席願います。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) 委員の異動について御報告いたします。  去る八月二十日、本岡昭次君が委員を辞任され、その補欠として千葉景子君が選任されました。  また、本委員会は一名の欠員となっておりましたが、去る八月二十四日、竹山裕君が委員に選任されました。     ——————...全文を見る
○委員長(荒木清寛君) この際、中村法務大臣及び北岡法務政務次官から発言を求められておりますので、順次これを許します。法務大臣中村正三郎君。
○委員長(荒木清寛君) 次に、法務政務次官北岡秀二君。
○委員長(荒木清寛君) 法務及び司法行政等に関する調査を議題といたします。  法務行政の諸施策について、中村法務大臣から説明を聴取いたします。法務大臣中村正三郎君。
○委員長(荒木清寛君) 以上で法務行政の諸施策についての説明聴取は終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時九分散会      —————・—————
09月22日第143回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○委員長(荒木清寛君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  昨二十一日、竹山裕君が委員を辞任され、その補欠として加納時男君が選任されました。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。  ...全文を見る
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に平野貞夫君を指名いたします。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) 法務及び司法行政等に関する調査を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(荒木清寛君) 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時十分まで休憩いたします。    正午休憩      —————・—————    午後一時十二分開会
○委員長(荒木清寛君) ただいまから法務委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、法務及び司法行政等に関する調査を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(荒木清寛君) 時間が来ております。
○委員長(荒木清寛君) もう時間が来ております。
○委員長(荒木清寛君) 中村君、時間が来ております。
○委員長(荒木清寛君) 簡潔に答弁をお願いします。
○委員長(荒木清寛君) 本日の調査はこの程度にとどめ、これにて散会いたします。    午後四時十二分散会      —————・—————
10月08日第143回国会 参議院 法務委員会 第4号
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○委員長(荒木清寛君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  昨七日、角田義一君及び竹山裕君が委員を辞任され、その補欠として本田良一君及び常田享詳君がそれぞれ選任されました。
○委員長(荒木清寛君) 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案を一括して議題といたします。  まず、政府から趣旨説明を聴取いたします。中村法務大臣。
○委員長(荒木清寛君) 以上で両案の趣旨説明の聴取は終わりました。  これより両案に対する質疑に入ります。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(荒木清寛君) この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、橋本敦君が委員を辞任され、その補欠として林紀子君が選任されました。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) この際、委員の異動について御報告いたします。  本日、井上裕君が委員を辞任され、その補欠として中川義雄君が選任されました。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) 他に御発言もないようですから、両案に対する質疑は終局したものと認めます。  これより両案について討論に入ります。——別に御意見もないようですから、これより直ちに両案の採決に入ります。  まず、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案の採決を行い...全文を見る
○委員長(荒木清寛君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案の採決を行います。  本案に賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕
