案納勝

あんのうまさる



当選回数回

案納勝の1979年の発言一覧

開催日 会議名 発言
03月01日第87回国会 参議院 逓信委員会 第3号
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○案納勝君 私は、まず最初に大臣の御意見を承りたいんですが、その前に、二十七日から本日と当委員会は、昨年年末から引き続いて年末の郵政の紛争問題について十一月は二十三日、さらには年が明けては理事会、理事懇等で早期な解決について郵政省にその誠意を求めてきました。そういう経過で二十七、...全文を見る
○案納勝君 大臣にお尋ねをいたしますが、十一月の十七日の逓信委員会で私は服部郵政大臣に、今日の事態、特に年末に当たって今日のような問答無用の抑圧的態度があるとするならば、労働組合にとってこれは労働者の地位、労働条件の向上、維持改善を図るという本来の趣旨から言ってそのことは認めるこ...全文を見る
○案納勝君 大臣、連日のことでお疲れだと思いますが、いましばらくつき合ってください。  もう一回確認しますが、こういう行為は絶対許されるべき行為ではない、こう服部郵政大臣が言われました。私は、そのとおり大臣も言われたと思って、確認をいたしておきます。  そこで私は、十二月十八...全文を見る
○案納勝君 簡単に言えよ。
○案納勝君 守住さんねえ、今回の要求十二項目、二十九項目は、郵政省はことさらに新聞広告等で、基本的なかかわる問題であるから妥結はできない、全逓の違法行為があるから郵便はおくれた——あたかも全逓あるいは労働組合に責任を転嫁する。私はいまここでは大臣の行政責任ないしは郵政省の管理責任...全文を見る
○案納勝君 私はね、そんな詭弁では納得できないんですよ。「一切の不当労働行為、これに類する行為を行わないむね確認するとともに次の通り扱うこと。」、「全機関で対応する組合機関との間で確認すること。」、「前項の確認を全職場に一年間掲示すること。」、これは四十八年の回答、五十一年の回答...全文を見る
○案納勝君 いやいやちょっと、それじゃだめだよ。大臣ね、私は、今回二十九項目、十二項目出されているのは、あれですな、賃金をこれだけよこせとか、あるいは組合から能動的に要求されたものではないんです、これは。大臣、聞いてください。要するに、差別があるというのは、差別をするのは郵政省、...全文を見る
○案納勝君 大臣、それはだめです。それは国民に責任を持ったことにならぬでしょう。守住さん、不当労働行為は絶対に私はやらないと約束をしてもらうことだと思うんですよ。やっちゃならぬということはやらないことだ。あなたはおととい、国の法律を預っている郵政省ですとこう言われた。だからこれを...全文を見る
○案納勝君 大臣、私は大変大臣を尊敬をしているんです。私の尊敬する小澤先生ここにおられますが、十二月の段階でも、もうしばらく待ってくれ、あるいは大臣は政治決断をされる、政治家として。あるいは早期に事態の解決のために努力をされているのをしばらく見守ろうという、そういう意味で年末の段...全文を見る
○案納勝君 弱りましたね。大臣、無理ないでしょう、私の言っているの。大臣、いかがですか。国政を預かり、そして当委員会としては所管委員会です、ここは。そして、しかも真剣に今日まで郵便事業のあり方についてお互いに知恵を出し合って討議をしてきた。そこで、たとえ内輪の話にして、内輪の対立...全文を見る
○案納勝君 大臣、私が先ほどから言っている両者の話し合いというのは、いまそれぞれ問題、課題について入ることになっているわけですよね。だから、私はそれはそれで、そんな労使のことについて、とかくじゃあこの問題はなんていま言ってないんですよ。私がいままで言ってきたのは、今日の事態を招い...全文を見る
○案納勝君 時間はとれないけれども、こればかりに。ただ、私は納得できないんですよ。あなたの言葉の裏には、努力しましたがだめでした、国民にまた迷惑をかけましたとなりかねないんですよ。(「対等の相手だ」と呼ぶ者あり)それは先ほど沓脱さんも指摘をされたんですよ。要するに、あなた方の言わ...全文を見る
