案納勝

あんのうまさる



当選回数回

案納勝の1975年の発言一覧

開催日 会議名 発言
02月25日第75回国会 参議院 決算委員会 第5号
議事録を見る
○案納勝君 私はまず郵政の、そして電電関係の決算についていまから質疑をいたしますが、まず冒頭に、本日は具体的な幾つかの問題について質問をいたしたい。したがって、村上郵政大臣に対する質問は事務当局へ質問をする過程で大臣の見解をお聞きをしたいと思いますので、そういう立場でお聞き取りを...全文を見る
○案納勝君 法令の十二条で、または施行令で毎年一回三月三十一日までに所管大臣に報告をされることになっています。郵政省はいま省内に連絡協議会を持って具体的に進めていると報告をしていますが、この法定雇用率一・六%充足をする、そういう意味では百九十九名程度の採用が必要だということがこの...全文を見る
○案納勝君 達成に努めたいと、こう言う。現実的にいま一・五二%の充足不足、三月三十一日に労働省に報告をする、すでに百七十名のまだ事実上の充足の不足分がある、達成に努力をしたいというんじゃなくして具体的に身体障害者の採用について職安なり関係当局との打ち合わせや具体的な施策というのが...全文を見る
○案納勝君 その辺についての後の問題に関連しますから先に進みますが、いま郵政、電電の採用のやり方、どのように指導されていますか。たとえば一般の職員の採用と同じように、採用の募集を行うのか、身障者の場合の取り扱いは別に採用のやり方をとっているのか、この辺を具体的に説明をしてもらいた...全文を見る
○案納勝君 労働省にお尋ねをしますが、身障者の雇用促進について、雇用達成率が今日低過ぎるということで、十七日、新年度から雇用率の低い企業名を公表する方針を決めたと、こういう記事が二月の十八日に新聞で報道せられておりますね。で、今日、全体の産業の身障者の雇用の状況というのはどのよう...全文を見る
○案納勝君 私は郵政省にお尋ねしますが、いままで郵政省の答弁を聞いていると、連絡協議会を設ける、あるいは今後公共職業安定所との連絡を密にしながら行いたいといった答弁しか繰り返されていません。現実にすでに一・六%の雇用率に満たない現状にありながら、いま労働省の方から答弁がありました...全文を見る
○案納勝君 もう一回労働省の方にお尋ねしますが、身障者の雇用促進審議会の答申にある、身障者雇用促進法によるところの身障者というのは何を指しているものか。身体障害者福祉法第四条に基づいた十八歳以上の者で、都道府県知事から手帳交付を受けた者を指すのか、この辺を明らかにしていただきたい...全文を見る
○案納勝君 ほぼ同じだというのはどういうことですか。
○案納勝君 それで電電公社、郵政省にお尋ねしますが、過般、読売新聞で「看板倒れ身障者雇用」「電電公社が〃難題〃」「ハシゴ登れて立ち作業2時間」と、こういった新聞記事が出されています。この基準はその記事の内容によりますと、採用をするんだがきわめて厳しい採用の条件が示されている。とこ...全文を見る
○案納勝君 これは東京の電職関係で条件なんだが、ドライバー、ニッパーなど工具類を自由に使えるほか、微小部品を取り扱えること、一日七時間程度の勤務時間中一回の立ち作業が二時間程度の可能なこと、四キログラム程度の物を約十メートル持ち運びすることができること、はしご、脚立などに登りおり...全文を見る
○案納勝君 最後に、身障者問題の最後ですが、郵政省に資料の要求について、さきの逓信委員会でも要求しておいた、各郵政局別、地方別に身障者の雇用の状況を早急に調査をして出してください。ある局に行くと、その局長が、だれが身障者かわかってないというような局が郵政省にはざらにある。それは全...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、別な課題で質問をいたします。郵便の問題について幾つか具体的な答弁を求めたいと思います。労働省はけっこうです。  大臣も御存じのとおり、郵便に求められているのは基本的に安全、正確、そして安定した速度による送達だと思います。今日きわめて重大な段階にあると思いま...全文を見る
○案納勝君 しかし、いま九〇%程度と言われましたが、私の資料によると四十八年、四十九年の段階になって、たとえば四十九年九月では自局管内あては八五・八%、主要局あては七九%というふうに暫時下降線をたどっているというのが現状のように資料で伺っている。  なお、ここで私お聞きしたいの...全文を見る
○案納勝君 それでいま郵務局長から答弁ありましたその中で、四十九年の三月一日深夜便の航空搭載が廃止になり、これに伴って郵便のおくれは二百十万通程度だと、これは三月。速達が約二十五万通、これは半日、通常については一日おくれが出るというふうに石井郵務局長が昨年の三月の予算委員会で答弁...全文を見る
○案納勝君 郵務局長は、先ほど省内の基準と公表された郵便日数の問題についての説明がありましたが、この公表された郵便日数の確保状況がこのように最近急激に、何といいますか、先ほど申し上げたように、九月で主要局あて七九%、自管内では八五・八%、下がってきている。ちなみに四十六年十月では...全文を見る
○案納勝君 それは少し違うんじゃないですか。私は、四十六年から四十九年に見て、労使間の三六の締結がおくれるから、労使間のそういった紛争が長引くから郵便物がおくれてきているというよりも、現実的にいま言われる三六を結ばなければ、要するに時間外の労働をしなければ郵便物の流れを正常にする...全文を見る
○案納勝君 私は、石井さんの言われるのは言い逃れにしかすぎないと思うのです。郵便省自身も認めているじゃないですか。先ほど私がちょっと言った、四十六年十月一日発行の「明日の郵便事業のために」という中に、「今後ますます増加する需要に対し、機械化による省力策が可能な分野が必らずしも多く...全文を見る
○案納勝君 これは、常時月二十日以上、六カ月以上という数字ですね、勤務している。ということは、これらの非常勤の皆さんは、非常勤という安い賃金で四千七百名という膨大な人が、本務者と変わらず仕事をしているということなんです。この非常勤の態様についてお尋ねしますが、人事院は四十五年十月...全文を見る
○案納勝君 ここに、四十九年十一月二十四日、読売新聞が、「郵政に一言」という投書欄で投書を求めたとき、これは大臣もよくお聞きいただきたいのですが、郵政の内部から投書が出されている。幾つか紹介をしますが、「いくら走っても配達終わらぬ」「超勤をしなければ終わらない大量のダイレクトメー...全文を見る
○案納勝君 大臣、どう思いますか。
○案納勝君 まあ大臣の昔話は、これは大分あの当時と違うんですよね。大臣が第一回、二十年前に大臣になられたときともまたいまは違う。しかし、いま私が言ったように、二十八日の勤務の中で二十一回夜勤が続き、日勤は二日しかないという状態、これが普通なんですよ。先ほど言ったように、これはいま...全文を見る
○案納勝君 大臣の答弁はありましたが、私はいま具体的なそれについての見解をあるいは施策を求めても、それは無理だと思いますが、ただ、要員上の問題で政府との関係もあることは認めます。ただ、郵政事業の場合はやっぱり働いて、それでその上で実は郵政事業の中でそれらの収支について相償の立場を...全文を見る
02月26日第75回国会 参議院 決算委員会 第6号
議事録を見る
○案納勝君 私はいまから労働省にかかわる問題について幾つか質問したいと思います。  きょうは主として、時間の関係もありますから、雇用保険法が制定をされて、これは四月一日から施行されますが、なかんずく一月一日から施行されています雇用調整給付金制度について少しただしたい、御見解を承...全文を見る
○案納勝君 大臣の見解を承りましたが、今次春闘の中で、昨年の春闘と絡めながらきわめて政治的にも大きな問題を抱えている公共企業体等のストライキ権、賃金問題、これらについてはいま大臣が言われたように、どうやって勤労者の生活の安定と福祉を確保していくのかという立場に立って、もっとも介入...全文を見る
○案納勝君 いま報告をされた今日までの、二月六日現在の件数を見てみると、言われるとおり、休業度合といいますか、そういうものが大企業よりも中小企業の状態が深刻であるというのが浮き彫りに出されておりますね。それだけに先ほど私が触れましたように、今次の不況というのが原料高の製品安、そし...全文を見る
○案納勝君 大臣ね、いまこの雇用調整金が発動をされていくだけでは、実はいま言うように、今日の中小企業の置かれている状態というのは救えないと思います。私は念を押すわけじゃありませんが、いま申し上げた幾つかの課題というのは、私は緊急の課題だと思います。それだけに大臣の方で、一つは先ほ...全文を見る
○案納勝君 遠藤さんに重ねてお尋ねをしますが、たとえばこれは新聞にも載ってましたがね。東洋紡あたりでは昨年の十月、二千二百名希望退職をさせる、そして三ヵ月後には解雇を撤回、再雇用した。それで他の工場では御案内のとおり雇用調整金、要するに雇用保険法の通過と——これは推定です。要する...全文を見る
○案納勝君 それじゃもう一回重ねて聞きますが、たとえばこの雇用調整給付金の業種指定の基準ですがね、これは生産量と労働量でとるといいますか、いずれにしても残業時間数や求人、求職者数、こういったものを出して、最近三カ月間に五%以上下回らぬ、あるいは最近月で一〇%以上は下回らぬと、こう...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、細分類、小分類、あるいは今度の追加指定等の関係で中小企業を中心にして救済ができるわけですね。  それじゃ次に時間もありませんが、進みますが、ひとつこれは労働大臣に大いに骨を折ってもらわなければいかぬと思うのですが、この雇用保険法についても、いずれにしても大...全文を見る
○案納勝君 大臣、五十名じゃ足らないんじゃないかね、これだけのことをやるには。私はよく知っているから心配するんです、労働省の内部の事情も。だから、これだけの——ある意味では大変な実は時であるし、内容的にもどう取り扱うかについて大変重要です。五十名というのは各地方の職安に落として同...全文を見る
○案納勝君 昨年の十二月三日に行政指導の文書を出されましたね、基準局長の名前で。で、それに基づいて各地万段階でもその未払い賃金の解消問題については取り組まれていると思いますけれども、これはまさに実は倒産その他によって起こることですが、働いている勤労者にとってはまさに生活の破壊です...全文を見る
○案納勝君 大臣の答弁をもらう前に、時間がありませんので、もう少し大臣に答弁の補足をしていただく分について。  いま私は、去年の十二月二十四日に社労で大臣から答弁された救済制度について、もう一歩進め、時期的にも繰り上げてと、こういうふうに見解を求めているのですが、あわせて私は、...全文を見る
03月11日第75回国会 参議院 社会労働委員会 第3号
議事録を見る
○案納勝君 津山先生があと二十分ばかりしかないということですが、一つは、津山先生の見解をお聞きしたいのですが、先天性あるいは後天性、こういうことで先ほど言われました、津山先生としては、わが国の二十一年以来の四頭筋短縮症の患者をどのように両者の関係を判断をされますか。要するに、先天...全文を見る
○案納勝君 ちょっと関連して。先天性か後天性かの問題ですが、いま説明を聞きましたが、それじゃあなたの——あなたは大腿四頭筋問題検討委員会の委員をやっておられますね。この中で検討をされた中で、今日まで直接患者を臨床されアンケートをとってこういう結論を出される過程で、何%が実際に先天...全文を見る
○案納勝君 私はいままで各参考人の意見を拝聴いたして重複しないようにお聞きをいたしますので、簡潔に御答弁いただきたいと思います。  まず最初に、坂上参考人ですが、坂上さんが大腿四頭筋短縮症の検討委員会の答申なるものを委員長として日本医師会長に答申をされております。私は、医師会の...全文を見る
○案納勝君 これはあなたに代表して言っているような、いずれにしても、医者として、今回の問題、この種の問題については、責任はお感じになるわけですね。
○案納勝君 あなたのこの報告書の中に薬の問題が提起されています。ここでは簡単にお聞きしますが、その薬の成分に問題があるのか、薬の使い方あるいは注射の仕方に原因があるのか、どちらにあるのですか。
○案納勝君 それでは、もう一回これは宮田先生にお尋ねをしますが、いま先ほどからの質疑の段階で津山先生は九九・九%注射にある、いまもありましたように、いずれにしても注射、そして、薬によって、その使い方あるいは注射の仕方によって患者が発生している、こういうことになりますと、私は、よく...全文を見る
○案納勝君 時間も余りありませんから大事なところだけお聞きをしておきます。  一つは、これは坂上先生にちょっとお尋ねします。いまこのように短縮症が起こってきて、学会で取り上げられ、そして医師会で報告をされる、こういう場合に、早急に再発を防ぐための指導は、今日の段階で学会がやって...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、現実の問題と医者に対する指導というものは、行政機関の厚生省の場合、どの程度のことを行っているんですか。
○案納勝君 いずれにしても、これは席を改めてやることになりますが、今井先生それから西中山さんにお伺いしますが、厚生省がいま検診を全国でやっていますね、その検診基準、それから先ほど問題に出された育成医療について指導していますね、この指導、たとえば乳幼児及び三歳集団健診、これで果たし...全文を見る
03月14日第75回国会 参議院 決算委員会 第7号
議事録を見る
○案納勝君 いま青井先生のお話や遠藤先生のお話を聞きました。そこで、青井先生の言われた、少数の者が間違いがあり、誤りがあるので、大多数をそういう目で見ては困ると。私は、先ほど峯山先生が言われた臨調の答申の内容には触れませんが、いま問題になっているのは、少数の人がそういった行為があ...全文を見る
○案納勝君 そういう状態を、先生ね、一部の人の誤りや一部の行き過ぎがあって、それでそのことを批判することによって全体を見ちゃならないと、私は逆だと言うんですよ。  また同じように渡り鳥人事じゃなくて、疑惑の持参金つきにしても同じですね。これは総理府や建設省の労働組合が発表したや...全文を見る
○案納勝君 はい。こういった点は私は、単に疑惑だけでは解決しない、本質的にいまの人事院、国家公務員、あるいは退職金、給与問題についての規制というのはいまの政府じゃ私はできないと思う。閣議了解事項をやったってこういう状態です。やっぱり与党先生方の皆さん方の御協力を得て、この国会の場...全文を見る
03月18日第75回国会 参議院 予算委員会 第11号
議事録を見る
○案納勝君 私は、最初に、副総理である経済企画庁長官に見解をまず冒頭にお承りをしたいと思います。  三木内閣は今日まで、あらゆる場で社会的不公正の是正、それを重要な政策の柱として主張した。また、政治姿勢として対話と協調、このことを政治姿勢として強調された。今日まで特にインフレ不...全文を見る
○案納勝君 重ねて副総理にお尋ねしますが、ということは、今日課題になっている、特に三月の十五日あるいは二月の十日、最低賃金やその他の要求について政府に対する具体的な回答を求めていますね。私は、今日の春闘段階で、副総理やあるいは労働大臣は口を開けばインフレ、物価と賃金の悪循環、こう...全文を見る