○委員長(荒木清寛君) 全会一致と認めます。よって、本案は全会一致をもって原案どおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、両案の審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午後零時七分散会      —————・—————
10月09日第143回国会 参議院 本会議 第15号
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○荒木清寛君 ただいま議題となりました両法律案につきまして、法務委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。  両法律案は、一般の政府職員の給与改定に伴い、この例に準じて裁判官及び検察官の給与の改定を行おうとするものであります。  委員会におきましては、両法律案を一括...全文を見る
10月14日第143回国会 参議院 日本国有鉄道清算事業団の債務処理及び国有林野事業の改革等に関する特別委員会 第5号
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○荒木清寛君 公明の荒木清寛でございます。  この国鉄債務の処理の問題は決して先送りができない、そのことは我々も認識をしております。しかし、だからといって道理に反することをしてはいけない問題である、これもまた重要な原則でございます。  先ほど先行議員の質問の中で、マスコミも挙...全文を見る
○荒木清寛君 その新聞には共和党の議員も批判しているという紹介もありますし、日本のマスコミがこぞって批判をするということは、私も新聞は全部読みますけれども、近時珍しいことではないかと思っているわけです。    〔委員長退席、理事成瀬守重君着席〕  それで、総理がおっしゃるよう...全文を見る
○荒木清寛君 総理、農水大臣でもいいですけれども、そういうことじゃなくて、この閣議決定の趣旨はそういう森林からの受益に対応した税財源も含めた検討をする中でこういう累積債務の方策を検討すると、素直に読めばそういうことでしょう。違いますか。
○荒木清寛君 いや、総理、そういうことじゃなくて、やはりこの抜本改革というのはこういう受益に応じた税財源を含める中で債務を返していく、これがこの閣議決定の趣旨であって、今回の抜本改革と言われる法案はこの閣議決定を先送りして全く関係のないたばこ税を持ってきた、そういうことじゃないん...全文を見る
○荒木清寛君 それでは、国鉄債務の方に移りますが、まず総理に、今回のスキームというのは抜本改革なんでしょうか。
○荒木清寛君 運輸大臣にもお聞きいたしますが、今回の処理スキームは抜本的な処理策でしょうか。
○荒木清寛君 いや、私は端的にこれは抜本的な処理スキームかどうかと。昨日の一般質疑では抜本的な改革であるという御答弁があったかと思いますが、いかがですか、運輸大臣。
○荒木清寛君 そうしますと、総理と運輸大臣とは認識が違うわけですか。この法律案要綱の趣旨によると、「当該債務等の抜本的な処理を図ることが緊急の課題となっていることにかんがみ、」ということで御提案になっている。総理は今、そういう元本を返さないという意味では抜本的なものとは言えないと...全文を見る
○荒木清寛君 小渕総理は抜本的改革でないと言われ、後段ではあると言われ、ますます我々は理解ができませんが、いずれにしましても、先ほどの質疑でもありましたように、郵便貯金からの二千億円というのは五年間しか入ってこないわけですから、六年後にはどうするのかという話になるわけです。そして...全文を見る
○荒木清寛君 総理、いずれにしても元本償還のための財源をどうするのか、この点は言及がないわけですね。そういうことも含めた本当の抜本改革スキームをなぜ今回作成して我々国民の前に提案されなかったのでしょうか。私は、総合交通体系の見直しという中で、財源、税源も含めた見直しの中でこの元本...全文を見る
○荒木清寛君 ちょっと先ほどの総理の率直な答弁と違いますが、いずれにしましてもいずれかの時点でこの元本をどうするのかという話になるわけです。  総理にお尋ねしますが、そのときに、よもやJRに直接あるいは間接にさらに負担を強いるということにはなりませんね。
○荒木清寛君 今、私は直接あるいは間接に負担をさせることはありませんねと。それはありませんということでよろしいわけですね。じゃ、もう結構です。  それでは、もう時間も押してまいりましたので、今回の年金移換金の負担区分の変更は合理的であるという政府の立論に対しまして、いかに不合理...全文を見る
○荒木清寛君 運輸大臣、私は衆議院の議事を起こした書類を持っておりますが、運輸大臣もそういう認識ですか。
○荒木清寛君 ですから、この負担先にJRは基本的に入っていない。衆議院でもそうお答えになっておりますが、そういうことでよろしいわけですね。
○荒木清寛君 そうしますと、平成八年三月八日の閣議決定では、いわゆる移換金債務七千七百億円、最終的にどうするのか、これは「事業団の既存の債務等と同様の取扱いをするものとする。」ということですから、その精神においては、もうこれはこれ以上JRには回さないという、そういう理解になります...全文を見る
○荒木清寛君 これはさんざんここで議論されてきたことですけれども、六十三年一月二十六日の閣議決定における国において処理するということは、国鉄改革の精神からすれば、もうそれ以上JRにツケは回さない、そういう解釈になるんだというお話だったでしょう。それと同様に、この七千七百億円の事業...全文を見る
○荒木清寛君 先ほどの答弁で、六十三年の閣議決定は処理をするというふうに書いてあるが、国鉄改革の精神を考えればもうこれ以上JRには回さないという趣旨だというふうにおっしゃったじゃないですか。
