粟森喬

あわもりたかし



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粟森喬の1991年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月18日第120回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号
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○粟森喬君 私の方から、政府が常日ごろ国連中 心の平和外交をやろうというふうに言っておりますので、そのことと関係をして、湾岸戦争の問題についてお尋ねをしたいと思います。  まず、一つお尋ねをしたいんですが、二月十五日のサダム・フセインが撤退をしてもいいという、用意があるといい...全文を見る
○粟森喬君 何となく、ブッシュが言った部分を、いやそんな意味ではないというブッシュ大統領を擁護するような立場だけではいささかちょっと日本の立場というのがわからないわけでございます。  特に、そのことに関連してお聞きをしたいんですが、例えば、ソビエトと今やっていますね。やっている...全文を見る
○粟森喬君 何らかの格好で、今クウェートからイラクが撤退を武力行使でやるのか、自主的にやるのかという期限に来ていることは間違いございませんが、その後の維持というのは、クウェートの国家というものが多少変則的といいますか、今すぐ戻ってきて国家としての活動ができる状態にあり得ないわけで...全文を見る
○粟森喬君 先ほども申し上げたように、国連中心主義といいながら、つまりGCCで使うんだからということで九十億ドルのお金一つとっても、どこかで国連の決議なり決定というものが拡大解釈なり逸脱しているという傾向というのは、私はこの間の問題では非常にはっきりしているんではないかと、こうい...全文を見る
○粟森喬君 存続していない、どっちですか。
○粟森喬君 閉鎖しているのか、閉鎖していないのか。今、聞いたのは、閉鎖しているのか、閉鎖していないのかと聞いておるんですよ、一つしか答えはないでしょう。
○粟森喬君 日本大使館の人たちの身分の問題も非常に重要なんですが、私はイラクにおける国内の情報を正確に伝えるという意味では、私どもが聞くのはアメリカの情報とそれからイラクから発表される情報。我が国がみずからの情報網を全く持たないということは、これは私は国連中心であるとともに、日本...全文を見る
○粟森喬君 今の戦争の状態の中で、一つは事実として武力がそこで行われているという問題と、宣伝戦とかいろいろなことが言われているわけですから、もう少し日本の政府としてもしっかりした情報とか事実を掌握するというような意味では今の態勢は欠けているんではないかと思いますが、大臣どうですか...全文を見る
○粟森喬君 それでは次に、私は国連のことについてちょっとお尋ねをします。  一つは、サダム・フセインが撤退する用意があると言ったんです。その後、国連の安保理なり国連の事務総長はその声明に対していかなる対応をしたんでしょうか。
○粟森喬君 そこで、もう一度お尋ねをします。  今報道関係の情報として聞いたのですが、国連大使はおるのでしょう。国連大使なり事務総長なり、日本から派遣している国連関係者というのはその部分に全然コメントしていないわけですか。  国連中心主義だというふうに何遍も皆さんは言っておる...全文を見る
○粟森喬君 どういうふうに言ったのかを聞いているので、言ったというだけでは答弁になっていないと思います。
○粟森喬君 私自身の意見を率直に申し上げますと、事態の解決の一つのきっかけであったにもかかわらず従来の発言を繰り返しているということで、本当にそれが国連中心の外交なのかどうかということです。  外務大臣、この日本大使の演説に対して、日本政府の主張として当然大臣は何らかの格好でア...全文を見る
○粟森喬君 今の答弁では、問題の解決を国連で本当に求めようとする気になっていないというふうに私は理解します。ただ、時間がございませんので、きょうはその辺でやめておきます。  防衛庁長官にもおいでいただいているんでちょっとお尋ねをしたいと思うんですが、今PKOの準備を何らかの格好...全文を見る
○粟森喬君 政令でやったことの賛否は別にして、自衛隊機の派遣などは新しいそういうものの中に含まれるようになるのかならないのか。この辺は想定したときに防衛庁としてはどういう見解ですか。
03月05日第120回国会 参議院 予算委員会 第7号
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○粟森喬君 まず、総理にお尋ねをしたいと思います。  湾岸戦争が始まって停戦までの間、国連が十分に機能していたと思われますか、どうでしょうか。
○粟森喬君 私どもの多少の意見を申し上げたいと思います。質問も行います。  安保理が六七八を決議するまでは一定の機能をしたと思います。問題はこの後、停戦へ向けてはこの安保理の決議だけがひとり歩きをして、必ずしも有効に停戦への機能をしなかった、そして日本政府もそれに十分に対応しな...全文を見る
○粟森喬君 直後じゃないです、直前です。
○粟森喬君 ソ連のゴルバチョフ大統領からの和平協力提案といいますか、協力要請の中身は、安保理の開催について、和平提案のための安保理開催の要請はなかったのでございますか。
○粟森喬君 安保理の開催について協力していただきたいという、そういう要請ではなかったわけですか。
○粟森喬君 そのときの日本の役割というのが私は大事だと思います。いわゆるブッシュとゴルバチョフの間では話ができるわけです。日本に協力要請があった中身について、打返しだけの話ではなかったと思うわけでございますが、今の話を聞いていると、ブッシュかフセインにどっらかに戻すような話で、日...全文を見る
○粟森喬君 私は、フランス、多国籍軍に参加をしておりますが、あるいはソビエトの和平のための提案は、結果においてはかなり無力であった側面は否定し切れないと思います。  この際、日本の政府といいますか、海部さんが国連中心の平和外交を主張するならば、ここで何かの役割を果たすべきではな...全文を見る
○粟森喬君 六七八号に対して、それに基づくいろんな武力行使が行われて、地上戦が開始をしたときも、総理は確固たる支持を言ったことはこれは事実ですね。
○粟森喬君 そのことについては後でまた触れますが、安全保障理事会の六七八号というのはある意味では突出した決議だと私は思っています。安全保障理事会と国連全体の総意はかなり違うのではないかというふうに思います。これはさまざまなマスメディアを通じましていろんなところで報道されていますか...全文を見る
○粟森喬君 今回の国連安保理の六七八号の決議というのは、全世界が文字どおり認知をしているのかというと多少いろいろ意見があると私は思うんです。例えば中国が棄権をしている。あるいはほかの国でも結果的にやむを得ないということを、あるいは六七八号に関する各国の発言というものを私どもも知っ...全文を見る
○粟森喬君 安保理の中で圧倒的多数でといいますか、特に拒否権を持った国がそれに同意をした、しかし中国は棄権だと。反対もあったわけでございますから、私は、国際法に基づいてイラクのフセインの侵略唯対して全世界が批判をしたことは正しいと思います。しかし、そこに、あらゆる手段をもってやる...全文を見る
○粟森喬君 先ほどから何回も申し上げておるわけでございますが、国連中心ということと今回の六七八の決議に基づいて行動したことの中には、さまざまな国の中でさまざまな思いが動いておると思うわけでございます。したがって、いずれにしても、この問題についてはこれから日本の戦後復興に対する協力...全文を見る
○粟森喬君 そうしますと、具体的にお尋ねをしますが、例えば多国籍軍兵士の人たちの食糧のうちの一部に、この日本から拠出した九十億ドルのお金が使われているのですか、使われていないのですか。
○粟森喬君 これからでございますが、九十億ドルのお金がそういう部分に使われるということがはっきりしました。  それで、武力行使というのは戦争という言葉に置きかえてみますと、これは明らかに戦費の一部だというふうに思います。そういうものを私どもは認めるというわけにまいりません。この...全文を見る
○粟森喬君 この間の政府答弁は、外国と約束したものではない、自主的に決めたということですが、自主的という言葉の中に緊要性という言葉の意味が入るわけでございますか、入らないわけですか。これは大蔵大臣にお尋ねしたいと思います。
○粟森喬君 財政法二十九条の精神というのは、災害など他律的に各年度の本予算で見込めなかったことが生じたときにつくられる予算だというふうに私どもは理解をしています。  今回の九十億ドルが、例えば国際協定を結んでその結果として出たというのでしたら、これはまあ義務的な経費として当然理...全文を見る
○粟森喬君 これは、過去の補正予算のあり方をめぐっても、政策経費のどこまで認めるかということと関係もするわけですが、今回の場合はもうこれ以上論議をする必要もないかと思いますが、これは国際的な約束なのかと言ったら、政府が答弁をするのには自主的に決定をしたと言う。自主的決定がその緊要...全文を見る
○粟森喬君 以上のようなケースを考えますと、今後の戦後処理の中で、いわゆる戦後復興の問題が幾つか出てくると思います。これも当然補正ということで出されるのかどうかということについてお尋ねをしたいと思います。
○粟森喬君 補正でいくのかどうか。
○粟森喬君 アラブの方から声が出なかったらやらないというお話でございますが、私どもは、むしろこの戦後処理については積極的にやるべきだという意見でございます。そのときにはいろんな財政的な問題もこれから生ずるかと思いますが、これは本予算の論議のときも十分やらなければならないこれからの...全文を見る
○粟森喬君 この間の政令論議は十分やられたわけでございますが、私どもは自衛隊機は利用しないという前提に立つこと、そして、今の政令改正の「その他」の部分を私どもはむしろ法改正してこういう利用については歯どめをかけるべきだと考えています。こういう意見に対して、総理並びに法制局長官、ど...全文を見る
○粟森喬君 準備をしているというから、この際明確にお聞きをしておきたいと思います。  もし飛ばさなければならない事態が発生したときに、相手国というのは仮想敵国というふうに申し上げておきますが、どこかから攻撃をされたら、この輸送機は交戦をするのですか、しないのですか。
○粟森喬君 今の答弁を聞いていてかなりはっきりしたわけでございます。それなら準備そのものをもうやめてもいいような状態であるにもかかわらず準備を続けるというのは、なお私は理に合わないことだと申し上げておきます。  これからの問題の中で私どもが特に懸念をしていることは、初めは私ども...全文を見る
03月25日第120回国会 参議院 予算委員会 第10号
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○粟森喬君 まず最初に、中山外務大臣に質問をいたします。  アメリカを訪問し、帰国されたばかりでございますが、湾岸戦争に絡んだ対日感情およびウルグアイ・ラウンドの見通し、さらにはアメリカの輸入自由化要求などについて報告を求めたいと思います。  報道によれば、アメリカ政府・議会...全文を見る
○粟森喬君 そのお金の問題でお尋ねしたいと思います。  外務大臣はナショナルプレスクラブの記者会見で、さきに行った九十億ドルの拠出がドル高で目減りした問題で、アメリカ側に不満があれば日米関係の中で解決への協議を行うと発言したと報じられています。この委員会で大蔵大臣は、その前の十...全文を見る
○粟森喬君 経過の認識についてはいろいろあると思いますが、内閣の不統一というふうにとられてはまずいわけでございますから、総理大臣、これはドル高における目減り論は認めないという立場で明確な御答弁をお願い申し上げたいと思います。
○粟森喬君 以上で終わりまして、次に予算の問題について幾つか質問をしたいと思います。  まず、国民負担率に関して質問を申し上げたいと思います。  日本は第二次世界大戦以降、現在の平和憲法のもとで充実した福祉国家を目指してきたと思うわけでございます。ところで、厚生大臣、我が国の...全文を見る
○粟森喬君 ところで、大蔵省にお尋ねをしたいと思います。  平成三年度予算編成に当たりまして国民負担率は三八・九%に上がったというふうに聞いておりますが、最近五カ年間の推移を報告していただきたいと思います。
○粟森喬君 数字の見方について多少違いがございますが、いずれにしても、昭和六十三年三月に政府が作成した国民負担率に関する仮定試算、これは消費税導入の前に出された数字でございますが、これで見ますと、これからの国民負担率の推移について、大蔵省、説明をお願い申し上げたいと思います。