○案納勝君 私はね、大臣、このままだと、これ以上詰められないですよ。  それで私は、もう一回その前に守住さんに聞きます。先ほど私が言いましたね。管理責任、しかもいままでの中身についてもどう考えておられるのかですね。それは現場のしっぽ切りだったらこれは大変なことになりますが、トカ...全文を見る
○案納勝君 努力をするって、あなたは、どうもはっきりいま答弁わかりませんが、あってはならないというんじゃなくて、やってはいけないと、こう理解していいですね。
○案納勝君 管理責任についてもう一回お尋ねします。どういうふうにお考えですか。
○案納勝君 それは、申しわけないと、おわびだけで済む問題じゃないんです。私は、申しわけないと言うよりか、それについて、こういう事態を招いた管理責任というものについて、みずから明確に感じる、そういう立場で、私は、今後の郵政事業の運営なり、郵政事業全体について見ていくということが大事...全文を見る
○案納勝君 責任があるといま言われましたね。私はね、多く言わなくてもいい、ぐずぐず言う必要はないと思う。私は大臣ね、大臣の先ほどの答弁ではね、来年もまたこんなことが続くということになると、大変心配なんです。大臣が七月あるいは十月になるか、解散になって、内閣改造になるかどうかしりま...全文を見る
○案納勝君 わかりました。それじゃいま言われた、二度とこういう事態起こらないようにしますと、いま大臣も言われ、そのことを考えてお答えをしていたと、こう言われました。そのことについて、それを大臣の真意として、二度とこういう事態が起こらないようにする。こういうことで私どももお互いに郵...全文を見る
○案納勝君 そこで、大臣というよりか人事局長にお尋ねをします。  不当労働行為はしない、また、絶対にやってはならない、こういうふうにいま答弁をされた。今回問題になっている事態についての認識ですが、人事局長ね、今日の事態というものについてきちんと実際問題として事実確認を一つしてお...全文を見る
○案納勝君 その現場の中で不信があったということについての具体的なあらわれとして、七千件と言われる不当労働行為もしくは介入、あるいは昇任、昇格、差別、こういう問題が指摘をされていることについては御存じですか。
○案納勝君 これは五十三件の問題の公労委提訴も含めますがね。あわせて沖繩の管理事務所長新見さんの発言は、あなたはどういうふうに受けとめるか。
○案納勝君 これは当局の管理者の皆さんの本心をあらわした中身じゃないでしょうか。相互不信の中の一つの本心をあらわしたんじゃないですか、そういうふうにとれませんか。
○案納勝君 これは余りやってもあれですが、これは、要するに私が指摘をしたのは七千件、五十三件、公労委にです。先ほどから冒頭申し上げておりましたように、従来の確認が守られない、そのことによって不当労働行為、あるいは類似行為、あるいは人事差別、昇任、昇格、Uターン、人権問題等がこんな...全文を見る
○案納勝君 そこで、そのことをしっかりひとつ踏まえて事態の解決というものについて踏み出していただきたいと思うのです。  あわせて、私は時間の関係で取り急いでいきますが、今日のこういう事態を招いた原因というのは、郵政省が今日まで約束をしたことを守らなかったということを私は先ほどか...全文を見る
○案納勝君 間違いないですね。
○案納勝君 ところで、この新管理者訓練ですが、こういうことが、これはおとといの日に坂倉委員からも指摘をされていますが、私がお尋ねをしたいのは、人事部管理課長の「労使関係のあり方」についてという話であります。力と力ではだめだ、コミニュケーションを通じて安定へ。管理者になったからには...全文を見る
○案納勝君 そんなことないよ。きょうは時間がないからね……。
○案納勝君 守住さんね、そんなばかな話がありますか。きれいごと言って、労使関係には裏があります、そういうことが人管課長から。それで訓練の場に出される、先ほど読み上げたような。それは多面的な訓練ですか。それがそんなことだったら約束ごとがどうやって守られるんですか。陸前高田の問題だっ...全文を見る
