粟森喬

あわもりたかし



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粟森喬の1990年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月26日第118回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○粟森喬君 連合参議院の粟森でございます。  御承知のとおり、連合参議院は参議院にしか議席がございませんので、基本的なことについて幾つか総理に質問を行いたいと思います。  まず最初にでございますが、特別国会が始まりまして今度の補正予算の審議に当たって、極めて異例なことでござい...全文を見る
○粟森喬君 もうちょっとはっきり答弁をしていただきたいのは、衆議院と参議院は別だということをもうちょっと明確にしてほしいと思います。といいますのは、だれが考えても、衆議院だけの総選挙の結果から申し上げれば自民党が安定多数をとったわけでございますから、一括審議なのか新ルールなのか言...全文を見る
○粟森喬君 この問題に余り時間をかけることは私としても全体の質問のことで限界がございますので申し上げませんが、少なくとも私が判断をするには、衆議院だけの審議の処理であったらこれほど時間がかかったはずはないというふうに思います。したがって、今後も、今の政治状況が衆議院と参議院では明...全文を見る
○粟森喬君 私は総理であるとともに自民党総裁の海部さんに聞いたつもりでございますが、答弁を深く突っ込んで今聞くよりも、これからの論議のこともありますので、この程度にしておきます。  日米構造協議について若干お聞きをしたいと思います。  日米構造協議が始まっているわけでございま...全文を見る
○粟森喬君 外務省にお尋ねをいたします。  日米首脳会談に出席をし参加した人数は、警備や秘書官以外に何名であったのか、お尋ねをしたいと思います。
○粟森喬君 恐らく出席した人の名前はわかっているんだろうと思いますが、私が新聞などの切り抜きを見ますと約五十人程度、それ以外に各省庁から特別にこの日米首脳会談の前後に出張された方などを入れますと相当膨大な数になっているというふうに思います。  総理は具体的な約束はしなかったとい...全文を見る
○粟森喬君 関連をして申し上げますが、いわゆる保護主義をお互いがとらないということでは意見が一致をしたようでございます。今重荷ではないというふうに言ったわけでございますが、いわ ゆる消費者の立場というのをどこでどう反映するのか。特に、今さまざまな検討がされているわけですが、これ...全文を見る
○粟森喬君 超党派でそれぞれの政党などが行っていることも承知をしております。政権党の自民党と政府が一定の密接な連絡をすることも承知をしておりますが、自民党が総選挙の結果獲得した支持率は四〇%台でございます。したがって、このことを考えて、やはり超党派でやるという意味について、国会の...全文を見る
○粟森喬君 そういう答弁をいただきましたが、私どもとしては、消費者の立場が、国民の立場がトータルで反映されていると思いませんので、あえてそのことについては強く申し入れておきます。  次の質問に入りたいと思います。  補正予算の財源問題でございますが、幾つかの税に特定されていま...全文を見る
○粟森喬君 確実なものだけを見たということでございますから、前の方の質問にも若干関連をしますが、今の税収がふえた分だけ減税をしろという希望と期待が有権者の皆さんの中にあるわけでございますが、そのことについて改めて見解をお聞きしたいと思います。
○粟森喬君 それでは次に、消費税の歳入見込みについて、現状と税収の見通しについて明らかにしてほしいと思います。
○粟森喬君 地方交付税の追加配分の問題について、若干お聞きをしたいと思います。  自治大臣にお尋ねします。  地方自治体では、公共料金等に消費税を転嫁してないところがあります。今回の交付税とは直接関係ないわけですが、今後の地方交付税の譲与分の中で、この部分についてペナルティー...全文を見る
○粟森喬君 見直し案が出ようというような段階でございますから、ペナルティーなどは科すべきではないという意見を申し上げまして、次に移ります。  厚生省の関係で、今度の特別会計で一兆五千億円をいわゆる運用益として老人医療の基盤安定化に使うというふうに言いますが、本年度は按分率が九〇...全文を見る
○粟森喬君 結局、その分だけ国の負担が楽になるというか、ゼロになるわけでございますから、高齢者社会というものに向けて国の負担をゼロにするということは大問題だと考えますが、大蔵大臣、いかが考えますか。
○粟森喬君 いずれにしても、今度按分率が一〇〇%になりますと、各組合健保などが大変な負担になるわけでございます。したがって、全体にふえるということは承知をしていますが、このようなやり方については今後ともまた改めて議論を続けたいと思います。  高齢者保健福祉推進十カ年戦略、いわゆ...全文を見る
○粟森喬君 いつつくったか、いつから始めたのか。
○粟森喬君 違う。十二月一日に始めて二十一日にできたと書いてあるんですよ。
○粟森喬君 質問時間がないのでちゃんと答えてほしいんですが、十二月一日に内閣官房長官から示して、十二月二十一日までにつくったわけです。たった二十日間で十カ年の福祉計画を三大臣でつくったというやり方そのものが、私どもから見れば選挙用ではないかという指摘をするところでございます。 ...全文を見る
○粟森喬君 今質問したことに答えていただいていませんので、もう一度申し上げます。  例えば、所得税の控除制度があるけれども、どの程度になっているのか。介護手当もありますが、これは所得制限があるはずでございます。在宅福祉というものは、今老人福祉に限って言っていますが、実は年代を超...全文を見る
○粟森喬君 在宅福祉をやっている方に対する生計費なり所得調査をやったことがありますかどうか。
○粟森喬君 ぜひともやってほしいと思います。厚生大臣。
○粟森喬君 関連質問として、同僚の池田議員から農業関係についてやらせていただきます。
○粟森喬君 残余の時間でございますが、外務省にお尋ねいたします。  青年海外協力隊員の中で日の丸、君が代を冒涜したこと、あるいは他国旗を冒涜したような事実、そのような事実が調査として挙がってきているのかどうか、お尋ねをいたします。