○粟森喬君 過去五年間を説明してください。
○粟森喬君 大蔵大臣にお尋ねをしたいと思います。  仮定試算では、平成十二年度に租税負担率は二七から二七・五%というふうに明記してございます。平成二年度が二八・二%、実績見込みでございます。またことしの予算の平成三年度も二七・六%でございます。こうなりますと、仮定計算見通しより...全文を見る
○粟森喬君 最近の景気のよさで税収がふえたというふうに言っておられますが、それならば減税をするのが当然だと思うのでございます。きょうはそのことについて触れるつもりはございませんが。  ところで、大蔵大臣、平成十二年度までの租税負担率というのは、あくまで仮定試算であってもこのまま...全文を見る
○粟森喬君 税制改正が仮に行われたとしても、税を負担する国民負担率の絶対的数量というのは変わる性格ではないと思います。したがって、平成十二年度の租税負担率を単純に計算すると三三・二%になってしまうわけでございますが、このことについて、大蔵大臣としてそうはならないということを明確に...全文を見る
○粟森喬君 時間がございませんので、次に社会保障負担のことについてお尋ねをしたいと思います。  過去五年間の社会保障負担の推移を、これまた事務当局から報告をお願いします。
○粟森喬君 政府の「社会保障の給付と負担の展望」という文書が六十三年の三月に出されています。これでは平成十二年度に一四%の社会保障の負担率になっていますが、この考え方はこれからも変わらないのかどうか、明確に答弁をお願いしたいと思います。厚生大臣。
○粟森喬君 一四%の社会保障負担率を変えないことは明確なんですね、厚生大臣。
○粟森喬君 政府は、試算と言いながら変えないという約束をしないというのは、少なくともこれは国会なり国民に公表したものですから、もうちょっと明確にしていただきたいと思います。特に、先ほどの大蔵大臣の答弁でもありましたように、国民負担率は現在のヨーロッパ諸国の水準、おおむね五〇%前後...全文を見る
○粟森喬君 これまで国民負担率を四〇%半ばに抑制するということについていろいろお聞きをしましたが、明確な答えをいただけなかったと思います。国民負担が不透明であるということは大変重要な問題だと思います。高齢化社会の福祉政策が中途半端に終わり、不安定で不透明、そして暮らしにくい高齢化...全文を見る
○粟森喬君 次の質問に入ります。税収見積もりと経済見通しについてお尋ねをしたいと思います。  平成三年度の税収の伸びは六・五%、増加額は三兆七千六百八十億円で、過去三年間の伸び率一三%前後、増加額六から七兆円に比べて大変悪化する政府予算となっています。この見積もりは正確と承知し...全文を見る
○粟森喬君 景気の見通しが大変厳しい‐中で税収の伸びがかなり厳しいということについては、基本的にはわかりますが、半分というのはどうしても納得できません。  まずそこで、質問したいと思います。税収に影響する経済動向は政府経済見通しではどうなっていますか、経済企画庁。
○粟森喬君 税収を立てるときには実質成長率ではなく名目成長率で税収の見込みを立てていると思うので、この辺のところについての見解をお願いします。
○粟森喬君 いろいろな条件が税収に影響することは十分承知をしているつもりでございます。しかし、税収見積もりに大きな影響を与えるのは政府の経済見通しの正確さにあると思います。名目成長率が二年度より三年度は半分になるわけではないわけでございますが、税収が半分になる、ここが理解できませ...全文を見る
○粟森喬君 政府から出されました租税及び印紙収入予算の説明を見ましても、どうも今の点で納得できないところが幾つかございます。一つの例でございますが、法人税の指数が生産指数で言いますと一〇四から一〇五にふえています。それにもかかわらず申告見込み額が減っているのはなぜなのか。酒税の伸...全文を見る
○粟森喬君 もっと租税及び印紙収入予算の説明を理解できるものに改善することを要請しておきます。  次の質問に入りたいと思います。  私は、この数年続いた税収の過小見積もりは是正されていないのではないかという懸念を持っています。財政当局は、経済、景気の減速状況を理由にして税収を...全文を見る
○粟森喬君 財政当局の立場だけ考えますと、年度途中に何が起こるかわからない、補正財源もうまく準備したい、このような気持ちはわかりますが、この数年のように、当初予算で税収を低く見積もって補正段階と決算段階で重要な政策経費を計上するのは財政民主主義とは両立いたしません。三年度の税収は...全文を見る
○粟森喬君 正確な財政情報を国民及び納税者に知らせることが財政民主主義の基本だということを申し上げておきます。  ところで、平成二年度の税収見積もりについてもお尋ねをしたいと思います。補正以降の税収見通しが、税収の一%は誤差のうちと言われる誤差の範囲におさまると考えられますか、...全文を見る
○粟森喬君 私どもが計算をしても、法人税が現状のままでも、最終的に一兆円近い税金が政府見込みを上回って入ってくると見ております。税金の正確な見積もりは財政運営の出発点だと思います。大蔵省は見積もり手法の改善に努めること、見積もり手法が国会はもちろん納税者に理解できるよう改善するこ...全文を見る
○粟森喬君 重ねて総理にお尋ねを申し上げたいと思います。  この地価税法案に対して、総理任命の政府税調委員から全くの期待外れという批判があります。それでも地価税は地価対策の主要な柱になるというふうにお考えでしょうか。この内容は、幾つかの税率の面、基礎控除額で変更があったことを指...全文を見る
○粟森喬君 大蔵大臣にお尋ね申し上げます。  今度の地価税の導入に当たって、地価税の税収を目的税までとは言いませんが、その使途を土地、住宅政策の充実に充て、地価高騰の最大の被害者である家の持てない人へ土地、住宅の提供もしくは低家賃の賃貸住宅の提供に充てることを明確にした枠組み、...全文を見る
○粟森喬君 総理、しつこいようですが、もう一度お伺いしておきます。  総理は施政方針演説で、土地問題は内政上の最重要課題というふうに位置づけると言っています。地価税の成立に不退転の決意を述べられたと理解をしていますが、法案が不成立とか審議未了ということになれば当然重大な政治責任...全文を見る
○粟森喬君 老人保健問題に移らせていただきたいと思います。  老人保健法の改正で外来を八百円から千円にアップする、入院を四百円から八百円にアップすることになっていますが、これによりお年寄りの本人負担は幾らふえ、政府の総額としての見通しはどうなっているか、それをまずお尋ねしたいと...全文を見る
○粟森喬君 今厚生大臣から全体の説明があったわけでございますが、私どもの理解では、公費負担の純増加分は二百六十億円、地方で百三十億円の負担でございます。これは、患者のお年寄りの人が一千百八十億円も負担がふえるのにこの金額は少ないという意見が大変ございます。わずかな年金と蓄えしかな...全文を見る
○粟森喬君 この改正はどう考えてもお年寄り本人に対する負担がふえるやり方でございます。さらに、今回スライド制を導入し、この部分について五%相当分を定着させようという考え方でございますが、なぜこのような考え方になったのか、その見解について述べてください。
○粟森喬君 スライド制が導入された場合、お年寄りの所得は老人医療費の負担増をカバーする保障は何もありません。例えば年金生活の場合を考えてください。年金は物価スライドでございます。これではお年寄りに生活費を切り詰めて医療費を払えと言っているのと同じでございます。そうでなければ、医者...全文を見る
○粟森喬君 今厚生大臣が言われたんですが、年金生活者の収入と一般の人と同じレベルで問題を考えるということはやっぱりかなり問題があると思います。特に、お年寄りが例えば同居の場合でも、結局それは世帯主といいますか、若い息子さんなら息子さんの負担にかかってしまう。今回のようなやり方は、...全文を見る
○粟森喬君 そこで、大蔵大臣と厚生大臣にもう一度お尋ねをしたいと思います。  先ほど国民負担率の問題でわざわざ申し上げたのは、国民負担率の範疇で社会保障費を払わなければならないのを患者やその家族に押しつけるというやり方は、国民負担率を結果として抑制してもこれは本末転倒になるので...全文を見る
○粟森喬君 ここで質疑を中断しまして、外交問題について同僚の新坂議員から関連質問を申し上げます。
○粟森喬君 福祉問題として、障害者、老人福祉、介護のあり方などについて質問します。  まず、一九八三年、国際障害者年の基本理念としての「完全参加と平等」を受けて、国連障害者の十年が始まりました。この十年もいよいよ残すところあと一年余りでございます。政府も総理を本部長として昭和五...全文を見る
○粟森喬君 率直な感想を申し上げさせていただきますが、歳出全体の伸びから見て決して高い比率ではないと思います。あと一年有余残されているわけでございますから、来年の予算措置を十分に配慮していただきたいということを要望しておきます。  財政措置も大切ですが、基本的な考え方、枠組みが...全文を見る
○粟森喬君 ただいまの答弁でいま一つはっきりしないのは、心身障害者対策基本法とADAはその理念、目的ではかなり違うと思います。その違いを明確におっしゃっていただくことと、今の協議会にお願いをして何を検討するのか、法律を改正するように検討するのか、今何を検討しているのか、もうちょっ...全文を見る
○粟森喬君 具体的に幾つか申し上げたいと思います。  ADAでは、十五人以上の企業では、障害者の雇用、報酬、昇進について障害者であるがゆえの一切の差別を禁止しています。現在日本の障害者の雇用については民間企業で一・六%が目標になっていますが、現状について労働省から説明してくださ...全文を見る
○粟森喬君 今の説明でも明らかになったと思いますが、日本の法律や制度では、雇用率が達成されなくても納付金、いわゆる反則金を払えばよいという仕組みになっています。これは制度の悪用です。障害者の雇用率を達成するために具体的にどうすればよいか、労働大臣、再答弁ください。
○粟森喬君 労働大臣からいろいろお聞きをしたわけでございますが、それで障害者の雇用が達成されるとは思いません。  そこで、総理にこの際申し上げたいと思います。これは社会の枠組みを変えなければならないわけでございますから、障害者の法、いわゆるADAのようなものをつくらなければやは...全文を見る
○粟森喬君 障害者対策本部長の総理の答弁としては多少物足りないというふうに私は思います。重ねて具体的に検討をお願いしたいと思います。  具体的な問題に入ります。運輸大臣にお伺いします。  障害者の社会参加に交通手段の確保は極めて重要ですが、公共交通機関でエレベーターを設置する...全文を見る
○粟森喬君 ただいまの答弁でもはっきりしたと思いますが、日本の場合は施設を改善するのも、配慮をしてもらいたいということを政府が言うだけでございます。ADAの場合は新しい施設をつくるときにそのことが義務づけられるわけでございますから、ここが明確に違うということを申し上げておきます。...全文を見る
○粟森喬君 これまでもやっていて、先ほどの旅館、ホテルではございませんが、二十一と十九の比率でございます。さらに指導あるいは周知、これは関係者だけではございません、やっぱりポスターをつくって全国民の理解を得ることが必要だと思います。そんなことについて考えているかどうか、厚生大臣の...全文を見る
○粟森喬君 厚生大臣にお尋ねをいたします。  先ほども労働大臣から言われたわけでございますが、ノーマライゼーションという言葉がよく使われます。この言葉の定義について、日本語に訳すとどういう意味なのでしょうか、しっかりとお答えください。
○粟森喬君 今の答弁をしっかり受けとめさせていただきます。  障害者も介護が必要なお年寄りも、地域社会、家庭を原点にしてさまざまな施策を推進することがこれからの高齢化社会の中で極めて大事だという前提でお聞きをしたいと思います。  ゴールドプランがその意味で非常に重要な意味を持...全文を見る
○粟森喬君 先ほど私が軽便だというふうに申し上げたのは、あのような施設ですと社会福祉事業法に基づく設置基準に満たないわけでございます。ここをやっぱり検討し直さないと、ノーマライゼーションといいますか、地域社会の中でデイサービスをやるときにそんな問題が出てくるわけですが、厚生大臣、...全文を見る
○粟森喬君 在宅福祉の問題に関連して、人手の問題について申し上げます。  マンパワー計画もしっかりとやっていただくことは大切でございますが、これだけでは限界があると思います。しばしば課題になっていますが、介護休暇制度をぜひとも確立すること、さらに介護休暇は親族なりに対象が限定さ...全文を見る
