案納勝

あんのうまさる



当選回数回

案納勝の1978年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月30日第84回国会 参議院 逓信委員会 第5号
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○案納勝君 最後の質問になります。  まず冒頭に、今回提出をされております承認に関するこの件につきまして、日本放送協会の資金計画説明書等、私は決算に関する委員会等で、わかりやすく国民に理解ができるように配慮をすべきだと何点か指摘をいたしました。それを受けて一定の配慮がされている...全文を見る
○案納勝君 よくわかりました。  そこで私はお尋ねしますが、いま言われたように、NHKの経営運営上の基本なる受信料の収入というのが、まさに収支の基本構造自身が崩れてきている、そういう立場での厳しい経営環境にある、この認識は私はそのとおりだと思うんです。そこで私はお尋ねするんです...全文を見る
○案納勝君 私は、いま答弁されまして、今日の段階ではやむを得ないと思います。私は、まさに、大臣じゃありませんが、NHKの理事者が従来の惰性を抜け切れずにぬるま湯的存在にまだある。この三、四年の間、大きな変動が起こっています。たとえば報道の自由、言論の自由、政治権力の不介入問題。小...全文を見る
○案納勝君 早急にその体制をつくって、できたら提示をしていただく、よろしゅうございますね。  じゃあ、一たんここでこの問題を打ち切らせていただいて、大臣に二点ほど分けてお聞きいたします。  大臣は本委員会で、この三日間、私もじっくり聞かしていただきました。NHKの経営、そうい...全文を見る
○案納勝君 大臣ね、大臣の気持ちよくわかります。しかし私は、また問題点も余り変わらないと思う。ただ、ここで私は大臣に、この一連の衆参両院の本案についての審査で、大臣のいま言われる力の限りというその意欲はよくわかった上で、言葉じりをとるわけではありませんが、きわめて重大な問題を含ん...全文を見る
○案納勝君 大木発言の中における大臣の、私に言わせるならば適切でないといいますか、これは私はこのまま容認をするわけにはいかないんです。どうされますか。
○案納勝君 大臣ね、真意はわかったにしても、十一月のことは余り重きを置いてないと。しかし、これは周波数の切りかえでしょう、国際間の。国際間の混信をできるだけ国際間において解消していこうということで、十キロヘルツのアジア地域では割り当てをしていままできたわけですからね。それで、これ...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、このまま議事録に残しておきますか。
○案納勝君 大臣ね、大変失礼なことを申しましたが、NHKの予算を審議し、しかも、今日までNHKが、多くの国民の信頼を回復をして、その共感と協力の中で、NHKが公共放送の使命を果たしていくという立場で、今日まで審議を私ども国会議員という立場でやってきたわけです。ぜひひとつ、今日世界...全文を見る
○案納勝君 いま、番組の点についての御見解含めましてお聞きいたしました。ぜひひとつ、経営委員会の問題をめぐっていろいろ意見が今日までありましたように、きわめて重大な時期だけに、経営委員会の機能が本当に果たせますよう、特段の御努力をお願いを申し上げておきたいと思います。  そこで...全文を見る
○案納勝君 大臣からお答えありましたが、時間もありませんので、大臣、端的にひとつ。  いま大庭から御答弁ありましたこの国際放送ですね、大臣も言われたように二四%確かにふえました、郵政予算と比べてふえ方は。しかし、大体NHKの国際放送の予算は全体の一・四%ぐらいしか占めてないんで...全文を見る
○案納勝君 ぜひ大臣の時代に、このことはもはや論議にならぬでもいいという時代になるように特にお願いをしておきたいと思うんです。  次いで、先ほど大臣が大変力を入れております辺地及び都市難視の問題なんですが、これも簡潔に要約をして御質問をいたします。  今日、大臣、先ほど私がち...全文を見る
○案納勝君 大臣、ひとつ御努力をいただきたいと思います。  たとえば大臣ね、建設省との話し合いの中でも、建設省の建築基準法だけ求めていくとなかなかむずかしい点が出ると思うんですよ。たとえば「伝搬障害防止区域の指定」という電波法の百二条の二、これは重要無線通信の項ですが、建物が大...全文を見る
○案納勝君 じゃ、もう時間ありませんから、最後にぜひひとつこれは大臣にもお願いを申し上げておきたいのですが、私は五十二年の四月十九日の逓信委員会で、いまのようなNHKの収入構造がもうすでに崩れてしまってきている段階で、NHKの今後の先行き経営の問題を考えるときに、新しい受信料体系...全文を見る
○案納勝君 私は、ただいま承認されました放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党及び第二院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。     放送...全文を見る
04月07日第84回国会 参議院 決算委員会 第9号
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○案納勝君 私は、今日まで、四十九年の九月から問題になっておりましたいわゆる田中金脈の最大の問題であります信濃川河川敷問題について、今日の段階では本決算委員会も一定の方向を出すべきだと思います。したがって、私は今日までの経過を整理をして、その問題点について幾つかお尋ねをいたします...全文を見る
○案納勝君 それじゃもう一点重ねてお尋ねします。  一つは、長岡市は、もうこれ以上は、長岡市の財政あるいは公共事業の全体のバランス等を考えて、河川敷について買収をして公共利用にするということについては困難だと、こういうふうに明確に回答したと受け取ってよろしゅうございますね。
○案納勝君 同じく、県の側も同じような意向だということについて理解してよろしゅうございますね。
○案納勝君 そこでもう一点。いま答弁ありました中で、六十四名の下付の申請について、全員下付の申請が届けられて検討中だと。本来、河川法から言うと、廃川処分によって旧地主に返還をするというたてまえをとるならば、これは当然その措置がとられるというふうに理解してよろしゅうございますか。
○案納勝君 本来、この河川敷問題については、先ほど私が冒頭申し上げましたように、俗に言う田中金脈問題の最も大きな問題であります。今日まで当委員会としてこの問題の処理に当たって一貫してとってきた態度は、これらの土地が政治的な影響力あるいは政治的な立場によって不当な利得を今後起こさせ...全文を見る