○案納勝君 それじゃ取り入れられる問題について前向きにと、具体的なものがあるというふうに理解をしまして、労働大臣にお尋ねをします。  現在の最賃法による現状をどのようにお考えになっているのか、さらには、全国一律最賃制についてはどのように考えておられるか、この辺についてお尋ねしま...全文を見る
○案納勝君 いま答弁されたのは後ほど論議をするとして、現在、地域別最賃はどの程度の金額になっていますか。
○案納勝君 それは現在の平均賃金の何割ぐらいになりますか。
○案納勝君 そこでお尋ねをしますが、先ほど労働大臣は、三千六百万の就業労働者の中に、今日のその最賃の適用者というのは、救われているのは約一割。しかし、最賃の今日適用されている労働者数は何ぼあるんですか。
○案納勝君 それではもう一回お尋ねしますが、地域別最賃の適用を受けて、そのことによって救われている人は何人ぐらいおるのですか。
○案納勝君 先ほど東村基準局長から説明をされた、平均賃金の何割に現在の地域別最賃がなっているかということについては、これはたとえば五人から二十九人以下については四五・六%だと、以上については三九・三%だという説明ですが、この中には当然地域別最低賃金制によって救われてきている、ある...全文を見る
○案納勝君 そうしますと、結局いまの地域別最賃の適用をされている、この金額で救われている人たち、一割程度というと——三百二十六万からおるわけですね、で、この三百二十六万ぐらいの一割程度の人が最賃で救われている。その人たちは東京では千七百九十四円、一番安いといわれる地域最賃の福島県...全文を見る
○案納勝君 それではもう一回お尋ねしますが、いま生活保護世帯で、全国を四等級に類別をして各級の金額が支給をされていますが、これらの金額について、特に指定都市である一級地、二級地、三級地、四級地、幾らぐらい支給されていますか。
○案納勝君 それで私の手元にある生活保護世帯の労働省社会局の調べでは、一級地が、現行ですが、六九年十月一日で月額六万五千二百九十五円、四月から改正をされて七万四千九百五十二円、二級地は現行で五万九千五百六十一円、四月から六万八千二百六円と、四級地の一番金額の少ないところで現行四万...全文を見る
○案納勝君 あのね、生活保護基準よりも下回り、しかも標準生計費よりも、その半額にも満たないような状態で、現実に生活ができる、こういうふうにお考えなんですか。たとえ三者構成の委員会で決められた金額といえども、それで今日のインフレ、不況の中で生活していけると思っておるのですか、まずそ...全文を見る
○案納勝君 その公労使三者構成というのが、国際水準から見ても、ILO二十六号条約から見ても正しく適合しているというふうにお思いですか。
○案納勝君 わが国の三者構成の場合の問題があることを東村さん認めていますが、いまの三者構成は公益主導型であり、労働省主導型の結果になっていませんか。
○案納勝君 それじゃ、労働大臣にお尋ねしますが、今日現在の地域別最賃が決定をする過程において、各地方で問題になっている、労働省基準局が失対賃金を上回るような地域最賃は決めては困るということで指導をした事実について大臣はどのように理解をされているのか、あるいは、これらについて大臣は...全文を見る
○案納勝君 もう一回お尋ねをしますが、現実に審議会の三者構成というのは、労、使、公益三者同数ですね。
○案納勝君 ILOの二十六号条約、百二十一号条約の審議に当たった五十三回総会からの経過で、これらの最賃に関するILO二十六号条約が生まれた経過について、さらには国際的に各国、イギリス、フランス、西ドイツ、さらにはアメリカ等の最賃の現状はどうなっているのか。
○案納勝君 わが国の最賃制が国際水準を下回ってないと先ほど答弁をされましたが、どこが現実に下回っていないか、具体的な例を挙げてください。
○案納勝君 具体的に私が先ほど申し上げた国名、国の最賃の決定の状況、最賃決定機構について説明してください。
○案納勝君 手元に資料がないというのは答弁できないことじゃないですか。ILO二十六号条約の過程で、最低賃金の決定の基準と運営というのはあくまで労使間の賃金決定の機構に沿って最賃は決められるべきだと、このことが基本になって五十三回総会でILO二十六号は決められてきているんです。それ...全文を見る
○案納勝君 あなたそう言うけれども、地域最賃の過程で、群馬やあるいは各地方で、現実にもめて決まらないじゃないですか。三者構成といっても、ILOの条約の中では、公益委員、中立委員を選出するときには労使双方の同意を得るようにと、こう言っているんです。いまわが国の場合の三者構成というの...全文を見る
○案納勝君 それでは今日の審議会を改組して、三者構成の労使の同意を得て任命するという形はとる気はないということですか。
○案納勝君 それじゃ労働大臣、はっきり同意を得てというように書いても構わぬじゃないですか、そういうように修正をしてもいいんじゃないですか。
○案納勝君 私は、現在の法律をそのように変えなさい、こう言っているのですが、変える意思はありますか。
○案納勝君 もう一回。さらに、フランスであるいはイギリスでとられているように同数の委員というのでなくして、たとえばフランスの場合は労使各十六名、家族組合連合三名、政府代表三名、労使でまず話をし、その中に公益、中立、政府代表というのが入る。あるいはイギリスの場合は、労使を代表するの...全文を見る
○案納勝君 円満に解決してないから四団体の要求が出ているんじゃないですか。円満に解決しているなら、そんな要求出ないじゃないですか。しかも、先ほど言うように、決められているやつは労働省主導型で決められ、失対賃金を上のあることについては絶対に認めないというやり方をやる。おまけに金額的...全文を見る
○案納勝君 労働団体の柱は、要求されているのは、賃金委員会をつくって労使の賃金決定のルールに基づいたようなそういう形での賃金決定をしなさい、賃率を決めなさい、その上に立って全国一律最賃制を決定をしてもらいたい、こういう要求のはずです。あなたはそういうふうに要求書受け取っていると思...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、このくらいでこれはとどめておきますが、先ほど大臣が答弁の中で言われましたね。全国一律最賃制を実施するに当たって実効ある措置をなかなか伴うことが困難だと、したがって、全国一律最賃制というのは今日の段階では考えられない、こういう答弁だったと思いますがね。私はいま...全文を見る
○案納勝君 同じく、大臣はそういうふうに四十五年の九月八日に答申をされた内容を読まれたと思うんですが、しかし、現実的に今日の段階では地域的な格差というのは減少をしてきているんじゃありませんか、どうですか。
○案納勝君 もう一回。
○案納勝君 それじゃ、四十五年段階で東京と各地方との地域格差はどのくらいですか。
○案納勝君 四十年は。
○案納勝君 私がいま質問をしているのは、東京だけ、たとえばそれを一〇〇としてほかのところを全部それに直せと言っているんじゃないんですよ。最賃制ですから全国なべてナショナルミニマムとして一定の基準をつくった上で出ているところ、それについてはそれなりの措置をするとしても、最低の基準と...全文を見る
○案納勝君 議論を交わされているんじゃなくて、私はここであなたの見解聞いているんですよ。このことが今回の春闘問題などと絡んで、現実にあなた方、先ほどの副総理じゃないですが、対話と協調ということで、春闘の重要な課題として具体的な内容をもって話を詰めるという、そういう姿勢でいま話し合...全文を見る
○案納勝君 大臣、どうですか。
○案納勝君 何です、いまのようなとおりというのは何ですか。もう一回。
○案納勝君 それは労働大臣、この問題については具体的に中身を詰めて、具体的な答えを持って四団体その他とのこの春闘の中での決着を図りたい、こういうことですか。
○案納勝君 私が言っているのは、今日の日本の場合に、いまあなたの答弁の中で払えるところもあるとかないとかという話もありますけれども、中小企業を中心にする今日の不況の段階で、全国最低賃金制というのは、いまや労働者の保護法じゃない、そういう社会的側面じゃなくして、全般的な経済的側面と...全文を見る
○案納勝君 そういう答弁をするから、実際に三木内閣は風鈴じゃないかと言われるんです。現実の課題として、最賃制というのは先ほど私が言ったように、労働者の保護法というよりも、みずからの賃金、みずからの生活権を守る問題につながっているんですよ。ヨーロッパの労働運動の歴史を見たってそうじ...全文を見る
○案納勝君 いま労働大臣の答弁の中に、誠意を持ってやるということなんですがね、具体的にこの問題の解決が、労使というよりも、今日の経済的社会的な面から持つ意義が大きいだけに、私は野党四党で具体的な共同修正案を提案をしようという準備をしています。誠意を持って四団体等と話し合うというこ...全文を見る
○案納勝君 違法ストというのは何ですか、それは。あなたは労働大臣で、最賃問題をめぐって国際的に今日までの経過というのはよく御存じでしょう。最賃というのは、労働者の具体的な生活にかかわる問題なんですよ。それが、あなたの言う制度であり違法ストだとは何ですか。そういう感覚で労働行政をや...全文を見る
○案納勝君 最賃問題は一応この程度にしまして、時短問題についてお伺いします。  すでに二月一日の衆議院の予算委員会でも三木総理は、週休二日制は私は賛成だと、こう言っております。週休二日制が世界の趨勢であることは御案内のとおりですが、早急に実施をする、踏み切る用意があるかどうか、...全文を見る
○案納勝君 一人当たり国民所得千ドル以上の国の週休二日制の実施状況について説明してください。
○案納勝君 全く労働省は何を勉強しているのか。外務省の調べに明らかになっているじゃないですか。実施をしていないのは日本とクウェートだけです。あと千ドル以上の各国の中で、週休二日制を実施していない国というのはないんじゃないですか。
○案納勝君 ここにあるじゃないですか。見なさいよ、これ。
○案納勝君 人事院の総裁お見えになっていませんね、人事官ですね。お尋ねしますが、人事院は四十八年、四十九年と勧告をしていますね。その勧告のその後の経過について、どうなっていますか。
○案納勝君 重ねて質問します。  試行実施についてのめどは、人事院はどう思っているんですか。
○案納勝君 総理府総務長官にお尋ねしますが、人事院勧告を受けて総理府として検討をされてきていると思いますが、たとえば閣議なり、各省庁横断の協議なり、今日までやられてきた経過について。
○案納勝君 いま検討されているようですが、具体的にこれを発車するというめどを、どのくらい、どこあたりに置いているのですか。
○案納勝君 人事院の島田さんにお尋ねしますが、人事院としては、五十年度の勧告ですね、本年の勧告の中には、この時短の問題について勧告は当然盛られると思いますが、そのように理解していいですか。
○案納勝君 それでは大蔵省にお尋ねしますが、世界の銀行で、週休二日制、土曜閉店をやっている国は何カ国ありますか。
○案納勝君 これを実施したことによって、各国の段階で、社会的不安か経済的混乱が起こったような事例がありますか。
○案納勝君 そうだとすると、すでに五四・七%、四十九年の人事院勧告の資料によっても五八・八%、これがすでに週休二日制を実施をしておる、完全ではありませんが。とすると、銀行の場合に週休二日制、土曜閉店ということで全体の趨勢として踏み切っていいと思いますが、いかかですか。
○案納勝君 二月の一日の衆議院の予算委員会では、全銀協の会長の佐々木さんが、これらについての銀行の週休二日制については基本的に賛成だ、こういうことを明らかにされていますね。さらに全銀協の人事委員会等でも、五十一年度を目標にして週休二日制の方向というものをお互い確認していますね。そ...全文を見る
○案納勝君 もう一回重ねてお尋ねしますが、いま外国為替業務は土曜日はどうなっていますか。
○案納勝君 大蔵大臣にお尋ねしますが、大蔵大臣も同じく衆議院の二月四日の予算委員会等で、銀行の週休二日制について、銀行法十八条の改正問題について、これらについて閣議に諮って二日制の問題の実現について努力をする、こういう意思表示がなされているやに承っていますが、いま全銀協の側につい...全文を見る
○案納勝君 大蔵大臣、いま言われて、単に十八条だけの改正だけでは十分ではないと私も思います。しかしながら、現実に、趨勢的にも銀行側においてもこれらについてすでに準備作業に入るという現状、あるいは国内の、あるいは国際的な状況においても時短問題、週休二日制というのは時代の趨勢だ。私は...全文を見る
○案納勝君 大蔵大臣、いま金融関係の企業では、そのほとんどが実質的に週休二日制を実施をしているんですよ。その内容は、土曜日における職員を半数ずつ交代で休ませるといった変則的なやり方なんです。そのために土曜日の業務というのは、皆さん御案内のとおり大変にふくそうをしている、破綻寸前と...全文を見る
○案納勝君 さらにその上に立って、いま大臣に質問をした——二月四日の衆議院大蔵委員会の中では、銀行側の意見として小原信用金庫協会会長が、すでに完全週休二日制は時代の要請であるから、そのためには全銀協が先達になって金融業界は足並みをそろえてやりたい、郵便局や農協もぜひ一緒にやりたい...全文を見る
○案納勝君 私は結論的に言えば、週休二日制に対する機運は、単に、これがそれぞれの企業、あるいは余暇の利用あるいは労働力の再生産、こういった面だけでなくして、先ほどから繰り返し言うように、今日の不況あるいは中小企業の近代化、すべての面での経済的側面を持ちながら、今日その機運が随所に...全文を見る
○案納勝君 終わります。(拍手)
03月27日第75回国会 参議院 逓信委員会 第6号
議事録を見る
○案納勝君 私は、去る二十五日に、同僚議員から何点かの質問がなされていますが、まだ明確でない点がありますから、中には重複する点があろうかと思いますが、基本問題、さらに財政基盤の問題その他について質問をいたしたいと思います。  まず、二十五日に、小野会長から昭和五十年度の収支予算...全文を見る
○案納勝君 後ほどそれらの御意見については再度御意見を求めることがあろうと思います。  二点目は、放送法の中にもNHKの使命、あり方が明らかですが、小野会長はNHKの会長として民主主義というのは、どういうふうに——これは予算委員会で同僚議員からきわめて高い民主主義論争があり、私...全文を見る
○案納勝君 ここで私が申し上げたいのは、民主主義というのは、市民あるいは農民の皆さん、漁民の皆さん、これら一般の国民の庶民といいますか、を大事にする政治が民主主義である。公的権力やあるいは一握りのきわめて力のある層、そういうものを中心にするんでなくして、国民の本当に額に汗を流して...全文を見る
○案納勝君 それでは二十五日に森同僚議員が質問をいたしまして、特に「総理と語る」この問題についてまだ十分な解明をされておりませんが、いままで質疑をやった前提に立ちながら、この「総理と語る」という番組はNHKの自主的な編成の原則に立って行われてきたのか、あるいは政府の要望によって番...全文を見る
○案納勝君 私が聞いているのは、自主編成の原則に——自主番組ということでやったのか、政府から要望があったのかと聞いているんですよ。