○粟森喬君 新幹線問題について運輸大臣にお尋ねを申し上げたいと思います。  現在新幹線保有機構の所有する既設の新幹線四線を今回JR各社に売却することになっていますが、このうち、売却値の九兆一千億円と旧国鉄時代の建設費との整合性及び売却価格の決定方法はどうなっていますか、答弁を願...全文を見る
○粟森喬君 整備新幹線と関連して在来線の取り扱いについて質問します。  北陸新幹線を建設するに当たって在来線の廃止を絶対条件として、平成三年度予算では、廃止を確認できなければ予算執行もしないとして、北陸新幹線の建設費の一部は調整費となっています。旧国鉄時代と違うことは十分理解を...全文を見る
○粟森喬君 次の質問に移ります。  原発行政のあり方について、通産省、科学技術庁にお尋ね申し上げます。  福井の美浜の二号機で起きた振れどめ金具のずれ、加圧器逃がし弁と主蒸気隔離弁の不作動があっても、緊急炉心冷却装置が、これはECCSと呼ばれるものでございますが、作動したから...全文を見る
○粟森喬君 科学技術庁が昭和六十二年七月のアメリカのノースアンナ原発事故について、アメリカ原子力規制委員会からの報告に基づき検討したいと述べましたが、その検討結果はどうでしたか。
○粟森喬君 今の答弁でもわかるように、行政が十分に対応していれば福井の事故はなかったと思います。  私が特に強く指摘したいのは、原発を推進する行政と企業が一方的に、一体となって安全だ、問題だと言う言い方に問題があると思います。通産省、科学技術庁、原子力委員会、原子力安全委員会が...全文を見る
○粟森喬君 結果として中立でもなければ、推進する立場と安全をチェックする立場が機能していないことは明確だと思います。  総理大臣、最後ですが、この際、原発に不安や問題を感じている人も入れて原子力安全委員会を改めていくことと、文字どおり独立した行政機能を持てるようにすべきと考えま...全文を見る
○粟森喬君 以上で終わります。
03月26日第120回国会 参議院 運輸委員会 第2号
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○粟森喬君 まず、私は、新幹線の問題はこれから大事な問題でございますし、新しい取り扱いがこれから決まるわけでございますが、その前にちょっとお尋ねをしておきたいことが幾つかございます。明確にしてください。  一つは、平成二年十二月二十四日、「整備新幹線着工等についての政府・与党申...全文を見る
○粟森喬君 そこで非常に重要なのは、「北陸新幹線高岡・金沢間については、「整備新幹線着工調整費」を計上する。」、こういうふうに書いてございます。着工調整費なるものの法的な根拠というんですか、行政的な根拠は何にあるのか明確にしていただきたい。
○粟森喬君 政府と自民党で決めたことがすべてであって、閣議も省議も明確な手続をとっていないというのはどういうわけですか。
○粟森喬君 予算審議と関係もしますし、これからのこともありますから。  私どもが聞いているのは、少なくとも八月までにこのことについて地元の富山で在来線の廃止について同意をしなかったら、この予算は執行しないというふうに言っているんですよ。そうだとすれば、執行しないということを決め...全文を見る
○粟森喬君 つまり、結論が出なかったらこの部分のお金は使わないということになるわけですね。それを律する、そういうふうにできるという行政的な根拠とか立法的な根拠というのは当然必要だと思うんですよ。  予算の執行権というのは、当然運輸省なら運輸省に予算がつけばあると。しかし、地元が...全文を見る
○粟森喬君 政府部内と言われたけれども、政府部内というのはどこからどこですか。私は、明確に閣議決定とか省議決定をしなかったら、その種のことでそんなアバウトにやってもらったら困ると思う。大臣、答弁ください。
○粟森喬君 どうしてもよくわからないんですが、予算をつけるというのはわかりますよ。しかし、そのことによって在来線の廃止について明確にしなかったら予算執行しないというか、そういうことを決めるときには政府部内の何となくアバウトな意思統一というのはやっぱり問題だと思います。  この種...全文を見る
○粟森喬君 着工するんじゃなく、着工調整費なんです。あくまでも「仮称」というふうに書いていますし、予算資料には「着工調整費」と書いてございましたが、やっぱりこの種の問題についてこれからの問題で言うと、もう少し厳密な意味でやってもらわないといろいろ問題が出てきますね。きょうはこれ以...全文を見る
○粟森喬君 今大塚審議官から説明いただいたんですが、軽井沢までついてもこれは北陸じゃないんですよ、長野までついたってこれは北陸じゃないんですよ。北陸線というふうに一般的に言えば、直江律から米原までですよ。その間に新幹線のシの字も出ないのに北陸新幹線がつくというのは、具体的にどの部...全文を見る
○粟森喬君 もう一度申し上げますが、北陸につくのはスーパー特急の新線がつくわけです。これはいわゆる新幹線標準軌型に使える路盤をつくるという意味です。北陸新幹線は、長野までのルートは決まった。しかし、長野から糸魚川へ入るルートは決まっていますが、具体的にどういう形でどうなるかという...全文を見る
○粟森喬君 先ほどの政府・自民党の申し合わせによりますと、「建設着工する区間の並行在来線は、開業時にJRの経営から分離することを認可前に確認すること。」と、こう書いてあります。そうすると、ここにいう「認可前」というのはいつですか。
○粟森喬君 先ほど申し上げたように、北陸新幹線というのはまだ形も何にもない。それにもかかわらず基本スキームを六十三年につくりましたね。あのときの私は、ある意味でこれは拡大解釈もいいところじゃないかと。基本的には北陸新幹線の、例えば長野から糸魚川の間をどうするのか。小松から以西とい...全文を見る
○粟森喬君 きょうは、これはまたたびたび質問する機会がございますので、これ以上は申し上げません。  ところで、在来線の廃止の手順、手続、これはいわゆる旧国鉄の時代とJR時代になりましたから、扱いがかなり違うと思います。運輸省の権能としてどういう手順を具体的に考えられているのか、...全文を見る
○粟森喬君 そのときに非常に重要なんですが、国鉄時代にいわゆる赤字ローカル線を廃止するときに無償プラスアルファ、いわゆる補助金を出しましたね。今回は、例えば在来線を廃止する場合は無償にするのか有償にするのか。それから、その当時地方鉄道線に対して出したいわゆるプラスアルファといいま...全文を見る
○粟森喬君 この問題はJRの問題だから、まだ結論が出ていないと思いますがね。現実に在来線を例えば第三セクターで受けたとする。そのときに、JRは技術協力はするけれども、例えば出資するとか経営参画ということについては明確な結論を持っていますか。どっちなのか、これはいつかの時期にはっき...全文を見る
○粟森喬君 以上、北陸新幹線の場合いろんなところに障害がございます。先ほど申し上げたように、北陸新幹線というけれども、北陸にはスーパー特急しか現実の規格の中には入っていない。それから、いわゆる長野から糸魚川のルートも、これは相当至難な問題がございます。それから一方では、これは福井...全文を見る
○粟森喬君 大臣、その上に今必要なのは、長野から糸魚川までをどうするのかという問題、それからいわゆる福井県におけるルートをどうするかという問題、これがまだ未確認というか何にも決まっていないわけです。決まっていないといっても線は決まっていますが、例えば福井県なんかはもう全然決まって...全文を見る
○粟森喬君 第八次港湾整備五カ年計画というも のが出されているようでございます。私も、昨年の十二月につくられました「今後の中期的な港湾整備の基本的方策について」という文書も本日いただいたわけでございますが、きょう提案されるこの中身を見たときに、非常に重要なことでございますが、今...全文を見る
○粟森喬君 特に、港の問題をこれから非常に考えなきゃならぬのは、例えば陸路というのは非常に満杯に近いといいますか大変な状況でございます。そして、例えば日本海側といえども道路網が非常に整備もされていまして、結局一極集中した東京圏なり関東圏で需要が図られるといいますが、実際は陸揚げを...全文を見る
○粟森喬君 細かい問題で申しわけございませんが、河口湖の測候所が夜間無人化になるという話を聞いておるわけですが、その理由と中身について説明いただきたいと思います。
○粟森喬君 この種の問題の扱いでございますが、地元の町村から私のところに陳情書も来ています。いわゆる気象庁の立場としては、その種の地元調整というのはどこが具体的にやって、そこが円満に解決しているのかどうか、その辺のところについてお尋ね申し上げたいと思います。
○粟森喬君 通告だけではなく、さっきの話とも関係しますが、やっぱり行政というのは地域社会といいますか、地方行政なりそういう責任者と明確な確認をしていただくように今後もお願いしたいというふうに思います。  そこでこの部分は終わらせていただきます。  次に、航空局関係にお尋ねした...全文を見る
○粟森喬君 その上で私の意見を申し上げたいんですが、利用率も伸びているわけでございますが、航空機が一定の公共性があるとすれば、三時間も四時間も飛ばない時間帯があるということは、これは改善すべきだと思いますが、いかがですか。  特に小松の場合は、一番私はいつも使っていますからわか...全文を見る
○粟森喬君 陸運行政についてお尋ねを申し上げたいと思います。  一つは、今度岐阜で新しい陸運事務所をつくるわけでございますが、どういう基準とどういう考え方で、特に、どこでもそうでございますが、陸運の窓口というのは県の中で一カ所とかというところは、私の石川県なども一カ所でございま...全文を見る
○粟森喬君 最後に要望とお尋ねをしておきたいと思います。  陸運行政とも関係をするわけですが、改造車の扱いですね。今までは、特に改造車というのは、いわゆる不正に改造をして暴走族が使うということでかなり規制されていたわけです。最近の傾向として、自動車の廃棄処分の仕方がちょっと早過...全文を見る
○粟森喬君 終わります。
04月10日第120回国会 参議院 予算委員会 第18号
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○粟森喬君 私は、連合参議院を代表して、ただいま議題となりました平成三年度予算三案に反対の討論を行います。  まず、海部内閣は、内外の政治課題への対処方針と実行が欠如しております。  世界が注目した湾岸戦争で、多国籍軍への全面支持を訴えるだけで、戦争に伴う環境破壊や、飢えや病...全文を見る
04月11日第120回国会 参議院 運輸委員会 第4号
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○粟森喬君 GMDSSが導入されるときにインマルサットの機能が非常に重要になると思います。  私が関係者からいただいたレポートによりますと、湾岸戦争中に船舶が今のインマルサットを使用して通信しようとしたときに、国際回線が混雑しているというので、言ってみれば話し中ですね、つながら...全文を見る
○粟森喬君 一般用通信が一つは問題でございますが、既に打ち上げられている現状でさえもそういう状況が起きておるわけでございますから、この辺のところについて今の回線容量をふやすことで新しいSOLAS条約の中で果たして本当にそういう通信を確保できるのかどうか。その数字は倍になると言いま...全文を見る
○粟森喬君 そのコスパス・サーサットの協定国は幾つあって、今言ったように戦時体制とか非常体制とか、いわゆるそれぞれの国の相互間で利害関係が対立してもその部分ではあり得ないということを明確に明文化したものがこの協定の中に入っているのかどうか、もう一遍確認の意味でそこは読み上げてくだ...全文を見る
○粟森喬君 それでは、通信士の海技士(電子通信)への資格変更に伴うさまざまな問題をちょっとお聞きしたいと思います。  一つは、今までモールスで通信をやっていた方は非常に専門的な職種ということもありまして、それから、一定の船に一定の資格を持った人が乗った場合、職務分類基準みたいな...全文を見る
○粟森喬君 私は現在の船員法から見ても、こういう通信士という専門的な職務をこのような格好で実質的に消すということは、特に慣熟期間で新しいシステムが常態化するまでにはかなりの時間がかかるから、やっぱりこれからの問題としては重要な問題として考えています。  特に、もう一つ申し上げま...全文を見る
○粟森喬君 一定の特例措置をつくるということと、私はやっぱり職種の内容が基本的に違うことを簡単にできるように言われると、二面性があると思うんです。  一つは、安全という立場から見れば、安全航海を前提にすると、そんな安易に取れる資格にしてはならないということと、もう一つは、現実に...全文を見る