○粟森喬君 文部省は四月二日からいわゆる君が代、日の丸について新しい指導要領を出したわけでございます。その文部省の幹部の方がさまざまなところで、青年海外協力隊員にそのようなことがあったから今の君が代、日の丸を強制に近い義務的な指導を出したというふうに述べておられます。このことに対...全文を見る
○粟森喬君 文部大臣。
○粟森喬君 局長の発言を確認するんですね。
○粟森喬君 局長発言について確認をした上で今の発言なのですか。もう一度答弁してください。
○粟森喬君 終わります。
05月23日第118回国会 参議院 予算委員会 第12号
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○粟森喬君 まず、外務大臣にお尋ねをしたいと思います。  カンボジア和平に関する東京会談を開催することが本日の記者会見といいますか、報道で一斉に出されておりますが、どのような経過で東京会談を開催することになったのか、説明をお願いしたいと思います。
○粟森喬君 場所を提供するというだけではなく、今回の問題というのは大変重要な、パリ会談の決裂の状況から見ても重要な意味を持っていると思います。そういう意味で評価もしたいし、期待をしなければならないわけでございますが、一方で強い懸念もございます。  それは、ここで日本側が新しい提...全文を見る
○粟森喬君 総理にお尋ねをいたします。  特に世界の中の日本という言葉を使うわけですが、私どもが強い懸念を持っているのは、日本は政治的にも軍事的にも中立国ではございません。そのような立場の者が、いわゆるカンボジアにおける内政といいますか、二つの政府があるということは、文字どおり...全文を見る
○粟森喬君 総理の発言の中で、中立国でなければできないという意味で言ったんじゃないので、紛争を解決するときは中立的な立場でなかったらできないんではないかという立場を言ったつもりでございますが、これ以上これで再討論するより、来月結果が出ますから、むしろその段階で質問する機会があった...全文を見る
○粟森喬君 法務省にお尋ねいたします。  推定で結構でございますが、短期滞在者のうち、いわゆる不法就労者となっている人は今何名ぐらいというふうに推定していますか。これはあくまでも推定でございますから概数で結構でございます。
○粟森喬君 重ねて法務省に質問いたしますが、本法が改正されることによって不法就労者がゼロにできるというふうに考えているのかどうか。このことについて改めて見解を聞きたいと思います。
○粟森喬君 不法就労者を調査するときに、一つは労働省の立場というのは非常に重要だと思いますが、私どもも実は外国人労働者の相談をやっているそういう市民グループにも若干意見を聞いたわけですが、一般的に外国人労働者で不法就労者は、例えば労働基準法違反とか賃金未払いとか、そういうことがあ...全文を見る
○粟森喬君 労働省にお尋ねを申し上げます。  過去のといいますか、五月三十一日までの労働省の本問題、不法就労に対する対応が、どの点とどの点で変化をするのか、そのことについて説明をしていただきたいと思います。
○粟森喬君 今の答弁を聞いていますと、労働省の対応は従来と変わらないと言っている。そうしたら、入管は関係省庁と相談をしてそれをゼロにすると言っていますが、ちょっとその辺は全然変 わらないということになって、十万人と言われる違法な外国人労働者の問題は解決をしないのではないかと思い...全文を見る
○粟森喬君 私は、これで取り締まってもいわゆる違法な外国人労働者の問題がますます潜在化するといいますか、地下に潜るといいますか、そして仲介人、ブローカーの違法になればなるほどそれが内部に沈殿化をするという問題があると思いますので、そういう視点から幾つかの見解をまずお聞きしたいと思...全文を見る
○粟森喬君 すなわち労働省としては通報義務がないという理解でいいんですね。
○粟森喬君 単純労働をこれによって締め出そうというのが一つの意図だというふうに言われていますが、単純労働に違法、合法を問わず来る方々の大半の国情というのは経済的にも大変な状態だと思います。外務省としても単にこれは単純労働者を締め出すということだけで、他の外国に対して本当に影響があ...全文を見る
○粟森喬君 労働大臣と経済企画庁にお尋ねしたいと思います。  今、日本では単純労働といいますか、いわゆる外国人労働者が働いているところは大変な人手不足だと言われています。単純にこれを解消するというだけで果たして問題が解決するのか。経済企画庁に具体的にお尋ねしたいのは、あるいはこ...全文を見る
○粟森喬君 私は、国内経済と国内における労働力の需給関係を聞いているんであって、外国ですることも大切でございますが、例えば中高年の方を単純労働にするなんということは完全にこれはミスマッチで、できないというのがこれ事実関係でしょう。労働大臣、経済企画庁、もう一度答弁をお願いします。
○粟森喬君 今の労働大臣の答弁だけでは私は納得できないし、そんなことになるような労働力の需給関係の中ではないと思いますが、これは改めてお聞きをします。  次に、今度の問題で労働と研修に分かれましたね。研修と労働の定義の違いについて説明をしてください。
○粟森喬君 通産省にお尋ねをしたいと思いますが、この制度によれば大企業が有利で、いわゆる研修制度をちゃんとつくれるということ。中小では個別にはできませんから、このようなことについてはやりにくい、こういう意見がちまたにあるわけでございますが、通産大臣の見解はいかがですか。
○粟森喬君 総理にお尋ねをしたいと思います。  日本は、地政上もそれから歴史的にも鎖国政策をとったことなどがありまして、外国人との人の交流といいますか、労働の交流というのは余り経験がございません。現実に経済格差があって、日本の企業で外国人労働者にも来てほしいという意見がある現状...全文を見る
○粟森喬君 時間がなくなったのでこれでやめますが、特にオーバーステイの過渡的な措置については、ここは実態を見ながら良識ある配慮をお願いしたい、こういうことを申し上げまして、終わります。
05月24日第118回国会 参議院 予算委員会公聴会 第1号
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○粟森喬君 私どもに与えられました時間も四分でございますので、大場さんには大変申しわけございませんが、北野さんに質問を集中させていただきたいと思います。  税制の問題でございますが、消費税の是非論が大変論議になっているわけでございますが、サラリーマンを中心にするところでは不公平...全文を見る