○案納勝君 では、最後ですが、私は最後に資料要求をしておきます。  不当労働行為救済命令が今日まで出されています。このときの管理者。それで、これについての処分が行われたか。その後の管理者がどういう位置にあったのか。今日どういう状態になっているか。これは宮崎延岡、都城、東京新宿、...全文を見る
03月28日第87回国会 参議院 逓信委員会 第4号
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○案納勝君 私は最初に、昨年の逓信委員会、三月の三十日に五十二年度のNHKの予算が委員会で承認をされました。今回の五十四年度のNHKの予算を審議するに当たりまして、その予算案を一見をいたしますと、昨年及び一昨年、当委員会で論議をしてきました問題点、課題というのは何ら解消されていな...全文を見る
○案納勝君 それじゃ少しく中身に入りまして。先ほどちょっと申し上げましたが、五十三年度の収支予算は事業収支で二十九億円の赤字、さらに先ほど申し上げましたとおり、資本収支で八十九億円が不足するということになって、都合百十八億円の収支不足となる。この不足額が五十一年度と五十二年度から...全文を見る
○案納勝君 これ「日本放送協会昭和五十四年度収支予算、事業計画のあらまし」というのがありますね。いま説明をされたやつは、この中の十四ページをそのまま受け取っていいわけですね、数字的には。
○案納勝君 いま説明を受けましたが、しかしながら、それでNHKの今日、あるいは来年度、あるいは再来年の五十五年、五十六年、五十七年、仮に三年をとって考えてみても、今回の単年度収支に基づいていままでしてきたことによって、百二億の剰余金を通じて一応の収支改善を行ったとしても、明年度、...全文を見る
○案納勝君 会長にお尋ねをしますが、いま説明をいただきました百二億の収支改善が本年度の受信料据え置きに大きな貢献をしている、それで今回は受信料据え置きの提案をされ——据え置きというか、そういう予算なんだ。これは今日まで、いま説明をされましたように、NHK自身の努力に負うところが大...全文を見る
○案納勝君 大臣に御見解を承りたいのですが、昨年度、五十三年度の予算、事業計画について、当時の服部郵政大臣は、きわめて現状の厳しい認識の上で、長期展望に立った事業運営の刷新、効率化等を中心にした意見書を出されました。今回の郵政省、大臣の五十四年度予算に対する意見書も、内容的には五...全文を見る
○案納勝君 それでは大臣、端的にお尋ねをしますが、郵政省としては、長期の計画について求めてきた。ところが、今回の五十四年度の予算は、そういう郵政省の長期計画に基づいて要請をしてきたにかかわらず、単年度の予算で、これにこえられていない。それは、経済見通しがなかなか立ちにくい、そうい...全文を見る
○案納勝君 それでは坂本会長にお尋ねをいたしますが、経営問題についての基本問題は、従来から各委員から指摘をされたように、あるいは今日私の方からも指摘をいたしましたように、基本的に解決をしていません。ここに資料の中で五十五年度、五十六年度の見通しがございます。これ自体についても、ど...全文を見る
○案納勝君 これは、いま答弁の点は一応いまの程度にとどめますが、会長ね、去年申し上げましたように、予算審議のその場になって、明年度から受信料の値上げをいたします、経営見通しはこういうことにならざるを得ませんとかというのを出されても、実は審議はできません。これは去年も申し上げたし、...全文を見る
○案納勝君 これは常時、常に予算案審議をする際、決算の審議をする際問題になることですね。毎回同じことを繰り返しているわけです。これにはいま指摘をされたように、今日の受信料制度のあり方その他にまで触れてくるでしょう。それから、あるいは収入の基本構造の、要するに今日民放がこれだけ世界...全文を見る
○案納勝君 大臣にお尋ねしますが、この受信料の問題、要するに受信料滞納問題、あるいは欠損金がこういう状態を繰り返しているという今日のNHKの経営の収支の基盤にかかわるもの、これは今後の改善策としては幾つかの問題をいままでも指摘をしてきました。たとえば今日の放送法上の受信料制度とい...全文を見る