○案納勝君 会長、あなたはそう言われるが、衆議院の逓信委員会では、政府からの要望もあってこの番組を開催した。要するにNHKも考えてはいた、しかし政府から要望もあり、これが一致をして実施をしましたと御答弁しております。間違いないでしょう。
○案納勝君 それでは「総理と語る」という番組の自主編成そのこと自体、政治の中における不偏不党というもの、中立性というものは曲げられている結果になっているんじゃないですか、その辺についてはどうお考えですか。
○案納勝君 それじゃもう一回お尋ねしますが、総理というのは行政の長であります。そこで行政の長の意見を聞く、そういう意味でこの番組を編成されたといういまの御意見ですが、ただ総理というのは今日の政党政治の中では与党の総裁です。内閣はその与党の政策に従って政治を行う、それだけに野党との...全文を見る
○案納勝君 あなたね、総理の立場と総裁の立場を区別ができる、そう言われますけれども、それは言葉の上だけじゃないですか。三木総理が政治資金規制の問題で総理という立場で今日まで幾つかの約束をされ、国民にも明らかにされた。しかし、それが現実的に与党内の動き等でその実現がなかなかむずかし...全文を見る
○案納勝君 NHKが大事なことは、あなたがあり得ると理解することじゃない、国民があり得るという理解をするのかしないのかということなんです。会長は国民の負託を受けているわけです。そこにNHKとしての使命や性格がある。一党の総裁あるいは内閣が政策をアピールするのは、今日のわが国の場合...全文を見る
○案納勝君 いまあなたが論議をされておる問題の考え方を明らかにすることが大事だと、こういうふうに思います。  国民の多くからいい番組だという評判。まず私がお尋ねしたいのは、あなたの言う国民、いい番組だと受けられる評判が何層で、どういう形でその意見が集約をされておるのか、その点に...全文を見る
○案納勝君 それじゃもう一回お尋ねしますが、あなたはやめないと言った、しかし再検討はする。私はもう一回申し上げておくんですが、いまのやっているやり方というのは、あなたは先ほどから私とのやりとりの中で検討しなくちゃならない余地があるということを認められた。  そこで、たとえばBB...全文を見る
○案納勝君 それはごまかしだよ。
○案納勝君 まず前段の問題です。ごまかしちゃだめだよ。それはね、それはNHKは国会の中継をやっています、BBCはありません。BBCの場合、確かに国会の中継はないかもしれぬ、しかし現実に時間を設定してやっている事実はあるんですよ。おまけにBBCの場合には政党政治放送があるんですよ、...全文を見る
○案納勝君 検討するということですから、そのことを記録にとどめておきます。十分に公正な、しかもNHKの使命に合うそういう意味での検討を要望します。  そこで、この懇話会ですが、まず第一にこの懇話会の性格ですが、先ほど会長が言われました懇話会というのは経営一般あるいは財政上の問題...全文を見る
○案納勝君 あなたね、七二年の年鑑には藤井さん入っていますね、確かに新日鉄の役員として。ところが七四年、そして今日なお、しかも自民党参議院議員の現職で、他に役職を持っていてそれに專念をされているんです。  しかも、その経過を私が調べますと、もう一人高橋幸嗣さん、この二人ともこの...全文を見る
○案納勝君 感銘じゃないよ、中身はどうするんだというんだよ。
○案納勝君 あんまり言いわけするとだんだんおかしくなる、余り言いわけしない方がいい。  各界と月に一回ずつやっていますと、十二回やって、そして役員が出て懇談した人は百十七人じゃないですか、全部で。また実際にあなたたちが視聴者に対するそれぞれの対策をやっていると言って、四十八年度...全文を見る
○案納勝君 基本問題というのについては、いままでの論議の中で私の申し上げている真意はおわかりいただけると思います。いまNHKが本当に大事なところにきているだけに、これは申し上げたところであります。最初、会長からその所信と、民主主義とは何かという意味でのお答えをいただきました。その...全文を見る
○案納勝君 NHKの自主的判断はそれは確かにそうなんです。NHKは先ほど繰り返すように受信料制度によって国の公的権力から独立をしているわけです。  ところが、私が言うのは、すでに三年、四年前からその収支を見ると、カラーテレビについては頭打ちの状態、受信料については実績はだんだん...全文を見る
○案納勝君 二十億の中の三億四千二百万、そのうち放送費は一億六千六百万ですね、給与が一億七千五百万です、管理費が三十五万二千ですか、今日の国際放送を行うに当たってこれだけの経費——国が命令をします国際放送は確かにNHKの必須の事業であることも間違いない。しかし、努力をいたしまして...全文を見る
○案納勝君 次いで郵政省に。  いま国際放送の聴取状況というのが諸外国の国際放送と比べてわが国の場合は立ちおくれがある、戦後。おまけに、きわめてヨーロッパなどは聞こえないという、全く聴取することが不可能だという状態が多い。ヨーロッパだけじゃない、欧米においても同じですね。私はし...全文を見る
○案納勝君 特に国際放送の拡充強化については、特段のひとつ配慮を要請をいたしておきます。  次いで、各省お見えになってますか。厚生省、労働省。それでは各省及び郵政省の方にお尋ねしますが、いま三木内閣は、弱者といいますか、弱者という言葉は使いませんが、社会的公正を確保する、きわめ...全文を見る
○案納勝君 いま御答弁いただきましたように、福祉政策は国が中心になって行うべきだと、このことはもう原則だと思いますが、さまざまな協力というのは国民がお互いに手を差し伸べるということ、これは否定しているものじゃない。そのことも当然ですね。  そこで私はお尋ねしますが、ここでもう一...全文を見る
○案納勝君 ちょっと大臣の答弁は早過ぎたんです、その答弁は。  私が聞いたのは、先ほど私が言ったことについて誤りがないのかとこう聞いた。NHKの受信料という性格、要するに公的権力を排してNHKが存在をしている認識について聞いたんです。  そこで私はNHKにお聞きしますが、いま...全文を見る
○案納勝君 そこで私は各関係の省にお尋ねをしますが——その前に、大臣ね、私が先ほどあなたの見解ちょっと早過ぎるとこう言ったのは、NHKというのは、受信料というのは税金でもなく聴視料でもない、見ているからというその対価でもない。それはNHKの事業を運営する負担金なんだ、国民は。これ...全文を見る
○案納勝君 文部省。
○案納勝君 労働省と厚生省。
○案納勝君 大臣の答弁もあり、各省の答弁もありましたが、私は先ほどから言うんですが、たとえば国鉄の免除の問題とか電電公社とかあるんですが、これはNHKは国鉄や電電と違う性格なんです。歴史的な沿革というのはある、あるけれども、先ほど言ったように歴史的には戦前までは国の管掌事業だった...全文を見る
○案納勝君 それでは五十年度はわかりましたが、四十九年度の収支の見込みはどうなっていますか。それでその対策はどういうふうに考えていますか。
○案納勝君 それじゃ補正予算などということは考えなくてもいいわけですか。
○案納勝君 それじゃわかりました。  内容的にもう一点だけお尋ねしますが、経常事業収支の場合、昨年比でことしの場合は一六・八%伸び、そういう状態にあって受信料の伸び率というのは四・一%という微増ですね。これは政府の五十年度経済見通し、消費者物価の上昇を一一・八%、年度中の上昇九...全文を見る
○案納勝君 それでは文部省の方にお尋ねします。  放送大学は、一応、NHKで実験をしてまいりましたね。現在は終わっていますが、今後、どのように進めようとされているのか、簡潔にお答えいただきたいと思います。
○案納勝君 会長にお尋ねします。  放送大学にNHKは関与をしませんね、する考えはないですね。
○案納勝君 文部省にお尋ねしますが、いまの構想でいきますと、これは別個の事業団ですか——ということになりますと、NHKと関係ありませんね。
○案納勝君 それじゃ時間も来ましたから、総括的に会長に御見解承りたいのですが、一昨日、同僚議員であります藤原先生からの質問で、第四次長期経営構想というのは御破算になった、事実上、見直されて。新しい五十一年度からの構想というのは練り直さなくちゃならない、こういう見解を述べられました...全文を見る
○案納勝君 じゃ最後に、今回の提案の中に予算総則の改正があるわけです。私は時間もありませんからあれですが、こういう重大な国民の事業をしょっていくには、本当に労使といいますか、全体が一体になって国民の負託にこたえるという信頼関係を打ち立てながらいくことが大事だと思います。  その...全文を見る
○案納勝君 わかりました。
04月22日第75回国会 参議院 逓信委員会 第7号
議事録を見る
○案納勝君 私は、きょうは簡易保険の問題について、簡易保険の本来的資金の運用その他、基本問題については後日に譲ります。本日は、その前提になるべき幾つかの問題、団体組成、超過契約等の問題を中心に少しく問題を明らかにしていきたいと思います。  まず大臣にお尋ねしますが、簡易保険の役...全文を見る
○案納勝君 そうすると、その施策は、契約から満期あるいは給付まで、初めから終わりまで国が責任を持ってサービスを提供する、こういう義務があると思いますが、いかがですか。
○案納勝君 それじゃ、そのためには、法律の違反あるいは法律を無視したり、あるいは不公正な募集、こういうことはあってはならぬと考えますが、いかがですか。
○案納勝君 それじゃ、私は、その確認の上に立って、幾つか具体的な例を申し上げながら質問します。  まず、都信用事件というのが警察の捜査が三月に行われました。——きょうは、ここに警察庁の方お見えになっておりますか。
○案納勝君 まず郵政省にお尋ねしますが、この事件は、四十八年の九月に読売新聞によって明らかにされ、そうして四十九年五月、郵政省が告発をし、五十年、ことしの三月二十二日に警視庁が捜査をした、こういう経過であります。  まず、事件の事実関係、現状について、現状認識の立場からひとつ明...全文を見る
○案納勝君 警察庁へお尋ねしますが、いま北保険局長から説明がありましたが、四十九年五月に告発をされ、事実はきわめて明白なんですけれども、実際、捜査が行われたのは十カ月後の五十年三月二十二日、なぜこんなに立ち入り捜査がおくれたのか、その経過なんですが、普通の犯罪捜査では考えられない...全文を見る
○案納勝君 郵政監察にお尋ねします。  監察は、すでに四十九年の一月、立入監査を行っている。で、本事件は四十七年に明らかにされた事件ですが、と言いますのは、郵政省の資料の中によっても、すでに四十七年四月からこの団体について問題がきわめて明らかにされつつあった。十数回にわたって東...全文を見る
○案納勝君 保険局長にお尋ねしますが、郵政省から出された文書によっても、都信用とは四十七年四月八日以来十数回にわたって東京郵政局が折衝をしてきた。折衝をしてきたというのは、いま監察官から報告をされたように、手形の不渡り等きわめて危険な内容を内包しているから折衝してきたと思う。そし...全文を見る
○案納勝君 これは監察の方に。全国にこの種の払い込み団体の事件というものは数多いと思います。これらの全国の団体の実態をどういふうに把握をされているか。いままでこの種の類似事件、そういったものについての対処あるいは類似事件についてどういう措置をしてきたか明らかにしてもらいたい。 ...全文を見る
○案納勝君 永末首席監察官にもう一回確認します。  簡保の団体組成というのは、これは施策募集として省の重要な政策の一つですね、違いますか、どうですか。簡単にそうか、そうでないか。
○案納勝君 団体組成というのは重要なその意味での施策ですね。
○案納勝君 いや、北さん、ごまかさなくていいんだよ。加入者の希望というよりも、省の施策として団体組成を積極的に進めてきた、このことは間違いないですね。  それでは、あわせて、そういう施策を進めてきた場合には、監察としては当然これらの団体の組成について、その状況について把握をしな...全文を見る
○案納勝君 それは後からさらにやります。  次いでお尋ねしたいのは、都信用に返りますが、加入者協会に都信用の業務を引き継ぎました、債権債務。その債権債務の引き継いだ内容——北保険局長は、先ほどの答弁で、約一億七千万円の焦げつきの中で二千四百九十四万円回収が行われた、で回収が行わ...全文を見る
○案納勝君 これは資料として提出をしてもらいたいと思うんですけれども、協会委託に伴う一連の関係データを明らかにしてもらいたい。いまここで説明を口頭で受けるよりも資料でこの委員会終了後提出をしてもらいたい。委員長、ひとつお願いします。
○案納勝君 いま説明をされましたが、この都信用事件に見られるように、集金を投機に流用をする、このような大がかりな運用がなぜ可能なのか、この点について御見解を承りたいと思います。
○案納勝君 もっと簡単に答弁をしてもらっていいんですが、要するに簡保の約款三十九条で払い込み猶予期間三カ月と、こうなっているわけですね。それであなたたちは保険募集をやる、そして募集をやって、その集金についてはその団体に委託をする。そうすると団体は三カ月間の猶予期間を利用して、集め...全文を見る
○案納勝君 こういう犯罪を招いた、あるいは誘発をする要因は団体組成と超過契約にあることは、後ほど明らかにしていきます。  それは後ほどするとして、ここでもう一回お尋ねしておきますが、保険の契約の成立は、外交をしている保険の外務員の人が契約をする、その時点から契約は発効するわけで...全文を見る
○案納勝君 これは単に都信用の問題だけではないんです。  もう一回お尋ねしますが、そうすると、払い込み団体が納めたときから債権債務、要するに債務は発効をするというわけですね。郵政省のその契約者に対する保険の成立はそこの時点から発生をする、こういうふうに理解していいですか、契約の...全文を見る
○案納勝君 そうすると、これは後ほどの問題に関連をするんで、そのときに繰り返しになると悪いからもう一回言います。  大体、正常の場合、この都信用の場合でも都信用という株式会社は観光旅行あっせん業をやっているわけですね、だから一般の集金事業をやっている。いままだ郵政省の団体組成の...全文を見る
○案納勝君 まあこれはこのところではこの程度にして次へ移りますが、私は、加入者個人の契約を保全する、こういう面では、今日のこれらの事件等一連の払い込み団体の組成問題はきわめて重大な問題だと思います。それはその程度にとどめて、都信用にもう一回返ります。  都信用の債権を受け継いだ...全文を見る
○案納勝君 集金手数料は事実一%でやれるなら、なぜ二%割り引かなくちゃならぬのですか。これは一般論からいって、少なくとも一般の契約者あるいは国民に還元をする、こういうことが簡保の本来あるべき姿じゃないでしょうか、この辺どうですか。
○案納勝君 裁判の結果、一億数千万円取り立てられた場合、その金はどうなるんですか。いまの委託をした加入者協会の収入になるんですか。都信用事件における一億七千万円、この焦げつきの分の金の始末はどうするんですか、この点。
○案納勝君 それじゃ一億七千万円の焦げつきの回収は、加入者の負担で回収をしている、こういう結果になっていますね、いま。御案内のように債権を引き継いで加入者の手数料の一%をこの負担に回し、四千数百万円すでに回収がされたと。  先ほど、私は債権債務が加入者と郵政省の間でどうなるのか...全文を見る
○案納勝君 このあたりははっきりしないんですが、それじゃ都信用の一億七千万円の焦げつきによって、加入者の場合はその権利が失効したりなどということは一切なかったというふうに理解していいですか、この点どうですか。