○粟森喬君 大場さん、今の意見に対して、北野さんの意見なり私の減税をすべきだという意見に対して御意見がありましたら……。
○粟森喬君 国会の中でも防衛問題はかなり今回は論議をされているわけでございますが、政府の答弁の中に時々アジアにおける潜在的脅威という言葉が出ます。これは明らかにソビエトを除いたのだと思いますが、私どもとしてはその真意がまだわからないわけでございますが、外側におる藤井さんといいます...全文を見る
05月29日第118回国会 参議院 予算委員会 第15号
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○粟森喬君 私は、まず最初に源泉所得税の減税問題についてお尋ねをしたいと思いますが、最初に自治大臣にお尋ねをいたします。  いわゆる標準世帯の課税最低限、これは所得税といわゆる地方税といいますか住民税の場合の課税最低限が違います。これを所得税の水準まで上げるということは結果的に...全文を見る
○粟森喬君 今の自治省の見解に対して、課税最低限のところが違うということについて大蔵省としてどういう見解をお持ちでしょうか。
○粟森喬君 税の性格などによってかなりその問題の本質と関係をするのだろうと思いますが、後でもう一度課税最低限のところはやりたいと思いますので、源泉所得税全体のことについてお尋ねをしたいと思います。  平成元年度の当初予算段階でつくった源泉所得税の税収見込みに対して、たしか補正予...全文を見る
○粟森喬君 そうしますと、消費税導入のときに、所得税は減税します、これはもちろん給与所得者といいますか、源泉所得者も含めて減税します、こういうふうに前提を立ててそして消費税を導入したと思うんです。ところが実際にやってみたら、給与所得者を中心にした源泉所得税が増収になったわけでござ...全文を見る
○粟森喬君 これは大蔵大臣にさらにお尋ねをしたいんですが、給与所得者といいますか、サラリーマンが依然として今の税制に対して不公平感といいますか、そういうものを持っているというふうに思いますが、それはどの点に該当するというふうにお考えでしょうか。
○粟森喬君 その一面はそのとおりだというふうに私は思います。しかし、もう一つ明確にしておかなければならないのは、サラリーマンの税の不公平感の一つには捕捉率の問題があると思います。いわゆるトーゴーサンとかクロョンと言われたものでございます。特にこの部分も、いわゆる基礎控除として三十...全文を見る
○粟森喬君 その給与所得者以外の方の捕捉率を上げようとする努力については多としますが、給与所得者といいますか、サラリーマンの課税、いわゆる経費としてみなされる部分というのは、今からいろいろ申し上げますので、これからの課題としてぜひとも継続して検討をして、決算までの段階に一定のもの...全文を見る
○粟森喬君 妥当と言われる理由は何ですか。
○粟森喬君 在来線の場合の通勤の限界値がほぼ五万円というのはわかります。しかし、特に最近の一つの傾向でございますが、サラリーマンの持ち家といいますか、マイホームというのはかなり土地の急騰によって上がっている。そうしますと、東京を中心にして遠距離であっても例えば新幹線で通勤をすれば...全文を見る
○粟森喬君 いずれにしても、五万円になったことによりまして新幹線通勤などのケースがかなりふえると思います。もちろんそういう意味で、私鉄との格差とか在来線との格差をどうするかという問題もありますが、やはり遠距離通勤をある程度可能にしていかないと、これは都市政策の問題でもあるんですが...全文を見る
○粟森喬君 それぞれこの種の課題別に減税することについて給与所得者の中でアンバラが出るんではないかという大蔵大臣の指摘でございましたが、私は、大学へ出している人と出していない人の支出の度合いといいますか、租税公課などを引いた可処分所得の中で現実には格差があるわけですから、そこに減...全文を見る
○粟森喬君 主税局長、今十万円と申し上げましたが、この部分を将来にわたって固定するのではもちろんないと思いますが、今の大蔵大臣の答弁、さらにこの部分が将来どう動いていくのか、見解を述べていただきたいと思います。
○粟森喬君 今の答弁を聞きますとあと言う元気がなくなるわけでございますが、実は同じような意味で言うと、家賃控除の問題です。  他の質問もあったと思いますが、やはり資産格差が言われ、そして例えば自宅を持っている者とローンを払っている者、それから借家住まいの者、いろいろあるわけです...全文を見る
○粟森喬君 今、通勤費と教育費、それから家賃控除を申し上げたわけですが、やっぱりサラリーマンに対してその種の費用別に余り非課税をつくりたくない、こういうことが基本に来ますと、いわゆる給与所得者の中でも、現実に懐に入れる可処分所得にはかなり格差が生まれてきていることは現実でございま...全文を見る
○粟森喬君 これは大蔵大臣に申し上げておきますが、今勤労者といいますか、サラリーマン層を中心にして依然としてやっぱり減税に対する期待が非常に強いわけでございます。どういう格好でやるかということについて幾つかの点で申し上げたわけでございますが、一つは、やはり消費税導入で現実には現行...全文を見る
○粟森喬君 私は、大蔵大臣のその辺の発想が私どもと大分違うというふうに思っています。  といいますのは、このまま推移をしますと、平成元年度の決算では歳入が予算から見るとかなりふえるというふうに見ています。そのときに、ふえたら財政法に基づいて国債発行残高へ回すもの、繰り越しに回す...全文を見る
○粟森喬君 これ以上これでやっていてもなかなか問題が解決しないこともわかりますが、あくまでも何らかの格好でやってほしいという意見があったことについて、とどめておいてほしいと思います。  確認しますが、財形について今五百万を一千万にするということが一部報道されていましたが、これは...全文を見る
○粟森喬君 大蔵大臣、この問題どうですか。
○粟森喬君 私どもの知る限りでは、制度が非常にややこしくなったことと、それから現実には財形の住宅貯蓄なんかは、家を建てるときおろしますから、積むばっかりというふうに必ずしもならないわけです。それで、財形年金なんかはかなり逆に制約もあるわけでございますから、今後の減税についてもこれ...全文を見る