○案納勝君 受信料制度は下手に手をつけるとNHKの基本問題にまで入ることはおっしゃるとおりです。NHK自身の努力によるところが大きいのですが、それに伴って今日の経営基盤の問題として指摘をされる幾つかの問題があるんです。これも従来から論議をされてきている問題でありますが、附帯決議に...全文を見る
○案納勝君 局長の答弁、従来の答弁と変わりませんが、私は、今日の財政基盤の確立、あるいは今日のNHKが置かれている実情にあるだけに、積極的な見直し、私はNHK自身積極的にその方策のとるすべはもっとあるんじゃないかと思っております。主導権はNHKにあるわけですね。で、特にこれは郵政...全文を見る
○案納勝君 来年予算が提起をされる、あるいは中期財政計画というものがこの秋には仮に出される。その中で、今日までの推移、経緯の上に立って、同じような答弁が繰り返されることがないように、具体的な措置がとられるように特段の要望をこの問題に対してしておきたい。  もう一点だけ、国際放送...全文を見る
○案納勝君 きょう私は、経営問題について、今後の中期展望、あるいは五十五年、五十六年度の財政基盤の確立、こういう面で問題になります受信料不払いの点や、あるいは免除の問題、いま国際放送交付金の増額問題等を指摘をしました。まだほかにもありますが、国民に理解を求め——今日の事業収入は二...全文を見る
○案納勝君 それから、これは私は昨年の九月IPUで海外を回る機会がありました。従来からも、国際放送についての受信状態の悪い地域が多いということが指摘をされております。  ところで、五十四年度、今年度はヨーロッパ、中東向けの受信改善のための中継放送が本格化されることになっている。...全文を見る
○案納勝君 それじゃあれですか、私はちょうどイタリアでその話を駐在の方からお聞きしましたが、試験をやったのは四月と十月にやったわけですね。去年の四月と十月に実験をされましたね。いま言われたように、これじゃ従来きわめて問題であったヨーロッパ地域がほとんど良好に聞き取ることができる、...全文を見る
○案納勝君 わかりました。  先ほど申し上げましたように、経営問題に絡む幾つかの問題について質問をいたしましたが、最後に、今回の五十四年度の予算は、冒頭に申し上げましたように、理事者側の経営姿勢、あるいは経営基盤確立のためにみずからが努力をすると、こういうことで昨年の委員会でも...全文を見る
○案納勝君 堀さん、こういうふうに理解をしていいんですか。  私の方で調べましたところが、NHKの場合の番組の出演料については、確かにいま言われたように引き上げになりましたが、ドラマ関係の番組などで、最下位ランクというのは一本について大体一万円ぐらい、中堅クラスで三万から四万、...全文を見る
○案納勝君 テレビで働いているということは、きわめて今日の時代では華やかな職業だというふうに理解されがちですが、民放では下請、孫請、そういう形になっておりまして、ドラマに出演するについてもきわめて厳しい条件にあるようであります。NHKの場合は制作条件が民放と若干違って一概に比較は...全文を見る
○案納勝君 会長、よくわかるんですが、たとえばドラマなどに出演をして、一番軽い役の人で二日間拘束されて一本一万円の出演料ぐらいだというふうに私は聞いています。エキストラに至っては一日何時間拘束をしても四千円ぐらい、こういうふうに聞いているんです。これではとても大変だというだけじゃ...全文を見る
○案納勝君 これで私、この問題を終わりますが、会長ね、要するに、単に今日のNHKの財政上の問題は、今回五十四年度の予算に出されましたように、事業支出をできるだけ、極力抑える。私は、七・八%に経常事業支出をことしは抑えられている、前年度比。これは、従来から見るときわめて厳しい事業支...全文を見る
○案納勝君 平野さんね、もう少し端的に。そういう答弁を聞こうと思わないんだがね。今日の放送体制は、受信料収入で全国放送を行うNHK公共放送、それから広告料収入で地域的に放送業務を行う民放の二本立てですね。これは放送法の今日までの経過かちして、国の思想統制や介入というものを、国民の...全文を見る