○案納勝君 まあ手続問題というふうには私は割り切っていませんが、これ以上追及をしようと思いません。  ただ、大臣、いよいよ廃川処分を決定するときには、確かに、十一月二日の決算委員会では当時の長谷川大臣は、院の決議等、意向を無視したわけではありません、慎重に配慮しましたと。しかし...全文を見る
○案納勝君 それでは、第二点目についての御見解を承りたいのです。  いま河川局長から報告がありました長岡市の公共利用に関する計画、そして長岡市の意向でありますが、これはもうすでに長岡市と室町産業との間に覚書が締結をされている、このことを建設省も是認した上でこれらについての措置を...全文を見る
○案納勝君 この具体的な覚書に基づいての、たとえばいま指摘をされました土地の原価及び補償料及び公租公課、こういった算定については、建設省は直接これについての指導なり、あるいはこれらについての建設省側としての監督なりというのは行われるんですか。
○案納勝君 もう一点お尋ねしますが、この覚書の中には「その後の利息」と、こうなっていますね。そうなりますと、この利息はいろいろありますね。今日は戦後最低の公定歩合の引き下げなり、預金金利の引き下げ等もあって、その利息はきわめて下がっています。しかし、この利息が幾らに判断をされるの...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、もう一回お聞きしますが、室町産業が河川敷で私人から収得をした面積、いわゆるこれは九条地も含めまして、面積は五十六・八ヘクタールですね。
○案納勝君 長岡市が利用する土地面積は、これ要するに室町産業から譲り受ける土地面積は何ぼになっていますか。
○案納勝君 そうすると、残りということになりますが、三十・六ヘクタールが依然として室町産業の土地として現存するわけですね。
○案納勝君 そうしますと、この室町産業に残った、要するに三十・六ヘクタールの面積の土地については、いま河川局長からのお話によりますと、これを利用する場合も長岡市長に事前に協議をする、こういう一項がある。そこで、この一項については、十一月二日の決算委員会でもそうだったのですが、長岡...全文を見る
○案納勝君 もしこれによって、私は、いま指摘されたように、室町産業が他に転売して投機的な取引による利得を得るというようなことが行われるような場合は、建設省としてはどういう態度をもって臨まれますか。
○案納勝君 大臣、国会のこの信濃川河川敷問題の院としての意思は、先ほども私申し上げましたように、政治的な行為に伴って不当な利得が行われた国民のきわめて政治に対する疑惑を、国民の信頼を取り戻すために適切な処置を行う。それは、室町産業という田中ファミリーのそういう行為で行われた不当な...全文を見る
○案納勝君 時間の関係もありますのでこのくらいで締めくくりたいと思いますが、先ほど大臣から御答弁をいただきました、いずれにしても院の決議について今日までのとられた措置についての一定の御見解もいただきました。今後については、責任をもって当委員会や各委員会等の意向については、これらに...全文を見る
○案納勝君 それでは次の問題に入ります。  私は、住宅公団の業務運営について、特にきわめて重要な問題についてのその後の経過等を踏まえて、業務運営あるいは施策についてお尋ねをしたいと思います。  住宅公団の家賃値上げについては、二月二十七日の日に大臣の承認が行われて、昭和三十年...全文を見る
○案納勝君 そこで、建設大臣にお尋ねをしたいのでありますが、建設省及び住宅公団は、先月の三十日でありますが、五十二年度の公団住宅建設戸数を当初計画した六万戸から二万五千戸を返上して、五十一年度から繰り越された四千二百戸もあわせて削除するということに態度を決められた、財投資金二千二...全文を見る
○案納勝君 このままいけば、第三次五カ年計画というのは変更せざるを得ないんじゃないですか、そうなると。
○案納勝君 私は、今日の国の住宅政策が持ち家主義に力点がかかって、それでそういう意味で賃貸しのこれらの住宅について、軽視とまでは言いませんが、大変ウエートが低くなっていることに住宅政策の根本的な誤りがあると思っています。いま言われた空き家あるいは現在使われてない膨大な土地の問題、...全文を見る
○案納勝君 それではまず、未入居住宅と保守管理住宅についての対策について私は二、三お聞きします。  これはいま家賃値上げに伴って建設委員会等できわめて指摘をされた問題でありますが、この空き家については、五十二年の十二月末で三万九千戸に上っており、そういう状態に今日ありますが、五...全文を見る
○案納勝君 いま御説明をいただきましたが、結局、住宅需要に即応した魅力ある住宅への転換、あるいは入居基準の改定等の報告を見ましても、空き家防止ということで、私はこれは抜本的なことにならないんじゃないか、こういうように考える。この実績を見ても、見るべきものは余り見られないんじゃない...全文を見る
○案納勝君 時間もありませんから、これはこの次さらに続けるとして、私はいま説明をされたことで空き家あるいは休眠用地の問題といいますか、空き家問題が解決をするとは考えられないんです。もっと実は課題を、もう少し見解をお聞きしたいんです。  個別原価主義家賃がいまとられていますね、私...全文を見る
○案納勝君 時間がありませんから、私は引き続いて、休眠用地対策やこれらの問題は総括質問の際にやらしていただくとして、大臣、一言だけ、一つ申し上げておきたいと思うんですが、いま公共住宅といいますか、これは全体で六・九%、イギリスあたりに比べますと、イギリスあたりは三〇%を占めており...全文を見る
04月10日第84回国会 参議院 本会議 第14号
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○案納勝君 私は、日本社会党を代表して、ただいま報告のありました昭和五十年、五十一年度の決算について、福田総理初め関係大臣に幾つかの質問をいたしたいと思います。  今日、福田内閣が行き詰まっている課題の主なものは三つあると思います。それは、第一に雇用不安の解消、第二に円高不況対...全文を見る
04月11日第84回国会 参議院 逓信委員会 第7号
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○案納勝君 私は、最後になりましたが、皆さん方に御協力をする意味で時間が大変縛られていますので、きょうは二、三点にしぼって御見解を聞きたい。  まず最初に、どうしてもこれは聞いておきたい、聞かなくてはならない問題があります。先ほどの木島先生の質問、あるいは十一日の最上さんの質問...全文を見る
