荒木清寛

あらききよひろ



当選回数回

荒木清寛の2002年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月19日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第2号
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○荒木清寛君 私は、所信に即しまして、まず第一、経済活性、経済の活性化と我が国の産業競争力の強化としてお述べになっていることに関しまして、特に中小企業施策を中心にお尋ねをしたいと思います。  そこでまず、大臣に、我が国の中小企業を取り巻く経済環境が極めて厳しいことは言うまでもあ...全文を見る
○荒木清寛君 まず、そのセーフティーネットの部分につきましては、大臣も今言及されたように、売掛金債権担保融資保証制度ですか、これは我が党も再三予算委員会等で質疑をしておりまして、是非、これは金額で実績が出ていくわけでありますので、きちんと所期の目的を達成するようにしていただきたい...全文を見る
○荒木清寛君 一層そうした姿勢で当たっていただきたいと思います。  地元におきましても、中小零細の事業主の方からいろいろ資金繰りの相談があれば、秘書が正にそうした政府系金融機関に走っていって一緒に相談に乗ってもらうということをしておりますので、なかなか銀行では貸してくれないとこ...全文を見る
○荒木清寛君 先ほど来、この融資における保証人のありようということが種々議論されてまいりました。  そうした意味で、昨年創設されました売り掛け債権担保融資保証制度あるいはまた再三論じております国民金融公庫の創業融資制度は非常に私は画期的であると思いますし、また、今後更にこうした...全文を見る
○荒木清寛君 新事業創出に関しまして、産業クラスター計画についてお尋ねをいたします。  これは、私は非常に画期的な試みだと思います。やはり新事業が成功するには連続的な技術革新が行われなければいけないわけでありまして、そういう人材、技術、資金、販路拡大、そういうネットワークの中で...全文を見る
○荒木清寛君 よく分かりました。  それでは、次に……
○荒木清寛君 もう一つ。はい、どうぞ。
○荒木清寛君 次に、松政務官にお尋ねをいたしますが、今、女性の起業家が脚光を浴びておりますし、景気回復の牽引力として期待する声もあります。しかしながら、実際には民間の金融機関においては女性だということで融資を断られるというケースもあるわけでありまして、そうした障害もあるわけでござ...全文を見る
○荒木清寛君 頑張ってください。  それで、最後に、大臣が、第二の課題として環境・エネルギー問題への取組ということをおっしゃっております。私は、エネルギーの安定供給あるいはベストミックスという立場から原子力発電を容認する立場でございますけれども、しかし、もちろんそれも原発の絶対...全文を見る
○荒木清寛君 私は、一度また現地を調査しまして、また引き続きお尋ねをしたいと思いますが、一点だけ、今、古屋副大臣おっしゃった平成七年九月に「指針策定前の原子力発電所の耐震安全性」というのをちょうだいいたしまして、読ませていただきました。私も、そういう技術の専門家ではありませんので...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
03月28日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第5号
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○荒木清寛君 公明党の荒木でございます。  改正案につきまして何点か質疑をしたいと思います。  まず、競輪、オートレースはいずれも昭和二十年代半ばに開始をされたわけでございますけれども、当時の社会情勢としては、大戦で荒廃をした国土の復興、市街地の復興、また、そういう娯楽がない...全文を見る
○荒木清寛君 午前中の質疑でもございましたが、この競輪、オートレース、いずれも平成三年をピークとして四割、五割という売上げが減少しているということでございました。しかし、同じ公営ギャンブルでも中央競馬ですと、平成三年よりも、現状維持といいますか若干増えているという状況でございまし...全文を見る
○荒木清寛君 今、大臣がおっしゃいました武騎手のようなスター選手を育成するということは非常に大事な観点かと思います。愛知県でも、競輪で言いますと名古屋、豊橋、一宮と開催をしておりますけれども、やはり開催市に聞きましても、なかなか通常のレースでは収支が採れなくて、大きなレースで何と...全文を見る
○荒木清寛君 さらに、ファンにとって魅力のある競輪、オートレースという意味では、女性ファンを含めた新規ファンの開拓対策が非常に大事でありますが、どうも余りうまくいっていないともお聞きをしております。今後、そうした意味で、新しいファンの開拓のためにどうした対策を講じるお考えなのか、...全文を見る
○荒木清寛君 財団法人自由時間デザイン協会がレジャー白書を発行しておりまして、その中の分析でございます。少しデータは平成八年ですから古いわけでございますが、ギャンブル型レジャー産業の推定参加人口ということで、宝くじは四千六十万人、パチンコ二千七百四十万人、中央競馬千二百八十万人と...全文を見る
○荒木清寛君 そうした意味では、より広く薄く国民大衆が楽しめるようなレジャーに更に発展をさせていただきたいと思います。  次に、今回の改正の中で、事業収支改善計画の策定を条件として三年間交付金の納付を猶予するという、そうしたことによって構造改革を促進したいという法改正がございま...全文を見る
○荒木清寛君 その場合、そうした形でアドバイスをしていただきたいと思いますが、安易な将来見通しに基づく事業収支改善計画を認めたんでは、かえってモラルハザードを起こすということにもなりかねないわけでありまして、大臣が同意をする場合にどうした基準をもってこれを考えていくのか、御答弁を...全文を見る
○荒木清寛君 この改善計画に同意をした後の実際の計画の推進状況についてのフォローアップですね、これは経産省としてはどうやって取り組んでいかれるんでしょうか。
○荒木清寛君 午前中も古屋副大臣がおっしゃっていましたが、まだまだ各自治体において、競輪、オートレースの構造改革といいますか、収支改善に取り組む余地は大きいという答弁もございました。  例えば、臨時従業員の平均給与についても、自治体によって五千円のところもあれば一万五千円のとこ...全文を見る
○荒木清寛君 本改正案の第一の柱であります交付金負担の軽減、これは施行に係る各自治体の首長さんがもう長年にわたって要望してきたことでございますので、評価をいたします。ただし、この引下げ幅は、中小施行者については相当軽くなるということでございましたが、全体的には一割強ぐらいになると...全文を見る
○荒木清寛君 最後に、地球温暖化問題をお聞きいたしますが、今月の十九日に閣議決定されました地球温暖化対策推進大綱によりますと、温暖化防止の観点から、「自転車利用の促進に向けた普及啓発を図る。」とあります。  そういう意味では、今、駅前や商店街における駐輪場の不足というようなこと...全文を見る
04月04日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第7号
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○荒木清寛君 それでは、まず特許法等一部改正案について、失礼いたしました、弁理士法の方ですね、弁理士法一部改正案を中心に質疑をしたいと思います。  先ほど、今し方も平沼大臣から、政府として縦割りを廃して知的財産戦略大綱を目指していると、そういう中では基本法の制定という意見も出て...全文を見る
○荒木清寛君 よく言われますのは、特許侵害の場合の賠償額がアメリカに比べて格段に低いという指摘がございます。これも先ほど御紹介した著者の試案、試算によると、九〇年から九四年ぐらいを基準にしても二百倍ぐらい差があるんではないかという指摘もございます。  最近、この特許侵害の場合の...全文を見る
○荒木清寛君 そういう意味では、賠償額も適正なものでなければ、なかなかそうした知的財産をめぐる裁判の利用というのが進んでいかないのではないかというふうに思います。  そこで、関連しますが、国際的に見まして、この知的財産をめぐる裁判の空洞化が日本で起きているのではないかという指摘...全文を見る
○荒木清寛君 今、大臣の方から、今回の法改正はそうした意味では知的財産関係の訴訟事件の充実あるいは迅速化に大いに資することを期待するという、そういう趣旨の答弁がございまして、そのとおりにその所期の目的が達成されますように頑張っていただきたいと思います。  そこで、ちょっと条文に...全文を見る
○荒木清寛君 そうしますと、そうした裁判の進行の状況と、またその当該の弁理士さんの、力量というと失礼でございますけれども、そうしたことを含めて裁判所において判断をするという理解でよろしいわけですね。
○荒木清寛君 今回の改正で付与される弁理士に対する訴訟代理権を真に活用していくためには、本法でも規定されております研修と国家試験という中でも、特に研修が極めて重要な要素になることは論をまちません。  四十五時間程度を想定しているとも説明を受けましたけれども、そういうかなりのボリ...全文を見る
○荒木清寛君 裁判官や弁護士の協力はきちんと得られるような、協議をされているといいますか、担保はもう取ってあるんでしょうか。