○案納勝君 そうすると、学問の自由と放送編集権の自由、この辺の関係については、放送法の枠の内で学問の自由、こういう形になるやにいまこれをお聞きしました。私は、これはきわめて重大な問題を含んでいると思います。いま答弁を聞きまして、平野さんも、あるいは文部省側の答弁も、期待をしている...全文を見る
○案納勝君 終わります。
○理事(案納勝君) 沢村さん、経費はどのくらいかかるかということなんですが……。
○理事(案納勝君) 片山委員ね、それは院の決定ですから、当委員会が十分に検討ができる場をつくる、十分に検討をするということで当事者の大臣、局長の答弁は無理だと思いますので、それは私の方から申し上げておいて、これで質問をとめてください。
○理事(案納勝君) いかがですか、いいですか。
03月29日第87回国会 参議院 逓信委員会 第5号
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○案納勝君 私は、ただいま承認すべきものと決定いたしました放送法第三十七条第二項の規定に基づき、承認を求めるの件に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党及び第二院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。  まず、案文を朗読いたします...全文を見る
06月05日第87回国会 参議院 逓信委員会 第9号
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○案納勝君 私は、ただいま可決されました通信・放送衛星機構法案に対し、自由民主党・自由国民会議、日本社会党、公明党、日本共産党、民社党及び第二院クラブの各派共同提案による附帯決議案を提出をいたします。  まず、案文を朗読いたします。    通信・放送衛星機構法案に対する附帯決...全文を見る
○案納勝君 それでは、私は両案につきまして質疑をいたしますが、提案理由の説明と逆に、まず最初に郵便法の関係について質問をいたします。  いまも提案理由で説明をされましたように、戦前は売りさばき手数料は省令によって定められている。それが戦後立法化をされました。それで今日に至ってい...全文を見る
○案納勝君 そこで、その点についてまた後ほどちょっと触れることにいたしまして次に進みますが、本年度の予算に郵政省は、予算上売りさばき手数料の引き上げを計上をしているようですが、その予算上に計上されている引き上げ内容というものはどういうものですか。
○案納勝君 そこで、今回の手数料の引き上げ率は全体で何%になりますか。
○案納勝君 そこで、過去の引き上げ率を見てみますと、四十六年の一月の改定が七・三%、四十九年の一月改定が八・二%、前回、五十二年の一月の改定が石油ショックの関係もあって二〇%、今回が六・四%ということになっておる。これらの引き上げについてどのような算出基準に基づいて手数料の改定と...全文を見る
○案納勝君 そうすると、毎月月受けの月額、資金の金利、売りさばき手数料あるいは経費、人件費、危険負担、こういうものを勘案してということでありますが、この基準は一定の点数制なり、何らかの基準が省の中で政令で出す場合に確立をされることになるんですか。それとも、それらの手数料やそれらは...全文を見る
○案納勝君 たとえば、物価が五%上がったから、年金みたいにその改定をするとかいう基準はないわけですね。いま言う答弁でしたら、その都度判断をする、その都度判断の基準は変わっていくというふうに受け取っていいですか。
○案納勝君 それじゃあ、ここでその算出の要素になる要素の部分について、たとえばいま言うように資金の金利、売りさばき手数料をどのぐらい見ているか、今回の六・四%の引き上げに伴うこれらについて資料として出していただけますか。
○案納勝君 後からでいいです。