○案納勝君 ここにも大臣ね、児島という同じように逮捕された千葉郵便局の第一集配課員の職場の上司の感想が載せられております。「職場では激しい活動はしない。無口で目立たないという印象の方が強い」、地域では同じように実家の周辺の住民の人も同じような意味のことを言われています。意外にいま...全文を見る
○案納勝君 では次に入ります。時間の関係がありますので、週休二日制についての大臣の御見解を承っておきたい。  大臣すでに御存じのように、同僚議員であります大森議員からも質問がなされました。衆議院の大蔵委員会の小委員会で、金融機関の週休二日制に関する決議がなされたのは御存じのとお...全文を見る
○案納勝君 大臣ね、大臣の言われるように、いま時間短縮というのは、雇用の面からも、あるいはいまのわが国の円高の中で、しかも今日までのわが国の集中豪雨的な輸出政策に諸外国の大変な批判がある。やはり時代の趨勢として早急に実現をしなくてはならない課題であることは間違いない。その中で私は...全文を見る
○案納勝君 全力をもってその意思で取り組むということについてよろしゅうございますね、理解をしまして。
○案納勝君 次に入ります。  私は実は少し時間をかけて、腰を据えて大臣と相模大野の問題を初めとする一連の問題について、できるだけ問題点を明らかにして今後の郵政事業の展望を見出す筋道を探したい、こう思いまして、実はきょういまから質問を幾つかするんですが、時間の関係がありますので、...全文を見る
○案納勝君 大臣の言われているとおりのところだと思いますね。  そこで、私はまず財務局で摘発された問題は後ほどするとして、首席監察官にお尋ねしますが、要すに麻溝郵便局事件で、この佐藤局長とその妻佐藤英子が三回にわたって小切手をもって、正規の手続を経ずに約一千七百九十五万八千円換...全文を見る
○案納勝君 それは正規の手続で交換しているんですか。
○案納勝君 そこで、もう一回お尋ねします。  大臣、こういう非違の行為が公然と行われるということは、これはどういうことなんでありますか。隣の郵便局長から小切手を持ってきた、佐藤という相模大野の局長、それに夫人の英子という主事ですか、これがこういう手続を行わないで公然とやれるとい...全文を見る
○案納勝君 それは大臣、それは運用やってみたって本人はやる気に——私は共犯だと言うんです、佐藤とその佐藤英子というのは。そういう共犯がやれるというのは何かというと、それを牽制する機能というのがないわけですよ、この段階で。たとえば、それからその後、佐藤が定額の横領を始めたわけですね...全文を見る
○案納勝君 大臣、いま質疑のやりとりの中で、やっぱり内部牽制というのが十分でない。もっと時間があるならじっくりこう一つずつ例を挙げたいんですが、このことはもうおわかりになっているはずだ。それから、監察の考査が不徹底だ。なぜ不徹底なのか。私はこれは次回に譲りますが、ここで一言だけ言...全文を見る
○案納勝君 非営利企業の場合、幾つになっていますか。
○案納勝君 この営利企業——公務員法百三条関係で、貸し家、貸し間、貸しガレージ、たばこ等小売業、これだけになっていますね。監察の方では、この佐藤和也じゃありませんが、これだけで、兼業は全国局長行われていないというふうに判断をされていますか、特定局長兼業。このとおりだというように理...全文を見る
○案納勝君 いや、全国でどうなんですか、把握していますか、こういう事件について。こういう佐藤和也みたいなのがいないというふうに理解をしておられますか。もっとそれについて明確に答えてください。そして答えられなければ、私はこれ、完全にもう一回、いま特別対策委員会つくられているそうです...全文を見る
○案納勝君 それはしっかり把握してもらいたい。私のところでも三件上がってきています。きょうは出しません。これは許可を得ているわけではありません。したがって、これは調査をされた後に、いずれにしても問題点として指摘をさしていただきたいと思う。いずれにしてもそれは、私はとかくそれをとい...全文を見る
○案納勝君 それで、総人員に占めるパーセンテージはどうですか。総人員に占める普通局と特定局、犯罪のパーセンテージ。
○案納勝君 そこで、いま言われた中に入っていると思いますが、特定局長の犯罪は三年間何件、普通局長の犯罪は何件。さっきは八件と言ったじゃないですか。
○案納勝君 ないですね。
○案納勝君 そうすると、いま言われた特定局長は、先ほど言われた特定局の犯罪の中に入っていませんね、別ですね。
○案納勝君 それは違うんじゃないですか。あなたの方から普通局、特定局、簡易局事務取り扱い者の犯罪状況、百万円以上の、この資料はいただきました。その資料の中で、あなたの言われた数字はそのままです。しかし特定局の局長の犯罪についての四十九年の六局、五十年の十局、そして五十一年、実は全...全文を見る
04月13日第84回国会 参議院 逓信委員会 第8号
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○案納勝君 私、一点だけ短時間で関連で緊急に質問をいたしたいと思います。  まず第一に、電電公社の総裁に、これはきょうは電電の一般質問ですから。いま手動局の自動化が進められて、ほぼこの計画は終わろうとしております。五十三年度中に改式が全部完了すると聞いておりますが、その計画は予...全文を見る
○案納勝君 これ、ちょっと畑違いですが、きょう、ここへ簡保の局長お見えになっておりますか。  簡保局長 お尋ねしますが、簡保資金の運用について、地方自治体に法律に基づいて貸し出しを行っていますが、これは法律に基づいて行われていますか。どういう手続で行われていますか。
○案納勝君 あくまでこれは法律に定められた公正な手続によって行われているわけですね、保険局長。
○案納勝君 そこで大臣、これは言いたくないんだけれども、緊急に大臣のひとつ見解をお聞きをしたいと思います。  いま選挙が行われています、地方選挙が各地で。喜多方の市長選挙が行われている。大臣が応援演説に行かれました、四月の九日ごろ。ここにその大臣の演説内容のテープがあります。街...全文を見る
○案納勝君 公職選挙法には、公務員等の地位の利用、あるいは利益の誘導、きわめて禁止されています。あわせて私は大事なのは、憲法十五条、憲法十五条の公務員というのは国会議員、大臣——国会議員といいますが、大臣を指しているわけですね。したがって、公務員の選考及び任免等について規定をされ...全文を見る