○粟森喬君 どうも抽象的でわかりません。  現実にその職務に従事する従事者の問題、これが一つありますね。それから、設備そのものが安全性といいますか保守性といいますか、ちゃんといつも使われているという状態にあるかどうかというのがありますね。それから、相手もありますね、通信ですから...全文を見る
○粟森喬君 日本の法律を適用する側の問題はわかりました。しかし、相手の問題もあるわけでしょう、相手の問題。どういう法律をそれぞれの国がつくっているかということは、一応条約で一定の基準は決められているけれども、通信というのは相手がいなかったらだめなわけですから、自動的な遭難信号なら...全文を見る
○粟森喬君 終わります。
04月11日第120回国会 両院 平成三年度一般会計予算外二件両院協議会 第1号
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○粟森喬君 本日の新聞報道などによれば、大蔵大臣が、景気の見通しが厳しいことなどを理由にして、歳入欠陥が生ずる懸念がある、したがって経費の節減をまだ平成三年度予算が成立しないにもかかわらず言明しています。これは私どもとしては不謹慎だと考えます。  さらに歳入見通しについても、平...全文を見る
04月12日第120回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号
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○粟森喬君 清水参考人にお尋ねします。  私は、イスラエルとパレスチナ問題は二国間で現実的に解決するしか方法はないと思うんです。特に中東だけではなく、アフリカもアジアもそうですが、民族問題というのは、すべての国家が一つの支配体制があって独立しましたから、民族自決と国家のあり方と...全文を見る
04月18日第120回国会 参議院 運輸委員会 第6号
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○粟森喬君 まず、新幹線鉄道に係る鉄道施設の譲渡等に関する法律案についてお尋ねしたいと思います。  当初、国鉄改革法を制定した時点ではリース方式を前提にしてJRの株も上場するという考えでいました。今回の法律を出す趣旨の中では、JR株の上場のためにこれは必要なんだというふうに書い...全文を見る
○粟森喬君 株式市場のことを十分御承知の上で言われているのだろうと思いますが、債務が不確定だから株が上場できないなんということは絶対ないんですよ。すなわち、どんな会社でも将来の借金とか設備投資とかというものについて全部決まっているんだから、そのときどきの市場でその株に対する計算根...全文を見る
○粟森喬君 どうもその辺の根拠がはっきりしません。  それで、私は現状で申し上げるならば、リース料を債務としてかなり過剰に、そこに問題があるというふうに言っていますが、このことは後でまた論議をする機会もございますから、この際、大臣にもはっきりさせておいていただきたいと思います。...全文を見る
○粟森喬君 今の答弁では、私は国鉄の長期債務のためにも禍根を残すと思いますが、また改めてこれは清算事業団法を論議するときに回させていただきます。  そこで、次に鉄道整備基金の問題についてお尋ねをします。  一つは、私は、一兆円の鉄道整備基金を捻出するということを大塚さんが言わ...全文を見る
○粟森喬君 先ほど安恒委員も売却価額の根拠を出せと言いましたが、私はむしろここから決めたのではないかというふうに思っているわけです。保有機構の持つ八兆一千億円の借金と基金の一兆円、これを足したら九・一兆円だ。あとはむしろ帳面づらといって、これは再度検証する場があるはずでございます...全文を見る
○粟森喬君 このことはこれからも論議する機会は何回もあると思います。私は、こういう価額決定についてやっぱりいろんなこれからの問題もあ るわけです。したがって、これは別の機会にもう一遍検証します。  そこで、価格が例えばプラスになる場合、マイナスになる場合いろいろあります。その...全文を見る
○粟森喬君 今、大臣答弁しましたが、山陽新幹線が一兆円弱、東海道新幹線がその六倍までいかないけれども六倍弱というように、どう考えたって客観性というのは、収益性も含めてどう見るかということは商品の価額でございますからいろいろありますが、私どもはどうも安いとか高いと言う前にこういう価...全文を見る
○粟森喬君 百年の場合は、一年に六百六十億入って六兆六千億になりますね。六十年なら四兆二千四百億になりますね。物価上昇率などがあって余り比較することができないけれども、金額の上ではかなり差が出るわけです。それにもかかわらず運輸省が納得した理由というのは、JRがそうだとか財務当局が...全文を見る
○粟森喬君 先ほどの答弁の中で、JRはそんな長いのは困るというふうに言われた。それならもうちょっと言えば三十年でやる、そういう方法もあったわけでしょう。それをとらなかったというのは、こういう決定の仕方やこれからの鉄道整備基金の使い方の問題がどうなっていくかというときに、一兆円の財...全文を見る
○粟森喬君 その問題は安定株主対策やいろんなことともこれから関係する問題でございますので、ちょっと安定株主対策についてお尋ねしたいと思います。  安定株主対策というのは、この間の質疑の中ではJRが行うべきだというふうに言っていますが、今、株を持っているのは政府ですね。それで市場...全文を見る
○粟森喬君 昔は国鉄、今JR、そしてこれが国民の財産から全部民間に切り離されるわけです。特定の株主が実質所有権を持つわけです。安定株主対策というものは、やっぱり国民の財産を売り払って、それは知らないということでこれからJRなりの公共性から見て本当にいいのかどうかという問題、これは...全文を見る
○粟森喬君 政府は株を全部一〇〇%放出するという方針でございますから、このこととの関連で検討委員会の結論を含めまして今後の論議を私たちもするという前提ですので、きょうはそのぐらいにとどめておきます。  そこで、基金の問題。  今度つくられます基金、事業団というのですか、これの...全文を見る
○粟森喬君 私は、理事というのは全部常勤じゃなければならぬというふうに思わない。普通、理事会というのは最低でも七とかそういうのが、これは常識でございますから、三人というのは、私はこの法律を読んだときに思ったのは、運輸大臣がすべての業務実施方針を出す、このとおりにすればいいんであっ...全文を見る
○粟森喬君 大臣に今度はお聞きします。  大臣が定めるんですから、大臣は、私が先ほど申し上げたように、この業務実施方針そのものを国会なり国民に公表すべき性格がある、非常に重要な一兆円を基金にしたものを出すということですから。大臣の立場としていかがですか。
○粟森喬君 それでは、次の質問に移ります。  鉄道基金の発足を機会に整備新幹線も十年をめどにしてやるということで、そういう前提で今の法律が出されたというふうに思います。  ところでお尋ねしますが、いわゆる生活関連枠で百二十五億円要求しましたね。あれは結果としてたしかゼロになり...全文を見る
○粟森喬君 結果的にこれは要求は実現しなかったんですね。そういうところがなぜ要求実現しなかったのかということについて明確に答えてください。
○粟森喬君 私は、答えにくいことを聞いたのは、あなた方本当に鉄道なり新幹線というものが生活に密着しているかどうかということの説得力のある切実性ということについてかなりやっぱり欠けていたのも一つだと思うんです。それからもう一つは、一兆円で今度別の基金をつくるから、これがあるからとい...全文を見る
○粟森喬君 頑張るということを明確に言うべきだし、それから、先ほどから大都市の通勤対策もあれほど問題になっている。にもかかわらず、つまり、お金の工面なり財政措置ができないがゆえにいろいろと苦しんで答弁されているんだろうと思いますが、私はこの際、大都市の通勤者対策をやっぱり明確にす...全文を見る
○粟森喬君 大都市通勤者対策について今小委員会やっていますね。それだけでもし運政審答申に入れてやるのでは、私は解決への道筋が明確にならないと思う。やっぱり、ここは大臣自身に直結した諮問機関をつくってでもこの問題についての現状認識、こういうことをするという方向性の建議を受けてやって...全文を見る
○粟森喬君 大臣、政治家なんだから聞くのは当たり前、それを一定の枠組みをつくって、私的というのはいろいろな行政手続、それを多少変更してでもやるというのが私的という意味でしょう。過去いろんなところに、審議会とかそういう制度とは別にそういうものはやっているんですが、それをやるのかやら...全文を見る
○粟森喬君 あちらの政府委員から答弁をもらったので、それは既成の組合の役員が入っているというのは、だれのことかも知っている。マスコミというのはだれのことかも知っている。そんなことを言っているんじゃないんです。具体的にやっぱりそういう人たちの意見やいろんなことを聞いて、こうやってほ...全文を見る
○粟森喬君 やるということでございますから、また委員会もございますので、その都度報告もいただきますので、きょうはこの程度にしておきます。  そこで、新幹線の問題に入ります。  今度の全国新幹線鉄道整備法では、「新幹線鉄道に準ずる高速鉄道」、これは具体的には私たちが通称ミニ新幹...全文を見る
○粟森喬君 今、「暫定的」というところを力説されたけれども、暫定というのはいつまでかという期限を特定していません。私が懸念をするのは、スーパー特急ができた、ミニ新幹線ができた、全国に新幹線網をつくるという話がこれをつくることによって、大臣、ここは答弁してほしいんですが、一極集中を...全文を見る
○粟森喬君 そこで、北陸のことについてちょっとお尋ねをします。  北陸はスーパー特急でいいと言ったこともございませんが、今スーパー特急を通すという話なんですね。スーパー特急のいわゆる構造物、あれはフル規格の構造物でございますが、その上にとりあえずスーパー特急を乗せるという話でご...全文を見る
○粟森喬君 はっきりさせておきたいと思いますが、北陸新幹線というのは軽井沢ー長野、あちらを通って糸魚川へつなぐ道ですね、確認をしておきますが。
○粟森喬君 そこで、お尋ねをします。  魚津と高岡の間、今の着工の部分はこの間も論議しましたからいいです。魚津と高岡はスーパー特急が通るときにどの構造物を使おうとしているのか、ここははっきりしてください。
○粟森喬君 そこで、お尋ねをしたいことが幾つかございます。  一つは、並行在来線を政府・自民党のスキームというんですか、あの中では「JRの経営から分離する」、こういうことになっていますね。分離するときに、片方はフルの構造物の上に乗ってスーパー特急が走る。その部分は在来線を使うと...全文を見る
○粟森喬君 スーパー特急というのは狭軌でございます。したがって、必ずこれは乗りかえがつきます。湯沢につないで幾ら便利になって速くなると言ったって、この狭軌というのは乗りかえを必然的に生みます。スピードももちろんフルから見たら問題にならぬほどあれでございます。そういう、言ってみれば...全文を見る
○粟森喬君 あなた方の答弁はおかしいんですよ。整備新幹線に準じて暫定的にやると、並行在来線をJRの経営から切り離すと、こう言っている。そのときに一部はJRも勝手に使わせていただきますと。そして、一部は、もうそれはずたずたであるかどうかは別にして、効率的というか、こっちの側の並行在...全文を見る
○粟森喬君 運輸省が金がないと言いますが、それはもうないことは現実に予算を私たち審議していますからわかっています。  問題なのは、やはり収益性だけで考えたら、JRというのは純民間になるんだから、これはもう採算からいったらできないです。だから、無利子で貸したりしているんだけれども...全文を見る
○粟森喬君 その上でお尋ねをしたいと思います。  たまたま私、文書でも書いてきたんですが、喜岡委員の出しました「資料2」のところで、私はこの辺は運輸省の姿勢を明確にしてほしいと思います。  というのは、JR負担のいわゆる五〇%、国が三五%、地方が一五%、これが既設の新幹線と全...全文を見る
○粟森喬君 明確にしてください。公共事業費で三五%、新幹線のいわゆる補助財源を明確に確保するということは、大臣、これは責任持って言えますか。ちゃんと言ってください。
○粟森喬君 それは言われなくたって単年度予算なんだから、わかり切っているわけです。だから、野沢さんも安恒さんも全員が五カ年計画をつくってということで、三五なら三五と明確に法律として決めなかったら、これはもうそう答えざるを得ないというのは、私わかっておって聞いておるわけです。だから...全文を見る
○粟森喬君 そういう意味で申し上げれば、何百億ついたというふうに現実に言われましても、それは何キロと。それは三五%ですから、本当に何キロなんですよ。全国新幹線網をつくるときにこの程度の財源措置で何となく一定の道筋をつくったということは、私は、評価をしたいと思いますが、絶対量を補う...全文を見る