○荒木清寛君 現在、弁理士の地方展開も強く要請をされております。地域における中小企業やベンチャー企業の利便性の一層の向上、そうした方々がどんどんそうした特許なり知的財産権を取得していくということが必要でございます。  そういう意味では、この資格の、訴訟代理権の付与に当たっても地...全文を見る
○荒木清寛君 新幹線がありますから、東京や大阪から来ていただければ、講師の方に来ていただければいいわけでありますから、しっかりとそうした地方にも目配りをした研修・試験ということを考えていただきたいと思います。  そこで、確かにこの司法制度改革審議会の意見書によりますと、弁理士へ...全文を見る
○荒木清寛君 また、司法制度改革審議会意見書では、特許訴訟等の東京、大阪地裁への専属管轄や専門委員制度の導入等、裁判体制の強化も提言をされておりますけれども、これをどのように具体化していくんでしょうか。要するに、もう東京、大阪だけを特許専門裁判所にしてしまうという、そういう方針で...全文を見る
○荒木清寛君 私は、こうした知的財産をめぐる訴訟につきまして、専門の裁判所を作るという必要は十分あると思いますし、またそういうことを通してこの判例の統一といいますか、予測可能性ということも出てくるんだと思いますし、企業にとってもメリットはあるとは思います。ただし、東京と大阪でしか...全文を見る
○荒木清寛君 そうしたADRあるいは仲裁制度についての広報とともに、やはり法的なインフラ整備も必要ではないかと思いますので、これは司法制度改革推進本部にお聞きいたしますけれども、こうしたADRを抜本的に活性化するためには、このADR基本法でありますとかあるいは仲裁法制の整備といっ...全文を見る
○荒木清寛君 先ほども議論になりましたが、知的財産に強い弁護士を、法曹を養成するということも大事だと思います。  この見せていただきました資料によりますと、一万八千人の弁護士のうち弁理士登録をしている方は二百九十人ということで、これだけ需要があるのにどうして三百人しか登録をしな...全文を見る
○荒木清寛君 これは文部省ともよく相談をしていただいて、本当にそうした知的財産権を売り物にしたロースクールも中にはできるようにいろいろ工夫をしていただきたいと思うんであります。  そこで、午前中の質疑で論文よりも特許だというお話もございましたけれども、研究成果について特許を得る...全文を見る
○荒木清寛君 それでは最後に、大臣に、今のこの知的財産に関する人材教育の在り方につきましては、大臣から御紹介のありました戦略会議においても省庁の枠を超えて具体的な施策を講ずべきであると考えますが、最後に決意を伺います。
04月11日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第9号
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○荒木清寛君 法案に先立ちまして一問、大臣にお尋ねをいたします。  今朝方、米国ゼーリックUSTR代表とお会いになって会談をされました。もちろんその案件は、いわゆる鉄鋼輸入に係るセーフガード措置についていかに打開をするのかというお話であったかと思います。この点につきましては、も...全文を見る
○荒木清寛君 今後も是非精力的な交渉をお願いしたいと思います。おっしゃるとおり、そうした不当性を主張してこの措置の撤回を求めるということもやっていただきたいと思いますし、また先方の手続によれば適用除外品を決めるという手続もあるそうでありまして、そういう中で日本はなかなか米国ではで...全文を見る
○荒木清寛君 私も、大臣がお述べになりましたように、あくまでもその商業広告、営業広告に対しての規制であるという意味で、この改正案を、規制を支持するわけでございます。  そこで、法改正に先立ちまして、二月一日には省令を改正をしまして電子メールによる広告に係る表示事項の追加というこ...全文を見る
○荒木清寛君 次に、このオプトアウト規制を導入した、逆に言うとオプトインではないということについてお尋ねをいたします。  冒頭にも大臣がお話しになりましたように、必要最小限の規制という意味で、やはり私もこのオプトアウト規制がいいんだと思います。ただ、それで本当に実効性が上がるの...全文を見る
○荒木清寛君 私も同じく考えておりまして、もしオプトイン規制をするのであれば、そもそも訪問販売の在り方自体をそうした規制にしなければやはり整合性がなくなるわけでありまして、それはちょっと行き過ぎなんであろうと思います。  そこで、そのことにも関連して、やはり必要最小限の規制にす...全文を見る
○荒木清寛君 確認のためにお聞きをしておきますが、特商法では、訪問販売、通信販売、電話勧誘販売、連鎖販売取引、特定継続的役務提供、業務提供誘引販売取引について規制があるわけでございます。いわゆる出会い系サイトですとかアダルト系サイト、あるいは風俗店の広告ですね。こういうものはこの...全文を見る
○荒木清寛君 こういうのがあるのかどうか私も分かりませんが、風俗店の紹介という、それはどれに当たるんですか。
○荒木清寛君 そうした意味では、投網を掛けるような包括的な規制ではないわけでありますけれども、しかし、十分今予想されるような事態にはこれで対応できるのではないかと私も思っております。  そこで、違反者の公表問題についてお尋ねをしたいと思います。  ある種の行政罰として悪質な事...全文を見る
○荒木清寛君 ホームページ等も十分有効に活用して取組をお願いしたいと思います。  先ほどもございましたが、この電子商取引ビジネスを促進するための基盤の一つとして、トラブルに巻き込まれた消費者の救済手段の整備が不可欠でありますが、現在どのような整備が図られておりますか。
○荒木清寛君 今おっしゃいましたADR、いわゆる裁判外の紛争解決手段の整備ということは非常に大事であろうかと思います。消費者問題に対応するADRといたしましては、消費生活センターなど行政が主体となるもの、弁護士会の仲裁センターあるいは業界団体など民間が主体となっているもの等々今も...全文を見る
○荒木清寛君 最後に、先般、先般といいますか、平成十二年の訪問販売法、現在の特商法の改正の効果についてお伺いをしたいと思います。  この第百五十回国会におきます改正の一つは、業務提供誘引販売取引の適正化、いわゆる当時も問題になっておりました内職・モニター商法に対しての規制という...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
04月18日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第11号
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○荒木清寛君 それでは、まず、今回の特定機器相互承認法の改正についてお尋ねをいたします。    〔委員長退席、理事松田岩夫君着席〕  この相互承認というのは、規格や基準が国ごとに異なっているということを前提としまして、適合性評価を相手方にも開放するという制度であります。しかし...全文を見る
○荒木清寛君 次に、この認証機関が認定をしました製品の安全性に関しまして、欠陥があり、消費者から訴えられた場合の賠償の責任体制についてどうなっているのか。    〔理事松田岩夫君退席、委員長着席〕  仮に、今回は民間の認証機関がそうした認証を行うわけでございますけれども、多額...全文を見る
○荒木清寛君 承知いたしました。  それで、再度確認をさせていただきますが、今回の法改正は、シンガポールとの間の新時代経済連携協定の締結に伴う国内措置を担保するものでございます。我が国としては、FTA含むところの包括的な協定を初めて結ぶわけでございますが、そうした相手国としてシ...全文を見る
○荒木清寛君 昨日の日本経済新聞に、ダボス会議を主催する世界経済フォーラムがまとめた国際競争力報告二〇〇一から二〇〇二によると、日本の潜在成長力は二十一位だということであります。シンガポールは潜在成長力、現在の競争力ともに日本を上回っているわけであります。しかし一方で、シンガポー...全文を見る
○荒木清寛君 シンガポールを始めとするASEAN各国との関係の重要性はもう言うまでもありません。  ただ、今もいろんな国の名前をおっしゃいまして、一遍に全部やるわけにいかないわけですね。私はやっぱり優先順位というのがあると思いますし、そういう意味で、私はまず韓国とやらなければい...全文を見る
○荒木清寛君 そこで、先ほど来、日・ASEANの包括的な連携協定のお話が議論されております。  私も一つだけお伺いしたいのは、総理のこうした提言を受けまして四月十二日に、日・ASEAN次官級定期協議の中でこうした包括的経済連携構想の問題についても協議がなされたと報じられておりま...全文を見る
○荒木清寛君 この包括的な協定と並行して二国間の関係を深めることは、私は非常に大事だと思います。  ちょっと個別にお伺いしますが、今もお話があり、大臣もお話ありましたけれども、タイとの、日タイの関係ですね。タクシン首相からは是非やりたいという話があったわけでございます。海外の日...全文を見る
○荒木清寛君 私、あえてお聞きしましたのは、先方のタクシン首相の熱意に比べて我が方の熱意がいま一つではないかというふうに思ったのでございます。  それは、先ほど来話がありますように、農業問題がセンシティブであるという、当然、このタイとの協定ということになればその問題をクリアしな...全文を見る
04月25日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第13号