○粟森喬君 それでは次に、労働時間や連続休暇や週休二日制のことについてお尋ねをしたいと思います。  まず、労働省にお尋ねをしたいと思いますが、労働時間は経済運営五カ年計画の中で、一九九二年、平成四年までに千八百時間にするというのがその当時の提言でございました。現状と、平成四年ま...全文を見る
○粟森喬君 経企庁、これをつくった立場でございますから、見解を述べてください。
○粟森喬君 難しいということを言っていただくために質問しているのではございません。どうやって達成するかが一つの大きな問題だと思っています。  同時に、この数字の中にはパート労働者が含まれているわけでございます。ですから、正規の従業員といいますか、所定内労働時間が過単位で定められ...全文を見る
○粟森喬君 この問題に関して言うと、過去の論議の中でも、労働省なり政府と対立しているところは、いずれにしてもこのままいけば千八百時間は達成は非常に難しいという現状追認ではやっぱりだめだと思います。推進法なのか労働基準法の改正なのか、何らかの格好で法的規制を加えないと難しいのではな...全文を見る
○粟森喬君 労働基準法の改正のときにも、労働時間の問題についての法規制をどうするかということがかなり論議があったと思います。年休を二十日間完全にとってくれればというふうにさっき言いましたが、諸外国の中では幾つかなお法的な規制をやっているところがございます。そんなことを勘案したとき...全文を見る
○粟森喬君 時間の都合もありますのでちょっと急ぎますが、学校を中心にする土曜休日の問題、それから公務員の土曜休日の問題、これは早急にすべきことが社会的に週休二日制なり労働時間の短縮に非常に重要な引き金になると思いますが、現状と、いつごろまでにそれを達成するつもりか、見解を明らかに...全文を見る
○粟森喬君 先ほども申し上げましたように、世論の動向というか、全体のバランスじゃなく、やっぱり先行してやるということが結果的に社会の中でそういうものを定着させる先駆け的な役割を果たしますので、ぜひとも早期の実施についてお願いをしたいと求めます。  全く別の問題ですが、六十歳定年...全文を見る
○粟森喬君 六十歳以上の雇用問題に関する法案がこれから予定をされるというふうに聞いておるわけでございますが、大事なことなんですが、六十歳定年というのが定着をしていない段階でやること、それから実質それによって定年が切り下げられて六十五まで雇用するというか、いわゆる選択定年制と一般的...全文を見る
○粟森喬君 あと二年で国際障害者年を迎えるわけでございますが、障害者雇用のことについて若干お尋ねしたいと思います。  労働省が過去この予算委員会でも雇用率が未達成のことについてはそれなりに見解を言っているわけでございますが、少なくともこの障害者年までにこの未達成企業の達成をどの...全文を見る
○粟森喬君 今公表のことが出たわけですが、この間、新聞報道でございますが、総務庁からこのことが出ていた。本来労働省でやるべきことについて、総務庁から労働省にそういう勧告といいますか、そういうようにしてもらいたいという要望が出た背景と総務庁の見解、それからそれに対する労働省の見解、...全文を見る
○粟森喬君 労働省としてはそのとおりやるということですか。
○粟森喬君 それでは次に、物価問題についての質問を幾つかしたいと思います。  一つは、予算をつくるときにいわゆる物価上昇見込みを常に立てるわけでございますが、平成元年度の予測と結果、それから平成二年度の予測について経済企画庁長官から見解を示してください。
○粟森喬君 予告しておいたわけで、物価問題について尋ねると言ったら、そのぐらいは聞かれるのが当たり前じゃないですか。
○粟森喬君 数字、合っているんですか。もらった資料とちょっと違うよ。間違いないですか。
○粟森喬君 平成元年度の予測がたしか二・〇だったのが二・六になったというのは、どの数字に該当することを言っているんですか。
○粟森喬君 最近卸売物価が円安の傾向などによってかなり上がってきているという傾向がありますが、これを数字の上で示してください。
○粟森喬君 卸売物価の上昇というのは常に消費者物価あるいはいろんなところにはね返ってくるわけでございますが、今後の物価の見通し、消費者物価とかさまざまな物価に対するはね返りについて経済企画庁はどんな分析と見通しを立てているのかお尋ねをしたいと思います。
○粟森喬君 これは将来に対する予測の問題でございますから若干見解が違うのではないかと思いますが、私どもは、今の傾向からいうとかなり物価が上がっていくのではないかということの強い懸念を持っています。したがって、物価対策に関する実行機関を何らかで設置しておかないと、上がってからあわて...全文を見る
○粟森喬君 独禁法には消費者保護という立場が明確に書いてあるわけでございますが、これは過日の連合参議院の同僚議員の池田議員からも、立証過程の問題や審決の求め方について現状では非常に難しいと。今、日米構造協議の中で課徴金の強化などのことが出ていますが、消費者保護という立場から、この...全文を見る
○粟森喬君 きょうはその程度にとどめておきますが、いずれにしても消費者保護という立場では、現状の手続の改廃だけでは一定の限界があるように思います。改めてそのことはお聞きをするということで、きょうはそこでとめておきます。  入管法の改正について今から質問をしたいと思います。  ...全文を見る
○粟森喬君 不法に入っているんじゃないんだ、合法的に入っているけれども不法に仕事をしているわけでしょう。
○粟森喬君 特にオーバーステイの問題について、いずれにしても六月一日施行だというのでこれからまた混乱の絶頂期を迎えると思うんです。したがって、建前は建前としてあっても、やはりオーバーステイであってもその本人の動向を含めて、一定の猶予期間が現実には存在するというふうに理解をしてよろ...全文を見る
○粟森喬君 これは労働省にお尋ねしたいと思うんですが、いずれにしても今人手不足という現象があって、外国人労働者で、このように新入管法で実施されれば、倒産をするとか店をしまわなきゃならぬというケースが出てくるわけです。今の建前だけで果たしていいのかどうかということでして、労働省の見...全文を見る
○粟森喬君 ちょっと時間がございませんので、きょうはこの辺にしておきます。  ただ、もう一度申し上げますが、今、入管局長は相当厳しく、これは不法滞在だから直ちに帰ってもらうと言いますが、やはり国際問題になるというか、現実に経済格差があったり労働力需給関係が存在する中で、法の一方...全文を見る