○案納勝君 それは現実に加入者協会が都信用の債権を引き継いだ以降ですか、以前も含めてですか。
○案納勝君 そうすると、この一億七千万円というような焦げつきは、どういうことで焦げついてきたんですか。
○案納勝君 いずれにしましても、このことは言えるのじゃないですか。加入者が決められたとおり契約をして、しかも契約をした保険料は支払いを正常にしている、ところが現実にこの都信用事件で見られるように、それが回転され焦げつく。二カ月、三カ月というふうないわゆる焦げつき、延滞になる。この...全文を見る
○案納勝君 都信用の問題をこれ以上進めても何ですが、その中心になる団体組成について以下質問をしていきたいと思います。  郵政省が団体組成を現実的に始めてきたのは、この約款では、団体の割引については約款の五十三条に職域団体について団体保険の規定をいたしております。しかしながら、今...全文を見る
○案納勝君 五十三条の「その他の団体」と言う。しかし、この五十三条でいう職域団体、これが払い込み団体の中心であって、「その他の団体」というのは、私は、この解釈——「その他の団体」で同趣同好会、観劇や人間ドックや旅行会あるいはこういった地域団体、婦人会、自治会、これは拡大解釈であっ...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、いままでの郵政省の通達をずっと——四十六年の九月郵保業務第一一九号、四十七年五月公用私信、同じく五月公用私信の補足、四十七年七月保険料払込団体の運営に関する指導の通達、四十七年十二年郵保業第二七三号、この一連のやつを私は全部見してもらいました。  特に、今...全文を見る
○案納勝君 時間がないので、実は、はしょっていまずっと質問しているんですが、もう一回お尋ねします。  この団体の中にリベート団体、要するにバラ契約を十五人に集めて、そして払い込み団体として団体組成をしてきた、したがって七%の割引料をもらって保険料を割り引く、こういったリベート団...全文を見る
○案納勝君 もう一回お聞きしますが、団体というのは、本来の目的を持っている団体があって、その団体が払い込み団体の主体になる、こういう団体であるということは間違いありませんね。たとえば、もっと言いますが、保険の勧誘を通じて団体をつくって、それでそれを払い込み団体として認めるようなこ...全文を見る
○案納勝君 北さん、これはどういうことですか(資料を手渡す)。それはそこにマルが書いてある、その集金表の下に百五十とマルが書いてあります、マルはこっちでつけたんですがね。それから横にマルで囲んでいるところ、これは大変問題なんですが、それには五千円以上の払い込みの場合は割引があって...全文を見る
○案納勝君 北さん、それは郵便局の発行じゃない、明らかに。友の会という旅行会をつくった団体、あなたたちがつくった団体の領収書なんですよ。その団体がそういうものを徴収をし、集金をし、リベートを出しているわけです。五千円以下については百五十円。この人は三千円だから百五十円です、割引を...全文を見る
○案納勝君 私はこの三つの団体も大同小異だと思います。基本的にリベートの問題、七%の割引の問題、これらの基本的問題がそのままにされて団体組成が行われるということについては、私は容認することができません。  郵政省が何と言ったって、あなたたちはリベート団体を廃止するなんて言ってい...全文を見る
○案納勝君 これらの団体がこういうふうに(資料を示す)贈り物をしているんです、各課長に、関係者に。これ全部そうなんです、最高七千円からね。これは保険課長あるいは保険に関係をする職制ですよ、課長クラスです。これは簡保友の会、なぜこんな贈り物をするんですか、何か便宜を図っているからじ...全文を見る
○案納勝君 警察庁の方には大変申しわけない、お待たせして。  愛媛県の松前郵便局で保険詐欺事件が起こっております。これは被害金額は保険金、十二契約、四千三百四十九万七千五百五十円。これらについての警察庁の方の今日までの経過がわかればお聞かせをいただきたいと思います。
○案納勝君 これは首席監察官にお尋ねいたします。  これは完全な超過契約における事件ですね。
○案納勝君 警察庁の方、どうもありがとうございました。  いま警察庁の方から松山の松前郵便局の保険詐欺事件の報告がありましたが、首席監察官にお尋ねいたしますが、この種の事件というのはほかにありましたら明らかにしていただきたい。
○案納勝君 それはいずれも超過契約に基づいて、それが基礎になって詐欺事件が起こった、こういうふうに理解していいですね。   〔理事茜ケ久保重光君退席、委員長着席〕
○案納勝君 いま指摘をされたように、保険の犯罪事件というのは、先に指摘をしました団体組成とそれから超過契約、この中で実は発生をしているわけです。  そこで、先ほど北さんが法十七条は守らなくちゃならない、こう言われました。私はそのとおりだと思う。だからこそ最高制限額が設けられてい...全文を見る
○案納勝君 会計検査院にお尋ねしますが、この超過契約というもの、私は、法律違反であるし、あわせて契約者の保全や、あるいは犯罪を誘発するような結果をもたらしているこれらについては厳しく規制をすべきだと。これもいずれも行管の関係もありましょうけれども、会計検査院として、これをこのまま...全文を見る
○案納勝君 郵政省はそれを受けて、どういう態度をとったのですか。
○案納勝君 それは結論はいつ出しますか。
○案納勝君 いま法案がかかってますね、会期は五月の二十五日までですか、しかも法案がかかっているこの審議に、省の態度というのはこれに間に合いますか。
○案納勝君 結論が出次第、私たちの方へ連絡をしてくれますか。
○案納勝君 その前提に立って、いま郵政省はこの最高制限額について、この法律十七条は訓示規定だからそういう面で超過契約といえども有効だと、そういう態度をとってますね。しかも、この解約あるいは失効については加入者から申し出がなければやりませんと、申し出があっても懇示をしますと、解約を...全文を見る
○案納勝君 保険契約というのは、郵便局の人が各戸個別にそれぞれ市民を訪ねていって勧誘を行って契約をするわけですね。そして朝、各郵便局の保険課ではミーティングをやりながら、あるいは業務打ち合わせ会等をやりながら保険募集について相談をしていくわけです。これだけ超契が出てきて、今日、超...全文を見る
○案納勝君 特異なケースじゃないのですよ。  私の手元にあるもの、ニシイシゲオさん、東成の方ですが、五千八百五十万円、ニシダシゲスケさん一千百万円、マツサカセイジさん八百万円、ミズモトイサオさん八百万円、さらにはタナカアキラさん一千万円、ナカフジヒデキさん二千二百万円、全部読め...全文を見る
○案納勝君 それは、北さんね、いままで加入者は知らずに郵便局の保険の勧誘、それこそ新聞で指摘をされているようにインチキ勧誘だとかインチキ話法とかさまざま言われてきていますが、そういうことで知らずに加入をした。で、この加入した加入者について一切それはもう無効だということは、それはい...全文を見る
○案納勝君 もうこれで終わりますが、時間がありませんが、私は逆だと思うんですがね。  これは超過契約になっているから、本来、法律に違反をしている、したがってこれについてできるならば超過した分については解除してもらいたいと、こういうやっぱり省として私は法律を守っていく、こういう立...全文を見る
○案納勝君 これ資料を要求します。  尼崎北郵便局の四十六年から四十九年までの保険の表彰者、タカギタケミ、カワゴエショウ、シノハラトミホ、シロガキテルオ、ツギダマサヒロ、 マルヤマノボル、タカハシチョウジ、コシガセツオ、これはいずれも表彰の対象者です。これらの人々の保険の手控え...全文を見る
○案納勝君 私は手控え帳と言ったんですよ、本人の、募集に伴う。それから当局及び郵政局の表彰の上申書と言ったんですよ。手控え帳は要するに各局に保管をされている契約者のカードじゃないんです、それはあなたも御存じのとおりです。  それでもう一つ、あなたがいま言われましたが、超契という...全文を見る
○案納勝君 それじゃ国政の場で調査を拒否するということじゃないですか。違法行為が行われていて超契が行われていて、あなたはきれいなことを言っているけれども、現実には私の手元にもこれだけ出てきているんです。しかもこういった保険詐欺すら、先ほど監察官が言った、この超過契約が原因になって...全文を見る
05月23日第75回国会 参議院 決算委員会 第10号
議事録を見る
○案納勝君 私は、本日は福田副総理に、いま最も国民が注目をしています、先ほどの本会議でも若干の問題が論議をされましたが、物価と景気、これらの見通しについてお尋ねをしていきたいと思います。  福田副総理はいままで再三にわたって、予算委員会あるいはその他の場で、今日の混乱期あるいは...全文を見る
○案納勝君 いま福田副総理の考えておられる見通しについて御説明を聞き、わかりますが、いま結論的に言われております、景気は第二・四半期、夏ごろ上昇に転ずる、物価は約束どおり抑えると、こういうふうに言われている。これは私は第三次不況対策というものにかかるのではないか、要するに景気の面...全文を見る
○案納勝君 それじゃ具体的にひとつお尋ねをしたいと思いますが、四月の東京都の消費者物価指数は一年ぶりに前月比二・五%上昇したと報ぜられた。福田副総理及び経済企画庁の方では、私が承るところによりますと、これは季節的要因が多いのだと、こう言われておる。しかし、二・五%ということになる...全文を見る
○案納勝君 いま二・五%の上昇は基調揺るがず、こういうお話でありますが、現実にすでに物価については、先月ですか今月ですか、砂糖の値上がりが行われ、あるいは生鮮食料品等ではすでに大衆魚は四三%一年の間に上がった、現実的に私たち国民の家計というのは、大臣の言われるように鎮静しつつある...全文を見る
○案納勝君 篤とにらんで結論を出したいというのではなくて、福田副総理、もう予測をされているわけですね。大蔵省、農林省あたりは一〇%程度の生産者米価の引き上げ、消費者米価の場合は二〇%程度の引き上げ、そういう具体的な話を実は承ることがあるわけであります。食管会計の問題と相関連をして...全文を見る
○案納勝君 私も米価ばかりがというふうには思ってはいませんが、それじゃ私は重ねてことしの春闘の中における私鉄の賃金の決定の経過等、さらには五月十三日、これは新聞記事によりますが、閣議の中で、私鉄運賃と賃金の関係について、大蔵大臣及び運輸大臣からの話が出たやに新聞では報ぜられており...全文を見る
○案納勝君 それではもう一点お尋ねをしますが、いま副総理も言われたように、先ほどから産業界であるいは与党の中できわめて景気刺激策を求める声が大きい。そして大企業の製品といいますか、基礎資材の価格の引き上げや製品の引き上げということについてきわめて大きな動きが散見をされるのでありま...全文を見る
○案納勝君 高度成長政策には回帰することができない国際的な国内的な今日の変動期に、いわゆる低成長、安定成長という筋道を進めていくとするならば、今日までの高度成長政策を支えてきた仕組み、産業の構造、この辺まで手をつけていかなければ、私は副総理が言うように、物価の安定、一けた台、ある...全文を見る
○案納勝君 歳入欠陥の問題については、そういうおそれがあるということであって、その際の問題だということで、いま説明をされましたが、私はこれは副総理にお聞きすることが適切かどうかわかりませんが、少なくとも三月の予算審議の際に、この歳入については、政府は自信を持って確定をし、見通しを...全文を見る
○案納勝君 それじゃ最後に一点だけ。  これは去る五月の十六日に自治省の通達が、「地方財政の運営について」という通達が出されました。これをここで論議をしようと思わないんです。ただ、この中で指摘をされているのは、地方公営住宅、家賃、あるいは病院、水道、地方公営企業の値上げを実はこ...全文を見る
○案納勝君 最後に。いまの答弁では、大臣、相談をして検討するんじゃなくて、副総理として、物価全体ににらみをきかしているあなたとして、地方公営企業のこういった、要するに赤字解消するための値上げというものを今日の時点でどう思っておられるのかということをお聞きしているんです。
○案納勝君 じゃ、終わります。
05月30日第75回国会 参議院 本会議 第13号
議事録を見る
○案納勝君 私は、日本社会党を代表して、ただいま郵政大臣から趣旨説明のありました郵便法の一部を改正する案について、総理及び関係大臣に質問をいたしたいと思います。  その第一は、物価と公共料金に対する政府の政治姿勢についてであります。  わが国の高度経済成長が終わり、マイナス成...全文を見る
06月04日第75回国会 参議院 決算委員会 第12号
議事録を見る
○案納勝君 それじゃ、私は厚生大臣に最初に大腿四頭筋短縮症の問題についてお尋ねをいたします。  一月に厚生省は全国に大腿四頭筋短縮症の健診の連絡をして、その結果を集約された報告を一応いただいております。しかし、これは一月末までの診断結果であって、最終的には厚生省の通達を見まして...全文を見る
○案納勝君 この都道府県を通じて行った健康診断というのは、すでに通学をしている学童、こういう者も対象にして入っていますか。
○案納勝君 ただ、厚生省の調査に伴う四十九年十月十七日の児童家庭局長の発出した「健康診査の実施について」は、三歳未満あるいは乳幼児、こういうところに主体が置かれているように私は理解しますが、違いますか。
○案納勝君 それじゃ念のためにお尋ねしますが、私の手元に一月末で締め切った調査の報告書が厚生省から届いていますが、大阪はABCと分けてどういう数字が報告されていますか。
○案納勝君 それはあなたが先ほど言った三月末の報告の中に入ってないんですか。
○案納勝君 いえ、三月時点で。
○案納勝君 入っておるというのは何名入っているんですか。
○案納勝君 兵庫はどうなっていますか。
○案納勝君 せんだって三月の十一日、社労で各専門の医者を参考人に呼んで事情聴取をしたことがあります。その中で自主検診団の今日までの詳細に把握をした患者数は七千名から八千名と、こういうふうに報告をされております。ところが、いまあなたが報告された調査によると、全くこの開きが大き過ぎる...全文を見る
○案納勝君 あまりにもおざなりで検診が行われているんじゃないんですか。いままでの厚生省の取り組みにしてもしかりであります。たとえばこれは北日本新聞の七月二十三日付でこのように報道されているんです。たっぷり時間をかけて自主検診を行って患者の発見は九十六人、要観察三十六人、こういうふ...全文を見る
○案納勝君 いま大変ごりっぱな話がありましたけれども、今日までの厚生省は、いま言われているように、その実態ですら、まさに現在の父母を初めとする患者の数、そして調査をされたのがあまりにも開き過ぎるようなやり方というので、どうやって完全にそういった対策が立てられると思っているのですか...全文を見る
○案納勝君 いま言葉じりをとらえるわけじゃありませんが、あなたは関係の学者の方で意見が、それらの原因等について一致をしていないようだ、こう言われますが、お尋ねをしますが、この大腿四頭筋短縮症というのは、あなたは注射によって行われた病気だというふうに判断をしますか、他に要因があって...全文を見る