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○荒木清寛君 私の方からも何点かお尋ねをいたします。  まず、去年の十一月に、二十一世紀にふさわしい競争政策を考える懇談会の提言書、「二十一世紀における競争政策と公正取引委員会の在り方」を読ませていただきました。その提言の最初の部分に、「公正取引委員会の位置付け」ということで、...全文を見る
○荒木清寛君 分かりました。したがいまして、立法府の場で今後またしっかり議論をしてまいりたいと思います。  そこで、今回の改正案でございますけれども、一般集中規制による一律規制の見直しを行ったわけでございます。何回もお話しになっておりますが、いわゆる総合商社を対象とした九条の二...全文を見る
○荒木清寛君 同じことをお答えいただくのかもしれませんが、公正取引委員会は競争政策を強力に推進をする立場でありますから、この規制改革についても、経済社会の変化を踏まえて役割を終えつつある規制は思い切って廃止に踏み込むという基本的なスタンスにあろうかと思います。  そうした意味で...全文を見る
○荒木清寛君 次に、そうした意味で、全部この九条の方に持っていくということになりましたんで、いかなるケースがこの事業力支配が過度に集中すると、このものに当たるのかという基準が非常に今後は一層重要になっていくと思います。公取は、平成九年に作成をいたしましたこの事業支配力が過度に集中...全文を見る
○荒木清寛君 次に、先ほども一部お話がございましたが、この課徴金についての見直しの問題をお尋ねをいたします。  昨年の十月に独占禁止法研究会報告書が出ておりますけれども、その中にも、いわゆるこの課徴金の問題につきまして、独禁法違反に対しての抑止力を一層強化するという観点から、あ...全文を見る
○荒木清寛君 次に、国際的な案件審査への対応についてお尋ねをいたします。  経済のグローバル化の進展によりまして、国際的カルテルや多国籍企業による合併の件数が増加をしております。こうした中で、日本としても独禁法の効果的な執行のためには外国の競争当局との協力が必要不可欠であります...全文を見る
○荒木清寛君 次に、入札談合に対する取組についてお尋ねをいたします。  もう既に今年に入ってから官製談合によって三人の首長が辞職をするというゆゆしき事態でございます。今与党三党では政治倫理の確立のための協議会を設けまして、いわゆる公務員が入札談合に関与するということを処罰をする...全文を見る
○荒木清寛君 そうした委員長のそうした結構なことだという見解も踏まえまして、精力的に我々は検討してまいりたいと思います。  次に、商店街の衰退への対応についてお尋ねをいたします。  これは自由競争の結果として商店街が衰退しているのであれば、それは受け入れざるを得ない局面もある...全文を見る
○荒木清寛君 公正取引委員会は、規制改革に関しましてこれまでも積極的に調査・提言を行ってきております。  そこで、今のこの大規模小売店と地元商店街の関係の競争政策といいますか、調整は、現在は平成十年に成立しましたいわゆる大店立地法、これによって行われているわけでございますけれど...全文を見る
○荒木清寛君 最後に、そうしたことも含めて、公取の行う政策提言が各省庁において確実に実行されるという法整備が私は必要ではないかと思います。  冒頭取り上げましたこの提言書、去年の十一月に懇談会の出しました提言書にも、「公正取引委員会による規制改革に係る調査・提言がその職務に属す...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
05月29日第154回国会 参議院 災害対策特別委員会 第5号
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○荒木清寛君 私からは、塩坂参考人と島崎参考人にお尋ねをしたいと思います。  私は、愛知県に住んでおりまして、東海大地震は大変な関係があるんですが、去年、いわゆる想定震源域が西の方に急遽伸びてきまして、本年四月にはいわゆる大震法に基づく強化地域になるということで、愛知県としては...全文を見る
○荒木清寛君 断層、富士川断層以外の原因で起こる可能性というのは。
06月05日第154回国会 参議院 災害対策特別委員会 第6号
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○荒木清寛君 それでは、お三方にお尋ねさせていただきます。  まず、首藤参考人にお尋ねをしたいんですが、私は愛知県に住んでおります。津波ではありませんけれども、昭和三十四年に伊勢湾台風がございまして、特に名古屋市南部においては高潮防潮堤を整備しましたので、あの程度の高潮であれば...全文を見る
06月27日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第20号
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○荒木清寛君 それでは、まず大臣にお尋ねをいたします。  政府は、平成十三年一月に拡大生産者責任を盛り込みました循環型社会形成推進基本法を完全施行したのを始め、リサイクル体系の整備に努めております。本案はこうした流れの一環であると思いますが、今日の循環型社会における本法の位置付...全文を見る
○荒木清寛君 その循環型社会基本法には、リデュース、リユース、リサイクル、その次に熱回収、最後に適正処分と、こういう原則が定められておりまして、今回の使用済自動車の再資源化についても、この原則はもちろん当てはまるものと考えます。  私は、昨日、自分の住んでいる県にあるものですか...全文を見る
○荒木清寛君 次に、午前中も議論になりましたが、いわゆるサーマルリサイクルについてお尋ねをいたします。  大臣からも、シュレッダーダストは相当程度サーマルリサイクルを認めざるを得ないというお話がありまして、それは理解する部分もございます。  私は、今回お聞きしたいのはタイヤの...全文を見る
○荒木清寛君 廃タイヤというとよく公園に埋めて遊具にしてありますけれども、もう少し本当にマテリアルリサイクルができないものかというふうに思いますので、行政としてもそういった研究への対応をしていただきたいと思います。  そこで、シュレッダーダストの問題を私も議論をしたいと思います...全文を見る
○荒木清寛君 今回の法案成立によりまして現行のリサイクル率八〇%から、二〇一五年ですか、九五%まで高めると。そういうことでなければ消費者も二万円払うことには全く納得がいかないわけなんです。そこで、そういったリサイクル率を高めるためには、今、局長からもありましたようにシュレッダーダ...全文を見る
○荒木清寛君 この法案の説明の際にちょうだいした資料の中に、この解体業者等について、このシュレッダーダストの発生の抑制努力を促すためのインセンティブの仕組みを用意をすると書いてございました。    〔委員長退席、理事加藤紀文君着席〕  今度の法案によると、この破砕業者は、最終...全文を見る
○荒木清寛君 それでは次に、先ほども答弁がございました中古品ビジネスの活性化と、このことも非常に大事かと思います。まだまだ中古品については信頼性に不安があるというイメージも残っていることは否めません。  これも私事ですけれども、私もハイブリッド自動車に乗っておりますけれども、メ...全文を見る
○荒木清寛君 いろいろ民間の方でもそうした中古ビジネスに向けてのいわゆる取組をしていくものと期待をしております。  そこで、今回のリサイクル法を円滑に実施をするためには、もちろん拡大製造者責任でありますので、この自動車メーカーには大変な責務があるわけでございますし、それだけでは...全文を見る
○荒木清寛君 リサイクル料金の管理方法についてお尋ねをいたします。  この点が午前中も、管理法人の、公的法人が天下り先になるのではないかという懸念が与党委員からも表明されたわけでありますし、また、新聞の論調等につきましてもこの点を問題視をする論調もございました。自動車ユーザーが...全文を見る
○荒木清寛君 我々もさんざん議論いたしまして、そういった資金管理法人による、よらざるを得ないということは理解をいたしますので、ただ、先ほど来議論になっておりますこの法人の運営の透明化、情報公開ということにつきましては、くれぐれもこの委員会での議論を踏まえてやっていただきたいと要請...全文を見る
○荒木清寛君 最後に、環境行政との関係等についてお伺いをいたします。  その前に、フロン回収・破壊法についてお尋ねをいたしますが、本年十月末までにこれが本格施行されます。この準備はどうなっておりましょうか。また、今回の自動車リサイクル法案が施行されますと、フロン回収法のスキーム...全文を見る
○荒木清寛君 環境副大臣にお尋ねをいたします。  昨年八月に環境省が行った使用済自動車の不法投棄、野積みの実態調査では、約十二万六千台もが放置されているということでございます。環境省はこうした実態をどう見ているのか、また環境への影響を考えますと、早急にこれを一掃する必要がありま...全文を見る
○荒木清寛君 もう一つ環境副大臣にお尋ねいたしますが、最終的に、どれだけリサイクルを徹底しましてもごみは出ます。したがいまして、最終処分場は必要でございます。  廃棄物処理法におきましては、産業廃棄物処理業は都道府県の許可制となっておりますが、許可に当たっては自治会との協定等の...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
07月04日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第21号