○粟森喬君 今度、老人福祉法の改正によって在宅福祉という制度をかなり今後広げていこうということで考えられているわけですが、在宅福祉というのは年齢による障害が起きた高齢者だけではなく、すべての障害者にそういう在宅福祉を広げていくという考え方について、それは基本線として貫かれるのかど...全文を見る
○粟森喬君 その上で高齢者保健福祉十カ年戦略の内容を見たときに、ちょっと質問をしたいと思います。  そうなりますと、地域社会で全体的に在宅福祉を受け入れるというのは、地域社会でそういうことを認知していくというか、に同調していくコンセンサスが非常に大事だと思うのです。それから、建...全文を見る
○粟森喬君 今答弁されたことはこれまでやっていることでございまして、新しく在宅福祉政策になったから変えようという視点はないはずでございます。  建設大臣、この種のことについて今あるものをどう直していくかということを含めて、従来までの施策以上のものをつくることについて建設省として...全文を見る
○粟森喬君 私、十カ年戦略の具体的な財政措置を見たときに、この種のことが完全に欠如しているといいますか、特定の市町村に特定のことをやるだけでは問題が解決しないと思います。  そういう意味で、大蔵大臣、今後の予算編成に当たりまして、在宅福祉を前提にしたときの財政計画、財政の考え方...全文を見る
○粟森喬君 在宅福祉を前提にするというときに一つの大きな問題は保育所と学校の問題がございます。  過去のことで申し上げますと、障害児を保育所へ入れるとか地域の学校へ入れることに大きな壁があったわけでございますが、現状とこれからの考え方について厚生省と文部省にお尋ねをします。
○粟森喬君 今の部分は重度の障害者も含めてですか。重度の障害者の場合には四人に一人では不可能だと思うんですが。
○粟森喬君 これは、親の選択権もあるわけですが、重度の障害者でも地域の保育所に入れてほしいという要望があったときにできるだけそれに沿うようにしてもらいたい。したがって、それが在宅福祉といいますか、福祉も存在する町づくりだと思いますので、そこはこれからの問題としてぜひとも実現をして...全文を見る
○粟森喬君 重度の場合でも、ある程度親の希望を受け入れることがあり得るというふうに理解していいのかどうか。
○粟森喬君 今の答弁ですと、これまでの考えと変わらないということになります。  それで、ことしが在宅福祉を積極的に進めょうという元年だとすれば何らかの格好で変えるべきだし、文部省としてもいわゆる義務教育の過程で親の意見を取り入れて、その部分について一定程度従来の基準を緩和すべき...全文を見る
○粟森喬君 いずれにしても非常に大事なことなのは、交流ということじゃなく、現実に日々学校に通うことが社会を変えることになるわけでございます。在宅福祉というものを徹底するときに、教育の場でそれが実現をしないとかなり難しいと思いますので、改めてそのことについて検討をしていつごろまでに...全文を見る
○粟森喬君 特殊学級では問題が解決をしないと、地域の学校で受け入れる条件をつくるべきだというふうに言っておるんです。そこに幾ら金をかけたって、いわゆる在宅福祉といいますか、地域社会の中で福祉の町づくりをすることと今の教育行政は逆行しているのではないかという立場で意見を申し上げてい...全文を見る
○粟森喬君 また改めて聞く機会もあると思いますから、きょうはこの程度にしておきます。  最後に、無認可の授産所とか作業所とか生活センターのことについてお尋ねします。措置費というのは福祉法人、これは一種、二種ございます。ですから、五人まででしたら何とかそれを措置していただく条件が...全文を見る
○粟森喬君 施設をしっかりするだけじゃなく、指導員をちゃんとしっかり確保するときは措置費をちゃんとしていただくということが非常に大事でございます。それで、五人以下でもいわゆるやり方、運営などがしっかりしていれば何らかの格好で措置費を認める方向を、今回の、在宅福祉制度の元年といわれ...全文を見る
○粟森喬君 時間がありませんのであれでございますが、五人はよくて四人はだめだというのはやっぱり問題があると思うので、これは今後の検討課題として残しておきたい、ぜひとも厚生省の方で考えてほしい、こういうことを申し上げまして、終わります。
06月01日第118回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○粟森喬君 私はまず、整備新幹線の着工と今後の完成見通しなどについてお尋ねしたいと思います。先ほどから何人かの方がとりわけ公共交通、鉄道、整備新幹線のことなどをいろいろ質問して、その都度運輸大臣が決意表明を述べられているわけですが、具体的な中身について幾つかお聞きをしたいと思いま...全文を見る
○粟森喬君 済んでいるんですか。
○粟森喬君 そうしますと、ことしの予算額などから見たときに北陸新幹線というのは何年後に完成する見込みになりますか。
○粟森喬君 定めていないというよりも、私は最近の経済環境や社会環境を見て、新幹線のあるところとないところ、大変地域格差が出てきているということ。この間の政治経済情勢で申し上げるならば、いわゆる国の財政が大変厳しい状態であるということで足踏みをしていて、それが再開されたということと...全文を見る
○粟森喬君 特にこの辺のところをはっきりさせてほしいと思うんですが、例えば長野の問題一つとっても、オリンピックができればフルだ、そうじゃなかったらミニだ、こういう話が巷間ではかなり伝えられているわけです。これは基本的に長野までも含めてフルでやるということを運輸省は正式な見解として...全文を見る
○粟森喬君 その上でちょっと申し上げたいと思います。  北越北線といいますか、当初貨物専用にするという部分を、いわゆるスーパー特急というんですか、これに格上げしていこうということになりまして、越後湯沢へつないで、これは地形で言えば確かに最短距離で上越新幹線に使うことになるわけで...全文を見る
○粟森喬君 特に鉄道計画で、先ほどから何人かの方も指摘していたわけですが、予算というのは毎年単年度でやりますね。過去の例を申し上げても、つくると決めると大体何年をめどというめどをつけられる。そのめどというのは、ある種の財政の裏づけがある程度確定をしなかったら計画そのものが出せない...全文を見る