○粟森喬君 これは、私なぜ聞いたのかといいますと、北越北線はAB線を昇格してスーパー特急を通すわけですが、将来、例えばミニならミニを変えるとかというときに一キロメートル一、二億ということ、そんなことが技術的、物理的に可能なのかどうか、これを答弁してください。
○粟森喬君 いずれにしても、先ほどの答弁では北陸新幹線というのは長野からだから、ここの部分はある種の可能性がある場合の質問でございますから、それで結構でございます。  そこで、在来線の廃止のあり方についていろいろお聞きをしたんですが、石川県が在来線の経営分離、これに同意をしたと...全文を見る
○粟森喬君 津幡町の町長のそういう文書はございますか。
○粟森喬君 地方交通線の廃止の場合でも、地元の合意とは何なのかということで私どももかなり問題にしたことがございます。県だけではなく、それぞれ市町村の同意がない限り、これは地元の合意ではないということで当時の国鉄は答えた。運輸省はそのことについて同じ意味だというふうに理解をしている...全文を見る
○粟森喬君 したがって、県が合意をしてもそれは皆さんから見れば、県からいただいたけれども、地元調整は県の責任でやってくれと言っていますから、調整が済まない間は合意がない。  そうすると、例えば富山の場合なんかは、着工調整費含めて富山県に言ってから、今もう現実に 四月でしょう。...全文を見る
○粟森喬君 これからの問題でございますので、地元と運輸省の間で調整もしなければいけないことでございますから、ここはこの程度にしておきます。  そこで、並行在来線の扱い、先ほども申し上げたように、北陸の場合は、場合によってはずたずたのまま経営分離だということになる可能性もございま...全文を見る
○粟森喬君 廃線になるということが問題だと、このままいけば赤字なら廃線せざるを得ないわけです。  問題は、今鉄道の復権だとかいろいろ言われています。過去、市内電車とか地方鉄道で相当守ったところがございます。今、環境問題、特に排ガスの問題やエネルギーの問題なんかでやっぱり鉄道を見...全文を見る
○粟森喬君 世の常識で言えば、いずれにしても第三セクターかなんかで受けてそれを運営していくということになるわけです。廃線になるようなことについて、結果的にもう国は知らぬということは絶対言わないという基本姿勢がなかったら、私は鉄道の復権なんというのは、それはあり得ないと思う。  ...全文を見る
○粟森喬君 コストがかかるから問題だということなんで、ちょっとそういう答弁だけではだめでございますが、きょうはもうこれでやめておきます。  それから、鉄建公団の問題も、ひょっとするとここが第二の国鉄になるのではないかという懸念を私どもは持っているんですが、これはほかの法案のとき...全文を見る
04月23日第120回国会 参議院 運輸委員会 第7号
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○粟森喬君 掃海艇派遣問題で運輸省に多少お尋ねをしておきたいと思います。  今、掃海艇の派遣問題が出ているわけでございますが、ペルシャ湾の沿岸で運輸省として航行制限区域がどこにあり、船舶の航行に現実に支障が出ている、そういう問題意識に立っているのか。それとも、私どもが知る限りで...全文を見る
○粟森喬君 その必要性の問題と掃海艇の問題とは必ずしも、だれがどこで何をやるかということはこれからの問題ですが、運輸大臣としては、今現行法制下でいえば、これは自衛隊法の問題で非常に重要問題になっていますね。したがって、閣僚の一員として、閣議でこれから決めるという話を私ども聞いてい...全文を見る
○粟森喬君 どうも、私が聞いたことと別の、全体の問題を答えられているんですが、結局、ペルシャ湾で港の再開をやるときには、いわゆる原油を掘る態勢とかいろんなことがあるわけです。  私は、緊急性というものについて言うならば、運輸省から見たときの緊急性というのは客観的に余りないのでは...全文を見る
○粟森喬君 安全保障会議の性格からいっても、これはやっぱりいわゆる国策としてといいますか安全保障上の意味から派遣をするかどうかという問題になるのでございまして、運輸行政という立場から見たらその辺の、今あそこにおける船舶航行上の問題が具体的に何と何なのかということをちゃんと整理して...全文を見る
○粟森喬君 今の局長の答弁ではどうもよくわからぬ。一兆円減らされて支障が起きない方法というのは、具体的にどういうことを考えているんですか。  そうでしょう。そんな、例えば物の量にもよるけれども、いずれにしても二〇%近くのものを削られて支障が起きないなんという認識は、例えば計画を...全文を見る
○粟森喬君 今の大臣の答弁で大体限界だということはわかります。しかし、港湾事業の場合は、例えば鉄道事業であるとか航空事業から見ると、単年度予算でその分を何とか繰り込んで入れていくということに非常に限界がある会計ではないかというふうに私は認識していますので、これからの中でどこをどう...全文を見る
○粟森喬君 なくてもそれぐらいわかっているんじゃないですか。ちゃんと勉強しておきなさいよ。
○粟森喬君 七二・七%です、進捗率。
○粟森喬君 そんなもの、政府の出した資料を見てこれ言うておるんです。ほかから持ってきたんじゃないんです。(資料を示す)
○粟森喬君 大事なところですからちゃんと申し上げておきますが、私は、今、日本におけるさまざまな諸矛盾がこの港湾の実態に非常に出ていると思うんです。  例えば、今、流通の関係とコンテナの関係を局長は言われましたが、地方の港湾は、言ってみれば日本海側沿岸の港湾事業というのは非常に稼...全文を見る
○粟森喬君 何に対してですか。
○粟森喬君 部分的なので大変申しわけございませんが、確かに三大湾というのは、私も多少見て感じているんですが、機能的にももう完熟度が非常に高い。もちろん、新しい対応が必要ですから、そこも設備投資が必要だと思いますが、三大湾以外にも太平洋ベルトラインに結構重要港湾ありますね。いろんな...全文を見る
○粟森喬君 時間がございませんので、あと一問で終わりますが、私は最後に、この八次計画というのを秋に具体的に策定をする段階で、もちろん行政として地域なりのいろんな要請を聞くというのは大事でございますが、どういうバランスでどういうふうに重点施策をやるかということについてやっぱり私ども...全文を見る
04月25日第120回国会 参議院 運輸委員会 第8号
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○粟森喬君 今回、清算事業団法を一部改正して、いわゆる特別債券方式を導入しようとしているわけでございますが、この間の質疑の中でもかなり明らかなように、一つは土地の値段を顕在化させないという、そして、それで公正確保していくのだという立場でございますが、現状では幾つかの点がまだ明確で...全文を見る
○粟森喬君 それでは、具体的に幾つかお尋ねをしたいと思います。  まず、債券の額面は先ほどから五十万円という言葉が出ていますが、現実の売買価格というのは額面どおり売買されるのか、それとも抽せんなんかで額面どおりやるのか、入札をしてやっていくのか。それから、債券口数というのは幾つ...全文を見る
○粟森喬君 いずれにせよ、今回の問題で、これはもう具体的に汐留の土地をやることを前提にしていますから、債券の総発行口数というのは、いわゆる土地の価格との関係でこれは連動するというふうに理解していいんですか。
○粟森喬君 プラスアルファと言われましたが、土地を買えば当然そこにプラスアルファがあるのと一緒で、その時期におけるいわゆる五十万掛ける何百万口かで実際にそれは汐留なら汐留の価格が決まると同じ意味を持っていると思います。  その辺、プラスアルファという意味は、どんな土地も、例えば...全文を見る
○粟森喬君 どうも運輸省の考えていることは、土地がだめなら株という、バブルの象徴的な二つのうちの株を中心にして運用しようとすることが清算事業団法の基本的な考え方、すなわち、清算事業団というのは、いわゆる国鉄の承継債務を速やかに国へ償還をするものはする、国民負担を明確にする、こうい...全文を見る
○粟森喬君 国の財産を土地で処分するのか株で処分するのかというときに、今度は株になったわけですが、株というのは、私は余り売買を現実にやったことがありませんからわからないですが、やっぱりいろいろな要素、例えば、NTT株のときでも発生したわけでございますから、十分この辺については留意...全文を見る
○粟森喬君 二つ問題があると思います。  一つは、ここで汐留の土地が三から四兆円という値段で、実際にそれで価格が決定してしまうということが果たして正当な評価なのかどうかという問題です。  二つ目に、今度、子会社がつくられるわけでございますが、これは純民間会社に将来想定されてい...全文を見る
○粟森喬君 私は、この法律がつくられた経過、過程をつぶさには承知をしていませんが、附則の中で、殊さらここに「五箇年間」と入れた意味は、一定の国鉄清算事業団の債務償還とJRの各社の経営状況をやっぱり国会なら国会に報告するということでやったわけでございますから、少なくとも今度の清算事...全文を見る
○粟森喬君 今の、できるだけというのは、結果的に、この種のやつを出すというのは、これからこの形式はなくなるわけですね。現実に、今、改革法をつくったときとかなり状況が変わっているんです。  例えば、今、清算事業団は、特別債券の方法で土地を利用して事業活動をやるということです。それ...全文を見る
○粟森喬君 そこで、事業団の関係についてもう一度戻ります。  事業団は、実質的に子会社ができて、これは一〇〇%株を持っているわけですから、実質責任がございます。私どもにいただいた仮置きの経過などを見ましても、幾つかの問題を現実には持っていると思います。  例えば、特別債券を出...全文を見る
○粟森喬君 今の点でございますが、私は余りにも不確定要素が多過ぎると思っています。  といいますのは、先ほどからの同僚委員の質疑を聞いていても、一〇〇%出資してそこにいい人材を集めていいやり方をすると言いますが、私は、この種の大型プロジェクトは、これまでのいわゆる国鉄なり清算事...全文を見る
○粟森喬君 最低のことはそれによって歯どめがされていることは明確でございます。しかし、私は今日までのいろんな経過から見て、いわゆる利点というかプラスでこうなるということを余りにもこの問題では考え過ぎである。  また、プラスでいこうとすればするほどどんなことが起きるかというと、現...全文を見る
○粟森喬君 これまでの清算事業団の土地の処分の方法とあり方について多少お尋ねします。  土地の処分については、公開入札と随契と二つあると思います。特に隨契の部分では公共性といいますか、とりわけ最近、監視区域が広がっていますから、良質な土地というのは公共団体も買いたいと。それから...全文を見る
○粟森喬君 これは随契の対象団体の地方自治体なり関係団体から聞いたんですが、どうも旧国鉄の用地の隨契に当たっては、清算事業団の立場というのはとにかく値段を高くつけたがるという、こういう印象だと。公共団体は公共性として使うわけでございますから、もちろん地方公共団体の場合は、税なりで...全文を見る
○粟森喬君 公共団体が取得をするときは、時価というのは、少なくとも民間ベースでやるときにはそれを取得して一定の事業目的なりあるいは住宅なら住宅で売ってもそのときの相場で売買されるわけでございますが、やっぱりこの随契のあり方というのは、今までのを推進するということでございますから、...全文を見る
08月09日第121回国会 参議院 本会議 第3号
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○粟森喬君 私は、連合参議院を代表し、総理の所信表明に対し質問を行い、意見を申し上げます。  総理、あなたの所信表明演説は、総理一流の言い回しであり、その内容は、政治哲学が見えず、現状認識も不十分だと申し上げておきます。  まず、雲仙・普賢岳の災害について、犠牲者の方に弔意を...全文を見る
09月05日第121回国会 参議院 外務委員会 第2号
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○粟森喬君 まず外務大臣にお尋ねを申し上げたいと思います。ソビエトに対する支援の基本的な姿勢と原則についてお尋ねをしたいと思います。  日本のソビエトに対するこれまでの援助の姿勢は、技術と知的援助を中心に中長期的には考える、それで金融財政援助についてはIMFとの関係とかソビエト...全文を見る
○粟森喬君 私がお聞きをしたのは、ロンドン・サミットにゴルバチョフが来まして、そのときの日本の対応が必ずしも積極的ではないというか、そういう印象で語られていることについて外務省としてどう思うかと、こういうことです。