○案納勝君 終わります。
04月17日第84回国会 参議院 決算委員会 第12号
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○案納勝君 私は、四十九年度の通産省の決算審査に当たりまして、円高の還元問題と日中貿易と原子力行政について、三点にわたって大臣等の御見解を承りたいと思います。  まず第一に、今日の円高はまさに急ピッチに進んでいます。不況がそのために増幅し、日本経済に激しい動揺が与えられています...全文を見る
○案納勝君 それでは経済企画庁の方、お見えになっていると思うので、お尋ねをします。  経済企画庁長官は、円高差益を還元するために公共料金の値下げを含めて検討すべきだという発言がなされています。そこで、わが国の五十二年度の円高の差益は全体で総額どのくらいに上るのか、産業別、業種別...全文を見る
○案納勝君 わが国の経済にこれはどのような影響を与えているのか、メリットの面を。
○案納勝君 先ほど河本通産大臣の円高の還元問題、要するにメリットの国民生活への還元問題について強力な対策を今後考えていきたいと、こういう御発言がありました。そこで、いまも経済企画庁から円高の差益の現状についての理解について報告をいただきましたが、私は円高差益の問題について、経済界...全文を見る
○案納勝君 私はそこで大臣に、いまの御答弁いただいた点は去る十日の参議院本会議で大臣に御質問をいたしました。差益を公共料金引き下げということで通産省は一層そのことについての努力をする気はないかという質問をいたしましたときの答弁と余り実は変わっていない。しかし、私はここで現行料金を...全文を見る
○案納勝君 それじゃいまの説明された数字を基礎にしますが、全需要者に還元すれば、確かにまあ四十円から五十七円。しかし、それならば生活保護世帯、福祉世帯に限って、これらについての値下げ、そういう福祉対策の面で値下げをすれば、私は月に一万円とは言いませんが、相当高額の値下げが実現でき...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、きょうは農林省の方にお見えになっていただいていると思いますが、ちょっと話題を変えまして、農林省にお伺いします。  輸入小麦を扱っている国の食管会計、輸入食糧勘定は、円高ということとあわせまして海外市況の値下がりなどもあって、五十二年度は約九百億、史上最高の...全文を見る
○案納勝君 きょうは農林省というより通産省ですから、私はいま聞いて、畜産関係について、畜産振興事業団についても膨大な為替差益があるようであります。いまそれは別にいたしまして、説明を聞いてみますと、食糧管理特別会計のどんぶり勘定でそういう理由で値下げができない、こういうふうに、一言...全文を見る
○案納勝君 私はいままで大臣の御見解を承ってきましたが、この御見解の中で私が理解をいたしますのは、政府の今日のような及び腰では、今日かつてない長期不況としてこの通貨変動の中で苦しんでいる国民を納得させることは私は困難だと思うんです。私はいま大臣から何点か御見解を承りました。さっき...全文を見る
○案納勝君 この取り決めは、日本側が鉱物資源を輸入するのに対して、中国側はプラント類、建設資材、機械等を輸入する。特に上海の臨海一貫製鉄所を初め、銅製錬、カラーテレビブラウン管などきわめて大型なもので、日中双方経済の根っこに結びつき合う重要な取り決めだというふうに私ども理解し、ま...全文を見る
○案納勝君 いま申し上げましたように、今回締結された長期貿易の取り決めというのは日中平和友好条約の線上にある、こういう理解に立っていますが、この貿易は、実際に進行してみますと、プラント輸出を予定どおり実現するに当たっては、これは延べ払いなどの問題も今後解決されなくちゃなりません。...全文を見る
○案納勝君 今後日中貿易がさらに拡大をしていくということになれば、いま言うココムの修正では追いつかなくなってくるんではないでしょうか、その面では、ココムという対共産圏輸出統制委員会なるものがもはや現在通用しない段階に国際的にもなっているんじゃありませんか。その辺の御理解はいかがで...全文を見る
○案納勝君 それでは、日中貿易問題については以上の点でとどめまして、時間の関係がありますので、次に原発行政について入りたいと思います。  まず、通産省にお尋ねしますが、通産省の発表では、わが国の原子力発電の稼働率が昭和五十二年度は過去の最低を下回る記録であったと、こういうふうに...全文を見る
○案納勝君 いま言われましたように、稼働率が低いという理由、十分納得するところまで説明がありませんでしたが、いろいろあると思いますが、主としていま言われたように定期点検の過程で修理が手間取っている、あるいはそういうことが中心になっての理由でありますが、運転中止している発電所の中で...全文を見る
○案納勝君 そこでお尋ねしますが、通産省としては、原子力発電の稼働率というのは一体どのくらいなら大体満足、という言葉は適切じゃありませんが、正常だというふうに、どのくらいまで今年度は稼働率を上げることができるというふうに考えておられるのか、その点を……。
○案納勝君 いま七〇%程度に期待をしたい、さらには、稼働率は六五%の可能性があるというふうに御答弁いただきました。五十二年度中で稼動率が低いもので東京電力の福島第一の1号炉、2号炉、それに関西電力の高浜1号など、御存じのとおり昭和四十年代に建設された初期の発電所ではまさに一けた台...全文を見る
○案納勝君 技術庁の中では、これは確たる根拠でといいますか、と言うよりも、技術職員の中で、原子力発電などというものはそもそも五〇%ぐらいの稼動率がせいぜいで、五十二年度四一・八%という史上最低の数字でも別に驚くに当たらないという意見が技術庁の中にもある。そういう中で、現在までのわ...全文を見る
○案納勝君 稼働率の低下した理由の一つに、定期検査に時間がかかり過ぎるということがあるようであります。原子力発電に爆発などの事故が万一あった場合には、周辺住民の生命、財産に及ぼす影響は大変なことであります。したがって、原子炉の検査は安全のために慎重に、入念に行わなければならないの...全文を見る
○案納勝君 これは五十三年三月の、ことしの三月三日の新聞記事です。通産省、電力業界は、このままでは原子力発電のコストは相対的に安いという前提が崩れるとして、そこで稼働率アップに全力投球する、稼働率低下の一因がいま言う定期検査にあるとして、定期検査の主要部分を通産省から財団法人発電...全文を見る