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○荒木清寛君 前回に引き続き、質疑をさせていただきます。  循環型社会形成推進基本法も十三年一月に完全施行になりまして、いよいよこのリデュース、リユース、リサイクルの取組が強力に進んでいるわけでございます。つきましては、この循環型社会を担ういわゆる環境ビジネスを育成をするという...全文を見る
○荒木清寛君 今、様々ないわゆるマテリアルリサイクル、サーマルリサイクルの方法がありますということでございますので、是非経産省としても、そうした中でいろいろ優劣というものを研究されながら戦略的にこの支援に取組をいただきたいと思います。  そこで、自動車もそうでありますけれども、...全文を見る
○荒木清寛君 分かりました。  これは有害物質とは言えないかもしれませんが、容器包装リサイクルの関係でいろいろ現場を見ますと、いわゆる塩化ビニールの製品をいかに除去するのかということについて苦労し、多大な設備投資をしておるようでもございますので、そうした点も含めて今後リサイクル...全文を見る
○荒木清寛君 環境省と経産省に少し具体的にお尋ねしたいんですが、現在リサイクル目的で取引をされておりますスラグ、鉄くずですか、や金属くず等につきまして、廃棄物処理法や各種リサイクル法ではどうした扱いがされておりますでしょうか。聞くところによると、こうした問題についてもむしろ規制強...全文を見る
○荒木清寛君 是非、そうした位置付けの中で、不当に規制が強まることのないようにお願いしたいと思います。  あわせて、今、循環ビジネスを促進をするために、先ほどは手続の迅速化というお話がございましたが、この廃棄物処理法の規制緩和についても種々検討されているとは聞いておりますが、こ...全文を見る
○荒木清寛君 国土交通副大臣にお尋ねをいたします。  解体業者の中には、以前から市街化調整区域内で解体業を営んでいるにもかかわらず、この廃棄物処理法あるいは今度の自動車リサイクル法に対応するために屋根を掛け替えるという対応をする場合に、建築基準法上の許可が出ないケースがあるとい...全文を見る
○荒木清寛君 そうした地域の判断に任せるということはよく分かりました。  確認ですが、今の法の趣旨を徹底していただくというのは、今回のそうしたリサイクル法といいますか、そうした循環型社会を推進するという法の趣旨を徹底するということでよろしいんでしょうか。徹底していただけると、各...全文を見る
○荒木清寛君 ありがとうございました。  それでは次に、今、企業についての様々なディスクロージャーが要求されております。そういう意味では、環境情報開示ということも今後は重要になってまいりましょうし、先般来、この委員会でも種々議論になっているところでございます。  近年は、多く...全文を見る
○荒木清寛君 先ほどもエアコンについての省エネ指数の表示ですとか、今後は車についてもそうしたリサイクル度というようなものが表示されるんではないかというお話もございましたが、そうした形で環境配慮製品をユーザーが選択できるようにするということも重要かと思いますが、この点についてはどう...全文を見る
○荒木清寛君 環境JISというものにつきましても、マークとしては普通のJISと同じだということでしたけれども、特に環境JISであることが分かるような表示を考えるというようなことも是非考えていただきたいと思います。  こうした問題をやはり国民に広く知っていただくといいますか、問題...全文を見る
○荒木清寛君 これを経産省に聞くのが適当なのかはちょっと分かりませんが、学校教育でもやはりそうした環境教育をしっかりやっていくことが大事ですね。ドイツなんかはそうした形でやはりそういう方が大人になってリサイクルを徹底していくというシステムになっているようなんです。この点についてい...全文を見る
○荒木清寛君 次に、循環ビジネスについての支援措置関係についてお尋ねいたします。  まず、大臣に、今回の法律の制定によりまして、自動車リサイクル産業については、これは相当軌道に乗っていくものと思いますが、そのことも含めて、この循環ビジネスについての現状と、それから将来どうあるべ...全文を見る
○荒木清寛君 大量生産、消費をやめるということは、ある意味では経済活動に対する抑制効果もあるわけですね。その意味では、その分、いわゆるこの循環ビジネスがそれを補って余りあるぐらい発展をしなければ経済成長はないわけでありますから、頑張っていただきたいと思います。  そういう意味で...全文を見る
○荒木清寛君 この循環ビジネスについての民間における取組を支援をするためには、もちろん企業に対する支援ということも必要でございますが、今後は、NPOといった民間の団体との連携も重要になってくると思います。私の地元にももう長年の歴史を持ってリサイクルに取り組んでいる市民組織がござい...全文を見る
○荒木清寛君 いよいよ十五年度予算についての概算要求等も始まっていくわけでありますが、こうした民間との連携も含めた考え方をしてもらいたいと思います。  この六月にまとめられました骨太の方針第二弾によりますと、この環境・エネルギー分野が国家戦略を策定する重要四分野のうちの一つとな...全文を見る
○荒木清寛君 そうした戦略の中に是非取り入れていただきたい視点が支援ですね。それで、今回の自動車リサイクル法が成立をしますと、このリサイクルといった環境対応についての規制は一応完備された感があります、もちろん不断の見直しが必要ではございますけれども。もう一つは、それに加えて今後は...全文を見る
○荒木清寛君 包括的な支援措置という割には七十一プラス六十二プラス二十三ですから百五十件ですか、百五十何件ですから、まだまだ国家的な戦略の中で支援をしているとは言えないわけですので、今後は環境産業をもう少し包括的に支援をするような立法措置を講ずることを今後考えるべきであると思いま...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
07月11日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第23号
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○荒木清寛君 それでは、質疑をさせていただきます。  今般の石油公団廃止関連の二法案は、聖域なき構造改革、すなわち特殊法人改革の中でも、先行七法人の中でも更にトップランナーとして石油公団を廃止をするということでございまして、これは小泉総理のリーダーシップの下、また与党三党の取組...全文を見る
○荒木清寛君 ですから、具体的に財政支出の削減という意味では要するに幾ら出資金なり補助金を削減するという効果があるわけなんですか。
○荒木清寛君 いずれにしましても、国民の目に見える形での財政支出の削減の効果があることは間違いなかろうと思います。  そこで、今後のエネルギー政策の基本スタンスにつきまして、これまでも議論がございましたが、私からも改めてお尋ねをいたします。  我が国の第一次エネルギーの供給構...全文を見る
○荒木清寛君 その産消対話にもかかわることでございますが、原油の価格動向についてお尋ねをいたします。  二〇〇〇年には原油価格が一年で約三倍に上昇したということもありますし、あるいは昨年の同時多発テロ以降、パレスチナの情勢の緊迫化後、そういう節目節目で原油価格が高騰するというこ...全文を見る
○荒木清寛君 これも議論になってきておりますが、石油天然ガスの自主開発政策について次にお尋ねをいたします。  従来からの我が国の石油等の自主開発、探鉱投融資制度につきましては、これまで巨額の赤字の発生、これは結局のところ国民負担になるわけでございますが、を始めとする事業実施の経...全文を見る
○荒木清寛君 今お話のありました、先ほども議論がありましたが、天下りの問題等も、やはり先ほどお話がありましたように、これを一律に禁止をするということではかえって優秀な人材を生かせないわけでありますので、しかしながら国民の批判には十分こたえていただくような、今後、独法人の制度設計を...全文を見る
○荒木清寛君 よろしくお願いいたします。  独立行政法人というようなものが各国にあるのかどうかも分かりませんし、その辺よく制度を説明し、不安を惹起するようなことがないようにしていただきたいと思います。  そこで、石油公団あるいは金属鉱業事業団を廃止をするわけでございますけれど...全文を見る
○荒木清寛君 油田の自主開発ということにつきましては、やはりこれは国が一定の役割を果たさなければできないわけでありますけれども、しかし、関与し過ぎるといろいろな弊害があるわけでありまして、そうしたことが今回のいろいろな反省点になっているのだと思います。  そこで、関連しまして、...全文を見る
○荒木清寛君 私も税制上の優遇だけでは国策として自主開発をするということについては力不足だと思います。ただし、この社長が、出光社長がおっしゃっているように、従来は石油公団という形で、国が七割まで関与するということによりまして、経済性に疑問があるプロジェクトを民間に押し付ける結果に...全文を見る
○荒木清寛君 従来はともすると官民のもたれ合いの中で様々な弊害も出てきたわけでございますので、今後はそうした国際的な技術動向も踏まえて、やはり民間の活力を生かすためにいかに国が適切に関与するのかということを政策の基本としてこの課題に取り組んでいっていただきたいと考えます。  そ...全文を見る