○案納勝君 じゃ、次の質問に移りますが、いま何点か質問いたしましたように、今後省令の改正によって手数料の改定が行われることになるわけでありますが、そのときの政府の大臣といいますか、あるいは政府全体の意向、ここまではと思いますが、意向や政治的圧力あるいは政治的手段、たとえば選挙の前...全文を見る
○案納勝君 大臣ね、あってはならない、やってはならないということが往々にしてあるわけですね。私はきょうは議事に協力をしておりますが、本当ならば大臣に郵政将来にかけてという問題の労使問題も少し言いたいですよ。その中で、この間も大臣に言ったように、あってはならぬ、やってはならないこと...全文を見る
○案納勝君 そこでもう一回、再度お聞きします。この手数料改定については省令に任せられることになりますが、これは当然郵政審議会にかける、こういうことになるんですね。そのように理解をしてよろしゅうございますか。郵政審議会にもかけずに省令でやるということにはならぬと思いますけれども、こ...全文を見る
○案納勝君 私はちょっとそれじゃ納得できないんです。  いずれにしても、先ほど戦後法定化をされた理由、局長からの説明もありましたが、あわせて法定化をされた理由というのは、それなりにやはり切手売りさばき手数料についての法定化をせざるを得ない当時の事情もあったことは間違いない。ある...全文を見る
○案納勝君 私は、それは理由はともあれ、手数料の改定、きわめて高額のものではないと言われても、そのときの経済情勢によっては、たとえば五十二年一月の改定では二〇%、その他手数料の一定の基準の改定等についても、これらがたとえば五千円以下については手数料の料金その他の改定もこれも省令に...全文を見る
○案納勝君 大臣、私はこの辺については反対をいたします。郵政審議会に諮るべきだ、明確に申し上げておきます。
○案納勝君 私は、いまの言われた答弁にかかわらず、郵政審議会に改定のときは諮問すべきだという考えは変わりません。明確に申し上げておきます。  次に、郵便貯金法の関係につきまして、時間もありません、協力をするという立場でありますので、最近の預金者貸し付けの利用状況について簡単にお...全文を見る
○案納勝君 そこでお尋ねをしますが、今回貸付限度を現行の五十万から七十万に引き上げるということになっていますが、七十万という額はどういうことで算出をされた額ですか。
○案納勝君 この辺も後ほど少し触れるとして次へ進みますが、私は、預金者貸し付けの利用が漸次ふえてきてはいます。しかし、五十二年度に比べるときわめて五十三年度は利用者の貸し付けというのは鈍化をしといいますか、減ってきていますね。しかしながら、今日の社会的状況、要するにサラリーローン...全文を見る
○案納勝君 これは結局担保なんですね、三百万担保を置いているから仮に九割——今日では三百万担保置いても七十万しか借りられないわけだ。だからね、私はそこまで、たとえば貯金が継続できないから段階的にというよりも、もっとその辺は担保物件を置いているわけですから、九割までは必要に応じて貸...全文を見る
○案納勝君 いいよ。それで、九六%といえば前年比から鈍化をしているわけですが、その原因等をどのようにお考えになっているのか。どのように分析されているのか。
○案納勝君 私はこういうふうに理解するんです。銀行が今日ますます大衆化をしています。そして、きめの細かい預金者サービスを実施をしておる。ここに私は郵貯の伸び率の鈍化の一つの原因がある、こういうふうに見ているんです。最近銀行は預金者に対する融資の拡大を図りながら、その意味でサービス...全文を見る
○案納勝君 この程度にきょうのところとめておきます。  そこで最後に一点だけ。  五十三年の六月六日、当委員会で進学ローンを審議をしております。そのときの附帯決議は、「進学ローンの運用に当たっては、制度創設の趣旨にかんがみ、預入利率及び貸付条件について特段の考慮をはらうよう」...全文を見る
○案納勝君 そんなことないよ。積立金利が他の金利、積立貯金よりもずっと安いんじゃないですか。
○案納勝君 貸し付けでしょう。だからその関連でL3。
10月29日第88回国会 参議院 逓信委員会 閉会後第1号