○案納勝君 最近私の調べた四十九年からの原子力発電をめぐるトラブルについて、その間の事情を検討してみますと、こういうのがあります。五十一年五月に東京電力福島第一の2号タービン室の火災がありましたが、四十日間これを隠し通してきたということ、それからまた同じ年の十二月、関西電力美浜1...全文を見る
○案納勝君 科学技術庁にお尋ねしますが、原子力基本法でうたわれている自主、民主、公開という三原則、その面から見て、今日、いま申し上げましたように各所で事件が起こり、さらには四国電力の伊方1号、日本原子力発電の東海第二、東京電力福島第二の第1号、いずれも地元住民による設置許可に対す...全文を見る
○案納勝君 通産省にお尋ねしますが、日本における原子炉のほとんどがアメリカの技術の借り物、こう言われております。そのとおりでありましょう。で、アメリカにおけるその後の原力子発電の建設状態がどういう状態であるかというのを私もちょっと調べてみたのですが、現在アメリカでは六十三カ所に発...全文を見る
○案納勝君 これはアメリカだけじゃなくて、西ドイツについても、フランスについても、こんなに原子力発電問題をめぐっての住民のさまざまなこれに対する不信、そういうことに根づいた行動というもの、あるいは原子力発電の見直しというのが起こっているやに私は理解をしております。いま指摘をされま...全文を見る
○案納勝君 時間もありませんから、原子力行政の問題は科技特関係でしょうからさらに詰めるとしまして、あと二点ばかりについて質問します。  第一は濃縮ウランの問題であります。政府では黒字減らしの対策の一環として、緊急輸入として三月初めにアメリカからウラン鉱石を買う方針を立てて、アメ...全文を見る
○案納勝君 最後ですが……。  電源開発をめぐって汚い金が使われています。非常にいま問題になっておりますが、これはもう以前からうわさもありまして、一月に中部電力芦浜原発で逮捕者が出たことも御存じだと思います。だれもびっくりしないという。むしろいままで警察が見過ごしていたところに...全文を見る
○案納勝君 私は、いま申し上げました質問の中で、今日、原子力発電を含めまして、わが国のエネルギー政策というものについての政策自体の見直しという段階に来ているのではないかと思います。原子力発電を見ますと、それ自体についても自主技術の開発や国産化の問題、安全審査や、あるいは住民へのこ...全文を見る
04月18日第84回国会 参議院 逓信委員会 第9号
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○案納勝君 私は国際電電に二、三質問をいたしますが、最後ですからできるだけ簡潔にお答えいただきたいんであります。  その前に大臣に何点かお尋ねをいたします。きわめて重大な問題であります。  あなたはいま当委員会を中座をされました。あなたの所管事項として審査をしている当委員会を...全文を見る
○案納勝君 大臣ね、私は国民の立場、サイドに立ってできるだけ積極的にその意思をくみ上げて行政に生かしていく、そのことはぜひあなたの考えどおりに進めてもらいたいんです。ただ、だからといって大臣の発言の及ぼす影響というのを考えてもらいたいと思うんですよ。あなたの言うことについて、たと...全文を見る
○案納勝君 それでは国際電電に幾つかの点について、時間も限られておりますので質問したいと思います。  まず最初に、私は、昨年八十国会で事業計画に基づく経営の見通しについて、中期計画を考えるべきじゃないか、中期の見通しを立てるべきじゃないか、こういう質問をいたしました。きょうは実...全文を見る
○案納勝君 時間もありませんから、割愛しながらいきますが、本年度じゅうに日米間のTSS通信実施というそういう計画を聞いています。本年度は国際間の情報処理及び情報検索サービスのために国際コンピューター・アクセス・サービスを開始しよう、こういうことですでに今年度じゅうにも実施というこ...全文を見る
○案納勝君 確かに、今日わが国の公衆電気通信法で一定の歯どめがありますね。しかし、現実に稼働しようとする国際航空データサービス、SITAの場合、これは国際電電が実際に五十二年度末から開始をするわけです。言われるところの問題になっている国際銀行間データサービスの場合、SWIFTの場...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、電通=G、CDC社、タイムシェア社などが外資の情報処理業者としてわが国に進出してきていますね。KDDとして、これらの情報処理サービスを今回提供することについてどのようにこれらの関係についてお考えになっているか、お伺いします。
○案納勝君 大臣、私は先ほど電通監理官から御回答いただきましたが、いまこの国際データ通信の国際的動向としては、もうアメリカは、大臣御存じのようにすでに二つのネット網といいますか、完成構築された。さらに数網といいますか、幾つかのヌット網が完成されようとしている。ヨーロッパでもEC九...全文を見る
○案納勝君 それじゃ時間もありませんから、ただ一点だけここで聞いておきたいのは、先ほど申し上げましたSITAが五十三年度末に開始が予定されていますが、そのサービスの内容、進捗状況、需要見込み等について、簡単でいいですから、要点だけまずお聞かせいただきたい。
○案納勝君 そこはそれでまあいいんですが、私は先ほど、SITAを国際電電がいよいよ開始をされるけれども、その保守あたりは事実上外国の、あるいはSITAを含めて代理者の下請といいますか、そういうものじゃないかという意味のことをちょっと言ったんですがね。線を貸しているだけじゃないかと...全文を見る
○案納勝君 時間がありませんが、ここでもう少し検討を、私自身も勉強さしていただきたいんですが、そうすると、もう一回聞きますが、SWIFT、要するに国際銀行間データサービス、これはまあ国際電電もう少し検討するということだそうですね。これはそういう状態ですね。ところが、いま公衆法では...全文を見る
○案納勝君 よくわかりませんが、大臣どうですか。
○案納勝君 まあ、きょうは、これは去年から実はよくお伺いをしながらきた問題で、関連をして質問したわけですが、もう少し私の方も勉強さしてもらってもう少し内容的に深めたいと思います。きょうはこの程度にしておきます。  そこで、時間ありませんから、最後に、昨年でしたか、国際電話料金の...全文を見る
○案納勝君 最後に、いままで聞いてみますと、一億八千三百万程度為替差益はある、対外決済受け払いによって。こうけさ来聞きました。いま円高によるデメリット、メリット問題で、メリットをもっと生かせと、それには円高差益というのを還元せいと、こういう意見がたくさんあります。私もきのう決算委...全文を見る