○粟森喬君 今のお話を聞きまして、率直に私の印象を申し上げます。  今運輸省の予算の中で一番重要な扱いというのは、国鉄の精算事業団のいわゆる借金といいますか、債務負担した部分がかなり財政的なウエートを持っています。ことしの場合、後でちょっとお聞きしようと思ったんですが、営団地下...全文を見る
○粟森喬君 少し細かい話でございますが、幾つか申し上げたいと思います。  特に公共交通というのは、競争形態であろうと何であろうと、結果的に乗る側にしたらほとんど選択肢というのがないわけです。バスと電車と私鉄が走っていても、結局一番早く来たものに乗るか一番近いところに乗るしかない...全文を見る
○粟森喬君 今の問題と多少関連をするわけですが、今の運輸省の技術水準についてお尋ねをしたいと思います。  先ほど野沢さんも若干触れていましたが、フランスのあの例の新幹線です。私も若干運輸省の関係者の方に聞いたら、日本の場合は、スピードアップだけではない、環境アセスが大変厳しいか...全文を見る
○粟森喬君 世界に冠たると言われましたので、自負と客観的評価と間違えないようにひとつ頑張っていただきたいと思います。  JRの決算の報告が出たわけでございますが、新幹線保有機構の対応の仕方については、先ほど申し上げた整備新幹線の財源問題と非常に関係があるというふうに思っています...全文を見る
○粟森喬君 そういうことで一応当面のことは理解をさせていただきます。  車庫の問題で若干お聞きをしたいと思います。  扱いがこれからどうなるのかということで多少違いが出てくるのだと思いますが、今法的な規制をかなり強めようということで、その審議の仕方についてはいろいろあるわけで...全文を見る
○粟森喬君 当たりさわりのないお答えをいただきまして、政策誘導というのはより積極的な側面がないと、今社会問題化しつつあるところが果たして対応できるのかといいますと、やっぱりかなり問題だというふうに思います。それぞれ省庁の縄張りがあったり関係があってなかなか難しいんだろうと思います...全文を見る
○粟森喬君 運政審での審議というのはそれなりに大切な意味を持っていることは十分承知をしていますが、審議の経過なども私聞かせていただきましたが、どうも積極策というか中身にかなり時間がかかっていて、真の意味で政策を新しくつくり上げて新しい公共交通政策を確立するという意味ではいささか迫...全文を見る
○粟森喬君 海上保安庁おいででございますか。――来てない。じゃいいです。質問を終わります。
06月07日第118回国会 参議院 本会議 第13号
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○粟森喬君 私は、連合参議院を代表して、平成二年度予算三案に対して反対の討論を行います。  私ども連合参議院は、今回初めて当初予算の審議に参加をいたしました。また、海部内閣にとっても初めての予算作成でもあります。その海部内閣の作成した元年度大型補正予算は、選挙向けとしかとれない...全文を見る
06月12日第118回国会 参議院 運輸委員会 第3号
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○粟森喬君 まず運輸大臣にお尋ねをしたいと思います。  所信表明演説を見た限り、それから特に四月六日の日に日米構造協議の中間報告の中で運輸省の関連部分を私なりに注意深く見させていただきました。先ほどから各委員の論議の中でも公共交通網のいわゆる復椎というのですか、再構築をやるべき...全文を見る
○粟森喬君 気持ちは十分理解をいたしましたが、改めてその上で申し上げたいと思います。  特に先ほど安恒委員の指摘にもあったように、これは関連をするわけですが、シーリソグ枠の中で鉄道網の整備をしようと思っても、とてもじゃないがこれはやれない。別枠措置を何らかの格好でやらなければ、...全文を見る
○粟森喬君 それでは次に、新幹線の関係で技術的な側面などを多少お尋ね申し上げたいと思います。  一つは、私前回も多少言ったんですが、フランスの例のTGVですか、これのスピードなり技術力から見て、日本の新幹線というのは、例えばスピードについて多少事前にヒアリングをいただいたけれど...全文を見る
○粟森喬君 新幹線だけでなく、全体の公共交通といいますか、鉄道の技術開発のことも含めまして多少この後お尋ねをしたいというふうに思っています。  一つは、ミニ新幹線というのは最高機能でいいますと何キロまで出せるんでしょうか。
○粟森喬君 百三十キロというのはいわゆる鉄道のレールの状態だと。機能的に私が聞いたのでは二百四十キロぐらいまで出せるという話を聞いているんですが、どっちが本当なんですか。
○粟森喬君 そうしますと、フル規格の新幹線レールの上で走ると最高速度は幾らまで出るんですか。
○粟森喬君 ミニ新幹線というものが技術的に二百四十キロまで出せる。ところが、例えば今山形でやっているあそこは、事務局からの説明を受けたときには、ぐねぐね曲がっておるからこれは百二、三十キロしか走れないと。  そうすると、今枝術をきわめているところとレールとの関係、これは全くばら...全文を見る
○粟森喬君 多少すれ違っていますけれども、時間の関係もございますので、関連をして新幹線の問題でちょっと聞きたいと思います。  長野以北についてアセスも路線も決まったということでございますが、ここのアセスをしたのを見せていただいたら、これはフル規格を前提にしてルート決定をしてあり...全文を見る
○粟森喬君 スキームと、全体書いているときに、私はこれは北陸の出身の立場から見たら非常にそこに一種のトリックがあると思ったんです。というのは、ミニ新幹線は百三十キロで計算するとこれだけになります、スーパーはこれで計算するとこうなります、それなら今の北越北線を改良してスーパー特急の...全文を見る
○粟森喬君 その上で二百四十前後の数字を出してもあそこの地盤上は問題なしという結論ですか、技術的に。
○粟森喬君 以上、多少私の言葉足らずのところもあるわけでございますが、ミニ新幹線の機能を百三十キロというふうに言うのか二百四十キロと言うのか、これはレールとの関係でそこの数字が違うということを関係資料にやっぱり明示してほしい。そうしたいと、先ほども申し上げたように技術力はどうなの...全文を見る