○案納勝君 それじゃ具体的にお尋ねしますが、いまこれらの患者については育成医療などの措置をとっていますね。しかし、育成医療というのは所得制限等があって完全に受けられない。いま言われるように、治療の方法や、あるいは診療指針等についてはそれぞれ若干の時間が必要かもしれません。しかし、...全文を見る
○案納勝君 あなたはそう言っているけれども、この調査によっても、育成医療の適用を受けているのはあなたの方の一月の調査で、A、Bの合計千七百五十六名中百二十九名しかないのです。たとえば、この患者というのはこういうのですね。この人たちは手術を何回かするか、あるいはそういった何らかの措...全文を見る
○案納勝君 カルテの保存はどうですか。
○案納勝君 そこで大臣にもう一回お尋ねしますが、日本医師会の関係ですが、日本医師会の四十九年十二月三日第二十七回常任理事会の議事録の中で武見会長は、この大腿四頭筋短縮症については救済は厚生省がやるということで話がついている、職務分担をきちんとやっているのだ——ということが明らかに...全文を見る
○案納勝君 それでは四頭筋のことは時間がありませんのでとりあえずこの程度にとどめておきますが、最後に厚生大臣にお尋ねしますが、大変御苦労いただいている水俣病の関係であります。水俣病の認定については、六月の三日にもその審査が行われておりますが、五年以上居住をし、申請した人で、審査未...全文を見る
○案納勝君 厚生省関係はこれで終わりますけれども、大臣には最後一言だけ実は退場される前にお聞きしたいことがあります。それはいまからお聞きする郵便貯金の福祉貯金の関係なんです。これは少しまた時間が十五、六分あるんですが、お忙しいと思いますので、事前にあなたの見解だけ、これは個人的見...全文を見る
○案納勝君 郵政省、大蔵省おいで願っていますが、その前に労働省の労働大臣以下沖繩関係について、時間の関係がありますのでお伺いしたいと思います。大変お忙しいところをどうも御苦労さんでございます。時間の関係がありますから、要点だけひとつ御質問をしたいと思います。  労働大臣御案内の...全文を見る
○案納勝君 大変時間があれば大臣に一つずつお聞きしたかったのですが、改めてこれはお聞きするとして、大臣ね、いま遠藤さんの言われましたように、御努力されているのはわかるのですが、確かに本土の広域職業紹介などの中で本土に就職してますが、毎年三千名ぐらいの人たちがUターンをしておるので...全文を見る
○案納勝君 本当に沖繩の問題は、きょう開発庁の方もお見えになっておりますが、最後に締めくくりとしてお尋ねをいたしますが、現在沖繩の振興開発計画というのが、その推進が実は停滞をしていると私は理解をします。主要経済指標を見ても、四十八年、あるいはこれらの計画が四十七年、四十八年にして...全文を見る
○案納勝君 あと大蔵省の方、貯金関係の問題がありますが、これは改めて私の方に質問の要旨について御答弁をいただきたいと思います。お呼びをいたしまして質問できない点はまずおわび申し上げますので、御了解をいただきたいと思います。
○案納勝君 まあ答弁になっていないけど、時間がないから。
06月17日第75回国会 参議院 逓信委員会 第9号
議事録を見る
○案納勝君 私は、いまから郵便法の一部改正について、大臣及び関係当局にお伺いを申し上げたいと思います。  郵便法も、参議院で、いよいよ本格審議がきょうから始まりましたが、今日、国民がこのインフレ・高物価の中で、さらには不況の中で、たばこ、酒あるいはその他の地方公共料金あるいは企...全文を見る
○案納勝君 いまから、私は、総論ないし各個別の問題に入っていきますが、まず冒頭にお願いを申し上げます。大変失礼ですが、いま宮田先生の御質問を聞いていますと、大臣もあるいは石井郵務局長も実は声が小さくて私の方に半分しか聞き取れない。マイクはありませんから、声を大きくして聞き取れるよ...全文を見る
○案納勝君 いま御説明を承りましたが、要するに人件費が著しい上昇をしたために大変に財政上困難になった、そこで引き上げをしたい、こういうふうに言われます。  私はここでお伺いしたいんですが、まず第一点は、人件費の上昇に基づいて経理上財政上今日のような状態を招いたと、こう指摘をされ...全文を見る
○案納勝君 三点目は。
○案納勝君 物件費は。
○案納勝君 わが国の場合は。
○案納勝君 官房長、ここに一九七二年のアメリカ、イギリス、フランス、西ドイツの人件費構成比の資料があります。アメリカの場合は八四・八%、イギリスは八三・五%、フランスは八三・四%、西ドイツは六九・六%。あなたが言われるように電電関係の業務を一緒に郵便とやっておる企業がそれぞれあり...全文を見る
○案納勝君 後ほど個別問題の際にさらに触れていきますが、いまの答弁を見てもある意味では納得できませんが、次に移ります。  この法案の中で、法律事項、法案として提案されたのは一種、二種の料金改定ですね。三種以下の料金については、この法案には提案されていませんが、これは省令によって...全文を見る
○案納勝君 もう一回お尋ねします。  それじゃ郵政審議会の答申になった三種以下の料金については、あなた全体平均で二・何倍にしかなっていないと、それはそれとして、まだ未決定であり、というのは省の態度としては、郵政省としては決めていない、こういうふうに受け取っていいんですか。
○案納勝君 いま郵務局長が言われるのは、それは国会に提案をした予算案ではその答申案どおり持っていきます、それを承認をいただきましたと、こうなるんですね。ところが、こうやって質問を、それぞれの三種以下のやつを個別に質問すると、まだ決めていません、慎重に決定しますと、まさに国会を侮辱...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、大臣から説明をされたのは一種は五十円に上げたい、二種は二十円に上げたい、こう提案されているんですね。大臣としてはこれを承認をしてもらいたいということで提案されている。そうなりますと、その範囲内でという、答申にあるところの三種以下については、同じようにそれを提...全文を見る
○案納勝君 全く実はよくわからないんです。要するに、まだ、答申はされたけれども、予算案には見積もりを出したけれども、これはどうなるかわかりませんと、こういうふうに受け取っていいんですか。
○案納勝君 これはまた後ほど詰めさしていただきますが、それではもう一回重ねて他の面についてお尋ねしますが、一種、二種についてそれぞれ金額が提案された、三種以下はこれを見てということですが、この段階ではこの答申にある引き上げの金額を引き上げられると想定をして結構でありますが、各種別...全文を見る
○案納勝君 私がいま聞いている限りでは、なぜ一種の定形内の二十円が五十円に引き上げになるのか説明がわからないんです。たとえば二種は赤字の原因、役務を賄うに足る料金、これは後ほど触れるからここはこの程度にとどめておきますが、個別原価を見た場合、果たして役務の経費を賄うに足る料金なの...全文を見る
○案納勝君 後ほどまたこの問題に触れるとして、ただ一つだけ、それじゃ四十九年度の一種の個別原価、二種、三種、四種のそれぞれの原価を明らかにしていただきたい。
○案納勝君 いまのやつはそのままとどめて、また後ほど御答弁いただきたいと思います。  そこで私は大臣に承りたいのですが、先ほど三種以下の料金については推定で予算案に出しているが、態度を決定をしていません、こういうふうにおっしゃいましたね。ところが、五月五日の読売新聞の記事があり...全文を見る
○案納勝君 石井さん、その事実はありませんと言っても、これだけの内容の記事が発表されるということは、あるいはこういう記事になるということは、郵政省の中でそういう意思や、あるいはそういうレクチュアがなければ書けないものですよ、新聞というのは。これは大臣も長い間政治家をやっておられる...全文を見る
○案納勝君 あなたがそう言っても、読売新聞というのは日本の三大新聞の中の重要な役割りを果たしている新聞社なんです。たとえこれ五月五日であろうとも、これの記事の及ぼした影響ははかり知れないものがあるんですよ。まさに出しっ放しで、あなたたちがこういう場に来て、私はかかわりありませんで...全文を見る
○案納勝君 大臣の人柄といい、それは、大臣、御存じないと思いますよ。私も長い間いろいろマスコミの方と友人もおりますからよくわかるのです。ときには観測気球を上げてみたりすることもある。  しかし、これだけ郵便の問題が、冒頭言ったように、国民の大変な関心を集めているときに、しかもこ...全文を見る
○案納勝君 きわめて先行きのというか、郵便事業の展望、将来のために大事なことなので、これらの問題の措置について十分御配慮を願いたい。  そこで質問を続けますが、いままで幾つか質問してまいりました。で、なお総括の部分の質問を続けるわけですが、説明を先ほどされました一種、二種、三種...全文を見る
○案納勝君 大臣は、家計の中に占める影響はきわめて少ない、あるいは国民生活に及ぼす影響は少ないと、こういうふうに言われました。  しかし、私は、大臣は経済対策閣僚会議のメンバーの一人でもあります。郵便料金それ自体というよりも、今日、物価の問題等については、相互に相乗り的効果を持...全文を見る
○案納勝君 私はここで大臣に正直におっしゃっていただいたので、大臣と経済見通しやその他についてさらに突っ込んで論争したいとは思いません。  ただ、ここで経企庁の仲田参事官にお尋ねをしたいと思います。おられますね。  ことしから来年の三月にかけて、郵便はもちろん、酒、たばこ、米...全文を見る
○案納勝君 いや、それじゃ答弁にならないんだよ。特に後段のやつ、あなたはいま酒、たばこについてはどの程度の影響があるかは計算をしたが、米価その他については計算をしていない、こう言われました。しかし、経済企画庁から出されている文献を見ましても、米価についても他の諸物価についてもどの...全文を見る
○案納勝君 いずれにしましても、大臣、私は郵政省が昭和二十五年に世論調査を、国民の意識調査を料金値上げについてやった資料がここにあるんです。その資料の中に出てきている、それ以来郵政省はやっていないわけですが、中では郵便料金の家計に占める比率というのは大変確かに少ないです。しかし全...全文を見る
○案納勝君 どうも大臣のお話を聞いているとかみ合わないんですが、私の質問の仕方も悪かったかと思います。  私は先ほど二十五年当時の郵政省の世論調査のことを言いました。しかし、あれからもう相当年限がたっています。世の中の情勢もきわめて変わっています。そして狂乱インフレを受けての今...全文を見る
○案納勝君 それはいまの御答弁にありますように、郵便料金が国民生活に与える影響はほとんど問題にはらないんだ、小っちゃいんだということでなくして、今日の物価やインフレに及ぼす影響が大きいだけに、政府として、四十九年、さらにことしの四月からの値上げも十月に見送ったという経過ではありま...全文を見る
○案納勝君 仲田さんにお尋ねしますが、この郵便料金の値上げを、昨年の値上げを今年の十月一日に繰り下げてきた、あるいははがきを三十円を二十円にした、これはいままで答弁ありましたように、今日のインフレ対策、物価対策を最大に考え、こういう面からの政治的配慮によって行われた、特に経済企画...全文を見る
○案納勝君 それは国の責任で行ったやつですね、そうと理解していいですね。
○案納勝君 次に進みますが、私は郵政事業、なかんずく個別に配達をして、そして国民と最も親しく接触をし、国民の随一の通信機関としての役割りを歴史的にも果してきた、それだけに、郵政事業だけでなくて公共事業全般についても言えるのでありますが、国民の合意の協力がなければ私は一日たりとも事...全文を見る
○案納勝君 大臣というよりも事務当局に聞きますが、国民の意思をどのように受けとめたのかと私は聞いているんです。郵便料金の今回の提案について、郵便料金を値上げしてしかるべきだというような意見はあると御理解されていますか、あるいはそれらについての署名やあるいは請願がありますか。また省...全文を見る
○案納勝君 大臣のお答えでは私は納得できないんです。  私は事務当局に聞いているんです。事務当局として、どのようにこれらについて把握をし、どのような手続をし、国民の合意を求めてきたか、また国民はどのようなそれについて意向を明らかにし、受けとめてきたのか、明らかにしていただきたい...全文を見る
○案納勝君 それは、郵政省というのは、今回の料金値上げを通じての国民の意向というのは郵政審議会でしか事実上はとられていませんね。石井さんがそういう中でそれだけ経営が緊迫しているならやむを得ないなんていう意思なんていうのは、私はそれこそ国民の中ではもう〇・一%にも満たないぐらいのも...全文を見る
○案納勝君 私はここで審議会の委員の名前を一々全部読み上げてもいいんですが、必ずしも審議会の委員が国民各層を代表しておるとは受け取れないんですよ。常に郵政大臣や当局は法案の提案の際に審議会、審議会と隠れみのにされますけれども、いまの審議会の運営をもっと民主化をする、労働組合代表あ...全文を見る
○案納勝君 時間的関係もありますから次へいきますが、これは簡単にお答えいただきたいんですが、四十七年度の特別会計の決算に当たりまして参議院は大臣に対して警告をいたしました。それは御存じですね。これはどういう意味を持っているのか、どのように受けとめられておるのか、そしてその表現の裏...全文を見る
○案納勝君 大臣、いま言われた幾つかの問題意識、私はそれだけじゃないと思いますが、これはまあいまのところこれにとどめておきますが、これらの問題は郵便料金を値上げすれば解決するといった問題じゃありませんね。いま大臣の答弁をされましたような中身の中で、基本的には郵便の制度の問題、ある...全文を見る
○案納勝君 郵政審議会は「社会経済の変動に即応ずるよう料金体系その他全般的な問題について長期的な視野に立って調査検討すべき重要な時期に来ていると考えられるので、誤りなき対応策を講ずる」そのことを「早急に進められることを希望する。」と、こうある。私は、その面で、郵政省が郵便料金値上...全文を見る
○案納勝君 それでは個別問題のときに、それらの問題はもう少し詰めさしていただきたいと思います。  そこでお尋ねをしますが、今回の料金値上げを郵政審議会に諮問をするに当たり、あるいは郵政審議会が答申をするに当たって、両三年にわたって収支の均衡を保つ、そういう前提で答申をされました...全文を見る
○案納勝君 私は、これは大変大事なことだと思うんですよ。あなた方は郵政事業は収支相償う制度、こう常に言われている。郵便法の三条においてもそのことが言われている。そして料金値上げの提案に当たっては、大変に郵政財政がこのような状態になっているので国民へのサービスを満足に果たすことがで...全文を見る
○案納勝君 私は納得できないんです。大臣、国民の立場、国民だってこの料金値上げの問題、いま論議をしている問題を明らかにしたら、私はこれはびっくりすると思うんですよ。受益者負担でございますから、そしてそれは要するに役務、サービスを提供するのに、それに適当なその収支を賄える料金を決め...全文を見る
○案納勝君 いまの大臣の言われるところはよくわかります。だから余り答弁しないで、事務当局の方に……。  問題は、大臣ね、四十八年に郵政審議会に諮問をしたと聞いています。郵政省は向こう三年間で収支均衡を保ちますと、これは収支相償の原則の上に立ってそうしますと提案をしておられます。...全文を見る
○案納勝君 それはわかっているんだよ、さっきも言ったとおりだ。