○荒木清寛君 今言及をされましたパイプラインというのは、ガス供給のインフラとして非常に重要であると思いますし、整備を進める必要があろうかと思います。  そこで、例えば今のサハリン・プロジェクトにおける我が国へのパイプライン建設というのは、今後設立をされます独立行政法人による出資...全文を見る
○荒木清寛君 それでは最後に、大臣に総括的にお尋ねをいたします。  エネルギーをめぐる情勢は国際的にはなお不透明な状況にあり、我が国のエネルギーセキュリティーを確保し国民経済の安定を図っていく上で、石油等の開発支援の機能は依然として国にとって重要な意義を有し、また関与していかな...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
07月16日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第24号
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○荒木清寛君 公明党の荒木清寛です。三人の参考人にそれぞれ一つずつ、まず岡部参考人からお尋ねをいたします。  先ほど、国家備蓄について、民間の方でも今後も協力をしていくと、そういうお話がございました。今度の法改正でいわゆる国家備蓄が正に国の直轄事業になるわけでして、そういう意味...全文を見る
○荒木清寛君 次に、森田参考人にお尋ねをいたします。  国際的なそうした石油開発の舞台の中で活躍をされたお話で、大変興味深くお聞きをいたしました。そこで、参考人のお話を聞いておりますと、石油公団もそこそこ成果を上げてきたのではないかという、そういう御趣旨だと受け止めました。 ...全文を見る
○荒木清寛君 次に、舘澤参考人にお尋ねをいたします。  参考人も、石油公団のプロパーの職員には優秀な人がいたという、そういうお話がありました。私も、石油公団には実際優秀な技術と技術者が集積してきたという面はあると思うんですね。そういう中で、私は従来も一定の成果を上げてきたことは...全文を見る
○荒木清寛君 ありがとうございました。
07月18日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第25号
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○荒木清寛君 私は、石原行革担当大臣を中心に質疑を行います。  戦後最大の行政改革が特殊法人等の改革でございまして、先行七法人の、しかもそのトップを切ってこの石油公団が廃止になりますことを大きく評価をします。国鉄の分割・民営化によりまして大変便利になったことは多くの国民が実感を...全文を見る
○荒木清寛君 昨年の十二月十八日の特殊法人等整理合理化計画によりますと、いわゆる国民生活金融公庫を始めとする政策金融八法人につきましては、経済財政諮問会議において経済情勢を見極めつつ、できる限り早い時期に結論を得るとされておりますが、現在の検討状況はどうなっておりましょうか。昨今...全文を見る
○荒木清寛君 本日の新聞の一面に、在ロシア日本国大使が日の丸の付いた車で高級ホテルのプールに通っていると、そういう記事がございました。今はこういう記事が一面になるわけでございまして、要するに多くの国民は、こうした厳しい経済状況の中、高級公務員だけがいい思いをしているというふうに思...全文を見る
○荒木清寛君 この特殊法人等改革は、小泉構造改革の中で最も進んでいる分野でありますので、ここは更に国民の期待にこたえる形での改革を推進をしてもらいたいと思います。  そこで、本案の審議の過程でも、新たにできます特殊会社あるいは独立行政法人に対しましての天下り問題がるる指摘をされ...全文を見る
○荒木清寛君 国会の方でも頑張りまして、この会期末の時間のない中、あっせん利得処罰法の改正案も成立をする見込みでございまして、今、大臣がおっしゃったような形で、いわゆる公務員の口利きも厳しく禁止をしてもらいたい、このように思います。  そこで、先ほどの議論にもございましたが、今...全文を見る
○荒木清寛君 もちろん、民営化する以上、投資家に魅力がなければいけませんので、引き継いだ資産が残り物ばかりだったということではいけませんので、そうした視点も大事ですが、是非、行革という視点を、基本を忘れないでやっていただきたいと考えます。  最後に、石原大臣に、今回は独立行政法...全文を見る
○荒木清寛君 大臣、恐縮ですが、ちょっと予告をしておりませんが、例の、外務大臣が外務省改革の一環として古田審議官を起用したいというお考えを示され、平沼大臣も前向きに検討したいということでございます。  ODA、何かと批判のあるODA改革のために、外務省改革のために有為な人材を起...全文を見る
○荒木清寛君 あえてお聞きいたしましたのは、よそのところの改革は客観的に見ることができても、なかなか自己改革というのが難しいのではないかということでお聞きをしたわけなんです。  したがいまして、今回、石油公団廃止二法案が通れば、特殊法人改革のトップランナーとして抜本的な改革に着...全文を見る
○荒木清寛君 大臣、今おっしゃったような国有化の問題ですとか円高ですとか、あるいは参入時期の問題等、外部環境の問題も相当あると思いますけれども、今御答弁がありましたように、それだけではもちろんなかったわけですね。もちろん、リスクマネーですから、百分の三・八にしましても、そのほか全...全文を見る
○荒木清寛君 私も今回のこの法案に関しましては、経産省のいろんな方からいろんな会合でも何回も御説明を受けました。これは私の全くの思い過ごしであればいいと思いますが、そういう中で、どうも官僚の皆さんは、今回のこうした形で石油公団が取りつぶされるわけですね。それは何か堀内元大臣から横...全文を見る
○荒木清寛君 そうした意味で、この小委員会の報告ではたしか十一年後に減免付融資を廃止ということになっていたのを、こうして法施行後直ちに廃止ということになったわけでありますから、やはりこれは聖域なき構造改革の一つの成果であると私は評価をいたします。  そこで、今後、独立行政法人で...全文を見る
○荒木清寛君 これは、この本独立行政法人のみに限りませんが、今の副大臣のお話をお聞きしますと、やはり政策評価をいかに厳密に行うかということがかぎになるのだというふうに思っております。  最後に大臣に、私は、前回の質疑の冒頭にお聞きしたこととも重なりますが、石油開発に関しましては...全文を見る
07月23日第154回国会 参議院 経済産業委員会 第26号
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○荒木清寛君 本法案は、昨年二月に我が党が立法化の方針を表明しまして、その後設置されました与党プロジェクトチームのメンバーの方々の精力的な活動によりまして国会提出に至っております。関係各位に敬意を表します。  そこで、まずお伺いいたしますのは、公共事業をめぐる昨今の様々な問題の...全文を見る
○荒木清寛君 衆議院で審議をされました民主党案と本案の差異の一つがこの入札談合関与行為、第二条の中にございますが、その中に不作為を含むべきかどうかという点が対立点であったというふうなお話がございました。  関連してお尋ねをいたしますが、第二条四項に規定をされております「入札談合...全文を見る
○荒木清寛君 次に、入札談合等関与行為につきましては、御説明のありましたように三類型になっております。そうしますと、それ以外の抜け道が横行するというような心配はないのでしょうか。  例えば、特定の業者しか事実上落札できないような方法で発注するといったことは恐らくこの法律の規制の...全文を見る
○荒木清寛君 今、お話もございました第三条の公正取引委員会の改善措置の要求等についてお尋ねをいたします。  従来からもちろん公正取引委員会は、いわゆるこうした官製談合等の情報が寄せられた場合には、発注機関に対しまして法律に基づかずに改善を要請をしてきたということはありますが、な...全文を見る
○荒木清寛君 法案の検討過程では、この改善措置要求等に関しまして、中傷、デマなどの虚偽の情報が公正取引委員会に流れ、風評被害につながるのではないかというような懸念がいわゆる発注者側から指摘されたと聞いておりますが、こういった心配はありませんか。
○荒木清寛君 この改善措置を発する場合の、要求する場合の公取の調査結果と、その結果公表されました発注者側の調査結果の内容が異なった場合にはどのような対処になるんでしょうか。
○荒木清寛君 次に、第四条の職員に対する損害賠償の請求等についてお尋ねをいたします。  先ほど、この責任の要件が故意、重過失である、その点が民主党案と異なっておったというような御指摘もありました。そこで、職員個人の責任追及を行うということを考えますと、民事、刑事、両方の責任があ...全文を見る
○荒木清寛君 恐らくは、悪質な場合とは、従前の刑法の談合罪に対しての共犯といいますか、そういうこともあり得るのかと思います。  そこで最後に、第七条で規定をされております関係行政機関の連携協力、官製談合の防止に向けての協力でございますが、これは具体的にはどのようなことを想定をし...全文を見る
○荒木清寛君 本法案につきましては、公共工事等における入札、契約の適正化、健全化の第一歩として高い評価ができると考えております。  しかし、先ほど来答弁がございましたように、今後の運用状況を見つつ、立法府としても必要な改正を今後視野に入れて運用をしていかなければいけない、このよ...全文を見る
○荒木清寛君 昭和三十一年に制定されました下請代金支払遅延等防止法は、下請取引の公正化及び下請業者の保護のために極めて重要な役割を果たしたと考えます。  提案者に、この下請法が果たしてきた役割はどう評価されるのか、まずお伺いします。