○粟森喬君 わかりました。  それでは次に、公共交通に対する研究開発体制についてお尋ねしたいと思います。  運輸省の予算案を見たら五十億ちょっとですね、これは間違いないですね。これの中では鉄道関係はJR総研になっているわけです。JR総研の予算というのはJR関係各社の運賃収入の...全文を見る
○粟森喬君 これを運輸大臣にもこれからのことでありますから言っておきますが、公共交通に対する研究開発費というのが物すごく低いわけです。ちなみにNTTの武蔵野のあそこにあるところの使っている一年間の予算は二千二百億から二千四百億円です。ですから機関として問題になりません。それから自...全文を見る
○粟森喬君 JR総研の研究内容すべてを私が掌握しているわけでもないからありていに言えないところがあるんですが、やはり公共交通全体に対する技術開発の面は私はかなりおくれているという感じを持っています。ですから今後そのことについては十分やっていただきたいということを前提にしまして、次...全文を見る
○粟森喬君 鉄道は、私が民鉄の関係者に聞いても、自前で建設をしてそれを三十年なら三十年で償還するなんというのはとてもじゃないが限界にきていると。だから公的な助成を前提にして考えなかったら、特に施設費のあり方は今までの地下鉄でも問題があったんですから、これからキロ二百億とか三百億か...全文を見る
○粟森喬君 中身はどうするかと言っているんだよ。
○粟森喬君 積極的に推進するという立場だということでいいんですか。
○粟森喬君 時間がございませんのでちょっと省略して申しわけないんですが、大都市のラッシュ対策です。大臣はあす行かれるというんですが、これは要望も含めてだけれども、一時間以上乗ってほしいということです。ちょっとだけ乗ってやってもらうというのはだめですわ。それから乗りかえもちやんと実...全文を見る
○粟森喬君 最後に大臣に見解をまとめてほしいんですが、一つは、一八〇%程度というけれども、やっぱり通勤における最も快適さというのはこれをやらなかったらだめなんです。全員着席を前提にして政策を変えるというのは今の行政機能の中ではもう限界なんですわ。全員着席をして、特に一時間以上です...全文を見る
○粟森喬君 それを明確にしてほしい。
06月14日第118回国会 参議院 運輸委員会 第4号
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○粟森喬君 まずお尋ねをします。  事業団が今抱えている負債が全部で二十七兆有余になっているわけですが、このうち借入金となっているそれぞれの類別の金利を明らかにしてほしい。大まかなところで申しますと、一つは大蔵省の資金運用部、簡易保険局、民間借入金、債券の利率などについて明確に...全文を見る
○粟森喬君 これは資料としても要求したのですが、もう少し中身を詳しく言ってもらわないと。特にこの間のいわゆる利子分がふえたという分が多いわけですから、もうちょっと具体的に説明してください。
○粟森喬君 資金別でいいです。
○粟森喬君 今の話を聞いておって率直に意見を申し上げます。  最近金利が公定歩合も含めて上がっていますが、この金利の高さというのはどこに原因があるんですか。この間公的な資金の利回りを見ても、国鉄債務についてこれほど高い金利を払って、結果として二十五兆円が二十七兆円になって、途中...全文を見る
○粟森喬君 これは大蔵省の財投融資のやり方にも問題があると思うんですが、少なくとも長期で借りたら市中金利は四%、五%台が存在した。にもかかわらず、このような金利に運用したということについて、財投融資の枠を変えるわけにいかないというだけで問題の本質の解決になるのかと いう意味では...全文を見る
○粟森喬君 普通、清算事業団とかが清算をするときに、基本は金利なら金利をかなり低利にしたり棚上げにして、そしてその間に返済のやり方をやる、それで返済のときに、言ってみれば剰余金が出たときにそれを金利棚上げした分、もらった分に充てるというのが世の中の、例えば会社が倒産したときだとか...全文を見る
○粟森喬君 ここは見解の違いかもしれませんが、私どもの立場から見れば、できるだけこの金利負担を低く抑えるときのあり方として、どう考えても今のやり方では納得できないところがございます。  したがって、今後の問題も含めまして、大臣きょうはちょっと調子悪い、健康上ちょっと悪いみたいな...全文を見る
○粟森喬君 その上で、まず土地の処分の仕方の問題です。  三通りの提案がありまして、これを私どもが見たときに、確かに土地をそのままそこで坪というか、平米当たり幾らで売るのから見れば、価格がわからないという意味では多少そういう意味のあれがありますが、最終的に競争の原理だけで言えば...全文を見る
○粟森喬君 今度は貸借対照表上のことを多少お尋ねします。  日本国有鉄道清算事業団の土地の評価が毎年動いているわけです。多少処分をしておりますから引き算になるんならわかりますけれども、プラスになっている経過について説明願いたいと思います。
○粟森喬君 その上で、特にさっきの株式の話にもう一度戻ります。  今、最終的な負債処理をやるときにできるだけ株を高く売りたいという発想が運輸省なりにかなりあると思うんです。これは普通の民間と違って、少なくとも公的に売り出そうとする立場の者が、価格操作とは言わないが、できるだけ高...全文を見る
○粟森喬君 このことについて、売り出す前にさらに私どもの意見を言う機会があると思いますから、改めて申し上げたいと思いますが、国民負担を軽減するという名のもとにすべてを律することは必ずしも適切ではないと考えている意見だということを申し上げておきます。  その次に、新幹線保有機構の...全文を見る
○粟森喬君 ここは制度上として関係ないという考え方はわかりますが、私は今日の新幹線の運行状況、運営状況から見たら、非常に財産を持っているが、例えば今あれを幾らで同じものをつくろうとしようというふうに考えたかと聞いたら、減価償却とか当初かかった財政規模なんかじゃとてもじゃないが計算...全文を見る
○粟森喬君 最後の質問と意見をちょっと申し上げますが、労働委員会の問題でございます。  先ほど安恒委員からの指摘にもあったように、労働委員会をつくられた法律が現実に存在するわけですね。このことを、JRの幹部が法を無視するがごとく、例えば労働委員会に今任しているから言えないとか、...全文を見る
○粟森喬君 終わります。
06月19日第118回国会 参議院 運輸委員会 第5号