○荒木清寛君 では、どうして同様の取り扱いをするなんということを書いたのか。少なくともJRとしてはもう平成八年の年金統合の時点において一千七百億円の負担をした、これで最後である、もうこれ以上のツケ回しはないと思ったって当然ではないですか。そのときに、いやいや、これは残った七千七百...全文を見る
○荒木清寛君 いや、大臣が今言われたことは、一遍契約で確定した債務も実質的な理由があれば変えてもいいよという話ですよ。だから、日本というのはルールがない国ですねなんて言われてしまうわけです。  そこで、もうわずかですから、運輸大臣は退職手当についてもJRが国鉄期間分を含めて自分...全文を見る
○荒木清寛君 ですから、四割程度の退職給与引当金をもらって新会社に移行しているんですから、その国鉄の期間の退職金というのはJRが自分の懐を痛めて払ったんじゃなくて、その退職給与引当金で、それを原資として払っているんじゃないですか。JRが払っているんじゃないじゃないですか。JRの負...全文を見る
○荒木清寛君 いや、しかし実際JRになって一年間でみんなやめていないわけです。  どうして四割かというと、これは平均在職期間が十二年、だからこの四割の引当金を複利運用すれば、それでもって全部払えるという四割なんですよ。ということは、結局この退職金だってJRの負担で払っているわけ...全文を見る
○荒木清寛君 ですから、これは大蔵省の税法の解釈によっても、十二年間平均して勤めるんだから四割を複利運用すれば何とかなるという、その四割じゃないんでしょうか。  私は、この退職金の今の問題をもってこの国鉄の期間の移換金の分までJRが払えというのはおかしいと思うんです。JRはその...全文を見る
10月16日第143回国会 参議院 法務委員会 第5号
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○委員長(荒木清寛君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  昨十五日、井上裕君が委員を辞任され、その補欠として岸宏一君が選任されました。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) これより請願の審査を行います。  第七八号組織的犯罪対策三法の立法化反対に関する請願外四十七件を議題といたします。  今国会中本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の資料のとおりでございます。  これらの請願につきましては、理事会において協...全文を見る
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、審査報告書の作成につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  法務及び司法行政等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり...全文を見る
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) 次に、委員派遣に関する件についてお諮りいたします。  閉会中の委員派遣につきましては、その取り扱いを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時六分散会      —————・—————
12月03日第144回国会 参議院 法務委員会 第1号
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○委員長(荒木清寛君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  まず、委員の異動について御報告いたします。  去る十月十六日、岸宏一君及び江田五月君が委員を辞任され、その補欠として井上裕君及び千葉景子君がそれぞれ選任されました。  また、去る十一月二十七日、松岡滿壽男君...全文を見る
○委員長(荒木清寛君) 次に、理事の補欠選任についてお諮りいたします。  委員の異動に伴い現在理事が一名欠員となっておりますので、その補欠選任を行いたいと存じます。  理事の選任につきましては、先例により、委員長の指名に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。  ...全文を見る
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認めます。  それでは、理事に服部三男雄君を指名いたします。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) 国政調査に関する件についてお諮りいたします。  本委員会は、今期国会におきましても、法務及び司法行政等に関する調査を行いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) 法務及び司法行政等に関する調査を議題といたします。  これより質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(荒木清寛君) 速記をとめて。    〔速記中止〕
○委員長(荒木清寛君) 速記を起こして。