○荒木清寛君 そのように大変威力のある下請法でございますが、公正取引委員会にお伺いをいたします。  その下請法の対象が物品の製造委託、修理委託に言わば限定されている理由は、趣旨はなぜでしょうか。
○荒木清寛君 したがいまして、産業構造の変化、いわゆるサービス産業の占める位置が重要になって、雇用の受皿としても期待されるというようなことを考えますと、この役務の委託取引が現行法の物品の製造委託、修理委託と同様の取引構造を持っているというのであれば、この下請法の対象に追加をするこ...全文を見る
○荒木清寛君 公正取引委員会にお伺いいたしますが、現在の下請法の執行体制はどうなっておりますか。
○荒木清寛君 提案者に問いますが、仮にこの役務の委託取引を対象に加える場合には、こうした下請法の執行体制を抜本的に拡充する必要があると考えますが、どのような見解ですか。
○荒木清寛君 公取委員長に改めてお伺いしますが、こうした産業構造の変化に対応して下請法の規定の見直しを図っていく、見直しをする予定はございますか。
○荒木清寛君 関連しまして、取引上の地位の優劣があるケースでありますフランチャイズシステムを活用したコンビニエンスストアの問題についてお伺いいたします。  非常に成長の著しい分野ではありますけれども、一方で本部と加盟店の間のトラブルが多発しているとも聞いております。  そこで...全文を見る
○荒木清寛君 コンビニ加盟店の中には、フランチャイズ事業における本部と加盟店のトラブルを防止をするために、本部と加盟店の取引の適正化に関する新しい法律を制定するべきであるとの意見もありますが、経済産業省としてはどうした見解を持っておりますか。
○荒木清寛君 終わります。
10月23日第155回国会 参議院 本会議 第3号
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○荒木清寛君 私は、公明党を代表しまして、総理の所信表明演説に対し、質疑をいたします。  小泉総理は、昨年四月に政権を担って以来、不退転の信念と強いリーダーシップを持って構造改革を進めてこられました。私たち公明党は、このような小泉内閣を支え、ともに政治上の懸案に取り組み、解決し...全文を見る
11月05日第155回国会 参議院 法務委員会 第3号
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○荒木清寛君 公明党の荒木でございます。  まず、佐藤参考人にお尋ねをいたします。  このたび法科大学院にかかわる法案も国会に出ておるわけでありまして、この法科大学院がいよいよ開校していくということにつきましては、佐藤参考人の私は強いリーダーシップがあったからできたというふう...全文を見る
○荒木清寛君 若林参考人に同じことをお尋ねしますが、私も、その予備試験のバイパス論につきましては、参考人と全く同じ問題意識といいますか危惧を持っております。したがいまして、法案提出に際しまして与党としてもいろいろ意見を述べたわけでありますけれども、そうしたことを十分考えて法科大学...全文を見る
○荒木清寛君 佐藤参考人にお尋ねをいたします。  法科大学院を設立するかどうかは大学が設置主体になるケースが多いかと思いますけれども、私学、公立含めてそれぞれ自主的に考えることであろうかと思いますが、ただし、全国各地域にできるということが法律実務家の偏在をなくす上でも重要だと思...全文を見る
○荒木清寛君 四宮参考人にお尋ねいたします。  参考人は陪審制度あるいは裁判員制度には大変お詳しいわけでありますのでお教えいただきたいのでありますが、今回の裁判員制度というのは、本当に国民が主権者として、統治の客体でなくて主体として司法に参加していくという意味で画期的であろうか...全文を見る
○荒木清寛君 四宮参考人にもう一つお尋ねしますが、裁判員制度というのは、要するに裁判官と一般の国民の方が共同で事実認定するという仕組みですね。そうなりますと、言われているように、何人対何人にするかということも、技術的な問題のようで非常に重要であると思いますけれども、この点は望まし...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
11月19日第155回国会 参議院 法務委員会 第7号
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○荒木清寛君 今し方の質疑を聞いておりまして、今回の法律によります裁判官の報酬の引下げが憲法に違反するものではないということは私も理解をいたしました。  しかし、今、司法制度改革が進んでおりまして、国民に利用しやすい司法制度を実現をしなければいけません。そのためには人的インフラ...全文を見る
○荒木清寛君 これは裁判官の配置にもかかわりますのでお聞きをいたしますが、現在、簡易裁判所の事物管轄の上限の引上げが議論をされておりますが、最高裁としては、この簡裁の機能をどう考えておりますか、お聞かせ願います。
○荒木清寛君 次に、名古屋刑務所におきます今回の事件につきましては、私も、地元に住んでおるということもありますけれども、大変強い憤りを感じております。一体、法務省はいわゆる刑務官に対してどのような人権教育をしておったのかというふうに言わざるを得ません。  そこで、三点お伺いをい...全文を見る
○荒木清寛君 先ほどもありましたように、この法務省内における人権侵害、正に自浄能力が問われているわけでありますが、今回の名古屋刑務所での革手錠使用や保護房収容、職員による暴行について、同刑務所の受刑者が行った不服申立ての状況はどうなっておりましょうか。御説明願います。
○荒木清寛君 革手錠の使用につきましては、同種刑務所がたくさんある中で名古屋刑務所が突出をしている、使用回数が突出していた、しかも本年に入って急増したということでありまして、まさか今年になって受刑者の顔ぶれが一新したということはあり得ないわけでありますから、何か組織的な背景さえあ...全文を見る
○荒木清寛君 最後に、別の件でございますが、公明党は、去る七月に難民政策の見直しに関する政策提言を行いました。また、大臣の私的懇談会であります難民問題に関する専門部会も先般、中間報告を行ったところでございます。  そこで大臣に、今後の難民調査官の増員及び能力の向上についてどう臨...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
11月21日第155回国会 参議院 法務委員会 第8号
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○荒木清寛君 今回、いよいよ司法制度改革の具体的な第一歩といたしまして法科大学院関連の三法案、文科省の分も、学校教育法も入れまして三法案が提案をされたわけであります。  やはり、この司法制度改革は、まず人的なインフラの質、量ともの拡大というところから始まったわけでありまして、そ...全文を見る
○荒木清寛君 次に、司法試験法改正案につきましてお尋ねをいたします。  端的に大臣に、この新しい司法試験、平成十八年から始まります新しい司法試験は現行の司法試験とどこが違うのか、どこが変わるのかということをお聞きしたいんです。  平成十八年から二十二年に掛けましては、五年間で...全文を見る
○荒木清寛君 少し細かいことになりますけれども、その新しい司法試験というのは何月に実施をしまして何月に合格が発表されるんでしょうか。これは法務省にお聞きします。
○荒木清寛君 特に新司法試験の合格発表、これはどうするんですか。なるべく無駄──今はスピードの時代ですし、次へのいろんな準備もありますから、今のようなことでなくて、なるべく早く合否を発表すべきだと思いますけれども、いかがですか。
○荒木清寛君 新しい司法試験につきましては、五年間に三回という受験回数制限が定められております。このような回数制限はどういう理由に基づくのか、お聞きをしたいと思います。  ちなみに、私もホームページを運営をしておりますけれども、書き込みがありまして、このちょっと概略を紹介させて...全文を見る
○荒木清寛君 私はというより、公明党はというふうに言ってもいいかと思いますけれども、この法科大学院構想にもろ手を挙げて賛成というわけではないんですね。改革審の審議の中でこの法科大学院構想が出てきまして、この話を聞きましたときは、党内の大勢は、そういうものはもうつぶした方がいいとい...全文を見る
○荒木清寛君 推進本部にお尋ねをいたしますけれども、それでは、今、大臣からもお話がございましたけれども、予備試験というのは、更に具体的にどのように実施をするのか、御説明を願いたいと思います。  特に、先ほど私が指摘をしましたように、受験予備校だけで勉強した者が一発試験で合格をす...全文を見る
○荒木清寛君 それでは、同じことを法務省に実際どういう運用をするのかということをお聞きをしたいんですね。  くどいようですけれども、この中核は法科大学院であるんだというその趣旨を踏まえた運用をしなければいけません。今も、口述試験も随分時間を掛けてということですから、今のような、...全文を見る
○荒木清寛君 今のお二人の答弁を聞けば、受験生もかなりこれは予備ルートというのは難しいなというふうに思うかと思うんですね。したがいまして、私は受験生が正しい判断、安易に予備試験ルートに行かないような正しい判断ができるために、予備試験に関する情報がよく開示をされるということが不可欠...全文を見る
○荒木清寛君 改革審の意見書によりますと、予備試験というのは、「経済的事情や既に実社会で十分な経験を積んでいるなどの理由により法科大学院を経由しない者」のための措置であるというふうにされております。  この意見書の理念を維持して今度の予備試験制度を作ったのか、あるいはこれと異な...全文を見る