○案納勝君 それでは、私は、それだけにして次に問題を進めてみますが、まず、大臣に、いまのやりとりをずっとお聞きいただいて、また御答弁をいただいているんですが、私は、今日のいまのやりとりの中でわかるように、極端な言い方をすれば、国民に背を向けたいまのこの郵便法の提案だというふうに思...全文を見る
○案納勝君 経済企画庁の仲田さん、どうもありがとうございました。  大蔵省の主計官の方、申しわけないが、郵政担当ですから、もう少しおつき合いをいただきたい。  私は、そこで受益者負担問題等、お話がありましたので、少しく話を進めてみたいと思います。  まず、私は、郵便事業の公...全文を見る
○案納勝君 それは事業じゃないですか。郵便とは何ですか。石井さん、次に質問移りますが、郵便というのは、あなた方も職員に訓練をされている。何らかの物件に記載された「特定の人に対する意思又は思想の空間的」これは大事なところです。「あるいは時間的な送達」これを請け負う、これが郵便。一定...全文を見る
○案納勝君 郵政事業の公共性はそれでいいんだ。郵便の持つ公共性、それは私が言ったように——それは一般的な公共事業、公共性というのは、私は石井さんの答弁でも一般的にいいと思うのですがね、私がいま言わんとするのは、郵便というものの持つ性格、重要性というものを本当に認識をしていくならば...全文を見る
○案納勝君 あなた繰り返し同じことを言いますが、いま私が言ったやつは「郵便事業概説」という郵務局で出したやつの中に入っているのです。それだけの認識というのを私はしっかりしておいてもらいたいということから聞いているのですよ。  それからもう一つ、郵便事業がいま八割が商業通信、企業...全文を見る
○案納勝君 私の質問が適切じゃなかったのかどうか知りませんが、その辺は時間の関係もありますからやりませんが、私は企業活動、商品活動が決して重要でないと言っているんじゃないんです。郵便の持つ使命というものを明らかにはっきりした上で、そして今日置かれている郵政事業というのは、この資本...全文を見る
○案納勝君 おかしなことを石井さん言うじゃないの、国際通信といいますか、そのことを話に出して、通信の秘密というのは大したことはないといいますか、重要な位置を示していないんだと、こういうふうに言います。いまあなたは四点ほど言われましたけれども、私は国営になっている理由というのはそれ...全文を見る
○案納勝君 石井さんは郵務局長でしょう、頼みますよ。  それで郵便法第五条には、これには独占企業、こういうふうに規定されております。その理由はなぜですか、独占企業となった理由は。
○案納勝君 なぜ独占ということになっているのかと聞いているんです、なぜかと、独占企業となっているのはなぜかと。
○案納勝君 もう少し、石井さん、言われることよくわからないんですがね。なぜ独占企業となっているのかという理由については一つもはっきりしない。  石井さんね、先ほど私は繰り返しあなたに郵便法の第一条、第二条、このことについて念を押しました。私は、この理由が国の企業として、独占企業...全文を見る
○案納勝君 いま委員長からあれしたやつもあるでしょう。
○案納勝君 民間は何ですか、私企業とはどうか、私企業との比較を言っている、簡単に。
○案納勝君 そういうことですね。  そうすると、郵政事業というのは、いままで石井さんとのやりとりをやってきましたが、その経過を踏まえて、黒字になるように経営するのが本来の姿ですか、これが一点。  二点目は、赤字になってもやむを得ない。言いかえると、郵便事業の中には事業の性質上...全文を見る
○案納勝君 そんなことはいいんだよ、ぼくは三つのを言ったからどれだと言うんだ。
○案納勝君 いや郵便事業はどれだと言っているんですよ。そんな余計なことを言わないで、三つのうち……
○案納勝君 そんなことを聞いているんじゃないんです。郵便事業というのはいままでやりとりをやってきたからそれはわかっているわけです。  黒字になるように経営するのが本来の姿なのか、赤字になってもやむを得ない、言いかえると中には事業の性質上赤字になるべき諸要因を本質的に含んでいる事...全文を見る
○案納勝君 第三条の問題は触れてないんだよね。いままで私は郵便事業の公共性、持つ使命というのを言ってきたはずですよ。その使命を持つ郵便事業というものは三つのうちどれだと、こう聞いているんですよ。  そうすると、あなたの答弁では、三だということですか、もう一回。
○案納勝君 私はそんな言い方を聞いているんじゃないんですよ、よく聞いてくださいよ。  黒字になるように経営するのが本来の姿なのか、これが第一点だと言っているんですよ。赤字になってもやむを得ない、言いかえると中には事業の性質上赤字になるべき諸要因を本質的に含んでいる、これが第二点...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、先ほど大臣がまあ大概のところで接点をと言った、今回の郵便法の料金値上げに伴う財政見通し、展望というのはどういうことになるんですか。まるっきり違うじゃないですか、どうなんですか。
○案納勝君 高仲さん、あなたよく質問の要旨をとらえて——  先ほど、私は、郵便の料金値上げをして財政見通し、将来展望はどうなっているんだと言ったら、さっき、来年、五十一年度はわかりませんと言うんでしょう、五十一年改めて相談しますと。単年度ですら膨大な赤字が出てきている。五十一年...全文を見る
○案納勝君 私は第三条の問題についてはまた触れるけれども、私が聞いているのは、先ほど石井郵政局長は何回か繰り返して、郵便事業が国家の独占事業になり国営になっている理由は何かと聞いたときに、民間企業では全国的な事情等もあって料金の低価を期しがたい、以下さらに私は申し上げましたが、ど...全文を見る
○案納勝君 七一年、七二年でいいです。
○案納勝君 イギリスの場合の一般会計の繰り入れは先ほど申し上げましたが、いま言われたように、それぞれイギリスの郵電公社、アメリカにしてもしかり、西ドイツにしてもフランスにしてもしかり、全部赤字になっていますね。私はこれは郵便事業の持つ性格というものを国際的にも端的にあらわしている...全文を見る
○案納勝君 そうすると、郵政事業の、あなたの言う説明で独立採算制のもとでは、これもクイズではありませんが、一つは一定の量、質のサービスを提供することを前提として、そのために必要な経費は、もちろん拡張も含めて改良のための積立金なども含めますが、すべて料金で回収するという、そういう立...全文を見る
○案納勝君 私が質問しているのは、サービスを提供するでしょう、で、いま言うそれを償う経費、再生産のための経費、そういうものも料金で全部回収しますと、こういうものか。あるいは料金は一定の限度があるわけです、公共企業としての。その限度がある中で料金で回収される、その限りしかサービスを...全文を見る
○案納勝君 そうすると、そこには公共性や国民福祉を増進をさせる事業の性格——私、先ほど前段で大分やりました、結びついてこないじゃないですか、企業性の押しつけじゃないですか。  郵政事業というのは本質的に赤字にならざるを得ない要因を含んでいる、そういう分野を含んでいる事業なんです...全文を見る
○案納勝君 私の質問が少しむずかしく組み立ててあるからかもしれませんが、大臣は端的に言っているけれども、私はむずかしい質問で私企業で運営されるとかどうとかと聞いたんじゃない、企業体として収支を、まずそれを前提にした企業体としては成り立たたない企業だというふうに、こういう前提を持っ...全文を見る
○案納勝君 私は、経理局長ね、郵便物というのは大ざっぱに分けて個人の信書、それと官庁及び企業の文書、それとそれから商業物件、ダイレクトメール、こういうふうに三つに分けられると思うのです。  まず、あなたたちの言っている推論からいきますと、商業的物件というやつはもう企業ベースで取...全文を見る
○案納勝君 それじゃお尋ねしますが、三種、四種等の料金はどのように決められていますか。
○案納勝君 四十八年の「一通(個)当たり原価・収入・損益」という資料を私はいただいています。そうすると三種の場合ですね、低料金扱いの場合に、原価は、四十八年度、この資料でいきますと、週三回のやつで原価二十四円六十七銭ですね、収入が六円六十六銭、損益マイナス約七〇%で十八円一銭の損...全文を見る
○案納勝君 解消しませんね。
○案納勝君 四種の場合も同じですね。
○案納勝君 そうしますと、三種、四種というのは、これは私は、もっとも三種の場合においては文化的な、その意味での社会的な、あるいは四種についても同じような意味を持った郵便物として、政策的に低額の料金で、原価に適合、収支に適合しないでも料金を決められてきた経過がありますね。  そう...全文を見る
○案納勝君 私どうも納得できない。国民だれもいまの石井さんと経理局長の話を聞いていてわからぬと思いますよ。そんなところで協力をしてくれと言われたって、それは国民の場合きわめて厳しい批判が出ている今日、むずかしいと思うのですよ。そして先行き五十一年度どうなるかわからぬような状態。 ...全文を見る
○案納勝君 私は、いま石井さんが言われた送達速度の問題について九〇%程度事実上平常時の場合に行われているということについては、多くの疑問を持つんです。一々やればこれは二時間ぐらいかかりましょうから省きますが、いずれにしても、私は、事業全体がいま置かれている状態というのはなまやさし...全文を見る
○案納勝君 それで大臣にお尋ねをしますが、先ほど私は繰り返し郵政事業の性格やその他使命について申し上げてきましたが、いま歴史的にどうだこうだと言う前に、今日の時点で、最も国全体の施策が福祉への転換が迫られておるという面から郵便事業も同じような状態に置かれておる。私は本会議でも質問...全文を見る
○案納勝君 それじゃあれですか、今回の値上げに伴って社会福祉的な政策として郵便料金の問題で打ち出したのは、盲人用点字と、それから第四種の農産種苗、食糧標本の廃止——廃止は社会福祉と言えませんが、盲人用点字だけを無料化したという、それだけですか。そのほかに考えてはいない、料金制度の...全文を見る
○案納勝君 検討さしてくれというのは、この郵便料金の審議の過程で、その検討の結果を発表するということですか。
○案納勝君 それでは審議の過程で明らかにするということでありまするから、大臣、誠意を持ってこのことについて国民が拍手をするような、そういう福祉料金を立てていただくことを強く要請をしておきたいと思います。  そこで時間の関係もありますので、さらに結論を急いで質問をしていきますから...全文を見る
○案納勝君 いま説明されました事務費繰り入れ、その基準ですが、建設勘定を別にして、管理業務、共通業務、医療施設運営費、養成施設運営費等、これらのそれぞれの繰り入れが行われていると思うんですが、それはどういう比率でどういう基準になっているんですか。
○案納勝君 もう一回もとに戻りますが、貯金の剰余金、九百二十二億赤字と言われましたね、間違いないですね。それで保険の場合も、もう一回、これは衆議院での答弁と大分違いますが、その辺を明らかにしてください。
○案納勝君 保険は。
○案納勝君 私は、この辺、たとえばこれだけの剰余金が、貯金の場合は単年度は赤といっても二百二十億、保険の場合は九百三十四億という剰余金があり、また郵便貯金については十九兆円に上る現在高が今日ありますね。これが単に郵便貯金の場合に資金運用部にそっくり行って財投に回るということでなく...全文を見る
○案納勝君 大臣、重ねてお伺いしますが、大臣としてはどう思われますか。第三者に検討させるというのは郵政審議会にそれを委託するということか、要するに付託するということですか、これはどういうことですか。
○案納勝君 大臣、郵便事業はけさ来から論議しているように、先行き全くまあ私はお先真っ暗だと思っているんです。五十一年度あんなに赤字が出る、五十二年度先行きもきわめて厳しい。そうして郵便事業の持つ使命からいって、きわめてまた国民の郵便事業としてその公共性は欠くことのできない重大なも...全文を見る
○案納勝君 それはいま四百八十八局ですか、さらに利用者の利便を図って、そういう要望の強いところは拡大していく、こういうことですね。
○案納勝君 それでは他の省からお見えになっておりますので、その辺の関係を先に伺います。  私は、ここで、大臣と大蔵省の共済課長にお尋ねをいたします。  共済の長期給付金、この財源措置について、一般会計から当然国が負担をすべき金額については補てんをすべきではないか、これが質問の...全文を見る
○案納勝君 神山さんに同じく御質問しますが、歴史的な沿革、共済年金が発足した当時は、私も——ここに新谷先生もおられますが、一番新谷先生が御存じだと思う——その経過というのはよく知っています。  しかし、厚生年金の場合は、国の税金、国の施策によって二〇%支払っておりますね。私は、...全文を見る
○案納勝君 大臣のお答えをいただきたいのですがね、余り時間とるべきでないと思いますから。
○案納勝君 それじゃ、私は大変不満ですが、次に進みます。  まず、郵便委託の問題についてお尋ねをいたします。ちょっと郵便委託の前に、きょう人事院及び行政監察の方がお見えになっておりますので、その面について関係のある部分だけお尋ねをしておきたいと思います。  一つは、行管の方へ...全文を見る
○案納勝君 それでは、この「小規模な郵便局の運営について」の勧告については、引き続いて再調査を行う、こういうことですね。その結果によっては再勧告を行う、こういうふうに理解をしてよろしゅうございますね。
○案納勝君 それじゃ、いまもう一回お尋ねします。新たなる調査をする必要がある、そのようにお考えになっているわけですね。
○案納勝君 それじゃ行管の方、結構でございます。  人事院の方お見えになっていますね——私はこれも同じく特定局制度の問題についてお伺いしたいと思います。人事院の場合には、特定局長の任用についてお尋ねをさしていただきます。  特定局の局長の任用につきまして、人事院は、昭和二十七...全文を見る
○案納勝君 それじゃ郵政省にお尋ねしますが、特定局長の任用については、この人事院規則が改正をされまして、大正九年勅令三百五十八号というのが廃止になり、したがってこの人事院規則、いま言われた八−一二、選考基準が定められるまでは、さしむき前のとおり処理せられたい、こういう特定局長の任...全文を見る
○案納勝君 その特定局長任用規程、これはいつ改正されたものですか。
○案納勝君 これは間違いないですか、いまの答弁。おかしいんじゃないですか。
○案納勝君 それはちょっとそこがわからないんだがね。要するに昭和二十四年一月十五日人事院規則一−四、「現行の法律、命令及び規則の廃止」、「職員の任用及び分限については、次に掲げる旧令の例によらないものとする。」として「特定局長任用に関する件(大正九年勅令第三百五十八号)」、これは...全文を見る
○案納勝君 ちょっとそれがわからないんですよね。いまのさしむき従前のとおり処理するという特定局長の任用規程というのは、勅令三百五十八号に基づいて特定局長任用規程、昭和二十年五月十九日、そしてそれが修正されて昭和二十三年十月一日に出された特定局長の「年令三十才以上の者を目標として任...全文を見る
○案納勝君 よくわからないんであります。職階制ができたのはいつですか、九十条が。
○案納勝君 いまの局長の説明を聞きますと、特定局長の任用の規程は、昭和二十三年十月一日のこの「特定郵便局長の任用資格年令について」、これがいま生きているんですか。