○粟森喬君 今の点は重々承知しているのですが、北方領土問題があるから経済支援とか当面の緊急支援が後ろ向きに見えるというのは必ずしも好ましいことではない。私どもは、そういうことがあるからむしろ積極的に我々がやるという姿勢を外務省は見せるべきだと思っています。この件はこれからの具体的...全文を見る
○粟森喬君 私は今の外務省の答弁を聞いていて率直に感ずるのですが、生産量は刈り取りが終わらなかったらわからないというのは、これはやっぱり政変のときも少しおくれていたのではないかということもあって、大体そのパターンが決まっているわけです。ことしはもうかなり穀物のできが悪いということ...全文を見る
○粟森喬君 輸銀が出すという場合は借款でしょう。相手が担保能力なり返済する見通しがあるかどうかというのは、どの国、これはソビエト連邦なのかロシア共和国なのか知らないけれども、相手も明確じゃないのに依然として輸銀の一億ドルというのは、これはどこかでやっぱり政策変更しなかったらだめな...全文を見る
○粟森喬君 ソビエトではバンクも変わるという話なんだから、これはこれからの中で十分検討をお願いしたい。  別の議題がありますので申し上げます。  多国籍軍に九十億ドル拠出したことに関連して、新聞報道などでは五億ドルを追加支援したということが、これは予備費で出したはずでございま...全文を見る
○粟森喬君 一兆一千七古億円とこの今回出した七百億円は明確に別物だというふうに言われましたが、同じGCCの湾岸平和基金に出すということは、その区分というのは何によって皆さんは証明しようとしているのですか。
○粟森喬君 私がお尋ねしているのは、同じ会計に入ってこれは前に出した一兆一千七百億円と別物だということは、その程度の答弁じゃ私は納得できないですよ。具体的に何に使ったか。新たな情勢が出てきたとかまだ続いているというけれども、あのときの約束事というか、その協定を含めて明確じゃないの...全文を見る
○粟森喬君 外務大臣、最後にもう一度念を押して申し上げておきます。  一つは、GCCに追加をしたというのは適切なのかどうかということについていうと、私はやっぱり必ずしも適当ではないと。私どもも、戦後処理のオイルの問題やそれからいわゆる今でも油井が燃えているとか、難民の問題、クル...全文を見る
09月06日第121回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第2号
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○粟森喬君 来年の国連環境開発会議に向けて日本の姿勢、特に森林の問題についての外務省の見解をちょっとお尋ねしたいと思います。  皆さんにいただいた資料の八ページのところを見ますと、熱帯林の減少は焼き畑耕作が最大の原因で、これが半分。日本はそのうち一・二五%を輸入しているにすぎな...全文を見る
○粟森喬君 国連環境会議に向けて、たしかきのうの新聞に、ジュネーブで第三回の準備会合が終わったということが書いてありました。難題は先送りをした。いわゆる先進国と開発途上国の間でかなり対立がある。この中身は、いわゆる今の森林問題を一つの象徴的に申し上げてなんでございますが、やはり先...全文を見る
○粟森喬君 今の答弁を聞いていても、日本政府がどういう立場で、この準備会議というのは何を具体的に、そこでどんな会議の運びをするかというときに、日本の果たすべき役割みたいなものがまだ見えできていない。やっぱり私は積極的な意志で、日本は公害大国と言われ、最近は比較的環境問題に重点を置...全文を見る
○粟森喬君 最後の質問になりますが、これは環境庁にお尋ねします。  今度、国連環境会議が開かれるわけでございますが、私は日本における環境アセスメントのあり方の問題について少しお尋ねしたいと思います。  公害対策基本法がつくられましてから、昭和五十九年のときに環境アセスメント法...全文を見る
○粟森喬君 答弁は要りませんが、ぜひともそういう検証をして法令化の道をとってほしいと思います。  それから、全く別の問題でございますが、いわゆる二酸化炭素の問題がいろいろ出て、原発の問題もいろいろ出ているようでございます。  私は、原発問題も、原子力安全委員会などがあるんです...全文を見る
09月12日第121回国会 参議院 厚生委員会 第3号
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○粟森喬君 まず、私は障害者福祉問題についてお尋ねを申し上げたいと思います。  来年、一九九二年は国連障害者の十年の最終年でございます。これへ向けまして、七月三十一日に中央心身障害者対策協議会が、この対策本部が総理府に設けられていることもありまして、総理大臣あてに提言をしている...全文を見る
○粟森喬君 今幾つか説明されましたが、基本的なことが違うんです。幾つかの措置をやるというのはそれはそれなりに意味があります。そうじゃなく、社会の中で障害を持つ人たちに対して企業や社会の枠組みとしてその人たちを差別してはならないというのがこのADA法の特徴だと思います。この違いは、...全文を見る
○粟森喬君 私は目的というのは、理念を法のもとに明確に書くというのが法だと思います。心身障害者対策基本法にはそういう理念はこの目的の中に書いてございません。それを書くというのがこの国連障害者十年の最終年に当たってやらなければならない厚生省なり政府の責任ではないか、こういうことを申...全文を見る
○粟森喬君 私もう一度申し上げますが、施策を推進するということじゃないんです。立法概念の中に障害者を社会的に差別してはならならいという言葉が入らないと、これから言葉の問題ちょっと申し上げますが、精神薄弱者という言葉がいいか知恵おくれがいいかという問題、これは差別用語なのか何かとい...全文を見る
○粟森喬君 明らかに法の目的と施策の仕方が違うということがこのことで明らかになったと思うんです。具体的にこのことをこれからどうするかということは私は再三にわたってこれからもやるつもりですから、基本的な理念についてはそのぐらいにしておきます。  そこで、幾つかのことについてちょっ...全文を見る
○粟森喬君 私は、そういうやり方をすることによってどんな問題が出ているかというと、これは単に精神障害者だけじゃなく、内部疾患と言われる、非常に心臓の重い病気にかかって完治が不能の人などなども入れて、内部疾患者も含めたそういう運賃割引制度をやってほしいというのがまず基本です。ところ...全文を見る
○粟森喬君 言葉の問題で、確かに精神障害者という言葉の問題と薄弱者といつ問題、それから内部疾患者という言葉の問題、これらはいろいろと使い方、使われ方、それぞれの人権を尊重していろいろと考えられておるのはわかります。しかし、私どもが考えたときに、精神薄弱者というのは一つの言葉の概念...全文を見る
○粟森喬君 次に、保育の問題についてお尋ねを申し上げたいと思います。  先ほど来、同僚委員からも日本の出生率が減った原因やその環境をどう改善していくかということがありましたが、私は保育所の問題は非常に重要だと思います。といいますのは、今社会的な要請でもあるし、男女雇用均等法がつ...全文を見る
○粟森喬君 その上でさらにここは意見をもっとお尋ねをしたいと思います。  いずれにしても、保育問題がそういう意味で重要性があるという認識では一致をしているわけですが、現状を言いますと、一つは保母さんの労働条件の問題もそういう意味で言うと事実上二交代制ぐらいにしないとできないとか...全文を見る
○粟森喬君 労働時間を短縮すればそれだけたくさんの保母さんを確保しなきゃならぬ、こういう問題もございますから、その辺はこれからも十分やっていただきたい、こういうふうに思います。  そこで、在宅福祉、いわゆる福祉マンパワー対策について幾つかちょっとお尋ねをしたいんですが、先ほど勝...全文を見る
○粟森喬君 私も市町村の関係者どこのことについて話をしたことがございます。潜在的な需要というのはどこまで言うのかということも含めて、これ全部掘り起こしたら、とてもじゃないがそんな十万なんかでやれるはずはない。厚生省はそんなことをまさか行政指導しているとは私は思わないが、現状を正確...全文を見る
○粟森喬君 私は、きょうは時間が相当限られていますので、あわせてこれは検討でこれからもやっていただきたいと思います。私は、いわゆる寝たきり老人をなくすというふうないろんなこと、デイサービスとか、それから障害者のためのデイサービスも含めて、社会福祉法人のあり方というのをちょっと見直...全文を見る
○粟森喬君 今のような答弁を聞くために私質問したんじゃないんです。そういうあり方じゃならない。かなり簡便にやれる、その責任が明確なら。今の程度の範囲の話なら、別に過去の解釈と変わらないじゃないですか。変えうと言っているんだから。  もうきょうは時間がありませんから、最後に一つだ...全文を見る
○粟森喬君 水道管にこれが流れていくということの証明などが幾つかの資料でありますが、このままでは、特に耐用年数が三十年と言われる中で、二十年たつと非常にアスベストの水道管が劣化をしますから、このことに対する強力な対策をつくることと、この問題に対する見解をお伺いして終わります。
09月17日第121回国会 参議院 厚生委員会 第4号
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○粟森喬君 私の方から幾つかのことについてお尋ねを申し上げたいと思います。  今、同僚議員の沓脱さんからもお話があったわけですが、老人医療のいわゆる有料化が入った時期は私は労働運動の現場におりました。この制度が導入をされると将来のお年寄りの年金や医療について大変大きな変化がある...全文を見る
○粟森喬君 私は今の厚生省の見解を聞いていて非常に感じるわけでございますが、厚生省が発議をしなかったらそれについては論議ができないというか、もちろん我々は国会議員ですからそのことについてはやいのやいのそのときは言いますが、基本的な問題としては見直しもやらない、スライドについても歯...全文を見る
○粟森喬君 私は今の答弁でやっぱり納得できません。またさらに質問する機会もあると思いますから、納得できないということだけ明確に申し上げておきます。  その上で、ちょっと幾つかのことについてスライド制に関連をしてお尋ねをしたいと思います。  まず一つは、ここでも論議の中で出てき...全文を見る
○粟森喬君 審議会は厚生大臣の諮問機関でございます。私なりにその数字を書いたところも幾つか見ましたが、私はこれは拡大解釈も甚だしいと思います。省議決定でもない。正式な機関でもどこも決めてない。しかしお年寄りの医療の五%の本人負担をあたかも前提にしているというのは問題だと思います。...全文を見る
○粟森喬君 私は行政と立法のあり方から見てもお願いをしたいということについてきちんとしたけじめをつけるべきだと思います。きょうはこの問題について、これからのこともございますから、次回の質問までにその審議経過の資料を提出していただくことを重ねて厚生省と委員長に申し上げまして、このこ...全文を見る
○粟森喬君 私は、その部分について大臣とかなり見解を異にするというか、事実関係の確認をちょっとやらなきゃいかぬところが幾つかあると思う。例えば、入院のときに本人負担はこの程度ならいいだろうと言うけれども、現実には、本人負担というんですか、おむつ代だとかいろんなこと、これはうちにい...全文を見る
○粟森喬君 実務的にそのことが整理をできれば実施をするというふうに理解してよろしいのかどうか、その辺のところについてお答え願いたいと思います。
○粟森喬君 これからまた詰める機会があると思いますが、きょうはこの程度にしておきます。  私は、このことに関連をして多少申し上げたいのは、こういうところはやたらにアバウトで、あとの老人医療のところについてはやたらに、何といいますかお年寄りの医療を差別するというか、区別するという...全文を見る
○粟森喬君 私は今のようなことは別のことにもあると思います。確かに薬剤師がおるとか看護婦さんがたくさんおるところは入院管理料を変えるというのは多少の意味があるようだけれども、今度の公費負担なり老人の特定介護をするところの指定を、特定のところだけ五割にする、一般病院は三割にするとい...全文を見る
○粟森喬君 私もきょうはこれ以上細かく申し上げるつもりはございませんが、いろいろ申し上げても、先ほどの言葉に出ているように、一つ一つの医療の実態というのはお年寄りに対して幾つかの問題点を内包していることは事実でございます。したがって、老人の特性に合ったというのは、特性とは何かとい...全文を見る