○荒木清寛君 それは、受験資格を意見書の記述のように限定できないという理由は先ほども聞きまして分かりましたが、それにしましても、例えば医師国家試験にも予備試験がありますけれども、この受験資格は海外で医師資格を有している等、極めて例外的な場合に限定をしているわけですね。  同じ専...全文を見る
○荒木清寛君 途中でありますけれども、時間が参りましたので今日は終わります。
11月21日第155回国会 参議院 法務委員会、文教科学委員会連合審査会 第1号
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○荒木清寛君 午前中の法務委員会でも申し上げましたが、これは公明党がというふうに申して間違いないと思いますが、今回の法科大学院構想に我々はもろ手を挙げて賛成というわけではございません。  これは、もちろん一発勝負型の司法試験制度の弊害が限界に達しているということはよく理解をいた...全文を見る
○荒木清寛君 そこで、文部科学大臣にお尋ねをいたします。  私学を含む法科大学院への機関補助及び学生に対しての個人補助を十分に行うということが、法科大学院制度を軌道に乗せるための、いわゆるソフトランディング路線を成功させるための不可欠の前提であると考えますが、大臣の決意をお伺い...全文を見る
○荒木清寛君 今日は森山財務大臣政務官にもお越しいただきましたので、二問通告をしておりますけれども、まとめてお尋ねをいたします。  今の遠山大臣に対してと同じことでございますけれども、財政当局として、私学を含む法科大学院への積極的な財政支援を行う決意があるのかどうか。そしてまた...全文を見る
○荒木清寛君 今のお話もそうでございますけれども、この改革審の意見書及び中教審の「法科大学院の設置基準等について」の中にも奨学金、教育ローン、授業料免除等の各種支援制度を充実をするというふうにあります。  我々は、冒頭の話に戻りますけれども、このことが実現をすることを条件にこの...全文を見る
○荒木清寛君 これは、私が直接受領したものではありませんので、いや、それはオーソライズされていないと言われたらそれまでなんですが、文部科学省が作りましたシミュレーションでは、それを十三万円から二十万円に増額という一つのプランを描いているわけです。それは正に有利子奨学金で授業料を賄...全文を見る
○荒木清寛君 もちろん、これは財務当局がうんと言わなければ文部大臣あるいは文部省で言える話じゃありませんから、分かるのでありますけれども、ただ、我々も財務省との折衝ではしっかり応援をしていきますので、やはり文部科学省として、もうこれぐらいは必要なんだという、そういう決意はしっかり...全文を見る
○荒木清寛君 それでは、私が見ましたシミュレーションによりますと、生活費を考えますと、やはり三年間分として四、五百万円は何とかしなければいけないと。それは、まあ官民の役割分担ということはあるにせよ、何らかのローンで借りられるような手はずを整えなければいけないという認識は文部科学省...全文を見る
○荒木清寛君 それで、民業圧迫で、銀行が本当に学生に貸してくれればいいのでありますけれども、もう今はそういう銀行性善説を信じる人はだれもおりませんで、正に貸し渋り、貸しはがしでありまして、今、教育ローンというのがありますけれども、これは原則、親に貸すわけですよ。それは、幾ら法律実...全文を見る
○荒木清寛君 国民金融公庫の在り方も経済財政諮問会議で議論されているわけです。我々はこうした今の不況のさなか、政府系金融機関の見直しの議論は凍結すべしというふうに主張しておりますし、そうしたセーフティーネットは断固守っていくという決意でございますけれども、しかし一方で、そういう議...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
11月26日第155回国会 参議院 法務委員会 第9号
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○荒木清寛君 公明党の荒木清寛です。  お三方にお尋ねをしますが、まず井元参考人にお尋ねをいたします。  参考人がおっしゃいましたように、この法科大学院法の中に法科大学院が中核的な位置付けがされているということは極めて私も重視をしておりまして、また今後の質疑の中でも更に深めて...全文を見る
○荒木清寛君 井元参考人に次にお尋ねしますが、先ほど、新司法試験の在り方につきまして、法科大学院の講座を適切に履修したか否かを問う試験にすべきであると。逆に言うと、余り難しくすべきではないという御趣旨でありました。ただ、学生の心理からいいますと、試験があるので、試験が難しいから一...全文を見る
○荒木清寛君 次に、今田参考人にお尋ねをいたします。  参考人がおっしゃった、選抜ではなく養成だという理念につきましては、私も一〇〇%賛同するわけでございます。そうしますと、予備試験の運用はやはり注意を要するのではないかと私は思うんですが、参考人は、大学院の教育の内容をしっかり...全文を見る
○荒木清寛君 須網参考人にお尋ねします。  法科大学院構想が出まして、各法学部がこぞってもうシンポジウムをやり始めまして、そうしたのを見まして、私は、これは法学部の生き残り作戦なのかなと、法科大学院構想はと思ったんです。先生がおっしゃったように、学部のおかげで法曹になっていない...全文を見る
○荒木清寛君 終わります。
11月28日第155回国会 参議院 法務委員会 第10号
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○荒木清寛君 それでは、まず法務大臣に質問をいたします。  司法制度改革推進本部では、昨年十二月の設置以来、鋭意様々な検討をいたしまして今回の法案提出に至ったわけでございます。今回の法曹養成に関する関連法案の検討の過程におきまして、法務大臣は司法制度改革推進本部の副本部長であり...全文を見る
○荒木清寛君 あくまでもこの司法制度改革は利用者の立場が重要でございますので、そうした意味で、副本部長として引き続き様々な問題につきましてのリーダーシップを要請したいと思います。  そこで、司法制度改革推進本部の事務局に質問をしますが、今、大臣からもありました法曹養成検討会での...全文を見る
○荒木清寛君 同じく第二条では、法科大学院の入学者選抜の在り方について多様性の確保に配慮するという規定であります。この点につきましては検討会ではどうした分析、議論をされたんですか。
○荒木清寛君 そうしますと、文部科学省に確認をしたいのですが、今の入学選抜における法学部以外の者が二割ないし三割以上、あるいは授業においては五十人ないし八十人規模という、そういう検討会での一つの結論というのは、今後の制度設計に当たりましてどのように生かしていくつもりですか。
○荒木清寛君 是非、そうした設置基準ないし認証基準の中に具体的にそうした検討会の趣旨を反映させる必要があるということを念押しをしておきたいと思います。  そこで、文部科学省に更にお聞きしますが、法科大学院の入学者選抜に当たりましては、全国統一的な適性試験を実施する方向で検討され...全文を見る
○荒木清寛君 やはり、答弁がありましたように、適性基準が統一的に行われなければ一つのそうした基準としてなり得ないわけであります。  そこで、法務当局に質問いたしますが、報道等によりますと、大学入試センターと日弁連の関連財団がそれぞれこの適性試験について実施をするという前提でいろ...全文を見る
○荒木清寛君 文科省としましても、具体的に、統一的に行われるようなそういう調整といいますか、努力はされておられますか。
○荒木清寛君 どちらか一つを排斥するということではなくて、それぞれノウハウもあるわけでありますから、何かそれを生かしながら統一的な実施ができる方向を考えてもらいたいということを要請をしておきます。  そこで次に、やはり推進本部事務局に聞きますが、法科大学院の修了に必要な単位は三...全文を見る
○荒木清寛君 次に、法務省、法務当局に質問いたしますが、一昨日の参考人質疑におきまして須網参考人の意見陳述では、現職の裁判官や検察官を法科大学院に派遣をすることは過渡的なものであるべしだと、将来的には裁判官や検察官の経験者、OBが法科大学院の教員となればよいのではないかと。要する...全文を見る
○荒木清寛君 次に、法科大学院の適正配置の問題についてお尋ねをいたします。  この問題は委員会の議論の中でも取り上げられてきておりまして、その適正配置の必要性についてはもう認識を共有できると思います。しかし、今回の法文の中にはそうした条項が現実にはないわけでありまして、今後、本...全文を見る
○荒木清寛君 その二つが現行法制上でも既に選択し得る、しかも有力な方法であるというふうに私も受け止めておきます。そこで、これらの地方大学では専任教員や実務家教員を確保することが困難であるために今のような連合方式を検討しているという報道でございます。  そこで、更に文科省に尋ねま...全文を見る
○荒木清寛君 実務家であればだれでもなれてはいけないわけですし、逆に、しかし、論文を書いていなければなれないということであれば非常に選択肢も狭まってしまうわけでありますから、今答弁のあったような趣旨でこの専門職大学院という実情に合った基準を設定をしてもらいたいと思います。  そ...全文を見る
○荒木清寛君 そうしますと、現行の試験に比べると試験から発表まで二月ぐらい短縮になっていると思いますし、そうした方向になるんだろうと思います。  そこで、更に推進本部事務局に聞きますが、法案でも、今回の新司法試験は短答式試験と論文式試験のみということになっております。この試験の...全文を見る