○案納勝君 人事院の方にお尋ねをしますが、特定局長の任用の規程については、いま人事局長の方から説明がありました、国家公務員として任用されたと。私は、今日の郵政省の任用規程、それと国家公務員法、人事院規則による一般の公務員の任用の面から見て、これはその面から見て当然な措置と、こうい...全文を見る
○案納勝君 特定局問題は、この任用問題だけでありませんので、さらに保留をさしていただいて、人事院の方、結構でございます。  そこで、大変質問を通告をしていて前後になりました、時間の関係等もあってなりました点はひとつおわびをしますが、なお一、二点について、さらに明らかにしていただ...全文を見る
○案納勝君 郵便物運送委託法に基づいて民間委託による安上がりも、あるいは法人委託の場合にも、今日その所要経費は増大をしておりまして、個人委託も身分の安定や経済的生活権の確保を求める社会的影響を免れることができずに、従来に比較して安上がりの経営指数ということにはなっていない、こうい...全文を見る
○案納勝君 監察へお尋ねしますが、本来、郵政事業というのは国営であり、この国営の郵政事業を信頼をして、国民は郵便物や小包を委託をするわけです。ところが、現実には請負あるいは委託が行われて、配達をしているのは民間の業者です。ある局にあっては、東京都内です、氷屋さんが氷屋のトラックで...全文を見る
○案納勝君 私は大変大事な問題だと思います。郵政監察の問題についてはきわめて多くの問題を抱えていますので、改めてこれらについてたださしていただきたいと思います、保留させていただきますが、いまも申し上げたように、多くの郵送委託に伴っての国民の不満やあるいは不安か現実の問題になってお...全文を見る
○案納勝君 誠心誠意おわびをするだけでは解決をしないのです。国民は先ほども言ったようにたとえ普通郵便物であろうとも、しかも郵便法は付合契約になっております。そして付合契約である郵便に対して国民は郵政事業を信頼をして、郵政省を信頼をして委託をするわけです。ところが、このような重大な...全文を見る
○案納勝君 私は、それはきわめて郵政省の資料というのはインチキだと思う。この目で確かめ、この目で調査をした私の資料によりますと、ある小包集中局の一日平均の破損物数によると、これは年に増加をしていますが、四十七年では一日平均二百二個になっています。四十八年では二百三十八件、四十九年...全文を見る
○案納勝君 金品を持参して丁重にですか。現実にやかましく言ってくる大口利用者等のところには一定の品物を持っておわびに行く、この金が物件費から出ているのかポケットマネーから出ているか知りませんよ、しかし一日二百個以上あるのです。ところが、黙っている人のところにはあいさつにも行かない...全文を見る
○案納勝君 大臣ね、大臣のおっしゃっている気持ちはよくわかります。ただ、私の言っているのは、当局側、要するに郵政側ですね、郵便局側の過失または故意について、私はこれについて明らかにしておく必要があると言うんです。  亡失をしてどうだこうだと言われますけれども、各郵便局の取り扱い...全文を見る
06月19日第75回国会 参議院 逓信委員会 第10号
議事録を見る
○案納勝君 関連質問をいたしますが、四十六年に第三次の局舎の建築五カ年計画、四十六年からの五カ年計画、それはどのように策定をされたのか、いま現在四年目になりますが、いまの質問に関連ですが、その五カ年計画の進捗状況はどうなっているか、その点あわせてお答え願いたいと思います。
○案納勝君 局数は。
○案納勝君 もう一回重ねて、それは特定局局舎も入ってるんですか。
○案納勝君 私は二点質問したんです。まず第一点は、この五カ年計画の策定に当たっての基本的考え方、どのような考え方で策定をされたのか。先ほどから千葉の問題等出ました。あわせていまの局数、五カ年計画の現状、進展状況を説明された。第一点について、もう一回といいますか、御答弁いただきたい...全文を見る
06月27日第75回国会 参議院 逓信委員会公聴会 第1号
議事録を見る
○案納勝君 私は一瀬先生及び池田先生にお伺いをしたいと思います。  最初に、一瀬公述人の方からは一般会計からの繰り入れの問題について伺いました。御案内のとおり、郵便事業は国営で、しかも独占です。諸外国の場合もこれに大体類しています。言われるように、その中で特に社会の発展、国民の...全文を見る
○案納勝君 それじゃ池田さん、簡単に。
○案納勝君 簡単に私の方から再質問しますが、私はずっと参考人のお二人の方の意見に近づいた立場でいま質問しているんですよ。独立採算制、一つの収支を合わせていく、そうしてそれは利潤を生むのではない、ぎりぎりの段階で収支とんとんの状態でも合わせていくという、この原則を、私ども一応収支相...全文を見る
07月04日第75回国会 参議院 本会議 第22号
議事録を見る
○案納勝君 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました公職選挙法の一部を改正する法律案の本会議での審議をするという動議に対し反対の態度を表明し、討論を行うものであります。  いまや今国会の会期はわずか十四時間を残すのみであります。ここで提案されている動議は、公職選挙法...全文を見る
12月16日第76回国会 参議院 逓信委員会 第6号
議事録を見る
○案納勝君 郵便法の審議は、すでに御案内のとおり、さきの七十五国会で廃案になり、また、この臨時国会でも今日まで慎重に審議が繰り返されてきております。まず冒頭に、私は、大臣にお尋ねをしたいと思います。  いまも申し上げましたように、七十五国会では廃案にされ、再度提案をされた法案で...全文を見る
○案納勝君 いま大臣のお言葉をお聞きしましたが、そのお言葉は従来法案を提案をされたときに趣旨弁明をされた、あるいは七十五国会でのお言葉の繰り返しにすぎないと思うのです。  私は、ここでお聞きをしたいのは、七十五国会で慎重審議をして廃案になった、それだけ廃案になったということは、...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、まず、経済企画庁お見えになっていますね、お伺いいたします。  先ほど大臣にも質問をいたしましたが、私たちが七十五国会等で、公共料金、政府主導型の物価引き上げについて多くの危惧を持ち、国民生活安定のために今日まで郵便料金等の値上げの問題については審議をしてき...全文を見る
○案納勝君 もう一回お尋ねしますが、端的に言って、六月の時点で、日本の経済全体を見通しをして不況対策、インフレ対策というのを考えて、地方の公共料金の引き上げ等は、福田副総理は、できるだけ抑えていきます、政府主導型のそういう公共料金は物価引き上げにならぬようにします、その上に立って...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、もう一点お尋ねします。  六月以降に引き上げになった公共料金及び主要な産業製品の値上げの実態と消費者物価に及ぼす影響について、どのように把握をされているか、説明をしてもらいたい。
○案納勝君 今後、予定されている国鉄運賃八割値上げ、電報料金二倍値上げ、電話料金、さらには国立大学あるいは公営大学、東京でいうならば都立大、そういった地方大学あるいは私立大学等の授業料値上げ等、どのように判断をされていますか。
○案納勝君 公共料金の引き上げでいま説明がされました。確かに消費者物価指数等の中では、全部合計をしまして、ことしの九月から、説明されただけで約二・七%、こういう公共料金の引き上げが国民生活への大きな影響をもたらしていることは否定することができない。  私は、最後に、経済企画庁に...全文を見る
○案納勝君 私は、いま説明を聞いただけでも、また今後予想される公共料金引き上げから見ても、この種の政府主導型の公共料金の引き上げ、なかんずく二倍から五倍に上る郵便料金の引き上げが、今日の不況を長引かせるだけでなくして国民生活にきわめて重大な影響を与えていくということについて否定す...全文を見る
○案納勝君 もう一回。
○案納勝君 五十年度の段階での見込みは幾らになりますか。
○案納勝君 もう一回重ねてお尋ねしますが、五十年度の場合は、今日まだ最終計数は出ませんね。ただ見込みの中で郵便料金の値上げについては十月から見込んで予算が立てられたと思いますね。そこで郵便料金の法案の審議が今日までおくれてきています。そうなりますと、先を見通しをした場合に、さらに...全文を見る
○案納勝君 それを入れて、見通しとして五十年度の年度末で二千二百十一億という赤になる、こういうふうに理解していいんですか。
○案納勝君 そうしますと、五十年度についてはわかりましたが、五十一年度、平年度の場合に、仮に郵便料金が、今回の法案が仮に通過をしたとして五十一年度の見込みはどのようになりますか、平年度として。
○案納勝君 その概計要求の中の収入は幾らに見込んでありますか。
○案納勝君 私の方の手元にある資料によりますとね、これは見込み額ですが、五十年十月一日に郵便料金が改正をされたという前提に立って五十一年の見込みについて、これ平年度です、累積を別にして七千五百二十二億と資料にあります。これは若干のそごはあるでしょう。支出については八千二十九億と見...全文を見る
○案納勝君 そうしますとね、要するに通常国会で論議をして、なぜ赤字の原因になるのか、どこが赤字の原因なのかという質疑が行われましたが、それはベースアップ、人件費が八〇%以上を占める企業の特質として人件費の占める役割りが大きい、これは郵便事業の宿命的なものですね。それでしかも、必ず...全文を見る
○案納勝君 よくわからないんです、プラスになるものであるということですね。  私は、大臣にお尋ねしますが、これは七十五通常国会でも大臣にあるいは大蔵省にお尋ねをしたことなんです。私たちは大臣との通常国会での質疑のやりとりを通じて、郵便法第一条、国民の随一の通信手段である郵便事業...全文を見る
○案納勝君 私は、大臣ね、よくわからないんですよ。  均衡を図らないで——いままでのこの委員会での審議では、収支相償う独立採算制でございますからと言って、各委員の質問に対しては一貫してそのことについて突っ張られてこられた。私はね、いまの答弁を聞いておりますと、今日累積赤字が五十...全文を見る
○案納勝君 そこで私はもう一回お尋ねをしますが、この前の六月十七日の通常国会における逓信委員会の審議の中で、これらの累積赤字については五十一年度予算編成の際に十分に関係当局とも打ち合わせをして、将来の郵便事業が財政的にも基盤が安定するように折衝し措置をしていきたい、こういうふうに...全文を見る
○案納勝君 それは言わぬでいいから、大臣に答弁してもらって——そう言えば、またこっちも意見があるから。
○案納勝君 大臣に私はお尋ねしたんだけれども、後から答えてください、いまの。  高仲さんね、実施の時期がおくれたこともあり、さらには料金が、はがきがさらに提案をされたものから引き下げられた、そういうことがあって実は独立採算制を守られませんでしたと、こういま言われましたね。それは...全文を見る
○案納勝君 大臣ね、最後にということで言ったんだけれども、またそう言われると意見が出るんですが、あなたが物特との連合審査の際に言われたように、独立採算制というのは堅持すべきだ、たてまえで。それでは絶対に国として独立採算以外に郵便事業を守っていくという立場から手はないのか、一般会計...全文を見る
○案納勝君 もう余りこれやりたくないんですが、それじゃ最後にもう一回だけ聞きますが、それじゃ平年度、五十年度赤字が出ました、五十一年度赤字出ました、累積赤字がたまっていっています。今後先行きこの赤字ばかりが続きますという状態をどう見ているんです、どうやって解決するんですか、解消す...全文を見る
○案納勝君 企業努力、郵便事業のあり方を検討していく、しかし、それまでに第二の国鉄みたいになりませんか、このままでいくと。いつそういうものを出すのですか、それはどうですか。
○案納勝君 それは本年度中にやられるわけですか、年度末までに結論を出すというわけですか。来年度中に結論を出すというわけですか。  幾つかの施策をやっていることはぼくら知ってますよ。しかし、そんな施策で出るものじゃないと私も思います。いまはっきりそこあたりの見通しを大臣立ててくだ...全文を見る
○案納勝君 そこで、これ以上、この問題はここらあたりで打ち切りますが、いま言われたように、きわめて重大な事態にきていることは明らかです。一歩を誤ると、私は大変なことになると思います。この郵政審議会の答申の中に「社会経済の変動に即応するよう料金体系その他全般的な問題について長期的な...全文を見る
○案納勝君 いま郵政審議会がございますね。今日まで郵政審議会がそういう機能を持つ、本当の意味での国民大衆の皆さんたちの負託を受けられる、そういう運営に私はなっていないと思うがゆえに、先ほどの問題も指摘をしたんです。  お尋ねしますが、郵政審議会の構成はいまどういう構成になってお...全文を見る
○案納勝君 何名ぐらいずついるか。
○案納勝君 まず最初に、大臣にお伺いします。  ことしの十月の七日に、郵便貯金の利率の引き下げ問題で郵政審議会が開かれた。これは多くの論議を呼んだところです。庶民金融といいますか、国民の福祉を向上させていく大衆貯金である郵便貯金、これと一般の金融、市中銀行、金融機関の利率問題、...全文を見る
○案納勝君 郵政審議会で弁明があったところが各委員から追及がなかった、そのとおりでしょう。しかし、なかったということは、郵政審議会がいかに非民主的であるかということを証明しておる。私はもっと国民各層から郵政審議会というものは選出をされてしかるべきだと思う。  私ちょっとお尋ねを...全文を見る
○案納勝君 いや、あるかないかだけでいいです、いまからずうっと言いますから。
○案納勝君 それじゃ三井物産社長池田さんは経済界ですか。
○案納勝君 国際倉庫株式会社会長浦島さんはどうですか。
○案納勝君 何で国際倉庫株式会社会長が行政経験省。  それからKK・エフエム東京社長大野さんは、これは何ですか。
○案納勝君 それじゃ岩崎通信機株式会社会長大橋さんはどうですか。
○案納勝君 これは入ってないんだね。それじゃかわりは後から聞きます。  日本郵船株式会社社長菊地さんはどうですか。
○案納勝君 住友電気工業株式会社相談役北川さんはどうですか。
○案納勝君 富士重工業株式会社専務取締役佐方さんはどうですか。
○案納勝君 日清紡績株式会社会長露口さんはどうですか。
○案納勝君 経済団体連合会会長土光さんはどうですか。
○案納勝君 四国電力株式会社相談役中川さんはどうですか。
○案納勝君 長尾産業株式会社社長長尾さんはどうですか。
○案納勝君 日本情報処理開発センター顧問難波さんはどうですか。
○案納勝君 労働界その他、この人が。
○案納勝君 三菱総合研究所常務取締役牧野さんはいかがですか。
○案納勝君 これもその他ですか。  湯浅電池株式会社社長湯淺さんはどうですか。
○案納勝君 日経連常任理事横田さんはどうですか。
○案納勝君 現在委員じゃないですね。  日本銀行理事吉野さんはどうですか。
○案納勝君 吉野さんは言論界ですか。  時間ありませんから、これは昼から続行します。