○委員長(荒木清寛君) 午前の質疑はこの程度にとどめ、午後一時まで休憩いたします。    午後零時四分休憩      —————・—————    午後一時二分開会
○委員長(荒木清寛君) ただいまから法務委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、法務及び司法行政等に関する調査を議題とし、質疑を行います。  質疑のある方は順次御発言願います。
○委員長(荒木清寛君) 本日の質疑はこの程度にとどめます。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) 次に、去る十月十九日から二十一日まで本委員会が行いました委員派遣につきまして、派遣委員の報告を聴取いたします。大森礼子君。
○委員長(荒木清寛君) 以上で派遣委員の報告は終了いたしました。  本日の調査はこの程度にとどめ、本日はこれにて散会いたします。    午後二時十九分散会
12月11日第144回国会 参議院 行財政改革・税制等に関する特別委員会 第3号
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○荒木清寛君 公明党の荒木清寛です。  まず、経企庁長官にお尋ねしますが、今般の緊急経済対策の最大の目標は、九九年度にプラス成長となるような需要を創出するということでございます。この緊急対策の効果としまして、実質経済成長が二・三%押し上げられるというふうに言われておりますけれど...全文を見る
○荒木清寛君 今、大臣からも小渕内閣にとってプラス成長に乗せるというのは最も重要な政策であるという話でございました。  そこで、もし九九年度にプラス成長が実現されなかった場合には、内閣としてはきちんと政治責任をとる、このように理解してよろしいでしょうか。これは大蔵大臣と経企庁長...全文を見る
○荒木清寛君 大蔵大臣はお答えがありませんでしたが、そこで引き続き経企庁長官に、いわゆる現在のデフレギャップ、需給ギャップは金額にしてどの程度であるという認識をしていらっしゃるのか、伺いたい。
○荒木清寛君 ただ、民間のそれこそシンクタンクや学者等は、いろいろ読みますと三十兆円から四十兆円という見方をしているわけですね。そういう意味で、今回の緊急経済対策は二十四兆円規模と、先ほどのOECDの数字からすればそれを補うということになるわけです。しかし、一般に言われているよう...全文を見る
○荒木清寛君 私が新聞を読んで承知しているんですから、経企庁長官が承知していないというのはおかしいと思うんです。  では、大蔵大臣にお尋ねしますが、もしそういう形で来年の制度減税を行うのであれば、この中低所得者層については負担増になるのでありますから、そういう負担を和らげる何ら...全文を見る
○荒木清寛君 そうしますと、大蔵大臣は、小渕総理がおっしゃっておりますこの中所得者層への配慮という公約をどういう形で実際に実現されるんですか。この課税最低限もまた三百六十一万円に戻る、そしてまた言われているように八百五十万円以下の人は全部増税になってしまう、こんな減税でよろしいん...全文を見る
○荒木清寛君 それでは、あとの残った時間は法案についてお尋ねをしますが、先ほど渡辺委員の質問に対しまして、今回停止をした法案を解除する条件について答弁がありまして、はっきりした成長路線に現実に乗った時点というお話でした。これは非常にあいまいなわけですね。具体的にどういう指標でもっ...全文を見る
○荒木清寛君 さきの臨時国会の八月二十日、日笠委員の質問に対しまして総理はこう答えていらっしゃるんです。この一両年のうちに我が国経済を回復軌道に乗せると。この回復軌道に乗せるというのはどういう意味かと御答弁を求めますと、プラス成長が二四半期続いたらそういう判断をするという答弁であ...全文を見る
○荒木清寛君 私がなぜこの解除の条件を具体的に詰めているかといいますと、これで財政構造改革路線がもう永久に放棄ということになってはいけないわけです。今回法律を停止しまして積極財政で景気対策をする、それはいいわけでありますけれども、そのことによって将来の国民負担がふえるというふうに...全文を見る
12月14日第144回国会 参議院 法務委員会 第2号
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○委員長(荒木清寛君) ただいまから法務委員会を開会いたします。  これより請願の審査を行います。  第四四号治安維持法犠牲者国家賠償法(仮称)の制定に関する請願外二十五件を議題といたします。  今国会中本委員会に付託されております請願は、お手元に配付の資料のとおりでござい...全文を見る
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————
○委員長(荒木清寛君) 次に、継続調査要求に関する件についてお諮りいたします。  法務及び司法行政等に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり...全文を見る
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  なお、要求書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(荒木清寛君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。  本日はこれにて散会いたします。    午前十時三分散会      —————・—————