○荒木清寛君 次に、私は先般の質疑でも問題意識を申し上げました予備試験問題につきまして更に深めたいと思っております。  今回の新しい法曹養成制度は、試験による選抜からプロセスによる養成に変革をしようという問題意識でございます。そういう意味では、先般も申し上げましたように、予備試...全文を見る
○荒木清寛君 そこで、運用に当たります法務当局にも同様の質問をいたします。  予備試験ルートというのは言わば例外でありまして、予備試験については法科大学院を中核的な教育機関とするその基本理念に反しないものになるように運用するということで間違いはありませんか。
○荒木清寛君 これはちょっと通告しておりませんが、もう一つの問題意識であります財政支援につきまして、大学院及び学生に対する財政支援の在り方につきまして、今日は最後ですから、推進本部に更にお聞きをしておきます。  先般の今田幸子参考人も、財政的な制約はあるんでしょうが、全プロセス...全文を見る
○荒木清寛君 さきの参考人質疑でも、アルバイトをする時間もないんですよ、本当に充実をした勉強をしようと思えばという話もありまして、やはりトータルできちんと勉学に専念できるような環境を政府として整備していくべしということを強く主張いたします。  そこで、文科省に第三者評価機関の件...全文を見る
○荒木清寛君 そうした意味では、その機構の客観性、独立性を担保するための措置といいますか、運用が非常に重要であるということを申し上げておきます。  そこで、今、工藤局長からも答弁がありました、複数の評価機関があることが望ましいという前提で制度設計がなされているわけであります。こ...全文を見る
○荒木清寛君 今もありましたけれども、民間の評価機関も当然これは設立されなければいけないわけでありまして、いわゆるイコールフッティングというのを十分考えなければいけないわけです。  そこで、中教審の八月五日の答申では、認証評価機関に対する国の支援方策について検討する必要があると...全文を見る
○荒木清寛君 それでは、最後に法務大臣にお尋ねいたします。  今回の司法制度改革につきましては、この法曹養成制度の改革に限らず、多くの課題について検討が進められておりまして、今後、多数の法案が提出される予定であります。  法務大臣は、司法制度改革推進本部の副本部長として、今後...全文を見る
○荒木清寛君 頑張ってください。
12月05日第155回国会 参議院 法務委員会 第12号
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○荒木清寛君 公明党の荒木清寛です。  まず、宗田参考人にお尋ねをいたします。  会社更生手続は、破産的な清算、解体を回避をするわけでありますから、その意味では多数の利害関係人の利益を図るという意味がございますが、一方で、更生計画によって債務のカット、繰延べ等で利害関係人に犠...全文を見る
○荒木清寛君 次に、逢見参考人にお尋ねをいたします。  企業が倒産の危機に瀕した場合には、労働組合としましても、雇用の確保に重点を置くのか、賃金の確保に重点を置くのか、再建にどのように協力をしていくのか等々、いろいろ判断に迷うのではないかと思います。  そこで、参考人が関連を...全文を見る
○荒木清寛君 最後に、古川参考人にお尋ねをいたします。  労働者保護の観点から、いわゆる解雇ルールの法制化について参考人はどうお考えなのか、仮にこうした解雇ルールの法制化がなされた場合に、今回の法案にありますような会社更生手続における更生計画認可前の営業譲渡の運用などについて影...全文を見る
12月09日第155回国会 参議院 決算委員会 第1号
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○荒木清寛君 国土交通省にかかわります問題を何点かお伺いいたします。  本年九月に名古屋市内で、高齢者の運転する自動車が運転操作ミスによって保育園の屋上駐車場から車止めを乗り越え、鉄さくを突き破って転落をし、庭にいました三歳の女の子を始めとする園児が死傷するという大変痛ましい事...全文を見る
○荒木清寛君 昭和五十一年ですか。
○荒木清寛君 六十一年。  そこで、今話がありました指針の適用が本件についてはないというふうに解釈をされているんです。といいますのは、高さはもちろん二・一メートル以上ありますけれども、公共の用に供する道路、広場に面していたわけではありませんでしたので、プライベートな保育園の中庭...全文を見る
○荒木清寛君 そうした指針の見直しは是非早急にしていただきたいと思いますし、あわせまして、こうしたケースにおける安全確認調査というのを全国的に実施をする必要があると思いますが、いかがですか。
○荒木清寛君 次に、環境ロードプライシングにつきまして若干お尋ねいたします。  これは、有料道路の料金に格差を設けまして、住宅地域に集中する交通を湾岸部に迂回させまして、住宅地域の道路環境を改善をするというシステムでございます。  現在の環境ロードプライシングの実施状況と、ま...全文を見る
○荒木清寛君 それほど悠長に検討している段階ではないと思うのです。といいますのは、これも若干地元の話で恐縮でございますが、名古屋市南部を走っております国道二十三号線というのがありますけれども、慢性的な渋滞でありまして利用者から不満が出ております。しかも、そのことに伴いまして深刻な...全文を見る
○荒木清寛君 是非、良い回答を期待をしております。  そこで、午前中の質疑では総理に対しまして、先週の民営化推進委員会の最終報告についての所見、取組等の質疑が行われました。扇国土大臣にも改めてお尋ねいたしますが、先般のこの最終報告についてどうした所感をお持ちなのか、そしてこの最...全文を見る
○荒木清寛君 先ほど申し上げました湾岸道路も、確かに片側三車線が必要であったのかという意見はあるにせよ、つながっていないからがらがらだということもあるわけでありますから、そうしたことも踏まえて有意義な結論を出してまいりたいと思います。  最後にもう一つだけお尋ねいたしますが、マ...全文を見る
○荒木清寛君 終了します。
12月10日第155回国会 参議院 法務委員会 第13号
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○荒木清寛君 このたび名古屋刑務所において発生しました刑務官による特別公務員暴行陵虐致死事件及び同致傷事件は、受刑者の更生改善、社会復帰を担うべき立場にある刑務官によって行われたものでありまして、どのような理由がありましても決して許されるものではありません。私の住んでいる愛知県の...全文を見る
○荒木清寛君 平成十一年の矯正局長通達の発出以来、革手錠の使用件数が極端に減少しておりますが、その理由をお聞かせ願います。  逆に、それ以前に使用件数が多かったことが不適切であった、不適正であったことの証明でもないかと思いますが、この点どうでしょうか。
○荒木清寛君 今、答弁のありました名古屋刑務所においては、本年に入ってこの革手錠の使用が異常に急増したという理由につきまして、先ほどもありましたけれども、改めて見解を述べてください。
○荒木清寛君 先ほどの答弁でも、名古屋刑務所で本年に入っての百五十八件ですか、その使用件数の半数以上が被告人前田関連だということですけれども、逆に言いますと半分は関係していなかったわけですからね。単なる個人のそうした問題に帰することができないような気もしますので、徹底的に調査願い...全文を見る
○荒木清寛君 今おっしゃったかもしれませんが、その案件は今回逮捕された刑務官は関与しておるんですか。
○荒木清寛君 本年十一月二十七日に矯正局長通達を発出したということでありますので、その概要について説明願います。
○荒木清寛君 その通達発出後、報告のありました革手錠使用の案件というのは何件あって、どうしたケースであったのか、またその報告を受けたケースについてはビデオの内容を確認してチェックをしておるのか、報告願います、答弁願います。
○荒木清寛君 先ほど監視設備があるものについてはビデオで撮るということでございましたけれども、今どきそうした施設を設けるのにそれほどのお金が掛かるわけでもなかろうと思いますから、これはきちんと全部チェックできるようにしてもらいたい、このように思います。  そこで、私は、先ほど申...全文を見る
○荒木清寛君 この刑務所の増設につきましては十四年度補正予算の要求の中にも含まれておるはずでありますから、これがきちんと計上されますように我々も努力をしたいと思います。  そこで、今回の致傷事件、致死事件に戻りまして更にお尋ねしますが、五月の致死事件につきましては被害者の遺族に...全文を見る
○荒木清寛君 その説明ですと、保護房にいわゆる入れるときに手錠を使用したというふうに遺族は理解したでしょうね。したがいまして、これは、革手錠の使用については説明していなかったと言われてもやむを得ないと思いますので、その点も今後この調査に当たって解明してもらいたいと思います。  ...全文を見る
○荒木清寛君 十二月二日付けでこの名古屋刑務所所長以下三名が更迭をされました。これは事件の責任を問うてのいわゆる処分であるのか、そうした処分をした、更迭をした趣旨及び目的につきまして説明を願います。
○荒木清寛君 最後に、大臣にお尋ねをいたします。  この失墜をした矯正行政に対する国民の信頼を取り戻すためには、まず真相究明とともにこの事件に関連をした当事者、責任者を厳しく処分をする、正に一蓮託生で厳しく処分をしていくということが大事だと思います。あわせまして、実効性のある国...全文を見る