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○案納勝君 私は、けさ来報告を聞いてきましたが、今回のKDDの不祥事件が相次いで報道され、その経営姿勢がいま問われていますが、しかも板野社長が、副社長を含めて辞任をされるという中で、けさ来の報告を聞いても全く実はよくわからない。KDDは、けさからも質問で明らかにされておりますが、...全文を見る
○案納勝君 先ほどの成相委員の質問に、十月二日は事件についてのある程度心証を得たと。したがって、その心証を得たが、過去の問題については違反の疑いがあるので調査中と。そこで、いまのでは同じような答弁の繰り返しである。私がお聞きしているのは、それでは十月の二日の事件の内容というのは何...全文を見る
○案納勝君 いま言われました約七十品目、約百五十数点、これについて、カフスボタンとか、あるいはコートとか、ブレザーとか、そういったものだと、こう言うんです。  もう一歩進めていきます。いますでに税関の場合、約七十品目その他については正確につかんであると思います。それについては、...全文を見る
○案納勝君 それじゃもう一回お尋ねしますが、取り調べが——私がいま聞いているのは十月二日の事件ですね。この二日の事件の取り調べが終わったらそれは提出していただけますか。
○案納勝君 それじゃ、その終わった段階での提出を次期委員会等に間に合うように要求をいたしておきます。  そこでもう一歩進んで聞きます。それじゃいままでの取り調べの中に、この過少申告は意図的だったものか、単純なミスだったのか、税関当局はどういうふうに判断をされておるのか。
○案納勝君 それもう一回聞きます。品目が多い、金額が多いということで、どういうことなんですか、意図的だと判断をしているということですか。
○案納勝君 じゃ、もう一回お聞きします。  東京税関は組織的、計画的犯行と断定をした。KDDから提出させた贈答品買い付けリスト、在庫リスト、渉外費支出決済書などから、二年間、要するに成田開港後でありますが、一億数千万円相当の装身具を海外で購入、二十回強にわたり国内に持ち込みなが...全文を見る
○案納勝君 これは新聞ですから真偽のほどはわかりません。しかし、事実関係がきわめて複雑であるし、よくわからぬので聞いているんですが、新聞で「東京税関は」と、こうきている。ということは、東京税関が、おたくの方がこういう発表をしなければ、創作を新聞社がするわけではない。私はその辺につ...全文を見る
○案納勝君 それじゃもう一回聞きます。  時間がありませんから、把握していないもの、把握しているもの、ちょっと分けて、いま私が申し上げたようなことを言ってください。  もう一回言いましょうか。把握したものとしていないもの、推測記事になっているものとそうでないものと、あなたの方...全文を見る
○案納勝君 それじゃもう一回私の方から聞きます。  外国品の買い入れは、会社の指示で行われた疑いがあるということで調べている。これが一つ。二点目は、恒常的に行われたという理解をしている。三点目は、成田開港以来二十回強で一億数千万円に総額は上る、こういう具体的な内容が実は記事の中...全文を見る
○案納勝君 これは押し問答しても意味がありませんから……。  結局、そういうことになりますと、推測の記事であれ、これらの内容についてはこれ以上は明らかにできない、こういうことでありますから、ただ、明らかになったのは、十月二日に装身具等を中心にして、いわれるところの百五十点、金額...全文を見る
○案納勝君 板野さん、恐縮ですが重ねて質問をします。  佐藤室長あるいは板野さん自身の記者会見の中で、海外出張をする際に大体一回につき一千万円ぐらい実は装身具等贈答品を購入をしてきた、こういう記事があるんです。で、今回板野前社長がモスクワに行かれて、それでお帰りになって、お帰り...全文を見る
○案納勝君 社長は知らなかったということをおっしゃいますが、たとえば従来その種の場合に、年に数回社長が出張されるときに、装身具等の贈答品を海外で調達をして帰ってくるということは従来はあったわけですね。年に数回になるのかどうか知りませんが、何回かそういうことはあったわけですね、今回...全文を見る