04月25日第84回国会 参議院 逓信委員会 第10号
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○案納勝君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党及び第二院クラブの各会派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。    簡易生命保険及び郵便年金の積立金の運用に関する法律及...全文を見る
06月06日第84回国会 参議院 逓信委員会 第15号
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○案納勝君 最後になりましたが、私は、いままで多くの同僚議員が質問をしてきましたので、重複をできるだけ避けていきますが、実は、教育ローンの構想が発表されると、国民やあるいは多くの人々がこれに共鳴をし、一日も早く実現するように期待を当初はしたんです。ところが、現実にでき上がったもの...全文を見る
○案納勝君 そうすると六千億ということですね、合わせて。
○案納勝君 これはまあ膨大な国民の、庶民の個人預金というのが、企業の金利負担の肩がわりをしてるわけですね。  そこで、私がお尋ねをしますのは、進学ローンが今回設立をされた、そして発想が出されまして、今日こう提案をされ審議をしておりますが、今日までのこの進学ローンの背景と経緯につ...全文を見る
○案納勝君 この育英資金の問題は、五十二年の四月の利下げの問題に絡みまして、当時の、いや今日の総理である福田総理に対しても、多くの郵便貯金利下げ反対という国民の意向が陳情をされております。国民の金融機関である郵便貯金の利下げを、民間の利下げ、公定歩合に連動させなくちゃならぬという...全文を見る
○案納勝君 私は、この一連の大蔵省とそして郵政省、教育ローンが発想が生まれてからの経過を注意深く見守ってきたわけであります。私が先ほど冒頭に、似て似つかぬものができてしまった、名前だけが同じ、こう言ったのも実はそこにあるんですが、郵政審議会が昨年の四月、金利引き下げに伴う四項目の...全文を見る
○案納勝君 郵政審議会が要望を出した内容というのはもう繰り返しません。ただ、郵政審議会も、今日の郵便貯金の膨大な三十七兆に上るこの資金が、国家の第二予算と言われるように、財投のきわめて主要な財源となり、しかも国の大きな政策遂行の柱になっていることは、これは認めているのであります。...全文を見る
○案納勝君 時間がありませんから、私は、たとえば郵便貯金に関する調査研究会の発表の中のあるいは信用供与の問題についてお尋ねをしたいんですが、時間の関係上、これは後ほど時間があれば大蔵大臣にお尋ねをするとして、具体的にそれでは中に入ります。  すでに、同僚委員が多くの指摘をしてい...全文を見る
○案納勝君 今日郵便貯金が、貯蓄銀行あるいは貯蓄だけの機関であることは私も知っています。そして、いま郵便貯金の三十七兆の大部分が財投の六〇%の資金になり、しかも、今日の段階で公共部門の資金不足の中で、国の国民福祉指向への政治情勢、要するに経済政策の中で重要な役割りを果たしてきてい...全文を見る
○案納勝君 大臣ね、私は、いま局長の御答弁聞いていると、先ほど私、冒頭に進学ローンの生まれた背景その他申し上げました。今度は、大臣が千五百万の退職金の問題を提起されていると。これは金利引き下げに伴って、審議会その他の中で、国民へ何らかの還元の措置を、あるいは庶民の利益の増進のため...全文を見る
○案納勝君 積立貯金制度というのは従来もある。これはいいんですよ、それで。それで年率三%ですか、二年ものでね。進学ローンというものを新設をする。その進学ローン新設した理由は、背景はこういうことなんだから、これについては、せめて積立金並みの金利をしたって、私は決して混同するようなこ...全文を見る
○案納勝君 そうそう、そこのところが問題だ。
○案納勝君 私は大臣が、貯金法二条でいう「管理する。」ここのところは関係をすると思っているんですよ。  そこで、次に進みます。時間がありませんので取り急ぎ。そこで、ここのところが大臣ね、最初の原案と違うところなんですがね。積み立ての預金金利がいま言う二・八八%ですね。そうすると...全文を見る
○案納勝君 また大臣ね、私の調べた中で、第一勧業銀行の実際に短期貸出金利、これは手形の割引貸し付けで年三・七五%、その他、手形の割引貸し付け年五・五%、信用度により〇・五%高、これは企業向けで。それで都市銀行の貸し出しの約定平金利がいま六・一〇二%、企業向けです、これは。個人向け...全文を見る
○案納勝君 これ以上大臣に答弁を求めましても無理だと思います。  そこで、大臣ね、もう一回私は繰り返して言っておきますが、先ほど私が第一勧銀で言ったやつは、これは短期、長期入れて平均金利が六・一二%、企業貸し出しです。私はね、いつものことながら、金利の引き下げについて、大企業は...全文を見る
○案納勝君 それは別だ。それはいいよ、答弁しなくて。
○案納勝君 時間がありませんので、用意をしました質問は、大蔵大臣等がお見えになったときに、再度時間を見つけたいと思います。  大臣、この一連の審議を通じまして、問題点は整理をされてきていると思うんです。だから、やはり進学ローンが回ってきた背景、持っている意味、そして郵便貯金をし...全文を見る
○案納勝君 いま進学ローンの最後といいますか、審査をしているわけでありますが、大変御苦労さまですが、関連の大変深いだけに、幾つかの問題について質問いたします。  大臣も御存じのように、進学ローンが、昨年の四月の郵便貯金金利引き下げに伴い、当時の郵政大臣等の提起等もありまして、多...全文を見る
○案納勝君 これが大臣ね、ここのところが余り長く時間をとりたくはありませんが、国民の貯蓄手段を提供し、零細な貯蓄に利便を与える、これはそのとおりだと思います。  しかし、もう一つ、また大臣が指摘をされました今日の財投の主要な財源として大きな役割りを果たしておるというのを、これを...全文を見る
○案納勝君 大臣がそういう答弁をされると、それではいまの経済はどうだと、こう聞きたいんですが、こう聞いてくると時間がかかりますから。  ただ、大臣、あなたの発想でいくと、確かに金を集める、簡易な貯蓄手段を提供する、そしてこの金を使って国民生活の安定を図る、これがある意味では貯金...全文を見る