○粟森喬君 それではお尋ねしますが、いわゆるOT、PTというもののこれからの育成の展望、これは厚生省としてどういうふうにお考えですか。これをお答えください。
○粟森喬君 そういう検討すべしという意見が出たことはわかったけれども、厚生省そのものがこれを具体的にどうやってふやしていくのか。当面いないということはわかりましたが、これは看護婦さんの問題と同様に非常に重要な問題だと思います。厚生省として具体的に来年度以降どういう計画を持っている...全文を見る
○粟森喬君 それでは、公費負担の五割となる対象の病院とそれ以外の病院についてちょっとお尋ねをしておきたいと思います。  今病院の場合、広告であるとか表示については幾つかの制約がございます。健康保険指定病院とか、それから何科と書くとか、あるいは老人病院とかいろいろ書くことがありま...全文を見る
○粟森喬君 私の聞いたことに的確に答えてほしいのは、老人病院とは書いてもいいのかいけないのか、そういうことは今の規定上はどうなっているのかということをはっきりお答えください。
○粟森喬君 ということは、老人病院ということを書いたらそれは行政指導なり法の概念からいったら違反ですね。もう一遍念を押してお尋ねします、私はそういうのを見たことがありますから。
○粟森喬君 違反かどうかを聞いておるのだから、そのことについて違反だとはっきり言ってください。
○粟森喬君 私は、最近老人病院という表現が何となくひとり歩きしている懸念、それからいろんなところでそういうことが言われている意味というのはこれから重要だと思いますので、まさにこれは行政指導なら行政指導の中で、特に公費負担が三割と五割になるわけでございますから、この辺の表示について...全文を見る
○粟森喬君 ちょっとその辺のところを私質問の予告のときにちゃんと入れていなかったので申しわけないところがありますが、比率でお尋ねしたいのですが、全体の病床といいますか、これの比率で言うと何%に当たるんですか。
○粟森喬君 もう次回でもいいから。
○粟森喬君 事前の打ち合わせも多少悪かったので、そこは次回で結構でございますからお願いしたいと思います。  私がここで聞きたかったことは、三割、五割という、一部のものを五割にして、一部を三割に残す。五割がふえたからいいんじゃないかと言うけれども、トータルでは相当まだ公費負担の比...全文を見る
○粟森喬君 私、実はさっき聞いた数字とここは非常に重要な関係があるのでもう一度申し上げますが、付添看護が要らない老人医療の施設が今の現状で何カ年ぐらいで実現すると思いますか。ここが一番問題なんです。現実にはそんな病院というのは余りないし、基準をいっている病院も少ないし、この部分の...全文を見る
09月18日第121回国会 参議院 厚生委員会 第5号
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○粟森喬君 まず、五十嵐参考人にお尋ね申し上げたいと思います。  私は、今回の老健法の改定に当たって、特に現役のサラリーマンと言われる層を代表する連合も大変なジレンマだったと思います。  一つは、健保組合が赤字になり、これは退職者医療も含めて健保組合の過重負担というのがこの問...全文を見る
○粟森喬君 次に、ドクターでございます岡本参考人と莇参考人に、同じ質問で大変恐縮でございますが、時間の関係がございますので、お願いをしたいと思います。  一つは、おむつを当てなければならないという症状というのは、看護制度なり介助の制度に多少問題があるんではないか。これは多少とい...全文を見る
09月19日第121回国会 参議院 厚生委員会 第6号
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○粟森喬君 私は、これまで衆議院で政府が原案を提案するまでに、いわゆる入院費と診察料の本人負担部分が概算で五%ぐらいになりますという数字を示したその経過と、今回衆議院でそれが修正されまして、物価スライドになったことによってこの数字の目標値が変わったわけでございますが、これまでの考...全文を見る
○粟森喬君 私もこの中間答申、この間に至る審議会の経過は公表されているものを見てもかなりわかります。五%と提案をして、今御説明のとおりそれがなくなったわけでございますが、それが定額に変わっています。特に世代間の負担でかなり困難だと、こういうふうに言われていますが、これは私は、今の...全文を見る
○粟森喬君 多少わかりましたので、その部分は今後のこともございますから申し上げておきます。  私は、厚生省が行政省として自由に自分たちの内部で意見を出すことも禁止をしているつもりもございません。それは外部の意見を聞くことも必要だと思います。私どもともある意味では法律を通すとき以...全文を見る
○粟森喬君 次に、私は老人保健安定化措置の対応についてお尋ねを申し上げたいと思います。  先ほどの岡光部長の経過説明の中でも多少触れられましたが、本来国の一般会計で負担しなければならないものを、いわゆる国庫負担分としては法律をつくりまして特別保健福祉事業として設定をしたわけです...全文を見る
○粟森喬君 きょうは大蔵省を呼んでいるわけでもないし、予算委員会でもございませんから、そこまで触れることは不適当かと思いますが、今、来年度以降の税収というのが相当厳しいというふうに一般的に言われています。そういう状況などを考えて、一方ではお年寄りがふえ年金支払い者もだんだんふえる...全文を見る
○粟森喬君 私は、年金積立金会計に返すときは当然元金も利息もつけて返すという性格だというふうに理解をしていますが、それは間違いないですね。
○粟森喬君 それでは、次の質問に入りたいと思います。  保険外負担で今一番問題になっているのは付添看護の問題、いわゆるお世話料とかおむつ料と言われていますが、私の方からおむつと言われる部分の問題について少しお尋ねをしたいと思います。  その前に、ちょっとお尋ねをしたいんですが...全文を見る
○粟森喬君 障害者の場合は、そういう重度という一般的に言うと大変厳しい判定についてさまざまな本がございます。たまたま政府委員の方や大臣もその日はおいでになりませんでしたが、今回私は参考人の意見ていたく感銘をしたのは、日本の社会制度の中でハンディがあってもお年寄りなうお年寄りという...全文を見る
○粟森喬君 今、大きな課題を論議するときにと言われましたが、私は、いずれにせよそういう状態といいますか、終末医療の状況とか、どうしても必要な人は出てくるけれども、これはできるだけ少なくしてもらいたい。そして、その中間過程には何らかの格好でここに対して一定の措置をしていく。そういう...全文を見る
○粟森喬君 在宅ケアや訪問看護制度の問題について、先ほどから同僚議員も何回も申し上げているように、日本の福祉制度の一つの欠陥というのは、医療が中心であって福祉全体のイメージがまだ描き切れていない。これはお年寄りの問題だけではなく障害者の問題もございます。そして、どうしてもやむを得...全文を見る
09月24日第121回国会 参議院 厚生委員会 第7号
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○粟森喬君 今回、一部負担について衆議院で修正をされて、消費者物価にスライドをすることになったわけでございますが、急激な物価上昇の場合にはスライド制そのものの発動を見合わせるべきではないかと考えますが、見解を求めます。
○粟森喬君 スライド制のあり方を総合的に検討するという場合の検討の仕方ですけれども、何が含まれて、それはスライド制の是非を含めて検討し直しをするという意味なのかどうか、お答えいただきたいと思います。
○粟森喬君 老人の負担能力を考慮しまして、過大な負担になるおそれが生ずるというのは、私どもの理解では物価上昇率が三%を超えた場合というふうに理解をしていますが、それでよろしいのかどうか、答弁を求めたいと思います。
○粟森喬君 保険外負担の中でお世話料やおむつ代が一番問題になっておりますが、本来、老人医療体制の中でおむつが必要であるという医療体制が大きな問題だと思います。そういうことを総合的に考えて、おむつ代を保険給付の対象としなければ、今後おむつの要らない医療体制を確立するためにこの過程は...全文を見る
○粟森喬君 保険外負担のもう一つの問題は、付添看護の問題でございます。これまた、今の医療体制の中で看護婦の不足であるとか、看護基準のあり方が問題だと思いますが、付添看護の是正に関する具体的な方策とプロセスはどうやっていくのか、お伺いをしたいと思います。
○粟森喬君 以上で私の質問を終わりますが、最後に一言申し上げておきたいと思います。  今回の老人保健制度の改正は、負担と給付のバランスを変えるためにとった措置でありますが、私ども、今現実にお年寄りに負担がふえるということに対して痛みを大変感じている立場でございます。したがって、...全文を見る
○粟森喬君 今回の法改正に当たりまして、国民の責務を新たに規定したわけでございます。  そこで、お尋ねをしたいんですが、この法案で第二条の二において、国民の協力に当たって一般廃棄物としないで単に廃棄物とした理由は何なのか。これは産業廃棄物に関する国民の協力を求めるということを想...全文を見る
○粟森喬君 三条で事業者の責務が一方でちゃんと書いてあるわけです。それで、一般的に国民と言われるときに、例えば法人格であるとか企業であるとかこういうものが入るのはごく常識的にわかるのですが、この法案の中では第三条の中で事業者の責務を明確にしてあるのでございますから、ここで言う国民...全文を見る
○粟森喬君 同じ答弁で単なる言い逃れにすぎないと私は思います。この辺のところはこれからの見解の中で明確に、いわゆる国民と規定をしたときには一般生活者としての国民の責務、後で具体的に今度新しくつくるボランティア活動といいますか、そこでもお尋ねをしたいと思いますが、産業廃棄物に対する...全文を見る
○粟森喬君 私は、政令でできることをやっていないことを行政の怠慢だというふうに指摘しているのでございます。比較的たやすいというふうに言われますが、一般廃棄物としてふえているのはいわゆる紙ごみでございます。紙ごみの処理の仕方も、これは燃やしてやるのか埋め立てに使うのか、そのまま埋め...全文を見る
○粟森喬君 今の点でございますが、今回の法改正で事業者の廃棄物、いわゆる紙ごみに対する責任はどの程度きちんとしたのかまだはっきりいたしません。生活環境審議会の答申では、この部分は明確に区分をして責任を求めるべきだ、特に適正処理困難物の引き取り責任などを含めて、費用徴収を含めて出さ...全文を見る
○粟森喬君 現状の取り扱いが地方自治体ごとに相当ばらつきがあるといいますか、格差がある。同じ法のもとでこれからやっていくときにこの状態、もちろん、例えば大都市とか地方都市によってオフィス用のごみの出方なんかも違いますから多少の違いはあってもいいんだけれども、私はかなりの違いがある...全文を見る
○粟森喬君 最後に、厚生大臣にちょっとこの辺のところの見解と決意をお伺いしたいと思います。  私は、今回の法律はそれなりに前向きであるし、一定の評価をできると思います。ところが、一番不満というか、不十分というふうに私が考えているのは、一般廃棄物の中に今言ったように事業用のごみが...全文を見る
09月25日第121回国会 参議院 土地問題等に関する特別委員会 第2号
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○粟森喬君 まず一つお伺いをしたいと思います。  地価動向調査でもかなりはっきりしてきたわけでございますが、土地の値上がりが一部を除いて鎮静化をしてきたことは、これは明確な事実でございます。しかし、これは非常事態的に金融政策上の土地に対する総量規制があったので、これをいつまで続...全文を見る
○粟森喬君 私がお尋ねをしたのは、その大都市を中心にしたところの土地の上昇が、単に抑制されるだけでは問題の解決ではない。したがって、どうすればそれが、少なくとも一つの標準で申し上げるならば、何回も出ているように勤労者の年収の五倍。五倍といいますが、これはローンを組みますと実質はも...全文を見る
○粟森喬君 計画が始まってまだ時間もたちませんから、今の段階でこれではだめだというふうに断定することもできないと思います。しかし、私どもが見ている限りでは、この傾向のまま相当力点を入れてやらないといけないところが、私どもが期待をしているような効果をまだ発揮するに至っていないという...全文を見る
○粟森喬君 答弁をそのまま素直に聞かせていただいて、今後また推移を見てこのことは何度もお聞きをすることになるかと思いますので、そういう意味で確認をして、時間の関係もありますので次に行きます。  まず、今そういう過程にある中で、だとすれば賃貸住宅をどうするかという問題。これも先ほ...全文を見る