○案納勝君 それじゃ重ねてもう一回お尋ねしますが、社長が出張されるときに相手方に行って招待をしたりなどする諸経費は当然かかりますね。KDDは地球を相手にしている会社ですから、多くの外国高官その他のつき合いは他の企業に類を見ないほどあることは間違いありません。そのときに、私がお聞き...全文を見る
○案納勝君 それじゃ、もう簡単に聞きます。  社長みずからの指示ではなかったということは、イエスかノーかでいいですが、指示ではないと、こういうふうに理解していいですか。
○案納勝君 そうすると、亡くなられた久野村次長、新聞によりますと、ことし七月亡くなられるまで中心にやられておると。あるいは佐藤室長等が実は事実上指示をし、判断をして装身具を買っていたと、こういうことになりますね。それでいいですか。
○案納勝君 それで、もう一回重ねてお尋ねしますが、いまも関税局長から言われましたように、今回七十品目、約百五十点、千二百万円相当、大変膨大な、それも中身は、新聞紙上によりますと、私たちのうかがい知るところによると、ロンドン三越で調達した中身ぐらいしか私たちはわかりません。それを見...全文を見る
○案納勝君 いや、それは板野さん、過去二十回強、一億数千万円に上る贈答品が買われていたと。事実は、いまも関税局長もそのことについてはっきり答弁はなかったにしても、その容疑があることは認められているんですね。だとしますと、そういうものが社長室を中心に行われていたのを社長の板野さんよ...全文を見る
○案納勝君 もう一回、失礼ですが重ねてお尋ねしますが、板野前社長、おやめになったときに記者会見をされまして、あるいはその以前も、これらの贈答品については外国のお客さんに差し上げた、国内は株主もしくは大口のお得意先等に差し上げた以外にはない、こういうふうに答弁をされておられる記事を...全文を見る
○案納勝君 板野社長、事実を明らかにしたいんで実はお聞きをしているんです。  いま言われた、外国のお客さんに対する儀礼的に、あるいは円滑にするために——私はKDDほどの企業ですから他の企業に比較できないほど、先ほども言いましたように、いま日進月歩の技術革新の中で、地球を本当に相...全文を見る
○案納勝君 そうすると、板野社長、重ねてこのようにお伺いするのもあれですが、それじゃ、板野さんの御存じの分野あるいは秘書室長の知っている分野その他あるが、そういった控えや、そういったものは全くこの種に関してはないと、裏返せばそういうことなんですが、そういうふうに会社では全くそうい...全文を見る
○案納勝君 たとえば客の趣味や来歴を電算機に登録をして大がかりな接待・プレゼント作戦を行った、外国約千名、国内約四千名、こういうことを言われます。これは私も予想がつきませんが、これはそういうことに活用するためにされているんじゃないんですか。  もう一つ、重ねて違う視点から聞きま...全文を見る
○案納勝君 いずれにしても、いまの答弁を聞いていますと全く実はよくわからない、ますますわからなくなってくるんです。  私は、KDDというのは、板野さんね、毎年審査をしますから、国際的にいま何が重大な問題になっているか、あるいは日中ケーブル、東南アジアケーブルの問題や放送・通信衛...全文を見る
○案納勝君 これはわかるでしょうから、書面にして出していただきたいのです。後ほど出してください。
○案納勝君 それから古池社長に、いままでの板野前社長とのやりとりでお聞きになっておったと思いますが、要するに、社として、いま私が指摘をしましたように、膨大なと言ったら一億数千万円にも上る贈答品が、先ほどからの答弁を聞いておりますと、あなたの答弁も外国からのお客さんと、こういうこと...全文を見る
○案納勝君 それでは最後に、申しわけありませんが、あと残ったものは次回に回さしてもらうとして、郵政省にお聞きをいたします。  郵政省は、これらの事実について、一括質問しますから一括答弁してください。調査をしさいに行ったかどうか。  二点目は、この不祥事件については、監督官庁と...全文を見る
○案納勝君 大臣に、あなた自身が問われているんじゃないですか。