○案納勝君 余りこれだけやっても意味ありませんが、そこでお尋ねしますが、去る三月に郵便貯金に関する調査研究会というのがありまして、中間報告を、これは郵政大臣になりますか、郵政省に提出をしておる。これは郵便貯金に関する将来の展望ないし今日的な問題について研究してもらう機関だと思いま...全文を見る
○案納勝君 五十二年三月です。
○案納勝君 違います。
○案納勝君 これは御存じでなければ、私はまあこれ以上は。ぜひひとつ金融機関といいますか、財政の元締めとして、私はぜひこれは検討していただきたい。要するに、いままで貯金をするだけ、そういう貯蓄銀行的な郵便貯金、それでは国民のニーズにこたえることができないという、そういう面での提言に...全文を見る
○案納勝君 それじゃ次に進みますが、昨年の五月、そして九月、そして今回と、約一年の間に二・二五%金利の引き下げが行われました。大臣も御存じだと思いますが、これに伴って郵政審議会は、三回にわたって金利引き下げに伴う答申の中で、零細な国民の貯蓄の目減りについて、これらについての国民の...全文を見る
○案納勝君 大臣、これ時間が私はないんで、大臣も二時間しかここへおられませんので、それはいまの点については多くの問題がありますから、それを繰り返してやっていきますと時間がありませんので、改めてほかのところでやらせていただきますが、大臣のいまのお答えの中に、零細貯蓄についての優遇策...全文を見る
○案納勝君 大変な問題が答弁の中にあるんだが、時間がありませんので、最後に大蔵大臣にお聞きします。  ゆうゆうローンの限度額ですね、これは郵政大臣が本来は所管でしょうが、これは郵政大臣だけでは決められないでしょうから。貸付限度額が今度五十万に引き上げになりましたね。この制度とい...全文を見る
○案納勝君 それは抑えられているから、八万円ぐらいで。しかし、自分が貯金をしているやつですから、いずれにしても払い戻しにかわる一時的なものですから、私はそういう措置をとってしかるべきだと。しかし、ここで時間がなくなりましてもうまことに残念なんですが、いずれこの問題については、決算...全文を見る
○案納勝君 私は、ただいま可決されました法律案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党及び第二院クラブの各会派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします。     郵便貯金法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(...全文を見る
10月17日第85回国会 参議院 逓信委員会 第2号
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○案納勝君 官房長官、どうもお忙しいところをお運びいただきまして、私は短時間ですが、官房長官に、いま国会で承認を求められていますNHKの経営委員の問題について、御見解を二、三承っておきたいと思います。人事問題ですから、これはできるだけ慎重にやっていきたいと思っておりますから、特定...全文を見る
○案納勝君 官房長官の御配慮、慎重に検討されたという御意見はそれなりにわかりますが、たとえば放送法の中では、経営委員の任命については十三条以降にこのことが明らかになっています。で、この経営委員の任命に当たっては文化あるいは産業あるいは言論、こういう各方面にわたって広範に、各分野が...全文を見る
○案納勝君 官房長官ね、たとえば先ほど私が原則的なことを申し上げましたが、国民の公共放送事業であるだけに、権力と一番遠いところにあってその立場に立つ、それだけに経営委員は公選やったらどうかという意見も出たんです。要するに、さまざまな意見の人が広範におられるわけですから、その人たち...全文を見る
11月17日第85回国会 参議院 逓信委員会 閉会後第1号
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○案納勝君 大変大臣お忙しいところを急がしまして申しわけないと思います。  きょうは大臣、ちょっと言いにくいこともありまして、またちょっと生臭い話になるかもしれません。その点ひとつ大臣の職柄としてお聞きいただきたいと思います。  まず最初に、私はお尋ねをしますのは、過般、きの...全文を見る
○案納勝君 まず大臣に、それじゃ、自民党総裁選挙というのは国家的あるいは国民的行事ではない。あるいは自民党政党というのは、まあさまざまあります。手続とすれば政治団体として。そうするとこれは一団体にすぎません。そうすると、そういう団体にしても、差し出す郵便物については、これは一般の...全文を見る
○案納勝君 それはどういう内容を連絡しましたか。
○案納勝君 それはこの自民党総裁選挙に関係する郵便物の指示ですか。
○案納勝君 それはいつごろ出したんですか。
○案納勝君 それはいつごろですか。それからその文書は提出いただけますか。
○案納勝君 もう一回お尋ねします。  一時大量の郵便物の差出人が大量郵便物を差し出す場合に、差出人等に要請していつごろ差し出されるのかということについて差し出しの協力を求める。これは今日までもあるでしょう。また要員措置等特別な場合についての賃金要員やその他の措置、これはなかった...全文を見る
○案納勝君 ところが現実に、たとえば新聞紙上によりますと、宮崎では福祉年金及び母子年金の切りかえのための受領証や書類等が、簡易書留が事実上とめておかれる。この一万二千通の県連から持ち込まれた自民党県連の簡易書留が先に差し立てを行い配達をしている。こういうことで多くの苦情が郵便局に...全文を見る
○案納勝君 これはまた後ほど触れますが、いま一年間郵便物は百四十一億通ですね。そこで百五十万通、十一月の正常の場合の郵便物の流れは特別に多い時期じゃない。十二月に入るごろからクリスマスカードやあるいは株の切りかえ等が来ますね。いま百五十万通といっても全国的に散らばっています。九州...全文を見る
○案納勝君 私は、いま説明されましたが、七十万通一日当たり、これは正確じゃありません、これは正確に調査をしなくちゃなりません。しかし、各郵便局の要員定数は、あなたが一般御存じのように、平常七十万通だからといって、これが年末にたとえば九州なら九州に百五十万通集中するなら別ですよ。全...全文を見る
○案納勝君 ここにもう一つ、これは荒瀬九州郵務部長が、公用私信で各郵便局長あて出した中身です。それで、中身の中を見ても注意書きがたくさんあります。いま私が関東郵政局の例や岐阜の例を申し上げたと同じように、あて名不完全な郵便物については迅速に調査可能な限り配達をする、あるいは配達先...全文を見る