○粟森喬君 私は、バランスで考えるべきではないし、それから地方公共団体が民間のやつを借り上げて提供するというシステムも実現の過程の中ではまだまだこれからという話でございますから、ここに私どもも一つの期待を持っているわけですが、バランスというより、より積極的にその部分を拡大していた...全文を見る
○粟森喬君 地価税の論議の過程で、地価税の税収は土地政策のために目的税的に使うべきだという意見を申し上げてまいりました。それは、経過の中ではそういうことにならないということですが、基本的にそういうふうに使いますという答弁が総理からあったわけでございます。今後の土地政策にそういうふ...全文を見る
○粟森喬君 都市計画の中で一つだけお尋ねをしておきたいと思います。  今度の中間報告の中で、大都市における都市計画のあり方で、指定容積の変更のあり方について、中間的でございますが、実際に使用されているものと容積率の差があることを指摘をし、このことの原因は何なのか。そして、一時凍...全文を見る
09月26日第121回国会 参議院 厚生委員会 第8号
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○粟森喬君 自治体の減量計画に関連をしまして、幾つかの点について質問を申し上げたいと思います。  一つは、今度の法改正の中で、廃棄物減量等推進審議会と廃棄物減量等推進員という二つのことをやることができるという表現で、「置くことができる。」「委嘱することができる。」という表現にな...全文を見る
○粟森喬君 住民の啓発と言われましたが、私はそれぞれの生活者の中でもごみをこれ以上余り出したくないという期待は非常に強いんです。減量計画の推進員というのは、私が申し上げたように、事業者の中で例えば火気取扱責任者みたいなものがあるように、減量に積極的にそういう意味で考える。コストが...全文を見る
○粟森喬君 私は、今の話を聞いておって思ったんですが、例えば敦賀なら敦賀が受け入れるときに、それは同意なんであって調和じゃないと思うんです。それをあえて「調和」にしたというのはどう考えてもよくわからないけれども、これはこの法律そのものがこれからも改正をされるときに、市町村のそれぞ...全文を見る
○粟森喬君 具体的にわかりましたが、私どもの立場からいえば、立入検査をしたり行政指導するだけでは限界があるのではないか、特に多量の排出者に対する具体的なことではかなり問題を持っているという点で。いずれにせよ再三にわたる政府側の答弁では、急に全部を法的に縛って罰則をつくるということ...全文を見る
○粟森喬君 ここで「全国各地で」という言葉を入れた意味について幾つかお尋ねをしたいと思います。  一つの例で申し上げると、乾電池処理問題のとき、昭和五十二年の時点ですか、たしか市町村長会が決議をして厚生省に申し入れたら、安全宣言をした、そして拒否をしたというか、ところが市町村が...全文を見る
○粟森喬君 適正処理困難物に対してさらにお尋ねをしたいと思いますが、第六条の三の第二項と第三項の関係を少し説明をいただきたいと思うんですが、説明を求める意味は、前段では当該市町村や適正処理困難物に対して一定の協力を求めることができます。しかし、第三項では国という立場で厚生大臣は所...全文を見る
○粟森喬君 私は、依然として適正処理困難物の扱いはまだまだ不十分だという立場で、ここはもう少し具体的に幾つかのことをお尋ねしたいと思います。  「市町村長は、前項の規定による指定に係る一般廃棄物になる前の製品、容器等の製造、加工、販売等を行う事業者に対し、厚生省令で定めるところ...全文を見る
○粟森喬君 厚生大臣にこの際、このことの扱いの中で、第六条の三の第四項で指定を行うに当たっては、所管大臣の意見を聞かなければならない、こういうふうになっています。所管大臣がこれはちょっとやめてくれというふうに言ったときには指定をしないという意味にとるのか、それともむしろ厚生省が主...全文を見る
○粟森喬君 次に、第二十二条関係についてお尋ねを申し上げたいと思います。  二十二条を見ますと、国庫補助のあり方について明記をしてございます。具体的に国庫補助の範囲を明確にした中で、「ごみ処理施設及びし尿処理施設の設置に要する費用」、二が「災害その他の事由により特に必要となった...全文を見る
○粟森喬君 いずれにせよ、今東京はもちろんのこと、大都市それからいわゆる集中した地方都市も含めて、最終処分場の確保が大変難しい問題になっています。特に地価が上がる、そして環境の問題も地域住民の人がかなり強烈な反対運動などをやっていっているのが現状でございますから、この種のことを法...全文を見る
○粟森喬君 いずれにせよ、これからの努力をお願いするということと、もう一つ市町村の生活系一般廃棄物の分別収集のあり方の問題で、同僚議員からも何回も意見が出ているところでございます。私は特に市町村のこの生活系の一般廃棄物というのは、原則それぞれ市町村の職員といいますか、基本的には職...全文を見る
10月01日第121回国会 参議院 厚生委員会 第9号
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○粟森喬君 最終的に確認をする意味で、国庫負担のあり方についてお尋ねをしたいと思います。  現行法の二十三条で国庫負担についてうたっていますが、最終処分場及び生活排水施設の国庫負担は、本来法律補助にすべきではないかと考えます。なぜしないのかということと、また、施設整備ができるよ...全文を見る
○粟森喬君 今の答弁で確認をしておきたいと思いますが、この間、市町村から計画が出されても国庫負担、いわゆる国の予算が十分でないことによって具体化がおくれるというようなことが出てこないように、十分配慮をしてやっていただきたいということを要望して、次の質問に移らせていただきます。 ...全文を見る
○粟森喬君 そうだとすると、リサイクルセンターの整備について厚生省がより主体的に、積極的にその促進を図るべきではないかと考えますが、答弁を求めたいと思います。
○粟森喬君 来年度以降そのことについて明確に方向性を出されたと思いますので、そういう意味で評価をしたいと思います。  今後の問題として、処理に当たりまして、一般廃棄物の中の生活系といわゆるオフィスのごみというようなものも区分をしながら、この種のリサイクルセンターの利活用について...全文を見る
○粟森喬君 麻薬及び向精神薬取締法の一部改正に当たりまして、今回の法律の第六十九条の六に おいて麻薬及び向精神薬の輸入、輸出、製造、製剤、譲渡、譲り受け、所持などの罪について国外犯を規定してございます。国民の国外犯以上にいわゆる国外犯を規定したというのは、国外犯というのは国家主...全文を見る
○粟森喬君 外国における麻薬犯罪を現実に取り締まりするときにどのように相手国で捜査上の協力があるのか、新条約の中でこの部分に該当するところはどこなのか、私の方でもちょっと調べてみたんですが、条約上の規定のどの部分でこの法の根拠を持ったのか、明らかにしていただきたいと思います。
○粟森喬君 そうしますと、逆のケースですね、外国に逃げていった場合、この場合も条約締結国は、条約に基づいて協力をしてもらえる、こういうふうに理解してよろしいんでしょうか。
○粟森喬君 次に、原料に対する一定の規制、基本的なものの中で、特に別表の第四を見ますと、アセトンであるとかエチルエーテルであるとか無水酢酸であるとか、これは一般の製造業、化学工場でかなり使われているものでございます。この部分について届け出義務を課している。しかし、その必要性につい...全文を見る
○粟森喬君 事と次第によるんだろうと思いますが、含有するものまで届け出をしろというふうに規定ではなっていますので、いろんなことが起きたときのことを想定すれば当然そうだと思いますが、含有するものまで一々チェックできるのかどうかとなりますと、さっき私が挙げた三点だけでもこれは大変なこ...全文を見る
○粟森喬君 マネーローンダリングについてはその程度にいたしまして、次にコントロールドデリバリーの問題についてお尋ねをしたいと思います。  先ほどから何人かの方が質問をされ、答弁をされているので、おおむねわかっているわけでございますが、この新設によって「規制薬物の散逸及び当該外国...全文を見る
○粟森喬君 余りよくわかりませんが、その辺はいろいろと新しい体制でございますから、かかることが余りないことを期待をしながら、最後の質問をいたします。  薬物の問題で、新法ができるわけですが、コカインというのは今までの麻薬などと違いまして、類型別に犯罪の実績を見ますと、事務職員と...全文を見る
○粟森喬君 日本はどういうふうにしているの、特別に。
11月21日第122回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第1号
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○粟森喬君 進藤先生にお尋ねしたいと思います。  いずれにしても、冷戦構造といいますか、イデオロギーで国家間の対立というのを語る時代が終わったことは事実でございます。結果としてそれが国連の例えば軍事的な調整能力をかなり高めるという意味では一つの意味があったし、まあ私なりに意見も...全文を見る
○粟森喬君 毛里先生にお尋ねしたいと思います。  脱社会主義といいますか、中国に対する評価を出されたわけでございますが、中国の指導部というんですか、中国の現状は国内における貧富の差がかなり開いてきている。特に今天安門が批判の中心だというけれども、むしろ経済的に優位に立った特区の...全文を見る
○粟森喬君 山澤先生にお尋ね申し上げたいと思います。  一つは、今日本における非常に難しい問題は貿易摩擦です。すべての国から貿易摩擦と言われて、輸入をふやしてくれ、こう言われている。ところが日本は、もう入れるものは入れて今足らないものはない、いろいろ言われるから内需拡大をやたら...全文を見る
12月17日第122回国会 参議院 厚生委員会 第1号
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○粟森喬君 私はまず、在宅福祉政策を中心にして厚生省並びに厚生大臣の姿勢についてお尋ねをしたいと思います。  厚生省が大変な肝いりでゴールドプランを言い、そしてこれからの福祉政策は在宅といいますか、できる限りノーマライゼーションとか地域社会の中で福祉政策を充実させよう、こういう...全文を見る
○粟森喬君 大臣、今の答弁をお聞きして、状況はおわかりだと思うし、努力されるということはわかったんだけれども、私は在宅福祉をやるときにデイに当たる部分、この部分を少なくとも家族の者じゃない人が何らかの介護を必要な者についてはするという前提で物を考えないと、大変実態を申し上げてなん...全文を見る
○粟森喬君 私は、財政上の問題もあると思いますが、社会政策理念としていろいろなことをやっていただきたいと思います。  一つの例で申し上げると、さっきもちょっと同じような趣旨の発言がありましたが、例えば小学生から中学生、高校生、大学生を含めて学校でどうするかという問題もあるんだけ...全文を見る
○粟森喬君 私、徴兵をやれと言っているんじゃないんで、いわゆる義務概念から出ながら義務と奉仕の精神というのはある意味では紙一重というところがありますので、そこを変えていくのが長期政策であり社会政策だということで、これからぜひともそういう制度の検討をお願いしたい、こういうふうに思い...全文を見る
○粟森喬君 それで結構でございます。文部省の態度は大変頑迷でございまして、私はそういう意味では厚生大臣とともに、そういうことについて地域社会の仕組みを変える意味でみんなで積極的に問題を考えていくという、ぜひともお願いしたいと思います。  そこで、ちょっとお尋ねをしたいと思います...全文を見る
○粟森喬君 改めて論議をする機会もあると思いますので、きょうはこのぐらいにしておきますが、一つだけ国内法の関係で、この国際障害者の十年の中で国際的に見ても非常に大きな問題は、アメリカでADAといわれる障害者基本法が制定されたことだと思います。  この法律は、いわゆる障害者に対す...全文を見る
○粟森喬君 今、大臣の答弁で結構でございます。  いずれにしても、一つの専門分野が問題提起するというよりも、私は社会の枠組みの中で障害者というか、それから老人福祉も、結局健常な人がどこかで肉体的な障害を持つ、知的障害を持つということが障害者でございますから、そういう理念、概念を...全文を見る
○粟森喬君 最後に、全く別の問題で薬事行政の問題についてお尋ねをしたいと思います。意見も含めて申し上げます。  大塚製薬のアーキンZ鏡60の症例報告が捏造されている。不幸なことにこれが原因というか、それは断定するのもまた皆さんの立場からしたらできないんだと思いますが、そういう点...全文を見る