○案納勝君 いま、午前中からの続きで、郵政審議会の委員の一覧表をいただきました。この中で行政経験者、経済界、学界、言論界、労働界その他、行政機関と、こういうふうになっています。  まずお尋ねしますが、郵政審議会の運営は、いずれにしても、郵政省の大臣を初めとして関係者出席をして、...全文を見る
○案納勝君 この種の審議会、私も幾つかいままで出たことがありますが、要するに、主管行政官庁である郵政省が問題について提案権を持ち、それを中心にして審議をし、その上で答申を出す、これが大体従来行われている、審議会の運営ですね。  この中で、私は、郵政審議会が本当に国民各層を代表し...全文を見る
○案納勝君 大臣、そう言われますが、各界を網羅していると言われますが、例の金利の引き下げ問題にしても、あるいは省令事項である三種以下の料金決定の問題にしても、小包料金にしても、きわめて重大な問題について国民生活とかかわりのある問題について、郵政審議会の議を経て実行がされているんで...全文を見る
○案納勝君 大臣、私は決して無理言っているのではないですよ。郵便事業の置かれている位置、さらには郵便を利用する国民の立場あるいは行政機関としてのあり方といいますか、郵便事業、郵便を預る機関としてのあり方から申し上げているのです。  たとえば先ほど私が触れましたアメリカの場合は、...全文を見る
○案納勝君 それでは私はいままで審議をいたしました幾つかの問題についての総括的な面について言いますが、少しく具体的な面についてお尋ねをしたいと思います。  まず、お尋ねをしたいのは、一種、二種、三種、四種——まあ三種、四種は省令で決めることになっております。これの原価と、それか...全文を見る
○案納勝君 二十五円九十五銭、そして今度の値上げの料金は幾らになっておりますか、五十円でしょう。こういうふうにひとつ説明をしてください。
○案納勝君 月三回のものは。
○案納勝君 四種は。
○案納勝君 いまの個別原価と個別料金、改定のもの。三種以下については省令料金ですが、まだ正式には決めたことになっていない。そのことを前提におきながら、この料金を決める根拠はどこにあるのですか。  たとえば、各種別ごとに、原価はこう出ているけれども、第一種定形は二十五円九十五銭だ...全文を見る
○案納勝君 六月の十七日に私が質問したときに、このように当時の郵務局長は答弁されております。  「第一種の郵便につきましては、その役務の提供に要する費用を考慮しながらも、利用及び収支に占める割合からして事業を支える柱としての料金を設定するという基本的な考え方でございます。」これ...全文を見る
○案納勝君 四十九年の原価であることは間違いないでしょう。それで見る限り、たとえば言われるように二種について、三種についてもほぼ原価に見合う、役務提供に見合うという、この原価が正しければそうなりますね。  ところが、定形外は四十八円九十銭で百円、これはそれぞれグラムによって違い...全文を見る
○案納勝君 そこで私は郵政大臣にお尋ねしますが、このまだ決められていないと表向き言われる三種、四種、いま大臣を含めて三種の今日までの歴史的な沿革、現実に文化あるいは教育とさまざまな面での国民生活の向上、こういう面で役立ってきている三種等について、これだけ大幅に引き上げが行われると...全文を見る
○案納勝君 これは答弁はこれ以上あれしませんが、要するに、郵政審議会から答申をされている原案にこだわらず、修正もあり得る、こういうことですね、このことは答弁は要らぬです、そういうふうに私は理解をします。したがって、ぜひ、三種、四種、特殊料金の問題等について、この委員会の従来からの...全文を見る
○案納勝君 それじゃちょっとお尋ねしますが、昭和四十九年、建設関係ですね、全体経理、全体の計画額が八百八十億、それから郵便分担額はその中で五百五億一千二百万円、そしてその中の自己資金は——これは私よく数字わからぬですが、六十八億一千七百万円、借入金が四億三千六百万円、こういう数字...全文を見る
○案納勝君 これは郵政審議会に出された施設改善計画事項別内訳、その中の郵便局舎の改善、この中にあります。
○案納勝君 それじゃ四十九年の成立段階の数字、五十年の成立段階の数字をちょっと言ってください。
○案納勝君 そうすると、その中の自己資金というのは、これに匹敵をする自己資金というのは幾らになるんですか、借入金は幾らあるんですか。
○案納勝君 そうすると、この中の郵便負担金というのは二百三十億程度ですね。
○案納勝君 百十五億九千四百万円というのは償還金でしょう。
○案納勝君 じゃ百十八億五千万円は。
○案納勝君 いま話を聞いてみますと、この郵政審議会に出された施設改善計画事項別内訳、四十九年度から五十三年度までのやつですが、これはでたらめだということになりますな、全く数字は違うですね。これは郵政審議会に出したやつですよね、この資料。これはまるっきり、どういうことになっているん...全文を見る
○案納勝君 利子の返済はどうなっておるんですか、借入金の。
○案納勝君 そうしますと、もう一回尋ねますが、特定局局舎の借入金は、また修繕費分担分といいますか、これはどういうふうな仕分けになっていますか、どこから支出されるわけですか。
○案納勝君 特定局舎の借入金はいま幾らになっておりますか、五十年度。
○案納勝君 私は、大臣、この局舎の建設なんですが、いずれにいたしましても全国あまねく個所に設置をされ、現在の局数は約二万一千局ありますね、これはもちろん簡易郵便局も含んでいます。しかしながら、これをほかの官公庁に比較をしますと、たとえば税務署の場合はこれは五百七カ所に上る、検察庁...全文を見る
○案納勝君 納得できないんですがね。やっぱり大臣がなかなかそうはっきり物を言えない立場にあることもようわかるけれども、しかし、郵便局舎の建設関係というのは、総体の中ではたとえば五十年度を見ますと五百八十八億にも上るわけですね。貯金、保険の繰り入れの問題もありますよ、入れてでも。今...全文を見る
○案納勝君 それでは、もう一回お尋ねしますが、要するに貯金、保険事業、電気通信事業関係で無料郵便物を取り扱っている郵便物については、これは特別会計へその分担金を戻入している、払い込みをしているということですか。
○案納勝君 それじゃ次に進みます。  これは人事局長にお尋ねをしたいと思います。  公務災害補償について、本年二月の五日に基発五九号、同四月一日に人事院の職補三一六号によって新認定基準が出されましたが、これについてどのように対処されているのか。具体的に対策、措置がとられたのか...全文を見る
○案納勝君 現在の認定状況はどういうふうになっていますか。
○案納勝君 九州や四国あるいは東北などでバイク、自転車乗務職員の中でレイノー病罹病者の職員が多く最近出てきています。これが拡大するおそれが現実化されているんだけれども、これに対する具体的な対策というのはどのように進められていますか。
○案納勝君 それじゃいま現実に逓信病院でやっているわけですね。それらの具体的な対策はいつごろに具体化できる見込みですか。
○案納勝君 健康に関する問題ですから、これは早急に具体措置をとってもらわなければいかぬと思います。特にバイク、自転車の乗務職員に対して基発第四五号に基づいた特別健診というものをやっぱり並行してやってみるということが私は必要だと思いますが、そういう考えはありますか。
○案納勝君 特に、新しいレイノー病の認定というのは、いまも言われたように、労災病院における診断、調査あるいは実際の健康診断、これは早急に措置をしなくてはならない私は緊急な課題だと思います。それだけに、基発の四五号に基づくことがそのまま当てはまらないとしても、私はこれだけ多くのやっ...全文を見る
○案納勝君 最後に、村上郵政大臣に特に要請しておきたいと思います。  郵便法の審議は、冒頭申し上げましたように、七十五国会から審議を続けてきました。それでその審議の過程で多くの課題が提起をされています。けさ来私の方から申し上げましたように、同僚議員がすべて申し上げておりましたよ...全文を見る
○案納勝君 関連。  いま質問をされた「昇職」、公労法上八条、それから「降職、転職、免職、休職、先任権及び懲戒の基準に関する事項」、これはお尋ねしますが、労働協約、団体交渉の事項ですね、その点をお尋ねします。
○案納勝君 もう一回。  この協約事項や団体交渉事項について、公労委から調停が出されておりますね、この内容はどうなっておりますか。——
12月23日第76回国会 参議院 逓信委員会 第8号
議事録を見る
○案納勝君 私は、いま提案をされ、趣旨説明されました郵便貯金改正法案、簡易保険改正法案及び特別措置法案について一括して質疑を行いますけれども、郵便貯金事業、簡易保険事業は、大臣も御案内のように、さきに可決されました郵便法に伴う郵便事業と並んで、今日の多様に変化をしている時代の中で...全文を見る
○案納勝君 そういう抽象的な話を承ろうとは思わないんです。いま貯金局長が言われたことは、一般的な貯蓄という立場から、これは銀行も農協の金融機関も市中その他相互銀行、そういった貯蓄機関についての一般的な言い方というのは当てはまるかもしれません。  私がここで言っているのは、郵便貯...全文を見る
○案納勝君 さっぱり要領を得ませんが、要するに預金金利が引き下げられましたが、ここに言う郵便貯金の預金金利というのは、国民の経済安定、国民の福祉増進ということが中心で、企業ペースによるところの一般金融機関と違った意味での性格を持っているのではありませんか。この存在理由を考えた場合...全文を見る
○案納勝君 大臣、私はきょうは特別に本来なら大蔵省を呼んで質疑を交わしたいのですが、時間の関係でこの次に回しますけれども、大臣がいま言われたように、確かに巷間この問題をめぐって、大蔵省と郵政省、意見のやりとりがあって決定が長引いたということを伺っています。しかし、一部にはこれはゼ...全文を見る
○案納勝君 要するに、法律的にも歩調を合わせる仕組みにはなっていない、あとは政治的な判断、政策としてそれが行われている、こういうことでしょう。いま言われたように、シフトの生ずるおそれがある。これが最大の理由じゃないでしょうか。私は、答弁要りませんが、いわばこれは言いわけであって、...全文を見る
○案納勝君 そこで、これは村上郵政大臣に国務大臣としての御見解をお聞きしたいのです。  今回の公定歩合の引き下げ、預金金利の引き下げというのは、第四次不況対策として金利の引き下げを通じて企業のコストを引き下げ、企業活動を活発化させることをねらいとして行われましたね、これは間違い...全文を見る
○案納勝君 どうもぴんとこないんで、本来、大蔵大臣等に来てもらえば審議のしようがある。  大臣ね、戦後、預貯金の金利の引き下げというのは三回しかないんです。昭和三十六年四月と、四十七年七月、次いで今回が三度目なんです。前二回は、いずれも、消費物価が前年度と比較して上昇率が一年も...全文を見る
○案納勝君 大臣のお人柄でしょうから。——しかし、大事なところが大臣いま言われたところにあるのですが、たとえば大臣の言われるのは、シフトが起こるおそれがあって、偏っちゃ大変だと、こう言う。郵便貯金をその面からいうなら、郵便貯金というのは、働きバチがせっせと金をためてきたら、全部大...全文を見る
○案納勝君 そこで私はちょっとお尋ねしますが、四十九年の一月十四日に利率の改定があって、利率が引き上げになりましたね。この改定はいまだかつてない、いままでとったことのない措置が新たにとられた。それは一月の十三日以前の既契約については適用しないというやつです。三年間の猶予期間を置い...全文を見る
○案納勝君 もう一回。
○案納勝君 それでは、今度の引き下げられた金利は、十一月の以降新しい新規預入の分だけしか適用しない、いままでの既契約については旧利率の適用をする、これははっきりしてますね。  そこでお尋ねしたいんですが、要するに既契約については新たに御案内のように切りかえをしなくちゃならぬ、要...全文を見る
○案納勝君 そうするとね、もう一回お尋ねしますが、既契約をまあさようならきょう私が払い戻しをした、この場合は、たとえば四十九年一月あるいは九月の新利率は適用されない、払い戻しただけでは。払い戻しをしたが、そのまま現金授受はなくて再度新規預入の手続をとれば新利率が適用される。それか...全文を見る
○案納勝君 それは預けたときの利率だけしか適用されないから、途中の一月の十四日、九月の二十四日利率が二回上がったやつも適用されない、払い出すだけだと。
○案納勝君 本当ですか、それ。間違いない……。
○案納勝君 それは、払い戻しの際に、それじゃこれ預けかえますと、こう言うだけで払い戻し全部もらっちゃって、それで適用されるんですか。  私が一番先に言ったのは、既契約でずっと二、三年持ってきた、それをきょう払い戻したい、払い戻しますと、こう言った場合の金利の適用は、一月の十四日...全文を見る
○案納勝君 それじゃ時間もないから急いでやります。  郵便貯金の奨励関係については、これは保険も同じですが、多くの問題を抱えております。私は、郵便貯金、保険についての奨励体質の改革を抜本的にしなくちゃならぬ、こういうふうに考えておりますが、郵便貯金の募集について、省は従来どのよ...全文を見る
○案納勝君 いま適正な募集をやりたいということは、募集目標の達成を図るために、余り違法な募集、たとえば預入限度額を超過するような募集、据置期間内に払い戻しされるような定額貯蓄の募集などは行われていませんか。なお、預入限度額のチェックはどのように行われているのか、この辺についてどう...全文を見る
○案納勝君 私は、神山さん、郵政省はここではきれいごとを言っているけれども、実際は二枚舌を使っての現場での指導をしているとしか考えられないことがたくさんあるんです。御案内のとおり、多くの内部告発もあります。  いま、あなたは指導してそういう違法契約や違法奨励が行われないように指...全文を見る
○案納勝君 私は、神山さんね、左京問題はあなたがよく御存じだから左京問題と、こう言ったんです。   〔委員長退席、理事茜ケ久保重光君着席〕  これに類する事件は新宮にもあります、あるいは九州の管内にもあります、あるいは松戸の問題についてもあります。私はこれをいまきょうここで一...全文を見る
○案納勝君 私は目標管理問題そのものについても意見がありますが、きょうは時間がありませんから、後日に譲ります。  言われるように、五十年の十月一日に公用私信が出され、四十五年の四月十四日には返納制度についての通達が出された。いずれにしても指摘をされるような問題は後を絶たないわけ...全文を見る
○案納勝君 それは考査報告書つくっていませんなんて——本省でつくっているのじゃなく、地方郵政監察局段階で考査の報告を毎年首席監察官のところに報告するようになっているじゃありませんか、それを見せてくださいと言っているんです。
○案納勝君 じゃ持ってきましょうか。
○案納勝君 もう五十年度の報告書は来ているはずじゃないですか。四十八年、四十九年は私のところに来て、一通り見さしていただきました。五十年度のはあるはずじゃないですか。
○案納勝君 それじゃせっかくですから、私が四十八年、四十九年見せてもらったのと同じのでいいですよ、それを私の方へ五十年度のを提出してください。いいですね。
○案納勝君 いつできるのですか。
○案納勝君 年度末にできたら見せてください。  それじゃ時間がありませんから、最後に、保険の問題について二、三まとめて質問します。  第一点は、民間保険と簡易保険というのは競合関係に現実的にあるわけです。民保はインフレに対処する保険の商品として幾つか考えているようですが、簡易...全文を見る