○案納勝君 いえ、そんなごまかし言っちゃだめだよ。私はあなたも知っているように長い間、三十年郵政で飯食った男ですよ。いまあんた簡易書留郵便物がどうなっていて、現場で取り扱いされているのか、皆さんたちより以上に知っているかもしれませんよ。あなた、そんなきれいごと言って、しかもこの文...全文を見る
○案納勝君 あのね、大臣、それは、大臣の大変苦しいところあれですが、私はいままで、自民党の総裁選挙だからと言っているわけじゃない。これは一般的ですよ。ただ、自民党の総裁選挙で今回こういう状態になったことは特別に問題があると、こう私は言うんです。それだけに問題だと。一般的には、私が...全文を見る
○案納勝君 大臣、そのいま示達を出された内容について、これは当然いままでの大臣の答弁を受けての示達になると思うんです。後ほど見せていただきたいと思います。  あわせて大臣、私は国民にこういう誤解を招いた、しかも誤解じゃない、事実を私は大臣が誤解——そういうことが事実としてまだ逆...全文を見る
○案納勝君 大臣ね、調査というよりか、もう事実全国そうなっているわけですよね。誤解じゃなくて事実なんです。ある意味では。だから速やかに私はこれに対してまずそういう不公平な郵便法に違反するような行為が行われているという事実があるわけですから、当然それはもう是正をする。その上で二度と...全文を見る
○案納勝君 大臣の言われた点はこの間も御見解を承りました。私は健全な労使関係というのは、いま大臣が言われたように、労働組合は労働組合の立場、あるいは管理、経営をやる方々にはその立場、お互いにその立場を認め合って、その上に立ってお互いの信頼関係が——問題のそれぞれの意見の違いは当然...全文を見る
○案納勝君 大臣が言われるように、そうあってはならないと大臣はまあ、私はそれなりに——。私が言っているのは、健全な労使関係、労使の安定というものの中にいま言ったようなことが起こっている。たとえば民間企業だって同じです。そういうものが起こっていることはその企業の、あるいはその組合と...全文を見る
○案納勝君 私も大臣の言うようにいずれの社会の中でも、特に自由と民主主義、それを貫いていくわれわれの責任があります。そういう中で、特に政治家という政治の舞台では、不公正を是正をして国民の立場に立つ社会正義というのをどう貫けるかが政治の課題だと思う。私はそういういま申し上げた、大臣...全文を見る
○案納勝君 それでは午前中に引き続きまして質疑を続けたいと思います。大臣の御見解を承りましたので、事務当局に以下二、三質問をしていきます。  最近よく事業の進展とともに歩く職員層の拡大、こういうことが言われている。これはどういうことを指して言っているのか、いつからそういう施策が...全文を見る
○案納勝君 良識者職員の育成、良識者づくり、これは同意語ですか。
○案納勝君 まず最初に、それは守住さんからいま答弁いただきましたが、これは要するに個別管理の方式を進める、こういうことなんですね。要するに、いま守住さんが言ったように、私はこの間大臣とお会いをしたときにも、今日の低成長下における構造変化に郵政事業はどう対置するのか、その中で貯金、...全文を見る
○案納勝君 それじゃお尋ねしますが、大多数の人たちは事業の進展とともに歩いてない職員が多いんですか、いま郵政省には。これは、層の拡大という一定の個別的に、個人的にとらえていくということにつながるわけですね、個別的。層の拡大ということは私は大多数の人たちは、実は歩かない人はいかぬの...全文を見る
○案納勝君 守住さんあなたはまじめにそういうふうにお考えになってされています。確かに良識者づくり、育成というのは手あかがついている、これはもうおっしゃるとおり、それ以上言いませんがね。だから私は同意語じゃないかと、同じことだと先ほどから言っているように、どんなに説明を聞いても。 ...全文を見る
○案納勝君 そこで、時間もあれですから先へ行きますが、私はいま守住さん言われた、それは郵政事業の今後の将来を考えた場合容易でない、それだけにお互いに協力、努力をしなくちゃならない。電電公社ではないけど、先ほど私が冒頭言ったように、総裁みずからがかなめは人の和だ、そして全体で、こう...全文を見る
○案納勝君 ここに、ある特定局の部会長が各郵便局長に出した文書、全逓に対して。全逓は——ひどいこと書いてあります。マルクス主義に立脚し階級闘争を激化し、絶対対立の世界観に立っていると。そして、マルクス主義は本来これは政治的闘争、議会を尊重しない、認めない。全逓は労働組合の直行的な...全文を見る
○案納勝君 いやぼくは、大臣も冒頭私の質問にそういう経過を踏まえて逆行さしちゃならぬと、こういうふうに言われました。そういう立場に立って、しかしそういってきて、このことしの年末に実はきわめて憂慮すべき事態に入ろうとしている。大臣、年末できわめて郵便物その他について国民に多くの負担...全文を見る
○案納勝君 私はそこにね、守住さん、そこに認識の違いがあるのです。認識を変えなきゃいかぬと思う。守住さんも言われたけれども、ぼくは十月の六日に、これは名前言いませんが、某郵政局の郵務部長演達の中で、今度の年末の問題については、全逓の場合反合闘争は年末闘争の瀬踏みというか、一つのス...全文を見る
○案納勝君 それで、私は少し生臭くなりますが、いま私がいろいろ申し上げた中で、たとえば黄犬契約、これは労働組合の中では最も労使の関係で恥ずべき不当労働行為。不当労働行為的な人事差別の幾つか例を挙げたいと思います。  しかし、これは私はいまここで人事局長に答弁を求める気はありませ...全文を見る
○案納勝君 守住さん、人事の関係、いまおっしゃるように、私は他の省、他の三公社四現業よりよけいにりっぱにやれと言っているんじゃないんです。並みにやったらどうかと、こう言っているんです。ほかのところはそんなのないんです。いわゆる欠格条項というのを私は知っています。それを当てはめてみ...全文を見る
○案納勝君 端的に言うと、これは私がみずから経験した六人委員会ですからわかるんですが、不当労働行為等は基本的にやらせない、こういう前提に立って、それで職場が二万二千局もあるわけですから、その中に出てきている不十分な点についてはチェックをするというのがスタートでした。ところが、現実...全文を見る
○案納勝君 ありがとうございます。  ただ、もう一回、守住さんね、私の言っていることをわかっていただけると思うのですがね。大臣も言われたように、守住さんも具体的に、たとえば三公社四現業並みの労使の関係というやつを私はよく考えていただきたいのです。それ以上のものを私が求めているわ...全文を見る