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○粟森喬君 御質問申し上げます。  一つは、海運業界が現状で申し上げるならばようやく経営が黒字に転換したというふうに思いますが、一般論で申し上げると、その業界が繁栄すれば、労働力需給関係で申し上げるならば、むしろ日本経済全体でいえば労働力不足ということで外国人が雇用されるという...全文を見る
○粟森喬君 フラッギングアウトが起きたときに、いわゆる政策的にそこの部分に歯どめが不十分だったというふうに私は考えているわけでございますが、政策的にそこに歯どめをするために具体的に何と何を措置したのか。今もそれぞれの発言者の発言を聞いてみますと、利子補給だとか制度融資をやってきた...全文を見る
○粟森喬君 今の答弁を聞いていて思いますのは、結果として運輸省は、そういうふうに各社がやってくることを是認してきたのですか、それともそれに対して否定的な対応をしてきたのですか、そこをお尋ねしたいと思います。
○粟森喬君 質問したことが適当でなかったのかしれませんが、海運業界が結果として不況を乗り切ることについて是認してきたのかそうでなかったのか、その質問にだけお答え願いたいと思います。
○粟森喬君 結果として私は是認してきたという立場で問題を立てているので、言を左右にされることについては結構でございますが、今度法律を改正せざるを得なくなったのも、責任がなかったら法律をすぐ改正して船員に対してそういうことをすることもないわけでございますから、明らかにこの部分につい...全文を見る
○粟森喬君 過去にさかのぼって、これに対して特別な調査を行ったかどうか。例えば私どもが実態として聞かされるのは、もともと船員で生涯を過ごそうとする人が中途で転職した場合、労働条件だとか賃金あるいは選択すべき職業の職種などに大変不安があるというふうに聞いておりますが、その辺はいかが...全文を見る
○粟森喬君 私どもが体験的に聞かされている話を申し上げますと、船員をやめて別のところに就職した人たちの労働条件などは大変悪いということですから、これは特別に抽出して調査をしていただいて、この問題がある程度うまくいけば、船員がずっと生涯船員でいたいという人とそうじゃない人の選択肢の...全文を見る
○粟森喬君 ノルウェーのいわゆる海運政策が国際的にも比較的うまくいったことの一つとして先ほど紹介がありました。特に強調されたのは、船長だけノルウェー人であるということだけであったんですが、私どもが聞き及ぶところによればそれだけではないと思います。幾つかの政策がかみ合わされて結果的...全文を見る
○粟森喬君 一人乗務でいったからうまくいったという意味じゃないんですね。これだけはっきりしておいてほしいのは、日本でいわゆるマルシップで九人の乗務を認めたことから見て、ノルウェーは一人だ、これは後の質問にも関係するんですが、この比率についてさえ経営の一部には相当意見があるというこ...全文を見る
○粟森喬君 その上で、マルシップの配乗比率の適正化問題についてお尋ねをしたいと思います。  これは、九人が適当かどうかということについて意見があんですが、むしろ外的にやらなければならないのは、外国人船員を雇用することついて一定の規制を加えていかないとかなり問題があるのではないか...全文を見る
○粟森喬君 今答弁されたことは九人の立場で言っているわけでございますが、機関部門と航海部門に分けましても、果たしてこれだけで、本当の意味で目指すべき安全であるとか、いわゆる高度の海運業としてのやり方では多少問題があるということと、外国人を何も規制せずに雇用できる現状には問題がある...全文を見る
11月01日第119回国会 参議院 社会労働委員会 第2号
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○粟森喬君 私は、ことしの百十八回の国会で、老人福祉法の改正などに伴いまして在宅福祉制度を充実していこうという中で、無認可の通所施設のあり方などについてお尋ねを申し上げたいと思います。  この在宅福祉制度がつくられましてから、一つにはいわゆる小さな、例えば授産場であるとか小規模...全文を見る
○粟森喬君 私は二人以上は組織だと思うし、その意見については納得できないのでございますが、厚生省にお尋ねをしたいのは、なぜそのような無認可ができてくる過程があるか、発生とか原因、その種のことについて調査、分析をされたものがございますか。  私が手元に持っておるのは、「月刊福祉」...全文を見る
○粟森喬君 社会的な背景について一定程度の見解はそれは私も同意できます。特に問題なのは、さっき就労に至らないと言いましたが、心身障害の重度の人たちの、特に義務教育までは何とかやれますが、それ以降になると、もし在宅福祉というのが家庭に二十四時間置いておけという意味であるとするならば...全文を見る
○粟森喬君 何となく言う意味は私わかるんですが、在宅福祉制度に転換をして、今局長もある程度そこは御理解いただいたと思うんですが、自然発生的にそういう二人とか四人とか十人とかセンターをつくって、センターというのは私、いわゆる十カ年計画構想みたいなものに基づいて、地方自治体の皆さんだ...全文を見る
○粟森喬君 私、勉強という言葉は役所用語でどういう意味かというのは多少理解できるようになりましたが、勉強ではないと思う。これは必然性とそれから緊急性があるんだから、例えばそれがこれからの問題でどうなるかということがありますが、少なくとも来年度へ向けて何らかの格好で具体化していただ...全文を見る
○粟森喬君 時間がございませんので、多少最後に申し上げておきます。  重度の障害者というのは心と体の両方に傷ついているというのが、これが普遍的な条件でございますから、各局と言われてもどこがやろうとも私は結構でございますが、そういう前提での生活をする、日常生活、在宅福祉を前提にし...全文を見る
12月17日第120回国会 参議院 予算委員会 第3号
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○粟森喬君 私は、連合参議院を代表し、議題である平成二年度補正予算三案に対し反対の討論を行います。  反対の第一の理由は、本補正予算に財政法二十九条に反して政策的な経費が盛り込まれていることであります。元年度補正に引き続き本補正予算でも、日米親善交流基金など補正処理をする緊要性...全文を見る